JPH06502103A - 改良された流体方向づけ性を有する特に月経帯等の吸収物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された流体方向づけ性を有する特に月経帯等の吸収物品 技　術　分　野 この出願は１９９１年７月２３日出願の出願番号第７３４４０４号の部分継続出 願である。本発明は吸収用品、特に衛生ナプキンのような月経用品に関する。そ のような用品は特に種々の体液、特に経血を、使用者に対し気持よくフィツトし つつ吸収するために適用される。

発明の背景 体液を集めるための使い捨て吸収物品には種々の構造のものがこれまで知られて いる。市販の吸収用品はおしめ、成人用失禁用製品、月経帯および止血帯を含ん でいる。この種の使い捨て製品は流体を受け、吸収しそして保持するためのいく つかの機能部材を含んでいる。一般にそのような吸収用品は主としてセルローズ 繊維を含む吸収材の芯を含んでいる。一般にそのような物品は流体に対し透過性 のトップシートと吸収芯材と、流体を通さないバックシートを含む。

月経パッドの場合には、女性は着装感、流体の保持および汚れの少なさについて 高い性能を要求する。特にパッドから下着への流体の漏れは全体として受け入れ 得ないものである。

衛生ナプキンの性能の改善は、材料と構造について多くの改善がなされているが 、依然として大きな問題である。しかしながら、装着気分を損うことのない漏れ 、特にももの内側に沿、った漏れは消費者の要求に合致しない。

衛生ナプキンからの漏れは一般にそのナプキンの表面に直接に接触する経血の出 口点において、高濃度となる。

この点でナプキンの吸収材はすぐに過飽和となる。血液はこの点から放射状に出 て脚に最も近い側から漏れる。

これはしばしば人体に血液の汚れをそして下着に汚点を生じさせる。漏れをなく すための試みは：流体の戻りを抑えるための密度の高いエツジの構造（米国特許 第４８２０２９５号。チャバス他、１９８９年４月１１日）；物品を囲む障壁シ ート（米国特許第４６６６４３９号、ウィリアムス他、１９８７年５月１９日） ：およびパンティを包む“翼型″側縁（米国特許第４７０１１７７゜エリス他、 １９８７年１０月１０日。先行技術としてここで用いる）を含む。

しかしながら、これら衛生ナプキンの密度の高い部分は使用に当り着装気分を損 ねるものである。成るユーザは゛翼型°の製品を好まず、他のユーザは障壁型製 品では満足しない。しかしながら、殆んどの吸収用品の大部分は比較的乾燥した ままであり利用されないから、完全には利用されない物品の領域に出口からその 流体を向けるための手段を設ける二とで過飽和を回避しそして漏れを大幅に減少 またはなくすことができるとされている。

下着の汚れとは別に、現代の衛生ナプキン等のユーザは、そのような物品の表面 が従来の布または不織材よりも清潔でより衛生的でありより乾燥したものである ことを期待している。このように、現代の衛生ナプキン、おしめおよび失禁用の 装置は一般に流体をすみやかに下の吸収芯に通してそこに貯留させるように設計 されたトップシートを有している。この動きがよりすみやかで且つ充分であり、 その物品の表面がより乾燥しそしてより清潔であることが明らかに望ましい。

要約すると、本発明は物品の総合吸収容量の改善された収容を可能にしそして側 部の漏れの少い、上記の流体の所望の方向性の移動を与えるのみならず、トップ シートを通って流体を吸引し、それにより使用中に望まれる乾燥度と衛生的利点 を向上させる手段をも与えるものである。

更に、本発明の技術を用いた物品は、例えば流体の動きを行わせるために極めて 密度の高い吸収芯を用いる物品より気持よくフィツトする。云い換えると、本発 明の技術は密度が高いが気分のよくないものにより得られる流体の方向性と処理 の特性を軟く、しなやかで、密度が低く且つ気分の良いパッドにより達成する。

本発明は好適な実施例において、好適には衛生ナプキンまたはパンティライナで あるがおしめ、失禁用衣類、止血帯等をも含む、吸収物品に関する。この吸収物 品は長手方向、横方向およびＺ方向を有する。この吸収物品は液体を通すトップ シートと、このトップシートに集合された液体を通さないバックシートを含む。

吸収芯はこのトップシートとバックシートの間に配置される。この芯はトップシ ートに面する最上面とバックシートに面する最下面を有する。上下の部分を有す る移送層が配置される。この層の下部は芯の最上面の下でありほぼ長手方向に配 向されている。移送層の上部はトップシートに向かって少くとも上記吸収芯の最 上面まで伸びており、そしてほぼＺ方向となったエレメントを含む。好適にはこ の移送層は吸収芯の最上面の上に伸びる。

好適な実施例では、この移送層は外部毛細チャンネルを有する繊維を含む。これ ら毛細チャンネル繊維は一般に親水性のものであり、好適には親水化されたもの である。極めて好適な実施例ではこれら毛細チャンネル繊維は“Ｃ゛形の断面を 有し、それから安定化肢が出るようになったものである。

上記の形式の好適な構造は毛細チャンネル繊維が実質的にカールしたものである 。

好適にはトップシートは移送層が皮膚に直接に接触し他の好適な実施例ではこの 移送層は複数のふさを作るようにギャザをつけられている。これらのふさはほぼ ２方向に向いており、そしてその上部は芯の最上面の上に伸び、下部は芯の最上 面の下に伸びている。これらふさの上部は本発明の一実施例では切断される。

他の好適な実施例では本発明は長手方向、横方向およびＺ方向を有する吸収物品 を提供する。この吸収物品は液体を通すトップシートとそれに結合した、液体を 通さないバックシートを含む。１次吸収芯がトップシートとバックシートの間に 配置される。１次吸収芯はユーザの体に面する第１表面とそれに対向して整合す る第２表面を有する。トップシートからの大量の流体の動きを容易にするための 移送層は１次吸収芯の第１表面上に配置される。この層は上部と下部を有する。

その層の上部はトップシートに向かってほぼＺ方向であり、下部はほぼ長手方向 となっている。２次吸収構造はこの移送層の上部をほぼ囲んでいる。

図面の簡単な説明 この明細書の帰結するところは本発明を記述する請求範囲であるが、本発明は、 同様の参照数字で同様のエレメントを示す添付図面についての次の説明により理 解されるものである。

図１は本発明の好適な衛生ナプキンの平面図であって、その構造をより明確にす るため部分的に破断して示した図である。

図２は線２−２に沿った衛生ナプキンの断面図である。

図３は平らなベース（４）、壁間の幅（５）および壁の深さく６）を有する対称 “Ｈ”形毛細チャンネル繊維の断面図である。

図４は安定化肢を有する“Ｃ′形毛細チャンネル繊維の断面図である。

図５は多重“Ｈ″形毛細チャンネル繊維の断面図である。

図６は多重“Ｕ”形毛細チャンネル繊維の断面図である。

図７Ａは部分的につぶれた状態のＨ形毛細チャンネル繊維の断面図（最適ではな いがそのような繊維も使用しつる）である。

図７Ｂは拡張した毛細チャンネルｔＲ維の断面図である。

図７０は完全につぶれた毛細チャンネル繊維の断面図（そのような繊維はここで は使用されない）である。

図８は衛生ナプキンの断面の顕微鏡写真であって、成形フィルムトップシートと その下の毛細チャンネル繊維層との間の密着および毛細チャンネル繊維のトップ シートの孔への突出を示す図である。

図９はトップシートの下側およびトップシートを毛細チャンネル繊維に固着させ るために用いられるのり付線の一つの好適な多重スパイラルパターンを示す図で ある。

図１０は多孔性のトップシートの下側およびそのトップシートを毛細チャンネル 繊維に固着させるための接着剤スポットの他の好適なパターンを示す図である。

図１１は図１の衛生ナプキンの変更例の組立体を示す展開斜視図である。

図１２は本発明の衛生ナプキンの他の実施例の展開斜視図である。

図１３は本発明の衛生ナプキンの他の実施例の展開斜視図である。

図１４は本発明の衛生ナプキンの他の実施例の断面図である。

発明の詳細な説明 １、　吸収物品の概説 ここで用いる用語“吸収物品°は滲出体液を吸収し保持する装置、特に、体から 放出される種々の滲出物を吸収し保持するための、人体に対しまたはそれに近接 して配置される装置を意味する。用語“吸収物品″はおしめ、月経パッド、衛生 ナプキン、パンティライナ、失禁パッド等を含むものである。用語“使い捨て° は洗濯したりあるいは吸収物品として再生あるいは再使用されたりすることのな い（すなわち、１回使用した後に捨てられ、そして好適にはリサイクルされ、肥 料とされあるいは環境が許すような方法で捨てられる）吸収物品を云う。

