JP7445286B2 - 商品販売データ処理システム、商品登録処理方法、携帯端末及びプログラム - Google Patents

商品販売データ処理システム、商品登録処理方法、携帯端末及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、顧客自らの商品登録操作によって商品の登録処理を実行する携帯端末、販売データ処理システム、販売データ処理方法及びプログラムに関する。
従来、顧客自らが購入する商品の登録処理を行うセルフ式のPOSシステムが知られている。そして、近年、顧客が所有するスマートフォンなどの携帯端末にショッピング用アプリケーションをインストールして、店舗において顧客が自らの商品登録を行う登録装置として利用する販売データ処理システムが知られている。
特公表2013-541107号公報
上記商品販売データ処理システムにおいては、顧客が所有するスマートフォンを利用した商品の登録処理によって、レジによる商品登録処理を省くことができ、スムーズに買い物をすることができる。
しかし、顧客自らの所有するスマートフォンは、画面を録画する機能を備えており、商品登録に際して撮像した画像を録画することにより、店舗にとって不利益となる情報が持ち出されるおそれがあった。
本発明は、顧客が所有するスマートフォンを利用した商品の登録処理を行う商品販売データ処理システムにおいて、店舗内で取得した情報が店舗外に持ち出されることを抑制することを目的とする。
本発明の一実施形態は、商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムであって、前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているとき前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知することを特徴とする販売データ処理システムである。
本実施形態の商品販売データ処理システムによれば、店舗内で取得した情報が店舗外に持ち出されることを抑制することができる。
一実施形態の販売データ処理システムの全体構成を示す模式図の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのデータを示す図である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の一例の図である。 一実施形態の販売データ処理システムを採用する店舗の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの導入例の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの導入例の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの導入例の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの導入例の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの全体フローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの携帯端末の画面の一例であり、(a)は、店舗トップ画面であり、(b)は、読取待機画面の図である。 一実施形態の販売データ処理システムの携帯端末の画面の一例であり、(a)は、登録画面であり、(b)は、出力画面の図である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録確認画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の精算画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの入店処理のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの入店処理時の作業を説明する図である。携帯端末の画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの商品登録処理のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の画面の一例であり、(a)は、報知画面の図であり、(b)は、登録画面の図である。 一実施形態の販売データ処理システムの量り売り商品の陳列状態を説明する図である。 一実施形態の販売データ処理システムの計量装置を説明する図である。 一実施形態の販売データ処理システムの商品登録処理のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの量り売り商品の情報取得を説明する図である。 一実施形態の販売データ処理システムの量り売り商品の情報取得を説明する図である。 一実施形態の販売データ処理システムの量り売り商品の情報取得を説明する図である。 一実施形態の販売データ処理システムの無効化処理のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの携帯端末の画面の一例であり、無効化処理における報知画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの登録情報の表示処理のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの携帯端末の画面の一例であり、数量変更時の画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの登録情報の確認処理のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録情報の確認処理時の画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録情報の確認処理時の画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録情報の確認処理時の画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録情報の確認処理時の画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録情報の確認処理時の修正画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのPOS端末の登録情報の確認処理時の修正画面の一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの買い物カートの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムの画像取得禁止のフローの一例である。 一実施形態の販売データ処理システムのブロック図の一例である。
実施形態の販売データ処理システムの一例について、図面を参考に説明する。
-販売データ処理システムの全体構成-
一実施形態の販売データ処理システム1は、図1に示すように、上位装置10と、携帯端末20を備えている。
上位装置10と携帯端末20は、インターネット等を介して接続されており、必要に応じて、店舗に設置された商品販売システム6と接続されている。
上位装置10は、例えばクラウドサーバが用いられ、商品ファイル(商品マスタ)110、店舗ファイル120、顧客ファイル130、カートファイル140等を有しており、顧客のスマートフォン等の携帯端末を使用したセルフショッピング全体を管理する。
商品ファイル110は、各商品に割り当てられた商品識別情報(例えば、JANコード)に対して、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引情報などの商品情報が紐づけられて記憶されたファイルである。なお、商品ファイル110に記憶された情報は、上記商品情報等に限定されず、例えば商品を販売している店舗を示す店舗識別情報を含んでいてもよい。
店舗ファイル120は、図2(a)に示すように、店舗識別情報(識別番号)と、店舗名と、店舗のGPS情報等の位置情報と、店舗を示すQRコード(登録商標)情報等が紐づけて記憶されたファイルである。
店舗ファイル120に記憶された情報によって、例えば、位置情報から店舗を検索することができる。
顧客ファイル130は、図2(b)に示すように、店舗の会員となることで割り当てられる顧客識別情報(識別番号)と、会員となった顧客名等の会員情報(氏名、住所、クレジットカード番号等)が紐づけられて記憶されたファイルである。
顧客ファイル130に記憶された情報によって、例えば、顧客識別情報から顧客が利用する店舗情報やクレジットカード情報を特定することができる。
顧客ファイル130は、顧客識別情報に紐づけて、顧客が過去に携帯端末20を利用して商品登録を行った利用回数や商品登録時における登録商品の削除(キャンセル)回数等の誤操作回数等の情報が記憶されていてもよく、該利用頻度(回数)や誤操作頻度(回数)によって決定される顧客のレベル等が記憶されていてもよい。
カートファイル140は、図2(c)に示すように、顧客の買い物を識別するカートID(識別番号)と、該買い物において登録した商品の商品識別情報(例えば、JANコード,PLU)、販売価格等が紐づけられて記憶されたファイルである。 カートIDは、例えば店舗識別情報と日付とシリアル番号等の組合せで構成してもよい。
カートファイル140は、顧客が買い物の際に行った操作、行動などの情報等がカートIDと紐づけられて記憶されていてもよい。
上位装置10は、顧客が買い物の際に携帯端末20を用いて行った操作等の情報をカートIDと紐づけてカートファイル140に記憶してもよい。
例えば、上位装置10は、顧客が買い物の際に行った商品の登録、商品登録処理の失敗、商品登録の取消し等の携帯端末20の操作履歴を操作時間とともにカートIDと紐づけてカートファイル140に記憶してもよい。
また、上位装置10は、顧客が買い物の際の店内での移動経路及び移動時間、情報買い物袋の使用状態を示す情報(買い物時に会員専用の買い物袋を利用したか等)をカートIDと紐づけてカートファイル140に記憶してもよい。
携帯端末20は、所定時間ごとに携帯端末20の操作履歴や位置データ等の情報を上位装置10に送信し、上位装置10は、受信した操作履歴や位置データ等の情報をカートIDと紐づけてカートファイルに記憶する。
カートファイル140に記憶されたカート情報は、携帯端末20の商品の登録情報と同期しており、買い物中に顧客が、携帯端末20によって登録した登録情報の数量を変更したり削除したりすることで、携帯端末20は、変更等した情報を上位装置10に送信し、上位装置10は、カートファイル140に記憶されたカート情報を変更もしくは削除する。
また、精算時には、顧客が携帯端末20からカートIDをPOS端末70に出力することで、POS端末70は、上位装置10に対して、カートファイル140の該カートIDに紐づけられて記憶された登録情報等を要求する。
登録情報を要求された上位装置10は、カートIDに紐づけられた商品情報をPOS端末70に出力する。
上位装置10は、一取引の精算処理が完了すると、当該一取引のカート情報を精算済みのカート情報として、カートファイル140に記憶する。顧客は、携帯端末20を用いて、上位装置10のカートファイル140にアクセスして、過去の買い物履歴を参照することができる。
カートファイル140は、店舗のストアコントローラ60に記憶されたカートファイルと同期することで、顧客が携帯端末20を利用することなく行ったカート情報についても記憶してもよい。
顧客は、上位装置10のカートファイル140にアクセスすることで、店舗における過去の全ての買い物の履歴を参照することができる。
なお、カートファイル140は、現在登録中の買い物情報を記憶する記憶領域と、過去の履歴を記憶する記憶領域を別に備えていてもよく、会員の現在登録中の買い物情報が確定したときに、過去の履歴を記憶する記憶領域に追加するようにしてもよい。
上位装置10は、自身が記憶する商品ファイル110等をストアコントローラ60が記憶する商品ファイル等の情報に基づいて適宜、例えば所定時刻毎に更新する。
携帯端末20は、例えば顧客が個人的に所有するスマートフォンに専用アプリを導入したものであり、顧客自身による購入する商品の登録処理を行う。なお、携帯端末20は、店舗貸出用の専用の携帯端末でもよい。
携帯端末20は、撮像するためのカメラ(入力部)と、タッチパネル等の表示部(表示入力部)250等を備えている。また、携帯端末20は、GPS、姿勢を検出するジャイロセンサ、携帯端末20の移動加速度を検出する加速度センサ等を備えていている。
携帯端末20は、上位装置10との間で適宜情報のやりとりを行うことができる。また、携帯端末20は、店舗に設置された商品販売システム6のPOS端末70等の精算装置との間で適宜情報のやりとりを行うことができる。
店舗に設置された商品販売システム6は、ストアコントローラ60及び複数のPOS端末(登録精算装置)70を備える。
ストアコントローラ60は、店舗の販売システム6全体を管理する情報処理装置であり、POS端末70などを管理し、また、商品ファイルなどの種々の情報を管理する。
ストアコントローラ60は、最新の商品情報が反映された商品ファイル等を、外部(例えば、本部のサーバー、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得して記憶する。
POS端末70は、顧客が購入する商品の登録処理や精算処理を行う装置である。
POS端末70は、顧客が購入する商品の情報等を読み取るためのバーコードリーダー、プリセットキー、CCDカメラ、タッチパネル等の入力部760と、読み取った商品の情報等を表示するタッチパネル等の表示部750、レシート等を印刷する印刷部を有する。
POS端末70の一例としては、精算専用のPOS端末があげられるが、店員が顧客の購入する商品の登録処理を行い、顧客が自ら精算処理を行う方式(セミセルフ式)のPOSであってもよい。セミセルフ式のPOSの場合、登録処理を行う登録装置と精算装置が分離しており登録装置によって登録処理がなされた登録情報を精算装置に出力して精算装置において顧客自らが精算処理を行うPOSであってもよいし、店員に向けられた登録処理を行う画面と顧客に向けられた精算処理を行う画面及び現金処理部を有する対面式のPOSであってもよい。
また、POS端末70は、顧客が自ら購入する商品の登録処理と精算処理を行う、すなわち店員が介在しない方式(フルセルフ式)のPOSであってもよい。
