JPH07121315A - ディスクアレイ - Google Patents

ディスクアレイ

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Publication number
JPH07121315A
JPH07121315A JP5263229A JP26322993A JPH07121315A JP H07121315 A JPH07121315 A JP H07121315A JP 5263229 A JP5263229 A JP 5263229A JP 26322993 A JP26322993 A JP 26322993A JP H07121315 A JPH07121315 A JP H07121315A
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JP
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disk
write
read
disk device
request
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Application number
JP5263229A
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English (en)
Inventor
Masahiko Harada
政彦 原田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害ディスク装置の復旧作業中に外部装置か
らのアクセス要求に応答することができるディスクアレ
イを提供する。 【構成】 プロセッサ13は、ディスク装置が交換され
たときに、バス切替回路18を制御して、正常に機能し
ているディスク装置のうち1台をアクセス要求への応答
に用いることを禁止し、サブプロセッサ14は、応答禁
止にしたディスク装置内のデータを交換されたディスク
装置へ複写する。複写作業実行中に受信された書き込み
要求は、プロセッサ13により、応答禁止にされていな
いディスク装置に対して実行されるとともに、更新情報
格納部17に格納される。更新情報格納部17内に格納
された書き込み要求は、データ複写の完了後に、複写を
行なっていた2台のディスク装置に対して実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータなどの外
部記憶装置として用いられるディスクアレイに係わり、
特に、同一情報を記憶する少なくとも3台のディスク装
置を備えたディスクアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの外部記憶装置として
用いられるディスク装置では、ヘッドとディスク媒体が
偶発的に衝突することにより、ディスク媒体に記憶され
たデータが失われてしまうことがある。このため、記憶
装置としての信頼性を向上させるために、複数台のディ
スク装置を組み合わせて、1台の記憶装置として扱える
ディスクアレイを構成することが行なわれている。ディ
スクアレイには、さまざまなものがあるが、その1種で
ある2重化ディスク装置、ミラードディスクなどと呼ば
れる装置では、全てのディスク装置に同じ情報を格納す
ることにより、装置の信頼性を向上させている。
【0003】2重化ディスク装置では、データの書き込
みは、内蔵する全てのディスク装置に対して行われ、デ
ータの読み出しは、そのうちの1台から行われる。一方
のディスク装置に読み書き障害が発生した場合には、他
方のディスク装置だけがアクセス対象となる。そして、
障害の発生したディスク装置が読み書き可能なディスク
装置に交換されたときには、正常に機能しているディス
ク装置の内容が交換されたディスク装置に転送され、情
報が2重に記憶された状態が再現される。この転送時に
は、一方のディスク装置はデータの読み出しに用いら
れ、他方のディスク装置はデータの書き込みに用いられ
る。このため、従来の2重化ディスク装置では、上述の
ような復旧処理時に、外部装置からのアクセス要求が受
け入れられなくなるという問題があった。
【0004】この問題を解決するものとして提案されて
いる装置に、特開平1−237716号公報に記載の装
