JPH05265513A - 排水ポンプ所のポンプ運転台数制御方法および装置 - Google Patents

排水ポンプ所のポンプ運転台数制御方法および装置

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JPH05265513A
JPH05265513A JP4063593A JP6359392A JPH05265513A JP H05265513 A JPH05265513 A JP H05265513A JP 4063593 A JP4063593 A JP 4063593A JP 6359392 A JP6359392 A JP 6359392A JP H05265513 A JPH05265513 A JP H05265513A
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JP
Japan
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pump
water level
inflow
amount
rainwater
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Application number
JP4063593A
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English (en)
Inventor
Masanori Kobari
昌則 小針
Hitoshi Kizawa
均 鬼澤
Hideyuki Tadokoro
秀之 田所
Mikio Yoda
幹雄 依田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Sewage (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ井への雨水流入量の予測精度を向上さ
せ、かつ不必要なポンプの起動・停止を少なくする。 【構成】 制御装置1は流入予測部2とファジィ制御部
3とにより構成されている。流入量予測部2は、排水区
域8内に設置された複数の雨量計7からの降水量デ−タ
と、下水管渠6内の複数個所に設置された管渠内水位計
12からの水位デ−タと、ポンプ井4に設置されたポン
プ井水位センサ10からの水位デ−タとを入力し、ポン
プ井4への雨水流入量を予測する。ファジィ制御部3
は、流入量予測部2からの予測流入量と、ポンプ井水位
センサ10からのポンプ井水位デ−タと、河川水位セン
サ11からの河川水位デ−タと、ポンプ群5の運転状態
等を入力し、現在から一定時刻後までのポンプ群5の運
転量を決定し、ポンプ群5に対して運転指示を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合流式または分流式下
水道の排水ポンプ所において、降雨時にポンプ井水位を
許容範囲内に維持するために、最適なポンプ運転台数を
決定するようにした排水ポンプ所のポンプ運転台数制御
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水ポンプ所のポンプ運転台数制
御方法では、ポンプ井水位とポンプ運転台数との関係が
マイコンまたは計算機内に記憶されており、ポンプ運転
中にポンプ井水位を一定周期で計測し、その計測結果を
前記マイコンまたは計算機内に入力することによって、
運転するポンプ台数を決定するのが一般的である。この
制御方法では、ポンプの運転台数の切替え点付近で水位
の振動が発生した場合に、ポンプの起動・停止を繰り返
すいわゆるハンチング現象を防止するために、起動水位
と停止水位との間にヒステリシスを設けている。また、
他の制御方法には、次に起動または停止させるポンプ号
機を決定する際に、複数のポンプ間の運転時間の平準化
のためのアルゴリズムを付加しているものもある。
【0003】ところが、これらの制御方法では、ポンプ
井の水位のみで制御しているため、急激な雨水の流入に
追従しにくく、また下水管渠内を移動中の雨水の量(下
水管渠内の貯留効果)をみていないため、ポンプの起動
等にともなう一時的な水位の変動を拾ってしまいやす
く、実際は熟練オペレータによる手動運転に頼っている
場合が殆どである。
【0004】そこで、急激な雨水の流入に対応するため
に、ポンプ井への雨水流入量を予測し、その予測値に基
づいてポンプ運転台数を制御する方法が提案されている
(例えば特開昭64−19402号公報)。この制御方
法では、ポンプ井への実績流入量にもとづくカルマンフ
ィルタによって雨水流入量の予測を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、降雨量を基にしてポンプ井への雨水流入量
