JPH0350687A - 複合曲面体の図形処理法 - Google Patents

複合曲面体の図形処理法

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JPH0350687A
JPH0350687A JP18466389A JP18466389A JPH0350687A JP H0350687 A JPH0350687 A JP H0350687A JP 18466389 A JP18466389 A JP 18466389A JP 18466389 A JP18466389 A JP 18466389A JP H0350687 A JPH0350687 A JP H0350687A
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JP18466389A
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Shiro Nonaka
士郎 野中
Yasumasa Kawashima
泰正 川島
Shinji Tokumasu
徳増 真司
Yoshio Kunitomo
国友 佳男
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、計算機援助による設計またはコンピュータグ
ラフィックスにおける図形処理法に係り、特に、画像生
成,意匠デザイン,機械製品設計。
生産設計等に用いて好適な図形処理法に関する。
〔従来の技術〕
計算機援助による設計またはコンピュータグラフィック
スのための図形処理法に関する従来技術として、二次元
あるいは三次元の形状の定義,加工,AI集,表示等に
関する方法が,各種提案されている。本発明の主旨であ
る複合曲面体の図形処理法について見れば、バウンダリ
ー・リプレゼンテーション法(Boundary Re
presentation,略してB−rep法という
)が代表的である。
この方法は,ブレイド(Braid)によって提案され
たものであり、三次元領域形状を、面と稜と頂点の、位
相データと幾何データとの組合わせにより構造的に表現
し、これらのデータを基に領域間の集合演算を可能とす
るものである。このB−rep法について記載した文献
として、コンピュータ エイデイラド デザイン オブ
 メカニカル コンポーネンツ ウィズ ボリューム 
ビルディング ブリツクス.ピー アール オー シ、
セカンド アイ エフ テイー.アイ エフアイ ビー
/アイ エフ ニー シ コンファレンス、ブダペスト
、ピーピー174.1973(Computer Ai
ded Design of MechanicalC
omponents  with  Volume  
Building  l1ricks,Proc。
2nd Int. I F I P / I F AC
 Conference。
Budapest p p 1 74, 1 9 7 
3)に記載されたものが知られている。
また、次世代を指向する新しい三次元図形処理法の概念
として、距離尺度に基づくモデル化の考え方(以下,距
離尺度モデルという)が野中,用島,徳増によって最近
発表されている。この考え方は、基本的には本発明が実
現した方法と,同じ立場にある.この距離尺度モデルに
ついて記載した文献として、「距離尺度に基づく統一的
な形状表現法の研究』第6回設計自動化工学講演論文集
(1988.7)に記載されたものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
計算機援助による設計またはコンピュータグラフィック
スのための図形処理法として重要な点は、その目的に応
じて、多少その重みは異なるが、次にあげる4点である
(1)、広範な形状の領域の定義,加工,編集,表示及
び領域特性値の出力が可能であること。
(2)、可能なあらゆるデータの組合わせに対して有効
な処理結果を保証できること。すなわち、堅固な図形処
理法であること。
(3)、@記(2)に関して、目的に応じた処理精度を
保証できること、 (4)、図形処理法及びこれに係わる形状データの形式
が簡明であり、データ量が少ないこと。
ところで、前述した従来技術のB−rep法は、前記(
1)に示す点についは満足なものであるが、(2)に示
す点については不完全であり,他の(3)。
(4)については多くの問題点を有している。特に、互
いに接合された工ないし複数個の曲面要素の集りからな
る単一閉曲面を境界とし、その内部領域を実体として定
義される複合曲面体は一般的な三次元立体に対する基本
的な表現となるが、その形状創成のための図形処理手順
、特に形状の形状的な加工編集や表示等の手順が非常に
複雑で例外処理の多いものとなる。これ等の手順が複合
曲面体領域全体に対する一元的な手順としてでなく、各
曲面要素の特性や曲面要素間の接合の仕方に応じた、個
別的で局的的な手順の集りとしてしか記述できないから
である。したがって複合曲面体の形状が複雑な場合には
十分対処できないことが多く。
逆にこの難点を回避するために、曲面要素を平面のみに
限定して対処しなければならない等の問題がある。
一方、距離尺度モデルの考え方は、上記の問題を統一的
に解決する多くの示唆を与えている。しかしながら、そ
の実現方法については、未だ公知ではない。
本発明の目的は、距離尺度モデルの考え方を尊重しつつ
、前述した従来技術の問題点を統−物に解決し、処理系
を簡明・堅固なものとでき、扱うデータ量を少なくてよ
く、前記(1)〜(4)に示す全ての点を満たすことの
できる複合曲面体の図形処理法を提供することにある。
特に、複合曲面体の創成や利用に関して、形状を局所物
に扱うのではなく、一体物としては一元的且つ大局物に
扱うことのできる図形処理法を提供することである。も
う1つの目的は、これによって既に広く使われている本
発明以外の手段で創成された複合曲面体のモデル、たと
えばB−rapミルモデル−rep法で創成されたモデ
ル)を本発明の図形処理法によって、より高度に利用可
能にすることである。
〔課題を解決するための手段〕
一般に、n次元空間上の複合曲面体領域を規定するデー
タは、その境界である曲面要素を規定する一連の方程式
か、あるいは、これらの方程式の生成諸元である一連の
データから成っており、領域の形状に応じて、それらの
形式及び量が異なっている。
本発明によれば、前記目的は、この領域を規定する一連
のデータを用い、空間上の任意の一点が前記領域に対し
て持つ相対位置データを一定形式で生成する手順(以下
、この手順を相対表現手順という)を与え、前記領域を
、この相対表現手順と同一視して、この手順によって、
該領域を一元的に規定する手段と、前記手順を与えられ
(相対表現されたという)で規定された、1ないし複数
個の領域から、領域または領域間の形状的な加工。
編集を行うことにより得られる新たな領域の相対表現を
、前記工ないし複数個の領域の相対表現手順から生成す
ることにより、その新たな領域を相対表現する手段と、
相対表現された領域自身の持つ形状的な特性、例えば、
二次元、三次元領域における体積9重心、形状の概形等
、該領域の相対表現手順を用いて表現あるいは表示する
ための手段とを備えることにより達成される。
〔作用〕
n次元空間上の複合曲面体領域に対し、該領域を規定す
るデータが陽に与えられる場合に、本発明は、空間上の
一点が、その領域に占める相対位置データを一定形式で
生成する手順として、前記領域を表現する手段を与える
。このようにして相対表現された複数の領域は、それぞ
れが有する相対表現のための前記手順の内容が異なるに
せよ、同一の形式で表わすことができる。すなわち、そ
れぞれの手順へのアクセス及び生成された相対位置デー
タは、前記複数の領域の間で、値が異なることがあって
も、その形式は同一である。従って、2つの領域が一致
するとは、空間上の全ての点について、その点に対する
前記2つの領域の相対位置データの値が一致するときで
