JPH03217983A - 指紋照合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、マンマシンインタフェースとして指先の指紋
を用いて個人を照合する個人識別装置等に用いられる指
紋照合装置に関し、特に照合時間の短縮に関し改良され
た指紋照合装置に関するものである。

《従来の技術》 人退室管理、自動車の施錠装置等として、個人識別のた
めに用いられる指紋照合装置は、指紋入力部によって指
紋画像、即ち指紋模様を読取り、これと予め記憶装置に
登録記憶されている指紋模様の識別データとを比較照合
することにより行われている。

この比較照合は、安全性の向上のために厳格化されるほ
ど、一回の照合に必要な指紋データ容量が増大するから
、それに応じて指紋照合に必要な処理時間は長くなり、
またこの処理時間はデータ記憶部に記憶された識別デー
タのデータ数が多いほど長くなる。

このため、従来の指紋照合装置に於では、指紋照合とは
別に暗証番号を登録し、照合時にはテンキーによる暗証
番号のキーイン或いはメモリカードに書込まれた暗証番
号をカードリーダで読取ることにより暗証番号を指示し
、この暗証番号をもって照合する一つの識別データをデ
ータ記憶部より抽出し、この一つの識別データに於ける
指紋データと指紋入力部より入力された指紋画像との比
較照合を行うようになっている。

《発明が解決しようとする課題》 上述の如き従来の指紋照合装置に於では、指紋照合の処
理時間が短縮され、また確実な信頼性の高い本人照合が
行われるが、しかし、この場合には、原理的には指紋照
合のみにより本人照合を行うことが可能であるにも拘ら
ず、利用者は暗証番号のキーイン或いはカードリーダに
対するメモリカードの挿入を行う必要が生じる。また、
利用者が暗証番号を忘却したり、メモリカードを紛失す
ると、照合が行われなくなり、これらのことは本来これ
らを必要としない指紋による照合装置の特性を損ねるこ
とになる。

また、上述の如き指紋照合装置に於では、指紋照合のた
めの処理装置以外にキーボード、カードリーダ等が必要
になり、このためこれを、例えば自動車のドアの施錠装
置に用いようとしても、キーボード或いはカードリーダ
を実装するスペースがないことにより適応できない場合
もある。

本発明は、上述の如き従来の指紋照合装置に於ける問題
点に鑑み、暗証番号等の指紋画像に関するデータ以外の
照合データを一切必要とすることなく高速度に正確な指
紋照合を行う指紋照合装置を提供することを目的として
いる。

《課題を解決するための手段》 上述の如き目的は、本発明によれば、指紋画像を入力す
る指紋入力部と、前記指紋入力部により入力された指紋
画像に基いて指紋分類を行い各個人別の指紋データ及び
指紋分類データとを一組として各個人の識別データを作
成するデータ登録部と、前記データ登録部にて作成され
た前記識別データを記憶するデータ記憶部と、前記指紋
分類データをキーワードとして指定された指紋分類の識
別データを前記データ記憶部よりキーワード検索するデ
ータ検索部と、前記指紋入力部より入力された指紋画像
に基いて指紋分類を特定し、これに基いてキーワード検
索のための指紋分類を前記データ検索部に指示し、前記
指紋人ノｊ部より入力された指紋画像と前記データ検索
部によりキーワード検索された前記識別データの指紋デ
ータとを比較照合するデータ照合部とを有する指紋照合
装置によって達成される。

また」一連の如き目的は、本発明によれば、指紋画像を
入力する指紋入力部と、前記指紋入力部に入力された指
紋画像に基いて各個人の識別データを作成するデータ登
録部と、前記データ登録部にて作成された前記識別デー
タを記憶するデータ記憶部と、各々並行処理により前記
指紋入力部により入力された指紋画像と前記データ記憶
部に記憶された識別データとを比較照合する複数個の並
行処理データ照合部とを有していることを特徴とする指
紋照合装置によって達成される。

《作用》 指紋分類を行うものに於では、指紋入力部より入力され
た指紋画像とデータ記憶部に記憶された識別データの指
紋データとの照合は特定された指紋分類に属するものに
ついてのみ行われる。

複数個の並行処理データ照合部を有するものに於では、
その複数個の並行処理データ照合部が各々指紋照合を個
別に並行処理するようになる。

《実施例》 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。

第１図は本発明よる指紋照合装置の一つの実施例を示し
ている。本発明による指紋照合装置は、指紋の模様、即
ち指紋画像を入力する指紋入力部１と、指紋入力部ｌよ
り入力された指紋画像のデータ信号を与えられ、指紋画
像データ信号のノイズ除去等の画像処理及びシステム全
体の制御を行う制御部２と、制御部２より画像処理後の
指紋画像に関するデータを与えられるアキュムレー夕の
如きメモリ３と、メモリ３に移された指紋画像に関する
データに基いて、例えば渦巻型や流れ型等の指紋の形態
、或いは指紋隆線の平均線密度の如く、指紋全体の特徴
を示す指標を基に予め定められた指紋分類に従って指紋
分類を行い、第２図に示されている如く、キーワードと
しての指紋分類データと各個人別の指紋データとを一組
として各個人の識別データを作成するデータ登録部４と
、データ登録部４にて作成された識別データを格納記憶
するデータ記憶部としてのデータファイル５と、指紋分
類データをキーワードとして指定された指紋分類の識別
データをデータファイル５よりキーワード検索するデー
タ検索部６と、メモリ３に取込まれた指紋画像のデータ
を基に指紋分類を特定してキーワード検索する指紋分類
をデータ検索部６に指示し且つデータ検索部６によりキ
ーワード検索された識別データの指紋データとメモリ３
より取込んだ指紋画像に関するデータとを比較照合し、
照合結果を出力するデータ照合部７とを有している。

