JPH05122809A - モータ駆動車両の走行制御装置 - Google Patents

モータ駆動車両の走行制御装置

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JPH05122809A
JPH05122809A JP3192206A JP19220691A JPH05122809A JP H05122809 A JPH05122809 A JP H05122809A JP 3192206 A JP3192206 A JP 3192206A JP 19220691 A JP19220691 A JP 19220691A JP H05122809 A JPH05122809 A JP H05122809A
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    • B60L15/00Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
    • B60L15/10Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles for automatic control superimposed on human control to limit the acceleration of the vehicle, e.g. to prevent excessive motor current
    • B60L15/18Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles for automatic control superimposed on human control to limit the acceleration of the vehicle, e.g. to prevent excessive motor current without contact making and breaking, e.g. using a transductor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ駆動車両の走行制御にファジィ制御を
適用し、運転者のアクセル操作に合致した速度で走行さ
せる。 【構成】 アクセル角度AA、アクセル角速度AVおよ
びソフトスタート量SSがファジィ制御器11へ供給さ
れる。また、該ファジィ制御器11が制御量として出力
するトランジスタQ1の導通率C1が前回の制御量C1
-1としてフィードバックされる。ファジィ制御器11に
は、運転者のアクセル操作に応じた車両の走行状態(速
度、加速度)に基づいたファジィ制御ルールが設定され
ている。すなわち、該ファジィ制御器11は、アクセル
角度AA、アクセル角速度AV、ソフトスタート量SS
および前回の制御量C1-1に従って、上記ファイジィ制
御ルールに基づいたファジィ推論を行ない、トランジス
タQ1の新たな導通率C1を求めて、これをベース駆動
回路2へ供給する。ベース駆動回路2は、導通率C1に
よって、モータ5の印加電圧を制御し、車両を走行させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フォークリフト等の
モータ駆動によって走行する車両の走行制御に用いて好
適なモータ駆動車両の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフト等の車両では、バッテリ
駆動のモータによって走行するものが知られている。こ
のようなモータ駆動による車両では、その走行速度の制
御を図19に示すような走行制御装置によって行なって
いる。図において、CPU(中央処理装置)1は、運転
者によるアクセルの踏込み量に応じたアクセル角度AA
と、トランジスタQ1の導通率がチョッパー開始時より
100%に達するまでの時間に相当するソフトスタート
量SSとに従って、ベース駆動回路2へ上記導通率C1
を供給する。上記ソフトスタート量SSは、車両の急激
な発進を防止するために設けられている。
【0003】ベース駆動回路2は、導通率C1に比例し
たオン時間を有するパルス信号PSをトランジスタQ1
のベースBへ供給する。トランジスタQ1は、ベースB
にパルス信号PSが印加されると、その印加されている
時間だけ、コレクタC−エミッタE間が導通状態とな
る。このため、バッテリ4からモータ5へ電圧が印加さ
れ、モータ5が回転し、車両を走行させる。モータ5
は、印加電圧の大きさに比例した回転数で車両を走行さ
せる。
【0004】この時、運転者がアクセルを踏み込むと、
CPU1は、その角度に応じた制御信号C1をベース駆
動回路2へ出力する。したがって、ベース駆動回路2
は、オン時間が長いパルス信号PSをトランジスタQ1
のベースBへ供給することになる。このため、トランジ
スタQ1の導通時間が長くなり、モータに印加される電
圧が高くなって回転数が上昇する。この結果、走行速度
が上がる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したモ
ータ駆動車両の走行制御装置では、急激にアクセルを踏
み込んでも、ソフトスタート量に比例した時間でのみ、
トランジスタQ1の導通率C1が上昇するため、アクセ
ルを踏み込む強さに関係なく、一定な加速になってしま
い、運転者の操作と実際の走行とにずれが生じてしまう
という問題を生じた。
【0006】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、運転者のアクセル操作に合致した速度で走行で
きるモータ駆動車両の走行制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、アクセルペダルの
踏み込み角度と、加速を滑らかにするソフトスタート量