また、POS端末70は、混雑状況や店員状況等に応じて切替えることで、上記顧客が自ら精算処理を行うセミセルフ式のPOSと、上記対面式のセミセルフPOSと、上記フルセルフ式のPOSのいずれかに切り替えることができる切換え型POSであってもよい。
切換え式のPOS端末70の一例を図3に示す。図3に示すPOS端末70の例では、テーブル70aを備えている。
さらには、店員が顧客の購入する商品の登録処理及び精算処理を行う通常のPOSレジであってもよく、精算処理ができる装置であれば、何ら限定されない。
本実施形態の販売システム1は、店舗において顧客自身の所有するスマートフォン(携帯端末)20を用いて購入する商品の登録処理を行い、顧客自身によって店舗に配置されたPOS端末70で精算処理を行うことができ、店員が介入することのない商品の取引(セルフショッピング)を可能とする。
-販売システムの構築-
本実施形態の販売システム1は、例えば、ストアコントローラ60及び複数のPOS端末(登録精算装置)70を備える店舗の販売システム6に後付け(アドオン)するができ、該店舗にセルフショッピングができる販売システムを構築することができる。
一般に、顧客は、店舗において商品を購入する際には、購入する商品をレジに持って行き、店員がレジによって各商品の代金を入力することで、全ての商品の価格が合計されて一取引における販売価格が決定される。
店舗は、販売価格の決定に際して、様々な割引き等を適用して販売価格を引き下げるなどして、顧客の獲得を試みている。
図4に、複数の店舗を展開するスーパーマーケット等で採用されている販売システムの一例を示す。
通常、スーパーマーケット等の販売システムにおいては、全店舗を統括して管理する本部システム(サーバー)50が設置されており、該本部システム50は、全店舗共通の商品ファイル、共通の特売企画ファイル、店舗ファイル、店舗ごとの商品ファイル、店舗ごとの特売企画ファイル及び顧客ファイルなどを管理している。
各店舗には、POS端末70及びPOS端末70を管理するストアコントローラ60が配置され、販売(POS)システムが構築されている。
各店舗のストアコントローラ60は、本部システム50から、全店舗共通の商品ファイル、共通の特売企画ファイル、店舗ファイル、店舗ごとの商品ファイル、店舗ごとの特売企画ファイルを受信して記憶しており、また、店舗において各ファイルに対して入力(登録)したりする。なお、ストアコントローラ60は、顧客ファイルについては記憶することなく、顧客情報の照会時等にその都度本部システム50に問い合わせてもよい。
各店舗の販売システムは、それぞれ売価決定ロジックを持っている。
売価決定ロジックは、買い物客が購入する商品の販売価格を算出するためのいくつかのロジックを有しており、また、商品の販売価格を算出する際に、どのロジックを適用して販売価格を決定するかを判断する機能を含んでいる。
例えば、ある商品が、単品値引き対象商品であるが、同時にセットマッチ値引き対象商品である場合に、より安値となるセットマッチ割引きを適用したりする。なお、どちらの割引きロジックを選択するかは、設定によって決められる。
ここで、商品の販売価格を決定するためのいくつかの売価決定ロジックを例示して説明する。
まず、標準的な売価決定ロジックを売価決定ロジック(基本)とする。また、各企業や店舗独自の売価決定ロジックを売価決定ロジック(企業・店舗)とする。
売価決定ロジック(基本)は、例えば、小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引などの機能を備える。
売価決定ロジック(企業・店舗)は、例えば上記小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引に加えて、会員向けの特別なサービスによる値引・割引や、決済に使用する決済種別ごとの値引・割引を備える。また、売価決定ロジック(企業・店舗)は、同時に複数の値引・割引条件が競合した際に、いずれの条件を優先するかなど独自の機能を備えている。
なお、売価決定ロジック(企業・店舗)は、小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引についても、独自のロジックを備えてもよい。
図2(d)を参考に、上記売価決定ロジックが備えるロジックを説明する
小計(ロジックA)は、購入する商品の販売価格を決定するためのロジックであり、各商品の最新の商品情報の価格を合計して合計金額を算出する。
小計値引き(ロジックB)は、小計額(合計金額)から所定額の値引きもしくは所定割合の割引きを行う処理である。
単品値引き(ロジックC)は、特定の商品単品に対して、特別な値引きもしくは割引きを行う処理である。
バンドル・ミックスマッチ値引(ロジックD)は、特定の商品群等の中からいくつかの商品をまとめて購入することで値引きもしくは割引きを行う処理である。
セットマッチ値引(ロジックE)は、特定の商品を組合せて購入することで値引きもしくは割引きを行う処理である。
決済種別値引(ロジックF)は、会員が決済時に使用する決済種別に応じて値引もしくは割引を行う処理である。
会員種別値引(ロジックG)は、会員であることによって、特定の商品もしくは小計金額から値引もしくは割引を行う処理である。
最安値算出ロジック(ロジックH)は、商品が、複数の割引条件に適合した(複数のロジックが適用可能である)際に、どちらの割引を適用する方が最安値を算出することができるかの判断を行う処理である。
そして、各店舗においては、企業等の店舗運営者が求める施策に応じて、上記ロジックAないしHのいくつかのロジックを組み合わせてその店舗における売価決定ロジックを設定し、販売価格を決定している。
なお、売価決定ロジックを決定するためのロジックは、上記のロジック以外にも店舗運営者によって適宜設定でき(例えば、複数の値引が重なった時にどちらを選択するか等の設定など)上記ロジックAないしロジックH以外のロジックを備えてもよい。
次に、本実施形態の販売データ処理システム1を導入した販売システムの例を説明する。
-新規で、価格決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを導入した例-
新店舗の新規開店時などに、既設の販売システムとは関係なく、新たに売価決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを導入した例を、図5に示す。
図5に示す販売システムの例は、上位装置10は店舗のストアコントローラによって構成されており、上位装置(ストアコントローラ)10と、携帯端末20と、POS端末70を備えている。
なお、上位装置10に記憶された商品ファイル110や店舗ファイル120等は、店員等が、Webブラウザなどによって直接商品情報や店舗情報を入力することなどで構築すればよい。
以下、本例における商品販売処理の流れの一例を説明する。なお、説明中カッコ書きの数字は、図5における処理を示している。
(1)位置情報の送信
顧客が、携帯端末20のアプリを起動することで、携帯端末20は、GPS情報などを取得して、取得した位置情報を上位装置10に送信する。位置情報を取得する手段は、GPSに限定されない。
なお、位置情報を取得できない場合には、携帯端末20は、表示部250に店舗の入り口等に備え付けられた2次元コードを携帯端末20によって読み取ることを促す表示をしてもよい。
顧客が携帯端末20によって2次元コードを読み取ることで、携帯端末20は、2次元コード化された店舗を識別するための情報を上位装置10に送信してもよい。
(2)店舗情報の取得
携帯端末20から位置情報(もしくは店舗を識別するための情報)を受信した上位装置10は、受信した位置情報等及び店舗ファイル120に記憶された情報に基づいて携帯端末20の位置から近い店舗を特定して、該店舗の店舗情報を携帯端末20に送信する。
店舗情報を受信した携帯端末20は、受信した店舗情報を表示部250に表示し、顧客の操作に基づいて買い物を行う店舗を特定する。
店舗が特定されることによって、上位装置10は、携帯端末20に対して特定された店舗の商品ファイルを紐づけると共に、カートファイルを生成する。
店舗を特定することで、携帯端末20は、商品登録ができるようになる。
(3)商品識別情報の送信
特定された店舗において、顧客は、携帯端末20によって購入する商品のシンボルコードを撮像することで、商品登録を行うことができる。
顧客が商品のシンボルコードを携帯端末20で撮像すると、携帯端末20は、撮像したシンボルコードから商品識別情報を読み取って上位装置10に送信する。
商品識別情報は、バーコード、画像の特徴量による物体認識、文字認識など撮像によって取得できるものであれば、どのようなものでもよい。
(4)商品情報の取得
携帯端末20から商品識別情報を受信した上位装置10は、受信した商品識別情報及び商品ファイル110に記憶された情報に基づいて商品情報を取得して、商品情報を携帯端末20に送信する。
(5)商品情報の登録
商品情報を受信した携帯端末20は、顧客が購入する商品として登録する。携帯端末20は、登録した商品情報を登録商品情報として上位装置10に送信する。上位装置10は、受信した登録商品情報をカートファイルに記憶する。
なお、上位装置10が商品情報を登録してカートファイルに記憶し、登録した登録商品情報を携帯端末に送信してもよいことはいうまでもない。
(6)小計計算
上位装置10は、カートファイルに記憶された登録商品情報に基づいて、会員が購入する商品の合計(概算)金額の計算を行う。
(7)概算金額の送付
上位装置10は、小計計算により算出した商品の合計(概算)金額を携帯端末20に送信する。
合計(概算)金額を受信した携帯端末20は、該合計(概算)金額を表示部250に表示する。
これによって、顧客は、買い物中において、現在の合計金額(場合によっては、概算金額)を見ながら買い物を進めることができる。
(8)カートIDの出力
顧客が買い物の終了を宣言することで、携帯端末20は、表示部250にカートIDを記憶した2次元コード等のシンボルコード情報を表示する。
顧客は、POS端末(精算装置)70のところに行き、携帯端末20の表示部250に表示された2次元コードをPOS端末70の入力部760に読み込ませる。
(9)カート情報の要求
カートIDを入力したPOS端末70は、上位装置10に該カートIDに紐づけされたカート情報(登録商品情報等)を要求する。
(10)カート情報の送付
POS端末70からカートIDを受信した上位装置10は、カートIDに紐づけされた計算済みのカート情報をカートファイルから抽出し、POS端末70に送信する。
(11)会計処理
計算済みカート情報を受信したPOS端末70は、受信した計算済みカート情報に基づいて精算画面を表示する。会員が、精算画面にしたがって支払いを行い、本実施形態の販売システムにおける一取引を完了する。
以上、本例における処理の流れを説明した。
なお、売価決定ロジックによる小計計算は、POS端末70によって行えるようにしてもよい。その際には、上位装置10は、POS端末70からの「(9)買い物情報の要求」に対して、「(10)計算済買い物情報の送付」に代えて、カートIDに関連する未計算のカート情報をPOS端末70に送信すればよい。さらに、売価決定ロジックによる小計計算は、携帯端末20によって行えるようにしてもよい。
-既設の店舗の販売システムに、販売データ処理システムを導入する例(その1)-
本例は、図4に示す既設の店舗に対して、店舗の売価決定ロジックを使わずに、販売データ処理システムが提供する売価決定ロジックによって会計を行うことのできる例である。
本例は、例えば、設定されている売価決定ロジックが売価決定ロジック(基本)である既存の店舗に対して、売価決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを追加することができる。
図6に示す例は、図4に示す既設の店舗に対して、クラウドサーバによって販売データ処理システムが提供され、携帯端末20は、クラウドサーバに配置される上位装置10と通信する。
本例では、販売データ処理システムの上位装置10に設定された価格決定ロジック(基本)は、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック(基本)と同様であるので、携帯端末20は、登録処理された登録商品情報に基づく売価決定に際して、追加された販売データ処理システムの売価決定ロジック(基本)を使用すればよく、既存店舗の売価決定ロジックを利用する必要はない。
なお、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック及び販売データ処理システムによって提供される売価決定ロジックは、売価決定ロジック(基本)に限るものではない。
本例では、販売データ処理システムは、クラウドサーバによって提供される上位装置10に対して、既存の本部システム50もしくは店舗に配置されたストアコントローラ60などから、定期的に商品情報(商品ファイルや特売企画ファイル等)及び店舗情報がインターネット等を介して送信される。なお、上位装置10に対して送信される商品ファイルや特売企画ファイルは、当日に有効な情報のみを送信することが好ましい。
本例では、クラウドサーバによって提供される上位装置10が、商品情報(商品ファイルや特売企画ファイル等)及び店舗情報を取得して記憶していることによって、携帯端末20によって商品登録した登録情報による精算処理を行うPOS端末70を追加するだけで販売データ処理システムを構築することができる。
そして、販売データ処理システムは、クラウドサーバに配置されたカートファイル140のカート情報を定期的にインターネットを介して本部システム50や店舗のストアコントローラ60に送信するか、店内のネットワークを介してストアコントローラ60に送信することにより、携帯端末20によって行われた取引の実績を記憶することができるようにしてもよい。
本例における処理の流れは、上位装置10がストアコントローラではなく、クラウドサーバに配置されて本部システム50もしくはストアコントローラ60から情報等を取得している上位装置10であること以外は、図5に示した新規に設置した販売データ処理システムと同様であるので、その処理の流れの説明は省略する。
なお、図6に示す例においても、売価決定ロジックによる小計計算を、POS端末70や携帯端末20のアプリによっても実行可能にしてもよい。
また、本例は、新たにPOS端末70を追加することなく、既存のPOS端末のアプリケーションを改修するなどして対応することもできる。
-既設の店舗に、販売データ処理システムを導入する例(その2)-
図7に示す本例は、例えば、図4に示す既設の店舗に対して、販売データ処理システムが提供する売価決定ロジックを利用しながら、店舗の登録精算装置の売価決定ロジックによって売価を決定して会計を行う例である。
