JPH02501258A - Ca125抗原の単離方法 - Google Patents

Ca125抗原の単離方法

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JPH02501258A JP63500323A JP50032388A JPH02501258A JP H02501258 A JPH02501258 A JP H02501258A JP 63500323 A JP63500323 A JP 63500323A JP 50032388 A JP50032388 A JP 50032388A JP H02501258 A JPH02501258 A JP H02501258A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 CA125は、漿液性、子宮内膜性、透明細胞および未分化組織構造のすべての 非ムチン卵巣上皮腫瘍の80%以上で発現する腫瘍関連抗原である( Ba5t 。
:98〜104.1983)。CA125と反応するネズミモノクローナル抗体 OC1’25は、樹立されたヒト漿液性嚢腫癌細胞系、ovCA433を使用し て発生された( Ba5t、R,C,、Jr、ら:前出)。卵巣癌患者ノ血−清 中でのこの決定基の定量は、0C125を用いたイムノラジオメトリック・アッ セイの開発によって可能となっている( Klug、T、L、ら: Cance r Res、 44 :1048〜105!1.1984)。CA125抗原決 印刷中)および中心気道と正常肺組織(Nouvren、E、J。
ら: Cancer Res、 43 : 866〜876.1986>にも見 出されることが報告されている。さらに、CA125活性はヒト精漿中にも存在 が認められる。
CA125決定基はムチン様高分子量糖タンパク複合体に関連すると報告されて いた(たとえば、Hanisch。
: 281 S〜2819,1984:およびBa5t、R,C。
Jr、ら: CancerBull、 37 :8o〜s 1 、1985参照 )。しかしながら、CA125はその単離方法がわかっていなかったので、化学 的組成の分析結果も誤本発明は、抗原CA125の単離方法、その単離抗原のプ レバレージョンおよびその単離抗原の使用に関する。
CA125抗原は、この抗原を生育培地中に排出する卵巣癌細胞(たとえばヒト 漿液性嚢腫癌細胞系0VCA433)の組織培養培地から、20 D kDa種 として高純度に単離できる。本明細書に記載した操作によって単離されるCA1 25種は、電気泳動分析およびイムノプロッティング分析によって確認した場合 、非ムチン性卵巣癌患者の血清中に見出されるCA125種と同一である。
本発明の方法によれば、ヒト卵巣癌細胞の培養液から、細胞を含まない上清を得 る。第1工程では、酸処理(たとえば過クロル酸、6M)でタンパク質を沈殿さ せ、沈殿したタンパク質を除去する。ついで、CA125活性を含有する酸可溶 性分画を中和する。
酸可溶性分画中のCA125活性は高分子量複合体(1,000,000Da) に結合している。次の工程では、分子サイズ排除クロマトグラフィーが用いられ 、この高分子量CA125種が低分子量成分から分離される。
たとえば、酸可溶性分画をSepharoseTM4 B −CLデルのカラム に適用することができる。S e p haτoseTM4B−CLは約60, 000〜2,000.000 Daの分子を保持する。CA125種合体はとの カラムから、空隙容量中に溶出される。
分子サイズ排除クロマトグラフィーで単離された高分子量CA125複合体の分 裂には、カオトロピック剤(たとえば尿素、6M)が使用される。カオトロピッ ク剤は、5epharose′rM4 B −CLカラムからのCA125含有 分画に添加される。ついでCA125は、第二の分子サイズ排除クロマトグラフ ィ一工程によって分離される。このカラムは200 kDa CA 125種を 保持するように選択される(たとえばSepharoseTM6B樹脂)。クロ マトグラフィーは、カオトロピック剤と、分裂したCA125を安定化するため の界面活性剤(たとえばSDS )を含む溶出緩衝液を用いて実施される。CA 125活性を含有する(oc125抗体との反応性で確認)保持分画をカラムか ら溶出させて集める。収集した分画からカオトロピック剤を、たとえば透析によ って除去する。
単離操作の最終工程では、OCl 25抗体を用いてCAI 25を免疫精製す る。この目的には、免疫活性0C125を樹脂材料(たとえば5epharos e 4 B )に結合させたイムノアフィニティーカラムを使用する。
この操作によって単離されたCA125抗原は、分子量約2Q Q kDaで、 浮遊密度は約1.561/mlである。抗原は炭水化物24チ(重量)を含む。
抗体結合(OCl 25)活性は、熱およびプロテアーゼに不安定であるが、エ キソグリコシダーゼおよび過ヨウ素酸には非感受性で、0C125の連結決定基 はタンパク性であると考えられる。
単離CA125抗原はCA125と反応するポリクローナルまたはモノクローナ ル抗体の作成に使用できる。00125に対する抗体は卵巣癌の診断および/ま たは治療に、たとえば腫瘍造影、受動免疫療法、および免疫毒素療法に使用でき る。さらに、単離CA125抗原は、患者の血清、血漿または他の生物学的液体 中の抗−〇A125抗体の検出に使用できる(たとえば固相RIAまたはELI SAによって)。患者に抗−CAI 25抗体が存在することは、卵巣癌の存在 または再発を指示する。
第1図は、0VCA433組織培養上清(0−0)お!びヒト血清(◇−<1) から単離されたCAI 25抗原の、5epharose CL −4Bカラム クロマトグラフィーにおける溶出像である。
第2図は、ヒト血清(0−9)、0VCA433組織培養上清(◆−◆)および ヒト乳汁(ローロ)から単離されたCA125抗原の、5epharose C L −4Bカラムクロマトグラフィー後における密度勾配超遠心を示す。
第3図は、ヒト乳汁/4B(200単位/レーン)(レ−:/1)、ovcA4 53継代69/4B(300単位/レーン)(レーン3)、ヒト卵巣癌患者血清 /4B(100〜200単位/レーン)(レージ4〜7)および陰性対照血清/ 4B (23単位/レーン)(レーン8)から単離されたCA125抗原のSD S −PAGEを示す。
第4図は、ovcA433から単離され、ついでイムノプロッティングに付した CAI 25抗原の慣用のSDS: PA()E(5〜12チ勾配)を示す。
