JPH0450243A - 被覆物品 - Google Patents

被覆物品

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JPH0450243A
JPH0450243A JP15943290A JP15943290A JPH0450243A JP H0450243 A JPH0450243 A JP H0450243A JP 15943290 A JP15943290 A JP 15943290A JP 15943290 A JP15943290 A JP 15943290A JP H0450243 A JPH0450243 A JP H0450243A
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Fumio Matsui
松井 二三雄
Nobuyuki Kaneko
信行 金子
Yuji Arita
有田 雄二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基体の表面に、下地の被膜を介して、表面硬
度、耐摩耗性、耐擦傷性、耐候性及び透明性に優れた硬
化被膜が形成され、かつ下地の被膜に対して硬化被膜が
強固に密着した被覆物品に関する。
〔従来の技術〕
車輌、自動車、機械部品等にコーティングされている被
膜には、耐衝撃性、耐振動性、耐寒性等が要求されるた
め、比較的ガラス転移温度(Tg)の低い被膜形成能を
有する材料の使用を余儀なくされている。これらの被膜
上には、映像鮮明性。
耐久性、耐擦傷性等を向上させる目的で更にクリアコー
トが設けられるのが普通である。クリアコートは、一般
にアクリル系のポリマー及び/またはモノマーを溶液と
してTgの低い被膜上にコトした後、加熱硬化させて設
けられている。
しかし、この方法は、加熱硬化の際に、最低でも70℃
以上の高温で加熱しないと、クリアコートの特性、例え
ば耐擦傷性、硬度、耐薬品性が得られないという欠点が
ある。また、この方法は、Tgが70℃以下の被膜上に
、アクリル系のポリマー及び/またはモノマーをクリア
コートする場合、例えばクリアコートの加熱硬化を8a
℃で30分間行なうと、Tgが70℃以下の被膜の熱軟
化もクリアコート硬化時に同時に起り、これに基因して
冷却と共にクリアコートにクラックを生じるという問題
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来のクリアコート方法の欠点を解決し、基
材表面に、比較的Tgの低い下地の被膜を介して、表面
硬度、耐擦傷性、耐摩耗性、耐候性等に優れ、かつクラ
ックの発生もない硬化被膜が形成され、下地の被膜と硬
化被膜が強固に密着した被覆物品を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するため、鋭意検討を重
ねた結果、特定の(メタ)アクリル官能性を有するラダ
ー型ポリオルガノシルセスキオキサン、特定の多官能性
ポリ (メタ)アクリレート及び光重合開始剤からなる
紫外線硬化性組成物をクリアコート剤とし、これを下地
の被膜上に塗布し、紫外線照射して硬化せしめることで
目的とするwIm物品が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、基体の表面に、ガラス転移温度が
70℃以下の被膜及び少なくとも下記(A)、(B)及
び(C)成分からなる紫外線硬化性組成物の硬化被膜が
順次に形成されていることを特徴とする被覆物品に関す
る。
(A)下記一般式(I) (式中、R3、R2は炭素数が1〜3のアルキル基また
は下記一般式(n)で示される(メタ)アクリロキシ結
合を含む基である。園は重合度を示す。) CH,=C−C−0−R,−(ff) (式中、R3は水素原子またはメチル基、R4は炭素数
が1〜12の非置換または置換二価炭化水素基を示す。
) で示される(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガ
ノシルセスキオキサンであって、かつ側鎖であるR8及
びRtは同一である構造単位と異なる構造単位の両者を
含む(メタ)アクリル官能性ポリオルガノシルセスキオ
キサン (B)下記一般式(m) (式中、R5は水素原子またはメチル基であり、R6は
異なる炭素原子に結合した多価炭化水素残基または多価
アルコールと多塩基酸とで構成されるエステルの残基を
示し、1は2以上の数である。) で示されるポリ (メタ)アクリレート(C)光重合開
