JPH0670425B2 - 内燃機関の表示制御装置 - Google Patents

内燃機関の表示制御装置

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JPH0670425B2
JPH0670425B2 JP60216368A JP21636885A JPH0670425B2 JP H0670425 B2 JPH0670425 B2 JP H0670425B2 JP 60216368 A JP60216368 A JP 60216368A JP 21636885 A JP21636885 A JP 21636885A JP H0670425 B2 JPH0670425 B2 JP H0670425B2
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    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0231Circuits relating to the driving or the functioning of the vehicle
    • B60R16/0232Circuits relating to the driving or the functioning of the vehicle for measuring vehicle parameters and indicating critical, abnormal or dangerous conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P11/00Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
    • F02P11/06Indicating unsafe conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は内燃機関の表示制御装置に係り、特に内燃機
関のオイル及び冷却水の異状時に表示回路により警告表
示をするとともに、機関回転数を制御し、運転者に異状
状態を確実に知らせしめる内燃機関の表示制御装置に関
する。
[従来の技術] 表示回路中の表示部には、一般に発光ダイオードやラン
プ、あるいは液晶が使用されている。そして、この表示
部は、オイルや冷却水の量を検出し、一定量以下となっ
た際に点燈表示して運転者に異状状態を知らせ、エンジ
ンの焼付やオーバヒート等の事故を未然に防止してい
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来の内燃機関の表示制御装置においては、
例えばオイルレベルスイッチに接点を複数箇所設けると
ともに、これら接点には各々指示灯を設け、オイル量に
よって上下動する磁石付フロートを設け、このフロート
と相対する位置で前記接点をオンさせ指示灯を点燈させ
るべく構成されている(特開昭48−86561)。さすれ
ば、オイル量に応じてフロートの高さ位置が変化し、指
示灯を点燈させてオイル量を運転者に知らせ得るもので
ある。
しかし、上述のオイル量表示装置は、オイルレベルスイ
ッチと指示灯とが接続されているのみであり、船外機に
使用した際には波動によってフロートが常時上下動する
こととなり、接点がオン・オフする惧れがあり、指示灯
が点滅を繰返し、明確なオイル量の表示が期待できない
という不都合がある。
また、船外機のエンジンにオイルタンクを装着すること
により、大なる深さを有するエンジン形状となり、指示
灯を切れ目なく点灯させる際には接点同士を所定範囲内
でオーバラップさせて取付ける必要がある。このため、
最上端(満タン状態)から最下端(空状態)までに接点
を設ける場合には、接点の数が増大するとともに、オー
バラップさせるために横方向への取付スペースも必要と
なり、前記接点を筒体内に入れ、この筒体外周にフロー
トを設けて上下動させることは、製作が困難であるとと
もに、船外機が大型化するという不都合がある。
更に、相当数の指示灯を設けた際に、常時使用されるの
はフロートの高さ位置に相当する1つだけであり、効率
が悪く、運転者にオイル量を知らしめる際に大なる表示
効果を期待することができないという不都合がある。
前記表示制御装置には、オイル量や機関温度を検出して
点火装置を失火させ、機関回転数を規制するものもあ
る。つまり、オイル量を検出し、一定量以下の際にオイ
ルレベルスイッチをオンさせ、連動する点火装置を失火
させて機関回転数を規制している。また、ヒートセンサ
によって機関温度を検出し、一定温度以上の際にヒート
センサをオンさせ、連動する点火装置を失火させて機関
回転数を規制している。そして、回転数規制と同時に発
光ダイオード等の表示部を点燈させ、運転者にオイル量
や機関温度の異状を知らしめている。
しかし、機関回転数を規制回転数以下で使用している場
合には、上述の回転数規制や表示部の点燈動作が行われ
ないという不都合が生ずる。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するため
