JPH0514869A - 映像信号伝送方法 - Google Patents

映像信号伝送方法

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JPH0514869A
JPH0514869A JP3159086A JP15908691A JPH0514869A JP H0514869 A JPH0514869 A JP H0514869A JP 3159086 A JP3159086 A JP 3159086A JP 15908691 A JP15908691 A JP 15908691A JP H0514869 A JPH0514869 A JP H0514869A
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signal
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video signal
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Tadashi Ezaki
正 江崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号の垂直ブランキング期間内の所定水
平ラインに、パルス信号を重畳してデータ伝送を行うよ
うにした伝送方法において、簡単な構成の復調装置で伝
送データの判別ができると共に、伝送データ量も確保さ
れるようにする。 【構成】 垂直ブランキング期間内の所定水平ラインを
エリア1とエリア2とに分割し、映像信号の信号形式に
関するデータを、エリア1に比較的低い第1の伝送レー
トのパルス信号として重畳し、信号形式以外に関するデ
ータを、エリア2に第1の伝送レートよりも高い第2の
伝送レートのパルス信号として重畳するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号に各種データ
を重畳して伝送する映像信号伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号の垂直ブランキング期間
に、デジタルデータを重畳して、各種データを伝送させ
ることが行われている。例えば、テレビジョン放送にお
いて、文字放送と称される放送方式が実用化されてい
る。この文字放送は、テレビジョン放送波として送信さ
れる映像信号の垂直ブランキング期間の所定水平ライン
に、画面に表示させる文字信号のデータを重畳させるも
のである。この場合、この文字放送の受信を行うために
は、テレビジョン受像機に文字放送デコーダを接続し、
この文字放送デコーダで対応した水平ラインに重畳され
たデータを検出して、画面に表示させる文字信号を判断
し、テレビジョン受像機の画面にこの判断した文字信号
を表示させる処理をさせる。
【0003】ここで、図11に垂直ブランキング期間へ
のデータの重畳状態の一例を示すと、図11Aに示すよ
うに、映像信号は映像情報区間が1フィールド周期の垂
直ブランキング期間(V.BLK)で所定水平ラインだ
け途切れるようにしてあり、図11Bに示すように、こ
の垂直ブランキング期間内の所定の1水平ライン(或い
は複数水平ライン)に、デジタルデータdを重畳して伝
送させる。
【0004】このようにして、映像信号の映像情報とは
異なる各種データを垂直ブランキング期間を使用して伝
送することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
各種データを垂直ブランキング期間を使用して伝送する
場合には、受信側で文字放送デコーダのような受信デー
タの復調装置が必要で、この復調装置は比較的複雑な回
路構成であるため高価である不都合があった。
【0006】ここで、簡単な構成の復調装置で垂直ブラ
ンキング期間に重畳されたデータの判別ができるように
するためには、重畳されるデータのクロック周波数を低
くして、容易に判別できるようにすることが考えられる
が、このようにクロック周波数を低くして伝送レートを
低くすると、それだけ伝送できるデータ量が少なくなっ
てしまう不都合があった。特に、データを伝送できるの
が映像信号の垂直ブランキング期間に限られるので、元
々伝送できるデータ量には制限があり、伝送レートを低
くするのは好ましくなかった。
【0007】本発明の目的は、この種のデータ伝送方法
において、簡単な構成の復調装置で伝送データの判別が
できると共に、伝送データ量も確保される映像信号伝送
