JPH05126980A - 異常診断支援装置 - Google Patents
異常診断支援装置Info
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- JPH05126980A JPH05126980A JP3315182A JP31518291A JPH05126980A JP H05126980 A JPH05126980 A JP H05126980A JP 3315182 A JP3315182 A JP 3315182A JP 31518291 A JP31518291 A JP 31518291A JP H05126980 A JPH05126980 A JP H05126980A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Abstract
較を行い、異常の発生原因および対策の推論を行い、プ
ラント運転員にその情報を提供することでプラントの安
全性を保つようにする。 【構成】 監視装置で採取したデータを取り込むデータ
入力部と、取り込んだデータからルースパーツ発生場所
を推論する第1の推論部と、波形データを周波数解析
し、基準データと比較解析する波形解析部と、異常音発
生原因および発生原因から危険性を推測する第2の推論
部と、該第2の推論部による推論結果を表示する表示部
とを備えた。
Description
のルースパーツ監視装置で採取したデータを基に原子炉
の異常診断を支援する異常診断支援装置に関するもので
ある。
原子炉の蒸気や液体が流動する管炉からなる各種循環系
において装置部品の脱落が生じると、この脱落部品(ル
ースパーツ)により各種機器が損傷を受けたり、内部流
体の流れが阻害されるなどの問題が生じる。
強く要求されるものであつて、ルースパーツの発生は極
力低減する必要があり、また、ルースパーツが発生した
ならば、その事実を早く察知し、かつ発生部位およびこ
のルースパーツの移動状態を正確に検知する必要があ
る。
ており、特願昭57−212687号、特願昭57−1
78567号、特願昭58−119834号、特願昭6
1−233443号、特願昭62−171853号、特
願昭63−40379号、特願昭63−55468号、
特願昭63−317313号、特願平2−4711号の
ような出願が行われている。
装置においては、原子炉の蒸気発生器のような1次冷却
系の各機器に取り付けられた検出器(例えば加速度計)
にて検出されたルースパーツのインパクト波形の値が、
各機器に発生するノイズ(例えばポンプやモータの運転
音、あるいは流体の流動音など、これらをバツクグラウ
ンドノイズという)に比し、一定比率以上の大きさであ
ればハイアラーム警報を発することにしている。
に取り付けた検出器の検出信号の正誤を判断するロケー
タという装置が内蔵されており、このロケータでは各検
出器からの信号の正誤を判断する機能を持たせている。
その正誤判断の基準としては (イ)50ミリ秒(mm sec)以内にハイアラーム
警報の受信回数が1回の場合は誤信号とみなす。
あり、50ミリ秒間には150mの距離を伝わることに
なり、各機器に取り付けた検出器間の距離は最大20m
程度であるため、ルースパーツが発生しているのであれ
ば短時間内に付近の検出器から多数の信号が発信される
ことになるからである。
信号が受信された時は誤信号とみなす。
秒以内に3つ以上の警報が受信されることは殆どあり得
ないことであり、これは各検出器から制御盤までを接続
するケーブル間で電気ノイズを誘導して発したパルス信
号である可能性が高いためである。
整器、検出器をリセツトすると同時に、集中警報器やロ
ケータなどもリセツトし、データをキヤンセルすること
にしていた。
と判断して、集中警報器による警報を発し、データレコ
ーダの自動起動、外部警報の発生、プリンタによる記録
などを行つていた。この記録と同時に、作動している外
部警報とデータレコーダを除いて装置の全構成機器をリ
セツトすることにしている。
員は監視装置の所まで出向き、外部警報を一応停止して
オーデイオモニタで現場に異常音があるかどうか確認す
る。さらに、データレコーダを停止し、プリンタの打ち
出しならびにオーデイオモニタの聴音結果を記録用紙に
記録するなどの作業を行つていた。
は、異常音らしき音がプラント内で発生していることは
判るが、本現象が本当に異常であるか否かは不明であ
り、本点について考慮されていなかつた。
らでは、原子炉装置のどの部位から異常音が発生した
か、発生原因が何か、プラント運転に問題があるかどう
かなどの情報を得ることはできず、ベテランの運転員の
判断に頼つているのが現状である。
し、異常音の発生場所の推論と、波形の解析、比較を行
い、異常音の発生原因および対策の推論を行い、プラン
ト運転員にその情報を提供することでプラントの安全性
を保つことにある。
器から得られた信号からルースパーツがプラント構造物
に衝突した位置とエネルギを推定する機能と、入力した
波形データの波形解析機能と、プラントの警報発生時の
発生状況を問い合わせ、上記機能で推定、解析した位
置、エネルギ、波形解析結果と、本装置が記憶している
基準波形(例えば、各プラントで発生している特有音や
補機の操作音など)およびベテラン運転員から抽出した
判断ルールからなる知識ベースを用い、異常音の発生原
因、その危険性と対策を推測する機能と、その推論結果
を表示する機能とによつて達成できる。
せ、複数の検出器から得られた信号からルースパーツが
プラント構造物に衝突した位置とエネルギを推定する機
能および、入力した波形データの波形解析機能で推定、
解析した位置、エネルギ、波形解析結果と、本装置が記
憶している基準波形(例えば、各プラントで発生してい
る特有音や補機の操作音など)およびベテラン運転員か
ら抽出した判断ルールからなる知識ベースを用い、異常
音の発生原因、その危険性と対策を推測し、その推論結
果を表示する。
例の概略構成図を、また、図2にその具体的構成図を示
す。
採取した波形データ(原子炉や蒸気発生器のような1次
冷却系の各機器に取り付けた検出器で検出した信号)を