に、CDI式点火回路と、機関回転数を検出し機関回転数
が第1所定回転数以上の過回転状態となった際に回転数
検出回路からの信号により機関回転数を略第1所定回転
数に維持するとともに略第1所定回転数の維持状態が設
定時間継続した際に第1所定回転数を第2所定回転数に
切換えるべく機関回転数を制御する過回転防止回路と、
オイル量を表示する消燈方式第1表示部とオイル量及び
/または冷却水の循環状態を検出し過回転防止回路の作
動原因を表示する第2表示部とを有する表示回路と、内
燃機関のオイル量を検出したオイル量の異状を検出した
際及び/または冷却水の循環状態の異状を検出した際に
表示回路を警告表示とするとともに過回転防止回路を動
作させて機関回転数を第2所定回転数に切換えるべく制
御し且つ電源を切る前の状態を記憶するキープリレーを
有する駆動回路とを設けたことにより、感覚的にオイル
や冷却水の状態を知ることができ、実用上有利であると
ともに、構造が簡単で、製作が容易であり、コストを低
廉として得て、経済的に有利であり、しかも前記駆動回
路に使用されるキープリレーによって電源を切る前の状
態を記憶でき、記憶用の補助電源の不要な内燃機関の表
示制御装置を実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、内燃機関の表示
制御装置において、CDI式点火回路と、機関回転数を検
出しこの機関回転数が第1所定回転数以上の過回転状態
となった際に回転数検出回路からの信号により機関回転
数を略第1所定回転数に維持するとともにこの略第1所
定回転数の維持状態が設定時間継続した際には第1所定
回転数を第2所定回転数に切換えるべく機関回転数を制
御する過回転防止回路と、オイル量を表示する消燈方式
第1表示部とオイル量及び/または冷却水の循環状態を
検出し前記過回転防止回路の作動原因を表示する第2表
示部とを有する表示回路と、内燃機関のオイル量を検出
しオイル量の異状を検出した際及び/または冷却水の循
環状態の異状を検出した際には前記表示回路を警告表示
とするとともに前記過回転防止回路を動作させて機関回
転数を前記第2所定回転数に切換えるべく制御し且つ電
源を切る前の状態を記憶するキープリレーを有する駆動
回路とを設けたことを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、機関駆動時にオイルや
冷却水が異状状態となった際に、第1、第2表示部を有
する表示回路によって警告表示を行うとともに、過回転
防止回路をオンさせて機関回転数の制御が行われ、駆動
回路はたとえ電源を切ってもキープリレーによって前の
状態を記憶している。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜3図はこの発明の実施例を示すものである。第1
〜3図において、2は内燃機関の表示制御装置の制御回
路である。この制御回路2は、マグネト方式のCDI式点
火回路4と、過回転防止回路6と、過回転防止回路6の
遮断を行う遮断回路8と、第1表示部10a、第2表示部1
0bを有する表示回路12と、表示回路12と前記過回転防止
回路6とを動作させる駆動回路14とからなる。
前記CDI式点火回路4は、コンデンサ充電コイルL1、L2
の出力をダイオードD1、D2で夫々整流し、コンデンサC
1、C2を夫々充電する。また、パルサコイルL7で発生し
たゲート電圧を、ダイオードD11を介して、サイリスタS
CR1に印加すると、前記コンデンサC1の電荷が放電され
てイグニションコイルの1次側点火コイルL31を放電さ
せ、2次側点火コイルL32に高電圧が発生し、スパーク
プラグ(図示せず)に火花を発生させる。更に、パルサ
コイルL8、L9、L10で発生したゲート電圧も、上述パル
サコイルL7と同様に、ダイオードD12、D13、D14を夫々
介して、サイリスタSCR2、SCR3、SCR4に夫々印加し、コ
ンデンサC1、C2の電荷によって1次側点火コイルL41、L
51、L61を夫々放電させ、2次側点火コイルL42、L52、L
62に夫々高電圧が発生し、各スパークプラグに火花を発
生させる。
また、前記CDI式点火回路4と前記過回転防止回路6と
を一体的に構成し、この過回転防止回路6には、機関回
転数が第1所定回転数を超えた際に過回転防止を行う第
1機構と、オイルや冷却水の異状時に過回転防止を行う
第2機構とを設ける。
前記過回転防止回路6について説明する。
過回転防止回路6の第1機構は、サイリスタSCR5と、抵
抗R5と、サイリスタSCR5をオン・オフする回転数検出回
路16と、失火状態を検出する火花消去検出回路18と、失
火時間を測定するタイマ回路20と、タイマ回路20により
失火状態が設定時間に達した際に設定回路数を低く切換
える設定回転数切換回路22とからなる。前記サイリスタ
SCR5のアノードは、前記点火回路4に設けたコンデンサ
充電コイルL2に接続し、一方カソードは前記抵抗R5を介
して接地してある。このサイリスタSCR5のゲートには、
回転数検出回路16の出力端を接続している。回転数検出
回路16は、前記パルサコイルL7、L8、L9、L10の出力を
夫々入力し、機関回転数が第1所定回転数以上の過回転
