JPH06187160A - メンバーシップ関数のチューニング装置 - Google Patents

メンバーシップ関数のチューニング装置

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JPH06187160A
JPH06187160A JP4354220A JP35422092A JPH06187160A JP H06187160 A JPH06187160 A JP H06187160A JP 4354220 A JP4354220 A JP 4354220A JP 35422092 A JP35422092 A JP 35422092A JP H06187160 A JPH06187160 A JP H06187160A
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JP
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tuning
membership function
conclusion
function
conclusion membership
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JP4354220A
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English (en)
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Satoshi Otsuki
聡 大槻
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
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    • G06N7/02Computing arrangements based on specific mathematical models using fuzzy logic
    • G06N7/023Learning or tuning the parameters of a fuzzy system
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メンバーシップ関数のチューニング装置に関
し、学習データごとに個別的に、短時間に結論メンバー
シップ関数を自動チューニングできるようにした、メン
バーシップ関数のチューニング装置を提供することを目
的とする。 【構成】 結論メンバーシップ関数にシングルトンを用
いたファジイ推論の出力結果と当該入力値に対する出力
期待値との差を演算する誤差演算部62、当該推論のデ
ファジイ演算における全結論メンバーシップ関数の高さ
の総和に占める各結論メンバーシップ関数の高さの割合
に比例する距離を演算する乗算器61、上記偏差演算手
段と距離演算手段との演算結果とに基づいて結論メンバ
ーシップ関数の位置を演算する加算器65とを備える構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファジイ推論装置に係
り、特にメンバーシップ関数を自動チューニングするメ
ンバーシップ関数のチューニング装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ファジイ推論装置は、あいまいな情報を
利用して推論を行う装置であり、その推論は複数のプロ
ダクション・ルール(以下、単にルールという。)にし
たがって行われる。
【0003】ルールの中でも代表的なものは、if〜t
hen…ルールと呼ばれるものであり、1つのルールが
条件文(if文)と結論文(then文)とで構成され
ている。if文は1つまたは2つ以上の条件で構成さ
れ、複数の条件はANDで結合される。また、then
文は1つの結論で構成される。
【0004】例えば、条件が1つである場合には、
【0005】
【数1】if Aisα then Xisγ
【0006】というように表され、条件が2つの場合に
は、
【0007】
【数2】 if (Aisα)and(Bisβ) then Xisγ
【0008】というように表される。
【0009】上記各式において、A,Bは入力変数、X
は出力変数、α,β,γはメンバーシップ関数とそれぞ
れ呼ばれ、必要があれば、α,βを条件メンバーシップ
関数、γを結論メンバーシップ関数と呼んで区別する。
また、数式1におけるAisα、数式2における(Ai
sα),(Bisβ)が条件であり、条件文はこれらの
条件で構成される文、すなわち、数式1においてはAi
sα、数式2においては(Aisα) and (Bis
β)である。また、結論を構成する文、すなわち、上記
各式におけるXisγは結論文である。
【0010】ここで、入力変数、出力変数は普通の数値
(最も広義には実数)であり、メンバーシップ関数と区
別するときには、シングルトンと呼ぶ。
【0011】本発明が対象とするのは、結論メンバーシ
ップ関数γに普通の数値(シングルトン)を用いた推論
法であり、一般に簡略化法と呼ばれている。この場合、
結論メンバーシップ関数は、シングルトンであるが、本
