JP7477693B1 - 送金管理装置、送金管理方法、およびプログラム - Google Patents

送金管理装置、送金管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コード情報を用いた送金サービスの利便性を向上させること。【解決手段】利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理装置であって、送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供部と、前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理部と、を備え、前記コンテンツ提供部は、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給する、送金管理装置。【選択図】図4

Description

本発明は、送金管理装置、送金管理方法、およびプログラムに関する。
従来、QRコードやバーコード等のコード情報を用いた電子決済によりアカウント間での送金手段を提供する送金サービスに関する技術が提案されている(例えば特許文献1および2参照)。
特許第7185083号公報 特許第7202493号公報
従来の技術では、目的や用途によらず画一的な送金手段が提供されたため送金サービスの利用者にとって使い勝手の良くない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コード情報を用いた送金サービスの利便性を向上させることができる送金管理装置、送金管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理装置であって、送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供部と、前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理部と、を備え、前記コンテンツ提供部は、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給する、送金管理装置である。
本発明の一態様によれば、コード情報を用いた送金サービスの利便性を向上させることができる送金管理装置、送金管理方法、およびプログラムを提供することができる。
電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。 電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。 第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。 利用者情報172の内容の一例を示す図である。 加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。 送金サービスの流れを説明する図である。 サービス設定情報180の内容の一例を示す図である。 送金種別(募金)に応じた送金サービスの利用例を示す図(その1)である。 送金種別(募金)に応じた送金サービスの利用例を示す図(その2)である。 送金種別(賽銭)に応じた送金サービスの利用例を示す図(その1)である。 送金種別(賽銭)に応じた送金サービスの利用例を示す図(その2)である。 送金コンテンツにおいて利用者に提示される実績情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の送金管理装置、送金管理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバは、協働して電子決済サービスおよび送金サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。
一方、送金サービスは、予め加盟店により設定された用途で当該加盟店の事業者宛てに送金する手段を利用者に提供する利用者向けのサービスである。送金手段は、送金の用途に応じて複数設定されてよいし、用途の異なる送金手段は1つの加盟店について複数設定されてよい。一方、電子決済サービスの運営者は、送金サービスにより利用者からの送金を受付可能とする法人向けサービスを加盟店に提供するものである。以下では、まず電子決済サービスについて説明し、その後送金サービスについて説明する。ここで決済サーバは「送金管理装置」の一例であり、加盟店は「法人」の一例である。加盟店は、送金サービスのサービス事業者(すなわち電子決済サービスの運営者である)と送金サービスの利用に関する契約を締結している法人である。
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末装置70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、送金コンテンツ提供部122と、決済処理部130と、送金処理部132と、情報管理部140と、記憶部170とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176、送金コンテンツ情報178、サービス設定情報180などの情報が格納される。
