JPH0680510B2 - 画像情報検索装置 - Google Patents

画像情報検索装置

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JPH0680510B2
JPH0680510B2 JP63201883A JP20188388A JPH0680510B2 JP H0680510 B2 JPH0680510 B2 JP H0680510B2 JP 63201883 A JP63201883 A JP 63201883A JP 20188388 A JP20188388 A JP 20188388A JP H0680510 B2 JPH0680510 B2 JP H0680510B2
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輝夫 浜野
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は複数枚の画像情報を蓄積した画像データベース
から、簡略画像をキーとして所望の画像情報を速やかに
検索し提示する画像情報検索装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、画像データベースから所望の画像情報を検索する
技術としては次のようなものがある。
(ア)各画像情報に画面番号などの一意に識別可能な識
別記号を与えておき、第10図に示す様に各画像情報例え
ば、机6,りんご7および人物8などの蓄積媒体1におけ
る蓄積位置2と識別記号3との対応リスト4をあらかじ
め用意しておく。ユーザが所望の画像情報に付されてい
る識別記号3を入力5すると、該識別記号3を対応リス
ト4で参照し、蓄積媒体1の対応する蓄積位置、この場
合、b点に蓄積されている画像情報を掲示する手法。
(イ)各画像情報に複数の識別記号群をあらかじめ与え
ておき、第11図に示すように各画像情報の蓄積媒体1に
おける蓄積位置2と識別記号群3′との対応リスト4を
あらかじめ用意しておく。ユーザーが所望の画像情報に
付されていると予想される識別記号を複数個入力する
と、これらの識別記号群3′を対応リスト4上で参照
し、識別記号群の適合度が高い順に対応する複数枚の画
像情報を掲示する手法。
上記(ア)の手法ではユーザーは各画像情報に付された
識別記号を正確に記憶しておく必要があるため、画像デ
ータベースに蓄積される画像情報の枚数が莫大になる
と、所望の画像情報を検索することは著しく困難にな
る。
また上記(イ)の手法では識別記号としてキーワードと
呼ばれる画像情報の内容を表わす言葉を用いる場合が一
般的である。このキーワードを適用することで、所望の
画像情報の検索に必要な情報がある程度瞬味であって
も、所望の画像情報の候補となる複数枚の画像情報を検
索することが出来る。
しかしキーワード等の記号群のみを検索情報として用い
ると、ユーザーが期待したものとはかけ離れたレイアウ
トの画像情報が提示される可能性が大きくなる。すなわ
ちキーワードが意味する画像情報中の個々の構成要素
(ここで云う構成要素とは、画像情報を構成する意味的
な部品のことであり、たとえば第10図の画像情報なら
「机」と「りんご」と「人物」が構成要素となる)の位
置関係,大きさ,姿勢等はキーワードでは指定できない
情報であるため、画像情報のレイアウトは全く異なるも
のになる。
特に画像データベースに蓄積される画像情報の枚数が莫
大になると、候補となる画像情報の枚数も莫大になるた
め速やかな検索が困難になる。したがって所望の画像情
報を画像データベースから検索する手法としては、ユー
ザーが所望の画像情報を表現する略図を描いて、該略図
を検索情報として入力し、該略図に最も類似する画像情
報を提示する手法が望ましい。
この検索手法は画像の類似検索手法と呼ばれ、これを実
現するためには、ユーザの描いた略図形を自動的に認識
・理解することが必要となるが、これは従来より実現が
非常に困難な技術となっている。またユーザーにとって
略図形を手書きで作成することは非常に手間のかかる作
業となる。
(ウ)そこで検索情報として識別記号やキーワードの代
わりに、画像情報を構成する構成要素と各構成要素の該
画像情報内での大きさ,向き,姿勢,位置関係等の様々
な属性を用いるキーイメージ検索法が従来より提案され
ている。
たとえば第12図の画像情報では構成要素は「机」6、
「りんご」7,「椅子」11,「窓」12であり、この構成要