明細書においては、その役割表現の便宜上、結論メンバ
ーシップ関数と呼ぶことにする。
【0012】ファジイ推論装置は上記の様なルールを複
数集めた推論規則に従って推論を実行するが、その推論
方法の中に簡略化法とよばれる推論方法がある。この簡
略化法によるファジイ推論は、一般に、グレード演算、
MIN−MAX演算及びデファジイ演算により実現され
る。
【0013】ここで、グレード演算とは各ルールの各条
件文中の条件が事実(入力値)にマッチングする度合い
(以下グレード)を求める処理であり、メンバーシップ
関数のメンバーシップ値を求める演算またはテーブル・
ルック・アップ等で実現される。
【0014】また、MIN−MAX演算のうち、MIN
演算は各ルールの条件文が事実にマッチングする度合い
(以下適合度)を求める処理であり、上記グレードMI
N演算によって実現される。一方、MAX演算は各ルー
ルの総括文が推論結果へ貢献する度合い(以下貢献度)
を求める処理であり、同一結論文を持つルールが複数存
在するときには、上記適合度のMAX演算として、又1
つしか存在しない時は上記適合度そのものとして実現さ
れる。
【0015】また、デファジイ演算は結論文のメンバー
シップ関数の値(以下、メンバーシップ関数の位置とも
呼ぶ)の当該貢献度(以下、メンバーシップ関数の高さ
とも呼ぶ)を重みとした加重平均によって推論結果を得
る処理である。
【0016】これらのファジイ推論を実行するにあたっ
ては、まず、ルール及びメンバーシップ関数を決定する
ことが必要である。一般的には、システム構築者(以下
ユーザーと呼ぶ)がこれらをまず、経験的或いは感覚的
直感によって作成する。このことはファジイ制御の本質
的なことであり、人間の経験・感覚に沿うように、シス
テムの大まかな動作を即座に記述できる。しかしなが
ら、現実には、これだけでは充分でなくルール及びメン
バーシップ関数のチューニング、すなわち、最適化処理
を行わないと実用に耐え得ない。ところが、ファジイ推
論のメンバーシップ関数は入力値、出力結果についての
非線形の関数であるためチューニングを行う定量的な手
法はなく、もっぱらユーザーの試行錯誤によりこれを行
っているのが現状である。
【0017】簡略化法は、結論メンバーシップ関数がシ
ングルトンであるため、従来の方法に比べて、メンバー
シップ関数のチューニングの労力が軽減される。しかし
ながら、結論メンバーシップ関数がシングルトンであっ
ても、その決定はやはり試行錯誤による必要があり、困
難を伴う。更に、条件メンバーシップ関数またはルール
を修正する度ごとに結論メンバーシップ関数を修正する
必要があることがデータの作成の困難さを増している。
【0018】これらの問題を解決する手段として、例え
ば、特開平2−105901号公報に開示されているフ
ァジイチューニング装置(以下、従来例1という。)で
は、入出力データに基づいて適合度を求め、適合度と入
出力データとに基づいて連立方程式を解くか、適合度の
最小2乗が得られる関数を求めるかして、シングルトン
からなる結論メンバーシップ関数を得る手段が提案され
ている。
【0019】また、特開平4−85603号公報に開示
されているファジイチューニング装置(以下、従来例2
という。)では、制御対象から得られる観測値から制御
応答の特徴量を演算し、この特徴量から制御性の良さを
評価する評価値を求めるか、制御対象から得られる観測
値から所定の計算式を用いて制御性の良さを評価する評
価値を求めるかして、この評価値を用いて最適化アルゴ
リズムによって演算を行い、この最適化アルゴリズムに
よる演算の演算結果を用いてメンバーシップ関数の探索
演算を行い、最適化アルゴリズム演算の演算結果及び探
索制御部の演算結果に応じて結論メンバーシップ関数を
得る手段が提案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来例1のうち、適合
度と入出力データとに基づいて連立方程式の解を求める
場合は、ある推論規則に関与する入出力データの組数と
ルールの数とが等しい場合には実数値を求めることがで
きるが、入出力データの組数がルールの数よりも少ない
場合には連立方程式を解くことができず、入出力データ
の組数がルールの数よりも多い場合には幾つかの入出力
データが無視されることになるという問題がある。
【0021】また、従来例1のうち、適合度の最小2乗
を求める場合には、入出力データの組数がルールの数よ
りも多い場合に適用できるが、入出力データの組数がル
ールの数と同数以下の時には適用できないという問題が
ある。
【0022】更に、従来例2の手段はいずれも動作が複
雑であり、したがって、構成も複雑になるので、装置全
体が大型で高価になる上、動作時間が長くなるという問
題がある。
【0023】ところで、簡略化法においてはグレード演
算、MIN−MAX演算は一般に非線型演算であるが、
デファジイ演算は線型であり、かつ演算の入力及び演算
の出力期待値を完全に把握できる。
【0024】また、ファジイ推論の特性を決定する要因
は条件メンバーシップ関数、ルール及び結論メンバーシ
ップ関数の三つである。ここで、条件メンバーシップ関
数およびルールが適当に或いは充分に妥当なものである
と仮定すれば、n個の入力がある場合、ファジイ推論の