置がある。図8を用いて、その動作の概要を説明する。
この装置は、3台のディスク装置121 ないし123
同一情報を記憶するものであり、各ディスク装置の制御
は、ディスクアレイコントローラ11により行なわれ
る。この装置では、内蔵するディスク装置の1台、たと
えば、ディスク装置12 3 に障害が発生したときには、
実線の矢印で示したように、正常に機能する2台のディ
スク装置のうちの一方でホストからの読み出し要求に応
答する。そして、破線の矢印で示したように、他方のデ
ィスク装置の内容を交換されたディスク装置にコピーす
ることで、装置を通常の動作状態に復旧させている。
【0005】また、特開平3−280137号公報に
は、復旧作業中に読み出し要求および書き込み要求に応
答できる装置が開示されている。この装置では、正常な
ディスク装置から交換されたディスク装置へのデータの
複写作業の実行中にアクセス要求を受けると、その複写
作業を中断して、アクセス要求に応答し、その後、複写
作業を再開させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した特開平1
−237716号公報記載の装置では、復旧処理中に、
書き込み要求に応答すると、データ転送を行っている2
台のディスク装置内の情報と、アクセスの応答に使用さ
れるディスク装置内の情報が異なってしまうため、読み
出し要求にしか応答できないという問題がある。
【0007】また、復旧処理を中断、再開する特開平3
−280137号公報に記載の装置では、書き込み要求
にも応答することができるが、アクセス要求が多い場合
には、復旧作業が完了するまでに長い時間がかかってし
まう。復旧作業が完了するまでの間の、装置の冗長性は
ゼロであるので、この時間は、できるかぎり短いことが
望まれる。
【0008】そこで本発明の目的は、復旧処理中にアク
セス要求に応答することができ、かつ、復旧処理を早く
完了することができるディスクアレイを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
同一のデータが格納される少なくとも3台のディスク装
置と、書き込み要求の内容を格納するための格納手段
と、受信したデータアクセス要求が読み出し要求である
ときにはアクセス対象とされているディスク装置の1台
から要求されたデータを読み出し、書き込み要求である
ときにはアクセス対象とされている全てのディスク装置
にデータを書き込む読み書き手段と、ディスク装置に発
生した読み書き障害を検出する検出手段と、検出手段に
より読み書き障害が検出された障害ディスク装置を読み
書き手段のアクセス対象から除外する第1の動作状態切
替手段と、障害ディスク装置が交換されたときに、その
ディスク装置以外の1台のディスク装置を読み書き手段
のアクセス対象から除外するとともに、書き込み要求が
受信されるたびにその内容が格納手段に書き込まれるよ
うに読み書き手段の動作状態を切り替える第2の動作状
態切替手段と、第2の動作状態切替手段がアクセス対象
から除外したディスク装置の内容を交換されたディスク
装置に複写する複写手段と、複写手段の対象となった2
台のディスク装置に対して格納手段に格納された書き込
み要求を実行する実行手段と、これら2台のディスク装
置を読み書き手段のアクセス対象に組み入れる第3の動
作状態切替手段とを具備する。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明では、少な
くとも3台のディスク装置に同一のデータを記憶するた
めの読み書き手段を設け、1台のディスク装置に障害が
発生し交換が必要となった場合には、第1の動作状態切
替手段を用いてその障害ディスク装置をアクセス対象か
ら除外し、残りのディスク装置だけで読み書き動作を続
行させる。第2の動作状態切替手段は、障害ディスク装
置が交換されたときに、正常に機能していたディスク装
置のうち1台をアクセス対象から除外するとともに、そ
れ以降に受信される書き込み要求の内容、たとえば、書
き込むべきアドレスとデータとそのデータのサイズを、
格納手段に書き込ませる。複写手段は、第2の動作状態
切替手段で読み書き手段のアクセス対象から除外された
ディスク装置の内容を交換されたディスク装置に複写す
る。
【0011】実行手段は、複写手段の実行中に受信され
