JPH06236408A - 電子ファイル装置 - Google Patents

電子ファイル装置

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JPH06236408A
JPH06236408A JP5022279A JP2227993A JPH06236408A JP H06236408 A JPH06236408 A JP H06236408A JP 5022279 A JP5022279 A JP 5022279A JP 2227993 A JP2227993 A JP 2227993A JP H06236408 A JPH06236408 A JP H06236408A
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JP5022279A
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English (en)
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Hideo Tani
秀夫 谷
Noriko Ebato
紀子 江波戸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書の画像データを統一したサイズで登録す
る際の煩雑な操作を行なわなくて済むようにする。 【構成】 イメージスキャナ6によって画像データを読
み取り、CPU15によってその読み取られた画像デー
タの実サイズを識別して、画像データの登録サイズを設
定し、読み取った画像データのサイズを登録サイズに合
わせるための倍率を算出する。その後、イメージ処理部
17によってその算出された倍率に基づいて画像データ
を実サイズから登録サイズに拡大又は縮小し、その拡大
又は縮小された画像データを記憶媒体52に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像データを文書とし
て登録し、その登録された文書を検索する電子ファイル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフィスなどでは紙の書類や資
料等の文書をバインダ等にファイルする場合、その各文
書の各ページのサイズを統一するようにしている。例え
ば、最近では国際的な標準サイズとしてA版サイズが多
用されており、各種の文書はA版サイズの用紙に記載し
て利用されることが多い。このように、文書を統一した
サイズでファイルすれば、ファイル効率や検索性能が向
上する。
【0003】ところで、近年はオフィスにおけるペーパ
ーレス化や業務の効率化を計るために各種のオフィスオ
ートメーション(OA)機器が用いられており、特に、
紙に記載された文字,図形等の情報の画像データを文書
として登録して、その登録された任意の文書を検索して
読み出して表示したりあるいは印刷する電子ファイル装
置が頻繁に利用されている。このような装置でも、文書
の画像を統一したサイズで登録すれば、ファイル効率や
検索性能を向上させることができる。
【0004】従来、イメージスキャナ装置等の画像読み
取り手段によって読み取った文書の画像情報を、予め設
定されたパラメータに応じて拡大又は縮小して記憶し、
その記憶された画像情報を表示する情報処理装置(例え
ば、特開平2−183872号公報参照)があった。
【0005】このような装置によれば、サイズの異なる
文書の画像情報を予め指定されたサイズに拡大又は縮小
して登録することができるので、作業者はサイズの異な
る文書の画像を登録する際、その各文書を拡大又は縮小
コピーによって同じサイズの用紙に印刷してから登録す
る必要がなく、用紙を無駄に消費してしまうようなこと
もない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような装置では、用紙サイズの統一化や検索時の性能
向上を図るために登録する画像データのサイズを統一す
る場合、次に示すような問題があった。
【0007】(1)1文書として登録する原稿の用紙サ
イズが複数種類あった場合、用紙サイズが変わる度に拡
大又は縮小倍率のパラメータを設定し直す必要が生じる
ため、その操作が煩雑であった。 (2)文書の画像データを統一サイズに拡大又は縮小し
て登録した場合、画像データの元のサイズが失われてし
まうので、画像登録後には画像データの元のサイズが把
握できなかった。
【0008】(3)統一サイズで登録されている文書の
画像データを元のサイズで出力したい場合、画像データ
を出力した後に元のサイズに戻すために拡大又は縮小し
なければならないため、その操作が煩雑であった。
【0009】(4)文書の画像データを縮小して統一サ
イズにした場合、その縮小処理によって元の画像データ
に文字のつぶれ等の画像劣化が発生してしまうことがあ
り、登録画像の品質が悪くなってしまうことがあった。
また、文字つぶれ等のある登録画像を出力した場合、出
力された内容が認識できなくなったり誤認され易くなっ
てしまう。
【0010】(5)画像登録後に正確な画像データを得
なければならないときには原稿の内容を参照して判断す
る必要が生じるが、文書の画像データを縮小して統一サ
イズにした場合、原稿と登録後の画像データとの結び付
きを示す情報が明確でないため、原稿による画像データ
の検索が困難であった。
【0011】(6)原稿の内容と登録した文書の画像デ
ータの内容が確かに一致しているか否かを確認する作業
が簡単に行なえなかった。したがって、文書の画像デー
タを統一したサイズで登録する際の操作性が悪いもので
あった。
【0012】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、文書の画像データを統一したサイズで登録する
際の煩雑な操作を行なわなくて済むようにすることを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、画像データを読み取る手段と、その手段
によって読み取られた画像データの実サイズを識別する
手段と、画像データの登録サイズを設定する手段と、上
記読み取った画像データのサイズを登録サイズに合わせ
るための倍率を算出する手段と、その手段によって算出
された倍率に基づいて上記画像データを実サイズから登
録サイズに拡大又は縮小する手段と、その手段によって
拡大又は縮小された画像データを登録する画像登録手段
と、その手段に登録されている画像データを検索する画
像検索手段を備えた電子ファイル装置を提供する。
【0014】また、上記画像登録手段に登録されている
画像データに実サイズ情報をしおり情報として付加する
手段と、画像検索手段によって検索された画像データと
その画像データに付加されているしおり情報とを合わせ
て出力する手段を設けるとよい。
【0015】さらに、画像データを実サイズと登録サイ
ズのいずれのサイズによって出力するかを選択する手段
と、その手段によって実サイズで出力することが選択さ
れたとき、出力対象の画像データに付加されているしお
り情報によって登録サイズから実サイズに戻すための倍
率を算出する手段と、その手段によって算出された倍率
に基づいて画像登録手段に登録されている出力対象の画
像データを登録サイズから実サイズに拡大又は縮小する
手段と、その手段によって拡大又は縮小された画像デー
タを出力する手段を設けるとよい。
【0016】あるいは、上記画像読み取り手段によって
読み取られた画像データを実サイズのまま記憶する読み
取り画像記憶手段と、その手段に記憶されている画像デ
ータの記憶位置情報を画像登録手段に登録されている登
録サイズの画像データにしおり情報として付加する手段
と、画像データを登録サイズと実サイズのいずれのサイ
ズによって出力するかを選択する手段と、その手段によ
って実サイズで出力することが選択されたとき、出力対
象の画像データに付加されているしおり情報に基づいて
読み取り画像記憶手段に記憶されている画像データを呼
び出す手段と、その手段によって呼び出された画像デー
タを出力する手段を設けるとよい。
【0017】あるいはまた、上記画像登録手段に登録さ
れている画像データに対する識別コードを生成する手段
と、その手段によって生成された識別コードを上記画像
データにしおり情報として付加する手段と、上記画像検
索手段によって検索された画像データとその画像データ
に付加されているしおり情報とを合わせて出力する手段
を設けるとよい。
【0018】さらに、上記出力されたしおり情報の識別
コードを読み取る手段と、その手段によって読み取られ