始剤 本発明の被覆物品は、基材の表面に、Tgが70℃以下
の下地の被膜を形成しつる樹脂を主たる成分とする下塗
り剤を塗布し硬化させた後、少な(とも(メタ)アクリ
ル官能性ポリオルガノシルセスキオキサン、ポリ(メタ
)アクリレート及び光重合開始剤からなる紫外線硬化性
組成物を塗布し、次いで紫外線を照射して硬化させるこ
とによって製造することができる。
本発明の被覆物品を製造するのに使用できる適当な基体
としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、金属を問わず
各種成形品、たとえばポリメチルメタクリレート、ポリ
カーボネート、ポリアリルジグリコールカーボネート、
アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ABSM4脂、ポリエステル、銅、鉄
、スチール、アルミニウム等から製造される物品。
たとえば車輌、自動車1機械等の部品があげられる。
これらの基体にTgが70℃以下の被膜を形成させるた
めに使用される下塗り剤としては、アルキッド樹脂、ア
ルキッドメラミン樹脂、アクリル樹脂、アクリルメラミ
ン樹脂、エポキシエステル樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂
を主成分とする塗剤があげられる。
この下塗り剤を浸漬法、スプレー法、フロコート法、ス
ピンコード法、手塗り法などによって基体の表面に塗布
し、50〜180℃において、10〜60分間加熱する
ことにより、基体の表面にTgが70℃以下の被膜が形
成される。被膜の厚みは一部には決められないが、一般
には10〜40ミクロンである。
基体に、Tgが70℃を超える被膜を形成させた場合は
、先ず耐衝撃性が劣るようになり、その結果、たとえば
車輌、自動車などでは、走行中に小石が当ったりすると
、被膜にクラックが生じやすくなる。また、耐振動性が
劣るようになり、このことは機械部品、自動車、車輌な
どでは、振動によって被膜にクラックが発生しやすくな
る。さらに、耐寒性も劣るようになるため、たとえば自
動車の被膜では、寒冷時の被膜のクラックに結びつくと
いう問題がある。
次に、下地の被膜の上に、上塗り剤として紫外線硬化性
組成物が塗布される。
紫外線硬化性組成物を調整するために、(A)成分とし
て使用される(メタ)アクリル官能性ポリオルガノシル
セスキオキサンは、上述したように下記一般式(I)で
示されるシルセスキオキサン単位から構成されるもので
ある。
ここで(I)式中、R1、R2がアルキル基である場合
には、メチル、エチル、プロピル基のいずれかであり、
炭素数4以上のアルキル基やフェニル基では紫外線硬化
後の硬化被膜の硬度、耐表面損傷性が不充分となり、本
発明の目的には不適である。
また、R1及びR2の一部は下記一般式(II)に示さ
れる(メタ)アクリロキシ結合を含む基を含むものであ
る。
CH,=C−C−0−R4−(II) R1 一般式(n)中、R3は水素原子またはメチル基であり
、R4は炭素数1〜12の非置換または置換二価炭化水
素基である。R4の非置換炭化水素基の例としては、メ
チレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン等の
アルキレン基があげられ、またR4の置換基の例として
はアルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロアル
キル基またはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子
の一部をハロゲン原子、シアノ基等で置換した基等があ
げられる。
この(A)成分の置換基R,及びR2において、(メタ
)アクリロキシ結合を含む基とアルキル基のモル比はl
O〜70:90〜30が好ましい、(メタ)アクリロキ
シ結合を含む基のモル比が10未満だと紫外線硬化性が
遅く、またモル比が70を超えるものは紫外線硬化性は
良好になるが、可撓性、耐水性、硬度等に欠けるように
なる。
(A)成分の数平均分子量はGPC等の測定方法により
容易に測定されるが、i、ooo〜100.000の範
囲が好ましい。分子量が1.000未満では紫外線硬化
後の硬化被膜の耐表面損傷性及び耐水性等が不充分とな
る他、硬化収縮が大きくなる欠点がある。逆に分子量が
100,000を超える場合は紫外線硬化性組成物とし
た時の液の保存安定性に問題が生じる他、粘性が高くな
りすぎて薄膜にしづらくなる等の欠点を有する。
