JPH0583381U - 空気圧縮機用サイレンサ - Google Patents

空気圧縮機用サイレンサ

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JPH0583381U
JPH0583381U JP2480692U JP2480692U JPH0583381U JP H0583381 U JPH0583381 U JP H0583381U JP 2480692 U JP2480692 U JP 2480692U JP 2480692 U JP2480692 U JP 2480692U JP H0583381 U JPH0583381 U JP H0583381U
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JP
Japan
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air
silencer
intake
compressor
lid
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Application number
JP2480692U
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English (en)
Inventor
泰洋 山本
玄 加納
Original Assignee
トキコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は吸気パイプからの空気吸込量が減少
しても空気供給量を確保できるよう構成した空気圧縮機
用サイレンサを提供することを目的とする。 【構成】 サイレンサ12はサイレンサ本体25の蓋2
5Bに吸気パイプ24を挿入してなり、サイレンサ本体
25はフィルタ28を有するフィルタ容器25Aに蓋2
5Bを取付けてなる。蓋25Bには吸気孔32が設けら
れるとともに蓋25Bの内側には吸気パイプ24が詰ま
って吸気パイプ24からの空気吸込量が減少したとき吸
気孔32を開にする空気供給弁33が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空気圧縮機用サイレンサに係り、特に吸気口が異物等により閉塞され たときも空気吸引しうるよう構成した空気圧縮機用サイレンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば空気圧縮機等の空気機械では、空気をシリンダ内で圧縮してタンク内に 蓄圧する構成であるが、空気吸込時に吸入弁等から発生する騒音を低減するため 空気吸込側にサイレンサが設けられている。この種の空気圧縮機用サイレンサと しては例えば比較的小径な吸気パイプを大径な拡大室を有するサイレンサ本体に 挿入してなり、本体内に防塵用のフィルタが取付けられている。従って、空気は 吸気パイプを通って拡大室に流入する間に消音され、さらにフィルタを通過して 流出管を通り空気圧縮機のシリンダ内に供給される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上記サイレンサを有する空気圧縮機では、例えば定期点検又は修理 等で作業員が作業を行う際に使用する軍手又は布製のウエス等を吸気パイプの近 傍に置き忘れたりすると、運転開始後に空気吸込により吸気パイプの吸気口が閉 塞されてしまうことがある。
【0004】 その場合、空気吸込量が減少して空気圧縮効率が低減しててまうばかりかタン クの圧力上昇に時間がかかり圧縮空気供給不足となってしまう。特にパッケージ 形圧縮機のように圧縮機が筐体に収納されて扉が閉じられてしまうと、外観上吸 気パイプの吸気口が閉塞されていることが分からず、長時間圧縮空気不足の状態 が続いてしまうといった課題が生ずる。
【0005】 そこで、本考案は上記課題を解決した空気圧縮機用サイレンサを提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、吸気口より吸引された空気を流路面積が拡大された拡大室に流入さ せた後、流出口より流出させて空気吸込音を低減させる空気圧縮機用サイレンサ において、 前記吸気口が閉塞されたとき、開弁して空気を前記拡大室へ供給するように設 けられた空気供給弁を備えてなる。
【0007】
【作用】
吸気口が閉塞されても空気供給弁が開弁して拡大室へ空気が供給されるため空 気吸込量の減少分を補充して空気不足を防止しうる。
【0008】
【実施例】
図1乃至図3に本考案になる空気圧縮機用サイレンサの一実施例を示す。
