JPH06180688A - マルチプロセッサ割込み制御装置システム - Google Patents

マルチプロセッサ割込み制御装置システム

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JPH06180688A
JPH06180688A JP3354400A JP35440091A JPH06180688A JP H06180688 A JPH06180688 A JP H06180688A JP 3354400 A JP3354400 A JP 3354400A JP 35440091 A JP35440091 A JP 35440091A JP H06180688 A JPH06180688 A JP H06180688A
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    • G06F15/163Interprocessor communication
    • G06F15/17Interprocessor communication using an input/output type connection, e.g. channel, I/O port

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプロセッサ環境において周辺機器のサ
ービス割込み要求を管理する制御装置を提供すること。 【構成】 入出力サブシステムから割込み要求を受信す
る入出力割込み制御装置と,それぞれが受入れた割込み
の分配を実行する特定のプロセッサと関連している複数
のプロセッサ割込み制御装置と,制御装置間で割込み要
求メッセージを伝送すると共に、バス及び優先順位の順
序裁定を実行する制御装置バスと,標準メッセージフォ
ーマット及び順序裁定プロトコルとから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、マルチプロセ
ッサシステムの分野に関し、特に、マルチプロセッサ環
境において周辺機器のサービス割込み要求を管理するよ
うに設計された割込み制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,スキャナ及び表示装置のよう
なコンピュータアイテムを含む入出力周辺機器は、適正
な機能を確保するために、ホストプロセッサによる間欠
的サービスを要求する。サービスには、たとえば、デー
タの送り出し、データの捕獲及び/又は制御信号が含ま
れる。各周辺機器は、通常、装置の型のみならず、プロ
グラミングされている使用法によっても決まる異なるサ
ービシングスケジュールを有する。ホストプロセッサ
は、1つ又は複数の背景プログラムを実行しながら、そ
れらの装置の個々の要求に従って装置間でサービスのア
クティビティをマルチプレクスすることを要求される。
ホストにサービスを通知するには、ポーリング装置割込
み方法と、装置割込み方法という2つの方法を使用する
ことが必要であった。第1の方法では、フラグがサービ
ス要求を指示するセット状態にあるか否かを知るため
に、各周辺装置を周期的に検査する。第2の方法では、
ホストに割り込むことができる割込み制御装置へ装置サ
ービス要求を送り出し、現在プログラムから特別の割込
みサービスルーチンへの分岐を強制する。ホストがポー
リングのために無用なクロックサイクルを費やす必要が
ないので、割込み方法のほうが有利である。本発明の手
掛かりとなったのは第2の方法である。本発明で扱う特
定の問題点は、マルチプロセッサ環境における割込みの
管理である。
【0003】共通の周辺装置を有する1組の互いにネッ
トワーク接続するコンピュータであることが多いマルチ
プロセッサシステムは、割込み制御方式の設計に際して
の目標となっている。たとえば、多数のユーザーにサー
ビスするコンピュータネットワークの場合、割込み処理
の負担を何らかの最適の方式で配分することがきわめて
望ましいであろう。優先順位の低いジョブを伴うプロセ
ッサが利用可能であるとき、優先順位の高いジョブを処
理しているプロセッサをこの義務から解放すべきであ
る。最低優先順位で動作しているプロセッサは割込みサ
ービス要求を均一に負担すべきである。また、特殊な状
況の下では、特定の入出力装置を専ら所定の(焦点)プ
ロセッサによりサービスすることが要求されるかもしれ
ない。従って、本発明はマルチプロセッサシステムにお
ける最適の動的・静的割込みサービスを実行するという
問題を解決しようとするものである。
【0004】従来の技術を代表するIntelの82C
59A及び82380プログラマブル割込み制御装置
(PIC)は、いくつかの外部割込み要求を受入れるよ
うに設計されている。図1に示すそのような制御装置の
本質的な構造は次の6つの主要ブロックから構成されて
いる。
【0005】IRR−割込み要求レジスタ11はサービ
スを要求する信号線16の全ての割込みレベル(IRQ
x)を記憶する; ISR−割込みサービスレジスタ12はサービス中の全
ての割込みレベルを記憶し、割込み終わり(EOI)信
号受信時に状態は更新される; IMR−割込みマスクレジスタ13は、IRR11を操
作することによりどのIRQ信号線16をマスクするか
又はディスエーブルすべきかを指示するビットを記憶す
る; VR−IRQ信号線16ごとに1つずつあるレジスタの
セットであるベクトルレジスタ19は、ホストプロセッ
サが要求をサービスするために必要な全ての情報を含
み、データバス17を介してホストプロセッサに供給さ
れるあらかじめプログラムされた割込みベクトル数を記
憶する; PR−IRR11でセットされるビットの優先順位を確
定する論理ブロックである優先順位リゾルバ15。最高
優先順位を選択し、ホストプロセッサからの割込み肯定
応答サイクル(INTA)の間にISR12の対応する
ビットへストローブする。 制御論理−同じPICの内部の他の内部ブロックの総体
的動作を調整し、IRR11の1つ又は複数のビットが
活動状態であるときにホスト入力割込み(INT)信号
線19を動作させ、INTAサイクルの間に割込みベク
トルをデータバス17へ送り出すためにVR19をイネ
ーブルし、現在サービス中の優先順位以下の優先順位を
もつ全ての割込みを抑止する。
【0006】様々なIRQ信号線に優先順位を割当てる
ために, 1)完全入れ子モード, 2)自動回転−等優先順位装置モード,及び 3)特定回転−特定優先順位モード を含むいくつかの異なる方法が使用されてきた。
【0007】完全入れ子モードは、IRQ入力信号線1
6の全てを最高優先順位から最低優先順位まで配列した
マルチレベル割込み構造を支援する。通常は、IRQ0
に最高優先順位を割り当て、IRQ7に最低優先順位を
割当てる。
【0008】優先順位の等しい装置を割り込むときの優
先順位の自動回転は、最も近い時点でサービスされたI
RQ信号線に最低優先順位が割当てられるように割当て
られた優先順位を回転させる(循環シフトする)ことに
より実行される。このようにすると、割込みサービスに
対するアクセス能力を競合する装置のそれぞれについて
統計学的に均等化される。
【0009】特定回転方式は、どのIRQ信号線が最低
優先順位を受け取るべきであるかを選択できるようにす
ることによりユーザーに融通性を与えるものである。選
択後、他の全てのIRQ信号線に順次(循環的に)高い
優先順位を割当ててゆく。
【0010】以上の説明から、上記のような種類のPI
C構造は複数の周辺装置を伴う単一プロセッサシステム
には対応するが、本発明が取りかかろうとしている複数
の共用周辺装置を伴うマルチプロセッサシステムには対
応しないことがわかるであろう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、 1)それぞれが独自の割込みの組を有する複数の入出力
周辺装置; 2)選択されたプロセッサへの割込みの対称配分を含む
静的並びに動的マルチプロセッサ割込み管理 3)ピンごとにソフトウェアで選択可能であるレベル又
は端トリガ割込み要求ピン; 4)ピンごとにプログラム可能な割込みベクトル及び操
向情報; 5)各オペレーティングシステムにより規定されるプロ
グラム可能ベクトルアドレスフィールド 6)割込みタスクの動的再割当てのためにいずれかのプ
ロセッサに他のいずれかのプロセッサへ割込ませるプロ
セッサ間割込み;及び 7)マスキング不可能割込み(NMI),プロセッサリ
セット及びシステムデバッグに関連するシステム幅支援
機能の支援 といった能力を含むマルチプロセッサプログラマブル割
込み制御装置(MPIC)システムを提供することであ
る。尚、このシステムは上記の能力にのみ限定されるも
のではない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の3つの主
要サブシステムを含むMPICシステム構造によって上
記の能力を得る。 1)プロセッサ選択及びベクトル/優先順位情報に関わ