とに従って、車両を走行させるモータを制御し、車両の
走行速度を制御するモータ駆動車両の走行制御装置にお
いて、前記踏み込み角度、前記アクセルの踏み込み角速
度、前記ソフトスタート量および前記モータへの制御量
に基づいて、ファジィ推論によって前記制御量を新たに
求め、該制御量によって前記モータを制御するファジィ
制御器を具備することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明では、アクセルペダル
の踏み込み角度と、加速を滑らかにするソフトスタート
量とに従って、車両を走行させるモータを制御し、車両
の走行速度を制御するモータ駆動車両の走行制御装置に
おいて、前記踏み込み角度、前記走行速度および前記ソ
フトスタート量に基づいて、ファジィ推論によって前記
モータの制御量を求め、該制御量によって前記モータを
制御するファジィ制御器を具備することを特徴とするを
具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ファジィ制御器
によって、アクセルペダルの踏み込み角度、アクセルペ
ダルの踏み込み角速度、ソフトスタート量およびとモー
タへの制御量に基づいて、ファジィ推論によって上記制
御量を新たに求め、該制御量によってモータを制御す
る。また、請求項2記載の発明によれば、ファジィ制御
器によって、アクセル角度、走行速度およびソフトスタ
ート量に基づいて、ファジィ推論によってモータの制御
量を求め、該制御量によってモータを制御する。
【0010】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。 [第1の実施例]図1はこの発明の第1の実施例の制御
系を示すブロック図である。なお、この図において、図
19に示す要件と同一のものには同一の符号を付けて説
明を省略する。本第1の実施例では、アクセル角度A
A、アクセル角速度AVおよびソフトスタート量SSが
ファジィ制御器11へ供給されている。また、該ファジ
ィ制御器11が制御量として出力するトランジスタQ1
の導通率C1が前回の制御量C1-1としてフィードバッ
クされる。
【0011】ファジィ制御器11には、運転者の操作に
応じた車両の走行状態(速度、加速度)に基づいたファ
ジィ制御ルールが設定されている。すなわち、該ファジ
ィ制御器11は、アクセル角度AA、アクセル角速度A
V、ソフトスタート量SSおよび前回の制御量C1-1に
従って、上記ファイジィ制御ルールに基づいたファジィ
推論を行なうことにより、トランジスタQ1の新たな導
通率C1を求めて、これをベース駆動回路2へ供給す
る。
【0012】次に、図2にアクセル角度AAのメンバー
シップ関数を、図3にアクセル角速度のメンバーシップ
関数を、図4にソフトスタート量SSのメンバーシップ
関数を、図5に前回の制御量C1-1のメンバーシップ関
数を、図6に導通率C1のメンバーシップ関数をそれぞ
れ示す。ここで、N,Z,P、S,M,B、NB,N
M,NS,Z,PS,PM,PBは、メンバーシップ関
数のラベルである。それぞれの意味は、ラベルNが
「負」、ラベルZが「零」、ラベルPが「正」、ラベル
Sが「小さい」、ラベルMが「中ぐらい」、ラベルBが
「大きい」、ラベルNBが「大きく下げろ」、ラベルN
Mが「中ぐらい下げろ」、ラベルNSが「少し下げ
ろ」、ラベルZが「そのまま」、ラベルPSが「少し上
げろ」、ラベルPMが「中ぐらい上げろ」、ラベルPB
が「大きく上げろ」である。また、本実施例では、上述
したメンバーシップ関数について全て三角形の関数を用
いている。また、上述したファジィ制御ルールには以下
に示す27つのルールを用いている。
【0013】ファジィ制御ルール ルールA1:IF アクセル角度=S かつ 前回の制
御量=S THEN 導通率=Z ルールA2:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=N かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=NM ルールA3:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=N かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NM ルールA4:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=N かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=NB ルールA5:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=N かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NB
【0014】 ルールA6:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=Z かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=NS ルールA7:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=Z かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NS ルールA8:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=Z かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=NM ルールA9:IF アクセル角度=S かつ アクセル
角速度=Z かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NM
