JP7434110B2 - ネットワーク管理システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、概して、ネットワーク管理に関する。
NW(ネットワーク)に関し、種々の要件(例えば、許容の遅延時間、必要とされる通信品質、及び、必要とされる帯域)がある。NWについての一種類以上の要件を、以下、便宜上、「サービスレベル」と言う。
それぞれサービスレベルが異なる複数のNW(ネットワーク)が利用される環境がある。この種の環境の一例として、工場がある。例えば、図1に示すように、工場内のNWとして、Field-NW、CTL-NW、Info-NW及びOffice-NWといった複数のNWが構築される。Field-NWは、産業機器とPLC(Programmable Logic Controller)間のNWである。CTL-NWは、CTL間の通信に使用されるNWである。CTL(コントローラ)として、例えば、PLC、HMI(Human Machine Interface)、MES(Manufacturing Execution System)及びSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)がある。Info-NWは、MESとERP(Enterprise Resources Planning)間の通信、又は、工場内のカメラ(例えば、カメラ1及び2)とERP(又は別の装置)間の通信に使用されるNWである。Office-NWは、工場の中又は外にあるオフィスにあるPC(Personal Computer)間の通信に使用されるNWである。
これらのNWは、一般に、物理的に区切られている。具体的には、これらのNWは有線のNWである。それぞれ指定の要件を満たすためである。
しかし、全てのNWが有線のNWであると、変種変量生産に迅速に対応することが難しい。理由は例えば次の通りである。変種変量生産では、製造ラインの組換えが生じる。製造ラインの組換え毎に、NWの再設計(図1が示す例では、例えばCTL-NW及びInfo-NWの再設計)が必要になる。有線のNWの再設計には、ケーブル接続の物理的な設計変更やNW設定の再検討が伴うため長い時間(例えば1週間)がかかる。また、製造ライン組換えにより、必要な資源(例えば、NW設備、或いは、NW敷設が可能な場所)の増加が頻発し得る。
また、無線NWの規格の一例として、5G/LTE(5G(5th Generation)又はLTE(Long Term Evolution))が知られている。5G/LTEのNWは、無線LAN(Local Area Network)と比較して安定している。また、MNO(移動体通信事業者)以外でも5G/LTEのNWを構築することができる。このため、自社に5G/LTEのNWを導入すること(ローカル5G、又は、プライベートLTEの導入)を検討する企業が出始めていると考えられる。5Gに代えて4G(4th Generation)のNWの導入が検討されてもよい。
一例として、工場内の有線NWを5G/LTEのNWのような無線NWに代えることが検討される。例えば、図2が例示するように、許容される遅延時間が短いField-NWについては有線NWのままとしても、Field-NW以外の各NWを無線化することが考えられる。
しかし、この場合、サービスレベルが異なる二つ以上のNWがフラットになってしまう。結果として、サービスレベルが異なるパケットが混在し、故に、NW毎のサービスレベルを満たすことが困難である。
特許文献1は、パケット毎の通信品質を保証する制御方法を開示している。その制御方法は、受信したユーザパケットに含まれるパラメータに基づいて、新たに確立するベアラのQoS(Quality of Service)に関するQoSパラメータを決定し、決定したQoSパラメータに基づいたベアラを新たに確立し、確立したベアラを介して当該ユーザパケットを中継する。
JP2018-191148
特許文献1に開示の技術を利用しても、サービスレベルが異なる二つ以上のNWにおけるデータが混在し得る。具体的には、例えば、サービスレベルが異なる二つ以上のNWにおけるユーザパケットにおけるパラメータが同一の場合(例えば、それらのNWにおけるユーザパケットがいずれも大容量向けの場合)、それらのユーザパケットは同一のNWに混在し得る。
複数の第1装置と複数の第2装置との間の無線通信において送受信されるパケットは、第1通信システム、第2通信システム及び第3通信システムを経由する。これらの通信システムを一元的に管理するネットワーク管理システムが構築される。ネットワーク管理システムは、第1通信システム、第2通信システム及び第3通信システムの各々について管理情報を管理する。ネットワーク管理システムは、第1通信システム、第2通信システム及び第3通信システムの各々についての管理情報に基づき、第1通信システム、第2通信システム及び第3通信システムを含んだ通信システム群を異なる複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数の論理区画に区切るための情報設定を、第1通信システム、第3通信システム及び第2通信システムに対して行う。第3通信システムは、コアネットワークである。第1通信システムは、コアネットワークと複数の第1装置と無線通信する一つ又は複数の基地局とを繋ぐネットワークである。第2通信システムは、コアネットワークと複数の第2装置とを繋ぐネットワークである。異なる複数のサービスレベルの各々について、当該サービスレベルに対応した論理区画は、当該サービスレベルに属する第1装置及と第2装置との間の無線通信において送受信されるパケットが経由する区画である。
本発明によれば、サービスレベルが異なるパケットの混在を避けることができる。
サービスレベルが異なる複数のNWの各々が有線のNWであるケースの一例を示す。 図1が例示するケースにおいて一部のNWが無線化されたケースの一例を示す。 第1の実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。 第1の実施形態の一比較例を示す。 NW管理システムの構成例を示す。 第1の実施形態に係る通信装置の構成例を示す。 サービスレベル別の通信の一例を示す。 第1の実施形態に係るサービス管理テーブルの構成例を示す。 第1の実施形態に係るEPC管理テーブルの構成例を示す。 第1の実施形態に係る一部のMBH管理テーブルの構成例を示す。 第1の実施形態に係る残りのMBH管理テーブルの構成例を示す。 第1の実施形態に係るLAN管理テーブルの構成例を示す。 第1の実施形態に係るテーブル構築処理の流れの一例を示す。 第1の実施形態に係る情報設定処理の流れの一例を示す。 第1の実施形態に係る設定確認処理の流れの一例を示す。 第2の実施形態に係るサービス管理テーブルの構成例を示す。 第2の実施形態に係るEPC管理テーブルの構成例の一部を示す。 第2の実施形態に係るMBH管理テーブルの構成例の一部を示す。 第2の実施形態に係るLAN管理テーブルの構成例の一部を示す。 第2の実施形態に係る通信装置に対するキュー設定の一例を示す。 第3の実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上の永続記憶デバイスでよい。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)でよく、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、MVNE(Non-Volatile Memory Express)ドライブ、又は、SCM(Storage Class Memory)でよい。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスでよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスでよいが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア記述言語によりゲートアレイの集合体である回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「xxxテーブル」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよいし(例えば、構造化データでもよいし非構造化データでもよいし)、入力に対する出力を発生するニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムやランダムフォレストに代表されるような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、一つのテーブルは、二つ以上のテーブルに分割されてもよいし、二つ以上のテーブルの全部又は一部が一つのテーブルであってもよい。