の予測を行っているので、雨水流入量の予測精度に問題
がある。すなわち、下水管渠の貯留効果の方がポンプ井
の貯留効果に比べてはるかに大きく、下水管渠内に存在
する雨水の量を正確に把握することは、ポンプ井への雨
水流入量を高精度に予測するための非常に重要な条件で
あるが、従来技術ではこの点が考慮されておらず、ポン
プ井への雨水流入量を高精度に予測するまでには至って
いない。
【0006】また、降雨量からの予測結果によってポン
プ運転台数制御を行うことは、地下への浸透率(流出係
数)一つをとっても定数決定が困難で、管渠形状・勾配
の複雑さも加えパラメ−タが多く、一つの数式モデルで
は雨の降り方(小雨、集中豪雨等)により精度が変化し
てしまうなど、制御に必要な精度を満足できない場合が
非常に多い。
【0007】このため、従来の制御方法は早目早目の追
加起動、遅めの停止といったポンプ井水位の低めの狭い
範囲で処理を行なわざる得ず、不必要なポンプの起動・
停止の繰り返しが多くなってしまう欠点がある。
【0008】本発明の目的は、ポンプ井への雨水流入量
の予測精度を向上させ、かつ不必要なポンプの起動・停
止を少なくすることができる排水ポンプ所のポンプ運転
台数制御方法および装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のポンプ運転台数制御方法は、合流式または
分流式下水道にて、排水区域内の降雨量データ、前記排
水区域内に降った雨水が流れる下水管渠内の水位デー
タ、および前記下水管渠から雨水が流れ込むポンプ所内
の一定時間前から現在までのポンプ井水位変化量データ
を基にして、ポンプ井への雨水流入量を予測し、その予
測した雨水流入量、前記ポンプ井の水位データ、前記ポ
ンプ所内の雨水が放流される河川等の水位データ、およ
び前記ポンプ所内の雨水を前記河川等に放流するポンプ
群の運転状態のデータを基にして、複数のポンプ運転組
合せ案を生成し、そのポンプ運転組合せ案の1つ1つに
対して一定時間経過後までのシミュレーションを行い、
そのシミュレーションの結果、評価が最も良いポンプ運
転組合せ案によって前記ポンプ群の運転台数を制御する
ことである。
【0010】そして、前記評価が最も良いポンプ運転組
合せ案を求める場合には、前記ポンプ井の水位の適切さ
・ポンプの起動停止または切替量の少なさ・ポンプ運転
時間のばらつきの少なさ・所要電力量の少なさを、先験
的知識により予め決定しておいたメンバーシップ関数に
よって予測演算するとともに、それらの予測演算量をフ
ァジィ量として評価し、その評価結果に対して予め先験
的な知識により決定しておいた荷重値により荷重平均を
求め、その荷重平均が最大となるポンプ運転組合せ案を
前記評価が最も良い案として採用する。
【0011】また、前記ポンプ井への雨水流入量を予測
する場合には、タンクモデル、ARMAモデル、RRL
モデル、水理モデルなどの複数の流入量予測モデルを雨
の降り始めから並列に動作させて、前記各流入量予測モ
デルによる予測流入量と実際の流入量との差を求め、そ
の差が最も小さい流入量予測モデルを採用するととも
に、その採用した流入量予測モデルが最適か否かの見直
しを一定時間毎に行うようにする。
【0012】なお、前記下水管渠内の水位データが入力
できない場合には、前記ポンプ群の実際の吐出量と前記
ポンプ井水位変化量データを基にして、ポンプ井水位・
貯留量対応表により、前記ポンプ井への雨水流入量を予
測する。
【0013】また、本発明のポンプ運転台数制御装置
は、合流式または分流式下水道にて、排水区域内の降雨
量データ、前記排水区域内に降った雨水が流れる下水管
渠内の水位データ、および前記下水管渠から雨水が流れ
込むポンプ所内の一定時間前から現在までのポンプ井水
位変化量データを基にして、ポンプ井への雨水流入量を
予測する予測手段と、その予測した雨水流入量、前記ポ
ンプ井の水位データ、前記ポンプ所内の雨水が放流され
る河川等の水位データ、および前記ポンプ所内の雨水を
前記河川等に放流するポンプ群の運転状態のデータを基
にして、複数のポンプ運転組合せ案を生成し、そのポン
プ運転組合せ案の1つ1つに対して一定時間経過後まで
のシミュレーションを行い、そのシミュレーションの結
果、評価が最も良いポンプ運転組合せ案によって前記ポ
ンプ群の運転台数を制御する制御手段と、を具備するも
のである。
【0014】
【作用】従来の自動制御方式であるポンプ井水位のみに
よる後追い制御(フィ−ドバック)やポンプ井への流入
予測に基づくフィードフォワード制御では、急激な水位
変化に対処できない場合があり、台風、雷雨等の集中豪
時等は、操作員が降り始めと同時に予めポンプの始動を
