JPH05309548A - 機械の運動精度測定装置 - Google Patents

機械の運動精度測定装置

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JPH05309548A
JPH05309548A JP11609792A JP11609792A JPH05309548A JP H05309548 A JPH05309548 A JP H05309548A JP 11609792 A JP11609792 A JP 11609792A JP 11609792 A JP11609792 A JP 11609792A JP H05309548 A JPH05309548 A JP H05309548A
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JP
Japan
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linear
motion
accuracy
machine
detection rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP11609792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Shiozaki
正人 塩崎
Noboru Kosaka
登 小坂
Hideto Nakajima
秀人 中島
Masayoshi Hanaoka
正承 花岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishowa Seiki Co Ltd
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Daishowa Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd, Daishowa Seiki Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP11609792A priority Critical patent/JPH05309548A/ja
Publication of JPH05309548A publication Critical patent/JPH05309548A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、機械の円運動と直線運動の精度を
共に測定でき、円運動において各回動位置における変位
量を測定できる装置を提供する。 【構成】 回転軸7の下端に、エンコーダ8を連結し、
回転軸7の上端に取付けた直線ガイド9に、主軸1に装
着した検出棒3の移動量を検出するリニアスケール13
を取付ける。円運動精度は、検出棒3を回転軸を中心に
回転させた場合の移動量で検出し、直線運動精度は、検
出棒3を直線ガイド9に沿って移動させた場合の回転量
で検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機械の主軸とテーブ
ルの間又はテーブルとテーブルの間の相対的な移動にお
ける運動精度を測定するための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】工作機械の運動精度は、工
具主軸と加工テーブル間又は2つのテーブル間の相対的
なXY軸移動による円運動精度(円弧補間精度)或いは
直線運動精度(直線補間精度)によって評価される。
【0003】従来、この種の運動精度の測定は、機械で
実際にワークを切削し、その切削したワークの形状を形
状測定機等で測定して、その測定値から機械の運動精度
を評価する方法で行われている。
【0004】しかし、上記の方法では、ワークの切削と
精度の測定という2つの作業工程が必要であり、また、
工具の形状や精度により機械の運動軌跡が正確にワーク
の切削面に転写されないため、精密な精度測定ができな
い欠点がある。
【0005】これに対して、特開平3−121751号
公報には、機械の主軸とテーブル間に設置することで両
者間の相対的な円運動の精度を直接測定できる測定装置
が提案されている。
【0006】しかし、上記提案の装置は、主軸とテーブ
ルとの間の円運動の精度を測定する機能をもつだけであ
り、直線運動の精度を測定するためには、別種の測定装
置で行う必要がある。ところが、実際の工作機械の運動
精度の評価には、円運動精度の他に直線運動精度を必要
とする場合が多く、その両精度を別々の装置で測定する
ことは、測定作業や段取作業に時間がかかり、効率が悪
いという問題がある。また、工作機械を動作させる円運
動プログラムを補正する場合、主軸の実際の回転がどの
角度位置で基準円に対してどれだけ変位しているかを知
る必要があるが、上記提案の装置では、主軸が1回転す
る間の基準円(マスターゲージ)に対する変位量を測定
できるだけであり、任意の回動位置での変位置を測定す
ることができない。このため、円運動プログラムを補正
するためのデータ量に制限を受け、精密に補正が行えな
い問題がある。
【0007】そこで、この発明は、機械に装着すること
により円運動及び直線運動の両方の精度測定ができ、し
かも円運動の精度測定において任意の回動位置における
変位の量を測定することができる測定装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、相対移動する2つの物体の一方に回転
軸を、他方に、その回転軸に平行な検出棒を取付け、上
記回転軸の一端に、回転量を検出する回転量検出手段を
連結し、他端に、回転軸の軸線と直交して上記検出棒が
移動可能に係合する直線ガイドを取付け、その直線ガイ
ドに、検出棒の移動量を検出する移動量検出手段を設け
た構造としたのである。
【0009】
【作用】上記の構造では、検出棒を取付けた物体が回転
軸を中心として回転運動すると、基準円に対する物体の
変位量は直線ガイドに対する検出棒の移動量となり、移
動量検出手段により検出される。また、このときの物体
の回転位置は、回動量検出手段により検出できる。ま
た、上記物体と検出棒が直線ガイドに沿って直線移動す
ると、直線運動における物体の変位は、検出棒と直線ガ
イドとの係合によって回転軸を揺動回転させることにな
り、その量が回転量検出手段により検出される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1において、1は機械の主軸、2は主軸
1にテーパシャンクにより装着されるホルダであり、そ
のホルダ2の先端に、円筒形の検出棒3が一体に設けら
れている。また、4は主軸1に向き合う加工用テーブル
であり、その加工用テーブル4上にハウジング5が設置
され、そのハウジング5の内部に、軸受6を介して回転
軸7が取付けられている。
【0011】この回転軸7は、軸線が上記検出棒3と平
行に配置され、その下端部に、回転軸7の回転量を検出
するエンコーダ8が連結されている。上記エンコーダ8
は、中心角を量子化した回転子としての符号円板と、そ
の円板の符号を読取るセンサと、信号処理回路などから
成り、単位角度ごとにhighとlowを繰返すパルス
を発生し、パルスカウンタと組合わせることにより上記
パルスを角度信号に変換して外部に出力する。
【0012】一方、回転軸7の上端部には、回転軸7と
検出棒3の軸線に対して直角方向に延びる直線ガイド9
が取付けられている。この直線ガイド9は、図1及び図
2に示すように直線状のレール10と、そのレール10
上をスライドするスライド部材11とから成り、そのス
ライド部材11に取付けた円筒ガイド12に、検出棒3
がすき間なく嵌合している。
【0013】また、上記直線ガイド9には、スライド部
