JPH06291994A - 画像処理方法および装置 - Google Patents

画像処理方法および装置

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JPH06291994A
JPH06291994A JP5151983A JP15198393A JPH06291994A JP H06291994 A JPH06291994 A JP H06291994A JP 5151983 A JP5151983 A JP 5151983A JP 15198393 A JP15198393 A JP 15198393A JP H06291994 A JPH06291994 A JP H06291994A
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JP
Japan
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matrix
image
dot
gradation
color
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JP5151983A
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Takashi Sato
敬 佐藤
Noboru Murayama
登 村山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40087Multi-toning, i.e. converting a continuous-tone signal for reproduction with more than two discrete brightnesses or optical densities, e.g. dots of grey and black inks on white paper
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4058Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern with details for producing a halftone screen at an oblique angle

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 階調性と分解能を向上しつつ、一画素内の階
調を表現する。 【構成】 閾値マトリックスは、全体の階調数を決定す
る親マトリックス1と、分解能を決定する中間マトリッ
クス2と、1画素の階調数を決定する基本マトリックス
3に階層化されて構成されている。階調画像データの一
画素と基本マトリックス3の縦方向または横方向の複数
の閾値とを比較して、縦方向または横方向の線数を増や
す。また、中間マトリックス2の配列を行、列方向で入
れ替えて色毎(Y,M,C,K)の閾値マトリックスを
作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階調性と分解能を向上
させた画像処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、カラー電子写真記録装置のブロ
ック構成図を示す。図において、スキャナ21は、CC
Dカメラなどの光電変換装置を有し、カラー原稿を読み
取ってR,G,Bの3色の色分解信号を出力する。入力
データ補正部22は、スキャナ21からの入力RGBを
スキャナの特性に依存しないRGBにγ補正する。フィ
ルタ処理部23は、絵柄領域に対してはモアレを除去す
るために平滑化処理を施し、文字領域に対してはエッジ
強調処理を施す。
【0003】色変換部24は、R,G,Bのディジタル
信号を濃度変換し、シアン、マゼンタ、イエローの各色
のインクまたはトナーの量を表す信号を出力する。ディ
ザ処理部25は、シアン、マゼンタ、イエローの各色信
号を2値化処理し、出力データ補正部26は、YMCK
を例えば出力すべきプリンタの特性に依存するYMCK
にγ補正する。画像出力部27は、例えばレーザビーム
プリンタで構成され、電子写真法によってカラー画像が
再生される。
【0004】ところで、レーザプリンタやディジタルコ
ピアなどにおいては、2値ディザマトリックスを用いて
2値化処理を行うとき、分解能を高くしようとすると階
調性が低くなって画質劣化が問題となり、階調を重視す
ると分解能が悪化するという相反する問題があった。こ
れは、プリントされる画像の線数とそのプリンタの実際
の性能のギャップによって起きるものと考えられる。
【0005】例えば、印刷の技術では12×12のドッ
ト集中型のマトリックスを使っても、製版機の分解能が
1200DPI(Dots Per Inch)あれ
ば、100線の画像をプリントすることができる。とこ
ろが、レーザプリンタの分解能はほとんどのものが40
0DPI程度であるので、8×8のドット集中型のマト
リックスを使った場合でも50線となる。もちろん、ド
ット集中型でないマトリックスを用いることによって分
解能を向上させることができるが、マトリックスを4×
4よりも小さなサイズに分けると階調性は悪くなる。
【0006】そこで、上記した点を解決するディザ法と
して、従来から分解能と階調性を両立させたサブマトリ
ックスという手法が提案されているが(例えば、特公平
64−1992号公報、特公平1−31753号公報を
参照)、面積変調の方式としては効果的であるものの、
この手法でも線数を上げていけば前述したと同様の問題
が起こる。
【0007】また他方、レーザプリンタ等における作像
プロセスにおいては、理論的にドットの面積を加算した
ように印刷したドットの面積が増加することはなく、孤
立したドットが細くなったり、ドットに囲まれていくに
従って、中心にあるはずの白い部分(つまりドットでな
い部分)がなくなる傾向にあるという特徴がある。
【0008】これを回避するために、マトリックスを分
散配置して分解能を上げたドット分散型のパターンを用
いると、濃度の上昇が緩慢で、ある程度濃度が上がって
いくと濃度上昇が急になり、階調が適切に表現されな
い。一方、ドット集中型のマトリックスを用いた場合
は、分解能の点で問題があるものの、ドットがまとまっ
ているので比較的順調にドットが成長して大きくなるの
で階調が表現しやすい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、レーザプリンタ