入力値Din={Din1 ,Din2 ,…,Dinn }から即座
にデファジイ演算の入力の1つである貢献度h=
{h1 ,h2,…,hm }を知ることができる。なお、m
は結論メンバーシップ関数の数である。
【0025】ファジイ推論の出力期待値DEXP はデファ
ジイ演算の出力期待値でもあり、デファジイ演算は加重
平均の演算であり線型であることより、もう一方のデフ
ァジイ入力である結論メンバーシップ関数の値を多元連
立方程式を解いて得ることができる。すなわち、
【0026】
【数3】
【0027】
【数4】
【0028】ここで、hi は結論メンバーシップ関数i
の貢献度、MFi は結論メンバーシップ関数iの値、m
は結論メンバーシップ関数の数である。
【0029】m組の入力値と出力期待値の組(以下、学
習データと呼ぶ){Din1l,Din2l,…,Dinnl, D
EXPl}(ただし、l =1,2,…,m)が与えられれば
m組の貢献度及び出力期待値の組{h1l,h2l, …,h
ml, DEXPl}が得られ、上記数式4は、
【0030】
【数5】
【0031】のm元連立方程式となり、MF1,MF2,…
,MFm は一意に決定できる。
【0032】しかし、上記の手法はm組未満の学習デー
タに対しては解が得られず、m組を越える学習データを
解に反映させることはできない。又、各学習データはす
べて等しく解に反映し、完全に反映される。これらのこ
とは学習データが最小限のデータ量(m組)に、全ての
システムに要求する特性が盛り込まれていることを前提
とすることであり不可能ではないが、現実的ではない。
【0033】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、デファジイ演算は線型であり、かつ演算の入
力及び演算の出力期待値を完全に把握できることに着目
し、学習データごとに個別的に、短時間に結論メンバー
シップ関数を自動チューニングできるようにした、メン
バーシップ関数のチューニング装置を提供することを目
的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメンバーシ
ップ関数のチューニング装置は、上記の目的を達成する
ため、結論メンバーシップ関数にシングルトンを用いる
ファジイ推論に関して、ファジイ推論の出力結果と当該
入力値に対する出力期待値との差を演算する誤差演算手
段、当該推論のデファジイ演算における全結論メンバー
シップ関数の高さの総和に占める各結論メンバーシップ
関数の高さの割合に比例する距離を演算する距離演算手
段、上記偏差演算手段の演算結果と距離演算手段の演算
結果とに基づき各結論メンバーシップ関数の位置を移動
させるシフト手段と、これらの動作を制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0035】
【作用】チューニング前の結論メンバーシップ関数MF
i 、チューニング後の結論メンバーシップ関数MF
i ’、学習係数η、出力期待値DEXP 及び推論出力値D
OUTとの間にはiを1からmまでの整数(i=1,2,
…,m)とすれば、次の数式6の関係が成り立ち、これ
より新しい結論メンバーシップ関数のデータMFi'が得
られる。
【0036】
【数6】
【0037】数式6は、チューニング前のメンバーシッ
プ関数MFi が、出力期待値DEXPと推論出力値DOUT
との差(以下、誤差と呼ぶ)及び当該結論メンバーシッ
プ関数の貢献度(高さ)が貢献度(高さ)の総和に占め
る割合に比例して結論メンバーシップ関数のデータが修
正されることを示している。すなわち、誤差演算手段で
ファジイ推論の出力結果と当該入力値に対する出力期待
値との差を演算し、距離演算手段で当該推論のデファジ
イ演算における全結論メンバーシップ関数の高さの総和
に占める各結論メンバーシップ関数の高さの割合に比例
する距離を演算し、これらの演算結果の積をチューニン
グ前のメンバーシップ関数に加えれば新しいチューニン
グ関数MFi ’が得られる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明するが、理解を深めるために、まず、本発明が
適用されるファジイ推論システムの概略を説明する。
【0039】図1は一般的なファジイ推論システム構成
図であり、このシステムは、学習データ記憶装置1、推
論装置2、条件メンバーシップ関数記憶装置3、結論メ
ンバーシップ関数記憶装置4、ルール記憶装置5及びチ
ューニング装置6を備え、学習データ記憶装置1から推
論装置2に入力値Dinを与え、条件メンバーシップ関数
記憶装置3に記憶させた条件メンバーシップ関数、結論
メンバーシップ関数記憶装置4に記憶させた結論メンバ
ーシップ関数MFi 及びルール記憶装置5に記憶させた
ルールに従って推論装置2で推論を実行して推論出力値
DOUT を出力するようにしている。
【0040】推論装置2は、図2に示すように、グレー
ド演算部21、MIN演算部22、MAX演算部23及
びデファジイ演算部24と、これらの動作をルール記憶
装置5から読み取るルールに従って制御するシーケンサ
25を備えている。
【0041】グレード演算部21は学習データ記憶装置
1からの入力値Dinと条件メンバーシップ関数記憶装置
