JPH07162426A - 遠隔制御装置のポーリング装置 - Google Patents

遠隔制御装置のポーリング装置

Info

Publication number
JPH07162426A
JPH07162426A JP5310097A JP31009793A JPH07162426A JP H07162426 A JPH07162426 A JP H07162426A JP 5310097 A JP5310097 A JP 5310097A JP 31009793 A JP31009793 A JP 31009793A JP H07162426 A JPH07162426 A JP H07162426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polling
start time
block
setting table
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5310097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazue Higuchi
和重 樋口
Akio Takahashi
章夫 高橋
Shigeo Suzuki
重雄 鈴木
Hirotaka Sasaki
弘貴 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP5310097A priority Critical patent/JPH07162426A/ja
Publication of JPH07162426A publication Critical patent/JPH07162426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信システムの各信号回線2a上の各インタ
フェース点に接続された多数の監視装置6が検出した通
信状態をポーリング手法を用いて遠隔制御装置7にて効
率的に収集する。 【構成】 複数の監視装置を複数のブロックに分割して
各ブロック毎に、該当ブロックに所属する各監視装置に
対するポーリング開始時刻を記憶するポーリング設定テ
ーブル25aと、他のポーリング要求と競合した場合に
実行待ちのポーリング要求を記憶する待ちポーリングメ
モリ25bとを設ける。そして、ポーリング処理が競合
する場合は、操作者による手動操作を最優先にして、次
にポーリング設定テーブルに設定された新しい方の開始
時刻を優先し、最後に空き時間に待ちポーリングメモリ
記憶された未実施のポーリングを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDNやパケット通信
網等の通信ネットワークの各信号回線の通信状態を監視
するネットワーク監視システムに係わり、特に各インタ
フェース点の通信状態を監視する各監視装置にて検出さ
れた各通信状態を能率的に収集する遠隔制御装置のポー
リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN(サービス総合デジタル網)や
パケット通信網等は多数かつ多重のデータを高速でかつ
能率よく伝送する通信システムである。このような通信
システムにおいては、通信ネッワーク内に組込まれたI
SDN交換機がISDN信号回線を介してユーザ宅内に
配設されたDSU(回線終端装置)に接続され、このD
SUに例えば電話機,テレックス,パーソナルコンピュ
ータ,ファクシミリ等の多数の端末が接続される。
【0003】また、通信ネットワーク内のISDN交換
機はパケット信号回線及びDCE(データ回線終端装
置)を介してDTE(パケット端末)に接続されていて
る。そして、このような構成の通信システムを新規に構
築した場合や定期的な点検保守時に、各ISDN信号回
線やパケット信号回線において、ケーブルの切断故障
や,コネクタの接触不良,また、交換機とDSUやDC
Eとの間の接続異常等のハード的障害の有無を確認する
必要がある。
【0004】さらに、伝送エラー等の回線品質は長期間
に亘って測定を行って統計的に評価する必要がある。従
来、このような試験を実施する場合には各信号回線にお
ける各装置相互間の接続点、すなわちS/T点,R点等
の各インタフェース点に監視装置を接続して、各点の通
信状態をブラウン管等によってモニタ表示して、その信
号波形又はデジタル値を分析して異常発生位置を推定し
ていた。
【0005】また、伝送エラー等を含めて異常発生を統
計的に把握するために、各インタフェース点における通
信状態をモニタし、そのモニタ情報から異常の有無を判
断して、異常があった場合にログ情報(事象発生情報)
