JP7445286B2 - 商品販売データ処理システム、商品登録処理方法、携帯端末及びプログラム - Google Patents
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Description
-販売データ処理システムの全体構成-
一実施形態の販売データ処理システム1は、図1に示すように、上位装置10と、携帯端末20を備えている。
上位装置10と携帯端末20は、インターネット等を介して接続されており、必要に応じて、店舗に設置された商品販売システム6と接続されている。
店舗ファイル120に記憶された情報によって、例えば、位置情報から店舗を検索することができる。
顧客ファイル130に記憶された情報によって、例えば、顧客識別情報から顧客が利用する店舗情報やクレジットカード情報を特定することができる。
例えば、上位装置10は、顧客が買い物の際に行った商品の登録、商品登録処理の失敗、商品登録の取消し等の携帯端末20の操作履歴を操作時間とともにカートIDと紐づけてカートファイル140に記憶してもよい。
また、上位装置10は、顧客が買い物の際の店内での移動経路及び移動時間、情報買い物袋の使用状態を示す情報(買い物時に会員専用の買い物袋を利用したか等)をカートIDと紐づけてカートファイル140に記憶してもよい。
登録情報を要求された上位装置10は、カートIDに紐づけられた商品情報をPOS端末70に出力する。
顧客は、上位装置10のカートファイル140にアクセスすることで、店舗における過去の全ての買い物の履歴を参照することができる。
携帯端末20は、撮像するためのカメラ(入力部)と、タッチパネル等の表示部(表示入力部)250等を備えている。また、携帯端末20は、GPS、姿勢を検出するジャイロセンサ、携帯端末20の移動加速度を検出する加速度センサ等を備えていている。
ストアコントローラ60は、最新の商品情報が反映された商品ファイル等を、外部(例えば、本部のサーバー、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得して記憶する。
POS端末70は、顧客が購入する商品の情報等を読み取るためのバーコードリーダー、プリセットキー、CCDカメラ、タッチパネル等の入力部760と、読み取った商品の情報等を表示するタッチパネル等の表示部750、レシート等を印刷する印刷部を有する。
また、POS端末70は、顧客が自ら購入する商品の登録処理と精算処理を行う、すなわち店員が介在しない方式(フルセルフ式)のPOSであってもよい。
切換え式のPOS端末70の一例を図3に示す。図3に示すPOS端末70の例では、テーブル70aを備えている。
さらには、店員が顧客の購入する商品の登録処理及び精算処理を行う通常のPOSレジであってもよく、精算処理ができる装置であれば、何ら限定されない。
本実施形態の販売システム1は、例えば、ストアコントローラ60及び複数のPOS端末(登録精算装置)70を備える店舗の販売システム6に後付け(アドオン)するができ、該店舗にセルフショッピングができる販売システムを構築することができる。
店舗は、販売価格の決定に際して、様々な割引き等を適用して販売価格を引き下げるなどして、顧客の獲得を試みている。
通常、スーパーマーケット等の販売システムにおいては、全店舗を統括して管理する本部システム(サーバー)50が設置されており、該本部システム50は、全店舗共通の商品ファイル、共通の特売企画ファイル、店舗ファイル、店舗ごとの商品ファイル、店舗ごとの特売企画ファイル及び顧客ファイルなどを管理している。
各店舗のストアコントローラ60は、本部システム50から、全店舗共通の商品ファイル、共通の特売企画ファイル、店舗ファイル、店舗ごとの商品ファイル、店舗ごとの特売企画ファイルを受信して記憶しており、また、店舗において各ファイルに対して入力(登録)したりする。なお、ストアコントローラ60は、顧客ファイルについては記憶することなく、顧客情報の照会時等にその都度本部システム50に問い合わせてもよい。
売価決定ロジックは、買い物客が購入する商品の販売価格を算出するためのいくつかのロジックを有しており、また、商品の販売価格を算出する際に、どのロジックを適用して販売価格を決定するかを判断する機能を含んでいる。
例えば、ある商品が、単品値引き対象商品であるが、同時にセットマッチ値引き対象商品である場合に、より安値となるセットマッチ割引きを適用したりする。なお、どちらの割引きロジックを選択するかは、設定によって決められる。
まず、標準的な売価決定ロジックを売価決定ロジック(基本)とする。また、各企業や店舗独自の売価決定ロジックを売価決定ロジック(企業・店舗)とする。
売価決定ロジック(基本)は、例えば、小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引などの機能を備える。
なお、売価決定ロジック(企業・店舗)は、小計(合計金額の算出)、小計値引・割引、単品値引・割引き、バンドル・ミックスマッチ値引、セットマッチ値引についても、独自のロジックを備えてもよい。
小計(ロジックA)は、購入する商品の販売価格を決定するためのロジックであり、各商品の最新の商品情報の価格を合計して合計金額を算出する。
小計値引き(ロジックB)は、小計額(合計金額)から所定額の値引きもしくは所定割合の割引きを行う処理である。
単品値引き(ロジックC)は、特定の商品単品に対して、特別な値引きもしくは割引きを行う処理である。
セットマッチ値引(ロジックE)は、特定の商品を組合せて購入することで値引きもしくは割引きを行う処理である。
会員種別値引(ロジックG)は、会員であることによって、特定の商品もしくは小計金額から値引もしくは割引を行う処理である。
最安値算出ロジック(ロジックH)は、商品が、複数の割引条件に適合した(複数のロジックが適用可能である)際に、どちらの割引を適用する方が最安値を算出することができるかの判断を行う処理である。
