JPH07131386A - 棟内共聴システム用レベル調整器 - Google Patents

棟内共聴システム用レベル調整器

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JPH07131386A
JPH07131386A JP5293808A JP29380893A JPH07131386A JP H07131386 A JPH07131386 A JP H07131386A JP 5293808 A JP5293808 A JP 5293808A JP 29380893 A JP29380893 A JP 29380893A JP H07131386 A JPH07131386 A JP H07131386A
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JP
Japan
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equalizer
type
circuit
transmission band
signal
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JP5293808A
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Inventor
Kazuo Enohara
一夫 榎原
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビル内に引き込まれるCATV信号の周波数
特性とレベルを調整して、ビルに設置してあるアンテナ
からのUHF及びBS−IF信号と混合することによ
り、ビル内共聴システムのレベル設計を容易にするこ
と。 【構成】 入力端子19に入力され、分波器11で分波
されたCATV信号はイコライザEQにより周波数信号
が可変されると共に、そのアッテネータ機能により所定
レベルに調整される。そして、このCATV信号は混合
器18によりUHF・BS−IF信号と混合されて出力
端子20から出力されて、ビル内共聴システムに供給さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棟内に引き込まれたU
HFやBS−IF等のテレビ信号とCATV信号とのレ
ベル調整器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】受信困難な地域の難視聴対策、及び自主
放送あるいは中央演算装置(CPU)との接続による情
報提供等の多チャンネルに渡る信号を同軸ケーブル等の
広帯域伝送路を使用して伝送し、伝送されたテレビ信号
などを加入者端末に分配するCATVシステムの設置が
各地で進められている。このCATVシステムに加入し
ているビル等にあっては、CATVシステムからの信号
を引き込んでUHF放送及びBS放送と共に、ビル内に
分配しているが、BS放送アンテナやUHFアンテナ
は、通常、ビルに予め設置されているため、CATVの
信号レベルとUHF放送及びBS放送のレベルとを所定
のレベルに設定した後で混合し、ビル内に分配する必要
がある。
【0003】このようなシステムの概要を図17を参照
しながら説明する。この図において、幹線101,幹線
分岐増幅器(TBA)102,分岐幹線103及び保安
器104によりCATVシステムの一部が構成されてお
り、伝送されるCATV信号はTBA102により増幅
されると共に、周波数特性が調整されている。そして、
このCATV信号は分岐幹線103に設けられた保安器
104を介してビル内に引き込まれている。この引き込
まれたCATV信号はビル内共聴システムの混合器10
8に入力されている。一方、ビルに設置されたBSアン
テナ105からのBS−IF信号と、UHFアンテナ1
06からのUHF信号はビル内に引き込まれて、BS−
IF・UHF増幅器107により増幅された後、混合器
108に入力されている。そして、混合器108からの
信号は分配器109により分配され、それぞれ複数直列
に接続されている直列ユニット110に供給されてい
る。この直列ユニット110にはそれぞれ受信機が接続
されて、CATV信号及びUHF,BS−IF信号を受
信するようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、直列ユニッ
ト110に接続された受信機に入力される各信号のレベ
ルは適正レベルにする必要があるが、ビル内に布設した
ケーブルのロスは概略周波数の平方根に比例して増加す
る同軸ケーブルとされているため、周波数帯域の異なる
CATV信号,UHF放送,BS放送がそれぞれ受ける
ケーブルロスは異なる値とされる。更に、それぞれの信
号の帯域は広いためそれぞれの信号の帯域内においても
ケーブルロス特性は傾きを持つようになる。このため、
それぞれの信号のレベルを調整して直列ユニット110
よりの出力レベルを適正なレベルにするためのシステム
全体のレベル設計が難しいという問題点があった。
【0005】そこで、本発明はビル内共聴システムの入
