JPH05283806A - 選択的に設置された損失部を有する分布帰還型レーザーダイオード - Google Patents

選択的に設置された損失部を有する分布帰還型レーザーダイオード

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JPH05283806A
JPH05283806A JP5008924A JP892493A JPH05283806A JP H05283806 A JPH05283806 A JP H05283806A JP 5008924 A JP5008924 A JP 5008924A JP 892493 A JP892493 A JP 892493A JP H05283806 A JPH05283806 A JP H05283806A
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laser diode
distributed feedback
substrate
semiconductor laser
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Keith B Kahen
ブライアン ケーン キース
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • H01S5/10Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
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    • H01S5/06226Modulation at ultra-high frequencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 しきい値ゲイン変調深さの増加を得る。 【構成】 DFBレーザーダイオード10は、キャッピ
ング層24上に設けられたパターン型の導電層(金属の
オーミックコンタクト)28を含む。この導電層28
は、キャッピング層24の縦方向に沿い、小さな損失部
30を有している。 【効果】 選択的に設置された損失部30によりしきい
値ゲイン変調深さが増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分布帰還型レーザーダ
イオードに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】レーザ
ーは、しきい値ゲインの合計が最小となる波長で動作す
る。一方、半導体レーザーダイオードの周波数は、数度
程度の非常に狭い温度範囲でのみ、ある特定の波長で安
定する。この不安定性の原因は、多数の隣接する縦モー
ドが全て、ほぼ同じしきい値ゲインを有するためであ
る。この問題を回避するために、特定波長で縦モード発
振しやすいレーザーダイオードが開発されている。この
ようなタイプのレーザーダイオードは、一般に、周波数
安定型レーザー(FSL)ダイオードと呼ばれている。
FSLダイオードには大きく分け2種類の型がある。す
なわち、分布帰還型(DFB)レーザーダイオード及び
分布型ブラッグ反射器(DBR)レーザーダイオードが
ある。前者は、“GaAs-AlGaAs distributed-feedback d
iode lasers with separate optical and carrier conf
inment”、K.Aiki et al. 、Appl.Phys.Lett. 、vol.2
7、pp.145-146、1975に開示されており、後者は、“Lar
ge-optical-cavity GaAs-(GaAl)As injection laser wi
th low-loss distributed Bragg reflectors ”、H.Nam
ikaji、M.K.Shams 、S.Wang、Appl.Phys.Lett. 、vol.3
1、pp.122-124、1977に開示されている。これらレーザ
ーダイオードの基本的動作原理は、図1に示されるブラ
ッグ波長λB に隣接した非常に狭帯域の波長(DFBモ
ード)について、ファブリペローモードの端面ミラーに
よる他に、縦方向に屈折率を周期的に変化させることに
より、光フィードバックを行う点にある。ファブリペロ
ーモードのみを有する通常の半導体レーザーダイオード