の作像プロセス技術が向上するとともに、トナーの小粒
径化も進み、この結果、一画素内における階調表現が可
能となってきた。このような階調表現方法としては、レ
ーザビームのパルス幅を制御する方法(例えば、特公平
3−59622号公報を参照)、レーザビームのエネル
ギーを制御する方法、さらにこれらを組み合わせた方法
があるが、何れも感光体上に形成される電荷量を制御す
ることによってトナー量を制御している。
【0010】これらの技術によって、レーザプリンタの
表現可能な印刷の線数も向上した。しかし、前述した分
解能と階調性は、従来のものよりもそれぞれそのレベル
が上がったものの、依然としてトレードオフの関係にあ
る。
【0011】そこで、最近のレーザプリンタやディジタ
ルコピアなどでは、マトリックスサイズを小さくして分
解能を高くし、階調性は一画素内の階調表現(例えば8
ビット)を使って、1×2や2×1のマトリックサイズ
でありながら、256階調が表現可能になるように工夫
している。
【0012】しかし、画像形成プロセスが不安定なとこ
ろがあるため、一画素における階調表現の安定性に欠け
る。また、図4(a)、(b)に示すように、温度や湿
度によっても濃度特性のカーブが変化し、濃度特性図
(a)と濃度特性図(b)で出力したそれぞれの画像が
相違する。
【0013】さらに、画像形成プロセスにおいては、感
光体の特性、トナーの粒径、定着などの点から不安定な
状態が多くあり、特にハイライト部分では濃度が不安定
な状態のために画質が荒れて、ザラザラした感じ(これ
を粒状感があるという)の画像となる。
【0014】これは、トナーの粒径や画像を形成すると
きの最小ドットの大きさなどによって変わる。つまり、
画像を形成するドットの大きさが十分大きければ、トナ
ーがたくさん集まって安定したドットとなることができ
る。しかしながら、ドットの大きさを小さくすると、ト
ナーが少ししか集まらず不安定な状態となり、この結
果、形のよいドットを形成することができなくなった
り、かすれたりして、ザラザラした画像となる。
【0015】ところで、印刷技術においては、異なる色
の網点を重ねたときに発生するモアレを防止するため
に、色毎に異なったディザマトリックスを使用して、網
点のスクリーン角を変えている。このため、ディザマト
リックス用のメモリ容量が大きくなるという問題があっ
た。
【0016】さらに、網点を形成するときに重要なファ
クターの一つとして、ドットの形状がきれいであること
が挙げられる。ディザマトリックスは、網点を構成する
ドットの形を決定するものであるが、前述したように1
ドット内に階調を表現するためにパルス幅を制御したと
き、網点を構成するドットが割れたりして、安定したき
れいなドットを形成することが難しいという問題があっ
た。
【0017】本発明の目的は、階調性と分解能を向上し
つつ、一画素内の階調を表現できる画像処理方法および
装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、カラー画像の低濃度
部における粒状性を軽減し、カラーの再現性を向上させ
た画像処理方法を提供することにある。
【0019】本発明の更に他の目的は、一つのディザマ
トリックスを用いて、出力画像の変倍処理を行うととも
に色毎にスクリーン角を変えることができる画像処理方
法および装置を提供することにある。
【0020】本発明の更に他の目的は、網点を構成する
ドットの形状を安定したきれいなドットに形成する画像
処理方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、入力画像から得られる階
調画像データを閾値マトリックスを用いて階調処理し中
間調に表現された出力画像を得る画像処理方法におい
て、第1閾値マトリックスによって出力画像の全体の階
調数を決定し、該第1閾値マトリックスを複数の第2閾
値マトリックスに分割し、該第2閾値マトリックスによ
って出力画像の分解能を決定し、前記第2閾値マトリッ
クスを複数の第3閾値マトリックスによって構成し、該
第3閾値マトリックスによって一画素における階調数を
決定することを特徴としている。
【0022】請求項2記載の発明では、前記階調画像デ
ータの1画素と前記第3閾値マトリックスの複数の閾値
とを比較して多値の1画素を出力し、縦方向または横方
向の何れか一方、あるいは縦横両方向の線数を増加させ
ることを特徴としている。
【0023】請求項3記載の発明では、前記階調画像デ
ータの一または複数の画素と、前記第1閾値マトリック
スの一または複数の閾値とを比較して、変倍処理された
2値画像または多値画像を出力することを特徴としてい
る。
【0024】請求項4記載の発明では、前記第2閾値マ
トリックスの行または列を入れ替えて、または行および
列の両方を入れ替えて色毎の閾値マトリックスを生成
し、該生成されたマトリックスを用いて濃度の薄い部分
で濃度レベルの近い色を重ねることを特徴としている。
【0025】請求項5記載の発明では、シアン、マゼン
タ、イエローの色材を用いてカラーの中間調を表現する
画像処理方法において、入力された階調画像データの1
画素と閾値マトリックスの縦方向または横方向の複数の
閾値とを比較し、色毎に異なるスクリーン角を形成する
ことを特徴としている。
【0026】請求項6記載の発明では、多値データに応
じてレーザビームのパルス幅が制御され、1ドット内で
ドットの打ち始め位置が可変であるカラーレーザプリン
タを用い、シアン、マゼンタ、イエローの色材を色重ね
してカラーの中間調を表現する画像処理方法において、
前記色毎にドットの打ち始め位置を可変制御することを
特徴としている。
【0027】請求項7記載の発明では、前記可変制御
は、色プレーン毎の同期信号をカウントするカウンタに
よって行うことを特徴としている。
【0028】請求項8記載の発明では、多値データに応
じてレーザビームのパルス幅が制御され、1ドット内で
ドットの打ち始め位置が可変であるレーザプリンタを用
いて中間調を表現する画像処理方法において、網点の周
期に応じて前記ドットの打ち始め位置を制御することを
特徴としている。
【0029】請求項9記載の発明では、前記ドットの打
ち始め位置の制御は、カウンタを用いて行うことを特徴
としている。
【0030】請求項10記載の発明では、入力画像から
得られる階調画像データを閾値マトリックスを用いて階
調処理し中間調に表現された出力画像を得る画像処理装
置において、閾値マトリックスデータを格納する手段
と、階調画像データの一または複数の画素と前記マトリ
