JPH04260945A - ファイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法 - Google Patents
ファイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法Info
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- JPH04260945A JPH04260945A JP3001997A JP199791A JPH04260945A JP H04260945 A JPH04260945 A JP H04260945A JP 3001997 A JP3001997 A JP 3001997A JP 199791 A JP199791 A JP 199791A JP H04260945 A JPH04260945 A JP H04260945A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- SMDHCQAYESWHAE-UHFFFAOYSA-N benfluralin Chemical compound CCCCN(CC)C1=C([N+]([O-])=O)C=C(C(F)(F)F)C=C1[N+]([O-])=O SMDHCQAYESWHAE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 1
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大規模なファイル・
システムにおいて、ファイルのアクセスを高速化するフ
ァイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法に関
するものである。
システムにおいて、ファイルのアクセスを高速化するフ
ァイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】(1)従来技術の構成の説明たとえば、
UNIX(AT&T社のトレードマーク)では、ファイ
ル・ディレクトリはトリー(Tree)構造をしていて
、ファイルを指定するためには、例えば、次のようなパ
スを記述する。 /d1/d2/d3/d4/f1 ここで、d1、d2、d3、d4は、ディレクトリであ
り、f1はファイル名である。従来、この種のシステム
として、例えばMaurice J.Bach著 T
HE DESIGN OF THE UNIX OPE
RATING SYSTEM、Chapter 4:I
NTERNAL REPRESENTATION OF
FILES、pp.60−90に示されたようなもの
があった。通常ディスクパーティションにファイル・シ
ステムが構成され、そのレイアウトは図6に示されてい
るように、boot block、super b
lock、inode block、datablo
ckから成っている。boot block、sup
er blockはこの発明には深く関係しないので
ここでは、説明を省略する。inode block
は図7に示すようなinodeのテーブルから成ってい
る。各行の内容は前掲の文献において周知のことなので
、詳説はしないが、特に大事なことは、inodeはそ
の最下行に示すように、そのinodeに対応するファ
イルの記憶されているディスクアドレスを記憶している
点である。このディスクアドレスはファイルのアクセス
情報として記憶されているものであり、このアドレスを
用いてディスクファイルはアクセスされることになる。 別な言葉で言えば、このinodeからディスクアドレ
スを得なければ、ファイルをアクセスできないことにな
る。また、inodeは、そのinodeを特定するた
め各inodeに個有のinode番号を有している。
UNIX(AT&T社のトレードマーク)では、ファイ
ル・ディレクトリはトリー(Tree)構造をしていて
、ファイルを指定するためには、例えば、次のようなパ
スを記述する。 /d1/d2/d3/d4/f1 ここで、d1、d2、d3、d4は、ディレクトリであ
り、f1はファイル名である。従来、この種のシステム
として、例えばMaurice J.Bach著 T
HE DESIGN OF THE UNIX OPE
RATING SYSTEM、Chapter 4:I
NTERNAL REPRESENTATION OF
FILES、pp.60−90に示されたようなもの
があった。通常ディスクパーティションにファイル・シ
ステムが構成され、そのレイアウトは図6に示されてい
るように、boot block、super b
lock、inode block、datablo
ckから成っている。boot block、sup