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗名が対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
情報管理部140は、記憶部170に保存される各種情報の管理を行う。例えば、情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172および加盟店/店舗情報176を管理する。情報管理部140は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
[電子決済]
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う、或いはクレジットカード会社の運営者に当該処理を依頼する。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリ20に返信される。
[送金サービス]
続いて、送金サービスに関する構成について説明する。送金コンテンツ提供部122は、例えば、Webサーバの機能を有し、送金サービスのユーザインタフェースを提供するコンテンツ(以下「送金コンテンツ」という。)を利用者端末装置10に提供する。送金コンテンツ提供部122は、送金コンテンツ情報178から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によって送金コンテンツが再生された状態で利用者による情報入力を受け付け、送金処理に必要な情報(送金額など)を決済サーバ100に送信する。
送金処理部132は、利用者端末装置10で動作する決済アプリ20と協働して第2の電子決済に係る送金サービスを実現する。第1の電子決済が商品購入代金を加盟店に支払うための手段を提供するものであるのに対し、第2の電子決済は、加盟店が予め設定した用途で当該加盟店に送金する手段を利用者に提供するものである。加盟店は決済サーバ100に対して予め送金サービスの設定を登録しておくものであり、利用者は登録済みの送金サービスについて発行されるコード情報を決済アプリ20で読み取ることによって送金サービスを利用することができる。
図7は、送金サービスの流れを説明する図である。まず、利用者が利用する送金サービスを特定し(S21)、当該送金サービスを利用するためのコード情報を、決済アプリ20を用いて読み取る(S22)。ここでS21の「送金サービスを特定する」とは、利用者が次のS22で読み取るコード情報を特定することを意味する。例えば、コード情報は、後述の図9に示すような立て看板Aの態様で加盟店店舗の所定位置(例えばレジ横など)に設置される。この場合、利用者が加盟店店舗を訪問して読み取るべきコード情報を認識するがS21に相当する。コード情報の表示態様や設置位置は加盟店の運営者が任意に決定してよい。決済アプリ20は、S22で読み取ったコード情報を決済サーバ100に送信する(S23)。
コード情報には、当該コード情報を発行した加盟店と、利用対象となる送金サービスと、当該送金サービスの送金種別とを特定可能にする情報が含まれる。送金種別は、各種送金サービスによって実現される送金の種別を表す情報である。例えば、コード情報には、当該コード情報を発行した加盟店の加盟店IDと、利用対象となる送金サービスのサービスIDと、送金種別とが含まれてもよい。なお、決済サーバ100において、加盟店ID、サービスID、および送金種別が互いに対応づけて管理される場合、コード情報には、対象となる加盟店ID、サービスID、および送金種別を特定可能にする識別用情報のみが含まれてもよい。例えば、識別用情報はサービスIDであってもよいし、加盟店ID、サービスID、および送金種別の組み合わせに割り当てられる識別情報であってもよい。コード情報は、加盟店が当該送金サービスについての設定情報(以下「サービス設定情報」という。)を決済サーバ100に登録することによって発行されるものである。
例えば、送金サービスの登録とコード情報の発行は加盟店向けインターフェース72と情報管理部140の協働によって行われる。例えば、加盟店の運営者は、加盟店向けインターフェース72を操作することにより、送金サービスのサービス設定情報を入力して決済サーバ100に送信する。決済サーバ100では情報管理部140が加盟店向けインターフェース72から受信されたサービス設定情報を記憶部170に保存(登録)する。ここで情報管理部140は「コード発行部」および「登録部」の一例である。
