JPH06270523A - 孔版印刷方法および装置 - Google Patents

孔版印刷方法および装置

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JPH06270523A
JPH06270523A JP5058572A JP5857293A JPH06270523A JP H06270523 A JPH06270523 A JP H06270523A JP 5058572 A JP5058572 A JP 5058572A JP 5857293 A JP5857293 A JP 5857293A JP H06270523 A JPH06270523 A JP H06270523A
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ink
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
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    • B41F15/0804Machines for printing sheets
    • B41F15/0813Machines for printing sheets with flat screens

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷面が大きくても所定濃度、均一濃度の孔
版印刷を簡便且つ迅速に行うことができ、また印刷枚数
が多くとも多色印刷を適正な色分けのもとに行うことが
できるようにすること。 【構成】 形状を自己保持できる硬度の印刷インキを用
い、当該印刷インキを孔版原紙S上にインキ塊Bとして
載置し、一部壁面を可撓性あるいは弾性の少なくとも何
れか一方を備えたダイヤフラム15により構成された圧
力チャンバ17内に孔版原紙Sをそのインキ塊載置面側
をダイヤフラム15側としてダイヤフラム15と対向配
置し、圧力チャンバ17を減圧することによりダイヤフ
ラム15を孔版原紙S上のインキ塊Bに密着させる共に
孔版原紙Sを印刷用紙Pに密着させ、ダイヤフラム15
により孔版原紙S上のインキ塊Bに押圧力を与えて印刷
用紙P孔版印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置に関し、
特に押圧式の孔版印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押圧式の孔版印刷装置としては、基台に
一端をヒンジ接続された押圧板を有し、基台にスポンジ
等による弾性体製の印刷用紙載置台が設けられ、押圧板
の前記印刷用紙載置台との対向面側に孔版原紙取付部が
設けられた型式のものがよく知られており、この型式の
孔版印刷装置は、例えば実開昭62−196567号公
報に示されている。
【0003】上述の如き押圧式の孔版印刷装置は手によ
る押圧板の押し下げ回動操作によって当該押圧板に装着
されている孔版原紙を印刷用紙載置台上の印刷用紙に押
し付けることにより孔版印刷を行う。
【0004】布地に型紙スクリーンをあてて染料をすり
込んで模様を染め出す捺染装置として、多数の吸引孔を
明けられた有孔支持体あるいは網板を有し、有孔支持体
あるいは網板上に布地を載置され、その布地上に型紙ス
クリーンを配置され、有孔支持体の吸引孔あるいは網板
の網目より空気吸引を行うことにより、有孔支持体ある
いは網板上の布地を通して型紙スクリーンの布地側の面
に吸引作用を及ぼし、この吸引作用により型紙スクリー
ン上の染料を型紙スクリーンの開口部を通して布地に吸
い込むことによって捺染を行う吸引式の捺染装置が知ら
れている。この吸引式の捺染装置は、例えば特公昭37
−3944号、特公昭38−5199号、特公昭44−
13797号(米国特許3,221,648)の各公報
に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】押圧式の孔版印刷装置
に於いて所定濃度の孔版印刷を行うためには、所定の印
刷押圧力が必要であり、これは印刷面が大きいほど大き
くなる。
【0006】これに対し上述の如き孔版印刷装置に於い
ては、孔版原紙を印刷用紙載置台上の印刷用紙を押し付
ける印刷押圧力は手による押圧板の押し下げ回動操作に
得られるから、これには自ずと限度がある。
【0007】また均一濃度の孔版印刷を行うためには、
印刷面全面に均一に印刷押圧力が作用することが必要で
あるが、上述の如き孔版印刷装置に於いては、押圧板が
回動式であること、押圧板の押し下げ回動操作力が直接
的に印刷押圧力として印刷面に作用すること等により、
印刷面に作用する印刷押圧力が不均一になりがちであ
り、印刷濃度の均一性に優れた孔版印刷画像が得られ難
い。このことは印刷面が大きくなるほど顕著なものにな
り、均一濃度の孔版印刷画像が得られず、実用的な孔版
印刷が行われなくなる。
【0008】このようなことから、上述の如き孔版印刷
装置に於いて実用的な孔版印刷の用紙サイズはせいぜい
