JPH0449404Y2 - - Google Patents

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JPH0449404Y2
JPH0449404Y2 JP1985016009U JP1600985U JPH0449404Y2 JP H0449404 Y2 JPH0449404 Y2 JP H0449404Y2 JP 1985016009 U JP1985016009 U JP 1985016009U JP 1600985 U JP1600985 U JP 1600985U JP H0449404 Y2 JPH0449404 Y2 JP H0449404Y2
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pressure
oil
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line pressure
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、自動変速機のライン圧制御装置に関
するものである。
(ロ) 従来の技術 自動変速機においてはライン圧の制御及び変速
点の制御のためにエンジン負荷に対応する油圧を
必要とする。このため、エンジン吸気管の負圧を
油圧に変換する負圧・油圧変換装置が用いられ
る。従来の自動変速機の負圧・油圧変換装置とし
ては、例えば実開昭59−7954号公報に示されるバ
キユームダイヤグラフ及びスロツトルバルブを用
いたものがある。すなわち、エンジン吸気管の負
圧をバキユームダイヤフラムに作用させ、これに
よつて負圧を力に変換し、この力をスロツトルバ
ルブに作用させ、この力に応じた油圧を調圧する
ことにより、エンジン吸気管の負圧に応じたスロ
ツトル圧を得ることができる。エンジン吸気管の
負圧は常にバキユームダイヤフラムに作用するよ
うにしてあるため、所定のエンジン吸気管の負圧
に対してこれに応じた所定のスロツトル圧を得る
ことができる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の負圧・油圧変換装
置を用いたライン圧制御装置には、非常に温度が
低い状態(例えば−10℃以下程度)では油の粘度
が高くなるため、自動変速機を直ちに伝動可能な
状態とすることができないという問題点がある。
すなわち、低温状態の自動変速機の運転を開始し
た直後にセレクトレバーを走行レンジに設定して
も、油の粘度が高く、しかもライン圧は比較的低
い状態にあるため、油がクラツチ、ブレーキ等に
流入して作用するまでに時間がかかり、自動変速
機は直ちに動力伝達可能な状態とはならない。本
考案は上記のような問題点を解決することを目的
としている。
なお特開昭59−26651号公報には、低温時には
油圧ポンプ駆動用の電動機の電圧を上昇させるこ
とが記載されており、また特開昭55−135257号公
報にはバキユームダイヤフラムに作用させる負圧
を2つのソレノイド弁によつて調整して、所望の
ライン圧を得るようにしたものが記載されてい
る。しかし、これらのいずれにも、上記のような
問題点を解決する技術は示されていない。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、低温時にはバキユームダイヤフラム
に大気圧を作用させ、スロツトル圧及びライン圧
を最も高い状態とすることにより、上記問題点を
解決する。すなわち、本考案による自動変速機の
ライン圧制御装置は、作用する負圧に負に相関し
た力を発生するバキユームダイヤフラムと、バキ
ユームダイヤフラムからの力に対応したスロツト
ル圧を発生させるスロツトルバルブと、これによ
つて得られるスロツトル圧に対応して油圧源の油
圧を調圧するライン圧調圧バルブとを有する自動
変速機のライン圧制御装置であつて、自動変速機
の油温を検出する油音検出装置と、負圧通路を切
り換え可能な電磁弁とを有しており、電磁弁は、
バキユームダイヤフラムとエンジン吸気管とを接
続する第1状態と、バキユームダイヤフラムと大
気圧とを接続する第2状態とを切り換わり可能で
あり、油温検出装置によつて検出される油温が所
定値(油の正常な流動状態が得られる限界となる
温度)以上の場合には電磁弁は第1状態に保持さ
れ、油温検出装置によつて検出される油温が上記
所定値より低い場合には電磁弁は第2状態に切り
換えられるように構成させることを特徴としてい
る。
(ホ) 作用 油温が低い場合には電磁弁が第2状態に切り換
わり、スロツトルバルブはスロツトル圧を最も高
い値とし、これに応じてライン圧調圧バルブは最
も高い油圧を調圧する状態となる。ライン圧が高
くなるため、油の粘土が高いにもかかわらず、ク
ラツチ、ブレーキ等に油が急速に供給され、自動
変速機は直ちに動力伝達可能な状態となる。温度
が上昇すると、電磁弁が第1状態に復帰し、ライ
ン圧が通常の値に低下し、通常の運転が行われ
る。
(ヘ) 実施例 第1図に示す電磁弁50は空気圧バルブ52及
びソレノイド54を有している。空気圧バルブ5
2のスプール56とソレノイド54のコア58と
は一体に形成されている。スプール56は負圧管
路60を負圧管路62に接続する第1状態(第1
図中上半部位置)と、負圧管路60を大気管路7
3に接続する第2状態(下半部位置)との間を切
り換わり可能である。スプール56及びコア58
はスプリング64の押し力を受けており、ソレノ
イド54に通電されていないときには上半部位置
となり、ソレノイド54に通電されると吸引され
て下半部位置となる。負圧管路60はバキユーム
ダイヤフラム66の負圧室67と連通している。
負圧管路62はエンジン吸気管68と連通してい
る。大気管路73は大気に解放されている。ソレ
ノイド54にはバツテリー10からイグニツシヨ
ンスイツチ12及び温度スイツチ14(温度検出
装置)を介して電流が供給可能である。温度スイ
ツチ14は自動変速機のオイルタンク内に設けら
れており、油温が所定値(例えば、−10℃)以下
の場合にのみオンとなる。なお、この所定値は、
油の正常な流動が得られる限界となる温度であ