【0009】 パッケージ形圧縮機と呼ばれる空気圧縮機1は、スチール製の筐体2内に圧縮 機本体3、モータ4、タンク5を立体的且つコンパクトに収納してなる。
【0010】 筐体2のベース6上には防振ゴム7を介して架台8が固定されている。モータ 4はスペーサ9を介して架台8上に固定され、タンク5はブラケット10を介し て架台8上に固定されている。
【0011】 圧縮機本体3はクランクケース11の上部にピストン・シリンダ機構3A,3 B,3Cを有する。
【0012】 ピストン・シリンダ機構3A,3B,3Cの吸気側には図3に示すようなサイ レンサ12が取り付けられている。
【0013】 圧縮機本体3の後部に設けられた駆動プーリ13は、空気圧縮動作時モータ4 のプーリ14に巻き掛けされたベルト15を介して回転駆動され、各ピストン・ シリンダ機構3A,3B,3Cのピストンを往復駆動する。これにより、上記サ イレンサ12から吸引された空気が圧縮される。
【0014】 尚、圧縮機本体3は上記モータ4、タンク5を覆うように架台8上に設けられ たフレーム17上に防振ゴム(図示せず)を介して固定される。
【0015】 図2に示すように、筐体2の前面に設けられた操作パネル16にはスタートス イッチ釦18、停止スイッチ釦19、サイレンサ異常警報ランプ20、運転時間 計21、吐出圧力表示部22等が配設されている。
【0016】 又、圧縮機本体3のピストン・シリンダ機構3A,3B,3Cは空気管路23 B,23Cにより連結され空気管路23Aを介してタンク5に接続されており、 圧縮機本体3の圧縮動作により生成された圧縮空気は空気管路23Aを通してタ ンク5内に蓄圧される。
【0017】 サイレンサ12は図3及び図4に示す如く、比較的小径な吸気パイプ24(端 部に吸気口24aを有する)を円筒状のサイレンサ本体25に挿入してなる。こ のサイレンサ本体25はカップ状のフィルタ容器25Aと、フィルタ容器25A を閉蓋するカップ条の蓋25Bとよりなる。蓋25Bはその外周に120度間隔 で設けられた係止部材26によりフィルタ容器25Aに係止される。尚、フィル タ容器25Aと蓋25Bとの間には環状のシール27が介在している。ここで、 吸気口は必ずしも筒形状である必要はなく単なる円形の開口であってもよい。
【0018】 又、サイレンサ本体25内は空気中の塵埃を除去するフィルタ28により第1 の拡大室29と、台2の拡大室30とに画成されている。
【0019】 吸気パイプ24は最も消音効果が得られた長さ寸法を有するように切断され、 下端側の吸気口24aは流路が拡がる方向に曲げ加工されている。そして、吸気 パイプ24の上端側の挿入端24bは蓋25Bの外周に形成された挿入口31に 挿入されて溶接等により固定される。
【0020】 又、蓋25Bの前面25B1 中央には吸気孔32が穿設され、蓋25Bの内側 25B2 には空気供給弁33が設けられている。この空気供給弁33は板バネ状 に形成され、上端が取付ネジ45により蓋25Bに締結され、下端が吸気孔32 を開閉するように変形可能な自由端とされている。
【0021】 従って、空気供給弁33は通常吸気孔32を閉塞する閉弁状態にあり、後述す るように吸気パイプ24からの空気吸込量が減少したとき内側に撓み、吸気孔3 2を開く。又、空気供給弁33の下方にはリードスイッチ34が設けられ、空気 供給弁33の下端には位置検出用の磁石35が取付けられている。従って、空気 供給弁33が閉弁しているときリードスイッチ34は閉成しているが、空気供給 弁33が開弁動作すると開成して、異常検出信号を出力する。
【0022】 尚、リードスイッチ34の下方にはL字状の板44が蓋25Bに固着されてお り、吸気パイプ24から吸引された空気は上記板44により空気供給弁33を開 弁方向へ動作させないようにフィルタ側へ流れる。
【0023】 フィルタ容器25Aの流入口には多孔板36,37に挟持されたフィルタ28 がボルト39の先端のナット40とチョウナット41の締め付けにより保持され ている。又、ボルト39はフィルタ容器25Aの流出口42よりブラケット43 の挿入孔43aに挿入されて固定される。尚、フィルタ容器25Aの流出口42 はピストン・シリンダ機構3A,3B,3Cの吸気側に接続されている。
【0024】 従って、モータ4の回転駆動によりピストン・シリンダ機構3A〜3Cが駆動 されると、吸気パイプ24より吸引された空気が矢印で示すように第1の拡大室 29内に流入する過程で吸気音が低減される。さらに、第1の拡大室29内に吸 引された空気はフィルタ28を通過する過程で塵埃が除去されて第2の拡大室3 0へ流入した後、小径な流出口42よりピストン・シリンダ機構3A,3B,3 Cへ供給される。