なお、売価決定ロジックを決定するためのロジックは、上記のロジック以外にも店舗運営者によって適宜設定でき(例えば、複数の値引が重なった時にどちらを選択するか等の設定など)上記ロジックAないしロジックH以外のロジックを備えてもよい。
-新規で、価格決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを導入した例-
新店舗の新規開店時などに、既設の販売システムとは関係なく、新たに売価決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを導入した例を、図5に示す。
なお、上位装置10に記憶された商品ファイル110や店舗ファイル120等は、店員等が、Webブラウザなどによって直接商品情報や店舗情報を入力することなどで構築すればよい。
(1)位置情報の送信
顧客が、携帯端末20のアプリを起動することで、携帯端末20は、GPS情報などを取得して、取得した位置情報を上位装置10に送信する。位置情報を取得する手段は、GPSに限定されない。
顧客が携帯端末20によって2次元コードを読み取ることで、携帯端末20は、2次元コード化された店舗を識別するための情報を上位装置10に送信してもよい。
携帯端末20から位置情報(もしくは店舗を識別するための情報)を受信した上位装置10は、受信した位置情報等及び店舗ファイル120に記憶された情報に基づいて携帯端末20の位置から近い店舗を特定して、該店舗の店舗情報を携帯端末20に送信する。
店舗が特定されることによって、上位装置10は、携帯端末20に対して特定された店舗の商品ファイルを紐づけると共に、カートファイルを生成する。
店舗を特定することで、携帯端末20は、商品登録ができるようになる。
特定された店舗において、顧客は、携帯端末20によって購入する商品のシンボルコードを撮像することで、商品登録を行うことができる。
顧客が商品のシンボルコードを携帯端末20で撮像すると、携帯端末20は、撮像したシンボルコードから商品識別情報を読み取って上位装置10に送信する。
商品識別情報は、バーコード、画像の特徴量による物体認識、文字認識など撮像によって取得できるものであれば、どのようなものでもよい。
携帯端末20から商品識別情報を受信した上位装置10は、受信した商品識別情報及び商品ファイル110に記憶された情報に基づいて商品情報を取得して、商品情報を携帯端末20に送信する。
商品情報を受信した携帯端末20は、顧客が購入する商品として登録する。携帯端末20は、登録した商品情報を登録商品情報として上位装置10に送信する。上位装置10は、受信した登録商品情報をカートファイルに記憶する。
なお、上位装置10が商品情報を登録してカートファイルに記憶し、登録した登録商品情報を携帯端末に送信してもよいことはいうまでもない。
上位装置10は、カートファイルに記憶された登録商品情報に基づいて、会員が購入する商品の合計(概算)金額の計算を行う。
上位装置10は、小計計算により算出した商品の合計(概算)金額を携帯端末20に送信する。
合計(概算)金額を受信した携帯端末20は、該合計(概算)金額を表示部250に表示する。
これによって、顧客は、買い物中において、現在の合計金額(場合によっては、概算金額)を見ながら買い物を進めることができる。
顧客が買い物の終了を宣言することで、携帯端末20は、表示部250にカートIDを記憶した2次元コード等のシンボルコード情報を表示する。
顧客は、POS端末(精算装置)70のところに行き、携帯端末20の表示部250に表示された2次元コードをPOS端末70の入力部760に読み込ませる。
カートIDを入力したPOS端末70は、上位装置10に該カートIDに紐づけされたカート情報(登録商品情報等)を要求する。
POS端末70からカートIDを受信した上位装置10は、カートIDに紐づけされた計算済みのカート情報をカートファイルから抽出し、POS端末70に送信する。
計算済みカート情報を受信したPOS端末70は、受信した計算済みカート情報に基づいて精算画面を表示する。会員が、精算画面にしたがって支払いを行い、本実施形態の販売システムにおける一取引を完了する。
以上、本例における処理の流れを説明した。
本例は、図4に示す既設の店舗に対して、店舗の売価決定ロジックを使わずに、販売データ処理システムが提供する売価決定ロジックによって会計を行うことのできる例である。
本例は、例えば、設定されている売価決定ロジックが売価決定ロジック(基本)である既存の店舗に対して、売価決定ロジック(基本)を備える販売データ処理システムを追加することができる。
なお、既設の店舗に設定されている売価決定ロジック及び販売データ処理システムによって提供される売価決定ロジックは、売価決定ロジック(基本)に限るものではない。
また、本例は、新たにPOS端末70を追加することなく、既存のPOS端末のアプリケーションを改修するなどして対応することもできる。
図7に示す本例は、例えば、図4に示す既設の店舗に対して、販売データ処理システムが提供する売価決定ロジックを利用しながら、店舗の登録精算装置の売価決定ロジックによって売価を決定して会計を行う例である。
本例は、例えば、既存の店舗に設定されている売価決定ロジック(企業・店舗)にて、精算金額を確定する。販売データ処理システムが提供する売価決定ロジック(基本)は、携帯端末に買い物中の概算金額を提供することができる。
また、既存の精算装置(POS端末)を、販売データ処理システムの上位装置10と通信可能に改造し、また、携帯端末20の2次元コード読み取り等に対応したアプリケーションを導入することによって、携帯端末20による商品登録処理に対応した販売データ処理システムを構築することができる。
そのため、販売データ処理システムは、上位装置10に設定された価格決定ロジック(基本)によって概算金額を算出し、携帯端末20の表示部250に概算金額を表示する。顧客は、表示部250に表示された概算金額を買い物の目安とすることができる。