た識別コードと画像登録手段に登録されている画像デー
タに付加されているしおり情報の識別コードとが一致す
るか否かを比較する手段と、その手段による比較の結果
を通知する手段を設けるとよい。
【0019】
【作用】この発明による電子ファイル装置は、画像デー
タを読み取り、その読み取られた画像データの実サイズ
を識別し、画像データの登録サイズを設定し、読み取っ
た画像データのサイズを登録サイズに合わせるための倍
率を算出し、その算出された倍率に基づいて画像データ
を実サイズから登録サイズに拡大又は縮小し、その拡大
又は縮小された画像データを登録し、その登録されてい
る画像データを検索するので、文書の画像データの実サ
イズが変わる度に登録サイズを設定し直さなくても自動
的に統一したサイズで登録することができる。
【0020】また、登録されている画像データに実サイ
ズ情報をしおり情報として付加し、検索された画像デー
タとその画像データに付加されているしおり情報とを合
わせて出力するようにすれば、文書の画像データを登録
した後でもその元のサイズを知ることができる。
【0021】さらに、画像データを実サイズと登録サイ
ズのいずれのサイズによって出力するかを選択し、実サ
イズで出力することが選択されたとき、出力対象の画像
データに付加されているしおり情報によって登録サイズ
から実サイズに戻すための倍率を算出し、その算出され
た倍率に基づいて画像登録手段に登録されている出力対
象の画像データを登録サイズから実サイズに拡大又は縮
小し、その拡大又は縮小された画像データを出力するよ
うにすれば、登録サイズで登録されている文書の画像デ
ータを自動的に元のサイズで出力することができる。
【0022】あるいは、読み取られた画像データを実サ
イズのまま記憶し、その記憶されている画像データの記
憶位置情報を登録サイズの画像データにしおり情報とし
て付加し、画像データを登録サイズと実サイズのいずれ
のサイズによって出力するかを選択し、実サイズで出力
することが選択されたとき、出力対象の画像データに付
加されているしおり情報に基づいて登録サイズの画像デ
ータを呼び出し、その呼び出された画像データを出力す
るようにすれば、文字つぶれ等の画像劣化の恐れのない
実サイズの画像を出力することができる。
【0023】あるいはまた、登録されている画像データ
に対する識別コードを生成し、その生成された識別コー
ドを登録サイズの画像データにしおり情報として付加
し、検索された画像データとその画像データに付加され
ているしおり情報とを合わせて出力するようにすれば、
画像データを文書毎に識別することができる。
【0024】さらに、出力されたしおり情報の識別コー
ドを読み取り、その読み取られた識別コードと登録サイ
ズの画像データに付加されているしおり情報の識別コー
ドとが一致するか否かを比較し、その比較の結果を通知
するようにすれば、原稿と登録した文書の画像データが
一致しているか否かを容易に知ることができる。
【0025】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図2はこの発明の一実施例である電子フ
ァイル装置の外観図、図1は図2に示す電子ファイル装
置の構成とその制御装置の内部構成とを示すブロック図
である。この電子ファイル装置は、キーボード(KB)
1,ポインティングデバイス(PD)2,ディスプレイ
(DP)3,プリンタ(PRN)4,外部記憶装置5,
イメージスキャナ(SCN)6,及び制御装置7からな
る。
【0026】また、制御装置7の内部は図1に示すよう
に、キー入出力制御部(KIO)10,ディスプレイ出
力制御部(DIO)11,プリンタ出力制御部(PI
O)12,外部記憶入出力制御部(MIO)13,イメ
ージ入力制御部(IIO)14,中央処理部(CPU)
15,メモリ(RAM)16,イメージ処理部(IP
U)17,イメージメモリ(IRAM)18,及びバス
19からなる。
【0027】まず、中央処理部15は装置全体を制御
し、キーボード1又はポインティングデバイス2によっ
てキー入出力制御部10を通して操作者からの指示を受
ける。メモリ16は内部記憶用のRAMであり、イメー
ジ入力制御部14はイメージ展開用のイメージメモリで
ある。イメージ処理部17はイメージ専用のCPUであ
ってイメージデータの拡大又は縮小等の変倍を行なう部
分である。
【0028】また、イメージスキャナ6とイメージ入力
制御部14によって制御装置7内にイメージデータを取
り込む。外部記憶装置5はイメージデータや検索データ
やしおり情報データ等を記憶し、外部記憶入出力制御部
13によって管理制御される。ディスプレイ出力制御部
11はディスプレイ3にデータやイメージを出力し、プ
リンタ出力制御部12はプリンタ4にデータやイメージ
の印刷を行なう。
【0029】次に、上述した各部についてさらに詳述す
る。キーボード1は各種の入力キーを備えた入力装置で
あり、操作者の操作情報を入力するためのものである。
ポインティングデバイス2はマウス等の位置情報の入力
装置であり、キーボード1と同様に操作者の操作情報を
入力するためのものである。
【0030】そして、このキーボード1及びポインティ
ングデバイス2によって、文書の画像データの登録サイ
ズを入力したり、文書の画像データを実サイズと登録サ
イズのいずれのサイズによって出力するかを選択したり
もする。
【0031】ディスプレイ3はCRTやLCD等の表示
装置であり、文書の画像や各種の作業画面や各種メッセ
ージ等を表示するためのものである。また、このディス
プレイ3は外部記憶装置5から検索された文書の登録サ
イズの画像とその画像に付加されているしおり情報とを
合わせて表示したり、実サイズに拡大又は縮小された文
書の画像を表示したりする。
【0032】さらに、このディスプレイ3は外部記憶装
置5に登録されている登録サイズの文書の画像を表示し
たり、外部記憶装置5に記憶されている実サイズの文書
の画像を表示したり、文書の画像の認識コードの比較結
果を通知したりする。プリンタ4はドットプリンタ,レ
ーザプリンタ,及びインクジェット式プリンタ等の印刷
装置であり、文書の画像を紙に印刷する。
【0033】外部記憶装置5はハードディスク装置,光
ディスク装置,及びフロッピディスク装置等のメモリで
あり、文書の画像データ(イメージデータ)を記憶して
登録する記憶媒体(DISK)51と、その記憶媒体5
1に登録されている文書の画像データの検索用データや
しおり情報のデータを記憶する記憶媒体(DISK)5
2を備えている。
【0034】イメージスキャナ6は画像読み取り装置で
あり、光学的に文書の画像データを読み取る。また、プ
リンタ6によって出力されたしおり情報の識別コードを
読み取る。キー入出力制御部10はキーボード1やポイ
ンティングデバイス2から入力された操作情報をCPU
15へ送る制御処理を行なう。
【0035】ディスプレイ出力制御部11はディスプレ
イ3に文書の画像データ(イメージデータ)や各種デー
タを表示させる制御処理を行なう。プリンタ出力制御部
12はプリンタ4に文書の画像データ(イメージデー
タ)や各種データを印刷させるための制御処理を行な
う。
【0036】外部記憶入出力制御部13は外部記憶装置
5に対して文書の画像データ(イメージデータ)やその
検索用データやしおり情報のデータを書き込んだり、又
は登録されている文書の画像データ等の各種のデータを
読み出すときの制御処理を行なう。イメージ入力制御部
14はイメージスキャナ6によって入力された文書の画
像データを取り込んでイメージメモリ18に送るための
制御処理を行なう。
【0037】中央処理部(以下「CPU」と略称する)
15はマイクロプロセッサであり、この装置全体の制御
処理を司ると共に、イメージスキャナ6によって読み取
った画像データの実サイズを識別する処理、キーボード
1又はポインティングデバイス2によって入力された画
像データの登録サイズを設定する処理、イメージスキャ
ナ6によって読み取った画像データのサイズを登録サイ
ズに合わせるための倍率を算出する処理を行なう。
【0038】また、このCPU15はイメージプロセッ
サ17によって拡大又は縮小された画像データを外部記
憶入出力制御部13を介して外部記憶装置5に登録する
処理、外部記憶入出力制御部13を介して外部記憶装置
5に登録されている画像データを検索する処理を行な
う。
【0039】さらに、外部記憶装置5に登録されている
画像データに実サイズ情報をしおり情報として付加する
処理、外部記憶入出力制御部13を介して外部記憶装置
5から検索された画像データとその画像データに付加さ