では、しきい値ゲインは隣接する波長に関してはほぼ均
一である。一方、図1は、3次回折格子を有するDFB
レーザーダイオードの場合、最小しきい値ゲインを有す
るモードのゲインとそのモードに隣接するゲインとの間
にはほぼ17%の差があることを示している。DFBレ
ーザーダイオードのしきい値ゲインは、典型的な半導体
レーザーダイオードと比べ、より大きい変調を有してい
る。このため、DFBレーザーダイオードの温度安定性
は、例えば50゜C程度と、高くなる。温度安定性を向
上させるためには、しきい値の変調を増加させることが
必要である。変調の深さは、ファブリペローモードの損
失をDFBモードに対し増大させることによっても、D
FBモードの損失を選択的に減少させることによって
も、向上させることが可能である。前者のアプローチ
は、“Distributed-feedback injection laser with fu
ndamental grating ”、D.Anderson、R.August、J.Coke
r 、Applied Optics、vol.13、pp.2742-2744、1974に示
されている。ここでは、端面ファセットミラーがソーイ
ングによって互いに傾けられている。ソーイングによ
り、ファセットは傷つけられる。これにより、しきい値
ゲインの変調深さを実質的に増加させている。しかしな
がら、このアプローチは、製造の面からは支持できるも
のではない。これは、光共振器の部分破損に伴いレーザ
ーの寿命がかなり縮まり、しきい値電流が大きくなるか
らである。ファブリペロー損失を増加させる方法として
は、他の方法もある。この方法は、端面ミラーに無反射
コーティングを塗布する方法である。しかしながら、こ
の方法には、TE−DFBモードとTM−DFBモード
との間に競合を発生させ、多モードレーザーダイオード
発振が生じるという欠点がある。また、後者、すなわち
選択的にDFBモードの損失を減少させる方法は、典型
的には回折格子の深さを増加させることによって、すな
わち、レーザーダイオードの縦方向の長さに沿って屈折
率をより大きく変化させることによって、得られる。こ
の方法も、また、同じ回折格子の深さの再現性が低く、
出力ビームの非対称性が増加する等の問題を有してい
る。
【0003】本発明の目的は、上記2つの問題を解決す
る改良されたDFBレーザーダイオードを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】この目的は、
分布帰還型半導体レーザーダイオードによって達成され
るものである。本発明の分布帰還型半導体レーザーダイ
オードは、(a) 第1の導電型の半導体基板と、
(b) 基板上に設けられ第1の導電型を有する下部ク
ラッド層と、(c) 下部クラッド層上に形成された半
導体活性層と、(d) 半導体活性層上に設けられ第2
の導電型を有する障壁層と、(e) 障壁層上に設けら
れ第2の導電型を有する回折格子層と、(f) 回折格
子層上に設けられ第2の導電型を有する上部クラッド層
と、(g) 上部クラッド層の上に形成され第2の導電
型を有するキャッピング層と、(h) 基板上に形成さ
れた導電層と、(i) キャッピング層上に設けられた
パターン型導電層と、を備え、パターン型導電層が、微
小な縦方向セクションにおいてキャッピング層と電気接
触しないよう選択的に形成された損失部を有する。
【0005】本発明によれば、しきい値ゲインの変調
は、レーザーダイオード共振器に小さな(ポンピングさ
れない)損失部を選択的に組み込むことによって増加す
る。これは、ファブリペローモードの損失を大きくする
一方で、DFBモードの損失を小さくする。損失部の最
適な位置は、DFBモードの強度分布が最小の位置であ
る。図2は、計算により得られた相対的な強度分布を、
3次DFB回折格子について、縦方向長さの関数として
示したものである。この図は、400μmのレーザーダ
イオード共振器での最小強度がほぼ320μmの位置に
おいて得られることを示している。ファブリペローモー
ドのみを有する典型的な半導体レーザーダイオードの場
合、強度分布はレーザー共振器の全長にわたって0.9
という値でほぼ均一であることに留意されたい。5μm
の損失部を最小強度位置に配置した場合、しきい値ゲイ
ンの変調の計算値は17%から45%まで増加する。こ
れは、ほぼ3倍の改良である。なお、この計算は、0.