B5〜A4判程度である。
【0009】また上述の如き孔版印刷装置に於いては、
孔版原紙に与えられた印刷インキの層に対して貫層方向
の押圧力が作用するため、孔版原紙の一部にのみ印刷イ
ンキを与えても孔版印刷のために印刷インキに押圧力が
作用する度に印刷インキの層が伸展拡張し、無駄になる
印刷インキ量が多くなる。このことは、特公昭54−2
3601号公報に示されている如き形状を自己保持でき
る硬度の各色の印刷インキを各々インキ塊として載置さ
れた孔版原紙を用いて多色印刷を行う場合も生じ、この
場合は無駄になる印刷インキ量の増加だけでなく、印刷
枚数が多いと、各色の印刷インキ塊の伸展拡張により各
色の印刷インキが混じり合うようになり、適正な色分け
の多色印刷が行われなくなる。
【0010】上述の如き吸引式の捺染装置は被印刷物
(布地)に相当する部材を通して型紙スクリーンの被印
刷物側の面に吸引作用を及ぼすものであるため、被印刷
物は布地の如く、通気性を有するものに限られ、これを
通常の印刷用紙などに印刷を行う孔版印刷装置に転用す
ることはできない。また上述の如き吸引式の捺染装置
は、有孔支持体の吸引孔あるいは網板の網目よりの吸引
力を被印刷物を通して型紙スクリーンの被印刷物側の面
に直接的に及ぼし、その吸引力の動圧的作用により型紙
スクリーン上の染料を型紙スクリーンの開口部を通して
被印刷物に吸い込むものであるため、型紙スクリーンに
は有孔支持体の吸引孔パターンあるいは網板の網目パタ
ーンに応じた強度分布にて吸引力が作用し、型紙スクリ
ーン全面に均一に吸引力が作用することはない。このた
め仮に印刷用紙が若干の通気性を有しているとしても布
地とは異なって均一濃度の印刷画像を得ることができな
い。
【0011】本発明は、従来の押圧式の孔版印刷装置に
於ける上述の如き問題点に着目してなされたものであ
り、印刷面が大きくても所定濃度、均一濃度の孔版印刷
を簡便且つ迅速に行うことができ、また印刷枚数が多く
とも多色印刷を適正な色分けのもとに行うことができる
孔版印刷方法および装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、形状を自己保持できる硬度の印刷インキを
用い、当該印刷インキを孔版原紙上にインキ塊として載
置し、一部壁面を可撓性あるいは弾性の少なくとも何れ
か一方を備えたダイヤフラムにより構成された圧力チャ
ンバ内に前記孔版原紙をそのインキ塊載置面側をダイヤ
フラム側として当該ダイヤフラムと対向配置し、前記圧
力チャンバを減圧することにより前記ダイヤフラムを前
記孔版原紙上のインキ塊に密着させると共に前記孔版原
紙を被印刷面に密着させ、前記ダイヤフラムにより前記
孔版原紙上のインキ塊に押圧力を与えて前記被印刷面に
孔版印刷を行うことを特徴とする孔版印刷方法によって
達成される。
【0013】本発明による孔版印刷方法に於いては、上
述の如き孔版印刷の完了後に前記圧力チャンバを常圧に
戻すか或は加圧することにより前記孔版原紙を前記被印
刷面より引き離すことを特徴としていてよい。
【0014】また本発明による孔版印刷方法にて使用す
る前記孔版原紙は印刷画像を穿孔形成される印刷インキ
不通過性のシートとシート状の多孔性支持体との重合体
であり、前記多孔性支持体側に印刷インキを載置される
ことを特徴としていてよい。
【0015】上述の如き目的を達成するため、本発明に
よる孔版印刷装置は、一部壁面を可撓性あるいは弾性の
少なくとも何れか一方を備えたダイヤフラムにより構成
され内側に圧力チャンバを構成する箱体と、前記圧力チ
ャンバを減圧する減圧手段と、前記圧力チャンバ内に於
いて前記ダイヤフラムと対向する位置に配置され弾力性
を有する印刷用紙載置台とを有していることを特徴とし
ている。
【0016】この孔版印刷装置は前記圧力チャンバ内に
於いて前記ダイヤフラムと前記印刷用紙載置台との間に
孔版原紙を支持する孔版原紙支持手段を有していてよ
い。
【0017】また上述の如き目的を達成するため、本発
明による孔版印刷装置は、可撓性あるいは弾性の少なく
とも何れか一方を備えたダイヤフラムを保持し被印刷面
と共働して当該被印刷面と対向する面部を前記ダイヤフ
ラムにより構成された圧力チャンバを構成する枠体と、
前記圧力チャンバ内に於いて前記ダイヤフラムに対向す
る位置に孔版原紙を支持する孔版原紙支持手段と、前記
圧力チャンバを減圧する減圧手段とを有していることを
特徴としている。
【0018】また上述の如き目的を達成するため、本発
明による孔版印刷装置は、互いに対向する壁面の各々を
可撓性あるいは弾性の少なくとも何れか一方を備えたダ
イヤフラムにより構成され内側に圧力チャンバを構成す
る箱体と、前記圧力チャンバ内に於いて前記ダイヤフラ
ムに対向する位置に孔版原紙を支持する孔版原紙支持手
段と、前記圧力チャンバを減圧する減圧手段とを有して
いることを特徴としている。
【0019】この場合、前記孔版原紙支持手段は各ダイ
ヤフラムについて一つずつ設けられ、この二つの孔版原
紙支持手段間に印刷用紙が配置されることにより当該印
刷用紙の表裏両面に同時に孔版印刷を行うよう構成され
