JPH04335476A - ファイリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、画像情報を蓄積し、
登録・検索機能を備えたファイリング装置の改良に係り
、特に、単一の文書として登録される画像情報について
、公開範囲が制限される画像情報は、その一部の画像情
報領域毎の公開制限を可能にして、蓄積された画像情報
の有効利用と機密性の保持とを両立させたファイリング
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】画像情報を蓄積し、登録・検索機能を備
えたファイリング装置においては、蓄積された画像情報
が複数の人によって取り扱われる。そのため、情報の重
要度に応じて、機密性を保持するために、情報の検索・
閲覧や、情報内容の変更について、一定の制限をする必
要がある。

【０００３】従来のこの種の画像情報の管理方式として
は、一般に、画像情報の単位毎（一文書毎）に暗号（パ
スワード）を付加する方法が多く採用されている。例え
ば、公開範囲が制限される画像情報については、各ユー
ザ毎あるいは特定の画像情報毎に、暗号などを付帯情報
として付与し、一括して管理する。そして、この公開範
囲が制限される画像情報を検索・閲覧する際には、その
暗号の照合を行い、一致したときにその画像情報を公開
する。

【０００４】他方、機密性の保持が要求される情報は、
その内容によって、画像情報の全体を公開制限する必要
がある情報と、その一部だけを公開制限する必要がある
情報とが存在している。

【０００５】ところが、従来のパスワードによる管理方
式は、画像情報単位の管理であるから、一部でも公開の
制御を受ける情報は、全て非公開となり、本来制限する
必要のない情報までも、公開の制限を受けることになっ
てしまう。その結果、折角蓄積した画像情報も、有効利
用と機密性の保持とが両立せず、必ずしも有効に利用で
きない、という問題があった。

【０００６】このような問題を解決する一つ方法として
、一部が公開の制限を受ける情報については、公開の制
限を受けない情報を、別の情報として管理する方式が用
いられている。しかし、この別の情報として管理する方
式では、本来１個の文書であった画像情報が、公開され
ない部分を含む本来の情報と、新たに公開用として作成
された別の情報とになるので、管理作業が複雑化する、
という不都合がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
ファイリング装置において生じるこれらの不都合、すな
わち、一部でも公開の制限を受ける情報は全て非公開と
すれば、有効利用ができず、また、一部が公開の制限を
受ける情報を、別の文書として管理する管理方式では、
有効利用は可能であるが、作業が複雑化する、という不
都合を解決し、単一の画像情報について、機密性の保持
の観点から非公開とされる画像領域の情報だけに、固有
の検索暗号等を付加して別個の登録・検索を可能にし、
登録された画像情報の有効利用と機密保持とを両立させ
たファイリング装置を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明では、第１に、
スキャナ等の光学的画像入力装置と、画像情報を記憶す
る光ディスク等のファイル装置と、画像情報に関連した
文書の検索情報を設定しこれを記憶する検索情報設定・
記憶手段と、前記ファイル装置に記憶された画像情報を
前記検索情報によって検索する検索手段と、該検索手段
によって検索された画像情報を表示する表示手段とを具
備し、文書の登録・検索機能を有するファイリングシス
テムにおいて、画像情報の一部の領域を、通常の検索時
には非公開とするモードを設定する非公開モード設定手
段と、非公開モードが設定されたとき、表示手段の画面
上に表示された画像情報に対して、その一部の画像領域
を非公開領域として指定する非公開領域指定手段と、該
非公開領域に関する位置情報等を記憶する位置情報等記
憶手段と、該非公開領域の画像情報を退避させる退避画
像情報記憶手段と、該非公開領域の画像情報に対応する
固有の検索暗号等の検索情報を入力する検索暗号等の入
力手段、とを備えた構成である。

【０００９】第２に、上記の第１の文書の登録・検索機
能を有するファイリングシステムにおいて、検索時に入
力された検索暗号等の検索情報と、登録時に入力された
検索暗号等の検索情報とを比較する検索暗号等の比較手
段を備え、両者が一致したときは、その検索暗号等に対
応する非公開領域の画像情報を公開された画像情報の表
示画面上の所定領域へ出力して表示するように構成して
いる。

【００１０】第３に、上記の第１または第２の文書の登
録・検索機能を有するファイリングシステムにおいて、
検索暗号等の検索情報は、文書の機密保持の重要性に対
応した複数種類とする構成にしている。