また、以下の説明では、「yyy部」の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)によって実現されてもよいし、それらの組合せによって実現されてもよい。プログラムがプロセッサによって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置等を用いながら行われるため、機能はプロセッサの少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配付計算機又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号のうちの共通符号を使用し、同種の要素を区別する場合は、参照符号を使用することがある。
また、QoSクラスや宛先といった要素を識別するための情報として、任意の情報(例えば、「識別情報」、「識別子」、「名前」、「ID」及び「番号」のうちの少なくとも一つ)が採用されてよい。
以下、幾つかの実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、LTEのNWを例に取る。
[第1の実施形態]
図3は、第1の実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。
本実施形態では、第1装置の一例がUE(User Equipment)であり、第2装置の一例がサーバ50である。UEの一例が、Cell-GW11やオフィスPC91である。「Cell-GW」とは、Cellular Gatewayの略であり、基地局95と間の無線通信を行う装置である。オフィスPC91は、工場内又は工場外のオフィスに設置されているPCである。サーバ50は、アプリケーションサーバやWebサーバのようなサーバであり、UE(又はUE経由の通信の一端としての装置)との通信における送信先又は送信元の一例である。基地局95は、eNB(evolved Node B)(5GではgNB(next generation Node B))と呼ばれてもよい。
サービスレベル毎に、当該サービスレベルに対応したサービスセグメント101及びQoSクラスが定義される。
QoSクラスとしては、いわゆる優先度のように“High”、“Middle”及び“Low”が存在する。なお、図3では、セグメント101は三つのため、QoSクラスは、“High”、“Middle”及び“Low”の三段階であるが、QoSクラスの段階数は、セグメント101の数と同じ数でよい。また、QoSクラスは、サービスレベルの一表現例でよい。すなわち、QoSクラスは、サービスレベルに含まれてよい。
サービスセグメント101には、当該サービスセグメント101に対応したサービスレベル(QoSクラス)を満たす通信が望まれる要素が属する。要素としては、少なくともUE(ここではCell-GW11やオフィスPC91)があり、サーバ50もサービスセグメント101の要素の一例でよい。本実施形態では、サービスレベルの一例として、「CTL-NW」、「Info-NW」及び「Office-NW」がある。従って、サービスセグメント101として、CTL-NWセグメント101C、Info-NWセグメント101I及びOffice-NWセグメント101Oがある。UEとして、CTL-NWセグメント101Cに属するCell-GW11Cと、Info-NWセグメント101Iに属するCell-GW11Iと、Office-NWセグメント101Oに属するオフィスPC91Oがある。サーバ50として、CTL-NWセグメント101Cに属するサーバ50Cと、Info-NWセグメント101Iに属するサーバ50Iと、Office-NWセグメント101Oに属するサーバ50Oがある。なお、サービスレベル「CTL-NW」、「Info-NW」及び「Office-NW」の各々は、当該サービスレベルとしての一種類以上の要件に従う。また、CTL-NWセグメント101Cに属するCell-GW11Cは、産業機器を制御するPLC12Cと通信するが、Cell-GW11CとPLC12C間は、例えばイーサネット(登録商標)で接続される。
UEとサーバ50との間の移動体通信において送受信されるパケットは、EPC(Evolved Packet Core)120、MBH(Mobile Back Haul)130及びLAN(Local Area Network)110を経由する。EPC120、MBH130及びLAN110の各々は、通信システムの一例である。通信システムは、一つ以上の通信装置で構成されたシステムである。本実施形態において、「通信装置」とは、通信システムのコンポーネントとしての装置を意味する。通信システムにおける通信装置に対する情報設定は、例えば、当該通信装置のコンソール経由で、NW管理システム100から行われてよい。
EPC120は、第3通信システムとしてのコアネットワークの一例である。本実施形態では、上述したようにLTEを例に取っているため、コアネットワークはEPC120である。5Gを例に取る場合、コアネットワークは、5Gコアネットワークでよい。
MBH130は、第1通信システム(コアネットワークと複数の第1装置と無線通信する一つ又は複数の基地局とを繋ぐネットワークとしての通信システム)の一例であり、例えば、MNOが持つ複数の設備を含んだネットワークでよいしユーザにより構築されたネットワークでもよい。複数の基地局95とEPC120との間の通信において送受信されるパケットがMBH130を経由する。なお、基地局95とUEとの間の通信において送受信されるパケットは、RAN(Radio Access Network)140を経由する。
LAN110は、第2通信システム(コアネットワークと複数の第2装置とを繋ぐネットワークとしての通信システム)の一例である。複数のサーバ50とEPC120との間の通信において送受信されるパケットがLAN110を経由する。
EPC120、MBH130及びLAN110を一元的に管理するNW管理システム100が構築される。NW管理システム100は、一つ以上の物理的な計算機を備えた計算機システムでよいが、そのような計算システムに代えて、他種のシステム、例えば、物理的な計算リソース群(例えば、クラウド基盤)上に実現されたシステム(例えば、クラウドコンピューティングシステム)でもよい。
NW管理システム100は、情報管理部511及び情報設定部512を有する。情報管理部511は、MBH130、EPC120及びLAN110の各々について管理テーブルを管理する。情報設定部512は、NW管理システム100は、MBH130、EPC120及びLAN110の各々についての管理テーブルに基づき、MBH130、EPC120及びLAN110を含んだ通信システム群を論理的に区切るための情報設定を、MBH130、EPC120及びLAN110に対して行う。異なる複数のQoSクラスの各々について、上記の情報設定により設定された情報に基づき、当該QoSクラスが関連付けられたサービスレベルに属するUEとサーバ50との間の移動体通信において送受信されるパケットが経由する論理区画が実現される。論理区画は、MBH130、EPC120及びLAN110に跨る。例えば、CTL-NWセグメント101Cに属するCell-GW11Cとサーバ50Cとの間で送受信されるパケットは、サービスレベル「CTL-NW」に関連付いたQoSクラスに対応した論理区画を経由し、当該論理区画以外の論理区画を経由しない。このように、サービスレベルが異なるパケットが同一の論理区画に混在することを避けることができ、以って、UEとサーバ50の通信のサービスレベルを、当該UE及び当該サーバ50が属するサービスセグメント101に対応したサービスレベルに維持することができる。UE及びサーバ50を通信の一端及び他端とみなせば、NW管理システム100は、MBH130、EPC120及びLAN110を含んだ通信システム群をいわゆるEnd to Endに論理的に区切ることができる。なお、図4に例示する比較例によれば、CTL-NW、Info-NW及びOffice-NWが無線化によりMBHやLANにおいてフラットになるため、異なる複数のサービスレベル「CTL-NW」、「Info-NW」及び「Office-NW」のパケットの混在が生じてしまう。本実施形態では、図4に例示の比較例のような混在を避けることができる。また、図3に例示のCTL-NWセグメント101Cについては、後述するように、Cell-GW11Cに対して情報(例えばQCI)が設定される。このため、QoS又はQCIを指定できないデバイス(例えば、PLC12Cのような工場内デバイス)からの通信でもEnd to EndのQoSを提供することができる。
