JPH05232262A - 電子式タイムスイッチ - Google Patents

電子式タイムスイッチ

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JPH05232262A
JPH05232262A JP3817792A JP3817792A JPH05232262A JP H05232262 A JPH05232262 A JP H05232262A JP 3817792 A JP3817792 A JP 3817792A JP 3817792 A JP3817792 A JP 3817792A JP H05232262 A JPH05232262 A JP H05232262A
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Shunkichi Muraoka
俊吉 村岡
Masanori Matsuda
正則 松田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特定日のタイムスケジュールを簡単に設定でき
るようにした電子式タイムスイッチを提供する。 【構成】曜日指定部11は、1週間の毎曜日および1日
以上の特定日に対応する。各曜日指定部11に対して1
日単位でタイムスケジュールをそれぞれ割り付ける。時
刻を決め、その時刻に負荷を制御する日を曜日指定部1
1によってまとめて対応付ける。制御手段4は、特定日
設定部11によって指定した日には曜日指定部11で割
り付けたタイムスケジュールに基づいて負荷を制御す
る。また、制御手段4は、他の日には計時手段3により
求めた曜日に対応する曜日指定部11に割り付けたタイ
ムスケジュールで負荷を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、あらかじめ設定された
負荷の動作日時および動作状態のプログラムに従って負
荷の動作を制御する電子式タイムスイッチに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の電子式タイムスイッチは、たと
えば、学校において始業・終業等を報知するチャイムの
動作を制御するなどの目的で用いられる。このような目
的で使用する場合、負荷であるチャイムを鳴動させる時
刻の1日のタイムスケジュールは、月曜日から金曜日ま
では毎日同じになり、土曜日、日曜日には異なるのが普
通である。また、祝祭日、隔週休日制における休日の土
曜日、特別な行事がある日などにも異なるタイムスケジ
ュールが必要になる。
【0003】したがって、負荷を動作させる日時まで指
定できるように構成されている電子式タイムスイッチで
は、1週間単位でタイムスケジュールを繰り返しパター
ンとして管理し、特別な行事がある日など(以下では、
「特定日」と呼称する)にのみタイムスケジュールを別
途に設定すればプログラムを効率よく設定できることに
なる。このような考え方に基づいて、特定日に対して1
日のタイムスケジュール(以下では、「デイリパター
ン」と呼称する)を割り当てる方法としては、次のよう
な方法が考えられる。
【0004】 あらかじめ登録した複数のデイリパタ
ーンから選択して設定する方法。 特定日ごとにデイリパターンを個別に設定する方
法。 他の日のデイリパターンを転用する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した
の方法では、多数のデイリパターンを登録しておくこと
によって、特定日のタイムスケジュールに柔軟に対応す
ることが可能である。しかしながら、登録したデイリパ
ターンにはコード(名前や番号)を付与するのが普通で
あり、デイリパターンの選択にはコードを指定すること
になるから、各コードのデイリパターンがどの日のデイ
リパターンに対応するのかという関係がわかりにくいも
のである。したがって、プログラムを設定する際には、
各日ごとにどのコードを選択するのかを表として作成し
ておくことが必要になり、プログラムの設定作業が面倒
であるという問題がある。また、登録するデイリパター
ンは個別に作成しなければならないから、デイリパター
ンの登録に時間がかかるという問題もある。
【0006】上述したの方法では、特定日だけ個別に
デイリパターンを作成するから、特定日のタイムスケジ
ュールに柔軟に対応できる。しかしながら、特定日につ
いて独立したデイリパターンを作成することになるか
ら、他の日のデイリパターンと一部だけが異なっている
ような場合であっても全部を作成することが必要にな
る。したがって、1日のうちで負荷を動作させる回数が
多いとデイリパターンの設定作業に手間がかかるという
問題が生じる。
【0007】一方、上述したの方法では、他の日のデ
イリパターンを転用するから、設定が容易である。しか
しながら、登録されている他の日のデイリパターンに所
望のデイリパターンが存在しない場合には、対応するこ
とができないという問題が生じる。すなわち、特定日の
タイムスケジュールに柔軟に対応できないという問題が
ある。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、特定日のタイムスケジュールに柔軟に対応す
ることができ、しかも、他の日のタイムスケジュールと
の共通部分を利用することによって短時間で設定できる
ようにした電子式タイムスイッチを提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷を制御す
る日時および各日時における負荷の制御状態を対応させ
たプログラムを設定するプログラム設定手段と、複数の
プログラムを格納する記憶手段と、現在の日時を計時す
るとともに現在の曜日を求める計時手段と、現在の日時
が記憶手段に格納されているいずれかのプログラムの日
時に一致するとそのプログラムに従って負荷を制御する
制御手段とを備えた電子式タイムスイッチを共通の構成
としている。
【0010】請求項1の発明では、上記目的を達成する
ために、プログラム設定手段は、それぞれ1日単位で負
荷を制御する時刻についてのタイムスケジュールを割り
付けることができ1週間の毎曜日および1日以上の特定
日に対応した8個以上の曜日指定部と、指定した時刻に
対して同時刻に負荷を制御する日を曜日指定部によって
一括して指定することによって各曜日指定部に1日のタ
イムスケジュールを割り付けるスケジュール割付部と、
指定した日に対していずれか一つの曜日指定部を選択す
ることによって選択した曜日指定部に割り付けたタイム
スケジュールを指定した日のタイムスケジュールとして
設定することができる特定日設定部とを備え、制御手段