力側に、入力信号の周波数特性の傾斜を調整できると共
に、レベル調整もできるレベル調整器を設けることによ
り、直列ユニットから適正レベルの出力を得ることを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレベル調整器はCATV信号の周波数特性
の傾斜を調整できると共に、そのレベル調整もできるイ
コライザと、このイコライザによりCATV信号の周波
数特性及びレベルの調整を行った後、UHFやBS−I
F等の他のテレビ信号と混合する混合器とを少なくとも
備えるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、レベル調整器によりCATV
信号の周波数特性を可変することができると共に、アッ
テネータとしても用いることができるため、棟内共聴シ
ステム全体のレベル設計を容易に行えるようになる。
【0008】
【実施例】本発明のレベル調整器を設けたビル内共聴シ
ステムを図1に示す。この図において、幹線1,幹線分
岐増幅器(TBA)2,分岐幹線3及び保安器4により
CATVシステムの一部が構成されており、幹線1を介
して伝送されるCATV信号はところどころに挿入され
たTBA2により増幅されると共に、周波数特性が調整
されている。そして、このCATV信号は分岐幹線3に
設けられた保安器4を介してビル内に引き込まれてい
る。この引き込まれたCATV信号はビル内共聴システ
ムのレベル調整器8に入力されている。一方、ビルに設
置されたBSアンテナ5からのBS−IF信号と、UH
Fアンテナ6からのUHF信号はビル内に引き込まれ
て、BS−IF・UHF増幅器7により増幅された後、
レベル調整器8に入力されている。
【0009】そして、レベル調整器8からの信号は分配
器9により分配され、それぞれ複数直列に接続されてい
る直列ユニット10に接続されている。この直列ユニッ
ト10にはそれぞれ受信機が接続されてCATV信号及
びUHF,BS−IF信号を受信できるようにされてい
る。上記レベル調整器8はCATV信号の周波数特性及
びレベルを調整できるようにされており、そのブロック
図の一例を図2に示す。この図に示すものは、CATV
信号とUHF・BS−IF信号とが混合されてレベル調
整器8に入力された場合のレベル調整器8のブロック図
を示しており、入力端子19に入力されたCATV信号
は分波器11により分波されてライン13に出力され、
入力端子19に入力されたUHF・BS−IF信号は分
波器11により分波されてライン12に出力される。
【0010】分波されたCATV信号はイコライザ回路
14〜17からなるイコライザEQに供給されて、その
周波数特性及びレベルが調整される。このイコライザ回
路14〜17の詳細は後述するが、イコライザEQは、
伝送帯域の高域で固定され、伝送帯域全体における通過
ロスに左下がりの傾斜を与えるタイプAの第1,第2ス
イッチ付きイコライザ14,15と、伝送帯域の低域で
固定され、伝送帯域全体における通過ロスに右下がりの
傾斜を与えるタイプBの第1,第2スイッチ付きイコラ
イザ16,17とにより構成されている。
【0011】そして、例えばタイプAの第1スイッチ付
きイコライザ14及びタイプBの第1スイッチ付きイコ
ライザ16の周波数特性は傾斜の方向は互いに逆である
が、−2dBの傾斜を伝送帯域内で有しており、タイプ
Aの第2スイッチ付きイコライザ15及びタイプBの第
2スイッチ付きイコライザ17の周波数特性は傾斜の方
向は互いに逆であるが、−4dBの傾斜を伝送帯域内で
有している。さらに、それぞれのイコライザ14〜17
に設けられているスイッチはそのイコライザをライン1
3内に挿入するか、そのイコライザをスルーさせるかの
選択を行えるものである。
【0012】そこで、各イコライザ14〜17に設けら
れているスイッチを組合わせて切換えることにより、フ
ラットな周波数特性を含む種々の周波数特性とすること
ができるため、CATV信号の周波数特性を可変できる
と共に、アッテネータとしても用いることができる。そ
して、このイコライザEQよりのCATV信号を混合器
18の一方の端子に供給し、他方の端子にUHF・BS
−IF信号をそのまま供給することにより、両信号を混
合して出力端子20から出力している。
【0013】次に、図3に他のレベル調整器を示すが、
この例はCATV信号とUHF・BS−IF信号とがそ
れぞれ異なる入力端子からレベル調整器に入力される場
合の例である。このレベル調整器においては、図示する
ようにCATV信号は入力端子22に入力されており、
入力されたCATV信号はイコライザ14〜17からな
る図2に示すイコライザEQと同一のイコライザEQに
より、その周波数特性が可変されると共に、アッテネー
タ機能によりレベル調整もされている。そして、このイ
コライザEQよりのCATV信号が混合器18の一方の
端子に供給され、入力端子21に入力されたUHF・B
S−IF信号はそのまま混合器18に入力されて、CA
TV信号と混合されて出力端子20から出力されてい
る。
【0014】また、図4にさらに他のレベル調整器を示
すが、この例はCATV信号とUHF・BS−IF信号