情報設定部512は、EPC120についての管理テーブルに基づき、異なる複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のVEPC(Virtual EPC)70をEPC120に設定する。VEPC70は、仮想第3通信システムの一例である。VEPC70が、当該VEPC70に対応した論理区画(具体的には、当該VEPC70に対応したサービスレベルが関連付いているQoSクラスに対応した論理区画)に関連付いているサービスセグメント101内のUEとサーバ50との間で送受信されるパケットを中継する。つまり、EPC120が、複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数の部分に論理的に区切られる。従って、サービスレベル(サービスセグメント101)毎にVEPC70が存在することが異なるサービスレベルのパケットの混在回避に貢献する。各VEPC70は、当該VEPC70に対応した論理区画の一要素でよい。各VEPC70には、当該VEPC70の識別子の一例として、APN(Access Point Name)が割り振られる。図3が示す例によれば、CTL-NWセグメント101Cに対応したVEPC70Cと、Info-NWセグメント101Iに対応したVEPC70Iと、Office-NWセグメント101Oに対応したVEPC70Oが設けられる。
情報設定部512は、MBH130についての管理テーブルに基づき、上りフロー(サーバ50側への通信のフロー)と下りフロー(UE側への通信のフロー)との各々について、複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューをMBH130(具体的には、MBH130を構成する各通信装置81M)に設定する。また、情報設定部512は、LAN110についての管理テーブルに基づき、上りフローと下りフローとの各々について、複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューをLAN110(具体的には、LAN110を構成する各通信装置81L)に設定する。パケットは、上りフロー及び下りフローのいずれにおいても、当該パケットのQoSクラスに対応したプライオリティキューに振り分けられることになる。つまり、MBH130及びLAN110の各々が、複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数の部分に論理的に区切られる。従って、このようなプライオリティキュー設定は、異なるサービスレベルのパケットの混在回避に貢献する。
本実施形態では、情報設定部512がEPC120に対して設定した情報に基づき、EPC120が、各基地局95に、情報設定を行うようになっている。例えば、EPC120は、各基地局95に、複数のQoSクラス(複数のサービスレベル)の各々について当該QoSクラスに対応付けられたUE及びサーバ50の各々のIDを設定してよい。この設定に従い、各基地局は、複数のQoSクラス(複数のサービスレベル)にそれぞれ対応した複数のプライオリティキューを上りフロー及び下りフローの各々について設定してよい。基地局は、パケットを受信した場合、当該パケットを、当該パケットの送信元又は送信先が属するQoSクラスに対応したプライオリティキューに振り分ける。このようにして、基地局95においても、異なるサービスレベルのパケットの混在が回避される。なお、情報設定部512から情報(パケットの中継制御の基になる情報)が設定されたEPC120により基地局95に情報が設定されることに代えて、情報設定部512が基地局95に情報(パケットの中継制御の基になる情報)を設定してもよい。また、情報設定部512は、MBH130、EPC120及びLAN110のいずれにも属しない装置であってパケットの送受信に関わる装置に情報(パケットの中継制御の基になる情報)の設定が可能であってもよい。各QoSクラスについて、当該QoSクラスに対応した論理区画は、当該QoSクラスに対応したプライオリティキューを含んでよい。
EPC120は、EPC120に対する制御信号を処理する制御信号処理機能(例えば、MME(Mobility Management Entity)、PCRF(Policy and Charging Rule control Function))を有してよい。そこで、情報設定部512は、複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューに加えて、制御信号処理機能により送受信される制御信号が格納されるためのプライオリティキュー(以下、制御信号キュー)を、上りフローと下りフローとの各々について、各通信装置81に設定してよい。制御信号キューは、上りフローと下りフローとの各々について、各基地局95に設定されてよい。制御信号キューは、複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューよりも優先度が高いプライオリティキューでよい。
図5は、NW管理システム100の構成例を示す。
NW管理システム100は、インターフェース装置(例えば、第1及び第2のインターフェースデバイス503及び504)、記憶装置505及びそれらに接続されたプロセッサ506を有する。
第1のインターフェースデバイス503は、表示デバイス501及び入力デバイス502(例えば、キーボードやポインティングデバイス)といった入出力デバイスに対するインターフェースデバイスである。
第2のインターフェースデバイス504は、各通信装置81(例えば、MBH130における各通信装置81M、EPC120における各通信装置、及び、LAN110における各通信装置81L)に対するインターフェースデバイスである。
記憶装置505は、種々の情報やプログラムを格納する。記憶装置505に格納される情報の一例として、サービス管理テーブル521、EPC管理テーブル522、MBH管理テーブル523及びLAN管理テーブル524がある。
記憶装置505に格納されている一つ以上のプログラムがプロセッサ506により実行されることで、上述した情報管理部511及び情報設定部512が実現される。
具体的には、例えば、情報管理部511は、情報管理部511が、MBH130、EPC120及びLAN110の各々について、当該通信システムについての管理テーブルに含める情報を受け付けるためのユーザインターフェース経由で情報を受け付け、ユーザインターフェースを介して入力され第1のインターフェースデバイス503経由で受け付けた情報を、当該管理テーブルに含める。例えば、ユーザインターフェースは、GUI(Graphical User Interface)やCLI(Command Line Interface)でよい。このようにしてユーザから管理テーブルにおける所定種類の情報項目について情報入力を受け付け入力された情報を管理テーブルに反映することで、End to Endの論理分割を実現することができる。
また、例えば、情報設定部512は、第2のインターフェースデバイス504経由で、EPC管理テーブル522に基づく情報設定をEPC120に対して行ったり、MBH管理テーブル523に基づく情報設定をMBH130における各通信装置81Mに対して行ったり、LAN管理テーブル524に基づく情報設定をLAN140における各通信装置81Lに対して行ったりする。
図6は、本実施形態における通信装置81の構成例を示す。
通信装置81は、入力インターフェースデバイス610、出力インターフェースデバイス620、及びそれらに接続されたスイッチファブリック650を有する。図6に例示の通信装置81は、二つの入力インターフェースデバイス610A及び610Bと、二つの出力インターフェースデバイス620A及び620Bを有する。スイッチファブリック650は、入力インターフェースデバイス610A及び610Bと出力インターフェースデバイス620A及び620Bとの間のルーティング制御を行う。
入力インターフェースデバイス610A及び610Bのうち入力インターフェースデバイス610Aを例に取る。入力インターフェースデバイス610Aは、複数の入力ポート61A(例えば二つの入力ポート61Aa及び61Ab)と、入力ポート61A経由で入力されたパケットを内部伝送路に多重するパケット多重部612と、パケット多重部612により多重化されたパケットを一時格納する入力バッファ615Aとを有する。入力バッファ615Aは、NW管理システム100により設定された情報に従う複数のプライオリティキュー(異なる複数のQoSクラス(複数の優先度)にそれぞれ対応した複数の論理キュー)と、パケットをそれら複数のプライオリティキューのうちのいずれかに振り分けるバッファ内振分け部613Aとを有する。