3に記憶された条件メンバーシップ関数を入力してグレ
ードを演算し、MIN演算部22に出力する。MIN演
算部22はグレード演算部21から入力したグレードに
基づいてMIN演算を実行して適合度を求めてMAX演
算部23に出力する。MAX演算部23はMIN演算部
22から出力される適合度を入力してMAX演算を行
い、貢献度hi をディファジイ演算部24に出力する。
ディファジイ演算部24はMAX演算部23から入力し
た貢献度hi と結論メンバーシップ関数記憶装置4から
入力する結論メンバーシップ関数MFi とに基づいて推
論出力DOUT を演算し、出力する。
【0042】もっとも、推論装置2の構成は、所定の入
力値Dinに対応する貢献度hi 及び推論出力DOUT を出
力できるように構成してあればよく、例えばグレードの
演算方法として他の公知の方法を採用したり、MIN−
MAX法に代えて積和演算法を用いたりすることができ
る。
【0043】上記チューニング装置6は、図3に示すよ
うに、距離演算部61と、誤差演算部62と、乗算器6
3と、学習定数記憶装置64と、加算器65と、距離演
算部61、乗算器63及び加算器65の動作を制御する
シーケンサー66とを備えている。
【0044】シーケンサー66は、図4のフロー図に示
すように、制御プログラムがスタートした後、前処理サ
ブルーチン(S1)を実行し、入力番号iを0に設定し
てから(S2)、当該入力に対応する個別的な結論メン
バーシップ関数MFi のチューニング及び更新サブルー
チン(S3)を実行し、この後、入力番号iが所定の番
号mであるか否かをチェックし(S4)、i≠mであれ
ば入力番号iを+1だけインクリメントしてから(S
5)、次の入力に対応する個別的な結論メンバーシップ
関数MFi のチューニング及び更新(S3)を繰り返
す。また、入力番号iのチェック(S4)の結果がi=
mであれば、全ての入力に対応する結論メンバーシップ
関数MFi のチューニング及び更新が終了したものとし
て制御プログラムを終了する。
【0045】上記前処理サブルーチン(S1)では、図
5のフロー図に示すように、スタート後に、まず、上記
距離演算部61に、全ての入力番号iについて、所定の
入力値Dini が与えられた時の各結論メンバーシップ関
数MFi の貢献度hiを受け取らせ、当該推論のデファ
ジイ演算における全結論メンバーシップ関数の高さの総
和に占める各結論メンバーシップ関数の高さの割合(h
i /Σh)を演算させる(S6)。この後、誤差演算部
62に、推論出力DOUT を推論装置2より、推論期待値
EXP を学習データ記憶装置1よりそれぞれ受け取ら
せ、誤差の算出を実行してから(S7)、前処理サブル
ーチンを終了し、図4に示すメインルーチンに戻る。
【0046】また、上記結論メンバーシップ関数MFi
のチューニング及び更新サブルーチン(S3)では、図
6のフロー図に示すように、スタート後に、まず、距離
演算部61の演算結果(距離)と、誤差演算部62の演
算結果(誤差)を学習定数記憶装置64に記憶された学
習定数ηとともに乗算器63に入力し、乗算器63でこ
れらを乗じて結論メンバーシップ関数MFi のチューニ
ング量が演算され、加算器65に出力される(S8)。
この後、加算器65で、乗算器63の出力、すなわち、
結論メンバーシップ関数MFi のチューニング量と結論
メンバーシップ関数記憶装置4に記憶された前の結論メ
ンバーシップ関数MFi とを加算することにより、新し
い結論メンバーシップ関数MFi ’を算出し(S9)、
結論メンバーシップ関数記憶装置4に格納されている前
の結論メンバーシップ関数MFiをこのチューニング量
を加えた値、すなわち、新しい結論メンバーシップ関数
MFi ’に更新してから(S10)、このサブルーチン
を終了して図4に示すメインルーチンに戻る。
【0047】なお、ここでは距離演算部61は貢献度h
i だけを受け取って距離を演算するようにしているが、
推論装置2から貢献度hi とともに総和貢献度Aを受け
取るようにしてもよい。
【0048】
【数7】
【0049】例えば、表1に示す4つのチューニング前
の結論メンバーシップ関数MF1 〜MF4 及びその貢献
度h1 〜h4 の関係を結論メンバーシップ関数MFi の
位置を横軸にとり、その貢献度hi を縦軸にとって示す
と図7のようになる。
【0050】
【表1】
【0051】ここで、推論出力DOUT =215、出力期
待値DEXP =300として、これらを学習定数η=1で
チューニングを行うと、数式6にこれらの数値を代入し
た次の数式7ないし数式10により、新しい結論メンバ
ーシップ関数MFi ’得られる。この結果を同様に結論
メンバーシップ関数MFi ’の位置を横軸にとり、その
貢献度h1 を縦軸にとって示すと図8のようになる。
【0052】
【数8】
【0053】
【数9】
【0054】
【数10】
【0055】
【数11】
【0056】このようにして、この実施例によれば、十
分な学習データが与えられさえすれば、予め与えられた
条件メンバーシップ関数とルールとに応じて最適な結論
メンバーシップ関数を発生することができる。また、予
め結論メンバーシップ関数が与えられていれば、これら
を誤差が最小になるように自動的に調整して行くことに