(A)成分として使用される(メタ)アクリル官能性ラ
ダー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、−数式(r
V) CHz”C−C0−Ra−3ifOR913(TV)(
式中、R7は水素原子またはメチル基、R6は炭素数が
1〜12の非置換または置換二価炭化水素基、R9は炭
素数が1〜3のアルキル基を表わす。) で表わされる(メタ)アクリロキシ結合を含む基を有す
るトリアルコキシシランと一般式(V)R+oSi (
OR+ +ls        (v )(式中、RI
G及びR1は炭素数が1〜3のアルキル基を表わす。) で表わされるトリアルコキシシランとを、(rV)と(
v)のモル比が10〜70 : 90〜30ノ範囲で、
(rv )と(V)の総モル量に対して1.5〜8倍モ
ル量の水と5X]0−’〜5 X 10−”モル量の酸
または塩基の共存下に縮合させた後、共存する水を除去
することにより製造することができる。
−数式(■)で表わされる(メタ)アクリロキシ結合を
含む基を有するトリアルコキシシランの例としては、ア
クリロキシメチルトリメトキシシラン、アクリロキシメ
チルトリエトキシシラン、メタクリロキシメチルトリメ
トキシシラン、メタクリロキシメチルトリプロポキシシ
ラン、β−アクリロキシエチルトリメトキシシラン、β
−アクリロキシエチルトリイソプロポキシシラン、β−
メタクリロキシエチルトリメトキシシラン、γ−アクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシ
プロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
トリエトキシシラン、δ−アクリロキシブチルトリメト
キシシラン、δ−アクリロキシブチルトリエトキシシラ
ン、δ−メタクリロキシブチルトリメトキシシラン、δ
−メタクリロキシブチルトリエトキシシラン、ε−アク
リロキシペンチルトリメトキシシラン、ε−アクリロキ
シペンチルトリエトキシシラン、ε−メタクリロキシペ
ンチルトリメトキシシラン、ε−メタクリロキシペンチ
ルトリエトキシシラン。
ε−メタクリロキシペンチルトリプロポキシシラン等が
あげられる。
一般式(V)で表わされるトリアルコキシシランとして
は、メチルトリメ1−キシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリイソ
プロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチル
トリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エ
チルトリイソプロポキシシラン、プロピルトリメトキシ
シラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピルトリプ
ロポキシシラン、プロピルトリイソプロポキシシラン等
があげられる。
一般式(rV)で表わされる(メタ)アクリロキシ結合
を含む基を有するトリアルコキシシランと一般式(V)
で表わされるトリアルコキシシランの使用量は、(rV
)と(V)のモル比がlO〜70:90〜30の範囲で
ある。−数式(rV)で表わされる(メタ)アクリロキ
シ結合を含む基を有するトリアルコキシシランのモル比
が10未満では、紫外線硬化性が遅く、モル比が70を
超えると紫外線硬化性は良好になるが、硬化被膜の可撓
性、耐水性、硬度等に欠けるようになる。
水の使用量は、−数式(rV)で表わされる(メタ)ア
クリロキシ結合を含む基を有するトリアルコキシシラン
と一般式(V)で表わされるトリアルコキシシランの総
モル量に対して1.5〜8倍モルである。水の使用量が
1.5倍モル未満では、加水分解が十分に進行せず、ま
た水の使用量が8倍モルを超えると、縮合反応が急速に
起り、ゲル化が生じ易くなる。
酸または塩基の使用量は、−数式(IV)で表わされる
(メタ)アクリロキシ結合を含む基を有するトリアルコ
キシシランと一般式(V)で表わされるトリアルコキシ
シランの総モル量に対して5 X 10−’〜5 X 
10−”モル量である。酸または塩基の使用量が5 X
 10−’モル量未満では、加水分解が極めて遅くなっ
て効率的でない。また、酸または塩基の使用量が5 X
 10−3モルを超える場合は、不規則な三次元的縮合
反応が起ってラダー型の骨格を有する(メタ)アクリル
官能性ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサンが得ら