er blockはこの発明には深く関係しないので
ここでは、説明を省略する。inode block
は図7に示すようなinodeのテーブルから成ってい
る。各行の内容は前掲の文献において周知のことなので
、詳説はしないが、特に大事なことは、inodeはそ
の最下行に示すように、そのinodeに対応するファ
イルの記憶されているディスクアドレスを記憶している
点である。このディスクアドレスはファイルのアクセス
情報として記憶されているものであり、このアドレスを
用いてディスクファイルはアクセスされることになる。 別な言葉で言えば、このinodeからディスクアドレ
スを得なければ、ファイルをアクセスできないことにな
る。また、inodeは、そのinodeを特定するた
め各inodeに個有のinode番号を有している。
【0003】data blockには、ファイル群
が格納されることになるが全てのファイル(ディレクト
リ・ファイルを含む)は、前述したように、inode
blockの中にあるユニークなinodeを有し
、inodeにはファイルを構成するdata bl
ockのアドレスを保持するテーブルがある。
が格納されることになるが全てのファイル(ディレクト
リ・ファイルを含む)は、前述したように、inode
blockの中にあるユニークなinodeを有し
、inodeにはファイルを構成するdata bl
ockのアドレスを保持するテーブルがある。
【0004】ここで、ディレクトリについて説明する。
ディレクトリはファイルの一種であり、やはりinod
e blockにユニークなinodeを有するが、
data block中には図8のように、そのディ
レクトリに含まれるファイル(ディレクトリ・ファイル
も含む)とそれに対応するinode番号の対が記憶さ
れている。また、図示しないが、ルートディレクトリも
inode blockに特別のinode番号をも
つinodeをもっている。このように、ディレクトリ
中にディレクトリを含むことにより階層構造が形成され
るが、これはユーザの指定によるものであり、図2に示
したようにユーザの指定する通りの階層構造がinod
e blockとdata blockによりその
まま実現されている。
e blockにユニークなinodeを有するが、
data block中には図8のように、そのディ
レクトリに含まれるファイル(ディレクトリ・ファイル
も含む)とそれに対応するinode番号の対が記憶さ
れている。また、図示しないが、ルートディレクトリも
inode blockに特別のinode番号をも
つinodeをもっている。このように、ディレクトリ
中にディレクトリを含むことにより階層構造が形成され
るが、これはユーザの指定によるものであり、図2に示
したようにユーザの指定する通りの階層構造がinod
e blockとdata blockによりその
まま実現されている。
【0005】(2)従来技術の作用、動作の説明次に動
作について説明する。ディレクトリもひとつのファイル
であるので、例えば、図2においてf3をアクセスする
場合には、特別のinode番号を持つルートでd1を
サーチし、同様にd1でd2を、d2でd3を、d3で
d4を、d4でf3をサーチしなければならなかった。 そのとき、各ディレクトリにおいて、次のディレクトリ
・ファイルのinode番号を読むため、そして、得ら
れたinode番号からファイルのアドレスを得てその
ファイルを読むために毎回ディレクトリ・ファイルのI
/O(リード)を行っていた。
作について説明する。ディレクトリもひとつのファイル
であるので、例えば、図2においてf3をアクセスする
場合には、特別のinode番号を持つルートでd1を
サーチし、同様にd1でd2を、d2でd3を、d3で
d4を、d4でf3をサーチしなければならなかった。 そのとき、各ディレクトリにおいて、次のディレクトリ
・ファイルのinode番号を読むため、そして、得ら
れたinode番号からファイルのアドレスを得てその
ファイルを読むために毎回ディレクトリ・ファイルのI
/O(リード)を行っていた。
【0006】また、ファイル・システムを使用する時、
毎回ディスクをアクセスするのを避けるため、主記憶上
にdisk inodeのコピーをもち、inode
アクセスの高速化を図る手法もある。この主記憶上のi
node(のコピー)をin−core inode
と呼ぶ。但し、主記憶上のin−core inod
eは、disk inodeの全く同じコピーではな
く、様々な制御情報が付加され、一種のキャッシュとな
っている。そのin−core inodeがキャッ
シュのような働きをすることによって、I/Oの数が少
なくなったとしても、多くのプログラムがファイルをた