れているしおり情報とを合わせて出力するための処理を
も行なう。
【0040】また、キーボード1又はポインティングデ
バイス2によって画像データを実サイズで出力すること
が選択されたとき、出力対象の画像データに付加されて
いるしおり情報によって登録サイズから実サイズに戻す
ための倍率を算出する処理、イメージプロセッサ17に
よって拡大又は縮小された画像データを出力するための
処理も行なう。
【0041】さらに、イメージスキャナ6によって読み
取った画像データを実サイズのまま外部記憶入出力制御
部13を介して外部記憶装置5に記憶させるための処
理、その実サイズの画像データの記憶位置情報を外部記
憶装置5に登録されている登録サイズの画像データに対
してしおり情報として付加する処理もこのCPU15が
行なう。
【0042】また、このCPU15はキーボード1また
はポインティングデバイス2によって画像データを実サ
イズで出力することが選択されたとき、出力対象の画像
データに付加されているしおり情報に基づいて実サイズ
の画像データを呼び出すための処理や、その呼び出され
た実サイズの画像データを出力するための処理を行な
う。
【0043】さらにまた、外部記憶装置5に登録されて
いる文書の画像データに対する識別コードを生成する処
理、その生成された識別コードを登録サイズの画像デー
タにしおり情報として付加する処理、外部記憶入出力部
13を介して外部記憶装置5から検索された登録サイズ
の画像データとその画像データに付加されているしおり
情報とを合わせて出力するための処理も行なう。
【0044】そしてまた、イメージスキャナ6によって
読み取られた文書の識別コードと外部記憶装置5に登録
されている文書の画像データに付加されているしおり情
報の識別コードとが一致するか否かを比較する処理、そ
の比較結果を通知するための処理も行なう。
【0045】メモリ16はこのCPU15が各種の処理
を行なうときに使用する記憶領域である。イメージ処理
部17はイメージ専用のCPUであり、文書の画像デー
タの拡大又は縮小を行なう。また、このイメージ処理部
17はCPU15によって算出された倍率に基づいてイ
メージスキャナ6から読み取った画像データを実サイズ
から登録サイズに拡大又は縮小する処理を行なう。
【0046】さらに、このイメージ処理部17はCPU
15によって算出された倍率に基づいて外部記憶装置5
に登録されている出力対象の画像データを登録サイズか
ら実サイズに拡大又は縮小する処理を行なう。イメージ
メモリ18はイメージ処理部17がイメージデータに対
して拡大又は縮小処理等の処理を行なうときのイメージ
展開用のメモリであり、文書の画像データを展開する。
バス19は上記各部間で各種のデータを遣り取りするた
めの通信線である。
【0047】次に、この電子ファイル装置における文書
登録の処理について説明する。始めに、イメージスキャ
ナ6とイメージ入力制御部14によって文書の画像デー
タを読み取り、登録対象の画像データを装置内に取り込
み、その画像データをイメージメモリ18でイメージに
展開して格納する。
【0048】また、CPU15によってイメージスキャ
ナから6読み取った画像データの実サイズを識別し、そ
の画像データの登録サイズを設定して読み取った画像デ
ータのサイズを登録サイズに合わせるための倍率を算出
する。
【0049】その後、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいて、イメージメモリ1
8に格納されている画像データを実サイズから登録サイ
ズに拡大又は縮小し、CPU15がその拡大又は縮小さ
れた画像データを外部記憶入出力制御部13を介して外
部記憶装置5の記憶媒体51に書き込んで登録する。さ
らに文書の画像データを登録した後には、CPU15は
記憶媒体51に登録されている画像データの検索も行な
う。
【0050】次に、文書登録の際に文書の画像データを
実サイズから登録サイズに拡大又は縮小するための倍率
を算出するとき、参照テーブルを用いてその倍率を決定
する場合の処理について説明する。図3は実サイズの画
像データを登録サイズに合わせるための倍率を格納した
入力倍率(入力サイズ)設定テーブルのデータフォーマ
ットの一例を示す図である。
【0051】この入力倍率設定テーブルには、読み取っ
た文書の画像データの実サイズ「A5版」「B5版」
「A4版」「B4版」「A3版」をそれぞれ登録サイズ
「A4版」「B5版」に合わせるために変倍する倍率が
登録されている。例えば、実サイズ「A4版」の画像デ
ータを登録サイズ「B5版」の画像データに合わせるた
めの倍率「87%」が格納されている。
【0052】つまり、この入力倍率設定テーブルはサイ
ズ統一した場合の読み取りサイズに対応する倍率をパー
セントとした参照テーブルであり、統一サイズよりも大
きなサイズのみを縮小するようにパーセントが設定され
ている。そして、文書の画像データの実サイズと登録サ
イズとに合致するデータを登録の際に変倍するときの倍
率として決定する。
【0053】図4はある文書の画像を実サイズから登録
サイズに変倍した時の一例を示す図である。この場合、
文書の画像は入力時の実サイズがA4版であり、予め設
定されている登録サイズがB5版である。そして、図3
に示した入力倍率設定テーブルから倍率「87%」を決
定し、A4版の文書画像20のサイズを87%に縮小し
てB5版の文書画像21を文書として登録する。
【0054】図5は図3に示した入力倍率設定テーブル
を用いて文書の画像データを登録する処理を示すフロー
チャートである。まず、文書の画像データを記憶(登
録)する場合、イメージスキャナ6によって文書の画像
データを取り込むための画像入力処理を行ない、その画
像読み取り時の読み取りサイズの取得によって登録対象
の文書の画像データの実サイズを識別(判別)する。
【0055】その後、入力倍率設定テーブルを参照し、
識別された実サイズを登録サイズに合わせるための倍率
を決定して、その倍率が等倍の100%であるか否かを
判断し、100%なら読み取った画像データを等倍のま
ま記憶媒体51に記憶する画像記憶処理を行なってこの
処理を終了する。
【0056】また、倍率が100%以外の値であったら
登録対象の文書の画像データをその倍率に縮小する画像
変倍処理を行なって、その変倍後の画像データを記憶媒
体51に記憶する画像記憶処理を行ない、この処理を終
了する。
【0057】次に、この電子ファイル装置における文書
登録時に文書の画像データに対して実サイズ情報をしお
り情報として付加するときの処理について説明する。始
めに、イメージスキャナ6とイメージ入力制御部14に
よって文書の画像データを読み取り、登録対象の文書の
画像データを装置内に取り込む。
【0058】そして、その文書の画像データをイメージ
メモリ18でイメージに展開して格納し、CPU15が
その読み取った画像データの実サイズを識別して、その
画像データの登録サイズを設定し、その読み取った画像
データのサイズを登録サイズに合わせるための倍率を算
出する。
【0059】その後、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいて、イメージメモリ1
8に格納されている画像データを実サイズから登録サイ
ズに拡大又は縮小し、CPU15によってその拡大又は
縮小された画像データを外部記憶入出力制御部13を介
して外部記憶装置5の記憶媒体51に書き込んで登録す
る。
【0060】さらに、CPU15が記憶媒体51に登録
された文書の画像データに対して実サイズ情報をしおり
情報として付加し、そのしおり情報を外部記憶入出力制
御部13を介して記憶媒体52に書き込んで登録する。
【0061】図6は文書の画像データに付加されるしお
り情報のデータフォーマットの一例を示す図である。こ
のしおり情報は記憶媒体52に格納され、1ブロックに
読み取った文書の画像データの文書番号とページ番号と
元画像サイズ(実サイズ情報)を格納する。この場合
は、1ブロック目に、文書番号「0010」,ページ番
号「0001」,及び元画像サイズ「A3版」が格納さ
れている。
【0062】図7は文書の画像データの文書管理情報の
データフォーマットの一例を示す図である。この文書管
理情報は記憶媒体52に格納され、1エリアに文書の
「文書番号」と各ページの「登録画像サイズ」「圧縮方
式」「記憶ファイル名」「記憶ファイルサイズ」を格納
する。
【0063】その記憶ファイル名は、例えば最終ファイ
ルナンバに1を加えて決定するとよい。つまり、各ファ
イル名を「最終ファイルナンバ(No.)+1」とす