図8に示す例は、例えば図4に示す既設の店舗に対して、本部システム(サーバー)やストアコントローラなどに店舗の売価決定ロジック(企業・店舗)によって売価を決定させる小計サービスを行わせながら、既存のPOS端末ではなく、新規に配置したPOS端末70によって会計を行う例である。
なお、売上実績などのデータは、本部システム(サーバ)50やストアコントローラ60及び上位装置(クラウドサーバ)10のそれぞれに送信することで、管理することができる。
なお、本例の販売データ処理システムにおける処理の(1)から(5)までの工程は、図5に示す(1)から(5)までの工程と同じであるので、その説明を省略する。
これによって、会員は、買い物中において、現在の概算金額を見ながら買い物を進めることができる。
以上、本例における処理の流れを説明した。
本実施形態の販売データ処理システムの全体フローについて、図9に示すフローチャートを参考にしてさらに説明する。
本実施形態においては、携帯端末20は、顧客が個人的に所有するスマートフォンに上位装置10等から供給される専用のアプリがインストールされたもの使用している。専用のアプリは、携帯端末20のアプリケーションを提供するインターネット上のサイトから提供されてもよい。
本実施形態の販売データ処理システムにおいて、顧客が所有するスマートフォンを店舗で商品登録処理ができる携帯端末20として利用するためには、顧客は、スマートフォンによって商品登録処理を行うことができる会員になるための会員登録を行う。
なお、登録方法及び登録する情報は、特に限定されるものではない。
上位装置10は、登録された顧客の情報を顧客ファイル130に記憶する。
顧客が、携帯端末20に導入した専用アプリを起動させることで、起動処理(ステップS201)を実行する
起動処理において、専用アプリのバージョン等をチェックするなどして、必要に応じてバージョンアップを促す画面を表示する。
また、初回起動である場合には、利用規約等についての同意画面を表示して、顧客が同意することによって、起動処理を完了する。
起動処理を完了したら、買い物を行う店舗を特定する入店処理(ステップS202)を実行する。
例えば、携帯端末20は、GPSから得られる現在位置の情報を上位装置10に送信する。携帯端末20の現在位置の情報を受信した上位装置10は、店舗ファイル120に基づいて携帯端末20の近くに存在する店舗を検索して携帯端末20に送信する。
店舗を特定することによって、上位装置10は、携帯端末20に対して当該店舗の商品ファイルへのアクセス許可を与えると共に、携帯端末20に紐づけてカートファイルを生成する。
入店処理が完了したら、携帯端末20は、表示部250に、図10(a)に示す開始画面800を表示して、顧客が買い物を開始するのを待つ(ステップS203)。
携帯端末20は、開始画面800に、特定された店舗の店舗名を表示するとともに、店舗情報にリンクされた店舗情報ボタン800a、お知らせにリンクされたお知らせボタン800b、特売情報等にリンクされたお得情報ボタン800c、店舗における商品登録を開始することを宣言する買い物開始ボタン800dを配置する。
また、営業時間の表示や他の店舗を探すためのボタン800e等が配置されていてもよい。
顧客が開始画面800に配置された買い物開始ボタン800dを操作することで、携帯端末20は、表示部250に、図10(b)に示す、登録画面810(初期登録画面)を表示して、買い物開始処理を実行する(ステップS204)。
携帯端末20は、登録画面810の第1の表示領域811に、「商品バーコードを読み取ってください」等の操作を促す表示811aとともにバーコードを認識する読取範囲を示す目印811bを視認可能に表示する。
例えば、図35に示すように、店舗は、店舗で使用する買い物カート90のいくつかについて、携帯端末ホルダ91を備えた専用の買い物カート90を準備しておき、顧客は、該専用の買い物カート90の携帯端末ホルダ91に携帯端末20を装着して買い物を行う。
顧客は、携帯端末ホルダ91に装着された携帯端末20に商品のバーコードを読み取らせ、そのまま買い物カート90の買い物かご92に装着された買い物バック95入れていけばよい。
顧客が携帯端末20によって商品に添付されたバーコードの撮像操作を行うことで、商品登録処理(ステップS205)を実行する。
取得した商品識別情報に基づいて商品情報を取得して、顧客が購入する商品として登録する。
商品登録処理が実行されると、該商品登録が店舗内で行われた通常の商品登録であることを確認し、通常の商品登録でない場合には商品登録を無効化する処理を実行する(ステップS206)。
これによって、店舗外で商品のバーコードの撮像が行われた場合に商品の価格が携帯端末20の表示部250に表示されることを防止して、商品の販売価格の漏洩を防止することができる。
商品情報を登録すると、携帯端末20は、図11(a)に示す、登録画面815を表示して、表示部250に登録した商品の登録情報を表示する(ステップS207)。
携帯端末20は、登録画面815の下方領域に、商品の登録情報を表示する第2の表示領域812及び現時点での登録状況を表示する第3の表示領域813を表示する
顧客は、携帯端末20の登録画面815において登録した商品を確認することができ、登録した商品の数量変更や削除等を行うことができる。
登録情報を表示した携帯端末20は、顧客によって会計に進む指示がなされたか否かを判断する(ステップS208)。
顧客によって会計ボタン813cが操作された場合は、携帯端末20は、表示部に図11(b)に示す会計画面840を表示する(ステップS209)。
なお、携帯端末20は、会計画面840に、カートファイルに記憶したカート情報に基づいて生成された2次元コード840aを表示してもよい。
顧客は、買い物に戻るボタン840bを操作することで、ステップS205に戻ることができる。
なお、事前に携帯端末のFelicaやNFCの識別子を設定しておくことで、ICリーダーによる登録情報を取得してもよい。