くさんオープンすると、使用中のin−core i
nodeが増え、inodetableの中でフリーの
ものが少なくなり、キャッシュの効果が低下し、I/O
が増えてしまう。
毎回ディスクをアクセスするのを避けるため、主記憶上
にdisk inodeのコピーをもち、inode
アクセスの高速化を図る手法もある。この主記憶上のi
node(のコピー)をin−core inode
と呼ぶ。但し、主記憶上のin−core inod
eは、disk inodeの全く同じコピーではな
く、様々な制御情報が付加され、一種のキャッシュとな
っている。そのin−core inodeがキャッ
シュのような働きをすることによって、I/Oの数が少
なくなったとしても、多くのプログラムがファイルをた
くさんオープンすると、使用中のin−core i
nodeが増え、inodetableの中でフリーの
ものが少なくなり、キャッシュの効果が低下し、I/O
が増えてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来技術の課題
の説明 従来のファイル・システムでは、以上のように構成され
ているので、大規模なファイル・システムであると、デ
ィレクトリ及びファイルの数が多くなり、長いパスもあ
れば短いパスもできる。大規模なファイル・システムで
あればある程、一般にパスの深さは深くなり、いちいち
中間ディレクトリを調べてはその下にあるディレクトリ
/ファイルを捜すという動作が必要であり、ファイルの
データ部とinodeをアクセスするためにI/Oを必
要とし、時間がかかるという問題点があった。
の説明 従来のファイル・システムでは、以上のように構成され
ているので、大規模なファイル・システムであると、デ
ィレクトリ及びファイルの数が多くなり、長いパスもあ
れば短いパスもできる。大規模なファイル・システムで
あればある程、一般にパスの深さは深くなり、いちいち
中間ディレクトリを調べてはその下にあるディレクトリ
/ファイルを捜すという動作が必要であり、ファイルの
データ部とinodeをアクセスするためにI/Oを必
要とし、時間がかかるという問題点があった。
【0008】(2)発明の目的の説明
この発明は上記のような問題点を解消するために成され
たもので、大規模なファイル・システムを実際にインプ
リメントする場合にファイルのアクセスを高速化するこ
とを目的とする。
たもので、大規模なファイル・システムを実際にインプ
リメントする場合にファイルのアクセスを高速化するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファイル
・アクセス装置及びファイル・アクセス方法は、階層構
造を構成するファイル群のファイルをアクセスする場合
、階層構造の各パスをひとつの検索キーとし、この検索
キーに対応するデータとして各パスのリーフにあるファ
イル(あるいはディレクトリ)のアドレス等のアクセス
情報を記憶するとともに、アクセス要求により入力され
たファイル(あるいはディレクトリ)までのパスを検索
キーとしてアドレス等のアクセス情報を得てファイルの
アクセスを行えるようにしたものである。
・アクセス装置及びファイル・アクセス方法は、階層構
造を構成するファイル群のファイルをアクセスする場合
、階層構造の各パスをひとつの検索キーとし、この検索
キーに対応するデータとして各パスのリーフにあるファ
イル(あるいはディレクトリ)のアドレス等のアクセス
情報を記憶するとともに、アクセス要求により入力され
たファイル(あるいはディレクトリ)までのパスを検索
キーとしてアドレス等のアクセス情報を得てファイルの
アクセスを行えるようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、ファイル(ディレクトリ
)に到達するまでのパスをひとつの文字列としてとらえ
これを検索キーとするので、従来のように各ディレクト
リで次のディレクトリを検索するようなことがなくなり
、ファイルのアクセス情報がすばやく得られる。
)に到達するまでのパスをひとつの文字列としてとらえ
これを検索キーとするので、従来のように各ディレクト
リで次のディレクトリを検索するようなことがなくなり
、ファイルのアクセス情報がすばやく得られる。
【0011】
【実施例】これから説明するこの発明に係るファイルの
アクセス方式は、ユーザが指定するファイル・システム
の構造と、実際にインプリメントする構造を分離し、実
際にインプリメントする際には、データベース等で使わ
れているBT(平衝木、Balanced Tree
、以下BTという)を利用することにより、ファイルの
アクセスを高速化するのもである。BTは例えば、Al
fred V. Aho、John E.Hopcro