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、映像信号の垂直ブランキング期間内の所定
水平ラインに、パルス信号を重畳してデータ伝送を行う
ようにした映像信号伝送方法において、所定水平ライン
をエリア1とエリア2とに分割し、映像信号の信号形式
に関するデータを、エリア1に比較的低い第1の伝送レ
ートのパルス信号として重畳し、信号形式以外に関する
データを、エリア2に第1の伝送レートよりも高い第2
の伝送レートのパルス信号として重畳するようにしたも
のである。
【0009】
【作用】このようにして伝送することで、受信側で必ず
必要な映像信号の信号形式に関するデータは、比較的低
い伝送レートで伝送されるので、簡単な構成の復調回路
で判別することができ、また、その他のデータは、比較
的高い伝送レートで伝送されるので、伝送データ量が確
保され、この伝送レートの高いデータの復調回路を備え
ることで、伝送レートの高いデータによるより高度な制
御ができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図10を参
照して説明する。
【0011】本例においては、図1に示すようにして、
映像信号の垂直ブランキング期間にデータを重畳する。
即ち、図1は垂直ブランキング期間内の所定の1水平ラ
インを示す図で、この1水平ラインのカラーバースト信
号Bの後の区間をエリア1とエリア2とに2分割する。
そして、エリア1の区間には4ビットのパルス信号によ
るデータa1 ,a2 ,a3 ,a4 を重畳できるようにす
る。この場合、この4ビットのパルス信号は、各パルス
信号の幅を約3μ秒とし、位置検出だけでデータa1
4 の判別ができる程度の幅としてある。本例において
は、このエリア1のデータa1 〜a4 で、伝送される映
像信号(このデータが重畳されている映像信号)の信号
形式に関するデータを伝送する。即ち、データa1 のビ
ットのハイレベル又はローレベルの区別で、この映像信
号で表示される映像のアスペクト比(4:3又は16:
9)が何れであるかを示し、データa2 のビットのハイ
レベル又はローレベルの区別で、この映像信号がEDT
V用映像信号(画質が改善された映像信号)か又はED
TV用でない通常の映像信号かの区別を示し、データa
3 のビットのハイレベル又はローレベルの区別で、この
映像信号がインターレース走査を行う映像信号か又はノ
ンインターレース走査を行う映像信号かの区別を示す。
【0012】なお、ここで図9及び図10を使用して、
映像信号で表示される映像のアスペクト比の違いについ
て説明すると、NTSC方式などの通常の映像信号で表
示される画像は、図9のAに示すようにアスペクト比が
4:3であるが、近年よりアスペクト比の大きな画像を
VTRで記録できるすることが提案されている。例えば
図9のBに示すようにアスペクト比が16:9の画像を
記録できるようにすることが考えられている。この場
合、1フィールドの水平ライン数が同じで、かつ同期信
号などの信号構成が従来と同じであれば、アスペクト比
4:3用の映像信号が記録できるVTRを使用して、ア
スペクト比16:9用の映像信号も容易に記録できる。
即ち、図9のAに示すアスペクト比4:3の画像のほぼ
中心の1水平ライン(破線で示す走査位置)の映像信号
は、例えば図10のAに示すようになるが、同様に図9
のBに示すアスペクト比16:9の画像のほぼ中心の1
水平ライン(破線で示す走査位置)の映像信号は、例え
ば図10のBに示すようになり、アスペクト比が大きい
場合にはそれだけ各水平ラインの画像情報が圧縮されて
記録されることだけが変化する。ここで、この図10の
Bに示す映像信号を再生するときには、アスペクト比
4:3用の通常のモニタ受像機にそのまま表示させる
と、上述した画像情報の圧縮に対応して画面の横方向が
圧縮されて、アスペクト比4:3の画像として表示され
てしまう恐れがある。このため本例においては、モニタ
受像機での表示を対応したアスペクト比となるように、
データa1 でアスペクト比が何れであるかを示す情報を
重畳して、適切な表示ができるようにしてある。
【0013】再び図1に示すデータの構成の説明に戻る
と、エリア2の区間には、最初に一定周波数のクロック
パルスbが所定長配置され、続いてクロックパルスbと
同一周波数の伝送レートによる40ビットのデータcが
記録されるようにしてある。この場合、クロックパルス