る再指向テーブルを有し、関連する入出力周辺装置から
割込み要求(IRQ)信号を獲得する入出力MPIC装
置; 2)未決,入れ子及びマスキングの動作並びにプロセッ
サ間割込みの発生を含めて、それぞれが特定の1つのシ
ステムプロセッサについての割込み要求を管理する局所
MPIC装置;及び 3)入出力MPIC装置と局所MPIC装置との間並び
に局所MPIC装置間の通信のためのMPICバス。
【0013】また、本発明の別の目的は、プロセッサの
数とは無関係に重大な不利益なくシステムスケーリング
粒度1,すなわち、一度に1つのプロセッサを支援する
ことである。
【0014】本発明はその好ましい実施例についての以
下の詳細な説明及び添付の図面からさらに明瞭に理解さ
れるであろう。ただし、以下の詳細な説明及び添付の図
面は単に説明と理解を助けることを目的としているだけ
であり、本発明を特定の実施例に限定すると解釈される
べきではない。
【0015】
【実施例】マルチプロセッサプログラマブル割込み制御
装置(MPIC)システムを説明する。以下の説明中、
本発明の好ましい実施例を完全に理解させるために、入
力ピンの特定の個数,特定のビット数,特定の装置など
の特定の事項を数多く詳細に挙げるが、そのような特定
の詳細な事項がなくとも本発明を実施しうることは当業
者には自明であろう。また、場合によっては、本発明を
無用にわかりにくくするのを避けるために、周知の回路
を詳細には示さないか、又は単にブロック線図の形で示
すこともある。
【0016】さらに、本発明を説明するとき、現時点で
好ましい実施例に特有の信号名を挙げるが、そのような
特定の名を挙げることが本発明の趣旨を限定すると解釈
すべきではない。
【0017】A.MPICアーキテクチャの概要 マルチプロセッサプログラマブル割込み制御装置(MP
IC)システムは、マルチプロセッサ環境で機能する割
込みに対処するように設計されている。現在は、主に、
プログラマブル割込み制御装置(PIC)により助成さ
れる単一のプロセッサが複数の周辺装置の割込みをサー
ビスするような単一プロセッサシステムに関心がもたれ
ているのが実情である。マルチプロセッサシステムで
は、割込みサービス動作の負担を一群の同様なプロセッ
サの間で分割することが望ましい場合が多い。これは、
割込みサービス要求を関連する一群のプロセッサに同報
通信する能力と、それらのプロセッサ間におけるタスク
の公平な割当てを確定するメカニズムの必要性を示唆し
ている。単一プロセッサを設計する上での問題点はそれ
と比べると著しく単純である。すなわち、プロセッサ専
用のPICが各割込み要求(IRQ)信号線に優先順位
を割当て、要求を割当てられた優先順位に従って順序付
けし、適切なサービス動作サブルーチンを適切な時点で
開始させるために必要な情報をプロセッサに供給する。
【0018】MPICシステムは様々なプロセッサに対
して静的割込みタスク割当てて、動的割込みタスク割当
ての双方を実行する。真の静的モードで動作していると
きには、MPICシステムは単一プロセッサシステムに
おけるPICとほぼ同様に機能し、それぞれの割込みを
規定のスケジュールに従って割当てる。
【0019】動的モードで動作しているときには、MP
ICはプロセッサ間の相対タスク優先順位を考慮に入れ
ながら割込みタスク割込みを管理する。
【0020】さらに典型的な使用状況では、静的割込み
管理と動的割込み管理の双方の要素を伴うことになるも
のと予期される。たとえば、ライセンス付与を考慮する
と、サービス動作ソフトウェアの共用が妨げられるよう
な場合には、静的割当てを実行すれば良いであろう。別
の状況においては、割込みサービスタスクを、1つの共
通周辺サブシステムを共用するプロセッサのサブセット
に限定することが望ましいかもしれない。極端な場合に
は、全てのプロセッサが全ての周辺サブシステムから割
込み要求を受ける。
【0021】図2は、一般に好ましいマルチプロセッサ
プログラマブル割込み制御装置(MPIC)システムの
ブロック線図である。MPIC100は入出力−MPI
C装置102,MPICバス103及び複数の局所MP
IC装置(図2では、その1つを図中符号104により
示してある)という3つの主要装置から構成されてい
る。各入出力−MPIC装置102は関連する入出力サ
ブシステム101(通常は周辺装置の集合体である)か
ら割込み信号線107の信号を受信する。各信号は独自
のIRQに対応している。入出力−MPIC装置の出力
端子は、全ての必要な識別情報及び優先順位情報を含む
適切なフォーマットのIRQメッセージを全ての局所M
PIC装置104に同報通信するMPICバス103に
結合している。各局所MPIC装置104はそのメッセ
ージを検査し、メッセージを受入れるべきか否かを決定
する。2つ以上の局所MPIC装置104が仮に受入れ
たならば、競合する装置の間の順位裁定手順が呼び出さ
れる。最も低い優先順位をもつ局所MPIC装置104
が順序裁定では優位に立ってIRQを受入れ、それを適
切な時点で関連するプロセッサ105に分け与える。
【0022】B.割込み制御 入出力−MPIC装置と局所MPIC装置の割込み制御
機能は、双方合わせて、割込み発生源からマルチプロセ
ッサシステム中の割込みをサービスするプロセッサへ割
込みを送り出す働きをする。
【0023】それぞれの割込みは、そのアイデンティテ
ィーとしてその割込みをシステムにおける他の割込みと
は独自に区別する割込みベクトルを有する。プロセッサ
は割込み(IRQ)を受入れるとベクトルを使用して割
込みテーブルの中で適切なソフトウェア割込みハンドラ
の入口点の場所を限定する。好ましい実施例は0から2
55の範囲で256種類の互いに異なる(8ビット)ベ
クトルを支援する。
【0024】それぞれの割込みは、8ビット割込みベク
トルの5つの最上位ビットにより表わされる割込み優先
順位を有する。すなわち、優先順位のレベルは16あ
り、0が最低、15は最高の優先順位を表わすことにな
る。これは、16個の異なるベクトルが単一の割込み優
先順位レベルを共有する事態もありうることを示唆して
いる。
【0025】割込みを発生する源としては、次のような
ものが考えられる。 1)入出力−MPIC装置に接続し、割込み入力ピンに
おける端(レベル遷移)又はレベルにより明示され、い
ずれかのプロセッサへ再び導かれても良い外部入出力装
置; 2)端又はレベル信号として明示され、局所プロセッサ
へのみ常に導かれる局所接続装置割込み; 3)3つのプログラマブルタイマーのいずれか1つによ
って局所MPIC装置の内部で発生されるMPICタイ
マー割込み; 4)ソフトウェア自己割込み,先取り形のスケジューリ
ング,キャッシュメモリテーブルルックアサイドバッフ
ァ(TLB)のフラッシング及び割込みフォワーディン
グを支援している複数群のプロセッサの中のいずれか1
つにアドレッシングされるプロセッサ間割込み;及び 5)ホストの割込みの原因となるようなデータバスのパ
リティ誤りを検出した局所MPIC装置により発生され
るバスパリティ誤り割込み。
【0026】割込みの宛先はなくても良く、システム内
の1つのプロセッサ又は一群のプロセッサであっても良
い。割込みごとに異なる宛先を指定することができる。
送信側は割込みの宛先を物理モードと、論理モードとい
う2つの宛先モードのいずれか一方で指定する。
【0027】物理モードでは、宛先プロセッサを独自の
8ビットMPIC−IDにより指定する。物理宛先モー
ドにおいては、単一の宛先又は全てへの同報通信(全て
1のMPIC−ID)のみを指定できる。
【0028】各MPIC装置は、その装置の8ビットM
PIC−IDを記憶するレジスタを含んでいる。MPI
C−IDはMPIC装置の物理名として働き、宛先情報
を指定するときに使用可能であると共に、MPICバス
をアクセスする目的でも使用される。MPICがそのM
PIC−IDを確定するメカニズムは実現形態によって
異なる。ある実現形態では、リセット時のスロット番号
からピンのいくつかにMPIC−IDをラッチしても良
い。MPIC−IDはソフトウェアにより読取り・書込
みされる。
【0029】MPIC−IDは、物理宛先モードにおい
てMPICをアドレッシングするため及びMPICバス
使用のために使用されるMPIC装置の物理「名」とし
て働く。
【0030】論理モードでは、32ビット宛先フィール
ドを使用して宛先を指定する。全ての局所MPIC装置
は32ビット論理宛先レジスタ223を含み、受信側が
割込みの目標となっているか否かを判定するために、割
込みの宛先フィールドをそのレジスタの内容と整合させ
る。各局所MPIC装置にある別の32ビット宛先フォ
ーマットレジスタ221は、宛先フィールドを宛先フォ
ーマットレジスタといかに比較すべきかを厳密に規定す
る。言いかえれば、宛先フォーマットレジスタ221は
論理宛先情報の解釈を規定する。
【0031】宛先フォーマットレジスタ221は32ビ
