JPH0618339B2 - 衛星通信同期網システム - Google Patents

衛星通信同期網システム

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JPH0618339B2
JPH0618339B2 JP7311688A JP7311688A JPH0618339B2 JP H0618339 B2 JPH0618339 B2 JP H0618339B2 JP 7311688 A JP7311688 A JP 7311688A JP 7311688 A JP7311688 A JP 7311688A JP H0618339 B2 JPH0618339 B2 JP H0618339B2
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JP
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clock
signal
station
satellite
satellite communication
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紀芳 池田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衛星通信システムに関し,特に衛星通信システ
ムのディジタル同期網に関するものである。
〔従来の技術〕
従来衛星通信を利用してディジタル同期網を構成する時
は,第2図に示す通り,一衛星通信リンクごとに基準局
と副局を定義し,基準局23は地上系同期網基準クロッ
ク21を衛星通信網基準クロック回路22で受け,これ
を一定の周波数比の衛星通信網基準クロック信号22aに
直した後,副局24へ送信する信号,他局から受信した
データ信号のドップラーバッファ25の読み度しクロッ
ク,末端26,26′へ渡すクロックとして使用してい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような構成において、副局24は受信再生クロッ
クをその局の主クロックとして動作しており,端末26
や基準局23向けの信号も同一クロックで動作する。この
折問題となるのは,衛星の日周期変動に伴う遅延時間変
動により,副局全体のクロック位相がそれにつれて,ゆ
らぐ事である。これは衛星通信網のみの閉域網の場合は
特に問題とならないが,地上系同期網と混在し且つ方路
編集を行なう様な端末を接続した時には,衛星通信路ル
ートは日周期でスリップを起しエラーを発生する。
本発明はこの欠点を解決し,端末から衛星通信路ルート
を見た時にドップラー変動をほとんど無視出来る迄に迎
えようとしてするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば,主局及び各地方に点在する複数の従局
から成り,地上系同期網基準クロックに対し一定の周波
数関係に制御された衛星通信基準クロックを用いて衛星
を介した通信を行う衛星通信システムにおいて、前記主
局が,前記衛星通信網基準クロックの位相を制御信号に
より変えることのできる位相可変制御回路,この位相可
変制御回路後のクロックでトリガして変調信号を発する
クロック分配チャンネル用変調回路,この変調信号を前
記衛星を経て受信する受信機,該受信した信号を復調す
る主局クロック分配チャンネル復調回路,この再生した
受信クロックと前記衛星通信網基準クロックを一定周期
ごとに位相比較して前記制御信号を発する手段を具備
し、而して前記クロック位相可変制御回路は前記再生受
信クロックが前記衛星通信網基準クロックに対し常に一
定位相になる様に制御されており,前記従局が前記主局
の発射したクロック分配チャンネル信号を受信しクロッ
ク再生を行う手段を具備し,而してこの再生クロック
を,従属同期する末端へ渡す信号,主局及び従局向けに
送信する信号,ならびに他局から受信したデータ信号の
ドップラーバッファの読み出しクロックの源とする事を
特徴とする衛星通信同期網システムが得られる。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例の構成を示す。主局は地上系
同期網基準クロック1を衛星通信網基準クロック回路2
で受け,一定の周波数関係に制御された衛星通信網基準
クロック2aを作る。このクロック2aはクロック位相
可変制御回路3を通った後クロック分配チャンネル用変
調回路4の変調信号源クロックとして使用される。この
変調されたクロック分配チャンネル及びネットワーク監
視制御装置4aが意味のあるデータを送ってきていると
きはそのデータは,主局衛星通信層受信機5,衛星6を
経て主局M及び従局A,Bなどで受信される。主局Mで
はこの信号を主局クロック分配チャンネル復調回路7に
て再生し,その抽出クロックと衛星通信網基準クロック
2aは位相比較回路8にて位相比較され,位相差出力が
クロック位相可変制御回路3に送られる。そしてこのク
ロック位相可変制御回路3では入力する位相差出力が常
に一定の位相差内に入る様送出クロック位相が制御され
る。この意味で前記位相差出力が制御信号と名付ける。
一方従局A,Bにおいては,その概要を説明しておく
と,受信した信号は主信号用復調回路11と従局クロッ
ク分配チャンネル復調回路12で復調され,前者の出力
である主信号と後者の出力であるクロックはドップラー
バッファ13に入り,位相を整えた主信号としてディジ
タル同期用端末14に送られる。又後者の出力であるデ
ータは従属監視制御装置15に送られる。
ここで衛星のドップラー変動に起因する遅延時間につい
て説明する。
主局Mについて考えると,主局受信点で衛星折返しルー
ト後の位相を一定となる様制御するので,衛星のドップ
ラー変動に起因する遅延時間変動は,クロック分配チャ
ンネルの受信再生クロックを使う限りは少なくとも主局