【００１１】

【作用】この発明のファイリング装置では、登録する画
像情報の任意の領域の画像情報について、任意の検索暗
号等を対応させて管理することにより、一部に機密保持
を必要とする画像情報を含む情報についても、公開して
もよい画像情報のみを簡単に検索・閲覧することができ
るので、情報の有効利用と機密性の保持との両立が可能
になる。理解を容易にするために、この発明のファイリ
ング装置による登録処理、すなわち、一部に非公開の画
像情報を含む情報の登録時の操作について説明する。

【００１２】図２は、公開範囲を制限する必要のある画
像情報の登録時の処理を説明する図である。図において
、１１は元画像情報、１１ａは非公開の画像領域、１２
は一部の画像領域が公開制限された画像情報、１２ａは
非公開の画像領域、１３は退避された画像情報、１４は
検索暗号等の暗号データ、１５は通常の検索情報を示す
。

【００１３】登録対象の画像情報が、スキャナ等によっ
て画像メモリに入力されると、画面上には、図２の左側
に示すように、元画像情報１１の画像が表示される。公
開を制限しようとする画像情報の登録時には、まず、登
録対象の画像情報１１の表示画面上で、非公開としたい
画像情報１１ａの領域を指定する。すなわち、この画像
情報１１の中、その一部を公開しない画像情報とすると
きは、カーソル等でその画像領域（破線で囲まれた領域
）１１ａを指定する。

【００１４】元画像情報１１の表示画面上で、公開しな
い画像領域１１ａが指定されると、図２の中央に示すよ
うに、指定された画像領域１２ａの画像情報が、その下
方に示す退避メモリに、画像情報１３（元画像情報１１
の１１ａ）として退避され、画像領域１２ａは黒く塗り
潰される。

【００１５】このような動作によって、図２の左側の元
画像情報１１から、非公開の画像領域１１ａの画像情報
が、公開を制限された一部の画像情報として取り出され
、公開が制限されない画像情報１２を記憶する画像メモ
リとは別に設けられたメモリ（退避メモリ）に画像情報
１３として記憶される。

【００１６】そして、作業画面上に、その領域に対する
固有の暗号（公開レベルに対応した暗号など）の入力を
要求する画面が表示される。この表示状態で、暗号等を
入力すると、その非公開としたい画像情報１１ａの領域
に関する位置情報と、検索用の固有の暗号データとが、
管理情報の格納エリアに登録される。

【００１７】この場合に、図２の中央の非公開の画像情
報１２ａの領域に関する情報、すなわち、画像情報１２
の領域における画像情報１２ａの領域の情報、および、
その画像情報１２ａに固有の暗号データが、コードデー
タで、図２の右上に示すように、検索情報として記憶さ
れる。また、図２の中央に示した公開が制限されない画
像情報１２を検索するための検索情報は、コードデータ
で、図２の右下に示すように、検索情報として記憶され
る。

【００１８】なお、登録操作を行うユーザが、どの領域
の画像情報を退避させたか容易に判断できるように、図
２の中央の画像情報１２ａが存在していた領域を、黒く
塗り潰したり、あるいは反転表示等で区別して表示する
。このような表示は、検索時にも、その部分に非公開の
画像情報が存在していることを知らせる必要があるので
、同様に区別した表示を行う。

【００１９】このような操作によって、公開制限の部分
の指定が終了すると、従来と同様の登録操作を行う。す
なわち、図２の中央に示した公開が制限されない画像情
報１２と、その下方に示した公開を制限した領域の画像
情報１３の２種類の画像情報を、ファイル部へ転送して
それぞれ別の領域にイメージデータとして記憶させる。

【００２０】また、公開を制限した領域の画像情報を復
元するための復元情報、すなわち、図２の右上方に示し
た表示位置や固有の暗号データ等の検索情報と、図２の
右下方に示した公開が制限されない画像情報１２の検索
情報とは、コードデータとして、ファイル部あるいはシ
ステム内の管理情報エリアに記憶される。

【００２１】以上のような動作によって、一部に非公開
の画像情報を含む画像情報（図２の左側の１１）の登録
時には、公開制限を受けない画像情報１２（図２の中央
）と退避メモリに退避された画像情報１３（図２の中央
の下方）とが、イメージデータとしてファイル部に蓄積
される。

【００２２】なお、図２の右上方に示した、退避された
画像情報１３の領域の情報と、暗号データ等の検索情報
と、および、図２の右下方に示した、公開制限を受けな
い画像情報１２の検索情報とは、それぞれコードデータ
の検索情報として、システム内の管理データメモリある
いはファイル部に設けられた管理情報エリアに蓄積され
る。