として記憶保持するようにしている。
【0006】このように、監視装置において長期間に亘
ってログ情報を累積記憶することによって、後からこの
累積記憶されたログ情報を技術者が解析して、通信回線
の統計的な通信品質を評価できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザ宅内に
おける各インタフェース点に上述した各監視装置を設置
して、技術者が記憶保持されたログ情報を収集する手法
においてはまだ次に示すような課題があった。
【0008】すなわち、通信システム全体の通信品質を
正確に把握するためには、多くのユーザ宅内に監視装置
を配設する必要がある。したがって、多数の監視装置か
ら定期的にログ情報を収集するのに多大の労力と時間が
必要である。
【0009】このような不都合を解消するために、1台
又は複数台の遠隔制御装置をある特定の通信回線に接続
し、監視対象の通信回線又は専用の通信回線を用いて遠
隔制御装置と各監視装置とを接続する。そして、各監視
装置毎に、例えば1日のうちの真夜中の0時等の特定の
時刻に記憶保持されたログ情報を遠隔制御装置へ送信す
る。
【0010】しかし、通信システムの規模が大きくなる
と、設置する監視装置数が膨大になり、各監視装置毎に
個別にログ情報の送信時刻を設定していたのでは、遠隔
制御装置に至る信号回線上で送信情報どうしで競合を生
じ、全ての監視装置のログ情報が正しいタイミングで遠
隔制御装置に送信されない場合が多発する懸念がある。
【0011】特に、既に多数の監視装置が据付済みの監
視システムに対して、新たな監視装置を追加する場合に
は、空いてる時間帯に送信時刻を設定したり、又は全部
の監視装置の送信時刻を再編集する必要がある場合もあ
る。このような場合、各ユーザ宅に赴いて送信時刻の変
更を実施しなければならず、多大の時間と労力が必要で
ある。
【0012】さらに、このような不都合を解消するため
には、遠隔制御装置において、遠隔制御装置から各監視
装置へログ情報の送信要求を送出して各監視装置からロ
グ情報を受信する、いわゆる「ポーリング」を実施する
ことが考えられる。
【0013】しかし、前述したように、膨大な数の監視
装置が接続されていた場合は、各監視装置毎にポーリン
グ開始時刻を、実際のポーリング所要時間も含めて互い
にずらせて設定する必要があり、非常に煩雑な作業とな
る。
【0014】また、遠隔制御装置においては、予め設定
されたポーリング処理の他に、例えば重大異常が発生し
た場合や、操作者が特定の信号回線の通信状態を観察し
たい場合等においては、操作者が任意にポーリングを実
施できる機能が付加されている。
【0015】このような場合、操作者が行う手動ポーリ
ング中に予め設定された自動ポーリング開始時刻が到来
すると、この自動ポーリングは実施されないことにな
る。逆に自動ポーリング中の場合に、操作者が行う手動
ポーリングは実行されない問題が生じる。
【0016】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、多数の監視装置をブロック分けし、かつ競
合する場合はポーリング要求を一旦待ちメモリに記憶保
持することによって、たとえ競合が発生した場合であっ
ても、できるだけ設定された開始時刻に近い時刻でポー
リングを実施でき、かつ操作者が行う手動ポーリングは
最優先で実施でき、装置全体の操作性を向上できると共
に、監視システム全体の稼働率を向上できる遠隔制御装
置のポーリング装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のポーリング装置
は、通信ネットワークの信号回線上の各インタフェース
点に接続された複数の監視装置にて検出されて記憶保持
された各インタフェース点における通信状態を信号回線
を介して収集する遠隔制御装置に適用される。
【0018】そして、上記課題を解消するために、本発
明のポーリング装置においては、複数の監視装置を複数
のブロックに分割して各ブロック毎に、該当ブロックに
所属する各監視装置に対するポーリング開始時刻を記憶
するポーリング設定テーブルと、実行待ちのポーリング
要求を記憶する待ちポーリングメモリと、ポーリング設
定テーブルに記憶された開始時刻が到来すると、該当開
始時刻のブロックに対するポーリングを実行する自動ポ
ーリング実行手段と、操作部からのオペレータ指令に応
動して、指示されたブロック又は監視装置に対するポー
リングを実行する手動ポーリング実行手段と、手動ポー
リング実行期間中にポーリング設定テーブルに記憶され
た開始時刻が到来すると、この開始時刻に対応するポー
リング要求を待ちポーリングメモリに書込むポーリング
継続手段と、自動ポーリング実行期間中にポーリング設
