JPH05261073A - 脈波検出プローブの装着装置 - Google Patents

脈波検出プローブの装着装置

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JPH05261073A
JPH05261073A JP9170492A JP9170492A JPH05261073A JP H05261073 A JPH05261073 A JP H05261073A JP 9170492 A JP9170492 A JP 9170492A JP 9170492 A JP9170492 A JP 9170492A JP H05261073 A JPH05261073 A JP H05261073A
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紀夫 河村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脈波検出プローブのハウジングを生体表面に
装着する際の位置決めを容易に為し得かつ装着位置がず
れるのを一層確実に防止し得る装着装置を提供する。 【構成】 外周ファスナ46を有する装着ベルト42
を、切欠50を橈骨動脈34に対して位置決めした状態
で内周面に設けられた両面粘着シートを介して手首26
の体表面28に接着する。脈波センサ22の押圧面36
を切欠50に対して位置決めした状態で、第1ハウジン
グ18に設けられた内周ファスナ60および第1ハウジ
ング18の固定帯56,58に設けられた内周ファスナ
52,54を装着ベルト42の外周ファスナ46に接着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脈波検出プローブに関
し、特に、脈波センサを内部に備えたハウジングの生体
表面に対する装着位置がずれるのを防止する技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一方向において開口する容器状を成し、
その開口が生体の表面と対向するように生体の表面上に
装着されるハウジングと、圧力検出素子が設けられた押
圧面を有し、そのハウジング内に突き出し可能に設けら
れた脈波センサと、そのハウジング内に設けられ、その
脈波センサの押圧面を生体の表面の動脈上に押圧する押
圧手段とを備え、その動脈上を押圧する脈波センサの圧
力検出素子から出力される脈波信号に基づいて動脈から
発生する圧脈波を連続的に検出するための脈波検出プロ
ーブが知られている。たとえば、本出願人が先に出願し
て公開された実開昭63−293424号公報や実開平
1−126205号公報に記載されたものなどがそれで
あり、上記ハウジングは、脈波センサの押圧面が生体表
面の動脈上の好適な位置に位置するように予め位置決め
した状態で装着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の脈波検出プローブにおいては、ハウジングの生体
表面への装着は、通常、生体に巻回されたバンドによっ
て行われるだけであるため、ハウジングを生体表面に装
着する際には、脈波センサが生体表面の動脈上に位置す
るようにハウジングを正確に位置決めすることが困難で
あり、たとえ位置決めし得たとしてもそのハウジングの
位置決め位置をバンドにより固定するときにハウジング
の装着位置がずれる場合あるとともに、ハウジングを生
体表面に装着した後においては、ハウジングに加えられ
た外力や体動等によりハウジングの装着位置がずれる場
合があった。そして、このようにハウジングの装着位置
がずれると、それに伴って脈波センサの動脈に対する位
置がずれるため、圧脈波を好適に検出できなくなるおそ
れがあるのである。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、脈波検出プロ
ーブのハウジングを生体表面に装着する際の位置決めを
容易に為し得かつ装着位置がずれるのを一層確実に防止
し得る装着装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、一方向において開口す