第5A図は、0VCA433から単離されたCA125抗原の5ephrose  CL −6B溶出像を示す。溶出は、6M尿素中45℃で30分間処理したの ち5DS−尿素−トリス緩衝液中で実施した。分画のCA 1.25活性は固相 RIAで検定された。第5B図は、5epharoseCL −6Bデル濾過カ ラムクロマトグラフイーの関連分画のSDS : PAGE (6チ)を示す。
第6図は、0VCA 433から単離されたCA125の、5epharose  CL −4Bカラム上部分精製(o −o )および固定化0C125−プロ ティンA −5epharoseCL−4Bカラム上イムノアフイニテイークロ マトグラフイー精製(0−0)後の密度勾配超遠心を示す。
発明の詳細な説明 CA125の精製操作は、以下に示すように、一般に4工程を要する。この操作 は、卵巣癌細胞を生育させた組織培養培地からCA125を単離するのに応用で きる。細胞はもちろん、抗原を発現し、生育培地中に抗原を排出(放出)する卵 巣癌細胞でなければならない。この操作は、生物学的液体たとえば血清または腹 水から抗原を単離するためにも使用できる。しかしながら、これらの体液中に見 出される抗原量はきわめて微かで、抗原の精製源としては一般に実用的ではない 。
好ましい卵巣癌細胞系は、Ba5t、R,J、Jr、ら(前出)によって報告さ れた0VCA4り3細胞系である。使用できる他の細胞系には、卵巣腫瘍細胞系 NIH:○VCAR−3(ATCC’HTB161 )、S K −OV −3 (ATCC”HTB 77 )、CAOV −3(ATCC’ HTB 75  ) オ!びCAOV −4(ATCC” HTB 76 )がある。慣用の一組 織培地中で生育させると、これらの細胞系は培地中にCA125抗原を放出する 。放出された抗原はついで、培地から4工程操作によって単離できる。
1、酸沈殿 細胞を含まない上清を酸沈殿に付す。好ましい酸は最終濃度0.6Mの過クロル 酸である。沈殿したタンパク質を除去し、CA125活性を含む酸可溶性分画を 中和する(たとえばKOHで)。酸可溶性分画をついで蒸留水に対して透析し、 濃縮する(たとえば最初の上清容量の20倍)。
2、分子サイズ排除クロマトグラフィー酸可溶性分1を分子サイズ排除クロマト グラフィーに付し、高分子量CA125複合体を低分子量成分から分離する。好 ましい樹脂は(50kD〜2,000 kDの範囲の分子を保持する5epha rose CL −4B樹脂である。CA125抗原はこのカラムから間隙容量 中に溶出される。抗原はリン酸緩衝食塩溶液(PBS )中に適用し、溶出でき る。
CA125活性を含有する分画をカオトロピック剤で処理する。カオトロピック 剤は高分子量CA125複合体を分裂する。尿素が好ましいが、グアニジン塩酸 塩も使用できる。尿素処理に続いて、200kDaの範囲の分子を保持する樹脂 でクロマトグラフィーを行う。好ましい樹脂は5epharose CL −7 5Bである。
5epharose CL −6B上でのりO?トゲラフイーは、カオトロピッ ク剤(たとえば6M尿素)および界面活性剤(たとえば1%SDS )を含有す る緩衝液を用いて行われる。溶出分画はCA125RIAによってCA125活 性をモニタリングすることができる。
4.アフィニティー精製 CA125抗原はイムノアフィニティークロマトグラフィーによって精製する。
QC125を固相(たとえばプロティンA −5epharose CL −4 B樹脂)に結合させ、前のゲル濾過工程からの抗原含有分画を上記樹脂に、抗原 が固相に特異的に結合する条件下に通過させる。ついで抗原を適当な溶出液たと えばジエチルアミンによって溶出する。好ましいイムノアフィニティーカラムは 、以下に述べる5chneiderらの方法にほぼ従って調製される。すなわち 、0C125は、0C125抗体の活性を妨害しないカップリング剤、たとえば ジメチルピメリミデートを介してプロティンA−8epharoseに共有結合 させる。結合した抗原はジエチルアミンによって溶出する。
好ましい態様では、CA125抗原は、以下に記載する操作を用いて、0VCA 433細胞培養上清から精製清を集密的単層培養体から収集する。上滑を10倍 に濃縮し、過りロル酸0.6モル溶液とする。沈殿したタンパク質を除去する。
酸可溶性分画を中和し、ついで蒸留水に対して透析する。CAI 25反応性は 可溶性分画に認められ(95%)、一方タンパク質の80チは除去される。
精製工程2.過クロル酸可溶性分画を濃縮し、リン酸緩衝食塩溶液(PBS ) で平衡化したSepharoseTM4B−CLの3.2 X 85αカラムを 用いたゲル濾過クロマトグラフィーによって分画する。各分画についてCA12 5活性およびA280を測定する。大部分のCA125活性は間隙容量(vO) と、その後の小ピークに溶出される。この溶出像は高分子量成分(>1,000 kDa )と小成分(200〜400 kDa )の存在を示している。Vo分 画は初期の反応性の約85チを含有する。
精製工程3. 5epharose 4 B −CLカラムからのVo分画を尿 素濃度が6Mになるようにして、0.1%SDS。
6M尿素、50 mM )リス塩酸塩PH8,0で平衡化した5epharos a t5 B −CLの1.2×95cIrLカラムに適用する。分画を集CA 125反応性を検定する。CA125活性は2つのピークに溶出する。すなわち ピーク1:間隙容量における微かな高分子量成分(>1.000kDa ) 、 およびピーク2:主要な、低分子量成分(200〜400kDa )である。
−クロマトグラフィーによってさらに精製する。アフィニティーカラムはOCI  25抗体をプロティンA−5epharose 4 B −CLに共有結合に よってカップリングさせることにより、Sch口eia−grらの方法に従って 調製する。まだ6M尿素、0.1%SDS中にあるプールしたピーク2をイムノ アフィニティーカラムに6回通す。
洗浄後、抗原を50mMジエチルアミン(DPA) pH11,5で溶出する。
溶出液を中和緩衝液中に捕集して直ちに中和し、ついで蒸留水に対して透析する 。
この精製の各工程におけるCA125の抗原活性はウェスタンプロットを用いて 評価した。精製工程1(PCA抽出)からの大部分の反応性はきわめて高い分子 量(> 1,000kDa )を有し、低分子量領域(<1,000kDa)に は反応性はほとんどまたは全く認められない。精製工程6からのピーク2の分析 では、大部分の反応性が200〜400 kDaの範囲にあることを示している 。これは1 +000 kDa抗原が小さな成分に解離したことを示唆する。最 後に精製工程4でイムノアフィニティーカラムから溶出した抗原は200〜40 0 kDaの成分を有し、1,000 kDaの反応性は検出されない。