ックス内の一または複数の閾値とを比較して2値または
多値データを生成する手段と、該生成された2値または
多値データに応じてレーザビームのパルス幅を制御する
手段とを備えたことを特徴としている。
【0031】請求項11記載の発明では、前記比較を行
うとき、各色毎に前記閾値マトリックスデータの参照開
始アドレスを変更制御する手段を備えていることを特徴
としている。
【0032】
【作用】閾値マトリックスは、全体の階調数を決定する
親マトリックスと、分解能を決定する中間マトリックス
と、1画素内の階調数を決定する基本マトリックスに階
層化されて構成される。この多重構成により、階調性お
よび分解能が向上されるとともに一画素内の階調も表現
され、さらに、閾値マトリックスを格納するメモリなど
のハードウェア量が削減される。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。印刷に使用されるインクなどの色材は、
その色の濃さを連続的に変えることができないので、色
材の付く面積を変えることによって、印刷画像の視覚的
濃さを変えている。基本となる小さい点が複数集まって
できる集合体を網点といい、この網点の中の小さい点の
数を変えることにより、段階的な濃さ(階調)を持った
画像を表現する。いま、正方形の網点がn×n個の基本
画素で構成されているものとすれば、表現可能な階調数
は0からn×n個のn×n+1階調となる。
【0034】ところで、アナログ写真のように連続的な
濃度を持つ画像をContinuous Tone画像
と呼び、階段状の整数の濃度に量子化して表現された画
像を階調(Gradation)画像または多値画像と
呼び、その画素の値の集合を階調画像データと呼ぶ。さ
らに、階調画像を、前述した網点などを使用して単位面
積当たりの2値の画素数によって疑似的に2値で表現し
た画像をハーフトーン(Half Tone)画像と呼
ぶ。このように、ハーフトーン画像は、視覚的にはCo
ntinuous Tone画像または階調画像のよう
に見えるが、実際には2値画像である。
【0035】カラーの印刷画像においても、使用するイ
ンクなどの色材の種類が多いだけで、一種類の色材の範
囲では2値画像であり、複数の2値画像が重畳されてい
ると考えることができる。
【0036】上記した画像を画素の値としてみると、 1)アナログ画像の画素の値は実数である。 2)階調画像(多値画像)の画素の値は整数である。 3)2値画像の画素の値は0か1である。 4)ハーフトーン画像は、2)の階調画像を疑似的に
3)の2値画像で表現したものである。
【0037】そして、階調画像の生成において、印刷な
どで最もよく使用されるのはハーフトーン画像の生成で
あり、階調画像を2値の疑似階調画像に変換する方法と
して、ディザ法がある。この方法は、画素の値と閾値行
列(ディザマトリックス)の要素の値とを比較して、画
素の値が小さければ0に、それ以外の場合は1に変換す
る方法である。
【0038】すなわち、n×nサイズの画像データを
〔G〕とし、そのx,y成分をg(x,y)とする。ま
た、n×nサイズの閾値行列(ディザマトリックス)を
〔M〕とし、そのx,y成分をm(x,y)とし、n×
nサイズの2値画像〔B〕のx,y成分をb(x,y)
とし、演算>:を次のように定義する。
【0039】 〔B〕=〔G〕>:〔M〕 b(x,y)=0:IF g(x,y)<m(x,y) b(x,y)=1: Else 〔G〕の整数倍の画像データを〔〔G〕〕とすれば、 〔〔B〕〕=〔〔G〕〕>:〔〔M〕〕=〔〔G〕>:
〔M〕〕 〔〔G〕〕:画像全体で、n×nサイズの〔G〕が複数
個で構成される。 〔〔M〕〕:〔〔G〕〕と同じサイズになるように、
〔M〕を複数個並べて構成される。 〔〔B〕〕:2値変換結果であり、〔〔G〕〕と同じサ
イズで〔B〕が複数個で構成される。
【0040】このように、変換処理は、n×n画素分だ
けを考えればよく、以下同様の処理を繰返し、サイズが
同じならば、〔B〕,〔G〕,〔M〕だけ考えればよ
い。また、〔M〕は、正方行列である必要はなく、n×
mの行列でもよい。n×nのマトリックス〔M〕の要素
の値は1からn×nまでの異なる値の正の整数であり、
網点の成長の仕方は、この閾値の並べ方によって決ま
る。
【0041】ディザマトリックスの例を図5、6に示
す。図5は、サイズが8×8のドット集中型のマトリッ
クスであり、図6は、サイズが8×8のドット分散型の
マトリックスである。何れの図においても、入力データ
によって、マトリックスの閾値「1」から「8」の位置
が黒(網点)として出力されている。
【0042】また、網点間距離が近い方向がなす角度を
網点角(スクリーン角)という。図12は、スクリーン
角が45度の網点を示す。単位長さ当たりの網点数を線
数(Line Density)といい、階調画像の分
解能、つまり細かさを示す単位として重要なものであ
る。そして、単位長さとして1インチをとり、線数はL
PI(Lines Per Inch)で表す。なお、
網点を構成する小さい画素の密度はDPI(Dots
Per Inch)で表す。
【0043】〈実施例1〉図1は、親マトリックス1、
中間マトリックス2、基本マトリックス3の多重構造を
構成する本実施例のディザマトリックス(閾値マトリッ
クス)を示す。親マトリックス1は、24×8のディザ
マトリックスであり、これで全体の階調を決定し、この
例では192階調となる。中間マトリックス2は、6×
2で構成され(全体で16個)、これが分解能を決定す
る。そして、基本マトリックス3は、3×1で構成され
ていて(全体で64個)、これで1画素における階調を
決定する。
【0044】中間マトリックス2が分解能を決定する理
由は以下のように説明される。すなわち、4×4のドッ
ト集中型のマトリックスにおいては、この4×4のサイ
ズで分解能が決まる。これは、大きな画素数を持った画
像が4×4の桝目に区切られて4×4の単位で白から黒
までが決定されることを意味する。マトリックスサイズ
が8×8の場合、ドット集中型では、画像が8×8の桝
目に区切られて表現されることになるから分解能は4×
4の場合の半分しかないことになる(図5を参照)。
【0045】これに対して、4×4サイズのドット分散
型マトリックスを4つ組み合わせて作られた8×8のマ
トリックスでは、分解能は4×4と同じである(図6を
参照)。もちろん、2×2のマトリックスを16個組み
合わせて作れば、8×8のマトリックスでも、2×2と
同じ分解能を持っていることになる。
【0046】さて、本発明では、1画素内の階調表現が