とが異なる入力端子からレベル調整器に入力される場合
と、CATV信号とUHF・BS−IF信号とが混合さ
れてレベル調整器に入力される場合とに対応できるよう
にしたレベル調整器のブロック図を示している。この図
において、CATV信号が入力端子19に入力され、U
HF・BS−IF信号が入力端子21に入力された場合
は、スライドスイッチ23を図示する位置に切換える。
すると、入力端子19に入力されたCATV信号は分波
器11によりライン13に分波され、図2に示すイコラ
イザEQと同一の構成のイコライザEQに供給される。
一方、分波器11のもう一つの出力にはライン12が接
続され、このライン12はスライドスイッチ23に接続
されるが、スライドスイッチ23が図示するように切換
えられているため、このライン12はダミー抵抗24で
終端される。
【0015】一方、UHF・BS−IF信号は入力端子
21に入力されるが、この信号は図示する位置に切り替
えられているスライドスイッチ23を介して、混合器1
8の一方の入力端子に供給され、この混合器18の他方
の入力端子に供給された、イコライザ14〜17からな
る図2に示すイコライザEQと同一のイコライザEQに
より、その周波数特性が可変されると共に、アッテネー
タ機能によりレベル調整がされたCATV信号と混合さ
れて、混合器18から出力される。また、入力端子19
にCATV信号とUHF・BS−IF信号とが混合され
て入力された時は、スライドスイッチ23を図示する位
置とは反対側に切り替える。すると、入力端子19に入
力されたCATV信号は分波器11により分波されてラ
イン13に出力され、入力端子19に入力されたUHF
・BS−IF信号は分波器11により分波されてライン
12に出力されるようになる。
【0016】この分波器11により分波されたCATV
信号は、イコライザ回路14〜17からなるイコライザ
EQに供給されて、その周波数特性が可変されると共
に、アッテネータ機能によりレベル調整がされ、混合器
18の一方の入力端子に供給される。また、分波器11
により分波されたUHF・BS−IF信号はスライドス
イッチ23をそのまま通過して混合器18の他方の入力
端子に供給され、CATV信号と混合されて出力端子2
0から出力される。
【0017】以上説明したレベル調整器により周波数特
性が可変されると共に、そのアッテネータ機能によりレ
ベル調整がされたCATV信号と、UHF・BS−IF
信号との混合された信号はビル内共聴システムに供給さ
れて、分配器により分配されて各室に供給されるように
される。この場合、CATV信号とUHF・BS−IF
信号とのレベルは所定レベルに設定されているため、ビ
ル内共聴システム全体のレベル設計を容易に設定するこ
とができるようになる。
【0018】次に、イコライザEQの回路を以下に説明
する。図5に、イコライザEQを構成するタイプAおよ
びタイプBのイコライザ14〜17の回路を示す。この
図において、タイプAスイッチ付きイコライザ14は、
伝送帯域全体に渡り信号をスルーさせるスルー回路14
−1と、伝送帯域の低域の周波数f1における通過ロス
が−2dB、高域の周波数f2における通過ロスが0d
Bの左下がりの周波数特性を有するタイプAの第1イコ
ライザ回路14−2と、スルー回路14−1あるいはタ
イプAの第1イコライザ回路14−2を選択するスイッ
チ14−3から構成されている。そして、このスイッチ
14−3を図示する位置に切換えると、接点a1,接点
a2がスルー回路14−1側に接続され、入力端子IN
に入力された信号はスルー回路14−1を通過してその
まま入力されるようになる。
【0019】また、スイッチ14−3を逆側に切換えて
接点a1と接点a2とをタイプAの第1イコライザ回路
14−2側に接続すると、入力端子INに入力された信
号は、イコライザ回路14−2により、低域の周波数f
1における通過ロスが−2dB、高域の周波数f2にお
ける通過ロスが0dBの左下がりの傾斜の周波数特性が
付与されて出力されるようになる。そして、スルー回路
14−1はリード線を用いてスイッチ14−3の端子間
を接続することにより構成されており、イコライザ回路
14−2は入力・出力間に接続された抵抗R1と、この
抵抗R1に並列に接続された抵抗R2,R3の直列回路
とコンデンサC1、及び抵抗R2と抵抗R3の接続点に
一端が接続され、他端がコンデンサC2とインダクタL
1の並列回路に接続された抵抗R4とにより構成されて
いる。
【0020】また、タイプAスイッチ付きイコライザ1
5は、伝送帯域全体に渡り信号をスルーさせるスルー回
路15−1と、低域の周波数f1における通過ロスが−
4dB、高域の周波数f2における通過ロスが0dBの
左下がりの周波数特性を有するタイプAの第2イコライ
ザ回路15−2と、スルー回路15−1あるいはタイプ
Aの第2イコライザ回路15−2を選択するスイッチ1
5−3から構成されている。そして、このスイッチ15
−3を図示する位置に切換えると、接点a3,接点a4
がスルー回路15−1側に接続され、入力された信号は
スルー回路15−1を通過してそのまま出力されるよう
になる。また、スイッチ15−3を逆側に切換えて接点