状態となり失火状態が設定時間に達した際にサイリスタ
SCR5のゲートに通電する。この通電でサイリスタSCR5は
点火回路4のコンデンサ充電コイルL2を短絡するので、
スパークプラグは火花を発生せず、機関回転数は第1所
定回転数未満に制御される。
つまり、前記過回転防止回路6の第1機構は、機関の過
回転状態を運転者に積極的に知らせるために、機関回転
数が第1所定回転数に達し、失火→点火→失火の状態が
設定時間連続した際に、強制的に第2所定回転数に切換
えるべく構成される。詳述すれば、機関回転数が第1所
定回転数に達し、回転数検出回路16からサイリスタSCR5
に信号が出力されてサイリスタSCR5がオンすると、コン
デンサ充電コイルL2の出力電流がサイリスタSCR5を流れ
る。そして、火花消去検出回路18が動作し、この信号が
タイマ回路20に入力され、設定時間経過した際にタイマ
回路20から設定回転数切換回路22に信号が送られ、第1
所定回転数から第2所定回転数に切換えられるものであ
る。なお符号24は回転数検出回路16の電源回路である。
また、前記過回転防止回路6の第2機構は、エンジンオ
イルや冷却水が一定量以下になった場合や、オイルタン
ク(図示せず)からのオイルの循環が不良の場合、ある
いは冷却水がシリンダ内を循環しなくなった場合に、後
述するオイルレベルスイッチ群26や各部センサからの信
号によって第2所定回転数まで機関回転数を規制すべく
構成される。前記オイルレベルスイッチ群26はオイルタ
ンクに装着され、オイル量に応じてオン・オフ動作する
例えば4個の第1、第2、第3、第4接点28−1、28−
2、28−3、28−4と、永久磁石付フロート(図示せ
ず)と、シャフトと、キャップ部とからなる。また、第
1〜第4接点28−1、28−2、28−3、28−4は、オイ
ル充満時には第1接点28−1のみがオン状態となり、オ
イル量の減少に応じて上方位置の第2接点28−2、第3
接点28−3、第4接点28−4と順次限定された範囲でオ
ンするべく構成されている。つまり、前記オイルレベル
スイッチ群26の第1〜第4接点28−1、28−2、28−
3、28−4の配置は、第1図に示す如く、上方から第1
接点28−1、第2接点28−2、第3接点28−3、第4接
点28−4となっており、この配置は一定間隔あるいは任
意の間隔でもよい。前記第1〜第4接点28−1、28−
2、28−3、28−4は永久磁石付フロートと対向する位
置でオン状態となり、その位置以外ではオフ状態となる
様に構成される。このため、最上高さ位置の第1接点28
−1はフロートが最上高さ位置にあって対向する際にオ
ン状態となるものであり、前記シャフトにストッパを設
けたり、キャップ部下面にフロートを当接させることに
よってフロートの最上高さ位置を設定する。また、第4
接点28−4は、フロートが最下高さ位置のストッパに当
接することによってオン状態となる様に設けられる。更
に、オイルレベルスイッチ群26の一端は前記駆動回路14
のキープリレーKP−1、KP−2、KP−3に接続され、他
端は接地されている。前記第4接点28−4には、ダイオ
ードD40を介してバッテリ30、イグニションスイッチ3
2、ブザー34が順次接続される。
次に前記遮断回路8について説明する。過回転防止の解
除操作を行わない場合、遮断回路8は、前記コンデンサ
充電コイルL1、L2からの出力を夫々入力し、抵抗R7、R
8、ダイオードD19、D20、D21、D22と流れ、コンデンサC
3及びツエナーダイオードZD1に通電する。そして、電流
が抵抗R13、トランジスタTr2のベース、アースと流れ、
トランジスタTr2をオン状態とする。また、抵抗R14とト
ランジスタTr2間が導通状態となり、トランジスタTr1を
オフ状態とする。
そしてこのとき、オイルタンク内のオイル量が一定量以
下まで減少し前記オイルレベルスイッチ群26の第4接点
28−4がオンした際に、バッテリ30、イグニションスイ
ッチ32、ブザー34、オイルレベルスイッチ群26の第4接
点28−4と電流が流れ、ブザー34が吹鳴する。一方、ダ
イオードD24を介してトランジスタTr2のベース、エミッ
タ間を短絡し、トランジスタTr2をオフ状態とすること
により、トランジスタTr1に抵抗R11、ツエナーダイオー
ドZD2、トランジスタTr1のベース、エミッタと電流が流
れ、トランジスタTr1がオン状態となる。そして、タイ
マ回路20がトランジスタTr1を介して短絡し、タイマ回
路20が動作する。
また、過回転防止を解除するために、例えばリセットス
イッチ36をオンすることにより、定電圧回路部位からの
電流がリセットスイッチ36、抵抗R9、R10、アースと流
れ、抵抗R10の電圧降下によりサイリスタSCR6をオンさ
せる。なお、このリセットスイッチ36は常開の手動操作
自動復帰用接点であり、つまり手動操作時以外はオフ状
態を保つべく構成されている。このサイリスタSCR6のオ
ン状態により前記トランジスタTr1のベース、エミッタ
間を短絡させ、トランジスタTr1をオフ状態とする。終
にはタイマ回路20をオープンさせる。これにより、前記
過回転防止回路6が遮断され、過回転防止が解除され
る。しかして、機関を停止させることによりサイリスタ