行なっている等、操作員に負担がかかるほか、熟練を要
する作業となってしまっている。これに対して、本発明
では、排水区域内の降雨量だけでなく、下水管渠内に存
在する雨水の量等も考慮した、総合的な降雨情報によっ
てポンプ井への流入量を予測しているので予測流入量の
精度が高くなって、その予測流入量に基づいて予測制御
(フィ−ドフォワ−ド)を行うようにすれば、常に先を
見越した最適制御の実現を図ることができる。
【0015】また、ポンプ井への流入量を求める手法と
して、タンクモデル、ARMAモデル、水理モデル、R
RLモデル等の多くの数学モデルに基づく予測方式が研
究開発されている。現状では、これらうちの1モデルを
使用して流入量を求めているが、適用しようとするポン
プ所の排水区域の流出状況、管渠形状、敷設距離、勾配
等のパラメ−タによって適用モデルが限定されるととも
に、雨の降り方でも精度が期待通りに得られない。そこ
で、本発明では、複数のモデルを用意してそれらを並列
的に動作させ、一定時刻後より、予測値と実際の流入量
との相関を求め、相関の最も高いモデルを一定期間採用
する。さらに一定時間後に、再度、相関を求め現在採用
しているモデルが妥当か否か見直しをすることにより、
精度の高い予測を行なうことができる。雨の降り始め
は、予め決めておいたモデル又は前回の降雨時の最後に
使用していたモデルを採用する。
【0016】さらに、ポンプ所は排水区域に降った雨水
を速やかに河川等に放出し、排水区域の浸水等を回避す
ることが主な目的であるが、ポンプ所並びにポンプ所付
近のの浸水は復旧に多大の時間を要するため、絶対に避
けなければならない。また、ポンプは空気を吸い込むと
管内で振動を起こしポンプ自身に損傷を与える(キャビ
テ−ション)恐れがあり、ポンプ井水位にかなりのウェ
イトをおいてポンプの運転量を決定している。この他に
操作員は特定のポンプに負荷(運転)が偏らないように
配慮し、ポンプの始動時の遅延時間、ポンプ停止後の再
起動までの始動禁止時間等を考慮し、なるべく早目に起
動、できるだけ遅く停止するように操作している。そこ
で、本発明では、(イ)ポンプ井水位を一定範囲内に維持
すること、(ロ)ポンプ運転時間を平準化すること、(ハ)
運転切替量(回転数可変能力ポンプ)を少なくするこ
と、(ニ)運転切替回数(ON/OFF型の固定能力ポン
プ)を少なくすること、といった課題に対しファジィ理
論を適用し、状態と評価の関係をメンバ−シップ関数と
して記述し記憶することによって、一般操作員でも熟練
操作員と同等の判断が行えるようにしている。
【0017】また、複数の判断規準に優先順位としての
荷重を設け、操作員の意志決定に準じたポンプ運転制御
を行うようにする。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は一般的な排水ポンプ所システムの概要を示
したものである。図において、排水区域8に降った雨水
は下水管渠6を通りポンプ所9に集まってくる。ポンプ
所9では、制御装置1を用いてポンプ群5を運転し、集
まった雨水を河川に放流する。一般に排水ポンプ所シス
テムでは、雨水を自然流下によってポンプ所9に集める
ために、河川水位よりも低いところにポンプ井4および
ポンプ群5があり、流入雨水を適切に処理しなければポ
ンプ所自体が浸水してしまうと同時に、万一、ポンプに
よる放流が停止した場合には、排水区域内の浸水を引き
起こし、付近の住民に多大な損害を与える恐れがある。
このため、排水ポンプ所システムにおいては、適切なポ
ンプ運転制御を行うことが非常に重要なこととなってい
る。
【0019】このようなポンプ運転制御の中心的役割を
なす制御装置1は、図に示すように流入予測部2とファ
ジィ制御部3とにより構成されている。
【0020】流入量予測部2は、排水区域8内に設置さ
れた複数の雨量計7からの降雨量デ−タと、下水管渠6
内の複数個所に設置された管渠内水位計12からの水位
デ−タと、ポンプ井4に設置されたポンプ井水位センサ
10からの水位デ−タを入力とし、ポンプ井4と管渠6
内の貯留を考慮した系への雨水流入量を予測する。
【0021】なお、図1では地上設備の雨量計を用いて
いるが、その代わりにレーダ雨量計を用いた場合でも、
本発明を適用することができるのは勿論である。
【0022】ファジィ制御部3は、流入量予測部2から
の予測流入量とポンプ井水位センサ10からのポンプ井
水位デ−タと、河川水位センサ11からの河川水位デ−
タと、ポンプ群5の運転状況等を入力とし、現在から一
定時刻後までのポンプ群5の運転量を決定し、ポンプ群
5に対して運転指示を行なう。
【0023】次に、流入量予測部2とファジィ制御部3
について詳細に説明する。流入量予測部2は図2のよう