は、特定日設定部によって指定した日には曜日指定部で
割り付けたタイムスケジュールに基づいて負荷を制御
し、他の日には計時手段により求めた曜日に対応する曜
日指定部に割り付けたタイムスケジュールで負荷を制御
するのである。
【0011】請求項2の発明では、プログラム設定手段
は、負荷を制御する日を年・月・日で指定する日付指定
部を備えている。請求項3の発明では、プログラム設定
手段は、負荷を制御する日を年・月・日と月・日とのい
ずれか一方で指定する日付指定部を備え、制御手段は、
記憶手段に格納されたプログラムにおける負荷を制御す
る日時が年を含むときには指定された1日だけ負荷を制
御し、記憶手段に格納されたプログラムにおける負荷を
制御する日付が年を含まないときには毎年同じ日に負荷
を制御するのである。
【0012】請求項4の発明では、プログラムを設定す
る際に負荷を制御する日時を表示する表示手段を備え、
プログラム設定手段は、表示手段に表示された日時を順
次増減させることによって日時を指定する日時指定部
と、日時が未設定であるときに表示手段に日時の初期値
を表示させる初期値設定部とを備え、初期値設定部は、
計時手段により求めた現在年を年の初期値に用いる。
【0013】請求項5の発明では、プログラム設定手段
は、指定した日時の日の値が月の最終日を越えていると
きには日の値を月の最終日に修正する最終日修正部を備
えているのである。
【0014】
【作用】請求項1の構成では、1週間の毎曜日および1
日以上の特定日に対応した8個以上の曜日指定部を設
け、同時刻に負荷を制御する日を曜日指定部によって一
括して指定する方法で各曜日指定部に対して1日単位で
負荷を制御するタイムスケジュールをそれぞれ割り付け
るようにしているから、一つの時刻を設定すれば、その
時刻に負荷を制御する日の曜日を曜日指定部によって指
定するだけの簡単な操作で1日単位のタイムスケジュー
ルを設定できるのである。このことは、各曜日のタイム
スケジュールに共通部分がある場合に、各日ごとに時刻
を入力する場合に比較すれば、手間のかかる時刻の入力
作業の労力を大幅に削減できることになる。また、曜日
指定部は1週間の曜日とは異なる特定日に対応するもの
が1個以上設けてあるから、特定の指定日に通常の日の
タイムスケジュールとは異なるタイムスケジュールを曜
日指定部に設定することが可能になるのであって、通常
とは異なるタイムスケジュールを設定する場合に柔軟な
対応ができるのである。さらに、特定日設定部によって
指定した日には曜日指定部で割り付けたタイムスケジュ
ールに基づいて負荷を制御し、他の日には計時手段によ
り求めた曜日に対応する曜日指定部に割り付けたタイム
スケジュールで負荷を制御するので、特定の指定日につ
いてのみタイムスケジュールを変更すればよいのであっ
て、他の日のタイムスケジュールは曜日に基づいて自動
的に設定されることになる。
【0015】請求項2の構成によれば、負荷を制御する
日を年・月・日で指定するから、記憶手段の容量が許す
範囲で長期に亙ってプログラムを設定することができる
のであり、プログラムを一旦設定すれば、プログラムの
メンテナンスが長期に亙って不要になるという利点があ
る。請求項3の構成によれば、負荷を制御する日を年・
月・日と月・日とのいずれか一方で指定し、記憶手段に
格納されたプログラムにおける負荷を制御する日時が年
を含むときには指定された1日だけ負荷を制御し、記憶
手段に格納されたプログラムにおける負荷を制御する日
付が年を含まないときには毎年同じ日に負荷を制御する
ので、負荷を制御する日の年を指定しなければ、毎年同
じ動作を繰り返させることができ、記憶手段の容量を大
きくすることなく、長期に亙って負荷を制御することが
できるのである。
【0016】請求項4の構成によれば、日時が未設定で
あるときに計時手段により求めた現在年を年の初期値と
して表示手段に表示させるから、工場出荷時の年とは無
関係に最新の年を表示することができる。このことは、
日時の設定の際に設定すべき年に近い初期値を与えるこ
とができることになるから、日時の設定作業時間の短縮
につながるのである。
【0017】請求項5の構成によれば、指定した日時の
日の値が月の最終日を越えているときには日の値を月の
最終日に修正するから、あり得ない日付を設定すること
が防止されるのである。
【0018】
【実施例】本実施例の電子式タイムスイッチは、図1に
示すように、プログラム設定手段1を備え、負荷を制御
する日時と、その日時における負荷の制御状態とを組に
したプログラムを設定する。設定されたプログラムは各
プログラムごとにプログラム番号とともに記憶手段2に
格納される。記憶手段2には複数個のプログラムを格納
することができる。一方、計時手段3は現在の日時を計
時するとともに現在の曜日を求めており、記憶手段2に
格納されているプログラムの日時が現在の日時に一致す
ると、制御手段4は出力手段5を介して負荷を制御す
る。すなわち、出力手段5は、電源と負荷との間に挿入
されたラッチングリレーよりなるスイッチ要素を備え、
スイッチ要素をオン・オフ制御することによって負荷へ
の通電状態を制御するのである。ここで、ラッチングリ
レーを用いることによって、リレーへの通電時間が短時
間になり、消費電力の抑制につながるのである。制御手
段4には表示手段6が接続され計時手段3により計時さ
れている現在の日時や、記憶手段2に格納されているプ
ログラムを表示手段6に表示できるようになっている。
【0019】プログラム設定手段1は、それぞれ1日単
位で負荷を制御する時刻についてのタイムスケジュール
を割り付けることができ1週間の毎曜日および1日以上
の特定日に対応した8個以上の曜日指定部11と、指定
した時刻に対して同時刻に負荷を制御する日を曜日指定
部11によって一括して指定することによって各曜日指
定部11に1日のタイムスケジュールを割り付けるスケ
ジュール割付部12と、指定した日に対していずれか一
つの曜日指定部11を選択することによって選択した曜
日指定部11に割り付けたタイムスケジュールを指定し
た日のタイムスケジュールとして設定することができる
特定日設定部13とを備える。制御手段4は、特定日設
定部13によって指定した日には曜日指定部11で割り
付けたタイムスケジュールに基づいて負荷を制御し、他
の日には計時手段3により求めた曜日に対応する曜日指
定部に割り付けたタイムスケジュールで負荷を制御す
る。また、プログラム設定手段1は、負荷を制御する日
を年・月・日と月・日とのいずれか一方で指定する日付
指定部14と、負荷を制御する時刻を指定する時刻指定
部15とからなる日時指定部16を備える。日時指定部