“単体°吸収物品とは別々の部品であって結合されて、別々のホルダとバンドの ような別々に扱われる部品を必要としないように調和したものを形成する部品か ら形成される吸収物品を意味する。

本発明の単体使い捨て吸収物品の好適な実施例は図１に示すような月経パッド衛 生ナプキン２０である。用語“衛生ナプキン″は女性がその外陰部に隣接し、一 般に泌尿生殖器領域の外側に着けるものであって、月経流体および他の＠装置の 身体からの腟排出物（例えば血液、月経および尿）を吸収し保持するようにした 吸収物品を云う。部分的には装着者の前庭内であり、部分的にはその外側にある 内陰唇装置も本発明の範囲内である。用語“外陰部”は外側から見ることのでき る女性の生殖器を意味する。しかしながら本発明はパンティライナのような他の 女性の衛生または月経パッドあるいは失禁パッド等の他の吸収物品にも適用でき る。

衛生ナプキン２０は二つの表面、すなわち、人体に接触する表面または“人体表 面”２０ａと衣類表面２０ｂを有する。図１のナプキン２０は人体表面２０ａか ら見たものである。人体表面２０ａは身体に隣接して着けられるものである。ナ プキン２０の衣類表面２０ｂ　（図２）はその反対側であり衛生ナプキン２０を 着けるとき下着に隣接して置かれるものである。

図１は平らな状態の本発明の衛生ナプキン２０の上面図であって、その一部がそ の構造を明確にするために破断されており、着装者２０Ｈに面するあるいはそれ に接触する部分が手前側となっている。図１に示すようにこの衛生ナプキン２０ は好適には液体を通すトップシート２２、それに結合する、液体を通さないバッ クシート２３、トップシート２２とバックシート２３の間に配置された吸収芯２ ４、およびトップシート２２の下の移送層２１を含む。好適にはこの移送層２１ はふさとなった束（または“束′）２６として配置される外部毛細チャンネルを 有する繊維２５を含む。

衛生ナプキン２０はまた１以上の付加層またはコンポーネントを有してもよい。

これらは一般にトップシート２２と吸収芯２４の間に配置される取入れ層（また は“２次トップシート”）２７を含む。衛生ナプキン２０はまた吸収芯２４とバ ックシート２３の間に配置される不織層２８を含むことができる。不織層２８は 芯２４の材料が裂けない（芯がクロスリンクしたセルローズ：ａ維からなるとき ）ように保持するごとくに作用し、そして衛生ナプキン２０のこれらの層は縫い 付けられる。

図１はまた、この衛生ナプキン２０がその外縁により限定される周辺３０を有す ることを示しており、その長手方向の縁（または“側縁゛）を３１、端縁（また は“端部′）を３２で示す。

衛生ナプキン２０は好適には装着者のパンティのまた下の部分のまわりで折り曲 げられた側部フラップまたは“翼”３４をオプションとして含む。側部フラップ ３４は多くの目的をはだすものであり、その目的とは、制限的なものではないが 、パンティが汚れないようにし、そしてそのパンティに衛生ナプキンが固定され たままに維持することを含む。

図２は図１の線２−２における衛生ナプキン２０の断面図である。図２に示すよ うに、衛生ナプキン２０はそれを下着に装着するための接着固定手段３６を含む 。取り外し可能なリリースライナー３９がこの接着固定手段３６を覆って接着剤 が使用前に下着のまた下部分以外のところに付かないよにしている。

衛生ナプキン２０は２本の中心線、すなわち、長手方向中心線“１″と横方向中 心線°ｔ゛を有する。用語“長手方向゛とは衛生ナプキン２０を看けるとき、そ の人を左右の部分に分ける垂直面とほぼ整合（例えばほぼ平行）であるナプキン ２０の面内の線、軸または方向を云う。“横方向”とはこの長手方向にほぼ垂直 のナプキン２０の面内にある線、軸または方向を云う。衛生ナプキン２０はまた “Ｚ゛方向たは軸を有し、これはトップシート２２を通り移送層２１および流体 貯留芯２４があればそれへと伸びる方向である。その目的は流体が“Ｚ″方向吸 入されて物品の表面からその貯留層へと流れるように、トップシート２２とその 下の層間に毛細管吸引傾度を与えることである。経験的に云えば、毛細管吸引は 材料の接触角に関係し、そして開口のサイズには逆の関係をもつ。すなわち、代 表的なケースではトップシートの開口は繊維状貯留芯内の繊維間毛細チャンネル より大きい繊維内部の毛細チャンネルより大きい。各層のコンポーネントの表面 親水性は理論的に毛細管吸引傾度に影響する。

簡単に云うと、ここで用いる毛細チャンネル繊維は吸収物品の“Ｚ゛方向流体の 通過を促進する。更に、はぼ長手方向に平行の繊維からなる毛細チャンネル繊維 層を用いることにより、長手方向の流体の流れも促進され、これがその物品の全 体としての有効吸収度を向上させる。

しかしながら、このように毛細チャンネル繊維を配置することにより、横方向の 流体の流れは制御され、それにより物品の横縁のまわりの流体の漏れを最少にさ れ、あるいは全く回避される。このように、繊維間毛細気泡を含む繊維状中入れ 綿によりｘ、ｙおよびＺ方向に無指向に流体を動かす従来の吸収物品とは異なり 、ここでは繊維的毛細チャンネルが所望の流体の方向性を与えるために用いられ る。更に、本発明の繊維層の毛細管は繊維間の間隔ではなく、繊維それ自体内に あるから、繊維間のスペースがずれても毛細管は失われない。更に、本発明の毛 細チャンネル繊維層は、繊維間毛細管作用により機能するコンパクトで密で比較 的硬い中入れ綿材とは対照的にその層が吹く、ふわふわし、低密度で着装者にと って気持のよいものであってもその流体吸引と方向づけの機能を与える。このよ うに、本発明の吸収物品は、Ｚ方向の大量の流体の通過を促進するために繊維的 毛細チャンネルを有する繊維からなる移送層を用いない前記種々の従来の吸収構 造とは実質的に異なる利点を与えるべく実質的に異なる材料を用いて、実質的に 異なるように機能する。

この衛生ナプキンの個々のコンポーネントとを次に詳トップシート２２は人の皮 膚に対しては柔軟で軟い、そして刺激性のないものである。更にトップシート２ ２は液透過性であって、液体（例えば月経そしてまたは尿）がその厚さ方向に容 易に流通しうるちのである。適当なトップシート２２としては織布または不織布 材料のようなもの：開口をもつ熱可塑性フィルム、開口をもつプラスチックフィ ルムおよびハイドロフオームされた熱可塑性フィルムのような重合材料：多孔性 発泡体；網状発泡体：網状熱可塑性フィルム：および熱可塑性帯等広い範囲の材 料から作ることができる。適当な織布または不織布材料は天然繊維（例えば木材 または綿の１１、合成繊維（例えばポリエステル、ポリプロピレンまたはポリエ チレン繊維のような重合繊維）でよく、あるいは天然および合成繊維の組合せで 作ることもできる。

好適なトップシート２２は開口を有する成形フィルＬである。開口をもつ成形フ ィルムは体の滲出液に対し２適性であるが非吸収性であり、そして液体を戻して 皮膚を再びしめらせる傾向が少いためにトップシートとして好適である。このよ うに、人体と接触するこの成形フィルムの表面は乾燥したままとなり、体を汚し たりすることが少く、それを着けた人により気分のよい感覚を与える。好適な成 形フィルムは１９７５年１２月３０日付のトムソンの米国特許第３９２９１３５ 号、１９８２年４月１３日のマレン他の米国特許第４３２４２４６号、１９８２ 年８月３日のレーデル他の米国特許第４３４２３１４号、１９８４年７月３１日 の二−ア他の米国特許第４４６３０４５号、１９８６年１２月１６日のカロ他の 米国特許第４６２９６４３号、１９９１年４月９日のベアードの米国特許第５０ ０６３９４号明細書に示されている。これら米国特許の夫々が本発明の従来技術 である。本発明について好適なトップシート２２は上記米国特許の１以上に示さ れ、そしてオハイオ州ンンチナンのブ０クタアンドギャムブル社の商標“ＤＲＩ −ＷＥＡＶＥｏで示される成形フィルムである。