れないばかりでなく、ゲル化が生じる。
本発明において使用される酸の例としては、塩酸、硫酸
、酢酸、蟻酸等があげられ、また塩基としてはn−ブチ
ルアミン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、トリエタ
ノールアミン、N−メチルジェタノールアミン等があげ
られる。これらの酸及び塩基は併用してもよい。
本発明において、数平均分子量が、1.000〜2、0
00の(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシ
ルセスキオキサンを製造するには、触媒として酸のみを
使用することが好ましく、また数平均分子量が2.00
0を超える(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガ
ノシルセスキオキサンを製造するには、最初に触媒とし
て酸を用いて、低分子量重合体を製造し、続いて触媒と
してn−ブチルアミン等の塩基を添加し高分子量化する
ことにより製造することが好ましい。
反応温度は、通常20℃〜120℃であり、反応時間は
1〜24時間である。反応を効率よく行うためには、最
初の加水分解反応を20℃〜60℃の低温で0.5〜1
時間行ってから、引き続き昇温し、60℃〜120℃、
好ましくは70℃〜90℃で1〜23.5時間反応させ
るとよい。
重合反応の停止は、反応溶液を中和することにより行い
、その際に生じる塩は、−過あるいは水洗等により除去
する。塩を除去した後には、次に無水硫酸ナトリウム等
の脱水剤を用いて水を除去することが必要である。水を
除去しない場合には、後で行う副生成物であるアルコー
ルの除去のための加熱あるいは減圧処理の際にゲル化を
起こすことになる。
反応の副生成物であるアルコールの除去は、加熱あるい
は減圧蒸留等により簡単に行うことができる。また、必
要である場合は更にカラムクロマト、抽出等の後処理操
作を行い、反応物の精製を行ってもよい。
このようにして、側鎖に(メタ)アクリロキシ結合を含
む基と低級アルキル基とを有する(メタ)アクリル官能
性ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサンをゲル化す
ることなく安定に製造することができる。
このようにして得られる(メタ)アクリル官能性ラダー
型ポリオルガノシルセスキオキサンは、前述したように
一般式(I)で示されるシルセスキオキサン単位から構
成されるものである。
この−数式(I)で示される(メタ)アクリル官能性ラ
ダー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、下記(VT
)、(■)及び(■)で示される構造単位 (Vl) RI2 −5 i −0− (■) −5i −0−0 (■) (式中、R12は炭素数が1〜3のアルキル基、Rlm
は炭素数が1−12の非置換または置換二価炭化水素基
、RI4は水素原子またはメチル基を表わす。) を必須成分として含有してなり、前記(VT)、(■)
及び(■)のm造単位がランダムに結合しており、前記
(Vl)  :  (■)=(■)のモル比は10〜9
0:5〜85:1〜70の範囲から選ばれる割合である
ことが好ましく、(V[) + (■)+(■)=10
0である。
(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセス
キオキサンにおいては、前記(VT)、(■)及び(■
)の構造単位に加えて、他の構造単位を該(メタ)アク
リル官能性ラダー型ポリオルガノシルセスキオキサンa
mの10モル%未満、好ましくは5モル%未満の範囲で
含有していてもよい。
(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガノシルセス
キオキサンの分子量分布は、酸、塩基、水の配合量や反
応時間を調節することによって任意に調整することがで
きる。
本発明において使用される(メタ)アクリル官能性ラダ
ー型ポリオルガノシルセスキオキサンは、エタノール、
ブタノール等のアルコール類、テトラヒドロフラン、ジ
エチルエーテルのようなエーテル類、メチルエチルケト
ン、アセトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン
類、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類、メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブのようなエーテルアル
コール類等の有機溶媒に可溶である。
本発明において、紫外線硬化性組成物を調整するために
使用される(B)成分は、下記−数式(III)で示さ
れる(メタ)アクリレートであり、(III)式中、R
,は水素原子またはメチル基であり、R6は異なる炭素
原子に結合した多価炭化水素残基または多価アルコール
と多塩基酸とで構成されるエステルの残基を示し、■は
2以上の数である。
この場合、R,とじて異なる炭素原子に結合した多価炭
化水素残基を有するポリ(メタ)アクリレートは、有機
多価アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエ
ステル化反応を公知の条件下に反応させることにより製
造することができる。
なお、有機多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、2.2.4−1−ジメチル
−1,3−ベンタンジオール、ジプロピレングリコール
、プロピレングリコール、平均分子量約150〜約60
0を有するポリプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、 1.4−シクロヘキサンジメタツール、ネ
オペンチルグリコール、2.2−ジメチル−3−ヒドロ
キシプロピル、 2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプ
ロパナート、平均分子量約150〜約600を有するポ
リエチレングリコール、 2.2−ビス(4−(2−ヒ
ドロキシエトキシ)フェニル1プロパン、 2,2−ビ
ス[4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル】プロ
パン、トリエタノールアミン、 2,3−ブタンジオー
ル、テトラエチレングリコール、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン、 1.4−ブタンジオール、約1.5当
量のカプロラクトンを含むトリメチロールプロパンのポ
リカプロラクトンエステル、約3.6当量のカプロラク
トンを含むトリメチロールプロパンのポリカプロラクト
ンエステル、2エチル−1,3−ヘキサンジオール、 
1.5−ベンタンジオール、トリプロピレングリコール
、 2.2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プ
ロパン、 l、 2.6−ヘキサンドリオール、 1.
3−プロパンジオール、 1.6−ヘキサンジオール等
があげられ、これらの一種または二種以上が使用し得る
このようなポリ (メタ)アクリレートとしては、特に
限定されるものではないが、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレ
ート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート及びトリメチロールプロパントリメタクリレー
ト等があげられる。
また、R6として多価アルコールと多塩基酸とで構成さ
れるエステルの残基を有するポリ(メタ)アクリレート
を得る場合、多価アルコールとじては、例えばエチレン
グリコール、 1.2−プロピレングリコール、 1.
6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、 1.2.6−ヘキサンドリオール、ソルビト
ール、ペンタエリスリトール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等が
あげられる。
一方、多塩基酸としては、例えばフタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、ハイミック酸、コハク酸、アジピン酸、ド
デカン酸、セパチン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマ
ール酸、ピロメリット酸、トリメリット酸等の多塩基酸
またはその無水物等がある。なお、エステル残基R6は
一種の多価アルコールと一種の多塩基酸であることを必
要とせず、それぞれ二種以上の多塩基酸から構成されて
いてもよい。
このようなポリエステルアクリレートの具体例としては
、 C1,0 霞 等があげられる。
紫外線硬化性組成物中゛における(A)成分及び(B)
成分の配合量(合計で100重量部)は、(A)成分2
