JPH05152894A - 適応等化器 - Google Patents

適応等化器

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JPH05152894A
JPH05152894A JP13702192A JP13702192A JPH05152894A JP H05152894 A JPH05152894 A JP H05152894A JP 13702192 A JP13702192 A JP 13702192A JP 13702192 A JP13702192 A JP 13702192A JP H05152894 A JPH05152894 A JP H05152894A
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JP
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symbol
transmission
impulse response
estimated
estimation
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Application number
JP13702192A
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English (en)
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Yasuo Shoji
保夫 庄司
Haruhiro Shiino
玄博 椎野
Norio Yamaguchi
法夫 山口
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路のインパルス応答を、伝送路推定部で
時間変化に対して正確に推定し、等化器のシンボルエラ
ー率を小さくする。 【構成】 伝送路のインパルス応答推定にLMS適応ア
ルゴリズムを用いた最尤系列推定法で適応制御する適応
等化器において、1タイムスロットまたは複数のシンボ
ルについて、データまたは制御情報シンボル区間で、伝
送路推定部80の異なる複数のLMS適応アルゴリズム
のパラメータ修正係数を用いて各々の最尤系列推定を実
施する。そして、ビタビ・アルゴリズム処理部70で算
出されるパスメトリックの最大値が最大となる送信シン
ボル系列の推定値を出力する。または、前記最尤系列推
定を実施し、加算器84のen (線路推定誤差)の2乗
の和が最小となる送信シンボル系列の推定値を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信の受信
機等において、伝送路または伝送路の特性の等化等に用
いられる適応等化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;J.G.Proakis “ディジタル コミュニケーション
ズ(Digital Communications) ”(1983)McGraw-H
ill (米)P.610−642 近年、ディジタル移動通信等のディジタル無線通信の開
発が急速に行われている。このディジタル無線通信にお
いては、0、1のディジタル信号を通常周波数の有効利
用の観点から、数ビット毎に符号化(符号化後の信号を
シンボルという)し、無線周波で変調し送信している。
ディジタル無線通信における伝送路では、電波の反射・
回析・散乱・マルチパスの他に、通信体が移動する場合
にはドップラー周波数によりフェージング現象が発生す
る。さらに、送・受信機等では熱雑音をメインとする白
色雑音が加わる。これらのフェージングと白色雑音は、
符号間干渉等により、受信機における復調後のシンボル
のエラーの要因となる。通常、同一のチャンネル内の符
号間干渉は、隣接チャンネルによる符号間干渉に比べて
十分大きい。
【0003】このような符号間干渉等が生じると、受信
信号波形が著しく歪むため、等化器によってこの歪みを
補償する必要がある。この等化器を構成するための最尤
系列推定は、伝送路の遅延特性に起因して歪んだ受信信
号波形から、正しい送信データを得るための最も有効な
等化方式の一つである。まず、図2〜図4を参照しつ
つ、ディジタル移動通信について簡単に説明する。
【0004】ディジタル移動通信では、限られた周波数
帯域を効率的に利用するため、また、固定通信網で実施