素の各々は大きさ,向き,姿勢,位置,および構成要素
相互の位置関係等の属性情報を有している。
キーイメージ検索法ではユーザーがこれらの検索情報を
入力する場合に、言語入力形式の作図プロセッサを用い
る。言語入力形式の作図プロセッサとは第13図(a)に
示すようにまず構成要素の名称例えば「りんご」7を入
力すると、該構成要素の形状を表わす簡単な略図形18を
作図プロセッサ13で処理し、これを表示し、同図(b)
に示す検索用図形編集リスト14Aに該構成要素名14に関
するデフォルト属性情報15を書き込む。即ち位置151,大
きさ152,向き153および姿勢154等が書き込まれる。
そしてさらに第14図(a)に示すようにタブレット16等
によって構成要素の位置,大きさ,向き,姿勢等を変更
(位置の場合、x,y→x′,y′へ)することで、検索し
ようとする画像情報に合わせて略図形を会話的に編集す
る。
略図形18を編集して構成要素の属性(図形の大きさ,向
き,姿勢,位置等)が変更されると、それに応じて直ち
に第14図(b)に示すように、検索用図形編集リスト14
Aの該構成要素の属性値も変更される。
このように作図プロセッサ13の編集機能を用いること
で、ユーザは表示されている略図形を頭の中に思い描い
ている所望の画像情報に会話的に近付けることができ、
同時に検索用図形編集リスト14A上で各構成要素の属性
情報を変更することが出来る。そして最終的に編集され
た検索用図形編集リストが、所望の画像情報を検索する
ための検索情報すなわちキーイメージとなる。
ただし蓄積される各画像情報にはあらかじめ検索用画像
属性リストを作成しておき、第15図に示すように各画像
情報の蓄積媒体1上の蓄積位置と検索用画像属性リスト
14Aとの対応表(検索用対応リスト)を用意しておく。
そして検索時においてユーザーが所望の画像情報につい
て作図プロセッサ13を用いて編集した検索用図形編集リ
ストとあらかじめ画像情報蓄積時に定義した検索用画像
属性リストとを照合して、各構成要素とそれぞれの属性
情報について類似度の高い1枚あるいは複数枚の画像情
報を候補画像として提示する。
キーイメージ検索法において検索情報として用いる検索
用図形編集リストはキーワードとは異なり、画像情報の
構成要素の様々な属性情報(大きさ,向き,姿勢,位置
など)を持っているから、キーワードによる検索に比べ
てユーザーが頭に思い描いたイメージにより近い画像情
報を候補として検索することが出来る。
しかしキーイメージ検索法では、ユーザーが作成したキ
ーとなる検索用図形編集リスト中の構成要素の属性情報
毎に類似度を判定するための基準はあらかじめ定められ
たものを固定的に用いていた。
たとえばユーザーが提示した略図形18が第16図(a)に
示すように机6の中央にりんご7が乗っている画像であ
った場合、はたして同図(b)の机6の中央よりΔだけ
ずれた位置(破線図示)にりんご7がある画像を候補画
像として提示すべきかは、あらかじめ定められたしきい
値Tによって判断されていた。このためユーザーのレイ
アウトに関する検索要求に柔軟に適応することは非常に
困難であるという欠点を有していた。
(発明の目的) 本発明の目的は、ユーザーが検索キーとなる略図形を半
自動で作成し、これを用いることにより略図形の認識・
理解の過程を省略し、類似の画像情報を効率よく検索す
る画像のキーイメージ検索手法において、ユーザー自身
が個々の検索毎に類似度の判定基準を容易に設定可能と
することにある。
(発明の構成) (発明の特徴と従来技術との差異) 本発明では、ユーザーが所望する画像情報を検索するた
めの略図形を言語入力形式の作図・編集プロセッサを用
いて作成するキーイメージ検索手法において、ユーザー
自身がキーイメージを作成する際に類似度の判定基準を
指定可能とすることを主な特徴としている。この類似度
の判定基準を指定可能にするということは、たとえば第
16図(a)に示すようなキーイメージを作成する際に、
「机」と「りんご」の各種属性情報(位置,大きさ,姿
勢,前後関係等)についていちいちユーザーが判定基準
を指定する必要があるということである。これはユーザ
ーにとって非常に煩わしい作業である。
そこで本発明ではユーザーが作図プロセッサ13でキーイ
メージを作成・編集する際の編集情報から、自動的に類
似度の判定基準を推定することを第二の特徴としてい
る。従って本発明では、ユーザーの負担を全く増やすこ
となく、類似度の判定基準を指定することが可能であ