に構成されている。流入量予測部2の処理の概要につい
ては既に述べたが、この流入量予測部2は、大別する
と、ポンプ井水位・貯留量対応表26と前回から今回ま
でのポンプ井水位を用いて流入量を推定する流入量推定
部22と、数学モデル等を使用して流入量を予測する流
入量演算部21と、流入量推定部22および流入量演算
部21で求めた2つの流入量予測値のどちらかを採用す
る流入量採用部24とで構成されている。
【0024】流入量予測部22では、ポンプ井水位・貯
留量対応表26を検索するとともに、今回計測水位と前
回計測値記憶メモリ25から読み出した前回計測水位の
データから、今回計測水位と前回計測水位の容積の差分
とポンプ総吐出量の和を求め、前回から今回までの流入
量を算出する(これを実績流入量とする)。 (実績流入量)=(今回水位での貯留量)−(前回水位
での貯留量)+(前回から今回までのポンプ総吐出量) なお、検索した水位での貯留量が0の場合、流入量推定
は行なわない。
【0025】流入量演算部21は図3のように構成され
ている。周知のタンクモデル、ARMAモデル、RRL
モデル等の流入予測モデル211を複数個並列に持ち、
ポンプ井水位計測値、降雨デ−タを入力とし、それぞれ
が次回までの流入量を予測する。予測結果はモデル出力
結果記憶統計処理部212と流入量演算結果出力部21
5に入力される。モデル出力結果記憶統計処理部212
はそれぞれの予測結果と流入量推定部22からの流入量
推定値を統計情報記憶メモリ213に記憶し、一定個数
記憶されると各モデルの予測結果と実績としての流入量
推定値との相関を計算する。
【0026】流入量推定部22で算出した流入量の実績
値は、前回の実績であるため、相関係数は、モデル出力
結果記憶統計処理部212に記憶された前回の各モデル
の予測値との間で算出する。各モデルの出力結果の相関
係数は統計評価・採用モデル決定部214に入力され、
相関係数の最も大きいモデルが記憶される。すなわち、
今回の予測モデルの選択は、前回のモデルの適合度によ
って行なおうとするものである。
【0027】流入量演算結果出力部215では、統計評
価・採用モデル決定部214の指示に従い、先に入力さ
れた複数モデルの予測結果より、一つの流入量予測値を
出力する。
【0028】また、図2に示す流入量採用部24では、
流入量推定部22からの流入量推定値と流入量演算部2
1からの流入量予測値のうち、一方を予測流入量として
出力する。ここでの選択条件は、管渠内水位計12が故
障しているならば、無条件に流入量演算部21からの出
力を採用する。故障でなく且つポンプ井水位・貯留量対
応表26が検索できる範囲であれば、流入量推定部22
からの出力を採用する。また上記以外の場合は、流入量
演算部21からの出力を採用する。
【0029】次に、ファジィ制御部3は、図4に示すよ
うに、操作案生成部31、予測演算部32、定性評価部
33、制御出力部34および評価結果記憶メモリ35に
より構成されている。
【0030】操作案生成部31は、複数台のポンプの全
ての運転組合せ案を生成し、その運転組合せ案を一つづ
つ予測演算部32に出力する。運転組合せ案は、固定能
力(ON/OFF)のポンプが5台あるならば、2の5
乗(25)個=32個、6台あれば64個あり、これら
の全てを生成する。仮りに5台のポンプのうち1台が可
変能力のポンプであって、その可変ポンプの能力が60
〜100%の範囲で設定できるとすると、1%単位で切
替えた場合に組合せ数は、42×2×2×2×2=67
2個となる。
【0031】可変能力ポンプの運転切替量により、ポン
プ台数が増えてくると組合せ数は爆発的に増える可能性
を持つ。このため、本実施例では可変ポンプの運転切替
量の最低単位n%を任意設定できる機構とし、更に、y
=f(x) (y:運転切替量)で表される関数fの定
義を可能とした。
【0032】例えば、関数fがf(x)=x2 (x:
整数)で表され、n=2であるとし、可変ポンプの現在
状態が70%の能力で運転中であるとすると、操作案
は、xを0からn毎に変化させyの値を加算、減算させ
てやると、 0(60以下はOFF),66,70,74,86,1
00% (例) 66=70−(2)2、86=70+(4)2 と数を限定できる。
【0033】また、ポンプの特性として、運転停止後の
一定時間は再起動禁止とする必要のあるポンプには、停
止後タイマを動作させタイマ値が0以外の場合は運転対
象としない手続きを持たせ、また運転起動直後はポンプ
の運転効果待ち時間として一定時間は停止対象としない
手続きを持たせている。
【0034】予測演算部32の内部構成を図5に示す。
予測演算部32内にはポンプ1台毎に演算部321が設
けられている。演算部321は、揚程演算部3211、