る容器状を成し、その開口が生体の表面と対向するよう
にその生体の表面上に装着されるハウジングと、圧力検
出素子が設けられた押圧面を有し、そのハウジング内に
突き出し可能に設けられた脈波センサと、そのハウジン
グ内に設けられ、その脈波センサの押圧面をその生体の
表面の動脈上に押圧する押圧手段とを備え、その動脈上
を押圧する脈波センサの圧力検出素子から出力される脈
波信号に基づいてその動脈から発生する圧脈波を連続的
に検出するための脈波検出プローブにおいて、その脈波
検出プローブを前記生体へ装着するための装着装置であ
って、(a) 前記脈波センサの押圧面が前記生体の表面と
接触するのを許容するための切欠を有し且つその生体の
表面との相対的なずれを防止する粘着シートを内周面に
備えて、その生体に装着される装着ベルトと、(b) 前記
脈波センサの押圧面が前記装着ベルトの切欠を通して前
記生体の表面と接触するように、その装着ベルトの外周
面に前記ハウジングを着脱可能に固定するためのハウジ
ング固定手段とを含むことにある。
【0006】
【作用】かかる構成の脈波検出プローブの装着装置によ
れば、まず、装着ベルトの切欠を通して生体表面の動脈
の好適な位置を確認しつつその装着ベルトが粘着シート
を介して生体表面に貼り着けられる。次に、脈波センサ
の押圧面が装着ベルトの切欠を通して生体の表面と接触
するようにハウジングをその切欠に対して位置決めした
状態で、そのハウジングがハウジング固定手段により装
着ベルトの外周面に着脱可能に固定される。
【0007】
【発明の効果】したがって、脈波検出プローブのハウジ
ングを生体表面に装着するに先立って、そのハウジング
内に位置する脈波センサの押圧位置を装着ベルトの切欠
に基づいて決定することができ、その切欠を目印として
ハウジングを生体表面に装着すればよいので、ハウジン
グの装着位置の位置決めを容易に為し得る。
【0008】また、ハウジングは生体表面に貼着された
装着ベルトの外周面にハウジング固定手段により固定さ
れるので、ハウジングは装着ベルトおよびハウジング固
定手段を介して比較的強固な固定状態で生体表面に装着
されることとなり、これにより、バンド等により手首を
締め付けることによりハウジングを生体表面に装着する
従来の場合に比べて、ハウジングを生体表面に装着する
際にハウジングの位置決め位置がずれたり、ハウジング
を生体表面に装着した後に外力や体動等によりハウジン
グの装着位置がずれたりするのを一層確実に防止するこ
とができる。
【0009】また、脈波センサの押圧面は装着ベルトの
切欠を通して生体表面の動脈上に直接的に押圧されるた
め、脈波センサの生体表面への押圧状態を従来と同様に
確保しつつ上記効果が得られる利点がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1は本発明の装着装置による脈波検出プ
ローブの装着状態の一例を示す図であって、脈波検出装
置の構成の一例を示す図である。図1および図3におい
て、脈波検出プローブ10は、相対向する一対の側壁1
2,14および両側壁12,14を互いに連結する底壁
16とを備えて全体として円弧状に湾曲する略容器状の
第1ハウジング18と、その第1ハウジング18の底壁
16の内面に装着された膨張可能なゴム製の空気袋20
と、この空気袋20に固定された脈波センサ22と、第
1ハウジング18に対してその横側にて回動可能に連結
された第2ハウジング24とを備えており、脈波センサ
22が生体の手首26の体表面28と対向するように手
首26に装着されている。この状態で空気ポンプ30か
らの圧力エアが調圧弁32を介して空気袋20内に供給
されると、脈波センサ22が第1ハウジング18から突
き出されて体表面28の橈骨動脈34上に押圧されるこ
ととなる。本実施例においては、上記第1ハウジング1
8がハウジングを構成するとともに、上記空気袋20が
押圧手段を構成する。
【0012】上記脈波センサ22の押圧面36には、た
とえば、本出願人が先に出願して公開された実開平1−