ット宛先情報を次の2つのフィールドに区分する。 (1)何らかのスカラーIDを表わすために使用できる
符号化フィールド。符号化フィールドで整合するには、
このフィールドの値と厳密に一致することが必要であ
る。論理モードにおける全てへの同報通信を支援するた
めに、どの符号化値にも整合することから、全て1の符
号化フィールド値を特別に取扱う。 (2)1組の要素を表わすために使用できる復号フィー
ルド(又はビットアレイ)。復号フィールドで整合する
には、復号フィールドにおける対応する対のビットのう
ち少なくとも一方が共に1であることが必要である。
【0032】宛先フォーマットレジスタ221はソフト
ウェアにより制御され、宛先情報の中のどのビットが符
号化フィールドの一部であり、どのビットが復号フィー
ルドの一部であるかを確定する。宛先に整合させるため
には、双方のフィールドが一致しなければならない。
【0033】それぞれのフィールドが現実に表わすもの
を論理レベルでいかに解釈するかは、総じて、オペレー
ティングシステムにより規定される。尚、これらのフィ
ールドは連続するビットを使用していなくとも良く、い
ずれかのフィールドの長さは0であっても良い。長さが
0のフィールドは常に一致する。宛先の解釈は各局所M
PIC装置により局所で実行されるので、システム内の
全ての局所MPIC装置の宛先フォーマットレジスタは
全く同じようにセットアップされなければならない。
【0034】次に、宛先指定メカニズムをさらに理解さ
せるために、異なる解釈を使用する3つの利用モデル例
を説明する。これらの例は、おそらく、実際に使用され
る最も一般的なモデルであろう。
【0035】例1:単一レベルモデル このモデルでは、宛先情報の32のビットを全て復号フ
ィールドとして解釈する。各ビット位置は1つの局所M
PIC装置に対応する。ビット位置を物理MPIC−I
Dに対応させることも可能であろうが、そのようにしな
くとも良い。この方式によれば、単にメンバーのビット
を1に設定するだけで、任意のMPIC装置群を指定で
きるが、システムごとに指定できるプロセッサ(すなわ
ち、局所MPIC装置)は32までである。この方式で
は、MPIC装置はそのビットが宛先アレイの中でセッ
トされた場合にアドレッシングされる。全てへの同報通
信は32個の宛先ビットを全て1にセットすることによ
り実行される。これは、システム内のあらゆるMPIC
装置を選択することになる。
【0036】例2:階層モデル このモデルは、長さが0ではない符号化フィールドと復
号フィールドを使用する。符号化フィールドは局所MP
IC装置の静的クラスタを表わし、復号フィールドの中
の1つのビット位置はそのクラスタに含まれている個々
の局所MPIC装置を識別する。クラスタの名前を挙げ
且つクラスタの中の所定のメンバーについて復号フィー
ルドのビットをセットすることにより、クラスタ内部の
任意のプロセッサ群を指定できる。これは、33以上の
プロセッサを含むシステムを支援するもので、DASH
型クラスタアーキテクチャに対応する。全てへの同報通
信は32個の宛先ビットを全て1にセットすることによ
り実行される。これは全クラスタにおける一致を保証
し、各クラスタのあらゆるMPICを選択する。
【0037】例3:バイモーダルモデル 符号化フィールドのそれぞれの値は個々の局所MPIC
のIDである。このIDはMPICの物理MPIC−I
Dと同一であっても良いであろうが、それは不可欠では
ない。復号フィールドにおける各ビットは1つのあらか
じめ規定されたグループを表わす。この方式によれば、
符号化フィールドにあるIDを使用すること(及びグル
ープを選択しないこと)により1つのMPICをアドレ
ッシングするか、又は符号化フィールドを全て1にセッ
トし且つ復号フィールドのグループを選択することによ
り1つのMPIC群(又はMPIC群の集合体)をアド
レッシングすることが可能である。各MPIC装置は複
数のグループの中の1つのメンバーであっても良いであ
ろう。バイモーダルモードで全てへの同報通信を支援す
るには、ソフトウェアがシステム内の全ての局所MPI
Cを含むグループを規定することが必要である。そこ
で、32個の宛先ビットを全て1にセットすることによ
り同報通信が実行される。これは個々のIDの全てと一
致すると共に、全局所装置を含むグループでも一致す
る。
【0038】それぞれのプロセッサは、そのプロセッサ
が現在実行しているタスク又はコードの相対的重要性を
指示するプロセッサ優先順位である。このコードはプロ
セス又はスレッドの一部であっても良く、あるいは割込
みハンドラであっても良い。優先順位は、タスクを変更
して、下位の優先順位の割込みを隠蔽することによっ
て、動的に上下される。IRQのサービス時に、プロセ
ッサは先に割込みされたアクティビティに戻る。
【0039】あるプロセッサのプロセッサ優先順位が所
定のプロセッサ群の中の全プロセッサの最下位にある場
合、そのプロセッサはプロセッサ群の中の最低優先順位
である。ある所定のグループの中で1つのプロセッサの
みならず、2つのプロセッサが同時に最低優先順位をも
つこともありうるので、可用性が順序裁定のプロセスを
受ける。
【0040】プロセッサがある割込みを現在サービスし
ている場合、又はプロセッサがある割込みについて未決
の要求を有している場合、そのプロセッサはその割込み
焦点である。
【0041】本発明の重要な特徴は、以下に挙げるよう
な割込みシステムの属性を示唆する指定の宛先への割込
みの厳密に一度きりの送り出しセマンティクスを保証す
ることである。 1)割込み挿入は決して拒否されない; 2)割込み(IRQ)は決して失われない; 3)端で開始された割込みの場合、同じIRQの発生は
2度以上は送り出されない。すなわち、割込みを最初に
その焦点プロセッサ(割込みがその時点で1つの焦点プ
ロセッサを有している場合)へ送り出すことにより、最
初の割込み発生が未決である(サービスが完了していな
い)間の同じ割込みの複数回にわたる発生は、局所MP
IC割込み要求レジスタ(IRR)の、その特定の割込
み要求に対応する未決ビットに、未決として全て記録さ
れる; 4)レベルにより開始された割込みの場合、宛先局所M
PICのIRR未決ビットが入出力−MPICの割込み
入力ピンの状態とは異なるときには、必ず、その未決ビ
ットで入出力−MPICの割込み入力ピンの状態を再発
生させる。宛先局所MPICは、そのプロセッサがその
タスク優先順位を明示して引き上げない限り、割込み終
わり(EDI)信号の実行時にのみ同じIRQを開始す
る。
【0042】好ましい実施例は、それらの入力IRQの
再指向及び宛先プロセッサの選択のために、固定静的
ードと、動的最低優先順位モードという2つのモードを
支援する。これらのオペレーティングシステム支援モー
ド及びその他に考えうるオペレーティングシステム支援
モードは、下記のような情報により支援される。
【0043】 1)各MPIC装置でわかっているMPIC−ID, 2)入出力−MPICの再指向テーブルから取った宛先
アドレスフィールド 3)MPIC装置アドレス;各MPIC装置は独自のア
ドレスを知っている, 4)MPIC装置がその時点で割込みの焦点であるか否
か,及び 5)全プロセッサの優先順位。
【0044】固定モードは最も単純な方法である。割込
みは、特定のIRQについて宛先アドレスフィールドに
おいて符号化されている全てのMPICへ入出力−MP
ICにより無条件で同報通信される。通常は、単一の局
所MPIC装置が指定される。優先順位情報は無視され
る。宛先プロセッサを利用できない場合には、プロセッ
サの優先順位が局所MPICに割込みをプロセッサに配
分させるほど十分に低くなるまで、割込みは宛先プロセ
ッサの局所MPICで未決のまま保持される。固定再指
向は、 1)全てのプロセッサへの静的分配;及び 2)特定の局所MPICの所定の割込みへの割当て という結果になる。固定再指向によれば、既存の1つの
スレッド装置ドライバのコードをソフトウェアが1つの
プロセッサで実行されるように拘束し且つMPIC装置
が固定送り出しモードに合わせてプログラミングされて
おり、そのために、装置の割込みはドライバがランする
同一のプロセッサへ導かれるとするならば、ドライバを
マルチプロセッサ環境の中で機能させることができる。
【0045】最低優先順位再指向モードは、再指向アド
レスフィールドにより指定されるグループの中で利用で
きる最低の優先順位のプロセッサに割込みをサービスさ
せる。最低優先順位で2つ以上のプロセッサが動作して
いる場合には、それらのプロセッサの中の1つを無作為
にピックアップする。それらの最低優先順位プロセッサ
の局所MPICはそれぞれ関連するプロセッサの優先順
位をわかっているので、最低優先順位を確定するため
に、MPICバスで順序決定プロトコルを実行する。最
低優先順位のプロセッサの間に割込みサービスタスクを
均一に分散させるという目的をもってプロセッサを統計