入力部1より推論部3に取り込む。データの入力方法は
監視装置との関係により、監視装置でデジタル化したデ
ータを各種記憶媒体を介して取り込む、監視装置と異常
診断支援装置とをネツトワークで結び、そのネツトワー
ク回線を介して取り込む方法など考えられるが、ここで
は図2の如く検出器で検知した信号をアナログデータと
して記録し、そのアナログデータを記録媒体を介してA
/D変換器9より波形データとして取り込む。
位置およびエネルギ推論部4にて三点測量の容量で音源
位置を推定し、データ記憶部7に蓄えたエネルギの距離
減衰率データと感知エネルギから衝突エネルギを推定す
る。
の周波数分析を行い、データ記憶部7に蓄えている基準
データ(各プラントの特有の音や補機操作音など)と比
較し、類似性の有無を推定する。
エネルギ推論部4、波形解析部5で推論、解析した結果
と、データ記憶部7に蓄積している判断ルールを用い、
推論に必要なプラントの異常音発生時の状況など表示部
8よりシステムが問い合わせ、その回答をキー入力部2
より取り込み、得たデータとを基に判断ルールにより推
論する。また、推論結果を表示部8に表示する。
波形解析部5、異常音発生原因推論部6の各動作につい
て説明する。
た時系列の多チヤンネルの波形データから時間差を求
め、位置およびエネルギを推定する。
はPから距離の近い順に検出する(その検出した時系列
の波形データをデータとして入力部1より取り込む)。
検出した検出器(センサ)A,B,Cの位置と点Pの位
置との距離d1,d2,d3の関係をd1>d2>d3
とすると、各センサA,B,Cで検出した波形は図4の
ように、センサCの波形を先着とし、B,Aの順に時間
差t1,t2を伴つたものとなる。時間差t1,t2は
機器中の音速をvとすると、 t1=(d2−d3)/v t2=(d1−d3)/v となる。
ば、点Pを逆算することができる。点Pの位置が判れ
ば、先着チヤンネルと衝突点Pとの距離d(図3ではd
3)を求めることができる。
離減衰データ(図5)を用いてセンサが感知したエネル
ギから衝突エネルギを推定する。エネルギの距離減衰デ
ータはプラント試運転時などに各機器のヒツテイングテ
ストを実施して求めておき、データ記憶部7に記憶して
おく。
周波数分析し、データ記憶部7に記憶している基準デー
タの周波数特性と比較し、その類似性の有無を推定す
る。
より発生するサーマルエキスパンシヨンなどの原子力プ
ラントで発生する代表的な音や、各プラントでする特有
の音を用いる。
ピークでとらえ、そのピークがどの周波数帯にあるかで
比較する方法や、周波数分析した特性値が基準データの
特性値に類似しているかをしきい値を設け、そのしきい
値内であるかを比較する方法がある。
特性としきい値の関係を示す。周波数特性値の±X d
b以内であれば、類似しているとみなす。
部7に蓄積している知識ベース(判断ルール)を用い、
位置およびエネルギ推論部4、波形解析部5で推定、解
析された位置および周波数の類似性から異常音の発生原
因、対策、危険性を推論する。
を基に、各事象に対する確信度をif−then形式の
プロダクシヨンルールとして表す。テーブルはベテラン
運転員にアンケートや問い合わせを行い、基準データと
して記憶している音の発生する位置との関係、基準デー
タとの周波数特性の類似性、基準データが発生する場合
のプラントの運転状況、異常音の発生状況などの各事象
と、その各事象に対する原因の可能性を、確信度(−1
≦確信度≦1)として表す。
示す。まず、位置およびエネルギ推論部4、波形解析部
5で推定、解析された位置と基準データとの周波数特性
の類似性から考えられる原因の確信度を更新し(S1〜
S6)、その確信度がしきい値X1(−1≦確信度≦
1)以上のものを原因の候補として選ぶ(S7)。次
に、その選ばれた候補が原因であると仮定し、仮定した
原因の場合に想定されるプラントの状況、発生音の特徴
が実際、異常音発生時にどうであつたかをシステムが運
転員に問い合わせ(S8)、問い合わせた結果により各
候補の確信度を更新する(S9)。そして、最終的に推
論された原因候補の確信度がしきい値X2(−1≦確信
度≦1)より高いものを推論原因として(S10)表示
部8に出力する(S11)。推論結果としては、異常音
の発生原因の他、原因の確信度、原因に対する対応策や
危険性等についても出力する。
原因、危険性、対応策等の警報の程度を知ることがで
き、これによりプラント運転員にプラントの停止などの
プラント操作の判断材料を提供することが可能となり、
この結果、プラントの安全性を保つことができるように
なる。
図である。
例を示す構成図である。
が複数個のセンサに検知されることを表した説明図であ
る。
図である。
値の1例を示す特性図である。
対する原因の確信度を表すテーブルを示す図表である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 原子炉装置の流体流路を構成する各機器
に取り付けられた複数個の検出器と、該検出器からの信
号を感知する異常音感知部と、異常音感知部で感知した
信号を受け、ルースパーツの監視をおこなう監視装置と
を備え、該監視装置で採取したデータを解析し、プラン
トの異常診断の支援を行う異常診断支援装置において、 前記監視装置で採取したデータを取り込むデータ入力部
と、取り込んだデータからルースパーツ発生場所を推論
する第1の推論部と、波形データを周波数分析し、基準
データと比較解析する波形解析部と、異常音発生原因お
よび発生原因から危険性を推測する第2の推論部と、該
第2の推論部による推論結果を表示する表示部を備えた
ことを特徴とする異常診断支援装置。
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-
1991
- 1991-11-05 JP JP03315182A patent/JP3113351B2/ja not_active Expired - Fee Related
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