ていてよい。
【0020】また本発明による孔版印刷装置に於いて
は、前記孔版原紙支持手段は被印刷面より離れる方向へ
ばねにより付勢されていても、前記ダイヤフラムに装着
されていてもよく、またこれらの場合は、前記圧力チャ
ンバを加圧する加圧手段が設けられていてもよい。
【0021】
【作用】上述の如き構成によれば、形状を自己保持でき
る硬度の印刷インキを孔版原紙上にインキ塊として載置
して圧力チャンバを減圧することにより、実質的な静止
流体雰囲気にてダイヤフラムの両側に差圧が静圧的に作
用し、これによってダイヤフラムが前記孔版原紙上のイ
ンキ塊に、そのインキ塊の表面形状に倣ってインキ塊を
ラッピングするように密着変形すると共に孔版原紙がダ
イヤフラムにより押されて被印刷面に密着し、この状態
にてダイヤフラムがこれの全面に一様に作用する差圧に
より孔版原紙上のインキ塊をパスカルの法則に従って流
体圧式に均等に押圧し、これによって被印刷面に孔版印
刷が行われる。
【0022】またこの後に圧力チャンバが常圧に戻され
るか、加圧されることにより、孔版原紙が被印刷面より
引き離され、孔版原紙と被印刷面との剥離が行われる。
【0023】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0024】図1、図2は本発明による孔版印刷装置の
基本的構成を示している。この孔版印刷装置は上方開口
の箱本体1と当該箱本体1に蝶番3によって開閉可能に
接続された蓋部部材5とによる箱体7を有している。
【0025】箱本体1内には印刷用紙載置台9が固定配
置されている。印刷用紙載置台9上にはスポンジ等によ
る弾性部材11が層状に設けられており、また弾性部材
11上面には印刷用紙Pを剥離可能に粘着保持するシリ
コンゴム等による粘着シート12が敷設されており、こ
れの平な上面が印刷用紙載置面13とされている。
【0026】尚、粘着シート12は実開昭62−157
25号公報に示されている粘着シートと実質的に同一の
ものであってよく、これについて、より詳細な内容を知
りたいならば、その公報を参照されたい。
【0027】蓋部部材5は、図1にて実線により示され
ている如く、箱本体1と重合して箱本体1の上方開口を
閉じる閉位置と、図1にて仮想線により示されている如
く、箱本体1より上方へ回動変位されて箱本体1の上方
開口を開放する開位置との間に回動可能になっている。
【0028】蓋部部材5は前記閉位置にて印刷用紙載置
面13と対向する面部を大きく開口されており、この蓋
部部材5には開口を閉じるべくダイヤフラム15が張設
されている。ダイヤフラム15は、軟質塩化ビニル、ゴ
ム等、可撓性、あるいは弾性を備えた柔軟な薄膜により
構成され、所定間隔をおいて印刷用紙載置面13と対向
している。
【0029】これにより箱体7は、蓋部部材5が前記閉
位置に位置している状態下にて、一部壁面をダイヤフラ
ム15により構成された圧力チャンバ17を内側に構成
する。
【0030】圧力チャンバ17の気密性を高める必要が
ある場合は、箱本体1と蓋部部材5との接合面部にゴム
磁石板19が貼着され、ゴム磁石板19の磁気吸着によ
り箱本体1と蓋部部材5との接合面部が互いに密着され
ればよい。
【0031】箱本体1には圧力チャンバ17に連通した
ポート21が設けられており、ポート21は圧力チャン
バ17を減圧するための吸引ポンプ23と接続されてい
る。上述の如き構成よりなる孔版印刷装置を用いて孔版
印刷を行う場合は、形状を自己保持できる硬度の印刷イ
ンキをインキ塊Bとして孔版原紙S上の所要位置に点在
載置し、蓋部材5を開いた状態にてこの孔版原紙Sを印
刷用紙載置面13上の印刷用紙Pの上に載置し、更に孔
版原紙S上の印刷インキがダイヤフラム15に付着しな
いように孔版原紙S上にインキカバーシートCを被せ
る。
【0032】ここで使用される印刷インキはインキ塊B
として孔版原紙S上に載置され、インキ塊Bの形状を安
定維持する必要があり、この印刷インキは、特公昭54
−23601号公報に示されている如く、スブレッドメ
ータによる1分値が32以下で、形状を自己保持できる
硬度を有するエマルジョンタイプの印刷インキであるこ
とが好ましく、更にはチキソトロピー性を有していてよ
い。
【0033】また孔版原紙Sは、図3に示されている如
く、感熱孔版原紙として、インキ不通過性の熱可塑性プ
ラスチックスフィルムSfとインキの通過を自由に許す
和紙、織布等によるシート状の多孔性支持体Ssとの重
合体により構成されていてよく、熱可塑性プラスチック
スフィルムSfに印刷画像に応じた穿孔部Soを穿孔さ
れ、多孔性支持体Ssの側に、図示されている如く、印
刷インキをインキ塊Bとして載置される。
【0034】上述の如き準備が完了すれば、蓋部材5を
閉じる。これにより孔版原紙Sは圧力チャンバ17内に
あってインキ塊載置面側をダイヤフラム15側としてダ
イヤフラム15と対向する。
【0035】次に吸引ポンプ23を吸引動作させ、ポー
ト21より圧力チャンバ17内の空気を吸引し、圧力チ
ャンバ17内を減圧する。圧力チャンバ17はダイヤフ