16は、表示手段6に表示された日時を順次増減させる
ことによって日時を指定する。日時が未設定であるとき
には初期値設定部17により与えられた初期値が表示手
段6に表示される。初期値設定部17は、計時手段3に
より求めた現在年を年の初期値として用いる。また、制
御手段4は、記憶手段2に格納されたプログラムにおけ
る負荷を制御する日時が年を含むときには指定された1
日だけ負荷を制御し、記憶手段2に格納されたプログラ
ムにおける負荷を制御する日付が年を含まないときには
毎年同じ日に負荷を制御する。さらに、プログラム設定
手段1は、指定した日時の日の値が月の最終日を越えて
いるときには日の値を月の最終日に修正する最終日修正
部18を備えている。
【0020】一方、図2に示すように、ハウジング20
の前面中央部には表示手段6である表示器21、プログ
ラム設定手段1の一部である操作部22を備える。ま
た、ハウジング20の前面の上下両端縁に沿って、出力
手段5のスイッチ要素を電源線や負荷線に接続する複数
の端子23が列設される。ハウジング20の前面には、
通電を表示する通電表示ランプL1 〜L3 も設けられ
る。本実施例は2回路の電源と負荷とに対応しており、
タイムスイッチへの通電状態のほか、各回路の通電状態
もそれぞれ通電表示ランプL1 〜L3 によって示され
る。
【0021】表示器21としては、液晶表示器、LED
表示器、蛍光表示管、プラズマディスプレイなどを用い
ることができる。表示器21の画面には、日付を年月日
で表示する日付表示領域D1 と、時刻を時分秒で表示す
る時刻表示領域D2 と、日曜日から土曜日までの各曜日
と2つの特定日とに対応した記号(S1,S2,Mo,Tu,We,Th,
Fr,Sa,Su)を表示する曜日表示領域D3 とが設けられて
いる。また、電源および負荷の2回路のうちでどちらの
回路を制御対象としているのかを番号で示し、また、負
荷のオン・オフの状態を文字で示すことができるように
なっている。ハウジング20の前面には表示器21の上
縁に沿って、後述する動作モードに対応した複数の記号
SYが表記されており、表示器21に表示された三角形
状のカーソルCがいずれかの記号SYに対応する位置に
移動することによって、現在の動作モードが示されるよ
うになっている。また、時刻表示領域D2 のうち秒を示
している部分は、後述するプログラム番号を表示する領
域として兼用される。
【0022】操作部22には、日曜日から月曜日までの
各曜日と2つの特定日とに対応した合計9個の曜日指定
スイッチS1 〜S9 (曜日指定部に相当する)と、後述
する動作モードを選択するモードスイッチS11、年・月
・日・時・分・秒にそれぞれ対応する6個の日時指定ス
イッチS12〜S17(日時指定部に相当する)、プログラ
ムの呼出しなどに用いるコールスイッチS18、設定した
プログラムに従って負荷を動作させる状態とプログラム
とは無関係に負荷をオン・オフさせる状態とを選択する
2個の手操作スイッチSW1 ,SW2 とが設けられてい
る。手操作スイッチSW1 ,SW2 は電源および負荷の
各回路に対応している。手操作スイッチSW1 ,SW2
にはスライドスイッチを用い、手操作スイッチSW1
SW2 以外には押釦スイッチを用いている。
【0023】動作モードを指定するには、モードスイッ
チS11を押す。モードスイッチS11を1回押すたびに動
作モードを表す記号SYに対応する位置にカーソルCが
移動し、カーソルCがブリンク表示されることによっ
て、現在指定されている動作モードを知ることができ
る。動作モードとしては、プログラムに従って負荷Lを
制御する「負荷制御動作モード」(左端)、計時手段3
における現在の日時を設定する「現在時刻設定モード」
(左から2番目)のほか、プログラムを設定する動作モ
ードとして「週間プログラム設定モード」(左から3番
目)、「特日設定モード」(左から4番目)、「優先プ
ログラム設定モード」(左から5番目)がある。また、
設定されたプログラムの動作を確認するための「テスト
実行モード」(左から6番目)もある。
【0024】「負荷制御動作モード」では、記憶手段2
に格納されたプログラムに従って出力手段5をオン・オ
フ制御する。記憶手段2に格納されるプログラムには、
次の3種類がある。第1には、図3(a)に示すよう
に、負荷をオンにするオン時刻tONと負荷をオフにする
オフ時刻tOFF とをそれぞれ指定し、図3(b)に示す
ように、オン時刻tONからオフ時刻tOFF までの間、負
荷をオンにするタイマ動作プログラムがある。タイマ動
作プログラムでは、オン時刻tONのみを指定すれば、以
後は負荷が連続的にオンになる。第2には、図4(a)
に示すように、負荷をオンにするオン時刻tONとオン時
刻tONから負荷をオン状態に保つオン期間TONとを指定
するパルス動作プログラムがある。すなわち、図4
(b)に示すように、負荷はオン時刻tONにオンにな
り、オン期間TONの間はオンに保たれるのである。第3
には、図5(a)(c)に示すように、開始時刻tST
終了時刻t ENとを設定しその間に負荷をオンにするかオ
フにするかを指定する優先プログラムがある。優先プロ
グラムは、タイマ動作プログラムやパルス動作プログラ
ムに対して優先的に用いられる。すなわち、図5(a)
に破線で示すように、タイマ動作プログラムやパルス動
作プログラムが指定されている状態で、開始時刻tST
終了時刻tENとの間で負荷をオンにするとすれば、タイ
マ動作プログラムやパルス動作プログラムにおいて負荷
をオフにする期間であっても、図5(b)に示すよう
に、優先プログラムでは負荷をオンにする期間であれば
負荷はオンになる。また、図5(c)に破線で示すよう
に、タイマ動作プログラムやパルス動作プログラムが指
定されている状態で、開始時刻tSTと終了時刻tENとの
間で負荷をオフにするとすれば、タイマ動作プログラム
やパルス動作プログラムにおいて負荷をオンにする期間
であっても、図5(d)に示すように、優先プログラム
では負荷をオフにする期間であれば負荷はオフになる。
ここにおいて、オン時刻tON、オフ時刻tOFF 、開始時
刻tST、終了時刻tENは分単位、オン期間TONは秒単位
で指定できる。
【0025】「週間プログラム設定モード」は、1週間
の各曜日ごとに1日のタイムスケジュール(デイリパタ
ーン)を設定する動作モードであって、タイマ動作プロ
グラムやパルス動作プログラムを設定する。また、「週
間プログラム設定モード」では、1週間の7日分のデイ
リパターンに加えて、さらに2日分のデイリパターンを
余分に設定できるのであって、合計9日分のデイリパタ
ーンが設定できるようになっている。したがって、「週