吐出量演算部3212、累積運転時間演算部3214、
運転切替量演算部3216、所要電力量差演算部321
7により構成され、該当ポンプ吐出量、累積運転時間、
運転切替量、所要電力量差を出力する。
【0035】なお、図5において、A〜Iは予測演算部
32への入力信号で、Aは河川水位、Bはポンプ井1の
水位、Cはポンプ1の操作案、Dはポンプ1の現在状
態、Eは河川水位、Fはポンプ井nの水位、Gはポンプ
nの操作案、Hはポンプnの現在状態、Iは予測流入量
の信号を示している。またJ〜Nは予測演算部32から
の出力信号で、Jは水位予測値、Kは運転切替量予測
値、Lは運転切替台数予測値、Mは所要電力量予測値、
Nは運転時間分散の信号を示している。
【0036】全揚程演算部3211は、河川水位、該当
ポンプ井水位、全損失曲線を入力とし、全損失曲線と吐
出量・揚程曲線の交点である運転点を探索することで管
路損失を求め、さらに、 (全揚程)=(河川水位)−(ポンプ井水位)+(管路
損失) を演算し、全揚程を出力する(ポンプ井水位と揚程につ
いては図16参照)。
【0037】吐出量演算部3212では、全揚程演算部
3211からの全揚程値と、操作案生成部31からの自
ポンプの操作案を入力とし、ポンプ運転特性記憶メモリ
3213の記憶内容に基づき吐出量を演算する。ポンプ
運転特性記憶メモリ3213は、図17に示すような吐
出量(Q)、全揚程(H)、管路損失の関係を記憶した
記憶媒体である。図17に示す全揚程は全揚程演算部3
211で求めた揚程に相当し、実揚程が変化することに
より、全損失曲線が上下に平行移動する。実際の吐出量
(Q’)は、吐出量・揚程曲線と全損失曲線の交点によ
り運転点が決定され、その運転点より、垂線を下ろした
Q軸との交点により決定される。なお、可変能力ポンプ
の場合は、図18に示すように、吐出量・揚程曲線が運
転比率(%)により、相似形で縮小されるが吐出量の演
算は同じである。
【0038】累積運転時間演算部3214では、前回ま
での累積運転時間を記憶した累積運転時間記憶メモリ3
215を参照した値に、操作案生成部31からの操作案
が運転を指示したものであれば制御周期時間分を加算し
た値を、停止を指示したものであればメモリ3215か
らの参照値を出力する。すなわち、 (運転時の累積運転時間)=(前回迄の累積運転時間)
+(制御周期:Δt) (停止時の累積運転時間)=(前回迄の累積運転時間) となる。
【0039】運転切替量演算部3216では、操作案生
成部31からの操作案と、現在の自ポンプ運転状態との
差を求め出力する。 (運転切替量)=(操作案生成部31からの操作案)−
(現在状態) 所要電力量差演算部3217では、運転切替量演算部3
216の出力より、使用電力の増減を演算し、出力す
る。そして、これらの演算はポンプ台数分行なわれる。
【0040】ポンプ井水位予測演算部322では、各ポ
ンプの吐出量の総和を求め、流入予測量との差を計算す
るとともに、現在ポンプ井水位と流入吐出量との差とに
より、ポンプ井水位・貯留量対応表26を検索して、水
位を予測し、水位予測値を出力する。すなわち、 (差分容積)=(流入量)−(Σ(ポンプ吐出量)) (現在水位による貯留量)+(差分容積)の値により、
対応表検索する。
【0041】運転切替量・台数演算部324では、可変
能力ポンプと固定能力ポンプとを分けて、可変能力ポン
プの切替量の絶対値の和を求め、可変能力ポンプ運転切
替量予測値として出力する。固定能力ポンプは、運転の
切り替わった(OFF→ON,ON→OFF)台数を計
数し、固定能力ポンプ運転切替台数予測値として出力す
る。
【0042】所要電力量差和演算部325では、所要電
力量差の総和を求め、所要電力量予測値として出力す
る。
【0043】固定能力ポンプ運転時間分散演算部326
では、各ポンプの累積運転時間の平均値を求め、分散を
演算し運転時間分散として出力する。
【0044】予測演算部32から出力された、水位予測
値、可変能力ポンプ運転切替量予測値、固定能力ポンプ
運転切替台数予測値、所要電力量予測値、運転時間分散
は定性評価部33に入力され、定性評価部33において
定性的評価が行なわれ総合評価値が出力される。
【0045】定性評価部33は、図6に示すように、水
位偏差評価部331、可変能力ポンプ運転切替量評価部
332、固定能力ポンプ運転切替量評価部333、所要
電力量差評価部334、運転時間分散評価部335、総
合評価部336、評価関数メモリ337およびゲイン記
憶メモリ338により構成されている。
【0046】水位偏差評価331は、水位予測値を入力
として、目標水位と水位予測値の差分としての水位偏差
を求め、水位偏差を評価関数記憶メモリ337から読み
だした、予め先験的知識により決定しておいた図7〜図