ラム15により実質的に密閉空間であり、この圧力チャ
ンバ17内の減圧により、ダイヤフラム15の両側に差
圧が実質的な静止流体雰囲気にて静圧的に作用し、この
差圧によってダイヤフラム15が、図2、図3に示され
ている如く、印刷用紙載置台9側へ吸引されることによ
り、ダイヤフラム15が孔版原紙S上のインキ塊Bに、
そのインキ塊Bの表面形状に倣ってインキ塊Bをラッピ
ングするように密着変形すると共にダイヤフラム15に
より押されて孔版原紙Sが印刷用紙載置面13上の印刷
用紙Pに密着する。
【0036】この状態にてダイヤフラム15がこれに作
用する差圧により孔版原紙S上のインキ塊Bをパスカル
の法則に従って流体圧式に均等に押圧し、換言すれば孔
版原紙Sの全面に押圧力が一様に作用し、この押圧力に
よりインキ塊Bの印刷インキが孔版原紙Sの穿孔部So
(図3参照)を通って印刷用紙P上に転移し、これによ
って濃度むらのない孔版印刷が印刷用紙Pに行われる。
【0037】また図3に模式的に示されている如く、ダ
イヤフラム15がこれに作用する差圧により孔版原紙S
上のインキ塊Bをパスカルの法則に従って押圧している
ことから、孔版原紙S上のインキ塊Bのダイヤフラム1
5側の全表面には法線方向に押圧力が作用し、これによ
り多数枚印刷のためにインキ塊Bに繰り返して押圧力が
作用してもインキ塊Bの形状が崩れることがなく、イン
キ塊Bの伸展拡張が回避される。
【0038】このことは、互いに隣り合うインキ塊Bの
印刷インキが混じり合うことを防止し、多色刷りに於い
て同一原紙により多数枚印刷が行われても、孔版原紙S
上にて各色の印刷インキが混じり合うことを回避し、適
正な色分けの多色印刷を多数枚に亘って行えるようにす
る。
【0039】この孔版印刷に於いては、印刷濃度は圧力
チャンバ17内を実質的な静止流体雰囲気による減圧状
態に保つ時間と減圧値とにより決まり、これらの調整に
より印刷濃度は可変設定される。圧力チャンバ17内の
減圧値は吸引ポンプ23の吸引力調整とエアーブリード
による圧力チャンバ17の内圧調整により所要値に設定
でき、エアーブリードによる圧力チャンバ17の内圧調
整は圧力チャンバ17内の減圧値を定量的に微調整、換
言すれば印刷濃度をする微調整することについて有利で
ある。
【0040】この孔版印刷に於いては、ダイヤフラム1
5が孔版原紙S上のインキ塊Bに、そのインキ塊Bの表
面形状に倣って密着した際に、ダイヤフラム15とイン
キカバーシートCとの間に気泡が残存することは、イン
キ塊Bを均等に押圧することを阻害するから、避けられ
るべきである。ダイヤフラム15とインキカバーシート
Cとの間に気泡が残存しないようにすることは、圧力チ
ャンバ17内の経時的減圧パターンの最適設定により具
現され、またダイヤフラム15が適度の通気性を有する
薄膜により構成されることによっても達成される。この
通気性を有する薄膜は、実質的な静止流体雰囲気にてダ
イヤフラム15の両側に差圧が静圧的に作用することを
大きく阻害しない程度の少しの通気性を有しているもの
に限られ、この薄膜としては、微細多孔フィルム、高密
度の織布、不織布等が考えられる。
【0041】またこの孔版印刷に於いて使用される孔版
原紙Sは、図4に示されている如く、厚紙、プラスチッ
クス等による枠体Fに貼着されて枠体Fより支持され、
また枠体FにインキカバーシートCが開閉可能に貼着さ
れた形態のものであってよく、この場合は、孔版原紙S
と枠体FとインキカバーシートCとによる孔版原紙ユニ
ットUは、箱本体1に蝶番25により回動可能に装着さ
れた原紙支持部材27に交換可能に装着され、ダイヤフ
ラム15と印刷用紙載置面13との間に位置決め配置さ
れてよい。
【0042】尚、孔版原紙ユニットUは実開昭51−1
32007号公報に示されている孔版原紙ユニットと実
質的に同一構造のものであってよく、これについて、よ
り詳細な内容を知りたいならば、その公報を参照された
い。
【0043】図4に示された実施例に於いては、インキ
カバーシートCを開いて印刷インキをインキ塊Bとして
孔版原紙S上の所要位置に点在載置し、インキカバーシ
ートCを閉じて孔版原紙ユニットUを原紙支持部材27
に取り付けて印刷用紙載置面13上の印刷用紙Pの上に
載置し、蓋部材5を閉じて吸引ポンプ23により上述の
実施例と同様に圧力チャンバ17内を減圧する。
【0044】これにより上述の実施例と同様にダイヤフ
ラム15の両側に実質的な静止流体雰囲気にて静圧的に
作用する差圧によってダイヤフラム15が印刷用紙載置
台9側へ吸引され、ダイヤフラム15が孔版原紙S上の
インキ塊Bに、そのインキ塊Bの表面形状に倣ってイン
キ塊Bをラッピングするように密着変形すると共にダイ
ヤフラム15により押されて孔版原紙Sが印刷用紙載置
面13上の印刷用紙Pに密着する。そしてこの状態にて
ダイヤフラム15がこれに作用する差圧により孔版原紙
S上のインキ塊Bをパスカルの法則に従って流体圧式に
均等に押圧するによりインキ塊Bの印刷インキが孔版原
紙Sの穿孔部So(図3参照)を通って印刷用紙P上に
転移する。これによりこの実施例に於いても上述の実施