工程5および4以後に認められる200〜400kDa成分が> 1,000  kDaの物質の解離によって形成されたものであることを明らかにするために、 PCA抽出物について6M尿素処理を行い、または行わないで、ウェスタンプロ ットを実施した。非処理PCA抽出物は1.000 kDaの主成分と200〜 400 kDaの微小成分を有する。6M尿素で処理後には(45°C130分 間)、大部分の反応性は200〜400 kDa領域に見出された。
本発明の単離操作では、出発した上清物質に対して5.900倍の精製を達成す ることができる(出発物質対最終物質の活性を単位/ダタンパク質で測定)。こ の操作で単離されたCAI 25抗原種は以下の特性を有する。
分子量は約200kDaである。24チの炭水化物から構成される。炭水化物の 組成は、ジアール酸、フコース、マンノース、ガラクトース、N−アセチル−グ ルコサミンおよびN−アセチルガラクトサミン、3.6/ 0.4 / 5.0  / 6.6 / 5.8 / 2.2の比である。
OCI 25決定基の領域はタンパク性であると考えられる(以下の例証参照) 。
単離されたCA125の免疫反応性200 kDa種は抗−〇A125抗体を作 成するだめの免疫原プレバレージョンとして使用することができる。たとえば、 モノクローナル抗−〇A125抗体はKohlerとMilsteinの標準方 法で生成させることができる。マウスを単離CA125で免疫感作する。牌臓細 胞を収穫し、骨髄腫細胞と融合する。生成したノ・イブリドーマは単離CAI  25抗原との反応性に基づき、抗−CAI 25抗体の生成について選択できる 。
CA125に対する抗体は卵巣癌の診断および治療に有用である。たとえば、抗 体は、生物学的液体中のCA125の存在の、RIAおよびELISAによる診 断試験に使用できる。このような抗体は卵巣癌細胞の同定のだめの腫瘍同定に際 し免疫組織学的技術として使用できる。この抗体はまた、卵巣癌のin viv o造影に、卵巣癌の免疫学的治療たとえば受動免疫療法または免疫毒素療法にも 使用できる。
単離CA125は血中の抗CA125抗体を検出するためのイムノアブソーベン トの提供に使用することもできる。CA125抗体の存在は患者に卵巣癌の指標 を提供するものである。
本発明をさらに以下の実施例によって例示する。
実施例 材料および方法 材料 プリステーンで抗原刺激したBALB / cマウス中で生育させ九ノ・イブリ ドーマが産生ずるネズミモノクローナル抗体OC125(Ba5t、R,C,ら : J、C11n。
(Kabawat、S、E、ら; Am、、T 、C11n、Pathol、  79 : 98〜104.1983)。血清サンプルは、進行した上は分娩7力 月後の健康な女性から得た。エキソグリコシダーゼおよびプロテアーゼは、Ca lbiochem 、LosAngeles 、CA (プロナーゼ)、および Sigma 、St 、Louis。
MO(キモトリプシン、トリプシン、コンドロイチナーゼABC、α−およびβ −ガラクトシダーゼ、α−フコシダーゼ、ヘキサミニダーゼ、ならびにニューラ ミニダーゼ)から購入した。モノクローナル抗体国特許第4,349.528号 )はZenon 5tepleWSki博士、Wistar In5titut e、Ph1ladelphia、FAから恵与された。ポリクローナル抗−C■ 抗体はAbbott Labo−ratories、North Chicag o、ILから入手した。5epha−roseCL−4BおよびCL−6B、な らびにプロティ:y A −5epharose CL −4Bは、Pharm acia。
Piscataway 、NJから購入した。電気泳動試薬はBio−Rad、 Rockvilld Centre、NYから購入した。Sea−KemLEア ガロースはFMCC0rp−、Rockland、MEから購入した。サカナゼ ラチンはNorthland Products Inc、、NewBruns vrick、NJから入手した。他の試薬はすべて最高の純度の市販品とした。
固相ラジオイムノアッセイ CA125活性(Klug、T、L、ら: Cancer Res、 44゜: 1048〜1053.1984)およびCA19−9活性(Ritts 、R, E、ら: Int、J、Cancer 33 : 339〜445.1984) の測定には、同時「サンドインチ」イムノラジオメトリックアッセイ(IRMA  )を使用した。CACAl25IRにおいては、(1231〕−□0125( 100μA、I Xl 05cpm)をポリスチレン−固定化oc125および サンプル(100μt)とインキュベートした(20時間、26°C)。ビーズ を洗浄しく6回)、ガンマカウンターでカウントした。アッセイキットはCen tocor、Malvern、 P Aで製造されだ0平板アツセイは96ウエ ル・ポリ塩化ビニル・マイクロタイター板(Dynatech )を用いて実施 した。
0VCA 455 / PCA / 4 B (r 0VCA 433組織培養 上清からのCA 1.25の単離」の項参照)分画を用いてウェルを被覆した1 00μz、soo単位/ウェル)。
平板に抗原を結合させたのち(18時間、4°C)、ウェルを5%(W/V ) ウシ血清アルブミン含有リン酸緩衝食塩溶液(PBS )と1時間インキュベー トした。インキュベーション終了後、ウェルの液を除き、PBSで2回洗浄した 。次に(125I)−0C125(20μt12 X 10’ cpm )を固 定化抗原とインキュベートした(4時間、23℃)。ついでウェルをPBSで6 回洗浄し、切断し、ガンマカウンター中でカウントした。
CACAl25IRは多価抗原のみを検出するので、1価および多価抗原の両者 を定量するために阻止アッセイを開発した。阻止アッセイは、(: 1251  ]−〇Cl25(20μt、2X10’cpm)を、放射標識0C125の平板 への結合を阻止できる各種抗原プレバレージョンと同時にインキュベートした( 50μt、 4時間、236C)以外は上述の平版アッセイと同様に実施した。
ウェルを6回洗浄し切断し、ガンマカウンター中でカウントした。平板アッセイ および阻止アッセイの両者に用いられる放射性ヨード化0C125はCento cor RIAキットから得た。
