JPH06342336A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH06342336A
JPH06342336A JP13071593A JP13071593A JPH06342336A JP H06342336 A JPH06342336 A JP H06342336A JP 13071593 A JP13071593 A JP 13071593A JP 13071593 A JP13071593 A JP 13071593A JP H06342336 A JPH06342336 A JP H06342336A
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JP
Japan
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input
pressing pressure
processing
switch
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Pending
Application number
JP13071593A
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English (en)
Inventor
Shigeto Osuji
成人 大條
Toshio Kamimura
俊夫 上村
Michihiro Mese
道弘 目瀬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 座標情報の入力手段を有する情報処理装置に
関し、座標または領域の指定誤りを軽減および防止す
る。 【構成】 指示手段からの指示により、少なくとも座標
情報を含む入力情報を検知する入力手段を有する情報処
理装置において、前記入力情報から生成入力情報を生成
する生成手段と、前記生成入力情報に対応する処理を実
行する処理実行手段を具備する構成とする。これによっ
て、スイッチ機構をもたない指示手段による誤操作など
が起こりにくくなり、座標または領域の指定誤りを防止
して操作性および信頼性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に係り、特
に座標情報の入力手段を有する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータや情報端
末・携帯型パーソナル情報機器などの情報処理装置にお
いては、マウスやタブレットなどの座標情報の入力手段
を用いることによって、表示画面上における特定の座標
または領域などを指定することが一般的に行われてい
る。このような機能を有する装置は、特開平3−119
415号公報,特開平4−77814号公報,特開平4
−322322号公報,特開平4−344520号公報
などにおいて、その技術公開が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、マウスやタブレットなどの座標情報の入力手段に対
して、スイッチなどの情報通知手段をもたない手指など
を指示手段として座標情報の入力を行う場合には、指示
手段が入力手段を離れたときの座標情報を指定された特
定座標とする判定処理が必要不可欠であった。そして、
この判定処理においては、指示手段の誤操作(例えば、
指示手段が入力手段から離れる瞬間に指定座標がずれて
しまうなど)によって誤った座標情報が入力されたり、
クリック・ダブルクリック操作などの座標指定操作の信
頼性に限界があることから、意図する座標の指定を正確
に行うことが困難であるという問題点があった。
【0004】また、少なくとも2つ以上の座標情報から
なる領域指定操作を行う場合には、初めに指示手段が入
力手段に接したときの座標情報を始点座標とし、次に指
示手段が入力手段から離れたときの座標情報を終点座標
することにより、領域指定を行っている。この場合、始
点座標を示す指示座標は入力手段に指示手段が接するま
では装置による認識が全く不可能であり、かつ、入力手
段に指示手段が接した瞬間に始点座標が確定してしま
う。そして同様に、終点座標を示す指示座標は入力手段
から指示手段が離れるまでは全く認識不可能であり、か
つ、入力手段から指示手段が離れた瞬間に始点座標が確
定してしまう。このため、意図する領域の指定を正確に
行うことが困難であるという問題点があった。
【0005】なお、特開平4−322322号公報に
は、座標情報の入力手段であるスイッチパネルに対する
指定座標が不正確であっても操作者の意思を正確に伝え
るものが示されているが、これは予め予想される指定座
標のずれに対応するように動作制御を行うものであっ