学的に選択するために、残っている競合最低優先順位プ
ロセッサに対して追加プロセッサ選択アルゴリズムを適
用する。
【0046】C.構造の説明 図2の入出力ーMPIC装置102を図3にさらに詳細
に示す。割込み入力線107は、I/O装置がその割込
みを導入するための手段を形成している。端フィルタ1
08は入力ピンにおけるレベル遷移を明瞭にするために
使用される再指向テーブル104は割込み入力ピン
(線)107ごとに専用の64ビット記述項を有する。
先に述べた82C59A/82380PICの従来のI
RQピンとは異なり、本発明の入出力−MPIC装置で
は、割込み優先順位の概念は物理的割込み入力ピンの位
置とは全く無関係である。各入力ピン107の優先順位
は、再指向テーブル104の対応する記述項における8
ビットベクトルを割当てることにより、ソフトウェアで
プログラム可能である。
【0047】図4は、再指向テーブルの各64ビット記
述項のフォーマットを示す。各記述項の説明は次の通り
である。
【0048】ベクトル(0:7):割込みベクトルを含
む8ビットフィールド。
【0049】送り出しモード(8:10):宛先フィー
ルドに列挙されている局所MPICがこの信号を受信し
たときにいかに動作すべきかを指定する3ビットフィー
ルドで、次のような意味をもつ。 000−固定−宛先フィールドに列挙された全プロセッ
サへの送り出し。 001−最低優先順位−宛先フィールドに列挙された全
プロセッサの中の最低優先順位のプロセッサへの送り出
し。 011−遠隔読取り−ベクトルフィールドにアドレスが
あるMPIC装置のレジスタの内容を局所プロセッサに
よるアクセスのために遠隔レジスタに記憶することを要
求,端トリガモード。 100−NMI−列挙された全プロセッサのマスキング
不可能割込み(NMI)ピンへの送り出し、ベクトル情
報を無視し、端感知信号として扱われる。 101−リセット−プロセッサのリセットピンへの信号
の印加/除去による列挙された全プロセッサへの送り出
し、アドレッシングされた全ての局所装置をセット。 110−デバッグ−局所MPICのデバッグピンへの信
号の印加/除去による列挙された全プロセッサへの送り
出し;レベル感知信号として扱われる。 111−Ext INT−外部接続された8259Aと
互換性をもつ割込み制御装置で発生する割込みとして
の、列挙された全プロセッサのINTピンへの送り出
し、レベル感知信号として扱われる。 (尚、リセット,デバッグ及びExtINTの送り出し
モードは入出力装置割込みとは無関係である。リセット
とデバッグはプロセッサ間割込みであり、ExtINT
は既存の事実上の8259A PIC規格との互換性を
得るために含まれている。)
【0050】宛先モード(11):宛先フィールドを解
釈する。 0−物理モード−ビット56:63のMPIC−IDを
使用。 1−論理モード−32ビットフィールドは論理宛先であ
る。オペレーティングシステムで規定。
【0051】送り出し状態(12):割込みの現在送り
出し状態を含む2ビットソフトウェア読取り専用フィー
ルド 0−アイドル−現在アクティビティはなし 1−未決送信−割込みは局所MPICにより導入されて
おり、導入された他の割込みにより妨げられている。こ
のビットはソフトウェア読取り専用ビットである。すな
わち、再指向テーブル109への32ビットソフトウェ
ア書込みはこのビットに影響しない。
【0052】遠隔IRR(14):レベル感知割込みに
ついてのみ宛先局所MPICの割込み要求レジスタ(I
RR)のビットを反映し、ビットの状態が対応する割込
み入力信号線107の状態と一致しない場合には、宛先
のIRRビットにその新たな状態を反映させて、遠隔
(局所MPIC)IRRビットに追跡させるために、入
出力MPICメッセージを送信する。
【0053】トリガモード(15):割込み信号のフォ
ーマットを指示する。 0−端感知 1−レベル感知
【0054】マスク(16):マスク状態を指示する。 0−マスクなし割込み(NMI) 1−より高い優先順位のタスクにより阻止することが可
能なマスク付き割込み
【0055】宛先(32:63):オペレーティングシ
ステムにより規定される割込みの宛先を表わす32ビッ
トフィールド。図4の下部は先に論じた考えうる2つの
フォーマット、すなわち、宛先プロセッサごとに1つの
ビットを使用する32ビット物理(復号)フォーマット
と、256×24二次元宛先スペースを規定する8つの
符号化ビット及び24の復号ビットを含む8/24ビッ
ト論理フォーマットを示す。
【0056】64ビット幅の再指向テーブル109は、
前述のように、ハードウェア書込み及びソフトウェア読
取り専用である送り出し状態ビット及び遠隔IRRビッ
トを除いて、ホストプロセッサの32ビットアドレス線
及び32本のデータ線DATA/ADDR106を介し
て読取り/書込みアクセス可能である。
【0057】再指向テーブルの記述項は、定様式化され
た後、MPICバス送受信装置110により全ての局所
MPIC装置104へ同報通信される。MPICバス1
07のプロトコルはデータ用の4本と、クロック用の1
本とを含めた5線同期バスを指定する。メッセージフォ
ーマットの詳細についてはMPICバスプロトコルの章
で説明する。受入れの結果、送り出し状態はアイドルに
リセットされる。
【0058】局所MPIC装置104は割込みを受入
れ、割込みをプロセッサに分配し且つプロセッサ間割込
みを送信するという責務を負う。
【0059】割込みの再指向テーブル記述項に指定され
ている割込み送り出しモードに応じて、MPICは割込
みを全く受入れないか、あるいは1つ又は複数のMPI
C装置が割込みを受入れることになる。局所MPIC装
置は、割込みを関連するプロセッサへ送り出すことがで
きる場合に限って、その割込みを受入れる。割込みの受
入れは真に入出力MPIC装置102及び局所MPIC
装置104の問題であり、一方、プロセッサへの割込み
の分配は局所MPIC装置104と、その局所プロセッ
サ105にのみ関わる。
【0060】入出力MPIC装置102の再指向テーブ
ル109は、入出力サブシステム101を源とし、所定
の割込みに対応する再指向テーブル記述項をMPICバ
ス103を介して同報通信することによりいずれかのプ
ロセッサへ導かれなければならないと思われる割込みを
操向する働きをする。
【0061】図5は、局所MPIC装置104の構成要
素を詳細に示す。局所ベクトルテーブル210は、機能
の上では、関連する局所プロセッサに関わる割込みにの
み限定されるという点を除いて、入出力MPIC装置の
再指向テーブル109と同様である。局所ベクトルテー
ブル210は6つの32ビット記述項を含む。記述項2
00〜202はタイマー0〜2に対応し、記述項203
及び204は局所割込み入力ピンに対応する。また、記
述項205はデータパリティ誤りに関わる割込みの発生
を制御する。タイマー関連記述項200〜202の上位
ビットはその他の記述項にはないタイマー特有フィール
ドである(後にタイマーを扱った章で詳細に説明す
る)。図6は、局所ベクトルテーブルの記述項200〜
205と関連する様々なフィールドを規定している。
【0062】ベクトル(0:7):割込みベクトルを含
む8ビットフィールド。
【0063】送り出しモード(DELV)(8:1
0):最低優先順位(001)が固定(000)と同義
であることを除いて、再指向テーブル109と同じ意味
を持つ3ビットフィールド。
【0064】遠隔IRR(R)(14):このビットは
当該局所MPIC装置の割込みのIRRビットを反映す
る。これは専らレベルトリガ形局所割込みについて使用
され、端トリガ形割込みに対しては規定されない。ま
た、ソフトウェア読取り専用である。
【0065】トリガモード(TM)(15):0は端感
知トリガを指示し、1はレベル感知割込みを指示する。
局所割込みピン(203,204)は他の端又はレベル
トリガとしてプログラムされても良いが、タイマー(2
00:202)とパリティ(205)は常に端感知形で
ある。
【0066】マスク(MS)(16):0は割込みをイ
ネーブルし、1は割込みをマスクする。
【0067】モード(M)(17):タイマーのモード
を選択する。0はワンショット、1は周期的である。
【0068】基準(18:19):カウンタについて3
つの時間基準の中の1つを選択する。(モードと基準の
パラメータに関しては後のタイマーのアーキテクチャの
章で詳細に説明する。)
【0069】プロセッサは64ビット割込み指令レジス
タ220に書込みを実行することによりプロセッサ間割
込みを発生する。尚、このレジスタ220のレイアウト
は入出力MPIC装置の再指向テーブル109と同様で
ある。再指向テーブル109の記述項に非常に良く似て
いるプログラム可能フォーマットを図7に示すが、この
フォーマットによれば、どのプロセッサでも、どのよう
な割込みをも発生できるので、プロセッサは元来それが
受入れた割込みを別のプロセッサへ送り出すことが可能