り、この点が従来と異なる。
即ち、従来のキーイメージ検索方式では、類似度の判定
基準は各属性情報毎にあらかじめ定められており、ユー
ザがこれを直接指定することは出来なかった。またたと
え直接指定可能としても、キーイメージを作成する際
に、各構成要素に各属性毎にいちいち判定基準を指定す
ることは非常に手間がかかった。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の構成ブロック図であって、
21は入力部、22は画像構成要素呼出部、23は画像構成要
素編集部、24は表示部、25は候補画像情報評価部、26は
検索用対応リスト蓄積部、27は画像情報検索制御部、28
は画像情報蓄積部、29は編集情報入力部、30は類似度判
定基準推定部である。
ただし画像情報蓄積部28にはあらかじめT枚の画像情報
が蓄積されており、検索用対応リスト蓄積部26には該画
像情報蓄積部28に蓄積されているT枚の画像情報の各々
について、第2図に示すようにその画像情報の各構成要
素名14、デフォルト属性情報15、および画像情報蓄積部
28における蓄積位置2との対応リスト4との関係が表の
形式で蓄積されており、後で述べる候補画像選定のため
に各画像情報毎に識別記号3が与えられている。
第1図により本実施例の動作概要を述べる。まずユーザ
ーが所望の画像情報の構成要素名14を入力部21から入力
すると、画像構成要素呼出部22は複数種の略図形に関す
る図形データ、デフォルトの検索用図形編集リストを蓄
積しており該構成要素名に対応する略図形データとデフ
ォルトの検索用図形編集リストとを画像構成要素編集部
23に出力する。
画像構成要素編集部23は該略図形データを読みとると、
該略図形データを可視化して表示部24に表示する。ユー
ザはこれを見ながら編集情報入力部29から編集情報を入
力する。ここで編集情報とは表示部24に表示中の略図形
の位置を移動したり、大きさや姿勢を変更するための情
報であって、タブレット等から入力する。
画像構成要素編集部23は該編集情報を読みとると、これ
に応じて表示部24に表示中の略図形の位置を移動した
り、大きさや姿勢を変更するとともに表示中の略図形の
編集に応じてその検索用図形編集リストも同時に変更す
る。こうしてユーザーは表示部24に表示中の各構成要素
が所望の画像情報の対応する構成要素と位置,大きさ,
姿勢などが一致するように編集する。
また類似度判定基準推定部30は該編集情報を画像構成要
素編集部23から読み取ると、これに応じて該略図形の位
置や大きさ,姿勢などの属性情報の類似度判定基準を推
定し、該類似度判定基準値を検索用図形編集リストに出
力するとともに、該基準値を略図形として表示部24に出
力する。
候補画像情報評価部25は画像構成要素編集部23によって
作成された検索用図形編集リストを読みだし、検索用対
応リスト蓄積部26から、該検索用図形編集リストの構成
要素とその属性情報の類似度判定基準値内にある1枚あ
るいは複数枚の画像情報の蓄積位置を読み出し、画像情
報検索制御部27に出力する。画像情報検索制御部27は画
像情報蓄積部28の該蓄積位置に対応する画像情報を読み
だし、表示部24に表示する。
第3図は第1図の画像構成要素呼出部22,画像構成要素
編集部23,候補画像情報評価部25および類似度判定基準
推定部30の詳細ブロック構成図を示す。
以下、これら各部について説明する。
画像構成要素呼出部22は画像構成要素検索制御部221と
画像構成要素蓄積部222から構成される。この画像構成
要素蓄積部222には第4図に示すように様々な構成要素
を表わす記号と該構成要素を略図形として表示するため
の図形データ155、さらに該構成要素の持つ検索用図形
編集リストとしてK個の属性情報のデフォルト値デフォ
ルト属性情報15が蓄積されている。
本実施例では、構成要素を表わす記号を該構成要素の具
体的な名称(「りんご」,「机」等)とし構成要素名と
呼ぶことにする。
また略図形を表示するための図形データを第5図に示す
ように略図形の頂点座標を右回りに並べた2字組列(x
0,y0)(x1,y1)…とする。略図形を三次元空間におけ
る立体として表現する場合には、図形データは三次元空
間における頂点座標を表わす3字組列(x0,y0,z0)(x
1,y1,z1)…と頂点座標の接続を表わす位相情報とから
構成される。
また、ここでは構成要素は2次元空間における略図形と
し、属性の次数をN=3とし、一次属性を「位置」、二