できることに着目し、ディザマトリックスを、従来の構
造からさらに多重化して3重構造とし、一画素における
階調表現もマトリックスの中に取り込んだ構成としてい
る。これによって、階調性を損なうことなく分解能を向
上させることが可能になった。
【0047】本実施例の親マトリックス1は、24×8
のサィズのディザマトリックスであるが、一画素内の階
調を表現する基本マトリックス3のサイズを3×1とし
ているので、従来の8×8のマトリックスの構造と同じ
である。そして、基本マトリックス3では、1入力デー
タに対してマトリックス内の3つの閾値と比較され、入
力データが閾値よりも大きな値であった個数をカウント
し、一画素内の階調(4段階)を決める。従って、1画
素2ビットとなる。濃度特性は、図2に示すようにドッ
トとして打たれる濃度レベルは3段階となる。
【0048】本実施例の中間マトリックス2は、図1に
示すように、網点をかけている単位(6×2)である
(親マトリックス1全体を8×8とみなせば、中間マト
リックスは2×2となる)。このマトリックスを使って
プリントした場合、400DPIで2×2のマトリック
スの分解能と等しいから200線の画像となる。そし
て、全体のマトリックスが24×8であるから192階
調を表現することができる。つまり、これは高い階調表
現と高分解能の両立が可能となることを意味する。
【0049】しかも、従来の方法では階調性を1画素内
の階調で表現(つまり256階調を1画素内の8ビット
で表現)していたために不安定なプロセスの影響を受け
やすかったが、本発明では、不安定な1画素内の階調は
数階調であり、大きな親マトリックスで階調を表現して
いるので、作像プロセスにおける不安定な影響を受けに
くい。また、前述したように、1ドット内の変調レベル
は3ポイントしか使用しないため、濃度の逆転は起こり
得ないし、多少の変動があっても大きなマトリックスで
の階調表現の比重が高いため、全体の階調表現への影響
は少ない。
【0050】さらに、本発明の多重マトリックスは、従
来のマトリックスに比べて、データ量の点からも有利で
ある。従来の1画素内に256階調を表現する方式で
は、1画素8ビットとなるので、400DPIでは、A
4サイズのデータ量はモノクロで16MBとなる。本発
明の多重マトリックス(図1)では、1画素2ビットで
よいので、A4サイズのデータ量はモノクロで4MBと
なり、大幅にデータ量が削減される。
【0051】〈実施例2〉前述した、図1に示す多重マ
トリックスはサイズが大きいので、説明を簡単にするた
めに、図7に示す小さいサイズのマトリックスを用い
て、本発明の他の実施例を説明する。
【0052】図7の中間マトリックス[m(i)];i
=1,2,3,4は、4×4のマトリックスであるが、
これがさらに横1×縦2の基本マトリックス8個から構
成されているものと考えて、その一つを[mm(j)]
とすると、[mm(j)]は要素が2つ縦に並んだマト
リックスであり、その値をv1,v2(v1<v2)と
する。
【0053】 [m(i)]=[[mm(j)]];[M]=[[m(i)]]=[[[mm(j) ]]], [m(i)]=「[mm(1)][mm(2)][mm(3)][mm(4)] [mm(5)][mm(6)][mm(7)][mm(8)]」 [mm(j)]=「v1 v2」 そして、一つの入力画素の値をgとして、gとv1,g
とv2を比較すると、次の3通りの場合があり、それぞ
れ変換結果を0,1/2,1と定義する。
【0054】 b=g>:[mm] b=0 IF g<v1 b=1/2 IF v1≦g<v2 b=1 IF v2≦g 上記した変換結果が1/2の場合は、面積で2値画素の
1/2を出力する。例えば、1/2画素出力として、書
き込みパルス幅を1/2とする。このようにすれば、縦
の網点間隔が半分になり、縦方向の線数を倍にすること
ができる。
【0055】なお、この場合、[M]の2つの閾値が一
つの入力画素に対応するので、n×nの入力に対しては
n×nの[M]を縦に2個並べる必要があり、従って縦
方向の線数が倍になると考えてもよい。また、[mm
(j)]として2×2の正方行列をとれば、判定結果は
5値となり、縦横両方の線数を倍にすることができる。
【0056】〈実施例3〉図8は、本実施例のディザ処
理部25(図3)のブロック構成図を示す。図におい
て、31は、ディザマトリックスデータを格納したディ
ザマトリックスデータ用メモリ、32は、該メモリの参
照開始アドレスを変えるために、アドレスオフセットが
セットされるレジスタ、33は、カウンタで構成された
アドレス発生器、34は、入力画像データの各画素とメ
モリ1から読みだされたディザマトリックスの閾値とを
比較して、2値あるいは多値データを出力するコンパレ
ータ、35は、1ドット内のビームの照射開始点を制御
する位相制御情報が与えられ、2値データ、多値データ
によってパルス幅が制御されるレーザ光変調器である。
【0057】〈実施例4〉図9(a)と図13は、ディ
ザマトリックスデータ用メモリ31に格納されたディザ
マトリックスの一例を示す図である。入力画像信号の1
画素データに対して、該画素値とディザマトリックスの
1つの閾値とをコンパレータ34で比較し(図13の場
合は、閾値14と比較)、入力画素値が閾値より大きい
とき、“1”を出力し、そうでないとき“0”を出力す
ることによって、出力画像データの値が決められる。
【0058】これに対して、本実施例では、上記したデ
ィザマトリックスと同じ閾値を有するディザマトリック
スを用いて、図10(a)あるいは図11(a)に示す
ように、入力画像信号の1画素データと、ディザマトリ
ックスの2つ以上の閾値とをコンパレータ34で比較し
て、3値以上の出力データを得るようにしたものであ
る。このときの3値以上のデータの作成方法として、種
々の方法があるが、最も簡単な方法としては、前述した
ように、閾値と比較して1となる個数を数える方法があ
る。
【0059】図10(a)は、ディザマトリックスの参
照方法を説明する図で、ディザマトリックスの水平方向
の2つの閾値と比較する場合であり、図11(a)は、
ディザマトリックスの他の参照方法を説明する図で、デ
ィザマトリックスの垂直方向の2つの閾値と比較する場
合である。例えば、図10(a)の閾値14/24と比
較した場合、入力画素値が閾値14未満のとき出力0、
閾値14以上で24未満のとき出力0.5、閾値24以
上のとき出力1となる。
【0060】上記した2つ以上の閾値との比較のため
に、図8のカウンタ33には画素クロックのN倍のクロ
ックが与えられる。従って、入力画像データに対してN