る。また、その記憶ファイル名を記憶媒体のセクタアド
レスによって表現するようにしてもよい。
【0064】次に、文書の画像データに実サイズ情報を
しおり情報として付加し、その画像データを文書登録す
る処理について説明する。図8はその処理を示すフロー
チャートである。まず、スキャナ6によって文書のイメ
ージを読み取り、登録すべき画像データを入力する。さ
らに、その読み取った文書の画像データの元画像サイズ
を取得し、その元画像サイズから実サイズを識別し、そ
の実サイズ情報を一時的に記憶する。
【0065】その後、サイズ統一の指示があるか否かを
判断して、サイズ統一によって文書の画像データを拡大
又は縮小する変倍処理をするか否かを判定し、サイズ統
一の指示がなければ読み取った文書の画像データをイメ
ージ登録する。このイメージ登録ではN文書のMページ
を記憶媒体のどの位置に記録したかを示す文書管理情報
も作成して記憶する。
【0066】また、サイズ統一の指示があれば、入力倍
率設定テーブルを参照して識別された実サイズを登録サ
イズに合わせるための倍率を決定し、その倍率が等倍の
100%であるか否かを判断して、100%なら読み取
った画像データを等倍のまま記憶媒体51にイメージ登
録する。このイメージ登録ではN文書のMページを等倍
後に記憶媒体のどの位置に記録したかを示す文書管理情
報をも作成して記憶する。
【0067】あるいは、倍率が100%以外の値であっ
たら読み取った画像データをその倍率に縮小する画像変
倍処理を行なって、その変倍後の画像データを記憶媒体
51にイメージ登録する。このイメージ登録ではN文書
のMページを変倍後に記憶媒体のどの位置に記録したか
を示す文書管理情報を作成して記憶する。
【0068】そして、イメージ登録の後、元画像サイズ
から識別した実サイズと文書管理情報を参照して得たデ
ータとによってしおり情報を作成し、そのしおり情報を
記憶装置5の記憶媒体52に書き込んで登録し、この処
理を終了する。
【0069】次に、この電子ファイル装置における文書
の画像データとそのしおり情報を合わせて出力するとき
の処理について説明する。CPU15によって外部記憶
入出力制御部13を介して外部記憶装置5の記憶媒体5
1から出力対象の文書の画像データを読み出し、記憶媒
体52からその画像データに付加されているしおり情報
を読み出す。
【0070】そして、CPU15によってディスプレイ
出力制御部11を介して、検索された画像データとその
画像データに付加されているしおり情報とを合わせてデ
ィスプレイ3に表示する。
【0071】図9は文書の画像データとそのしおり情報
とを合わせて表示する処理を示すフローチャートであ
る。N文書のMページ目を表示する場合、まず、文書管
理情報を参照して出力対象の文書の画像データの記憶位
置を判断し、記憶媒体51からその記憶位置に該当する
イメージデータを読み出して表示する。
【0072】さらに、文書管理情報の文書番号,ページ
番号,登録画像サイズ(登録サイズ)を読み出して表示
し、しおり情報から文書番号とページ番号をキーワード
にして検索を行ない、検索ヒットしたか否かを判断す
る。つまり、一致するしおり情報があるか否かを判断
し、ヒットしなければ一致する情報がないものとしてこ
の処理を終了するが、ヒットすれば一致したしおり情報
から元画像サイズ(実サイズ)を表示してこの処理を終
了する。
【0073】また、文書の画像データにしおり情報を付
加した後、その文書画像データとしおり情報とを合わせ
て出力する場合は、イメージスキャナ6とイメージ入力
制御部14によって文書の画像データを読み取り、登録
対象の文書の画像データを装置内に取り込み、その文書
の画像データをイメージメモリ18でイメージに展開し
て格納する。
【0074】そして、CPU15がその読み取った画像
データの実サイズを識別して、画像データの登録サイズ
を設定し、その読み取った画像データのサイズを登録サ
イズに合わせるための倍率を算出する。
【0075】その後、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいてイメージメモリ18
に格納されている文書の画像データを実サイズから登録
サイズに拡大又は縮小し、CPU15によってその拡大
又は縮小された画像データを外部記憶入出力制御部13
を介して外部記憶装置5の記憶媒体51に書き込んで登
録する。
【0076】さらに、CPU15は記憶媒体51に登録
された文書の画像データに対して実サイズ情報をしおり
情報として付加し、そのしおり情報を外部記憶入出力制
御部13を介して記憶媒体52に書き込んで登録する。
【0077】文書の画像データを登録した後、CPU1
5によって外部記憶入出力制御部13を介して外部記憶
装置5の記憶媒体51から出力対象の文書の画像データ
を読み出し、その画像データをイメージメモリ13に展
開して格納する。さらに、記憶媒体52からその文書の
画像データに付加されているしおり情報をも読み出し、
イメージメモリ13に展開して格納する。
【0078】そして、CPU15はイメージメモリ13
に格納されている文書の画像データとそのしおり情報と
を合わせてディスプレイ出力制御部11へおくり、ディ
スプレイ3に検索された画像データとその画像データに
付加されているしおり情報とを合わせて表示する。
【0079】図10は文書の画像としおり情報とを合わ
せて表示したときの一例を示す図である。この画面に
は、画像表示エリア25に検索指定された文書の画像デ
ータが表示されている。
【0080】また、しおり情報表示エリアの各エリア2
2,23,24に、それぞれ検索指定した文書の文書名
として登録した画像のタイトル「○○○○工程図」と、
その文書の全ページ数と表示しているページ数である画
像を文書として扱った場合の総ページ数とページ数「1
/40頁」と、その文書の登録サイズと表示しているペ
ージの実サイズ「A4縦←A3」とが表示されている。
【0081】次に、この電子ファイル装置における登録
文書の出力処理について説明する。始めに、キーボード
1又はポインティングデバイス2からの指示入力に応じ
て、CPU15は文書の画像データを実サイズと登録サ
イズのいずれのサイズによって出力するかを選択する。
【0082】そして、実サイズで出力することが選択さ
れたとき、CPU15は出力対象の画像データに付加さ
れているしおり情報によって登録サイズから実サイズに
戻すための倍率を算出し、外部記憶装置5の記憶媒体5
1から外部記憶入出力制御部13を介して出力対象の文
書の画像データを読み出し、その画像データをイメージ
メモリ18でイメージに展開して格納する。
【0083】その後、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいてイメージメモリ18
に格納されている出力対象の画像データを登録サイズか
ら実サイズに拡大又は縮小する。そして、CPU15は
ディスプレイ出力制御部11を介してディスプレイ3に
イメージ処理部17によって拡大又は縮小された画像デ
ータを表示する。
【0084】次に、文書の画像データを登録サイズから
実サイズに拡大又は縮小するための倍率を算出すると
き、参照テーブルを用いてその倍率を決定する場合の処
理について説明する。図11は登録サイズの画像データ
を実サイズに戻すための倍率を格納した出力倍率(出力
サイズ)設定テーブルのデータフォーマットの一例を示
す図である。
【0085】この出力倍率設定テーブルには、文書の画
像データの登録サイズ「A4版」「B5版」を文書の画
像データの実サイズ「A5版」「B5版」「A4版」
「B4版」「A3版」に戻すための倍率が登録されてい
る。例えば、登録サイズ「A4版」の画像データを実サ
イズ「B4版」の画像データに戻すための倍率「122
%」が格納されている。
【0086】つまり、この出力倍率設定テーブルはサイ
ズ統一した場合のしおり情報内の元画像サイズ(実サイ
ズ情報)に対応する倍率をパーセントとした参照テーブ
ルであり、統一サイズよりも大きなサイズのみを拡大す
るようにパーセントが設定されている。そして、文書の
画像データの登録サイズと実サイズとに合致するデータ
を出力の際に変倍するときの倍率に決定する。
【0087】図12はある登録文書の画像を登録サイズ
から実サイズに戻した時の一例を示す図である。この場
合、文書の画像は登録時の登録サイズがA4版であり、
入力時の実サイズがB4版である。そして、図11に示
した出力倍率設定テーブルから倍率「122%」を決定
し、A4版の文書画像26のサイズを122%に拡大し
てB4版の文書画像27を文書として出力する。