【0025】 サイレンサ12の吸気パイプ24の内径及び全長は消音効果を得るため、圧縮 機1の空気吸込量に応じて決められている。ところが、吸気パイプ24が比較的 小径であるので、例えば点検又は修理を行った作業員が圧縮機本体3に軍手又は 布製のウエス等を置き忘れてしまうと、吸気パイプ24の吸気口24aに吸い込 まれて吸気パイプ24が上記異物により詰まってしまうことになる。特にパケー ジ形の場合筐体2内に収容されているため、筐体2の蓋を閉じてしまうと外観上 全く見えなくなってしまう。
【0026】 しかし、本実施例ではサイレンサ12の蓋25Aの内側に設けられた空気供給 弁33が第1の拡大室29内の負圧により開弁動作して吸気孔32から空気が第 1の拡大室29内に供給される。これにより、圧縮機12への空気吸込不足が解 消され、圧縮機12の空気圧縮効率が低下することを防止できる。
【0027】 同時にリードスイッチ34が空気供給弁33の開弁動作を検出し、その検出信 号により筐体2の前面に設けられた操作パネル16のサイレンサ異常警報ランプ 20が点滅して作業者にサイレンサ12の異常を報知する。
【0028】 従って、作業者は点検、修理の後、サイレンサ異常警報ランプ20の点滅によ り、筐体2内での異常を知ることができ、直ちにその対策、この場合圧縮機本体 3に置き忘れた軍手又はウエス等を除去する。これで、圧縮機1は正常な空気圧 縮運転を再開できる。
【0029】 又、上記空気供給弁33の開弁により吸気孔32が開くため、圧縮運転時の空 気吸気音が低減されなくなり、作業者は吸気音の騒音によってもサイレンサ異常 発生を知ることができる。
【0030】 又、本実施例では空気供給弁33がフィルタ28の上流側に設けられているの で、吸気孔32から吸引された空気の塵埃をフィルタ28で除去することができ る。
【0031】 尚、上記実施例ではサイレンサ本体25の蓋25B中央に吸気孔32及び空気 供給弁33を設けたが、これ以外の場所に設けるようにしても良いのは勿論であ る。
【0032】 又、空気供給弁33としては上記実施例のように板バネ状のものに限らず、例 えばポペット弁構造等の弁を使用しても良い。
【0033】
【考案の効果】
上述の如く、本考案になる空気圧縮機用サイレンサは、吸気口に何等かの異物 が詰まり吸気口からの空気吸込量が減少したとき、空気供給弁が開弁して空気吸 込不足を解消でき、圧縮機への空気供給不足となることを防止して空気圧縮効率 を維持することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる空気圧縮機用サイレンサの一実施
例が適用された圧縮機の正面図である。
【図2】操作パネルの正面図である。
【図3】空気圧縮機用サイレンサの縦断面図である。
【図4】空気圧縮機用サイレンサの正面図である。
【図5】空気供給弁の開弁動作を示す空気圧縮機用サイ
レンサの縦断面図である。
【符号の説明】
1 空気圧縮機 2 筐体 3 圧縮機本体 3A〜3C ピストン・シリンダ機構 4 モータ 5 タンク 12 サイレンサ 20 サイレンサ異常警報ランプ 24 吸気パイプ 25 サイレンサ本体 25A フィルタ容器 25B 蓋 28 フィルタ 29 第1の拡大室 30 第2の拡大室 32 吸気孔 33 空気供給弁 34 リードスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口より吸引された空気を流路面積が
    拡大された拡大室に流入させた後、流出口より流出させ
    て空気吸込音を低減させる空気圧縮機用サイレンサにお
    いて、 前記吸気口が閉塞されたとき、開弁して空気を前記拡大
    室へ供給するように設けられた空気供給弁を備えてなる
    空気圧縮機用サイレンサ。
JP2480692U 1992-04-17 1992-04-17 空気圧縮機用サイレンサ Pending JPH0583381U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9564963B2 (en) 1995-06-30 2017-02-07 Interdigital Technology Corporation Automatic power control system for a code division multiple access (CDMA) communications system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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