ft、Jeffrey D. Ullman著 THE
DESIGN AND ANALYSIS OF C
OMPUTER ALGORITHMS、 Chapt
er 4: Data Structures for
Set Manipulation Problem
s、pp.108−162に記載されており、よく知ら
れた技術である。この発明におけるファイル・アクセス
方式では、ファイル・システムを実際にインプリメント
する際に、システムにより自動的にBTが構築されるの
で、ファイル名よりinodeを得る過程を高速化する
ことにより、ファイルのアクセスを高速化する。
アクセス方式は、ユーザが指定するファイル・システム
の構造と、実際にインプリメントする構造を分離し、実
際にインプリメントする際には、データベース等で使わ
れているBT(平衝木、Balanced Tree
、以下BTという)を利用することにより、ファイルの
アクセスを高速化するのもである。BTは例えば、Al
fred V. Aho、John E.Hopcro
ft、Jeffrey D. Ullman著 THE
DESIGN AND ANALYSIS OF C
OMPUTER ALGORITHMS、 Chapt
er 4: Data Structures for
Set Manipulation Problem
s、pp.108−162に記載されており、よく知ら
れた技術である。この発明におけるファイル・アクセス
方式では、ファイル・システムを実際にインプリメント
する際に、システムにより自動的にBTが構築されるの
で、ファイル名よりinodeを得る過程を高速化する
ことにより、ファイルのアクセスを高速化する。
【0012】実施例1.(1)実施例の構成の詳細な説
明 以下、この発明の一実施例を図によって説明する。図1
において、”/”はルート、”d*”はディレクトリ、
”f*”はファイルである。また図3は、図2に示した
ような階層構造を成すファイル・システムの構成要素で
ある。図1は、図3の構成要素をBTの1つである2−
3Treeでインプリメントしたものである。
明 以下、この発明の一実施例を図によって説明する。図1
において、”/”はルート、”d*”はディレクトリ、
”f*”はファイルである。また図3は、図2に示した
ような階層構造を成すファイル・システムの構成要素で
ある。図1は、図3の構成要素をBTの1つである2−
3Treeでインプリメントしたものである。
【0013】(2)実施例の作用、動作の詳細な説明次
に、動作について説明する。ファイル・システムに存在
する全てのディレクトリ(サブ・ディレクトリ)とファ
イルをフル・パスネームで考え、それぞれを名前の文字
列と見做す。図1は、図2に表われるファイル構造を、
実際にインプリメントする際にBT(ここでは、2−3
Tree)構造でインプリメントしたものである。 この場合、各リーフに格納されている構成要素は、キー
をファイルのフル・パスネーム(文字列)、データをそ
れに対応するinode番号とした対であり、キーの辞
書式オーダで格納されている。そこで、例えばf3をア
クセスしたいときには、2−3Treeのルートから、
図4に太線で示したようなパスを通り2つのノードを通
過しただけで、/d1/d2/d3/d4/f3を持つ
目的のリーフに到達できる。なお、サーチは、BTにお
けるキーの比較を使った方法に依る。到達したリーフに
は、”/d1/d2/d3/d4/f3”をキー、デー
タをそのinode番号6とした対が格納されている。 そこで、このinode番号6を使えばinode
blockからF3のinodeを得ることができ、そ
こからディスクアドレスを得ることができるのでf3を
アクセスすることができる。従来の方法では、各々のデ
ィレクトリに対してI/Oを行わねばならなかったが、
BTを構築する場合には1つのデータ構造となり、あた
かも、ひとつのデータベースのようになる。したがって
、データの数が多くなれば複数のデータブロックから成
るファイルとなる。しかし、ファイルのアクセスは頻繁
であり、OSのバッファリングの機構により、データは
多くの場合主記憶上にあることが期待できI/Oは非常
に少ないと予想される。従って、この方法を使うことに
より大幅にディスクI/Oを削減することができ、ファ
イルのアクセスを高速化するものである。
に、動作について説明する。ファイル・システムに存在
する全てのディレクトリ(サブ・ディレクトリ)とファ
イルをフル・パスネームで考え、それぞれを名前の文字
列と見做す。図1は、図2に表われるファイル構造を、
実際にインプリメントする際にBT(ここでは、2−3
Tree)構造でインプリメントしたものである。 この場合、各リーフに格納されている構成要素は、キー
をファイルのフル・パスネーム(文字列)、データをそ