SCR6がオフ状態となり、過回転防止の解除動作は停止
し、再始動時には自動復帰して過回転防止機能による機
関回転数の制御を行うべく構成されるのである。
前記表示回路12について説明する。表示回路12は、第3
図に示す如き表示部10を有し、この表示部10には、消燈
方式の第1表示部10aたるオイルレベル表示用の発光ダ
イオードLED1〜8と、第2表示部10bたる冷却水の循環
不良表示用の発光ダイオードLED9、10、オイルの循環不
良表示用の発光ダイオードLED11、回転規制表示用の発
光ダイオードLED12とが設けられる。このとき、第3図
に示す如く、発光ダイオードLED1、2を2個1組として
1段目(最上高さ位置)とし、2段目〜4段目までを順
次下方に設け、例えば、1〜3段目までの発光ダイオー
ドLED1〜6を緑とするとともに、4段目の発光ダイオー
ドLED7、8を赤に色分けする。また、前記発光ダイオー
ドLED9〜12をも夫々赤とする。
前記表示回路12の発光ダイオードLED1〜11の一端は、後
述する駆動回路14のキープリレーKP−1〜KP−3の接点
部位に夫々接続され、発光ダイオードLED1〜8の他端は
イグニションスイッチ32を介してバッテリ30に接続され
る。また、発光ダイオードLED9、10の他端は、冷却水の
循環不良時にオン状態となるウォータセンサ38a、38bに
夫々接続されている。更に、発光ダイオードLED11の他
端は、オイルの循環不良時にオン状態となるオイルフロ
ーセンサ40に接続される。前記発光ダイオードLED12の
一端は接地されるとともに、他端は抵抗R6を介して、過
回転防止回路6の火花消去検出回路18に接続される。
次に前記駆動回路14について説明する。駆動回路14の一
端にはオイルレベルスイッチ群26の第1〜第4接点28−
1、28−2、28−3、28−4が夫々接続されるととも
に、他端には上述した表示回路12が接続される。詳述す
れば、駆動回路14は3個のキープリレーKP−1、KP−
2、KP−3を有し、このキープリレーKP−1、KP−2、
KP−3は、接点部42−1、42−2、42−3と、この接点
部42−1、42−2、42−3を吸引するコイル部と、電源
がなくなっても通電時の最後の状態を保持する永久磁石
とにより構成され、電源を切る前の状態を記憶すするも
のである。また、前記コイル部には、ダイオードD29〜3
8を介して、前記オイルレベルスイッチ群26の第1〜第
4接点28−1、28−2、28−3、28−4が夫々接続され
るとともに、接点部42−1、42−2、42−3には、抵抗
R17〜20を介して発光ダイオードLED1〜8が夫々接続さ
れる。
次に作用について説明する。
図示しない永久磁石を有するロータが機関のクランクシ
ャフトと同期して回転すると、コンデンサ充電コイルL1
及びL2に順次起電力が発生し、その起電力によりコンデ
ンサ充電コイルL1、ダイオードD1、コンデンサC1と電流
が流れるとともに、コンデンサ充電コイルL2、ダイオー
ドD2、コンデンサC2と電流が流れ、コンデンサC1、C2が
夫々充電される。そして、前記ロータが更に回転するこ
とにより、パルサコイルL7、L8、L9、L10にも順次起電
力が発生し、パルサコイルL7、ダイオードD11、サイリ
スタSCR1のゲート、イグニションコイルの1次側点火コ
イルL31と電流が流れ、オフ状態のサイリスタSCR1をオ
ンさせる。これにより、既に充電されるコンデンサC1の
電荷がサイリスタSCR1を経て、イグニションコイルの1
次側点火コイルL31にかかり、1次側点火コイルL31を放
電させ、イグニションコイルの2次側点火コイルL32に
高電圧が発生してスパークプラグに飛火する。このと
き、前記パルサコイルL8、L9、L10に発生した起電力に
よる電流も、上述のパルサコイルL7と同様に、サイリス
タSCR2、SCR3、SCR4を夫々オンさせ、終にはイグニショ
ンコイルの2次側点火コイルL42、L52、L62に高電圧を
夫々発生させてスパークプラグに飛火させ、機関を駆動
させる。
そして、例えばプロペラピッチが小さく且つ走行中の機
関回転数が所定回転数以上の過回転状態となった際に
は、パルサコイルL7、L8、L9、L10の出力が回転数検出
回路16に入り、第1所定回転数に達すると回転数検出回
路16から信号が出力され、サイリスタSCR5のゲートに係
り、サイリスタSCR5をオフからオン状態とする。さすれ
ば、コンデンサ充電コイルL2の出力がサイリスタSCR5に
よって短絡され、コンデンサC2が充電されず、終にはイ
グニションコイルの2次側点火コイルL52、L62に高電圧
が発生せず、失火状態となって機関回転数の上昇を押え
る。また、機関回転数が下がると、前記回転数検出回路
16から信号が発生されず、サイリスタSCR5がオフ状態を
維持することとなり、飛火を正常に行わしめる。上述の
如き動作を繰返すことにより、機関回転数は略第1所定
回転数を維持することとなる。また、機関回転数が第1
所定回転数に達し、失火→点火→失火の状態が何秒間が
持続した際には、回転数検出回路16からサイリスタSCR5
に信号が出力され、サイリスタSCR5がオンとし、コンデ