図8は、サービス設定情報180の内容の一例を示す図である。図8に示されるように、サービス設定情報180は、例えば、送金サービスのサービスIDに、加盟店ID、送金種別、付加情報を対応づけた情報として管理される。ここでサービスIDは、送金サービスの識別情報である。サービスIDには、例えば送金サービスの名称が設定されてもよい。典型的には、サービスIDおよび送金種別は、送信サービスの登録の際に加盟店の運営者によって指定されるものである。サービスIDは、送金サービスのシステム(例えば決済サーバ100)が登録対象の送金サービスに対して自動的に付与するものであってもよい。加盟店IDは加盟店の識別情報であり図6で説明した加盟店IDに対応する。付加情報は、対象の送金サービスに関する付加的な情報である。付加情報は、任意に設定されてよいし、任意の用途に使用されてよい。例えば、付加情報に画像やテキスト情報などを登録しておき、それを当該送金サービスの送金コンテンツに含めるようにしてもよい。
決済サーバ100に対する送金サービスの登録手段は、例えば加盟店向けインターフェース72によって提供される。加盟店の運営者は登録対象の送金サービスについて加盟店向けインターフェース72を操作して各種設定情報(加盟店ID、サービスID、送金種別、および付加情報)の入力を行い、入力情報を決済サーバ100に送信する。決済サーバ100では、情報管理部140が加盟店向けインターフェース72から受信した各種設定情報を互いに対応づけたものをサービス設定情報180として記憶部170に保存(登録)する。
図7に戻る。続いて、決済サーバ100が、S23で決済アプリ20から受信されたコード情報をもとに利用対象の送金サービスを認識し、当該送金サービスに関する送金コンテンツを決済アプリ20に送信する(S24)。例えば、決済サーバ100は、当該送金サービスの送金種別を認識し、送金種別に応じた送金コンテンツを送金コンテンツ情報178から読み出して決済アプリ20に送信する。送金種別は、コード情報から認識されてもよいし、決済サーバ100においてサービスIDとの対応関係に基づいて認識されてもよい。例えば、送金コンテンツ情報178では送金種別に応じた送金コンテンツのテンプレートが管理されており、決済サーバ100は送金種別に応じたテンプレートを選択し、当該テンプレートにサービスIDや付加情報などを適用することで送金コンテンツを生成する。
決済アプリ20は、S24で決済サーバ100から送信された送金コンテンツを受信し、当該送金コンテンツを再生することにより、例えば、送金サービスのユーザインタフェース画面(以下「送金画面」という。)を表示させる(S25)。決済アプリ20は、送金画面により送金サービスの利用に必要な情報(以下「送金情報」という。)の入力を受け付け、入力された送金情報を決済サーバ100に送信する(S26)。送金情報には送金額が含まれる。
決済サーバ100は、決済アプリ20から受信された送金情報をもとに、送金元利用者のチャージ残高を送金額分減少させ、送金先の加盟店のチャージ残高を送金額分増加させる(S27:送金処理)。各送金サービスには、送金先である加盟店のチャージ残高を管理するための電子決済口座(以下「送金先アカウント」という。)が予め決済サーバ100に登録される。例えば送金先アカウントは送金サービスの登録時に作成される。
続いて、決済サーバ100は、送金先アカウントのチャージ残高相当額を、予め出金先として加盟店の送金先アカウントに紐づけられた当該加盟店の金融機関口座に対して出金する(S28)。これにより、加盟店の運営者は、自身が提供する送金サービスにより電子マネーの形態で利用者から送金された金額を、最終的に金融機関口座の現金残高として集金することができる。なお、決済サーバ100は、利用者が送金金額の資金源としてチャージ残高およびポイント残高を指定した場合、出金処理において、利用者が指定した量のポイントを送金金額の一部に充当してもよい。
図9~図12は、送金種別に応じた送金サービスの利用例を示す図である。図9および図10は、送金種別が「募金」である場合の利用例を示し、図11および図12は、送金種別が「賽銭」である場合の利用例を示す。ここで例示する「募金」および「賽銭」は送金種別の一例であり、送金種別は加盟店の運営者により任意に設定されてよいものである。なお、送金サービスを提供する加盟店は、第1の電子決済および第2の電子決済の両方を行う事業者であってもよいし、第2の電子決済のみを行う事業者であってもよい。例えば、第2の電子決済のみを行う事業者には、後述する募金団体や寺社等の運営者などが含まれ得る。
[送金種別「募金」の送金サービス]
図9および図10に示されるように、送金種別が「募金」の場合、例えば、決済アプリ20は、トップ画面IM1、送金画面IM2、送金完了画面IM3の順に画面遷移する。まず、送金サービスの利用者は決済アプリ20のトップ画面IM1のボタンBT11(スキャン)を操作してコード情報CDの読み取り機能を呼び出し、利用対象の送金サービスについてコード情報CDの読み取りを行う。なお、コード情報CDの読み取り機能は、第1の電子決済のユーザスキャン方式におけるコード情報の読み取り機能とは別に設けられてもよいし、共通化されてもよい。共通化する場合、利用者はトップ画面IM1のボタンBT12(支払う)を操作して呼び出される、ユーザスキャン方式用のコード情報読み取り機能を用いて送金サービス用のコード情報CDを読み取ることができる。