a3と接点a4とをタイプAの第2イコライザ回路15
−2側に接続すると、入力INに入力された信号に、イ
コライザ回路15−2により、低域の周波数f1におけ
る通過ロスが−4dB、高域の周波数f2における通過
ロスが0dBの左下がりの傾斜の周波数特性が付与され
て出力されるようになる。
【0021】なお、イコライザ15を構成しているスル
ー回路15−1とタイプAの第2イコライザ回路15−
2はイコライザ14のスルー回路14−1とタイプAの
第1イコライザ14−2と同様の回路で構成されてお
り、タイプAの第2イコライザを構成する抵抗R5〜R
8,コンデンサC3,C4及びインダクタL2の定数が
異なる点で相違するだけである。 以上のように、タイ
プAスイッチ付きイコライザ14,15は構成されてい
るため、スイッチ14−3,スイッチ15−3とを組合
わせて切換えることにより、低域の周波数f1における
通過ロスを0dB,−2dB,−4dB及び−6dBと
することができるようになる。この様子を図7に示す。
【0022】この図において、aはスルー回路14−
1,15−1の周波数特性であり0dBフラットな特性
となっている。また、bはイコライザ回路14−2の特
性であり低域の周波数f1における通過ロスが−2dB
とされている。さらに、cはイコライザ回路15−2の
周波数特性であり低域の周波数f1における通過ロスが
−4dBとされている。そして、dに示す周波数特性は
イコライザ回路14−2とイコライザ回路15−2とを
共に通過させた時の周波数特性であり、低域の周波数f
1における通過ロスが加算されて−6dBとされてい
る。
【0023】次に、イコライザ16は、伝送帯域全体に
渡り信号をスルーさせるスルー回路16−1と、低域の
周波数f1における通過ロスが0dB、高域の周波数f
2における通過ロスが−2dBの右下がりの周波数特性
を有するタイプBの第1イコライザ回路16−2と、ス
ルー回路16−1あるいはタイプBの第1イコライザ回
路16−2のいずれかを選択するスイッチ16−3から
構成されている。そして、このスイッチ16−3を図示
する位置に切換えると、接点a5と接点a6とがスルー
回路16−1側に接続され、入力された信号はスルー回
路16−1を通過してそのまま出力されるようになる。
また、スイッチ16−3を切換えて接点a5と接点a6
とをタイプBの第1イコライザ回路16−2側に接続す
ると、入力された信号は、タイプBの第1イコライザ回
路16−2により、低域の周波数f1における通過ロス
が0dB、高域の周波数f2における通過ロスが−2d
Bの右下がりの傾斜の周波数特性が信号に付与されて出
力されるようになる。
【0024】そして、スルー回路16−1はリード線を
用いてスイッチ16−3の端子間を接続することにより
構成されており、イコライザ回路16−2は入力出力間
に接続された抵抗R9と、この抵抗R9に並列に接続さ
れた抵抗R10,R11の直列回路とインダクタL3、
及び抵抗R10と抵抗R11の接続点に一端が接続さ
れ、他端がコンデンサC5とインダクタL4の並列回路
に接続された抵抗R12とにより構成されている。
【0025】また、イコライザ17は、伝送帯域全体に
渡り信号をスルーさせるスルー回路17−1と、低域の
周波数f1における通過ロスが0dB、高域の周波数f
2における通過ロスが−4dBの右下がりの周波数特性
を有するタイプBの第2イコライザ回路17−2と、ス
ルー回路17−1あるいはタイプBの第2イコライザ回
路17−2のいずれかを選択するスイッチ17−3から
構成されている。そして、このスイッチ17−3を図示
する位置に切換えると、接点a7と接点a8とがスルー
回路17−1側に接続され、入力された信号はスルー回
路17−1を通過してそのまま出力されるようになる。
【0026】また、スイッチ17−3を切換えて接点a
7と接点a8とをタイプBの第2イコライザ回路17−
2側に接続すると、入力された信号は、タイプBの第2
イコライザ回路17−2により、低域の周波数f1にお
ける通過ロスが0dB、高域の周波数f2における通過
ロスが−4dBの右下がりの傾斜の周波数特性が信号に
付与されて出力されるようになる。従って、イコライザ
16とイコライザ17とのスイッチ16−3,スイッチ
17−3とを組合わせて切換えることにより、高域の周
波数f2における通過ロスを0dB,−2dB,−4d
B及び−6dBとすることができるようになる。この様
子を図8に示す。
【0027】この図において、aはスルー回路16−
1,17−1の周波数特性であり0dBフラットな特性
となっている。また、bはイコライザ16−2の特性で
あり高域の周波数f2における通過ロスが−2dBとさ
れている。さらに、cはイコライザ17−2の周波数特
性であり高域の周波数f2における通過ロスが−4dB
とされている。そして、dに示す周波数特性はイコライ
ザ16−2とイコライザ17−2とを共に通過させた時
の周波数特性であり、高域の周波数f2における通過ロ
スが加算されて−6dBとされている。
【0028】なお、図7及び図8において三角印1で示
された低域の周波数f1は、例えば70MHzとされて
おり、三角印2で示された高域の周波数f2は、例えば