【００２３】以上が、この発明のファイリング装置によ
る登録処理、すなわち、一部に非公開の画像情報を含む
情報の登録時の動作である。このように、公開制限を受
けた画像情報１３のイメージと、それを復元するための
情報、すなわち、表示位置に関する情報や暗号データ等
の検索情報が、それぞれ作成されて記憶され、検索時に
、暗号データ等の検索情報が一致したときには、復元情
報によって、公開制限を受けた画像情報１３が所定の位
置に表示される。

【００２４】

【実施例】この発明のファイリング装置について、図面
を参照しながら、その実施例を詳細に説明する。

【００２５】図１は、この発明のファイリング装置につ
いて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図で
ある。図において、１はスキャナ等の画像入力部、２は
主制御部で、２ａはその画像メモリ、３はファイル部、
４はＣＲＴやＬＣＤ等からなるディスプレイ装置、５は
キーボード等からなる情報入力部を示す。

【００２６】この図１に示したこの発明のファイリング
装置は、基本的な構成は、従来の装置と共通であるが、
主制御部２が、後述の図４と図５のフローに示す処理を
行う機能を有している点で、従来の装置と異なっている
。

【００２７】まず、従来の装置と共通する機能について
説明する。スキャナ等の画像入力部１は、文字や図面等
の原稿をイメージ情報として読み取る光学的読み取り・
入力手段である。主制御部２は、マイクロコンピュータ
やメモリ等から構成され、画像情報の登録・検索のため
の制御を含むシステム全体の制御を司る機能を有する中
央処理装置であり、画像メモリ２ａを内蔵をしている。 この画像メモリ２ａは、イメージ情報を一時的に格納す
るメモリ手段である。

【００２８】ファイル部３は、先の図２に関連して説明
した公開可能な画像情報１２、非公開の画像情報１３（
１２ａ）、退避された画像情報１３の領域の情報と固有
の暗号データ等の検索情報、および公開制限を受けない
画像情報１２の検索情報、等の各情報を格納するファイ
ルである。

【００２９】ディスプレイ装置４は、ＣＲＴやＬＣＤ等
からなり、画像情報を可視画像で画面上に表示する表示
手段である。キーボード等からなる情報入力部５は、ユ
ーザが文書の登録・検索等のための情報や制御情報、そ
の他の指示などをキー情報として入力する入力手段であ
る。

【００３０】以上の機能は、従来の装置と同様である。 そして、ユーザの操作によって、画像入力部１から入力
された画像情報は、主制御部２内の画像メモリ２ａに一
旦記憶される。この画像メモリ２ａに記憶された画像情
報は、ディスプレイ装置４へ出力されて、その画面上に
表示される。

【００３１】この発明のファイリング装置では、この表
示状態で、先の図２に関連して説明したように、一部に
非公開の画像情報を含む画像情報について、その画像領
域の指定や検索情報の入力等を行い、画像情報を登録す
る。

【００３２】次に、この発明のファイリング装置による
検索・表示処理、すなわち、一部に非公開の画像情報を
含む情報の検索時の動作について説明する。ユーザが、
登録された画像情報を検索する場合、従来と同様の操作
を行い、その画像情報の検索情報を入力する。

【００３３】検索情報が入力されると、図１の主制御部
２は、該当する画像情報をファイル部３から探し出して
、画像メモリ２ａに転送する。この場合に、もし、その
画像情報が、公開範囲を制限されている部分を有してい
るときは、公開範囲を制限された画像情報と、その復元
情報とを、同時に、主制御部２内に設けられたシステム
メモリに転送する。

【００３４】図３は、公開範囲を制限する必要のある画
像情報の検索・表示時の処理を説明する図である。図に
おける符号は図１および図２と同様であり、また、２ｂ
は主制御部２に内蔵されたシステムメモリを示す。

【００３５】この図３に詳しく示すように、特定の画像
情報が検索されると、公開範囲を制限された画像情報１
２と、非公開（退避された）画像情報１３との２種類の
イメージデータが、主制御部２に内蔵された画像メモリ
２ａと、システムメモリ２ｂの所定エリアに転送される
。また、これらの画像情報を復元するための復元情報（
退避された画像情報１３の領域の情報と固有の暗号デー
タ等の検索情報、および公開制限を受けない画像情報１
２の検索情報）も、システムメモリ２ｂの所定エリアに
転送される。