ある。
前述のようにして相対表現された1つあるいは複数の領
域から、領域または領域間の形状的な加工、ta集を行
うことによって得られる新たな領域もまた、前記1つあ
るいは複数の領域の相対表現手順を用いて、同様に相対
表現することができる。
従って1元になる領域及びこれらの領域から加工。
編集を行うことによって得られる新たな領域は。
全て相対表現手順を用いることにより、一元的に表現さ
れる。さらに、本発明は、結果として相対表現された領
域に関する諸特性を、その領域に付随する相対表現手順
自身を用いて表現することができる。
従って、本発明の下では、n次元空間上の主要な図形処
理は、相対表現手順という唯一の概念に基づいて統一的
に行われる。ところで、従来技術による図形処理法の多
くは、処理の対象となる領域に対し、その領域を規定す
るデータ形式とデータ量が領域の形状によって異なるた
め、その処理法が形状に存在して個別的になったり、複
雑になったり、あるいは、例外処理を多く含むという弱
点を有している。逆に、これらを避けるため、取扱うこ
とのできる領域の形状を制限することにより対応する図
形処理法も存在するが、このような図形処理法は、すで
に説明したように、本発明が解決しようとした課題にい
う問題点を有している。
本発明による図形処理法は、全ての処理を相対表現手順
の下で統一的に行うことができるようにしているため、
処理系を簡明なものとでき、これにより、従来技術の問
題点を解決できるものである。
〔実施例〕
まず、第2図〜第13図により、本発明による図形処理
法の第1の実施例について説明する。
複合曲面体領域が、n=2.すなわち二次元空間上にあ
る場合、空間上の任意の1点が前記領域に対して持つ相
対位置データは、第2図に示す諸量を用いて次のように
表現される。なお、複合曲面体の境界を構成する曲面要
素は図において要素番号を添字として記号Sで示される
が、この場合、二次元であるので一般には一次元曲面、
すなわち通常の曲線である。
まず、第2図(a)において、空間上の任意の点Pが、
領域Gの内側にあるか外側にあるかを示す量として内外
判定データを1つ定義する。この内外判定データは、点
Pが領域Gの内側にあるとき値INを、点Pが領域Gの
外側にあるとき値OUTを有する。次に、点Pから領域
Gへの最短距離ρと、点Pに対して最短距離にある領域
Gの境界上の点Qの位置とを定める。これらのデータの
組をもって、領域Gに対する相対表現されたデータとす
る。ここでは、このデータを第1種相対位置データと呼
び、次のように表現される。
(内外判定データ、最短距離ρ、G上の最短距離点Q)
              ・・・(1)前述の第1
種相対位置データの表現形式は、点Pと領域Gとの最短
距離ρが求められる場合の形式であるが、ρが決定でき
ない場合、これを別の形式で表現することができる。こ
の場合、第2図(b)に示すように、最短距離ρの代り
に、最適距離下界ρ−と、最短距離上界ρ+の2つのデ
ータを用いる。また、点Qは、点Pからの距離上界ρ+
を与える領域Gの境界上の点とし、直線PQn領域Gの
境界=(Q) を満たすものとする。このようにして作られる相対位置
データを、第2種相対位置データという。
この第2種相対位置データは1次のような形式で表わさ
れる。
(内外判定データ、最単距離上界ρ−2最短距離上界ρ
+、Pからの距離ρ+をとる領域Gの境界上の点Q) 
        ・・・(2)前述において、第1種相
対位置データと第2種相対位置データとについて説明し
たが、第1種相対位置データは、第2種相対位置データ
において、最単距離上界ρ−=最短距離上界ρ+=最短
距離ρとすれば、第2種相対位置データに含ませること
ができる。従って、以後説明する本発明の実施例では、
相対位置データとして、第1種及び第2種の両方を用い
るが、その形式は、第2種の形式に従うものとする。
次に、各種の領域に対して相対表現手順を与える手段に
ついて説明する。
(1)基本領域を規定する一連のデータに基づく、相対
表現手順を与える手段 ここで対象とする領域は、数式記述の与えられた1個な
いし複数個の曲面要素の集りからなる単一閉曲面を境界
とし、その内部領域を実体として定義される複合曲面体
である。特別な場合として。
0次元領域である点および曲面要素自身を含む。
曲面要素としては、この場合(n=・2の場合)、1次
元領域である直線または線分2円または円弧および自由
曲線等が含まれる。これ等特別な場合には内部領域は空
である。
一般の複合曲面体の簡単な例としては1円板や正方形板
があげられる。前者の場合には、1個の曲面要素(円)
で囲まれた領域として、また後者の場合には4つの曲面
要素(線分)で囲まれた領域として複合曲面体が定義さ
れる。これ等簡単で、よく知られた複合曲面体の場合に
は、それぞれ専用の方法を用意することができるが、以
下では一般的な方法についてのみ述べる。
ここで、後の便宜のために、基本領域に対する相対表現
手順の参照形式を次に示すように決めておくことにする
(定義関数名、領域を規定するデータ)前記において、
定義関数名は、基本領域の種別毎に異なる相対表現手順
を指し、1点Pが与えられたとき、相対位置データを値
として持つものとする。なお点Pのデータそのものは、
簡単のために参照形式に含めないものとする。
はじめに、曲面要素に対する、相対表現手順を考える0
曲面要素は一般に、Uをパラメータとして、Uに関して
連続で微分可能な次式で表わされるものとする。
5(u)=(x(u)、 y(u))  O<u<1こ
ととき、まず次の事実が存在することに注意する。
(A1)定数Kが存在して、曲面要素のパラメータul
、ugによって規定される部分集合(セグメントという
): (S(u)I O<ux<u<uz<1)を点Pc を
中心とする半径: R=K llmax (PcPt、PCPZ)の球(こ
の場合は円)に含ませることができる。
さらに、 Pc=S((ut+uz)/2) P+=S(ut)、i=1.2 である。
(A2) 曲面要素に対して、空間上の点Pが十分近い
距離(r>O)以内にあるときは、点Pと曲面要素との
距離Pを求める統一的なアルゴリズムとして、Newt
on−Raphson法で代゛表される数理計画法が利
用可能である。
そこで曲面要素に対する、相対表現手順は、上記のに、
γを与えて、 (曲面要素9式5(u)、uの範囲、K、γ)と書く。
この手順を利用するとき、点Pを与えて次の形で参照す
るものとする。
(曲面要素9式5(u)、[0,11、に、γ)また、
点Pからの距離上界ρ◆くγのときに、事実(A2)の
もとて適用できる相対表現手順を、特に、 (局所曲面要素2式5(u)、uの範囲)と書く、以下
、これ等のアルゴリズムを次のように構成する。
(1,1)関数名が、曲面要素のとき、第3図(a)は
この場合の手順説明図である。
(i)  uの範囲(今Vrとなっているとする)の中
点ucに対する面上の点0への距離POを求める。PO
くγのとき、 (局所曲面要素、5(u)、Vi) とし、相対位置データを返す(終り)。
(ii)  事実(A1)にしたがい、中心Oを中心と
する半径Rの円Cをつくる。
pqcのとき、丁=7百−Rとする。
ρ〉γならρ+←POとし、第2種相対位置データをつ
くり結果を返す(終り)。
(ni)  Vl を中点uCを基準に2分割する(n
=3の場合には4分割)。各セグメントをV 1o 、
 V 11とし、それぞれのセグメントに対して、本手
順を適用する(再帰処理)。
(曲面要素t 5(u)、 VIJF K、γ)j=o
、1 (iv)  上記2組の結果(相対位置データのこと)
からρまたはρ−ρ+それぞれに対して、2組のデータ
の中でどちらか小さい方を値として、相対位置データを
つくり、結果を返す(終り)。
(1,1a)  関数が局所曲面要素のとき。
(i) ucを初期値として、 を(A2)にしたがい収束計算で求める。
(n)  上記、ρ、Qを用いて第1種相対位置データ
をつくり結果を返す(終り)。