bの伝送レートは映像信号の色副搬送波fsc(約3.5
8MHz)の1/4の周波数(fsc/4:約895kH
z)とし、40ビットのデータcでタイムコード情報を
伝送させる。
【0014】このタイムコード情報としては、次の表1
に示すように各ビットを割り振ってある。
【0015】
【表1】
【0016】ここで、「年」の情報と「月,日」の情報
とは、1フィールド毎に交互に伝送させ、1フィールド
での伝送量が40ビット以内になるようにしている。即
ち、例えば「年」の情報が伝送されるフィールドの例を
図2に示すと、最初の14ビットで「1991年」を示
し、次の13ビットで「15時48分」を示し、最後の
13ビットで「20秒12フレーム」を示す。そして、
図示はしないが、次のフィールドの垂直ブランキング期
間の所定水平ラインで、「年」の情報の代わりに「月,
日」の情報の情報を伝送する。なお、「月,日」の情報
の情報を伝送するフィールドでは3ビット余るので、こ
の3ビットを使用して他の情報を伝送させることも出来
る。
【0017】次に、このようにして垂直ブランキング期
間に重畳されるデータを重畳するVTRの記録系回路
と、この記録系回路により記録された磁気テープを再生
した映像信号から、垂直ブランキング期間に重畳される
データを抽出する再生系回路とについて説明する。
【0018】まず、記録系回路を図3に示すと、この記
録系回路はビデオカメラが撮像した信号をVTRで記録
するもので、CCDイメージャ1が出力する撮像信号を
カメラ信号処理回路2に供給し、この処理回路2での撮
像処理により輝度信号Yとクロマ信号Cとを得、輝度信
号Yを混合回路3を介して輝度信号処理回路4に供給
し、クロマ信号Cをクロマ信号処理回路5に供給する。
そして、それぞれの処理回路4,5で記録処理された輝
度信号Yとクロマ信号Cとを、混合回路6に供給して混
合し、混合された記録映像信号をアンプ7を介して記録
ヘッド8に供給し、磁気テープ9に記録する。
【0019】ここで、カメラ信号処理回路2が出力する
輝度信号Yが供給される混合回路3には、映像付加情報
コード発生部10が出力する映像付加情報コードが供給
され、この映像付加情報コードを輝度信号Yの垂直ブラ
ンキング期間の予め決められた所定水平ラインに重畳す
る。この場合、時計装置11が映像付加情報コード発生
部10に接続してあり、時計装置11から供給される時
間情報に基づいて、映像付加情報コード発生部10でタ
イムコード情報を発生させる。また、カメラ信号処理回
路2内のクロック発生回路から、CCDイメージャ1に
基準クロックとして周波数が4fsc(色副搬送波fsc
4倍)のクロックを供給すると共に、この4fscのクロ
ックを映像付加情報コード発生部10にも供給する。
【0020】そして本例においては、映像付加情報コー
ド発生部10として、映像信号の信号形式に関する情報
のコードだけを発生させる簡易型の回路と、映像信号の
信号形式に関する情報のコードとタイムコード情報のコ
ードとを発生させる回路との2種類の回路が適用できる
ようにしてある。
【0021】まず、映像信号の信号形式に関する情報の
コードだけを発生させる簡易型の回路の構成を図4に示
すと、この図4において端子21はカメラ信号処理回路
2が出力する輝度信号Yの入力端子を示し、この端子2
1に得られる輝度信号Yを混合回路3を介して輝度信号
処理回路4側に接続された出力端子22に供給する。そ
して、端子24に得られる垂直同期信号及び端子25に
得られる水平同期信号をカウンタ26に供給し、このカ
ウンタ26での同期信号のカウントにより垂直ブランキ
ング期間の検出を行う。さらに、端子25に得られる水
平同期信号をモノ・マルチバイブレータ27に供給し、
このモノ・マルチバイブレータ27で1水平ライン内の
パルスを生成させる。この1水平ライン内のパルスの発
生位置が、上述したエリア1の区間のデータa1 の発生
位置に相当する。そして、端子28にはこのとき記録す
る映像信号のアスペクト比に関する情報が供給される。
即ち、アスペクト比が4:3のときと16:9のときで
は、端子28に得られる信号レベルが異なる。そして、
カウンタ26の垂直ブランキング期間の検出出力と、モ
ノ・マルチバイブレータ27の出力パルスと、端子28
に得られる信号とを、ANDゲート29に供給し、AN
Dゲート29の論理積出力を混合回路3に供給し、映像
信号の垂直ブランキング期間の所定箇所に論理積出力と
してのパルスを重畳する。
【0022】このように構成したことで、混合回路3に
