JPH03141158A - 低熱伝導性高炉用耐火物 - Google Patents

低熱伝導性高炉用耐火物

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JPH03141158A
JPH03141158A JP1277988A JP27798889A JPH03141158A JP H03141158 A JPH03141158 A JP H03141158A JP 1277988 A JP1277988 A JP 1277988A JP 27798889 A JP27798889 A JP 27798889A JP H03141158 A JPH03141158 A JP H03141158A
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JP
Japan
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carbon
zirconia
resistance
refractory
silicon carbide
Prior art date
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Pending
Application number
JP1277988A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuteru Aoyama
和輝 青山
Shuichi Nomiyama
野見山 秀一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harima Ceramic Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Harima Ceramic Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH03141158A publication Critical patent/JPH03141158A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は耐アルカリ性、耐スポール性、耐摩耗性および
耐酸化性を著しく向上させた低熱伝導性高炉用耐火物に
関する。
[従来の技術] 従来から骨材にβ−アルミナ、炭素、炭化珪素を用い、
これに金属珪素を添加して粒子間を炭化珪素結合もしく
は炭素結合させることによって、耐食性、耐スポール性
および耐アルカリ性を向上させた高炉用耐火物が特公昭
56−35830号公報で提案されている。
しかし前記耐火物は多くの物性を向上させている反面、
熱伝導率が高く、高温で酸化消耗し易い欠点がある。
それ故高炉炉壁に使用した場合、炉外への熱損失が多く
、高炉操業の熱経済性の向上が望まれている。
また耐火物の酸化損傷により、高炉炉壁の保護も十分と
は言えなかった。
[発明が解決しようとする課題] 最近、高炉は操炉技術、補修技術および鉄皮からの冷却
方式の改善等により長寿命になっている。
それにともない耐火物の高耐用性が要求されるとともに
耐火物を保護し延命を図るため鉄皮からの冷却が実施さ
れている。
この冷却に適した材質として高熱伝導性のカーボン含有
耐火物が多用されている。
このような冷却による炉体保護は炉外への熱損失が極め
て多く、熱経済面から好ましいことではない。
本発明者等は冷却による炉体保護にたよらず熱経済面に
優れる耐火物、すなわちアルカリアタック、熱衝撃、装
入物による摩耗および水蒸気酸化等の損傷作用に強い低
熱伝導性の耐火物に着目し、実験を重ねた。
[課題を解決するための手段] 前記問題点を解決するため種々実験を重ねた結果、ジル
コニア骨材がβ−アルミナと同様アルカリアタックに有
効であることを認め、ジルコニア−炭化珪素−カーボン
系において特に黒鉛化度の低いカーボンが熱伝導率が小
さく、また緻密な組織を有する原料がアルカリアタック
、熱衝撃および装入物による摩耗に対する耐用性に優れ
ることを見い出し本発明を完成させたものである。
すなわち本発明の特徴とするところはジルコニア10〜
85wt%、カーボン5〜25wt%および炭化珪素1
0〜85wt%からなる混合物100 wt%に対し、
外掛けで焼結剤2〜10wt%と酸化防止剤1〜5wt
%添加し、これに結合剤を加えて混練後、成形、焼成し
たことを特徴とする低熱伝導性高炉用耐火物である。
従来よりカーボンを含有する耐火物はカーボンが酸化さ
れ、組織が脆弱化し、該耐火物の使用時にカーボンが溶
銑中へ溶解して消失するので耐用性が不十分であった。
このため該耐火物に耐酸化性を付与すべく、超微粉の炭
化珪素を少量添加する方法が特開昭58−115073
号公報により提案されている。
他の文献にもいくつか提案されているが、いずれもその
耐用性において改善の余地が残されている。
本発明においては緻密な組織を有するカーボンを用い、
更に焼結剤および酸化防止剤を添加し、焼成することに
より耐火物の気孔径を小さくし、かつ開口気孔を密封気
孔とする。その上カーボンの使用量を最小限に止めるこ
とにより、酸化損耗を抑制するものである。
本発明で用いるカーボンは適度の黒鉛化度を有する仮焼
無煙炭、石炭ピッチコークス、石油ピッチコークス、土
状黒鉛等であって、特に仮焼無煙炭が好ましい。その純
度は80wt%以上のものが好ましく、90wt%以上
のものがより好ましい。
またフランクリン(Franklin)のP値から求め
た黒鉛化度60%以下の緻密な組織を有するカーボンを
使用する。
黒鉛化度が60%を超えると熱伝導率が高くなり好まし
くない。カーボンを5〜25wt%の範囲に限定した理
由は25wt%を越えると耐酸化性が低下し、熱伝導率
が高くなる。
また5wt%未満では熱間線膨張率が大きくなり、耐ス
ポール性が低下する。
ジルコニアはCaO,MgOまたはY2O,で安定化さ
せた安定化ジルコニアを主体とするものでβ−アルミナ
と同じく格段にアルカリ性に優れた材質である。
このジルコニアを10〜85wt%の範囲に限定したの
は10wt%以下では熱伝導率が8kcal/m、hr
、 ”C以上と高くなり、耐酸化性が低下する。
85wt%以上では炭化珪素、カーボン量が少なく、耐
スポール性が低下する。
炭化珪素の純度は80wt%以上のものが良く、90w