SDS :ポリアクリルアミドデル電気泳動Laemmliの方法(Laemm li、U、に、 : Nature 277 :680〜685.1970)に ほぼ従って慣用のSDS: PAGEを実施した。サンプル緩衝液にはスルフヒ ドリル還元剤またはSDSを加えず、加熱しなかった。これらの条件でないとC A125抗原が不活化されたからである。CA125抗原は通常の3%C1)ポ リアクリルアミドゲルを浸透しなかったので、一部の実験では、サンプル成分の 分離にポリアクリルアミド−アガロース混成ゲルが必要であった。
通常、混成デルは2.5%ポリアクリルアミドと1.0チアガロースから製造さ れた。この溶液を65°Cに加熱し、この時点で過硫酸アンモニウムを添加した 。予熱した溶液をついで、予め37℃に平衡化したデル装置に直ちに注ぎ、次に 全装置をアガロースが固化するまで4°Cに冷却した。室温で2.5%ポリアク リルアミド−1,0%アガロースの積重デルを上張りしたのち、サンプル(30 0単位/レーン)をスルフヒドリル還元剤またはSDSを含まず、加熱していな い10M尿素サンプル緩衝液中に適用した。電気泳動け4°Cで実施した。混成 ゲルの製造および試行に用いられるすべての緩衝液もLaemmliの記載(前 出参照)に従った。
イムノブロッティング 電気泳動後、タンパク質を電気泳動によりニトロセルロースに遷移しく Tow binら: Proc、Natl、Acad、Sci。
76:4550〜4354.19T9)、放射標識oc125でイムノブロッテ ィングを行い、オートラジオグラフィーに付した。各イムノプロットには少なく とも1つの陰性抗原対照レーンを含有させた。電気泳動による遷移は100mA で一夜実施しだ。イムノブロッティングはニトロセルロースを、サカナゼラチン 緩衝液(1チサカナゼラチン、5QmMクエン酸塩、pH6,0,0,05チN P−40)中放射性ヨード化0−0125 (2M、2 Xl 0’ cpm) で6時間被覆して行った。ついでニトロセルローシシートを、CronexQu anta ■フルオールスクリーン(DuPont )を用いてX−線フイルム に一80チで18時間曝露してオートラジオグラフィーを行った。
ヒト血清およびヒト乳汁の分画 全血清を1時間1[させ、ついで遠心分離した(3,000X、9.10分)。
上清の一部(2が)をPBSで平衡化した1、2 X 47cm 5ephar ose CL −4Bカラム上で分画した(ヒト血清/4B)。CA125RI Aで確認したCA125活性含有分画(1mj)をプールして濃縮した。ヒト乳 汁は10°Cで遠心分離して(3,OOOXg、1時間)脱脂した。上清は血清 について上述したようにカラムクロマトグラフィーによってさらに精製した(ヒ ト乳汁/4B)。
ovcA433ヒト卵巣癌細胞を、’lrnMグルタミン、1蜆ピルベート、1 %非必須アミノ酸および10チ熱不活化ウシ胎仔血清を補充したイーグルの最小 必須培地中で生育させた。T−150フラスコ((:ostar )に1×10 6個の細胞を播種した。細胞が集密状態に達するまで生育を続けさせ、この時点 で培地を取出した。
新鮮な培地を添加し、5〜7日間間隔で計10〜12週間採集した。0VCA4 33細胞は、Go生育期に最大量のCA125抗原を産生ずるものと考えられた 。これらの条件下に産生ずるCAI 25抗原の濃度は約1.0[]0単位/ゴ であった。プールした細胞上清を10.000X、9で遠心分離し、5arto rius O−2ミクロン孔径連続フィルターカプセルを通して濾過し、Am1 con D C−2中空繊維装置および分子量カットオフ100 kDaのフィ ルターカートリッジ(HPloo−2C1O”)を用いて最初の容量の10分の 1に濃縮した。濃縮物は一20℃に凍結保存した。この条件で、CAI 25活 性は少なくとも12力月安定であった。
0VCA433組織培養上清からのCA125の単離OVC’A 433組織培 養上清の10倍III縮物を保存したのち、まず過クロル酸(PCA、最終濃度 0.6M)沈殿に付した( Krupey、J−ら: Jlxp、Med、 1 28 : 387〜388.1968)。CA125活性はPCA可溶性分画に 残存し、完全に保存された。酸可溶性分画を水酸化カリウム(1,2M)で中和 し、蒸留水に対して透析しく24時間、4°C)、最初の上清容量の20倍に濃 縮した。このサンプルは○VCA 433 / PCAと呼ぶ。
0VCA 435 / PCAサンプル(351fLt)をPBSに平衡化した 5epharose CL −4Bカラム(5,2X 70cm)に適用した。
CA125RIAで確認してCAI 25活性を含有する分画(7+/)をプー ルし、濃縮した。この分画を0VCA 433/PCA/ 4 Bと呼び、とく に指示のない限シ全実験に使用する。
次の分画化は0VCA 433 / PCA / 4 B分画の尿素処理C6M 、50分、45°C)、ついでトリス−尿素−8DS (50mM トリス、6 M尿素、0.1% SDS 、 pH8,0)中に平衡化した5epharos e CL −6Bカラム上クロマトグラフィーとした。最終分画化は0C125 −ゾロティ:y A −5epharose CL −4Bカラム上イムノアフ ィニティークロマトグラフィーによって行った。モノクローナル抗体0C125 を、5chneiderらの方法(J、Biol、Chem、 257 : 1 0766〜.10769 。
1982)にほぼ従って、プロティン−A −5epharoseCL−4Bカ ラムに共有結合させ、洗浄し、カップリングさせた。わずかな改変は、トリス− 塩酸塩の代わシにクエン酸緩衝液(0,05M、 pH6,0)、デオキシ”  −/’酸(DDC)の代わりにタウロデオキシコール酸(TDC)を用いて点で ある。0.1 % SDSおよび6M尿素中5epharose CL −4B カラムからのCA125反応性低分子量分画をアフィニティーカラムに反復(3 回)通過させると、CA125活性の80%以上が結合した。CA125抗原の カラムからの溶出はジエチルアミ7 (DEA ) (50mM% pH11, 3)を用いて行った。このアフィニティーで精製した抗原を以下0VCA433 /4 B/DEAと呼ぶ。
密度勾配超遠心 ヒト血清、ヒト乳汁または○vcA433組織培養上清のいずれかから単離した CA125抗原の、5epharoseCL−4B上クロマトグラフイー後超遠 心はPBS中塩化セシウム同密度勾配(PBS 3.414mj中C5CL2. 276.9を溶解)によって実施した。β−ガラクトシダーゼの浮遊密度を標準 として測定した。分画(0,21m)についてβ−ガラクトシダーゼ活性を、M i 11 erの方法(Experiments in Mo1ecular  Genetics。