1μmのGaAs活性層を仮定して行われている。この
種の活性層のポンピングしない吸収損の計算値は300
0cm-1である。この改良は、従来の技術で用いられた
構成における欠点を、いずれも発生させることなく、行
える。
【0006】
【実施例】以下、好ましい実施例により本発明を説明す
る。本発明のDFBレーザーダイオードにおいては、そ
の縦方向の長さに沿って小さな損失部が選択的に組み込
まれる。これにより、DFBレーザーダイオードのしき
い値ゲインの変調深さが増加する。
【0007】図3には、本発明のDFBレーザーダイオ
ードのある実施例が示されている。基板12は、高密度
ドープされたn+ −GaAsである。一般には、基板は
+−GaAsとする必要はない。すなわち、基板の上
に残りの層をエピタキシャル成長させることが可能であ
る限り、基板は導電率の高い半導体素材のいずれかから
でも形成される可能性がある。DFBレーザーダイオー
ドの残りのセクションは、所定の厚み及びドーピング型
を有する一連の半導体層から形成されている。これらの
半導体層は、基板12の上にエピタキシャル成長によっ
て配置されており、DFBレーザーダイオード10の底
部及び上部には、それぞれ、金属のオーミックコンタク
ト26及び28が設置されている。この実施例では、端
面ファセットミラー32又は34のいずれか一方を介し
て光線を放出するよう、構成されているが、DFBレー
ザーダイオードの上部を介して放出する実施様態も可能
である。金属のオーミックコンタクト28を介する光放
出は、キャッピング層24上に金属蒸着しパターン形成
することによって得られる。そして、DFBレーザーダ
イオードの縦方向の長さは、典型的には、200〜60
0μmである。本実施例においては400μmである。
【0008】公称厚み1.5μmを有する下部クラッド
層14は、n+ −GaAs基板12上に成長させる。こ
の実施例においては、下部クラッド層14はn−Al
0.35Ga0.65Asであるが、その他の組成及びドーパン
ト型のAlGaAsも可能である。また、その素材が基
板の上にエピタキシャル成長させられる限り、その他の
半導体系からの素材から下部クラッド層14を形成する
ことも可能である。下部クラッド層14は、SiやSn
等の素材でn型にドーピングされており、その素材の濃
度は1017〜1019原子/cm3 、好ましい密度は5×
1017原子/cm3 である。蒸着は、好ましくは、分子
線エピタキシャル成長(MBE)あるいは金属有機化学
蒸着(MOCVD)であるが、従来において実行されて
いるように、制御された厚み及びドーピングのエピタキ
シャル層を完成するその他の多数の蒸着方法(例えば、
化学線エピタキシャル成長、液相エピタキシャル成長、
あるいは原子層エピタキシャル成長)も等しく用いう
る。
【0009】活性層16においては、光はそれぞれ下部
及び上部クラッド層から注入された電子及び正孔の再結
合の結果生じる。典型的には、活性層16はGaAsで
あり、100〜2000オングストロームの厚み、好ま
しくはオングストローム1000(バルク)の厚みを有
しており、この活性層のバンドギャップは従来と同様ク
ラッド層のバンドギャップよりも小さくなるよう選択さ
れている。典型的には、公称活性層厚みはより小さくな
るよう選択されているが、損失部の効果を最大限にする
ためには大きい活性層厚みを利用することが好ましく、
その結果ポンピングされていない活性層吸収損をより大
きくすることができる。特筆すべきは、活性層はGaA
sである必要はないことである。そのバンドギャップが
下部及び上部クラッド層の素材のバンドギャップよりも
小さくなるよう選択されたInGaAsやAlGaAs
等の半導体素材からも形成しうる。また、従来において
実行されているように、単一の基板層の代わりに、活性
層のバンドギャップとクラッド層のバンドギャップとの
間にそのバンドギャップがあるようなコンファインメン
ト層によって囲まれた多数の量子井戸から構成しても良
い。活性層の好ましい成長方法も、また、MBEやMO
CVDであるが、高い結晶品質を有するエピタキシャル
素材を成長させるその他の方法もまた受容可能である。
活性層のドーピングは典型的には0〜1017ドーパント
原子/cm3 の範囲で行われ、好ましくは1016原子/
cm3 であり、またいずれのドーパントタイプである可
能性もあるが好ましくはn型である。
【0010】活性層16の上には障壁層18が形成され
ており、この障壁層は典型的には回折格子層を活性層か
ら離すために用いられる。この実施例においては、障壁
層は0.2μmのp−Al0.40Ga0.60Asである。障
壁層をエピタキシャル成長することが可能でありその層
のバンドギャップが活性層及び回折格子層のバンドギャ
ップよりも大きいものである限り、その他の組成及び素
材系が使用可能である。障壁層はC、Be、Zn等の素
材でp型にドーピングされており、その濃度は1017
1019原子/cm3 、好ましい密度は1×1017原子/
cm3 である。
【0011】障壁層18の上には回折格子層20が形成
されている。この実施例においては、回折格子層は0.