t%以上のものがより好ましい。純度が低下すると耐食
性および耐アルカリ性が低下する。
炭化珪素を10〜85wt%使用する理由は85wt%
を越えると熱伝導率が高くなり、耐スポール性が悪くな
る。10wt%未満であると耐アルカリ性および強度が
低下する。
焼結剤は金属珪素、金属アルミニウム、フェロシリコン
およびそれらの合金並びに炭化硼素、窒化硼素等の硼化
物であり、これらが焼成中炭化物、酸窒化物等に変化し
、気孔径を小さくすると同時に粒子間を結合させ高強度
になる。
その量を2〜10wt%とじたのは10wし%を越える
と添加量に比例した効果の増大が望めず、不経済である
とともに耐スポール性が低下する。2wt%未満では粒
子間結合数が少なく、組織の強化が認められない。
酸化防止剤はJO,Na2O,B2J、5i02.Ca
O等を主成分とする低融点のゆう薬、ガラスの粉末、長
石、硼砂および粘度等である。
これらが焼成中粒子表面および粒子間隙をコーティング
し、密封気孔とするとともに外気と遮断する。
その添加量を1〜5wt%とじたのは5wt%を越える
と耐火物の耐火性が低下し、耐用性が面下する。1wt
%未満では酸化防止の効果が十分得られないからである
なお、本発明における結合剤を加えての混練、成形、焼
成等については、この種の耐火物を製造する場合の一般
的な条件を用いてほぼ充分であり、したがって、ここで
はその詳しい条件記載は省略するが、結合剤は有機系の
もので、焼成は還元雰囲気下で1000〜1600℃の
範囲で行なうことが望ましい。
[実 施 例] 以下実施例について説明する。
実施例(A−F)および比較例(イ〜ト)の配合割合を
第1表に示す。
その各配合物にピッチ、アントラセン、合成樹脂等の有
機結合剤を加えて、混練、成形後還元雰囲気下1000
 N1400℃の温度で焼成した。
ここに用いたジルコニアはCaOで安定化した安定化率
80%以上の電融品である。
カーボンは仮焼無煙炭、ピッチコークス、比較例に天然
リン状黒鉛を使用した。炭化珪素、金属珪素および金属
アルミニウムの純度はそれぞれ91.4.97.5およ
び98.5%のものを用いた。
使用した各原料の化学成分を第2表に示す。
実施例A、B、D、Eは配合物にフェノール樹脂を加え
、混練、成形後還元7囲気下において1350℃の焼成
を行った。
実施例C,Fは配合物にアントラセン8%を加えた硬ピ
ツチを4wt%加えて、130℃の加熱混練を行い、成
形後還元雰囲気下において1100℃の焼成を行った。
また比較例イ〜トは実施例A、B、D、Eと同様に製造
した。
以上の如く製造した各供試体について熱伝導率、耐酸化
性、耐アルカリ性、耐スポール性および耐侵食性につい
て測定し、その結果を第3表に示す。
熱伝導率は各供試体を20φx 150mmの円柱に切
りだし、直接熱流法により測定し、600℃での値で表
示した。
耐酸化性については各供試体を1辺40mmの立方体に
切りだし、電気炉で1400℃×30分間保定後取り出
し、切断面観察より比較評価した。
耐アルカリ性は各供試体を20x 20X 60mmの
角柱に切りだし、試薬炭酸カリとコークス粉20 + 
80の混合物を詰めた容器内に埋め込み、その容器を密
封し、電気炉で1300℃×5時間保定する。これを5
回繰り返した後供試体を取り出し、寸法変化率により比
較した。
耐スポール性は各供試体を40X 5QX 180mm
の角柱の切りだし、誘導炉にて1500℃の溶銑中に9
0秒間浸漬後水冷した供試体の外観および切断面観察よ
り比較評価した。
耐侵食性については各供試体を台形状に(上辺70mm
X底辺150mm x高さ70mmX長さ130mm)
に切りだし、比較量と張り合わせて、酸素プロパンガス
バーナにて1500℃まで昇温し、その中に銑鉄と高炉
スラグを50:50の割合で没入し、回転しつつその温
度に3時間保定した後、解体して溶損された量を比較評
価した。
第3表から明らかなように実施例A〜Fのものは黒鉛化
度の低いカーボンを所定量使用したものなので、熱伝導
率において比較例へ、トに比べ低く 3〜7 kcal
/m、hr、 ”Cの範囲にある。
耐酸化性は比較例口、ハ、へおよびトに比べ浸れている
耐アルカリ性において、比較例口、二およびホに比べ優
れている。
耐スポール性において、比較例二およびホに比べ壜れて
いる。
耐侵食性において、比較例イ、ハ、二、ホ、へおよびト
に比べ優れている。
このように本発明の実施例A−Fのものは低熱伝導率か
つ耐酸化性に優れ、しかも耐アルカリ性、耐スポール性
および耐侵食性(耐摩耗性)を兼ね備える新規な耐火物
である。
[発明の効果] 本発明の耐火物は、熱伝導率が低く、熱損失が小さく、
加えて耐酸性、耐アルカリ性ともに優れ、更に耐スポー
ル性、耐侵食性(耐摩耗性)をも兼ね備えたものであり
、多くの用途があるが、特に高炉の炉壁並びにステーブ
クーラー用埋込み耐火物として、炉壁保護および熱経済
性のいずれの面でも適性の高いものである。
他4名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジルコニア10〜85wt%、カーボン5〜25w
    t%および炭化珪素10〜85wtからなる混合物10
    0wt%に対し、外掛けで焼結剤2〜10wt%と酸化
    防止剤1〜5wt%添加し、これに結合剤を加えて混練
    後、成形、焼成したことを特徴とする低熱伝導性高炉用
    耐火物。
JP1277988A 1989-10-25 1989-10-25 低熱伝導性高炉用耐火物 Pending JPH03141158A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263203A (ja) * 2008-04-01 2009-11-12 Jfe Steel Corp 竪型炉用耐火物
JP2010100458A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Jfe Steel Corp 竪型炉用不定形耐火物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263203A (ja) * 2008-04-01 2009-11-12 Jfe Steel Corp 竪型炉用耐火物
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