POS端末70は、携帯端末20が出力したカートIDを入力する(ステップS701)。
顧客が、携帯端末20の表示部250に表示した2次元コード840aをPOS端末70の入力部760に読み取らせることによって、POS端末70は、2次元コード840aに記憶されたカートIDを入力する。
カートIDを入力したPOS端末70は、カートIDに基づいて登録情報を取得する。
登録情報を取得したPOS端末70は、表示部750に図12に示す登録確認画面900を表示して、顧客による確認操作を待つ(ステップS702)。
登録確認画面900の上方位置には、「合計」の表示とともに、当該買い物において購入された商品の購入点数と合計金額が表示されており、さらに会計ボタン900qが配置されている。
精算処理において、POS端末70は、図13に示す精算画面950を表示する。
精算画面950には、支払金額と会計方法を選択する現金ボタン950aとクレジットカードボタン950bが表示され、顧客が何れかのボタンを操作して精算処理を行うことで、取引を完了する。
このように、顧客は、店員の介在を必要とせずに商品を購入することができる。
以上、本実施形態の販売データ処理システムの全体フローについて、説明した。
本実施形態の販売データ処理システムにおける入店処理のフローの一例について、図14を参考にしながら、詳細に説明する。
本実施形態の入店処理において、携帯端末20の位置情報に基づいて、買い物をする店舗を特定する。
ステップS2023において、所定範囲内に店舗が存在すると判断した場合には、現在位置に最も近い店舗の店舗情報を取得して、携帯端末20に送信し、携帯端末20は、受信した情報を表示部250に表示する(ステップS2024)。
ステップS2025において、他の店舗を探すためのボタン800eが操作されていないと判断した場合には、表示部250に表示した店舗を買い物を行う店舗として特定し(ステップS2030)、処理を終了する。
次に、所定範囲(3000m以内)内に他の店舗があるか否かを判断する(ステップS2027)。
そして、店舗情報を取得して表示部250に表示した店舗を買い物を行う店舗として特定し(ステップS2030)、処理を終了する。
例えば、携帯端末20は、表示部250に図15(a)に示す店舗選択画面860を表示して、顧客の選択操作によって買い物を行う店舗を特定してもよい。
例えば、図15(b)に示すように、店舗の入り口などに設置されたディスプレイ画面1310に店舗ファイル120に記憶された2次元コード1310aを表示して、顧客が、該2次元コード1310aを携帯端末20の入力部260で撮像することによって、買い物を行う店舗を特定してもよい。
携帯端末20は、近距離無線通信を利用して、位置情報を取得してもよい。携帯端末20は、店舗の提供するWi-Fi、店舗の入り口に設置されたNFCとの相互接続により店舗情報を直接に取得することもできる。
なお、位置情報に基づいて入店する所定の店舗を特定することができない場合に、顧客に対して、店舗情報を入力するよう促してもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける入店処理の一例について、説明した。
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録処理の一例について、図16のフロー図を参考にしながら、詳細に説明する。
携帯端末20は、第1の表示領域811の目印811b内に表示された画像がバーコードである場合には、それ以降、表示部250に表示された画像を画像データとして取得することを禁止する。
すなわち、スクリーンショット撮影の操作の禁止は、表示部250に、商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに適宜行われるようにしてもよい。
スクリーンショット撮影の禁止のフローの一例を、図36に示す。
(ステップS502)撮像された画像が、商品登録処理を実行可能な状態にある画像であるかを判断し、商品登録処理を実行可能な状態にある画像であると判断した場合には、ステップS503に進む。
なお、商品登録処理を実行可能な状態にある画像については、適宜設定できる。
(ステップS503)撮像された画像の取得を禁止する。なお、画像取得の禁止の方法については、適宜設定できる。
以上、以上スクリーンショットの撮像時の制限処理について説明した。
また、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際には、精算時に店員等が呼び出されるようにしてもよい。
また、顧客が携帯端末20のスクリーンショット撮影の操作を実行した際に、カートファイル等にその旨記憶するようにしてもよい。
撮像された画像から商品識別情報が取得できない場合(例えば、商品に添付されているバーコードが破損している場合や商品の包装の具合等によってバーコードがゆがんでいる等)には、ステップS2057に進んで、携帯端末20の登録画面815に、図17(a)に示す小画面830を表示して、当該商品を保留商品として買い物かごとは別の保留商品バックに投入することを促すとともに、精算時に店員が対応する旨の表示830aを行う。
携帯端末20に保留商品の画像を残すことによって、後の精算処理時に商品の特定が容易となり、店員による商品登録情報の修正が容易となる。
なお、携帯端末20は、当該Nonファイル商品の画像を記憶しておいてもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録処理の一例について、説明した。
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録処理の一例について、図面を参考にしながら、詳細に説明する。
本実施形態は、顧客が購入する商品が計り売り商品である場合であり、商品登録処理は、対象となる商品の商品情報(単価)及び該商品の計量値を取得することで行う。