本例は、例えば、既存の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)にて、精算金額を確定する。販売データ処理システムが提供する売価決定ロジック(基本)は、携帯端末に買い物中の概算金額を提供することができる。
本例は、図4に示す既設の店舗に対して、クラウドサーバによって販売データ処理システムが提供され、携帯端末20は、クラウドサーバに配置される上位装置10と通信する。
また、既存の精算装置(POS端末)を、販売データ処理システムの上位装置10と通信可能に改造し、また、携帯端末20の2次元コード読み取り等に対応したアプリケーションを導入することによって、携帯端末20による商品登録処理に対応した販売データ処理システムを構築することができる。
図7に示す例は、上位装置10に設定された価格決定ロジック(基本)が、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)に対応していないため、携帯端末20において、正確な合計金額を表示することはできない。
そのため、販売データ処理システムは、上位装置10に設定された価格決定ロジック(基本)によって概算金額を算出し、携帯端末20の表示部250に概算金額を表示する。顧客は、表示部250に表示された概算金額を買い物の目安とすることができる。
なお、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック及び販売データ処理システムによって提供される売価決定ロジックは、売価決定ロジック(企業・店舗)及び売価決定ロジック(基本)に限るものではない。
本例における処理の流れは、図6に示す処理の流れに対して、(6)小計計算において用いられる売価決定ロジックが、店舗の売価決定ロジックと一致しておらず、(7)小計金額の送信において送信される合計金額が概算金額である点で異なっている。
また、(8)カートID出力、(9)カート情報要求、(10)カート情報送信、(11)会計を処理するPOS端末70として、既存の店舗に配置されるPOS端末が用いられること以外は、上記図5に示した新規に設置した販売データ処理システムと同様であるので、その処理の流れの詳細な説明は省略する。
-既設の店舗に、販売データ処理システムを導入する例(その3)-
図8に示す例は、例えば図4に示す既設の店舗に対して、本部システム(サーバー)やストアコントローラなどに店舗の売価決定ロジック(企業・店舗)によって売価を決定させる小計サービスを行わせながら、既存のPOS端末ではなく、新規に配置したPOS端末70によって会計を行う例である。
本例によれば、例えば、既存の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)にて精算確定するPOS端末70とは、別のPOS端末を納入したときにも、当該精算装置のアプリケーションの改修が不要となる。
本例は、図4に示す既設の店舗に対して、クラウドサーバによって提供される。携帯端末20は、クラウドサーバに配置される上位装置10と通信する。
そして、本例は、上位装置(クラウドサーバ)10に対して、カートファイルに記憶されたカート情報を本部システム(サーバ)やストアコントローラなどの小計サービスに受け渡すカート連携機能とともに、小計サービスで算出された結果によって、カートファイルの情報を更新する機能を付与することによって、携帯端末20による商品登録処理に対応した販売データ処理システムを構築することができる。なお、必要に応じて、情報の受け渡し時等にデータ変換を行う機能を付与する。
図8に示す本例では、小計計算が、既存の店舗の本部システム等の小計サービスによって行うことによって、既存のPOS端末70の売価決定ロジックによって売価決定を行う必要がなく、既存のPOS端末70とのネットワーク接続等がなくても、新規のPOS端末70による会計が可能となる。
なお、売上実績などのデータは、本部システム(サーバ)50やストアコントローラ60及び上位装置(クラウドサーバ)10のそれぞれに送信することで、管理することができる。
本例においても、販売データ処理システムの上位装置10に設定された価格決定ロジック(基本)が、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)に対応していないため、携帯端末20において、正確な合計金額を表示することはできないが、上位装置10に設定された価格決定ロジック(基本)によって算出した概算金額を携帯端末20の表示部250に表示することができ、買い物の目安とすることができる。
なお、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック及び販売データ処理システムによって提供される売価決定ロジックは、売価決定ロジック(企業・店舗)及び売価決定ロジック(基本)に限るものではない。
以下、本例における処理の流れの一例を簡単に説明する。なお、説明中カッコ書きの数字は、図8における処理を示している。
なお、本例の販売データ処理システムにおける処理の(1)から(5)までの工程は、図5に示す(1)から(5)までの工程と同じであるので、その説明を省略する。
(6)上位装置10は、カートファイルに記憶されたカート情報について、売価決定ロジック(基本)によって概算計算を行い、(7)算出した概算金額を携帯端末20に送信する。
これによって、会員は、買い物中において、現在の概算金額を見ながら買い物を進めることができる。
(8)会員が、買い物を終了して、表示部250に、カートIDを記憶した2次元コード等のシンボルコード情報を表示してPOS端末70の入力部760に読み込ませる。
(9)カートIDを入力したPOS端末70は、カートIDを上位装置10に送信して、該カートIDに紐づけされたカート情報(登録商品情報等)を要求する。
(10)POS端末70からカートIDを受信した上位装置10は、カートIDに紐づけされたカート情報を本部システム50などの小計サービスに受け渡す。
(11)カート情報を受け取った本部システム50は、小計サービスによって、合計金額を算出し、計算済みのカート情報(小計情報)として、上位装置10に送信する。
計算済みのカート情報(小計情報)を受信した上位装置10は、計算済みのカート情報によってカートファイルに記憶されたカート情報を更新するとともに、当該計算済みのカート情報をPOS端末70に送信する。
(13)計算済みのカート情報を受信したPOS端末70は、受信したカート情報に基づいて精算画面を表示する。顧客が、精算画面にしたがって支払いを行うことで、携帯端末20を利用した一取引を完了する。
以上、本例における処理の流れを説明した。
上記のように、本発明における販売データ処理システムは、その形態は何ら限定されるものではない。すなわち、店舗の商品販売システムに後から連携することのできる上位装置10と携帯端末20とからなるシステム、店舗の商品販売システムに上位装置10及び携帯端末20を連携してなる全体のシステム、上位装置10を店舗の商品販売システムのストアコントローラ60によって構成し携帯端末20を直接ストアコントローラ60や店内の精算装置に連携させるシステム等、携帯端末20によって登録処理を行った商品情報に基づいて商品の取引を行うシステムは、本発明における販売データ処理システムとなり得る。
また、以下の説明では、携帯端末20によって商品の登録処理等を行う実施形態について説明している。これは一例であって、携帯端末20は単なる商品の登録処理のインターフェイスとして機能し、その他の処理は上位装置10等の上位システムによって実施されるようにしてもよい。すなわち、販売データ処理システムを構成するいずれの装置が、どのような処理を行うかは適宜設定できるものである。
-販売システムの全体の流れ-
本実施形態の販売データ処理システムの全体フローについて、図9に示すフローチャートを参考にしてさらに説明する。
本実施形態においては、携帯端末20は、顧客が個人的に所有するスマートフォンに上位装置10等から供給される専用のアプリがインストールされたもの使用している。専用のアプリは、携帯端末20のアプリケーションを提供するインターネット上のサイトから提供されてもよい。
(事前準備)
本実施形態の販売データ処理システムにおいて、顧客が所有するスマートフォンを店舗で商品登録処理ができる携帯端末20として利用するためには、顧客は、スマートフォンによって商品登録処理を行うことができる会員になるための会員登録を行う。
会員の新規登録に際しては、顧客は、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の本人確認ができる情報などを登録するとともに、クレジットカードの情報を登録することが好ましい。
なお、登録方法及び登録する情報は、特に限定されるものではない。
上位装置10は、登録された顧客の情報を顧客ファイル130に記憶する。
(起動処理)
顧客が、携帯端末20に導入した専用アプリを起動させることで、起動処理(ステップS201)を実行する
起動処理において、専用アプリのバージョン等をチェックするなどして、必要に応じてバージョンアップを促す画面を表示する。
また、初回起動である場合には、利用規約等についての同意画面を表示して、顧客が同意することによって、起動処理を完了する。
(入店処理)
起動処理を完了したら、買い物を行う店舗を特定する入店処理(ステップS202)を実行する。
例えば、携帯端末20は、GPSから得られる現在位置の情報を上位装置10に送信する。携帯端末20の現在位置の情報を受信した上位装置10は、店舗ファイル120に基づいて携帯端末20の近くに存在する店舗を検索して携帯端末20に送信する。
受信した店舗情報に基づいて顧客が買い物を行う店舗を特定する。
店舗を特定することによって、上位装置10は、携帯端末20に対して当該店舗の商品ファイルへのアクセス許可を与えると共に、携帯端末20に紐づけてカートファイルを生成する。
(買い物開始待ち)
入店処理が完了したら、携帯端末20は、表示部250に、図10(a)に示す開始画面800を表示して、顧客が買い物を開始するのを待つ(ステップS203)。
携帯端末20は、開始画面800に、特定された店舗の店舗名を表示するとともに、店舗情報にリンクされた店舗情報ボタン800a、お知らせにリンクされたお知らせボタン800b、特売情報等にリンクされたお得情報ボタン800c、店舗における商品登録を開始することを宣言する買い物開始ボタン800dを配置する。
また、営業時間の表示や他の店舗を探すためのボタン800e等が配置されていてもよい。
(買い物開始処理)
顧客が開始画面800に配置された買い物開始ボタン800dを操作することで、携帯端末20は、表示部250に、図10(b)に示す、登録画面810(初期登録画面)を表示して、買い物開始処理を実行する(ステップS204)。
携帯端末20は、登録画面810の上方領域に、携帯端末20のカメラ(入力部)260が撮像している撮像データを表示する第1の表示領域811を配置する。
携帯端末20は、登録画面810の第1の表示領域811に、「商品バーコードを読み取ってください」等の操作を促す表示811aとともにバーコードを認識する読取範囲を示す目印811bを視認可能に表示する。
なお、顧客は、携帯端末20を、例えば買い物カート90に装着して使用することが好ましい。
例えば、図35に示すように、店舗は、店舗で使用する買い物カート90のいくつかについて、携帯端末ホルダ91を備えた専用の買い物カート90を準備しておき、顧客は、該専用の買い物カート90の携帯端末ホルダ91に携帯端末20を装着して買い物を行う。
顧客は、携帯端末ホルダ91に装着された携帯端末20に商品のバーコードを読み取らせ、そのまま買い物カート90の買い物かご92に装着された買い物バック95入れていけばよい。
(商品登録処理)
顧客が携帯端末20によって商品に添付されたバーコードの撮像操作を行うことで、商品登録処理(ステップS205)を実行する。
例えば、顧客が、購入する商品を陳列棚から取り出して買い物バック95に入れる際に、商品に添付されたバーコードを登録画面810の第1の表示領域811に表示された目印811b内に収めて撮像することで、携帯端末20は、撮像されたバーコードのコード情報(商品識別情報)を取得する。
取得した商品識別情報に基づいて商品情報を取得して、顧客が購入する商品として登録する。
(商品登録の無効化処理)
商品登録処理が実行されると、該商品登録が店舗内で行われた通常の商品登録であることを確認し、通常の商品登録でない場合には商品登録を無効化する処理を実行する(ステップS206)。
これによって、店舗外で商品のバーコードの撮像が行われた場合に商品の価格が携帯端末20の表示部250に表示されることを防止して、商品の販売価格の漏洩を防止することができる。
(登録情報の表示)
商品情報を登録すると、携帯端末20は、図11(a)に示す、登録画面815を表示して、表示部250に登録した商品の登録情報を表示する(ステップS207)。
携帯端末20は、登録画面815の下方領域に、商品の登録情報を表示する第2の表示領域812及び現時点での登録状況を表示する第3の表示領域813を表示する
携帯端末20は、第2の表示領域812に、商品名等の商品情報812a、購入数量(操作子)812b及び商品の価格812cを表示し、第3の表示領域813に、現時点での登録点数813a、概算合計813b及び該登録情報に基づく会計処理に進むための会計ボタン813cを表示する。
顧客は、携帯端末20の登録画面815において登録した商品を確認することができ、登録した商品の数量変更や削除等を行うことができる。
(登録情報の出力)
登録情報を表示した携帯端末20は、顧客によって会計に進む指示がなされたか否かを判断する(ステップS208)。
顧客によって会計に進む指示がなされたか否かの判断は、具体的には、携帯端末20は、顧客によって表示部250の登録画面815に表示された会計ボタン813cが操作されたことを検出する。
顧客によって会計ボタン813cが操作された場合は、携帯端末20は、表示部に図11(b)に示す会計画面840を表示する(ステップS209)。
一方、会計ボタン813cが操作されず、他の商品のバーコードの読取操作等がなされた場合には、会計ボタン813cが操作されるまでステップS205からステップS208の工程を繰り返す。
携帯端末20は、会計画面840に、カートIDに基づいて生成された2次元コード840a及び買い物に戻るボタン840bを表示する。
なお、携帯端末20は、会計画面840に、カートファイルに記憶したカート情報に基づいて生成された2次元コード840aを表示してもよい。
顧客は、買い物に戻るボタン840bを操作することで、ステップS205に戻ることができる。
顧客は、携帯端末20の表示部250に表示された2次元コード840aをPOS端末70の入力部760に読み取らせることで、POS端末70に対して、カートIDの出力を行うことができる。