た書き込み要求を、読み書き手段のアクセス対象から除
外されている2台のディスク装置に対して実行する。第
3の動作状態切替手段は、その内容が、アクセス対象か
ら除外されていない他のディスク装置の内容と一致した
2台のディスク装置を再び読み書き手段のアクセス対象
に組み入れることにより、装置を通常の動作状態に復旧
させる。このように、少なくとも3台のディスク装置
と、復旧処理時の書き込み要求を格納する格納手段を備
えているため、復旧処理中に書き込み要求を含めたアク
セス要求に応答することができ、また、復旧処理がアク
セス応答により中断されることもない。
【0012】請求項2記載の発明は、同一のデータが格
納される少なくとも3台のディスク装置と、書き込み要
求の内容を格納するための格納手段と、受信したデータ
アクセス要求が読み出し要求であるときにはアクセス対
象とされているディスク装置の1台から要求されたデー
タを読み出し、書き込み要求であるときにはアクセス対
象とされている全てのディスク装置にデータを書き込む
読み書き手段と、ディスク装置に発生した読み書き障害
を検出する検出手段と、検出手段により読み書き障害が
検出されたディスク装置とそのディスク装置以外の1台
のディスク装置を読み書き手段のアクセス対象から除外
するとともに、書き込み要求が受信されるたびにその内
容が格納手段に書き込まれるように読み書き手段の動作
状態を切り替える第1の動作状態切替手段と、障害が検
出されたディスク装置の障害が発生した記憶領域に予備
の記憶領域を割り当てる代替処理実行手段と、代替処理
実行手段により割り当てられた記憶領域に第1の動作状
態切替手段がアクセス対象から除外したディスク装置の
対応するデータを複写する複写手段と、複写手段で用い
られた2台のディスク装置に対して格納手段に格納され
た書き込み要求を実行する実行手段と、これら2台のデ
ィスク装置を読み書き手段のアクセス対象に組み入れる
第2の動作状態切替手段とを具備する。
【0013】すなわち、請求項2記載の発明では、読み
書き障害が発生したディスク装置の復旧を代替処理によ
り行う。第1の動作状態切替手段は、障害が発生したデ
ィスク装置と正常なディスク装置の1台を読み書き手段
のアクセス対象から除外するとともに、それ以降に受信
される書き込み要求の内容を格納手段に書き込ませるよ
うに読み書き手段の動作状態を切り替える。代替処理実
行手段は、障害記憶領域に予備の記憶領域(代替領域)
を割り当てる。複写手段は、代替処理実行手段で割り当
てられた記憶領域に格納されるべきデータを、第1の動
作状態切替手段がアクセス対象から除外したディスク装
置から読み出して、読み出したデータをその記憶領域に
書き込む。その後、実行手段により、格納手段に格納さ
れた書き込み要求を、複写手段で用いられた2台のディ
スク装置に対して実行することにより、それらのディス
ク装置の内容を読み書き手段がアクセス対象としている
他のディスク装置の内容と一致させ、第2の動作状態切
替手段により、通常の動作状態に復旧させる。このよう
に、少なくとも3台のディスク装置と、復旧処理時の書
き込み要求を格納する格納手段を備えているため、復旧
処理中に書き込み要求を含めたアクセス要求に応答する
ことができ、また、復旧処理がアクセス応答により中断
されることもない。
【0014】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0015】図1に、本発明の一実施例におけるディス
クアレイの概要を示す。まず、この図を用いて、実施例
のディスクアレイの構成を説明する。
【0016】ディスクアレイ10は、同一のデータを格
納する3台のディスク装置121 ないし123 とプロセ
ッサ13とサブプロセッサ14と2つのメモリ15、1
6と更新情報格納部17とバス切替回路18で構成され
る。ディスク装置12は、単体でも機能する装置であ
る。なお、ディスクアレイ10内のディスク装置12を
除く部分がディスクアレイコントローラに相当する。
【0017】プロセッサ13は、内蔵する各ディスク装
置12を制御して、外部装置からのデータの読み出し要
求または書き込み要求に応答する制御回路であり、その
動作手順は、プロセッサ内部に格納されたプログラムに
より指示されている。プロセッサ13とメモリ15と更