次に、基本領域が一般的な複合曲面体 の場合の相対表現手順について考える。
まず、複合曲面体が、次のm個の曲面要素、すなわち、 (St(u)IQ<uり1   i=1〜m)からなる
単一閉曲面を境界として持つものとする。このとき、点
Pに対して複合曲面体Gの境界aGで最短距離をとる点
をQとする(複数ある場合は任意の1点)。
Qを共有する曲面要素の集合を (si)iε工とし、且つ e、=z力方向単位ベクトル (紙面に垂直上向きで一定) (1) t(Q)= e ut(Q)X e z(iε
I) とすると、次の事実が存在する(以下の記述は第3図(
b)が説明図である)。
(B1) はGの内部にあり、く0ならばPはGの外部にある。
(B2)点PからδGと交わらない連続曲線により到達
可能な点P*が存在し、PIがGの内部(外部)にあれ
ばPεGの内部(外部)にある。
これ等の事実から、複合曲面体に関する、−射的な相対
表現手順は次のようにして構成される。
(1,3)複合曲面体の相対表現手順 参照形式: %式% (曲面要素5t(u)のリスト(i= 1〜m)Lx、γ) (1)  Qoo +−a G上の点(たとえば、Si
の頂点の1つ、またはそのうちで Pに一番近い点) (ii)  SW off、P*←p、Q*←Qoo。
(in)  aGl : = (曲面要素tstt[o
、1]、に、γ)(i=1〜m) に対し、Pを送信する。
(iv)上記aGr(i=1〜m)から返されたmヶの
相対位置データに関し、 (a)  すべて第2種のとき、 ρ;1=Ilinρ1  e /’ 12=mln/)
 ti=1〜m    i=1〜m とする。且つ、5W=off  なら SWをonとし、さらに、 ρ: ←ρ71 −ρ、←ρ12 として、第2種の扱いとする。
(b)  第1種を含むとき、 p to=min(p t I第1種を与えるi)とす
る、対応する最短距離点Qtoを 共有するaGlの添字iの集合を工 とする。
5W=offなら、 ρ: ←ρ;  ←ρ五09 Q傘←Qt。
として第1種扱い。且つρ、0=0な らば(vth)へ。またS W= o nのときはof
fとする。
(V) (a) SW=onのとき、 P傘Q。0 として(ni)へ。
(b)  5W=offのとき、 として(vi)へ。
(vi)  内外判定IN(あるいはON)(Vn) 
   (I  N/ OUT*  /’; t  ρ:
  +  Q”)を相対位置データとして返す(終り)
(2)1個ないし複数個の境界表現された領域から、領
域または領域間の加工、II集を通して得られる新たな
領域の相対表現手順を、前記1個ないし複数個の領域の
相対表現手順より生成する手段。
この場合にも、前述した式(3)、 (5)に示すと同
様な参照形式と等式を用意しておく。すなわち、参照形
式は次の式(6)で、等式は式(7)で示すことができ
る。
(操作関数名、操作データ、相対表現手順データまたは
手順名のリスト)      ・・・(6)のリスト)
      ・・・(7) 操作関数名は、操作の種類毎に異なり、それぞれ個別の
操作データの下で、与えられる領域または領域間に、加
工9編集を加えることにより生成される新たな領域の相
対表現手順を指し、その値第1種または第2種の相対表
現データを以下、具体的に記述する。
以降の説明図(第4図〜第13図)にお簡単のため、曲
面要素の表示は省略してとして、 有する。
なお、 いては、 ある。
(a) 領域の反転操作 参照形式: (反転2手順または手順名)ここでいう手
順は、相対表現手順を意味し、以後の説明では、特に断
わらない限り、その意味で用いることにする。
この反転操作は、すでに境界表現された領域の内と外と
の関係を反転して、新たな領域を作るものである。第4
図(a)、(b)は、半径rの円板Gの反転(反転、a
)が、点Pに対してもつ相対位置データの値が、内外判
定データが反転することを除いて不変であることを示し
ている。また、第4図(c)は、(反転、G)の相対表
現手順(400)が、ステップ410〜430に示す手
続きにより得られることを示している。すなわち、反転
前の領域Gの相対表現手順(内外判定データ。
ρ−2ρ÷、Q)の内外判定データをOUTならINへ
、INならOUTへ逆転し、相対位置データ(内外判定
データ、ρ−2ρ+、Q)を生成し、これを(反転、G
)に対する相対表現手順とする(ステップ410〜43
0)。
(b) 2個の領域の集合和 参照形式= (和2手順12手順2) 和操作は、複数の領域の集合和によって新たな領域を作
る操作である。第5図は円板Glと正方形G2の2個の
領域による(和、G1゜G2)を説明するものである。
第5図において、ρ、ρ−9ρ+、Q等の符号に添字1
.2が付けられているが、これらは、それぞれ、領域G
1及びG2の点Pに対する相対位置データであることを
意味している。また、1,1゜2.2は、それぞれ領域
Gx、Gzの内部及び外部を示している。
第5図(a)、(b)は、領域G1 、GZともに、第
1種相対位置データが得られた場合を説明する図であり
、また、第5図(c)は、領域Gi 、G2の両方ある
いはいずれか一方が、第2種相対位置データを与える場
合を説明する図である。
まず、第5図(a)において1点Pが (12)空間にある場合、(和+ G 1 + 02)
は、第1種相対位置データとして得られ、その最短距離
ρの値として、ρlくρ2ならば領域GZ側の値が、ま
た逆であれば領域GZ側の値がとられる。すなわち、こ
の場合、ρl。
ρ2の小さい方がとられることになる。また。
点Pが(12)空間または(12)空間にあり、Qtt
 G2が第5図(a)L:示すよウニ、それぞれG2お
よびG1の外にある場合、すなわち、Qz、Qzが空間
(2)、(1)にある場合、(和、 Gt= 02)は
、やはり第1種相対位置データとして得られ、最短距離
ρの値は、それぞれ、GZ側及びGZ側のデータがとら
れる。領域Gl、G2ともに第1種相対位置データを与
えるが、点P、Qz及びG2が、第5図(b)に示すよ
うな関係にあるとき、または、領域Gt、 Gy、の少
なくとも一方が第2種相対位置データで与えられるとき
、すなわち、第5図(C)に示すような関係にあるとき
、(和、 G1. Gz)は、次のデータを以って相対
位置データとされる。
(内外判定データ、m1n(ρ1−2ρ2−)。
田、N1L) ここで、NiLとは、領域和(Gx、Gz)の境界上に
、点Pに対応する点Qを特定できないことを示している
。そして、この場合、第2種相対位置データの最単距離
上界ρ−は決定できるが、上界ρ+は決定できず cc
の値を有するとする。
(c) 2個の領域の集合積、集合差、参照形式: (
積1手順19手順2) (差1手順12手順2) 集合積、集合差の操作は、それぞれ、2個の領域の共通
領域及び手順1の領域から手順2の領域を引いた差によ
って得られる領域を作る操作であり、これらの操作は、
反転と集合和の操作を用いて、次のように構成すること
ができる。すなわち、 (積2手順19手順2):= (反転[和(反転 手順1) (反転 手順2)コ) (差2手順12手順2):= (反転[和(反転 手順1)手順2)])ここで、等式
:=は、左辺と右辺とが等価であることを意味しており
、既に用いられたものも同様である。
(d)  領域の運動の操作 参照形式= (運動 母曲線L 手順)この運動の操作
は、予め1つの手順によって表わされている領域が、母
曲、ILに沿って運動したときに、空間を走査してでき
る領域を定義する操作、である。母曲線りは、直線か円
弧またはこれらの組合せ等であり、次のように表わされ
るものとする。
(L(t):O≦L≦1) 母曲線りに沿う運動は、元になる領域の1つの参照点が
、母曲線り上をL(0)からL(1)まで、領域ととも
に移動する運動であるとする。なお、参照点を原点とし
て、領域上に固定された座標系は、参照形式の中では明
記していないが、母曲線りに沿って回転するものと、常
に空間が定義されている母座標系(これを世界座標系と