て、上述した座標または領域の指定を正確に行うことに
ついては何等考慮されていない。
【0006】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、座標または領域の指定を行う場合における
座標または領域の指定誤りを軽減および防止することが
できる情報処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、指示手段からの指示により、少なくとも
座標情報を含む入力情報を検知する入力手段を有する情
報処理装置において、前記入力情報から生成入力情報を
生成する生成手段と、前記生成入力情報に対応する処理
を実行する処理実行手段を具備する構成としたものであ
る。
【0008】そして、前記生成手段は、前記入力情報が
所定の処理分岐条件を満たすか否かを示す処理分岐情報
を前記生成入力情報として生成するものである。
【0009】また、前記入力手段は、タブレットやマウ
スなどのポインティングデバイスからなっており、前記
入力情報は、前記座標情報のほかに、前記指示手段また
は前記入力手段のいずれかに設けられたスイッチの状態
を示すスイッチ情報、前記入力手段に対する前記指示手
段の押下圧力を示す押下圧力情報、前記入力手段に対す
る前記指示手段の当接角度を示す傾き情報などを含むも
のである。
【0010】あるいは、前記生成手段は、前記入力情報
に含まれる前記押下圧力情報が所定の押下圧力分岐条件
を満たすか否かを示す押下圧力分岐情報を前記生成入力
情報として生成し、前記処理実行手段は、前記押下圧力
分岐情報を前記ポインティングデバイスにおけるスイッ
チ情報に置き換えて、対応する処理を実行するものであ
る。
【0011】また、前記処理実行手段は、前記生成入力
情報に応じて装置本体の動作モード切換処理を実行する
ものである。
【0012】あるいは、前記処理実行手段は、前記入力
手段に対する前記指示手段の押下圧力が所定の限界圧力
を超えていることが前記押下圧力情報によって示されて
いるとき、所定の警告処理を実行するものである。
【0013】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0014】本発明の情報処理装置は、指示手段からの
指示により、少なくとも座標情報を含む入力情報を検知
する入力手段を有する情報処理装置において、前記入力
情報から生成入力情報を生成する生成手段と、前記生成
入力情報に対応する処理を実行する処理実行手段を具備
する構成としたものであり、前記生成手段は、前記入力
情報が所定の処理分岐条件を満たすか否かを示す処理分
岐情報を前記生成入力情報として生成する。また、前記
入力手段は、タブレットやマウスなどのポインティング
デバイスからなっており、前記入力情報は、前記座標情
報のほかに、前記指示手段または前記入力手段のいずれ
かに設けられたスイッチの状態を示すスイッチ情報、前
記入力手段に対する前記指示手段の押下圧力を示す押下
圧力情報、前記入力手段に対する前記指示手段の当接角
度を示す傾き情報などを含んでいる。
【0015】前記生成手段は、前記入力情報に含まれる
前記押下圧力情報が所定の押下圧力分岐条件を満たすか
否かを示す押下圧力分岐情報を前記生成入力情報として
生成する。例えば、前記生成手段は、前記入力手段で検
知された前記押下圧力情報から、前記ポインティングデ
バイスで検知可能な生成スイッチ情報(=押下圧力分岐
情報)を前記生成入力情報として生成する。すなわち、
押下圧力情報が規定値以上の場合は前記生成スイッチ情
報を「ON」とし、押下圧力情報が規定値未満の場合は
生成スイッチ情報を「OFF」とする。このため、マウ
スのクリックボタンやタッチペンのペン先スイッチなど
に類するスイッチ機構をもたない指示手段を用いて入力
を行う場合でも、スイッチ機構をもつ指示手段の場合と
同様に生成スイッチ情報を得ることができる。
【0016】前記処理実行手段は、前記押下圧力分岐情
報を前記ポインティングデバイスにおけるスイッチ情報
に置き換えて、対応する処理を実行する。すなわち、生
成スイッチ情報がある座標情報位置で「OFF」から
「ON」に変化したときの座標情報を指定座標(マウス
におけるクリック操作のあった座標)として処理する。
また、ある座標情報位置で生成スイッチ情報が「OF
F」から「ON」に変化した時点で対応する座標情報を
始点位置と判断し、次に生成スイッチ情報が「ON」か
ら「OFF」に変化した時点で対応する座標情報を終点
位置とし、始点位置と終点位置との間の特定の領域を指
定領域(マウスにおけるドラッグ操作のあった領域)と
して処理する。このため、指示手段の誤操作などが起こ
りにくくなり、座標または領域の指定誤りを防止して操