新情報格納部17とバス切替回路18は、第1のバス1
1 で接続されており、第1のバス191 は、インタフ
ェース20を介して外部装置21と接続される。メモリ
15は、プロセッサ13が使用するメモリであり、転送
するデータの一時記憶に用いられる。更新情報格納部1
7は、プロセッサ13およびサブプロセッサ14からア
クセスが可能なメモリであり、復旧処理中の書き込み要
求の内容の保存と、プロセッサ13とサブプロセッサ1
4の間の情報の受け渡しに用いられる。
【0018】サブプロセッサ14は、ディスク装置に障
害が発生したときにその復旧処理を行なう制御回路であ
る。サブプロセッサ14とメモリ16と更新情報格納部
17とバス切替回路18とは、第2のバス192 により
接続されている。バス切替回路18は、2つのバス19
1 、192 とディスク装置121 ないし123 の接続を
行なう回路であり、3台のディスク装置のうち幾つかの
ディスク装置を第1のバス191 に接続し、残りのディ
スク装置を第2のバス192 に接続する。その組み合わ
せの指定は、プロセッサ13により行なわれる。
【0019】次に、実施例のディスクアレイの動作を説
明する。
【0020】内蔵する3台のディスク装置12が正常に
機能しているときには、第1のバス191 は、3台のデ
ィスク装置121 ないし123 に接続されており、プロ
セッサ13は、外部装置21からの書き込み要求を、3
台のディスク装置に実行させ、それらの格納内容を同一
に維持する。そして、プロセッサ13は、ディスク装置
に障害が発生したときと、障害ディスク装置が交換され
たときに、サブプロセッサ14の動作開始を指示する。
これらの動作開始指示は、図示していない割込信号線を
用いてプロセッサ13がサブプロセッサ14に割り込み
をかけることにより行なわれる。まず、プロセッサ13
がサブプロセッサ14に割り込みをかける2つの動作を
説明する。
【0021】図2に、ディスク装置の障害を検出したと
きのプロセッサの動作の流れを示す。あるディスク装
置、たとえば、ディスク装置123 に障害が発生したこ
とを検知したプロセッサ13は、まず、その障害ディス
ク装置123 と、正常に機能している残り2台のディス
ク装置のうち1台、たとえば、ディスク装置122 を、
第1のバス191 から切り離す(ステップS101)。
この切り離しは、プロセッサ13がバス切替回路18を
制御することにより実行される。次に、サブプロセッサ
14に実行させる処理内容を指示するための処理内容指
示情報と、障害の発生したディスク装置を識別するため
の処理対象識別情報と、ステップS101で第1のバス
191 から切り離された正常に機能していたディスク装
置を識別するための複写元識別情報を、更新情報格納部
17の所定の記憶領域に書き込む(ステップS10
2)。処理内容指示情報に関しての詳細は後述する。
【0022】そして、書き込み要求があるたびに、その
内容を更新情報格納部17に記憶するように動作状態を
切り替え(ステップS103)、サブプロセッサ14に
割り込みをかける(ステップS104)。このような動
作により、2台のディスク装置の管理がサブプロセッサ
14に移行し、プロセッサ13は、1台のディスク装置
を制御して外部装置からのアクセス要求に応えるように
なる。また、プロセッサ13は、そのアクセス要求が書
き込み要求である場合には、その内容の更新情報格納部
17への記憶も行なうようになる。
【0023】図3に、障害ディスク装置が交換されたと
きのプロセッサの動作の流れを示す。ディスク装置が交
換されたことを示す情報(復旧処理の開始を指示する情
報)を受信したプロセッサ13は、正常に機能している
2台のディスク装置のうち1台、たとえば、ディスク装
置122 を、バス切替回路18を制御して第1のバス1
1 から切り離し(ステップS201)、更新情報格納
部17の所定の記憶領域に、処理内容指示情報とステッ
プS201で切り離したディスク装置を識別するための
復旧元識別情報とを書き込む(ステップS202)。そ
して、外部装置21からの読み出し要求があったときに
は、その内容を更新情報格納部17に記憶するように動
作状態を変更し(ステップS203)、サブプロセッサ
14に割り込みをかける(ステップS204)。
【0024】この動作を行なうときには、既に図2に示
