JPH0284946A - 電子走査型超音波診断装置 - Google Patents

電子走査型超音波診断装置

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Publication number
JPH0284946A
JPH0284946A JP1145269A JP14526989A JPH0284946A JP H0284946 A JPH0284946 A JP H0284946A JP 1145269 A JP1145269 A JP 1145269A JP 14526989 A JP14526989 A JP 14526989A JP H0284946 A JPH0284946 A JP H0284946A
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JP
Japan
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ultrasonic
ultrasonic transducer
transducer array
focus
ultrasound
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Pending
Application number
JP1145269A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Misono
和裕 御園
Tatsuo Nagasaki
達夫 長崎
Masayoshi Omura
正由 大村
Shinichi Imaide
慎一 今出
Shuichi Takayama
修一 高山
Takashi Tsukatani
塚谷 隆志
Takeshi Yokoi
武司 横井
Kuniaki Kami
邦彰 上
Masaaki Hayashi
正明 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0284946A publication Critical patent/JPH0284946A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の超音波振動子を円環状に配設して超音
波ビームをラジアルスキャンする電子走査型超音波診断
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、超音波ビームをラジアル方向にスキャンする方式
には、メカニカルスキャンタイプと電子スキャンタイプ
とがある。このうちメカニカルスキャンタイプは、機械
的運動により超音波振動子を回転させて順次走査するも
のである。電子スキャンタイプには2種あり、第1は円
環状に配設した複数の超音波振動子を対向する超音波振
動子と逆方向に超音波ビームを放射させるものであり、
第2は円環状に配設した複数の振動子を、円環の中心を
通り対向する超音波振動子を透過して円環外側に放射す
るものである。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のラジアルスキャン方式には次のよ
うな問題点があった。先ず、機械的に超音波ビームをラ
ジアルスキャンするメカニカルタイプのものでは、体腔
内に挿入される内視鏡等の挿入部先端構成部に設けた超
音波振動子を機械的に回転させて行うため、可動部に対
する信頬性が低いほか形状も大きくなるので体腔内に挿
入する際の患者に与える苦痛が大であった。また、フレ
ームレートが低いため心臓のように動きの早い臓器の断
層像描出が困難であった。
次に、電子スキャンタイプのうち第1のものは円環状に
配設した超音波振動子アレイの外側方向へ超音波ビーム
を放射するので、該超音波振動子アレイ近辺に超音波ビ
ームを集束させることが困難であった。また第2のもの
は超音波ビームを超音波振動子プレイの近辺に集束する
ことはできるが、逆に遠方に集束することは対向する超
音波振動子があるため困難であった。これらは超音波画