なる。更に、でたらめな初期値を与えたとしても、条件
メンバーシップ関数とルールを作成すればファジイシス
テムを完成することができる。
【0057】加えて、条件メンバーシップ関数あるいは
ルールを修正した場合にも、修正された条件メンバーシ
ップ関数あるいはルールに最適の結論メンバーシップ関
数を発生することができるので、条件メンバーシップ関
数あるいはルールを修正と同時に結論メンバーシップ関
数を修正してシミュレーション結果を見る必要がなくな
り、条件メンバーシップ関数の修正やルールの修正が容
易になる。
【0058】そして、これらの特長によってファジイ推
論システムの開発期間を短縮でき、制御性を高めること
ができる。
【0059】本発明の他の実施例に係るチューニング装
置は、図9の回路ブロック図に示すように、推論装置2
から入力される貢献度hi が距離演算部61とシーケン
サー66とに入力される。シーケンサー66は、図10
のフロー図に示すように、制御プログラムを開始した
後、前処理サブルーチン(S11)を実行し、入力番号
iを0に設定してから(S12)、入力した貢献度hi
が所定の下限値hthを上回るか否かをチェックし(S1
3)、貢献度h1 が所定の下限値hthを上回る場合に結
論メンバーシップ係数MFi のチューニング及び更新
(S14)を実行してから入力番号iが所定値mか否か
をチェックし(S15)、i≠mであれば入力番号iを
+1だけインクリメントしてから(S16)、貢献度h
i のチェックの段階(S13)に戻る。また、貢献度h
1 のチェックの段階(S13)で貢献度h1 が所定の下
限値hth以下と判定された場合には、結論メンバーシッ
プ係数MFi のチューニング及び更新(S14)をせず
に入力番号iのチェック(S15)の段階に入る。やが
て、入力番号iのチェック(S15)の段階で入力番号
iがmであると判定されると、すべての入力についての
処理が終了したものとして、制御プログラムを終了させ
る。
【0060】この実施例では、チューニングの対象とす
る結論メンバーシップ関数MFi が一定高さ、すなわ
ち、下限値hthを越える貢献度h1 を有する重要なもの
に限定されるので、チューニング時間の短縮、ハードウ
ェアコストの削減を図ることができる。
【0061】本発明の又他の実施例に係るチューニング
装置は、推論装置2から入力される貢献度hi が距離演
算部61とシーケンサー66とに入力され、シーケンサ
ー66が図11のフロー図に示すように、制御プログラ
ムを開始した後、前処理サブルーチン(S21)を実行
してから、各入力の貢献度hi の高い順に結論メンバー
シップ関数MFi の順位P(j)が決定される(S2
2)。
【0062】ここで、P(j)は全ての結論メンバーシ
ップ関数MFi をその貢献度の高いものから順に並べた
場合、ある結論メンバーシップ関数MFi の順位がJ番
目であった場合、J−1=jとなる順位を表す変数であ
る。
【0063】この後、変数jを0に設定し(S23)、
j=0の結論メンバーシップ関数MFP(j)のチューニン
グ及び更新(S24)を実行してから、順位値jがチュ
ーニングの対象とする結論メンバーシップ関数MFi の
数Pmax か否かがチェックされる(S25)。ここで、
j≠Pmax であれば、変数jを+1だけインクリメント
して(S26)、次の順位の結論メンバーシップ関数M
FP(j)のチューニング及び更新(S24)以後の処理が
繰り返される。変数jのチェックの段階(S25)でj
=Pmax であると判定された場合には、チューニングの
対象とする結論メンバーシップ関数MFP(j)のチューニ
ング及び更新が全て終了したものとして、制御プログラ
ムが終了される。
【0064】この場合にも、チューニングの対象とする
結論メンバーシップ関数MFi が重要性の順位の高いも
のから順に所定の順位までのものに限定されるので、チ
ューニング時間の短縮、ハードウェアコストの削減を図
ることができる。
【0065】上記の各実施例では、各結論メンバーシッ
プ関数MFi の個別的なチューニング及び更新が1回だ
け実行されている。このようなチューニング方法では学
習定数ηを1または1に近い値に設定せざるを得ない。
したがって、後にチューニングを行った学習データほど
結論メンバーシップ関数に色濃く反応されて不都合にな
ることがある。
【0066】そこで、本発明の更に他の実施例では、こ
の不都合を避けるため、シーケンサー66がチューニン
グの対象とする結論メンバーシップ関数MFi のチュー
ニング及び更新を個別に実行する一連の処理を1フレー
ムとし、このフレームを所要回繰り返すように構成して
いる。
【0067】すなわち、シーケンサー66は、図12の
フロー図に示すように、制御プログラムがスタートした
後、まず、フレーム数fを0に設定する(S31)。こ
のフレーム数fは、フレームが繰り返される回数をFと
すればf=F−1で表される変数である。
【0068】シーケンサー66は、フレーム数fを0に
設定してから(S31)、前処理サブルーチン(S3
2)を実行し、更に、入力番号iを0に設定する(S3
3)。この後、シーケンサー66は、結論メンバーシッ
プ関数MFi のチューニング及び更新サブルーチン(S
34)を実行させてから、入力番号iが処理対象の結論