した動作が行なわれており、障害ディスク装置の切り離
し、更新情報格納部への処理対象識別情報への書き込み
は行なわれているので、ステップS201およびS20
2においては必要な処理の追加だけが行なわれる。ま
た、ステップS202で更新情報格納部に書き込まれる
処理内容指示情報は、図2のステップS102の処理内
容指示情報とは異なるものである。実際の装置では、処
理内容指示情報として、ステップS102では“1”
を、ステップS202では“2”を用いているが、これ
らの情報は、サブプロセッサが違いを認識できるもので
あればよい。
【0025】サブプロセッサは、このようなかたちでプ
ロセッサから出力された割込信号を受信することによ
り、復旧処理動作を開始する。
【0026】図4に、サブプロセッサの動作の流れを示
す。割込信号を受信したサブプロセッサ14は、まず、
更新情報格納部17から、処理内容指示情報と処理対象
識別情報と複写元識別情報とを読み出す(ステップS3
01)。そして、処理対象指示情報が、障害発生による
割り込みであることを示すものである場合(Y)には、
処理対象識別情報で識別されるディスク装置(処理対象
ディスク装置)の障害の程度の検査(ステップS30
3)を行なう。
【0027】その検査の結果、処理対象ディスク装置の
障害の程度が、障害領域を予備記憶領域である代替領域
に割り当てることにより復旧可能なものであるときには
(ステップS304;Y)、サブプロセッサ14は、処
理対象ディスク装置に代替処理を実行(ステップS30
5)し、複写元識別情報で識別されるディスク装置(複
写元ディスク装置)から、代替処理を行なった記憶領域
に対応するデータを読み出して、処理対象ディスク装置
の代替後の記憶領域へそのデータを書き込む(ステップ
S306)。この処理が完了すると複写元ディスク装置
と処理対象ディスク装置の記憶内容は一致する。しか
し、この処理の間に、書き込み要求への応答がなされて
いた場合には、これらの内容に、プロセッサ13の制御
しているディスク装置と異なる部分が存在することにな
る。
【0028】図5に、この過程におけるデータの流れを
模式的に示す。破線の矢印で示したように、ステップS
306では、複写元ディスク装置122 から処理対象デ
ィスク装置123 へ、必要なデータの複写が行なわれ
る。この間に、ディスクアレイが外部装置12からアク
セス要求を受けたときには、実線の矢印で示したよう
に、そのアクセス要求が読み出し要求である場合には、
ディスク装置121 からデータは読み出され、書き込み
要求である場合には、ディスク装置121 への書き込み
と更新情報格納部17への要求内容の書き込みが共に行
なわれている。すなわち、ディスク装置121 と他のデ
ィスク装置の格納内容は、更新情報格納部17に記憶さ
れた書き込み要求分だけ異なっていることになる。
【0029】この記憶内容の違いを解消するために、サ
ブプロセッサ14は、処理対象ディスク装置および複写
元ディスク装置に対して更新情報格納部17に格納され
た書き込み要求を実行(図4;ステップS307)す
る。
【0030】図6に、この過程におけるデータの流れを
模式的に示す。このように、実施例のディスクアレイ装
置は、ステップS307の実行中にも、書き込み要求を
受け付けられるように構成されており、更新情報格納部
17に未処理の書き込み要求がなくなった段階で、この
ステップは終了する。しかし、この過程を完了するまで
に必要とされる時間は、さほど長いものではないので、
この間、アクセス要求への応答を中止するように装置を
構成してもよいことは当然である。
【0031】なお、ステップS307における、実際の
書き込み要求実行動作は以下のようなものである。更新
情報格納部17には、書き込み要求の内容(この装置で
は、データとそのデータを書き込むべき先頭アドレスと
データのサイズ)とその書き込み要求が受信された順序
が格納されている。サブプロセッサ14は、その順序情
報を基に、最も以前になされた書き込み要求を検索し、
その書き込み要求の実行とその更新情報格納部17から
の消去を行なう。このような動作を更新情報格納部17
に格納された書き込み要求がなくなるまで繰り返すこと
により、ステップS307の処理は実行されている。
【0032】ステップS307の動作が完了した時点
で、全てのディスク装置に格納された情報は完全に一致
