JPH06132871A - 送信電力制御装置 - Google Patents

送信電力制御装置

Info

Publication number
JPH06132871A
JPH06132871A JP4280131A JP28013192A JPH06132871A JP H06132871 A JPH06132871 A JP H06132871A JP 4280131 A JP4280131 A JP 4280131A JP 28013192 A JP28013192 A JP 28013192A JP H06132871 A JPH06132871 A JP H06132871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station
base station
transmission power
signal power
received signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4280131A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sato
慎一 佐藤
Taiji Amazawa
泰治 雨澤
Takao Suzuki
孝夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP4280131A priority Critical patent/JPH06132871A/ja
Publication of JPH06132871A publication Critical patent/JPH06132871A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02B60/50

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】移動局の分布に疎密があっても、全体の効率を
劣化させないような送信電力制御装置を提供する。 【構成】自局回線数観測手段1、隣接局回線数観測手段
2、及び受信信号電力設定値算出手段によって、受信信
号電力設定値P(i)を、P(i) XM/Mnなる関
係で、一定時間毎に更新設定する。但しM/Mnは自局
回線数とは隣接局回線数の平均との比。そして、送信電
力制御手段4から送信電力アップまたはダウンのコマン
ドを各移動局に送信し、送信電力制御手段は、自局での
受信信号電力が設定値P(i)になるように各移動局の
送信電力を制御する。その結果、移動局の分布が疎な基
地局でのSIRを許容できる範囲で劣化させるが、移動
局の分布が密な基地局での品質を維持させることによ
り、システム全体での効率は維持されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、符号分割多元接続
(Code Division Multiple Access)通信方式に基づく移
動通信システムにおいて、移動局の送信電力を制御する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】符号分割多元接続(Code Division Mult
iple Access)通信方式に基づく移動通信システムにおけ
るリバースリンク(移動局から基地局への接続)では遠
近問題(near-far problem)が生ずる。符号分割多元接続
では、すべて同一周波数帯で通信を行うため、基地局に
おいて、あるひとつの移動局からの信号にとっては、そ
の他の移動局からの信号は干渉雑音となる。遠近問題と
は、基地局における受信信号電力が、基地局から遠い移
動局からの信号は小さく、基地局から近い移動局からの
信号は大きくなるため、基地局から遠い移動局からの信
号の信号対干渉雑音電力比(以下、SIRという)が小
さくなり信号の品質が劣化してしまうという問題であ
る。そのため、移動局の送信信号電力を、基地局から遠
い移動局では大きく、基地局から近い移動局では小さく
なるように、移動局の送信信号電力を制御しなければな
らない。従来、この種の方法には次記文献に示されるも
のがある。すなわち、すべての基地局は、それぞれの基
地局における受信信号電力が予め定めた値(上記文献で
は、1.0)となるように、管理下の移動局の送信信号
電力を制御する。この制御方法により、それぞれの基地
局では管理下の移動局からの信号のSIRを一定値に揃
えることができる。 文献名 Eisuke KUDOH and Tadashi MATSUMOTO:"Effect
of Power Control Error on the System User Capac
ity of DS/CDMA Cellular Mobile Radios", IEICE TRAN
S. COMMUN., Vol.E75-B, No.6, June 1992
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、サービスエリア内で移動局の場所的な分布に
疎密がある場合、移動局の分布が密であるところの基地
局ではSIRが小さくなり信号の品質が非常に劣化し、
一方、移動局の分布が疎であるところの基地局ではSI
Rが大きくなり信号の品質が過剰品質となる。このこと
は、システム全体でみると、効率が悪くなることを表し
ている。この発明は、以上述べたような、移動局の場所
