JPH063999U - フォークリフトトラックの偏荷重検出装置および偏荷重是正装置 - Google Patents

フォークリフトトラックの偏荷重検出装置および偏荷重是正装置

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JPH063999U
JPH063999U JP963492U JP963492U JPH063999U JP H063999 U JPH063999 U JP H063999U JP 963492 U JP963492 U JP 963492U JP 963492 U JP963492 U JP 963492U JP H063999 U JPH063999 U JP H063999U
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美浩 岡崎
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小松フォークリフト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォークリフトトラックにおける偏荷重の検
出を正確に行う。 【構成】 フォークリフトトラックにおいて、車体の前
方に立設したマスト1に沿って昇降する昇降体3に前後
方向に揺動自在となるボード部材6を吊設し、該ボード
部材6にフォーク爪13を設けると共に、昇降体3にボ
ード部材6の後方へ働く力を検出するセンサ14を昇降
体3の中心位置に対し左右対称となる位置に設け、この
センサ14からのデータを基に偏荷重を演算するコント
ローラ15を設けた構成にする。 【効果】 偏荷重を検出する部分が、昇降体に設けられ
たボード部材とセンサとにより検出するので、マストの
たわみ、ねじれ等の影響をうけることがなく、正確に偏
荷重を検出することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フォークリフトトラックのフォーク爪に荷物を載せた際の偏荷重を 検出する偏荷重検出装置および偏荷重を無くす偏荷重是正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フォークリフトトラックは、図1に示すように、車体の前方にマスト2 1を立設し、該マスト21に沿って昇降する昇降体22を設け、該昇降体22に 装着した左右一対のフォーク爪23を設けている。このような構成のフォークリ フトトラックにおいて、フォーク爪23に荷物Aを載せて荷物Aを搬送する作業 (荷役作業)の際、左右のフォーク爪23に載せた荷物Aの左右方向の重心位置 が車体の左右方向の中心位置に対しずれ、車体に偏荷重が生じる場合があった。 この偏荷重が生じると、フォークリフトトラックの走行に支障を来すと共に、フ ォーク爪23に載せた荷物Aが落下する恐れがあった。 そこで、従来のフォークリフトトラックにおいて、偏荷重を検出するための装 置としては、図2に示すように、車体の前方下部のタイヤ28が設けられている 駆動軸ケース24に左右のマスト21の下部後面に固着したマストサポート25 を若干回動自在となるように連結し、駆動軸ケース24とマストサポート25の 間にマスト21側の荷重を検知するロードセンサ26を左右それぞれに介在させ る。そして、左右のロードセンサ26で検知した荷重の差より偏荷重の検出を行 うようになっている。 また、従来の他の偏荷重を検出するための装置としては、図3に示すように、 車体の前方上部に傾斜角センサ27を設けて、ここで車体の傾きを検知し、車体 の傾きより偏荷重の検出を行っているものもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前者の偏荷重検出装置においては、マストを構成している部品が必ずしも左右 対称ではないため、左右のロードセンサに異なった力がかかる恐れがあると共に 、偏荷重によってマストにたわみやねじれが生じて、左右のロードセンサに影響 することもあり、ロードセンサにより偏荷重を正確に検出することができないと いう問題があった。 また、後者の偏荷重検出装置においては、マストにたわみやねじれが生じて、 傾斜角センサによる偏荷重の検出に支障を来すと共に、傾斜角センサで車体の傾 きを検知するため、タイヤの空気圧や路面の凹凸等によっても左右されるため、 偏荷重の検出が正確に検出することができなかった。 本考案は、これらの問題を解消することを、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フォークリフトトラックにおいて、車体の前方に立設したマストに 沿って昇降する昇降体に前後方向に揺動自在となるボード部材を吊設し、該ボー ド部材にフォーク爪を設けると共に、昇降体にボード部材の後方へ働く力を検出 するセンサを昇降体の中心位置に対し左右対称となる位置に設け、このセンサか らのデータを基に偏荷重を演算するコントローラを設けた構成にする。