例えば、コード情報CDに第1の電子決済および第2の電子決済のいずれか一方を示す情報を含めておくことで共通化できる。この場合、第1の電子決済および第2の電子決済のいずれであるかは、コード情報CDを読み取った決済アプリ20によって判定されてもよいし、決済アプリ20からコード情報CDを受信した決済サーバ100によって判定されてもよい。決済サーバ100が判定する場合、例えば、決済処理部130がコード情報CDを受信して第1の電子決済および第2の電子決済のいずれかを判定し、第2の電子決済である場合には当該コード情報CDを送金処理部132に連携するように構成されてもよい。決済アプリ20は読み取ったコード情報CDを決済サーバ100に送信する。
決済サーバ100は、決済アプリ20から受信されたコード情報CDをもとに利用対象の送金サービスについて送金種別を認識し、当該送金種別に応じた送金コンテンツを生成して決済アプリ20に提供する。決済アプリ20は、決済サーバ100から受信された送金コンテンツを再生することにより送金画面IM2を表示させる。送金画面IM2は、例えば、コンテンツCT20~CT24によって構成される。コンテンツCT20は、コンテンツCT21~CT24を図示された態様で配置する、送金画面IM2のテンプレートとなるコンテンツである。コンテンツCT20は「募金」としての送金に共通のユーザインタフェースをテンプレートの一部として含みうる。図9の例のコンテンツCT20は、送金額の入力操作を受け付けるユーザインタフェースIF25や送金に利用可能な資金源の選択操作を受け付けるユーザインタフェースIF25を含む。
コンテンツCT21は、送金サービスに関する画像コンテンツである。コンテンツCT21は、例えば送金サービスのブランドロゴであってもよいし、送金サービスを提供する加盟店のロゴであってもよい。コンテンツCT21は、例えばサービス設定情報180のうちの付加情報として設定され得る。
コンテンツCT22は、送金サービスを提供する加盟店の名称を表す情報コンテンツである。コンテンツCT22は、例えばサービス設定情報180のうちの付加情報として設定されてもよいし、サービス設定情報180のうちの加盟店IDをもとに加盟店/店舗情報176から取得されてもよい。コンテンツCT23は、送金サービスのサービス名称を表す情報コンテンツである。コンテンツCT23には、例えばサービス設定情報180のうちのサービスIDが用いられてもよい。コンテンツCT24は、送金サービスの利用に関する注意事項を表す情報コンテンツである。コンテンツCT24は、例えばサービス設定情報180のうちの付加情報として設定される。
ユーザインタフェースIF26が提示する資金源の選択肢には、チャージ残高のほか、ポイント残高が含まれてもよい。ポイントは、電子決済サービスの利用に応じて利用者に付与されるものであり、金銭的価値として使用可能な点数である。ポイントは利用者ごとに管理される。ポイント残高は、例えば利用者情報172の一部として各利用者の利用者IDに対応づけて管理されてもよい。
送金画面IM2において利用者が送金額の入力および資金源の選択を行って確認ボタンBT27を操作することで送金画面IM2が確認画面IM3に遷移する。確認画面IM3は送金の実行前に送金の内容を利用者に確認させるための画面である。確認画面IM3は、送金画面IM2と同様に、テンプレートとなるコンテンツCT30に、コンテンツCT31~CT34が配置されることによって構成される。コンテンツCT30は、送金予定額を表示する領域AR35と、使用する資金源の内訳を表示する領域AR36と、送金の実行指示を入力する送金実行ボタンBT37とを含む。
確認画面IM3において利用者が送金実行ボタンBT37を操作することで決済サーバ100による送金処理が行われ、送金処理が正常に完了すると、確認画面IM3が送金完了画面IM4に遷移する。送金完了画面IM4は、送金画面IM1で指定された内容の送金が正常に完了したことを通知する画面である。送金完了画面IM4は、送金画面IM2や確認画面IM3と同様に、テンプレートとなるコンテンツCT40に、コンテンツCT41~CT43が配置されることによって構成される。コンテンツCT40は、送金が完了したタイミングを表示する領域AR44と、送金された金額を表示する領域AR45と、送金が完了した旨を表示する領域AR46と、送金金額を支払った内訳を表示する領域AR47と、送金金額の支払いを決済した電子決済の識別番号である決済番号や当該電子決済の資金移動業者を表示する領域AR48とを含む。
送金完了画面IM4において、領域AR44~AR48に表示される情報は、利用者が送金サービスを利用して送金(ここでは募金)を実施したことを第3者に証明する情報(受領情報)として利用可能である。例えば、送金種別が「募金」の場合、このような受領情報が利用者に提供されることにより、利用者は、寄付控除を受ける際の申請の手間が軽減されるので、より高いモチベーションで募金を行おうとすることが期待される。