である。この機能はデバッグの際にも有用である。割込
み指令レジスタ220はソフトウェア読取り・書込みで
ある。
【0070】ベクトル(0:7):送信中の割込みを識
別する。
【0071】送り出しモード(8:10):再指向テー
ブル109と同一の解釈。
【0072】宛先モード(11):再指向テーブル10
9と同一の解釈。
【0073】送り出し状態(12):再指向テーブル1
09と同一の解釈。局所プロセッサは状態をセットし、
局所MPICは更新する。ソフトウェアは割込みが送信
されたか否かを見出すためにこのフィールドを読取って
も良く、送信されていれば、割込み指令レジスタ220
は新たな割込みを受入れることができる状態になる。送
り出し状態がアイドル(0)になる前にレジスタ220
が重ね書きされた場合、その割込みの状態は規定されな
い(受入れられていようが、受入れられていなかろう
が、それとは無関係である)。
【0074】レベル印加なし(14):レベル感知割込
みの印加/印加なし(0−印加なし,1−印加)をシミ
ュレートするために、トリガモード(15)と関連して
使用されるビット。たとえば、リセットである送り出し
モードレベルであるトリガモード及びであるレベル
印加なしは、アドレッシングされたMPICのプロセッ
サへのリセットの印加なしという結果になる。また、こ
の条件は全てのMPICにその順序裁定ID(最低優先
順位の順序裁定におけるタイブレークに際して使用され
る)をMPIC−IDにリセットさせる。
【0075】トリガモード(15):再指向テーブル1
09の場合と同一。
【0076】遠隔読取り状態(16:17):遠隔読取
りレジスタ224に含まれているデータの状態を指示す
る。 00−無効−遠隔読取りレジスタ224の内容は無効で
あり、遠隔MPIC装置は送り出し不可能。 01−進行中−遠隔読取りは進行中であって、データを
待機している。 10−有効−遠隔読取りは完了。有効データ。
【0077】宛先速記(18:19):32ビット宛先
フィールドを与える必要なく宛先を指定するために使用
される3ビットフィールド。これにより、以下の共通す
る場合について、ビットフィールド32:63に対応す
る第2の32ビット書込み動作を要求しなくなるので、
ソフトウェアのオーバヘッドは減少する。 a)ソフトウェア自己割込み, b)単一の固定宛先への割込み, c)送信側プロセッサを含めて、宛先フィールド(3
2:63)で名前を挙げることができる全てのプロセッ
サへの割込み。 2ビットフィールドは次のように解釈される。 00−速記なし−宛先フィールド(32:63)を使用
する。 01−自己、現在局所MPICが(ソフトウェア割込み
のために使用される)唯一の宛先である。 10−自己を含む全て。 11−自己を除く全て,リセット中及びデバッグ中に使
用される。
【0078】宛先(32:63):オペレーティングシ
ステムにより規定、再指向テーブル109の場合と同
じ。宛先速記が宛先フィールド(000)にセットされ
たときにのみ使用される。
【0079】入出力MPIC装置102と全ての局所M
PIC装置104はMPICバス103を介してメッセ
ージを受信する。MPIC装置は、まず、それがメッセ
ージ中の宛先に属するか否かを知るために検査を実行す
る。たとえば、先に挙げた32ビット宛先フォーマット
の場合、MPIC−IDレジスタ222にあって32未
満のID値を有する各MPIC装置はそのMPIC−I
Dを使用して、32ビット宛先アレイへ索引付けする。
ビットがセット状態であることがわかれば、MPIC装
置はこのメッセージによりアドレッシングされる。8×
24フォーマットの場合には、各MPIC装置はそのM
PIC−IDが32ビット宛先フィールドのMPIC−
Dと等しいか否か、すなわち、それが図7に示すような
グループリストのメンバーであるか否かを、24ビット
グループリストレジスタ(32:55)をメッセージ中
のグループリストとビットごとにAND演算し且つその
結果として得られる全てのビットを互いにOR演算する
ことにより検査する。メッセージ中のMPIC−IDが
255の値を有するならば、同じようにMPIC装置は
メッセージによりアドレッシングされる。
【0080】図5に示すMPICバス送受信・順序裁定
装置226は出力線267を介して宛先及びモード情報
を受入れ論理装置へ導く。この受入れ論理装置248は
MPIC−IDレジスタ222の内容と関連して論理動
作を実行する。メッセージが受入れられる場合には、装
置226の出力線266に現れるベクトル情報をベクト
ル復号装置228により復号し、モード情報と共に、3
×256ビットベクトルアレイ230に供給する。8ビ
ット割込みベクトルは、ベクトル復号装置228による
復号の後には、可能である256のビット位置のうちど
のビット位置が割込み優先順位を示すセット状態にある
かを確定する。割込みがサービス中であるとき、優先順
位決定装置240はそれ以下の優先順位をもつ全ての割
込みを自動的にマスクする。
【0081】3×256ビットベクトルアレイ230
は、割込み関連情報を記憶するために使用される256
のビットベクトルから構成されている。各レジスタはソ
フトウェア読取り専用及びハードウェア読取り/書込み
である。レジスタは次のように規定される。
【0082】ISR,サービス中レジスタ231,プロ
セッサにより割込み終わり(EOI)信号がまだ送信さ
れていない現在サービス中である割込みを示す;IR
R,割込み要求レジスタ232,局所MPIC装置によ
り受入れられたが、プロセッサには分配されていない割
込みを記憶する;TMR,トリガモードレジスタ23
4,送信側入出力MPIC装置の再指向テーブル記述項
の中のトリガモードビットにより伝達される通りに、割
込みがレベル感知型であるか又は端感知型であるかを指
示する。
【0083】割込みがサービス中となり且つTMRビッ
トが端感知型を指示する0である場合、対応するIRR
ビットをクリアし、対応するISRビットをセットす
る。TMRビットがレベル感知型を指示する1であれ
ば、割込みがサービス中になるとき(ISRビットがセ
ットされているとき)にはIRRビットをクリアしな
い。その代わりに、IRRビットは割込み入力ピンの状
態を反映する。先に述べた通り、レベルトリガ割込みが
印加されなくなると、発信元入出力MPIC装置は不一
致を検出し、宛先局所MPIC装置へそのIRRビット
をクリアするためのメッセージを送信する。
【0084】図8は、遠隔IRRビットと宛先局所MP
IC装置のIRRビットが割込み入力(INTIN)の
状態をどのようにして追跡するかを例を挙げて示してい
る。また、INTINがいずれかの装置により依然とし
て印加されている限り、EOIの直後に割り込みが再び
印加されることもわかる。この例では、AとBの2つの
装置が入出力MPIC装置へのレベルトリガ型割込みを
共有しているものと仮定する。装置Aは線(a)に示す
ようにレベル割込みとしてレベルを上昇させ、それに続
いて、線(b)に示すように装置Bが割り込む。INT
IN信号は線(c)に示すように線(a)と線(b)の
OR演算により得られる。図3のMPICバス送受信装
置110はINTINを遠隔IRRビットである再指向
テーブル104のビット14(線(e)に示す)と排他
的OR(XOR)演算して、線(d)に示すような「レ
ベル印加」メッセージと、「レベル印加なし」メッセー
ジを得る。局所MPIC装置のIRRビットは線(f)
に示すように線(e)の状態を追跡する。線(g)は、
装置の1つによりINTIN信号が依然として印加され
ている限り、EOIの直後に割り込みが再び印加される
ことを表わしている。
【0085】図9は、局所MPIC装置の割込み受入れ
プロセスを示すフローチャートである。メッセージを受
信すると、局所MPIC装置は現在焦点である。すなわ
ち、関連するIRRビット又はISRビットは未決であ
り、優先順位とは無関係に割込みを受入れ、その他の局
所MPIC装置に優先順位の順序裁定を打ち切るように
報知する。これにより、従来の単一プロセッサシステム
における割込み送り出しの意味論と矛盾せずに、同一の
割込み発生を複数の異なるプロセッサへ重複して送り出
すという事態は回避される。局所MPIC装置がその時
点で焦点ではない場合には、別の局所MPIC装置によ
る受入れの可否について探る。2つ以上のMPIC装置
を利用できるのであれば、MPICバスプロトコルの章
で説明するような順序裁定を呼び出して、勝利をおさめ
る(最低優先順位の)装置を確定する。
【0086】メッセージがNMI、デバッグ又はリセッ
トとして送信された場合には、宛先に列挙される全ての
装置は図5に示すそのプロセッサのNMI出力ピン26
3、デバッグピン264又はリセットピン265に無条
件で印加/印加停止を実行する。ISR231とIRR
232はバイパスされ、ベクトル情報は規定されない。
【0087】図5のタスク優先順位レジスタ(TPR)
242はそのプロセッサのタスクの現在優先順位を記憶