作性および信頼性を向上させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の情報処理装置の実施例を図面
を用いて詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の情報処理装置の第1実施
例の概略を示す図であり、101は入力する座標の指示
を行うための指示手段(例えば手指)、102は座標情
報が入力される入力手段(例えば感圧式タブレット)、
104は入力手段102の制御を行う入力制御手段、2
01は情報処理装置全体の制御を行うCPU(請求項中
の処理実行手段に相当する)、202はROMやRAM
などのメモリ、204は表示出力制御を行う表示制御手
段、205は表示出力が行われるLCD(液晶ディスプ
レイ)やCRTなどの表示パネル、206は表示データ
を記憶するVRAM(ビデオRAM)、207はデータ
ファイルの入出力制御を行うファイル制御手段、208
はデータファイルを記憶保持するファイル装置(例え
ば、フロッピーディスク,ハードディスク,メモリカー
ド,ICカードなど)である。
【0019】図1において、情報処理装置が実行する機
能・動作は、プログラムとしてファイル装置208やメ
モリ202に記憶保持されている。CPU201(処理
実行手段)は、前記プログラムに応じた処理を実行す
る。表示制御手段204は、CPU201によってVR
AM206上に生成された実行結果などのデータを表示
パネル205に表示出力する。入力手段102および指
示手段101を用いて利用者が入力した情報は、入力制
御手段104を介して一旦メモリ202に記憶保持され
るなどにより、CPU201などからアクセス可能とな
る。例えば、手指によって指示手段101が構成されて
いる場合、CPU201は入力手段102で手指による
押下が感知された座標情報に対応する画面上での座標に
カーソル表示させたり、メニューなど特定の表示内容領
域上で手指が入力手段102を離れたときに前記メニュ
ー項目選択の有無を判定する判定処理などを行う。
【0020】図2は、本発明の情報処理装置の第1実施
例の要部を示す図である。同図中、図1と同一構成部分
については同一符号を付し、その説明を省略する。ま
た、103は入力手段102が出力する入力情報、10
5は入力制御手段104内に設けられ、入力情報103
の補正を行う補正手段、106は入力制御手段104内
に設けられ、入力情報103の変換を行う生成手段、1
07は補正手段105が出力する補正入力情報、108
は生成手段が出力する生成入力情報である。入力情報1
03としては、指示手段101の入力手段102上での
入力位置である座標情報、入力手段102または指示手
段101に設けられた少なくとも1つ以上のスイッチ機
構より出力される2値または多値のスイッチ情報、指示
手段101の入力手段102に対する傾き角を示す傾き
情報、指示手段101の入力手段102に対する押下圧
力を示す2値または多値の押下圧力情報などが考えられ
るが、本実施例においては、座標情報と押下圧力情報を
入力手段102で検知できるものとする。補正手段10
5では、座標情報など入力情報103の精度補正や、解
像度を情報処理装置に合わせる座標補正などの補正処理
を行う。
【0021】図3は、図2中の生成手段106における
処理フローを示す図であり、タイマなどで定期的に起動
されたり、あるいは、ある特定の入力情報についての特
定条件の発生を検知して随時起動される処理である。入
力情報3は、入力手段102から補正手段105を介し
て生成手段106に入力される。ステップ301では、
入力手段で102で検知された押下圧力情報を入力情報
103として得る。ステップ302では、得られた押下
圧力情報と予め設定された規定値とを比較判定する。そ
して、押下圧力情報が規定値以上の場合にはステップ3
03で生成スイッチ情報(=生成入力情報)を「ON」
とし、押下圧力情報が規定値未満の場合にはステップ3
04で生成スイッチ情報を「OFF」とする。以上によ
り、本来スイッチ機構を有しない指などの指示手段によ
る入力情報から、あたかもスイッチ機構を有する指示手
段によるスイッチングが行われたかのような生成スイッ
チ情報を得ることができる。また、指示手段101が誤
って入力手段102に触れたときには、上記生成手段1
06により押下圧力情報が規定値未満とされて生成スイ
ッチ情報が反転せず(「ON」とならず)、座標情報の
入力は無効と判定されるので、誤動作の可能性を低減し
て、信頼性を向上させることができる。
【0022】また、押下圧力が「大」「小」の2値のい
ずれかをとるものとしたとき、生成手段に対して入出力
される押下圧力情報および生成スイッチ情報の状態遷移