[送金種別「賽銭」の送金サービス]
図11および図12は、送金種別が「賽銭」の場合における画面遷移の例を示す。送金画面IM5は、例えば、テンプレートとなるコンテンツCT50に、コンテンツCT51(神社の画像)、CT52(加盟店名称)、CT53(サービスID)、CT54(賽銭箱の画像)が配置されることによって構成される。コンテンツCT50は、送金額の入力操作を受け付けるユーザインタフェースIF55や送金に利用可能な資金源の選択操作を受け付けるユーザインタフェースIF56、確認ボタンBT57を含む。
確認画面IM6は、例えば、テンプレートとなるコンテンツCT60に、コンテンツCT61~CT64が配置されることによって構成される。コンテンツCT60は、送金予定額を表示する領域AR65と、使用する資金源の内訳を表示する領域AR66と、送金の実行指示を入力する送金実行ボタンBT67とを含む。送金完了画面IM7は、例えば、テンプレートとなるコンテンツCT70に、コンテンツCT71~CT74が配置されることによって構成される。コンテンツCT70は、送金された金額を表示する領域AR75と、送金が完了した旨を表示する領域AR76と、送金金額を支払った内訳を表示する領域AR77とを含む。
この場合も、トップ画面IM1から送金画面IM5、送金確認画面IM6、および送金完了画面IM7に遷移するという流れは送金種別が「募金」の場合と同様である。しかしながら、送金種別が異なるので、「賽銭」では「募金」と異なる態様の送金コンテンツが決済アプリ20に提供されている。このような送金コンテンツの提供は、上述のとおり、送金コンテンツ提供部122が送金種別に応じた送金コンテンツを生成することにより実現される。例えば、賽銭は寄付控除の対象とならないので、「賽銭」の場合の送金完了画面IM7では受領タイミングや決済番号などの受領情報の一部が省略されている。
このように、以上説明した実施形態によれば、送金種別に応じて異なる態様の送金サービスを提供することができるので、コード情報を用いた送金サービスの利便性を向上させることができる。
<変形例>
実施形態では、決済アプリ20が送金サービスに関して表示する画面の制御は、専ら決済サーバ100が送信する送金コンテンツにより制御されるものとしたが、画面制御の一部は決済アプリ20が実施してもよい。例えば、決済アプリ20がテンプレートとなるコンテンツを有していてもよく、決済アプリ20は決済サーバ100から提供されたコンテンツをテンプレートとなるコンテンツに適用して再生してもよい。
送金種別が、寄付控除の対象となる寄付または寄付控除の対象とならない寄付(例えば上述の賽銭など)を含む場合、送金コンテンツ提供部122は、コード情報に含まれる送金種別に応じて寄付控除の有無を表示させる送金コンテンツを決済アプリ20に提供するように構成されてもよい。寄付控除の有無は、例えば、送金画面の注意事項などに表示されてもよい。
実施形態では、利用者が利用者端末装置10によりコード情報を読み取って利用する形態の送金サービスについて説明した。上述のとおり決済アプリ20にコード情報を読み取らせる目的は、送金サービスの提供者や、送金サービスの識別情報、送金種別などを決済アプリ20に認識させるためのものである。そのため、これらの情報が他の方法で決済アプリ20から決済サーバ100に連携できる場合、コード情報の読み取りは必須ではなくなる。例えば、第1のステップとして、送金コンテンツ提供部122が、登録済みのサービス設定情報をもとに利用者が利用可能な送金サービスを認識し、当該利用可能な送金サービスの中から一の送金サービスを選択させる選択画面を決済アプリ20に表示させるための第1コンテンツを利用者端末装置10に供給する。次に第2のステップとして、送金コンテンツ提供部122は、当該選択画面から選択された送金サービスによる送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるための第2コンテンツを利用者端末装置10に供給する。この場合、決済サーバ100では、利用者が選択した決済サービスについてサービス設定情報を参照することにより、当該サービスの詳細を認識することができるので利用者にコード情報を読み取らせる手間を省略することができる。
送金コンテンツ提供部122は、利用者が送金サービスを利用した実績に関する情報(以下「実績情報」という。)を提示する送金コンテンツを提供するように構成されてもよい。例えば、送金コンテンツ提供部122は、利用者が当該送金サービスを利用して送金した金額の総額を送金画面や確認画面、送金完了画面に表示させてもよい。図13は、送金コンテンツにおいて利用者に提示される実績情報の一例を示す図である。例えば、図13に示される送金コンテンツは、送金種別が「募金」である送金サービスにおいて、送金の累計額を募金の達成度合いを表すイラストに対応づけて実績情報を表示するようにした例である。このような送金コンテンツが提供されることにより、利用者は送金サービスの利用時において、当該送金サービスの利用に関する自身の達成度合いや達成すべき目標を認識して、より高いモチベーションで募金を行おうとすることが期待される。また、図13の例の送金コンテンツは、利用者の実績情報に加えて、送金サービスによって募金を受ける加盟店がその活動目的を説明するウェブサイトへのリンクL1を含む。このような情報が送金コンテンツにおいて提示されることにより、利用者は送金サービスによる「募金」の意義を理解し、より高いモチベーションで募金を行おうとすることが期待される。