倍の速度でメモリが参照され、例えばメモリの行方向に
ついて、1入力画素値とN個の閾値との比較が行われ
る。メモリの列方向についても同様である。
【0061】このような3値以上の出力データを1ドッ
トで表現可能な出力装置で出力することによって、ドッ
ト内の階調が失われることなく中間調画像を表現するこ
とが可能となる。
【0062】図12は、前述したように網点の例を示す
図である。ある値を入力したときに“1”となる個所を
黒丸で示し、“0”となる個所を白丸で示し、マトリッ
クス内の各数字は、その閾値の値である。
【0063】この図から明らかなように、黒い部分つま
り網点が45度に並んでいることが分かる。この角度が
所謂スクリーン角である。ところで、規則的な模様を2
つ以上重ねたときに生じる二次的な模様をモアレと呼
び、網点が並ぶ方向が全く同一かまたは大きく異なる場
合にはモアレは少ないが、方向が僅かに異なる場合には
大きなモアレが生じる。
【0064】従来、印刷技術においては、異なる色の網
点の方向を全く同一にすることは困難なことが多いの
で、各色の網点方向の差をできるだけ大きくとるように
して、モアレの発生を防止している。つまり色毎に異な
ったディザマトリックスを使用して、網点のスクリーン
角を変えている。
【0065】これに対して、本実施例では、同じディザ
マトリックスを用いながらその参照方法を変えることに
よって、色ごとに網点のスクリーン角を変えるようにし
ている。すなわち、本発明では、図9(a)のディザマ
トリックスを用いたときは、そのスクリーン角は図9
(b)に示すように45度となる。また、図10(a)
は、図9(a)に示す同じディザマトリックスを用いな
がら、参照の仕方を水平方向の2つの閾値をペアとし
て、1つの入力に対して2つの閾値と比較参照し、3値
以上のデータが出力されるようにすることによって、図
10(b)に示すように63.4度のスクリーン角が形
成される。なお、図10(a)は、ディザマトリックス
の参照方法を説明するとともに、スクリーン角が63.
4度の網点を示す図である。
【0066】図11(a)は、同様に垂直方向の2つを
ペアとして処理することを示したもので、図11(b)
に示すように26.6度のスクリーン角が形成される。
このように、本実施例では、ディザマトリックスの参照
方法を変えることによって上記したものとは異なるスク
リーン角を形成することができる。従って、1つのディ
ザマトリックスを用いながら、色毎に網点のスクリーン
角を変えて処理することができ、これによってディザマ
トリックスを格納するメモリ31(図8)のメモリ容量
を削減することができる。
【0067】〈実施例5〉本実施例は、中間調画像の変
倍処理に係る。図13、14は、前述したディザマトリ
ックスを用いて等倍処理を行う場合の図であり、図13
は、入力画像データ(1画素)とディザマトリックスデ
ータの1つの閾値とを比較して2値の出力画像データ
(1画素)を生成し、図14は、入力画像データ(1画
素)とディザマトリックスデータの複数の閾値とを比較
して多値の出力画像データ(1画素)を生成している。
【0068】図15、16は、拡大処理を行う場合の図
であり、一つの入力画像データと、ディザマトリックス
データの複数の閾値とを比較して、この結果をそれぞれ
入力データのN倍の出力データとして処理する。すなわ
ち、図15の場合は、入力1画素とディザマトリックス
データの4つの閾値とを比較して、4画素の2値出力デ
ータを出力し、4倍の拡大画像が得られる。図16で
は、入力1画素とディザマトリックスデータの16個の
閾値とを比較して、4画素の多値出力データを出力し
(2×2の閾値と多値出力の1画素が対応)、4倍の拡
大画像が得られる。
【0069】図17は、縮小処理を行う場合の図であ
る。複数の入力画像データをマトリックステーブルの複
数の閾値と比較して、例えば比較した数だけの2値の結
果を得る。このときの“1”の数をカウンタでカウント
し、該カウント値に対応する値の1画素を出力データと
することにより、1つの多値出力データとなる。この結
果、網点処理における画像の縮小処理ができる。なお、
図13から図17において、黒い太枠で囲った部分が、
一回のディザマトリックスの参照範囲の例を示してい
る。
【0070】〈実施例6〉本実施例は、図18に示すよ
うに、感光体にレーザビームを照射する際に、図19、
20、21に示すように、パルス幅を制御することによ
って、1ドット内の階調を制御する。図19は、1ドッ
ト内が100%デューティのパルス幅であり、図20
は、1ドット内が33%デューティのパルス幅であり、
図21は、1ドット内が66%デューティのパルス幅で
ある。
【0071】また、図22、23、24は、パルス幅を
拡げる起点、つまり1ドット内のビームの照射開始点を
制御する図である。図22は、パルス幅制御の起点(ビ
ームの照射開始点)が左端の場合の図、図23は、パル
ス幅制御の起点が中央の場合の図、図24は、パルス幅
制御の起点が右端の場合の図である。図25は、1ドッ
ト内でのシアン、イエロー、マゼンタの位相制御によっ
て色の重なりを防止する図である。すなわち、1ドット
内でシアン、イエロー、マゼンタのパルス幅をそれぞれ
重ならないように、25%デューティのパルス幅にした
ものであり、これにより画質が向上する。図26は、多
値データによって各色のパルス幅が制御され、位相制御
情報によって各色のドットの打ち始め位置が制御される
実施例の構成図で、図8の一部を抜き出した図である。
【0072】〈実施例7〉図26に示す実施例の構成で
は、1ドット毎に位相制御情報を与えなければならず、
メモリ容量が増加したりあるいは処理が繁雑化する。そ
こで、本実施例では、図27に示すように、レジスタを
設け、色毎の書き込み前に、1ドット毎にシアン、イエ
ロー、マゼンタの位相制御情報を設定するものである。
【0073】また、1フレームの処理(感光ドラムの1
回転)で1色分のデータを書き込む方式である場合は、
図28のように、感光ドラムが1回転毎に発生する色プ
レーン毎の同期信号をカウンタでカウントし、そのカウ
ンタの下位2ビットを位相制御情報として与えて(つま
り、例えば、下位2ビットが“00”のときシアン、
“01”のときイエロー、“10”のときマゼンタ)、
1ドット内のビームの照射開始点を制御するものであ
る。
【0074】〈実施例8〉図29(a)は、入力データ
の1画素値と、マトリックスの枠内の2つの閾値とを比
較して得られた3値の網点出力である。ここで、3値と
は、“0”、“0.5”、“1”である。この“0.