する。この後、サブプロセッサ14は、更新情報格納部
17の所定の記憶領域に書き込まれた処理対象識別情報
を消去(ステップS308)し、プロセッサ13に対し
て割り込みをかけ(ステップS309)、代替処理によ
る復旧処理を終了する。
【0033】代替処理による復旧処理が不可能であると
きには(ステップS304;N)、更新情報格納部17
内に記憶されている書き込み要求を、複写元ディスク装
置に対して実行(ステップS310)する。この処理
は、第1のバス191 から切り離されていた複写元ディ
スク装置の内容と、外部装置からのアクセス応答に用い
られていたディスク装置の内容を一致させるために行な
われる。そして、プロセッサ13に対して割込をかけ
(ステップS309)、動作を終了する。
【0034】また、処理内容指示情報が、障害発生によ
る割り込みを意味するものでないとき(ステップS30
2;N)、すなわち、障害が発生したディスク装置が交
換されたことを意味するものであるときには、複写元識
別情報で識別される複写元ディスク装置の内容を処理対
象識別情報で識別される交換されたディスク装置に全て
複写(ステップS311)する。そして、サブプロセッ
サ14は、この複写処理中に生じた、プロセッサ13が
管理するディスク装置の格納内容の違いを解消するため
に、既に説明を行なったステップS307からの処理を
実行する。
【0035】サブプロセッサ14からの割り込みを受け
たプロセッサ13は、以下のような動作を開始する。
【0036】図7に、サブプロセッサ14からの割込信
号を受信したプロセッサ13の動作の流れを示す。割込
信号を受信したプロセッサ13は、更新情報格納部17
内の所定の記憶領域内の処理対象識別情報を読み出して
(ステップS401)、障害ディスク装置の復旧処理が
完了しているか否かを判断(ステップS402)する。
図4に示したように復旧処理が完了していた場合には、
更新情報格納部17内の処理対象識別情報は消去されて
いる(ステップS308)ので、この情報の読み出しに
より復旧処理の完了、未了を判断することができる。処
理対象ディスク装置の復旧処理が完了している場合
(Y)には、バス切替回路18を制御して、3台のディ
スク装置121 ないし123 を第1のバス191 に接続
(ステップS403)し、更新情報格納部17への書き
込み要求の記憶動作を停止(ステップS404)する。
【0037】処理対象ディスク装置の復旧処理が完了し
ていない場合(ステップS402;N)には、処理対象
ディスク装置を除く2台のディスク装置を第1のバス1
1に接続(ステップS405)し、更新情報格納部1
7への書き込み要求の記憶動作を停止(ステップS40
4)する。この場合は、障害が発生したディスク装置を
交換した後に、図3に示した動作をプロセッサに実行さ
せ、図4に示したサブプロセッサの動作により、交換し
たディスク装置の復旧処理を完了させることになる。
【0038】実施例のディスクアレイは、3台のディス
ク装置を備えたものであるが、本発明は、4台以上のデ
ィスク装置を備えたディスクアレイにも適用できる。こ
の場合には、復旧処理時にアクセス要求の応答に用いる
ディスク装置が複数台になるように装置を構成すればよ
い。
【0039】また、本発明を実現するための構成は、実
施例のそれに限られるものではなく、図5および図6に
模式的に示した動作を実現するものであれば、どのよう
な回路を用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項2記載の発明によれば、少なくとも3台のディスク
装置と、復旧処理時の書き込み要求を格納する格納手段
を備えているため、復旧処理中に書き込み要求を含めた
アクセス要求に応答することができ、また、復旧処理が
アクセス応答により中断されることもないため、復旧処
理を早く完了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるディスクアレイの
概要を示す構成図である。
【図2】 実施例のディスクアレイにおける、ディスク
装置に障害が発生したときのプロセッサの動作の流れを
示す流れ図である。
【図3】 実施例のディスクアレイにおける、復旧処理
の開始指示を受け取ったときのプロセッサの動作の流れ
を示す流れ図である。