300MHzとされている。図5に示すイコライザ14
〜17は上記のように構成されているため、イコライザ
14〜17にそれぞれ設けられているスイッチ14−3
〜17−3を組合わせて切換えることにより15通りの
周波数特性を達成することができる。その内のフラット
な周波数特性だけを図9に示すが、この図のaは−2d
Bのフラットな周波数特性であり、スイッチ14−3を
イコライザ回路14−2側に切換え、スイッチ16−3
をイコライザ回路16−2側に切換え、スイッチ15−
3をスルー回路15−1側に切換え、スイッチ17−3
をスルー回路17−1側へ切換えた時の特性であり、−
2dBのアッテネータとなることが分かる。
【0029】また、同図bは、スイッチ15−3をイコ
ライザ回路15−2側に切換え、スイッチ17−3をイ
コライザ回路17−2側に切換え、スイッチ14−3を
スルー回路14−1側に切換え、スイッチ16−3をス
ルー回路16−1側へ切換えた時の特性であり、−4d
Bのアッテネータとなることが分かる。さらに、同図c
は、スイッチ14−3をイコライザ回路14−2側に切
換え、スイッチ15−3をイコライザ回路15−2側に
切換え、スイッチ16−3をイコライザ回路16−2側
に切換え、スイッチ17−3をイコライザ回路17−2
側へ切換えた時の特性であり、−6dBのアッテネータ
となることが分かる。
【0030】このように、図5に示すイコライザEQに
よればイコライザとして種々の周波数特性を補償できる
と共に、アッテネータとして信号を減衰することができ
るため、ケーブルの長さに応じた周波数及びレベル調整
を行うことができるようになる。なお、図7ないし図9
に示した周波数特性及び伝送帯域周波数は、一例であっ
て所望の周波数特性及び伝送帯域周波数に設定しても良
いことは云うまでもない。
【0031】次に、レベル調整器の他の実施例を図6に
示す。この図に示すレベル調整器は、スライドスイッチ
により2つのイコライザ回路とスルー回路とを切換える
ようにしたものである。この図において、1段目は、タ
イプAスイッチ付きイコライザ回路30と、タイプBの
イコライザ回路32と、スライドスイッチ36と、スル
ー回路34とから構成され、この1段目に縦続接続され
た2段目はタイプAのイコライザ回路31と、タイプB
のイコライザ回路33と、スライドスイッチ37と、ス
ルー回路35とから構成されている。この場合、例えば
イコライザ回路30は伝送帯域の高域の周波数f2にお
ける通過ロスが0dB、低域の周波数f1における通過
ロスが−4dBの左下がりの周波数特性とされており、
イコライザ回路32は伝送帯域の低域の周波数f1にお
ける通過ロスが0dB、高域の周波数f2における通過
ロスが−2dBの右下がりの周波数特性とされている。
【0032】さらに、例えばイコライザ回路31は伝送
帯域の高域の周波数f2における通過ロスが0dB、低
域の周波数f1における通過ロスが−2dBの左下がり
の周波数特性とされており、イコライザ回路33は伝送
帯域の低域の周波数f1における通過ロスが0dB、高
域の周波数f2における通過ロスが−4dBの右下がり
の周波数特性とされている。そして、1段目のスライド
スイッチ36を図示する位置に切換えると、接点bと接
点dが接触すると共に、接点gと接点iとが接触するこ
とにより、入力端子INに入力された信号はスルー回路
34を通過してそのまま出力されるようになる。また、
スライドスイッチ36を切換えて接点aと接点cとを接
触させると共に、接点fと接点hとを接触させると、入
力端子INに入力された信号は、イコライザ回路32に
より、低域の周波数f1における通過ロスが0dB、高
域の周波数f2における通過ロスが−2dBの右下がり
の傾斜の周波数特性が信号に付与されて出力されるよう
になる。
【0033】また、スライドスイッチ36を切換えて接
点cと接点eとを接触させると共に、接点hと接点jと
を接触させると、入力端子INに入力された信号は、イ
コライザ回路30により、高域の周波数f2における通
過ロスが0dB、低域の周波数f1における通過ロスが
−4dBの左下がりの傾斜の周波数特性が信号に付与さ
れて出力されるようになる。さらに、2段目のスライド
スイッチ37を図示する位置に切換えると、接点bと接
点dが接触すると共に、接点gと接点iとが接触するこ
とにより、入力された信号はスルー回路35を通過して
そのまま出力端子OUTに出力されるようになる。ま
た、スライドスイッチ37を切換えて接点aと接点cと
を接触させると共に、接点fと接点hとを接触させる
と、入力された信号は、イコライザ回路33により、低
域の周波数f1における通過ロスが0dB、高域の周波
数f2における通過ロスが−4dBの傾斜の周波数特性
が信号に付与されて出力端子に出力されるようになる。
【0034】また、スライドスイッチ37を切換えて接
点cと接点eとを接触させると共に、接点hと接点jと
を接触させると、入力された信号は、イコライザ回路3
1により、高域の周波数f2における通過ロスが0d
B、低域の周波数f1における通過ロスが−2dBの傾
斜の周波数特性が信号に付与されて出力されるようにな
る。このレベル調整器において、スライドスイッチ36