いう)に平行であるようにしたものと、2つの選択が可
能である。
第6図は、領域Gが、母曲線である円弧り上を、座標系
を母曲線りに沿って回転しつつ、参照点0を基準に移動
する運動操作を示している。第6図(a)において、0
(0)、x(0)。
y(0)は、1=0における領域Gの座標系を示し、O
(1)、 x (1)、 y (1)は、t=1におけ
る領域Gの座標系を示す。ところで、運動操作によって
できる領域G・に関する点Pの相対位置データは、領域
Gを、1=0に固定し、点Pを領域Gの移動と逆にP(
0)からP(1)に移動させてできる円弧LPと、固定
された領域Gとの位置関係を調べることによって得るこ
とができる。すなわち、例えば、円弧LPが、領域Gと
交差しない場合には、点Pは、領域G$の外にあり、点
Pと領域G*との最短距離は1曲線LPと領域Gとの最
短距離となる。第6図に示す例では、LPを二分法的に
セグメント分割しつつ、その過程で、第2種相対位置デ
ータを生成する手段を採用するものとする。
へ 第6図(b)、(c)は、この手段を可能とする原理を
説明するものである。すなわち、その1つは、第6図(
b)に示すように1円弧LPの区分点P(to)が、領
域Gの内部にあると判定された場合であり1点Pは、領
域G−の内部にあり、点Pが、領域Gに対して有する最
単距離上界ρ−を以って、点Pの領域G拳に対する最単
距離上界として、処理を終了させることができる。また
、他の1つは、円弧LPが領域Gと交差しない場合であ
り、この場合には、先に指摘したように1点Pは領域G
傘の外にある。第6図(c)では、区分点P(tz)と
P(tz)とで区分されたセグメントが1区分点put
)、P(tz)を両端とする線分中点Tを中心として、
線分の長さ2rを直径とする円の中に含まれることを示
している−この円が、線分中点Tの領域Gに対する下界
ρ−より小さい場合には、このセグメントに関する限り
、領域Gに対する最単距離上界は、 点Tの下界ρ−−r〉0 としてよい。従って、いずれの場合にも、区分操作は有
限回で終了し、領域の運動により生成された新たな領域
に対する相対位置データを求めることができる。
(e)  領域のアフィン変換 参照形式: (アフィン 変換マトリクス手順) アフィン変換は、予め手順によって表わされている領域
をアフィン変換して変形し、これにより新しい領域を作
る操作である。第7図は、円板領域Gにアフィンマトリ
クスM。
M−作用させ、領域Gを変換し、領域G*を作る操作を
示している。ここで、アフィンマトリクスM、M−は次
に示すものであるとする。
新たな領域G拳に対する相対位置データを求めるに先立
って、まず、第7図(a)に示すように、点Pではなく
、点P−M−の領域Gに対する相対位置データ(ρ−2
Q等)を求めておく、変換マトリクスMによるアフィン
変換により、領域G2点P−M−、点Q。
円Cは、第7図(b)に示すように、それぞれ、領域G
拳2点P2点Q /、楕円C′に変換される。いま、b
 (aとすると、点Pを中心とした半径b・ρ−は、領
域G申の境界と交わることはない。これらの関係を用い
ると。
点Pの領域G傘に関する相対位置データは、次のように
表わすことができる。すなわち、(P−M−の領域Gに
関する内外判定データ、ρ−・b、線分PQ’の長さ2
点 Q’ ) (f)  領域の鏡像変換 参照形式:(ミラー中心0半径R手順)鏡像変換は、予
め手順によって表わされている領域を、中心○、半径R
の円に関し鏡像変換して変形することにより、新しい領
域を作る操作である。円または直線は、円鏡面によって
、円または直線に変換されることが知られている。第8
図は、領域Gを、中心0゜半径Rの円鏡面によって鏡像
変換し、新たな領域GIを作る操作を示している。この
変換において、点Pに対する領域G吻の相対位置データ
を求める方法は、前述したアフィン変換の場合と同様で
ある。すなわち、まず、ja像点(R/IP+)”・P
に対する領域Gの相対位置データ(再短距離下界ρ−9
点Q等)を求める1点Pの鏡像点を中心とする半径ρ−
の円MNは、鏡像変換により、点Tを中心とする円M’
 N’ に変換される。但し、円M’ N’の中心Tは
1点Pとは一致しない。
点Pを中心とした半径を線分PN’の長さ(=r)とす
る円の内部は、領域G傘の境界と共通点を持つことはな
い。また、点Qの鏡像点をQ′としたとき、線分PQ’
は、点Q′以外に領域G傘の境界と共通点を持たない。
前述により、結局、点Pの領域G1)に関する相対位置
データは、次のように表わされる。
(点Pの鏡像点の領域Gに対する内外判定データI r
t線分PQ’の長さ2点Q’ )(g)  領域のオフ
セット 参照形式: (オフセット オフセット量δ手順) このオフセット操作は、予め手順によって表わされてい
る領域を、その領域の外側にオフセット量δ (〉0)
だけ移動させることによって、新しい領域を作る操作で
ある。第9図(a)は、オフセット操作により領域Gの
領域境界をδだけオフセットし、新たな領域Gを作る例
を示す。点Pに対する領域G拳の相対位置データは、次
のようにして構成される。まず、点Pの領域Gに関する
相対位置データ(ρ、Q等)を求める。この相対位置デ
ータが、第1種相対位置データとして与えられる場合、
点Pの領域G・に対する相対位置データは、第1種相対
位置データとして求めることができる。すなわち、この
相対位置データは、次のようになる。
(i)  点Pが領域Gの外にあり、ρ〉δのとき、 (OU T 、ρ−δ、ρ−δ、線分PQ上の点Pから
の距離ρ−δの点Q’ ) (ii)  点Pが領域Gの外にあり、ρ≦δのとき、 (IN、δ−ρ、δ−ρ、線分QPの延長上の点Qより
の距離δの点Q’ ) (iii)  点Pが領域Gの内にあるとき、(IN、
ρ+δ、ρ+δ、線分PQの延長上の点Qよりの距離δ
の点Q’ ) また1点Pの領域Gに関する相対位置データが、第2種
相対位置データとして与えられる場合、点Pの領域G拳
に対する相対位置データは、第2種相対位置データとし
て求めることができ、次のようになる。
(iv)  点Pが領域Gの外にあり、最単距離上界ρ
−〉δのとき。
(OUT* ρ−5+ (”−δ、N1L)(V)  
点Pが領域Gの内にあるとき、(I N、ρ−+δ、ρ
++δ、N1L)前述において、点Pの領域Gに対する
相対位置データが、第2種相対位置データとして与えら
れている場合、前記(iv)、(v)以外の場合には、
別の算定手段が必要となる。
第9図(bl)〜(b4)は、このための方法を説明す
る図である。この方法は5点Pが領域Gの外にあり、ρ
−くδの場合の相対位置を求めるためのものであり、ま
ず、点Pが領域Gの外にあるので、点Pを中心として、
−辺が46の正方形の窓を設定し、次に、この窓と領域
Gの交差の有無、及び、交差する場合には、点Pとの最
短距離を、窓の中心を通り、窓の辺に平行な2つの直線
で、窓を再帰的に4分割しつつ評価することにより、相
対位置データを算定するものである。第9図(bl)〜
(b4)は、その手順を例示したものであり、図中、白
丸の点は、領域Gの外部にある点を、黒丸の点は、領域
Gの内部にある点を示している。また、PI、 P2・
・・・・・及びρ1−2ρ2・・・・・・のような添字
付きの符号Pt及びρ1−は、細分された小窓の中心P
+が、領域Gに関して持つ相対位置データのうち、最単
距離上界がρl−であることを意味している。
第9図(bl)に示す点Pを中心とする一辺が46であ
る正方形の窓Wを、点Pで細分した第9図(b2)に示
す4つの小窓Wl〜W4のうち、その中心PL、a、P
aは領域Gの外部にあり、中心Piは領域Gの内部にあ
る。従って1点Pと領域Gとの最短距離ρは、点PとP
zとの関係から、ρ≦4「として評価される。また、点
P1を中心とする小窓Wsは、点P1を中心とした半径
ρl−の円C1の円の内側に入るので、この小窓W1と
領域Gは交差しない。従って、この小窓Wlについては