レモン401、リンゴ402、オレンジ403が陳列されており、それぞれの計り売り商品の背後に、ディスプレイを有する標識4011、標識4021、標識4031が置かれている。
計量装置30は、載置部31と、表示部32と、印刷ラベル排出口33と、読取部34を備えている。読取部34は、例えば、携帯端末に表示されたシンボルコードなどを読み取ることができる。
計量装置30は、領域3212が操作された場合、または、載置部31に商品が載せられた場合には、携帯端末20との相互通信の確立を禁止する。計量が滞りなく行われ、例えばラベルの印刷が終わると、この禁止を解除するように動作してもよい。
顧客が携帯端末20によって計り売り商品の標識4011に表示されたシンボルコードを撮像すると(ステップS2061でyes)、撮像されたバーコードを表示部250に表示する。そして、それ以降精算処理が完了するまでの間、表示部250に表示された画像の記録(スクリーンショット撮影)を禁止する(ステップS2062)。
取得した商品情報を表示部250に表示する。例えば、図18に示すように、第2の表示領域812にレモンについての商品情報を登録欄8121として表示する。
なお、第2の表示領域812には、既に登録されているヨーグルト(1個)の登録欄8123及びリンゴの登録欄8122が表示されている。
携帯端末20は、計量がなされていない計り売り商品の登録欄8121及び登録欄8122を網掛け表示しており、計量値がなされていないことが顧客に対して認識できる態様で表示している。
計量装置30のシンボルコード3211aが読み取られなければ、続けて他の計り売り商品のバーコードを読み取る作業が続けられると考えられる。図21(a)に示すように、携帯端末20によって計量装置30のシンボルコード3211aが読み取られることによって、計り売り商品のバーコードを読み取る作業は完了したものと考えられる。
携帯端末20は、表示部32に、商品を選択することと、顧客が持っているリンゴとレモンのそれぞれを計量することを促すために「商品を選択してその商品を台に乗せてください」との報知がなされている。
計量装置30は、表示部32にリンゴの単価が360.00円/Kgであることを表示する。なお、リンゴの単価の情報は、携帯端末20によってリンゴ402のバーコード4021aを読み取ることで、リンゴの商品情報として取得することができる。
計量値を取得した計量装置30は、表示部32に、その計量値が1.2006Kgであること、単価が360.00円であること、計量値と単価に基づいて、リンゴの合計金額が432円であることを表示する。
印刷されるラベルには、計量値の情報を含むシンボルコードを印字させないようにしてもよく、計量装置30は、商品種別と計量値を、通信回線を介して、店舗の上位装置10に備えられたカートファイル140に保存されるように送信してもよい。
また、携帯端末20は、通常は個数が表示される位置4122bの表示を、「要計量」から「計量」に変更している。この表示によって、リンゴは、重量を計量する商品であることがわかる。
そして、リンゴの商品情報と計量装置30からの計量値の情報に基づいて商品情報を生成し、登録する(ステップS2067)。
本実施形態では、計量値が取得されていない商品については、保留商品と同じ扱いをすることができる。携帯端末20は、概算合計の欄813bを、160円にリンゴの価格432円を足した金額592円に変更している。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける計り売り商品の登録処理の一例について、説明した。
本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の一例について、図24(a)を参考にしながら、詳細に説明する。
本例は、携帯端末20の位置情報を監視して、商品登録の無効化処理を実行する例である。
例えば、商品登録処理におけるバーコードの撮像処理が行われるごとに実行されてもよいし、所定の時間間隔において実行されてもよい。
また、携帯端末20が店舗範囲内にあるか否かの判断(ステップS2103)は、携帯端末20の、店舗内におけるwi-fiの受信状態によって判断してもよく、携帯端末20と連携した計量装置30等との通信状態によって判断してもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の一例について説明した。
本例は、顧客による不自然な商品登録操作を監視して、商品登録の無効化処理を実行する例である。
不自然な商品登録操作とは、例えば、商品登録点数が通常の買い物では想定できない数を超えた場合(登録商品数>50個等)など、登録した商品が所定の条件を満たす場合が考えられる。
すなわち、不自然な商品登録操作の対象商品とするか否かを、商品の分類毎に設定できるようにしてもよいし、商品個別に設定できるようにしてもよい。
例えば、同一の顧客が、複数回(もちろん、1回でもよい)の買い物において、所定点数以上の商品登録操作を行ったにもかかわらず、常に精算処理に至らない場合に、不自然な商品登録操作であると判断してもよい。
なお、前記商品登録の制限は、30分や1日といった所定期間、少なくとも商品登録操作ができなくなるようにしてもよく(所定期間経過後は、自動的に制限が解除されるようにしてもよい。)、商品登録操作を所定時間制限することで不自然な商品登録操作を自発的に抑止するようにしてもよい。
このように商品登録の制限の解除に対して店員を介在させることによって、単に所定時間商品登録操作を制限するよりも、不自然な商品登録操作をより抑止することを期待できる。
なお、商品登録を制限する方法及び制限を解除する方法は、特に限定されない。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける商品登録の無効化処理の他の例について説明した。
本実施形態の販売データ処理システム1における登録情報の表示処理の一例について、図26を参考にしながら、さらに詳細に説明する。