【0088】次に、図11に示した出力倍率設定テーブ
ルを用いて文書の画像データを登録サイズから実サイズ
に戻して出力する処理について説明する。図13はその
処理を示すフローチャートである。まず、記憶媒体51
から読み出した出力対象の文書の画像データをイメージ
メモリ18でイメージに展開する画像展開処理を行な
い、その画像データに付加されているしおり情報内の元
(画像)サイズを読み込み、その元サイズから実サイズ
を識別する。
【0089】その後、出力倍率設定テーブルを参照して
登録サイズを識別された実サイズに戻すための倍率を決
定し、その倍率が等倍の100%であるか否かを判断し
て、100%ならイメージメモリ18の画像データを等
倍のまま出力してこの処理を終了する。また、倍率が1
00%以外の値であったらイメージメモリ18の画像デ
ータをその倍率に拡大する画像変倍処理を行なって、そ
の変倍後の画像データを出力してこの処理を終了する。
【0090】次に、この電子ファイル装置における実サ
イズと登録サイズの画像データを文書登録する処理につ
いて説明する。始めに、イメージスキャナ6とイメージ
入力制御部14によって文書の画像データを読み取り、
登録対象の文書の画像データを装置内に取り込み、その
文書の画像データをイメージメモリ18で展開して格納
する。その後、CPU15が外部記憶入出力制御部13
を介してその画像データを外部記憶装置5の記憶媒体5
1に書き込んで登録する。
【0091】さらに、CPU15はイメージメモリ18
の読み取った画像データの実サイズを識別して、画像デ
ータの登録サイズを設定し、その読み取った画像データ
のサイズを登録サイズに合わせるための倍率を算出す
る。
【0092】その後、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいてイメージメモリ18
に格納されている文書の画像データを実サイズから登録
サイズに拡大又は縮小し、CPU15によってその拡大
又は縮小された画像データを外部記憶入出力制御部13
を介してその拡大又は縮小された画像データを外部記憶
装置5の記憶媒体51に書き込んで登録する。
【0093】さらに、CPU15によって記憶媒体51
に登録された登録サイズの文書の画像データに実サイズ
で記憶されている文書の画像データの記憶位置情報をし
おり情報として付加し、そのしおり情報を外部記憶入出
力制御部13を介して記憶媒体52に書き込んで登録す
る。
【0094】図14は登録サイズの画像データに付加さ
れる実サイズの画像データの記憶位置情報等からなるし
おり情報のデータフォーマットの一例を示す図である。
このしおり情報は記憶媒体52に格納され、1ブロック
に読み取った文書の画像データの文書番号とページ番号
と元画像サイズ(実サイズ情報)と共に、実サイズの文
書の画像データの記憶位置情報である元画像ファイル名
を格納する。
【0095】この場合は、1ブロック目に、文書番号
「0010」,ページ番号「0001」,元画像サイズ
「A3版」,元画像ファイル名「D101001.IM
G」が格納されている。つまり、しおり情報に元画像フ
ァイル名を付加し、文書の画像データを読み出す時に文
書管理情報を参照して読み出すかしおり情報を参照して
読みだすかを選択する。また、元画像ファイル名の代わ
りに記憶媒体のセクタアドレスを付加するようにしても
よい。
【0096】次に、この電子ファイル装置における実サ
イズと登録サイズの画像データを選択出力するときの各
部間の作用について説明する。始めに、キーボード1又
はポインティングデバイス2からの指示入力に応じて、
CPU15は実サイズと登録サイズのいずれのサイズの
文書の画像データを出力するかを選択する。
【0097】そして、実サイズの画像データを出力する
ことが選択されたとき、CPU15は出力対象の登録サ
イズの画像データに付加されているしおり情報に基づい
て、外部記憶入出力部13を介して外部記憶装置5の記
憶媒体51から実サイズの画像データを呼び出し、その
画像データをイメージメモリ18でイメージに展開して
格納して、ディスプレイ出力制御部11を介してイメー
ジメモリ18に格納されている実サイズの画像データを
ディスプレイ3に表示する。
【0098】次に、登録サイズ又は実サイズの文書の画
像データを選択出力する処理について説明する。図15
はその処理を示すフローチャートである。始めに、元画
像の呼び出しの判断によって、元画像を呼び出すか否か
を判断する。つまり、実サイズの画像と登録サイズの画
像のいずれを呼び出すかを判断する。
【0099】そして、元画像呼び出しなら元画像アドレ
ス取得によって、しおり情報から実サイズの画像データ
の記憶位置情報を得て、その記憶位置情報に基づく記憶
場所から実サイズの画像データを呼び出し、イメージメ
モリ18で画像(イメージ)展開して、その画像データ
による画像を出力してこの処理を終了する。
【0100】また、元画像呼び出しでなければ登録画像
アドレス取得によって、登録サイズの画像データの記憶
位置を得て、その記憶位置から登録サイズの画像データ
を呼び出し、イメージメモリ18で画像(イメージ)展
開して、その画像データによる画像を出力してこの処理
を終了する。
【0101】次に、実サイズと登録サイズの画像データ
を文書登録し、登録サイズ又は実サイズの文書の画像デ
ータを選択出力する処理について説明する。始めに、イ
メージスキャナ6とイメージ入力制御部14によって文
書の画像データを読み取り、登録対象の文書の画像デー
タを装置内に取り込み、その文書の画像データをイメー
ジメモリ18で展開して格納する。
【0102】その後、CPU15が外部記憶入出力制御
部13を介してその画像データを外部記憶装置5の記憶
媒体51に書き込んで登録する。さらに、CPU15は
イメージメモリ18の読み取った画像データの実サイズ
を識別して、画像データの登録サイズを設定し、その読
み取った画像データのサイズを登録サイズに合わせるた
めの倍率を算出する。
【0103】そして、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいてイメージメモリ18
に格納されている文書の画像データを実サイズから登録
サイズに拡大又は縮小し、CPU15によってその拡大
又は縮小された画像データを外部記憶入出力制御部13
を介してその拡大又は縮小された画像データを外部記憶
装置5の記憶媒体51に書き込んで登録する。
【0104】さらに、CPU15によって記憶媒体51
に登録された登録サイズの文書の画像データに実サイズ
で記憶されている文書の画像データの記憶位置情報をし
おり情報として付加し、そのしおり情報を外部記憶入出
力制御部13を介して記憶媒体52に書き込んで登録す
る。
【0105】次に、キーボード1又はポインティングデ
バイス2からの指示入力にしたがって、元画像の呼び出
しの判断によって元画像を呼び出すか否かを判断する。
つまり、実サイズの画像と登録サイズの画像のいずれを
呼び出すかを判断する。
【0106】そして、元画像呼び出しなら元画像アドレ
ス取得によって、しおり情報から実サイズの画像データ
の記憶位置情報を得て、その記憶位置情報に基づく記憶
場所から実サイズの画像データを呼び出し、イメージメ
モリ18で画像(イメージ)展開して、その画像データ
による画像を出力する。
【0107】また、元画像呼び出しでなければ登録画像
アドレス取得によって、登録サイズの画像データの記憶
位置を得て、その記憶位置から登録サイズの画像データ
を呼び出し、イメージメモリ18で画像(イメージ)展
開して、その画像データによる画像を出力する。
【0108】次に、文書登録時に登録サイズの画像デー
タにしおり情報として識別コードを付加する処理につい
て説明する。この処理では、CPU15が外部記憶装置
5の記憶媒体51に登録されている登録サイズの文書の
画像データに対する識別コードを生成し、その生成され
た識別コードを登録サイズの画像データにしおり情報と
して付加する。そして、そのしおり情報を外部記憶入出
力制御部13を介して記憶媒体52に書き込んで登録す
る。
【0109】図16は登録サイズの文書の画像データに
付加される識別コード等のしおり情報のデータフォーマ
ットの一例を示す図である。このしおり情報は記憶媒体
52に格納され、1ブロックに読み取った文書の画像デ
ータの文書番号とページ番号と元画像サイズ(実サイズ
情報)と識別コードを格納している。
【0110】この場合は、1ブロック目に、文書番号
「0259」,ページ番号「0621」,元画像サイズ
「A3版」,識別コード「H−1z043091」が格