次属性を「姿勢」、三次属性を「大きさ」とする。
一次属性の「位置」は該構成要素の略図形に外接する長
方形の重心点とし、その座標を2字組(xc,yc)で表現
する。
二次属性の「姿勢」は、「位置」を始点とする二次元空
間における単位ベクトルpで表わし、デフォルト状態で
は各構成要素のpは初期位置ベクトルpi(piは二次元空
間におけるある単位ベクトル)に等しいものとし、略図
形の回転に応じてその回転角だけpも回転する。
三次属性の「大きさ」は略図形の拡大/縮小倍率を表わ
し、各構成要素ともデフォルト値は1である。
略図形を三次元空間における立体として扱う場合には、
一次属性を略図形に外接する直方体の重心点の座標を表
わす3字組(xc,yc,zc)として二次属性も三次元空間に
おける単位ベクトルとすればよい。
画像構成要素編集部23は作図/編集プロセッサ231と検
索用図形編集リスト蓄積部232から構成される。この作
図/編集プロセッサ231は、直線や円弧などで構成され
る図形を発生・表示し、その位置,姿勢,大きさなどを
編集するパーソナルコンピュータ用ソフトウエア等の市
販の作図/編集プロセッサと同様の機能を持つ。
また、作図/編集プロセッサ231は検索用図形リスト蓄
積部232に蓄積された構成要素の図形データを読みだ
し、2字組列を右回りに直線で結んだ図形を表示部24に
表示する。
図形データが三次元空間における立体の場合には、図形
データの3字組列が示す三次元座標を透視投影変換して
二次元座標に変換し、変換された頂点座標を位相情報が
示す順に直線で結んだ図形を表示部24に表示する。
編集情報入力部29は市販のタブレット等であり、ユーザ
ーは該編集情報入力部29から表示部24に表示中の図形の
位置を移動したり姿勢を変化させたり、大きさを変える
ための編集情報を入力する。
作図/編集プロセッサ231は編集情報入力部29から編集
情報を読み取ると、該編集情報に応じて表示部24に表示
中の図形の位置を移動したり、姿勢を変えたり、大きさ
を変更したりする。
候補画像情報評価部25は、予備候補蓄積部251,構成要素
比較部252,基本候補蓄積部253,一次属性評価部254,一次
候補蓄積部255,二次属性評価部256、二次候補蓄積部25
7、三次属性評価部258および三次元補蓄積部259から構
成される。これらの各部の機能は動作説明の際、後述す
るが一次,二次,三次の各属性評価部254,256,258およ
び候補蓄積部255,257,259は上述した「位置」,「姿
勢」,「大きさ」の評価、蓄積に用いられる。
類似度判定基準推定部30は、一次編集情報蓄積部301,一
次類似度判定基準推定部302,二次編集情報蓄積部303,二
次類似度判定基準推定部304,三次編集情報蓄積部305,お
よび三次類似度判定基準推定部306から構成される。
類似度判定基準推定部30は画像構成要素編集部23で編集
された各属性情報の値が入力され、一旦該当する編集情
報蓄積部301,303,305に蓄積される。たとえば位置が一
次属性であるならば、両像構成要素編集部23で構成要素
の位置を編集すると、この編集の履歴が1編集ステップ
毎に一次編集情報蓄積部301に蓄積される。ただし蓄積
される編集情報は現在の編集ステップからtステップ分
前のものだけであり、それ以前の編集情報は棄却され
る。
たとえば第6図に示すように構成要素の位置を移動させ
ると、現時点よりtステップ分過去の構成要素の位置情
報が一次編集情報蓄積部301に蓄積される。この一次編
集情報蓄積部301に蓄積された編集情報に基づいて一次
類似度判定基準推定部302はこの属性の類似度判定基準
値を推定する。この推定は一次編集情報蓄積部301に蓄
積された編集情報の属性値の標準偏差値などとして求め
る。
たとえば一次属性の位置は二次組(xc,yc)であるか
ら、一次編集情報蓄積部301にはtステップ分の二次組
(xci,yci)i=0,…,t-1が蓄積される。従ってその類
似度判定基準値は(xci,yci)i=0,…,t-1の標準偏差
をsx,syとすると、 Xmin=xc-sx Ymin=yc-sy Xmax=xc+sx Ymax=yc+sy なる座標(Xmin,Ymin)、(Xmax,Ymax)を頂点とする矩
形領域となる。
この類似度判定基準値は画像構成要素編集部23に出力さ
れ、図形として表示部24に第7図に例示するように出力
される。この様な構成になっているから、ユーザーは自