ンサ充電コイルL2の出力電流がサイリスタSCR5を流れ
る。これにより、火花消去検出回路18が動作し、この火
花消去検出回路18の信号がタイマ回路20に送られ、設定
時間経過すると、タイマ回路20から設定回転数切換回路
22に信号が送られ、第1所定回転数から第2所定回転数
に切換える。例えば、前記第1所定回転数を6000RPM、
第2所定回転数を3000RPM、切換わるまでの設定時間を1
0秒とすると、機関回転数が6000RPMに達すると失火状態
になり機関回転数の上昇は頭打ち状態になる。しかし、
失火→点火→失火を繰返すと機関に大なる衝撃が加わる
ので好ましくなく、この頭打ち状態を10秒間続けると、
機関回転数が6000RPMから3000RPMに切換えられ、運転者
に過回転防止状態であったことを積極的に知らせること
になる。
オイルタンク内にオイルが充満状態あるいはそれに近い
状態である場合には、永久磁石付フロートは最上高さ位
置に位置することとなり、第1接点28−1をオン状態と
する。そして、このオン状態でイグニションスイッチ32
をオンすると、バッテリ30からの電流が、キープリレー
KP−1のコイル部S、ダイオードD29、第1接点28−
1、アースと流れ、また同時に、キープリレーKP−2の
コイル部S、第1接点28−1、アースと流れるととも
に、更にキープリレーKP−3のコイル部S、ダイオード
D35、第1接点28−1、アースと流れる。これにより、
各コイル部Sの吸引力によってキープリレーKP−1、KP
−2、KP−3の各接点部をa側に移動させ、導通状態と
する。このため、バッテリ30からの電流が、発光ダイオ
ードLED2、LED1、抵抗R17、キープリレーKP−2、KP−
1、アースと流れ、また同時に、発光ダイオードLED4、
LED3、抵抗R18、キープリレーKP−3、KP−1、アース
と流れるとともに、更に発光ダイオードLED6、LED5、抵
抗R19、キープリレーKP−1、アースと流れ、発光ダイ
オードLED1〜6までを点燈させる。すなわち、第1表示
部10aの1〜3段目までを点燈させることとなる。そし
て、機関が駆動することによりオイルタンク内のオイル
量は減少し、フロートを降下させる。これにより、オイ
ルレベルスイッチ群26の第1接点28−1をオフ状態とな
るが、キープリレーKP−1、KP−2、KP−3は永久磁石
によって最初の状態を保持することにより、たとえ電源
がなくなってもキープリレーKP−1、KP−2、KP−3の
各接点部はオン状態を維持し、発光ダイオードLED1〜6
を点燈させ続ける。
また、オイル量が減少してフロートと第2接点28−2と
が対向し、第2接点28−2がオン状態となった場合に
は、バッテリ30からの電流が、キープリレーKP−1のコ
イル部S、ダイオードD30、第2接点28−2、アースと
流れ、また同時に、キープリレーKP−2のコイル部R、
ダイオードD32、第2接点28−2、アースと流れるとと
もに、更にキープリレーKP−3のコイル部S、ダイオー
ドD36、第2接点28−2、アースと流れる。これによ
り、キープリレーKP−1の接点部はa側状態を維持し、
キープリレーKP−2の接点部は、コイル部Rがオンする
ことによって永久磁石の吸引力に打ち勝ってb側に移動
される。また、キープリレーKP−3の接点部はa側状態
を維持する。この結果、回路のつながっている発光ダイ
オードLED3〜6は点燈状態を継続し、キープリレーKP−
2の接点部のb側移動により発光ダイオードLED1、2の
回路が切れ、消燈する。すなわち、第1表示部10aの1
段目が消えることとなる。そしてこのとき、上述第1接
点28−1と同様に、第2接点28−2はオイル量の減少に
よってオフ状態となるが、キープリレーKP−2がオン状
態を保持することにより、発光ダイオードLED3〜6は点
燈状態を継続するものである。
更に、オイル量が減少してフロートと第3接点28−3と
が対向し、第3接点28−3がオン状態となった場合に
は、バッテリ30からの電流が、キープリレーKP−1のコ
イル部S、ダイオードD31、第3接点28−3、アースと
流れ、また同時に、キープリレーKP−2のコイル部R、
ダイオードD33、第3接点28−3、アースと流れるとと
もに、更にキープリレーKP−3のコイル部R、第3接点
28−3、アースと流れる。これにより、キープリレーKP
−1の接点部はa側状態を維持するとともに、キープリ
レーKP−2の接点部はb側状態を維持し、キープリレー
KP−3の接点部がa側からb側に移動する。さすれば、
発光ダイオードLED1〜4の回路はオープンとなり消燈す
るとともに、発光ダイオードLED5、6の回路が導通状態
を維持して点燈し続ける。このとき、第1表示部10aの
1段目に続き、2段目も消燈する。また、オイル量によ
ってオイルレベルスイッチ群26の第3接点28−3がオフ
状態となっても、キープリレーKP−3がオン状態を維持
することによって回路の導通状態は保持され、発光ダイ
オードLED5、6の点燈状態は変化しない。
オイル量が更に減少してオイルレベルスイッチ群26の第
4接点28−4とフロートとが対向し、第4接点28−4が
オンすると、バッテリ30からの電流が、キープリレーKP