像をモニタ上に映出する場合、分解能が悪く鮮明度を欠
くこととなるため問題であったのである。
本発明は、上記問題点を解決すべく提案されるもので、
従来の超音波スキャン方式が有していた不具合を解消し
、フレームレートが高(、超音波振動子アレイの外側方
向近辺及び遠方に超音波ビームを集束することができる
電子走査型超音波診断・装置を提供することを目的とし
たものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、上
記目的を達成するために複数の超音波振動子を連続的に
あるいは非連続的に円環状に配設してなる超音波振動子
アレイと、超音波振動子アレイの内側に充填した超音波
振動子と音響適合性の良いマツチング部材と、複数の超
音波振動子の一部を順次選択し選択された超音波振動子
にマツチング部材を通過し対向する超音波振動子を透過
して超音波振動子アレイの外側に超音波ビームを集束さ
せるディレィラインと、選択された超音波振動子にマツ
チング部材を通過させずに超音波振動子アレイの外側に
超音波ビームを集束させるディレィラインと二つのディ
レィラインを切り換える切り換えスイッチと、選択され
た超音波振動子からのエコーを受信するディレィライン
に対応する受信回路とを具備し、切り換えスイッチを切
り換えることにより超音波振動子アレイの内側方向ある
いは外側方向に集束するように超音波ビームを選択的に
放射するようにしたものである。
このようにしたため、回路選択スイッチにより超音波振
動子から放射される超音波ビームを、円環状超音波振動
子アレイの内側方向、外側方向に選択して集束するよう
に放射することができる。
〔実施例〕
第1図〜第4図は、本発明の第1実施例を示すもので超
音波振動子アレイを示している。超音波振動子としての
圧電素子1〜16が円環状に等間隔で配設してあり、そ
れらの内周全域にリング状の共通電極17を設け、外周
には各圧電素子に対応する素子別電極18〜33を設け
ている。超音波振動子アレイ34の内部には圧電素子と
電気音響的にマツチングのよいL i N b O3の
ようなマツチング部材35を充填し、外周は超音波を良
好に透過する例えばポリエチレンなどの合成樹脂から成
る絶縁層36で被覆している。このように構成した超音
波振動子アレイ34は、第5図に示すように超音波駆動
回路及び超音波画像表示部に接続して超音波診断装置を
構成する。
すなわち、超音波振動子アレイ34の圧電素子1〜16
の素子別電極18〜33は、2系統の送受信回路に接続
する。素子別電極18〜33は2つの高周波パルス発生
器39.46と2つの駆動素子選択回路43゜49に接
続する。高周波パルス発生器39.46はそれぞれ可変
ディレィライン40.47に接続し、さらに駆動素子選
択回路41.48の出力端子に接続し、さらに焦点切換
スイッチ42.52に接続している。焦点切換スイッチ
42.52はそれぞれ同期制御器54、焦点切換入力部
53に接続している。駆動素子選択回路43.49はそ
れぞれ可変デイレイ&加算器44゜50に接続し、さら
に増幅器45.51に接続している。
増幅器45.51は焦点切換スイッチ52に接続し、さ
らに焦点切換入力部53及びDSC(デジタルスキャン
コンバータ)に接続し、さらにモニタ56に接続する。
このように構成した電子走査型超音波診断装置により、
超音波ビームをラジアルスキャンする方法を第3図、第
4図に従い説明する。超音波振動子アレイ34の各圧電
素子1〜16は同時に4個の圧電素子が駆動し、時計方
向に順次駆動を連続していくようにしである。ここで3
時方向へ超音波ビームを放射するには第3図に示すよう
に圧電素子11〜14を駆動すればよく、6時方向には
圧電素子15、16. 1. 2を、12時方向へは圧
電素子7〜10をそれぞれ同時に駆動すればよい。駆動
された圧電素子は円環状アレイに対して外部と内部に超
音波ビームを放射するが、円環内部は前記のごとく電気
音響的に良好なマツチング部材35で充填しているが、
円環外部はそのように構成していないので電気音響的に
良好なマツチングがとられていない。そこで円環内方向