間プログラム設定モード」では、1日の時刻と負荷のオ
ン・オフとの対応関係を設定したデイリパターンを設定
し、各デイリパターンにラベルを付けるのである。とこ
ろで、本発明では、年間のタイムスケジュールは1週間
単位のタイムスケジュールの繰り返しを基本として、例
外的なタイムスケジュールが単発的に発生するという想
定のもとになされており、1週間の7日分のデイリパタ
ーンに加えて2日分の例外的なデイリパターンが設定で
きれば、年間デイリパターンをほぼ網羅できると考えら
れる。そこで、デイリパターンのラベルは、7日分の曜
日と2日分の特定日という形で設定される。すなわち、
各デイリパターンは、曜日指定スイッチS1 〜S9 に割
り付けれる。ここにおいて、2日分の例外的なデイリパ
ターンでは対応できない場合には、優先プログラムを用
いて単発的に負荷を制御することも可能である。
【0026】「特日設定モード」は、1週間単位のタイ
ムスケジュールの繰り返しに対して例外的に発生するデ
イリパターンを特定の日に割り当てるための動作モード
である。すなわち、例外的なデイリパターンが発生する
特定日に対して、「週間プログラム設定モード」で設定
されている各日のデイリパターンのいずれかを割り当て
るのである。したがって、日付の指定とその日付に対応
させるデイリパターンの選択とを行うことになる。ま
た、日付の指定には、年月日を指定する場合と年は指定
せずに月日のみを指定する場合とがある。年を指定しな
い場合には、毎年同じ日に同じデイリパターンが繰り返
される。「特日設定モード」で指定されなかった日のデ
イリパターンは、曜日指定スイッチS3 〜S9 に割り付
けたデイリパターンのうちで、計時手段3により求めら
れた曜日に対応する曜日のデイリパターンが用いられ
る。
【0027】「優先プログラム設定モード」は、優先プ
ログラムを設定するモードである。すなわち、開始日時
と終了日時と負荷のオン・オフとを指定することにな
る。このような優先プログラムを設定することによっ
て、デイリパターンのみでは対応できない場合であって
も柔軟に対応できることになる。「優先プログラム設定
モード」の開始日時および終了日時の指定については、
「特日設定モード」と同様に、年月日を指定する場合と
年は指定せずに月日のみを指定する場合とがある。年を
指定しない場合には、毎年同じ日時に同じように負荷を
制御する。
【0028】ところで、日時の設定には日時指定スイッ
チS12〜S17を用いるのであって、上述した説明から明
らかなように、「現在時刻設定モード」、「優先プログ
ラム設定モード」では、すべての日時指定スイッチS12
〜S17を用い、「週間プログラム設定モード」では時指
定スイッチS15、分指定スイッチS16、秒指定スイッチ
16を用い、「特日設定モード」では年指定スイッチ
12、月指定スイッチS13、日指定スイッチS14を用い
る。「現在時刻設定モード」以外の動作モードにおい
て、日時を設定する際に日時指定スイッチS12〜S17
操作する前には、表示器21には数値が表示されず、数
値が表示される位置に横線が表示されて、未設定状態で
あることを示す(図10(a)参照)。次に、いずれか
の日時指定スイッチS12〜S17を押せば日時の初期値が
表示される。また、「現在時刻設定モード」を除く他の
動作モードでは、未設定状態から年指定スイッチS12
押せば、年を特定した日時を設定でき、未設定状態から
年指定スイッチS12よりも先に月指定スイッチS13また
は日指定スイッチS14を押せば年が指定されないことに
なる。初期値は、月・日・時・分・秒については1月1
日0時0分0秒であって、年については計時手段3によ
って計時されている現在の年の値が用いられる。このよ
うに、年として現在の年を用いることによって、出荷時
にかかわらず最新の年を表示することになる。すなわ
ち、従来品では工場出荷時の年などを初期値に用いるも
のがあるが、そのような製品に比較すれば、設定すべき
日時と初期値との差が小さくなり、設定に要する時間が
短縮できることになる。「現在時刻設定モード」では未
設定状態はなく、計時手段3によって計時されている日
時が表示される。
【0029】年指定スイッチS12は、1回押すごとに表
示器21に表示されている年の値をインクリメントし、
設定可能な最大年が表示された状態で年指定スイッチS
12を押せば設定可能な最小年が表示される。同様に、月
指定スイッチS13、日指定スイッチS14、時指定スイッ
チS15、分指定スイッチS16、秒指定スイッチS17は、
それぞれ1回押すたびに表示器21の対応する箇所の表
示値をインクリメントし、最大値の次には最小値を表示
するようになっている。ここに、日指定スイッチS14
最大値は年月によって自動的に変化する。つまり、日指
定スイッチS14によって日を29〜31に設定した後
に、年指定スイッチS12や月指定スイッチS13を操作し
た場合には、必要に応じてその月の最終日に合うように
日が変更される。たとえば、「1992年2月29日」
として設定した後に、年を1993年に変更すれば、
「1993年2月28日」に変更される。また、時指定
スイッチS15の最大値は「23」になっている。年を指
定しない場合には、2月29日は設定できない。年を指
定すれば、曜日は月日に対応して自動的に変化する。日
時指定スイッチS12〜S17は、所定時間(たとえば、1
秒)以上押しつづけることによって表示を連続的に変化
させることができ、表示が連続的に変化している間は曜
日は表示されず、日時指定スイッチS12〜S17から手を
離したときに曜日が表示される。指定した日時は、モー
ドスイッチS11を押すことによって登録される。
【0030】日時指定に関する以上の動作をまとめると
図6ないし図8のようになる。すなわち、年指定スイッ
チS11または月指定スイッチS13が押されたかどうかを
判定し、(ステップS1)、押されていれば日が29以
上であるかどうかを判定する(ステップS2)。日が2
9以上であれば最終日修正ルーチンを起動し(ステップ
S3)、日が29未満であれば年、月をインクリメント
する(ステップS4)。次に、年・月の値が最大値を越
えたかどうかを判定し(ステップS5)、越えていれば
年・月の値を最小値に戻して(ステップS6)次の処理
に移行する。また、年・月の値が最大値以下であれば次
の処理に移行する。次に、日指定スイッチS14が押され
たかどうかを判定し(ステップS7)、押されていれば
日設定ルーチンを起動する(ステップS8)。日指定ス
イッチS14が押されなければ、モードスイッチS11が押
されたかどうかを判定し(ステップS9)、モードスイ
ッチS11が押されていれば日時の指定を終了する。モー