定テーブルに記憶された他のブロックのポーリング開始
時刻が到来すると、現在実行中の自動ポーリング動作を
停止して他のブロックのポーリング開始時刻に対応する
ポーリングを実行するポーリング交代手段と、実行中の
ポーリング処理が終了すると、前記待ちポーリングメモ
リに記憶されたポーリングを実行する待ちポーリング実
行手段とを備えている。
【0019】
【作用】このように構成された遠隔制御装置のポーリン
グ装置においては、多数の監視装置を複数のブロック分
けして、各ブロック分けのポーリング開始時刻がポーリ
ング設定テーブルに設定されている。したがって、ポー
リングはブロック単位に実施される。よって、各監視装
置毎に個別にポーリング開始時刻を設定する必要がな
い。
【0020】また、操作者が操作部を介して実行する手
動ポーリングは、ポーリング設定テーブルに設定されて
いる開始時刻に基づいて開始される自動ポーリングに対
して優先度が与えられているので、異常が発生した場合
にはたとえ他の監視装置に対して自動ポーリングが実行
中であっても手動ポーリングが割込実行される。
【0021】また、自動ポーリングどうしが競合した場
合には、開始時刻が後のポーリングが優先して実施され
る。すなわち、できるだけポーリング設定テーブルに設
定されている開始時刻を順守するように動作する。
【0022】そして、手動ポーリング割込によって実行
できなかったポーリング要求は実行中のポーリング動作
が終了した時点で自動的に実行される。すなわち、操作
者による手動操作を最優先にして、次に設定された開始
時刻を優先し、最後に空き時間に未実施のポーリングが
実施される。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の遠隔制御装置のポーリング装置が組
込まれた監視システムを示すブロック図である。
【0024】多数のISDN交換機やこれら相互間を接
続する多数の信号回線等で構成された通信ネットワーク
1内の一つのISDN交換機に接続された各ISDN信
号回線2aはユーザ宅内に配設されたDSU(回線終端
装置)3aに接続されている。このDSU3aに対して
TA(端末アダプタ装置)4を介して一般加入者電話等
の端末5に接続されている。
【0025】DSU3aとTA4との間のインタフェー
ス、すなわち、S/T点のインタフェースは、基本イン
タフェース又は一次群速度インタフェースで構成されて
いる。さらにTA4と端末5との間のインタフェース、
すなわちR点のインタフェースは例えばRS−232C
等のシリアルインタフェースで構成されている。
【0026】このような基本構成を有する通信システム
におけるISDN信号回線2a上のDSU(回線終端装
置)3aとTA(端末アダプタ装置)4との間のS/T
点と、TA4と端末5との間のR点とに監視装置6が接
続されている。
【0027】このように、通信ネットワーク1に接続さ
れた各ISDN信号回線2a毎にそれぞれ監視装置6が
接続されている。この監視装置6はDSU3b及び専用
のISDN信号回線2bを介して通信ネットワーク1内
のISDN交換機に接続されている。
【0028】さらに、通信ネットワーク1のISDN交
換機に接続された他のISDN信号回線2cにはDSU
3cを介して遠隔制御装置7が接続されている。遠隔制
御装置7は例えば電話会社の管理センター内に配設され
ている。
【0029】図2はS/T点及びR点の各インタフェー
ス点の信号状態を検出する監視装置6の概略構成を示す
ブロック図である。この監視装置6はマイクロコンピュ
ータ等の一種の情報処理装置で構成されている。
【0030】システムバス8に対して、各種情報処理を
実行するCPU9、各種可変データを一時記憶するRA
M10,動作プログラム等の固定データを記憶するRO
M11,各インタフェース点にて検出された通信状態を
記憶するバッテリでバックアップされたRAM12,時
刻を計時する時計回路13,モニタ部14,通信部1
5,電源スイッチや表示ランプや異常発見ボタン等の各
種操作ボタン等が取付けられた操作部16等が接続され
ている。
【0031】通信部15は切換部18を介して監視対象
のISDN信号回線2aのS/T点に接続される接続端
子17a,17b及び専用のISDN信号回線2bに接
続された接続端子19に接続されている。
【0032】モニタ部14は前記S/T点に接続される
接続端子17a,17b及びアダプタ装置20を介して
監視対象のISDN信号回線2aのR点に接続される接
続端子21に接続される。
【0033】RAM12内には、S/T点およびR点で
検出されたモニタ情報を時系列的に発生時刻と共に記憶
するモニタ情報ファイル12aと、S/T点及びR点の