供給される映像信号の垂直ブランキング期間には、この
映像信号で表示される画像のアスペクト比に応じたデー
タa 1 が重畳される。また、エリア1の他のデータ(デ
ータa2 〜a4 )も、同様のゲートタイミングの制御
で、対応したパルスを重畳させることができ、エリア1
に映像信号の信号形式に関する情報のコードを重畳させ
ることができる。
【0023】次に、映像信号の信号形式に関する情報の
コードとタイムコード情報のコードとを発生させる回路
の構成を図5に示すと、この図5において端子31はカ
メラ信号処理回路2が出力する輝度信号Yの入力端子を
示し、この端子31に得られる輝度信号Yを混合回路3
を介して輝度信号処理回路4側に接続された出力端子3
2に供給する。そして、端子34に得られる垂直同期信
号及び端子35に得られる水平同期信号をカウンタ36
に供給し、このカウンタ36での同期信号のカウントに
より垂直ブランキング期間の検出を行う。そして、この
垂直ブランキング期間の検出データを、ゲート回路37
にゲート制御信号として供給する。また、端子38に得
られる4fscのクロックをダウンカウンタ39に供給
し、このクロックに基づいたダウンカウントをさせ、f
sc/4のクロックを作成してエンコーダ42に供給す
る。このエンコーダ42は、端子40を介して映像信号
の信号形式(アスペクト比など)に関する情報が供給さ
れると共に、端子41を介して時計装置側からタイムコ
ード情報が供給される。そして、このそれぞれの情報を
対応したコードにエンコードする。このときのエンコー
ドは、ダウンカウンタ39から供給されるfsc/4のク
ロックに基づいて行われる。そして、エンコードされた
コードを、ゲート回路37を介して混合回路3に供給
し、映像信号の垂直ブランキング期間の所定箇所に重畳
する。
【0024】このように構成したことで、混合回路3に
供給される映像信号の垂直ブランキング期間の所定水平
ラインには、図1に示すようなエリア1とエリア2の双
方のデータが重畳される。従って、この図5に示す回路
を記録系回路の映像付加情報コード発生部10が備える
ことで、映像信号の信号形式に関する情報のコードとタ
イムコード情報のコードとが、映像信号と同時に磁気テ
ープ9(図3参照)に記録される。
【0025】次に、このようにして磁気テープ9に記録
された映像信号をVTRで再生する際に、垂直ブランキ
ング期間に重畳されたデータを抽出する再生系回路を図
6に示すと、磁気テープ9から再生ヘッド12で再生し
た信号を、再生アンプ13を介して輝度信号処理回路1
4及びクロマ信号処理回路15に供給し、それぞれの回
路で対応した再生処理を行い、処理された再生輝度信号
Y及び再生クロマ信号Cを混合回路16に供給して混合
し、複合映像信号として出力端子17からモニタ受像機
(図示せず)側に供給する。
【0026】ここで、輝度信号処理回路14が出力する
輝度信号Yを、映像付加情報コード復調部18に供給
し、この復調部18で輝度信号の垂直ブランキング期間
に重畳されたデータを抽出してデコードし、デコードし
た情報を端子19から対応した回路に供給する。この場
合、この再生系回路においても、映像付加情報コード復
調部18として、映像信号の信号形式に関する情報のコ
ードだけを復調させる簡易型の回路と、映像信号の信号
形式に関する情報のコードとタイムコード情報のコード
とを復調させる回路との2種類の回路が適用できるよう
にしてある。
【0027】まず、映像信号の信号形式に関する情報の
コードだけを復調させる簡易型の回路の構成を図7に示
すと、この図7において端子51は輝度信号処理回路1
4が出力する輝度信号Yが供給される端子を示し、この
端子51に得られる輝度信号Yをクランプ回路52に供
給し、所定レベルでクランプされた信号をスライス回路
53に供給し、“1”又は“0”のレベルの信号として
サンプル/ホールド回路54に供給する。また、クラン
プ回路52の出力を同期分離回路55に供給して、垂直
同期信号及び水平同期信号を検出し、このそれぞれの同
期信号をカウンタ56に供給し、このカウンタ56での
同期信号のカウントにより垂直ブランキング期間の検出
を行う。さらに、同期分離回路55が出力する水平同期
信号をモノ・マルチバイブレータ58に供給し、このモ
ノ・マルチバイブレータ58で1水平ライン内のパルス
を生成させる。この1水平ライン内のパルスの発生位置
が、上述したエリア1の区間の各データa1 〜a4 の発
生位置に相当し、カウンタ56の垂直ブランキング期間