をイコライザ回路32側に切換え、スライドスイッチ3
7をスルー回路35側に切換えたときの周波数特性を図
10のaに示す。またスライドスイッチ36をイコライ
ザ回路30側へ切換え、スライドスイッチ37をスルー
回路35側へ切換えたときの周波数特性を図11のbに
示す。
【0035】また、スライドスイッチ36をスルー回路
34側に切換え、スライドスイッチ37をイコライザ回
路33側に切換えたときの周波数特性を図10のbに示
す。またスライドスイッチ36をスルー回路34側へ切
換え、スライドスイッチ37をイコライザ回路31側へ
切換えたときの周波数特性を図11のaに示す。さら
に、スライドスイッチ36をイコライザ回路32側に切
換え、スライドスイッチ37をイコライザ回路31側に
切換えたときの周波数特性を図12のaに示す。またス
ライドスイッチ36をイコライザ回路30側へ切換え、
スライドスイッチ37をイコライザ回路33側へ切換え
たときの周波数特性を図12のbに示す。
【0036】さらに、スライドスイッチ36をイコライ
ザ回路32側に切換え、スライドスイッチ37をイコラ
イザ回路33側に切換えたときの周波数特性を図10の
cに示す。またスライドスイッチ36をイコライザ回路
30側へ切換え、スライドスイッチ37をイコライザ回
路31側へ切換えたときの周波数特性を図11のcに示
す。
【0037】このように、スライドスイッチ36とスラ
イドスイッチ37を組合わせて切換えることにより、8
通りの周波数特性を選択することができるようになる。
この内の2通りは図12に示すようにフラットな周波数
特性となるため、この組合わせをアッテネータとして使
用することができる。なお、図10ないし図12に示す
伝送帯域の低域の周波数70MHz(f1)及び高域の
周波数300MHz(f2)及びイコライザの周波数特
性は、一例として示したものであり、これに限らず所望
の伝送周波数帯域及び周波数特性に設定しても良い。
【0038】ところで、前記図5,図6に示したイコラ
イザEQの回路においては、実際には最小通過ロスを0
dBとすることができず、ある程度の通過ロスが生じて
しまう。この様子を図13,図14を参照しながら説明
する。図13のbはイコライザ回路14−2あるいはイ
コライザ回路31の周波数特性であり、同図cはイコラ
イザ回路15−2あるいはイコライザ回路30の周波数
特性であり、同図dはイコライザ回路14−2とイコラ
イザ回路15−2との周波数特性を加算、あるいはイコ
ライザ回路31とイコライザ回路30との周波数特性を
加算した周波数特性である。これらの周波数特性におい
ては伝送帯域の高域の周波数f2における通過ロスが最
小通過ロスとなっているが、この最小通過ロスは図示す
るように0dBではなくαdBとなっている。このた
め、スルー回路14−1,15−1,スルー回路34,
35の通過ロスを図13のaに示すようにαdBとしな
いと、各イコライザ回路との相対的な通過ロスを合わせ
られなくなる。
【0039】このことは、図14のbに示す周波数特性
を有するイコライザ回路16−2あるいはイコライザ回
路32、および同図cに示す周波数特性を有するイコラ
イザ回路17−2あるいはイコライザ回路33において
も同様であって、これらのイコライザ回路の最小通過ロ
スは伝送帯域の低域の周波数f1における通過ロスαd
Bであって、この場合もスルー回路16−1,17−
1,スルー回路34,35の通過ロスをαdBとする必
要がある。そこで、各スルー回路14−1〜17−1,
34,35にαdBのアッテネータを組み込んだレベル
調整器の回路を図15および図16に示す。
【0040】図15に示すものは図5に示すレベル調整
器の回路のうち、スルー回路14−1〜17−1の構成
だけを変更した回路であるので、この部分についてだけ
説明を行うこととする。これらのスルー回路14−1〜
17−1は3本の抵抗を用いたπ型のアッテネータによ
り構成されており、3本の抵抗の値を定めることによ
り、これらのスルー回路14−1〜17−1の減衰量を
それぞれαdBとしている。従って、スルー回路14−
1〜17−1のπ型アッテネータ同士の抵抗値はすべて
同一とされる。
【0041】また、図16に示す回路は図6に示すイコ
ライザ兼レベル調整器の回路のうち、スルー回路34,
35の構成だけを変更した回路であり、これらのスルー
回路34,35は3本の抵抗を用いたπ型のアッテネー
タにより構成されており、この3本の抵抗の値を定める
ことにより、これらのスルー回路34,35の減衰量を
それぞれαdBとしている。従って、スルー回路34,
35のπ型アッテネータ同士の抵抗値はすべて同一とさ
れる。このように、スルー回路の減衰量をαdBとする
ことにより、各イコライザ回路との整合を取ることがで
きるようになる。
【0042】以上の説明においては、伝送帯域を70M
Hz〜300MHzとして説明してきた。この伝送帯域
では約30波のテレビ信号を伝送することができる。ま
た伝送帯域を70MHz〜250MHzとすると、約2
0波のテレビ信号を伝送することができる。そして、伝
送帯域を70MHz〜450MHzとすると、約57波