されているISDN(Integrated Service Digital Net
work、ディジタル総合ネットワーク)サービスと容易に
接続できるようにするため、時分割多重方式(Time Div
ision Multiple Access;TDMA)が用いられる見込み
である。例えば、北米標準の場合のTDMAのフレーム
構成図を図2に示す。図2において、1フレームは6個
のタイムスロットSlot1〜6から構成されており、
一つまたは二つのタイムスロットを一加入者に割り当て
る。各タイムスロットSlot1〜6は、14シンボル
の同期及び等化器のトレーニングのためのトレーニング
系列SYNC、6シンボルの制御用情報の系列SACC
H、6シンボルの隣接チャネル識別用の系列CDVC
C、130シンボルのデータ部DATA、及び6シンボ
ルの未使用領域RSVDより構成されている。ここで、
系列SACCH及びCDVCCが制御情報シンボル区間
である。
【0005】図3は、ディジタル移動通信の送受信機を
示す構成ブロック図である。この送受信機では、送信機
10の出力側に、伝送路20を介して受信機30が接続
されている。送信機10は、符号化器11、送信ローパ
スフィルタ(LPF)12、及び変調器13等で構成さ
れている。受信機30は、復調器31、受信ローパスフ
ィルタ(LPF)32、適応等化器33、及び復号器3
4等で構成されている。
【0006】この送受信機の機能を図4を参照しつつ説
明する。送信機10では、入力ビットデータbm を符号
化器11で送信シンボルxn に変換し、送信ローパスフ
ィルタ12によって帯域制限して送信複素ベースバンド
信号s(t)を生成する。変調器13では、送信複素ベ
ースバンド信号s(t)を搬送波によって変調し、信号
c (t)として伝送路20へ送信する。受信機30
は、伝送路20を通った信号rc (t)を復調器31で
複素ベースバンド信号r(t)に変換し、さらに受信ロ
ーパスフィルタ32を通して帯域制限された受信複素ベ
ースバンド信号y(t)を得る。この信号y(t)をシ
ンボル間隔Tでサンプリングする。適応等化器33で
は、信号y(t)のサンプル値yn から、周波数選択性
フェージングによる伝送路20の特性を補償し、送信シ
ンボルを推定する。最後に、復号器34で送信シンボル
の推定値Exn (但し、Eは推定の意味)を復号し、送
信されたデータEbm を得る。
【0007】例えば、北米標準の場合、符号化器11で
の符号化方式は、π/4シフト4相差動位相変調(DQ
PSK)を用いている。π/4シフトDQPSKは、ま
ず、0、1の2進データ系列である入力ビットデータb
m を2ビットずつ区切り、その4通りの値の組合せに応
じて−3π/4、−π/4、π/4、3π/4のいずれ
かの位相差を割り当てる。割り当てた位相差をΔΦ
n (n=1,2,…)、時刻nの送信シンボルの絶対位
相をΦn として、 Φn =Φn-1 +ΔΦn …(1.1) xn =e-jΦn …(1.2) により送信シンボルxn を生成する。これにより、入力
ビットデータbm は、π/4シフトDQPSKの説明図
である図4に示すように、信号空間上の点に変換され
る。図4において、○印中の+は奇数番目のシンボル
を、○印中の×は偶数番目のシンボルを表し、ある時刻
nから次の時刻n+1への位相変化は−3π/4、−π
/4、π/4、3π/4のいずれかとなる。
【0008】次に、前記文献に記載された最尤系列推定
について説明する。最尤系列推定は、ある有限区間での
受信信号系列yN ={y1 ,y2 ,…,yN }が得られ
たときに、伝送路のインパルス応答h(t)を既知とし
てyN を実現する確率(尤度)の最も大きい送信シンボ
ル系列xN ={x1 ,x2 ,…,xN }を推定するもの
である。この最尤系列は、伝送路雑音として白色ガウス
雑音を仮定すると、結局、 を最大にする系列{x1 ,x2 ,…,xN }を求めるこ
とによって得られる。(2)式は、畳み込み符号の復号
法として知られるビタビ・アルゴリズム(Viterbi algo
rithm )を用いて効率的に計算される。
【0009】以下、図3の伝送路モデルを示す図5を参
照しつつ、最尤系列推定におけるビダビ・アルゴリズム
の原理について簡単に説明する。今、伝送路を図5に示
すインパルス応答が有限の離散時間モデルで仮定する。
図5において、40はシンボル間隔Tの遅延素子、41
は乗算器、42は累算器、43は加算器である。h