5”は、パルス幅制御を用いて50%デューティのパル
スで表現される。このとき、矢印で示した注目行の出力
パルスの様子を示したものが図29(b)である。図の
場合、パルス幅制御の起点を左端と固定しているので、
真中の部分でパルスがパルスP1とパルスP2に割れて
いる。
【0075】これに対して、図29(c)の場合は、パ
ルス幅制御の起点を網点の核となる部分(図中の黒い部
分)の周期に合わせて制御しているので、隣の網点のド
ットと接触して真中の部分でパルスP2とP3が一つに
なっている。すなわち、パルスP1(50%デューテ
ィ)は、制御の起点を左端にして、左から右にパルス幅
を制御し、パルスP2(50%デューティ)は、制御の
起点を右端にして、右から左にパルス幅を制御し、パル
スP3(100%デューティ)は、制御の起点を左端に
して、左から右にパルス幅を制御し、パルスP4(50
%デューティ)は、制御の起点を右端にして、右から左
にパルス幅を制御している。
【0076】図29(b)の場合は、レーザプリンタの
プロセスではあまりきれいなドットを形成することがで
きないのに対し、図29(c)の場合では、安定したき
れいなドットを形成することができる。これは、画質を
高める上で重要なファクターの一つである。
【0077】図30は、図29(c)を実現する実施例
の構成である。すなわち、画素同期のクロック(ドット
クロック)をカウンタでカウントすることによって、網
点の核となる部分の周期を検出し、この周期に合わせて
自動的に1ドット内のビームの照射開始点を変更制御す
る位相情報として、レーザ光変調器35(図8)に入力
することで、上記した実施例と同等の効果が得られる。
【0078】〈実施例9〉図31は、マトリックスが8
×8の多重構造を構成する本実施例のディザマトリック
スを示す。図31において、前述した実施例と同様に、
1は、階調を決める8×8の親マトリックスであり、こ
の例では64階調となる。2は、分解能を決める4×4
の中間マトリックスであり、4個の中間マトリックスか
らなる。図32は、行方向に2個の中間マトリックス
(#1,#2),(#3,#4)が配列され、列方向に
2個の中間マトリックス(#1,#3),(#2,#
4)が配列された図を示す。3は、1画素における階調
を決める1×1の基本マトリックスである(この例で
は、1×1であるので、階調は2値となる)。
【0079】図33から図36は、図31のディザマト
リックスから作成される色毎のマトリックスを示す(た
だし、図31と図33は、同一のマトリックスであ
る)。すなわち、図34のシアン成分用マトリックス
は、図31のディザマトリックスを4段下げることによ
り作成され(つまり、図32において、中間マトリック
ス#1と#3に対して、その行位置を入れ替え、また中
間マトリックス#2と#4に対して、その行位置を入れ
替える)、図35のマゼンタ用マトリックスは、図31
のディザマトリックスを4列ずらすことにより作成され
(図32において、#1と#2の列の入れ替え、#3と
#4の列の入れ替え)、図36のイエロー用マトリック
スは、図31のディザマトリックスを4段下げて4列ず
らすことにより作成される(図32において行、列の入
れ替え、つまり図34において列の入れ替え)。
【0080】なお、図31のディザマトリックスは、図
8に示すROMなどで構成されたメモリ31に格納さ
れ、ROMから順次読みだされる閾値と入力画像の各画
素値とを比較しているので、上記した行、列の入れ替え
は、ROMの参照開始点を変えることによって達成され
る。また、参照開始点は、色毎に図8のレジスタ32に
セットされるオフセット値に応じて、メモリ31を参照
する開始アドレスが変えられる。
【0081】〈実施例10〉図37から図40は、図3
3〜図36の色毎のマトリックスを用いた低濃度時の網
点の例を示す。図37のブラック網点において、入力デ
ータによってマトリックスの「1」,「2」,「3」の
位置が黒として出力されている。図38から図40につ
いても同様である。図41は、これら4色を重ねたとき
の網点を示し、黒い部分が入力データによって“1”と
なったところである。
【0082】以下、従来の技術と対比して本発明によっ
てもたらされる効果を説明する。図42から図45は、
従来の色毎のマトリックスを用いた低濃度時の網点の例
を示す。図42は、ブラック成分の網点の例を示し、図
43は、シアン成分の網点の例を示し、図44は、マゼ
ンタ成分の網点の例を示し、図45は、イエロー成分の
網点の例を示す。図42から図45において、枠の中が
黒くなっている個所は入力データによって“1”となっ
た部分である。
【0083】また、図47から図50は、該網点に対応
する色毎のマトリックスを示す。図47のブラック成分
マトリックスの閾値配列と、図33に示す本発明のブラ
ック成分マトリックスの閾値配列は同じであるが、他の
色成分についてはその配列が異なっている。
【0084】この例では、同じマトリックスを用いて低
濃度部で色が重ならないように、分解能を決めるマトリ
ックスのパターンをずらしている。すなわち、図43の
場合では、図42のマトリックスを2列ずらして使用
し、図44の場合では、図42のマトリックスを2段下
げて使用し、図45の場合では、図42のマトリックス
を2段下げて2列ずらして使用している。図42から図
45に示す4つの網点は、同じマトリックスでありなが
らどこも重なりがないことが分かる。
【0085】図46は、4色を重ねたときの網点を示
し、濃度の薄い部分(ハイライト部分)において色の重
なりがないことを示している。このように、低濃度部に
おいて色が重ならない方が、色の再現性の点から優れて
いると考えられる。
【0086】しかるに、電子写真における画像形成のプ
ロセスを考えると、ある程度のトナーが集まっていない
と感光体の上では高画質であっても、紙に転写された段
階では、ザラザラした画像となってしまう。つまり、本
発明の網点(図41)と、従来の網点(図46)とを比
