JPH0541470Y2 - - Google Patents

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JPH0541470Y2
JPH0541470Y2 JP1988060633U JP6063388U JPH0541470Y2 JP H0541470 Y2 JPH0541470 Y2 JP H0541470Y2 JP 1988060633 U JP1988060633 U JP 1988060633U JP 6063388 U JP6063388 U JP 6063388U JP H0541470 Y2 JPH0541470 Y2 JP H0541470Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キーボード等に利用されるキーボー
ドスイツチのように、フレームに設けられたキー
ステムの上下方向の動きによつてフレーム内にあ
るメンブレンスイツチを開閉させる構造のキーボ
ードスイツチに係り、特にキートツプを押圧する
操作者の指に感触のよいクリツク感を与えること
のできるクリツク付キーボードスイツチに関する
ものである。
〔従来の技術〕
操作者の指にクリツク感を与えることのできる
キーボードスイツチとしては、例えば第8図a,
bに示すものが知られている。
第8図aのキーボードスイツチは、フレーム1
01に対して上下動自在とされたキーステム10
2の下端が、フレーム101内にあるメンブレン
スイツチ103の接点部分を、クリツク感を生じ
させるシリコンラバー製のドーム104を介して
開閉する構成とされている。また第8図bのキー
ボードスイツチは、上ホルダー105に対して上
下動自在とされたキーステム106の下端が、上
下ホルダー105,107内に設けられたブツシ
ユリード108を介してコンタクト部109の接
点を開閉するようになつている。そしてこの上下
ホルダー105,107の内部には、上下に移動
するキーステム106の下端に弾力をもつて接触
する金属部品110が設けられており、この金属
部品110によつてクリツク感を発生させるよう
に構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
第8図aに示したシリコンラバー製のドーム1
04を用いたキーボードスイツチの場合、ゴムの
特性上、クリツクの感触がソフトクリツクとな
り、切れの良いシヤープな感触を出すことができ
ないという問題点があつた。また、シリコンラバ
ーの成形においては、形状にバラツキが生じ易
く、硬度を均一化することが困難であることか
ら、シリコンラバー製のドーム104を用いたキ
ーボードスイツチはクリツク特性の誤差が大きい
という問題点を有していた。
第8図bに示した金属部品110を備えたキー
ボードスイツチの場合、該金属部品110は独立
部品で後付けであることからその取り付け位置精
度が問題となり、クリツク特性の誤差が大きくな
る場合があるという問題点があつた。また一般
に、製造行程における製品の組立て作業が自動化
されていく中で、独立部品が多いことは好ましい
ことではなく、キーボードスイツチにおいても一
般に部品点数の減少が望まれていた。
本考案は、このような課題を解決するためにな
されたものであり、シヤープで特性にバラツキの
ないクリツク感を出すことができ、組み立てが容
易で部品点数の少いキーボードスイツチを提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のクリツク付キーボードスイツチは、フ
レームに設けられたキーステムを押し下げること
によつてフレーム下方にあるメンブレンスイツチ
を押圧させるキーボードスイツチにおいて、キー
ステムの押し下げによる前記メンブレンスイツチ
の作用時に所定の抵抗力をもつて互いに接触する
クリツク突起部を、キーステム側とフレーム側に
設けたことを特徴としている。
〔作用〕
キーステムを押し下げると、キーステムの下端
がフレーム下方にあるメンブレンスイツチを作用
させるが、この動作に同期してキーステムから一
体に設けられたアームの突起とフレームの案内部
が所定の抵抗力をもつて互いに接触する。この
時、キーステムの押し下げに要する荷重は、この
抵抗力の分だけ重くなり、これが操作者の指にク
リツクの感触として受け取られる。また案内部の
外側にクリツク突起を設けると、アームに設けら
れたクリツク突起は案内部のクリツク突起を乗り
越えるように作用する。その結果押し下げに要す
る荷重は、抵抗分だけ重くなり、越えると元の荷
重に戻り、これがクリツク感となる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図及び第2図によつて
説明する。このキーボードスイツチはキーボード
等に用いられるものであり、同図に示す1は、例
えばキーボード等の筐体となるフレームである。
そしてフレーム1の上面には円筒形の案内部1a
が設けてあり、下面は開放されている。そして上
面の案内部1aには円柱形のキーステム2が上下
移動自在に設けられている。このフレーム1の案
内部1a上方外部に突出しているキーステム2の
上端には、キートツプ3が取付けられており、ま
たフレーム1内にあるキーステム2の下端には、
後述するメンブレンスイツチを操作するための押
圧部4等が一体に形成されている。
まず、第2図に示すように、キーステム2の本
体の下端には連結部5を介して棒状の基部材6が
設けられている。この連結部5及び基部材6は剛
性を有している。そして該基部材6には上下方向
に弾性を有する略U字形の押圧部4が一体に形成
されている。該押圧部4の前方部4bには、その
下面側に下方に向けて突出した押圧突起7が形成