【００３６】そして、図１の主制御部２の制御によって
、画像メモリ２ａに記憶された画像情報を、ディスプレ
イ装置４の画面上に表示させる。この状態では、非公開
の画像情報１２ａの領域は、黒く塗り潰されていて、ユ
ーザにはその内容が判らない。

【００３７】次に、ユーザが、検索暗号等を入力すると
、主制御部２は、入力された暗号データと、登録時に設
定されシステムメモリ２ｂに転送された復元情報の暗号
データとを比較し、両者が一致すると、その表示位置に
関する復元情報に基づいて、システムメモリ２ｂに転送
された非公開（退避された）画像情報１３を、ディスプ
レイ装置４へ出力して画面上に表示させる。

【００３８】したがって、その画像領域に固有の検索暗
号等を知っているユーザは、非公開の画像情報について
、その内容を知ることができる。また、検索暗号等を知
らないユーザも、公開範囲を制限された画像情報１２に
ついては検索することができるので、機密保持も可能で
あり、しかも、蓄積された画像情報を有効に利用するこ
ともできる。

【００３９】次に、この発明のファイリング装置におい
て、非公開の画像情報を含む画像情報の登録時に動作に
ついて、フローチャートを参照しながら説明する。

【００４０】図４は、この発明のファイリング装置にお
いて、画像情報の登録時における主要な処理の流れを示
すフローチャートである。図面において、＃１〜＃５は
ステップを示す。

【００４１】まず、ステップ＃１で、画面上に登録対象
の画像情報を表示する。ステップ＃２へ進み、公開制限
を加える必要のある画像情報であるかどうか判断する。

【００４２】もし、公開制限を加える必要のある画像情
報であれば、ステップ＃３へ進み、画面上で、公開制限
を行う範囲を指定し、その範囲に対応する固有の検索暗
号等を設定する。次のステップ＃４で、その画面上に、
他にも公開制限を加える必要のある画像情報があるかど
うか判断する。

【００４３】もし、公開制限を加える必要のある画像情
報があれば、再び、先のステップ＃３へ戻り、同様の処
理を行う。ステップ＃４で、他には公開制限を加える必
要のある画像情報がない、と判断したときは、ステップ
＃５へ進む。

【００４４】先のステップ＃２で判断した結果、公開制
限を加える必要のある画像情報でないときも、ステップ
＃５へ進む。ステップ＃５で、画像情報を登録する。

【００４５】以上のステップ＃１〜＃５の処理によつて
、この発明のファイリング装置における画像情報の登録
が実行される。次に、登録された画像情報の検索時の動
作について説明する。

【００４６】図５は、この発明のファイリング装置にお
いて、登録済み画像情報の検索時における主要な処理の
流れを示すフローチャートである。図面において、＃１
１〜＃１６はステップを示す。

【００４７】ステップ＃１１で、画面上に検索された画
像情報を表示する。ステップ＃１２へ進み、公開制限さ
れた画像情報をみるかどうか判断する。もし、公開制限
された画像情報をみるときは、次のステップ＃１３へ進
み、公開制限に対応した検索暗号等を入力する。

【００４８】ステップ＃１４で、入力された検索暗号等
をチェックする。ステップ＃１４でチェックした結果、
両者が一致したときは、ステップ＃１５へ進み、最初に
表示された画像情報と共に、別のメモリエリアに退避さ
せておいた画像情報を表示する。

【００４９】また、先のステップ＃１２で、公開制限さ
れた画像情報をみないときと、ステップ＃１４でチェッ
クした結果、入力された検索暗号等が異なるときは、ス
テップ＃１６へ進み、公開制限によって一部が隠された
画像情報の表示のみを行う。

【００５０】以上のステップ＃１１〜＃１６の処理によ
つて、この発明による登録済み画像情報の検索が実行さ
れる。以上に説明したように、この発明のファイリング
装置では、登録時に、単一の画像情報について、その一
部に公開が制限された画像情報があるときは、その部分
の画像情報に対する検索暗号等を付加して登録しておき
、検索時には、それぞれの公開を制限された画像情報毎
に、検索暗号等のチェックによって、その隠された画像
情報が表示されるようにしている。