れに対応するinode番号とした対であり、キーの辞
書式オーダで格納されている。そこで、例えばf3をア
クセスしたいときには、2−3Treeのルートから、
図4に太線で示したようなパスを通り2つのノードを通
過しただけで、/d1/d2/d3/d4/f3を持つ
目的のリーフに到達できる。なお、サーチは、BTにお
けるキーの比較を使った方法に依る。到達したリーフに
は、”/d1/d2/d3/d4/f3”をキー、デー
タをそのinode番号6とした対が格納されている。 そこで、このinode番号6を使えばinode
blockからF3のinodeを得ることができ、そ
こからディスクアドレスを得ることができるのでf3を
アクセスすることができる。従来の方法では、各々のデ
ィレクトリに対してI/Oを行わねばならなかったが、
BTを構築する場合には1つのデータ構造となり、あた
かも、ひとつのデータベースのようになる。したがって
、データの数が多くなれば複数のデータブロックから成
るファイルとなる。しかし、ファイルのアクセスは頻繁
であり、OSのバッファリングの機構により、データは
多くの場合主記憶上にあることが期待できI/Oは非常
に少ないと予想される。従って、この方法を使うことに
より大幅にディスクI/Oを削減することができ、ファ
イルのアクセスを高速化するものである。
【0014】また、UNIXのコマンドの中にはファイ
ルに関して以下のようなものがあるが、それぞれこの発
明においてもサポートされる。 mkdir、rmdir、ls、pwd、cd例えばm
kdirはディレクトリの追加コマンドであり、関係す
るディレクトリのフル・パスネームをキーとして持つリ
ーフの挿入を行えばよい。図5は、図2に示したファイ
ル・システムのd3の下に mkdir d5 によりd5を作った時の2−3Treeである。これは
、元の2−3Treeに/d1/d2/d3/d5とい
うリーフを挿入したものである。同様に、rmdir
d5 の時はディレクトリの削除コマンドであり、/d1/d
2/d3/d5を削除すればよい。pwdは、現在のデ
ィレクトリを示し、現在のディレクトリをフル・パスネ
ーム(文字列)として記憶おく。cdについては、ディ
レクトリの変更であるが、以下のようにサポートされる
。まず、”cd/〜”の場合は、ルートからのフル・パ
スネームをそのまま記憶すればよい。”cd d*”
の場合は、現在のディレクトリのフル・パスネームに対
して、cdのアーギュメント”d*”を結合してフル・
パスネームとし、それを改めて記憶する。”cd.”の
場合は、なにも変化しない。”cd..”の場合は、”
〜/〜”の最後の”/〜”を消去してフル・パスネーム
とし、それを改めて記憶する。たとえば、cd/d1/
d2 が入力された場合は、この/d1/d2を記憶し、この
文字列を検索キーとして図1に示したBTをサーチして
d2に対応するinode番号3を得て、d2をディス
クから読みこめばよい。また、/d1/d2にて作業中
に cd d3 が入力された場合は、記憶しておいた/d1/d2にd
3を加え/d1/d2/d3を作成して新たに記憶して
、これを検索キーとしてサーチし、inode番号4を
得ることができる。さらに、/d1/d2/d3にて作
業中に、 cd.. が入力された場合は/d1/d2/d3から/d3を消
去して/d1/d2を新たに記憶するとともに、これを
検索キーとしてinode番号3を得ればよい。
ルに関して以下のようなものがあるが、それぞれこの発
明においてもサポートされる。 mkdir、rmdir、ls、pwd、cd例えばm
kdirはディレクトリの追加コマンドであり、関係す
るディレクトリのフル・パスネームをキーとして持つリ
ーフの挿入を行えばよい。図5は、図2に示したファイ
ル・システムのd3の下に mkdir d5 によりd5を作った時の2−3Treeである。これは
、元の2−3Treeに/d1/d2/d3/d5とい
うリーフを挿入したものである。同様に、rmdir
d5 の時はディレクトリの削除コマンドであり、/d1/d
2/d3/d5を削除すればよい。pwdは、現在のデ
ィレクトリを示し、現在のディレクトリをフル・パスネ
ーム(文字列)として記憶おく。cdについては、ディ
レクトリの変更であるが、以下のようにサポートされる
。まず、”cd/〜”の場合は、ルートからのフル・パ
スネームをそのまま記憶すればよい。”cd d*”
の場合は、現在のディレクトリのフル・パスネームに対
して、cdのアーギュメント”d*”を結合してフル・
パスネームとし、それを改めて記憶する。”cd.”の
場合は、なにも変化しない。”cd..”の場合は、”
〜/〜”の最後の”/〜”を消去してフル・パスネーム
とし、それを改めて記憶する。たとえば、cd/d1/