また、携帯端末20は、情報を記憶した2次元コード等のシンボルコード情報を出力するのではなく、POS端末70を選択することによって、選択されたPOS端末70が、携帯端末20以外の場所に記憶されたカート情報を取得するようにしてもよい。
例えば、顧客がPOS端末70の画面に生成された所定のPOS端末70を特定する2次元コードを携帯端末20に読み取らせることで、携帯端末20は、所定のPOS端末70にカートIDとともに会計の指示を送信する。そして、会計の指示を受けたPOS端末70は、カートIDに紐づけられたカート情報を取得するようにしてもよい。
なお、事前に携帯端末のFelicaやNFCの識別子を設定しておくことで、ICリーダーによる登録情報を取得してもよい。
もしくは、携帯端末20にPOS端末70を選択可能に表示して、顧客がPOS端末70を選択することで、選択したPOS端末70にカート情報を出力するようにしてもよい。なお、POS端末70に出力する情報をカートIDとし、POS端末70がカートIDに紐づけられた登録情報を上位装置10等から取得するようにしてもよい。
(登録情報の入力)
POS端末70は、携帯端末20が出力したカートIDを入力する(ステップS701)。
顧客が、携帯端末20の表示部250に表示した2次元コード840aをPOS端末70の入力部760に読み取らせることによって、POS端末70は、2次元コード840aに記憶されたカートIDを入力する。
(登録情報確認処理)
カートIDを入力したPOS端末70は、カートIDに基づいて登録情報を取得する。
登録情報を取得したPOS端末70は、表示部750に図12に示す登録確認画面900を表示して、顧客による確認操作を待つ(ステップS702)。
登録確認画面900には、登録商品情報の一覧900aが表示され、登録確認画面900の所定位置に矢印900iが表示されており、顧客は、矢印900iを操作することで登録商品情報の一覧900aの表示をスクロールすることができる。
登録確認画面900の上方位置には、「合計」の表示とともに、当該買い物において購入された商品の購入点数と合計金額が表示されており、さらに会計ボタン900qが配置されている。
顧客が登録確認画面900に配置される会計ボタン900qを操作することによって、POS端末70は、登録情報確認処理を終了し、精算処理(ステップS703)に進む。
(精算処理)
精算処理において、POS端末70は、図13に示す精算画面950を表示する。
精算画面950には、支払金額と会計方法を選択する現金ボタン950aとクレジットカードボタン950bが表示され、顧客が何れかのボタンを操作して精算処理を行うことで、取引を完了する。
このように、顧客は、店員の介在を必要とせずに商品を購入することができる。
以上、本実施形態の販売データ処理システムの全体フローについて、説明した。
-入店処理-
本実施形態の販売データ処理システムにおける入店処理のフローの一例について、図14を参考にしながら、詳細に説明する。
本実施形態の入店処理において、携帯端末20の位置情報に基づいて、買い物をする店舗を特定する。
起動処理が完了すると、携帯端末20は、GPSなどによって携帯端末20の現在位置の情報を取得する(ステップS2021)。
携帯端末20から現在位置を入力した上位装置10は、携帯端末20の現在位置と店舗ファイル120に記憶された店舗の位置情報から携帯端末20の近くにある店舗を検索する(ステップS2022)。例えば、携帯端末20の現在位置から所定範囲(300m以内)内にある店舗を検索する。
次に、所定範囲内に店舗が存在するか否かを判断する(ステップS2023)。
ステップS2023において、所定範囲内に店舗が存在すると判断した場合には、現在位置に最も近い店舗の店舗情報を取得して、携帯端末20に送信し、携帯端末20は、受信した情報を表示部250に表示する(ステップS2024)。
ステップS2024において、最も近い店舗の情報を表示した携帯端末20は、他の店舗を探すためのボタン800eが操作されたか否かを判断する(ステップS2025)
ステップS2025において、他の店舗を探すためのボタン800eが操作されていないと判断した場合には、表示部250に表示した店舗を買い物を行う店舗として特定し(ステップS2030)、処理を終了する。
一方、ステップS2023において、所定範囲内に店舗が存在しないと判断した場合、及びステップS2025において、他の店舗を探すためのボタン800eが操作されたと判断した場合には、検索範囲を広げるなどして(3000m以内)再度店舗を検索する(ステップS2026)。なお、近くに店舗が存在しない旨の表示をして処理を終了してもよい。
次に、所定範囲(3000m以内)内に他の店舗があるか否かを判断する(ステップS2027)。
ステップS2027において、所定範囲内に他の店舗が存在すると判断した場合には、最も近い他の店舗の店舗情報を取得して携帯端末20に送信し、携帯端末20は、表示部250に表示する(ステップS2028)。
そして、店舗情報を取得して表示部250に表示した店舗を買い物を行う店舗として特定し(ステップS2030)、処理を終了する。
また、ステップS2027において、所定範囲内に他の店舗が存在しないと判断した場合には、近くに店舗が存在しない旨の表示をして処理を終了する(ステップS2029)。
なお、上記入店処理においては、所定範囲内に店舗が存在した場合に、最も近い店舗を買い物を行う店舗として特定しているが、顧客に対して複数の店舗情報のなかから買い物をする店舗を選択するように促し、顧客が選択した店舗を買い物をする店舗として特定してもよい。
例えば、携帯端末20は、表示部250に図15(a)に示す店舗選択画面860を表示して、顧客の選択操作によって買い物を行う店舗を特定してもよい。
図15(a)に示す店舗選択画面860は、携帯端末20が、位置情報から近隣の二つの店舗A及び店舗Bを検出し表示している例を示している。顧客は、入店する店舗がA店舗(pqr店舗)であれば、A店舗のボタン860aをタッチすることで、入店する店舗を選択することができる。
なお、入店処理(店舗の特定)は、上記の方法に限定されない。
例えば、図15(b)に示すように、店舗の入り口などに設置されたディスプレイ画面1310に店舗ファイル120に記憶された2次元コード1310aを表示して、顧客が、該2次元コード1310aを携帯端末20の入力部260で撮像することによって、買い物を行う店舗を特定してもよい。
なお、2次元コードは、ディスプレイ画面1310に表示させるのではなく、ポスターなどに印刷したシンボルコードを店舗の入り口に掲示してもよい。顧客は、キー入力などの煩わしい操作を行わずに、入店する店舗の情報を入力することができる。なお、ディスプレイ画面1310に表示されるシンボルコード1310aを時間の経過とともに適宜変更することによって、顧客が自宅などの店舗から離れた場所で、シンボルコードのコピーを撮像させて、入店する店舗を入力するなどの不正操作を防止することができる。
また、図15(c)に示すように、携帯端末20に表示されたシンボルコード1324を、店舗の入り口などに設置された撮像装置1330に読み込ませている例を示している。携帯端末20に表示されたシンボルコード1324を、撮像装置1330に読み込ませることによって、携帯端末20のアプリは、他のネットワーク網などを通じて、店舗を特定してもよい。
また、携帯端末20の位置情報を取得する手段は、GPSに限定されない。
携帯端末20は、近距離無線通信を利用して、位置情報を取得してもよい。携帯端末20は、店舗の提供するWi-Fi、店舗の入り口に設置されたNFCとの相互接続により店舗情報を直接に取得することもできる。
近距離無線通信の電波強度又は、電波強度に基づく三角測量を利用して、携帯端末の位置を推定することができる。Wi-Fi以外の近距離無線通信の規格としては、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、EnOcean(登録商標)、Wi-SUN、Zigbee(登録商標)、などがある。BLEは、近距離無線通信技術Bluetooth(登録商標)の拡張仕様の一つである。Apple社(Appleは登録商標)が開発したBLEを利用した通信システムにiBeacon(登録商標)がある。iBeaconでは固定的に設置された発信機(ビーコン)から近隣のBLE対応スマートフォンなどに向けてビーコン端末からは固有のID情報を発信し続ける。受信側ではBLEの電波を監視し、ID情報、ビーコンの伝播強度を認識することができる。iBeaconは、IDを発信する範囲を「Immediate」(近接)、「Near」(近い)、「Far」(遠い)の3種類から設定できる。
また、顧客が頻繁に買い物をする店舗を携帯端末20に表示させ、顧客に店舗を選ばせることで、店舗の特定を行ってもよい。
なお、位置情報に基づいて入店する所定の店舗を特定することができない場合に、顧客に対して、店舗情報を入力するよう促してもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける入店処理の一例について、説明した。
-商品登録処理(通常商品)-
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録処理の一例について、図16のフロー図を参考にしながら、詳細に説明する。
顧客によって商品に添付されたバーコードが撮像されると(ステップS2051でyes)、撮像されたバーコードを表示部250に表示する。そして、それ以降精算処理が完了するまでの間、表示部250に表示された画像の記録(スクリーンショット撮影)を禁止する(ステップS2052)。
例えば、顧客は、購入する商品を陳列棚から取り出して買い物かご(バスケット)に入れるときに、携帯端末20の入力部260によって商品を撮像して買い物袋に入れる。具体的には、顧客は、図11(a)に示すように、商品に添付されたバーコードを登録画面815の第1の表示領域811に表示された目印811b内に収めて撮像する。
携帯端末20は、第1の表示領域811の目印811b内に表示された画像がバーコードである場合には、それ以降、表示部250に表示された画像を画像データとして取得することを禁止する。
画像の記録の禁止は、例えば、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際に、携帯端末20は、その操作を無効とすると共に、図17(b)に示すように、表示部250にスクリーンショット撮影が禁止されていることを報知する小画面840を行う。
なお、スクリーンショット撮影の操作の禁止は、アプリの起動中常に実行されてもよいが、表示部250に商品に関する情報が表示されているときに実行されるようにしてもよい。また、スクリーンショット撮影の操作の禁止は、表示部250の第2の表示領域812に商品に関する情報が一覧形式で表示されているときに実行されるようにしてもよい。
すなわち、スクリーンショット撮影の操作の禁止は、表示部250に、商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに適宜行われるようにしてもよい。
スクリーンショット撮影の禁止のフローの一例を、図36に示す。
(ステップS501)スクリーンショットの撮影の操作が行われたことを検知しており、スクリーンショットの撮影の操作が行われた場合には、ステップS502に進む。
(ステップS502)撮像された画像が、商品登録処理を実行可能な状態にある画像であるかを判断し、商品登録処理を実行可能な状態にある画像であると判断した場合には、ステップS503に進む。
なお、商品登録処理を実行可能な状態にある画像については、適宜設定できる。
(ステップS503)撮像された画像の取得を禁止する。なお、画像取得の禁止の方法については、適宜設定できる。
以上、以上スクリーンショットの撮像時の制限処理について説明した。
また、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際に、店員等が管理する機器(管理装置、精算装置、携帯端末等)に対して、顧客がスクリーンショットの撮影を行ったことを報知してもよい。
また、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際には、精算時に店員等が呼び出されるようにしてもよい。
また、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際に、店員に報知するとともに、保存されたスクリーンショットの画像自体を店員等が管理する機器に送信してもよい。
また、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際に、カートファイル等にその旨記憶するようにしてもよい。
バーコード(コード情報)が撮像されると、商品識別情報を取得する(ステップS2053)。
撮像された画像から商品識別情報が取得できたか否かを判断する(ステップS2054)。
撮像された画像から商品識別情報が取得できない場合(例えば、商品に添付されているバーコードが破損している場合や商品の包装の具合等によってバーコードがゆがんでいる等)には、ステップS2057に進んで、携帯端末20の登録画面815に、図17(a)に示す小画面830を表示して、当該商品を保留商品として買い物かごとは別の保留商品バックに投入することを促すとともに、精算時に店員が対応する旨の表示830aを行う。
そして、撮像された画像から商品識別情報が取得できない商品について、保留商品情報(読取不可商品)として登録して(ステップS2058)、処理を終了する。なお、携帯端末20は、当該読取不可商品の画像を記憶しておいてもよい。
顧客は、保留商品として登録した商品について、通常の商品登録ができた商品とは別の保留商品バックに分けて入れ、次の商品の登録処理を進めることができる。
携帯端末20に保留商品の画像を残すことによって、後の精算処理時に商品の特定が容易となり、店員による商品登録情報の修正が容易となる。
ステップS2054において、撮像された画像から商品識別情報が取得できたと判断した場合には、取得した商品識別情報が商品ファイル110に存在するか否かを判断する(ステップS2055)。
ステップS2055において、取得した商品識別情報が商品ファイル110に存在しない場合には、ステップS2057に進んで、登録画面815に、図17(a)に示す小画面830を表示して、当該商品を保留商品として買い物かごとは別の保留商品バックに投入することを促すとともに、精算時に店員が対応する旨の表示830aを行う。
商品識別情報が商品ファイル110に存在しない商品について、保留商品情報(Nonファイル商品)として登録して(ステップS2058)、処理を終了する。