する。タスクが切換わるときや、割込みハンドラに入る
とき又はそこから復帰するときなどには、明示ソフトウ
ェアアクションによって、タスクの優先順位は動的に変
更を受ける。TPR242は、8ビットフィールド
(0:7)によって256までの優先順位レベルを支援
する32ビットレジスタである。4つの最上位ビット
(4:7)は16個の割込み優先順位に対応し、4つの
最下位ビット(0:3)は付加的分解能を与える。たと
えば、5つの最上位ビットが0であり、3つの最下位ビ
ットは0でないTPRの値を使用して、割込みの割当て
を目的として0(アイドル)から1までのタスクスケジ
ューリングクラスを表わしても良い。これは、いくつか
のプロセッサが同一の最低優先順位レベルで動作してい
るときに特に有用である。
【0088】プロセッサの優先順位はTPR242,I
SR231及びIRR232から取出される。これは、
全て符号化された8ビット表示の4つの最上位ビットを
使用して評価される、タスク優先順位の最大値と、最上
位ISRビットの優先順位と、最上位IRRビットの優
先順位である。局所MPIC装置が割込みを受入れるた
めの可用性及び最低優先順位の局所MPIC装置を確定
する際に使用されるこの値は、必要に応じてオンザフラ
イ方式で計算される。
【0089】局所MPIC装置は、割込みを受入れる
と、その割込みの局所プロセッサへの送り出しを保証す
る。マスク可能割込みの分配は、プロセッサのINTピ
ンに接続しているINTピン262に割込みを印加する
局所MPIC装置から始まるINT/INTAプロトコ
ルにより制御される。プロセッサが割込みイネーブル状
態にあれば、プロセッサは信号線261へINTAサイ
クルを発行して、局所MPIC装置にその内部優先順位
状態を凍結させると共に、最高優先順位の割込みの8ビ
ットベクトルをプロセッサデータバス106へ解放させ
ることにより応答する。プロセッサはベクトルを読取
り、それを使用して割込みハンドラの入口点を見出す。
されに、局所MPIC装置は割込みのISRビットをセ
ットする。対応するIRRビットは、先に述べた通り、
TMR234が端トリガ型割込みを指示した場合に限り
クリアされる。
【0090】レベルトリガ型割込みがそのINTAサイ
クルの直前に印加されなくなった場合には、全てのIR
Rビットをクリアしても良く、また、優先順位決定装置
240はデータバス106を介してプロセッサへ送り出
すべきベクトルを見出さなくとも良い。その代わりに、
優先順位決定装置240は偽割込みベクトル(SIV)
を戻す。SIVの分配はISR231には影響を与えな
いので、割込みハンドラはEOIを発行せずに戻るべき
である。SIVは優先順位決定装置240の中にあるS
IVレジスタを介してプログラム可能である。
【0091】割込みを分配すべきプロセッサを含まない
システムの中に局所MPIC装置が存在していることは
可能である。これによりシステムに現れる唯一の危険
は、全てのプロセッサが最低優先順位にあるときに最低
優先順位送り出しモードを使用して全てのプロセッサへ
割込みを同報通信する場合に、プロセッサをもたない局
所MPIC装置がその時点でたまたま最低Arb ID
を有していたならば、その局所MPIC装置がその割込
みを受入れてしまう可能性があることである。そのよう
な事態が起こるのを阻止するために、全ての局所装置は
ディスエーブル状態で初期設定し、MPICバスからM
PICメッセージを受入れ始められるようになる前に明
示してイネーブルされなければならない。ディスエーブ
ル状態にある局所MPIC装置は、送り出しモードを
「リセット」にセットすることによってメッセージに応
答するだけである。ターゲットのMPIC−IDを使用
する物理宛先モードでは、局所MPIC装置がリセット
から出るときに局所MPIC装置の論理宛先情報は規定
されていない(全て0)ので、リセット/印加なしメッ
セージを送信すべきである。
【0092】割込みハンドラから戻る前に、ソフトウェ
アはその局所MPIC装置へ割込み終わり(EOI)指
令を発行して、割込みがサービス中ではなくなっている
指示をするように、EOIレジスタ246に書込むこと
によりISR231の最高優先順位ビットをクリアする
と共に、その局所MPIC装置を次に高い優先順位のア
クティビティに戻さなければならない。
【0093】MPICシステムは次のように初期設定さ
れる。 a)各MPIC装置はリセット入力ピンを共通リセット
信号線に接続させ、システムリセット信号により動作さ
せる; b)データバス106の最下位の8ビットをMPIC−
IDレジスタ222にラッチする; c)各局所MPIC装置はそのプロセッサのリセット
(RST)ピン265に信号を印加し、全ての内部MP
ICレジスタをその初期状態にリセットする。すなわ
ち、再指向テーブル109と局所ベクトルテーブル21
0は割込みの受入れをマスクするようにセットされる。
そうでなければ、レジスタの状態を0にセットする; d)各局所MPIC装置は、プロセッサに自己試験を実
行させ且つ初期設定コードを実行させるために、そのプ
ロセッサのリセットピンに信号を印加しなくなる; e)MPICバス103に到着する第1のプロセッサ
は、他のプロセッサに, 送り出しモード=リセット トリガモード=レベル レベル印加なし=0 宛先速記=自己を除く全て を伴うプロセッサ間割込みを送信することにより、他の
プロセッサを強制的にリセットさせる。活動中のプロセ
ッサのオペレーティングシステムが他の全てのプロセッ
サを活動状態にさせるまで、他の全てのプロセッサはリ
セット状態に保持される。 f)ラン中の唯一のプロセッサがシステム初期設定及び
構成の大半を実行し、最終的にはオペレーティングシス
テムをブートする。オペレーティングシステムは他のプ
ロセッサを動作させるために印加なし/リセット信号を
送り出す。
【0094】D.MPICバスのプロトコル MPICバス103は、入出力MPIC装置及び局所M
PIC装置に接続する5線同期バスである。それら5本
の線のうち4本はデータ伝送及び順序裁定のためのもの
であり、残る1本はクロック線である。
【0095】電気的にいえば、バスはワイヤOR接続さ
れて、バス用途の順序決定と、最低優先順位の順序裁定
を行う。ワイヤOR接続によって、バスは構成ごとの特
有の成端同調が不要になるように十分に遅い速度で動作
される。また、バスの速度は、次のドライブサイクルを
抑止しなければならないか否かを判定するために、単一
のバスサイクルでバスをラッチし且つラッチされた情報
に対して何らかの単純な論理動作を実行するのに十分な
時間を与えるものでなければならない。バス速度が10
MHzである場合、順序裁定を要求しない割込みは約
2.3μsで送り出され、優先順位の順序裁定を伴うと
きには約3.4μsで送り出されると考えられる。
【0096】入出力MPIC装置102と局所MPIC
装置104は別個のMPICバス入力ピン及びMPIC
バス出力ピンを有し、それらのピンは図11に示すよう
に非絶縁構成で直接に接続されても良い。図12に示す
ように多数のプロセッサを支援するために必要とされる
MPICバスに階層接続を行うために、3状態入力バッ
ファ301及び出力バッファ302を使用しても良い。
【0097】MPICバス103の使用のためと、最低
優先順位MPIC装置の確定のための順序裁定は、同期
して動作する全てのMPICメッセージ装置によって決
まる。分散形バス順序裁定は、複数のエージェントが同
時に伝送を開始する場合を取り扱うために使用される。
バス順序裁定はMPICバスの少数の順序裁定サイクル
を使用する。それらのサイクルの間に、唯一つの「ウィ
ナー(winner)」が送信を続けるようになるま
で、順序裁定「ルーザー(losers)」は徐々にバ
スから脱落してゆく。メッセージ(バス順序裁定を含
む)の送信が始まったならば、そのメッセージを完全に
送信するのに十分な数のサイクルが経過するまで、競合
しうるどの装置も伝送を抑制しなければならない。使用
されるバスサイクルの数は送信すべきメッセージの型に
よって決まる。
【0098】バス順序決定サイクルは、エージェントが
MPICバスのそのMPIC−IDを駆動することによ
って、上位ビットから始めて開始される。さらに詳細に
いえば、8ビットのMPIC−ID(10:17)を2
ビットずつの連続するグループ(17:16)(15:
14)(13:12)(11:10)に分割する。次
に、それらのテュープル1(im):1(i)を順次復
号して、図13に示すような4ビットパターン(B0:
B3)を発生する。ビット(B0:B3)を4本のMP
ICバス信号線に、1本につき1ビットずつ印加する。
MPICバスにはワイヤードOR接続しているため、I
Dの各テュープルは1本の線にのみ印加されることにな
る。そこで、エージェントが確実性をもって脱落すべき
か(「ルーザー」になるか)否かを判定すること、ある
いは、バスを駆動しているエージェントバス線もそのバ