Co1d Spring Harbor Laboratory、Co1d S pring &rbor。
NY、1972)による平衡状態で検定した。勾配は、した( 33+000r pms 68時間、10°C)。分画C0,2m1)を集め、上述のCA12S RrAを用いて活性を検定した。各分画の密度は既知容量の秤量によって測定し た。
化学的処理 CA125抗原の過ヨード酸酸化は、酢酸緩衝液(p)I 4.5.50 mM 14°C)中0.−0.1. 1.0.10.0および100餌過ヨード酸によ り、5tahlら(Proc。
Natl、Acad、Sci、73 : 4045〜4049 、1976)に 従い、暗所で実施した。還元とアルキル化は別に記載されている方法によった(  Glazer、A、N、ら: Chemi−cal Modificatio ns of Protein、T、S、WorkおよびE。
vier Publishing Co、、 1975参照)。還元は、グアニ ジン塩酸塩(6M)の存在下または非存在下にDTT (10mM、50 mM  )リス、pH8−1,4時間、45°C)によって実施した。アルキル化は、 サンプルを室温に冷却したのち、ヨード酢酸(20mM、50分)によって行っ た。サンプルは蒸留水に対して直ちに透析した(4°C118時間)。
pH4,5,48時間、67°C)中で実施した。エキソグリコシダーゼの単位 数は、適当な時間枠内にオリヒ糖残基の完全な消化が確実に行われるように選択 した。
エキソグリコシダーゼ消化はすべて、適当な基質が薄層クロマトグラフィーで検 出して完全に加水分解されたことを示す条件下に実施した。処理後のCA125 活性は前述のように、CA125RIAおよび平板アッセイの両者で検定した。
各種プロテアーゼによる消化はトリス−塩酸塩緩衝液(0,2M、 pH8,0 ,10mM塩化カルシウム)中で実施した。プロテアーゼとしてトリジシン、キ モトリプシンおよびゾロナーゼ(2%w/v、soμt)を抗原含有ウェルに加 え、インキュベートした(48時陣37℃)。プロテアーゼ消化は、薄層クロマ トグラフィーで検出してアルブミンの加水分解が起こる条件下に行った。サンプ ルは前述のように、CA125RIAおよび平板アッセイの両者で、CA125 活性を検定○vCA433/4B/DEAのサンプルを0.1%7−1−/−ル 含有6N塩酸に溶解し、真空下に密封し、110℃で24時間加水分解した。ア ミノ酸はフェニルインチオシアネー) (PITC)で誘導体とし、誘導PTC −104,1984)の溶出条件を用いてHPLCで定量した。
炭水化物組成 アミノ酸定量に付したと同じロットのovcA433/4B/DEAのサンプル をYangとHakomori (J 、Biol。
Chem、246:1192〜1200.1971)によって報告されている炭 水化物組成分析に付した。サンプルはアセトIJシスに付したのち、加水分解、 還元した。生成した糖アルコールを無水酢酸でペルー〇−アセチル化した。ジア ール酸の定量はトリメチルシリル誘導体(TMS )として実施した( La1 ne、R9A、ら:Meth、Enzymol−28: 159〜167 、1 972 )。
糖アルコールアセテートおよびTMS−メチルグリコシドはいずれもHewle tt Packard 5790ガスクロマトグラフによって分離し、Hewl ett Packard 5790質量選択検出器(MSD )によって同定し た。
0VCA 433およびヒト卵巣癌患者血清から過りロル酸沈殿によって単離し た抗原は最初、5epharose CL−4Bカラムの間隙容量に溶出する( 第1図)。さらに、はるかに分子量が小さいことを示すCA125活性の小ピー クが遅れてカラムから溶出する。これらのCA125活性のピークは分子量1. 0001CDa以上おCA125抗原溶出パターンも0VCA 433およびヒ ト癌患者血清についてみられたパターンと類似する。
○VCA 453細胞上清、卵巣癌患者血清およびヒト乳汁から単離された抗原 の物理的性状を比較するためへそれぞれに一つき浮遊密度を測定した(第2図) 。0VCA466から単離した抗原を5epharose CL −4Bカラム に通したのち(0VCA 433/ 4 B )、抗原の平均浮遊密度は約1. 42F/1mであるのに対し、患者血清74Bおよび乳汁/4Bの場合の浮遊密 度はそれぞれ1.46および1−329/mtである。標準として、α−ガラク トシダーゼについて浮遊密度を測定したところ1−32 g/m!であった。こ れは報告された値1.3169 /ml (Co5tini、N、V、ら: J 、Biol、Chem’、 254 :11242〜11246.1979)と よく一致する。
第6図は、0VCA 433 / 4 B% ヒト乳汁/4Bおよび卵巣癌血清 /4Bからの免疫反応種の、混成2.5%ポリアクリルアミド/1.0%アガロ ースrゲルの電気泳動移動度を比較したものである。サンプルを、DTTまたは SDSを含まず、加熱していない10M尿素サンプル緩衝液中に適用した。各原 料からの、イムノプロッティングしたOCI 25反応性抗原は、類似の電気泳 動像を有する200〜1 + 000 kDaの間の高分子量複合体として存在 する。CA125抗原複合体の多種の集合状態を示唆するこのデータは、第11 図に示した5epharose CL −4B溶出像とよく合致する。両実験と も、抗原が1,000kDa以上の高分子量種としておよび約200〜600  kDaの低分子量種として存在することを示している。
0VCA 433 /PCA/4 B分画を、イムツブ07テイングについで6 〜12チポリアクリルアミド勾配ゲルを用いてSDS : PAGE電気泳動に 付すと、放射性ヨード化モノクローナル抗体0C125と反応性のレーンは1, 000 kDa分子量以上のバンドと約400 kDaの低分子量バンドを与え る。使用したサンプル緩衝液は10チグリセロール、0.08Mトリス、pH6 ,8およびブロモフェノールブルーを含有した。隣接レーンは、シアリル化うク )−N−フコペンタツース■炭水化物決定基を認識する放射性ヨード化モノクロ ーナル抗体19−9で覆うと、高分子量バンドのみが認められる。
放射性抗−〇EAをかぶせたレーンには免疫反応性は認められない。さらに、モ ノクローナル抗体19−9をオーバーレイとして用いたウェスタンプロットでは 、QC125アフイニテイー精製CA125抗原(OVCA433 / 4 B  / DEA )分画は全くバンドを生じない。