例と同様に濃度むらのない孔版印刷が行われる。
【0045】孔版印刷完了後には、圧力チャンバ17内
の減圧を解除して圧力チャンバ17内を大気圧に戻し、
蓋部材5を開け、孔版原紙ユニットUを原紙支持部材2
7の蝶番25のヒンジ中心周りに上方へ回動させて持ち
上げる。
【0046】この場合、印刷用紙載置面13上の印刷用
紙Pは、粘着シート12に粘着保持されていることによ
り、孔版原紙ユニットUの持ち上げに対して印刷用紙載
置面13上にとどまり、孔版原紙ユニットUの孔版原紙
Sより剥離される。この印刷用紙Pはこの後に印刷用紙
載置面13の粘着シート12より取り剥がされる。
【0047】尚、原紙支持部材27は、蓋部材5と連動
連結され、蓋部材5の開位置への回動に伴って上方へ回
動変位されるようになっていてもよい。
【0048】図5は本発明による孔版印刷装置の他の実
施例を示している。尚、図5に於いて、図1〜図4に対
応する部分は、図1〜図4に付した符号と同一の符号に
より示されている。この実施例に於いては、原紙支持部
材27が蓋部材5の内側にガイドバー29により上下動
可能に吊り下げ支持されており、蓋部材5が閉位置にあ
る状態下にて孔版原紙ユニットUをダイヤフラム15と
印刷用紙載置面13との間に位置決め配置する。
【0049】ガイドバー29の下端頭部と原紙支持部材
27との間には圧縮コイルばね31が取り付けられてお
り、圧縮コイルばね31は蓋部材5が閉位置にある状態
下にて原紙支持部材27を印刷用紙載置面13より離れ
る方向へ付勢されている。
【0050】この実施例に於いては、圧力チャンバ17
内が減圧されると、ダイヤフラム15の両側に実質的な
静止流体雰囲気にて静圧的に作用する差圧によって先ず
ダイヤフラム15が孔版原紙S上のインキ塊Bに、その
インキ塊Bの表面形状に倣ってインキ塊Bをラッピング
するように密着変形し、次に孔版原紙ユニットUが原紙
支持部材27と共に圧縮コイルばね31のばね力に抗し
て印刷用紙載置面13の側へ降下移動し、孔版原紙Sが
印刷用紙載置面13上の印刷用紙Pに密着する。
【0051】この状態にてダイヤフラム15がこれに作
用する差圧により孔版原紙S上のインキ塊Bを上述の実
施例と同様に均等に押圧することにより、上述の実施例
と同様に濃度むらのない孔版印刷が印刷用紙Pに行われ
る。
【0052】孔版印刷完了後に、圧力チャンバ17内の
減圧を解除して圧力チャンバ17内が大気圧に戻される
と、孔版原紙ユニットUが原紙支持部材27と共に圧縮
コイルばね31のばね力により持ち上がって元の位置に
戻ることにより、孔版原紙ユニットUの孔版原紙Sは印
刷用紙載置面13上に粘着シート12によって粘着保持
されている印刷用紙Pより自動的に剥離される。
【0053】尚、この場合、圧力チャンバ17内を大気
圧に戻しただけでは、印刷インキによって孔版原紙Sと
印刷用紙Pとが互いに貼り付いていることにより、孔版
原紙ユニットUが原紙支持部材27と共に圧縮コイルば
ね31のばね力だけでは持ち上がらないならば、吸引ポ
ンプ23を逆駆動してこれを加圧ポンプとして使用し、
圧力チャンバ17内に供給する加圧空気の動圧を原紙支
持部材27に作用させて孔版原紙ユニットUを原紙支持
部材27と共に上昇移動させてもよい。
【0054】図6は本発明による孔版印刷装置の他の実
施例を示している。尚、図6に於いても、図1〜図4に
対応する部分は、図1〜図4に付した符号と同一の符号
により示されている。この実施例に於いては、原紙支持
手段と自在ファスナ33がダイヤフラム15の圧力チャ
ンバ17の側の面部に装着され、自在ファスナ33によ
り孔版原紙ユニットUがダイヤフラム15に交換可能に
装着されるようになっている。
【0055】この実施例に於いては、自在ファスナ33
によってダイヤフラム15に孔版原紙ユニットUが取り
付けられた状態にて圧力チャンバ17内が減圧される
と、ダイヤフラム15の両側に実質的な静止流体雰囲気
にて静圧的に作用する差圧によってダイヤフラム15が
孔版原紙ユニットUを伴って印刷用紙載置面13の側へ
撓み、孔版原紙ユニットUの孔版原紙Sを印刷用紙載置
面13上の印刷用紙Pに押し当て、そしてダイヤフラム
15が孔版原紙S上のインキ塊Bに、そのインキ塊Bの
表面形状に倣ってインキ塊Bをラッピングするように密
着変形する。
【0056】この状態にてダイヤフラム15がこれに作
用する差圧により孔版原紙S上のインキ塊Bを上述の実
施例と同様に均等に押圧することにより、上述の実施例
と同様に濃度むらのない孔版印刷が印刷用紙Pに行われ
る。
【0057】孔版印刷完了後に、圧力チャンバ17内の
減圧を解除して圧力チャンバ17内が大気圧に戻される
と、ダイヤフラム15が元の状態に戻ることにより孔版
原紙ユニットUがダイヤフラム15と共に元の位置に戻
り、孔版原紙ユニットUの孔版原紙Sは印刷用紙載置面
13上に粘着シート12によって粘着保持されている印
刷用紙Pより自動的に剥離される。
【0058】尚、この場合、圧力チャンバ17内を大気
圧に戻しただけでは、印刷インキによって孔版原紙Sと
印刷用紙Pとが互いに貼り付いていることによりダイヤ