、評価の対象から除外する。同様に、小窓Wa、Waに
ついても、評価の対象から除去することができる。第9
図(b3)は。
前述で評価の対象となった小窓Wzを、その中心Pzで
再分割した結果を示している。再分割した小窓W 2 
s = W z番の中心点P21〜P24のうち、点P
に最も近い点P24は、この例では、領域Gの内側とな
るので、最短距離ρは、ρ≦4「/2として再評価され
る。従って、以降の評価は、小窓W24に対して行なえ
ばよいことがわかる。第9図(b4)は、さらにステッ
プを進め、小窓W244を中心Pa口で再分割している
状態を示す。このような再分割操作の結果、ρ= 2J
r/2であること、最短距離点Q=Pz4であることが
結論でき、この結果、点Pの領域Gに対する相対位置デ
ータが、第1種相対位置データとして求まることになる
。従って、点Pの領域G−に対する相対位置データは、
前述の(i)または(it)によって与えられる。なお
、この再分割操作の途中で、窓Wが領域Gと交差しない
ことが判明した場合には、ρ−=2δとして。
点Pの領域G傘に対する相対位置データは、前述の(i
v)により求めることができる。
(h)  領域のフィレット 参照形式: (フィレット、凸部丸め量δl。
凹部丸め量δ2、手順) この操作は9手順で示される領域の凸部角点を半径δ1
の円で丸め、凹部角点を半径δ2の円で丸めて、新たな
領域を作る操作である。この操作は1反転とオフセット
操作を用いて行うことができる次の操作と等価である。
すなわち。
(フィレット δ1 δ2 手順):=(オフセット 
δl (反転 (オフセット δl+62 (反転 (
オフセット62 手順)))))である。
第10図(a)、(b)、(c)は、領域10に対する
フィレット操作の手続を例示したものである。第10図
(a)〜(C)において、δ1.δ2は、それぞれ、領
域Gの凸部丸め量及び凹部丸め量を意味する。また、こ
のとき、領域G # G it G ze G 3及び
オフセット操作で得られる領域G・の間には、それぞれ
、次の関係がある。
Gt:=(オフセット 62  G) Gz:=(オフセット δ1+δ2(反転G1))Ga
:=(反転Gz) G4:=(オフセット δI G3) すなわち、 GI:=(オフセット δ1(反転 (オ゛゛フセット
 δl+δ2 (反転 (オフセ ット 62 G))乃) となっている。
前述を第10図(a)〜(Q)に従って、簡単に説明す
れば、まず、第10図(a)に示す図形Gに対して、凹
部丸め量に対応するδ2のオフセットを行う。この結果
、図形Gは、外側に広がり第10図(b)に示す図形G
1のように変形される。次に、この図形G1に反転操作
を行った後、凸部丸め量δlと凹部丸め量δ2の和δ1
+δ2のオフセットを行う。この結果、図形Glは、第
10図(b)に示す図形Gzとなる。この場合、図形G
Aに対して反転を行っているので、得られる図形G2は
、見かけ上縮小されたものとなる。さらに、この図形G
3を反転後、凸部丸め量に相当するδ1だけオフセット
する。
これにより、第10図(c)に示すような最終的な目的
の図形G傘を得ることができる。
(i)  領域の力学的変形 参照形式: (力学的変形p rQ、β。
(a、O,e)、手順) 領域の力学的変形は、あらかじめ手順によって表わされ
ている領域を、空間全体を満たすある仮想の媒体のもと
に置かれた物体と考えて、その1点○のベクトルe方向
に値aで示される大きさの力を加えたとき、その物体が
自身の材質に応じて、且つ媒体の抗力に対して受ける変
形を、定性的に模擬する操作である。ここでパラメータ
rQ 。
βは、前記の物体の材質や媒体の抗力を定性的に制御す
る値として使われる。
この操作を実現する基本的な考え方は、力の作用によっ
て、物体をその一部と見做して空間全体が一様に変形す
るものとし、物体の変形は変形後の空間内の物体相当部
分をとり出したものとすることである。空間の変形は1
次式で示される連続且つ、−対一の対応を与える写像M
で代表させる。
すなわち点(xpy)が点(x” t y’ )に変位
するものとし、簡単のために、0は原点(0,0)とし
且つ、eはX方向とすると、−例として、 (x’ my’ )=M(xty)=(x+ω(r)、
y)ここに、 r=石ゴT77 とすることが可能である。以下はこの例で示した写像M
を用いて説明する。
さて、このように写像Mが与えられたあとの処理は、(
e)で示した領域のアフィン変換の場合と全く同じであ
る。写像MとアフィンマトリクスMとは式の形が異なる
だけで、どちらも変換に変りはないからである。
第11図は、手順で与えられた領域Gを写像Mで変換し
、領域G傘を作る操作を示している。新たな領域G中に
対する相対位置データを求めるに先だって、まず第11
図(a)に示すように点Pではなく、P′=M−L(P
)の領域Gに対する相対位置データ(ρ−2Q等)を求
めておく、写像Mによって、領域09点M−1(P)、
点02円Cはそれぞれ、領域G*、点P、Q、閉曲線C
*に写像される。また原点○(0,0)はX軸上の点0
x(a、O)に写像される。
領域0本に対する点Pの相対位置データのうち、ρ;の
値は次式で計算される。すなわち。
ρ;=ρ−−a−max(μm、μ2)ここに であり、ρ−〉0ならばρ;〉0という性質を持つ、こ
れから点Pの領域G*に関する相対位置データは次のよ
うに表すことができる。
(点P′の領域Gに関する内外判定データ、 ρ*  
+  p 0本、Q*)次に第11図(bl)〜(b3
)を用いて、この操作が物体の力学的変形を定性的に模
擬できることを示す、金物体Gの例として図に示したよ
うな半径Rの円板を考える。
このとき、パラメータrQ 、 βのとり方によって次
に示す3つのモードが実現される。
(cl)塑性変形モード(局所変形モード)ro<Rと
するとω(r)zOとなるので第11図(bl)に示す
ように円板の中心より少なくとも右半分の点は殆んど変
位しない、しかるに力の作用点0は、X軸上0’(a、
O)に変位する。これは、大きな集中力がある局所位置
に短時間働く場合、すなわち衝突力を受けた場合で、且
つ物体の剛性がそれほど大きくなく、また媒体の抗力が
大きい場合に相当する。
(c2)剛性変位モード ro>Rとすると、ω(r)=aとなる。
これは第11図(b2)に示すように物体が剛体変位し
た場合に相当する。云い換えれば、力が緩やかに作用し
、且つ物体の剛性が大きく、物体に働く抗力が相対的に
大きくない場合には、物体は変形せず、ある位置まで移
動する。
(c3) 混成モード B)1とすルトr = p ) r 。
なる点(x、y)では、ω(r ) 20であり、r<
raなる点では、ω(r)、、0となる。したがって力
の作用点付近では剛体変位モードを示し、離れた点では
塑性変形モードを示す。
以上のことから、ro 、βの制御で力の作用による様
々な変形状態を模擬できることがわかる。
なお、ここでは力の作用が1点の場合 のみ示したが、本操作を拡張し、また他の操作と組合せ
ることにより、力が多点に作用する場合に対応できる操
作とすることができる。
(3)相対表現された領域自身の持つ形状的な特性を、
該領域の相対表現手順を用いて表現するための手段 (a)  空間細分による形状の概形表現相対表現され
た領域は、そのままでは、形状として認識しにくいので
、領域を形状として表現することが必要である。従って
、本発明では、前述した領域の相対表現手順を用いて、
該領域を含む空間を細分して、該領域の概形を表現する
手段を与える。この表現手段を第12図により説明する
まず、第12図(a)において、領域Gを含む、−辺H
の正方形の窓Wを設定する。この窓Wの細分操作の方法
は、窓Wの中心を通り−Xp’j両軸にそれぞれ平行な
2本の直線によって、4つの正方形の小窓に細分すると
いう方法である。この細分の後、それぞれの小窓につい
て、その窓が領域Gに含まれるか、互いに交差しないか
、あるいは、それ以外であるかに応じて、各小窓毎に(
満)、(空)。