なお、携帯端末20は、当該Nonファイル商品の画像を記憶しておいてもよい。
一方、ステップS2055において、取得した商品識別情報が商品ファイル110に存在する場合には、商品識別情報に紐づけられた商品情報を取得して、顧客が購入する商品の登録商品情報として登録して(ステップS2056)、処理を終了する。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録処理の一例について、説明した。
-商品登録処理(計り売り商品)-
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録処理の一例について、図面を参考にしながら、詳細に説明する。
本実施形態は、顧客が購入する商品が計り売り商品である場合であり、商品登録処理は、対象となる商品の商品情報(単価)及び該商品の計量値を取得することで行う。
計り売り商品の陳列状態の一例を、図18に示す。
レモン401、リンゴ402、オレンジ403が陳列されており、それぞれの計り売り商品の背後に、ディスプレイを有する標識4011、標識4021、標識4031が置かれている。
例えば、標識4011には、レモンの文字、単価はkgあたりであること、単価は、nn円であることが表示されている。また、携帯端末20がこれらの情報を光学的に読み取れるように、バーコード4011aが表示されている。これらの表示は、紙などに印刷した状態で、表示されてもよい。なお、ディスプレイを用いて表示することで、タイムサービスなどのときの値引きを加味した表示を迅速に行える。
計り売り商品の計量に用いる計量装置30の一例を、図19に示す。
計量装置30は、載置部31と、表示部32と、印刷ラベル排出口33と、読取部34を備えている。読取部34は、例えば、携帯端末に表示されたシンボルコードなどを読み取ることができる。
計量装置30の表示部32には、計量装置30の初期画面321が表示されている。初期画面321は、携帯端末20と相互通信の確立に用いられるシンボルコード3211aが表示された表示領域3211と、携帯端末を用いないで計量装置を用いる場合の説明画面とタッチ領域を兼ねた領域3212が表示されている。
携帯端末を用いないで計量装置を使いたい顧客は、領域3212を操作(タッチ)するか、載置部31に商品を載せればよい。
計量装置30は、領域3212が操作された場合、または、載置部31に商品が載せられた場合には、携帯端末20との相互通信の確立を禁止する。計量が滞りなく行われ、例えばラベルの印刷が終わると、この禁止を解除するように動作してもよい。
以下に、計量装置30を用いた計り売り商品の商品登録処理の一例について、図20に示すフローを参考にして説明する。
顧客が携帯端末20によって計り売り商品の標識4011に表示されたシンボルコードを撮像すると(ステップS2061でyes)、撮像されたバーコードを表示部250に表示する。そして、それ以降精算処理が完了するまでの間、表示部250に表示された画像の記録(スクリーンショット撮影)を禁止する(ステップS2062)。
具体的には、顧客は、図18に示すように、携帯端末20によってレモン401の標識4011に表示されたバーコード4011aを撮像する。携帯端末20は、撮像された画像を表示部250に表示し、撮像された画像がバーコードである場合には、精算処理が完了するまでの間、表示部250に表示された画像の記録を禁止する。
撮像されたバーコード(コード情報)から商品識別情報を取得して(ステップS2063)、商品識別情報に基づいて商品情報を取得する。
取得した商品情報を表示部250に表示する。例えば、図18に示すように、第2の表示領域812にレモンについての商品情報を登録欄8121として表示する。
登録欄8121に商品情報(商品名)8121aと要計量の表示8121b及び価格「??円」8121cを表示する。
なお、第2の表示領域812には、既に登録されているヨーグルト(1個)の登録欄8123及びリンゴの登録欄8122が表示されている。
また、第3の表示領域813には、正式に登録されている登録点数(ヨーグルト1点)813a、概算合計(160円)813b及び該登録情報に基づく会計処理に進むための会計ボタン813cが表示されている。
レモンとリンゴの計量値は得られていないため、レモンの登録欄8121及びリンゴの登録欄8122に、それぞれ要計量の表示8121b及び要計量の表示8122bを表示しており、顧客に対して計量を行うよう促している。また、価格について、「??円」8121c及び「??円」8122cと表示している。
携帯端末20は、計量がなされていない計り売り商品の登録欄8121及び登録欄8122を網掛け表示しており、計量値がなされていないことが顧客に対して認識できる態様で表示している。
なお、計り売り商品の計量値が取得されていない状態においても、顧客による会計ボタン813cの操作を許容されるようにしてもよい。会計ボタン813cが操作された場合には、計量値が取得されていない商品について保留商品情報を登録し、該商品については、保留バスケットに入れるよう促してもよい。また、会計ボタン813cが操作された場合に、計量値を取得するよう報知してもよい。
ステップS2063において、計り売り商品の商品情報を取得すると、携帯端末20は、計量装置30のシンボルコード3211aが読み取られたか否かを判断する(ステップS2064)。
計量装置30のシンボルコード3211aが読み取られなければ、続けて他の計り売り商品のバーコードを読み取る作業が続けられると考えられる。図21(a)に示すように、携帯端末20によって計量装置30のシンボルコード3211aが読み取られることによって、計り売り商品のバーコードを読み取る作業は完了したものと考えられる。
携帯端末20は、計量装置30のシンボルコード3211aが読み取られることによって、計量装置30との間で相互通信を確立する。(ステップS2065)例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を携帯端末20と計量装置30とが占有する。
図21(b)は、相互通信が確立され、携帯端末20によって登録された計り売り商品の情報が計量装置30に転送されたときの状況を示している。なお、携帯端末20によって登録された計り売り商品の情報は、相互通信により携帯端末20から計量装置30に直接伝達されてもよいが、通信接続されているPOS端末70、上位装置10などの他の機器、サーバー装置(不図示)を経由して、計量装置30に伝達されてもよいことはいうまでもない。
図21(b)に示されるように、携帯端末20の表示部250の表示と計量装置30の表示部32には、同じ表示情報32aが表示されるようにしてもよい。携帯端末20にも計量装置30の表示情報32aを表示させることによって、顧客は、携帯端末20から計量装置30に指示を行うことができる。なお、携帯端末20は、このような画面を表示させずに、登録画面815を表示させておいてもよいことはいうまでもない。
携帯端末20は、リンゴとレモンのバーコードが読み込まれているので、表示情報32aには、未だ計量値が取得されていない計り売り商品であるリンゴのボタン402aとレモンのボタン401aが表示されている。
携帯端末20は、表示部32に、商品を選択することと、顧客が持っているリンゴとレモンのそれぞれを計量することを促すために「商品を選択してその商品を台に乗せてください」との報知がなされている。
また、携帯端末20は、計量を中止するボタン32b及び表示されていない商品も計量したい場合に用いるための計り売り商品をサーチするボタン32cを表示している。
携帯端末20と計量装置30の通信が確立すると、計り売り商品の計量値を取得する(ステップS2066)。
例えば、図22(a)に示すように、顧客が、計量装置30の表示部32に表示された計り売り商品(リンゴ)のボタン402aを操作(タッチ)することによって、計量装置30は、リンゴが計量されることを検知して、図22(b)に示すように、表示情報を変更する。
計量装置30は、表示部32にリンゴの単価が360.00円/Kgであることを表示する。なお、リンゴの単価の情報は、携帯端末20によってリンゴ402のバーコード4021aを読み取ることで、リンゴの商品情報として取得することができる。
また、計量装置30は、表示部32に、図22(b)に示すように、「商品を載せてください」32dの表示をしてもよい。
顧客が、リンゴ402を載置部31に載置することで、図23(a)に示すように、計量装置30は、リンゴを計量し、計量値を取得する。
計量値を取得した計量装置30は、表示部32に、その計量値が1.2006Kgであること、単価が360.00円であること、計量値と単価に基づいて、リンゴの合計金額が432円であることを表示する。
なお、計量装置30の表示部32には、ラベルの印字コマンドボタン32eが表示されており、顧客が、印字コマンドボタン32eを操作(タッチ)することで、計量装置30は、ラベルを印刷する。
印刷されるラベルには、計量値の情報を含むシンボルコードを印字させないようにしてもよく、計量装置30は、商品種別と計量値を、通信回線を介して、店舗の上位装置10に備えられたカートファイル140に保存されるように送信してもよい。
図23(b)は、計量値取得後の携帯端末20の表示を示している。リンゴ402の計量が完了しており、携帯端末20がリンゴの計量値を取得しているため、携帯端末20は、リンゴの登録欄8122の網掛け表示を通常の表示に変更している。
また、携帯端末20は、通常は個数が表示される位置4122bの表示を、「要計量」から「計量」に変更している。この表示によって、リンゴは、重量を計量する商品であることがわかる。
そして、リンゴの商品情報と計量装置30からの計量値の情報に基づいて商品情報を生成し、登録する(ステップS2067)。
表示の変更により、顧客は、購入しようとしているリンゴが正常に登録されていることが確認できる。これに対して、携帯端末20は、レモンの登録欄8121は、計量が行われなかったために変更していない。顧客は、網掛け表示が依然としてなされていることで、保留商品と同じ扱いとなっていることがわかる。
本実施形態では、計量値が取得されていない商品については、保留商品と同じ扱いをすることができる。携帯端末20は、概算合計の欄813bを、160円にリンゴの価格432円を足した金額592円に変更している。
携帯端末20は、計量値取得後、計量すべき全ての商品の計量値を取得したかを判断する(ステップS2068)すべての商品の計量値を取得していないと判断した場合は、ステップS2066に戻る。一方、全ての商品の計量値を取得したと判断した場合は、相互通信を切断して、処理を終了する。
なお、携帯端末20は、計り売り商品の種別が取得されると、精算処理に移行することを禁止し、対応する計量値が取得されると、精算処理に移行することの禁止を解除するようにしてもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける計り売り商品の登録処理の一例について、説明した。
-商品登録の無効化処理-
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の一例について、図24(a)を参考にしながら、詳細に説明する。
本例は、携帯端末20の位置情報を監視して、商品登録の無効化処理を実行する例である。
携帯端末20は、商品登録処理が行われると、GPSによって現在位置を取得し(ステップS2101)、携帯端末20の現在位置が正しく取得できるか否かを判断する(ステップS2102)。
ステップS2102において、携帯端末20の現在位置が正しく検出できない場合には、携帯端末20は、表示部250に図25(a)に示す報知画面851を表示して、現在位置の取得に失敗したことを報知して(ステップS2104)、携帯端末20による商品登録を制限する(ステップS2105)。なお、商品登録を制限するとは、例えば、商品登録を取り消すことである。
一方、ステップS2102において、携帯端末20の現在位置が正しく検出できる場合には、携帯端末20の現在位置と特定した店舗の位置情報を比較して、携帯端末20が当該店舗の範囲内であるか否かを判断する(ステップS2103)。
ステップS2103において、携帯端末20の現在位置が店舗の範囲内でないと判断した場合には、携帯端末20による商品のバーコードの撮像操作は、特定した店舗における商品登録操作ではない、すなわち店舗が想定している商品登録操作ではない可能性が高いので、携帯端末20は、表示部250に図25(b)に示す報知画面852を表示して、携帯端末20が店舗外に存在することを報知して(ステップS2104)、携帯端末20による商品登録を制限する(ステップS2105)。
なお、店舗が想定している商品登録操作とは、特に限定されるものではないが、一例をあげれば、買い物を行う店舗として特定された店舗において、顧客がスマートフォンを買い物カートに設置して、陳列棚から取り上げた商品を買い物カートに載置された買い物かごに入れるときに、スマートフォンによって撮像することで商品の登録処理を行う操作などがあげられる。
ステップS2103において、携帯端末20の現在位置情報が店舗の範囲内であると判断した場合には、携帯端末20は、処理を終了する。
なお、上記商品登録の無効化処理の一例は、携帯端末20は、商品登録処理が終了するごとに実行されているが、商品登録の無効化処理を行うタイミングは、特に限定されるものではない。
例えば、商品登録処理におけるバーコードの撮像処理が行われるごとに実行されてもよいし、所定の時間間隔において実行されてもよい。
また、携帯端末20の位置情報の取得は、GPSに限定されるものではない。
また、携帯端末20が店舗範囲内にあるか否かの判断(ステップS2103)は、携帯端末20の、店舗内におけるwi-fiの受信状態によって判断してもよく、携帯端末20と連携した計量装置30等との通信状態によって判断してもよい。
なお、商品登録処理の無効化は、商品登録操作の際に携帯端末20の現在位置が店舗範囲内にないことが1回でも判断された場合に登録処理を制限してもよいが、複数回もしくは複数時間継続して、携帯端末20が店舗の範囲内に位置していないと判断された場合に、登録処理を制限するようにしてもよい。
商品登録の制限の方法は、特に限定されるものではなく、商品登録の無効化処理をバーコードの撮像の直後に実行しているのであれば、撮像を無効にするようにしてもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の一例について説明した。
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の他の例について、図24(b)を参考にしながら、詳細に説明する。
本例は、顧客による不自然な商品登録操作を監視して、商品登録の無効化処理を実行する例である。