−1のコイル部R、第4接点28−4、アースと流れ、キ
ープリレーKP−1の接点部をa側からb側に切換える。
これにより、点燈していた発光ダイオードLED5、6の回
路がオープンとなり、発光ダイオードLED5、6が消燈す
る。同時に発光ダイオードLED7、8の回路がアースに落
ち、導通状態となって発光ダイオードLED7、8を点燈さ
せる。そして、第1表示部10aの3段目が消え、4段目
の赤色の発光ダイオードLED7、8が点燈することとな
る。また、オイルレベルスイッチ群26の第4接点28−4
がオンすることにより、オイル量の補給が必要であると
いう警告レベルであり、第1表示部10aの赤色点燈とと
もに、バッテリ30、ブザー34、ダイオードD40、第4接
点28−4、アースと電流が流れ、ブザーを吹鳴させる。
更に、前記遮断回路8に影響を及ぼし、機関回転数の規
制を行う。
前記遮断回路8は、コンデンサ充電コイルL1及びL2の出
力を電源とし、この出力をダイオードD19〜D22、コンデ
ンサC3、ツエナーダイオードZD1と流れ、このツエナー
ダイオードZD1で整流され平滑定電圧化された電流が、
抵抗R13、トランジスタTr2のベース、アースと流れ、ト
ランジスタTr2をオン状態とする。これにより、電流が
ダイオードD19、D20、抵抗R11、ダイオードD39、トラン
ジスタTr2、アースと流れ、トランジスタTr1のコレク
タ、エミッタ間を短絡させ、トランジスタTr1はオフ状
態となる。そしてこのとき、前記過回転防止回路6には
何等影響を与えることはない。しかし、トランジスタTr
2がオフ状態となると、短絡状態にあったトランジスタT
r1のベース、エミッタ間に電流が流れ、トランジスタTr
1をオン状態とし、タイマ回路20の一部がトランジスタT
r1によって短絡される。これにより、タイマ回路20が作
動し始め、設定時間経過後に設定回転数切換回路22に信
号が送られ、機関回転数を第2所定回転数に切換え、運
転者に積極的にオイル量の低下を知らしめ、オイル補給
を促す。またこのとき、過回転防止回路6のサイリスタ
SCR5を流れる電流を利用して第2表示部10bの発光ダイ
オードLED12を点燈させ、過回転防止が作動中であるこ
とを運転者に知らせるものである。即ち、コンデンサ充
電コイルL2、サイリスタSCR5、抵抗R5、アースと電流が
流れることにより、サイリスタSCR5、抵抗R6、発光ダイ
オードLED12、アースと電流が流れ、発光ダイオードLED
12が点燈するものである。これにより、オイルレベルス
イッチ群26の第4接点28−4がオンすると、第1表示部
10aの発光ダイオードLED7、8が点燈するとともに、ブ
ザーを吹鳴させる。そして、過回転防止回路6の第2所
定回転数以上で走行している際には回転規制が動作し、
運転者にオイル補給の警告を与えるが、表示部10にはオ
イル量を表示する4段目の赤色点燈と、過回転防止動作
時を表示する赤色点燈が行われ、警告内容を目と耳で確
認することが可能である。
このオイル量低下の警告の場合、オイルタンク内に多少
走行出来る程度のオイル量を残して警告するのが一般的
である。オイルレベルスイッチ群26の第4接点28−4が
オンし回転規制が作動している際に、災害や災害回避等
のための緊急避難の必要が生じた場合には、後述する如
く過回転防止すなわち回転規制を解除できる。つまり、
遮断回路8のリセットスイッチ36を機関作動中に一時的
にオンにさせることにより、電流がダイオードD19、D2
0、リセットスイッチ36、抵抗R9、サイリスタSCR6のゲ
ート、アースと流れ、サイリスタSCR6をオン状態とす
る。さすれば、トランジスタTr1のベース、エミッタ間
が短絡され、トランジスタTr1はオフとなり、タイマ回
路20の一部がオープンとなって回転規制は解除される。
これにより、一般走行が可能となるが、オイル量の低下
によって補給レベルにあることを運転者に忘れさせない
ために、第1表示部10aの4段目の赤色点燈とブザーの
吹鳴は継続して作動させる。なお、前述の如く、前記リ
セットスイッチ36は、手動操作により一時的にオン状態
となり、手動操作後はオフ状態(つまり常開状態)を保
つべくオン状態から自動復帰する。これにより、機関を
始動あるいは再始動する際には、常にリセットスイッチ
36はオフ状態になり、始動・再始動が可能となる。
そして、緊急避難措置が終わり、機関を一旦停止させて
再始動した際には、サイリスタSCR5はオフ状態となって
おり、電源を切る前の状態を記憶する駆動回路14のキー
プリレーKP−1、KP−2、KP−3により停止前の回転規
制が動作する。また、オイル補給を行うことにより、第
1表示部10aの赤色点燈が消え、緑色点燈に切換わると
ともに、ブザー吹鳴及び回転規制が解除される。
これにより、オイルタンク内のオイル量を消燈方式によ
って表示したので、運転者が感覚的且つ容易にオイル量
の確認をすることができる。また、キープリレーが一旦
信号を入力すると、電源がなくなっても最初のオン状態
を保持することにより、狭い範囲でのオン信号を入力す
るだけで、次の信号が入るまで同一表示させることがで
き、回路が簡単となるとともに、常時電源を供給する必
要もないという利点がある。