【図4】 実施例のディスクアレイにおけるサブプロセ
ッサの動作の流れを示す流れ図である。
【図5】 実施例のディスクアレイにおける、複写過程
のデータの流れを模式的に示した説明図である。
【図6】 実施例のディスクアレイにおける、更新情報
格納部に記憶された書き込み要求の実行過程でのデータ
の流れを模式的に示した説明図である。
【図7】 実施例のディスクアレイにおける、割込信号
を受信したプロセッサの動作の流れを示す流れ図であ
る。
【図8】 従来例のディスクアレイにおける、複写過程
のデータの流れを模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
10…ディスクアレイ、11…ディスクアレイコントロ
ーラ、12…ディスク装置、13…プロセッサ、14…
サブプロセッサ、15、16…メモリ、17…更新情報
格納部(メモリ)、18…バス切替回路、19…バス、
20…インタフェース、21…外部装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のデータが格納される少なくとも3
    台のディスク装置と、 書き込み要求の内容を格納するための格納手段と、 受信したデータアクセス要求が読み出し要求であるとき
    にはアクセス対象とされている前記ディスク装置の1台
    から要求されたデータを読み出し、書き込み要求である
    ときにはアクセス対象とされている全てのディスク装置
    にデータを書き込む読み書き手段と、 前記ディスク装置に発生した読み書き障害を検出する検
    出手段と、 前記検出手段により読み書き障害が検出された障害ディ
    スク装置を前記読み書き手段のアクセス対象から除外す
    る第1の動作状態切替手段と、 前記障害ディスク装置が交換されたときに、そのディス
    ク装置以外の1台のディスク装置を前記読み書き手段の
    アクセス対象から除外するとともに、書き込み要求が受
    信されるたびにその内容が前記格納手段に書き込まれる
    ように前記読み書き手段の動作状態を切り替える第2の
    動作状態切替手段と、 前記第2の動作状態切替手段がアクセス対象から除外し
    たディスク装置の内容を交換されたディスク装置に複写
    する複写手段と、 前記複写手段で用いられた2台のディスク装置に対して
    格納手段に格納された書き込み要求を実行する実行手段
    と、 これら2台のディスク装置を前記読み書き手段のアクセ
    ス対象に組み入れる第3の動作状態切替手段とを具備す
    ることを特徴とするディスクアレイ。
  2. 【請求項2】 同一のデータが格納される少なくとも3
    台のディスク装置と、 書き込み要求の内容を格納するための格納手段と、 受信したデータアクセス要求が読み出し要求であるとき
    にはアクセス対象とされている前記ディスク装置の1台
    から要求されたデータを読み出し、書き込み要求である
    ときにはアクセス対象とされている全てのディスク装置
    にデータを書き込む読み書き手段と、 前記ディスク装置に発生した読み書き障害を検出する検
    出手段と、 前記検出手段により読み書き障害が検出されたディスク
    装置とそのディスク装置以外の1台のディスク装置を前
    記読み書き手段のアクセス対象から除外するとともに、
    書き込み要求が受信されるたびにその内容が前記格納手
    段に書き込まれるように前記読み書き手段の動作状態を
    切り替える第1の動作状態切替手段と、 障害が検出されたディスク装置の障害が発生した記憶領
    域に予備の記憶領域を割り当てる代替処理実行手段と、 前記代替処理実行手段により割り当てられた記憶領域に
    前記第1の動作状態切替手段がアクセス対象から除外し
    たディスク装置の対応するデータを複写する複写手段
    と、 前記複写手段で用いられた2台のディスク装置に対して
    格納手段に格納された書き込み要求を実行する実行手段
    と、 これら2台のディスク装置を前記読み書き手段のアクセ
    ス対象に組み入れる第2の動作状態切替手段とを具備す
    ることを特徴とするディスクアレイ。
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