メンバーシップ関数MFi の数mと等しいか否かをチェ
ックし(S35)、この入力番号iのチェックの段階
(S35)でi≠mと判定した場合は、入力番号iを+
1だけインクリメントしてから(S36)、次の結論メ
ンバーシップ関数MFi のチューニング及び更新サブル
ーチン(S34)を実行させる。また、入力番号iのチ
ェックの段階(S35)でi=mと判定された場合に
は、処理対象のm個の結論メンバーシップ関数MFi
チューニング及び更新が終了したものとして、フレーム
数fが所定数であるか否かをチェックする(S37)。
このフレーム数fのチェックの段階(S37)でフレー
ム数fが所定数でないと判定した場合には、フレーム数
fを+1だけインクリメントして(S38)、前処理以
降の一連の処理(S32〜S37)、すなわち、フレー
ムが繰り返される。また、フレーム数fのチェックの段
階(S37)でフレーム数fが所定数であると判定され
た場合には、所要回のフレームが実行されたものとして
制御プログラムが終了される。
【0069】このようにフレームのチューニングを繰り
返すことにより、学習定数ηを0に近付けることがで
き、ユーザーの各学習データをほぼ平等に結論メンバー
シップ関数MFi に反映させることができる。また、ユ
ーザーの意志で強調したい学習データがあれば、フレー
ム内で学習データを変更して用いたり、1フレーム内で
同一学習データを2回以上使う等の方法によって強調す
ることができる。
【0070】この実施例において、ユーザーが希望する
チューニングを行うために何回フレームを繰り返す必要
があるかを予測することは困難である。
【0071】本発明の又更に他の実施例においては、こ
の困難を救済するため、上記シーケンサー66が、各結
論メンバーシップ関数MFi のチューニングごとに、又
は、各チューニングのフレームごとに出力結果と、出力
期待値の差又はその変化量とを監視し、これらが所定値
であることを確認した時にチューニングを終了させるよ
うに構成される。
【0072】すなわち、図13のフロー図に示すよう
に、シーケンサー66は、制御ブログラムがスタートし
た後、順に、前処理サブルーチン(S41)を実行し、
入力番号iを0に設定し(S42)、結論メンバーシッ
プ関数MFi のチューニング及び更新サブルーチン(S
43)を実行させ、入力番号iが処理対象の結論メンバ
ーシップ関数MFi の数mと等しいか否かをチェックす
る(S44)。
【0073】この入力番号iのチェックの段階(S4
4)でi≠mと判定した場合は、入力番号iを+1だけ
インクリメントしてから(S45)、次の結論メンバー
シップ関数MFi のチューニング及び更新サブルーチン
(S43)を実行させる。また、入力番号iのチェック
の段階(S44)でi=mと判定された場合には、処理
対象のm個の結論メンバーシップ関数MFi のチューニ
ング及び更新が終了したものとして、誤差を求め(S4
6)、この誤差が終了条件に適合するか否をチェックす
る(S47)。
【0074】この誤差のチェックの段階(S47)にお
いて、誤差が終了条件に適合しない場合には前処理サブ
ルーチン(S41)以降の手順が繰り返され(S41〜
S46)、誤差が終了条件に適合する場合には制御プロ
グラムが終了する。
【0075】なお、この終了条件としては、誤差がある
1つの値になること、誤差がある値以上になること、誤
差がある値以下になること、誤差がある値以上である値
になることなど、種々の条件を設定することができる。
【0076】この実施例によれば、誤差が終了条件に適
合するまで結論メンバーシップ関数MFi のチューニン
グ及び更新が実行されるので、確実にユーザーが希望す
るチューニングを行え、しかも、ユーザーが希望するチ
ューニングが行われると結論メンバーシップ関数MFi
のチューニング及び更新が終了するので、無駄に結論メ
ンバーシップ関数MFi のチューニング及び更新が繰り
返されることを防止できる。
【0077】なお、この実施例において、誤差のチェッ
ク(S47)に代えて、または、これとともに、出力結
果と出力期待値の差の変化量が所定の終了条件に適合す
るが否かのチェックをするように構成してもよい。ま
た、この実施例では1フレームの処理が終了するごとに
誤差の演算(S46)と誤差のチェック(S47)をし
ているが、1つの結論メンバーシップ関数MFi のチュ
ーニング及び更新が終了するごとに誤差の演算(S4
6)と誤差のチェック(S47)をし、終了条件が満た
されない場合に入力番号iを+1だけインクリメントし
てから(S45)、次の結論メンバーシップ関数MFi
のチューニング及び更新サブルーチン(S43)を実行
させ、終了条件が満たされた場合に制御プログラムを終
了するように構成してもよい。
【0078】図12に示す本発明のもう一つの実施例で
は、図1に示す構成に加えて、最初のフレームで推論装
置2のMAX演算部23が出力する貢献度hi 及びその
総和Σhi を記憶する貢献度記憶装置7が設けられ、こ
の貢献度記憶装置7が記憶した貢献度hi 及びその総和
Σhi は2回目以降のフレームでデファジイ演算部24
及びチューニング装置6に読み取られるようにしてい
る。
【0079】この実施例によれば、2回目以降のフレー