の一例を図4に示す。図4において、押下圧力情報が
「小」(規定値未満)のときには生成スイッチ情報が
「OFF」とされ、押下圧力情報が「大」(規定値以
上)のときには生成スイッチ情報が「ON」とされる。
この生成スイッチ情報は、上述したように座標情報の有
効無効を判定するために使用される。
【0023】なお、本実施例では、押下圧力情報が2値
である場合について述べたが、多値である場合にも同様
の処理を行うことができる。また、図3に示したよう
に、押下圧力情報をもとに生成スイッチ情報を生成する
例について述べたが、生成手段の処理はこれだけに限定
されず、例えば指示手段の入力手段に対する傾き情報な
どを利用して同様の処理を行うこともできる。また、生
成手段106が入力制御手段に含まれている構成を示し
たが、生成手段が入力制御手段とは独立して設けられて
いる構成や、情報処理装置を構成する他の手段の中に含
まれている構成とすることもできる。さらに、生成手段
の機能をCPUによって実行されるプログラムで実現さ
せるなど、ソフトウェアのみで構成したり、あるいはソ
フトウェアとハードウェアを適宜組合せて構成すること
もできる。また、入力手段102が検知する補正入力情
報107を利用して、生成手段106が新たに生成入力
情報を生成する構成を示したが、CPU201やセンサ
類など、情報処理装置を構成する他の手段から得られる
情報をもとにして、新たに生成入力情報を生成する構成
とすることもできる。また、あらかじめ設定された増幅
率で入力情報を増幅するなどのある特定の設定値に応じ
て入力情報を変換する構成とすることもでき、以上述べ
た構成を適宜混在させる構成とすることもできる。ま
た、特に述べなかったが、入力手段と表示手段について
は、少なくともその入力領域と表示領域の一部が重なる
表示入力一体型とする構成とすることも、入力手段と表
示手段が重ならない別体の構成とすることも、どちらも
可能である。
【0024】図5は、本発明の情報処理装置の第2実施
例の要部を示す図であり、図2と同一構成部分について
は同一符号を付し、その説明を省略するとともに、適宜
図1中に示した各手段とともに説明を行う。図5におい
て、501は、入力制御手段104とは独立に設けら
れ、生成入力情報108を生成する生成手段である。入
力手段102で検知された入力情報103は、入力制御
手段104内の補正手段105で補正されて、補正入力
情報107として出力される。CPU201(処理実行
手段)などは、前記補正入力情報107を用いることに
よってポインティング操作を主体としたグラフィックユ
ーザインタフェース環境などをもつ情報処理装置を構成
する。生成手段501は、補正入力情報107をもとに
変換処理を行い、生成入力情報108を生成および出力
する。
【0025】例えば図3に示したように、生成手段50
1は、押下圧力情報(入力情報)と予め設定された規定
値とを比較判定することにより、押下圧力が規定値を越
えるときに「ON」、押下圧力が規定値以下のときに
「OFF」となる生成スイッチ情報(生成入力情報)を
生成および出力する。そして、CPU201は、生成ス
イッチ情報をの変化を監視して、生成スイッチ情報が
「ON」から「OFF」に変化したときに、座標指定
(マウス操作のクリック操作に相当する)が行われたも
のと判断して、座標値の入力や選択コマンドの指定およ
び実行などを行う。また、第1の座標において生成スイ
ッチ情報が「OFF」から「ON」に変化(始点)し、
「ON」状態のまま座標情報が変化し、次に第2の座標
において前記生成スイッチ情報が「ON」から「OF
F」に変化(終点)したときに、これら第1および第2
の座標によって領域指定(マウス操作のドラッグ操作に
相当)が行われたものと判断する。
【0026】図6は、図5中の生成手段における処理フ
ローを示す図であり、タイマなどで定期的に起動された
り、あるいは、ある特定の入力情報について座標情報の
変化などの特定条件の発生を検知して随時起動される処
理である。ステップ601では、入力手段102で検知
された押下圧力情報を入力情報103として得る。ステ
ップ602では、得られた押下圧力情報と予め設定され
た規定値とを比較判定する。そして、押下圧力情報が規
定値以上の場合にはステップ603で特定の処理Aを実
行し、押下圧力情報が規定値未満の場合にはステップ6
04で特定の処理Bを実行する。例えば、本発明の情報
処理装置においてワードプロセッサ機能が実行されてい
る場合に、手指やペンなどの指示手段101を用いた入
力操作で、ある規定値以上の押下圧力で入力手段102
を強く押下すると文書などの表示画面が拡大サイズで表
示され(処理A)、強く押下することを止めると表示画
面が標準サイズで表示される(処理B)ように設定する