出力インターフェースデバイス620A及び620Bのうち出力インターフェースデバイス620Aを例に取る。出力インターフェースデバイス620Aは、複数の出力ポート62A(例えば二つの出力ポート62Aa及び62Ab)と、複数の出力ポート62Aにそれぞれ対応した複数の出力バッファ65A(例えば二つの出力バッファ65Aa及び65Ab)と、スイッチファブリック650から出力されたパケットを複数の出力バッファ65Aのうちのいずれかに振り分けるパケット振分け部622Aとを有する。出力バッファ65Aa及び65Abのうち出力バッファ65Aを例に取る。出力バッファ65Aaは、パケットを一時格納する。具体的には、例えば、出力バッファ65Aaは、NW管理システム100により設定された情報に従う複数のプライオリティキューと、パケットをそれら複数のプライオリティキューのうちのいずれかに振り分けるバッファ内振分け部6Aaとを有する。
入力バッファ615内のプライオリティキューへのパケット振分けと出力バッファ65内のプライオリティキューへのパケット振分けとのいずれについても優先制御(パケットから特定されるQoSクラスに対応したプライオリティキューに当該パケットを振り分ける制御)が行われる。
例えば、通信装置81にパケットが入力ポート61Aa経由で入力された場合、パケット多重部612Aが、当該パケットを内部伝送路に多重する。このとき、内部伝送速度は、入力ポート61Aaの伝送速度の2倍となる。例えば、図6が示すように、入力ポート61Aaの伝送速度が1Gbps(1ギガバイト/秒)の場合、内部伝送速度は2Gbpsとなる。入力バッファ615Aのバッファ内振分け部613Aが、優先制御、具体的には、例えば、当該バッファのヘッダフィールドにおける情報を基に宛先とQoSクラスとを特定し、特定したQoSクラスに対応したプライオリティキューにパケットを振り分ける。この優先制御が行われる理由は、例えば次の通りである。すなわち、スイッチ入力が2GbpsのN倍(Nは入力インターフェースデバイス610の数)であるのに対してスイッチ出力は2Gbpsとなるため、同時にNの入力インターフェースデバイス610からの送信要求があった場合はQoSクラス(優先度)の高い順にプライオリティキューからパケットを読み出す制御を行うことで、優先パケット(QoSクラスの高いパケット)が通信装置81内で遅延することを抑止できる。
入力インターフェースデバイス610Aのプライオリティキューから読み出されたパケットが、スイッチファブリック650により、当該パケットの特定された宛先に対応した出力インターフェースデバイス620に振り分けられる。例えばパケットが出力インターフェースデバイス620Aに振り分けられたとする。パケット振分け部622Aが、当該パケットの特定された宛先に対応した出力バッファ65Aに当該パケットを振り分ける。例えばパケットが出力バッファ65Aaに振り分けられたとする。バッファ内振分け部6Aaが、当該パケットのQoSクラスに対応したプライオリティキューにパケットを振り分ける。出力バッファ65Aaでは、内部伝送速度(2Gbps)から出力ポート62Aの伝送速度(1Gbps)への速度変換が行われることになる。出力バッファ65Aaにおいて優先制御が行われる理由は、例えば次の通りである。すなわち、出力ポート62Aの伝送速度に対して内部伝送速度が高速であるため、スイッチファブリック650から出力ポート処理性能を超えるパケットが転送されることがある。このとき、優先度の高いパケットから順に転送することで優先パケットが通信装置81内で遅延することを抑止できる。
図7は、サービスレベル別の通信の一例を示す。
複数のサービスレベル「CTL-NW」、「Info-NW」及び「Office-NW」の各々について、論理区画701が実現される。具体的には、サービスレベル「CTL-NW」に対応した論理区画701C、サービスレベル「Info-NW」に対応した論理区画701I、及び、サービスレベル「Office-NW」に対応した論理区画701Oがそれぞれ実現される。サービスレベル「CTL-NW」にはQoSクラス“High”が関連付けられており、サービスレベル「Info-NW」にはQoSクラス“Middle”が関連付けられており、サービスレベル「Office-NW」にはQoSクラス“Low”が関連付けられている。サービスレベルとQoSクラスとの対応関係は、例えば、NW管理システム100から提供されるユーザインターフェース経由でユーザにより定義される。
図7において、基地局95及びEPC120の各々について、論理区画701C、701I及び701Oを縦断する破線は、使用される通信プロトコルが切り替わることを意味する。また、図7には、UE70、基地局95、EPC120及びサーバ50の各々について、プロトコルスタックが示されている。
UE70(本実施形態では、Cell-GW11又はオフィスPC91)と基地局95との間のRAN140経由の通信では、ベアラ710P(PDCP(Packet Data Convergence Protocol)での通信のためベアラ)が確立され、ベアラ710P経由でパケットが送受信される。基地局95とVEPC70との間のMBH130経由の通信では、ベアラ710G(GTP-U(GPRS Tunneling Protocol for User plane)での通信のためのベアラ)が確立され、ベアラ710G経由でパケットが送受信される。VEPC70とサーバ50との間のLAN110経由の通信では、ベアラ710V(VLANでの通信のためベアラ)が確立され、ベアラ710V経由でパケットが送受信される。「ベアラ」は、論理的なパケット通信路である。各QoSクラスについて、論理区画701は、上述したように、プライオリティキューとVEPC70とを含むが、当該QoSクラスに対応したベアラ710も論理的には含む。結果として、End to Endで、QoSクラスに対応した品質の通信が確保される。ここで言う「品質」は、パケットロス率と転送遅延時間でよい。
本実施形態において、EPC120は、MBH130を構成する各通信装置81Mに対して情報設定を行うことはできず、MBH130を構成する各通信装置81Mに対する情報設定は、MBH130、EPC120及びLAN110を一元的に管理するNW管理システム100により行われる。基地局95についてはNW管理システム100又はEPC120から、NW管理システム100により情報が設定されたMBH130経由でAPNとQCIとQoSクラスとの対応関係を表す情報が設定される。UE70に対しては、当該UE70が属するサービスセグメント101に対応したVEPC70のAPNと、QCI(QoS Class Identifier)と、当該サービスセグメント(当該APN)に対応したフロー識別子の値とがEPC120から設定される。なお、QCIとQoSクラスとの対応関係を表す図示しない管理テーブルがNW管理システム100の記憶装置505に格納されていてよく、当該管理テーブルを基に、管理テーブル521~524のうちの一部の構築と、MBH130、EPC120及びLAN110のうちの少なくとも一つに対する一部の情報の設定が実現されてもよい。QCIとQoSクラスとの対応関係は、例えば、QCIの規定を表すデータ(例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)の文書において規定されているデータに基づいていてよく、当該データもNW管理システム100の記憶装置505に格納されていてよい。また、「フロー識別子」の種類として、本実施形態では、後述するように、IPアドレス、DSCP(Differentiated Services Code Point)、及びVLANがあり得る。
論理区画701毎に、RAN140、MBH130及びLAN110といった複数の区間でID(フロー識別子の値)が引き継がれていく。UE70が、CTL-NWセグメント101CのCell-GW11Cであるケースを例に取る。このため、Cell-GW11Cから送信されたパケットは、論理区画701Cを経由して、サーバ50Cに届く。具体的には、例えば以下の通りである。
・VEPC70CのAPNを通知したアタッチがCell-GW11Cにより行われることで、RAN140におけるベアラ710PC、MBH130におけるベアラ710GC、が確立する。ベアラ710PCは、VEPC70CのAPIに関連付けられているQCIに従う通信性能のベアラである。ベアラ710GCは、当該QCIに対応したQoSクラスに従う通信性能のベアラである。
・Cell-GW11Cからベアラ710PC経由でパケットが送信され基地局95が当該パケットを受信する。この通信は、PDCPでの通信である。パケットのPDCPヘッダにフロー識別子の値が記述されている。
・基地局95からVEPC70Cへのパケットの中継が行われる。基地局95からベアラ710GC経由でパケット送信は、PDCPに代えてGTP-Uで行われる。パケットの中継において、PDCPで送信されたパケットのPDCPヘッダに記述されているフロー識別子の値が、GTP-Uで送信されるパケットのIPヘッダに引き継がれる。フロー識別子の値が記述されたIPヘッダを持つパケットが基地局95からVEPC70Cに送信される。