較すると、本発明では、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの如くトナーの種類が異なるものの、ある程度
の量のトナーが集まっているので安定しやすい。図51
は、図41の網点を4色のトナーで表した図である。
【0087】これに対して、図46では、色毎にドット
がバラバラになってしまうため、トナーが集まらず、孤
立したドットが発生し易く、しかも孤立ドットは細る傾
向にあるので不安定となり、この結果、粒状感のある画
像となり易い。図52は、図46の網点を4色のトナー
で表した図である。
【0088】このように本発明では、低濃度部で色が異
なり濃度レベルが近いドットの位置が離れないように、
色毎のディザマトリックスの閾値を配列しているので、
カラー画像における粒状性の低下と階調性の向上が図ら
れる。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1、2、
10記載の発明によれば、閾値マトリックスを階層的に
構成しているので、階調性と分解能を向上させることが
できるとともに、一画素内の階調も表現することができ
る。さらに、閾値マトリックスを格納するメモリなどの
ハードウェア量を大幅に削減することができる。
【0090】請求項3記載の発明によれば、閾値マトリ
ックスを用いて簡単に変倍処理された2値画像あるいは
多値画像を出力することができる。
【0091】請求項4記載の発明によれば、多重マトリ
ックスにおける中間マトリックスの行または列を入れ替
えて、または行および列の両方を入れ替えて色毎のディ
ザマトリックスを生成し、この生成されたマトリックス
を用いて濃度の薄い部分で濃度レベルの近い色を重ねて
いるので、ハイライト部における孤立したドットの発生
を抑えることができ、この結果、粒状感の少ない画像を
得ることができる。
【0092】請求項5記載の発明によれば、同一の閾値
マトリックスを用いながら、その参照方法を変えること
によって色毎にスクリーン角を変えることが可能にな
る。
【0093】請求項6記載の発明によれば、1ドット内
のビームの照射開始点を制御しているので、より画質が
向上する。
【0094】請求項7記載の発明によれば、ドットの打
ち始め位置を可変制御する方法として、色プレーン毎の
同期信号を利用しているので、カウンタなどの簡単なハ
ードウェアによって1ドット内のビームの照射開始点を
制御することができる。
【0095】請求項8記載の発明によれば、網点の周期
に合わせて1ドット内のビームの照射開始点を制御して
いるので、網点を構成するドットの形状を安定したきれ
いな形にすることができる。
【0096】請求項9記載の発明によれば、カウンタな
どの簡単なハードウェアによって1ドット内のビームの
照射開始点を制御することができ、網を構成するドット
の形状を安定したきれいな形にすることができる。
【0097】請求項11記載の発明によれば、同一の閾
値マトリックスを用いて、色毎に閾値マトリックスの参
照開始点を変えているので、閾値マトリックス用のメモ
リ容量を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】24×8サイズの多重マトリックス構造を構成
する本発明の閾値マトリックスを示す図である。
【図2】本発明による一画素内の濃度特性図である。
【図3】カラー電子写真記録装置のブロック構成図を示
す。
【図4】(a)、(b)は、それぞれ異なる濃度特性を
示す図である。
【図5】ドット集中型のマトリックス例を示す。
【図6】ドット分散型のマトリックス例を示す。
【図7】本発明の多重マトリックス(8×8サイズ)を
示す。
【図8】本発明のディザ処理部のブロック構成図であ
る。
【図9】(a)はディザマトリックスの一例を示す図、
(b)はそのスクリーン角を示す図である。
【図10】(a)はディザマトリックスの参照方法を説
明する図、(b)はそのスクリーン角を示す図である。
【図11】(a)はディザマトリックスの他の参照方法
を説明する図、(b)はそのスクリーン角を示す図であ
る。
【図12】スクリーン角が45度の網点の例を示す。
【図13】ディザマトリックスを用いて等倍処理を行う
図である。
【図14】ディザマトリックスの複数の閾値を参照して
多値処理を行う図である。
【図15】ディザマトリックスを参照して2値画像の拡
大処理を説明する図である。
【図16】ディザマトリックスを参照して多値画像の拡
大処理を説明する図である。
【図17】ディザマトリックスを用いて縮小処理を行う
図である。
【図18】感光体にレーザビームを照射した図である。
【図19】100%デューティのパルス幅を示す図であ
る。
【図20】33%デューティのパルス幅を示す図であ
る。
【図21】66%デューティのパルス幅を示す図であ
る。
【図22】パルス幅制御の起点が左端の場合の図であ
る。
【図23】パルス幅制御の起点が中央の場合の図であ
る。
【図24】パルス幅制御の起点が右端の場合の図であ
る。
【図25】1ドット内の位相制御によって色の重なりを
防止した図である。
【図26】多値データによって各色のパルス幅が制御さ
れ、位相制御情報によって各色のドットの打ち始め位置
が制御される本実施例の構成図である。
【図27】位相を制御する他の実施例の構成である。
【図28】位相を制御する更に他の実施例の構成であ
る。
【図29】(a)は、3値の網点出力、(b)は、パル
ス幅制御の起点を左端に固定した図、(c)は、パルス
幅制御の起点を網点の周期に合わせた図である。
【図30】網点の周期に合わせて位相を制御する本実施
例の構成である。
【図31】本発明の多重マトリックス(8×8サイズ)
の他の例を示す。
【図32】行、列方向に配列された4個の中間マトリッ
クスである。
【図33】本発明のブラック成分用のマトリックスであ
る。
【図34】本発明のシアン成分用のマトリックスであ
る。
【図35】本発明のマゼンタ成分用のマトリックスであ
る。
【図36】本発明のイエロー成分用のマトリックスであ