への超音波ビームの焦点距離位置の音圧が最大となるよ
うに信号処理をすると円環外方向へ向う超音波ビームは
、圧電素子それぞれが放射する超音波の位相が整相され
ていないため互いにキャンセルされてしまい、円環内に
放射される超音波ビームに比し無視できる。従って、超
音波ビームは第3図に示すように内部のマツチング部材
35を介し、駆動圧電素子と対向する圧電素子を透過し
て外部へ照射される。
次に第4図に示す場合は、超音波ビームを3時方向へ放
射する場合に圧電素子3〜6を駆動し、6時方向には圧
電素子7〜10を9時方向には圧電素子11〜14を、
12時方向には圧電素子15.16. 12をそれぞれ
同時に4個づつ駆動するようにしたものである。駆動さ
れた圧電素子は円環状アレイに対して内部と外部に超音
波ビームを照射する。
前記のごとく内部には良好なマツチング部材が充填しで
あるため、超音波ビームは外部方向より内部方向へ強く
放射される。しかし、外部方向へ向かう超音波ビームに
焦点距離の音圧が最も強くなるように信号処理をするこ
とにより、内部に放射される超音波の位相は整相されて
おらず内部の広範囲に超音波が散乱し、内部に放射され
る超音波ビームは外部に向かうものに比し、無視できる
ほど小さくなる。このようにして第4図に示すように超
音波ビームは、円環状アレイ外部に向かって照射される
次に、第5図に示す超音波駆動回路による超音波走査に
ついて説明する。超音波振動子アレイ34・のうち、連
続した3個の圧電素子12〜14が選択されていると、
超音波ビームは図示のごとく右斜め下方向へ放射され近
距離点フォーカス37に合焦される。この場合、送受信
回路を構成する高周波パルス発生器39、可変ディレィ
ライン40、駆動素子選択回路41、駆動素子選択回路
13、可変デイレイ&加算器44、増幅器45を近距離
点フォーカス用の回路とする。そして焦点切換入力部5
3により焦点切換スイッチ42.52が近距離点フォー
カス用の駆動素子選択回路41、増幅器45を選択する
。こうして焦点切換スイッチ12と駆動素子選択回路4
1が接続されたことにより、同期制御器54から送信ト
リガパルスを出力すると焦点切換スイッチ42を通り、
駆動素子選択回路41に入力される。駆動素子選択回路
41は、カウンター及びマルチプレクサから成り、例え
ば同期制御器54から送信トリガパルスが入力されると
超音波振動子アレイ34の圧電素子1〜3につながる信
号線に送信パルスを伝達する。
再び同期制御器54から送信トリガパルスが入力される
と、超音波振動子アレイ34の圧電素子2〜4に送信ト
リガパルスが伝達されるように駆動素子選択回路41が
切り換わる。このように駆動素子選択回路41は3個の
圧電素子を時計方向に選択接続する回路構成をとってい
る。駆動素子選択回路41により選択された信号線上を
送信トリガパルスが伝達され、可変ディレィライン40
で近距離フォーカス点に超音波ビームが合焦するように
各信号にデイレイ量が与えられる。デイレイ量が与えら
れた信号が高周波パルス発生器39に入力され、高電圧
へと昇圧されて圧電素子へ高電圧パルスが供給される。
例えば、圧電素子12〜14に高電圧が供給されると、
近距離フォーカス点37に合焦するように超音波ビーム
が放射される。放射された超音波ビームがエコーとして
圧電素子12〜14に戻ってくると、超音波を電圧に変
換して信号線に受信バルスとして伝達する。受信パルス
は、駆動素子選択回路43.49に伝達され受信系を経
由してゆく。受信パルスが人力してきた駆動素子選択回
路43では、同期制御器54によりタイミングがとられ
前記駆動素子選択回路41が選択した圧電素子12〜1
4と同様の信号線を選択する。駆動素子選択回路43を
通過した受信パルスは、可変デイレイ&加算器44で整
相、加算されて増幅器45で増幅される。
同様に受信パルスは、駆動素子選択口r549、可変デ
イレイ&加算器50、増幅器51を経て、前記増幅器4
5からの出力信号と増幅器51の出力信号が同時に焦点
切換スイッチ52へ入力される。この場合、焦点切換入
力部53において焦点切換スイッチ52を増幅器45と