また、CA 19−9 RIAで測定した場合、CAi 9−9活性は存在しな い(データは示していない)。この結果は、抗原性決定基CA125およびCA 19−9は同じ高分子量糖タンパク質複合体上に存在するが、CA125および CA19−9決定基は同じ糖タンパク質分子上には存在しないことを明瞭に示し ている。
5epharose CL −4Bカラムクo’vトゲラフイーおよびSDS  : PAGE分析の結果は、低分子量物質は多分、高分子量種に由来したもので あることを示唆する。高分子量物質を、イオン性(SDS )および非イオン性 (NP−40)界明活性剤の両者で分解する試みは徒労に終った。しかしながら 、0VCA 453/ PCAの5epharose CL −4Bカラムの間 隙容量を集め濃縮し6M尿素により45°Cで60分間処理し、ついで0.1% SDSおよび6M尿素中5epharose CL −6B上カラムクロマトグ ラフィーに付すと、第5図に示すように2つのピークを生じる。この工程後には 、大部分(80%)のCA125活性は約200 kDaとはるかに低い分子量 のピークに伴って見出される。これは、5epha−rose CL −6Bカ ラムクロマトグラフイーからの分画の電気泳動およびイムノプロッティングによ って確認される(第5図)。一部の抗原は依然として高分子量結合型に保持され る。
5epharose CL −4Bカラムク0マドグラフィー、ついで6M尿素 および熱処理、続いて6M尿素およびQ、i%SDSの存在下における5eph arose CL −6B上カラムクロマトグラフィーにより(第5図)、0V CA463上清からのCA125抗原は1,400倍に精製される(データは示 していない)。このプレバレージョンは、タンパク質1μgあたり117単位の CA125比活性を有する。比活性は、Centocor CA125RIAキ ツトを用いてCA125活性を測定し、これと同一ロットの精製CA125抗原 についてアミノ酸分析を行いタ;バク質量を定量することによってめられる。抗 原の最終分画化は、固定化OC125−プロティンA −5epharose  CL −4Bカラム上イムノアフィニティーによって実施する。カラムからジエ チルアミン(DEA )によって溶出される抗原の比活性は317単位CA12 5/μgタンパク質である。
5epharose CL −4Bカラムおよび0C125イムノアフイニテイ ーカラムから溶出された抗原サンプルを密度勾配超遠心に付した。この操作から 、2種の抗原プレバレージョンでは、平均浮遊密度は異なることがわかる(第6 図)。さらに高純度に精製されたDEA溶出物は約1−56g/mlの浮遊密度 を有するが、O’VCA435/4Bの場合の浮遊密度は約1.42g/+7で ある。これは、純度の低い抗原はどグリコジル化程度の高いタンパク質に結合し ていて、浮遊密度像は多分散性を示すと同時に、平均浮遊密度は高くなることを 示ovCA435/4B/DEAの炭水化物組成の予備的試験では、ジアール酸 、フコース、マンノース、ガラクトース、N−アセチルグルコサミンおよびN− アセチルガラクトサミンがそれぞれ6.6:、0.40 : 3.0 :6.6  : 5.8 : 2.2の比で存在することが明らかにされている(データは 示していない)。このデータは、N−および〇−結合オリゴ糖の両者が存在する ことを示している。さらに、この免疫精製CA125抗原は重量で24%の炭水 化物を含むことが見出され、これは、その浮遊密度1.569/mlから計算さ れる値とよく一致する。したがって、CA125抗原は典型的なムチンではなく 、脂質は含まれていたとしても有意な量でCA125決定基の性質は、多くの化 学的および物理的処置ならびに抗原の徹底的エキソグリコシダーゼおよびプロテ アーゼ消化を用いて検討した。0VCA433/4Bおよびヒト乳汁/ 4 B から単離されたCA125免疫反応性抗原の過ヨウ素酸酸化(第1taは、CA 19−9炭水化物決定基、ジアール化ラクト−N−フルコペンタノース■の活性 が完全に破壊されるヨウ素酸濃度および反応時間でも、活性に影響を与えない。
事実、CA19−9活性を破壊する最小過ヨウ素酸濃度では、CA125活性に は増加さえ認められる。きわめて高い過ヨウ素酸濃度(100mM)またはきわ めて長い反応時間(24時間)でのみCA125活性の有意な低下が認められる が、これは抗原のタンパク質骨格の非特異的な酸化によるものと思われる。
第1表 各種濃度、反応時間の過ヨウ素酸酸化のCA125活性に対する影響 濃度(mM) 時間(h) OVCA 0 100 99 102 102433/ 0.1 100 11 0 115 92PCへ/ 1.0 100 134 144 1214B : ff0−0 100 151 135 119100.0 100 72 48  40ヒ上乳汁/ 0 100 101 103 984B O,110010 39597 1,010010711084 10・0 100 111 69 50100.0 100 7 5 5 陽性対 0 100 100 97 99照1−9−9 0.1 100 1( S 11 5cGp 1−0 100 10 5 5大部分のタンパク質の変性 を生じる化学的および物理的処理、すなわち6Mグアニジン塩酸塩中での還元お よびアルキル化、8M尿素および煮沸はすべてCA125の免疫反応性を低下さ せる(第■表)。しかしながら、還元単独はCAI 25の免疫反応性に影響し ないようである。すなわち、グアニジン塩酸塩の存在下における還元またはアル キル化で認められた活性低下は、主として抗原に対するグアニジン塩酸塩の作用 によるものである。また、陰イオン界面活性剤SDSも、非イオン界面活性剤N P−40もCA125の免疫反応性には影響しない。
第■表 グアニジン塩酸塩 ND 20 49 (6M、4514時間) 還元(I QmMDTTl ND 73 984時間、45°C) グアニジン塩酸塩中還元 ND 40 20アルキル化(20mMヨー ND  5182ド酢酸、30分、20℃) グアニジン塩酸塩中アル ND 40 29キル化 還元およびアルキル化 ND 53 51グアニジン塩酸塩中 5 12 5〜 7還元およびアルキル化 尿素(8M、24時間、4°O) 100 100 100尿素(8M、24時 間、45℃) 15 10 0加M(100℃、2C1l OO[1 sps(2%) 100 ND l0ONF−40(10%) 、 100 N D I00エキソグリコシダーゼ処理を種々の組合せでCA125抗原に対して 実施した(第■表)。固相rmではα−ガラクトシダーゼおよび/またはβ−が ラクトシダーゼ処理によりわずかにCA125免疫反応性が低下することを示し ている。一方、平板アッセイでは免疫反応性の低下は認められない。実際、大部 分のエキングリコシダーゼ処理後、固定化抗原の放射標識0C125抗体を結合 させる能力は増加する。この結果は過ヨウ素酸酸化で得られた結果と一致し、末 端炭水化物残基の除去によってCA125決定基への0C125の接近が実際に 増大したものと考えられる。