j (j =0,…,L)は図3における送・受信ローパス
フィルタ12,32も含めた伝送路20のインパルス応
答h(t)のシンボル間隔Tでのサンプル値h(t−j
T)であり、インパルス応答の長さは(L+1)Tであ
る。また、wn は伝送路の雑音で、加法的な白色ガウス
雑音である。この仮定により、(2)式は となる。従って、(3)式においてk=nまでの和jn
は、k=n−1までの和jn-1 を用いて、 と表される。ここで、jn はk=1からnまでの受信信
号系列の対数尤度に比例する量であり、パスメトリック
(経路規準)と呼ばれる。また、(4)式の右辺第2項
は、次に述べる状態遷移についての対数尤度に比例する
量であり、ブランチメトリック(状態遷移規準)と呼ば
れる。
【0010】一方、図5に示した伝送路モデルの時刻n
−1における状態は、状態ベクトル Sn-1 ={xn-1 ,…,xn-L } …(5) によって表される。π/4シフトDQPSKの場合、伝
送路のとり得る状態は4L 個ある。
【0011】次に、時刻n−1の状態Sn-1 から時刻n
における状態Sn への遷移を考えると、4L 個の状態S
n の各々に対して、4通りの状態Sn-1 からの遷移があ
る。例として、π/4シフトDQPSK、L=1の場合
における伝送路状態の時間についての遷移を表す図(ト
リレス図)を図6に示す。図6では4通りのとり得る状
態について0、1、2、3の番号を付して表しており、
各時刻における各状態の数字は図4に示した送信シンボ
ルの番号を表す。時刻間の状態遷移をブランチと呼び、
また、各状態をたどる4n 通りの経路をパスと呼ぶ。図
6の各時刻の4個のとり得る状態の各々に対して、一つ
前の時刻の4個の状態からのパスがある。ビタビ・アル
ゴリズムは、各時刻毎に、各状態における4通りの可能
なパスについて(4)式のパスメトリックを計算し、最
も値の大きいパスを選択する。従って、各時刻毎に常に
L 通りのパスが残され、過去のパスは次第に一つに絞
られてくる。最終的に一つに収束したパスより、送信シ
ンボル系列の推定値が得られる。
【0012】図7は、最尤系列推定法を用いた図3中の
従来の適応等化器の構成例を示すブロック図である。こ
の適応等化器は、整合フィルタ50、ビタビ・アルゴリ
ズム処理部51、及び伝送路推定部52で構成されてい
る。受信信号のサンプル値yn は整合フィルタ50と伝
送路推定部52に入力される。伝送路推定部52では、
まず、トレーニング系列(図2のフレームフォーマット
のSYNC)とこれに対応する受信信号のサンプル値y
n を用いて伝送路のインパルス応答をLMS(Least Me
an Sguare )等の適応アルゴリズムにより推定する。さ
らに、伝送路推定部52では、yn と送信シンボルの推
定値Exn を用いて伝送路のインパルス応答の推定を続
ける。
【0013】推定された伝送路のインパルス応答{Eh
j }(j =0,…,L)は、受信信号の信号/雑音比
(S/N比)を最大にする整合フィルタ50と、ビダビ
・アルゴリズム処理部51に入力される。ビタビ・アル
ゴリズム処理部51では、整合フィルタ50からの受信
信号のサンプル値ynと、推定された伝送路のインパル
ス応答{Ehj }を用い、先に述べたビタビ・アルゴリ
ズムの原理に従って送信シンボルの推定を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
適応等化器では、ディジタルセルラ等の移動無線通信に
適用する場合、反射・回析、散乱・マルチパスの他に通
信体が移動することによる周波数選択性フェージングが
発生する。そのため、伝送路の変化量が時間に対して一
様でなく、図7の伝送路推定部52における伝送路のイ
ンパルス応答の推定値{Ehj }に誤差が発生し、ビタ
ビ・アルゴリズム処理部51から出力される推定送信シ
ンボル系列{Exn}に推定誤差が生じ、適応等化器の
シンボルエラー率が大きくなるという問題があり、それ
を解決することが困難であった。本発明は、前記従来技
術が持っていた課題として、伝送路推定部における伝送
路のインパルス応答の推定に誤差が発生し、適応等化器
の送信シンボル推定誤差が生じてシンボルエラー率が大
きくなるという点について解決した適応等化器を提供す
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、伝送路のインパルス応答推定値に基
づきビタビ・アルゴリズムに従って受信信号から送信シ