25μmのp−Al0.20Ga0.80Asであり、ここでは
回折格子層自体は3次であり0.05μmの深さを有し
ている。回折格子層をエピタキシャル成長することが可
能である限り、その他の組成及び素材系が使用可能であ
る。従来において周知であるように、低次回折格子、典
型的には2次あるいは3次回折格子は、フォトレジスト
上にホログラフィーにより形成し、続いてイオンミリン
グや湿式あるいは乾式化学エッチングが施される。
【0012】0.05μmの回折格子の深さによって、
κL結合係数はオーダー2となる。その他の回折格子オ
ーダー及び深さは前進伝搬波と後進伝搬波との間のフィ
ードバック量を修正するように用いられる可能性があ
る。周知のごとく、この回折格子層の形成は、発振にお
いて有効なレーザーダイオード共振器の長さに沿った屈
折率につながり、これにより、λB に隣接するモードに
対して有効な分布ミラーが提供される。このように、こ
れらのモードについて、モード反射率は分布ミラーによ
って決定されるが、端面ミラーによっては決定されな
い。このように、分布ミラーの反射率は端面ミラーの反
射率よりも大きくなるよう設計されている可能性があ
り、それによって図1に示したように、λB に隣接して
いるモードに対してしきい値ゲインを減ずる結果とな
る。
【0013】回折格子層20の上には上部クラッド層2
2が形成されている。この好ましい実施様態の場合、こ
の上部クラッド層の組成はp−Al0.40Ga0.60Asで
あり、1.5μmの厚みを有しておりそのドーピング密
度は2×1017原子/cm3である。上部クラッド層を
エピタキシャル成長することが可能である限り、その他
の組成及び素材系が使用可能である。エッチングステッ
プに続いて上部クラッド層を回折格子の上に成長させ
て、そして欠陥のない過剰成長を得るために従来技術に
おいて周知の特殊技術を用いる必要がある。上部クラッ
ド層22に続いてp−GaAsキャッピング層24が形
成されており、このキャッピング層は典型的には0.1
〜0.3μmであり、好ましくは0.2μmである。D
FBレーザーダイオードと電気接触するために、Au−
Ge−NiやAu−Crなどのオーミックコンタクト2
6及び28はそれぞれ基板層及びキャッピング層の上に
形成されている。特筆すべきは、Zn拡散が用いられて
いるためオーミックコンタクト28から上部クラッド層
22への電気接触が提供されるならばキャッピング層も
またn型である可能性があるということである。
【0014】損失部30は、DFBレーザーダイオード
の上面において縦方向に320μmの位置で6μmの長
さだけp−コンタクト28を選択的に遮断することによ
って形成されている。損失部の位置及び幅はしきい値ゲ
イン変調深差を最大限にするように選択された。誘導放
射時の非常に速い再結合時間すなわち0.1psecの
結果、損失部の端にあるキャリアは再結合する前に損失
部に〜0.4μm拡散することが可能である。その結
果、損失部の有効な幅は〜5μmである。上述した損失
部の厚み及び位置に関する値は図3によって具現化され
た特定のDFBレーザーダイオードにとっては最適なも
のであったので、その他のDFBレーザーダイオードの
設計についてはこれらの値を修正することが重要であ
る。
【0015】一般に、電子正孔分布及び光強度分布を活
性層に限定することによって半導体レーザーダイオード
は効果的に動作するものである。この横断方向の制限に
加えて、これらの分布を直交側面方向に制限することも
好ましい。これは、チャネル型基板プレーナ構造を基板
層及び下部クラッド層に形成するアプローチやリブ導波
管構造をキャッピング層及び上部クラッド層に形成する
アプローチなど、多数の異なる標準的なアプローチによ
って得られる可能性がある。前者のアプローチでは、下
部クラッド層を成長させる前に基板層にトレンチをエッ
チングする必要があり、後者のアプローチでは、キャッ
ピング層及び上部クラッド層を蒸着して次に金属蒸着す
る前にキャッピング層及び上部クラッド層にメサをエッ
チングする必要がある。この付加的な制限は主にしきい
値電流を小さくする。
【0016】このように、本発明は、選択的に設置され
た損失部を用いてしきい値ゲイン変調深さの増加を得る
ようなDFBレーザーダイオードを提供するものであ
る。この構造において選択的に設置された損失部を用い
ることによって、従来技術に関連するようなそれに付随
するレーザーダイオードの性能や製造性の劣化を招くこ
となく、ファブリペローモードとDFBモードを効果的
に識別することが可能となった。より高い温度安定性を
有するDFBレーザーダイオードを製造することが可能
であるため、しきい値ゲイン変調深さを増加させる能力
は非常に好ましい。
【0017】本発明は、ある特定の好ましい実施様態に
特に言及することによって詳細に記述されたが、本発明
の精神及び請求の範囲を逸脱しない限りにおいて各種の
変更や修正が実行可能であることが理解される。
【0018】
【発明の効果】選択的に設置された損失部を用いること
によって、処理過程に最小の変化を加えただけで典型的
なDFBレーザーダイオードのしきい値ゲイン変調深さ
において重要な改良を得ることが可能である。また、こ
の技術は、従来技術において用いられたいくつかの処理
過程とは異なり、レーザーダイオードの寿命に悪影響を
与えるものでもなく、またこの素子に特徴的な出力を本