本発明の好適な実施例においては、成形フィルムのトップシート２２の人体表面 はそれが親水性でない場合よりも速く液体がトップシート２２を通りうるように 親水性となっている。これは、月経流体がトップシート２２ム　を通り吸収芯２ ４で吸収されずにそれがら流れ出るとい６　う可能性をなくすものである。好適 な実施例では表面活宵　性剤が例えばアジズ他の１９９１年１１　月１．９日出 願ノＣ米国特許出願番号第０７／７９４７４５号、″不織間ロイ　フィルムのカ バーシートを有する吸収物品°に示されるような成形フィルムのトップシート２ ２の重合材料に組も　入れられる。あるいはトップシート２２の人体表面は例う 　えば、１９９１年８月２１日付のオズボーンの米国特許ｌＥ　第４９５０２６ ４号および１９９１年４月２３日のオズボーンの米国特許第５００９６５３号に 示されるような２　表面活性剤で処理することにより親水性としうる。これＦ　 ら両方は本発明の従来技術である。

１　Ｂ、　吸収芯 ）　吸収芯２４は液体（例えば月経そしてまたは尿）を吸し　収または保留しつ る任意の吸収手段でよい。図２および図１１に示すように、吸収芯２４は人体表 面、衣類表面、１　側縁および端縁を有する。吸収芯２４は種々サイズおよび形 状（例えば、矩形、楕円形、砂時計形、ドツグボーン（ｄｏｇ　ｂｏｎｅ）形、 非対象形等）として、衛生ナプキンに通常使用される液体吸収材および一般にエ アフェルト（ａｉｒｆ’ａｌｔ　）と呼ばれる連通した木材パイプのような他の 吸収材から作ることができる。他の適当な吸収材の例はクレープセルローズ詰綿 ；コツオーム（ｃｏｆｏｒ＋ｇ）を含むメルトブロー（ｍｅｌｔｂｕｉ　）ポリ マー；化学的に硬化され、変更されあるいはクロスリンクとされたセルローズ繊 維：毛細チャンネル繊維；クリンプ（ｑｒｉｍｐｅｄ　）ポリエステル繊維のよ うな合成繊維：ピートモス：組織折込みまたは繊維積層を含む組織；吸収フオー ム；吸収スポンジ；高吸水性樹脂；吸収ゲル化材；あるいはそれに等価な＋オ料 またはそれら材料の組合せまたは混合物を含む。

吸収芯２４の形状と構造も種々である（例えば吸収芯は径の変化する領域（例え ば中心で太くなるような形状）親水傾度、高吸出傾度または低密度および低平均 基本型ｆ；に獲得領域を有することができ；あるいは１以上の層または構造を含 むことができる）、、シかしながら吸収芯２４の総合吸収容量はその衛生ナプキ ン２０の設計ロードと使用目的に合うようにすべきである。更に、吸収芯２４の サイズと吸収容量は失業パッド、パンチライナ、通常の衛生ナプキン、またはオ ーバーナイト衛生ナプキンのような異なる使用に合うように変えることができる 。

本発明の吸収芯２４としての使用に適した吸収構造の例が１９９０年８月２１日 、オズボーンの米国特許第４９５０２６４号、１９８６年９月９日のフイズマン 他の米国特許第４６１０６７８号、１９８９年５月３０日のアルマニ他の米国特 許第４８３４７３５号、１９９１年４月２３日のオズボーンの米国特許第５００ ９６５３号、デンチ他の名義で１９８６年１０月２２日に公開されたブロクタア ンドギャンブル社のヨーロッパ特許出願第０１９８６８３号に示されている。こ れら特許の夫々は本発明の先行技術である。

吸収芯２４の好適な実施例は図２および図１１に示す積層構造を含む。この積層 体は高吸水性樹脂（または吸収ゲル化材）の層とクロスリンクしたセルローズ繊 維の１以上のシートまたは膜からなる。吸収芯２４に適したクロスリンクセルロ ーズ繊維は１９８９年１２月１９日のタック他の米国特許第４８８８０９３号、 １９８９年４月１８日のディーン他の米国特許第４８２２５４３号、１９８９年 １２月２６日のジョゲン他の米国特許第４８８９５９５号、１９９０年２月６日 のムーア他の米国特許第４８９８６４２号、１９９０年６月１９日のラッシュ他 の米国特許第４９３５０２２号、１９９１年５月１５日にヘロン他名義で公開さ れたＥＰＯ特許出願公開第０４２７３１６号および０４２７３１７Ａ２号、本発 明の先行技術である１９９１年５月２９日付でヘロン他名義で公開されたＥＰＯ 特許出願公開第０４２９１１２号に示されている。

図２および図１１に示す実施例におけるクロスリンクしたセルローズ繊維雄は吸 収ゲル化材４０粒子の層を包む一枚のシートを含む。このシートは端部から見て “Ｃ″形となるように包まれる。このシートはその状態で上層４１と下層４２を 形成する。他の実施例では、積層体は例えば１枚のシートではなく吸収芯積層体 の異なる層についてクロスリンクしたセルローズ材（または他の吸収材）の別の 膜を与え、あるいはそれに付加層を設けること等、多くの他の方法で作ることが できる。

この形式の芯では、カールし、好適には化学的に硬化され、そしてクロスリンク されたセルローズ繊維は吸収芯としてシート形で使用しうる繊維を作るように改 良される。この改良されたロールに化学的に硬化されたセルローズ繊維を作るこ とのできる適当にカールし、化学的に硬化されたセルローズ繊維の準備は米国特 許第４８８８９０３号、同第４８２２５４３号、同第４８８９５９５号、同第４ ８８９５９７号、同第４８８９５９６号、同第４８９８６４２号に詳細に示され ている。

吸収ゲル化材との組合せでのそのような繊維の使用およびそのような組合せを作 る手段は米国特許第４９３５０２２号に示されている。そのような準備は一般に クロスリンク剤としてグルグルアルデヒドのようなアルデヒドの使用を含む。更 に、クロスリンク剤としてはポリカルボンキル酸が使用される。他のクロスリン クセルローズ繊維を用意する他の手段も周知であり、そのような繊維は、上記の ものと比較するとその流体吸収特性は落ちるがここでも使用しうる。他の繊維に ついては米国特許第４８９８６４２号およびＰＣＴＵＳ８９０１５８１に記載さ れている。カールしたセルローズ繊維を得たなら、それは本発明の実施に使用さ れる好適な吸収芯を作るために用いられる繊維を作るために改良される。

Ｃ２バックシート バックシート２３は液体（例えば月経そしてまたは尿）を通さず、そして薄いプ ラスチックフィルムで作られるが、他のフレキシブルな液体不透過性の材料を使 用してもよい。この用語″フレキシブル゛は柔軟であって人体の一般的形状およ び輪郭に容易に合わすことのできる材料を意味する。バックシート２３は吸収芯 ２４に吸収され保持される滲出物がパンツ、パジャマおよび下着のような衛生ナ プキン２０が接触するものを濡らさないようにする。バックシート２３は従って 織布または不織布材、ポリエチレンまたはポリプロピレンのような熱可塑性フィ ルムまたはフィルムでコーティングされた不織布材のような複合材を含む。好適 にはバックシートは約０．０１２ｍｍ（０，５ミル）から約０．０５１ｍｍ（２ ，０ミル）の厚さをもつポリエチレンフィルムである。ポリエチレンフィルムは オハイオ州シンシナチのクロペリコーポレーションによりＰＩ３−０４０１とし て製造され、そして、インディアナ州のテンホイテのエチルコーポレーションビ スクイーンディビジョンによりＸＰ−３９３８５として製造されている。バック シート２３は好適には布状の外観とするためエンボス加工され、そしてまたはマ ット仕上される。更に、バックシート２３は滲出物は阻止するが吸収芯２４から の蒸気が逃げつるように（すなわち呼吸しうる）する。

Ｄ、　毛細チャンネル繊維束 衛生ナプキン２０は好適にはバックシート２３とトップシート２２の間に一般に 配置される毛細チャンネル繊維２５のふさくまたは“束′）２６を有する。毛細 チャンネル繊維２５はそこに、好適にはその外表面にチャンネルを有する繊維で ある。図３−７Ｃは毛細チャンネル繊維２５のいくつかの形を示す。適した毛細 チャンネル繊維は同じ１９１１年７月２３日出願のトムソン他名義の米国特許出 願第０７／７３４４０４および０７／７３４３９２号、およびベンが他名義の第 ０７／７３４４０５号に示されている。これら出願を全体として“毛細チャンネ ル繊維“特許出願と呼ぶ。適した毛細チャンネル繊維は１９９０年１０月１０日 公開のＥＰＯ特許出願公開第０３９１８１４号にも示されている。