スにおいて最上位1であるか否かを単純に検査すること
により、次に続くMPIC−IDの2つのビットについ
て次のサイクルの順序裁定を継続することが可能にな
る。このようにして、それぞれのMPICバスサイクル
は2つのビットを順序裁定する。
【0099】また、順序裁定は最も低いプロセッサ優先
順位をもつ局所MPIC装置を見出す目的でも利用され
る。最低優先順位発見のための順序裁定は8ビット順序
裁定ID(Arb ID)を伴うMPICプロセッサ優
先順位レジスタの値を使用して、最低優先順位で動作し
ているMPICが複数である場合の拘束を破断する。
【0100】Arb IDとして一定の8ビットMPI
C IDを使用すると、低いID値を有するMPICが
恩恵を受けることになると考えられるので、対称性をゆ
がめがちである。従って、MPICのArb IDはM
PIC IDそのものではないが、そこから取出され
る。リセット時には、MPICのArb IDはそのM
PIC IDと等しい。MPICバスを介してメッセー
ジが同報通信されるたびに、全てのMPICはArb
IDを1だけ増分させる。そのため、次の順序裁定に際
してはMPICに異なるArb ID値が与えられるこ
とになる。その後、次の機会にどのMPICが最も低い
Arb IDを有するようになるかをさらに無作為に選
択することを保証するために、Arb IDをエンジア
ン反転する(LSBがMSBになる等々)。次に、反転
させたArb IDを復号して、先に説明したようにM
PICバスに順序裁定信号を発生する。
【0101】バス順序裁定の後、ウィナーはその実際の
メッセージをバスを介して、ニブル直列方式ではクロッ
クごとに4ビットずつ送り出す。MPICメッセージは
2つの長さ、すなわち、短いときは21サイクル、長い
ときは30サイクルで入って来る。初めの19サイクル
の解釈は全てのメッセージ長さについて同一である。長
い型のメッセージは優先順位の順序裁定のためのサイク
ルを初めの19サイクルに付け加える。中程度の長さの
メッセージは、ウィナーが順序裁定に先立ってわかって
いる場合のように完全な順序裁定が必要ない場合にのみ
起こる。
【0102】短いメッセージのフォーマットを図14に
示す。このフォーマットの第1の欄はメッセージサイク
ル索引(1:19)を表わし、次の4つの欄はMPIC
バスの4本のデータ線を表わす。
【0103】初めの4つの列(1:4)はMPICバス
の順序裁定サイクルを表わす。どの列も、先に述べたよ
うにMPIC−IDの復号テュープルを表わす4つの記
述項を有する。すなわち、i76・・・i76はテュー
プル(7:6)を表わし、i54・・・i54はテュー
プル(5:4)を表わすのである。
【0104】サイクル5はメッセージの拡張送り出しモ
ードであり、図15に従って解釈される。ビット指定D
Mは、物理モードの場合は0であり、論理モードの場合
には1である宛先モードビットである。ビットM0,M
1,M2は図4の再指向テーブルで先に割当てられてい
る。
【0105】サイクル6は図16に規定するような制御
ビットを含む。サイクル5の拡張送り出しモードと、サ
イクル6の制御ビットは、一体となって、必要とされる
メッセージの長さと、図17に示すようなメッセージの
残るフィールドの解釈とを確定する。
【0106】サイクル7及び8は3ビット割込みベクト
ルを構成する。サイクル9〜16は32ビット宛先フィ
ールドである。サイクル17はサイクル5〜16におけ
るデータについての検査合計である。この検査合計はこ
れらのサイクルにおけるデータを伝送の誤りから保護す
る。送信側MPIC装置がこの検査合計を提供する。
【0107】サイクル18は、送信側MPICにより1
111として送出されるポストアンブルサイクルであ
り、全てのMPICに受信したメッセージに含まれてい
る情報に基づいて様々な内部計算を実行させる。それら
の計算の中の1つはサイクル5〜16で受信したデータ
について計算した検査合計を取出し、それをサイクル1
7の値と比較する。いずれかのMPIC装置がサイクル
17でパスした検査合計とは異なる検査合計を計算した
場合、そのMPICはサイクル19においてそれを11
11として送り出すことによりMPICバスを介して誤
りを報知する。これが起こると、全てのMPIC装置は
メッセージが全く送信されなかったと想定し、送信側
は、MPICバスに関する再順序裁定を含めて、メッセ
ージを再び送信しようとしなければならない。割込みが
焦点プロセッサを有する最低優先順位送り出しでは、焦
点プロセッサはサイクル19の間に1110を送り出す
ことによりこのことを報知する。この結果、他の全ての
MPIC装置は、割込みが受入れられ、順序裁定は先取
りされ且つ短いメッセージフォーマットを使用している
ことを知る。サイクル19では、全ての(焦点でない)
MPIC装置は1000を送り出す。最低優先順位送り
出しモードにおいては、1000はその時点で割込みが
焦点プロセッサを有しておらず、送り出しを完了するた
めには優先順位の順序裁定が必要であることを示唆す
る。その場合、長いメッセージフォーマットを使用す
る。非最低優先順位モードでサイクル19が1000で
ある場合には、メッセージは受入れられており且つ送信
されたと考えられる。
【0108】MPIC装置が誤りサイクルの間に誤りを
検出して、報告したとき、MPIC装置は2回の連続す
るアイドル(0000)サイクルに出会うまで単にバス
を聴取するだけである。それら2つのアイドルサイクル
は、メッセージが通過してしまっており、いずれかの装
置により新たなメッセージを開始しても良いことを指示
している。これにより、MPICバスでサイクルから免
れたMPICはその他のMPIC装置と同期して戻るこ
とができる。
【0109】長いメッセージフォーマットのサイクル1
〜19は短いメッセージフォーマットのサイクル1〜1
9と同一である。前述のように、長いメッセージフォー
マットは次の2つの場合で使用される。 (1)割込みが焦点をもたないときの最低優先順位送り
出し。サイクル20〜27は、宛先MPIC装置が最低
プロセッサ優先順位/Arb ID値を伴う1つのMP
IC装置を確定する8つの順序裁定サイクルである。 (2)遠隔読取りメッセージ。サイクル20〜27は遠
隔読取りレジスタの32ビットの内容である。この情報
は遠隔MPIC装置によりバスへ送り出される。
【0110】サイクル28は受入れサイクルである。最
低優先順位送り出しでは、順序裁定でウィナーにならな
かった全てのMPIC装置(順序裁定に関与しなかった
装置を含む)はサイクル28を1100(受入れなし)
によって駆動し、一方、ウィナーとなったMPIC装置
は1111を送り出す。サイクル28が1111を読取
ると、全てのMPIC装置は、割込みが受入れられ、メ
ッセージは送り出し済みと考えられることを知る。サイ
クル28が1100(又はその事項に関しては1111
を除くいずれかの値)を読取ると、全てのMPIC装置
は順序裁定中にメッセージが受け入れられなかった又は
誤りが起こったと想定する。メッセージは送り出されな
かったと考えられ、送信側のMPIC装置は再びメッセ
ージの送り出しを試みる。
【0111】遠隔読み取りメッセージの場合、サイクル
20〜27で要求されたデータを申し分けなく供給する
ことができたならばバスを1111によって駆動する応
答側遠隔MPIC装置を除いて、サイクル28は全ての
MPICにより1100として送り出される。サイクル
28が1111を読取れば、サイクル20〜27のデー
タは有効であると考えられ、そうでない場合には、デー
タは無効であると考えられる。遠隔読取りを発行した発
信元MPIC装置はサイクル28を使用して、割込み指
令レジスタの遠隔読取り状態フィールドの状態(有効又
は無効)を判定する。いずれにしても、遠隔読取りが再
試行されることは全くないという点で、(データが有効
であれ、無効であれ)遠隔読取り要求は常に成功をおさ
める。これは遠隔読取りがデバッグ機能であるためであ
り、応答できない「ハング(hung)」遠隔MPIC
はデバッグ手順を停止(ハング)させてはならない。
【0112】サイクル29とサイクル30は2つのアイ
ドルサイクルである。MPICバスはサイクル31で次
のメッセージを送信するために利用できる状態にある。
これら2つのアイドルサイクルは、短メッセージと長メ
ッセージの双方の終了時に、他のいくつかのバスサイク
ルについての非ゼロ(すなわち、非アイドル)符号化と
共に、1サイクルだけたまたまずれてしまったMPIC
バスエージェントに、単にその検査合計誤りを報告した
後に2つの連続するアイドルサイクルを待機することに
より、1つのメッセージで同期バックアップさせる。こ
れは、有効順序裁定サイクルは決して0000にならな
いということを利用している。
【0113】E.タイマー 局所MPIC装置104の局所ベクトルテーブル210
は、3つの互いに独立して動作される32ビット幅プロ
グラマブルタイマー200,201及び202を含む。