122704号公報に記載されているように複数の圧力
検出素子(図示せず)が互いに僅かな間隔を隔てて一方
向に配列されている。脈波センサ22は、圧力検出素子
の配列方向が橈骨動脈34を横断するように体表面28
に押圧されることにより、橈骨動脈34から発生して体
表面28に伝達される圧力振動波すなわち圧脈波を検出
し、その圧脈波を表す脈波信号SMを図示しないA/D
変換器を介して制御装置38へ供給する。
【0013】制御装置38は、CPU,ROM,および
RAM等から成る所謂マイクロコンピータを備えて構成
されており、CPUは、ROMに予め記憶されたプログ
ラムに従って、調圧弁32へ駆動信号SDを出力して空
気袋20内の圧力を調節し、空気袋20内の徐速昇圧過
程で各圧力検出素子から逐次得られる脈波信号SMに基
づいて、圧脈波の振幅が最大となる空気袋20内の圧力
すなわち脈波センサ22の最適押圧力を決定し且つ最大
振幅の圧脈波を検出した圧力検出素子を最適圧力検出素
子として決定するとともに、その最適押圧力にホールド
した状態で最適圧力検出素子にて逐次検出される圧脈波
を表示・記録装置40に表示させる。
【0014】ここで、本実施例においては、上記脈波検
出プローブ10は以下のようにして手首26に装着され
ている。
【0015】すなわち、手首26の体表面28には、図
1および図2に示すように、装着ベルト42が手首26
の略半周程度に亘って貼り着けられている。この装着ベ
ルト42は、スポンジゴムシート44と、そのスポンジ
ゴムシート44の取付け状態において外周側に位置させ
られる一面に固着された外周ファスナ46と、スポンジ
ゴムシート44の取付け状態において内周側に位置させ
られる他面に固着され、両面に粘着剤が塗布されて成る
両面粘着シート48(図2においてのみ図示)とを備え
ている。また、装着ベルト42は、厚み方向に貫通し且
つ脈波センサ22の押圧面36が通過可能な大きさの矩
形状の切欠50を長手方向中間部に有しており、その切
欠50内に橈骨動脈34を位置させた状態で両面粘着シ
ート48を介して体表面28に貼着されるようになって
いる。なお、図2において、両面粘着シート48は、便
宜上、実際より厚く描かれている。本実施例において
は、この両面粘着シート48が粘着シートを構成してい
る。
【0016】一方、図1および図3に示すように、脈波
検出プローブ10の第1ハウジング18には、上記装着
ベルト42の外周ファスナ46と着脱可能に接着する内
周ファスナ52,54を備えた一対の固定帯56,58
が設けられているとともに、第1ハウジング18の側壁
12,14の先端面には、装着ベルト42の外周ファス
ナ46と着脱可能に接着する内周ファスナ60,62が
固着されている。これにより、脈波センサ22の押圧面
36を装着ベルト42の切欠50に対して位置決めした
状態で、第1ハウジング18の内周ファスナ60,62
を体表面28に貼着された装着ベルト42の外周ファス
ナ46に接着させ且つ第1ハウジング18の固定帯5
6,58の内周ファスナ52,54を装着ベルト42の
外周ファスナ46に接着させることにより、脈波センサ
22が橈骨動脈34上の好適な位置に位置決めされた状
態で且つ装着ベルト42の切欠50を通して体表面28
に接触可能な状態で、第1ハウジング18が体表面28
に固定されるのである。本実施例においては、上記外周
ファスナ46、固定帯56,58、および内周ファスナ
52,54,60,62がハウジング固定手段を構成し
ている。
【0017】このように本実施例によれば、脈波検出プ
ローブ10の第1ハウジング18を体表面28に装着す
るに先立って、装着ベルト42の切欠50を通して体表
面28の橈骨動脈34上の好適な位置を確認しつつその
切欠50を橈骨動脈26に対して位置決めした状態で装
着ベルト42を体表面28に貼り着けることにより、脈
波センサ22の押圧位置を装着ベルト42の切欠50に
基づいて決定することができ、その切欠50を目印とし
て第1ハウジング18を体表面28に装着すればよいの
で、第1ハウジング18の装着位置の位置決めを容易に
行うことができる。
【0018】また、本実施例によれば、体表面28に両