種々の毛細チャンネル繊維を使用しうるが、次に本発明の吸収物品に使用される 毛細チャンネル繊維２５の好適ないくつかの特性を次に述べる。

（１）　繊維形態 上記のように毛細チャンネル繊維２５はその外面に毛細チャンネル２９を育する 。毛細チャンネル繊維は中空の中心コアを有して付加的な毛細管特性を与えるこ ともできるが、そのような中空コア繊維は使用しない方がよい。一般に、毛細チ ャンネル繊維を中空とするとコアが圧力でつぶれないようにするために、所望よ りもいく分繊維が硬くなる。毛細チャンネル繊維を通る中心コアは、流体はその コアに入る前に繊維の端部への通路を発見しなければならないから、流体を速や かに吸収できない。

更に、中空の毛細チャンネル繊維は繊維の端部と吸収芯材との間に適当な接触を 与えないとその流体ロードを吸収芯に移すことができない。

毛細チャンネル繊維２５は好適には曲げられ、あるいは最も好適にはカールした 状態（すなわち、非直線）である。最も好適には毛細チャンネル繊維２５は“実 質的にカールした状態゛（あるいは集められた状態）とされる。これは毛細チャ ンネル繊維に与えられた数の繊維についてより高いバルキー性と増加した弾性を 与える。個々の識錐のバルキー性を増加することによりそれから作られるパッド の総合的なバルキー性は厚く且つ軟らかくなる。これは、個々の繊維自体が厚す ぎずあるいは硬すぎないとすれば流体の移送には有効でありしかも極めて快適で ある。低密度、高バルキー性のパッドの形成を可能にする。

しかしながら、好適な非直線毛細チャンネル繊維は“撚れ°てはならない。毛細 チャンネル繊維が撚れるとその撚り毎に圧縮点が生じる。勿論これはそのチャン ネルに沿った流体の流れ力学を阻害する。

更に、非直線毛細チャンネル繊維を用いると他の大きな利点が得られる。図８に 示すように、毛細チャンネル繊維２５の小部分が物品のトップシート２２のオリ フィス３５の少くともいくつかに実際に突入すると好都合である。それら突入は 、毛細チャンネルパッドをカールした毛細チャンネル繊維を用いて作るとき容易 に行うことができる。実質的に直線の毛細チャンネルを用いた場合より毛細チャ ンネル繊維の多数の端部そしてまたはカールが、トップシート材のオリフィスへ の通路を見い出す可能性が高い。毛細チャンネル繊維２５は次を含む、多くの方 法でカールさせうる；　（１）繊維がその一方を他方より加熱することにより（ または逆に一方の側を他方の側より急速に冷却することにより）成形ダイスから でるときそれを選択的に加熱処理する；　（２）ポリエステルのような合成ポリ マー製の繊維を伸長した後緩和しあるいは繊維を鋭いエツジのまわりに張力をか ｌすた状態で通過させた後緩和することによりカールとじうる；あるいは（３） メタノールにつける。好適なモードでは繊維は実質的にらせん状である。毛細チ ャンネル繊維を縮らせあるいはカールさせるための任意の手段が使用でき、そし て必要あればその後繊維組立体を作るべくけば立だカールの幅は約０，１■から 約５■の範囲であり、そしてカールの数は繊維長１インチにつき約１個から約１ ０個である。幅約０．５ｍｍで１インチ当り約６個の縮み部分を有する繊維は大 きい毛細チャンネルを有するよりデニール数の大きい繊維においても良好な柔軟 性を示す。

毛細チャンネル繊維２５は吸収物品の“２°方同の液体の通過を促進させること を目的とする。図２に示すように“Ｚ″方向トップシート２２から下向きに毛細 チャンネル繊Ｍ２５を通り流体貯留芯２４のあるところへの方向である。

その目的は液体が“Ｚ°力方向物品の表面からその究極の貯留層へ入るようにト ップシート２２とその下の層の間に毛細管吸入傾度をもたせることである。経験 的には毛細管吸入は材料の接触角に関係し、そして開口のサイズに逆に関係し、 すなわち、代表的な例では開口とトップシートは繊維内毛細チャンネルより大で あり、この嶽維内チャンネルは繊維性の貯留芯の繊維間毛細開口より大である。

各層のコンポーネントの表面親木性も理論的には毛細管部分の傾度に影響する。

ふさ２６の少くとも上部の毛細チャンネル繊維２５は好適にはＺ方向に一般に傾 斜する。更に、長手方向にほぼ平行な下側毛細チャンネル繊維を設けることによ り長手方向の流体の流れも促進され、これにより物品の総合ａ動吸収性が改善さ れる。更に、ふさ２６の下部４６の毛細チャンネル繊維を長手方向とすることに より、横方向の流体の流れが制御され、それにより物品の長手方向側縁３１から の流体の漏れが最少になりあるいは全く回避される。

繊維間毛細気泡を含み、液体を無指向型でｘ、ｙ、Ｚ方向に動かすようになった 繊維性中入れ綿を利用する従来の吸収物品とは異なり、毛細チャンネル繊維２５ の繊維内毛細チャンネル２９は所望の流体方向性を与えるために使用できる。更 に、本発明の繊維層の毛細管は繊維間のスペースではなく維２５自体内にあるか ら、毛細管は繊維間スペースがずれても失われない。

更に、繊維間毛細管作用で機能するコンパクトで、密で比較的硬い中入れ綿状と は異なり、本発明の毛細チャンネル識維束２６はそれが着装者にとって吹く、ふ わふわして快適であってもその液体吸引および方向づけの機能を与える。

毛細チャンネル繊維２５のふさ２６は着装者の陰唇間のスペースにフィツトしう る突出部を形成する。これにより、衛生ナプキンが滲出物が人体を出るとき容易 にそれを阻止する。この突出部は人体に連接して束２６内の毛細チャンネル繊維 を配置するに有効である。これは特に束２６の上部の繊維について云える。これ ら繊維は好適にはＺ方向に向いている。これにより、毛細チャンネル繊維は人体 からの液体を吸引しつるようになる。着装者の陰唇間のスペースへのフィツトは 突出部が弾性をもつ、毛細チャンネル繊維のような材料で形成されるときに向上 する。好適には突出部を形成する材料は濡れても乾燥しても弾性を持つものであ る。この弾性は着装者が動くときにその陰唇間のスペースにより容易に突出部を 当てうるようにする。

（２）　繊維構造および表面特性 ここで用いる毛細チャンネル繊維２５は濡れた時に膨張しないポリマーから作る ことができる。ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル（好適）等のポリ マーはそれが前述のように外部毛細チャンネルを形成するように防ぐことができ ればここで使用しつる。これらポリマーは溶融押出し可能である。一般に、ここ における毛細チャンネル繊維は固有の粘性（ｒｖ’）が約０，６から約０，９で ある溶融した合成ポリエチレンテレフタレートポリマーで作られる。（ＩＶは技 術用語であり周知のように決定できる。例えば米国特許第４８２９７６１号の第 一８欄を参照されたい）。溶融ポリマーのＩＶはそのポリマーの毛細チャンネル 壁の形状を保つ能力に関係があり、そしてポリマーの平均分子量に関係する。例 えば、ＩＶが約０，７のポリエステルを用いるとよいが、ＩＶが約０．９のポリ マーの方がよい。その理由はこれが毛細チャンネルの壁をより薄くシシかも使用 中の圧力によるつぶれに対し十分強いものとしうるからである。

好適にはこの毛細チャンネル繊維２５のデニールは約１０から約２２である。し かしながら、使用される繊維のデニールは製造者のきめるものであり、繊維当り のデニールは容易に約２５から約３５の範囲とじつる。

毛細チャンネルの深さ：幅比は好適には約２．０であるが、上記のような処理上 の制限並びに経済的な理由により約１．３が一般に用いられる。完全に満足な、 一般的で且つ容易に製造可能な毛細チャンネル繊維は壁の深さが約４８ミクロン で壁間幅が約３７ミクロンである。

壁それ自体の厚さは一般に約３−１５ミクロンである。

これら寸法は変更しつるが、ポリエステル製であって上記の特性をもつ毛細チャ ンネル繊維はその目的とするところについて全く有効である。そのような繊維は 従来の装置で作ることができ、そして衛生、装置、特に衛生ナプキンおよびパン ティライナに生じるような圧力に、毛細管機能を失うような程度の毛細チャンネ ル壁のつぶれや拡大を伴うことなく、耐えることができる。