ンボルの推定値を求めるビタビ・アルゴリズム処理部
と、トレーニング系列または前記送信シンボルの推定値
と前記受信信号とを入力し、適応アルゴリズムにより伝
送路のインパルス応答を更新して前記伝送路のインパル
ス応答推定値を前記ビタビ・アルゴリズム処理部に与え
る伝送路推定部とを、備えた適応等化器において、次の
ような手段を講じている。即ち、前記伝送路推定部は、
LMSアルゴリズムを用い、前記受信信号のデータまた
は制御情報シンボル区間で前記LMSアルゴリズムにお
いて1タイムスロット毎または複数シンボル毎に複数の
修正係数で複数回、前記伝送路のインパルス応答を推定
する構成にしている。さらに、前記ビタビ・アルゴリズ
ム処理部は、複数の異なる前記修正係数毎に、前記1タ
イムスロットまたは複数のシンボル区間で、パスメトリ
ックが最大となる送信シンボルを推定して、算出された
該パスメトリックの最大値が最大となる送信シンボル系
列の推定値を出力する構成にしている。
【0016】第2の発明では、第1の発明の伝送路推定
部を次のように構成している。即ち、前記伝送路推定部
は、LMSアルゴリズムを用い、前記受信信号のデータ
または制御情報シンボル区間で前記LMSアルゴリズム
において1タイムスロット毎または複数シンボル毎に複
数の修正係数で複数回、前記伝送路のインパルス応答を
推定する機能を有している。さらに、前記伝送路推定部
の各シンボル毎の推定誤差の2乗の和が、複数の異なる
前記修正係数毎に、前記1タイムスロットまたは複数の
シンボル区間で、前記ビダビ・アルゴリズム処理部にお
いてパスメトリックが最大になる送信シンボルを推定し
て、前記伝送路推定部の各シンボル毎の推定誤差の2乗
の和が最小になる送信シンボル系列の推定値を出力する
機能を有する構成にしている。
【0017】
【作用】第1の発明によれば、以上のように適応等化器
を構成したので、伝送路のインパルス応答推定にLMS
適応アルゴリズムを用いた最尤系列推定法で適応制御さ
れる適応等化器において、伝送路推定部は、1タイムス
ロットまたは2個以上のシンボルについて、データまた
は制御情報シンボル区間で、伝送路推定部の異なる2個
以上のLMS適応アルゴリズムのパラメータ修正係数を
用いて伝送路を推定し、異なる修正係数で推定された各
々の伝送路のインパルス応答を用いて、ビタビ・アルゴ
リズム処理部でパスメトリックが最大となる送信シンボ
ル系列の推定を実行し、算出されたパスメトリックの最
大値が最大となる送信シンボル系列を出力する。出力さ
れた送信シンボル系列は伝送路推定部の最適なLMSの
修正係数を選択しており、従って、伝送路のインパルス
応答の推定誤差を低減し、該伝送路のインパルス応答を
時間変化に対して正確に推定する。これにより、適応等
化器のシンボルエラー率が小さくなる。第2の発明によ
れば、第1の発明と同様に、伝送路のインパルス応答推
定にLMS適応アルゴリズムを用いた最尤系列推定法で
適応制御される適応等化器において、伝送路推定部は、
1タイムスロットまたは2個以上のシンボルについて、
データまたは制御情報シンボル区間で、伝送路推定部の
異なる2個以上のLMS適応アルゴリズムのパラメータ
修正係数を用いて伝送路を推定し、異なる修正係数で推
定された各々の伝送路のインパルス応答を用い、前記ビ
ダビ・アルゴリズム処理部においてパスメトリックが最
大になる送信シンボルを推定し、伝送路推定部の各シン
ボル毎の推定誤差の2乗の和が最小になる送信シンボル
系列の推定値を出力する。出力された送信シンボル系列
は、第1の発明と同様に、伝送路推定部の最適なLMS
の修正係数を選択しており、従って、伝送路のインパル
ス応答の推定誤差を低減し、該伝送路のインパルス応答
を時間変化に対して正確に推定する。これにより、適応
等化器のシンボルエラー率が小さくなる。従って、前記
課題を解決できるのである。
【0018】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す適応等化器の構成
ブロック図である。この適応等化器は、例えば図3に示
す受信器30内の適応等化器33に代えて設けられるも
ので、受信信号のサンプル値yn を一時記憶するメモリ
60を有し、その出力側には、該受信信号のS/N比を
最大にする整合フィルタ61が接続され、さらにその出
力側に、ビタビ・アルゴリズム処理部70が接続されて
いる。また、メモリ60及びビタビ・アルゴリズム処理