面粘着シート48を介して固着された装着ベルト42の
外周ファスナ46に、第1ハウジング18自体に設けら
れた内周ファスナ60,62および第1ハウジング18
の固定帯56,58に設けられた内周ファスナ52,5
4が接着されるように構成されているため、第1ハウジ
ング18は比較的強固な固定状態で体表面28に装着さ
れることとなり、これにより、バンド等を手首に巻回し
て締め付けることによりハウジングを生体表面に装着す
る従来の場合に比べて、第1ハウジング18を体表面2
8に装着する際に第1ハウジング18の位置決め位置が
ずれたり、装着後において外力や体動等により第1ハウ
ジング18の装着位置がずれたりするのを一層確実に防
止することができる。
【0019】また、本実施例によれば、脈波センサ22
の押圧面36は装着ベルト42の切欠50を通して体表
面28の橈骨動脈34上に直接的に押圧されるため、脈
波センサ22の体表面28への押圧状態を従来と同様に
確保しつつ上記効果が得られる利点がある。
【0020】また、本実施例によれば、装着ベルト42
の切欠50を目印として脈波センサ22を橈骨動脈34
上の好適な位置に位置決めすることができるため、たと
えば、本出願人が先に出願して公開された実開平1−1
26205号公報に記載されているような、脈波センサ
を橈骨動脈と交差する方向へ駆動するための駆動モータ
や送りねじ等の駆動手段を不要とすることが可能とな
り、これにより、脈波検出プローブを一層小型かつ安価
に構成し得る利点がある。
【0021】また、本実施例によれば、脈波検出プロー
ブ10は装着ベルト42を介して体表面28に装着され
るようになっているため、その装着ベルト42を使い捨
てにすれば、病気の感染防止に好適に寄与することがで
きる。
【0022】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0023】たとえば、前記実施例では、装着ベルト4
2は外周ファスナ46,スポンジゴムシート44,およ
び両面に粘着剤が塗布されて成る両面粘着シート48に
て構成されているが、必ずしもその必要はなく、たとえ
ば、スポンジゴムシート44を削除して外周ファスナ4
6および両面粘着シート48だけで装着ベルトを構成し
てもよいし、両面粘着シート48あるいは両面粘着シー
ト48およびスポンジゴムシート44に替えてシリコー
ンゴムシート等の粘着性を有するシートを設けることも
できる。シリコーンゴムシート等を用いる後者の場合に
は、たとえば、従来と同様のバンドにより巻回状態で第
1ハウジング18が手首26に装着され、そのバンドに
よりシリコーンゴムシートが体表面28に密着させられ
ることとなる。
【0024】また、前記実施例では、ハウジング固定手
段は、装着ベルト42の外周ファスナ46、第1ハウジ
ング18の内周ファスナ60,62、第1ハウジング1
8に設けられた固定帯56,58、およびその固定帯5
6,58の内周ファスナ52,54にて構成されている
が、必ずしもその必要はなく、たとえば、固定帯56,
58および内周ファスナ52,54が設けられていない
場合においても本発明の一応が効果が得られるし、ある
いは、かかるファスナを用いることなく両面粘着シート
を有してハウジング固定手段を構成することも可能であ
る。
【0025】また、前記実施例では、脈波検出プローブ
10は脈波センサ22を橈骨動脈34と交差する方向等
において駆動する駆動装置を備えていないが、かかる駆
動装置を備えた脈波検出プローブであっても差し支えな
い。
【0026】また、前記実施例では、脈波センサ22の
押圧面36には複数の圧力検出素子が設けられている
が、圧力検出素子は1個だけであってもよい。
【0027】また、前記実施例では、手首26に装着さ
れて橈骨動脈34から圧脈波を検出する脈波検出プロー
ブ10について説明したが、必ずしもその必要はなく、
たとえば、足の甲に装着されて足背動脈から圧脈波を検
出する脈波検出プローブなどにおいても本発明の装着装
置を適用し得ることは勿論である。