の検出出力と、モノ・マルチバイブレータ58の出力パ
ルスとを、ANDゲート57に供給し、ANDゲート5
7の論理積出力をサンプル/ホールド回路54にサンプ
リング制御信号として供給し、この制御信号で指示され
たタイミングでサンプリングされたスライス回路53の
出力を端子59から対応した回路に供給する。
【0028】このように構成したことで、再生した映像
信号の垂直ブランキング期間に重畳されたエリア1の区
間の各データa1 〜a4 が端子59から出力される。例
えば、モノ・マルチバイブレータ58の出力タイミング
をデータa1 の重畳箇所に対応したものに設定しておく
ことで、映像信号のアスペクト比に関する情報が端子5
9に得られ、この端子59に得られる信号をモニタ受像
機のアスペクト比設定回路に供給することで、再生時に
自動的に適切な画面のアスペクト比が設定される。
【0029】次に、映像信号の信号形式に関する情報の
コードとタイムコード情報のコードとを復調させる回路
の構成を図8に示すと、この図8において端子61は輝
度信号処理回路14が出力する輝度信号Yが供給される
端子を示し、この端子61に得られる輝度信号Yをスラ
イス回路62に供給し、“1”又は“0”のレベルの信
号としてゲート回路63に供給し、後述するカウンタ6
7の出力による指示でゲートされた信号をデコーダ64
に供給し、このデコーダ64で映像信号の信号形式に関
する情報のコードとタイムコード情報のコードとの復調
処理を行う。ここで、端子61に得られる輝度信号Yを
同期分離回路66に供給して、垂直同期信号及び水平同
期信号を検出し、このそれぞれの同期信号をカウンタ6
7に供給し、このカウンタ67での同期信号のカウント
により垂直ブランキング期間内のデータが重畳された水
平ラインの検出を行い、検出されたタイミングでゲート
回路63を制御し、垂直ブランキング期間内に重畳され
た信号だけをデコーダ64に供給させる。また、カウン
タ67での同期信号のカウントにより、データが重畳さ
れた水平ラインのエリア2のクロックパルスbが重畳さ
れた区間を検出し、この検出データでゲート回路68を
制御する。このゲート回路68は、端子61に得られる
輝度信号Yが供給され、上述した制御によりクロックパ
ルスbだけをゲート回路68からPLL回路69に供給
させる。そして、PLL回路69の出力をデコーダ64
に基準クロックとして供給する。
【0030】このようにすることで、PLL回路69は
クロックパルスbに同期したパルスの出力を行うように
なり、このPLL回路69の出力パルスをデコーダ64
に基準クロックとして供給することで、デコーダ64で
の復調処理が、再生したクロックパルスbに同期して行
われ、クロックパルスbに続いて記録されたデータcの
各ビットのデータが正確に検出された復調できるように
なる。この場合、本例においては、データcの各ビット
でタイムコード情報が記録されているので、映像信号の
記録時に同時に記録したタイムコードが復調され、例え
ばこの復調したタイムコードをモニタ受像機に供給する
ことで、再生画像にスーパーインポーズでタイムコード
情報を表示させることができる。
【0031】このようにして映像信号の垂直ブランキン
グ期間に重畳されたデータを復調する回路が、映像信号
の信号形式に関する情報だけを復調する簡易的な回路
と、映像信号の信号形式に関する情報とタイムコード情
報とを復調する回路とを選択できることで、VTR装置
のグレードに応じて何れかの回路を組み込めば良く、例
えば映像信号の信号形式に関する情報だけを復調する簡
易的な回路の場合には、PLL回路などを必要としない
タイミング検出だけの簡単な回路で、再生時に最低限必
要な情報が得られ、再生系回路の負担が少ない。また、
双方の情報を復調する回路の場合には、PLL回路を使
用して基準クロックを作成するので、エリア2に比較的
高い伝送レートで記録されたコードを正確に復調するこ
とができ、垂直ブランキング期間内の1水平ラインに重
畳されたコードより多くの情報を得ることができる。
【0032】このように、本例のように垂直ブランキン
グ期間内の所定水平ラインにエリア1とエリア2とに分
けて、各エリアで記録信号の伝送レートを変えたこと
で、簡単な構成の復調装置で伝送データの最低限の判別
ができると共に、伝送データ量も確保され、相反するこ
の2つの要件を満たすことができる。
【0033】なお、上述実施例においては、比較的低い
伝送レートでエリア1に記録される映像信号の信号形式
に関する情報として、画像のアスペクト比に関する情報