ことにより、指示手段101を用いること以外の特別な
操作を行うことなしに画面表示モードの切り換えを行
う。この他、処理A/Bの例としては、表示倍率や表示
内容の切り換え、画面表示のスクロール速度の切り換え
などがあげられる。
【0027】以上のように本実施例によれば、スイッチ
情報などの特定の入力情報(例えば、マウスにおける座
標指定のためのクリック操作や領域指定のためのドラッ
グ操作を示す情報など)を検知する機能を有しない指示
手段(手指など)および入力手段をもつ情報処理装置に
おいても、前記入力手段で検知可能な他の種類の入力情
報(押下圧力情報)を生成手段で変換して代用すること
によって、前記特定の入力情報を検知可能な入力手段を
用いる場合と同様の操作性を実現することができる。
【0028】なお、生成手段は、情報処理装置を構成す
る他の手段とは独立して設けられた構成、入力制御手段
に含まれる構成、あるいは、情報処理装置を構成する他
の手段に含まれる構成のいずれの構成としてもよい。ま
た、生成手段はハードウェアまたはソフトウェア、ある
いはその両方で構成することが可能であり、例えば生成
手段をCPU201(処理実行手段)において実行され
るソフトウェアのみによって実現する構成とした場合に
は、図6の処理フローのすべてがCPU201で実現さ
れるために装置を構成する部品点数を削減できる一方、
処理フローの一部をハードウェアで実現する構成とした
場合には、処理を高速化して応答速度を向上させること
ができる。後者の場合、ハードウェア部分では例えば標
準/拡大サイズ表示モードなどの状態指定信号を出力
し、CPU201(処理実行手段)などで状態指定信号
に応じてステップ603および604で標準/拡大サイ
ズ表示処理を行うなど、生成手段を実現するための処理
を情報処理装置を構成する他の手段で分担して行うこと
もできる。
【0029】図7は、本発明の情報処理装置の第3実施
例の要部を示す図である。同図中、図2と同一構成部分
については同一符号を付し、その説明を省略する。ま
た、101aはスイッチ機構を有するペンによって構成
される指示手段である。
【0030】図8は、図7中の生成手段における処理フ
ローを示す図であり、タイマなどで定期的に起動された
り、あるいは、ある特定の入力情報についての特定条件
の発生を検知して随時起動される処理である。ステップ
801では、指示手段101aと入力手段102とが接
触しているか否かを示すペン先スイッチ情報を入力情報
103として得る。そしてステップ802では、ペン先
スイッチ情報の状態を判定し、ペン先スイッチ情報が
「ON」である場合(指示手段101aの先端が入力手
段102に接触している)はステップ803に、ペン先
スイッチ情報が「OFF」である場合(指示手段101
aの先端が入力手段102に接触していない)はステッ
プ806に、それぞれ分岐する。ステップ803では、
入力手段102で検知された押下圧力情報を入力情報1
03として得る。そしてステップ804では、得られた
押下圧力情報と予め設定された規定値とを比較判定す
る。そして、押下圧力情報が規定値以上の場合にはステ
ップ805で生成ペン先スイッチ情報(=生成入力情
報)を「ON」とし、押下圧力情報が規定値未満の場合
にはステップ806で生成ペン先スイッチ情報を「OF
F」とする。
【0031】図9は、図7中の生成手段に関する情報と
対応する処理の状態遷移として、指示手段の入力する座
標情報の軌跡を表示するインキング処理の一例を示す図
であり、図9(a)は本発明における状態遷移を、図9
(b)は従来例における状態遷移を、それぞれ表わして
いる。また、押下圧力情報は「大」「小」の2値のいず
れかをとるものとする。すなわち図9(b)の従来例に
おける状態遷移では、ペン先スイッチ情報が「OFF」
から「ON」に変化した時点“i”で、インキング処理
(指示手段101aに指定される座標情報の変化の軌跡
を表示するための処理)を「する」状態とし、ペン先ス
イッチ情報が再び「OFF」に変化した時点“ii”でイ
ンキング処理を「しない」状態とする。
【0032】一方、図9(a)の本発明における状態遷
移では、ペン先スイッチ情報が「OFF」から「ON」
に変化した時点“I”ではインキング処理を「しない」
状態を維持し、上述したように指示手段101aから入
力手段102に対する押下圧力情報の比較判定を生成手
段106が行う。そして、押下圧力が高められて押下圧
力情報が「小」から「大」に変化した時点“II”で生成
ペン先スイッチ情報を「OFF」から「ON」に変化さ
せることにより、インキング処理を「する」状態とし、
押下圧力が低下して押下圧力情報が再び「大」から
「小」に変化した時点“III ”で生成ペン先スイッチ情
報を「ON」から「OFF」に変化させることにより、