ログ情報の発生回数を記憶するログ情報メモリ12bと
が形成されている。
【0034】ログ情報メモリ12b内には、図3に示す
ように、S/T点及びR点のログ情報(事象発生情報)
の発生回数が項目別に記憶される。具体的には、「ノー
マル雑音検出」,「INFO同期はずれ」等の項目が設
定されている。
【0035】モニタ部14は、ISDN信号回線2aの
S/T点に接続される接続端子17a,17bから入力
されるS/T点の通信状態およびアダプタ装置20を経
由して入力されるR点の通信状態を監視する。具体的に
は、D,B各チャンネルにおける各レイヤ1,2,3の
プロトコル情報を監視する。
【0036】そして、通信状態が変化すると、その変化
時刻、すなわち発生時刻と共にモニタ情報ファイル12
aにモニタ情報として時系列的に書込む。モニタ情報フ
ァイル12aの記憶容量には有限であるので、モニタ情
報の書込アドレスが最終アドレスに達すると、書込アド
レスが先頭アドレスに戻る。すなわち、このモニタ情報
ファイル12aには常時最新の所定数のモニタ情報が記
憶保持されている。
【0037】さらに、モニタ部14は、検出した各レイ
ヤ1,2,3のモニタ情報(プロトコル情報)のうちの
予め定められたログ情報(事象発生情報)を検出して図
3に示すログ情報ファイル12bに記憶されたその事象
の発生回数を増額更新する。
【0038】通信部15は、監視対象のISDN信号回
線2a、又は専用のISDN信号回線2bを介して遠隔
制御装置7との間で各種の情報交換を実行する。いずれ
の伝送経路を使用するかは操作者が予め選択設定してお
く。
【0039】前記CPU9は、通信部15を介して遠隔
制御装置7からのポーリング指令を受領すると、同じく
通信部15を介してログ情報ファイル12bに記憶され
ている各ログ情報を遠隔制御装置7へ送信する。
【0040】図4は遠隔制御装置7の概略構成図であ
る。この遠隔制御装置7もパーソナルコンピュータ等の
一種の情報処理装置で構成されている。すなわち、シス
テムバス22に対して、各種処理業務を実行するCPU
23,制御プログラム等の各種固定データを記憶するR
OM24,各種可変データを記憶するRAM25,通信
部26,通信部26で受信したデータをデータファイル
27に書込むデータ収集部28,時計回路29,CRT
表示装置30aやキーボード30bで構成されたマンマ
シン機能を備えた操作部30,及びプリンタ31等が接
続されている。
【0041】通信部26は接続端子32を介してISD
N信号回線2cに接続されている。さらに通信部26は
外部のホストコンピュータ等と接続可能なRS−232
Cインタフェース規格を有した接続端子33に接続され
ている。
【0042】前記データファイル27内には、各監視装
置6から送信されたモニタ情報を記憶するモニタ情報収
集ファイルと、同じく各監視装置6から送信されたログ
情報を記憶するログ情報収集ファイルとが形成されてい
る。
【0043】前記RAM25内には、ポーリング設定テ
ーブル25aと待ちポーリリングメモリ25bとが形成
されている。ポーリング設定テーブル25a内には、図
5に示すように、この監視システムに組込まれた全ての
監視装置6を複数のブロックに分割した場合における、
各監視装置がどのブロックに所属するか、および該当ブ
ロックのポーリング開始時刻等の情報が設定されてい
る。例えば監視装置番号5の監視装置は2番のブロック
に所属し、このブロックのポーリング開始時刻は真夜中
の0時00分である事を示す。
【0044】さらに、各ブロック内における各監視装置
6に対するポーリング間隔が設定されている。すなわ
ち、図5に示すように、例えば90秒に設定されていた
場合は、ブロック2に所属する装置番号4のポーリング
開始が0時00分00秒であり、装置番号5のポーリン
グ開始時刻が90秒遅れの0時01分30秒であること
を示す。このポーリング間隔は同一ブロック内で各監視
装置6から遠隔制御装置7へログ情報等の通信状態を返
信する場合に他の監視装置6からの通信状態の返信と競
合する事を予め避けるために設けている。
【0045】そして、ポーリング設定テーブル25aの
各ブロック番号の割付け,各ポーリング開始時刻の設
定、及びポーリング間隔の設定は、操作者が操作部30
のマンマシン機能を用いて任意に設定変更可能である。
なお、当然、各ブロック相互間で同一のポーリング開始
時刻が設定されることはプログラム上で禁止されてい
る。
【0046】前記待ちポーリングメモリ25b内には、
監視装置6に対するポーリング要求が競合した場合に実
行されなかったポーリング要求が記憶される。データ収
集部28は、監視装置6からISDN信号回線2a,2
b,2cを介してモニタ情報及びログ情報を受信する