納されている。この識別コードは記憶年月日,記憶媒体
番号,装置番号,文書番号等から作成される。
【0111】次に、文書の画像データに識別コードをし
おり情報として付加し、その画像データを文書登録する
処理について説明する。図17はその処理を示すフロー
チャートである。まず、スキャナ6によって文書のイメ
ージを読み取り、登録すべき画像データを入力する。そ
して、その装置番号,媒体番号,文書番号,ページ番号
から識別コードを生成する。
【0112】さらに、その読み取った文書の画像データ
の元画像サイズを取得し、その元画像サイズから実サイ
ズを識別し、その実サイズ情報を一時的に記憶する。そ
の後、サイズ統一の指示があるか否かを判断して、サイ
ズ統一によって文書の画像データを拡大又は縮小する変
倍処理をするか否かを判定する。
【0113】そして、サイズ統一の指示がなければ読み
取った文書の画像データをイメージ登録する。このイメ
ージ登録ではN文書のMページを記憶媒体のどの位置に
記録したかを示す文書管理情報も作成して記憶する。
【0114】また、サイズ統一の指示があれば、入力倍
率設定テーブルを参照することによって識別された実サ
イズを登録サイズに合わせるための倍率を決定し、その
倍率が等倍の100%であるか否かを判断して、100
%なら読み取った画像データを等倍のまま記憶媒体51
にイメージ登録する。このイメージ登録ではN文書のM
ページを等倍後に記憶媒体のどの位置に記録したかを示
す文書管理情報も作成して記憶する。
【0115】あるいは、倍率が100%以外の値であっ
たら読み取った画像データをその倍率に縮小する画像変
倍処理を行なって、その変倍後の画像データを記憶媒体
51にイメージ登録する。このイメージ登録ではN文書
のMページを変倍後に記憶媒体のどの位置に記録したか
を示す文書管理情報を作成して記憶する。
【0116】そして、イメージ登録の後、元画像サイズ
から識別した実サイズと文書管理情報を参照して得たデ
ータと、生成された識別コードとによってしおり情報を
作成し、そのしおり情報を記憶装置5の記憶媒体52に
書き込んで登録し、この処理を終了する。
【0117】次に、この電子ファイル装置における文書
の画像データとそのしおり情報を合わせて出力する処理
について説明する。CPU15によって外部記憶入出力
制御部13を介して外部記憶装置5の記憶媒体51から
出力対象の文書の画像データを読み出し、記憶媒体52
からその画像データに付加されているしおり情報を読み
出す。
【0118】そして、CPU15によってディスプレイ
出力制御部11を介して、検索された画像データとその
画像データに付加されているしおり情報とを合わせてデ
ィスプレイ3に表示する。
【0119】図18は文書の画像データとその識別コー
ド等のしおり情報とを合わせて表示する処理を示すフロ
ーチャートである。始めに、N文書のMページ目を表示
する場合、まず、文書管理情報を参照して出力対象の文
書の画像データの記憶位置を判断し、記憶媒体51から
その記憶位置に該当するイメージデータを読み出して表
示する。
【0120】さらに、文書管理情報の文書番号,ページ
番号,登録画像サイズ(登録サイズ)を読み出して表示
し、しおり情報から文書番号とページ番号をキーワード
にして検索を行ない、検索ヒットしたか否かを判断す
る。つまり、一致するしおり情報があるか否かを判断
し、ヒットしなければ一致する情報がないものとしてこ
の処理を終了する。あるいは、ヒットすれば一致したし
おり情報から元画像サイズ(実サイズ)と識別コードと
を表示してこの処理を終了する。
【0121】また、文書の画像データにしおり情報を付
加した後、その文書画像データとしおり情報とを合わせ
て出力する場合は、イメージスキャナ6とイメージ入力
制御部14によって文書の画像データを読み取り、登録
対象の文書の画像データを装置内に取り込み、その文書
の画像データをイメージメモリ18でイメージに展開し
て格納する。
【0122】そして、CPU15は読み取った画像デー
タに対する識別コードを生成する。さらに、CPU15
はその読み取った画像データの実サイズを識別して、画
像データの登録サイズを設定し、その読み取った画像デ
ータのサイズを登録サイズに合わせるための倍率を算出
する。
【0123】その後、イメージ処理部17がCPU15
によって算出された倍率に基づいてイメージメモリ18
に格納されている文書の画像データを実サイズから登録
サイズに拡大又は縮小し、CPU15によってその拡大
又は縮小された画像データを外部記憶入出力制御部13
を介して外部記憶装置5の記憶媒体51に書き込んで登
録する。
【0124】そして、CPU15は記憶媒体51に登録
された文書の画像データに対して識別コード等をしおり
情報として付加し、そのしおり情報を外部記憶入出力制
御部13を介して記憶媒体52に書き込んで登録する。
【0125】文書の画像データを登録した後、CPU1
5によって外部記憶入出力制御部13を介して外部記憶
装置5の記憶媒体51から出力対象の文書の画像データ
を読み出し、その画像データをイメージメモリ13に展
開して格納する。さらに、記憶媒体52からその文書の
画像データに付加されているしおり情報をも読み出し、
イメージメモリ13に展開して格納する。
【0126】そして、CPU15はイメージメモリ13
に格納されている文書の画像データとそのしおり情報と
を合わせてディスプレイ出力制御部11へ送り、ディス
プレイ3に検索された画像データとその画像データに付
加されているしおり情報とを合わせて表示する。
【0127】図19は文書の画像と識別コード等のしお
り情報とを合わせて表示したときの一例を示す図であ
る。この画面には、画像表示エリア25に検索指定され
た文書の画像データが表示されている。
【0128】また、しおり情報表示エリアの各エリア2
2,23,24,28に、それぞれ検索指定した文書の
文書名として登録した画像のタイトル「○○○○工程
図」と、その文書の全ページ数と表示しているページ数
である画像を文書として扱った場合の総ページ数とペー
ジ数「1/40頁」と、その文書の登録サイズと表示し
ているページの実サイズ「A4縦←A3」と、この画像
データに対する識別コード「Ib04BazQ1C」が
表示されている。
【0129】次に、文書の画像データに識別コードをし
おり情報として付加してその画像データを文書登録し、
その文書の画像データとそのしおり情報を合わせて出力
するの処理について説明する。まず、スキャナ6によっ
て文書のイメージを読み取り、登録すべき画像データを
入力する。そして、その装置番号,媒体番号,文書番
号,ページ番号から識別コードを生成する。
【0130】さらに、その読み取った文書の画像データ
の元画像サイズを取得し、その元画像サイズから実サイ
ズを識別し、その実サイズ情報を一時的に記憶する。そ
の後、サイズ統一の指示があるか否かを判断して、サイ
ズ統一によって文書の画像データを拡大又は縮小する変
倍処理をするか否かを判定する。
【0131】そして、サイズ統一の指示がなければ読み
取った文書の画像データをイメージ登録する。このイメ
ージ登録ではN文書のMページを記憶媒体のどの位置に
記録したかを示す文書管理情報も作成して記憶する。
【0132】また、サイズ統一の指示があれば、入力倍
率設定テーブルを参照することによって識別された実サ
イズを登録サイズに合わせるための倍率を決定し、その
倍率が等倍の100%であるか否かを判断して、100
%なら読み取った画像データを等倍のまま記憶媒体51
にイメージ登録する。このイメージ登録ではN文書のM
ページを等倍後に記憶媒体のどの位置に記録したかを示
す文書管理情報も作成して記憶する。
【0133】あるいは、倍率が100%以外の値であっ
たら読み取った画像データをその倍率に縮小する画像変
倍処理を行なって、その変倍後の画像データを記憶媒体
51にイメージ登録する。このイメージ登録ではN文書
のMページを変倍後に記憶媒体のどの位置に記録したか
を示す文書管理情報を作成して記憶する。
【0134】そして、イメージ登録の後、元画像サイズ
から識別した実サイズと文書管理情報を参照して得たデ
ータと、生成された識別コードとによってしおり情報を
作成し、そのしおり情報を記憶装置5の記憶媒体52に
書き込んで登録する。
【0135】次に、CPU15によって外部記憶入出力
制御部13を介して外部記憶装置5の記憶媒体51から
出力対象の文書の画像データを読み出し、記憶媒体52
からその画像データに付加されているしおり情報を読み
出して、ディスプレイ出力制御部11を介して、検索さ
れた画像データとその画像データに付加されているしお