り、油の種類、油路の断面積の大きさ、オイルポ
ンプの能力などに応じて適切な値が設定される。
スロツトルバルブ16は、バキユームダイヤフラ
ム66からロツド74を介して伝達される力と、
ポート76の油圧による力とがつり合うように、
油路78からのライン圧を油圧源として調圧する
周知の調圧バルブであり、調圧されたスロツトル
圧は油路80に出力される。ライン圧調圧バルブ
18は、オイルポンプ20からの吐出圧(油路7
8のライン圧)を、油路80からポート22に供
給されるスロツトル圧及びスプリング24の力に
応じて調圧する周知の調圧バルブである。
次にこの実施例の作用について説明する。自動
変速機の作動油の温度が所定値以下の場合には、
温度スイツチ14はオンとなつてソレノイド54
に電流を供給する。ソレノイド54に電流が供給
されると、コア58及びスプール56は第1図中
下半部の状態となり、負圧管路60は大気に解放
され、バキユームダイヤフラム66の負圧室67
には大気圧が作用する。このため、バキユームダ
イヤフラム66はロツド74に対して最も大きな
力を作用し、これに応じてポート76の油圧(す
なわち、油路80の油圧)はエンジン吸気管68
の負圧とは無関係に最も高い値となる。油路80
の油圧はライン圧調圧バルブ18のポート22に
作用し、ライン圧調圧バルブ18によつて調圧さ
れるライン圧を高くするように作用する。これに
よつてライン圧調圧バルブ18はライン圧油路7
8のライン圧を最も高い状態とする。このため低
温環境にある自動変速機を始動した場合にはライ
ン圧油路78のライン圧は最も高い状態となり、
油の粘土が高いにもかかわらずクラツチ、ブレー
キ等に急速に油を流入させることができ、自動変
速機を直ちに伝動可能な状態とすることができ
る。
一方、油温が上昇すると、温度スイツチ14は
オフとなつとソレノイド54への通電を停止す
る。これによつてコア58及びスプール56は第
1図中上半部の状態に切換わり、負圧管路62と
負圧管路60とが接続され、エンジン吸気管68
の負圧がバキユームダイヤフラム66の負圧室6
7に作用する。スロツトルバルブ16はバキユー
ムダイヤフラム66に作用するエンジン吸気管の
負圧に負に相関して油路80の油圧(スロツトル
圧)を調圧する。すなわち、油路80のスロツト
ル圧はエンジン吸気管の負圧に負に相関して変化
するスロツトル圧となる。このスロツトル圧に基
づいてライン圧調圧バルブ18がライン圧を調圧
するため、ライン圧の特性もエンジン吸気管負圧
に負に相関して変化する所定どおりのものとな
る。これにより、通常どおりの運転を行うことが
できる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、低
温時にはライン圧を最も高い状態とするようにし
たので、クラツチ、ブレーキ等に急速に油を供給
することが可能となり、低温時の始動直後におい
ても自動変速機を直ちに動力伝達可能な状態とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による自動変速機のライン圧制
御装置を示す図である。 14……温度スイツチ(油温検出装置)、16
……スロツトルバルブ、18……ライン圧調圧バ
ルブ、50……電磁弁、52……空気圧バルブ、
54……ソレノイド、66……バキユームダイヤ
フラム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 作用する負圧に負に相関した力を発生するバキ
    ユームダイヤフラムと、バキユームダイヤフラム
    からの力に対応したスロツトル圧を発生させるス
    ロツトルバルブと、これによつて得られるスロツ
    トル圧に対応して油圧源の油圧を調圧するライン
    圧調圧バルブとを有する自動変速機のライン圧制
    御装置において、 自動変速機の油温を検出する油温検出装置と、
    負圧通路を切り換え可能な電磁弁とを有してお
    り、電磁弁は、バキユームダイヤフラムとエンジ
    ン吸気管とを接続する第1状態と、バキユームダ
    イヤフラムと大気圧とを接続する第2状態とを切
    り換わり可能であり、油温検出装置によつて検出
    される油温が油の正常な流動状態が得られる限界
    となる所定値以上の場合には電磁弁は第1状態に
    保持され、油温検出装置によつて検出される油温
    が上記所定値より低い場合には電磁弁は第2状態
    に切り換えられるように構成されることを特徴と
    する自動変速機のライン圧制御装置。
JP1985016009U 1985-02-08 1985-02-08 Expired JPH0449404Y2 (ja)

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JPS61133150U JPS61133150U (ja) 1986-08-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3540529B2 (ja) * 1996-12-12 2004-07-07 ジヤトコ株式会社 自動変速機の油圧制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5597552A (en) * 1971-06-30 1980-07-24 Daimler Benz Ag Operational oil pressure controller of automatic multi stage speed change device
JPS55135257A (en) * 1979-04-05 1980-10-21 Nissan Motor Co Ltd Line pressure controller for automatic speed change gear
JPS5926651A (ja) * 1982-08-05 1984-02-10 Isuzu Motors Ltd 車輛用油圧機器の供給圧力2段階制御方式

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