的な分布に疎密がある場合システムの効率が悪くなると
いう問題点を除去するため、移動局の送信電力の制御に
おいて、移動局の分布に基づいて適応的に制御のやり方
を変化させ、移動局の分布が疎な基地局でのSIRを許
容できる範囲で劣化させることにより移動局の分布が密
な基地局でのSIRを維持させ、システム全体での効率
を劣化させないような移動局の送信電力制御装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、符号分割多
元接続に基づいて基地局と移動局との通信が行われる移
動通信システムにおいて、それぞれの基地局に備えられ
るものでる。この発明は、自局に接続されている回線数
Mを観測し出力する自局回線数観測手段と、隣接の基地
局で接続されている平均の回線数(又は隣接の基地局に
接続されている最大の回線数)Mnを観測し出力する隣
接局回線数観測手段を有する。また、自局における直前
の時刻の受信信号電力設定値をP(i−1)として、自
局回線数Mと隣接局回線数Mnとの比M/Mnにより、
現時刻の受信信号電力設定値P(i)を、P(i)=P
(i−1)×M/Mnなる関係で、更新設定する受信信
号電力設定値算出手段を有する。さらに、管理下の移動
局に電力制御コマンドを送信し、その受信信号電力設計
値となるように、管理下の移動局の送信電力を制御する
送信電力制御手段を有する。
【0005】
【作用】この発明では、自局回線数観測手段、隣接局回
線数観測手段、及び受信信号電力設定値算出手段によっ
て、受信信号電力設定値P(i)を、P(i)=P(i
−1)×M/Mnなる関係で、更新設定する。そして、
送信電力制御手段から、例えば送信電力アップまたはダ
ウンのコマンドを各移動局に送信し、送信電力制御手段
は、自局での受信信号電力が設定値P(i)になるよう
に各移動局の送信電力を制御する。その結果、移動局の
分布が密な基地局の管理下にある移動局の送信電力は増
加する。従って、移動局の分布が疎な基地局でのSIR
を許容できる範囲で結果として劣化させるが、移動局の
分布が密な基地局での品質を維持させることにより、シ
ステム全体での効率は維持されることになる。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すブロック図で
あって、1は自局回線数観測部、2は隣接局回線数観測
部、3は受信信号電力設定値算出部、4は送信電力制御
部である。図1において、自局回線数観測部1は、予め
定めた一定時間間隔T毎の離散時刻I(I=0,1,2
・・・,i,・・・)において、自局に接続している回
線数Mおよび信号対干渉雑音電力比SIRを観測し出力
する。I=iのときの動作を説明する。隣接局回線数観
測部2は、自局及び隣接局を統括している上位局から、
隣接の複数の基地局の回線数を受信し、これらの平均値
Mnを算出し出力する。受信信号電力設定値算出部3
は、自局回線数観測部1の出力であるSIRが予め定め
たしきい値Dthよりも小さい時、自局回線数観測部1
からの回線数Mと隣接局回線数観測部2の回線数Mnと
の比M/Mnを計算し、この比M/Mnが1より大きい
とき、この比M/Mnと直前の時刻における受信信号電
力設定値P(i−1)とに基づき、現時刻の受信信号電
力設定値P(i)を、次式にしたがって計算して増加さ
せるように更新設定する。 P(i)=P(iー1)×M/Mn (1) なお、自局回線数観測部1の出力であるSIRが予め定
めたしきい値Dthよりも小さく且つ比M/Mnが1よ
り大きいとき以外は、直前の時刻の受信信号電力設定値
P(iー1)を保持して現時刻の受信信号電力設定値P
(i)とする。
【0007】送信電力制御部4は、受信信号電力設定値
算出部3の出力である受信信号電力設定値P(i)に基
づき、管理下の各移動局に対して、受信電力がP(i)
となるように移動局の送信電力の制御を行う。この制御
は、一般的な方法に従い、k番目の移動局からの信号の
受信電力Rkと受信電力設定値P(i)とを比較し、R
kがP(i)よりも大きいときは、k番目の移動局に対
して送信電力を予め定めた一定値下げるコマンドを送信
し、またRkがP(i)よりも小さいときは送信電力を
予め定めた一定値上げるコマンドを送信し、この動作を
予め定めた一定時間T内で高速に繰り返すことによって
行う。
【0008】このように、疎に分布している移動局の送
信電力に比べて密に分布している移動局の送信電力を比
M/Mnに応じて更新設定することによって、結果とし
て、移動局の分布が疎な基地局でのSIRを許容できる
範囲で劣化させるが、移動局の分布が密な基地局でのS
IRを向上させることができ、システム全体での効率の
低下を抑えることができる。
【0009】図2は、本発明の効果を説明するために示
したシミュレーション結果である。このシミュレーショ
ンでは、自局の付近にその周辺から移動局がだんだんと
集まってくる状況を考える。すなわち、時間とともに、
自基地局付近の移動局の分布が密となり、自基地局の隣
接の基地局(以降、隣接基地局と呼ぶ)付近の移動局の
分布が疎となる。また、移動局の送信電力が最も小さく
てすむ基地局の管理下に入るように移動局の接続変更が
行われる移動通信システムを想定したものである。図2
のAは、移動局分布密度の時間的な変化を示ものであ
り、横軸は時刻、縦軸は自局と隣接局の移動局の分布の
密度の比M/Mnを示す。1.0は偏りがなく均一であ