・VEPC70Cからサーバ50Cへのパケットの中継が行われる。VEPC70Cからベアラ710VC経由でパケット送信は、GTP-Uに代えてVLANで行われる。パケットの中継において、GTP-Uで送信されたパケットのIPヘッダに記述されているQoSの値が、VLANで送信されるパケットのVLANヘッダに引き継がれる。QoSの値が記述されたVLANヘッダを持つパケットがVEPC70Cからサーバ50Cに送信される。
RAN140、MBH130及びLAN110といった複数の区間の各々について、通信の優先順位は、CTL-NW>Info-NW>Office-NWの通りであり、当該区間は、以下のようにして論理的に区切られる。
・RAN140については次の通りである。すなわち、VEPC70(APN)別に、当該VEPC70に対応したQCIが採用される。これにより、RAN140が複数のQoSクラスに従い論理的に区切られる。
・MBH130については例えば次の通りである。すなわち、上りに関し、VEPC70(APN)毎にDIP(デスティネーションIPアドレス)が異なるため、DIPを用いて上りフローを特定するQoSポリシが通信装置81M(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。QoSクラスに応じたプライオリティキューが通信装置81Mに実現される。一方、下りに関し、VEPC70(APN)毎にSIP(ソースIPアドレス)が異なるため、SIPを用いて下りフローを特定するQoSポリシが通信装置81M(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。QoSクラスに応じたプライオリティキューが通信装置81Mに実現される。また、例えばIPヘッダのDSCPのようにパケットに優先度を付加するフィールドの値を、VEPC70(APN)毎に変更し、DSCP値からフローのQoSを特定するQoSポリシが通信装置81M(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。QoSクラスに応じたプライオリティキューが通信装置81Mに実現されてもよい。また、例えばVEPC70(APN)毎にVLANの設定を変更し、VLAN値からフローのQoSを特定するQoSポリシが通信装置81M(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。QoSクラスに応じたプライオリティキューが通信装置81Mに実現されてもよい。これらにより、MBH130が論理的に区切られ、複数のQoSクラスを持つことができる。
・LAN110については例えば次の通りである。すなわち、VEPC70(APN)毎にVLANの設定を変更し、VLAN値からフローのQoSを特定するQoSポリシが通信装置81L(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。VEPC70(APN)毎に、L2レベル及びL3レベルの各々についての情報設定がされる。L2レベルでの設定は、VLANの値の設定である。L3レベルでの設定は、IPアドレスの値の設定である。また、例えば、上りに関し、サーバ50毎にDIP(デスティネーションIPアドレス)が異なるため、DIPを用いて上りフローを特定するQoSポリシが通信装置81L(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。QoSクラスに応じたプライオリティキューが通信装置81Lに実現される。一方、下りに関し、サーバ50毎にSIP(ソースIPアドレス)が異なるため、SIPを用いて下りフローを特定するQoSポリシが通信装置81L(例えば、L2スイッチやL3スイッチ)に設定される。QoSクラスに応じたプライオリティキューが通信装置81Lに実現されてもよい。このようにして、LAN110が論理的に区切られ、複数のQoSクラスを持つことができる。
QoSクラスに対応した論理区画701は、管理テーブル521~524を用いて設定された情報に基づく。
図8は、サービス管理テーブル521の構成例を示す。
サービス管理テーブル521は、サービスレベル毎にエントリを有する。各エントリは、エントリID801、サービスレベル名802、RAN優先設定803、MBH優先設定804及びLAN優先設定805といった情報を保持する。一つのサービスレベルを例に取る(図8の説明において「対象サービスレベル」)。
エントリID801は、対象サービスレベルに対応したエントリのIDを表す。サービスレベル名802は、対象サービスレベルの名前を表す。
RAN優先設定803は、RAN140における優先度を表す。MBH優先設定804は、MBH130における優先度を表す。LAN優先設定805は、LAN110における優先度を表す。これらの優先度は、対象サービスレベルに関連付いているQoSクラスと同義である。
サービス管理テーブル521は、後述するように、管理テーブル522~524の作成に使用される情報であるが、サービス管理テーブル521は無くてもよい。
図9は、EPC管理テーブル522の構成例を示す。
EPC管理テーブル522は、EPC120において利用可能なフロー識別子種類別に存在する。例えば、フロー識別子種類“IPアドレス”に対応したEPC管理テーブル522A、フロー識別子種類“DSCP”に対応したEPC管理テーブル522B、及び、フロー識別子種類“VLAN”に対応したEPC管理テーブル522Cがある。EPC管理テーブル522A~522Cの構成は同じため、テーブル522Aを例に取る。
EPC管理テーブル522Aは、QoSクラス(サービスレベル)毎にエントリを有する。各エントリは、エントリID901A、優先度902A、フロー識別子903A、値904A、VEPC名905A、QCI906A及びSIM ID907Aといった情報を保持する。一つのQoSクラスを例に取る(図9の説明において「対象QoSクラス」)。
エントリID901Aは、対象QoSクラスに対応したエントリのIDを表す。優先度902Aは、対象QoSクラスとしての優先度を表す。
フロー識別子903Aは、フロー識別子の種類を表す。値904Aは、対象QoSクラスに対応したフロー識別子値を表す。VEPC名905Aは、対象QoSクラス(対象QoSクラスが関連付いているサービスレベル)に対応したVEPC70の名前を表す。QCI906Aは、対象QoSクラスに対応したQCIとしての値を表す。
SIM ID907Aは、対象QoSクラスが関連付いているサービスセグメント101に属する一つ以上のUEの各々のSIMカードのIDを表す。SIM ID907A“n”を持つSIMカードを、「SIMカードn」と言うことができる(nは自然数)。
図9に例示のエントリID901A“1”によれば、次の通りである。QoSクラス“High”に対応したVEPC70AのVEPC名905Aは“APN1”であり、QoSクラス“High”に対応したQCI906Aは“4”である。VEPC70Cをデスティネーション又はソースとしたIPアドレスの値は“1”である。また、QoSクラス“High”が関連付いたCTL-NWセグメント101Cには、SIMカード1~5をそれぞれ持つ五つのCell-GW11Cが属する。
EPC管理テーブル522Bによれば、フロー識別子種類はDSCPであり、故に、値904Bは、DSCP値を表す。
EPC管理テーブル522Cによれば、フロー識別子種類はVLANであり、故に、値904Cは、VLAN値(VLANのIDであるVID)を表す。
図10及び図11は、MBH管理テーブル523の構成例を示す。
MBH管理テーブル523は、MBH130において利用可能なフロー識別子種類別に存在する。例えば、フロー識別子種類“IPアドレス”に対応したMBH管理テーブル523A、フロー識別子種類“DSCP”に対応したMBH管理テーブル523B、及び、フロー識別子種類“VLAN”に対応したMBH管理テーブル523Cがある。MBH管理テーブル523A~523Cは、それぞれ、EPC管理テーブル522A~522Cとペアになっている。MBH管理テーブル523A~523Cの構成は同じため、テーブル523Aを例に取る。
MBH管理テーブル523Aは、QoSクラス(サービスレベル)毎にエントリを有する。各エントリは、エントリID1001A、優先度1002A、フロー識別子1003A、上りフロー識別子1004A、値1005A、下りフロー識別子1006A及び値1007Aといった情報を保持する。一つのQoSクラスを例に取る(図10の説明において「対象QoSクラス」)。
エントリID1001Aは、対象QoSクラスに対応したエントリのIDを表す。優先度1002Aは、対象QoSクラスとしての優先度を表す。フロー識別子1003Aは、フロー識別子の種類を表す。