(半空)のフラグを付与する。(半空)のフラグのつい
た小窓に対して、さらに前述と同様な細分を行い、これ
によりできた小窓に対して、前述と同様なフラグを付与
する。
このような細分とフラグ付与を再帰的に繰返して実行し
、(半空)のフラグの付与された全ての小窓の一辺の長
さが、要求精度ε以下になったとき、細分を終了するも
のとし、この(半空)のフラグが付与された小窓が領域
境界となる。また、このようにして生成されたフラグ付
きの各小窓のデータは、細分の過程に従って4分木の形
で記憶される。以下、この方法のキーとなる小窓に対す
るフラグ付与の判定基準について、第12図(b)、(
C)により説明する。
いま、小窓W′の中心点Pの領域Gに関する相対位置デ
ータを、(内外判定データ、ρ−ρ+、 Q)とし、判
定基準を次のように定める。
基準1:点Pを中心とし、ρ−を半径とする円C−が窓
W′を含むとき、内 外判定データのIN、OUTに応 じて、窓W′のフラグを、それぞ れ、(満)、(空)とする[第 12図(b)]。
基準2:点Pを中心とし、ρ+を半径とする円C+が窓
W′に含まれるとき、 窓W′のフラグを(半空)とする [第12図(c)] 。
前記の基準が適用できない場合には、その小窓を(半空
)と看して細分を続ければよい。
(b)  領域のマスプロパティ(面積2重心2重心ま
わりの二次モーメント)の導出。
領域の特性量であるマスプロパティは、前述した(a)
の方法によって得ることができる。すなわち、マスプロ
パティは、記憶されている領域の4分水データを走査し
て(満)または(半空)のフラグの付与された窓につい
て、諸量を計算し、これらの総和をとる方法により得る
ことができる。なお、(半空)フラグが付与された窓に
ついては、(満)として取扱うか、または、乱数を用い
て確率的に(満)としたり、(空)としたりというよう
に種々の方法が可能であるが、この取扱い方は任意であ
る。
(c)  領域の表示 領域の形状を表示するためには、2つの方法があるが、
いずれも、前述の(a)により説明した空間細分による
概形表現の4分水データを基本として、4分木を走査し
つつ、(半空)のフラグが付与された窓について、次の
処理を行うことにより達成できる。以下、第13図を用
いてこれを説明する。
表示法1:第13図(a 1)、 (a 2)において
、−辺がεの窓Wの中心点 Pの領域Gに関する相対位置デ ータより、最短距離点Qを求め。
Qを通り線分PQに垂直な直線 が窓Wによって切り取られる線 分MNを表示する。
表示法2:第13図(b)に示すように、窓Wを中心点
Pを通り、窓Wの 辺に平行な2本の直線で、4つ の小窓W 1 ” W 4に細分する。次に、各小窓W
+(i=1〜4)の 中心点Ptについて、点Ptの領 域Gに関する相対位置データよ り、最短距離点Q、を求める。
小窓W、に含まれる点Q1につい て、点Q、を通り、線分PiQI に垂直な直線が窓Wによって切 り取られる線分Liを生成する。
次に、線分L1(i=1〜4)相 瓦間の交差状況を調べ、領域G を含む側の折線ABCDEを表 示する。
前述において、点P(あるいは点P1)の領域Gへの最
短距離点Q(あるいは点Qt >が、点P(あるいは点
pt)の領域Gに関する第1種相対位置データとして与
えられるとき、最短距離点Q(あるいはQI)は、その
データの中に含まれているが、そうでない場合には、前
述した領域のオフセット操作において用いた第9図(b
l)〜(b4)の方法を、表示法1では一辺εの窓Wに
ついて、表示法2では一辺ε/2の窓Wiについて適用
することにより、求めるものとする。
本発明は、以上説明した(1)〜(3)の手段を用いる
ことにより、すなわち、基本領域形状の定義操作、運動
操作、交換操作による領域の変形、集合演算操作及び領
域形状の特性表現2表示等を行うことにより、機械の意
匠設計、構造設計9部品設計、あるいは、コンピュータ
グラフィックスにおける映像作成等を容易に行うことを
可能とするものである。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
本発明の第2の実施例は、境界表現された領域に関して
、前述の第1の実施例において(3)−(a)で説明し
た領域の概形表現の方法を基本とし、精度とを段階的に
小さくすることによって、概形表現を、全体的または部
分的に詳細化していくことのできるものである。この場
合、基本となる境界表現手順により、領域の形状は、厳
密に記述できるものとなっているので、詳細化の段階に
制限はない。この方法によれば、領域に関する特性量の
算定、領域間の干渉判定等を目的に応じた精度で行うこ
とができ、また、ある精度における結果に基づいて、さ
らに、動的に精度の向上を図ることが可能となる。
このため、この第2の実施例は、設計の上流における計
画、設計や、NC加工の加工シミュレーション、装置の
レイアウト、装置の組立や分解。
プラント部材の搬入、据付のシミュレーション等に用い
て効果的なものである。
次に、本発明の第3の実施例を説明する。
本発明の第3の実施例は、前述した第1の実施例及び第
2の実施例により説明した方法を装置として実現するも
のである。
第1図はそのための図形処理装置の構成を示すブロック
図である。
本発明を実施する図形処理装置は、第1図に示すように
、入力・制御機構100と、複合曲面体定義用相対表現
機構110と、複合曲面体加工・編集用相対表現機構1
20と、応用処理機構130と1表示・出力機構140
とにより構成される。
機構100は、領域の相対表現を行う手段であり。
参照形式と記号:=とを用いて指示する機能、及び、第
2の実施例における領域を概形表現するための精度εを
動的に制御する機能を含めた、全体の制御機能を実現す
るものである0機構110は、第1の実施例の(1)で
説明した基本領域に対する相対表現手順を生成する機構
であり1個々の基本領域に係る個別の定義関数毎に、ビ
ルディングブロック式に増強可能に構成される。機構1
20ば。
第1の実施例の(2)で説明した機能を機構として実現
したものであり、この機構も、操作関数毎に、ビルデイ
グブロック式に増強可能である。応用処理機構130及
び表示・出力機構140は、第1の実施例の(3)で説
明した機能を実行する機構であり、機構130は、応用
機能単位にビルデイングブロック式に増強可能に構成さ
れる。
次に、本発明の第4の実施例を説明する。
本発明の第4の実施例は、三次元領域に対する図形処理
法2図形処理装置を提供するものである。
本発明の第4の実施例は、前述した本発明の第1〜第3
の実施例の方法を三次元的に拡張し、これにより、三次
元空間上の領域に対する図形処理法9図形処理装置を構
成する方法と、前述した本発明の第1〜第3の実施例に
おける基本となる空間上の点Pに対する相対位置データ
に、点Pに対する最短距離点Qの属する境界面の情報を
付加して、相対位置データを、 (内外判定データ、最単距離上界ρ−9最短距離上界ρ
+2点Pからの距離ρ+をとる領域境界上の点02点Q
の涙する面番号) と変更する方法とを組合わせることにより得ることがで
きる。
三次元設計においては、面番号に対応して、面の種別1
面の形状を規定するデータ、面の材質。
加工法、加工精度9色種別等の設計製造上重要となる情
報が、属性として保持されるのが一般的であるので、こ
の第4の実施例は、設計から製造及び検査の段階まで、
−貫して活用することのできるものとなる。
次に、本発明の第5の実施例を説明する。
本発明の第5の実施例は、前述の第4の実施において得
られた、第1図に示すと同様な図形処理装置を内蔵させ
、入力・制御機構100に、実在する三次元物体に対し
て、視点を相対的に移動して、視点と三次元物体との最
短距離を非接触素子を用いて測定する機構を付加し、表
示・出力機構140に、その他の処理機能110〜13
0によって表現された三次元空間上の領域を、実空間上
で三次元物体として、加工、移動あるいは組立て等の操