0〜90重量部、好ましくは30〜80重量部に対して
(B)成分80〜lO重量部、好ましくは70〜20重
量部である。
この(B)成分が80重量部を超えると、紫外線硬化後
の硬化被膜の耐熱性、耐水性、耐候性が劣り、また硬化
収縮が大きいことによる弊害も生じる。(B)成分が1
0重量部未満であると紫外線を照射しても硬化速度が遅
(、好ましくない。
本発明において、(A)、(B)成分の他に、重合性の
単官能性の不飽和基を有する化合物を併用し、稀釈によ
る粘度調整、基材に対する密着性、帯電防止性、その他
の性質を改良することも可能である。
この種の重合性の単官能性の不飽和基を有する化合物と
しては幅広い選択が可能であるが、メチルメタクリレー
ト、2−エチルへキシルメタクリレート、シクロへキシ
ルアクリレート、インボルニルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、2−メタクリロイルオキシエチル
−アシッドホスフェート、メタクリル酸、N−ビニル−
2−ピロリドン、スチレン等が例示し得る。
紫外線硬化性組成物を調整するために使用される(C)
成分である光重合開始剤としては、従来公知どされてい
る種々のものを使用することができ、具体的にはアセト
フェノン、プロピオフェノン、ベンゾフェノン、キサン
ドール、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン
、アンスラキノン、3−メチルアセトフェノン、4−ク
ロロベンゾフェノン、4,4°−ジメトキシベンゾフェ
ノン等が例示される。
これらの光重合開始剤は一種類を単独でもしくは二種類
以上を混合して使用することができる。
また、本発明においては上記の光重合開始剤と共に3級
アミン等のいわゆる増感助剤を用いて紫外線硬化性を一
層高めることも可能である。3級アミンとしては脂肪族
、芳香族の各種3級アミンが使用可能であり、N−ジメ
タツールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジ
ェタノールアミン、トリエチルアミン、P−ジメチルア
ミノ安息香酸エチル等が例示される。
本発明においてこれらの光重合開始剤及び増感助剤は(
A)、(B)両成分の合計量100重量部に対して0.
1〜10重量部が好ましく、更に好ましくは1〜4重量
部の範囲である。
なお、本発明の紫外線硬化性組成物には硬化物の物性の
改質を目的として、あるいは硬化物の用途等に応じて、
種々の物質や化合物を配合して硬化させることができる
。これらの添加物としては熱重合防止剤としてハイドロ
キノン、P−メトキシフェノール等、着色顔料としてフ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、チタン
ホワイト等、増粘剤としてシリカ、炭酸カルシウム、カ
オリン、クレー、コロイダルシリカ等、各種の紫外線吸
収剤、酸化防止剤等、更に本発明の組成物の特徴を損な
わない範囲で、使用目的に応じ通常のジオルガノポリシ
ロキサン等を添加してもよい。
上記のように調整された本発明の紫外線硬化性組成物を
上塗り剤として使用するに際しては、作業性を良好なら
しめるため、または膜厚をコントロールするために瀉剤
で稀釈して使用してもよい。また、溶剤の代りにいわゆ
る反応性稀釈剤を用いることもできる。使用される溶剤
としては、プロパツール、ブタノール等のアルコール類
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのよう
なケトン類、セロソルブアセテート、メチルセロソルブ
のようなエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチルのような
エステル類、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水
素類があげられる。これらの溶剤は、2種以上を混合し
て使用してもよい。また、使用される反応性稀釈剤とし
ては、N−ビニルピロリドン、ブチルアクリレート、2
−エチルへキシルアクリレート、n−へキシルアクリレ
ート、シクロへキシルアクリレート、インボルニルアク
リレート、ジシクロペンテニロキシエチルアクリレート
、フェノキシエチルアクリレートのような単官能化合物
があげられる。これらの反応性稀釈剤は、2種以上を混
合して使用してもよい。溶剤と反応性稀釈剤は、混合し
て使用してもよい。
紫外線硬化性組成物中の溶剤及び/または反応性稀釈剤