次に、冷却水の循環状態の表示について説明する。ウォ
ータセンサ38a、38bは、シリンダヘッドカバー部、ある
いはその附近に取付けられており、機関始動時にウォー
タポンプを駆動させ、このウォータポンプによって冷却
水を吸込み、シリンダのジャケット部位に冷却水が循環
していることを感知するものである。この冷却水の表示
機構は、ウォータセンサ38a、38bと、信号により冷却水
の有無を表示する第2表示部10bの発光ダイオードLED
9、10と、前記信号により回転規制を行う過回転防止回
路6及び回転規制作動状態を知らせる第2表示部10bの
発光ダイオードLED12とからなる。
さすれば、機関開始前には当然冷却水はシリンダ内にな
く、ウォータセンサ38a、38bはオン状態にある。そし
て、イグニションスイッチ32をオンすることにより、電
流がバッテリ30、発光ダイオードLED9、ウォータセンサ
38a、アースと流れるとともに、バッテリ30、発光ダイ
オードLED10、ウォータセンサ38b、アースと流れ、発光
ダイオードLED9、10を夫々点燈させる。このとき、発光
ダイオードLED9、10を例えば警告用の赤色点燈させ、積
極的に運転者に警告を促す。
機関開始時には、コンデンサ充電コイルL1、L2からの電
流が、ダイオードD19、D20を介して、抵抗R15、トラン
ジスタTr3のベース、ウォータセンサ38a、38b、アース
と流れる。これにより、トランジスタTr3がオン状態と
なり、バッテリ30、イグニションスイッチ32、ブザー3
4、ダイオードD25、トランジスタTr3、ダイオードD27、
D28、ウォータセンサ38a、38b、アースと電流が流れ
る。また同時に、設定回転数切換回路22の一部がトラン
ジスタTr3、ダイオードD27、D28、ウォータセンサ38a、
38b、アースと電流が流れ、短絡状態となる。そして、
ブザー34の回路ができることにより、機関始動と同時に
ブザー34が吹鳴し始める。また、数秒経過後に、冷却水
がシリンダのジャケット部位内を循環し始めた際には、
ウォータセンサ38a、38bを夫々オフさせ、発光ダイオー
ドLED9、10の回路及びブザー34の回路、そして設定回転
数切換回路22が全てオープン状態となり、発光ダイオー
ドLED9、10を消燈させるとともに、ブザー34の吹鳴を停
止させ、運転者に冷却水がシリンダ内を循環し始めたこ
とを知らせる。ところで、何等かの異状が生じ冷却水が
正常に循環しない場合には、発光ダイオードLED9、10の
少なくとも一方が点燈するとともに、ブザー34が吹鳴
し、運転者は冷却水の循環不良状態であることを知るこ
とができる。また、発光ダイオードLED9、10の点燈状態
により、冷却水の循環不良部位を知ることも可能であ
る。
更に、第2所定回転数以上の機関回転数で走行中に、何
等かの異状で冷却水が循環不良状態となった場合には、
ウォータセンサ38a、38bの少なくとも一方がオン状態と
なる。そして、発光ダイオードLED9、10の少なくとも一
方を点燈させるとともに、ブザー34を吹鳴させる。ま
た、設定回転数切換回路22が短絡されることにより、第
2所定回転数で動作する様に回転数検出回路16に信号が
送られ、回転数検出回路16からサイリスタSCR5のゲート
に出力されてサイリスタSCR5がオンされ、2次側点火コ
イルL52、L62の飛火が停止し、機関回転数が規制され
る。このとき、サイリスタSCR5に流れる電流の一部が第
2表示部10bの発光ダイオードLED12に流れ、点燈させる
ことにより、回転規制の作動状態であることを運転者に
知らせることができる。
これにより、走行前の冷却水の異状の有無や、走行中の
異状の有無を運転者に迅速に知らせることができ、何の
異状によって回転規制が動作しているのかを判断し得
る。
次に、オイルフロー状態の表示について説明する。例え
ばオイルタンクとオイルポンプ間に設けたオイルフロー
センサ40によってオイルフロー状態、つまりオイルの循
環状態を検知し、例えば、何らかの異状によってオイル
が循環不良となるとオイルフローセンサ40がオン状態と
なる。このオイルフローセンサ40のオン・オフ状態によ
る具体的動作は前記ウォータセンサ38a、38bと同様であ
る。この結果、運転者は、第2表示部10bの発光ダイオ
ードLED11の点燈・消燈やブザー34の吹鳴の有無によっ
てオイルの循環状態が正常であるか否かを知ることがで
きる。
機関回転数が過回転状態の場合には、第1所定回転数で
飛火を制限し、機関回転数の上昇を防止するとともに、
サイリスタSCR5に流れる電流を利用して発光ダイオード
LED12を点燈させ、過回転防止が作動していることを運
転者に知らせる。この結果第2表示部10bには発光ダイ
オードLED12の点燈のみが表示され、運転者はオイル又
は冷却水の異状ではなく、過回転防止のみが作動してい
ることを知ることができる。
そして、オイルや冷却水の異状が同時に検出された場合
には、上述の各動作が夫々並行して作動するものであ
る。
また、前記点火回路4のコンデンサ充電コイルL2に接続
される電源回路24は、機関回転数が過回転状態であるこ
とを表示するための回路である。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例においては、オイルレベルス