【0005】
【作用】
上記のように構成することで、左右のセンサに働く力を検出し、この力の差か ら偏荷重を演算することで、偏荷重を正確に検出するようにする。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例について、図4、図5を用いて説明する。 フォークリフトトラックの車体の前方に立設する左右一対のマスト1に、マス ト1の内側のレール部を転動するローラ2を介して昇降体3を図示しないチェー ンとリフトシリンダにより昇降動するように設けており、昇降体3は側面にロー ラ2を装着する左右一対の縦部材3aとその縦部材3aの上部を互いに連結する 細長い板状の連結部材3bとからなる。そして、連結部材3bの前面左右に突起 部材4をそれぞれ設け、該突起部材4には左右に水平となる連通孔4aを設け、 この左右の突起部材4の連通孔4aにシャフト部材5を挿入する。そして、シャ フト部材5に前後方向に揺動自在となるように板状のボード部材6を吊設し、該 ボード部材6は前面の上部と下部に水平方向にレール部材7を固着しており、こ のレール部材7の前面において、上部のレール部材7にストリップ部材9を介し て係合し、かつ下部のレール部材7にこのレール部材7の前面を転動するローラ 10により遊接状態で係合した左右に移動可能となるシフト部材8を設ける。ま た、ボード部材6の前面中央に水平方向にシフト用シリンダ11を固着し、シフ ト用シリンダ11のピストンロッド11aがシフト部材8に固着している。そし て、シフト部材8は前面の上部と下部に水平方向にフォーク爪保持部材12を固 着し、このフォーク爪保持部材12にフォーク爪13を装着している。 さらに、昇降体3の前面下部にボード部材6の後面に当接するロードセンサ1 4を左右にそれぞれ設けており、該ロードセンサ14はボード部材6の後面に当 接することでボード部材6の後方へ働く力を検出するものである。なお、ロード センサ14は昇降体3の中心位置に対し左右対称となる位置に設ける。
【0007】 そして、図6に示すように、左右のロードセンサ14それぞれからの信号を入 力し、この信号を基に偏荷重を演算するコントローラ15を車体内部に設け、コ ントローラ15は、シフト用シリンダ11を作動する切換弁16に信号を出力し ている。この切換弁16は両端にコントローラ15からの信号を受けて作動する ソレノイド16a,16bを設けると共に、タンク17からポンプ18を介して 接続するポンプポート16cと、タンク17に接続するタンクポート16dと、 シフト用シリンダ11のボトム11b側に接続するボトムポート16eと、シフ ト用シリンダ11のヘッド11c側に接続するヘッドポート16fとを設けてい る。そして、切換え位置としては、すべてのポートが遮断状態となり、圧油が供 給されないようになる中立位置16gと、ポンプポート16cとヘッドポート1 6fとが接続状態で、ボトムポート16eとタンクポート16dとが接続状態と なり、ヘッド11c側に圧油が供給される右移動位置16hと、ポンプポート1 6cとボトムポート16eとが接続状態で、ヘッドポート16fとタンクポート 16dとが接続状態となり、ボトム11b側に圧油が供給される左移動位置16 iとを有している。
【0008】 上記実施例における偏荷重の検出について説明する。 フォーク爪13に荷物を載せた際に、例えば、車体中心に対し荷物の重心が右 側にずれ、車体に偏荷重が生じると、まず左右のロードセンサ14において、右 側のロードセンサ14が左側のロードセンサ14より大きな力を検出する。そし て、コントローラ15では、左右のロードセンサ14で検出した力を信号でそれ ぞれ入力し、左右のロードセンサ14で検出した力の差を算出して、この力の差 から偏荷重を演算する。よって、左右のロードセンサ14によって検出した力が 同じであれば、車体に偏荷重は生じていないものである。