11に示すメンバ−シップ関数としての水位評価関数に
より、水位評価としての適合度を計算し出力する。
【0047】同様に、可変能力ポンプ運転切替量評価3
32は可変能力ポンプ運転切替量予測値を入力して、固
定能力ポンプ運転切替台数評価333は固定能力ポンプ
運転切替台数を入力してそれぞれ評価適合度を出力す
る。また、所要電力差評価334は所要電力差予測値を
入力して評価適合度を出力し、運転時間分散評価335
は運転時間分散を入力して分散の評価適合度を出力す
る。
【0048】先験的知識により決定したゲインの記憶さ
れたゲイン記憶メモリ338から読みだしたゲイン(荷
重)により、上記5個の評価適合度に予め荷重平均値を
計算しておき、計算した荷重平均値が評価結果記憶メモ
リ35に記憶された値よりも大きい場合、そのときの設
備運転組合せと荷重平均値を評価結果記憶メモリ35に
記憶する。
【0049】なお、予測演算部32と定性評価部33で
の処理は、操作案が無くなるまで繰返し実行される。そ
して、繰返し実行が終了した時点で、評価結果記憶メモ
リ35に記憶されている運転組合せは、複数の評価項目
を同時に満足しえたものとなっている。これを制御出力
部34でポンプに対して出力すると同時に、評価結果記
憶メモリ35を初期化する。
【0050】以上の処理は予め設定された制御周期で繰
返し実行される。
【0051】図7〜図11は本発明の特徴の一つである
メンバ−シップ関数の一例を示したものである。このメ
ンバーシップ関数によって、ポンプ運転組合せを制御出
力したと想定した場合、制御状態がどのようになるか予
測し、予測される結果を評価することができる。
【0052】図7の水位偏差評価メンバ−シップ関数
は、目標水位から±1.0mの範囲が評価が高くなって
おり、制御範囲であることを示している。この水位偏差
評価メンバ−シップ関数から、±1.0mの範囲を外れ
ると評価が悪くなり、±3.0mを外れると評価できな
い非常に悪い状態であることが分かる。
【0053】図8の運転時間分散評価メンバ−シップ関
数は、分散が0の場合に最も評価が高く、分散値が大き
くなるにつれ評価が小さくなっている。分散が0とは、
固定能力ポンプの運転時間が全て等しいこと、つまり運
転時間が平準化されていることを示す。
【0054】図9の固定能力ポンプ運転切替台数評価メ
ンバ−シップ関数は、1台も運転切替(OFF→ON,
ON→OFF)が無い場合に評価が最も高く、運転台数
を増やすことも停止することも同等に評価が下がる。こ
れは、起動又は停止することにペナルティを与え、でき
る限り運転操作切替を行なわないようにしたいことを示
している。
【0055】図10の可変能力ポンプ運転切替量評価メ
ンバ−シップ関数は、運転切替量の絶対値の和を評価す
ることより、運転量を切替ない方が評価が高く、つまり
操作量を替えない方が良いとしていることを示してい
る。
【0056】図11の所要電力量評価メンバ−シップ関
数は、運転量を減らせば電力は減り、運転量を増やせば
電力は増えることを率直に評価することを示している。
【0057】以上のメンバーシップ関数による動作例を
図12と図13に示す。図12では、三角・四角・丸・
バツ印で示される操作案を予測演算した結果、水位偏
差、運転時間分散、固定能力ポンプ運転切替台数、可変
能力ポンプ運転切替量、所要電力量がそれぞれ予測さ
れ、評価関数としての図7〜図11のメンバ−シップ関
数で評価したところ、図13に示すように、総合満足度
で丸案が最大となる案であることを発見した例である。
この場合、水位偏差の評価値(適合度)に対するゲイン
(荷重)を0.6、運転時間分散、運転切替台数、運転
切替量、所要電力量の評価値に対するゲインをそれぞれ
0.1に設定した。なお、ゲインを変更すると全く違っ
た解を得ることができる。
【0058】図14は従来技術によるポンプ運転制御の
動作を示している。図14(a)に示すように、5台の
固定能力ポンプが設けられ、運転順序は1→2→3→4
→5→1とサイクリックに使用する約束となっている。
【0059】図14(b)に示すように、ポンプ井の水
位が平常水位(MWL)を越えた時点で1台目のポンプ
の運転を開始し、時間が経過して水位が平常上限水位
(HMWL)を越えてしまってから、2台目のポンプの
運転を開始している。ここから、タイマ1(ここでは、
動作を顕著に示すため、通常より長いタイマ値としてい
る)を起動し、タイマ1時間経過後、水位が平常水位
(MWL)を下回っていないため、3台目のポンプの運
転を開始している。3台目のポンプを追加したが水位が
上限水位(HWL)を越えてしまい、4台目のポンプの
運転を開始している。上限水位(HWL)を越えたた
め、平常上限水位(HMWL)を越えた時の間隔より短