毛細チャンネル２９は種々の形とじつる。特定の形が特定の製品の応用面で特に 有効となりうる。例えば“Ｕ“、Ｈ′、安定化肢をもつ“Ｃｏのような形および ”Ｖ゛形の毛細チャンネル２５を使用できる。図４の安定膜をもつ“Ｃ°形の繊 維は一つの好適な形である。更に、基本の形を繰り返しく図参照）あるいは複数 のチャンネルを含む繊維を作ることができるが、約３つ以上の繰り返し形を用い るとその繊維の剛性がいく分増加する。図６の複数の“Ｕ°形織繊維面一面接触 およびカールの容易さにより、付加的毛細管を有するという利点を生じる。

ここで用いられる形式の毛細チャンネル繊維２５の製造者はＥＰＯ出願第３９１ ８１４号および１９９１年７月２３日のフィリップス他およびイーストマンケミ カルカンパニーの共願である名称“任意に流体を移送しうる繊維°の米国ｃｉｐ 出願第０７／７３６２６１号、および１９９０年２月２０日のトムソンおよびク ロイタの名称″オーブン毛細チャンネル構造、毛細チャンネル構造の改良された 製造方法およびそのための押し出しダイスの米国特許出願第０７／４８２４４６ 号に記載されている。

毛細チャンネル繊維を作るために用いられるポリマーはそれ自体吸水性ではない （尿または月経のような血液を含む流体も吸収しない）が繊維自体は親水性であ るとよい。殆んどの合成ポリマーは疎水性であるから、毛細チャンネル繊維はそ れを親水性とするために表面処理される。

ポリマー繊維の表面処理は文献で知られるプロセスを含む。一般にそのようなプ ロセスは繊維の表面を“親水化剤“、特に界面活性剤で処理することを含む。（ 水溶液による繊維の濡れ性を与える親水化は例えば接触角測定を用いてルーチン で測定できる。一般に９０″未満の接触角は親水性表面を示す。ＣＡＨＮ表面力 表面基分析器Ａ２２２）は従来知られている種々の他の測定器と同様に親水性の 測定に使用できる）。そのようなプロセスで有効な一般的な表面活性剤は洗浄に 関する文献に知られる一般的な種の非イオンおよび陰イオン洗浄性表面活性剤を 含む。親水性化剤はポリエチレングリコールモノラウレート（例えばＰ　Ｅ　Ｇ 　ＯＳ　Ｆ　Ｅ　ＲＳ　Ａ　２００　ｋｌ　Ｌ　。

米国、ペンシルバニア州、ウィリアムスポートのロンザ社のポリエチレングリコ ール２００モノラウレート）およびエトキシ化オレイルアルコール（例えば米国 、ニューヨーク州ニューヨークのクロダ社のＶＯＬＰＯ−３）のような濡れ剤を 含む。ウィッキング（ｗｉｃｋｉｎｇ　）性能の向上、汚れ除去特性の改善等の ために繊維および布の分野でよく知られているものを含む他のタイプの親水化剤 および技術も使用できる。親水化剤は、好適には毛細チャンネル繊維を最終サイ ズへと引く前であるが、使用前の種々の段階においてポリマーに添加しうる。例 えば、親水化剤はポリマーの溶解前にそれに添加してもよく、あるいは溶融後に 混入してもよい。添加親水化剤はまた成形後、例えば、溶融、湿または乾式紡ぎ プロセスにおける押し出しダイスから出た後であって好適には繊維を細くするた めに引く前にポリマーに加えてもよい。勿論二の物品は人体の敏感な部分に接触 するものであるから毛細チャンネル繊維の表面の親水化のための表面活性剤は無 毒であって皮膚を刺激しないものである。種々の表面活性化処理が後述する例に 示しである。他の親水化方法は繊維表面をイオン性の輻射、例えばプラズマで処 理することを含み、そしてそのような方法は繊維表面に表面活性剤が残留しない という利点を有する。しずれにしても、その目的は移送すべき流体により容易に 濡れる毛細チャンネル繊維を使用することである。

一般に、毛細チャンネル繊維２５は吸収物品に使用すべく束とされる。好適な実 施例では繊維２５はバットに並べられそしてふさまたは束２６とされる。

使い捨て吸収物品に使用するために、そのような中入れ綿は一般に面積ＩＣＩ２ 当り約０．００３ｇから０．０１６ｇであり、体Ｍ１ｃ１１３当り約０’、００ ３ｇから約０．０３ｇ　（圧縮しない状態で）の毛細チャンネル繊維を有する。

パンティライナ、おしめおよび成人用失禁衣についての単位面積および単位体積 当りの量は前述した径の差に基づき計算できる。

好適には毛細チャンネル繊維のデニールと強度は繊維の中入れ綿の湿／乾径比が 少くとも約８０％で好適には少くとも約９０％となるように選ばれる。これによ り、中入れ綿は使用中でもその軟らかさと形へのフィツト品質を保持できる。

（４）　吸収物品での毛細チャンネル繊維中入れ綿の使中入れ綿は月経のような 流体について成る量の保持容量を有する。従って、その中入れ綿は必要であれば 、例えばパンティライナの吸収芯を含むことができる。しかしながら、殆んどの 場合、中入れ綿は吸収芯と共に用いられ、そしてその芯は中入れ綿から芯へと移 される流体の貯留手段として作用する。そのような芯はセルローズ繊維またはセ ルローズ繊維を吸収ゲル化材の混合物の空気入りフェルトを含む。

そのような吸収芯内のセルローズ繊維は極めて細い構造であるから、この芯は高 い吸引力を示し、それにより流体を毛細チャンネル繊維２５から芯２４へと吸引 する傾向をもつ。これが目的とする効果である。従って、衛生ナプキンとしての 一般的な芯は約１ｇから約５ｇの多重セルローズ繊維と約０．５ｇから約１．５ ｇの吸引ゲル化材を含む。流体がこの物品に入ると、毛細チャンネル繊維網に入 り分散し、そして吸収芯２４に入り、それにより少くとも部分的に毛細チャンネ ル繊維網を次の流体に対し“更新゛する。このように、毛細チャンネル繊維はト ップシートを通して流体を吸込み、それによりトップシートを新鮮で乾燥した快 適な状態とし、その後下の吸収芯へと流体を送り、このようにその芯が飽和する までこのプロセスを続けることができる。

（５）　トップシートと毛細チャンネル繊維の接触毛細チャンネル繊維の束２６ は上のトップシート２２￥　と密着する。これは多数の適当な機構で達成できる 。そＦＩＪ　れらには束２６をト・プシート２２に接着剤、超音波等２゛　また は貯留により接合することを含む。トップシート２２と繊維２５の接触は非常に 密であり、繊維の部分は１　ト・・ブシートのオリフロスへと入り込む。

このように、極めて好適なモードではトップシート、毛細チャンネル繊維束、下 の吸収芯の間に相互接続網があってそれより流体がトップシート２２を通り、そ して束２６の毛細チャンネル繊維２５を通り、吸収芯２４にＬ　効率よく移され る。この相互接続は着装者の物理的な動１　きに関連した湿気、機械的な剪断お よび圧力解放のような使用中のストレス下においても維持される。

［接着剤を用いる場合にはいくつかの因子に注意すべきである。使用される接着 剤の量、その使用パターンは吸収した物品の人体への侵入を最少とするものであ うべきまた、接着剤の量が過剰であると、繊維の毛細チャンネルにつまり、その 有効性を失わせることによる。従って、接着剤の量は“非干渉量とする。そのよ うな量は選ばれた接着剤、その使用パターン、繊維内の毛細チャンネルの幅、等 により変化しつる。接着剤の面積およびとしうる。

接着剤は皮膚を刺激しないものであるべきであり、あるいは微妙な人体組織と近 接して使用する上で毒物学的に許容しうるものであるべきである。接着剤は乾燥 状態での、すなわち、その物品が製造されているとき、および使用中で湿ってい るときにもその接着特性を維持すべきである。

接着剤はトップシートを作るに使用する材料と毛細チャンネル繊維を作るに使用 する材料の両方に接着しうるものであるべきである。トップシートまたは繊維例 えば親水化プロセスで表面処理されていれば、その表面処理の性質がこの接着剤 を選ぶ際に考慮されねばならない。

使用しつる代表的な接着剤はラテックス接着剤および溶融接着剤から選ばれる。

接着剤はランダムなパターンとして置かれるが、図９に示すようなスパイラル、 多重スパイラルパターンを用いると好適である。接着剤のライン６６が０，２■ のノズルを用いてスパイラルパターンとしてトップシート２２の下側すなわち衣 服側に与えられるが、少くとも０．６ｍｍのノズルを用いてそれを行ってもよい 。あるいは図１０のスポットパターンとしてトップシート２２に接着剤６７を与 えてもよいが、あまり好適ではない。