接続させであるので、増幅器45の出力信号はDSC5
5に入力される。このように圧電素子を駆動させて超音
波振動子アレイ34の円環−周に沿った超音波走査をし
、DSC55で座標変換してモニタ56へ超音波画像を
映出することにより、近距離フォーカス点37に合焦し
た超音波画像が得られる。
次に遠距離フォーカス点38に合焦させる場合を説明す
る。送受信回路は、駆動素子選択回路48、可変ディレ
ィライン47、高周波パルス発生器46、駆動素子選択
回路49、可変デイレイ&加算器50、増幅器51より
成る。動作は前記近距離フォーカス点に合焦させる場合
と同様であり、焦点切換入力部53において遠距離フォ
ーカス点用の回路を選択するように焦点切換スイッチ4
2.52を駆動素子選択回路48及び増幅器51に接続
する。そして同期制御器54により送信トリガパルスが
駆動素子選択回路48に入力されて、前記近距離フォー
カス点に合焦させる場合の駆動素子選択回路41と同様
に圧電素子に信号を伝達する。ただし、近距離フォーカ
ス点用の場合は駆動素子選択回路41における走査開始
点を仮に圧電素子12〜14とすれば、これに対応する
遠距離フォーカス点用の駆動素子選択回路48における
走査開始点は圧電素子4〜6となる。
こうして順次走査してゆくわけであるが、可変ディレィ
ライン47で遠距離フォーカス点38に合焦するように
する。そして高周波パルス発生器46で昇圧し、駆動素
子選択回路49、可変デイレイ&加算器50、増幅器5
工を経由した後、DSC55で座標変換後、モニタ56
に超音波画像を映出する。
以上の動作を焦点切換入力部53の操作により、近距離
、遠距離に超音波振動子アレイ34を合焦させて電子ラ
ジアルスキャンをするのである。なお、実施例では同時
に駆動させる圧電素子の選択数は3個であるが、これに
限定されるものでないことはいうまでもない。
第6図、第7図は本発明に係る電子走査型超音波診断装
置を医療用の超音波内視鏡に適用した例を示したもので
ある。そのうち第6図の実施例では、超音波振動子アレ
イ34の内側にL i N b O3から成るマツチン
グ部材35を挿入部の先端構成部57に設け、その背後
にCCD素子58を設けている。
このマツチング部材35は前面をレンズ状に成形し研磨
してお(ことにより、そのまま対物レンズとして使える
。60は圧電素子用リード線であり、59はCOD素子
用のリード線である。
また第7図は、側視型の超音波内視鏡を示したもので、
先端構成部57の側面に設けた対物レンズ61とこれに
連続するイメージガイド62を有する観察光学系を設け
ている。ライトガイドは図示していない。超音波振動子
アレイ34のリード線60を挿入部内に設けた鉗子チャ
ンネル63に挿通し、これを手元操作部に導き更に外部
に導出してモニタに超音波画像を映出して超音波診断を
行うのである。
なお、こうした実施例では超音波振動子アレイ34は挿
入部の先端構成部57に設けているが、挿入部の他の位
置に設けてもよいことはいうまでもない。
第8図は、本発明の第2実施例を示すもので、第1実施
例と対応する部分には同一番号を付している。超音波振
動子アレイ64.65.66は3段に積層するように連
設してあり、それぞれの円周のほぼ1/3の範囲に圧電
素子が設けである。圧電素子群67、圧電素子群68、
圧電素子群69は相互に円周方向に2/3πづつづらし
てあり、全部を連続したとすれば360’全周にわたる
ようにされている。こうして構成された超音波振動子ア
レイ70は、第9図に示すように超音波駆動回路および
表示部に接続して用いられる。
超音波振動子アレイ70の各圧電素子は、同期制御器5
4のトリガパルスにより送受信コントロール信号発生器
73で駆動素子として選択され、デジタル可変遅延パル
ス発生器72、受信切換遅延&加算器74に駆動パルス
を発生させる。駆動パルスが供給されたデジタル可変遅
延パルス発生器72では任意デイレイ量が与えられ、高
周波パルス発生器71で昇圧されて各素子に供給される
。受信切換遅延&加算器74では、送受信コントロール
信号発生器73で発生した信号により受信素子を選択し