されている。また、基部材6と一体になつている
押圧部4のアーム状の後方部4a,4bには、そ
の上面側に消音突起8が設けられている。次に前
記基部材6の押圧部4が設けられている側には、
その両端部から棒状の板バネ部9,9が一体に形
成されている。板バネ部9は片持ち梁形の板バネ
であつて、第1図bに示すように押圧部4の後方
部4aに対して所定の角度をなして斜め下方に延
設されている。また、該板バネ部9,9の下面略
中央には必要に応じて緩衡突起10,10がそれ
ぞれ設けられている。次に、前記基部材6の上面
中央には、該基部材6に対して垂直となるように
アーム11が一体に設けられている。このアーム
11は前記案内部1aの隣部に設けられた孔1b
を挿通してフレーム1の上方に突出しており、そ
の先端のキーステム2側には、クリツク突起部1
2が形成されている。そして、キーステム2の本
体が挿通する案内部1aの外周面と係合するよう
に構成されている該クリツク突起部12と対向す
る部分にフレームの案内部側のクリツク突起部1
3が形成されている。この一対のクリツク突起部
12,13は、それぞれ相手方に周面を向けた略
半円柱形とされており、キーステム2がフレーム
1内の所定位置、即ち前記押圧突起7がメンブレ
ンスイツチ14を作用させる位置に来たところで
両クリツク突起部12,13は係合し、さらにキ
ーステム2を押し下げると、キーステム側のクリ
ツク突起部12が所定の抵抗力をもつてフレーム
側のクリツク突起部13を乗り越えるように構成
されている。
以上のように構成されたキーステム2が設けら
れているフレーム1は、前述した通り、その下面
側が開放された構造となつている。そして、該フ
レーム1の下面側には、シート状のメンブレンス
イツチ14を介して、下部当板15が固定されて
いる。下部当板15によつてフレーム1の下面に
固定されているメンブレンスイツチ14は、上部
接点16aと下部接点17aが印刷された二枚の
フイルム16,17を、絶縁性のスペーサ18を
挟んで配設することによつて構成した接点部材で
ある。そして、前記キーステム2は、板バネ部9
の弾性力を支えとしてフレーム1内でメンブレン
スイツチ14の上シート16上に配設され、この
とき、対向している両接点16a,17aの上方
には、前記キーステム2の押圧部4に設けられた
押圧突起7が位置するように構成されている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
キートツプ3を押えてキーステム2を押し下げ
ると板バネ部9,9がたわみ、キーステム2に設
けられた押圧部4の押圧突起7がメンブレンスイ
ツチ14の接点16a,17aを閉じる。この動
作と相前後してキーステムのアーム側のクリツク
突起部12が下方へ移動し、フレーム側案内部の
クリツク突起部13と接触してその先端が引掛か
る。キーステム2に押し下げ力をさらに加えてい
くと、クリツク突起部12が設けられているアー
ム11は外側へたわみ、クリツク突起部12はク
リツク突起部13を乗り越えていく。
ここで、両クリツク突起部12,13が引掛か
つてから離れるまでの間、キーステム2を移動さ
せるためにキートツプ3に加える荷重は、このよ
うなクリツク機構がないノンクリツクタイプのキ
ーボードスイツチに比較して、両者の引掛かりに
よる抵抗力の分だけ重くなる。第7図a,bは、
キーボードスイツチにおけるキーステムのストロ
ークと荷重の関係を示したグラフである。同図a
に示すようにノンクリツクタイプのキーボードス
イツチでは終圧に至るまでストロークと荷重が直
線的関係にあるが、本実施例のキーボードスイツ
チでは、同図bに示すように、ストローク内の所
定の位置でキーステム2の操作に必要な荷重が増
大するようになつている。これが、操作者の指に
は、クリツクの感触として受け取られるのであ
る。なお、前述した通り、両クリツク突起部1
2,13が引掛かり、外れる位置は、押圧突起7
によつて接点16a,17aが作用する時が理想
的であるが、実用的には接点16,17aが閉じ
られる前でも後でもよく、その設定はアーム11
等の寸法を調整することにより容易かつ正確に行
なうことができる。
次に、さらにキーステム2を押込むと、板バネ
部9,9のたわみ量が増し、板バネ部9の緩衡突
起10がメンブレンスイツチ14の上シート16
に接触する。これによつて押し下げ荷重に対する
板バネ部9の反発力を増し、キーステム2の下端
部が前記シート16に突き当たる時の衝撃と音を
小さくする。
押し下げ荷重を取り去ると、板バネ部9の復元
力でキーステム2は上方へ押し戻されていき、押
圧部4の押圧突起7が上シート16から離れてメ
ンブレンスイツチ14の接点16a,17aを開
放する。また、キーステム2の復帰に伴つて、前
記クリツク突起部12,13は、キーステム2の
押し下げ時と逆の過程を経て引掛かり、離れてい
く。
さらにキーステム2が原位置に近くなると、キ
ーステム2の押圧部4に設けられた消音突起8が
キーステム2よりも先にキーボードスイツチの固
定側であるフレーム1の内面に当たり、キーステ
ム2がフレーム1に突き当たる時の衝撃と音を吸
収する。
次に、本考案の第2実施例を説明する。第3図
a,bに示すように、この実施例のキーボードス
イツチは、前記第1実施例のキーボードスイツチ
におけるキーステム2から押圧部4及び板バネ部
9を取り去り、その代替品としてアクチユエータ
スプリング21及びリターンスプリング22をキ
ーステム22とシート16との間に介装したもの
である。これ以上の構成は第1実施例と同じなの
で、相当する部分には第1図と同じ符号を付して
説明を省略するが、本実施例によつても前記第1
実施例と同様にクリツク感を得ることができる。
次に、第4図aはキーステム22の斜視図であ