上りフロー識別子1004Aは、上りフロー識別子の種類を表し、値1005Aは、上りフロー識別子の値を表す。下りフロー識別子1006Aは、下りフロー識別子の種類を表し、値1007Aは、下りフロー識別子の値を表す。「上りフロー」とは、VEPC70C側への通信のフローであり、「下りフロー」とは、UE側への通信のフローである。図10において、MBH管理テーブル523Aの下に例示のプロトコルスタックは、MBH130の通信装置81MがL3(レイヤ3)のIPアドレス情報を識別できる場合のプロトコルスタックおよびQoS特定に使う識別子を表している。この例によれば、上りフローにおいて、通信装置から送信されたパケットのアウタIPヘッダ(IPフィールドの一例)が、DIP(デスティネーションIPアドレス)として、当該パケットの送信先であるVEPC70CのIPアドレスの値を含む。また、下りフローにおいて、通信装置が受信したパケットのアウタIPヘッダが、SIP(ソースIPアドレス)として、当該パケットの送信元であるVEPC70CのIPアドレスの値を含む。
MBH管理テーブル523Aによれば、上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にIPアドレスで分離され、MBH130では、上りフローについてはDIPからQoSクラス(サービスレベル)を識別でき、下りフローについてSIPからQoSクラス(サービスレベル)を識別できる。これにより、MBH130の通信装置81MがL3のIPアドレス情報を識別できる通信装置であって上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にIPアドレスで分離可能とされたケースにおいて、MBH130でのQoSを維持することができる。
MBH管理テーブル523Bによれば、フロー識別子種類はDSCPであり、故に、値1005B及び1007Bのいずれも、DSCP値を表す。図10において、MBH管理テーブル523Bの下に例示のプロトコルスタックは、MBH130の通信装置81MがL3ヘッダのDSCP情報を識別できる場合のプロトコルスタックおよびQoS特定に使う識別子を表している。この例によれば、上りフローにおいて、通信装置から送信されたパケットのアウタIPヘッダには、DSCP値として、当該パケットの優先度の値を含む。また、下りフローにおいて、通信装置が受信したパケットのアウタIPヘッダには、DSCP値として、当該パケットの優先度の値を含む。
MBH管理テーブル523Bによれば、上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にDSCP値で分離され、MBH130では、上りフロー及び下りフローの各々についてDSCP値からQoSクラス(サービスレベル)を識別できる。これにより、MBH130の通信装置81MがL3のDSCP情報を識別できる通信装置であって上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にDSCP値で分離可能とされたケースにおいて、MBH130でのQoSを維持することができる。
図11に示すように、MBH管理テーブル523Cによれば、フロー識別子種類はVLANであり、故に、値1005C及び1007Cのいずれも、VLAN値(VLANのIDであるVID)を表す。図11において、MBH管理テーブル523Cの下に例示のプロトコルスタックは、MBH130において、L2(レベル2)のVLANタグが付与されたパケットがeNBとVEPC間で送受され、通信装置81MがL2のVLANタグ情報を識別できる場合のプロトコルスタックおよびQoS特定に使う識別子を表している。この例によれば、上りフローにおいて、通信装置から送信されたパケットのL2ヘッダが、VLAN値として、当該パケットの送信先であるVEPC70Cが接続されているVLANの値を含む。また、下りフローにおいて、通信装置が受信したパケットのL2ヘッダが、VLAN値として、当該パケットの送信元であるVEPC70Cが接続されているVLANの値を含む。
MBH管理テーブル523Cによれば、上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にVLAN値で分離され、MBH130では、上りフロー及び下りフローの各々についてVLAN値からQoSクラス(サービスレベル)を識別できる。これにより、MBH130の通信装置81MがL2のVLAN値を識別できる通信装置であって上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にVLAN値で分離可能とされたケースにおいて、MBH130でのQoSを維持することができる。
図12は、LAN管理テーブル524の構成例を示す。
LAN管理テーブル524は、LAN110において利用可能なフロー識別子種類別に存在する。例えば、フロー識別子種類“VLAN”に対応したLAN管理テーブル524A、及び、フロー識別子種類“IPアドレス”に対応したLAN管理テーブル524Bがある。図9~図11によれば、EPC管理テーブル522とMBH管理テーブル523とのペアは三パターンあるが(三つのフロー識別子種類“IPアドレス”、“DSCP”及び“VLAN”があるが)、LAN管理テーブル524は、二パターンである。このため、合計で六パターンの組合せがある。
LAN管理テーブル524A及び524Bの構成は同じため、テーブル524Aを例に取る。
LAN管理テーブル524Aは、QoSクラス(サービスレベル)毎にエントリを有する。各エントリは、エントリID1201A、優先度1202A、フロー識別子1203A、上りフロー識別子1204A、値1205A、下りフロー識別子1206A及び値1207Aといった情報を保持する。一つのQoSクラスを例に取る(図12の説明において「対象QoSクラス」)。
エントリID1201Aは、対象QoSクラスに対応したエントリのIDを表す。優先度1202Aは、対象QoSクラスとしての優先度を表す。フロー識別子1203Aは、フロー識別子の種類を表す。
上りフロー識別子1204Aは、上りフロー識別子の種類を表し、値1205Aは、上りフロー識別子の値を表す。下りフロー識別子1206Aは、下りフロー識別子の種類を表し、値1207Aは、下りフロー識別子の値を表す。
図12において、LAN管理テーブル524Aの下に例示のプロトコルスタックは、LAN110の通信装置81LがL2のVLANタグ情報を識別できるの場合のプロトコルスタックおよびQoS特定に使う識別子を表している。この例によれば、上りフローにおいて、通信装置81Lから送信されたパケットのL2ヘッダが、VLAN値として、当該パケットの送信先であるサーバ50CおよびVEPC70Cが接続されているVLANの値を含む。また、下りフローにおいて、通信装置81Lが受信したパケットのL2ヘッダが、VLAN値として、当該パケットの送信元であるサーバ50CおよびVEPC70Cが接続されているVLANの値を含む。
LAN管理テーブル524Aによれば、VEPC70毎にVLANが設けられており、LAN110では、VLAN値からQoSクラス(サービスレベル)を識別できる。これにより、LAN110の通信装置81LがL2のVLAN値を識別できる通信装置であって上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にVLAN値で分離可能とされたケースにおいて、LAN110でのQoSを維持することができる。
LAN管理テーブル524Bによれば、フロー識別子種類はIPアドレスであり、故に、値1205B及び1207Bのいずれも、IPアドレスの値を表す。図12において、LAN管理テーブル524Bの下に例示のプロトコルスタックは、LAN110の通信装置81LがL3のIPアドレス情報を識別できる場合のプロトコルスタック及びQoS特定に使う識別子を表している。この例によれば、上りフローにおいて、通信装置81Lから送信されたパケットのアウタIPヘッダが、DIPとして、当該パケットの送信先であるサーバ50CのIPアドレスの値を含む。また、下りフローにおいて、L3スイッチが受信したパケットのアウタIPヘッダが、SIPとして、当該パケットの送信元であるサーバ50CのIPアドレスの値を含む。
LAN管理テーブル524Bによれば、上りフロー及び下りフローのいずれについてもVEPC70毎にIPアドレスで分離され、LAN110では、上りフローについてはDIPからQoSクラス(サービスレベル)を識別でき、下りフローについてSIPからQoSクラス(サービスレベル)を識別できる。これにより、LAN110の通信装置81LがL3のIPアドレス情報を識別できる通信装置であって上りフロー及び下りフローのいずれもVEPC70毎にIPアドレスで分離可能とされたケースにおいて、LAN110でのQoSを維持することができる。