などを記録するようにし、比較的高い伝送レートでエリ
ア2に記録される情報として、タイムコード情報(撮影
日時の情報)を記録するようにしたが、それぞれのエリ
アに他の情報を記録するようにしても良い。例えば、撮
影した場所や国の情報、カメラの撮影条件の情報(露光
状態,ホワイトバランス,ズーム倍率など)、撮影時の
手ぶれによる動きベクトルの情報、録画した機器の種類
(種別)の情報、ダビング禁止情報、記録信号のクロマ
帯域特性情報、放送信号を録画した場合の電界強度,受
信状態,チャンネル番号の情報などが考えられる。ま
た、伝送レート(クロック周波数)などの条件も一例を
示したもので、他の構成としても良い。さらに、エリア
1で比較的高い伝送レートで記録し、エリア2比較的低
い伝送レートで記録するように、逆にしても良い。但
し、クロックパルスbは伝送レートの高いデータの直前
に記録する必要がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、垂直ブランキング期間
内の所定水平ラインにエリア1とエリア2とに分けて、
各エリアで記録信号の伝送レートを変えたことで、簡単
な構成の復調装置で伝送データの最低限の判別ができる
と共に、伝送データ量も確保され、相反するこの2つの
要件を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデータ伝送状態を示す説明
図である。
【図2】一実施例の伝送コードの例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施例による記録系の構成図であ
る。
【図4】一実施例の記録系回路の要部の構成図である。
【図5】一実施例の記録系回路の要部の構成図である。
【図6】本発明の一実施例による再生系の構成図であ
る。
【図7】一実施例の再生系回路の要部の構成図である。
【図8】一実施例の再生系回路の要部の構成図である。
【図9】一実施例により伝送されるデータで示される表
示画像のアスペクト比を示す説明図である。
【図10】一実施例により伝送されるデータで示される
表示画像のアスペクト比による映像信号の違いを示す説
明図である。
【図11】映像信号の垂直ブランキング期間へのデータ
重畳状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 映像付加情報コード発生部 18 映像付加情報コード復調部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 映像信号の垂直ブランキング期間内の所
    定水平ラインに、パルス信号を重畳してデータ伝送を行
    うようにした映像信号伝送方法において、 上記所定水平ラインを第1のエリアと第2のエリアとに
    分割し、 上記映像信号の信号形式に関するデータを、上記第1の
    エリアに比較的低い第1の伝送レートのパルス信号とし
    て重畳し、 上記信号形式以外に関するデータを、上記第2のエリア
    に上記第1の伝送レートよりも高い第2の伝送レートの
    パルス信号として重畳するようにした映像信号伝送方
    法。
JP3159086A 1991-06-28 1991-06-28 映像信号伝送方法 Pending JPH0514869A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07288786A (ja) * 1994-02-25 1995-10-31 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号記録装置、映像信号記録再生装置及び映像信号表示装置
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JP2017515332A (ja) * 2014-03-12 2017-06-08 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 専用のバックチャネルを使用することなくカメラベースのパラメータを送信するためのシステム及び方法
US11839836B2 (en) 2017-11-17 2023-12-12 Bio-Rad Laboratories, Inc. Chromatography plug

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