の比率は、 0.1〜80重量%、好ましくは10〜6
0重量%である。
本発明において用いられる紫外線硬化性組成物には、下
地の被膜との密着性を更に向上させるためにシランカッ
プリング剤を配合して使用してもよい。
本発明において紫外線硬化性組成物をTgが70℃以下
である下地の被膜表面に塗布する方法としては、浸漬法
、スプレー法、フローコート法、スピンコード法、電@
塗装法、ロールコート法、刷毛塗り等公知の各種の方法
を採用することができる。
紫外線硬化性組成物から形成される硬化被膜の厚さは、
目的によって選定されるが、一般には0.5〜20ミク
ロンである。
紫外線硬化性組成物を硬化させるに際して使用される紫
外線源としては、紫外線蛍光灯、水銀灯、キャノン灯、
炭素アーク灯、メタルハライド灯などがあり、その照射
量は適宜選定しつる。
〔作用〕
本発明においては、対象とする被膜のTgが70℃以下
と低いものであっても、特定のラダー型ボリオルガノシ
ルセスキオキサン及び特定の多官能(メタ)アクリレ−
トを組合せることにより、両者の優れた特長を有する硬
化被膜を加熱硬化を必要とせず、紫外線硬化によって得
ることができる。
そして、得られた硬化被膜は、特定のラダー型ポリオル
ガノシルセスキオキサン及び特定の多官能(メタ)アク
リレートのそれぞれの特長を発現し、表面硬度、耐摩耗
性、耐擦傷性、耐候性、透明性に優れ、かつ硬化被膜が
下地の被膜に対して密着性の性能を示すものである。
[実施例] 以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
実施例及び比較例中の「部」は特に断りのないかぎり、
「重量部Jを示す。
なお、実施例及び比較例中の各物性値は下記の方法に従
って測定した。
[耐摩耗性〕 # 0000のスチールウールの束を荷重500gをか
けながら硬化被膜を15往復こすり、その後被膜に付い
た傷の程度を調べ、下記のように4ランクに分けて評価
した。
A:全(傷がつかない B : 10本以内の傷がつく C: 10本以上の傷がつくが、なお光沢を保持してい
る D:無数の傷で光沢を失う [表面硬度] 塗料用鉛筆引かき試験機を用いて、JIS K 540
1に準じて測定した。
[耐水性] 60℃の温水中に浸漬し、硬化被膜にクラック等の異常
の光性する時間を測定した。
〔(A)成分の合成例11 112の四ツロフラスコに、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン149g (0,6モル)、メチ
ルトリエトキシシラン428g F2.4モル)、塩酸
0.05重量%の水溶液108g及びP−メトキシフェ
ノール0.01gを仕込み、フラスコ内の温度を60℃
まで昇温し、撹拌しながら30分間保持した。
続いて70℃に昇温し、1時間反応後、n−ブチルアミ
ン0.9gを滴下し、更に1時間反応させた後ギ酸0.
5gを滴下し70℃で30分間保持した。次に無水硫酸
ナトリウムで脱水後、エバポレータを95.000の(
A−1)成分が392g得られた。
この(A−1)成分は、下記式で示される構造単位(I
X)、(X)及び(XI)を有し、(A−1)成分中の
メタクリロキシ結合を含む基 CH。
0               (x)C,H6−0
−C−C=CH。
C,H,−0−C−C= CH。
5i−0− (XI) とメチル基(−CH,)とのモル比は25ニア5であっ
た。
(EX) 〔(A)成分の合成例2〕 lβの四ツロフラスコに、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン298g (1,2モル)、メチル
トリエトキシシラン214g (1,2モル)%塩酸0
.IO重量%の水溶液108 g%P−メトキシフエノ
ール002gを仕込んだ後、フラスコ内の温度を60℃
まで昇温し、撹拌しながら60℃で30分間保持した。
続いて80℃に昇温し、2時間反応せしめた。
次に無水硫酸ナトリウムで脱水後、エバポレータを用い
て脱溶媒したところ、Mn=1,860、Mw=4.5
00の(A−2)成分が415 g得られた。
(A−2)成分は1合成例1と同様に構造単位(IX)
、(X)及び(XII)カらなり、(A−21成分中の
メタクリロキシ結合を含む基とメチル基とのモル比は5
0:50であった。
実施例1 合成例1の(A−1)成分25部、ジペンタエリスリト
ールへキサアクリレ−810部、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート7部、N−ビニル−2−ピロリドン