最後に、プロナーゼ、トリプシンまたはキモトリプシンによる徹底的プロテアー ゼ消化は、IRMAで測定しても平板アッセイで測定しても、抗原活性を完全に 消失させる。
第■表 0VCA433から単離されたCA125抗原活性に対する酵素消化の影響 0.、ッ/” 1):”//−(?Qi °”1255鯨4儂)ニューラミニダ ーゼ(N) 96 125N十α−フコシダーゼ(F) 106 128N十F 十β−ガラクトシダーゼ(βG) 96 129N十F+7G+へ#;/?j二 /−−t’ 109 123α−ガラクトシダーゼ 94 117 α+β−ガラクトシダーゼ 88 116フンドロイチナーゼABC9394 徹底的グロテアーゼ処理 I ’EWA 平板アッセイ考察 ネズミモノクローナル抗体0C125は、ヒト卵巣癌関連抗原決定基(CA12 5)を認識する。本発明者らは、卵巣癌細胞系0VCA 433、ヒト血清およ び乳汁から糖タンパク質複合体を単離した。これらはすべてCA125決定基活 性を発現する。さらに、本発明者らは、Bruijnら(前出)の観察に反して 、精漿中にもCA125活性を確認した。0VCA433細胞上清から単離され た高分子量複合体の化学的処理およびクロマトグラフィーによ’) 200 k Daの免疫反応種が生じた。しかしながら、抗原決定基を発現する実際のタンパ ク質はさらに低分子量である可能性もある。さらに、もつと分子量の低い免疫反 応種の単離を試みたが現在までのところ無効なことが明らかにされている。また 、本明細書に記載した単離体系では、完全均一かつ純粋な種は得られない。
数種の原料から単離されたCA125決定基を発現する抗原は、平均浮遊密度1 .36〜1.4611 /Illの高分子量糖タンパク質複合体として存在する 。しかも、これらの平均密度は、6種の原料から単離された各抗原がわずかなが ら異なるタンパク質および炭水化物損たけそれ以上の炭水化物からなり、大部分 は〇−結結合オリゴマ、N−結合鎖をほとんどまたは全く含まない高分子量糖タ ンパク質と定義すると、CA125抗原は典型的なムチンではない。この結論は 、CA125の炭水化物組成が24チであること、高含量のマンノースが存在す ること、大部分がN一連結オリゴ糖であること、およびCA125抗原の浮遊密 度が低いことに基づくものである。非グリコジル化タンパク質の平均浮遊密度は 1.25〜1.35 f!/ntであるが、一方、ムチンの平均浮遊密度は約1 .50.!i’/m/である。この所見は、モノクローナル抗体によって認識さ れる他の上皮性腫瘍関連抗原、たとえば19−9 (Magnant。
J 、L、ら: J、Biol、Chem、257 : 14365〜1436 9゜1982 ) 、 B 72.5 (Johnson、V、G、ら: Ca ncerと、曇:850〜857.1986)、DU−PAN −’l (La n、M、S、ら: Cancer Res、 45 : 550〜310.19 85)およびF 36 / 22 (Croghan。
よって高分子量ムチン様糖タンパク質として分類されてきた抗原について報告さ れている所見とは相反している。
0VCA433の上清から単離された高分子量抗原複合体はモノクローナル抗体 19−9 (Ma、gnaniら二前出)と反応性を示し、CA19−9決定基 はこの複合体上に存在することを示唆している。しかしながら、本発明者らは、 電気泳動およびイムノブロッティングによって、0C125イムノアフイニテイ ー精製CA125抗原がモノクローナル抗体19−9と反応性を示さなかったこ とから、CA19−9とCAI 25の両決定基は同一の糖タンパク質上にはな いことを明瞭に示した。この観察は、CA19−9およびCA125両活性をヒ ト乳汁から単離したHan i s c hら(前出)の示唆とは相反している 。
モノクローナル抗体0C125によって認識される抗原決定基の性質をさらKよ く理解するために、CA125抗原の化学的および物理的処理を行った。CA1 25の過ヨウ素酸化では、過ヨウ素酸の濃度が高いときまたは反応時間が長いと きにのみ、免応反性が低下した。実際、CA19−9決定基の免疫反応性が完全 に消失する濃度および反応時間でも、抗原の活性は明らかに増加した。高濃度の 過ヨク素酸によるCA125活性の消失は、多分、タンパク質骨格の非特異的な 酸化によって生じたものと思われる。CAI 25抗原の精製時、尿素および熱 処理後に、初めの活性の82チの消失を認めた。この活性の見掛は上の低下は、 抗原複合体の結合度の低い型への分解または抗原の部分変性による可能性が最も 高かった。CA125RIAはCA125抗原価、すなわち抗原分子あたりの0 C125結合部位の数に敏感であるから1.結合度の低い状態は単位価の低下を 招くことが考えられる。
CA125決定基は炭水化物性であると示唆したHanischら(前出)の観 察は、2つの特性、すなわち、その過ヨウ素酸酸化に対する感受性(濃度1QQ mM。
反応時間18時間)とN−アセチルニューラミン酸が選択的に切断される条件下 で−3,3,100°C)でのその活性の消失に基づくものであった。彼らの結 果はまた、ニューラミダーゼ処理のみでは、ムチン結合ジアール酸の約97チが 切断したにもかかわらず、免疫活性の低下はわずかにすぎないことを示していた 。本発明者らの結果は、炭水化物を酸化するのに十分な過ヨウ素濃度がCA12 5活性に影響しないことを明瞭に示している。しだがって、pH3,3,100 ℃でCA125の抗原活性が破壊されることは驚くべきことではない。さらに、 グアニジン塩酸塩の存在下の還元およびアルキル化で95%以上の活性が失われ た。最後に、エキソグリコシダーゼ処理では実際にCAI 25活性の□増加が 生じたのに対し、徹底的プロテアーゼ消化では抗原活性は完全に消失した。これ らのデータは、CAI 25決定基が本来タンパク性であるか、または少なくと も、立体配置依存性エピトープに炭水化物が結合したタンパク質であることを強 く示唆するものである。これは各種起源たとえばヒト血清、0VCA433、お よびヒト乳汁から単離された抗原の類似性も説明する。ペゾチド決定基は炭水化 物決定基よりもはるかに高度な保存が期待される。すなわち、タンパク質配列は 単一の独特のタンパク質に関連することが考えやすいが、炭水化物構造は数種の 異なるタンパク質上に存在できる。これらの結果は、モノクローナル抗体B 7 2−3によって認識される腫瘍関連糖タンパク質エピトープ(TAG −72) の性質が立体配置依存性TAG−72決定基の形成部分として、炭水化物に加え てタンパク質を指示すると思われたことから、全く独特なものではないと考えら れる。