のテレビ信号を伝送することができるようになる。本発
明のイコライザ兼レベル調整器は、これらのいずれの伝
送帯域を用いるCATVシステムにおいても周波数特性
の補償とレベルの調整を行うことができるものである。
また、イコライザの段数は図5に示すものでは4段と
し、図6に示すものでは2段としたが、これに限らず複
数段数としても良い。このばあい、図5に示す回路では
それぞれ周波数特性の異なる偶数段が必要となり、図6
に示すものではそれぞれ周波数特性の異なるイコライザ
を組合わせた偶数段とすれば良い。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、レ
ベル調整器によりCATV信号の周波数特性を可変する
ことができると共に、アッテネータとしても用いること
ができるため、棟内共聴システム全体のレベル設計を容
易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビル内共聴システムの概略図であ
る。
【図2】本発明のレベル調整器のブロック図である。
【図3】本発明の他のレベル調整器のブロック図であ
る。
【図4】本発明のさらに他のレベル調整器のブロック図
である。
【図5】本発明のレベル調整器の回路図である。
【図6】本発明のレベル調整器の他の回路図である。
【図7】タイプAイコライザの周波数特性である。
【図8】タイプBイコライザの周波数特性である。
【図9】イコライザの周波数特性の一例である。
【図10】タイプBイコライザの周波数特性である。
【図11】タイプAイコライザの周波数特性である。
【図12】イコライザEQの周波数特性の一例である。
【図13】イコライザ回路の実際の周波数特性である。
【図14】イコライザ回路の実際の周波数特性である。
【図15】レベル補正したレベル調整器の回路図であ
る。
【図16】レベル補正したレベル調整器の回路図であ
る。
【図17】従来のビル内共聴システムの概略図である。
【符号の説明】
1,101 幹線 2,102 TBA 3,103 分岐幹線 4,104 保安器 5,105 BSアンテナ 6,106 UHFアンテナ 7,107 BS−IF・UHF増幅器 8 レベル調整器 9,109 分配器 10,110 直列ユニット 11 分波器 12 分波ライン 13 分波ライン 14〜17 スイッチ付きイコライザ 18,108 混合器 19、21,22 入力端子 20 出力端子 23 スライドスイッチ 24 ダミー抵抗 14−1〜17−1,34,35 スルー回路 14−2〜17−2,30〜33 イコライザ回路 14−3〜17−3,36,37 スライドスイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/16 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたUHF及びBS−IF信号等の
    テレビ信号とCATV信号とを分波する分波器と、 分波されたCATV信号のレベル及び周波数特性を調整
    するイコライザと、 該イコライザの出力と、分波された上記テレビ信号とを
    混合する混合器とを備える棟内共聴システム用レベル調
    整器において、 上記イコライザを、伝送帯域の低域の通過ロスが固定さ
    れ、伝送帯域全体の通過ロスの右下がりの周波数特性の
    傾斜を複数段階に切換えられるタイプBのイコライザ
    と、伝送帯域の高域の通過ロスが固定され、伝送帯域全
    体の通過ロスの左下がりの周波数特性の傾斜を複数段階
    に切換えられるタイプAのイコライザとを縦続接続して
    構成し、 上記タイプBのイコライザと上記タイプAのイコライザ
    との傾斜割合が等しくなるよう切換えたときに、上記イ
    コライザがアッテネータとして動作することを特徴とす
    る棟内共聴システム用レベル調整器。
  2. 【請求項2】入力されたCATV信号のレベル及び周波
    数特性を調整するイコライザと、 該イコライザの出力と、入力されたUHF及びBS−I
    F等のテレビ信号とを混合する混合器とを備える棟内共
    聴システム用レベル調整器において、 上記イコライザを、伝送帯域の低域の通過ロスが固定さ
    れ、伝送帯域全体の通過ロスの右下がりの周波数特性の
    傾斜を複数段階に切換えられるタイプBのイコライザ
    と、伝送帯域の高域の通過ロスが固定され、伝送帯域全
    体の通過ロスの左下がりの周波数特性の傾斜を複数段階
    に切換えられるタイプAのイコライザとを縦続接続して
    構成し、 上記タイプBのイコライザと上記タイプAのイコライザ
    との傾斜割合が等しくなるよう切換えたときに、上記イ
    コライザがアッテネータとして動作することを特徴とす
    る棟内共聴システム用レベル調整器。
  3. 【請求項3】入力されたUHF及びBS−IF信号等の
    テレビ信号とCATV信号とを分波する分波器と、 分波されたCATV信号のレベル及び周波数特性を調整
    するイコライザと、 該イコライザの出力と、分波された上記テレビ信号とを
    混合する混合器とを備える棟内共聴システム用レベル調