登録情報の無効化処理が終了すると、携帯端末20は、図11(a)に示すように、登録画面815の下方領域に、登録した商品情報を表示する第2の表示領域812及び現時点での登録状況を表示する第3の表示領域813を表示する(ステップS2071)。
なお、携帯端末20は、図10(b)に示すように、商品登録が行われるのに先立って、初期状態の登録画面810に、登録点数を0点、概算合計0円を表示した第3の表示領域813を表示してもよい。
携帯端末20は、第3の表示領域813に表示される概算合計813bに、現時点での正確な合計金額を表示することが好ましい。ただし、例えば複雑な価格決定ロジックが設定されている既設の店舗に、販売データ処理システムを導入した場合などには、登録商品情報を既設のPOS端末等(精算装置)70に出力しなければ店舗の価格決定ロジックによる正確な小計計算ができないので、携帯端末20は、携帯端末20の第3の表示領域813に、各商品の定価等を合計するなどして算出した概算合計の金額を表示してもよい。
図27(a)に示す例では、携帯端末20は、2点の登録商品情報812dと1点の保留商品情報812eをあわせて表示しており、保留商品情報812eの背景色を他の登録商品情報812dの背景と異ならせている。
なお、表示に際しては、携帯端末20は、該保留商品が、「Nonファイル商品」であるのか「読取不可商品」であるのかもあわせて表示することが好ましい。この表示をすることによって、店員は、より迅速な対応を顧客に提供することができる。
なお、携帯端末20は、保留商品情報について、個数変更や取消の処理が行えないように登録画面815に表示してもよい。
例えば、顧客が登録のできない商品のバーコードに対して何度も読み取り操作を行った場合には、複数の保留商品情報812eが生成される可能性があるが、そのような場合には、顧客の操作に応じて、携帯端末20は、保留商品情報812eを削除するようにしてもよい。
なお、保留商品情報及び保留商品情報のキャンセル操作に関する情報については、携帯端末20もしくは上位装置10に、記憶してもよい。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける登録情報の表示処理について説明した。
本実施形態の販売データ処理システム1における登録情報の確認処理の一例について、図28を参考にしながら、詳細に説明する。
カートIDを入力したPOS端末70は、上位装置10にカートIDに紐づけられたカート情報を要求し、上位装置10からカート情報(登録情報)を入力したら、入力した買い物情報に保留商品情報もしくは取消商品情報が含まれているか否かを判断する(ステップS7021)。
そして、POS端末70は、図29に示すように、表示部750に、登録した商品の中に保留商品があること、及び、店員の呼び出し中であることを示す小画面910を表示する。
さらに、POS端末70は、店員の介在が必要な商品の商品情報が含まれていると判断した場合にも、店員を呼び出す報知を行ってもよい。
すなわち、POS端末70は、ステップS7021において、該登録情報に保留商品情報等の店員の介在が必要な商品情報が含まれているか否かを判断して、店員の介在が必要な商品情報が含まれている場合に、店員を呼び出す報知(ステップS7022)を行ってもよい。
POS端末70は、高額商品が購入されているときに、ライト(パトライト(登録商標))やその他装置(監視装置)、サービス管理責任者等に通知しても良い。
なお、POS端末70は、登録確認画面900に商品情報を表示するに際して、携帯端末20によって登録した順番で商品情報を表示するのではなく、高額の商品から順に、すなわち関心度に基づいて表示することが好ましい。
例えば、カートファイルに顧客によってスクリーンショット撮影が行われたことを示す情報(スクリーンショットあり/なしフラグ等)を記憶しておき、スクリーンショットありフラグが記憶されていた場合に、図12に示すように、登録確認画面900にスクリーンショット撮影が行われたことを報知する表示900rをしてもよい。
登録確認画面920の上方位置には、「概算」の表示とともに、登録された商品の購入点数920kと合計金額の概算が表示される合計表示欄920mが配置されている。
さらに、登録確認画面920には、「医薬品」920e、「防犯タグ対象商品」920f、酒等の「年齢確認商品」920g等の店員の介在が必要な商品がわかるようにあわせて表示されていてもよい。
例えば、POS端末70は、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を含む登録確認画面920の背景色等画面の色を異ならせて表示したり、文字色やフォントを異ならせて表示したりする。
また、POS端末70は、保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を登録商品情報920aの一覧の先頭位置に配置することが好ましい。
すなわち、POS端末70は、登録確認画面920に、取引の関心度に基づいて注意喚起情報と商品情報とを一覧で表示することが好ましい。
なお、店員の操作に応じて、POS端末70は、登録確認画面920に表示する商品情報の優先順位を設定、変更ができるようにしてもよい。
これらの表示によって、顧客もしくは店員は、一覧表示に表示された商品の中から、保留商品や取消商品が存在すること、及び保留商品や取消商品を簡単に把握することができる。
なお、店員が保留商品の個数を表示する欄920jを操作することで、POS端末70は、保留商品のみをハイライト表示してもよい。
また、POS端末70は、登録確認画面920に対する操作を一切受け付けないようにしてもよい。
例えば、店員がPOS端末70に店員コード等を読み取らせることで、POS端末70は、表示部750に「店員証を読み取りました。保留商品の登録を行ってください。」等のコメントを表示するとともに、図30に示す登録確認画面920と同様レイアウトを有する管理画面940を表示する。