均等 本技術分野の熟練者であれば、以上述べた本発明の特定の態様に対する多くの均 等な態様に想到し、また単なる定常的実験によってそれを確認できよう。このよ うな均等な態様は以下の請求の範囲に包含することを意図するものである。
分画杏号 密度 (g/m1) 1.2 1.28 +、36 1.44 +、52 1.6密度 (g/ml) 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184船躊罎)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)分子量約200kDaの抗原CA125の単離された免疫種。 (2)以下の特性を有する抗原OA125の単離された免疫種: a.分子量約200kDa b.浮遊密度約1.36g/me c.炭水化物組成約24%(重量) d.炭水化物組成、ジアール酸、フコース、マンノース、ガラクトース、N−ア セチルーグルコサミン、およびN−アセチルガラクトサミン、比率約5.6/0 .4/3.0/6.6/5.8/2.2e.抗体0c125との反応性。 (3)以下の工程: a.CA125を培地中に排出する細胞の培養液から細胞培養培地を得る工程、 b.培地を酸沈殿に付して酸可溶性および酸不溶性分画を与える工程 c.酸可溶性分画を回収し、中和する工程、d.酸可溶性分画中のCA125種 を分子排除クロマトグラフィーによつて、分画の低分子量成分から分離してCA 125種を回収する工程、e.回収されたCA125種をカオトロピック剤で処 理して高分子量CA125種を分解する工程、f.カオトロピック剤の存在下、 分子排除クロマトグラフィーにより、低分子量cA125種を分離する工程、 g.CA125種を含有する溶出分画を回収する工程、 h.OA125に結合する抗体を樹脂にカツプりングしてなるイムノアドソーベ ントを、イムノアドソーべントによるOA125の選択的吸着が可能な条件下に CA125種と接触させる工程、およびi.イムノアドソーベントからCA12 5を回収する工程 からなる抗原CA125の単離方法。 (4)CA125抗原を排出する細胞は卵巣癌細胞である請求の範囲第5項に記 載の方法。 (5)酸沈殿は過クロル酸によつて実施する請求の範囲第4項に記載の方法。 (6)工程d.の分子サイズ排除クロマトグラフィーはSephaτose4B −CL樹脂上て実施する請求の範囲第5項に記載の方法。 (7)カオトロピック剤は尿素またはグアニジン塩酸塩てある請求の範囲第6項 に記載の方法。 (8)工程f.の分子サイズ排除クロマトグラフィーはSepharose6B 樹脂上で実施する請求の範囲第7項に記載の方法。 (9)カオトロピック剤は、分子サイズ排除クロマトグラフィー後に、透析によ つてCA125種から分離する請求の範囲第8項に記載の方法。 (10)以下の工程 a.卵巣癌細胞の培養液の細胞を含まない上清を得る工程、 b.上清を酸性にしてタンパク質を沈殿させる工程、 c.上清の酸可溶性分画から沈殿したタンパク質を分離する工程、 d.可溶性分画を中和する工程 e.高分子量(1000kDa)OA125を、低分子量CA125種および可 溶性分画中の他の成分から、分子サイズ排除クロマトグラフィーによつて分離す る工程、 f.高分子量CA125種の尿素で処理して高分子量種を分解する工程、 g.200kD■の範囲の分子を保持する樹脂上、尿素の存在下の分子排除クロ マトグラフィーによりcA125種を分離する工程、および h.CA125種を免疫精製する工程、からなるCA125の単離方法。 (12)卵巣癌細胞はOVCA433、NIH■OVCAR−3、SK−OV− 3、CAOV−3およびCAOV−4からなる群より選ばれる請求の範囲第11 項に記載の方法。 (13)細胞はOVCA433てある請求の範囲第11項に記載の方法。 (14)上清は過クロル酸で酸化する請求の範囲第11項に記載の方法。 (15)工程eの分子サイズ排除クロマトグラフィーはsephaτose4B −CL樹脂上で行う請求の範囲第11項に記載の方法。 (16)尿素は約6モル濃度とする請求の範囲第11項に記載の方法。 (17)工程gの分子サイズ排除クロマトグラフィーはsepharoseB樹 脂上で行う請求の範囲第11項に記載の方法。 (18)以下の工程: a.CA125を培養培地中に排出する卵巣癌細胞の培養液の細胞を含まない上 清を得る工程、b.上清を過クロル酸で酸性にしてタンパク質を沈殿させる工程 、 c.沈殿したタンパク質を除去し、酸可溶性分画を中和する工程、 d.中和した酸可溶性分画をSepharoseCL−4B樹脂上分子サイズ排 除クロマトグラフイーに付し、このカラムからCA125活性含有分画(間隙容 量)を回収する工程、 e.CA125活性を含有する分画を約6Mの尿素で処理する工程、 f.尿素処理分画を、尿素6MおよびSDS約1%に調節した緩衝液中Seph aroseCL−6B上分子サイズ排除クロマトグラフィーに付し、CA125 活性を含む溶出分画を回収する工程、 g.回収した分画から尿素を除去する工程、h.ての分画を、プロテインA−S epharoseにジメチルピメリミデートを介してOC125をカツプリング させたイムノアフイニテイーカラムに適用する工程、 1.イムノアフイニテイーカラムからCA125をジエチルアミンで溶出する工 程、 からなる分子量約200kDaのCA125種の単離方法。 (9)CA125抗原の単離免疫反応性種からなるCA125と反応性の抗体の 特異的吸着のためのイムノアドソーベント。 (20)生理的に許容されるビヒクル中に単離CA125抗原を含有するCA1 25抗原に対して動物を免疫感作するための免疫原組成物。 (20)単離CA125抗原は分子量約200kDaのCA125の免疫反応性 種である請求の範囲第20項に記載の免疫原組成物。 (22)CA125に対する抗体の製造のための、請求の範囲第20項に記載の 免疫原の使用。
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