適当な接着剤はフィンドレイアバヘシブ入社のホントメルト接着剤４０３１およ びラテックスの８０８５である。接着剤の形式は毛細チャンネル繊維上の仕上げ 剤によりいく分変更しつる。適当な仕上げ剤はイーストマンのＬＫ５４８３、Ｌ Ｋ５５６３であり、好適にはイーストマンのＬＫ５５７０並びにＭＩＬＥＡＳＥ Ｔとして得られるポリマーであり、このポリマーは洗浄の分野ではファイバコー ティングエチレンテレフタレート／ポリエチレングリコールテレフタレート汚れ 落しポリマーとして知られており（例えばＵＳ４１３２６８０参照）、ＩＣＩア メリカスから得られる。

使用される接着剤の量は変更しつるが一般にはホットメルト接着剤を用いた２イ ンチ×５インチスパイラルパターンでの約０．０５ｇから２インチスフインチス パイラルパターンでの約０．０７ｇまでである。ラテックス接着剤については２ インチ×５インチパターンでは約０．１ｇから約０．１５ｇまでで充分である。

スポットパターンでは２インチ×５インチの面積に約０．０５ｇが使用される。

これら接着剤は１９８６年３月４日のミネトラ他の米国特許第４５７３９８６号 に示されるようなオーブンパターンフィラメント網として与えられてもよい。数 本の接着剤フィラメントラインを含むオーブンパターン網フィラメントを一つの スパイラルパターンに巻かれたものを用いるいくつかの装着手段が１９７５年１ ０月７日のスプラグジュニアの米国特許第３９１１１７３号、１９７８年１１月 ２２日のチーカ他の米国特許第４７８５９９６号および１９８９年６月２７日の ウエレニツの米国特許第４８４２６６６号に示されている。

トップシートとその下の毛細チャンネル繊維層との間の密な接触はのり付はプロ セス中に圧力を加えること、そしてまたは最上部の毛細チャンネル繊維を層に組 合せ゛て接着剤との接触をより良くするために個々の繊維を突出させることによ り更に改善できる。

（６）　毛細チャンネル繊維と吸収芯との接触液体を吸収芯２４に効率よく移す ためには毛細チャンネル繊維２５と吸収芯２４の間を密に接触させるべきである 。

この密な接触はいくつかの方法で達成できる。それは接着剤、超音波接合、張力 、吸収芯の粗面化または針孔開け、または毛細チャンネル繊維のいく本かを吸収 芯に挿入すること等により行うことができる。

好適には図２および図１１に示すように、毛細チャンネル繊維のふさ２６の根本 を芯２４の上面のスリットに滑り込ませる。

このふさ２６は２つの端部延長部９４を有する。延長部９４はふさ２６の根本で 逆方向に外向きに伸びる。延長部９４は好適には長手方向中心線“１゛に沿って 伸びる。延長部９４は毛細チャンネル繊維のふさ２６の上部と流体（すなわち液 体）移送接触する。延長ｇＨ９４はまた吸収芯２４と流体移送接触する。

繊維２５の束２６は液体移送能力を有するコンポーネントを衛生ナプキン２０に 与える。繊維２５は一般には主として、吸収ではなく上記の毛細管傾度により束 ２６に置かれた液体を移送するために用いられる。それ故、束２６も移送層であ る。この層はいくつかの重要な特徴主吸収コンポーネント、すなわち吸収芯２４ の上に伸びる上部４５を含む。この上部４５は人体に密着するように配置しつる 。更に、この上部４５は装着者の陰唇間のスペース内に少くとも部分的にフィツ トしつるようなサイズ、形状および弾性を持つことができる。これにより、人体 からの滲出物をより容易に阻止しつる。

束２６の延長部９４は液体を吸収芯２４に直接に移すための導管を有する液・体 移送コンポーネントを与える。

好適には延長部９４は液体を吸収芯２４の内部に移すことができる。これは衛生 ナプキン２０に他の利点を与える。

一般に、滲出物が吸収芯２４のような吸収コンポーネントの上に置かれる場合に は、そのコンポーネントの上面に沿って容易に吸収されうる。しかしながら、液 体はまず芯の上部にとどまってそれを充たす傾向をもつ。これが滲出物の芯の下 部への移送を阻止する。延長部９４はこの問題の生じる可能性を低下させる。延 長部９４は液体が吸収コンポーネントの一部を通り吸収容量をもつところまで移 動する必要性をなくしている。

上記のナプキン２０の構成は、移送コンポーネントの一つの可能な構成を示すに すぎない。多くの他の構成が上記の原理により可能である。例えば、延長部９４ （あるいは毛細チャンネル繊維束の他の部分）をいろいろの方法で吸収芯２４と 接触させることができる。

次に延長部９４と吸収芯２４の間の考えられる関係をリストアツブする。延長部 を＝　（１）吸収芯の他のコンポーネントにより囲む：　（２）他のコンポーネ ントに混合または一体化する；　（３）上記のような２以上の他のコンポーネン ト層間に配置する；　（４）少くとも一つの他の層の下に買＜；または（５）他 のコンポーネントの上に置く。

ナプキン２０はトップシートと吸収芯の間に配置される他の形式の移送コンポー ネントまたは層を有してもよい。好適には図２および図１１に示す実施例はトッ プシート２２と吸収芯２４の間に取込み層（または“２次トップシート″）２７ を存する。そのような取込み層は毛細管チャンネル繊維束２６の長手方向および 横方向外側に出る人体滲出物を分散させるために用いられる。

上記他の移送コンポーネント、吸収物品にそれを固定する方法およびそれのもの 機能はオズボーンの米国特許第４９５０２６４号および同第５００９６５３号並 びに１９９１年１２月１７日のクレー他名義の米国特許出願筒０７　／　８１０ ７７４号“溶層を有する吸収物品”に示されている。

移送コンポーネントは他の形式の材料（毛細チャンネル繊維以外）で作ることが できる。これらはポリエステル、ポリプロピレン、またはポリエチレンを含む合 成繊維；木綿またはセルローズを含む天然磁ｊａ：それら′ａ帷の混合物；ある いは任意の等価な材料またはそれらの組合せからなる不織布または織布を含む。

Ｅ、　オプションとしての貯留手段 使用に当ってナプキン２ｏは周知の支持手段または装着手段でその位置に保持さ れる。好適にはナプキンは下着またはパンティに置かれそしてそれに接着剤３６ のようなファスナーにより固定される。接着剤はナプキンをパンティの重ね部分 に固定するための手段を与える。このように、バックシート２３の外面の一部ま たは全部が接着剤でコーティングされる。そのような目的で従来用いられている 任意の接着剤またはのりを用いることができるが、感圧接着剤が好適である。適 当な接着剤はオハイオ州コロンバスのセンチュリアドヘシブスコーポレーション のＣｅｎｔｕｒｙＡ−３０５Ｎ、ニューシャーシー州ブリッジウォーターのナシ ョナルスターチアンドケミカルカンパニーのＩｎ５ｔａｕｔ　Ｌｏｃｋ３４−２ ８２３である。ナブキンを使用位置に置く前に、感圧接着剤３６を取り外しつる ライナー３９でカバーして接着剤３６が使用前に乾燥したりパンティの重ね部分 以外の表面にくっついたりしないようにする。適当なライナ３９は米国特許第４ ９１７６９７号に示されている。そのような目的に一般に用いられている任意の 市販のライナーを利用しうる。

その例はウィスコンシン州メナシャのアクロシルコーポレーションのＢ　Ｌ　３ ０ＭＧ−ＡＳｉｌｏｘ　Ｅ　ＩｌｏおよびＢＬ３０ＭＧ−ＡＳｉｌｏｘ　４ｐ１ ０である。

本発明のナプキン２０はこのライナー３９を除去しそして接着剤３６がパンティ に接触するようにナプキン２０をパンティに置くことで用いられる。接着剤３６ はこの衛生ナプキンを使用中パンティ内位置に維持する。

Ｆ、　オプションとしての特徴 衛生ナプキン２０は２枚のフラップ３４を有してもよい。夫々のフラップは吸収 芯の側縁に隣接しそしてそこから横方向に伸びる。フラップ３４は装着者のパン ティの縁とももの間に配置されるようにパンティの重ね部分の縁の上を覆うよう な形状とされる。

フラップ３４は少くとも二つの目的を達成する。まずフラップ３４は好適にはパ ンティの縁に沿った二重障壁を形成することにより月経流体により装着者の体と パンティの汚れを防止するように作用する。第二に、フラップ３４は好適にはパ ンティの下で折り返されてパンティの衣服側に装着されつるように衣服表面に装 着手段を与えられる。このようにフラップ３４はナプキン２０をパンティ内に適 正に位置ぎめするように作用する。