、任意デイレイ量を与えて加算し受信器75で増幅し、
DSC55で座標変換しモニタ56に超音波画像を映出
する。
第10図は、この実施例のラジアルスキャンを示したも
のである。(A)、(B)、(C)は第8図に示した各
超音波振動子アレイそれぞれが所定方向の走査を行って
いる状態を示しており、このような走査を超音波振動子
アレイを順次駆動することにより全周のラジアルスキャ
ンができる。しかも、超音波ビームが透過していく位置
には超音波振動子がないため減衰が少なく分解能の向上
を図れる。
前記の走査を行うための回路動作を第9図により説明す
ると、同期制御器74で発生したトリガパルスは送受信
コントロール信号発生器73により駆動する任意の圧電
素子を選択し、デジタル可変遅延パルス発生器72、受
信切換遅延&加算器74に入力される。デジタル可変遅
延パルス発生器72では入力された任意のデイレイ量を
与え超音波ビームを集束させる。こうしてデイレイ量を
与えられた信号は、高周波パルス発生器74により高電
圧パルスに昇圧され、送受信コントロール信号発生器7
3により選択された圧電素子に高電圧を与える。高電圧
を与えられた圧電素子は電圧パルスを音圧に変換してマ
ツチング部材35を通過して外部へ超音波を放射する。
外部から反射して戻ってきた音圧信号を、前記選択され
た圧電素子により電圧に変換し、送受信コントロール信
号発生器73により選択した圧電素子の信号に受信切換
遅延&加算器74で任意デイレイ量を与え整相、加算し
受信器75で増幅しDSC55へと入力する。DSC5
5人力した信号は同期制御器74とタイミングをとりD
SC55内部のメモリに格納し、360°全周の走査を
した後、座標変換してモニタ56へ超音波画像を映出す
る。
第11図は、本発明の第3実施例を示したもので、超音
波振動子アレイの円周の1/2にわたり圧電素子を設け
たもので2個の超音波振動子アレイ76゜77を1/2
πづつずらして積層するように連設したものである。こ
のように超音波ビームの減衰を少なくするために円弧状
に圧電素子を分けて超音波振動子アレイを積層するよう
に構成する場合、分ける数に限定がないことはいうまで
もない。
以上の実施例の超音波振動子アレイにおいて、個々の超
音波振動子それ自体にダンピング層を設け、内視鏡先端
支持部材はダンパーとして機能しないようにすると、個
々のダンピング層のために内視鏡先端径が太くなってし
まう。そこで第12図に示すように円環状の超音波振動
子アレイ78にはダンパー層を設けず、ダンパー効果の
ある材質から成る先端支持部材79に超音波振動子アレ
イ78を固定することにより内視鏡先端径を小さくでき
被検者への苦痛を減らすことができる。そして、先端支
持部材79はプラスチック等で構成し、内部には鉗子チ
ャンネル81やイメージガイド82、ライトガイド83
、送気送水ノズル84等を配設して内視鏡観察、鉗子に
よる処置を可能にしている。
第13図A−Dは、この実施例に係る超音波内視鏡先端
部の組立て工程を示したもので、円柱状の先端支持部材
79は、ダンパー効果のある材質がら成る。この先端支
持部材79の軸方向に複数の孔85a −dを形成する
(A図)。B図は、孔85a−dにその一部を貫設する
鉗子チャンネル81、イメージガイド82、ライトガイ
ド83、送気送水ノズル84を示したものである。0図
は、これらを先端支持部材79に組み込んだ状態を示し
たものである。
このように鉗子チャンネル81等を組み込んだ先端支持
部材79の外周面に超音波振動子アレイを巻着する。こ
の超音波振動子アレイは、フレキシブ小基板86上に整
合層87を有する超音波振動子88を並設しであるとと
もに個々の超音波振動子には信号ケーブル80を接続し
ており、先端支持部材79の外周360°にわたり巻着
することによって第12図に示すような超音波内視鏡先
端部となる。
第14図は、この超音波内視鏡を使用した超音波診断装
置の全体説明図である。フレキシブル基板86は、信号
ケーブル80を介して超音波観測装置89に接続しであ
る。イメージガイド82は、内視鏡操作部90に設けた