分の編集操作によってどのような類似度判定基準値が推
定されたかを陽に観測することが可能である。
次に本実施例の動作について第3図により説明する。入
力部21は所望の画像情報の構成要素を表わす記号を入力
する。本実施例では入力される記号は構成要素が何であ
るかを具体的に指す構成要素類名であるから、「りん
ご」,「机」等と入力する。
画像構成要素検索制御部221は入力部21に入力された構
成要素名を読み出し、該構成要素名と同じ構成要素名が
画像構成要素蓄積部222にあるかを検索する。もしあれ
ば、画像構成要素蓄積部222の該構成要素名の図形デー
タと属性情報を読み出し、検索用図形編集リスト蓄積部
232に蓄積する。画像構成要素検索制御部221は従来のキ
ーワード等を用いた検索手法によって検索を行なうが、
画像情報の個々の構成要素を検索するのであるから、そ
の特定は容易である。
検索用図形編集リスト蓄積部232には、第8図に示す該
構成要素名80、図形データ81、属性情報821,822,823、
そして各属性情報毎の類似度判定基準値8211,8221,8231
が図に示す様に蓄積される。作図/編集プロセッサ231
は検索用図形リスト蓄積部232に蓄積された構成要素の
図形データ81を読み出し、表示部24に該図形データを可
視化し表示する。
所望の画像情報に含まれる構成要素の全てが表示部24に
表示されるまで、上記の手順を繰り返し、検索用図形編
集リスト蓄積部232に構成要素名80、図形データ81、属
性情報821,822,823を追加する。
次にユーザーは編集情報入力部29から編集情報を入力す
る。作図/編集プロセッサ231は編集情報入力部29から
編集情報を読み取ると、該編集情報に応じて表示部24に
表示されている図形を移動,回転,拡大・縮小すると同
時に、検索用図形編集リスト蓄積部232の該図形に対応
する構成要素の属性値も書き換える。
さらに編集の結果として変更される属性値を類似度判定
基準推定部30の該当する編集情報蓄積部301,303,305に
蓄積する。この様子を第9図に示す。
表示部24に表示されている図形(りんご)の位置を(x
c,yc)から(xc′,yc′)に変更すると、これに連動し
て検索用図形編集リスト蓄積部232の該図形に対応する
一次属性が(xc,yc)から(xc′,yc′)に書き換えられ
る。同時に新たな類似度判定値が更新されて、新しい位
置の属性値(xc′,yc′)が一次編集情報蓄積部301に蓄
積される。
また図形を回転してその姿勢を変更し、該図形の姿勢を
表わすベクトルpをpiからpeに変更したとすると、これ
に連動して新たな類似度判定値が更新され、検索用図形
編集リスト蓄積部232の該図形に対応する二次属性がpi
からpeに書き換えられ、二次編集情報蓄積部303に二次
属性値peが蓄積される。
図形の大きさを1.3倍に拡大すると、該図形に対応する
三次属性がから1.3に書き換えられ、新たな類似度判定
値が更新されて、三次編集情報蓄積部305に三次属性値
1.3が蓄積される。この様に検索用図形編集リスト蓄積
部232の各構成要素の位置,姿勢,大きさを変更して、
所望の画像情報に含まれる構成要素の位置,姿勢,大き
さに近付くように編集する。
各編集情報蓄積部(301,303,305)はtステップ分の属
性値を蓄積することが可能であり、編集が進むうちにt
ステップを超える属性値を蓄積しなくてはならなくなる
と、最も古い属性値が棄却され、代わりに最新の属性値
が蓄積される。
一次類似度判定基準推定部302は一次編集情報蓄積部301
に蓄積された属性値をすべて読みだし、その時点での類
似度判定基準値を求めて検索用図形編集リスト蓄積部23
2に出力する。作図/編集プロセッサ231は検索用図形編
集リスト蓄積部232に蓄積された類似度判定基準値を読
みだし、これを図形化して表示部24に出力する。
以下、同様に二次,三次の類似度判定基準推定部304,30
6は、二次,三次の編集情報蓄積部303,305に蓄積されて
いる属性値をすべて読みだし、その時点での類似度判定
基準値を求めて検索用図形編集リスト蓄積部232に出力
し、上記と同様にして図形化して表示部24に出力する。
そして、編集が終了すると、構成要素比較部252は検索
用図形編集リスト蓄積部232に蓄積されている第一の要
成要素名を読み出し、ついで検索用対応リスト蓄積部26
から該構成要素名を含む全ての画像情報の識別番号を読
みだし、基本候補蓄積部253と予備候補蓄積部251に蓄積