Mにおいて完全に抑圧されていると言える。
地域が離れた従局の場合,例えば第1図中の従局Aと従
局Bの場合を考えてみると,主局との距離が2000km
程度とすると、赤道上36000km上の衛星迄の遅延時
間日周期変動は,主局で“0”に補正がなされていれ
ば,従局の従局クロック分配チャンネル復調回路12か
ら再生されたクロックは,端末が動作上問題を起こすレ
ベルから見るとはるかに小さい値の残留変動値に抑えら
れる。例えば衛星JCSAT2号につき東京で遅延時間
日周期変動が“0”に補正されている場合の東京から北
方に約1100kmはなれた稚内における遅延時間を求め
ると,東京から衛星までの距離は37345.823km±7.956k
m,稚内から衛星までの距離は約38072.322km±7.940km
となり,従って東京でドップラー遅延を受信タイミング
を見ながら補正を加えたときの残留遅延距離は−0.015k
mとなる。この約15mの距離はバス長でいえば30m
となり,残留時間としては約10nsとなる。この値は
64KHzのクロック間隔約16μsに比較すれば完全に
無視できる小さい値である。したがって東京で補正行為
を行えば稚内においてはドップラー変動のないクロック
を提供できる。実際には更に北方に1000km程度離れ
た地点(日本国外)においてもドップラー変動が実用上
無視できる程度のクロックを提供出来る。なお鹿児島に
おける残留遅延距離は,ほぼ−1mと極めて小さい。
この様にして従局においては,少なくとも日本程度の大
きさの地域では,地上系同期網からのクロック供給を受
けなくともドップラー変動のほとんど無いクロック源を
作る事が出来る。
従って従局A,Bにおいては,主信号は再生された位相
安定同期クロックを源として変調され,もしこれが従局
A,B間通信であったと仮定すると,双方向に主信号用
変調回路10と主信号用復調回路11にて送受する。こ
の受信信号は衛生のドップラー変動分を含んでいるの
で,それぞれドップラーバッファ13にて吸収し,ゆら
ぎの無い信号を端末14へ送出する。端末は一般の同期
端末と同じ様に受信信号に従属同期した送信信号を変調
回路10へ信号伝送してくる。この信号は対向局へ送ら
れ,前述と同じ受信側処理の後末端へ渡される。
〔発明の効果〕
本発明においては,衛生のドップラー変動に起因する遅
延時間変動を少なくとも主局において完全に抑圧し,従
局はこの変動が完全に抑圧されたクロックを再生して復
調された主信号のドップラー変動分を吸収するようにし
たことにより,従局においては地上系クロックの供給に
たよらずに衛生のドップラー変動を端末に見せない衛生
通信ディジタル同期網の構築が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図,第2図は従来のディジタル同期衛星通信網のクロッ
クの主従関係を示す系統図である。 記号の説明:1……地上系同期網基準クロック,2……
衛星通信網基準クロック回路,3……クロック位相可変
制御回路,4……クロック分配チャンネル用変調回路,
5……主局衛星通信送受信機,6……衛星,7……主局
クロック分配チャンネル復調回路,8……位相比較回
路,9……従局衛星通信送受信機,10……主信号用変
調回路,11……主信号用復調回路,12……従局クロ
ック分配チャンネル復調回路,13……ドップラーバッ
ファ,14……ディジタル同期網用端末,15……従属
監視制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主局及び各地方に点在する複数の従局から
    成り,地上系同期網基準クロックに対し一定の周波数関
    係に制御された衛星通信網基準クロックを用いて衛星を
    介した通信を行う衛星通信システムにおいて, 前記主局が,前記衛星通信網基準クロックの位相を制御
    信号により変えることのできる位相可変制御回路,この
    位相可変制御回路後のクロックでトリガして変調信号を
    発するクロック分配チャンネル用変調回路,この変調信
    号を前記衛星を経て受信する受信機,該受信した信号を
    復調する主局クロック分配チャンネル復調回路,この再
    生した受信クロックと前記衛星通信網基準クロックを一
    定周期ごとに位相比較して前記制御信号を発する手段を
    具備し、而して前記クロック位相可変制御回路は前記再
    生受信クロックが前記衛星通信網基準クロックに対し常
    に一定位相になる様に制御されており,前記従局が前記
    主局の発射したクロック分配チャンネル信号を受信しク
    ロック再生を行う手段を具備し,而してこの再生クロッ
    クを,従属同期する端末へ渡す信号,主局及び従局向け
    に送信する信号,ならびに他局から受信したデータ信号
    のドップラーバッファの読み出しクロックの源とする事
    を特徴とする衛星通信同期網システム。
JP7311688A 1988-03-29 1988-03-29 衛星通信同期網システム Expired - Lifetime JPH0618339B2 (ja)

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JP7311688A JPH0618339B2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29 衛星通信同期網システム

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JPH01246927A JPH01246927A (ja) 1989-10-02
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JPH01246927A (ja) 1989-10-02

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