商品登録処理が行われると、商品登録操作に関する情報を取得して(ステップS2201)、取得した商品登録操作が不自然な商品登録でないか否か、すなわち店舗が想定している商品登録操作であるか否かを判断する(ステップS2202)。
不自然な商品登録操作とは、例えば、商品登録点数が通常の買い物では想定できない数を超えた場合(登録商品数>50個等)など、登録した商品が所定の条件を満たす場合が考えられる。
また、所定時間内に所定の分類の商品(例えば、インスタントカレールー等)の商品登録点数が所定数以上である場合の商品登録操作や、所定時間(例えば、1分)以内に分類の異なる所定点数(例えば、5点)以上である場合の商品登録操作を、不自然な商品登録操作であるとしてもよく、過去の情報から、人工知能等によって不自然な商品登録操作を判断してもよい。
なお、一度の商品登録で複数個の商品が登録されるような一部の従量タイプの要計量商品等については、ステップS2202において、不自然な商品登録操作であると判断することの対象商品から除外するようにしてもよい。
すなわち、不自然な商品登録操作の対象商品とするか否かを、商品の分類毎に設定できるようにしてもよいし、商品個別に設定できるようにしてもよい。
また、例えば、店員が通常レジに並んでいる人などに声をかけて、スマートフォンを利用した商品登録のアプリを体験してもらうなどの普及活動を行うことがあるが、その際の商品登録操作は不自然な商品登録操作になりがちであるので、アプリの起動時や商品登録操作開始時などに店員に関する情報(たとえば、店員が操作していることを示す情報)を入力することで商品登録の無効化処理(図9におけるステップS206)をスキップするようにしてもよい。
ステップS2202において、不自然な商品登録操作であると判断した場合には、携帯端末20は、表示部に報知画面を表示して(ステップS2204)、携帯端末20による商品登録を制限する(ステップS2205)。
なお、不自然な商品登録操作の判断は、1回の買い物において判断されることに限定されるものではなく、同一の顧客の複数の買い物における商品登録操作に基づいて判断しても良い。
例えば、同一の顧客が、複数回(もちろん、1回でもよい)の買い物において、所定点数以上の商品登録操作を行ったにもかかわらず、常に精算処理に至らない場合に、不自然な商品登録操作であると判断してもよい。
商品登録の制限は、登録した情報を削除することで実行してもよいが、アカウントを一時停止するなどして、商品登録処理ができないようにしてもよい。
なお、前記商品登録の制限は、30分や1日といった所定期間、少なくとも商品登録操作ができなくなるようにしてもよく(所定期間経過後は、自動的に制限が解除されるようにしてもよい。)、商品登録操作を所定時間制限することで不自然な商品登録操作を自発的に抑止するようにしてもよい。
アカウントの一時停止の解除等の商品登録の制限は、例えば店員が介在する解除操作によって解除できるようにしてもよい。例えば、店員が所有する端末によって顧客のスマートフォンに解除指示情報を送信したり、顧客のスマートフォンによって店員が所有する解除情報(例えば、解除用バーコード)を読み取らせたりすることによって制限が解除されるようにしてもよい。
このように商品登録の制限の解除に対して店員を介在させることによって、単に所定時間商品登録操作を制限するよりも、不自然な商品登録操作をより抑止することを期待できる。
なお、商品登録を制限する方法及び制限を解除する方法は、特に限定されない。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の他の例について説明した。
-登録情報の表示、修正-
本実施形態の販売データ処理システム1における登録情報の表示処理の一例について、図26を参考にしながら、さらに詳細に説明する。
登録情報の無効化処理が終了すると、携帯端末20は、図11(a)に示すように、登録画面815の下方領域に、登録した商品情報を表示する第2の表示領域812及び現時点での登録状況を表示する第3の表示領域813を表示する(ステップS2071)。
携帯端末20は、第2の表示領域812に、商品名等の商品情報812a、購入数量(操作子)812b及び商品の価格812cを表示し、第3の表示領域813に、現時点での登録点数813a、概算合計813b及び該登録情報に基づく会計処理に進むためのお会計ボタン813cを表示する。
なお、携帯端末20は、図10(b)に示すように、商品登録が行われるのに先立って、初期状態の登録画面810に、登録点数を0点、概算合計0円を表示した第3の表示領域813を表示してもよい。
携帯端末20は、第3の表示領域813を、第1の表示領域811及び第2の表示領域812と独立して配置してもよいが、第2の表示領域812の範囲内に配置してもよい。
携帯端末20は、第3の表示領域813に表示される概算合計813bに、現時点での正確な合計金額を表示することが好ましい。ただし、例えば複雑な価格決定ロジックが設定されている既設の店舗に、販売データ処理システムを導入した場合などには、登録商品情報を既設のPOS端末等(精算装置)70に出力しなければ店舗の価格決定ロジックによる正確な小計計算ができないので、携帯端末20は、携帯端末20の第3の表示領域813に、各商品の定価等を合計するなどして算出した概算合計の金額を表示してもよい。
携帯端末20は、商品登録処理において、読取不可商品やNonファイル商品についての保留商品情報を登録した場合には、図27(a)に示すように、登録画面815の第2の表示領域812に、保留商品情報812eをあわせて表示する。
携帯端末20は、第2の表示領域812に表示された保留商品情報812eを登録商品情報812dとは異なる表示形態で表示することが好ましい。
図27(a)に示す例では、携帯端末20は、2点の登録商品情報812dと1点の保留商品情報812eをあわせて表示しており、保留商品情報812eの背景色を他の登録商品情報812dの背景と異ならせている。
また、携帯端末20は、第2の表示領域812に、保留商品の数を表示欄812gに表示するとともに、保留商品情報812eに、「専用のバスケットへお入れください」等の通常の登録商品とは異なる処理を行うことを促す表示812fを行って、会員に対して保留商品が存在することとともに、保留商品について異なる取り扱いをする旨の報知を行うようにしてもよい。
なお、表示に際しては、携帯端末20は、該保留商品が、「Nonファイル商品」であるのか「読取不可商品」であるのかもあわせて表示することが好ましい。この表示をすることによって、店員は、より迅速な対応を顧客に提供することができる。
顧客は、携帯端末20の表示部に表示された第2の表示領域812を操作することで、登録した商品の数量変更や削除等を行うことができる。
顧客によって第2の表示領域812に表示された購入数量812bが操作(タッチ)されたことを検出すると(ステップS2072でyes)、該購入数量812bが操作された商品は数量の変更ができる商品であるのか、数量の変更ができない商品であるのかを判断する(ステップS2073)。
ステップS2073において、購入数量812bが操作された商品は数量の変更ができる商品であると判断した場合には、携帯端末20は、図27(b)に示す数量変更画面(ポップアップ)820を表示して、当該商品の数量変更もしくは商品削除を受け付ける(ステップS2074)。
携帯端末20は、数量変更画面820に、現時点での購入個数及び価格を表示するとともに、商品の個数を変更する+ボタン820a及び-ボタン820bと、登録した商品登録情報を削除する商品取消ボタン820cを配置する。
顧客が数量変更画面820の+ボタン820aもしくは-ボタン820bを操作して登録画面815に表示された登録商品情報の数量等を変更した場合には、登録商品情報を変更するとともに、登録画面815の登録点数813a、概算合計813bの表示を更新する(ステップS2076)。
また、顧客が商品取消ボタン820cを操作して登録画面815に表示された登録商品情報を取消した場合には、登録商品情報を削除するとともに、登録画面815の登録点数813a、概算合計813bの表示を更新して(ステップS2076)、処理を終了する。
一方、ステップS2073において、購入数量812bが操作された商品は数量の変更ができない商品(例えば、見切り商品などの個数限定商品や不定貫商品など)であると判断した場合には、携帯端末20は、図27(b)に示す数量変更画面820に代えて図27(c)に示す商品取消ボタン821cのみを配置した変更画面821を表示して、商品削除を受け付ける(ステップS2075)。
顧客が商品取消ボタン821cを操作して登録画面815に表示された登録商品情報を取消した場合には、携帯端末20は、登録商品情報を削除するとともに、登録画面815の登録点数813a、概算合計813bの表示を更新して(ステップS2076)、処理を終了する。
また、顧客によって登録商品情報の取消が行われた場合には、携帯端末20は、登録商品情報の取消が行われた商品について、登録画面815から消去してもよいが、登録画面815上で取消線を引いたり、取消商品であることを併記したりするなどして、取り消されたことが分かるように表示してもよい。
なお、携帯端末20は、保留商品情報について、個数変更や取消の処理が行えないように登録画面815に表示してもよい。
なお、顧客によって登録商品情報の取消が行われた場合には、携帯端末20は、当該商品について、陳列棚等に戻す報知をしてもよい。
なお、第2の表示領域812に表示された保留商品情報812eは、数量の変更や削除をできるようにしてもよい。
例えば、顧客が登録のできない商品のバーコードに対して何度も読み取り操作を行った場合には、複数の保留商品情報812eが生成される可能性があるが、そのような場合には、顧客の操作に応じて、携帯端末20は、保留商品情報812eを削除するようにしてもよい。
なお、保留商品情報及び保留商品情報のキャンセル操作に関する情報については、携帯端末20もしくは上位装置10に、記憶してもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける登録情報の表示処理について説明した。
-登録情報の確認処理-
本実施形態の販売データ処理システム1における登録情報の確認処理の一例について、図28を参考にしながら、詳細に説明する。
カートIDを入力したPOS端末70は、上位装置10にカートIDに紐づけられたカート情報を要求し、上位装置10からカート情報(登録情報)を入力したら、入力した買い物情報に保留商品情報もしくは取消商品情報が含まれているか否かを判断する(ステップS7021)。
POS端末70は、ステップS7021において、該登録情報に保留商品情報が含まれていると判断した場合には、店員を呼び出す報知を行う(ステップS7022)。
例えば、POS端末70は、POS端末からの視覚的な報知を行うライト(パトライト(登録商標))等を点滅させるなどして店員を呼び出す報知を行う。なお、店員の呼び出す報知の方法は、パトライト(登録商標)に限らず、店内放送や、店員が常駐しているPOSレジスタや全POSの状態を監視する監視装置、バックヤード等に配置された管理装置等への報知、店員が保持する携帯装置への報知等如何なる方法でもよい。
そして、POS端末70は、図29に示すように、表示部750に、登録した商品の中に保留商品があること、及び、店員の呼び出し中であることを示す小画面910を表示する。
また、POS端末70は、該登録情報に取消商品情報が含まれていると判断した場合にも、店員を呼び出す報知を行ってもよい。
さらに、POS端末70は、店員の介在が必要な商品の商品情報が含まれていると判断した場合にも、店員を呼び出す報知を行ってもよい。
すなわち、POS端末70は、ステップS7021において、該登録情報に保留商品情報等の店員の介在が必要な商品情報が含まれているか否かを判断して、店員の介在が必要な商品情報が含まれている場合に、店員を呼び出す報知(ステップS7022)を行ってもよい。
一方、POS端末70は、ステップS7021において登録情報に保留商品情報もしくは取消商品情報が含まれていないと判断した場合には、表示部750に、図12に示す、登録確認画面900を表示する(ステップS7028)。
登録確認画面900の下方位置には、商品の価格帯別の登録数量を示す価格帯登録数表示900dが配置されている。図12に示す例では、「1,000円以上」、「500円~999円」、「300円~499円」、「300円以下」の価格帯について、それぞれの商品個数である「3」,「4」,「9」,「12」の数字が表示されている。
なお、店員等が、価格帯登録数表示900dの各欄を操作することで、POS端末70は、登録商品情報の一覧900a中の該当商品がハイライト表示してもよい。例えば、店員が、「1,000円以上」キーを押下すると、POS端末70は、価格が1000円以上の商品をハイライト表示する。
登録確認画面900に価格帯別の登録数量が表示されることで、店員は、顧客が購入した商品の概略を把握することができる。
POS端末70は、高額商品が購入されているときに、ライト(パトライト(登録商標))やその他装置(監視装置)、サービス管理責任者等に通知しても良い。
なお、POS端末70は、登録確認画面900に商品情報を表示するに際して、携帯端末20によって登録した順番で商品情報を表示するのではなく、高額の商品から順に、すなわち関心度に基づいて表示することが好ましい。
また、顧客が商品登録時に携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した場合には、登録確認画面900にその旨表示してもよい。
例えば、カートファイルに顧客によってスクリーンショット撮影が行われたことを示す情報(スクリーンショットあり/なしフラグ等)を記憶しておき、スクリーンショットありフラグが記憶されていた場合に、図12に示すように、登録確認画面900にスクリーンショット撮影が行われたことを報知する表示900rをしてもよい。
なお、スクリーンショット撮影が行われたことの報知は、例えばスクリーンショットが撮像された時のアプリの画面等をPOS端末70に送信して、当該画像をPOS端末70に表示してもよい。すなわち、スクリーンショットが行われた時の状態をPOS端末70に送信してもよく、スクリーンショットが行われた買い物について、登録されたログなどからPOS端末70で携帯端末20のアプリの画面を順番に再現するようにしてもよい。
さらに、スクリーンショットが保存された画像自体をPOS端末70に送信して、POS端末70で確認できるようにしてもよい。
また、携帯アプリの画面の表示等は、例えば登録確認画面900に表示された 画像呼出ボタン900sを操作(タッチ)することで小画面等に表示するようにしてもよい。なお、登録確認画面900に表示された表示900rを操作(タッチ)することで小画面等に表示するようにしてもよい