【0015】 ルールA10:IF アクセル角度=M かつ 前回の
制御量=M THEN 導通率=Z ルールA11:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PS ルールA12:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=PS ルールA13:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PM ルールA14:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NM
【0016】 ルールA15:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=N かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NM ルールA16:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=N かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=B THEN 導通率=NB ルールA17:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=P かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PM ルールA18:IF アクセル角度=M かつ アクセ
ル角速度=P かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PB
【0017】 ルールA19:IF アクセル角度=B かつ 前回の
制御量=Z THEN 導通率=Z ルールA20:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PS ルールA21:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=PS ルールA22:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PM ルールA23:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=Z かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=PM
【0018】 ルールA24:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=P かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PM ルールA25:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=P かつ ソフトスタート量=S かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=PM ルールA26:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=P かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=S THEN 導通率=PB ルールA27:IF アクセル角度=B かつ アクセ
ル角速度=P かつ ソフトスタート量=B かつ 前回の制御量=M THEN 導通率=PB
【0019】上述したルールにおいて、例えば、ルール
A1は、「もし、アクセル角度がSで(小さく)、か
つ、前回の制御量がS(小さい)ならば、トランジスタ
Q1の導通率をZ(そのまま)にしろ」という意味であ
る。また、ルールA2では、「もし、アクセル角度がS
で(小さく)、かつ、アクセル角速度がN(負)で、か
つ、ソフトスタート量がSで(小さく)、かつ、前回の
制御量がM(中ぐらい)ならば、トランジスタQ1の導
通率をNM(中ぐらい下げろ)にしろ」という意味であ
る。なお、本実施例における制御では、推論方法として
最も一般的な「MIN−MAX重心法」を採用したが、
その他の推論方法を用いてもよい。
【0020】次に、上述したファジィ推論ルールを用い
た走行制御について、図7ないし図10を参照して説明
する。 [第1の実施例の動作]ここで、例えば、アクセル角度
AAが0.25、アクセル角速度AVが0.25、ソフ
トスタート量SSが0.5、そして、前回の制御量C1
-1が0.4であった場合について、例としてルールA
1,ルールA2を評価してみる。まず、ルールA1で
は、図7に示されるように、アクセル角度AAの適合度
が0.5、前回の制御量C1-1の適合度が0.2とな
り、他方、アクセル角速度AVとソフトスタート量SS
は条件部に書かれていないので、適合度は1.0とな
る。したがって、それらのMIN(最小値)をとると、
0.2となるため、図8に示すように、トランジスタQ
1の導通率C1のメンバーシップ関数Zを高さ0.2の
位置で頭切りした図形が得られる。
【0021】次に、ルールA2では、図9に示されるよ
うに、アクセル角度AAの適合度が0.5、アクセル角
速度AVの適合度が0.5、ソフトスタート量SSの適
合度が0.5、そして、前回の制御量C1-1の適合度が
0.8となる。したがって、それらのMIN(最小値)
をとると、0.5となるため、図10に示すように、ト
ランジスタQ1の導通率C1のメンバーシップ関数NM
を高さ0.5の位置で頭切りした図形が得られる。
【0022】そして、上述した計算を全てのファジィ制
御ルールA1〜A27について行ない、その結果得られ
た図形をMAX(最大値)合成し(図示略)、この結果