作を行うための指令機構を付加することにより構成され
る数値制御装置あるいはロボットである。
この第4の実施例における装置に内蔵される図形処理装
置は、三次元空間上の領域を、相対表現手順により、統
一的に表現しており、また、この手順が与える相対位置
データは、利用者や機械が三次元物体を認識するために
、自然で利用しやすい形式を持っている。このため、こ
の実施例によれば、工場等の製造現場において、加工と
測定。
移動と測定、または、組立と測定等の組合せで、自動加
工、自動搬送、自動組立等を可能とし、さらに、自動検
査をも可能にする。
次に、本発明の第6の実施例について説明する。
本発明の第6の実施例は、二次元ないし三次元の(複合
曲面体)領域を自動切削加工する数値制御法および数値
制御装置または加工ロボットを提供するものである。
以下、二次元加工を例にとり、第14図を用いて、ここ
で基本となる数値制御法の実施例を説明する。第14図
(a)で1曲面要素SL、Si S3等で囲まれた領域
Gが本発明の1番目の実施例のもとて相対表現されてい
るとする。ここで、この領域を半径rのボールエンドミ
ルで加工公差δのもとて輪郭切削するものと仮定する。
第14図(a)は、この場合の工具の位置決めと工具径
路決定を自動処理するための説明図である。最初に、工
具の位置決め法について説明する。まず、領域Gにオフ
セット量rのオフセット操作を施し、オフセット領域G
ゆをつくる。すなわち。
G拳=(オフセット、r9手手順) とする。次に、領域Gの外部(OUT)にあり、Gより
十分に離れた工具の初期位置をPsとし、Psを通り領
域Gと交差する半直線L1を考える。
Ps′=Psとして、Ps  の領域G*に関する相対
位置データから距離下限ρ−を求める。
Q =max (ρ−r) する。次にPs  を中心として、半径Qの円を画き、
Llとの交点のうち、中心に関して点P8と反対側の点
をPs  とする。Ps  の領域G申に関する相対位
置データからPs  の領域G傘に関する内外判定を求
め、もしそれがOUTならPsをPs  として同様の
処理を続ける。もし、上記内外判定がINとなったなら
ば、Ps’ (OUT)とPs“(I N)を用いてL
l上二分探索を行うことにより、輪郭切削開始点Q−が
求まる。
次に、工具径路の決定法について説明する。
今、Q−を開始点Qoとして、加工公差δを考慮した線
分近似のための区間点が順次Q L + Q zs・・
・と点Qiまで求まったとする。次の点Q1+1は次の
ようにして求まる。すなわち、点Q、を中心として、半
径d(=r)の円を画き、この円と点Q、を通るG−の
法線(またはその近似直線)Lzとの2つの交点をそれ
ぞれQT、QDとする。QtとQoは、領域G串に関し
て互いに外部と内部の関係にあるので、Lzで2分され
る2つの円弧のうち、1つ前の点Q+−tと反対側にあ
る円弧に関し、二分探索を行ない、この円弧と領域G傘
の境界との交点Q;÷1を求める。次に、線分Q t 
Q ”s + 1の中心QMの領域Gに関する最短距離
pHを求める。ここでもし、1ρs −r I > 8
なら、dを半分にして再度上記の処理を繰返す。またも
し1ρN−rlくδ/2で、且つ1つ前の繰返しですぐ
上の処理、すなわちdを半分にする処理をしていないな
らば、dを2倍にして、はじめの処理を繰返す。それ以
外の場合には、Qフ÷1を求める点Q 1+ tとして
採用する。
次に、上記の処理に基づく切削の結果、削り残された残
切削部を自動検出し、且つ残切削部に対する工具を自動
決定し、残切削部に対する切削を自動的に行う方法につ
いて説明する。
まず、1番目の実施例で示した方法により、領域G11
と領域Gの差をとり、これをΔG1とする。
すなわち、 ΔG1=(差9手順G中2手順G) とする、以下は第14図(b)を用いて説明する。
次に、工具の運動によって走査される領域Δv1を、同
じく1番目の実施例で示した方法により、Δv1=(運
動、工具径路2点Qoに中心を置く半径rの円板の手順
) として求める。これから残切削部ΔG2がΔG2=(差
2手順AGI、手順Δv1)として求まる。ここで注目
すべきことは、第14図(a)を用いて説明した方法で
は過切削が起らないことである。
次に、残切削部ΔG2に対する工具として、半径がrよ
り小さいもの、たとえば半径がr/2に近いものを1つ
選ぶ。以下、残切削部に対する加工は、ΔG2を領域G
と見做して上記と同様な処理を加えれば達成される。勿
論ΔG2を残切削部に対しても、同様な処理が適用でき
る。
この第6の実施例における切削加工のための数値制御法
は、複合曲面体の加工を、その構成要素である曲面要素
を意識させず、一体物として、且つ粗加工から仕上加工
まで自動的に行う手段となるため、製造現場における、
加工情報の作成を容易にし、またこの手段を加工のため
の数値制御装置またはロボットに内蔵させることによっ
て、製造現場の高度な機械化を可能にする。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、n次元空間上の
領域を、空間上の任意の点が該領域に対して有する相対
位置データを一定形式で生成する相対表現手順と同一視
し、前記領域をこの相対表現手順で表現することにより
、領域形状の定義。
加工9編集及び結果として相対表現された領域の特性を
表現する手段が、領域の表現として用いられた相対表現
手順によって、いいかえれば、これらの相対表現手順が
与える、一定形式を持つ相対位置データを介して統一的
に与えられるので、従来技術による図形処理法に比較し
て、より概念的に完備し、堅固であいまいさのない図形
処理を行うことが可能となる。また、本発明による図形
処理法自体が簡明なため、この方法を装置として実現す
ることも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の方法を実施する図形処理装
置の構成を示すブロック図、第2図〜第14図は本発明
の図形処理法を説明する図であり。 第2図は相対位置データの説明図、第3図は基本領域の
定義操作の説明図、第4図は反転操作の説明図、第5図
は和操作の説明図、第6図は運動操作の説明図、第7図
はアフィン変換操作の説明図、第8図は鏡面変換操作の
説明図、第9図はオフセット操作の説明図、第10図は
フィレット操作の説明図、第11図は力学的変形操作の
説明図、第12図は領域の概形表現法の説明図、第13
図は領域の表示法の説明図、第14図は数値制御法の説
明図である。 100・・・入力・制御機構、110・・・複合曲面体
定義用相対表現機構、120・・・複合曲面体加工・編
集用相対表現機構、130・・・応用処理機構、140
・・・表示・出力機構、G・・・領域名、P・・・空間
上の点、Q・・・点Pに対する最短距離点、W・・・窓
、ρ、ρ−ρ+・・・点Pから領域G境界への最短距離
、最短距離第 図 県2区 第3図 第4図 反転(G) (a) (b) (400) (410) 第6図 第7図 (a) (b) 第8図 第9因 第10図 第11図 (bl) (bl) (b3) 第12図 (bl) (bl) 耶 30 (al) (b) (al) 吊14囚

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、nを自然数とするn次元空間内の複合曲面体領域に
    関して、 (1)領域[以下、単に領域というとき複合曲面体領域
    を意味する]を規定する一連のデータを用いて、空間上
    の任意の1点Pが前記領域に対して持つ相対位置データ
    を一定形式で生成する手順[以下、この手順を相対表現
    手順という]を与えることにより、前記領域を前記手順
    と同一視して一元的に規定する手段と、(2)前記手順
    が与えられた[以下、相対表現されたという]1ないし
    複数個の領域から、領域または領域間の形状的な加工、
    編集を行うことにより得られる、新たな領域の相対表現