d2 が入力された場合は、この/d1/d2を記憶し、この
文字列を検索キーとして図1に示したBTをサーチして
d2に対応するinode番号3を得て、d2をディス
クから読みこめばよい。また、/d1/d2にて作業中
に cd d3 が入力された場合は、記憶しておいた/d1/d2にd
3を加え/d1/d2/d3を作成して新たに記憶して
、これを検索キーとしてサーチし、inode番号4を
得ることができる。さらに、/d1/d2/d3にて作
業中に、 cd.. が入力された場合は/d1/d2/d3から/d3を消
去して/d1/d2を新たに記憶するとともに、これを
検索キーとしてinode番号3を得ればよい。
【0015】ここでは、BTとして最も簡単な2−3T
reeを用いて説明したが、一般的なB−Treeを用
いれば、トリーの高さが低くなり、たどるノードの数が
少なくなるため、ファイルのアクセスは更にに高速化で
きる。一般に、BTではnコの要素に対して、キーを使
ってその要素の1つをアクセスする場合にはO(log
(n))の手間が掛り(OはOrderを意味し、回数
を示す)、また要素の挿入および削除もO(log(n
))の手間がかかることが知られている。BTを使用し
ない従来の構造であるとその階層構造はユーザの指定に
よるものであり、手間はその構造によるが、最悪の場合
にはO(n)となる。従って、BTを使うことによって
ファイルのアクセスが高速化される。また、BTを構成
する方法として、ディスク上の新しいデータ構造を使っ
て構成しても良いし、新しく構成しなくとも従来のファ
イルを使ってインプリメントしても良い。
reeを用いて説明したが、一般的なB−Treeを用
いれば、トリーの高さが低くなり、たどるノードの数が
少なくなるため、ファイルのアクセスは更にに高速化で
きる。一般に、BTではnコの要素に対して、キーを使
ってその要素の1つをアクセスする場合にはO(log
(n))の手間が掛り(OはOrderを意味し、回数
を示す)、また要素の挿入および削除もO(log(n
))の手間がかかることが知られている。BTを使用し
ない従来の構造であるとその階層構造はユーザの指定に
よるものであり、手間はその構造によるが、最悪の場合
にはO(n)となる。従って、BTを使うことによって
ファイルのアクセスが高速化される。また、BTを構成
する方法として、ディスク上の新しいデータ構造を使っ
て構成しても良いし、新しく構成しなくとも従来のファ
イルを使ってインプリメントしても良い。
【0016】以上、上記実施例においては、階層構造を
成すファイル・システムにおいて、ユーザから見える構
造と実際にインプリメントする構造を分離し、実際にイ
ンプリメントする場合には、平衝木(O(logN)回
の操作でリーフまで辿り着くことができるBalanc
ed Treeのこと)を利用し、大規模なファイル
のアクセスを高速化したことを特徴とするファイルのア
クセス方式を説明した。
成すファイル・システムにおいて、ユーザから見える構
造と実際にインプリメントする構造を分離し、実際にイ
ンプリメントする場合には、平衝木(O(logN)回
の操作でリーフまで辿り着くことができるBalanc
ed Treeのこと)を利用し、大規模なファイル
のアクセスを高速化したことを特徴とするファイルのア
クセス方式を説明した。
【0017】(3)他の実施例の説明
実施例2.上記実施例では、オペレーティング・システ
ム(OS)がUNIXの場合のファイル・システムの場
合について説明したが、UNIXに限らず、階層構造を
成すファイル・システムを持つOS一般においても適用
できる。また、ファイル・システムに限らず、ユーザが
指定する階層構造を成すデータを効率良くアクセスする
ような場合にも適用できる。
ム(OS)がUNIXの場合のファイル・システムの場
合について説明したが、UNIXに限らず、階層構造を
成すファイル・システムを持つOS一般においても適用
できる。また、ファイル・システムに限らず、ユーザが
指定する階層構造を成すデータを効率良くアクセスする
ような場合にも適用できる。
【0018】実施例3.上記実施例では、BTの場合を
説明したが、パスをひとつの文字列の検索キーとしてと
らえる方法であればよい。たとえば、パスをキーとした
ハッシング手法を用いた検索手法の場合でもよい。
説明したが、パスをひとつの文字列の検索キーとしてと
らえる方法であればよい。たとえば、パスをキーとした
ハッシング手法を用いた検索手法の場合でもよい。
【0019】実施例4.また、上記実施例では、ino
de番号を検索する場合を示したが、inode番号は
ファイルをアクセスするためのアドレスを保持している
inodeを特定するものであり、この点で、検索され
るものはinode番号である必要はなく、ファイル番