をディファジケーション、すなわちその合成図形の重心
をとると、この値がトランジスタQ1の導通率C1(新
たな制御量)となる。この重心が導通率C1としてベー
ス駆動回路2に供給される。ベース駆動回路2は上記導
通率C1に従ってトランジスタQ1のベース電流を制御
する。その結果、運転手の感覚にあった滑らかな走行制
御ができる。
【0023】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。 [第2の実施例]図11はこの発明の第2の実施例の制
御系を示すブロック図である。なお、この図において、
図1に示す要件と同一のものには同一の符号を付けて説
明を省略する。本第2の実施例では、新たに、パルスピ
ックアップ12が設けられており、このパルスピックア
ップ12は、モータ5のエンコーダからのパルス信号P
Sを検出し、これを走行速度(以下、車速)Vとしてフ
ァジィ制御器11へ供給する。また、該ファジィ制御器
11には、アクセル角度AAおよびソフトスタート量S
Sが供給されるとともに、該ファジィ制御器11が制御
量として出力するトランジスタQ1の導通率C1が前回
の制御量C1-1としてフィードバックされる。
【0024】ファジィ制御器11には、運転者の操作に
応じた車両の走行状態(速度、加速度)に基づいたファ
ジィ制御ルールが設定されている。すなわち、該ファジ
ィ制御器11は、アクセル角度AA、ソフトスタート量
SSおよび車速Vに従って、上記ファジィ制御ルールに
基づいたファジィ推論を行なうことにより、トランジス
タQ1の新たな導通率C1を求めて、これをベース駆動
回路2へ供給する。
【0025】次に、図12にアクセル角度AAのメンバ
ーシップ関数を、図13に車速Vのメンバーシップ関数
を、図14にソフトスタート量SSのメンバーシップ関
数を、図15に導通率C1のメンバーシップ関数をそれ
ぞれ示す。ここで、S,M,B、NB,NM,NS,
Z,PS,PM,PBは、メンバーシップ関数のラベル
である。それぞれの意味は、前述した第1の実施例と同
様である。ただし、車速Vのメンバーシップ関数に対し
ては、ラベルんSが「遅い」、ラベルMが「中ぐら
い」、ラベルBが「速い」を意味する。また、本実施例
では、上述したメンバーシップ関数について全て三角形
の関数を用いている。また、上述したファジィ制御ルー
ルには以下に示す15のルールを用いている。
【0026】ファジィ制御ルール ルールB1:IF アクセル角度=S かつ 車速=S THEN 導通率=Z ルールB2:IF アクセル角度=S かつ 車速=M
かつ ソフトスタート量=S THEN 導通率=NS ルールB3:IF アクセル角度=S かつ 車速=M
かつ ソフトスタート量=B THEN 導通率=NM ルールB4:IF アクセル角度=S かつ 車速=B
かつ ソフトスタート量=S THEN 導通率=NM ルールB5:IF アクセル角度=S かつ 車速=B
かつ ソフトスタート量=B THEN 導通率=NB
【0027】 ルールB6:IF アクセル角度=M かつ 車速=S
かつ ソフトスタート量=S THEN 導通率=PS ルールB7:IF アクセル角度=M かつ 車速=S
かつ ソフトスタート量=BTHEN 導通率=PM ルールB8:IF アクセル角度=M かつ 車速=M THEN 導通率=Z ルールB9:IF アクセル角度=M かつ 車速=B
かつ ソフトスタート量=S THEN 導通率=NS ルールB10:IF アクセル角度=M かつ 車速=
B かつ ソフトスタート量=B THEN 導通率=NM
【0028】 ルールB11:IF アクセル角度=B かつ 車速=
S かつ ソフトスタート量=S THEN 導通率=PM ルールB12:IF アクセル角度=B かつ 車速=
S かつ ソフトスタート量=B THEN 導通率=PB ルールB13:IF アクセル角度=B かつ 車速=
M かつ ソフトスタート量=S THEN 導通率=PS ルールB14:IF アクセル角度=B かつ 車速=
M かつ ソフトスタート量=B THEN 導通率=PM ルールB15:IF アクセル角度=B かつ 車速=
B THEN 導通率=Z
【0029】上述したルールにおいて、例えば、ルール
B1は、「もし、アクセル角度がSで(小さく)、か
つ、車速がS(遅い)ならば、トランジスタQ1の導通
率をZ(そのまま)にしろ」という意味である。また、
ルールA2では、「もし、アクセル角度がSで(小さ
く)、かつ、車速がM(中ぐらい)で、かつ、ソフトス
タート量がS(小さい)ならば、トランジスタQ1の導
通率をNS(少し下げろ)にしろ」という意味である。
なお、本実施例における制御では、推論方法として最も
一般的な「MIN−MAX重心法」を採用したが、その
他の推論方法でを用いてもよい。
【0030】次に、上述したファジィ推論ルールを用い
た走行制御について、図16および図17を参照して説
明する。 [第2の実施例の動作]ここで、例えば、アクセル角度
AAが0.25、車速Vが0.4、ソフトスタート量S
Sが0.5であった場合について、例としてルールB
1,ルールB2を評価してみる。まず、ルールB1で
は、図16に示されるように、アクセル角度AAの適合
度が0.5、車速Vの適合度が0.2となり、ソフトス
タート量SSの適合度は条件部に書かれていないので、
1.0となる。したがって、それらのMIN(最小値)
をとると、0.2となるため、トランジスタQ1の導通
率C1のメンバーシップ関数Zを高さ0.2の位置で頭
切りした図形が得られる。
【0031】次に、ルールB2では、図17に示される
ように、アクセル角度AAの適合度が0.5、アクセル
角速度AVの適合度が0.8、ソフトスタート量SSの
適合度が0.5となる。したがって、それらのMIN
(最小値)をとると、0.5となるため、トランジスタ
Q1の導通率C1のメンバーシップ関数NSを高さ0.