【0028】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【0029】次に、前述の実施例のような脈波検出プロ
ーブ10を用いて圧脈波を検出する際に、脈波センサ2
2を軟らかいゴム状弾性体製シートを介して体表面28
に押圧するために、そのシートを脈波検出プローブ10
に取り付ける技術について説明する。なお、以下の実施
例において前述の実施例と共通する部分および略同様の
部分には同一の符合を付して説明を省略する。
【0030】図4において、第1ハウジング18の側壁
12,14の先端面には前記実施例の内周ファスナ6
0,62は設けられておらず、側壁12,14には第1
ハウジング18と同様の円弧状に湾曲する矩形枠状のホ
ルダ70が取り付けられている。このホルダ70は、円
弧状に湾曲した板状部72と、その板状部72の湾曲方
向と直角な方向で相対向する位置において外周縁にそれ
ぞれ設けられ、高さが比較的高い一対の高側部74,7
6と、板状部72の湾曲方向で相対向する位置において
外周縁にそれぞれ設けられ、前記高側部74,76と同
様の高さを有する高側部78およびそれら高側部74,
76,78より高さが低く且つ高側部74,76間に位
置する低側部80とを備えて、たとえば樹脂にて一体成
形されており、高側部74,76の内面に突設された各
一対の突起82が第1ハウジング18の側壁12,14
の外面に設けられた各一対の穴(図示せず)にそれぞれ
嵌まり込んだ状態で第1ハウジング18に着脱可能に取
り付けられている。ホルダ70内には、その板状部72
上において、比較的薄肉であって且つ軟らかいゴムシー
ト84がたとえば樹脂製のカバー部材86により外れが
防止された状態で装着されている。このゴムシート84
としては、たとえばシリコーンゴム製のものが好適に用
いられるとともに、人体の皮膚と略同様の硬さを有する
ものが望ましい。なお、第1ハウジング18の側壁1
2,14の外面には、後述のホルダ脱着装置によりホル
ダ70を脱着する際に使用するための直線状のガイド突
起88(図7参照)が側壁12,14の長手方向におい
てそれぞれ設けられている。かかるゴムシート84等が
装着された脈波検出プローブ10は、たとえば、バンド
90,92により巻回状態で手首26に装着される。
【0031】このようにゴムシート84等が装着された
脈波検出プローブ10においては、脈波センサ22は軟
らかいゴムシート84を介して体表面28に押圧される
ので、脈波センサ22による圧脈波の検出を阻害するこ
となく痩せた人などにおいて脈波センサ22の押圧によ
る苦痛を軽減し得るとともに、痩せた人であっても体表
面28への脈波センサ22の喰い込みが好適に得られて
脈波センサ22のずれを好適に防止し得る。また、ゴム
シート84はホルダ70により第1ハウジング18に着
脱可能に取り付けられているので、ゴムシート84を備
えたホルダ70を使い捨てにすれば、圧脈波検出時にお
ける病気の感染防止に寄与することができる。この場合
において、上記バンド90,92と体表面28とが直接
接触するのを防止するためにシート状部材をバンド9
0,92と体表面28との間に介挿し、そのシート状部
材も使い捨てにすれば、圧脈波検出時における病気の感
染を一層好適に防止することができる。
【0032】次に、上記ゴムシート84等を備えたホル
ダ70を脈波検出プローブ10の第1ハウジング18に
脱着するために用いられるホルダ脱着装置を図7および
図8に基づいて説明する。
【0033】図7において、94は、装置本体である。
装置本体94の相対向する一対の側壁96の内面の上方
に位置する部分には、一直線状に延びる一対のガイド溝
98がそれぞれ設けられており、脈波検出用プローブ1
0の第1ハウジング18の側壁12,14に設けられた
前記一対のガイド突起88が両ガイド溝98にそれぞれ
嵌め入れられることにより、第1ハウジング18の姿勢
が一定に維持された状態で脈波検出プローブ10がガイ
ド溝98に沿って移動させられるようになっている。
【0034】上記装置本体94内には、図7中左側に位
置する部分であって且つガイド溝98より下方に位置す