以上の実施形態では、送金サービスを提供する主体、および送金サービスによって送金を受ける主体が電子決済サービスの加盟店である場合について説明した。ここでいう加盟店とは、典型的には販売店舗を有し、店舗での販売代金を第1の電子決済で決済するような事業者である。しかしながら、本実施形態の送金サービスを提供する主体(送金サービスによって送金を受ける主体とも言える)はそのような第1の電子決済を目的とした加盟店に限定されるものではない。例えば、送金サービスの主体は、第2の電子決済のみを目的とした事業者であり、専ら送金を受けることを目的として電子決済サービスに加盟する事業者であってもよい。例えば、送金サービスは、非営利団体などが寄付を募る手段として活用されてもよいし、寺社等の団体が賽銭を募る手段として活用されてもよいし、クラウドファンディングなどが出資金を募る手段として活用されてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
50 第1店舗端末装置
60 店舗コード画像
70 第2店舗端末装置
72 加盟店向けインターフェース
100 決済サーバ
110 通信部
120 決済コンテンツ提供部
122 送金コンテンツ提供部
130 決済処理部
132 送金処理部
140 情報管理部
170 記憶部
172 利用者情報
174 決済コンテンツ情報
176 加盟店/店舗情報
178 送金コンテンツ情報
180 サービス設定情報

Claims (15)

  1. 法人に利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理装置であって、
    送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツであって、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供部と、
    前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理部と、
    を備え、
    前記送金種別は、寄付控除の対象となる寄付または寄付控除の対象とならない寄付を含み、
    前記コンテンツ提供部は、前記送金種別に応じて寄付控除の有無が表示される送金画面のコンテンツを前記端末装置に供給する、
    送金管理装置。
  2. 前記コンテンツ提供部は、前記送金の結果が表示される送金結果画面のコンテンツを前記端末装置に供給するものであり、
    前記送金結果画面には、前記利用者が前記法人向けサービスにより前記法人に送金したことを証明する受領情報が含まれる、
    請求項1に記載の送金管理装置。
  3. 法人に利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理装置であって、
    送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツであって、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供部と、
    前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理部と、
    を備え、
    前記コンテンツ提供部は、前記送金種別に応じたテンプレートを読み出し、当該テンプレートに前記法人向けのサービス設定情報を適用することにより前記コンテンツを生成する、
    送金管理装置。
  4. 前記サービス設定情報は、前記法人ごとに異なる送金のサービス名称を含む、
    請求項3に記載の送金管理装置。
  5. 前記サービス設定情報は、前記法人ごとに異なる画像情報をさらに含む、
    請求項4に記載の送金管理装置。
  6. 前記送金管理装置は、前記法人の端末装置から前記サービス設定情報の入力を受け付けるとともに、入力された前記サービス設定情報を自装置の記憶部に登録する、
    請求項5に記載の送金管理装置。
  7. 前記利用者に提供される前記送金の手段に紐づけられた識別用情報を含む情報を符号化したものを前記コード情報として発行するコード発行部をさらに備え、
    前記法人アカウントの識別情報と、前記送金種別とが、前記識別用情報に紐づけて管理されている、
    請求項1または3に記載の送金管理装置。
  8. 前記識別用情報は、前記送金の手段の識別情報であり、
    前記コード発行部は、前記法人アカウントの識別情報と、前記利用者に提供される前記送金の手段の識別情報と、前記送金種別と含む情報を符号化することにより前記コード情報を発行する、