フラップ３４はトップシート、バックシート、組織またはそれらの組み合わせを 含む種々の材料で作ることができる。更にフラップ３４はナプキンの主体部分に 装着される別のエレメントでもよく、あるいはトップシート２２およびバックシ ート２３の延長部でもよい（すなわち一体）。

本発明の衛生ナプキンに使用しつるフラップを有する多くのナプキンが１９８７ 年８月１８日、パン・チルグルクの米国特許第４６８７４７８号“フラップ付き 成形衛生ナプキン″、１９８６年５月２０日のパン・チルグルクの米国特許第４ ５８９８７６号、“衛生ナプキン′および１９８６年８月２６日のミゾイングリ の米国特許第４６０８０４７号、“衛生ナプキン装着手段゛に示さ図１に示す好 適な衛生ナプキンの実施例はいくつかの異なる装着機構で組立てられたコンポー ネントを有する。

それら装着機構（または装着手段）を図１１により説明する。説明の便宜上、吸 収芯２４は前記のクロスリンクしたセルローズ積層体を含むものとする。吸収芯 ２４は上記のように不織布２次トップシート２７と不織布層２８の間にサンドイ ッチとされて“芯／不織布サンドイッチ４５１を形成する。この芯／不織布サン ドイッチ４５１のコンポーネントは適当な方法で一緒に固定しうる。図１の実施 例のコンポーネントは縫目線４８で固定される。これらコンポーネントの裂目は いくつかの目的を有する。それらは次の通りである。縫目は芯／不織布サンドイ ッチ４５１のコンポーネントを保持する。縫目は、そのようなコンポーネントを 一緒に接合する永久的な方法であるからこれらコンポーネントを一緒に保持する ための好適な機構である。縫目はまた液体があっても影響を受けない。

また縫目は芯／不織布サンドイッチのコンポーネント間の液体の移送を促進させ る。縫目は芯／不織布サンドイッチのコンポーネントが互いに密着して保持され るように、それらコンポーネントを固定する。上記のように、この接触関係は液 体を下のコンポーネントに移すに必要な特徴の一つである。

縫目は芯／不織布サンドインチに限らず、トップシート２２とバックシート２３ の間（そしてそれを含む）に配置される衛生ナプキンのコンポーネントの任意の ものを一緒に固定するために使用しうる。トップシート２２はトップシート接合 接着剤６６により毛細チャンネル繊維のふさに接合される。バックシート２３は 芯／不織布積層体５１の衣服側に接合される。これは図１１の実施例では２本の 構成接着剤ストリップ５２により行われる。

トップシート２２とバックシート２３はその後に一緒に固定される。トップシー ト２２とバックシート２３は吸収芯２４より大きな長さおよび幅寸法を有する。

それ故、トップシート２２とバックシート２３は吸収芯２４の縁を越えて伸びて 衛生ナプキンの周辺部３０の少くとも一部を形成する。

トップシート２２とバックシート２３は周辺熱シールにより互いにあるいは衛生 ナプキン２０の周辺３０の少くとも一部に固定される。この熱シールの形成は本 発明のナプキン２０を作る方法に関して詳述する。

衛生ナプキン２０の種々のコンポーネントを固定する機構の説明はその一つの例 にすぎない。ナプキン２０のコンポーネントの任意のものが接着剤、裂目、加熱 そしてまたは加圧接合、動的機械接合、超音波接合、繊維またはナプキンのコン ポーネントを含む他の構造の、例えば一つのコンポーネントを含む繊維を他のコ ンポーネントに溶融吹付けかあるいは周知の他の手段による混合またはからませ 、により一緒、に固定されつる。

本発明の特定の実施例を図示し説明したが、本発明の範囲内で種々の他の変更が 可能であることは当業者には明らかである。それ故、請求範囲は本発明の範囲内 のそのような変更のすべてをカバーするものである。

Ｈ８衛生ナプキンを製造する方法 衛生ナプキン２０は次のようにして作られる。簡単のためにそれら組立体は一つ の方法で説明する。下記のステップは他の順序で行ってもよい。また衛生ナプキ ンの組立方法は多数である。すべてのそのような代替方法は本発明の範囲内であ る。

吸収芯２４のコンポーネントが得られる上記の好適な積層体に使用される吸収芯 ２４は吸収ゲル化粒子４ｏを間にした２層のクロスリンクしたセルローズ繊維４ １と４２からなる。ゲル化材粒子４ｏはクロスリンクセルローズ繊維の下層４２ を形成するウェブ（またはその一部）の上に配置される。毛細チャンネル繊維２ ５の束がゲル化材４０の上に置かれる。繊維２５は、その延長部９５が組立後の 衛生ナプキンの長手方向中心線１に沿って伸びるように置かれる。

芯２４の上層４１を形成するクロスリンクセルローズ繊維（またはその部分）の フィルムは長手方向のスリットを有する。このスリットはナプキンの中央領域に ある上層４１の部分内に設けられる。

芯２４の上層４１は繊維２５および層とされてゲル化材４０の上に置かれる。繊 維２５の上部４５をふさ２６を作るようにこのスリットから引き上げられる。こ れにより束２６の上部４５が露出されたままとなる。延長部９４は吸収ゲル化材 ４０の上の吸収芯積層体内に残る。

これが吸収芯組立体となる。

２次トップシート２７材料１５が設けた。２次トップシート２７を含む材料層も 長手方向スリットを有する。

２次トップシート２７は吸収芯組立体の人体側に置かれる。繊維２５のふさ２６ の上部４５はトップシート２７のスリットから引き出される。不織布層２８は芯 紐立体の衣服側に置かれる。これが吸収芯／不織布積層体５１を形成する。ＭＮ 体５１のこれらコンポーネントは裂目または接着剤により一緒に固定される。吸 収芯をバックシートに固定するための接着剤がバックシート２３に置かれる。バ ックシート２３は次に吸収芯組立体の衣服側に置かれる。トップシート２２の衣 服側にトップシート接合用接着剤６６がスプレーされる。これは図９のようにス パイラルパターンとされる。

次にトップシート２２が積層体５１の上に（ふさ２６がそれから突出した状態で ）置かれる。これで予組立衛生ナプキンができる。これを次にシールする。その 長手方向側部マージンと端部マージンをシールする。このプロセスはナプキン２ ０の長手方向側部マージンと端部マージンが加熱したエレメントによりシールさ れる。このエレメントは“コテ１である。

図１２は本発明の衛生ナプキン６０の他の実施例である。このナプキン６０は液 体を通すトップシート６１、通さないバックシート６６およびそれらの間の吸収 芯６２を含む。ナプキン６０は芯６２とバックシート６６の間に不織布層６５を 含む。層６５は芯６２の材料が、ナプキンの層の裂目時に（この芯はそれとクロ スリンクセルローズ繊維とからなる）裂けないようにする。

ナプキン６０は毛細チャンネル繊維６３の複数のふさ６４からなる移送層を含む 。この実施例では繊維６３は芯６２に縫いつけられて図示のふさ構造６４となる 。ふさ６４の数、サイズおよび形状はナプキン６０についての所望の弾性、快適 さおよびフィツトを与えるべくメーカにより変化しうる。これらふさ６４はほぼ Ｚ方向である。ふさ６４の上部６７は芯６２の上面の上に伸びる。

ふさ６４の下部は芯６２の下面の下に伸びる。他の形ではふさ６４の上部がカッ トされてふさ６４のループ部分を除去する。

トップシート６１の上に置かれた流体はふさ６４を通って芯６２にＺ方向に沿っ て通る。これが、流体（例えば月紅としてまたは尿）が皮膚から除去されるとき トップシート６１からの分離を生じさせる。

Ｂ、　トップシート内に穴を有する多ふさパッド図１３の実施例では全体の構成 と夫々の層の位置は図１２と同じである。図１３の衛生ナプキン７０は液体を通 すトップシート７１、通さないバックシート７６およびそれらの間の吸収芯７２ を含む。ナプキン７０は芯７２とバックシート７６の間に不織布層７５を含む。

ナプキン７０は吸収芯７２に縫いつけられた毛細チャンネル繊維７３の複数のふ さを含む。ふさ７４はほぼＺ方向とされる。ふさ７４の上部７８は芯７２の上面 の上に伸び下部はその下面の下に伸びる。

更に、トップシート７１は開ロア７を有する。ナプキン７０の種々のコンポーネ ントが一緒に配置されると、複数のふさ７４がトップシート７１の開ロア７を通 って伸びる。それ故、毛細チャンネル繊維７３はユーザの皮膚と直接に接触する 。図１３において、繊維７３は図４に示すように安定化肢を有する“Ｃ″形断面 である。これら繊維は皮膚に対して優しく、刺激を与えないことがわかった。毛 細チャンネルｉｔとユーザの身体との間に直接接触を与えることにより、吸収物 品７０に置かれる大量の流体は！１維７３と接触する訪にトップシート７１を通 る必要はならない。これは人体から芯７２への大量の流体のより迅速な移送を可 能にする。