い周期で5台目のポンプの運転を開始している。
【0060】そして、水位が下がり始めて、上限水位
(HWL)を下回った時点より、先に運転を開始した順
に、すなわち、1台目、2台目、3台目、4台目、5台
目の順に順次ポンプを停止させている。
【0061】このように、従来の制御方法ではポンプ起
動水位(MWL,HMWL,HWL)を水位が越えると
即ポンプの追加運転を開始するわけではなく、一定時間
監視して、その間に水位が下がればポンプの追加運転は
行なわず、一定時間経過後もポンプ起動水位を越えてい
ればポンプの追加運転を行なうようにしていた。
【0062】図15は本発明によるポンプ運転制御の動
作を示している。ポンプ井への流入量および5台の固定
能力ポンプの性能は、図14の場合と同様である。
【0063】本発明の場合、ポンプの運転順序は無く、
固定能力ポンプ運転時間分散評価による運転時間の平準
化にポンプ運転順序を委ねている。ポンプ井水位の制御
範囲は、平常上限水位(HMWL)から平常下限水位
(LMWL)の間であり、目標は平常水位(MWL)と
している。
【0064】図15に示すように、平常水位(MWL)
を水位が越えても直ぐには1台目のポンプの運転は開始
されていない。水位が制御許容範囲を越えそうになる平
常上限水位(HMWL)近くで1台目のポンプの運転が
開始されている。1台目のポンプ起動は従来の制御方法
に比べて遅くなっているが、2台目以降は早く起動して
いるため、水位が上限水位(HWL)に達すること無
く、制御範囲内で水位をうまくコントロ−ルできてい
る。ポンプの総運転時間も従来制御に比べ短くなってい
る。図15の場合、次回のポンプの運転順は、今回運転
時間の短かった5→4→3→2→1の順序で使用され
る。この点からも従来の制御方法よりも、運転時間の平
準化が強く図られていることがわかる。
【0065】上述した実施例は、分流式下水道における
雨水排水のためのポンプ台数制御について説明したもの
であるが、合流式下水道においても同様の考え方で適用
可能である。なお、合流式下水道に適用する場合には、
流入量推定部22並びに流入量演算結果出力部215の
後に、日汚水流入パターンに基づく汚水流入量を加算
し、以下に続く処理を実行することで流入量の予測が可
能である。日汚水流入パターンは、雨水と違い、一定の
傾向があるため晴天時の日汚水変動パターンをあらかじ
め統計処理することによって得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポンプ井への流入量を正確に予測するとともに、その予
測結果に対してファジィ制御部で複数のポンプ運転案を
考慮し、その中から制御結果の最も良いと判断される運
転組み合わせ案に基づいてポンプの運転を制御するの
で、許容範囲内での水位の安定化とポンプ運転時間の平
準化がを図ることができ、不必要なポンプの起動停止回
数が低減され、さらに電力を節約することが可能とな
る。
【0067】また、操作員の運転案決定に関する知識を
先験的知識として取り込んでいるため、操作員の精神的
負担を軽減することができる。
【0068】さらに、管渠内水位計の故障時、浸水等で
計測不能時等でも正確に流入量予測が行なえので、排水
ポンプ所システムの信頼性を向上させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水ポンプ所システムの概略図である。
【図2】流入量予測部の構成図である。
【図3】流入量演算部の構成図である。
【図4】ファジィ制御部の構成図である。
【図5】予測演算部の構成図である。
【図6】定性評価部の構成図である。
【図7】水位偏差評価メンバーシップ関数を示した図で
ある。
【図8】運転時間分散評価メンバーシップ関数を示した
図である。
【図9】固定能力ポンプ運転切替台数評価メンバーシッ
プ関数を示した図である。
【図10】可変能力ポンプ運転切替台数評価メンバーシ
ップ関数を示した図である。
【図11】所要電力量偏差評価メンバーシップ関数を示
した図である。
【図12】図7〜図11のメンバーシップ関数による動
作例を示した図である。
【図13】図7〜図11のメンバーシップ関数で評価し
た結果を示した図である。
【図14】従来技術の制御方法によるポンプ運転動作を
示した図である。
【図15】本発明の制御方法によるポンプ運転動作を示
した図である。
【図16】ポンプ井水位と揚程を示した図である。
【図17】ポンプ運転特性を示した図である。