る状態を表し、大きくなるほど自局付近の移動局の密度
が隣接局付近の移動局の密度より大きくなることを表
す。図2のBは、SIRの時間的な変化を示すものであ
り、横軸は時刻で、縦軸はSIR(dB)を表す。同図
点線は自局でのSIRで、実線は隣接局でのSIRを表
す。図2において、FPCs、FPCd で示してある
のは、従来技術の方法によるものであり、APCs,A
PCdで示してあるのは、本発明の方法によるものであ
る。なお、本シミュレーションでは、初期時刻0での受
信信号設定値は1とし、Dth=−15.5(dB)と
した。また、電波の電力は距離の4乗の逆数に比例して
減少するものと仮定した。同図より、従来技術による方
法では、移動局の疎密が大きくなるほど、自局のSIR
は劣化し、隣接基地局ではSIRは向上する。自基地局
では品質が低下するのに対し、隣接基地局では過剰品質
となる。すなわち、システム全体でみると効率が悪くな
っていることを表している。一方、本発明による方法で
は、自基地局の品質を向上させることができ、隣接基地
局の品質の低下は許容できる範囲である。すなわち、各
基地局毎のSIRが従来技術による方法よりも一様化さ
れ、システム全体としては良好な品質が維持される。
【0010】また、前記実施例では、複数の隣接局の回
線数の平均値を観測し、その平均値よりも回線接続数の
多い基地局のSIRを向上させるようにしているが、接
続回線数の特に大きい基地局に着目し、その基地局のS
IRを向上させるようにしても、システム全体としての
効率は向上することになる。接続回線数の特に大きい基
地局に着目しそのSIRを向上させるには、隣接の複数
の基地局の回線数のうちで最大のものを検出し、前述の
式(1)におけるMnとして、この最大回線数を用いる
ことによって達成することができる。なお、この場合、
最大回線数の基地局においては、比M/Mnは必然的に
1よおりも大きくなるので、比M/Mnが1より大きい
か否かを監視する必要はなく、また、前記実施例のDt
hのようなしきい値を設定しないで、常に向上させるよ
うにしたほうがよい。
【0011】また、前記実施例では受信信号設定値P
(i)は一定時間間隔毎に更新するようにしているが、
更新時間iを比M/Mnが一定値増加・減少した場合と
し、M/Mn倍で更新するようにすれば、少ない制御回
数で前記実施例とほぼ同様の効果が得られる。また、前
記実施例ではSIRがしきい値Dthより大きい場合は
受信信号電力設定値を直前時刻の受信信号電力設定値を
保持して現時刻の受信信号電力設定値としているが、S
IRがしきい値Dthより小さい場合と同じ処理を行っ
て受信信号電力設定値を下げるようにしても、システム
全体としての効率は維持される。
【0012】
【発明の効果】以上、詳細に説明したようにこの発明に
よれば、移動局の場所的な分布に疎密がある場合、移動
局の分布に基づいて適応的に制御のやり方を変化させる
ことにより、移動局の分布が疎な基地局でのSIRを許
容できる範囲で劣化させ移動局の分布が密な基地局での
品質を維持させることができる。そのため、移動局の場
所的な分布の疎密によるそれぞれの基地局でのSIRの
ばらつきを抑えることができシステム全体での効率の低
下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図
【図2】この発明のシミュレーション結果を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1 自局回線数観測部 2 隣接局回線数観測部 3 受信信号電力設定値算出部 4 送信電力制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号分割多元接続通信方式に基づいて基地
    局と移動局との通信が行われる移動通信システムにおい
    て、それぞれの基地局に備えられるものであって、 自局に接続されている回線数Mを観測し出力する自局回
    線数観測手段と、 隣接の基地局に接続されている平均の回線数又は隣接の
    基地局に接続されている最大の回線数Mnを観測し出力
    する隣接局回線数観測手段と、 自局における直前の時刻の受信信号電力設定値をP(i
    −1)として、自局回線数Mと隣接局の前記回線数Mn
    との比M/Mnにより、現時刻の受信信号電力設定値P
    (i)を、P(i)=P(i−1)×M/Mnなる関係
    で、更新設定する受信信号電力設定値算出手段と、 管理下の移動局に電力制御コマンドを送信し、前記受信
    信号電力P(i)となるように、管理下の移動局の送信
    電力を制御する送信電力制御手段とを、 設けたことを特徴とする送信電力制御装置