Ｃ１単−束パッド 図１４は本発明の衛生ナプキン８０の他の実施例を示す。ナプキン８０は液体を 通すトップシート８１、通さないバックシート８６およびそれらの間の１次吸収 芯８２を含む。１次吸収芯８２の第一表面８２ａはユーザの体に面し、第二表面 ８２ｂは反対側で表面８２ａと整合する。ナプキン８０はトップシート８１と１ 次吸収芯８２の間に移送層８５を含む。この層８５は下部８６と上部８７を有す る。層８５は１次芯８２の第一表面８２ａの上に配置される。層８５の上部８２ はトップシート８１に向かってほぼＺ方向となっている。層８５の下部８６はほ ぼ長手方向である。

ナプキン８０は２次吸収構造８４を含む。この実施例では構造８４は不織低密度 の材料、フオームまたはゆるく配置された繊維を含む。２次吸収体８４は移送層 ８５より密度が低い極めて軟らかい材料である。２次吸収構造８４は移送層８５ を実質的に囲んでいる。図１４の実施例では、１次吸収芯８２は移送層８５より 大きい密度を有する。この構成において、トップシート８１上の流体はＺ方向に ２次吸収構造８４または移送層８５を通って主吸収芯８２に流れる。

トップシート８１から離すことに加えて、移送層８５と２次吸収体８４は弾性体 として作用してユーザによりよくフィツトさせる。更に、移送層８５と２次吸収 体８４は芯８２より密度が低く、芯８２への２方向の流体の移送を可能にする。

本発明の特定の実！！例を図示し説明したが、本発明の範囲内で種々の他の変更 が可能であることは当業者には明らかである。それ故、添付する請求範囲はその ような変更のすべてを本発明の範囲内としてカバーするものである。

Ｆｉｇ、　１ Ｆｉｇ、　７Ａ　Ｆｉｇ、　７Ｂ　Ｆｉｇ、　７ＣＦｉｇ、　８ Ｆｉｇ、１１ Ｆｉｇ、　１２ Ｆｉｇ、　１３ Ｆｉｇ、　１４ 国際調査報告 フロントページの続き （３１）優先権主張番号　７３４，４０５（３２）優先臼　１９９１年７月２３ 日（３３）優先権主張国　米国（Ｕ　Ｓ　）（８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ 、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ（ＢＦ 、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、〜丁り、ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、Ｔ Ｇ）、ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　Ｃ３，ＦＩ、　ＨＵ、ＪＰ。

ＫＰ、ＬＫ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、Ｎｏ、ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、５Ｄ （７２）発明者　オズポーン、トマス　ウオード、ザ、サード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、ディーンビュー、ドライブ、４００ （７２）発明者　チャペル、チャールズ　ウィルバーアメリカ合衆国オハイオ州 、ウェスト、チェスター、ピー、オー、ボックス、２７８、ルサワーズビル、ロ ード、８５９９ （７２）発明者　ジョンソン、テレサ　ルイーズアメリカ合衆国オハイオ州、シ ンシナチ、ローズ、レーン、１１７８５、アパートメント、シー （７２）発明者　ハモンズ、ジョン　リーアメリカ合衆国オハイオ州、ハミルト ン、ダスト、コマンダー、コート、７３７９（７２）発明者　ラバシ、ブルース 　ウィリアムアメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チェスター、サン、マテオ 、ドライブ、６６５９（７２）発明者　ホーニー、ジエームズ　カメロンアメリ カ合衆国オハイオ州、シンシナチ、ラフィール、アベニュ、２８６５ （７２）発明者　ハインズ、リー　マージ−アメリカ合衆国オハイオ州、ワイオ ミング、イースト、ミルズ、アベニュ、３２０

Claims (24)

【特許請求の範囲】
1. １．下記要件を含む、長手方向、横方向およびＺ方向を有する吸収物品： （ａ）液体を通すトップシート； （ｂ）液体を通さないバックシート； （ｃ）上記トップシートとバックシートとの間に配置され、上記トップシートに 面する上面と上記バックシートに面する下面を有する吸収芯； （ｄ）上記吸収芯の上面の下であってほぼ上記長手方向に向かっている下方部分 および上記トップシートに向く少くとも上記芯の上面へと伸びると共に上記Ｚ方 向に向いたエレメントを含む上方部分からなる移送層。
2. ２．前記移送層は前記吸収芯の上面の上に伸びるごとくなった請求の範囲第１項 の吸収物品。
3. ３．前記移送層は外部毛細チャンネルを有する繊維を含む請求の範囲第２項の吸 収物品。
4. ４．前記毛細チャンネル繊維は親水性である請求の範囲第３項の吸収物品。
5. ５．前記毛細チャンネル繊維は安定化肢を有した“Ｃ”形断面を有するごとくな った請求の範囲第４項の吸収物品。
6. ６．前記毛細チャンネル繊維は実質的にカールされそしてその一部が前記トップ シートに部分的に突出するごとくなった請求の範囲第５項の吸収物品。
7. ７．前記移送層の上部は一つの束とされるごとくなった請求の範囲第１項の吸収 物品。
8. ８．前記吸収芯はその上面と下面の間に吸収ゲル化材を含むごとくなった請求の 範囲第１項の吸収物品。
9. ９．前記吸収芯は外部毛細チャンネルを有する繊維を含む請求の範囲第１項の吸 収物品。
10. １０．前記芯の上面上に重ねられた２次トップシートを更に含む請求の範囲第１ 項の吸収物品。
11. １１．前記トップシートは前記移送層が着装者の皮膚に直接に接触しうるように する開口を含むごとくなった請求の範囲第１項の吸収物品。
12. １２．下記要件を含む、長手方向、横方向およびＺ方向を有する吸収物品： （ａ）液体を通すトップシート； （ｂ）液体を通さないバックシート； （ｃ）上記トップシートとバックシートとの間に配置され、上記トップシートに 面する上面と上記バックシートに面する下面を有する吸収芯； （ｄ）上記ふさがほぼＺ方向に向きそして上記芯の上面の上に伸びる上部および 上記芯の下面の下に伸びる下部を有する複数のふさにまとめられた移送層。
13. １３．前記移送層は外部毛細チャンネルを有する繊維を含む請求の範囲第１２項 の吸収物品。
14. １４．前記毛細チャンネル繊維は親水性である請求の範囲第１３項の吸収物品。
15. １５．前記毛細チャンネル繊維は安定化肢を有した“Ｃ”形断面を有するごとく なった請求の範囲第１２項の吸収物品。
16. １６．前記吸収芯はその上面の下面の間に吸収ゲル化材を含むごとくなった請求 の範囲第１２項の吸収物品。
17. １７．前記芯の上面上に重ねられた２次トップシートを更に含む請求の範囲第１ ２項の吸収物品。
18. １８．前記毛細チャンネル繊維は実質的にカールされそしてその一部が前記トッ プシートに部分的に突出するごとくなった請求の範囲第１２項の吸収物品。
19. １９．前記トップシートは前記移送層が着装者の皮膚と直接に接触しうるように する開口を含むごとくなった請求の範囲第１２項の吸収物品。
20. ２０．下記要件を含む、長手方向、横方向およびＺ方向を有する吸収物品： （ａ）液体を通すトップシート； （ｂ）液体を通さないバックシート； （ｃ）上記トップシートとバックシートとの間に配置された１次吸収芯であって 、ユーザの体に面する第１表面とこの第１表面に対し整合する第２表面を有する 上記１次吸収芯； （ｄ）下部および上部を有し、大量の流体の移動を容易にするための移送層であ って、上記１次吸収芯の第１表面上に配置されると共にその上部がＺ方向に上記 トップシートに向かっており、その下部がほぼ長手方向となった、上記移送層； （ｅ）上記移送層の上部の実質的に囲む２次吸収構造。
21. ２１．前記移送層は弾性材料からなる請求の範囲第２０項の吸収物品。
22. ２２．前記移送層は外部毛細チャンネルを有する繊維を含む請求の範囲第２０項 の吸収物品。
23. ２３．前記吸収芯はその全体に分散された吸収ゲル化材を含む、請求の範囲第２ ０項の吸収物品。
24. ２４．前記２次吸収構造は不織布、繊維性中入れ綿、または吸収フォームから選 ばれるごとくなった請求の範囲第２０項の吸収物品。