フラム15が元の位置に戻らないならば、吸引ポンプ2
3を逆駆動してこれを加圧ポンプとして使用し、圧力チ
ャンバ17内に加圧空気を供給して圧力チャンバ17内
を加圧し、これによってダイヤフラム15を強制的に元
の位置に戻し、孔版原紙ユニットUの孔版原紙Sを印刷
用紙載置面13上の印刷用紙Pより剥離させてもよい。
【0059】図7は本発明による孔版印刷装置の他の実
施例を示している。尚、図7に於いても、図1〜図4に
対応する部分は、図1〜図4に付した符号と同一の符号
により示されている。この実施例に於いては、箱本体1
内に印刷用紙載置台9、弾性部材11、粘着シート12
は設けられず、箱本体1の底部も大きく開口されてお
り、この開口は箱本体1に張設されたもう一つのダイヤ
フラム35により閉じられている。ダイヤフラム35
は、ダイヤフラム15と同様に、軟質塩化ビニル、ゴム
等、可撓性、あるいは弾性を備えた柔軟な薄膜により構
成され、所定間隔をおいてダイヤフラム15と対向して
いる。
【0060】箱本体1と蓋部材5には各々蝶板37、3
9により原紙支持部材41、43が各々回動可能装着さ
れており、原紙支持部材41、43は各々、孔版原紙S
がダイヤフラム15、35と対向するよう孔版原紙ユニ
ットUを交換可能に支持する。
【0061】この実施例に於いては、原紙支持部材4
1、43の各々に孔版原紙ユニットUを取り付け、この
孔版原紙ユニットU間に印刷用紙Pを配置し、圧力チャ
ンバ17内を減圧する。
【0062】圧力チャンバ17内が減圧されると、ダイ
ヤフラム15、35の各々の両側に実質的な静止流体雰
囲気にて静圧的に作用する差圧によってダイヤフラム1
5、35が互いに近づく側へ吸引され、ダイヤフラム1
5が原紙支持部材41の側の孔版原紙S上のインキ塊B
に、そのインキ塊Bの表面形状に倣ってインキ塊Bをラ
ッピングするように密着変形すると共にダイヤフラム3
5が原紙支持部材43の側の孔版原紙S上のインキ塊B
に、そのインキ塊Bの表面形状に倣ってインキ塊Bをラ
ッピングするように密着変形し、また原紙支持部材4
1、43の各々の孔版原紙ユニットUがダイヤフラム1
5、35により押されて原紙支持部材41の側の孔版原
紙Sが印刷用紙Pの上面に密着すると共に原紙支持部材
43の側の孔版原紙Sが印刷用紙Pの下面に密着し、印
刷用紙Pが二枚の孔版原紙Sにより挟まれるようにな
る。
【0063】この状態にてダイヤフラム15、35の各
々が各孔版原紙S上のインキ塊Bをパスカルの法則に従
って流体圧式に均等に押圧し、この押圧力によりインキ
塊Bの印刷インキが孔版原紙Sの穿孔部So(図3参
照)を通って印刷用紙Pの上面と下の各々に転移する。
これによりこの実施例に於いては印刷用紙Pの表裏両面
に同時に濃度むらのない孔版印刷が行われる。この場
合、ダイヤフラム15、35が各々対向側の空気圧によ
る弾性を備えた印刷用紙載置台として作用する。
【0064】尚、この実施例に於ける孔版印刷装置に於
いては、原紙支持部材41にのみ孔版原紙ユニットUを
取り付け、ダイヤフラム35上に印刷用紙Pを載置する
ことにより片面印刷を行うこともできる。
【0065】また図8に示された実施例に於いては、ダ
イヤフラム15、35の各々に自在ファスナ33、45
により孔版原紙ユニットUが交換可能に装着され、その
間に連続紙としての印刷用紙Pが供給されるようになっ
ている。
【0066】箱体7の外側には加熱式乾燥装置47と、
用紙送りローラ49と、用紙カッタ51が順に配置され
ている。
【0067】この実施例に於いては、上述の実施例と同
様に印刷用紙Pの表裏両面に同時に孔版印刷が行われ、
用紙送りローラ49により印刷用紙Pが図にて右方へ送
られることにより、印刷用紙Pの表裏に形成された印刷
画像の印刷インキが加熱式乾燥装置47により乾燥さ
れ、所定の長さにて印刷用紙Pが用紙カッタ51により
切断され、自動給紙による両面印刷が行われるようにな
る。
【0068】図9は本発明による孔版印刷装置の他の実
施例を示している。尚、図9に於いても、図1〜図4に
対応する部分は、図1〜図4に付した符号と同一の符号
により示されている。この実施例に於いては、枠体53
に可撓性あるいは弾性の少なくとも何れか一方を備えた
ダイヤフラム55が張着されており、枠体53は図示さ
れている如く、フランジ面部57を壁面等の被印刷面W
に押し当てられることにより被印刷面Wと共働して圧力
チャンバ59を構成し、この状態にてダイヤフラム55
は被印刷面Wと対向する面部をなす。
【0069】枠体53にはダイヤフラム55と対向する
位置に孔版原紙ユニットUを交換可能に支持する原紙支
持部61が設けられている。尚、原紙支持部61に孔版
原紙ユニットUが装着されても孔版原紙ユニットUと被
印刷面Wとの間に空間は圧力チャンバ59と連通してい
る状態を保たれる。
【0070】枠体53には圧力チャンバ59に連通する
ポート63が設けられており、ポート63は圧力チャン
バ59を減圧するための吸引ポンプ65と接続されてい
る。この実施例に於いては、原紙支持部61に孔版原紙
ユニットUを装した状態にて枠体53のフランジ面部5