る。
【図37】低濃度時のブラック網点の例を示す。
【図38】低濃度時のシアン網点の例を示す。
【図39】低濃度時のマゼンタ網点の例を示す。
【図40】低濃度時のイエロー網点の例を示す。
【図41】4色を重ねたときの網点を示す。
【図42】従来のマトリックスを用いた低濃度時のブラ
ック網点の例を示す。
【図43】従来のマトリックスを用いた低濃度時のシア
ン網点の例を示す。
【図44】従来のマトリックスを用いた低濃度時のマゼ
ンタ網点の例を示す。
【図45】従来のマトリックスを用いた低濃度時のイエ
ロー網点の例を示す。
【図46】従来の4色を重ねたときの網点を示す。
【図47】従来のブラック成分用のマトリックスであ
る。
【図48】従来のシアン成分用のマトリックスである。
【図49】従来のマゼンタ成分用のマトリックスであ
る。
【図50】従来のイエロー成分用のマトリックスであ
る。
【図51】本発明の網点を4色のトナーで表した図であ
る。
【図52】従来の網点を4色のトナーで表した図であ
る。
【符号の説明】
1 親マトリックス 2 中間マトリックス 3 基本マトリックス 21 スキャナ 22 入力データ補正部 23 フィルタ処理部 24 色変換部 25 ディザ処理部 26 出力データ補正部 27 画像出力部 31 ディザマトリックスデータ用メモリ 32 レジスタ 33 カウンタ 34 コンパレータ 35 レーザ変調器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像から得られる階調画像データを
    閾値マトリックスを用いて階調処理し中間調に表現され
    た出力画像を得る画像処理方法において、第1閾値マト
    リックスによって出力画像の全体の階調数を決定し、該
    第1閾値マトリックスを複数の第2閾値マトリックスに
    分割し、該第2閾値マトリックスによって出力画像の分
    解能を決定し、前記第2閾値マトリックスを複数の第3
    閾値マトリックスによって構成し、該第3閾値マトリッ
    クスによって一画素における階調数を決定することを特
    徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記階調画像データの1画素と前記第3
    閾値マトリックスの複数の閾値とを比較して多値の1画
    素を出力し、縦方向または横方向の何れか一方、あるい
    は縦横両方向の線数を増加させることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記階調画像データの一または複数の画
    素と、前記第1閾値マトリックスの一または複数の閾値
    とを比較して、変倍処理された2値画像または多値画像
    を出力することを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第2閾値マトリックスの行または列
    を入れ替えて、または行および列の両方を入れ替えて色
    毎の閾値マトリックスを生成し、該生成されたマトリッ
    クスを用いて濃度の薄い部分で濃度レベルの近い色を重
    ねることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 シアン、マゼンタ、イエローの色材を用
    いてカラーの中間調を表現する画像処理方法において、
    入力された階調画像データの1画素と閾値マトリックス
    の縦方向または横方向の複数の閾値とを比較し、色毎に
    異なるスクリーン角を形成することを特徴とする画像処
    理方法。
  6. 【請求項6】 多値データに応じてレーザビームのパル
    ス幅が制御され、1ドット内でドットの打ち始め位置が
    可変であるカラーレーザプリンタを用い、シアン、マゼ
    ンタ、イエローの色材を色重ねしてカラーの中間調を表
    現する画像処理方法において、前記色毎にドットの打ち
    始め位置を可変制御することを特徴とする画像処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記可変制御は、色プレーン毎の同期信
    号をカウントするカウンタによって行うことを特徴とす
    る請求項6記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 多値データに応じてレーザビームのパル
    ス幅が制御され、1ドット内でドットの打ち始め位置が
    可変であるレーザプリンタを用いて中間調を表現する画
    像処理方法において、網点の周期に応じて前記ドットの
    打ち始め位置を制御することを特徴とする画像処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ドットの打ち始め位置の制御は、カ
    ウンタを用いて行うことを特徴とする請求項8記載の画
    像処理方法。
  10. 【請求項10】 入力画像から得られる階調画像データ
    を閾値マトリックスを用いて階調処理し中間調に表現さ
    れた出力画像を得る画像処理装置において、閾値マトリ
    ックスデータを格納する手段と、階調画像データの一ま
    たは複数の画素と前記マトリックス内の一または複数の
    閾値とを比較して2値または多値データを生成する手段
    と、該生成された2値または多値データに応じてレーザ
    ビームのパルス幅を制御する手段とを備えたことを特徴
    とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記比較を行うとき、各色毎に前記閾
    値マトリックスデータの参照開始アドレスを変更制御す
    る手段を備えていることを特徴とする請求項10記載の
    画像処理装置。
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