ムでは貢献度記憶装置7の記憶と結論メンバーシップ関
数記憶装置4の出力とに基づいて実行されるデファジイ
演算のみを個別の結論メンバーシップ関数MFi のチュ
ーニングごと、あるいは、1フレームのチューニングご
とに繰り返させることができ、同一演算の繰り返しであ
るデファジイ演算を除く演算を省略して全体としての処
理の高速化を図り、処理時間を短縮することができる。
【0080】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のメンバ
ーシップ関数のチューニング装置によれば、本発明は、
充分な学習データが与えられた場合、予め与えられた条
件メンバーシップ関数とルールに応じて、最適な結論メ
ンバーシップ関数を発生することができる。
【0081】また、予め結論メンバーシップ関数が与え
られていれば、これらを誤差が最小になる様に自動的に
チューニングすることができる。
【0082】更に、でたらめな初期値を与えたとして
も、条件メンバーシップ関数とルールを作成すれば最適
な結論メンバーシップ関数を自動発生してファジイ推論
システムを完成することができる。
【0083】加えて、条件メンバーシップ関数、ルール
及び結論メンバーシップ関数の修正時に同時に結論メン
バーシップ関数を修正してシュミレーション結果を見る
必要がなくなるので、条件メンバーシップ関数及びルー
ルの調整を容易にする。したがって、これらの利点によ
ってファジイ推論システムの開発期間の短縮、制御性の
向上を図ることができる。
【0084】本発明において、特にチューニングの対象
を一定高さを越えた結論メンバーシハプ関数に限定する
ように上記制御手段が構成される場合、あるいは、チュ
ーニングの対象を高さの上位一定順位までの結論メンバ
ーシップ関数に限定するように上記制御手段が構成され
る場合には、チューニングの対象となる結論メンバーシ
ップ関数が影響の大きい重要なものだけに限定されるの
で、処理時間を短縮できるとともに、ハードウェアコス
トの削減を図ることができる。
【0085】また、本発明において、特にチューニング
の対象となる全ての結論メンバーシップ関数のチューニ
ングを順に個別的に実行する一連の処理を1フレームと
し、このフレームを所要回数繰り返すように上記制御手
段が構成される場合には、学習データを0に近い値に設
定でき、ユーザーの各学習データがほぼ平等に結論メン
バーシップ関数に反映できる。また、ユーザーの意思で
強調したい学習データがあれば、フレーム内で学習デー
タを変更して用いたり、1フレーム内で同一学習データ
を2回以上使う等が考えられる。
【0086】更に、フレームを繰り返す本発明におい
て、特に上記制御手段が、各結論メンバーシップ関数の
チューニングごとに、又は、各チューニングのフレーム
ごとに出力結果と、出力期待値の差又はその変化量とを
監視し、これらが所定値であることを確認した時にチュ
ーニングを終了させるように構成される場合は、ユーザ
ーが希望するチューニングを行うためにフレームを何回
繰り返す必要があるかを予測する必要がなくなり、確実
にユーザーが希望するチューニングが行われるととも
に、ユーザーが希望するチューニングが実現された後に
無駄なチューニングが実行されることを防止できるとと
もに、無駄な処理が排除されることにより全体としての
処理時間を短縮できる。
【0087】加えて、フレームを繰り返す本発明におい
て、特に入力値及び出力期待値についてチューニングに
必要になるメンバーシップ関数の各高さ及び高さの総和
を予め又は最初のフレームの実行時に記憶する記憶手段
を設け、上記制御手段が2回目以降のフレームのチュー
ニングにおいて上記メンバーシップ関数の各高さ及び高
さの総和を当該記憶手段より読み出してデファジイ演算
のみを実行させるように構成される場合には、2回目以
降のチューニング時にデファジイ演算以外の演算を省略
して処理の高速化を図ることができ、全体として処理時
間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される推論システムの回路ブロッ
ク図である。
【図2】本発明が適用される推論システムの推論装置の
回路ブロック図である。
【図3】本発明の回路ブロック図である。
【図4】本発明の制御プログラムのメインルーチンのフ
ロー図である。
【図5】本発明の前処理サブルーチンのフロー図であ
る。
【図6】本発明のチューニング及び更新サブルーチンの
フロー図である。
【図7】チューニング前の結論メンバーシップ関数の説
明図である。
【図8】チューニング後の結論メンバーシップ関数の説
明図である。
【図9】本発明の他の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図10】本発明の他の制御プログラムのメインルーチ
ンのフロー図である。
【図11】本発明のまた他の制御プログラムのメインル
ーチンのフロー図である。
【図12】本発明の更に他の制御プログラムのメインル
ーチンのフロー図である。
【図13】本発明のまた更に他の制御プログラムのメイ
ンルーチンのフロー図である。
【図14】本発明が適用される他の推論システムの回路
ブロック図である。
【符合の説明】