質的に変更するものでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のDFBレーザーダイオードにおけるゲイ
ンを波長の関数として示すグラフである。
【図2】図3に示される実施例における光の強度を距離
の関数として示すグラフである。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 DFBレーザーダイオード 12 基板 14 下部クラッド層 16 活性層 18 障壁層 20 回折格子層 22 上部クラッド層 24 キャッピング層 26、28 金属のオーミックコンタクト 30 損失部 32、34 端面ミラー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 第1の導電型を有する半導体基
    板と、 (b) 基板上に設けられ第1の導電型を有する下部ク
    ラッド層と、 (c) 下部クラッド層上に形成された半導体活性層
    と、 (d) 半導体活性層上に設けられ第2の導電型を有す
    る障壁層と、 (e) 障壁層上に設けられ第2の導電型を有する回折
    格子層と、 (f) 回折格子層上に設けられ第2の導電型を有する
    上部クラッド層と、 (g) 上部クラッド層上に形成され第2の導電型を有
    するキャッピング層と、 (h) 基板上に形成された導電層と、 (i) キャッピング層の上に設けられたパターン型導
    電層と、 を備え、 パターン型導電層が、微小な縦方向セクションにおいて
    キャッピング層と電気接触しないよう選択的に形成され
    た損失部を有することを特徴とする分布帰還型半導体レ
    ーザーダイオード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、基板の導電率がn型又はp型で
    あることを特徴とする分布帰還型半導体レーザーダイオ
    ード。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、キャッピング層がn型であり、
    キャッピング層及び上部クラッド層にZnが拡散されて
    いることを特徴とする分布帰還型半導体レーザーダイオ
    ード。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、下部クラッド層及び基板により
    形成されたチャネル型基板プレーナ構造により、側面方
    向がガイドされることを特徴とする分布帰還型半導体レ
    ーザーダイオード。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、キャッピング層及び上部クラッ
    ド層により形成されたリブ導波管構造により、側面方向
    がガイドされることを特徴とする分布帰還型半導体レー
    ザーダイオード。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、半導体がAlGaAsであるこ
    とを特徴とする分布帰還型半導体レーザーダイオード。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、半導体活性層がInGaAs層
    であることを特徴とする分布帰還型半導体レーザーダイ
    オード。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の分布帰還型半導体レーザ
    ーダイオードにおいて、回折格子層及び障壁層が、半導
    体活性層及び下部クラッド層に隣接して形成されたこと
    を特徴とする分布帰還型半導体レーザーダイオード。
JP5008924A 1992-02-18 1993-01-22 選択的に設置された損失部を有する分布帰還型レーザーダイオード Pending JPH05283806A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/836,568 US5206877A (en) 1992-02-18 1992-02-18 Distributed feedback laser diodes with selectively placed lossy sections
US836568 1992-02-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05283806A true JPH05283806A (ja) 1993-10-29

Family

ID=25272249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5008924A Pending JPH05283806A (ja) 1992-02-18 1993-01-22 選択的に設置された損失部を有する分布帰還型レーザーダイオード

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5206877A (ja)
EP (1) EP0556607B1 (ja)
JP (1) JPH05283806A (ja)
DE (1) DE69304095T2 (ja)

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