各タイマーは3つのクロック入力端子の中の1つからク
ロック基準を選択することができる。各タイマーはワン
ショットモード又は周期モードのいずれかで動作すれば
良く、それぞれ、任意のプログラム可能ベクトルによっ
て局所プロセッサを割込むように構成できる。
【0114】局所MPIC装置104は2つの独立した
クロック入力ピンを有する。CLOCKピンはMPIC
の内部クロックを規定し、TMBASEピンは外部クロ
ック用である。TMBASEの周波数はMPICアーキ
テクチャにより28.636MHzに固定されている。
さらに、局所MPIC装置は、図19に示すようにいず
れのクロック信号をも2,4,8又は16で除算するよ
うに構成することができる分周器を含む。基準0は常に
CLOCKと等しく、基準1は常にTMBASEと等し
く、基準2はCLOCK又はTMBASEを2,4,8
又は16で除算したものに等しい。分周器(基準2)構
成のレジスタを図20に示す。
【0115】ソフトウェアはタイマーの32ビット初期
カウントレジスタをプログラムすることによりタイマー
を始動させる。タイマーはこの値を現在カウントレジス
タにコピーし、時間基準パルス(基準0,1又は2)の
発生ごとに1カウントの速度でカウントダウンを開始す
る。各タイマーはワンショットモード又は周期的モード
で動作すれば良い。ワンショットの場合、タイマーは一
度カウントダウンし、再びプログラムされるまで0のま
まである。周期的モードでは、タイマーは初期カウント
レジスタの内容を現在カウントレジスタに自動的に再ロ
ードする。
【0116】3つのタイマーは図21に示すようなその
局所ベクトルテーブルの記述項によって構成される。ベ
クトルフィールド(0:7)は先に説明した通りであ
る。マスクiビット(16)は、カウントが0に達した
ときにi番目のタイマー発生割込みをマスクする(1)
か又はマスクしない(0)かを表わす。基準iフィール
ド(18:19)はi番目のタイマーにより使用される
基準入力である。00は基準0、01は基準1、10は
基準2をそれぞれ表わす。モードiビット(17)はi
番目のタイマーのモードを示す。0はワンショット、1
は周期的をそれぞれ表わしている。
【0117】F.プロセッサ専用記憶装置 各局所MPIC装置は、図5に示す通り、局所プロセッ
サによってのみアクセス可能な4つの32ビットレジス
タを有するプロセッサ専用記憶装置250を含む。各プ
ロセッサはそのレジスタを同じ方法で(同一のアドレス
を介して)アドレッシングするので、レジスタは「プロ
セッサ独自の」データを提供する便利で、プロセッサの
アーキテクチャに左右されない方法なのである。MPI
Cはそれらのレジスタの内容を全く解釈しない。レジス
タはその他の局所MPIC装置のレジスタと同じ物理ア
ドレスページに位置するため、レジスタへのアクセスを
スーパーバイザにのみ限定しても良い。プロセッサでラ
ンするオペレーティングシステムは自由にレジスタを使
用して良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的な単一プロセッサプログラマブル
割込み制御装置(PIC)のブロック線図。
【図2】一般に好ましいマルチプロセッサプログラマブ
ル割込み制御装置(MPIC)システムのブロック線
図。
【図3】一般に好ましい入出力MPIC装置のブロック
線図。
【図4】再指向テーブルの64ビット記述項を構成する
様々なフィールドを示す構成図。
【図5】一般に好ましい局所MPIC装置のブロック線
図。
【図6】局所MPIC装置の局所ベクトルテーブル記述
項を構成する様々なフィールドを示す構成図。
【図7】割込み指令レジスタの様々なフィールドの割当
てを示す構成図。
【図8】宛先IRRビットによる遠隔IRRビットの追
跡を示す構成図。
【図9】局所MPIC装置による割込み受入れプロセス
を示すフローチャート。
【図10】MPIC−IDレジスタの構成図。
【図11】非絶縁MPICバス接続を示す図。
【図12】3状態緩衝MPICバス配置を示す図。
【図13】バス順序裁定で使用するMPIC−IDの2
ビット復号プロセスを示す構成図。
【図14】MPIC短メッセージの形態を示す構成図。
【図15】送り出しモードのMPICメッセージ符号化
を示す構成図。
【図16】MPICメッセージの制御ビットを示す構成
図。
【図17】拡張送り出しモード制御ビットの符号化を示
す構成図。
【図18】MPICバス媒体及び長メッセージフォーマ
ットを示すフォーマット構成図。
【図19】基準0,1及び2の時間発生器を示す構成
図。
【図20】分周(基準2)構成レジスタビットの割当て
を示す構成図。
【図21】3タイマー局所ベクトルテーブルの内容を示
す構成図。
【符号の説明】
100 マルチプロセッサプログラマブル割込み制御装
置(MPIC) 101 入出力サブシステム 102 入出力MPIC装置 103 MPICバス 104 局所MPIC装置 105 プロセッサ
フロントページの続き (72)発明者 ハーマン・ディ・ドージ アメリカ合衆国 97124 オレゴン州・ヒ ルズボロ・ノースイースト 16ティエイチ アヴェニュ・319 (72)発明者 ケヴィン・シィ・カーン アメリカ合衆国 97201 オレゴン州・ポ ートランド・サウスウェスト シャーウッ ド プレイス・3324

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)入出力制御装置と局所プロセッサ制
    御装置との間で割込み制御データ及び順序裁定データを
    伝送するバスと; b)前記バスに接続し、少なくとも1つの周辺割込み要
    求信号を受信し、前記割込み要求信号を前記バスを介し
    て伝送するために定様式化して、前記周辺割込み要求信
    号の性質及び優先順位を表わし且つ前記割込みをサービ
    スするのに好適であるプロセッサ群を指示する定様式信
    号を発生することができると共に、前記割込みの処置に
    際しては状態情報を受信することができる入出力制御装
    置手段と; c)前記バスに接続し、それぞれが特定の1つのプロセ
    ッサと関連しており、その関連するプロセッサから処理
    割込み要求信号を受信し、前記プロセッサ割込みを定様
    式化して、前記プロセッサ割込みの性質及び優先順位
    と、前記プロセッサ割込みをサービスするのに好適であ
    るプロセッサ群とを指示する定様式プロセッサ割込みを
    発生し、それを前記バスを介して送信することができ、
    入出力制御装置手段の定様式信号と局所プロセッサ制御
    装置手段の定様式信号の双方を受信し、前記受信した割
    込み信号を受入れるときに受入れ信号を送信することが
    できると共に、サービスのために、受入れた割込みを関
    連するプロセッサへ優先順位の順に送り出すことができ
    る複数の局所プロセッサ制御装置手段とを具備するマル
    チプロセッサプログラマブル割込み制御装置システム。
  2. 【請求項2】 a)制御装置バスと; b)i) 複数の割込み入力ピンと, ii)関連する制御装置バス送受信手段へ送り出される割
    込みの優先順位決定及び宛先アドレッシングのためのプ
    ロセッサプログラマブル再指向テーブルと, iii) 前記制御装置バス及び前記再指向テーブルのメッ
    セージに接続し、前記制御装置の制御を順序裁定する制
    御装置バス送受信手段とを含み,入出力周辺装置割込み
    信号線の信号を受入れる入出力割込み制御装置と; c)i) 割込み及び順序裁定に関連するメッセージを前
    記制御装置バスを介して受信し且つ送信する手段と, ii)受信した割込み要求メッセージを拒否し、受入れ、
    順序裁定する手段と, iii) 型及び優先順位を含めて、受入れた割込み要求の
    状態を記録する手段と, iV)優先順位の順序づけ(ネスティング)を実行し、関
    連するプロセッサの優先順位が待ち行列にある最高の優
    先順位の割込み要求より低いときは最高位の割込み要求
    を送り出し、プロセッサから送信源へ送り出し試み受入
    れ肯定応答を送信する手段と, V) プロセッサデータ/アドレスバスに結合するプロセ
    ッサ制御装置識別番号を記憶し且つ利用可能とする手段
    と, Vi)関連するプロセッサの現在タスク優先順位を追跡
    し、それを前記プロセッサバスに結合する前記受入れ論
    理手段へ送り出す手段と, Vii) 割込みメッセージを指定し且つ定様式化し、前記
    送受信手段による前記割込みメッセージの送信を開始さ
    せる手段とを含み,前記制御装置バスに接続するプロセ
    ッサ割込み制御装置と;を具備するマルチプロセッサプ
    ログラマブル割込み制御装置システム。
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