以下、本実施形態で行われる処理の例を説明する。
図13は、テーブル構築処理の流れの一例を示す。
情報管理部511が、サービス管理テーブル521に登録される情報を受け付けるユーザインターフェース(例えば、GUI又はCLT)を提供し、当該ユーザインターフェースを介して、ユーザ(例えば、工場を持つ企業におけるネットワーク管理者)から情報を受け付ける(S1301)。情報管理部511が、S1301で受け付けた情報をサービス管理テーブル521に登録する(S1302)。受け付ける情報は、一つ以上の情報セットである。情報セットは、例えば、サービスレベル名802、RAN優先設定803、MBH優先設定804及びLAN優先設定805の組である。エントリID801は、情報管理部511により自動付与されてもよいし、ユーザから受け付けられてもよい。
情報管理部511が、サービス管理テーブル521に登録された情報をEPC管理テーブル522、MBH管理テーブル523及びLAN管理テーブル524に反映する(S1303)。具体的には、例えば、下記が行われてよい。
・RAN優先設定803、MBH優先設定804及びLAN優先設定805の値(例えば、“High”、“Middle”又は“Low”)毎に、EPC管理テーブル522、MBH管理テーブル523及びLAN管理テーブル524の各々について、エントリが構築される。例えば、EPC管理テーブル522及びMBH管理テーブル523の各々については、構築されたエントリは、サービス管理テーブル521のエントリに1:1で対応してよく、構築された各エントリに、当該エントリに対応するエントリのエントリID801と同じ値がエントリIDとして登録されてよい。
・構築されたエントリの優先度902、1002又は1202に、当該エントリに対応する優先度の値(例えば、“High”、“Middle”又は“Low”)が登録される。
情報管理部511が、EPC管理テーブル522に登録される情報を受け付けるユーザインターフェースを提供し、当該ユーザインターフェースを介して、情報を受け付ける(S1304)。情報管理部511が、S1304で受け付けた情報をEPC管理テーブル522に登録する(S1305)。受け付ける情報は、一つ以上の情報セットである。情報セットは、例えば、フロー識別子903、値904、VPEC名905、QCI906及びSIM ID907の組である。エントリID901は、情報管理部511により自動付与されてもよいし、ユーザから受け付けられてもよい。少なくとも一つのSIM ID907が含む値(SIMカードのID)は、後からの追加又は削減が可能である。すなわち、対応するサービスセグメント101に属するUEの増減に応じて、SIM ID907における値の増減がされてよい。
情報管理部511が、MBH管理テーブル523に登録される情報を受け付けるユーザインターフェースを提供し、当該ユーザインターフェースを介して、情報を受け付ける(S1306)。情報管理部511が、S1306で受け付けた情報をMBH管理テーブル523に登録する(S1307)。受け付ける情報は、一つ以上の情報セットである。情報セットは、例えば、フロー識別子1003、上りフロー識別子1004、値1005、下りフロー識別子1006及び値1007の組である。エントリID1001は、情報管理部511により自動付与されてもよいし、ユーザから受け付けられてもよい。
情報管理部511が、LAN管理テーブル524に登録される情報を受け付けるユーザインターフェースを提供し、当該ユーザインターフェースを介して、情報を受け付ける(S1308)。情報管理部511が、S1308で受け付けた情報をLAN管理テーブル524に登録する(S1309)。受け付ける情報は、一つ以上の情報セットである。情報セットは、例えば、フロー識別子1203、上りフロー識別子1204、値1205、下りフロー識別子1206及び値1207の組である。エントリID1201は、情報管理部511により自動付与されてもよいし、ユーザから受け付けられてもよい。
情報管理部511が、ユーザから完了通知を付ける(S1310)。この場合に、テーブル構築処理が終了となる。なお、テーブル構築処理において、ユーザインターフェースは、管理テーブル521~524の各々について独立していることに代えて、管理テーブル521~524のうちの少なくとも二つに登録される情報を受け付けるユーザインターフェースでもよい。
図14は、情報設定処理の流れの一例を示す。
情報設定部512が、直前回の情報設定処理の時のテーブル群(管理テーブル522~524)である前回のテーブル群と、最新のテーブル群とを取得する(S1401)。情報設定部512が、最新のテーブル群が前回のテーブル群と相違しているか否かを判定する(S1402)。S1402の判定結果が真の場合、つまり、差分情報がある場合、S1403~S1405が行われる。ここで、初回の情報設定処理では、前回のテーブル群が無いため、テーブル群全体が、差分情報に相当する。また、差分情報は、前回のテーブル群に無く最新のテーブル群にある情報である追加情報と、前回のテーブル群にあり最新のテーブル群にある情報である削減情報とのうちのいずれも含み得る。
情報設定部512が、MBH130の各通信装置81Mに対して、差分情報に基づく情報設定を行う(S1403)。次に、情報設定部512が、EPC120における各VEPC70に対して、差分情報に基づく情報設定を行う(S1404)。VEPC70が無ければVEPCの構築のための情報設定も行われる。次に、情報設定部512が、LAN110における各通信装置81Lに対して、差分情報に基づく情報設定を行う(S1405)。
S1402の判定結果が偽の場合、又は、S1405の後、情報設定部512が、ルーティング禁止設定を行う(S1406)。具体的には、例えば、情報設定部512が、VEPC70間のルーティング禁止の設定をEPC120に対して行い、且つ、VLAN間のルーティング禁止の設定をLAN110に対して行う。これにより、異なるサービスレベルのパケットの混在を避けることの確実性を向上することができ、且つ、セキュリティリスクを軽減することができる。
S1406の後、情報設定部512が、ユーザに、設定完了を通知する(S1407)。
フロー識別子として、IPアドレスの値、DSCP値、及びVLAN値のいずれを採用するかは、MBH130における通信装置81MやLAN110における通信装置81LがL3スイッチであるのかL2スイッチであるのかや、EPC120の特性等によって異なり得る。本実施形態によれば、EPC管理テーブル522、MBH管理テーブル523及びLAN管理テーブル524の各々は、送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類毎に存在する。L3とL2といったスイッチングのレイヤが違ってもQoSを引き継ぐことができる。なお、図13に例示のテーブル構築処理と図14に例示の情報設定処理の少なくとも一つにおいて、フロー識別子種類の指定を情報管理部511又は情報設定部512がユーザから受け付け、情報設定部512が、指定されたフロー識別子種類に対応した管理テーブルを基に情報設定を行ってよい。
また、上りフロー及び下りフローの各々についてフロー識別子の値が設定され、サービスセグメント101毎に上りフロー及び下りフローのいずれについても当該サービスセグメント101に対応したQoSが維持される。
また、図14に例示の処理によれば、MBH130に対する情報設定の後にEPC120に対する情報設定が行われる。例えば、EPC120が、EPC120に設定された情報に基づき、基地局95及びUEの少なくとも一つに対してMBH130を介して情報設定を行うようになっているとする。この場合、EPC120に対する情報設定よりも先にMBH130に対して情報設定を行っておくことで、EPC120からの基地局95及びUEの少なくとも一つに対する適切な情報設定を可能にすることができる。
図15は、設定確認処理の流れの一例を示す。
情報設定部512が、EPC120(各通信装置)、MBH130(各通信装置81M)及びLAN110(各通信装置81L)から、情報を収集する(S1501)。情報設定部512が、収集された情報を用いたチェックを行う(S1502)。情報設定部512が、チェック結果をユーザに通知する(S1503)。
図15が例示する情報確認処理は、例えば、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・設定された情報が正しいか否かの確認。具体的には、例えば、次の通りである。すなわち、情報設定部512が、EPC120、MBH130及びLAN110の各々から、情報設定部512により設定された情報を収集する(S1501)。情報設定部512が、収集された情報が、管理テーブル522~524に従う情報であるか否かを判定する(S1502)。情報設定部512が、当該判定の結果をユーザに通知する(S1503)。このようにして、情報が正しく設定されているか否かをユーザが知ることができる。