データ登録部４による指紋照合のためのデータ登録は、
メモリ３よりデータ登録部４に与えられる指紋画像のデ
ータに基き、指紋の形態、指紋隆線の平均線密度等によ
り予め定められた指紋分類に従って指紋分類を行い、こ
の分類指定処理により特定された指紋分類による指紋分
類データと各個人別の指紋データとを一組の識別データ
としてデータファイル５に格納することにより行われる
。

指紋分類のための分類データは、指紋の形態や指紋隆線
の平均的綿密度等、指紋全体の特徴を大まかに表わす指
標であるから、これは比較的簡単に求められ、この分類
指定処理は指紋データの比較照合に比して極く短時間に
て行われる。

第３図は第１図に示された指紋照合装置に於ける指紋照
合ルーチンの一例を示している。この指紋照合ルーチン
に於では、先ず最初のステップ１０に於で指紋入力部１
より制御部２に与えられ、制御部２にて画像データ信号
のノイズ除去等の画像処理を行われてメモリ３に移され
た指紋画像のデータをデータ照合部７に入力することが
行われる。

次にステップ２０に於では、ステップ１０にてデータ照
合部７に入力された指紋画像データに基いてその指紋の
分類を検出、即ち特定することが行われる。

ステップ２０の次はステップ３０へ進み、ステップ３０
に於では、指紋照合の最大トライ回数を予め定められた
Ｎ回とすべく、照合トライカウンタを初期化することが
行われる。

ステップ３０の次はステップ４０へ進み、ステップ４０
に於では、ステップ２０にて検出された指紋分類に関す
るデータをキーワード検索のためのキーワードとしてデ
ータ検索部６へ送り、データ検索部６によってその指紋
分類に属する識別データをデータファイル５よりキーワ
ード検索し、同一指紋分類の識別データのみをデータ照
合部７へ送ることが行われる。ステップ４０の次はステ
ップ５０へ進む。

ステップ５０に於では、メモリ３より与えられる指紋デ
ータとデータ検索部６より与えられる同一指紋分類の指
紋データとを順次比較照合することが行われる。

ステップ５０の次はステップ６０に進み、ステップ６０
に於では、指紋の比較照合の同一性から照合がＯＫであ
るか否かの判別が行われる。照合ＯＫである場合はステ
ップ７０へ進み、照合ＯＫ出力が行われて終了する。こ
れに対し照合ＯＫでない場合はステップ８０へ進む。

ステップ８０に於では、照合トライカウンタのカウント
数を一つカウントダウンすることが行われる。

ステップ８０の次はステップ９０へ進み、ステップ９０
に於では、照合トライカウンタのカウント数Ｎが０であ
るか否かの判別が行われる。Ｎ＝０でない場合はステッ
プ４０へ進み、再度、指紋分類によるキーワード検索よ
り指紋照合が繰返えされ、そうでない場合、即ち最大ト
ライ回数Ｎ回に亘って照合が不適切である場合はステッ
プ１００へ進み、照合ＮＧ出力が行われて終了する。

第４図は本発明よる指紋照合装置の他の一つの実施例を
示している。本発明による指紋照合装置は、指紋の模様
、即ち指紋画像を入力する指紋入力部１１と、指紋入力
部１１より入力された指紋画像のデータ信号を与えられ
、指紋画像のデータ信号のノイズ除去等の画像処理及び
システム全体の制御を行う制御部１２と、制御部１２よ
り画像処理後の指紋画像に関するデータを与えられるア
キュムレータの如きメモリ１３と、メモリ１３に移され
た指紋画像に関するデータによって各個人の識別データ
を作成するデータ登録部１４と、データ登録部１４にて
作成された識別データを格納記憶するデータ記憶部とし
てのデータファイル１５と、メモリ１３より取込んだ指
紋画像に関するデータとデータファイル１５より取出し
た識別データに於ける指紋データとを比較照合し、照合
結果を出力するデータ照合部１６を複数個備えたデータ
照合処理ユニット１７とを有している。

データ照合処理ユニット１７に於で、データ照合部１６
は、互いに並列の関係に配置され、各々個別に上述の比
較照合を並行して行い、謂ゆる並行処理データ照合部を
なしている。

第５図は第４図に示された指紋照合装置に於ける指紋照
合ルーチンの一例を示している。この指紋照合ルーチン
に於では、先ず最初のステップ１００に於で指紋入力部
１１より制御部１２に与えられ、制御部１２にて画像デ
ータ信号のノイズ除去等の画像処理を行われた移された
指紋画像のデータをメモリ１３に入力することが行われ
る。