ドスイッチS11が押されていなければステップS1に戻
る。最終日修正ルーチンは、年・月に応じて月の最終日
を修正するのであって、図7に示すように、月が2月か
どうかを判定し(ステップS11)、2月であればうる
う年かどうかを判定する(ステップS12)。うるう年
の2月であれば29日とし(ステップS13)、うるう
年でなければ28日に修正する(ステップS14)。ま
た、2月以外であれば、4月、6月、9月、11月のど
れかであるかを判定し(ステップS15)、日が31日
であれば(ステップS16)、30日に修正する(ステ
ップS17)。日設定ルーチンでは、図8に示すよう
に、最終日修正ルーチンと同様の方法で年・月によって
最終日を判定し(ステップS21〜S27)、月の最終
日を設定する。その後、日の値をインクリメントし(ス
テップS28)、最終日を越えたかどうかを判定する
(ステップS29)。ここで、最終日を越えていれば日
の値を1に戻すのである(ステップS30)。
【0031】以下、各動作モードの動作について具体的
に説明する。まず、「現在時刻設定モード」では、図9
(a)に示すように、動作モードを表す記号SYのうち
の左から2番目の記号にカーソルCが移動してブリンク
表示される。現在の日時は、上述したように、日時指定
スイッチS12〜S17によって指定する。日時指定スイッ
チS12〜S17の操作方法も上述した通りである。ただ
し、図9(a)に示す設定前の状態から日時指定スイッ
チS12〜S17のどれを押すかにかかわらず、年を含めた
初期値が表示器21に表示される。こうして現在の日時
を設定することによって、図9(b)のように現在時刻
を設定することができる(ここでは、1991年4月2
5日(木曜日)11時58分00秒という表示になって
いる)。
【0032】次に、「週間プログラム設定モード」と
「特日設定モード」とについて、具体例を示して説明す
る。ここでは、学校において始業・終業等を報知するチ
ャイムを鳴動させるタイムスケジュールの設定を例とし
て示し、1992年4月15日(水曜日)に体力測定を
行うために、3時限目以後のタイムスケジュールを、通
常の水曜日のタイムケジュールに対して変更するものと
する。すなわち、通常の1週間のデイリパターン(1日
のタイムスケジュール)は表1の左欄のように設定さ
れ、上述の特定日(1992年4月15日)のデイリパ
ターンを表1の右欄のように設定するものとする。
【0033】
【表1】
【0034】表1のうち土曜日は5時限目および6時限
目がなく、また、日曜日はチャイムを鳴動させる必要が
ない。ここで、特定日について2時限目までは通常の水
曜日と同様に設定すればよいから、3時限目以降のタイ
ムスケジュールのみを変更すればよいことがわかる。表
1のようなデイリパターンに対応するプログラムを設定
するのが「週間プログラム設定モード」であって、ここ
では、チャイムは各時限の開始時と終了時とに一定時間
ずつ鳴動させればよいから、上表の各時刻をオン時刻と
してパルス動作プログラムを設定する。「週間プログラ
ム設定モード」では、日付の指定は不要であるから、時
指定スイッチS14、分指定スイッチS15、秒指定スイッ
チS16によってオン時刻およびオン期間(タイマ動作プ
ログラムとするのであればオフ時刻を設定してもよい)
を設定する。すなわち、まずモードスイッチS11を何度
か押して「週間プログラム設定モード」を選択する(左
から3番目の記号SYに対応する位置にカーソルCを移
動させる)。各曜日指定スイッチS1 〜S9 に対応する
デイリパターンは表2のような関係として設定する。す
なわち、各曜日ごとにタイムスケジュールを設定してデ
イリパターンを登録するのではなく、表2に示すよう
に、チャイムを鳴動させるすべての時刻を表1から抽出
し、各時刻ごとにチャイムを鳴動させる曜日を対応させ
る。すなわち、「週間プログラム設定モード」では、時
指定スイッチS14、分指定スイッチS15、秒指定スイッ
チS16によってオン時刻およびオン期間を設定した状態
で、その時刻に対応する曜日を曜日指定スイッチS1
9 によって指定する。時刻に対応するすべての曜日を
指定した後、モードスイッチS11を1回押せば、次の時
刻に対して曜日を対応させることができる。また、時刻
に対する曜日の指定後にモードスイッチS11を続けて2
回押せば次の「特日設定モード」に移行する。ここで、
表2のS1は曜日指定スイッチS1 にデイリパターンを
登録することを示している。すなわち、曜日指定スイッ
チS1 ,S2 は通常の曜日指定スイッチS3〜S9 と同
等に扱うことができる。
【0035】
【表2】
【0036】「週間プログラム設定モード」によって時
刻と曜日との対応関係を設定すれば、各曜日のデイリパ
ターンを設定したことになるから、1992年4月15
日を特定日としてデイリパターンを設定する際には、
「特日設定モード」において1992年4月15日に特
定日S1のデイリパターンを対応させればよい。すなわ
ち、まずモードスイッチS11の操作によって図10
(a)に示すように、カーソルCを左から4番目の記号
SYに対応する位置まで移動させて、「特日設定モー
ド」を選択する。カーソルCはこの位置でブリンク表示
される。このとき、年月日は表示されずプログラム番号
が表示される。プログラム番号については後述する。こ
のモードにおいて、記憶手段2にプログラムを格納する
残容量がなくなれば、表示器21に「Full」という表示
がなされ、それ以上はプログラムを設定できなくなる。
また、「Full」という表示がなされている状態でモード
スイッチS11を1回押せば、回路1について次モードに
移行する。ここで、図の説明では、1991年5月25
日(土曜日)を特定日とし、特定日S1のデイリパター
ンを対応させる状態を示す。
【0037】「特日設定モード」では、まず年・月・日
に対応する日時指定スイッチS12〜S14を操作すること
によって、表示器21に特定日の日付を表示させる(図
10(b)参照)。日付の設定については、上述した通
りである。ここで、図10(a)に示す未設定状態から
年指定スイッチS12を最初に押して年を指定したときに
は、年を含む特定の日付を特定日として指定することに
なり、負荷制御のデイリパターンを特定日における1回
だけの動作とすることができる。また、年を指定しない
ときには、毎年同じ月・日に同じデイリパターンで負荷
制御を行うことになる。すなわち、図11に示すよう
に、特定日の日付について年が指定されているかどうか
を判定し(ステップS31)、年が指定されていればそ
の日付にのみ設定されたデイリパターンで負荷を制御し
(ステップS32)、年が指定されていなければ毎年同