部70の出力側には、伝送路推定部80が接続され、そ
の出力側が整合フィルタ61及び該ビタビ・アルゴリズ
ム処理部70に接続されている。
【0019】ビタビ・アルゴリズム処理部70は、整合
フィルタ61からの受信信号のサンプル値yn を入力
し、インパルス応答の推定値{Ehj }に基づき、前記
ビタビ・アルゴリズム原理に従い、かつシンボルエラー
率を小さくした送信シンボルの推定値、つまり推定送信
シンボル系列{Exn }を出力する機能を有し、従来と
同様のブランチメトリック計算手段及びパスメトリック
計算手段等の他に、シンボルエラー率を抑制するための
演算手段71より構成されている。伝送路推定部80
は、LMSアルゴリズムを用い、受信信号のサンプル値
n をメモリ60から入力し、図2のデータ部DATA
または制御情報シンボル(SACCH,CDVCC)区
間で該LMSアルゴリズムにおいて1タイムスロット毎
または複数シンボル毎に複数の修正係数βで複数回(こ
の数は修正係数βの数に同じである。1タイムスロット
または複数シンボル間では同一の修正係数βを用い
る)、等化処理を行い、実際の伝送路のインパルス応答
を推定し、その推定値{Ehj }を整合フィルタ61、
及びビタビ・アルゴリズム処理部70へ与える機能を有
している。
【0020】この伝送路推定部80は、トレーニング系
列SYNCまたは推定送信シンボル系列{Exn }を切
り換え入力する複数段のレジスタ等で構成された遅延素
子81−0〜81−Lを有し、その各入出力側には、複
数の乗算器82−0〜82−Lが接続されている。遅延
素子81−0〜81−Lは、サンプル間隔の遅延量を発
生する機能を有している。各乗算器82−0〜82−L
は、各遅延素子81−0〜81−Lの入出力に対して乗
数h0n,h1n,…,hLn(但し、添字nはnサンプル目
を表す)をそれぞれ乗算する機能を有し、それらの出力
側には、加算器83が接続されている。
【0021】加算器83は、各乗算器82−0〜82−
Lの出力を加算する回路であり、その出力側とメモリ6
0の出力側とが加算器84に接続されている。加算器8
4は、メモリ60からの受信信号のサンプル値yn から
加算器83の出力を減算し、エラー系列en を出力する
回路であり、その出力側に演算手段85が接続されてい
る。演算手段85は、LMS法に基づき、エラー系列e
n を低減するための演算を行い、乗数h0n,h1n,…,
Lnの同定を行ってインパルス応答を推定し、その推定
値{Ehj }を整合フィルタ61、及びビタビ・アルゴ
リズム処理部70へ与える機能を有している。
【0022】この適応等化器は、大規模集積回路(LS
I)等の個別回路、あるいはプロセッサによるプログラ
ム制御等によって構成される。次に、図1に示す適応等
化器の動作を説明する。この適応等化器を図3のような
受信機30内に設けた場合、該適応等化器は、1タイム
スロット分のシンボル(複素情報)、つまり受信信号の
サンプル値yn をメモリ60に保持し、次の受信割り当
てタイムスロットの入力時までに等化動作を完了しなけ
ればならない。そこで、図2に示す最初の14シンボル
のトレーニング系列SYNCにより、トレーニングを行
い、乗数h0n,h1n,…,hLnの初期値を決定する。そ
して、次の制御情報領域(SACCH,CDVCC)、
データ部DATAでは、遅延素子81−0〜81−L、
乗算器82−0〜82−L、加算器83,84、及び演
算手段85の働きにより、該乗算器82−0〜82−L
の乗数h0n,h1n,…,hLnを同定しつつ、その乗数h
0n,h1n,…,hLnの情報、つまりインパルス応答の推
定値{Ehj }より、ビタビ・アルゴリズム処理部70
で推定送信シンボル系列EXn を出力する。
【0023】乗数h0n,h1n,…,hLnの同定には、ア
ルゴリズムがシンプル等である等の観点から、LMS法
が適用されている。例えば、加算器84から出力される
エラー系列en を低減するLMSアルゴリズムは、次式
(6)で表される。 h0n=h0n-1+βen ・Ex* n 1n=h1n-1+βen ・Ex* n-1 Ln=hLn-1+βen ・Ex* n-L ・・・(6) 但し、*;複素共役 (6)式のβは修正係数であり、LMSアルゴリズムを
適応する系に依存しており、実際の設計を行う場合に
は、その値の選び方が問題になる。推定する系が時間的
に変化が小さければ、シミュレーション等により決定す
ることができる。ディジタルセルラの伝送路推定に適応