接眼部82aにまで光ファイバを用いて延在している。
また鉗子チャンネル81は、絶縁された円筒管として内
視鏡操作部90の鉗子口81aまで延在している。ライ
トガイド83は、光源装置91の光源92にまで光ファ
イバを用いて延在している。また、送気送水ノズル84
も光源装置91のポンプ93にまでノズル管が延在して
いる。
このように構成している装置の動作を説明すると、光源
装置91の光源92を点燈し、ライドガイド83の光フ
ァイバ83aを介して内視鏡先端まで光を導き、先端の
レンズ83bから光を放射する。放射された光は、被検
体に当り反射してイメージガイド82の先端に設けたレ
ンズ82bに入射し、集光された光は光ファイバ82c
を介して内視鏡操作部90に導かれる接眼部82aに結
像させる。
一方、光源装置91のポンプ93により、水および空気
が内視鏡先端のノズル84にまで送られて、ノズル84
から水、空気を出すことによりイメージガイド82のレ
ンズ82bの表面を洗浄したり、体腔内の視野を確保す
るため水を満させたり空気を充満させる。また逆に出し
た水、空気を必要に応じて吸引する。
次に超音波観測装置89から信号ケーブルを介して超音
波振動子88へ送信パルスを送ると、超音波振動子88
から超音波が整合層87を介して被検体へ向けて放射さ
れる。放射された超音波が被検体を反射したエコー信号
は、超音波振動子88により電圧に変換され信号ケーブ
ルを介して超音波観測装置89へ送信され、ここで映像
化処理を施された後、超音波画像がモニタ上に映出され
る。このようにして内視鏡観察を行うとともに超音波観
察を行うことにより適正な診断を実現できる。
一方、鉗子による処置を要する場合は、第15図に示す
ように鉗子口81aから鉗子89を挿入し、鉗子チャン
ネル81を通して内視鏡先端に導き、イメージガイド8
2で目視確認しながらポリープ90を切除する等の処置
をすればよい。
上記のようにして内視鏡先端径を小さくした超音波振動
子アレイ78を有する超音波プローブで超音波診断をし
、また内視鏡観察により病変の確認をし、また鉗子を用
いて所要の処置を行うことができる。
第16図は、先端支持部材をダンパー効果のある材質で
形成した場合の第2の超音波内視鏡を使用した超音波診
断装置の全体説明図である。本実施例は、イメージガイ
ド82に光ファイバを用いずにCOD (電荷結合素子
画像センサ)94を用い、先端支持部材79に固定して
いる。CCD94から引き出された信号ケーブル96は
、ビデオイメージング装置95へ接続してあり、イメー
ジガイド82先端に結像した像をモニタに映出するよう
にしている。
本実施例では、イメージガイドにCODを用いたことで
光学的観察像を画像処理することができ、超音波画像と
併せてモニタによる体腔内の診断が可能となる。
第17図A−Eは、先端支持部材をダンパー効果のある
材質で形成した場合の第3の超音波内視鏡の組立て工程
を示したもので、先ず円柱状のダンパー効果のある材質
から成る先端支持部材79の外周上にフレキシブル基板
86、超音波振動子88、整合層87を固着し振動子ユ
ニットを形成する(A図)。次に振動子ユニットのほぼ
軸芯に沿って貫通孔79aを形成しくB図)、この貫通
孔79aに0図に示すライトガイド83、ノズル84、
イメージガイド85、鉗子チャンネル81の先端部分が
位置するように配設し、前記ダンパー効果のある先端支
持部材79と同様の材質のものでモールドしてライトガ
イド83等を固定する。
また、予めE図に示すような先端支持部材の穴79aに
嵌め込めるように、ダンパー効果のある材質でイメージ
ガイド82等をモールドしてユニット化したものを形成
しておけば、超音波プローブの組立てを一層容易に行う
ことができよう。
また信号ケーブルは、以上の各実施例の場合のように円
環状に多くの素子数がある場合、リード線を束ねて内視
鏡挿入部に配するリード線の東周辺に余分な空間部を生
じ挿入部外径は太くならざるを得ない。そこで第18図
に示すように信号ケーブルは、挿入部先端構成部97に
埋設するように組込む。第18図Bは組込んだ構成の拡
大図である。