じ日に同じデイリパターンで負荷を制御する(ステップ
S33)。
【0038】次に、曜日指定スイッチS1 〜S9 の操作
によって、表示されている特定日に設定すべきデイリパ
ターンを有した曜日を選択する。ここでは、特定日S1
を指定するから、図10(c)に示すように、本来の曜
日を示す「Sa」と指定された特定日を示す「S1」とが同
時に表示される。また、本来の曜日とデイリパターンを
設定する曜日とを区別するために、後者はブリンク表示
される。ブリンク表示されている曜日とは異なる曜日の
曜日指定スイッチS1 〜S9 を押せば、新たに押された
曜日がブリンク表示される。すでに同じ日を特定日とし
てデイリパターンが設定されている場合には、最後に設
定したデイリパターンのみが有効になり、以前のデイリ
パターンは消去される。また、年を指定せずに月日のみ
で設定されている特定日と、年を指定した特定日とが重
複して設定された場合には、年を指定した特定日のデイ
リパターンが優先する。ただし、この場合、年を指定し
ていないデイリパターンは別の年には有効になる。
【0039】こうして、特定日についてデイリパターン
を設定した後、モードスイッチS11を1回押せば、図1
0(d)のようにプログラム番号がインクリメントされ
て年月日および曜日の表示が消去される。ここで上述し
た操作を繰り返すことによって年月日とデイリパターン
とを指定すれば、複数の特定日についてデイリパターン
を設定することができる。また、デイリパターンが指定
されていないときには、全曜日がブリンク表示されて図
10(d)の画面に移行しないようになっている。この
ような状態は、いずれかの曜日指定スイッチS1 〜S9
を押せば、解除される。こうして特定日のデイリパター
ンを設定した後、モードスイッチS11を2回押せば、図
10(e)のように、次の動作モード(回路1の「優先
プログラム設定モード」)に移行する。
【0040】ところで、上述したように、特定日にデイ
リパターンを設定する際に、年を指定する方法と年を指
定しない方法とを選択できるのであって、毎年同じ特定
日のデイリパターンを同じにする場合には年を指定せず
に月日のみの指定とし、春分の日や秋分の日のようにう
るう年などのときに日付が変わるような特定日について
は必要に応じて年を指定することができるのである。そ
の結果、記憶手段2の容量の許容範囲内であれば、長期
に亙って特定日のデイリパターンを設定しておくことが
でき、たとえば、10年以上というような長期であって
もスケジュールが決まっていれば、特定日の設定につい
てのメンテナンスを不要とすることが可能になるのであ
る。
【0041】一方、設定した特定日のデイリパターンに
ついて、プログラムを確認する場合には、コールスイッ
チS18を押して、所望のプログラム番号のプログラムを
表示器に表示する。コールスイッチS18は、「特日設定
モード」であれば、どのような状態でも有効であって、
たとえば、図12(a)のような表示状態から、コール
スイッチS18を1回押せば、図12(b)に示すよう
に、プログラム番号が最小である特定日が表示される。
このとき、設定途中の内容は記憶手段2に一時的に格納
される。プログラムが未設定でコールスイッチS18が押
されたときには、図12(c)のように、表示器21に
は「End 」の文字が表示される。コールスイッチS18
1回押すごとにプログラム番号が増大し、プログラム番
号が最大である特定日が表示された状態でコールスイッ
チS18を押したときにも「End 」の文字が表示される。
この場合、「End 」の文字が表示された状態でさらにコ
ールスイッチS18を押せば、プログラム番号が最小であ
る特定日が表示される。また、プログラム番号が最大で
はない特定日について、後述の操作によってプログラム
を消去している場合には、そのプログラム番号を飛ばし
て表示する。コールスイッチS18は所定時間(たとえ
ば、1秒)以上押しつづけると早送りになり、早送りで
は「End 」が表示されると早送りが停止する。
【0042】特定日のデイリパターンについて、プログ
ラムを変更する場合には、上述のようにして確認してい
る状態で、目的のプログラムに上書きすればよい。つま
り、特定日をコールスイッチS18によって呼び出した状
態で、設定時と同様の操作を行えばよい。一方、特定の
プログラム番号のプログラムを消去する場合には、年指
定スイッチS12と日指定スイッチS14とを同時に押す。
この操作によって、図13(a)の表示状態から図13
(b)の表示状態に移行し、プログラム番号のみを残し
て他の情報は消去される。すなわち、消去されたプログ
ラム番号に対してはプログラムが未登録になる。
【0043】以上のような操作の後、モードスイッチS
11を1回押すことによって、コールスイッチS18を押す
以前の状態に復帰する。たとえば、図12(a)におい
てプログラム番号(18)の特定日の設定が終了してい
たとすれば、復帰した状態では、プログラム番号(1
9)の特定日の設定を促すように、表示器21はプログ
ラム番号(19)のみが表示された状態になる。また、
タイムスイッチとして負荷を制御する動作を行っている
ときには、上述のようにして「特日設定モード」で設定
された特定日になれば、その特定日に対応するデイリパ
ターンの曜日がブリンク表示される。
【0044】以上説明したように、「週間プログラム設
定モード」において、負荷を動作させるすべての時刻
と、各時刻に負荷を動作させる曜日(特定日を含む)と
を対応付けることによって各曜日のデイリパターンを設
定した後、「特日設定モード」において各特定日のデイ
リパターンを設定した曜日を選択すればよいのである。
すなわち、通常の曜日を指定する曜日指定スイッチS3
〜S9 のほかに、余分に2個の曜日指定スイッチS1
2 を設けているので、曜日指定スイッチS1 ,S2
対して特定日のデイリパターンを対応付けておけば、特
定日におけるデイリパターンの設定が容易にできること
になる。また、異なる曜日で同時刻に負荷を動作させる
場合には、時刻を設定した状態で、その時刻に対応する
曜日指定スイッチS1 〜S9 を順に操作すればよいか
ら、各曜日ごとに時刻を設定する場合に比較して、設定
作業が大幅に削減されることになる。すなわち、短時間
でプログラムを設定できることになる。
【0045】「優先プログラム設定モード」では、図1
4(a)に示すように、左から5番目の記号SYに対応
する位置にカーソルCが移動してブリンク表示される。
ここでは、回路1において、毎年4月29日7時00分
から5月5日19時00分まで間、負荷をオンにすると
いう設定を行うものとして説明する。「優先プログラム