る部分において、ホルダ取外し装置100が設けられて
いる。ホルダ取外し装置100は、第1ハウジング18
の側壁12,14の両外面間の寸法より僅かに大きい間
隔を隔てて相対向する状態で互いに一体的に設けられ、
ピン102により装置本体94の一対の側壁96に回動
可能に設けられた一対の掛止爪104と、両掛止爪10
4を図7において左回り方向へ常時付勢する一対のトー
ションスプリング106とを備えて構成されている。な
お、図7において、108は、取り外されたホルダ70
を収容するための収容部であって、上記トーションスプ
リング106はこの収容部108の上端面と掛止爪10
4との間に設けられているとともに、トーションスプリ
ング106の図7において左回り方向の一定限度以上の
移動が収容部108の上端部との当接に基づいて阻止さ
れるようになっている。
【0035】以上のように構成されたホルダ取外し装置
100により第1ハウジング18からホルダ70を取り
外す際には、まず、作業者が第1ハウジング18をそれ
に装着されたホルダ70の高側部78側に位置する部分
から前記ガイド溝98に沿って図7において左側から右
側へ移動させると、その過程で両掛止爪104が第1ハ
ウジング18の側壁12,14の両側においてホルダ7
0に引っ掛けられる。掛止爪104の取付位置および収
容部108による回動停止位置などが予めそのように決
定されているのである。そして、この状態から第1ハウ
ジング18を更に移動させると、トーションスプリング
106の付勢力に抗して掛止爪104が図7において一
点鎖線で示すように右回りに回動させられることによ
り、ホルダ70の前記突起82が第1ハウジング18の
側壁12,14の前記穴から外れるとともに、これら突
起82と穴との係合が解除さた時点で掛止爪104がホ
ルダ70と共にトーションスプリング106の付勢力に
従って戻されることにより、第1ハウジング18から取
り外された使用済のゴムシート84等を備えたホルダ7
0が収容部108へ排出されることとなる。なお、図7
においては、脈波検出プローブ10のバンド90、92
の図示は省略されている。
【0036】また、上記装置本体94内には、図7中右
側に位置する部分であって且つガイド溝98より下方に
位置する部分において、使用済のホルダ70が取り外さ
れた後の第1ハウジング18へ新たなホルダ70を供給
するためのホルダ供給装置110が設けられている。ホ
ルダ供給装置110は、図7において左側へ所定角度傾
斜させられた状態で設けられ、ゴムシート84等を備え
た複数のホルダ70を板状部72が下側に位置するよう
に互いに重ねた状態で収容する収容部112と、それら
ホルダ70を座板114を介して斜め上方へ付勢するた
めの圧縮コイルスプリング116と、装置本体94の両
側壁96にそれぞれ設けられ、最上部に位置するホルダ
70と当接させられて圧縮コイルスプリング116の付
勢力によるホルダ70の収容部112からの飛び出しを
防止するための各一対のローラ118(一方の側壁96
側のみ図示)とを備えて構成されている。これにより、
ホルダ70が取り外された状態の第1ハウンジング18
が図7において右方向へ更に移動させられて図7中一点
鎖線で示す位置に達すると、第1ハウジング18の側壁
12,14の先端部が最上部のホルダ70の高側部78
に内側から引っ掛けられ、この状態で第1ハウンジング
18が更に移動させられると、第1ハウジング18と共
に最上部のホルダ70が図7において右方向へ移動させ
られる。このとき、装置本体94の両側壁96には、収
容部110から第1ハウジング18へ供給されるホルダ
70を下側から案内するガイドローラ120が収容部1
10に近接する位置において各一個づつ(一方のみ図
示)設けられており、このローラ120と前記ガイド溝
98との間で第1ハウジング18とホルダ70とが互い
に接近する方向へ付勢されることにより、ホルダ70の
突起82が第1ハウジング18の側壁12,14の前記
穴に嵌合され、これにより、新たなホルダ70が第1ハ
ウジング18に取り付けられることとなる。
【0037】このようにかかるホルダ脱着装置によれ