インキング処理を「しない」状態とする。
【0033】以上のように、本実施例では指示手段10
1aが入力手段102に接しているか否かを判定するた
めに、従来のペン先スイッチ情報の代わりに生成ペン先
スイッチ情報を用いることにより、誤って指示手段10
1aが入力手段102に触れた場合にインキング処理が
行われてしまうことを防止して、インキング処理の精度
および信頼性を向上させることができる。また、図8に
おいて押下圧力情報が規定値以上である場合に、所定の
ごく短い期間中にペン先スイッチ情報が「OFF」とな
っても生成ペン先スイッチ情報を「ON」の状態に維持
するような処理を行うことによって、ペン先スイッチに
よるチャタリングの発生を防止することができる。さら
に、従来のペン先スイッチ情報を生成手段106が出力
する生成ペン先スイッチ情報に置き換えるだけで上述の
効果を得られるため、処理実行手段において変更する必
要のある部分が比較的少なくなり、本実施例の情報処理
装置を短い期間で開発することができる。
【0034】なお、本実施例においては、生成手段10
6で生成ペン先スイッチ情報を出力する構成としたが、
生成する情報や生成方法はこれのみに限定されるもので
はない。また、入力手段および生成手段を情報処理装置
内に内蔵する構成としたが、それぞれ情報処理装置本体
と別体とする構成など、他の構造で情報処理装置を構成
することもできる。
【0035】この他、以下に本発明の情報処理装置の応
用例を2例提示する。
【0036】第1の応用例は、押下圧力を検知できる入
力手段を有する情報処理装置において、押下情報が規定
値以上であるときなど特定の条件を満たす場合には、入
力手段や表示手段などに規定値以上の圧力(荷重)がか
かっていると判断して、入力手段や表示手段の破壊防止
のため、アラーム音などの利用者警告処理を行うことで
利用者に警告メッセージを通知することのできる情報処
理装置の例であり、図6に示した処理フローにおいて、
処理Aを利用者警告処理とするとともに処理Bを無処理
とすることで実現することができる。これによって、入
力手段や表示手段などに過度の荷重を加えることによる
装置の故障や破損などを未然に防止することが容易とな
り、情報処理装置の信頼性を向上させることができる。
【0037】第2の応用例は、押下圧力を検知できる入
力手段を有する情報処理装置において、ファイルの削減
など誤操作による影響の大きい命令を実行する際に、押
下情報が規定値以上であるときなど特定の条件を満たさ
なければ上記命令を実行しないような処理を行うことの
できる情報処理装置の例であり、図6に示した処理フロ
ーにおいて、処理Aを上記命令の実行処理とするととも
に処理Bを上記命令の中止処理とすることで実現するこ
とができる。これによって、誤操作によるデータの破損
などの発生を軽減することが可能となり、情報処理装置
の信頼性を向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、指示手段からの指示により、少なくとも座標情報
を含む入力情報を検知する入力手段を有する情報処理装
置において、前記入力情報から生成入力情報を生成する
生成手段と、前記生成入力情報に対応する処理を実行す
る処理実行手段を具備する構成としたものであり、前記
生成手段は、前記入力情報が所定の処理分岐条件を満た
すか否かを示す処理分岐情報を前記生成入力情報として
生成する。また、前記入力手段は、タブレットやマウス
などのポインティングデバイスからなっており、前記入
力情報は、前記座標情報のほかに、前記指示手段または
前記入力手段のいずれかに設けられたスイッチの状態を
示すスイッチ情報、前記入力手段に対する前記指示手段
の押下圧力を示す押下圧力情報、前記入力手段に対する
前記指示手段の当接角度を示す傾き情報などを含んでい
る。
【0039】前記生成手段は、前記入力情報に含まれる
前記押下圧力情報が所定の押下圧力分岐条件を満たすか
否かを示す押下圧力分岐情報を前記生成入力情報として
生成する。例えば、前記生成手段は、前記入力手段で検
知された前記押下圧力情報から、前記ポインティングデ
バイスで検知可能な生成スイッチ情報(=押下圧力分岐
情報)を前記生成入力情報として生成する。すなわち、
押下圧力情報が規定値以上の場合は前記生成スイッチ情
報を「OFF」とし、押下圧力情報が規定値未満の場合
は生成スイッチ情報を「ON」とする。このため、マウ
スのクリックボタンやタッチペンのペン先スイッチなど
に類するスイッチ機構をもたない指示手段を用いて入力
を行う場合でも、スイッチ機構をもつ指示手段の場合と
同様に生成スイッチ情報を得ることができるという効果
が得られる。
【0040】前記処理実行手段は、前記押下圧力分岐情