設定モード」では、図14(a)のようにプログラム番
号に付随して「p」の文字が表示され、優先プログラム
のプログラム番号であることが示される。1つのプログ
ラム番号は、優先プログラムによる負荷制御の開始日時
と終了日時との1つの対に対して1つずつ与えられ、ま
た、開始日時から終了日時まで負荷をオンにするかオフ
にするかを指定できるようになっている。プログラム番
号ん最大値は、開始日時から終了日時まで負荷をオンに
する設定と、開始日時から終了日時まで負荷をオフにす
る設定とについて、たとえば、1回路で8個の対ずつ指
定できるように最大容量が規定されている。最大容量を
越えて優先プログラムを設定しようとするときには、表
示器21に「full」と表示されて優先プログラムを設定
することができないようになっている。
【0046】「優先プログラム設定モード」では、先に
開始日時を設定した後に、開始日時と対になる終了日時
を設定する。したがって、モードスイッチS11によって
「優先プログラム設定モード」を選択した状態では、図
14(a)のように、表示器21の左上部には、左端に
縦線を有した右向きの矢印が表示されて開始日時を設定
する状態であることが示される。また、ここでは開始日
時から終了日時まで負荷をオンにする状態を設定するか
ら、表示器21の左端部に「ON」という文字が表示さ
れる。開始日時から終了日時まで負荷をオフにする場合
には、未設定状態(図14(a)の状態)からモードス
イッチS11をもう一度押せばよい。その場合には、表示
器21の左端部に「OFF」という文字が表示される。
【0047】まず、日時指定スイッチS12〜S17を用い
て開始日時を指定する。開始日時については、未設定状
態から年指定スイッチS12を押せば、表示器21に現在
の日時の年が表示され、月・日・時・分は1月1日0時
0分になる。また、未設定状態から月指定スイッチS13
または日指定スイッチS14を押せば、表示器21に年は
が表示されず、月・日・時・分は1月1日0時0分にな
る(図14(b)参照)。すなわち、日時の設定方法に
ついては上述した通りになる。
【0048】図14(c)のように開始日時を設定が終
了した後、モードスイッチS11を1回押せば、図14
(d)のように終了日時を設定する状態に移行する。こ
のとき、表示器21の左上部には、右端に縦線を有した
右向きの矢印が表示される。この状態で開始日時と同様
にして、日時指定スイッチS12〜S17を押して、終了日
時を設定する。ここに、開始日時で年が指定されていな
い場合には、年指定スイッチS12は受け付けられない。
また、指定した終了日時が開始日時よりも前の日時であ
れば、画面全体がブリンク表示されて終了日時の指定に
誤りがあることを示す。この状態は、日時指定スイッチ
12〜S17を操作して有効な終了日時を入力するときに
解除される。終了日時を設定した後にモードスイッチS
11を押せば、図14(e)のように、プログラム番号が
インクリメントされて次の開始日時を指定するように促
される。したがって、続けてプログラムを設定する場合
には、開始日時と終了日時との設定を繰り返せばよい。
【0049】優先プログラムの設定を終了する場合に
は、次のプログラム番号が表示されかつ開始日時が未設
定である状態(図14(e)のような状態)で、モード
スイッチS11を押して、図14(f)のように表示器2
1の左端部に「OFF」の文字が表示された未設定状態
とし、さらにこの状態でモードスイッチS11を押せばよ
い。すなわち、表示器21の左端部に「ON」の文字が
表示されている未設定状態ではモードスイッチS11を続
けて2回押し、表示器21の右端部に「OFF」の文字
が表示されている未設定状態ではモードスイッチS11
1回押せば、次モード(「テスト実行モード」)に移行
するのである。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、1週間の毎曜日およ
び1日以上の特定日に対応した8個以上の曜日指定部を
設け、同時刻に負荷を制御する日を曜日指定部によって
一括して指定する方法で各曜日指定部に対して1日単位
で負荷を制御するタイムスケジュールをそれぞれ割り付
けるようにしているから、一つの時刻を設定すれば、そ
の時刻に負荷を制御する日の曜日を曜日指定部によって
指定するだけの簡単な操作で1日単位のタイムスケジュ
ールを設定できるのである。このことは、各曜日のタイ
ムスケジュールに共通部分がある場合に、各日ごとに時
刻を入力する場合に比較すれば、手間のかかる時刻の入
力作業の労力を大幅に削減できることになる。また、曜
日指定部は1週間の曜日とは異なる特定日に対応するも
のが1個以上設けてあるから、特定の指定日に通常の日
のタイムスケジュールとは異なるタイムスケジュールを
曜日指定部に設定することが可能になるのであって、通
常とは異なるタイムスケジュールを設定する場合に柔軟
な対応ができるという利点がある。さらに、特定日設定
部によって指定した日には曜日指定部で割り付けたタイ
ムスケジュールに基づいて負荷を制御し、他の日には計
時手段により求めた曜日に対応する曜日指定部に割り付
けたタイムスケジュールで負荷を制御するので、特定の
指定日についてのみタイムスケジュールを変更すればよ
いのであって、他の日のタイムスケジュールは曜日に基
づいて自動的に設定されるという効果がある。
【0051】請求項2の発明は、負荷を制御する日を年
・月・日で指定するから、記憶手段の容量が許す範囲で
長期に亙ってプログラムを設定することができるのであ
り、プログラムを一旦設定すれば、プログラムのメンテ
ナンスが長期に亙って不要になるという利点がある。請
求項3の発明は、負荷を制御する日を年・月・日と月・
日とのいずれか一方で指定し、記憶手段に格納されたプ
ログラムにおける負荷を制御する日時が年を含むときに
は指定された1日だけ負荷を制御し、記憶手段に格納さ
れたプログラムにおける負荷を制御する日付が年を含ま
ないときには毎年同じ日に負荷を制御するので、負荷を
制御する日の年を指定しなければ、毎年同じ動作を繰り
返させることができ、記憶手段の容量を大きくすること
なく、長期に亙って負荷を制御することができるという
効果がある。
【0052】請求項4の発明は、日時が未設定であると
きに計時手段により求めた現在年を年の初期値として表
示手段に表示させるから、工場出荷時の年とは無関係に
最新の年を表示することができる。このことは、日時の
設定の際に設定すべき年に近い初期値を与えることがで
きることになるから、日時の設定作業時間の短縮につな
がるのである。
【0053】請求項5の発明は、指定した日時の日の値