5の位置で頭切りした図形が得られる。
【0032】そして、上述した計算を全てのファジィ制
御ルールB1〜B15について行ない、その結果得られ
た図形をMAX(最大値)合成し(図示略)、この結果
をディファジケーション、すなわちその合成図形の重心
をとると、この値がトランジスタQ1の導通率C1(新
たな制御量)となる。この重心が導通率C1としてベー
ス駆動回路2に供給される。ベース駆動回路2は上記導
通率C1に従ってトランジスタQ1のベース電流を制御
する。その結果、運転手の感覚にあった滑らかな走行制
御ができる。以上のように、第1および第2の実施例に
よれば、リフトの走行制御にファジィ制御を適用するこ
とにより、運転者の操作に合致した速度で走行できる。
【0033】なお、上述した実施例では、入力信号とし
て、アクセル角度AA、車速Vおよびソフトスタート量
SSを用いたが、その他に荷重を検出して、該荷重に応
じた加減速の制御を行なったり、モータ電流と車速Vを
比較してスリップを検出して加減速の制御を行なうな
ど、該ファジィ制御によれば、さまざまな制御が比較的
容易に実現できる。このような走行制御系の構成例を図
18に示す。図18に示すようなファジィ制御系によれ
ば、坂道走行時や、荷重の条件等が変っても、アクセル
角度AAに応じた走行速度が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、ファジィ制御器によって、アクセルペダ
ルの踏み込み角度、アクセルペダルの踏み込み角速度、
ソフトスタート量およびモータへの制御量に基づいて、
ファジィ推論によって上記制御量を新たに求め、該制御
量によってモータを制御するようにしたため、運転者の
アクセル操作に合った速度で走行できるという利点が得
られる。また、請求項2記載の発明によれば、ファジィ
制御器によって、アクセル角度、走行速度およびソフト
スタート量に基づいて、ファジィ推論によってモータの
制御量を求め、該制御量によってモータを制御するよう
にしたため、運転者のアクセル操作に合った速度で走行
できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】第1の実施例におけるアクセル角度AAのメン
バーシップ関数を示す図である。
【図3】第1の実施例におけるアクセル角速度のメンバ
ーシップ関数を示す図である。
【図4】第1の実施例におけるソフトスタート量SSの
メンバーシップ関数を示す図である。
【図5】第1の実施例における前回の制御量C1-1のメ
ンバーシップ関数を示す図である。
【図6】第1の実施例における導通率C1のメンバーシ
ップ関数を示す図である。
【図7】ルールA1に対するアクセル角度AAの適合
度、アクセル角速度AVの適合度、ソフトスタート量S
Sの適合度および前回の制御量C1-1の適合度を示す図
である。
【図8】ルールA1に対する結果に基づく、トランジス
タQ1の導通率C1のメンバーシップ関数Zに対する適
合度を示す図である。
【図9】ルールA2に対するアクセル角度AAの適合
度、アクセル角速度AVの適合度、、ソフトスタート量
SSの適合度および前回の制御量C1-1の適合度を示す
図である。
【図10】ルールA1に対する結果に基づく、トランジ
スタQ1の導通率C1のメンバーシップ関数Zに対する
適合度を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施例の制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図12】第2の実施例におけるアクセル角度AAのメ
ンバーシップ関数を示す図である。
【図13】第2の実施例における車速Vのメンバーシッ
プ関数を示す図である。
【図14】第2の実施例におけるソフトスタート量SS
のメンバーシップ関数を示す図である。
【図15】第2の実施例における導通率C1のメンバー
シップ関数を示す図である。
【図16】ルールB1に対するアクセル角度AAの適合
度、車速Vの適合度、ソフトスタート量SSの適合度お
よび導通率C1の適合度を示す図である。
【図17】ルールB1に対するアクセル角度AAの適合
度、車速Vの適合度、ソフトスタート量SSの適合度お
よび導通率C1の適合度を示す図である。
【図18】本発明の変形例の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図19】従来のモータ駆動車両の走行制御装置の制御
系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 2 ベース駆動回路 4 バッテリ 5 モータ 11 ファジィ制御器 AA アクセル角度(踏み込み角度) AV アクセル角速度(踏み込み角速度) C1 導通率(制御量) C1 前回の制御量 SS ソフトスタート量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルの踏み込み角度と、加速
    を滑らかにするソフトスタート量とに従って、車両を走
    行させるモータを制御し、車両の走行速度を制御するモ
    ータ駆動車両の走行制御装置において、 前記踏み込み角度、前記アクセルの踏み込み角速度、前
    記ソフトスタート量および前記モータへの制御量に基づ
    いて、ファジィ推論によって前記制御量を新たに求め、
    該制御量によって前記モータを制御するファジィ制御器
    を具備することを特徴とするモータ駆動車両の走行制御
    装置。
  2. 【請求項2】 アクセルペダルの踏み込み角度と、加速
    を滑らかにするソフトスタート量とに従って、車両を走
    行させるモータを制御し、車両の走行速度を制御するモ
    ータ駆動車両の走行制御装置において、 前記踏み込み角度、前記走行速度および前記ソフトスタ
    ート量に基づいて、ファジィ推論によって前記モータの
    制御量を求め、該制御量によって前記モータを制御する
    ファジィ制御器を具備することを特徴とするモータ駆動
    車両の走行制御装置。
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