【図18】可変能力ポンプ運転特性を示した図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 流入量予測部 3 ファジィ制御部 4 ポンプ井 5 ポンプ群 6 下水管渠 7 雨量計 8 排水区域 9 ポンプ所 10,11 水位センサ 12 管渠内水位計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依田 幹雄 茨城県日立市大みか町5丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合流式または分流式下水道にて、排水区
    域内の降雨量データ、前記排水区域内に降った雨水が流
    れる下水管渠内の水位データ、および前記下水管渠から
    雨水が流れ込むポンプ所内の一定時間前から現在までの
    ポンプ井水位変化量データを基にして、ポンプ井への雨
    水流入量を予測し、その予測した雨水流入量、前記ポン
    プ井の水位データ、前記ポンプ所内の雨水が放流される
    河川等の水位データ、および前記ポンプ所内の雨水を前
    記河川等に放流するポンプ群の運転状態のデータを基に
    して、複数のポンプ運転組合せ案を生成し、そのポンプ
    運転組合せ案の1つ1つに対して一定時間経過後までの
    シミュレーションを行い、そのシミュレーションの結
    果、評価が最も良いポンプ運転組合せ案によって前記ポ
    ンプ群の運転台数を制御する排水ポンプ所のポンプ運転
    台数制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポンプ運転台数制御方法
    において、前記評価が最も良いポンプ運転組合せ案を求
    める場合には、前記ポンプ井の水位の適切さ・ポンプの
    起動停止または切替量の少なさ・ポンプ運転時間のばら
    つきの少なさ・所要電力量の少なさを、先験的知識によ
    り予め決定しておいたメンバーシップ関数によって予測
    演算するとともに、それらの予測演算量をファジィ量と
    して評価し、その評価結果に対して予め先験的な知識に
    より決定しておいた荷重値により荷重平均を求め、その
    荷重平均が最大となるポンプ運転組合せ案を前記評価が
    最も良い案として採用することを特徴とする排水ポンプ
    所のポンプ運転台数制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポンプ運転台数制御方法
    において、前記ポンプ井への雨水流入量を予測する場合
    には、タンクモデル、ARMAモデル、RRLモデル、
    水理モデルなどの複数の流入量予測モデルを雨の降り始
    めから並列に動作させて、前記各流入量予測モデルによ
    る予測流入量と実際の流入量との差を求め、その差が最
    も小さい流入量予測モデルを採用することを特徴とする
    排水ポンプ所のポンプ運転台数制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のポンプ運転台数制御方法
    において、前記採用した流入量予測モデルが最適か否か
    の見直しを一定時間毎に行うことを特徴とする排水ポン
    プ所のポンプ運転台数制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のポンプ運転台数制御方法
    において、前記下水管渠内の水位データが入力できない
    場合には、前記ポンプ群の実際の吐出量と前記ポンプ井
    水位変化量データを基にして、ポンプ井水位・貯留量対
    応表により、前記ポンプ井への雨水流入量を予測するこ
    とを特徴とする排水ポンプ所のポンプ運転台数制御方
    法。
  6. 【請求項6】 合流式または分流式下水道にて、排水区
    域内の降雨量データ、前記排水区域内に降った雨水が流
    れる下水管渠内の水位データ、および前記下水管渠から
    雨水が流れ込むポンプ所内の一定時間前から現在までの
    ポンプ井水位変化量データを基にして、ポンプ井への雨
    水流入量を予測する予測手段と、その予測した雨水流入
    量、前記ポンプ井の水位データ、前記ポンプ所内の雨水
    が放流される河川等の水位データ、および前記ポンプ所
    内の雨水を前記河川等に放流するポンプ群の運転状態の
    データを基にして、複数のポンプ運転組合せ案を生成
    し、そのポンプ運転組合せ案の1つ1つに対して一定時
    間経過後までのシミュレーションを行い、そのシミュレ
    ーションの結果、評価が最も良いポンプ運転組合せ案に
    よって前記ポンプ群の運転台数を制御する制御手段と、
    を具備する排水ポンプ所のポンプ運転台数制御装置。
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