イッチ群の接点を4個としたが、所望により接点の個数
を増減させることができる。
また、オイル量の表示を行う第1表示部において、各段
目に発光ダイオードを夫々2個ずつ使用したが、1個あ
るいは3個以上を使用することもできる。
更に、前記第1、第2表示部の発光ダイオードの代り
に、ランプや液晶を使用することができるとともに、オ
イルレベルスイッチ群の接点として使用したリードスイ
ッチの代りに、ホール素子を使用することも可能であ
る。
更にまた、この発明の実施例においては、V型機関を想
定して左右のシリンダに夫々1個ずつウォータセンサを
設けたが、直列シリンダの際には1個のウォータセンサ
を設けたり、あるいは上下に夫々1個ずつウォータセン
サを設けることもできる。
また、この発明の実施例においては、オイル量の状態を
検知する動作についてのみ説明したが、冷却水量の状態
を検知し、異状時には第2表示部に表示させるととも
に、機関回転数を規制させることもできる。
[発明の効果] 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、CDI式点火
回路と、機関回転数を検出し機関回転数が第1所定回転
数以上の過回転状態となった際に回転数検出回路からの
信号により機関回転数を略第1所定回転数に維持すると
ともに略第1所定回転数の維持状態が設定時間継続した
際に第1所定回転数を第2所定回転数に切換えるべく機
関回転数を制御する過回転防止回路と、オイル量を表示
する消燈方式第1表示部とオイル量及び/または冷却水
の循環状態を検出し過回転防止回路の作動原因を表示す
る第2表示部とを有する表示回路と、内燃機関のオイル
量を検出しオイル量の異状を検出した際及び/または冷
却水の循環状態の異状を検出した際に表示回路を警告表
示とするとともに過回転防止回路を動作させて機関回転
数を第2所定回転数に切換えるべく制御し且つ電源を切
る前の状態を記憶するキープリレーを有する駆動回路と
を設けたので、オイル量や冷却水量を何段階かに分けて
表示させるとともに、消燈方式を採用したことによっ
て、運転者が感覚的にオイル量を知ることができ、実用
上有利である。また、第1表示部の表示区域を変更する
際には、1回だけ信号を入れるのみで、次の信号が入る
までその状態を保持することができ、各接点部位の構造
を簡略化でき、コストを低廉とし得る。更に、前記駆動
回路にキープリレーを使用することにより、電源を切る
前の状態を記憶する補助電源が不要となり、経済的に有
利である。更にまた、オイル及び冷却水の異状時に、表
示回路による警告表示とともに、機関回転数が制御さ
れ、この機関回転数の制御作動時であることも表示され
ることにより、何の異状による回転規制かを運転者が明
確に知ることができ、使い勝手を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの発明の実施例を示し、第1図は内燃機
関の表示制御装置の回路図、第2図は内燃機関の表示制
御装置のブロック図、第3図は表示部の正面図である。 図において、2は制御回路、4はCDI式点火回路、6は
過回転防止回路、8は遮断回路、10aは第1表示部、10b
は第2表示部、12は表示回路、14は駆動回路、16は回転
数検出回路、18は火花消去検出回路、20はタイマ回路、
22は設定回転数切換回路、24は電源回路、26はオイルレ
ベルスイッチ群、28は接点、30はバッテリ、32はイグニ
ションスイッチ、34はブザー、36はリセットスイッチ、
38はウォータセンサ、40はオイルフローセンサである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の表示制御装置において、CDI式
    点火回路と、機関回転数を検出しこの機関回転数が第1
    所定回転数以上の過回転状態となった際に回転数検出回
    路からの信号により機関回転数を略第1所定回転数に維
    持するとともにこの略第1所定回転数の維持状態が設定
    時間継続した際には第1所定回転数を第2所定回転数に
    切換えるべく機関回転数を制御する過回転防止回路と、
    オイル量を表示する消燈方式第1表示部とオイル量及び
    /または冷却水の循環状態を検出し前記過回転防止回路
    の作動原因を表示する第2表示部とを有する表示回路
    と、内燃機関のオイル量を検出しオイル量の異状を検出
    した際及び/または冷却水の循環状態の異状を検出した
    際には前記表示回路を警告表示とするとともに前記過回
    転防止回路を動作させて機関回転数を前記第2所定回転
    数に切換えるべく制御し且つ電源を切る前の状態を記憶
    するキープリレーを有する駆動回路とを設けたことを特
    徴とする内燃機関の表示制御装置。
JP60216368A 1985-09-30 1985-09-30 内燃機関の表示制御装置 Expired - Lifetime JPH0670425B2 (ja)

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