    請求項に記載の送金管理装置。
  9. 前記コード発行部により発行された前記コード情報は、前記利用者の端末装置によって読み取られた後、前記端末装置から前記送金管理装置に送信される、
    請求項に記載の送金管理装置。
  10. 前記コンテンツ提供部は、前記コード情報に含まれる前記識別用情報をもとに前記送金の手段を認識し、前記送金の手段の表示を含む送金画面のコンテンツを前記端末装置に供給する、
    請求項に記載の送金管理装置。
  11. 前記事業者を送金先として所定の目的での送金を行うための設定情報を登録する登録部をさらに備え、
    前記コンテンツ提供部は、登録済みの前記設定情報をもとに前記利用者が利用可能な送金手段を認識し、前記利用可能な送金手段の中から一の送金手段を選択させる選択画面を表示させるための第1コンテンツを前記端末装置に供給し、
    前記選択画面から選択された送金手段による送金依頼を受け付ける画面を前記送金画面として表示させるための第2コンテンツを前記端末装置に供給する、
    請求項1または3に記載の送金管理装置。
  12. 送金管理装置が、利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理方法であって、前記送金管理装置が、
    送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツであって、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供処理と、
    前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理と、
    を実行するものであり、
    前記送金種別は、寄付控除の対象となる寄付または寄付控除の対象とならない寄付を含み、
    前記コンテンツ提供処理において、前記送金種別に応じて寄付控除の有無が表示される送金画面のコンテンツを前記端末装置に供給する、
    送金管理方法。
  13. 送金管理装置が、利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理方法であって、前記送金管理装置が、
    送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツであって、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供処理と、
    前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理と、
    を実行するものであり、
    前記コンテンツ提供処理において、前記送金種別に応じたテンプレートを読み出し、当該テンプレートに前記法人向けのサービス設定情報を適用することにより前記コンテンツを生成する、
    送金管理方法。
  14. 利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理装置に、
    送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツであって、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供処理と、
    前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記送金種別は、寄付控除の対象となる寄付または寄付控除の対象とならない寄付を含み、
    前記コンテンツ提供処理において、前記送金種別に応じて寄付控除の有無が表示される送金画面のコンテンツを前記端末装置に供給させる、
    ためのプログラム。
  15. 利用者のアカウントからの送金を受付可能とする法人向けサービスを提供する送金管理装置に、
    送金元である前記利用者の端末装置から前記端末装置によって読み取られたコード情報が受信されたことに応じて、前記利用者から送金依頼を受け付ける送金画面を表示させるためのコンテンツであって、前記コード情報をもとに特定される送金種別に応じたコンテンツを前記端末装置に供給するコンテンツ提供処理と、
    前記送金画面の操作を通じて前記端末装置から前記送金の要求を受け付け、受け付けた前記送金の金額に相当する電子マネーを、前記利用者のアカウントから前記法人向けサービスを利用する事業者に提供される法人アカウントに移動させる送金処理と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記コンテンツ提供処理において、前記送金種別に応じたテンプレートを読み出させ、当該テンプレートに前記法人向けのサービス設定情報を適用することにより前記コンテンツを生成させる、
    ためのプログラム。
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