が月の最終日を越えているときには日の値を月の最終日
に修正するから、あり得ない日付を設定することが防止
されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例の正面図である。
【図3】実施例におけるタイマ動作の説明図である。
【図4】実施例におけるパルス動作の説明図である。
【図5】実施例における優先プログラム動作の説明図で
ある。
【図6】実施例における時刻合わせについての動作説明
図である。
【図7】実施例における時刻合わせについての動作説明
図である。
【図8】実施例における時刻合わせについての動作説明
図である。
【図9】実施例における「現在時刻設定モード」の動作
説明図である。
【図10】実施例における「特日設定モード」の動作説
明図である。
【図11】実施例における制御手段の要部の動作説明図
である。
【図12】実施例における「特日設定モード」の確認状
態の動作説明図である。
【図13】実施例における「特日設定モード」の解除状
態の動作説明図である。
【図14】実施例における「優先プログラム設定モー
ド」の動作説明図である。
【符号の説明】
1 プログラム設定手段 2 記憶手段 3 計時手段 4 制御手段 5 出力手段 6 表示手段 11 曜日指定部 12 スケジュール割当部 13 特定日設定部 14 日付指定部 15 時刻指定部 16 日時指定部 17 初期値設定部 18 最終日修正部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷を制御する日時および各日時におけ
    る負荷の制御状態を対応させたプログラムを設定するプ
    ログラム設定手段と、複数のプログラムを格納する記憶
    手段と、現在の日時を計時するとともに現在の曜日を求
    める計時手段と、現在の日時が記憶手段に格納されてい
    るいずれかのプログラムの日時に一致するとそのプログ
    ラムに従って負荷を制御する制御手段とを備えた電子式
    タイムスイッチにおいて、プログラム設定手段は、それ
    ぞれ1日単位で負荷を制御する時刻についてのタイムス
    ケジュールを割り付けることができ1週間の毎曜日およ
    び1日以上の特定日に対応した8個以上の曜日指定部
    と、指定した時刻に対して同時刻に負荷を制御する日を
    曜日指定部によって一括して指定することによって各曜
    日指定部に1日のタイムスケジュールを割り付けるスケ
    ジュール割付部と、指定した日に対していずれか一つの
    曜日指定部を選択することによって選択した曜日指定部
    に割り付けたタイムスケジュールを指定した日のタイム
    スケジュールとして設定することができる特定日設定部
    とを備え、制御手段は、特定日設定部によって指定した
    日には曜日指定部で割り付けたタイムスケジュールに基
    づいて負荷を制御し、他の日には計時手段により求めた
    曜日に対応する曜日指定部に割り付けたタイムスケジュ
    ールで負荷を制御することを特徴とする電子式タイムス
    イッチ。
  2. 【請求項2】 負荷を制御する日時および各日時におけ
    る負荷の制御状態を対応させたプログラムを設定するプ
    ログラム設定手段と、複数のプログラムを格納する記憶
    手段と、現在の日時を計時するとともに現在の曜日を求
    める計時手段と、現在の日時が記憶手段に格納されてい
    るいずれかのプログラムの日時に一致するとそのプログ
    ラムに従って負荷を制御する制御手段とを備えた電子式
    タイムスイッチにおいて、プログラム設定手段は、負荷
    を制御する日を年・月・日で指定する日付指定部を備え
    て成ることを特徴とする電子式タイムスイッチ。
  3. 【請求項3】 負荷を制御する日時および各日時におけ
    る負荷の制御状態を対応させたプログラムを設定するプ
    ログラム設定手段と、複数のプログラムを格納する記憶
    手段と、現在の日時を計時するとともに現在の曜日を求
    める計時手段と、現在の日時が記憶手段に格納されてい
    るいずれかのプログラムの日時に一致するとそのプログ
    ラムに従って負荷を制御する制御手段とを備えた電子式
    タイムスイッチにおいて、プログラム設定手段は、負荷
    を制御する日を年・月・日と月・日とのいずれか一方で
    指定する日付指定部を備え、制御手段は、記憶手段に格
    納されたプログラムにおける負荷を制御する日時が年を
    含むときには指定された1日だけ負荷を制御し、記憶手
    段に格納されたプログラムにおける負荷を制御する日付
    が年を含まないときには毎年同じ日に負荷を制御するこ
    とを特徴とする電子式タイムスイッチ。
  4. 【請求項4】 負荷を制御する日時および各日時におけ
    る負荷の制御状態を対応させたプログラムを設定するプ
    ログラム設定手段と、複数のプログラムを格納する記憶
    手段と、現在の日時を計時するとともに現在の曜日を求
    める計時手段と、現在の日時が記憶手段に格納されてい
    るいずれかのプログラムの日時に一致するとそのプログ
    ラムに従って負荷を制御する制御手段とを備えた電子式
    タイムスイッチにおいて、プログラムを設定する際に負
    荷を制御する日時を表示する表示手段を備え、プログラ
    ム設定手段は、表示手段に表示された日時を順次増減さ
    せることによって日時を指定する日時指定部と、日時が
    未設定であるときに表示手段に日時の初期値を表示させ
    る初期値設定部とを備え、初期値設定部は、計時手段に
    より求めた現在年を年の初期値に用いることを特徴とす
    る電子式タイムスイッチ。
  5. 【請求項5】 負荷を制御する日時および各日時におけ
    る負荷の制御状態を対応させたプログラムを設定するプ
    ログラム設定手段と、複数のプログラムを格納する記憶
    手段と、現在の日時を計時するとともに現在の曜日を求
    める計時手段と、現在の日時が記憶手段に格納されてい
    るいずれかのプログラムの日時に一致するとそのプログ
    ラムに従って負荷を制御する制御手段とを備えた電子式
    タイムスイッチにおいて、プログラム設定手段は、指定
    した日時の日の値が月の最終日を越えているときには日
    の値を月の最終日に修正する最終日修正部を備えて成る
    ことを特徴とする電子式タイムスイッチ。
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