【0009】 次に偏荷重を無くすための偏荷重是正装置の動作について説明する。 フォーク爪13に荷物を載せた際に、前述のように車体に偏荷重が生じると、 コントローラ15では偏荷重を演算する。そして、コントローラ15は演算した 偏荷重を基に切換弁16のソレノイド16a,16bに制御信号を出力する。切 換弁16では右移動位置16hに切換わり、タンク17の圧油をシフト用シリン ダ11のヘッド11a側に供給することで、シフト用シリンダ11を作動し、シ フト部材8およびフォーク爪13を右側に移動していく。すると、徐々にフォー ク爪13への偏荷重が減少する。そして、左右のロードセンサ14で検出する力 が同じになると、コントローラ15から切換弁16に制御信号が出力され、切換 弁16を中立位置16gとし、偏荷重を無くした状態にする。 また、逆の偏荷重が生じた場合は、切換弁16を逆に切換える。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、偏荷重を検出する部分が、昇降体に設けられたボード部材と センサとにより検出するので、マストの構成状態やマストのたわみ、ねじれ等の 影響をうけることがなく、正確に偏荷重を検出することができる。また、偏荷重 が生じた際、シフト部材およびフォーク爪をシフト用シリンダで左右に移動し制 御することで、偏荷重を無くすことができ、フォークリフトトラックによる荷役 作業の安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフォークリフトトラックにおける偏荷重
が生じた場合の説明図。
【図2】従来のフォークリフトトラックにおける偏荷重
検出部の説明図。
【図3】従来の他のフォークリフトトラックにおける偏
荷重検出部の説明図。
【図4】本考案の一実施例の概略側面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】シフト用シリンダの作動説明図。
【符号の説明】
1…マスト、2…ローラ、3…昇降体、3a…縦部材、
3b…連結部材、4…突起部材、4a…連通孔、5…シ
ャフト部材、6…ボード部材、7…レール部材、8…シ
フト部材、9…ストリップ部材、10…ローラ、11…
シフト用シリンダ、11a…ピストンロッド、11b…
ボトム、11c…ヘッド、12…フォーク爪保持部材、
13…フォーク爪、14…センサ、15…コントロー
ラ、16…切換弁、16a,16b…ソレノイド、16
c…ポンプポート、16d…タンクポート、16e…ボ
トムポート、16f…ヘッドポート、16g…中立位
置、16h…右移動位置、16i…左移動位置、17…
タンク、18…ポンプ、21…マスト、22…昇降体、
23…フォーク爪、24…駆動軸ケース、25…マスト
サポート、26…ロードセンサ、27…傾斜角センサ、
28…タイヤ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役作業を行うフォークリフトトラック
    において、 車体の前方に立設したマスト1に沿って昇降する昇降体
    3に前後方向に揺動自在となるボード部材6を吊設し、
    該ボード部材6にフォーク爪13を設けると共に、昇降
    体3にボード部材6の後方へ働く力を検出するセンサ1
    4を昇降体3の中心位置に対し左右対称となる位置に設
    け、このセンサ14からのデータを基に偏荷重を演算す
    るコントローラ15を設けたことを特徴とするフォーク
    リフトトラックの偏荷重検出装置。
  2. 【請求項2】 荷役作業を行うフォークリフトトラック
    において、 車体の前方に立設したマスト1に沿って昇降する昇降体
    に前後方向に揺動自在となるボード部材6を吊設し、該
    ボード部材7に左右方向に移動自在となるフォーク爪1
    3を設けると共に、フォーク爪13の左右方向の移動を
    行うシフト用シリンダ11をボード部材6に設け、さら
    に、昇降体3にボード部6の後方へ働く力を検出するセ
    ンサ14を昇降体3の中心位置に対し左右対称となる位
    置に設け、このセンサ14からのデータを基に偏荷重を
    演算し、かつ演算した偏荷重を基にシフト用シリンダ1
    1を作動する切換弁16に制御信号を出力するコントロ
    ーラ15を設けたことを特徴とするフォークリフトトラ
    ックの偏荷重是正装置。
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