り情報とを合わせてディスプレイ3に表示する。
【0136】次に、ユニークな識別コードを生成する一
例について説明する。まず、システムファイル(又はR
OM)に付加する装置番号と、装置で処理する記憶媒体
に最初に採番して記憶する記憶媒体番号と、記憶してい
く文書に連続して採番する文書番号・ページ番号とを装
置(システム)単位で採番して、これらの番号を組み合
わせて識別コードを作成する。
【0137】図20はある装置の装置番号等のデータの
フォーマットの一例を示す図であり、その装置番号,記
憶媒体番号,及び文書番号・ページ番号を基にして、そ
れぞれ装置,記憶媒体,及びイメージを識別することが
できる。つまり、これらの番号は装置毎に固有の番号で
ある。
【0138】例えば、装置から採番した各番号がそれぞ
れ、装置番号「1150」記憶媒体番号「012
5」文書・ページ番号「0259・0621」の場
合、これらの各番号をそのまま接続した数字列「115
0012502590621」を識別コードとする。
【0139】また、上記の採番した各番号を「0〜9,
a〜z,A〜Z,!,?」の64文字からなる64進数
に変換して接続するようにしてもよい。図21は上記6
4文字の64進数の値を格納したテーブルのデータフォ
ーマットの一例を示す図である。このテーブルは予めC
PU15内に登録するようにしてもよい。
【0140】例えば、装置番号,記憶媒体番号の上限を
それぞれ「3000」とし、文書番号・ページ番号の上
限をそれぞれ「9999」として、2桁,2桁,3桁,
3桁の合計10桁の記号(又は文字,数字)を識別コー
ドにする。すると、上記の装置番号「1150」から
「H−」、記憶媒体番号「0125」から「1z」、文
書番号「0259」から「043」、ページ番号「06
21」から「0621」とし、識別コード「H−1z0
4309j」を生成する。
【0141】図22は64進数による識別コードの生成
処理を示すフローチャートである。始めに、装置番号の
取得で装置番号をシステムファイル(又はROM)から
得て、その得られたデータを64進化し、図21に示し
たテーブルを参照して得られた記号(又は文字,数字)
を識別コードの上位1〜2桁にセットする。
【0142】さらに、記憶媒体番号の取得で記憶媒体番
号を記憶媒体から得て、その得られたデータを64進化
し、図21に示したテーブルを参照して得られた記号
(又は文字,数字)を識別コードの上位3〜4桁にセッ
トする。さらにまた、文書番号の取得で文書管理情報か
ら文書番号を得て、その得られたデータを64進化し、
図21に示したテーブル参照して得られた記号(又は文
字,数字)を識別コードの上位5〜7桁にセットする。
【0143】そしてまた、ページ番号の取得で文書管理
情報からページ番号を得て、その得られたデータを64
進化し、図21に示したテーブルを参照して得られた記
号(又は文字,数字)を識別コードの上位8〜10桁に
セットしてこの処理を終了する。
【0144】図23は識別コードの印刷例を示す図であ
り、上述した処理によって登録画像にしおり情報として
付加された識別コードをプリンタ4によって紙に印刷す
る。この印刷された識別コードを原稿に添付して検索を
行なうようにしてもよい。
【0145】次に、この電子ファイル装置における登録
画像のチェックの処理について説明する。この処理は、
印刷された識別コードをイメージとして読み込み、その
イメージをOCR等の文字認識手段によってコードに直
して、そのコードとしおり情報内の識別コードとを比較
し、原稿と登録画像が一致しているか否かの整合性をと
るものである。なお、この処理の際には、図2では示さ
なかったが電子ファイル装置に備わるスピーカを使用す
る。
【0146】まず、プリンタ4によって印刷されたしお
り情報の識別コードをスキャナ6によって読み取る。一
方、CPU15は記憶媒体51に登録されている登録サ
イズの画像データに付加されているしおり情報の識別コ
ードを記憶媒体52から読み出す。
【0147】その後、CPU15は記憶媒体52から読
み出した識別コードとスキャナ6から入力された識別コ
ードとが一致するか否かを比較する。そして、それらが
一致したか否かを示す比較の結果をディスプレイ3に表
示したり、制御装置7に備わるスピーカによって音声を
発したりして通知する。
【0148】図24は原稿と登録画像の整合性チェック
の処理を示すフローチャートである。始めに、原稿コー
ド読み取りで原稿に付加された識別コードをOCRで読
み込み、そのイメージから原稿コードを作成する。その
後、識別コード取得でイメージのしおり情報から識別コ
ードを取得する。
【0149】次に、コード比較によって原稿コードと識
別コードを比較し、原稿コード=識別コードの場合、つ
まり、原稿コードと識別コードが一致したら音声又は表
示によって一致したことを知らせる。また、原稿コード
≠識別コードの場合、つまり、原稿コードと識別コード
が一致したらエラー音声又はエラー表示によって不一致
であることを知らせてこの処理を終了する。
【0150】なお、識別コードを文字,数字,記号等の
情報ではなく、バーコードにして印刷してもよい。その
場合、印刷されたバーコードを読み取るためのバーコー
ドリーダを装置に設けるようにする。
【0151】次に、この実施例の電子ファイル装置の効
果を列挙する。 (1)異なるサイズの画像を統一したサイズで登録する
場合、読み込んだ画像データのサイズと設定されたサイ
ズから自動的に拡大又は縮小倍率を決定するので、作業
者は用紙毎に倍率設定をしなくて済む。
【0152】(2)入力した画像データを統一サイズに
拡大又は縮小し、そのサイズを変えて登録しても、入力
時の元のサイズである実サイズの情報が手間なく得られ
るので、登録後に原稿における画像の実際の大きさを容
易に把握することができる。
【0153】(3)登録されている画像データを元のサ
イズまで自動的に拡大又は縮小して出力するので、統一
サイズに拡大又は縮小して登録された画像データを元の
サイズで表示又は印刷したい場合、その操作が簡略化さ
せることができる。
【0154】(4)入力時のサイズの画像データを別に
記憶するので、画像データを縮小して登録した場合、そ
の縮小処理によって画像劣化が生じても、画像劣化のな
い元の画像データを得ることができる。
【0155】(5)ユニークな識別コードを印刷して原
稿を管理するので、画像データを縮小して登録した場
合、その縮小処理によって画像劣化が生じても、原稿の
検索を容易に行なえる。
【0156】(6)原稿に付加した識別コードと画像デ
ータに付加した識別コードが一致するか否かを判別して
その結果を通知するので、原稿と画像データの整合性を
容易に確認することができる。
【0157】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子ファイル装置によれば、読み取った画像データの
実サイズを識別し、その実サイズを登録サイズに合わせ
るための倍率を算出して、その倍率に基づいて画像デー
タを実サイズから登録サイズに拡大又は縮小して登録
し、その登録されている画像データを検索するので、作
業者は文書の画像データの実サイズが変わる度に登録サ
イズを設定し直さなくて済む。
【0158】また、画像データに実サイズ情報をしおり
情報として付加し、画像検索時に検索された画像データ
とその画像データに付加されているしおり情報とを合わ
せて出力するようにすれば、作業者は登録されている画
像の元のサイズを容易に知ることができる。
【0159】さらに、登録画像を実サイズで出力するこ
とが選択されたとき、出力対象の画像データに付加され
ているしおり情報によって登録サイズから実サイズに戻
すための倍率を算出し、その算出された倍率に基づいて
画像データを登録サイズから実サイズに拡大又は縮小し
て出力するようにすれば、作業者は選択操作のみで元の
サイズの画像を容易に得ることができる。
【0160】あるいは、読み取った画像データを実サイ
ズのまま記憶し、その画像データの記憶位置情報を登録
サイズの画像データにしおり情報として付加して、登録
画像を実サイズで出力することが選択されたとき、出力
対象の画像データに付加されているしおり情報に基づい
て登録サイズの画像データを呼び出して出力するように
すれば、作業者は画像劣化のない実サイズの画像を容易
に得られる。
【0161】あるいはまた、識別コードを生成して登録
サイズの画像データにしおり情報として付加し、登録画
像の検索時に検索された画像データとその画像データに
付加されているしおり情報とを合わせて出力するように
すれば、作業者は手間なく登録画像を識別することがで