6 チューニング装置 7 貢献度記憶装置 61 距離演算部 62 誤差演算部 63 乗算器 64 学習定数記憶装置 65 加算器 66 シーケンサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】ここで、推論出力DOUT =215、出力期
待値DEXP =300として、これらを学習定数η=1で
チューニングを行うと、数式6にこれらの数値を代入し
た次の数式8ないし数式11により、新しい結論メンバ
ーシップ関数MFi ’得られる。この結果を同様に結論
メンバーシップ関数MFi ’の位置を横軸にとり、その
貢献度h1 を縦軸にとって示すと図8のようになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】ここで、P(j)は全ての結論メンバーシ
ップ関数MFi をその貢献度の高いものから順に並べた
場合、ある結論メンバーシップ関数MFi の順位がJ番
目であった場合、P(J−1)=jとなる順位を表す変
数である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】この後、変数jを0に設定し(S23)、
j=0の結論メンバーシップ関数MFP(j)のチューニン
グ及び更新(S24)を実行してから、順位値jがチュ
ーニングの対象とする結論メンバーシップ関数MFi
数Pmax か否かがチェックされる(S25)。ここで、
j≠Pmax であれば、変数jを+1だけインクリメント
して(S26)、次の順位の結論メンバーシップ関数M
P(j)のチューニング及び更新(S24)以後の処理が
繰り返される。変数jのチェックの段階(S25)でj
=Pmax であると判定された場合には、チューニングの
対象とする結論メンバーシップ関数MFP(j)のチューニ
ング及び更新が全て終了したものとして、制御プログラ
ムが終了される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】図14に示す本発明のもう一つの実施例で
は、図1に示す構成に加えて、最初のフレームで推論装
置2のMAX演算部23が出力する貢献度hi 及びその
総和Σhi を記憶する貢献度記憶装置7が設けられ、こ
の貢献度記憶装置7が記憶した貢献度hi 及びその総和
Σhi は2回目以降のフレームでデファジイ演算部24
及びチューニング装置6に読み取られるようにしてい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結論メンバーシップ関数にシングルトン
    を用いるファジイ推論に関して、ファジイ推論の出力結
    果と当該入力値に対する出力期待値との差を演算する誤
    差演算手段、当該推論のデファジイ演算における全結論
    メンバーシップ関数の高さの総和に占める各結論メンバ
    ーシップ関数の高さの割合に比例する距離を演算する距
    離演算手段、上記偏差演算手段の演算結果と距離演算手
    段の演算結果とに基づき各結論メンバーシップ関数の位
    置を移動させるシフト手段と、これらの動作を制御する
    制御手段とを備えることを特徴とするメンバーシップ関
    数のチューニング装置。
  2. 【請求項2】 チューニングの対象を一定高さを越えた
    結論メンバーシップ関数に限定するように上記制御手段
    が構成されることを特徴とする請求項1に記載のメンバ
    ーシップ関数のチューニング装置。
  3. 【請求項3】 チューニングの対象を高さの上位一定順
    位までの結論メンバーシップ関数に限定するように上記
    制御手段が構成されることを特徴とする請求項1に記載
    のメンバーシップ関数のチューニング装置。
  4. 【請求項4】 チューニングの対象となる全ての結論メ
    ンバーシップ関数のチューニングを順に個別的に実行す
    る一連の処理を1フレームとし、このフレームを所要回
    数繰り返すように上記制御手段が構成されることを特徴
    とする請求項1に記載のメンバーシップ関数のチューニ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段が、各結論メンバーシップ
    関数のチューニングごとに、又は、各チューニングのフ
    レームごとに出力結果と、出力期待値の差又はその変化
    量とを監視し、これらが所定値であることを確認した時
    にチューニングを終了させるように構成されることを特
    徴とする請求項4に記載のメンバーシップ関数のチュー
    ニング装置。
  6. 【請求項6】 入力値及び出力期待値についてチューニ
    ングに必要になるメンバーシップ関数の各高さ及び高さ
    の総和を予め又は最初のフレームの実行時に記憶する記
    憶手段を設け、上記制御手段が2回目以降のフレームの
    チューニングにおいて上記メンバーシップ関数の各高さ
    及び高さの総和を当該記憶手段より読み出してデファジ
    イ演算のみを実行させるように構成されることを特徴と
    する請求項4に記載のメンバーシップ関数のチューニン
    グ装置。
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