7を壁面等の被印刷面Wに押し当て、枠体53と被印刷
面Wとにより圧力チャンバ59を郭定する。
【0071】この状態にて吸引ポンプ65により圧力チ
ャンバ59内が減圧されると、ダイヤフラム55の両側
に実質的な静止流体雰囲気にて静圧的に作用する差圧に
よってダイヤフラム55が孔版原紙S上のインキ塊B
に、そのインキ塊Bの表面形状に倣ってインキ塊Bをラ
ッピングするように密着変形し、そして孔版原紙Sが被
印刷面Wに密着する。
【0072】この状態にてダイヤフラム55がこれに静
圧的に作用する差圧により孔版原紙S上のインキ塊Bを
上述の実施例と同様に均等に押圧することにより、上述
の実施例と同様に濃度むらのない孔版印刷が被印刷面W
に行われる。
【0073】尚、ダイヤフラム15、35、55の孔版
原紙Sとの対向面部には図10にダイヤフラム15にて
例示されている如く、連続気泡性、即ち通気性のスポン
ジシート67が貼着されていてもよい。
【0074】またダイヤフラム15、35、55は図1
0にダイヤフラム15にて例示されている如く、蓋部材
5等との接続部のストレス緩和と皺の発生を回避するた
めに弾力性がある発泡体69を介して蓋部材5等との接
続されていてもよい。
【0075】尚、上述の実施例に於いては、ダイヤフラ
ム15、35、55と孔版原紙S上のインキ塊Bとの間
にはインキカバーシートCが介在し、ダイヤフラム1
5、35、55はインキカバーシートCを介して孔版原
紙S上のインキ塊Bに密着することになるから、インキ
カバーシートCもダイヤフラム15、35、55と同様
に可撓性、弾性を備えた柔軟なシートであることが好ま
しい。ダイヤフラム15、35、55が使い捨てで、ダ
イヤフラム15、35、55に印刷インキが付着しても
よい場合は、インキカバーシートCは省略されてよい。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷方法および装置によれば、形状を自己保
持できる硬度の印刷インキを孔版原紙上にインキ塊とし
て載置して圧力チャンバを減圧することにより、ダイヤ
フラムの両側に実質的な静止流体雰囲気にて静圧的に作
用する差圧によって、ダイヤフラムが前記孔版原紙上の
インキ塊に、そのインキ塊の表面形状に倣ってインキ塊
をラッピングするように密着変形すると共に孔版原紙が
ダイヤフラムにより押されて被印刷面に密着し、この状
態にてダイヤフラムがこれに作用する差圧により孔版原
紙上のインキ塊をパスカルの法則に従って流体圧式に均
等に法線方向に押圧し、これによって被印刷面に孔版印
刷が行われるから、印刷面が大きくても所定濃度、均一
濃度の孔版印刷が簡便且つ迅速に行われるようになり、
またインキ塊に繰り返し押圧力が作用してインキ塊の形
状が崩れることがなく、印刷枚数が多くとも多色印刷が
適正な色分けのもとに行われる。
【0077】また印刷後に圧力チャンバが常圧に戻され
るか、加圧されることにより、孔版原紙が被印刷面より
引き離され、孔版原紙と被印刷面との剥離が印刷面が大
きくても所良好に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による孔版印刷装置の基本的構成を常圧
状態について示す概略断面図。
【図2】本発明による孔版印刷装置の基本的構成を減圧
状態について示す概略断面図。
【図3】本発明による孔版印刷方法の概念を模式的に示
す拡大断面図。
【図4】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略断面図。
【図5】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略断面図。
【図6】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略断面図。
【図7】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略断面図。
【図8】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略断面図。
【図9】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す概
略断面図。
【図10】本発明による孔版印刷装置の一実施例を示す
概略断面図。
【符号の説明】
1 箱本体 5 蓋部部材 7 箱体 9 印刷用紙載置台 13 印刷用紙載置面 15 ダイヤフラム 17 圧力チャンバ 23 吸引ポンプ 27 原紙支持部材 31 圧縮コイルばね 33 自在ファスナ 35 ダイヤフラム 41 原紙支持部材 43 原紙支持部材 45 自在ファスナ 47 加熱式乾燥装置 49 用紙送りローラ 51 用紙カッタ 53 枠体 55 ダイヤフラム 59 圧力チャンバ 65 吸引ポンプ B インキ塊 P 印刷用紙 S 孔版原紙 Sf 熱可塑性プラスチックスフィルム Ss 多孔性支持体 C インキカバーシート U 孔版原紙ユニット W 被印刷面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状を自己保持できる硬度の印刷インキ