号、ファイルアドレス、ファイル識別子、その他のファ
イルのアクセス情報であればよい。
de番号を検索する場合を示したが、inode番号は
ファイルをアクセスするためのアドレスを保持している
inodeを特定するものであり、この点で、検索され
るものはinode番号である必要はなく、ファイル番
号、ファイルアドレス、ファイル識別子、その他のファ
イルのアクセス情報であればよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば階層構
造を成すファイル・システムにおいて、ユーザから見え
るファイル・システムの構造と、実際にインプリメント
する構造を分離し、実際にインプリメントする際には、
パスをキーとするアクセス情報のデータ構造を用いるよ
うに構成したので、大規模なファイル・システムにおい
てファイルのアクセスを高速化できる効果がある。
造を成すファイル・システムにおいて、ユーザから見え
るファイル・システムの構造と、実際にインプリメント
する構造を分離し、実際にインプリメントする際には、
パスをキーとするアクセス情報のデータ構造を用いるよ
うに構成したので、大規模なファイル・システムにおい
てファイルのアクセスを高速化できる効果がある。
【図1】この発明の一実施例によるファイル・アクセス
方式を実現したHeight−Balanced T
ree(BT)を示した図。
方式を実現したHeight−Balanced T
ree(BT)を示した図。
【図2】階層構造を成すファイル・システムにおいて、
ユーザから見える構造を示した図。
ユーザから見える構造を示した図。
【図3】図2を構成している要素のテーブル図。
【図4】あるリーフに到達するまでのパスを示す図。
【図5】新しく構成要素が増えた時の2−3Treeの
図。
図。
【図6】ファイル・システムのレイアウト図。
【図7】inodeの一例を示す図。
【図8】ディレクトリの一例を示す図。
/ ルート
d1〜d5 ディレクトリ
f1〜f5 ファイル
Claims (2)
- 【請求項1】 以下の要素を有するファイル・アクセ
ス装置 (a)階層構造を成すファイル群、(b)各ファイルま
での階層構造のパスをキーとして記憶し、また、対応す
るファイルのアクセス情報を記憶する記憶手段、(c)
ファイルをアクセスするアクセス要求により入力された
所望のファイルまでのパスを上記記憶手段で記憶された
キーと比較することにより、アクセスするファイルのア
クセス情報を得る検索手段。 - 【請求項2】 以下の工程を有し、階層構造をとるフ
ァイル群をアクセスするファイル・アクセス方法(a)
階層構造の各リーフまでのパスとリーフにあるファイル
のアクセス情報を記憶する記憶工程、(b)ファイルの
アクセス要求により入力された所望のファイルまでのパ
スを記憶工程により記憶されたパスと比較してファイル
のアクセス情報を得る検索工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3001997A JPH04260945A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | ファイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3001997A JPH04260945A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | ファイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260945A true JPH04260945A (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=11517090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3001997A Pending JPH04260945A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | ファイル・アクセス装置及びファイル・アクセス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04260945A (ja) |
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1991
- 1991-01-11 JP JP3001997A patent/JPH04260945A/ja active Pending
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