と、この受信したモニタ情報及びログ情報をデータファ
イル27へ書込む。また、必要に応じて、操作部30の
CRT表示装置30aに受信したモニタ情報及びログ情
報を表示する。
【0047】操作部30は、操作者が例えば異常発生を
発見して、ある特定のブロック又は特定の監視装置6を
指定してログ情報又はモニタ情報の送信要求、すなわち
ポーリング要求を手動で入力したり、図5に示すポーリ
ング設定テーブル25aに予めブロック番号やポーリン
グ開始時刻を設定する場合に用いられる。
【0048】前記CPU23は時計回路29からの例え
ば10ms等の微小時間ΔT毎の時間割込信号が入力さ
れると、図6及び図7に示す時間割込処理に従って各ブ
ロックに対するポーリング処理を実行するようにプログ
ラム構成されている。
【0049】図6の流れ図が開始され、P(プログラム
ステップ)1において、操作部30から操作者(オペレ
ータ)による操作が開始された場合は、ポーリング処理
の実行中である事を示す実行中フラグの状態を調べる
(P2)。実行中フラグが1の場合は、現在監視装置6
に対するポーリング処理が実行中であると判断する。そ
して、この実行中のポーリング処理を中断して、中断さ
れたポーリングの残り部分を該当ポーリング要求の開始
時刻と共に待ちポーリングメリ25bへ格納する(P
3)。そして、今回入力された操作者によるポーリング
処理を開始する(P4)。
【0050】なお、P2において、実行中フラグが1で
ない0の場合は、現在監視装置6に対するポーリング処
理は実行中でないので、実行中フラグを1に設定したの
ち、直ちにP4へ進み、今回入力された操作者によるポ
ーリング処理を開始する。
【0051】また、P5において、時計回路29の時刻
がポーリング設定テーブル25aに設定されたいずれか
の開始時刻に一致した場合は、実行中フラグの状態を調
べる(P6)。実行中フラグが1の場合は、この実行中
のポーリング処理がオペレータ操作によるものであるか
否かを調べる(P7)。オペレータ操作の場合は、今回
のポーリング要求を実行せずに、待ちポーリングメモリ
25bへ格納する(P8)。なお、待ちポーリングメモ
リ25bに3個以上のポーリング要求が格納されると、
最も古い開始時刻のポーリング要求をキャンセル(削
除)する。
【0052】P7において、実行中のポーリング処理が
オペレータ操作でなくて、ポーリング設定テーブル25
aに設定された開始時刻に起因する通常のポーリング処
理の場合は、現在実行中のポーリング処理を中断して、
中断されたポーリングの残り部分を該当ポーリング要求
の開始時刻と共に待ちポーリングメリ25bへ格納する
(P9)。そして、今回ポーリング設定テーブル25a
から読出された通常のポーリング処理を開始する(P1
0)。
【0053】すなわち、該当開始時刻に対応するブロッ
クに所属する各監視装置6に対して指定された90秒等
の間隔で情報の送信指令を送信して、データ収集部28
において、各監視装置6からのログ情報等を受信してデ
ータファイル27に書込む。
【0054】なお、P6において、実行中フラグが0の
場合は、現在監視装置6に対するポーリング処理は実行
中でないので、実行中フラグを1に設定したのち、直ち
に今回ポーリング設定テーブル25aから読出された通
常のポーリング処理を開始する(P11)。
【0055】さらに、図7のP12において、操作者に
よる手動ポーリング処理又はポーリング設定テーブル2
5aに設定された開始時刻による自動ポーリング処理が
終了すると、待ちポーリングメモリ25bに未実施のポ
ーリング要求が存在するか否かを調べる(P13)。存
在すれば、最も新しい開始時刻のポーリング要求を読出
して(P14)、この読出した未実施のポーリング要求
に対するポリーング処理を開始する(P15)。
【0056】なお、P13において、待ちポーリングメ
モリ25bに未実施のポーリング要求が記憶されていな
ければ、実行中フラグを0に解除したのち、時間割込処
理を終了する。
【0057】また、図示しないが、このCPU23はポ
ーリング設定テーブル25aに設定された各ブロックの
開始時刻が到来する例えば5分前にCRT表示装置30
aにポーリング予告表示を行う。
【0058】このように構成された遠隔制御装置のポー
リング装置の動作を図8(a)〜(d)のタイムチャー
トを用いて説明する。図8(a)はポーリング設定テー
ブル25aにおいて、例えばブロックB1の開始時刻と
ブロックB2の開始時刻とが接近しすぎて、ブロックB
1のポーリング処理が終了しないうちにブロックB2の
開始時刻が到来した場合を示す。
【0059】この場合、ブロックB2の開始時刻が到来
した時に、ブロックB1のポーリング処理が中断され