【００５１】以上の実施例では、一部に公開制限のある
画像情報について、公開制限を受ける画像情報にそれぞ
れ一種類の固有の検索暗号等の検索情報を付与する場合
を説明した。しかし、実際上は、文書の機密性は必ずし
も単純ではなく、また、ユーザの内容も多々である。

【００５２】そこで、文書の機密保持の重要性に対応し
て、公開制限を受ける画像情報に付与する固有の検索暗
号等の検索情報を複数種類とし、特定のユーザについて
は全ての非公開の画像情報を公開し、他のユーザについ
ては、その内の一部を非公開とする、等の多段階に区分
することによって、一層きめ細かい情報管理が可能にな
る（請求項３の発明）。

【００５３】

【発明の効果】この発明のファイリング装置の管理方式
は、画像情報中の任意の領域の画像情報について、任意
の検索暗号等を対応させて公開範囲を制限する方式を採
用しているから、公開範囲の制限の処理において、その
自由度を大きくすることができる（請求項１の発明に対
応する効果）。

【００５４】また、公開が制限された画像情報について
は、復元のための固有の検索暗号等を使用することによ
って、画像情報を検索することができるので、検索を許
可されたユーザは、自由にその情報を利用することが可
能となり、また、その画像領域を除く公開された画像情
報は、全ての人が利用できるので、機密性の保持と有効
利用との両立が可能になる（請求項２の発明に対応する
効果）。

【００５５】さらに、公開制限された画像領域を検索し
て復元のための固有の検索暗号等をいくつかの段階（レ
ベル）に分類し、それぞれに対応して複数種類の検索暗
号等を使用することにより、文書の機密性の高低に対応
する利用が可能になる（請求項３の発明に対応する効果
）。

【００５６】その上、従来の公開制限を受けない画像情
報を別の情報として登録・検索する管理方式に比べて、
管理が簡単であり、また、一部に公開制限のある画像情
報は全て検索させない管理方式に比べて、蓄積された画
像情報の利用範囲が著しく拡大される（請求項１から請
求項３の発明に対応する効果）、等の多くの優れた効果
が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のファイリング装置について、その要
部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。

【図２】公開範囲を制限する必要のある画像情報の登録
時の処理を説明する図である。

【図３】公開範囲を制限する必要のある画像情報の検索
・表示時の処理を説明する図である。

【図４】この発明のファイリング装置において、画像情
報の登録時における主要な処理の流れを示すフローチャ
ートである。

【図５】この発明のファイリング装置において、登録済
み画像情報の検索時における主要な処理の流れを示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１　　画像入力部 ２　　主制御部 ２ａ　　画像メモリ ２ｂ　　システムメモリ ３　　ファイル部 ４　　ディスプレイ装置 ５　　情報入力部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　スキャナ等の光学的画像入力装置と、
   画像情報を記憶する光ディスク等のファイル装置と、画
   像情報に関連した文書の検索情報を設定しこれを記憶す
   る検索情報設定・記憶手段と、前記ファイル装置に記憶
   された画像情報を前記検索情報によって検索する検索手
   段と、該検索手段によって検索された画像情報を表示す
   る表示手段とを具備し、文書の登録・検索機能を有する
   ファイリングシステムにおいて、画像情報の一部の領域
   を、通常の検索時には非公開とするモードを設定する非
   公開モード設定手段と、非公開モードが設定されたとき
   、表示手段の画面上に表示された画像情報に対して、そ
   の一部の画像領域を非公開領域として指定する非公開領
   域指定手段と、該非公開領域に関する位置情報等を記憶
   する位置情報等記憶手段と、該非公開領域の画像情報を
   退避させる退避画像情報記憶手段と、該非公開領域の画
   像情報に対応する固有の検索暗号等の検索情報を入力す
   る検索暗号等の入力手段、とを備えたことを特徴とする
   ファイリング装置。
2. 【請求項２】　　請求項１の文書の登録・検索機能を有
   するファイリングシステムにおいて、検索時に入力され
   た検索暗号等の検索情報と、登録時に入力された検索暗
   号等の検索情報とを比較する検索暗号等の比較手段を備
   え、両者が一致したときは、その検索暗号等に対応する
   非公開領域の画像情報を公開された画像情報の表示画面
   上の所定領域へ出力して表示することを特徴とするファ
   イリング装置。
3. 【請求項３】　　請求項１または請求項２の文書の登録
   ・検索機能を有するファイリングシステムにおいて、検
   索暗号等の検索情報は、文書の機密保持の重要性に対応
   した複数種類であることを特徴とするファイリング装置
   。