さらに、スクリーンショットを撮像した顧客について、POS端末70に設けられた監視用の撮像装置(カメラ)で撮像された当該顧客の撮像画面をPOS端末70に表示してもよく、当該顧客の撮像画面は他の顧客の撮像画面に比べて長い期間保存するようにしてもよい。
顧客が登録確認画面900に配置される会計ボタン900qを操作することにより、POS端末70は、登録情報の確認処理を終了する。
一方、ステップS7022において報知処理(店員呼び出し処理)を行ったPOS端末70は、顧客によって小画面910のOKボタン910aが操作されることによって、入力した登録情報(登録商品情報及び保留商品情報)の一覧を表示した登録確認画面920を、表示部750に表示する(ステップS7023)。
図30に示す登録確認画面920には、登録商品情報920aの一覧が表示され、登録確認画面920の所定位置に矢印920iが表示されており、顧客は、矢印920iを操作することで登録商品情報920aの一覧の表示をスクロールすることができる。
登録確認画面920の上方位置には、「概算」の表示とともに、登録された商品の購入点数920kと合計金額の概算が表示される合計表示欄920mが配置されている。
登録確認画面920には、登録商品情報920aの一覧とともに、登録ができなかった2点の保留商品情報920b,920c及び登録が取り消された1点の取消商品情報920dがあわせて表示されている。
さらに、登録確認画面920には、「医薬品」920e、「防犯タグ対象商品」920f、酒等の「年齢確認商品」920g等の店員の介在が必要な商品がわかるようにあわせて表示されていてもよい。
POS端末70は、図30に示す登録商品情報920aと保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を図12に示す登録商品情報のみによって表示される登録確認画面900の表示形態とは異なる表示形態で表示する。
例えば、POS端末70は、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を含む登録確認画面920の背景色等画面の色を異ならせて表示したり、文字色やフォントを異ならせて表示したりする。
なお、通常、POS端末70は、登録確認画面920に商品情報を表示するに際して、携帯端末20によって登録した順番で商品情報を表示するのではなく、高額の商品から順に表示することが好ましい。
また、POS端末70は、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を登録商品情報920aの一覧の先頭位置に配置することが好ましい。
すなわち、POS端末70は、登録確認画面920に、取引の関心度に基づいて注意喚起情報と商品情報とを一覧で表示することが好ましい。
登録確認画面920に保留商品情報を先頭に配置して表示されることで、また、高額な商品から配置されて表示されることで、店員は、優先して対応するべき商品を一目で認識することができ、年齢確認等の処理を忘れることを防止できる。
なお、店員の操作に応じて、POS端末70は、登録確認画面920に表示する商品情報の優先順位を設定、変更ができるようにしてもよい。
なお、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等の表示は、図30に示す例に限られるものではない。例えば、POS端末70は、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を登録確認画面920の左領域に配置して、登録商品情報920aを右領域に表示するようにしてもよい。
これらの表示によって、顧客もしくは店員は、一覧表示に表示された商品の中から、保留商品や取消商品が存在すること、及び保留商品や取消商品を簡単に把握することができる。
また、POS端末70は、登録確認画面920の下方位置は、商品の価格帯別の登録数量を示す価格帯登録数表示900dに加えて、保留商品(取消商品を含む)の個数を表示する欄920jを表示する。図30に示す例では、POS端末70は、保留商品(店員が関与する商品を含む)の個数を表示する欄920jに「6」を表示している。
なお、店員が保留商品の個数を表示する欄920jを操作することで、POS端末70は、保留商品のみをハイライト表示してもよい。
POS端末70は、入力した登録情報に保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等が含まれていた場合には、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を含んだ登録情報による精算処理を禁止する(ステップS7024)。
例えば、POS端末70は、図30に示すように、保留商品情報920b,920cもしくは取消商品情報920d等を含む登録確認画面920には、通常の登録確認画面900に表示されるお会計ボタン900qの表示を行わないことで、精算処理の実行を禁止する。
また、POS端末70は、登録確認画面920に対する操作を一切受け付けないようにしてもよい。
報知処理によって呼び出された店員がPOS端末70に店員コード等を読み取らせることで、精算処理の実行を禁止したPOS端末70は、保留商品情報の編集を可能にする。
例えば、店員がPOS端末70に店員コード等を読み取らせることで、POS端末70は、表示部750に「店員証を読み取りました。保留商品の登録を行ってください。」等のコメントを表示するとともに、図30に示す登録確認画面920と同様レイアウトを有する管理画面940を表示する。
なお、管理画面940の表示は、登録確認画面920に比べて、「ただいま店員がまいります。商品の内容を確認してお待ちください。」の表示のかわりに「管理画面 保留商品の登録を行って下さい。」の表示940nの表示を行う点、及び、店員呼出ボタンを表示しない点で異なっている。
POS端末70の表示部750に表示された管理画面940(図30参考)において、店員が保留商品情報(保留商品NONファイル)940bを操作すると、POS端末70は、図33(a)に示す、編集画面960を表示する。
なお、店員による店員コードの読み取り操作が行われずに、顧客が図30の登録確認画面920の保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を操作しても、POS端末70は、編集画面930には移行しない。
これによって、店員を介さずに顧客が勝手に編集処理を行うことを防ぐことができる。
図33(a)に示す編集画面960は、管理画面940上に小画面が表示されており、商品を入力する商品情報入力欄961と、置数ボタン962、商品取消ボタン963、確定ボタン964を備えている。
POS端末70は、NONファイル商品の編集画面960の商品情報入力欄961に、商品情報欄961a、PLU欄961b、個数欄961c、マイナスキー961d、プラスキー961eを配置しており、PLU欄961bに読み取った情報を表示し、商品情報欄961aが空欄となっている。
店員が、置数ボタン962等の金額ボタンを選択し、数字ボタンで置数を行うことで当該数値に応じた金額を割り当て、確定ボタン964を操作することで、商品情報欄961aに価格が入力される。同様に、小分類ボタンを選択し、数字ボタンで置数を行うことで当該数値に応じた小分類が割り当て、確定ボタン964を操作することで、商品情報欄961aに小分類が設定されNONファイル商品が取引可能な情報として編集(確認)される。
別の方法では、置数ボタン962等の金額ボタンを選択し、数字ボタンで置数を行うことで当該数値に応じた金額を割り当て、確定ボタン964を操作することで、小分類選択画面がポップアップ表示される。小分類選択画面で対象の小分類を選択すると、NONファイル商品が取引可能な情報として編集(確認)される。
また、編集操作の前に、NONファイル商品の情報の修正が行われた場合には、編集画面960の各欄に各情報が表示され、店員が確定ボタン964を操作することで、商品が登録されてもよい。
また、POS端末70は、表示部750に表示された管理画面940(図30参照)において、店員が保留商品情報(保留商品未スキャン)940cを操作すると、図33(b)に示す、編集画面960を表示する。
図33(b)に示すPOS端末70の編集画面960は、管理画面940上に小画面表示されており、商品を入力する商品情報入力欄961と、置数ボタン962、商品取消ボタン963、確定ボタン964を備えている。
置数ボタン962等の金額ボタンを選択し、数字ボタンで置数を行うことで当該数値に応じた金額を割り当て、確定ボタン964を操作することで、商品情報欄961aに価格が入力される。同様に小分類ボタンを選択し、数字ボタンで置数を行うことで当該数値に応じた小分類が割り当て、確定ボタン964を操作することで、商品情報欄961aに小分類が設定されNONファイル商品が取引可能な情報として編集(確認)される。
別の方法では、置数ボタン962等の金額ボタンを選択し、数字ボタンで置数を行うことで当該数値に応じた金額を割り当て、確定ボタン964を操作することで、小分類選択画面がポップアップ表示される。小分類選択画面で対象の小分類を選択すると、NONファイル商品が取引可能な情報として編集(確認)される。
なお、POS端末70の編集画面960は、スキャンキー965を備えていてもよく、店員がスキャンキー965を操作することで、未スキャンとなっている商品を表示するようにしてもよい。
また、POS端末70は、表示部750に表示された管理画面940(図30参照)において、店員が取消商品情報940dにタッチすることで、図34に示す、取消済み商品の取消確認画面970を表示する。
取消確認画面970は、管理画面940上にポップアップ表示されており、取消済み商品を表示する取消商品表示欄971と、置数欄972、登録ボタン973、商品取消ボタン974を備えている。
POS端末70は、取消商品表示欄971に取消済みの商品を表示するとともに、「バスケットに商品は残っていませんか?」等の報知975を行う。店員が、バスケットを確認して、商品取消ボタン974を操作することで、商品の取消を確定する。
かごに商品が残っている場合には、店員は、登録ボタン973を操作することで、新ためて商品の登録を行うことができる。
なお、POS端末70は、取消商品表示欄971に、商品名欄971a、PLU欄971b、個数欄971c、マイナスボタン971d、プラスボタン971eを配置しており、個数欄971cには予め「1」を入力しておいてもよい。
店員が、商品取消ボタン974を操作することで、個数欄971cの数値は「0」となり、商品の取消が確認される。
なお、POS端末70は、個数欄971cには予め「0」を入力しておいてもよい。
その他、店員が、管理画面940の店員の介在が必要な商品の欄940e~940gを操作することで、POS端末70は、商品の登録を確認する画面を表示してもよい。POS端末70は、商品の登録を確認する画面に、例えば「タグの取り外しを行ってください。」、「年齢確認を行ってください。」、「交換商品がサービスカウンタに用意されています。取引番号は〇〇〇です。」等の商品の種類に適した報知を表示してもよい。
POS端末70は、店員が編集画面において修正した保留商品情報等を上位装置10に送信し、上位装置10は商品ファイル等に反映してもよい。
例えば、新規で取扱う新商品や新規取引先の商品、また、バーコードの更新忘れなどの場合、当該特売商品に添付されたバーコードを読み込んでも商品マスタに存在せず、Nonファイル商品となることがある。
そのような場合には、保留商品情報の修正を商品マスタに反映させることによって、それ以降、当該商品が保留商品となることを防止することができる。ここでの商品情報の編集処理は、商品登録と精算処理に必要な項目のみでよい。例えば、商品名、単価、バーコード(商品識別情報)、税区分(軽減税率、内税、外税、非課税など)である。
そして、店員が編集画面960において保留商品情報940bを積算可能な登録商品情報に編集して更新することによって、POS端末70は、図31に示すように、管理画面940の保留商品情報940bを修正して表示する。具体的には、保留商品情報940bの表示欄の「保留商品」の表示を「確認済み」の表示に変更する。
POS端末70は、修正した保留商品情報940bの表示位置を移動することなく、登録商品情報940aの一覧の先頭位置に表示してもよいが、修正することによって他の登録商品情報940aの表示順にならって移動させて表示してもよい。
また、POS端末70は、保留商品情報940b,940c及び取消商品情報940dを管理画面940の左領域に配置した場合には、修正された保留商品情報940bを右領域に移動させて表示するようにしてもよい。
そして、POS端末70は、管理画面940の下方位置に表示される保留商品の個数940jを、「5」に変更する。
保留商品情報940bを修正したPOS端末70は、登録情報に保留商品情報(取消商品情報を含む)が存在するか否か、すなわち全ての保留商品情報が修正されたか否かを判断し(ステップS7026)、全ての保留商品情報が修正されたと判断した場合には、精算処理の禁止を解除する(ステップS7027)。
そして、POS端末70は、図32に示すように、すべての保留商品情報が修正された管理画面940を表示する(ステップS7028)。
図32に示す管理画面940は、商品登録ができなかった2点の保留商品情報920b,920cについて、正しい商品情報が入力されて登録されるとともに、登録時に取消処理がされた1点の取消商品情報920dについて、登録の取消の確認がされている。さらに、店員の介在が必要な商品920e~920gについて、店員による確認がされている。
なお、保留商品情報が修正されたことを示す表示は、図32に示すように、保留商品情報940bの表示欄に「確認済み」の表示をすることに限定されない。
例えば、POS端末70は、修正前と修正後において保留商品情報の表示色や背景色のみを変更するようにしてもよく、該保留商品情報がどのような理由で保留商品であったかを修正後も把握できるように表示してもよい。
保留商品情報940b,940c及び取消商品情報940d等が確認されることによって、POS端末70は、商品の合計点数940k及び合計金額940mを更新する。
さらに、すべての保留商品情報等が確認されることによって、POS端末70は、管理画面940の上方位置に表示される「概算」の表示を「合計」の表示に変更するとともに、管理画面940の下方位置に表示される保留商品の個数940jに「0」を表示する。
また、POS端末70は、管理画面940の背景色等を通常の背景色に変更し、管理画面940の上方位置に会計ボタン920qを表示する。