する場合には、フェージング現象のため、最適な修正係
数は時間と共に変化していると推定できる。従って、図
2に示すタイムスロット毎、あるいはシンボル毎に、最
適な修正係数βは変化している。この第1の実施例で
は、1タイムスロット毎あるいは複数のシンボル毎に適
切に選択された複数の修正係数βを用い、演算手段85
により、(6)式に基づき伝送路を推定し、その推定さ
れたインパルス応答の推定値{Ehj }を整合フィルタ
61とビタビ・アルゴリズム処理部70へ与える。ビタ
ビ・アルゴリズム処理部70では、パスメトリックを
(4)式より計算し、さらに演算手段71により、該パ
スメトリックが最大になる送信シンボル系列を推定し、
該送信シンボル系列を推定したパスメトリックの最大値
を、1タイムスロットまたは複数のシンボルで集計し、
それが最大となる推定送信シンボル系列{Exn }をこ
の適応等化器の出力とする。
【0024】なお、情報(シンボル)が複素数となるた
めに、(6)式は複素数を示し、伝送路推定部80はそ
の実数部と虚数部を処理する構成になっている。図8
は、1タイムスロットに第1の実施例を適用した場合の
ビット誤り率のシミュレーション結果を示すもので、図
1の遅延量1T(40μsec)のビットエラー特性図であ
る。フレーム構成は図2に示す北米標準ディジタルセル
ラ方式を採用し、2波モデルを適用している。この図8
の横軸は1ビット当たりの信号電力対雑音電力比(Eb
/N0 )[dB]、縦軸はビット誤り率BERである。
シミュレーション条件は、シンボル間隔Tが40μsec
、フェージング周波数60Hz 、遅延波の遅延量が
1.0Tである。この図8より、第1の実施例の適応等
化器では、従来の適応等化器に比べてビット誤り率BE
Rが小さくなっていることが分かる。このように、この
第1の実施例では、伝送路推定部80により、インパル
ス応答の推定値{Ehj }に生じる誤差を低減し、ビタ
ビ・アルゴリズム処理部70から出力される送信シンボ
ル推定誤差、つまりビット誤り率BER(シンボルエラ
ー率)を小さくできる。そのため、この適応等化器は、
例えば図3のような受信機に設けることにより、該受信
機の性能を著しく向上できる。
【0025】第2の実施例 第2の実施例では、図1に示す第1の実施例と同様に、
1タイムスロット毎あるいは複数のシンボル毎に適切に
選択された複数の修正係数βを用い、演算手段85によ
り、(6)式に基づき伝送路を推定し、その推定された
インパルス応答の推定値{Ehj }を整合フイルタ61
とビタビ・アルゴリズム処理部70へ与える。ビタビ・
アルゴリズム処理部70では、第1の実施例と同様、パ
スメトリックを(4)式より計算し、さらに演算手段7
1により、該パスメトリックが最大になる送信シンボル
系列を推定し、伝送路推定部80の加算器84から出力
されるエラー系列{en }の各々の2乗を、1タイムス
ロットまたは複数のシンボル区間で加算し、それが最小
となる推定送信シンボル系列{Exn }をこの適応等化
器の出力とする。これにより、第1の実施例とほぼ同様
の効果が得られる。なお、本発明は上記実施例に限定さ
れず種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (i) 上記実施例では、パスメトリックの計算式とし
て(4)式に示した対数尤度に比例する量を用いて説明
しているが、(4)式の絶対値をパスメトリックとして
もよい。 (ii) 図1の整合フィルタ61を白色化フィルタ等の
他のフィルタに代えたり、あるいは該整合フィルタ61
を省略してメモリ60の出力をビタビ・アルゴリズム処
理部70へ直接入力してもよい。これらの構成の適応等
化器は、パスメトリックの計算式が異なるだけであり、
従ってこれらの構成の適応等化器にも、上記実施例を同
様に適用できる。 (iii) 上記実施例では、図2に示すように北米標準の
場合のTDMAフレーム構成を用いて送信シンボルの推
定値を求めるようにしたが、他のデータ系列を用いて上
記実施例を適用することも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、伝送路推定部により、1タイムスロットまた
は複数のシンボルについて、データまたは制御情報シン
ボル区間で異なる複数のLMS適応アルゴリズムのパラ
メータ修正係数を用いてそれぞれ最尤系列推定を実施
し、ビタビ・アルゴリズム処理部において算出されたパ