する。
次に構成要素比較部252は検索用図形編集リスト蓄積部2
32に蓄積されている第二の構成要素名を読み出し、つい
で予備候補蓄積部251に蓄積された各識別番号を順次読
みだして、検索用対応リスト蓄積部26の該識別番号に対
応する画像情報の検索用画像属性リストに該構成要素名
が含まれているかを調べる。もし含まれていなければ予
備候補蓄積部251に蓄積されている該識別番号を抹消
し、含まれていればそのまま残す。
次に構成要素比較部252は予備候補蓄積部251の内容を読
みだし、基本候補蓄積部253に書き込む。これを繰り返
し、もし予備候補蓄積部251の識別番号が全て抹消され
たら、構成要素比較部252は動作を中止し、一次属性評
価部254が動作を開始する。(一次属性評価部254の動作
については後述する。) この様にした構成要素比較部252は検索用図形編集リス
ト蓄積部232に蓄積されている全ての構成要素名につい
て、検索用対応リスト蓄積部26に該構成要素名を持つ画
像情報があるかを探索する。この様な構成になっている
から、全ての構成要素名については探索が終了すると基
本候補蓄積部253の内容は、検索用図形編集リスト蓄積
部232に蓄積された構成要素名を最も多く含む画像情報
の識別番号が蓄積される。
一次属性評価部254は検索用図形編集リスト蓄積部232に
蓄積されている第一の構成要素の一次属性とその類似度
判定基準値を読み出し、ついで基本候補蓄積部253に蓄
積された第一候補の識別番号を読みだし、検索用対応リ
スト蓄積部26における該識別番号の画像情報の検索用画
像属性リストから該構成要素と同じ名称の構成要素の一
次属性を読み出す。
そして後者の一次属性値が前者の類似度判定基準値内に
あるかどうかを判定する。もし類似度判定基準値内にな
ければ、第一候補の評価は中止され、直ちに第二候補の
評価を開始する。もし類似度判定基準値内にあれば、同
様にして一次属性評価部254は検索用図形編集リスト蓄
積部232に蓄積されている全ての構成要素の一次属性に
ついて、該画像情報の検索用画像属性リストの対応する
構成要素の一次属性、および類似度判定基準値を用いて
評価を行なう。
全ての構成要素について比較評価が終了した時点で、第
一候補の画像情報がまだ棄却されていなかったから、一
次候補蓄積部255に該画像情報の識別番号を蓄積する。
次に一次属性評価部254は、基本候補蓄積部253の第二候
補の画像情報の全ての構成要素の一次属性について第一
候補の画像情報の場合と同様に検索用図形編集リスト蓄
積部232の各構成要素の一次属性とその類似度判定基準
値を用いて評価し、類似度判定基準値内であれば一次候
補蓄積部255に第二候補の画像情報の識別番号と評価値
を蓄積する。
この様にして一次属性評価部254は基本候補蓄積部253の
全ての画像情報について検索用図形編集リスト蓄積部23
2に蓄積されている構成要素の一次属性との適合度を評
価し、すべての構成要素の一次属性値が類似度判定基準
値内にある候補画像だけを一次候補蓄積部255に蓄積す
る。
同様にして二次属性評価部256は一次候補蓄積部255の全
ての画像情報の各構成要素の二次属性値が検索用図形編
集リスト蓄積部232に蓄積されている該当する構成要素
の二次属性の類似度判定基準値内にあるかを判定する。
そしてもし全ての構成要素について二次属性値が類似度
判定基準値内にあるのなら、二次候補蓄積部257に該画
像情報の識別番号を蓄積する。
また三次属性評価部258も同様にして、二次候補蓄積部2
57の全ての画像情報の各構成要素の三次属性値を、検索
用図形編集リスト蓄積部232に蓄積されている該当する
構成要素の三次属性値、およびその類似度判定基準値と
比較する。もし全ての構成要素の三次属性値が類似度判
定基準値内であれば、三次候補蓄積部259に該画像情報
の識別番号を蓄積する。
画像情報検索制御部27は三次候補蓄積部259に蓄積され
ている候補画像の識別番号を読みだして、該識別番号に
対応する画像情報を画像情報蓄積部28から読みだし、表
示部24に表示する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明では、所望の画像情報を検索
するための略図形を、言語入力形式の作図・編集プロセ
ッサを用いて作成するキーイメージ検索手法において、
ユーザーがキーイメージを作成する際に類似度の判定基
準を指定可能としている。特に本発明では類似度判定基
準の指定を、キーイメージ編集操作の履歴から自動的に