り、同図b,cには、キーステム側に設けられた
クリツク突起部12の他の形状例として、球面状
のクリツク突起部12aと山形のクリツク突起部
12bを示した。また第5図aはフレーム側のク
リツク突起部13を示す斜視図であり、このよう
な円柱面状のクリツク突起部13のほか、同図
b,c,dに示すように、球面状や面取りをした
角形又はアール面を有するクリツク突起部13
a,13b,13cを形成してもよい。
また、以上説明した各実施例では、いずれもク
リツク突起部がフレーム側とキーステム側に1個
づつ形成されていたが、これは複数個づつであつ
てもよい。例えば、第6図a,bはクリツク突起
部12が2個の場合のキーステム32の形状例を
示すものである。この場合、2個のクリツク突起
部12は、向い合つていても、相反する方向を向
いていても、全く別々の方向を向いていてもよ
い。また、この場合、フレーム側のクリツク突起
部は、キーステム側の各クリツク突起部12とそ
れぞれ対応してい配設され、キーステム32の押
し下げ時に所定の抵抗力をもつて接触するように
構成されていればよい。
以上説明した各実施例では、接点にメンブレン
スイツチを用いたフルストロークキーボードに用
いられるキーボードスイツチを説明したが、本考
案のキーボードスイツチは他の接点構造のものに
も適用できるし、またフレーム一体式のキーボー
ドにも単体構造のキーボードスイツチにも適用で
きる。
〔考案の効果〕
本考案のクリツク付キーボードスイツチによれ
ば、キーステムの押し下げ時に所定の抵抗力をも
つて互いに接触する少くとも一対のクリツク突起
部をキーステムとフレームに有しているので、次
のような効果がある。
(1) 部品点数を増加させることなく、クリツク感
を付加することができる。
(2) シリコンラバー製のドームを利用した従来の
クリツク機構に比較して、両突起部が係合する
のでシヤープなクリツク感を出すことができ
る。
(3) キーステムと一方のクリツク突起部が一体構
造なので、独立部品を付加してクリツク感を出
す従来構造のキーボードスイツチに比較して、
クリツクの位置とメンブレンスイツチの電気的
なON・OFF位置の誤差を小さくすることがで
きる。
(4) クリツク感のバラツキを小さく抑えることが
できる。
(5) 部品点数が少なく、組み立て作業の自動化が
容易であり、製造コストの低減化を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の第1実施例を示す断面
図であつて、それぞれ第1図b,aのa−a切断
線及びb−b切断線における断面図、第2図aは
同実施例におけるキーステムの平面図、同図bは
同キーステムの斜視図、第3図a,bは、第1図
a,bと同一の図法による本考案の第2実施例を
示す断面図、第4図aはキーステムを示す斜視
図、同図b,cは同キーステムにおけるクリツク
突起部の他の形状例を示す図、第5図aはフレー
ム側のクリツク突起部を示す斜視図、同図b,
c,dは同クリツク突起部の他の形状例を示す
図、第6図a,bは本考案の各実施例におけるキ
ーステムの他の形状例を示す図、第7図aはクリ
ツク機構のないキーボードスイツチにおけるスト
ロークと荷重の関係を示すグラフ、第7図bは本
実施例のキーボードスイツチにおけるストローク
と荷重の関係を一例として示すグラフ、第8図
a,bは従来のクリツク機構を有するキーボード
スイツチの構造例を示す断面図である。 1……フレーム、2,22,32……キーステ
ム、12,12a,12b……キーステム側のク
リツク突起部、13,13a,13b……フレー
ム側のクリツク突起部、14……接点部材として
のメンブレンスイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに設けられたキーステムを押し下げる
    ことによつてフレーム下方にあるメンブレンスイ
    ツチを押圧させるキーボードスイツチにおいて、
    キーステムの押し下げによる前記メンブレンスイ
    ツチの作用時に所定の抵抗力をもつて互いに接触
    するクリツク突起部を、キーステム側とフレーム
    側に設けたことを特徴とするクリツク付キーボー
    ドスイツチ。
JP1988060633U 1988-05-10 1988-05-10 Expired - Lifetime JPH0541470Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988060633U JPH0541470Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988060633U JPH0541470Y2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10

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JPH01164625U JPH01164625U (ja) 1989-11-16
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59194234U (ja) * 1983-06-13 1984-12-24 東洋電装株式会社 前照灯および始動モ−タ用切換スイツチ
JPS6075929U (ja) * 1983-10-31 1985-05-28 株式会社ジエルコ 押しボタンスイツチ

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JPH01164625U (ja) 1989-11-16

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