    整器において、 上記イコライザを、伝送帯域の低域の通過ロスが固定さ
    れ、伝送帯域全体の通過ロスの周波数特性が右下がりに
    傾斜しているタイプBの第1イコライザ回路と、伝送帯
    域の高域の通過ロスが固定され、伝送帯域全体の通過ロ
    スの周波数特性が左下がりに傾斜しているタイプAの第
    1イコライザ回路と、伝送帯域全体を通過させる第1の
    スルー回路と、上記タイプBの第1イコライザ回路と上
    記タイプAの第1イコライザ回路と上記第1のスルー回
    路との内の一つの回路を入力・出力間に接続するように
    した第1のスイッチからなる1番目のイコライザと、 伝送帯域の低域の通過ロスが固定され、伝送帯域全体の
    通過ロスの周波数特性が上記タイプBの第1イコライザ
    回路とは異なる右下がりの傾斜のタイプBの第2イコラ
    イザ回路と、伝送帯域の高域の通過ロスが固定され、伝
    送帯域全体の通過ロスの周波数特性がタイプAの第1イ
    コライザ回路と異なる左下がりの傾斜のタイプAの第2
    イコライザ回路と、伝送帯域全体を通過させる第2のス
    ルー回路と、上記タイプBの第2イコライザ回路と上記
    タイプAの第2イコライザ回路と上記第2のスルー回路
    との内の一つを入力・出力間に接続するようにした第2
    のスイッチからなる2番目のイコライザとにより構成
    し、 上記タイプBの第1イコライザ回路と上記タイプAの第
    2イコライザ回路、及び上記タイプBの第2イコライザ
    回路と上記タイプAの第1イコライザ回路との傾斜割合
    を等しくなるようにしたことを特徴とする棟内共聴シス
    テム用レベル調整器。
  4. 【請求項4】上記分波器により分波されたテレビ信号の
    ラインに、直接上記テレビ信号を入力できる切換えスイ
    ッチを設けることを特徴とする請求項1あるいは3記載
    の棟内共聴システム用レベル調整器。
  5. 【請求項5】入力されたCATV信号のレベル及び周波
    数特性を調整するイコライザと、 該イコライザの出力と、入力されたUHF及びBS−I
    F等のテレビ信号とを混合する混合器とを備える棟内共
    聴システム用レベル調整器において、 上記イコライザを、伝送帯域の低域の通過ロスが固定さ
    れ、伝送帯域全体の通過ロスの周波数特性が右下がりに
    傾斜しているタイプBの第1イコライザ回路と、伝送帯
    域の高域の通過ロスが固定され、伝送帯域全体の通過ロ
    スの周波数特性が左下がりに傾斜しているタイプAの第
    1イコライザ回路と、伝送帯域全体を通過させる第1の
    スルー回路と、上記タイプBの第1イコライザ回路と上
    記タイプAの第1イコライザ回路と上記第1のスルー回
    路との内の一つの回路を入力・出力間に接続するように
    した第1のスイッチからなる1番目のイコライザと、 伝送帯域の低域の通過ロスが固定され、伝送帯域全体の
    通過ロスの周波数特性が上記タイプBの第1イコライザ
    回路とは異なる右下がりの傾斜のタイプBの第2イコラ
    イザ回路と、伝送帯域の高域の通過ロスが固定され、伝
    送帯域全体の通過ロスの周波数特性がタイプAの第1イ
    コライザ回路と異なる左下がりの傾斜のタイプAの第2
    イコライザ回路と、伝送帯域全体を通過させる第2のス
    ルー回路と、上記タイプBの第2イコライザ回路と上記
    タイプAの第2イコライザ回路と上記第2のスルー回路
    との内の一つを入力・出力間に接続するようにした第2
    のスイッチからなる2番目のイコライザとにより構成
    し、 上記タイプBの第1イコライザ回路と上記タイプAの第
    2イコライザ回路、及び上記タイプBの第2イコライザ
    回路と上記タイプAの第1イコライザ回路との傾斜割合
    を等しくなるようにしたことを特徴とする棟内共聴シス
    テム用レベル調整器。
  6. 【請求項6】上記イコライザが、それぞれ傾斜の異なる
    タイプBのイコライザ回路とタイプAのイコライザ回路
    とを備える第1番目ないし第n番目までのイコライザが
    縦続接続されて構成されていることを特徴とする請求項
    3ないし5のいずれかに記載の棟内共聴システム用レベ
    ル調整器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2006041967A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Maspro Denkoh Corp フィルタ装置,増幅装置,及びテレビ受信システム
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JP2021022870A (ja) * 2019-07-29 2021-02-18 Kaiフォトニクス株式会社 光送信機

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