    を用い、当該印刷インキを孔版原紙上にインキ塊として
    載置し、一部壁面を可撓性あるいは弾性の少なくとも何
    れか一方を備えたダイヤフラムにより構成された圧力チ
    ャンバ内に前記孔版原紙をそのインキ塊載置面側をダイ
    ヤフラム側として当該ダイヤフラムと対向配置し、前記
    圧力チャンバを減圧することにより前記ダイヤフラムを
    前記孔版原紙上のインキ塊に密着させると共に前記孔版
    原紙を被印刷面に密着させ、前記ダイヤフラムにより前
    記孔版原紙上のインキ塊に押圧力を与えて前記被印刷面
    に孔版印刷を行うことを特徴とする孔版印刷方法。
  2. 【請求項2】 形状を自己保持できる硬度の印刷インキ
    を用い、当該印刷インキを孔版原紙上にインキ塊として
    載置し、一部壁面を可撓性あるいは弾性の少なくとも何
    れか一方を備えたダイヤフラムにより構成された圧力チ
    ャンバ内に前記孔版原紙をそのインキ塊載置面側をダイ
    ヤフラム側として当該ダイヤフラムと対向配置し、前記
    圧力チャンバを減圧することにより前記ダイヤフラムを
    前記孔版原紙上のインキ塊に実質的に密着させると共に
    前記孔版原紙を被印刷面に密着させ、前記ダイヤフラム
    により前記孔版原紙上のインキ塊に押圧力を与えて前記
    被印刷面に孔版印刷を行い、印刷完了後に前記圧力チャ
    ンバを常圧に戻すか或は加圧することにより前記孔版原
    紙を前記被印刷面より引き離すことを特徴とする孔版印
    刷方法。
  3. 【請求項3】 前記孔版原紙は印刷画像を穿孔形成され
    る印刷インキ不通過性のシートとシート状の多孔性支持
    体との重合体であり、前記多孔性支持体側に印刷インキ
    を載置されることを特徴とする請求項1または2に記載
    の孔版印刷方法。
  4. 【請求項4】 一部壁面を可撓性あるいは弾性の少なく
    とも何れか一方を備えたダイヤフラムにより構成され内
    側に圧力チャンバを構成する箱体と、前記圧力チャンバ
    を減圧する減圧手段と、前記圧力チャンバ内に於いて前
    記ダイヤフラムと対向する位置に配置され弾力性を有す
    る印刷用紙載置台とを有していることを特徴とする孔版
    印刷装置。
  5. 【請求項5】 一部壁面を可撓性あるいは弾性の少なく
    とも何れか一方を備えたダイヤフラムにより構成され内
    側に圧力チャンバを構成する箱体と、前記圧力チャンバ
    を減圧する減圧手段と、前記圧力チャンバ内に於いて前
    記ダイヤフラムと対向する位置に配置され弾力性を有す
    る印刷用紙載置台と、前記圧力チャンバ内に於いて前記
    ダイヤフラムと前記印刷用紙載置台との間に孔版原紙を
    支持する孔版原紙支持手段とを有していることを特徴と
    する孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】 互いに対向する壁面の各々を可撓性ある
    いは弾性の少なくとも何れか一方を備えたダイヤフラム
    により構成され内側に圧力チャンバを構成する箱体と、
    前記ダイヤフラムに対向する位置に孔版原紙を支持する
    孔版原紙支持手段と、前記圧力チャンバを減圧する減圧
    手段とを有していることを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記孔版原紙支持手段は各ダイヤフラム
    について一つずつ設けられ、この二つの孔版原紙支持手
    段間に印刷用紙が配置されることにより当該印刷用紙の
    表裏両面に同時に孔版印刷を行うよう構成されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の孔版印刷装置。
  8. 【請求項8】 孔版原紙支持手段は被印刷面より離れる
    方向へ弾圧手段により付勢されていることを特徴とする
    請求項5〜7の何れかに記載の孔版印刷装置。
  9. 【請求項9】 孔版原紙支持手段は前記ダイヤフラムに
    装着されていることを特徴とする請求項5〜7の何れか
    に記載の孔版印刷装置。
  10. 【請求項10】 前記圧力チャンバを加圧する加圧手段
    と有していることを特徴とする請求項8または9に記載
    の孔版印刷装置。
  11. 【請求項11】 可撓性あるいは弾性の少なくとも何れ
    か一方を備えたダイヤフラムを保持し被印刷面と共働し
    て当該被印刷面と対向する面部を前記ダイヤフラムによ
    り構成され圧力チャンバを構成する枠体と、前記圧力チ
    ャンバ内に於いて前記ダイヤフラムに対向する位置に孔
    版原紙を支持する孔版原紙支持手段と、前記圧力チャン
    バを減圧する減圧手段とを有していることを特徴とする
    孔版印刷装置。
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