報を前記ポインティングデバイスにおけるスイッチ情報
に置き換えて、対応する処理を実行する。すなわち、生
成スイッチ情報がある座標情報位置で「ON」から「O
FF」に変化したときの座標情報を指定座標(マウスに
おけるクリック操作のあった座標)として処理する。ま
た、ある座標情報位置で生成スイッチ情報が「OFF」
から「ON」に変化した時点で対応する座標情報を始点
位置と判断し、次に生成スイッチ情報が「ON」から
「OFF」に変化した時点で対応する座標情報を終点位
置とし、始点位置と終点位置との間の特定の領域を指定
領域(マウスにおけるドラッグ操作のあった領域)とし
て処理する。このため、指示手段の誤操作などが起こり
にくくなり、座標または領域の指定誤りを防止して操作
性および信頼性を向上させることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理の第1実施例の概略を示す図
である。
【図2】本発明の情報処理の第1実施例の要部を示す図
である。
【図3】図2中の生成手段における処理フローを示す図
である。
【図4】図2中の生成手段に関する情報の状態遷移の一
例を示す図である。
【図5】本発明の情報処理の第2実施例の要部を示す図
である。
【図6】図5中の生成手段における処理フローを示す図
である。
【図7】本発明の情報処理装置の第3実施例の要部を示
す図である。
【図8】図7中の生成手段における処理フローを示す図
である。
【図9】図7中の生成手段に関する情報と対応する処理
の状態遷移として、指示手段の入力する座標情報の軌跡
を表示するインキング処理の一例を示す図である。
【符号の説明】
101,101a 指示手段 102 入力手段 104 入力制御手段 105 補正手段 106,501 生成手段 201 CPU 202 メモリ 204 表示制御手段 205 表示パネル 206 VRAM 207 ファイル制御手段 208 ファイル装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 目瀬 道弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示手段からの指示により、少なくとも
    座標情報を含む入力情報を検知する入力手段を有する情
    報処理装置において、 前記入力情報から生成入力情報を生成する生成手段と、 前記生成入力情報に対応する処理を実行する処理実行手
    段を具備する構成としたことを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、前記入力情報が所定の
    処理分岐条件を満たすか否かを示す処理分岐情報を前記
    生成入力情報として生成することを特徴とする請求項1
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、タブレットやマウスな
    どのポインティングデバイスからなっており、 前記入力情報は、前記座標情報のほかに、前記指示手段
    または前記入力手段のいずれかに設けられたスイッチの
    状態を示すスイッチ情報、前記入力手段に対する前記指
    示手段の押下圧力を示す押下圧力情報、前記入力手段に
    対する前記指示手段の当接角度を示す傾き情報などを含
    むことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記入力情報に含まれ
    る前記押下圧力情報が所定の押下圧力分岐条件を満たす
    か否かを示す押下圧力分岐情報を前記生成入力情報とし
    て生成し、 前記処理実行手段は、前記押下圧力分岐情報を前記ポイ
    ンティングデバイスにおけるスイッチ情報に置き換え
    て、対応する処理を実行することを特徴とする請求項3
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理実行手段は、前記生成入力情報
    に応じて装置本体の動作モード切換処理を実行すること
    を特徴とする請求項1〜4記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理実行手段は、前記入力手段に対
    する前記指示手段の押下圧力が所定の限界圧力を超えて
    いることが前記押下圧力情報によって示されていると
    き、所定の警告処理を実行することを特徴とする請求項
    3〜5記載の情報処理装置。
JP13071593A 1992-10-12 1993-06-01 情報処理装置 Pending JPH06342336A (ja)

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