ステップ１００の次はステップ１１０へ進み、ステップ
１１０に於では、指紋照合の最大トライ回数をＰめ定め
られたＮ回とすべく、照合トライカウンタを初明化する
ことが行われる。

ステップ１１０の次はステップ１２０へ進み、ステップ
１２０に於では、複数個のデータ照合部１６に於で、比
較照合が終了しているデータ照合部１６があるか否かの
判別が行われる。比較照合が終了しているデータ照合部
１６が一つでもあればステップ１３０へ進み、そうでな
ければこのステップ１２０が繰返し実行される。

なお、初期状態に於では、データ照合部１６は全て比較
照合が終了している状態とされ、これにより一回目のス
テップ１２０の実行に於では、必ずイエス判定が行われ
る。

ステップ１３０に於では、データファイル１５より識別
データを読出し、これを比較照合が終了しているデータ
照合部１６の各々に対して与えることが行われる。ステ
ップ１３０の次はステップ１４０へ進む。

ステップ１４０に於では、複数個のデータ照合部１６の
各々に於で、メモリ３より与えられる指紋データとデー
タファイル１５より与えられる識別データに於ける指紋
データとを比較照合することが個別に並行して行われる
。照合ＯＫである場合はステップ１５０へ進み、照合Ｏ
Ｋ出力が行われて終了する。これに対し照合ＯＫでない
場合はステップ１６０へ進み、ステップ１６０に於では
、照合トライカウンタのカウント数を一つカウントダウ
ンすることが行われる。

ステップ１６０の次はステップ１７０へ進み、ステップ
１７０に於では、照合トライカウンタのカウント数Ｎが
０であるか否かの判別が行われる。

Ｎ＝Ｏでない場合はステップ１２０へ進み、比較照合が
終了したデータ照合部１６ができ次第、指紋照合が繰返
えされ、そうでない場合、即ち最大トライ回数Ｎ回に亘
って照合が不適切である場合はステップ１８０へ進み、
照合ＮＧ出力が行われて終了する。

《発明の効果》 以上の説明から明らかな如く、本発明による指紋照合装
置に於では、指紋入力部より入力される指紋画像とデー
タ記憶部に記憶された識別データの指紋データとの照合
が指紋分類をキーワードとするキーワード検索によって
特定された指紋分類に属するものについてのみが行われ
、これにより暗証番号等を必要とすることなくデータ記
憶部に記憶された識別データの全てについて照合が行わ
れず、的を絞った照合が行われることになり、データ記
憶部の識別データ数が多くても、また一つ一つの指紋照
合が高精度に行われても長い処理時間を必要とすること
なく指紋照合が適確に行われる。

また複数個のデータ照合部により指紋照合を個別に並行
処理するものに於では、並行処理により全体の照合必要
時間が短縮され、暗証番号等が用いられなくとも指紋照
合が長い処理時間を必要とすることなく行われるように
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による指紋照合装置の一つの実施例を示
すブロック線図、第２図は第１図に示された本発明によ
る指紋照合装置に用いられる識別データの構成図、第３
図は第１図に示された本発明による指紋照合装置に於け
る指紋照合ルーチンの一実施例を示すフローチャート、
第４図は本発明による指紋照合装置の他の一つの実施例
を示すブロック線図、第５図は第４図に示された本発明
による指紋照合装置に於ける指紋照合ルーチンのー実施
例を示すフローチャートである。 １・・・指紋入力部 ２・・・制御部 ３・・・メモリ ４・・・データ登録部 ５・・・データファイル ６・・・データ検索部 ７・・・データ照合部 １１・・・指紋入力部 １２・・・制御部 １３・・・メモリ １４・・・データ登録部 １５・・・データファイル １６・・・データ照合部 １７・・・データ照合処理ユニット

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、指紋画像を入力する指紋入力部と、 前記指紋入力部により入力された指紋画像に基いて指紋
   分類を行い各個人別の指紋データ及び指紋分類データと
   を一組として各個人の識別データを作成するデータ登録
   部と、 前記データ登録部にて作成された前記識別データを記憶
   するデータ記憶部と、 前記指紋分類データをキーワードとして指定された指紋
   分類の識別データを前記データ記憶部よりキーワード検
   索するデータ検索部と、 前記指紋入力部より入力された指紋画像に基いて指紋分
   類を特定し、これに基いてキーワード検索のための指紋
   分類を前記データ検索部に指示し、前記指紋入力部より
   入力された指紋画像と前記データ検索部によりキーワー
   ド検索された前記識別データの指紋データとを比較照合
   するデータ照合部とを有する指紋照合装置。 ２、指紋画像を入力する指紋入力部と、 前記指紋入力部に入力された指紋画像に基いて各個人の
   識別データを作成するデータ登録部と、前記データ登録
   部にて作成された前記識別データを記憶するデータ記憶
   部と、 各々並行処理により前記指紋入力部により入力された指
   紋画像と前記データ記憶部に記憶された識別データとを
   比較照合する複数個の並行処理データ照合部とを有して
   いることを特徴とする指紋照合装置。