きる。
【0162】さらに、出力されたしおり情報の識別コー
ドを読み取って登録サイズの画像データに付加されてい
るしおり情報の識別コードと一致するか否かを比較し、
その比較の結果を通知するようにすれば、作業者は原稿
と登録した文書の画像データが一致しているか否かを容
易に確認することができる。
【0163】したがって、各種の画像データを文書とし
て検索可能に登録する電子ファイル装置において、文書
の画像データを統一したサイズで登録する際の操作性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の電子ファイル装置の構成とその制御装置
の内部構成とを示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例である電子ファイル装置の
外観図である。
【図3】実サイズの画像データを登録サイズに合わせる
ための倍率を格納した入力倍率設定テーブルのデータフ
ォーマットの一例を示す図である。
【図4】ある文書の画像を実サイズから登録サイズに変
倍した時の一例を示す図である。
【図5】図3の入力倍率設定テーブルを用いて文書の画
像データを登録する処理を示すフローチャートである。
【図6】文書の画像データに付加されるしおり情報のデ
ータフォーマットの一例を示す図である。
【図7】文書の画像データの文書管理情報のデータフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図8】文書の画像データに実サイズ情報をしおり情報
として付加してその画像データを文書登録する処理を示
すフローチャートである。
【図9】文書の画像データとそのしおり情報とを合わせ
て表示する処理を示すフローチャートである。
【図10】文書の画像としおり情報とを合わせて表示し
たときの一例を示す図である。
【図11】登録サイズの画像データを実サイズに戻すた
めの倍率を格納した出力倍率設定テーブルのデータフォ
ーマットの一例を示す図である。
【図12】ある登録文書の画像を登録サイズから実サイ
ズに戻した時の一例を示す図である。
【図13】図11の出力倍率設定テーブルを用いて文書
の画像データを登録サイズから実サイズに戻して出力す
る処理を示すフローチャートである。
【図14】登録サイズの画像データに付加される実サイ
ズの画像データの記憶位置情報等からなるしおり情報の
データフォーマットの一例を示す図である。
【図15】登録サイズ又は実サイズの文書の画像データ
を選択出力する処理を示すフローチャートである。
【図16】登録サイズの文書の画像データに付加される
識別コード等のしおり情報のデータフォーマットの一例
を示す図である。
【図17】文書の画像データに識別コードをしおり情報
として付加してその画像データを文書登録する処理を示
すフローチャートである。
【図18】文書の画像データとその識別コード等のしお
り情報とを合わせて表示する処理を示すフローチャート
である。
【図19】文書の画像と識別コード等のしおり情報とを
合わせて表示したときの一例を示す図である。
【図20】ある装置の装置番号等のデータのフォーマッ
トの一例を示す図であり、
【図21】64文字の64進数の値を格納したテーブル
のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図22】64進数による識別コードの生成処理を示す
フローチャートである。
【図23】識別コードを印刷したときの一例を示す図で
ある。
【図24】原稿と登録画像の整合性チェックの処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キーボード(KB) 2 ポインティングデバイス(PD) 3 ディス
プレイ(DP) 4 プリンタ(PRN) 5 外部記
憶装置 51,52 記憶媒体 6 イメージスキャナ(SCN) 7 制御装
置 10 キー入出力制御部(KIO) 11 ディスプレイ出力制御部(DIO) 12 プリンタ出力制御部(PIO) 13 外部記憶入出力制御部(MIO) 14 イメージ入力制御部(IIO) 15 中央
処理部(CPU) 16 メモリ(RAM) 17 イメージ処理部(I
PU) 18 イメージメモリ(IRAM) 19 バス 20,21 文書画像 22,23,24,26,27,28 しおり情報の各
表示エリア 25 画像表示エリア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを読み取る手段と、該手段に
    よって読み取られた画像データの実サイズを識別する手
    段と、画像データの登録サイズを設定する手段と、前記
    読み取った画像データのサイズを前記登録サイズに合わ
    せるための倍率を算出する手段と、該手段によって算出
    された倍率に基づいて前記画像データを実サイズから前
    記登録サイズに拡大又は縮小する手段と、該手段によっ
    て拡大又は縮小された画像データを登録する画像登録手
    段と、該手段に登録されている画像データを検索する画
    像検索手段とを備えたことを特徴とする電子ファイル装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子ファイル装置におい
    て、前記画像登録手段に登録されている画像データに実
    サイズ情報をしおり情報として付加する手段と、前記画
    像検索手段によって検索された画像データと該画像デー
    タに付加されているしおり情報とを合わせて出力する手
    段とを設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子ファイル装置におい
    て、画像データを実サイズと登録サイズのいずれのサイ
    ズによって出力するかを選択する手段と、該手段によっ
    て実サイズで出力することが選択されたとき、出力対象
    の画像データに付加されているしおり情報によって登録
    サイズから実サイズに戻すための倍率を算出する手段
    と、該手段によって算出された倍率に基づいて前記画像
    登録手段に登録されている出力対象の画像データを登録
    サイズから実サイズに拡大又は縮小する手段と、該手段
    によって拡大又は縮小された画像データを出力する手段
    とを設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子ファイル装置におい
    て、前記画像読み取り手段によって読み取られた画像デ
    ータを実サイズのまま記憶する読み取り画像記憶手段
    と、該手段に記憶されている画像データの記憶位置情報
    を前記画像登録手段に登録されている登録サイズの画像
    データにしおり情報として付加する手段と、画像データ
    を登録サイズと実サイズのいずれのサイズによって出力
    するかを選択する手段と、該手段によって実サイズで出
    力することが選択されたとき、出力対象の画像データに
    付加されているしおり情報に基づいて前記読み取り画像
    記憶手段に記憶されている画像データを呼び出す手段
    と、該手段によって呼び出された画像データを出力する
    手段とを設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子ファイル装置におい
    て、前記画像登録手段に登録されている画像データに対
    する識別コードを生成する手段と、該手段によって生成
    された識別コードを前記画像データにしおり情報として
    付加する手段と、前記画像検索手段によって検索された
    画像データと該画像データに付加されているしおり情報
    とを合わせて出力する手段とを設けたことを特徴とする
    電子ファイル装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子ファイル装置におい
    て、前記出力されたしおり情報の識別コードを読み取る
    手段と、該手段によって読み取られた識別コードと前記
    画像登録手段に登録されている画像データに付加されて
    いるしおり情報の識別コードとが一致するか否かを比較
    する手段と、該手段による比較の結果を通知する手段と
    を設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
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