なお、店員による店員コードの読み取り操作が行われずに、顧客が図30の登録確認画面920の保留商品情報920b,920c及び取消商品情報920d等を操作しても、POS端末70は、編集画面930には移行しない。
これによって、店員を介さずに顧客が勝手に編集処理を行うことを防ぐことができる。
また、編集操作の前に、NONファイル商品の情報の修正が行われた場合には、編集画面960の各欄に各情報が表示され、店員が確定ボタン964を操作することで、商品が登録されてもよい。
図33(b)に示すPOS端末70の編集画面960は、管理画面940上に小画面表示されており、商品を入力する商品情報入力欄961と、置数ボタン962、商品取消ボタン963、確定ボタン964を備えている。
なお、POS端末70の編集画面960は、スキャンキー965を備えていてもよく、店員がスキャンキー965を操作することで、未スキャンとなっている商品を表示するようにしてもよい。
取消確認画面970は、管理画面940上にポップアップ表示されており、取消済み商品を表示する取消商品表示欄971と、置数欄972、登録ボタン973、商品取消ボタン974を備えている。
かごに商品が残っている場合には、店員は、登録ボタン973を操作することで、新ためて商品の登録を行うことができる。
店員が、商品取消ボタン974を操作することで、個数欄971cの数値は「0」となり、商品の取消が確認される。
なお、POS端末70は、個数欄971cには予め「0」を入力しておいてもよい。
例えば、新規で取扱う新商品や新規取引先の商品、また、バーコードの更新忘れなどの場合、当該特売商品に添付されたバーコードを読み込んでも商品マスタに存在せず、Nonファイル商品となることがある。
また、POS端末70は、保留商品情報940b,940c及び取消商品情報940dを管理画面940の左領域に配置した場合には、修正された保留商品情報940bを右領域に移動させて表示するようにしてもよい。
そして、POS端末70は、図32に示すように、すべての保留商品情報が修正された管理画面940を表示する(ステップS7028)。
例えば、POS端末70は、修正前と修正後において保留商品情報の表示色や背景色のみを変更するようにしてもよく、該保留商品情報がどのような理由で保留商品であったかを修正後も把握できるように表示してもよい。
さらに、すべての保留商品情報等が確認されることによって、POS端末70は、管理画面940の上方位置に表示される「概算」の表示を「合計」の表示に変更するとともに、管理画面940の下方位置に表示される保留商品の個数940jに「0」を表示する。
会員又は店員が会計ボタン940qを操作することにより、POS端末70は、商品の登録修正処理を終了して、図13に示す精算画面を表示する。
以上、本実施形態の販売データ処理システムにおける登録情報の確認処理の一例について、説明した。
本実施形態の販売データ処理システムの一例について説明する。
販売データ処理システムは、全体を総括して制御する制御手段と、位置取得手段と、店舗特定手段と、登録操作検出手段と、取得手段(撮像手段)と、登録手段と、表示手段と、画像取得手段と、報知手段と、判断手段と、制限手段と、解除手段と、精算手段等を備えている。
前記取得手段(撮像手段)は、商品や計量装置に関する画像情報(バーコード等)を取得(撮像)する。
前記登録手段は、前記取得手段が取得した商品識別情報等に基づいて商品情報を登録する。
前記表示手段は、前記取得手段(撮像手段)が取得(撮像)した画像データ、前記登録手段が登録した登録商品情報等を表示部250に表示する。
前記報知手段は、商品情報が登録できないこと等の不具合や顧客による商品登録操作が店舗が想定する商品登録操作ではないことなどを報知する。また、顧客によってスクリーンショット撮像がなされたこと等を報知する。
前記制限手段は、前記判断手段によって、顧客による前記商品登録操作が店舗における商品の購入のための商品登録操作ではないと判断された場合に、商品の登録処理を制限する。また、前記制限手段は、前記画像取得手段による表示部250に表示された画像の記録を制限する。
前記解除手段215、前記制限手段によって制限された商品の登録処理の制限を解除する。また、表示部に表示された画像の記録の制限を解除する。
次に、販売データ処理システムの携帯端末20のブロック図の一例を、図37(a)を用いて説明する。
本実施形態の販売データ処理システムの携帯端末20は、制御部として、CPU21と、ROM22と、RAM23と、メモリ24と、ネットワークI/F25と、入力部I/F26と、表示部I/F27などを有しており、タッチパネル等の表示部250、カメラ等の入力部(撮像部)260を有している。
メモリ24は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F25は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力部I/F26は、入力部260との入出力を行うための回路である。
表示部I/F27は、タッチパネル等の表示部250との入出力を行うための回路である。
本実施形態の販売データ処理システムは、制御部として、CPU71と、ROM72と、RAM73と、メモリ74と、ネットワークI/F75と、入力部I/F76と、表示部I/F77と、印刷部I/F78などを有しており、タッチパネル等の表示部750、カメラ等の入力部760、プリンタ等の印刷部770等を有している。
メモリ74は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F75は、ネットワーク上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力部I/F76は、入力部760との入出力を行うための回路である。
表示部I/F77は、タッチパネル等の表示部750との入出力を行うための回路である。