88は超音波振動子、87は整合層、98はダンパー層
、99は信号伝送層、100は絶縁層、101はシール
ド層である。このように構成することにより、束ねたリ
ード線により挿入部径が太くなったり、太くなることに
よりイメージガイド、ライトガイド等の折損を招くとい
う事態は減少できる。
(発明の効果〕 以上のごとく、本発明によれば超音波振動子アレイの各
圧電素子を電子的に駆動して走査をするのでフレームレ
ートを上げることができる。そして回路選択スイッチに
より超音波振動子から放射する超音波ビームを円環状超
音波振動子アレイの内部方向及び外部方向へ選択的に放
射して、近距離、遠距離フォーカスをともに合焦し易く
分解能の高い像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係る超音波振動子アレ
イの正面図、 第2図は、同斜視図、 第3図、第4図は超音波振動子アレイの走査を示す説明
図、 第5図は、駆動回路、表示部を示す説明図、第6図、第
7図は本発明を超音波内視鏡に適用した挿入部先端断面
図、 第8図は、本発明の第2実施例に係る超音波振動子アレ
イの斜視図、 第9図は、同駆動回路、表示部の説明図、第10図(A
)、(B)、(C)は、走査を示す説明図、 第11図は、本発明の第3実施例に係る超音波振動子ア
レイの斜視図、 第12図は、超音波内視鏡先端部の実施例を示す斜視図
、 第13図は、同組立て工程を示した説明図、第14図は
、この超音波内視鏡を用いた装置の説明図、 第15図は、処置状況を示した斜視図、第16図は、第
2の超音波内視鏡を用いた装置の説明図、 第17図A−Eは、第3の超音波内視鏡の組立て工程を
示した説明図、 第18図A、Bは、超音波内視鏡先端部の他の実施例を
示す斜視図、一部拡大断面図である。 34・・・超音波振動子アレイ 35・・・マツチング部材 40、47・・・可変ディレィライン 42、52・・・焦点切換スイッチ 6時 5時 第6図 第7図 第8図 第12図 第13図 A q 第13図 第15図 第16図 第17図 A 第17図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数の超音波振動子を連続的にあるいは非連続的に
    円環状に配設してなる超音波振動子アレイと、超音波振
    動子アレイの内側に充填した超音波振動子と音響適合性
    の良いマッチング部材と、複数の超音波振動子の一部を
    順次選択し選択された超音波振動子にマッチング部材を
    通過し対向する超音波振動子を透過して超音波振動子ア
    レイの外側に超音波ビームを集束させるディレィライン
    と、選択された超音波振動子にマッチング部材を通過さ
    せずに超音波振動子アレイの外側に超音波ビームを集束
    させるディレィラインと、二つのディレィラインを切り
    換える切り換えスイッチと、選択された超音波振動子か
    らのエコーを受信するディレィラインに対応する受信回
    路とを具備し、切り換えスイッチを切り換えることによ
    り超音波振動子アレイの内側方向あるいは外側方向に集
    束するように超音波ビームを選択的に放射するようにし
    たことを特徴とする電子走査型超音波診断装置。
JP1145269A 1988-06-10 1989-06-09 電子走査型超音波診断装置 Pending JPH0284946A (ja)

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JP14184388 1988-06-10
JP63-141843 1988-06-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2934280A4 (en) * 2012-12-21 2016-10-05 Jerome Mai ULTRASONIC IMAGING WITH VARIABLE LINE DENSITY

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