て、ブロックB2のポーリング処理が開始される。図8
(b)はポーリング設定テーブル25aに設定された開
始時刻に従ってブロックB1のポーリング処理が実行中
にオペレータ操作による手動ポーリング処理が割込んだ
場合で、かつ手動ポーリング処理が終了しないうちに次
のブロックB2の開始時刻が到来した場合を示す。
【0060】この場合、ブロックB1の未実施の残り部
分及びブロックB2のポーリング要求は待ちポーリング
メモリに記憶される。そして、手動ポーリング処理が終
了した時点で、開始時刻が新しいブロックB2のポーリ
ング処理が開始される。この場合、開始時刻が古いブロ
ックB1の残り部分のポーリング処理は実施されない。
【0061】図8(c)はポーリング設定テーブル25
aに設定された開始時刻に従ってブロックB1のポーリ
ング処理が実行中にオペレータ操作による手動ポーリン
グ処理が割込んだ場合で、かつ手動ポーリング処理が終
了しないうちに次のブロックB2の開始時刻及びその次
のブロックB3の開始時刻が到来した場合を示す。さら
に、手動ポーリング処理の終了時刻とさらに次のブロッ
クB4の開始時刻との間の時間が短い場合を示す。
【0062】この場合、手動ポーリング処理が終了する
と、未実施のポーリング要求のうちの最も新しい開始時
刻のブロックB3のポーリング処理が開始される。そし
て、他のブロックB1,B2のポーリング要求はキャン
セルされる。しかし、このブロックB3のポーリング処
理が終了しないうちに、ブロックB4の開始時刻が到来
する。よって、図8(a)の条件が適用されて、ブロッ
クB4のポーリング処理が開始され、ブロックB3のポ
ーリング処理は停止される。
【0063】図8(d)はポーリング設定テーブル25
aに設定された開始時刻に従ってブロックB1のポーリ
ング処理が実行中にオペレータ操作による手動ポーリン
グ処理が割込んだ場合で、かつ手動ポーリング処理の終
了時刻と次のブロックB2の開始時刻との間の時間が短
い場合を示す。
【0064】この場合、手動ポーリング処理が終了する
と、ブロックB1の残りのポーリング処理が開始され
る。しかし、この残りのポーリング処理が終了しないう
ちに、ブロックB2の開始時刻が到来する。よって、図
8(a)の条件が適用されて、ブロックB2のポーリン
グ処理が開始され、ブロックB1の残りのポーリング処
理は停止される。すなわち、ブロックB1のポーリング
処理は2つに分割されて実行されるが、2つに分割して
も実行されない残り部分はキャンセルされる。
【0065】このように構成された遠隔制御装置のポー
リング装置によれば、操作者は遠隔制御装置7における
ポーリング設定テーブル25aに、各監視装置6がどの
ブロックに所属するかを割付て、各ブロック毎にポーリ
ング開始時刻を割付ける操作を実施するのみで、自動的
に各監視装置6に対する個々のポーリング処理が実施さ
れる。この場合、同一ブロックに所属する各監視装置相
互間のポーリング間隔は一律に自動的に設定される。
【0066】したがって、各監視装置6毎に個々にポー
リング開始時刻を設定する場合に比較して、開始時刻の
設定作業能率を大幅に向上できる。さらに、各監視装置
6相互間で遠隔制御装置7へ送信する送信情報が信号回
線上で競合することが極力防止される。
【0067】さらに、たとえポーリング設定テーブル2
5aにおいて、ブロック相互間のポーリング開始時刻が
接近しすぎた場合があったとしも、現在時刻に近い開始
時刻のポーリングが優先して実行される。したがって、
遠隔制御装置7には極力ポーリング設定テーブル25a
設定された時刻におけるログ情報又はモニタ情報を収集
できる。
【0068】また、自動ポーリング実行中に操作者によ
るポリーング要求が入力されると、この手動ポーリング
処理を即座に実行するようにしている。また、そのとき
中断されたポーリング要求は手動ポーリング処理終了後
に実行される。
【0069】したがって、重大異常が発生した場合にお
ける原因究明や対策が迅速に実施できる。また、この場
合においても、手動ポーリング処理終了後において、未
実施のポーリング要求のうち新しい開始時刻のポーリン
グ要求が優先して実施されるので、極力ポーリング設定
テーブル25a設定された時刻におけるログ情報又はモ
ニタ情報を収集できる。
【0070】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。図6の流れ図において、自動ポーリン
グ処理どうしが競合した場合は、P9において、中断し
たポーリング要求を待ちポーリングメモリ25bへ格納
するようにしたが、中断したポーリング要求をキャンセ
ルして、待ちポーリングメモリ25bへの格納を中止し
てもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遠隔制御装
置のポーリング装置においては、多数の監視装置をブロ
ック分けし、かつ手動ポーリングと競合する場合はポー
リング要求を一旦待ちメモリに記憶保持している。した
がって、たとえ競合が発生した場合であっても、できる
だけ設定された開始時刻に近い時刻でポーリングを実施
でき、かつ操作者が行う手動ポーリングは最優先で実施
でき、装置全体の操作性を向上できると共に、ネットワ
ーク監視システム全体の稼働率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる遠隔制御装置のポ
ーリング装置が組込まれた監視システムを示すブロック
図。
【図2】 同監視システムの監視装置の概略構成を示す
ブロック図。
【図3】 同監視装置のログ情報ファイルの構成を示す
図。
【図4】 同監視システムの遠隔制御装置の概略構成を
示すブロック図。
【図5】 同遠隔制御装置のポーリング設定テーブルの
構成を示す図。
【図6】 同遠隔制御装置に組込まれたポーリング装置
の動作を示す流れ図。
【図7】 同じく同ポーリング装置の動作を示す流れ
図。
【図8】 同ポーリング装置の動作を示すタイムチャー
ト。
【符号の説明】
1…通信ネットワーク、2a〜2c…ISDN信号回
線、3a,3b,3c…DSU、4…TA、5…端末、
6…監視装置、7…遠隔制御装置、12a…モニタ情報
ファイル、12b…ログ情報ファイル、14…モニタ
部、15,26…通信部、25a…ポーリング設定テー
ブル、25b…待ちポーリングメモリ、27…データフ
ァイル、28…データ収集部、13,29…時計回路、
30…操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 重雄 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 佐々木 弘貴 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークの信号回線上の各イン
    タフェース点に接続された複数の監視装置(6) にて検出
    されて記憶保持された前記各インタフェース点における
    通信状態を信号回線を介して収集する遠隔制御装置(7)
    のポーリング装置において、 前記複数の監視装置を複数のブロックに分割して各ブロ
    ック毎に、該当ブロックに所属する各監視装置に対する
    前記記憶保持された通信状態に対するポーリング開始時
    刻を記憶するポーリング設定テーブル(25a) と、 実行待ちのポーリング要求を記憶する待ちポーリングメ
    モリ(25b) と、 前記ポーリング設定テーブルに記憶された開始時刻が到
    来すると、該当開始時刻のブロックに対するポーリング
    を実行する自動ポーリング実行手段(P11) と、 操作部からのオペレータ指令に応動して、指示されたブ
    ロック又は監視装置にに対するポーリングを実行する手
    動ポーリング実行手段(P4)と、 前記手動ポーリング実行期間中に前記ポーリング設定テ
    ーブルに記憶された開始時刻が到来すると、この開始時
    刻に対応するポーリング要求を前記待ちポーリングメモ
    リに書込むポーリング継続手段(P7,P8) と、 前記自動ポーリング実行期間中に前記ポーリング設定テ
    ーブルに記憶された他の開始時刻が到来すると、現在実
    行中の自動ポーリング動作を停止して前記他の開始時刻
    に対応するポーリングを実行するポーリング交代手段(P
    7,P10)と、 実行中のポーリング処理が終了すると、前記待ちポーリ
    ングメモリに記憶されたポーリングを実行する待ちポー
    リング実行手段(P14,P15) とを備えたことを特徴とする
    遠隔制御装置のポーリング装置。
JP5310097A 1993-12-10 1993-12-10 遠隔制御装置のポーリング装置 Pending JPH07162426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5310097A JPH07162426A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 遠隔制御装置のポーリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5310097A JPH07162426A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 遠隔制御装置のポーリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07162426A true JPH07162426A (ja) 1995-06-23