会員又は店員が会計ボタン940qを操作することにより、POS端末70は、商品の登録修正処理を終了して、図13に示す精算画面を表示する。
一方、POS端末70は、ステップS7026において、全ての保留商品情報が修正されていないと判断した場合には、ステップS7025に戻って全ての保留商品情報が修正されるまで修正処理を繰り返す。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける登録情報の確認処理の一例について、説明した。
本実施形態の各処理フローのステップは、矛盾の無い限り順番を入れ替えてもよく、矛盾の無い限り、同時に実行されてもよい。また、本明細書の各実施形態は、相互に排他的なものではなく、ある実施形態の一部又は全部を他の実施形態に適宜に組み合わせることができる。
-販売データ処理システムの各手段―
本実施形態の販売データ処理システムの一例について説明する。
販売データ処理システムは、全体を総括して制御する制御手段と、位置取得手段と、店舗特定手段と、登録操作検出手段と、取得手段(撮像手段)と、登録手段と、表示手段と、画像取得手段と、報知手段と、判断手段と、制限手段と、解除手段と、精算手段等を備えている。
前記位置取得手段は、GPS等により、携帯端末20の現在位置情報を取得する。前記店舗特定手段は、会員が買い物を行う店舗を特定する。登録操作検出手段は、顧客による商品登録操作を検出する。
前記取得手段(撮像手段)は、商品や計量装置に関する画像情報(バーコード等)を取得(撮像)する。
前記登録手段は、前記取得手段が取得した商品識別情報等に基づいて商品情報を登録する。
前記表示手段は、前記取得手段(撮像手段)が取得(撮像)した画像データ、前記登録手段が登録した登録商品情報等を表示部250に表示する。
前記画像取得手段は、前記表示部に表示された画像(スクリーンショット)を記録する。
前記報知手段は、商品情報が登録できないこと等の不具合や顧客による商品登録操作が店舗が想定する商品登録操作ではないことなどを報知する。また、顧客によってスクリーンショット撮像がなされたこと等を報知する。
前記判断手段は、顧客による前記商品登録操作が店舗が想定した商品登録操作であるか否か等、各種判断を行う。
前記制限手段は、前記判断手段によって、顧客による前記商品登録操作が店舗における商品の購入のための商品登録操作ではないと判断された場合に、商品の登録処理を制限する。また、前記制限手段は、前記画像取得手段による表示部250に表示された画像の記録を制限する。
前記解除手段215、前記制限手段によって制限された商品の登録処理の制限を解除する。また、表示部に表示された画像の記録の制限を解除する。
-ブロック図-
次に、販売データ処理システムの携帯端末20のブロック図の一例を、図37(a)を用いて説明する。
本実施形態の販売データ処理システムの携帯端末20は、制御部として、CPU21と、ROM22と、RAM23と、メモリ24と、ネットワークI/F25と、入力部I/F26と、表示部I/F27などを有しており、タッチパネル等の表示部250、カメラ等の入力部(撮像部)260を有している。
CPU21は、コンピューターを構成し、ソフトウエアプログラムの命令を実行する。ROM22は、CPU21で動作するためのプログラム等を予め記憶している。なお、プログラム等は、CD-ROMなどの可搬型記憶媒体に記憶させ、CD-ROMドライブなどの外部装置により読み取るように構成してもよい。
RAM23は、プログラムの記憶及びソフトウエアが動作するために必要なワーク記憶エリアとして使用される。
メモリ24は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F25は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力部I/F26は、入力部260との入出力を行うための回路である。
表示部I/F27は、タッチパネル等の表示部250との入出力を行うための回路である。
次に、販売データ処理システムのPOS端末70ブロック図の一例を、図37(b)を用いて説明する。
本実施形態の販売データ処理システムは、制御部として、CPU71と、ROM72と、RAM73と、メモリ74と、ネットワークI/F75と、入力部I/F76と、表示部I/F77と、印刷部I/F78などを有しており、タッチパネル等の表示部750、カメラ等の入力部760、プリンタ等の印刷部770等を有している。
CPU71は、コンピューターを構成し、ソフトウエアプログラムの命令を実行する。ROM72は、CPU71で動作するためのプログラム等を予め記憶している。なお、プログラム等は、CD-ROMなどの可搬型記憶媒体に記憶させ、CD-ROMドライブなどの外部装置により読み取るように構成してもよい。
RAM73は、プログラムの記憶及びソフトウエアが動作するために必要なワーク記憶エリアとして使用される。
メモリ74は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F75は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力部I/F76は、入力部760との入出力を行うための回路である。
表示部I/F77は、タッチパネル等の表示部750との入出力を行うための回路である。
印刷部I/F78は、プリンタ等の印刷部770との入出力を行うための回路である。
以上のように、本実施形態の販売データ処理システムは、顧客が所有する携帯端末を用いて商品の登録処理を行うので、店舗における人手不足の解消ができる。
そして、顧客による商品登録に際して、該商品登録が店舗において正常に行われている通常の商品登録であるか否かを判断して、通常の商品登録ではないと判断した場合には、商品登録を無効化するので、ライバル店等の店員が店舗外において商品情報を見ることを防止することができる。
また、顧客自らの携帯端末を用いて商品登録を行うに際して、携帯端末の画面に商品登録処理が可能な画面を表示しているときには、当該画面の記録(スクリーンショット撮影)を禁止することで、携帯端末の画面に表示される価格情報等の持ち出しを抑制することができるとともに、店舗がセキュリティに注力していることを示すことができ、精算せずにカゴ脱けなどの不正を抑制することができる。
なお、携帯端末20の画面の記録の禁止処理の発生条件は、上記実施形態の禁止条件に限定されるものではない。
上記実施形態のアプリにおいては、携帯端末20は、表示部250に商品識別情報を示すバーコードが表示されていることで、画面の記録の禁止処理を実行しているが、アプリを立ち上げることによって、画面の記録の制限処理を実行してもよい。
言い換えれば、携帯端末20に導入されたアプリは、起動時には携帯端末20のスクリーンショット撮影を禁止するようにしてもよい。
画面の記録の制限時には、図17(b)に示すスクリーンショット撮影が禁止されていることを報知するポップアップ表示840をしてもよい。
なお、アプリ起動時であっても、図11(b)に示す、精算用の2次元コード840aを表示している画面のときには、精算画面にポップアップ画面が表示されることによって精算したフリ等を行うカゴ脱け等を助ける可能性があるので、図17(b)に示すポップアップ画面840を表示しない方が好ましい。
また、携帯端末20は、表示部に商品に関する商品情報、例えば商品識別情報、価格情報が表示されているときに、画面の記録の制限処理を実行してもよい。この時、複数の商品情報が一覧表示されているときに、画面の記憶の制限処理を実行してもよい。
具体的には、携帯端末20は、図11(a)もしくは図27(a)に示すように、表示部250に第2の表示領域812が表示されている場合に、画面の記録の制限処理を実行するとともに、スクリーンショット撮影が禁止されていることを報知するポップアップ表示840をしてもよい。
また、携帯端末20の画面の記録の制限処理は、携帯端末20の位置情報と操作情報に基づいて実行してもよい。
具体的には、アプリ起動時であっても、携帯端末20が店舗外に移動した場合に商品登録の無効化処理などによって画面を消去するように制御することで、店舗内に限定して画面の記録の制限処理を実行するようにしてもよい。
さらに、携帯端末20の画面の記録の制限処理の回数が所定値に達した場合には、携帯端末20は、表示部250にその旨報知するとともに、上位装置10等に携帯端末20を所有する顧客の情報等を出力するとともに、店員に報知するようにしてもよい。
さらには、携帯端末20は、アプリの起動時には、店舗内での動画の撮影を制限するようにしてもよい。
また、携帯端末20の画面の記録の制限方法は、何ら限定されない。
例えば、専用のアプリが動作中にアプリやスマートフォンの機能によってスクリーンショット撮影がなされたことを検知した場合には、スクリーンショットの保存に代えて黒塗りの画像を保存するようにしてもよい。
また、スクリーンショット撮影がなされたことを検知した場合に、スクリーンショット画面に所定の情報(例えば、画面一杯の「複製」もしくは「複写禁止」)を加えて(上書きして)保存してもよい。
また、スクリーンショットの記録の制限は、専用のアプリが動作中に、所定回数行われた場合に実行するようにしてもよい。例えば、最初のスクリーンショットは保存できるが、2回目以降は保存ができないようにしてもよい。
さらに、保存したスクリーンショット画像を削除するまで精算用の2次元コードの表示を制限するなど、他の処理(例えば、精算処理、他の商品の登録処理)への移行を制限してもよい。さらに、専用のアプリが動作中に保存したスクリーンショットの画像を削除するまで、次回の買い物(入店処理)ができないように制限してもよい。
その他、携帯端末20に、種々の付加機能を設けることもできる。
例えば、携帯端末20は、識別情報などにより店舗を特定した場合は、所定時間商品の登録が行われない場合、もしくは精算が実行されない場合などを検出して、登録画面の表示を解除したり、登録した商品データを消去したりしてもよい。
また、携帯端末20は、位置情報により店舗を特定した場合は、携帯端末20が所定の範囲から離れた場合などを検出して、登録画面の表示を解除したり、登録した商品データを消去したりしてもよい。
これによって、店舗において商品登録した価格情報が店舗外に持ち出されることを防止することができる。
また、携帯端末20による商品識別情報の取得は、RFIDタグによる非接触検出やQRを撮像して取得するようにしてもよく、さらに、画像認識技術を利用することで、商品の外観(形状、色、材質などなど)等の特徴から商品を特定するようにしてもよい。
さらに、携帯端末20は、上位装置10等の商品ファイルを参照して商品情報を取得してもよいが、携帯端末20に商品ファイルをダウンロードして携帯端末20において商品情報を取得できるようにしてもよい。
また、携帯端末20において、撮像したデータから商品識別情報を取得しているが、携帯端末20は、撮像データを取得するだけにして、得られた撮像データから商品識別情報を取得する工程以降を上位システムにおいて行うようにしてもよい。
本実施形態において実施されている各工程は、上位装置10、携帯端末20、ストアコントローラ60、POS端末70等の何れにおいて実施されてもよく、矛盾の生じない限り、どの装置で実行されるかは限定されない。
なお、以上の実施形態は,請求項に記載された発明を限定するものではなく,例示として取り扱われることは言うまでもない。
10 :上位装置
20 :携帯端末
250 :表示部
260 :入力部(撮像部)
30 :計量装置
70 :POS端末
201 :制御手段
202 :登録手段
203 :表示手段
204 :画像取得手段
205 :制限手段
206 :報知手段

Claims (8)

  1. 商品を登録する登録手段と、
    表示手段と、
    前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムであって
    前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているとき前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知することを特徴とする販売データ処理システム。
  2. 前記店員が管理する機器は、精算装置であり、
    前記登録手段により登録された商品の精算時に店員を前記精算装置に呼び出すことで報知する、請求項1に記載の販売データ処理システム。
  3. 前記登録手段により登録された商品の精算時に前記画像取得手段による画像取得のための操作により取得した画像を前記精算装置の画面に表示する請求項2に記載の販売データ処理システム。
  4. 商品を登録する登録手段と、
    表示手段と、
    前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える携帯端末であって、
    前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知することを特徴とする携帯端末。
  5. 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える携帯端末のコンピュータに、
    前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているとき前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知するステップを実行させるためのプログラム。
  6. 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムで用いられる精算装置であって、
    前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、前記登録手段により登録された商品の精算時に店員を呼び出すことで報知することを特徴とする精算装置。
  7. 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムで用いられる精算装置のコンピュータに、
    前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、前記登録手段により登録された商品の精算時に店員を呼び出すことで報知するステップを実行させるためのプログラム。
  8. 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムを制御する方法であって、
    前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知するステップを有する方法。
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