ば、作業者が第1ハウジング18のガイド突起88を装
置本体94のガイド溝98に嵌め入れた後その第1ハウ
ジング18をガイド溝98に沿って単に移動させるだけ
で、使用済のホルダ70の取外しと新たなホルダ70の
装着とを容易かつ迅速に行うことができるとともに、作
業者はホルダ70に触れることなくその脱着を行うこと
ができることから病気の感染防止に一層好適に寄与する
ことができる。
【0038】なお、上記ガイド溝98およびガイド突起
88は第1ハウジング18の側壁12,14の円弧と同
様の曲率半径を有する円弧状に構成することもできる
し、上記一対の掛止爪104に対して180度の回動位
置にもう一対の掛止爪を設けて、それらの掛止爪が一方
向(図7において右回り方向)にのみ回動させられるこ
とにより各一対の掛止爪にて順にホルダ70が取り外さ
れるように構成することもできる。後者の場合には、た
とえば、第1ハウジング18と共に移動するホルダ70
により一方の一対の掛止爪が所定量回動させられて前記
突起82と穴との係合が解除された時点でカム等の作用
により他方の掛止爪が次のホルダと係合可能な位置まで
自動的に回動させられるように構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着装置による脈波検出プローブの装
着状態の一例を示すとともに、脈波検出装置の構成の一
例を示す図である。
【図2】図1の装着装置の一部である装着ベルトを示す
斜視図である。
【図3】図1の脈波検出プローブを縮小して示す斜視図
である。
【図4】脈波検出プローブのハウジングに、脈波センサ
の押圧面と生体表面との間に介在させられるゴムシート
が枠状のホルダにより装着された状態を示す断面図であ
る。
【図5】図4のホルダの平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI視断面図である。
【図7】図4に示すゴムシート等を備えたホルダを脈波
検出プローブの第1ハウジングに対して脱着するために
用いられるホルダ脱着装置の構成を示す図であって、一
部を断面にして示す図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII視断面の要部
を示す図である。
【符号の説明】
10 脈波検出プローブ 18 第1ハウジング(ハウジング) 20 空気袋(押圧手段) 22 脈波センサ 28 体表面 34 橈骨動脈 36 押圧面 42 装着ベルト {46 外周ファスナ、52,54,60,62 内周
ファスナ、56,58固定帯}ハウジング固定手段 48 両面粘着シート(粘着シート) 50 切欠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向において開口する容器状を成し、
    該開口が生体の表面と対向するように該生体の表面上に
    装着されるハウジングと、圧力検出素子が設けられた押
    圧面を有し、該ハウジング内に突き出し可能に設けられ
    た脈波センサと、該ハウジング内に設けられ、該脈波セ
    ンサの押圧面を該生体の表面の動脈上に押圧する押圧手
    段とを備え、該動脈上を押圧する該脈波センサの圧力検
    出素子から出力される脈波信号に基づいて該動脈から発
    生する圧脈波を連続的に検出するための脈波検出プロー
    ブにおいて、該脈波検出プローブを前記生体へ装着する
    ための装着装置であって、 前記脈波センサの押圧面が前記生体の表面と接触するの
    を許容するための切欠を有し且つ該生体の表面との相対
    的なずれを防止する粘着シートを内周面に備えて、該生
    体に装着される装着ベルトと、 前記脈波センサの押圧面が前記装着ベルトの切欠を通し
    て前記生体の表面と接触するように、該装着ベルトの外
    周面に前記ハウジングを着脱可能に固定するためのハウ
    ジング固定手段とを含むことを特徴とする脈波検出プロ
    ーブの装着装置。
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