推定するため、ユーザーは類似度判定基準値をいちいち
明示するために指定する手間から解放される。すなわち
本発明では、ユーザーの類似度判定基準値指定にともな
う負担を全く増やすことなく、類似度判定基準値を指定
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成ブロック図、第2図は
第1図の画像情報蓄積部28に蓄積されている画像情報の
各構成要素名の図形データと属性情報との対応リストを
示す図、第3図は第1図の要部の詳細ブロック構成を示
す図、第4図は第3図の画像構成要素蓄積部222に蓄積
される各構成要素の図形データと属性情報(位置,大き
さ)を示す図、第5図は略図形の頂点座標を説明するた
めの図、第6図は構成要素の位置の移動による一次編集
情報蓄積部301への蓄積動作を説明するための図、第7
図は表示部24へ表示された類似度判定基準値を示す矩形
領域の図形、第8図は検索用図形編集リスト蓄積部232
に蓄積される構成要素名等の一例図、第9図は一次,二
次,三次の編集情報蓄積部301,303,305に蓄積される構
成要素名等と属性値の一例図、第10図ないし第12図は従
来の画像データベースから所望の画像情報を検索する各
例の説明図、第13図および第14図は従来のキーイメージ
検索法による言語入力形式の作図プロセッサ13を用いた
説明図、第15図は上記言語入力形式に用いられる各画像
情報の蓄積位置と検索用画像属性リストの対応表の一例
図、第16図は従来のキーイメージ検索法による略図形18
と画像情報17の対応関係を説明するための図である。 21……入力部、22……画像構成要素呼出部、23……画像
構成要素編集部、 24……表示部、25……候補画像情報評価部、26……検索
用対応リスト蓄積部、 27……画像情報検索制御部、28……画像情報蓄積部、29
……編集情報入力部、 30……類似度判定基準推定部、221……画像構成要素検
索制御部、222……画像構成要素蓄積部、231……作図/
編集プロセッサ、232……検索用図形編集リスト蓄積
部、251……予備候補蓄積部、 252……構成要素比較部、253……基本候補蓄積部、254
……一次属性評価部、 255……一次候補蓄積部、256……二次属性評価部、257
……二次候補蓄積部、 258……三次属性評価部、259……三次候補蓄積部、301
……一次編集情報蓄積部、 303……二次編集情報蓄積部、305……三次編集情報蓄積
部、302……一次類似度判定基準推定部、304……二次類
似度判定基準推定部、306……三次類似度判定基準推定
部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−130278(JP,A) 特開 昭64−12371(JP,A) 特開 昭63−191271(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告Vol. 87 No.255 IE87−88(1987−11− 20)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を構成する個々の素材を代表する
    図形情報などとしての構成要素とその属性情報をあらか
    じめ蓄積しておりユーザーの要求に応じて所望の構成要
    素を呼び出す画像構成要素呼出部と、該画像構成要素呼
    出部で呼び出された各画像構成要素の位置,大きさ,形
    状,姿勢などの属性情報を編集する画像構成要素編集部
    と、該画像構成要素編集部におけるユーザーの編集情報
    から類似度判定基準値を推定する類似度判定基準値推定
    部と、磁気ディクス等の蓄積媒体に蓄積された画像情報
    の蓄積位置と該画像情報の内容をその構成要素毎に分解
    しそれぞれに画像情報内における位置,大きさ,形状,
    姿勢などの属性情報を定義した検索用対応リスト蓄積部
    と、該検索用対応リストの各画像の構成要素の属性値と
    前記画像構成要素編集部で編集された構成要素の属性値
    とを推定された類似度判定基値推定値によって比較・評
    価し、両者の類似度が高い画像情報を検索候補として選
    択する候補画像情報評価部と、から構成されることを特
    徴とする画像情報検索装置。
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