JP4280131A 1992-10-19 1992-10-19 送信電力制御装置 Pending JPH06132871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280131A JPH06132871A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 送信電力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280131A JPH06132871A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 送信電力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06132871A true JPH06132871A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17620771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4280131A Pending JPH06132871A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 送信電力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06132871A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6421370B1 (en) 1997-11-20 2002-07-16 Nec Corporation Spectrum spreading system
US9564963B2 (en) 1995-06-30 2017-02-07 Interdigital Technology Corporation Automatic power control system for a code division multiple access (CDMA) communications system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9564963B2 (en) 1995-06-30 2017-02-07 Interdigital Technology Corporation Automatic power control system for a code division multiple access (CDMA) communications system
US6421370B1 (en) 1997-11-20 2002-07-16 Nec Corporation Spectrum spreading system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2395168C2 (ru) Управление помехой в системе беспроводной связи
JP2937681B2 (ja) 送信電力制御方法
US6493541B1 (en) Transmit power control time delay compensation in a wireless communications system
EP0650647B1 (en) Method and apparatus for transmission power regulation in a radio system
KR960006142B1 (ko) 디지탈 이동전화 시스템에서 전력을 조절하는 방법
JP4138028B2 (ja) マクロダイバーシティ無線システムにおけるダウンリンク電力制御方法及びその装置
JP4558943B2 (ja) 通信システムにおける方法
AU673576B2 (en) Access burst power control
JP4713549B2 (ja) 電力制御のためのシステムおよび方法、および遠隔無線ユニット
EP0782360B1 (en) System and method for management of neighbor-channel interference with cellular reuse partitioning
KR19990077626A (ko) 재사용-거리기준알고리즘과측정에근거한동적채널할당의하이브리드에근거한셀룰러시스템을위한융통성있는채널할당
GB2295295A (en) Reducing interference in a communication system
US6134442A (en) Controlling operations in a cellular system using neighbor association-based cost values
US7133679B2 (en) Radio network planning
JP3848923B2 (ja) (cdma)無線網におけるセル容量の計画及び/または評価のための方法及びシステム
JP2004072663A (ja) アンテナ制御装置
GB2396522A (en) Determining transmission power
US6879572B1 (en) Power control for active link quality protection in CDMA networks
JPH07273722A (ja) 電力制御装置
JPH06132871A (ja) 送信電力制御装置
JPH06132872A (ja) 移動局送信電力制御装置
JP3003611B2 (ja) 電力制御装置
JP2000082992A (ja) 電力制御装置
JP3477372B2 (ja) 移動通信システムにおける送信電力制御方法
Wu et al. Performance improvement for a hotspot embedded in CDMA systems