    手順を、前記1ないし複数個の領域の相対表現手順から
    生成することにより、新たな領域を相対表現する手段と
    、 (3)相対表現された領域自身の持つ、形状的な特性を
    、前記領域の相対表現手順を用いて表現する手段とを備
    えることを特徴とする図形処理法。 2、前記空間上の任意の1点Pが領域に対して持つ相対
    位置データは、点Pが領域の内にあるか外にあるかを示
    す内外判定データと、点Pから前記領域境界への最短距
    離と、点Pから最短距離をとる該領域上の点Qとを一組
    とするデータ形式を有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の図形処理法。 3、前記空間上の任意の1点Pが領域に対して持つ相対
    位置データは、点Pが領域の内にあるか外にあるかを示
    す内外判定データと、点Pから前記領域境界への最短距
    離下界と、点Pから前記領域境界への最単距離上界と、
    点Pからの距離が最短距離上界を取る点Qとを一組とす
    るデータ形式を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の図形処理法。 4、前記空間上の任意の1点Pが領域に対して持つ相対
    位置データは、さらに、該相対位置データの要素である
    点Qの属する境界面の識別情報が付加されたデータ形式
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第2項または
    第3項記載の図形処理法。 5、前記相対表現された領域に対し、1点Pから該領域
    境界への最短距離と、最短距離をとる該領域境界上の点
    Qを求めるため、点Pが有する該領域への相対位置デー
    タまたは他の手段により推定された前記最短距離の上界
    値を用い、点Pを含み、点Pからその領域境界までの最
    短距離が、少なくとも前記最短距離の上界値以上である
    n次元立体を探索の窓として設定し、一定の分割規則に
    従つて、前記窓を複数個の部分n次元立体である小窓の
    集りに分割し、次に、それぞれの小窓の内部に点Qが存
    在するか否かを、その小窓の中心点の前記領域に関する
    相対位置データを用いて判定し、さらに、点Qが存在す
    る候補となつた小窓に対して前述と同様な分割操作を行
    い、かつ、細分されてできた小窓から点Qが存在する候
    補を選ぶ操作を再帰的に繰返す手段をさらに備えること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のうち
    1項記載の図形処理法。 6、領域境界の角点を滑らかに丸めるフイレット操作を
    行うため、2つのパラメータ、半径1及び半径2を用い
    、はじめに、前記領域を外側に半径2だけオフセットし
    、次に、オフセットされた領域を内側に半径1+半径2
    だけオフセットし、最後に、このオフセットによりでき
    た領域を外側に半径1だけオフセットする手段をさらに
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    4項のうち1項記載の図形処理法。 7、相対表現された領域に関して該領域を含むn次元立
    体を窓とし、はじめに、一定の分割規則に従つて前記窓
    を複数個の部分n次元立体である小窓の集りに分割し、
    それぞれの窓について、その内部の一点が前記領域に関
    して持つ相対位置データを用いて、前記窓が、前記領域
    に含まれるか、互いに交差しないか、あるいはそれ以外
    であるかを判定し、それぞれの場合に応じて(満)、(
    空)、(半空)のフラグを窓に付与し、(半空)のフラ
    グが付与された窓について、さらに、前述と同様の分割
    、細分された小窓に対するフラグの付与を再帰的に繰返
    し行い、(半空)のフラグが付与された窓の半径がある
    値(表現精度という)以下になつたとき、前述の操作を
    終了させ、フラグが付与された全ての窓を分割操作に従
    つて構造的に記憶することにより、前記領域の概形表現
    を与える手段をさらに備えることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のうち1項記載の図形処理法
    。 8、領域に対する概形表現の表現精度を動的に制御し、
    該領域を粗から詳細へと段階的に近似表現する手段をさ
    らに備えることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載
    の図形処理法。 9、領域に対する概形表現データのうち、(半空)のフ
    ラグが付与された窓に含まれる前記領域部分、すなわち
    前記窓に含まれる前記領域境界を、前記窓に含まれる1
    ないし複数個の代表点の前記領域に関する相対位置デー
    タを用いて、多面体として表現する手段をさらに備える
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項または第8項記
    載の図形処理法。 10、前記多面体として表現する手段が、二次元または
    三次元空間上の領域に対して適用され、前記領域を表示
    装置上に表示する手段をさらに備えることを特徴とする
    特許請求の範囲第9項記載の図形処理法。 11、本発明以外の何らかの図形処理法によつて創成さ
    れた領域の表現を、前記相対表現に変換する手段をさら
    に備えることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項な
    いし第10項のうち1項記載の図形処理法。 12、前記特許請求の範囲第1項ないし第11項のうち
    少なくとも1項に記載の図形処理法を用いる図形処理装
    置。 13、前記特許請求の範囲第12項記載の図形処理装置
    を内蔵する数値制御装置またはロボット。 14、二次元ないし、三次元の領域の切削加工において
    、工具の切削径路を、領域に関する前記相対位置データ
    を用いて、個々の曲面要素の局所性に係わらず、大局的
    に決定し、領域の一体加工を行う手段を有することを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の図形処理法に
    基づく数値制御法。 15、切削加工後の形状と仕上形状に対して、前記特許
    請求の範囲第1項記載の図形処理法にて、相対表現手順
    を与え、且つこれを用いて前記2つの形状の差をとり、
    この差の形状を残切削部と見做して、別の工具を選択し
    、これを用いて前記残切削部を加工すること、さらに、
    この過程を一連の手順としてくり返し実行することによ
    り、粗加工から仕上加工を含む一連の作業を、工具の選
    択も含めて自動処理する手段として有することを特徴と
    する前記特許請求の範囲第13項記載の数値制御法。 16、前記特許請求の範囲第14項または第15項記載
    の数値制御法を用いた数値制御装置またはロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003531443A (ja) * 2000-04-13 2003-10-21 スーパーデリヴァティヴズ・インコーポレーテッド オプションを価格設定するための方法およびシステム
US8423443B2 (en) 2001-10-13 2013-04-16 Super Derivatives, Inc. Method and system for pricing financial derivatives
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