5部、ベンゾフェノン1.5部、P−ジメチルアミノ安
息香酸エチル1.5部、メチルイソブチルケトン45部
、メチルエチルケトン3部及びセロソルブアセテート2
部を混合して紫外線硬化性組成物を得た。
一方、スチール板に、アルキッドメラミン塗料を30ミ
クロンにコーティングし、 150℃で30分間加熱硬
化した。得られた被膜のTgは55℃であった。
この被膜上に、前記の紫外線硬化性組成物をスプレーコ
ーティングし、2部w高圧水銀灯を用いて距910cm
から3秒間照射し組成物を硬化させた。
硬化被膜にはクラックは全く無く、光沢、透明性に優れ
たものであった。硬化被膜のその他の性能を第1表に示
す。
実施例2 合成例2の(A−2)成分45部、トリメチロルプロパ
ンアクリル酸安息香酸エステル22部、アセトフェノン
1.5部、P−ジメチルアミノ安思香酸エチル1.5部
及びメチルセロソルブ30部を混合し、紫外線硬化性組
成物を得た。
一方、スチール板に、アクリルメラミン塗料を20ミク
ロンの厚さにコーティングし、 150℃で30分間加
熱硬化した。得られた被膜のTgは65℃であった。
この被膜上に、上記の紫外線硬化性組成物をスプレーコ
ーティングし、実施例1と同じ条件で紫外線硬化させた
。硬化被膜にはクラックは全(無(、光沢、透明性に優
れたものであった。硬化被膜のその他の性能を第1表に
示す。
比較例1 ペンタエリスリトールテトラアクリレート40部、N−
ビニル−2−ピロリドン12部、トリメチロールプロパ
ンアクリル酸安息香酸エステル15部、アセトフェノン
1.5部、P−ジメチルアミノ安息香酸エチル1.5部
及びメチルセロソルブ30部を混合して紫外線硬化アク
リル系組成物を調整した。
次に、実施例2に用いたものと同じアクリルメラミン樹
脂塗料をコーティングしたスチール板上に、この組成物
をスプレーコーティングし、実施例1と同じ条件で紫外
線硬化させた。硬化被膜の外観は良好であるが、その他
の性能は第1表に示すように実施例1〜2のものと比較
すると劣ることが明らかである。
第   1   表 〔発明の効果] 本発明によれば、Tgを70℃以下と低くせざるを得な
い下地の被膜においても、紫外線照射により、下地の被
膜上に密着性、表面硬度、耐摩耗性、耐擦傷性、耐候性
及び透明性に優れた硬化被膜を形成することができる。
従って、本発明の被覆物品は、車輌、自動車、機械部品
等に広(利用できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体の表面に、ガラス転移温度が70℃以下の被
    膜及び少なくとも下記(A)、(B)及び(C)成分か
    らなる紫外線硬化性組成物の硬化被膜が順次に形成され
    ていることを特徴とする被覆物品。 (A)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2は炭素数が1〜3のアルキル基
    または下記一般式(II)で示される(メタ)アクリロキ
    シ結合を含む基である。mは重合度を示す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_3は水素原子またはメチル基、R_4は炭
    素数が1〜12の非置換または置換二価炭化水素基を示
    す。) で示される(メタ)アクリル官能性ラダー型ポリオルガ
    ノシルセスキオキサンであって、かつ側鎖であるR_1
    及びR_2は同一である構造単位と異なる構造単位の両
    者を含む(メタ)アクリル官能性ポリオルガノシルセス
    キオキサン (B)下記一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_5は水素原子またはメチル基であり、R_
    6は異なる炭素原子に結合した多価炭化水素残基または
    多価アルコールと多塩基酸とで構成されるエステルの残
    基を示し、lは2以上の数である。) で示されるポリ(メタ)アクリレート (C)光重合開始剤
  2. (2)(A)成分のR_1及びR_2において、(メタ
    )アクリロキシ結合を含む基とアルキル基とのモル比が
    10〜70:90〜30である請求項(1)記載の被覆
    物品。
  3. (3)(A)成分の数平均分子量が1,000〜100
    ,000である請求項(1)または(2)記載の被覆物
    品。
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