Family

ID=18001153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5310097A Pending JPH07162426A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 遠隔制御装置のポーリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07162426A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344364A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 自動/手動併用アクセス制御回路
JP2007037014A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ポーリング信号の競合制御方法および競合制御プログラム
JP2018182567A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社東芝 監視システム、監視装置及び監視方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002344364A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 自動/手動併用アクセス制御回路
JP2007037014A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ポーリング信号の競合制御方法および競合制御プログラム
JP2018182567A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 株式会社東芝 監視システム、監視装置及び監視方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6775238B1 (en) Image forming device management system and method
US5583793A (en) Communication server for communicating with a remote device
JPH08242229A (ja) ネットワーク監視における状態整合処理システム
US6173339B1 (en) System for monitoring execution of commands from a host for shared I/O devices by setting a time-out period based on control parameters sent by the host
US20010010717A1 (en) Traffic data collection technique
JPH0850555A (ja) 障害解析装置及び障害検出装置
JPH07162426A (ja) 遠隔制御装置のポーリング装置
JP2959943B2 (ja) ネットワーク監視システムの情報検索装置
JPH06236299A (ja) システム監視方法及び監視装置
JP2921488B2 (ja) 監視制御装置
JPH07162424A (ja) ネットワーク監視システムのプログラムロード方法
JP2001265623A (ja) 監視装置
JPH07162427A (ja) ネットワーク監視システム
JP2867922B2 (ja) ポーリング方式
JP2959940B2 (ja) ネットワーク監視システム
JPH09130414A (ja) ネットワークにおけるアラーム管理方式
KR100439370B1 (ko) 통합 액세스 장비의 유-링크 장애 처리 방법 및 시스템
JPH07162423A (ja) ネットワーク監視システムの遠隔制御装置
JP3383752B2 (ja) ビル遠隔監視装置
JP3753496B2 (ja) データ通信交換システムにおける障害検出装置及び方法
JPH07177200A (ja) ネットワーク管理方法及びその装置
JPH04332227A (ja) 障害情報通報先制御方式
KR940001701B1 (ko) 전전자 교환기 운용명령어 수행상태 감시방법
KR0157963B1 (ko) 엘리베이터의 군관리 제어장치
JPH10126860A (ja) 遠隔監視装置のデータ収集方法