スメトリックの最大値が最大となるように最適なLMS
の修正係数を選択し、その修正係数で伝送路推定部の推
定動作を行うようにしている。そのため、伝送路のイン
パルス応答の推定値に生じる誤差が小さくなり、ビタビ
・アルゴリズム処理部から出力される送信シンボル推定
誤差が小さくなって適応等化器のシンボルエラー率を小
さくできる。第2の発明によれば、伝送路推定部によ
り、1タイムスロットまたは複数のシンボルについて、
データまたは制御情報シンボル区間で異なる複数のLM
S適応アルゴリズムのパラメータ修正係数を用いてそれ
ぞれ最尤系列推定を実施し、伝送路推定部の各シンボル
毎の推定誤差の2乗の和が最小になるように最適なLM
Sの修正係数を選択し、その修正係数で伝送路推定部の
推定動作を行うようにしている。そのため、第1の発明
と同様に、伝送路のインパルス応答の推定値に生じる誤
差が小さくなり、ビタビ・アルゴリズム処理部から出力
される送信シンボル推定誤差が小さくなって適応等化器
のシンボルエラー率を小さくできる。従って、本発明の
適応等化器をディジタルセルラ等の移動無線通信の受信
機等に設ければ、該受信機等の性能を著しく向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す適応等化器の構成
ブロック図である。
【図2】TDMAのフレーム構成図である。
【図3】ディジタル移動通信の送受信機を示す構成ブロ
ック図である。
【図4】π/4シフトDQPSKの信号空間ダイアフラ
ムである。
【図5】図3の伝送路モデルを示す図である。
【図6】図5のトレリス図である。
【図7】図3中の適応等化器の構成ブロック図である。
【図8】図1の遅延量1T(40μsec)のビットエラー
特性図である。
【符号の説明】
70 ビタビ・アルゴリズム処理部 71 演算手段 80 伝送路推定部 81−0〜81−L 遅延素子 82−0〜82−L 乗算器 83,84 加算器 85 演算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路のインパルス応答推定値に基づき
    ビタビ・アルゴリズムに従って受信信号から送信シンボ
    ルの推定値を求めるビタビ・アルゴリズム処理部と、 トレーニング系列または前記送信シンボルの推定値と前
    記受信信号とを入力し、適応アルゴリズムにより伝送路
    のインパルス応答を更新して前記伝送路のインパルス応
    答推定値を前記ビタビ・アルゴリズム処理部に与える伝
    送路推定部とを、備えた適応等化器において、 前記伝送路推定部は、リースト・ミーン・スクウェア
    (LMS)アルゴリズムを用い、前記受信信号のデータ
    または制御情報シンボル区間で前記LMSアルゴリズム
    において1タイムスロット毎または複数シンボル毎に複
    数の修正係数で複数回、前記伝送路のインパルス応答を
    推定する構成にし、 前記ビタビ・アルゴリズム処理部は、複数の異なる前記
    修正係数毎に、前記1タイムスロットまたは複数のシン
    ボル区間で、パスメトリックが最大となる送信シンボル
    を推定して、算出された該パスメトリックの最大値が最
    大となる送信シンボル系列の推定値を出力する構成にし
    たことを特徴とする適応等化器。
  2. 【請求項2】 前記伝送路推定部は、LMSアルゴリズ
    ムを用い、前記受信信号のデータまたは制御情報シンボ
    ル区間で前記LMSアルゴリズムにおいて1タイムスロ
    ット毎または複数シンボル毎に複数の修正係数で複数
    回、前記伝送路のインパルス応答を推定し、 かつ、前記伝送路推定部の各シンボル毎の推定誤差の2
    乗の和が、複数の異なる前記修正係数毎に、前記1タイ
    ムスロットまたは複数のシンボル区間で、前記ビタビ・
    アルゴリズム処理部においてパスメトリックが最大にな
    る送信シンボルを推定し、前記伝送路推定部の各シンボ
    ル毎の推定誤差の2乗の和が最小になる送信シンボル系
    列の推定値を出力する構成にしたことを特徴とする請求
    項1記載の適応等化器。
JP13702192A 1991-07-29 1992-05-28 適応等化器 Pending JPH05152894A (ja)

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Effective date: 19991012