材11の移動量を検出するリニアスケール13が設けら
れている。このリニアスケール13は、直線ガイド9の
垂直側壁16の表面にレール10に沿って設けたテープ
状の磁気スケール14と、スライド部材11に取付けら
れ、磁気スケール14の表面を非接触で走査する読み取
りヘッド15とから構成されている。
【0014】上記磁気スケール14は、テープに一定波
長の永久磁化パターンを書込んで形成され、読み取った
磁化パターンを信号処理することにより数ミクロンの移
動量を測定することができる。また、磁気スケール14
に記録された磁化パターンには、位相を180度ずらし
た正弦波形2つの磁化パターンが同時に書き込まれてお
り、その位相差により読み取りヘッド15の移動方向
(すなわち回転軸7に対する検出棒3の移動方向)が検
出できるようになっている。
【0015】また、上記読み取りヘッド15は、磁束検
出形のセンサが用いられ、静止状態においても磁気スケ
ール14に記録された磁化パターンを読み取れるように
なっている。
【0016】上記のリニアスケール13で検出された移
動量の検出信号と、エンコーダ8から出力される角度信
号は、図3に示すようにマイクロコンピュータ17に入
力され、そのマイクロコンピュータ17に、ペンレコー
ダやプリンタ等の表示装置18が接続されている。上記
マイクロコンピュータ17は、エンコーダ8からくる角
度信号を、リニアスケール13からくる移動量信号と相
互に関連づけて信号処理し、円運動や直線運動の測定モ
ードに合わせて上記信号から基準円や基準線からの変位
量を検算し、必要な情報量に変換して表示装置18に出
力する。
【0017】実施例の測定装置は、上記のような構造で
あり、次にその作用を説明する。主軸1の円運動の運動
精度を測定する場合、回転軸7を中心として主軸1(す
なわち検出棒3)を回転運動させる。この場合、主軸1
の運動軌跡が基準円(図形上の真円)に対して変位して
いるときは、検出棒3が直線ガイド9に対して左右にス
ライドし、その移動量がリニアスケール13により検出
される。この検出された検出棒3の移動量を、マイクロ
コンピュータ17においてエンコーダ8から入力される
角度信号と関連させてデータ処理することにより、図4
に示すように主軸の各回転角度に応じた運動軌跡の変位
量を得ることができる。そして、このように得られた変
位量が最小となるように機械の円運動プログラムを補正
することにより、正確で精度の高い円運動プログラムの
補正を行うことができる。
【0018】一方、主軸1の直線運動の運動精度を測定
する場合は、直線ガイド9を測定しようとする運動方向
に向け(この場合、直線ガイド9のセットした方向にエ
ンコーダ8の原点をセットする)、その直線ガイド9に
沿って主軸1(検出棒3)を直線運動させる。この場
合、主軸1の運動軌跡が基準直線に対して変位している
ときは、検出棒3と直線ガイド9との係合により直線ガ
イド9が回転軸7を支点として回転し、その回転量がエ
ンコーダ8により検出される。この回転量を、マイクロ
コンピュータ17においてリニア13における移動量と
関連付け、図5に示すように検出棒3の移動量Lと回転
軸7の回転角度Wとを検出することにより、主軸1の直
線運動における変位量を算出することができる。
【0019】なお、上記の実施例では、機械の主軸1と
加工用テーブル4の間に測定装置を設けたが、相対移動
するテーブルとテーブルの間や、テーブルとスライダの
間に測定装置を設置し、両物体間の円運動や直線運動の
精度を測定するようにしてもよい。
【0020】また、検出棒3は、ホルダ2を介して主軸
1に装着せず、直接或いは他の取付け部材を介して主軸
やテーブル等に取付けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明は、相対移動す
る物体間の円運動と直線運動の精度を共に測定できるの
で、機械の運動精度を同一の装置で測定することがで
き、測定作業の能率向上を図ることができる。
【0022】また、円運動の測定においては各々の回転
位置での変位量を測定することができるため、機械の円
運動プログラムの補正を正確にかつ精度よく行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の測定装置を示す一部縦断正面図
【図2】同上のII−II線からみた縦断側面図
【図3】同上の信号処理構造を示すブロック図
【図4】円運動の測定例を示す図
【図5】直線運動の測定例を示す図
【符号の説明】
1 主軸 3 検出棒 4 加工用テーブル 7 回転軸 8 エンコーダ 9 直線ガイド 13 リニアスケール 14 磁気スケール 15 読み取りヘッド 17 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 秀人 東大阪市宝町5番2号 大昭和精機株式会 社宝町工場内 (72)発明者 花岡 正承 東大阪市宝町5番2号 大昭和精機株式会 社宝町工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動する2つの物体の一方に回転軸
    を、他方に、その回転軸に平行な検出棒を取付け、上記
    回転軸の一端に、回転量を検出する回転量検出手段を連
    結し、他端に、回転軸の軸線と直交して上記検出棒が移
    動可能に係合する直線ガイドを取付け、その直線ガイド
    に、検出棒の移動量を検出する移動量検出手段を設けた
    機械の運動精度測定装置。
JP11609792A 1992-05-08 1992-05-08 機械の運動精度測定装置 Pending JPH05309548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11609792A JPH05309548A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 機械の運動精度測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11609792A JPH05309548A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 機械の運動精度測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05309548A true JPH05309548A (ja) 1993-11-22

Family

ID=14678634

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11609792A Pending JPH05309548A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 機械の運動精度測定装置

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JP (1) JPH05309548A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463667B1 (en) 1999-09-20 2002-10-15 Orio Precision Co., Ltd Machine tool precision-measuring apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463667B1 (en) 1999-09-20 2002-10-15 Orio Precision Co., Ltd Machine tool precision-measuring apparatus

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