印刷部I/F78は、プリンタ等の印刷部770との入出力を行うための回路である。
そして、顧客による商品登録に際して、該商品登録が店舗において正常に行われている通常の商品登録であるか否かを判断して、通常の商品登録ではないと判断した場合には、商品登録を無効化するので、ライバル店等の店員が店舗外において商品情報を見ることを防止することができる。
上記実施形態のアプリにおいては、携帯端末20は、表示部250に商品識別情報を示すバーコードが表示されていることで、画面の記録の禁止処理を実行しているが、アプリを立ち上げることによって、画面の記録の制限処理を実行してもよい。
言い換えれば、携帯端末20に導入されたアプリは、起動時には携帯端末20のスクリーンショット撮影を禁止するようにしてもよい。
画面の記録の制限時には、図17(b)に示すスクリーンショット撮影が禁止されていることを報知するポップアップ表示840をしてもよい。
具体的には、携帯端末20は、図11(a)もしくは図27(a)に示すように、表示部250に第2の表示領域812が表示されている場合に、画面の記録の制限処理を実行するとともに、スクリーンショット撮影が禁止されていることを報知するポップアップ表示840をしてもよい。
具体的には、アプリ起動時であっても、携帯端末20が店舗外に移動した場合に商品登録の無効化処理などによって画面を消去するように制御することで、店舗内に限定して画面の記録の制限処理を実行するようにしてもよい。
さらには、携帯端末20は、アプリの起動時には、店舗内での動画の撮影を制限するようにしてもよい。
例えば、専用のアプリが動作中にアプリやスマートフォンの機能によってスクリーンショット撮影がなされたことを検知した場合には、スクリーンショットの保存に代えて黒塗りの画像を保存するようにしてもよい。
また、スクリーンショットの記録の制限は、専用のアプリが動作中に、所定回数行われた場合に実行するようにしてもよい。例えば、最初のスクリーンショットは保存できるが、2回目以降は保存ができないようにしてもよい。
例えば、携帯端末20は、識別情報などにより店舗を特定した場合は、所定時間商品の登録が行われない場合、もしくは精算が実行されない場合などを検出して、登録画面の表示を解除したり、登録した商品データを消去したりしてもよい。
これによって、店舗において商品登録した価格情報が店舗外に持ち出されることを防止することができる。
また、携帯端末20において、撮像したデータから商品識別情報を取得しているが、携帯端末20は、撮像データを取得するだけにして、得られた撮像データから商品識別情報を取得する工程以降を上位システムにおいて行うようにしてもよい。
20 :携帯端末
250 :表示部
260 :入力部(撮像部)
30 :計量装置
70 :POS端末
201 :制御手段
202 :登録手段
203 :表示手段
204 :画像取得手段
205 :制限手段
206 :報知手段
Claims (8)
- 商品を登録する登録手段と、
表示手段と、
前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムであって、
前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知することを特徴とする販売データ処理システム。 - 前記店員が管理する機器は、精算装置であり、
前記登録手段により登録された商品の精算時に店員を前記精算装置に呼び出すことで報知する、請求項1に記載の販売データ処理システム。 - 前記登録手段により登録された商品の精算時に前記画像取得手段による画像取得のための操作により取得した画像を前記精算装置の画面に表示する請求項2に記載の販売データ処理システム。
- 商品を登録する登録手段と、
表示手段と、
前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える携帯端末であって、
前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知することを特徴とする携帯端末。 - 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える携帯端末のコンピュータに、
前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているとき前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知するステップを実行させるためのプログラム。 - 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムで用いられる精算装置であって、
前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、前記登録手段により登録された商品の精算時に店員を呼び出すことで報知することを特徴とする精算装置。 - 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムで用いられる精算装置のコンピュータに、
前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、前記登録手段により登録された商品の精算時に店員を呼び出すことで報知するステップを実行させるためのプログラム。 - 商品を登録する登録手段と、表示手段と、前記表示手段に表示される画像を画像データとして取得する画像取得手段と、を備える販売データ処理システムを制御する方法であって、
前記表示手段が前記登録手段による商品登録処理を実行可能な状態にある画像を表示しているときに前記画像取得手段による画像取得のための操作が実行された際に、店員が管理する機器に対して報知するステップを有する方法。
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