・期待されるQoSが維持されているか否かの確認。具体的には、例えば、次の通りである。すなわち、情報設定部512が、EPC120、MBH130及びLAN110の各々から、メトリック情報(例えば、VEPC70毎のメトリック情報、プライオリティキュー毎のメトリック情報)を収集する(S1501)。情報設定部512が、収集されたメトリック情報から、サービスセグメント101毎に、期待されるQoSが維持しているか否かを判定する(S1502)。情報設定部512が、当該判定の結果をユーザに通知する(S1503)。このようにして、期待されるQoSが維持されているか否かをユーザが知ることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態を説明する。その際、第1の実施形態との相違点を主に説明し、第1の実施形態との共通点については説明を省略又は簡略する。
本実施形態では、例えば、サービスセグメント群(二つ以上のサービスセグメント101)が、ユーザ別に存在し、通信システム群が、異なる複数のユーザに共用される。本実施形態では、ユーザ別に、当該ユーザに属するサービスセグメント101毎の期待されるQoSを維持することができる。
本実施形態に係る管理テーブル521~524は、例えば、第1の実施形態と以下の点で相違する。
・サービス管理テーブル521は、例えば図16に示す通りである。すなわち、ユーザID1601が格納されるカラムと最低保証帯域1602が格納されるカラムが追加される。ユーザID1601は、ユーザのIDを表す。最低保証帯域1602は、ユーザとQoSクラスとの組に対応した最低保証帯域を表す(“Best effort”は、通信できるときにいつでも通信できるが優先度の高いパケットがある場合はそのパケット転送を優先することを意味する)。テーブル構築処理では、ユーザインターフェース経由で、ユーザID及び最低保証帯域も入力される。
・EPC管理テーブル522は、例えば図17に示す通りである。すなわち、EPC管理テーブル522Aには、エントリ(ここでは、ユーザとQoSクラスとの組)毎に、最低保証帯域を表す情報である最低保証帯域1701Aが登録される。
・MBH管理テーブル523は、例えば図18に示す通りである。すなわち、MBH管理テーブル523Bには、エントリ(ここでは、ユーザとQoSクラスとの組)毎に、最低保証帯域を表す情報である最低保証帯域1801Bが登録される。
・LAN管理テーブル524は、例えば図19に示す通りである。すなわち、LAN管理テーブル524Bには、エントリ(ここでは、ユーザとQoSクラスとの組)毎に、最低保証帯域を表す情報である最低保証帯域1901Bが登録される。
図20は、通信装置に対するキュー設定の一例を示す。
本実施形態では、基地局(通信装置の一例)、EPC120における各通信装置、MBH130における各通信装置81B、及び、LAN110における各通信装置81Lが、以下の構造のキューを有する。
すなわち、各優先度について、当該優先度に対応したプライオリティキューが、ユーザ毎に存在する。そして、プライオリティキュー毎に、帯域制御部20が備えられる。また、それらの帯域制御部20を統括する帯域制御統括部2000が備えられる。帯域制御部20は、プライオリティキューからの読み出したパケットのデータ量(パケット読出しデータ量)と、当該プライオリティキューについて設定されている最低保証帯域とを比較する。帯域制御部20は、プライオリティキューにパケットがあり且つパケット読出しデータ量が最低保証帯域以下ならば、読出し可能として、スケジューラ(図示せず)に読出しリクエストを出す。最低保証帯域が“Best effort”の場合は、帯域制御部20は、次の制御を行う。すなわち、帯域制御部20は、プライオリティキューにパケットがある場合は常時読出しリクエストをスケジューラに出す。しかし、パケット読出しデータ量が最低保証帯域以下のプライオリティキュー(最低保証帯域が“Best effort”ではないプライオリティキュー)にパケットがある場合は、帯域制御部20は、読出しリクエストを出すことを待つ。
通信装置は、PQ(Priority Queueing)制御を行う。PQ制御とは、優先度の高いプライオリティキューにパケットが格納されており且つ優先度の高いキューの帯域制御が起動しない(読出しが可能な)場合は、優先度が高い程、優先的に、プライオリティキューからパケットを読み出すスケジューリングである。これにより、ユーザ毎に異なる優先度のプライオリティキューが備えられている場合に、ユーザ別に、優先度の高い程に、パケットの優先的な読出し(吐き出し)が可能である。
通信装置は、RR(Round Robin)制御を行う。RR制御とは、プライオリティキューがパケットを格納しており且つ帯域制御が起動しない(読出しが可能な)場合は公平にキューからパケットを読み出すスケジューリングである。例えば、帯域制御統括部2000が、RRで順次帯域制御部20を起動してよい。なお、複数のユーザが公平でありさえすればよいので、RR制御に代えて他種の制御が採用されてもよい。
各通信装置(基地局95、EPC120の各通信装置、各通信装置81B、各通信装置81L)が、図20に例示のキュー構造を有し図20を参照して説明した制御を行うことで、複数のユーザを同じネットワークに収容してもユーザごとの設定した帯域を確実に保証しつつも転送優先度の高いパケットの転送遅延を抑えたEnd to Endの分割を設定できる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態を説明する。その際、第1及び第2の実施形態との相違点を主に説明し、第1及び第2の実施形態との共通点については説明を省略又は簡略する。
図21は、第3の実施形態に係るシステム全体の構成例を示す。
第3の実施形態によれば、LAN110とサーバ50との間にスイッチ群(例えば一つ以上のネットワークスイッチ)240が介在する。スイッチ群240に、GW(ゲートウェイ)241を介して外部NW242が接続される。外部NW242に、UEを一端とした通信の他端となり得る装置243が接続されている。
本実施形態によれば、第2装置の一例として、サーバ50に代えて又は加えて、通信システム群(MBH130、EPC120及びLAN110)の外部のNW242に接続されている装置243も採用することができる。
以上、幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。
例えば、本発明は、工場以外の環境におけるNWを論理的に複数の論理区画に区切ること、例えば、論理区画を、部門(開発部、調達部)別に設けることも、用途(例えば、音声通話、Webページ閲覧)別に設けること、言い換えれば、サービスレベルとして部門や用途を採用することも可能である。
また、例えば、第3通信システムは、第1の通信システムの一例でよく、第1通信システムは、第2の通信システムの一例でよく、第2通信システムは、第3の通信システムの一例でよい。第1乃至第3の通信システムの各々は、一つ以上の通信装置で構成されていてよい。第1装置から送信されたパケットは、第2の通信システム、第1の通信システム及び第3の通信システムの順で経由して第2装置に到達してよい。第2装置から送信されたパケットは、第3の通信システム、第1の通信システム及び第2の通信システムの順で経由して第1装置に到達してよい。第1乃至第3の通信システムのうち、例えば第1の通信システム又は第3の通信システムについて、当該通信システムを構成する複数の通信装置は、一つ以上のネットワークを構成していてよい。ネットワーク毎に、例えば、サービス管理テーブル521に優先設定のカラムが存在してよく、また、上りフロー及び下りフローの各々についてフロー識別子種類とフロー識別子の値とをQoSクラス毎に表す管理テーブルが用意されていてもよい。
100:NW管理システム

Claims (15)

  1. 複数の第1装置と複数の第2装置との間の無線通信において送受信されるパケットが経由する第1通信システム、第2通信システム及び第3通信システムの各々について管理情報を管理する情報管理部と、
    前記第1通信システム、前記第2通信システム及び前記第3通信システムの各々についての管理情報に基づき、前記第1通信システム、前記第2通信システム及び前記第3通信システムを含んだ通信システム群を異なる複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数の論理区画に区切るための情報設定を、前記第1通信システム、前記第3通信システム及び前記第2通信システムに対して行う情報設定部と
    を備え、
    前記複数の第1装置は、一つ又は複数の基地局と通信する装置であり、
    前記第3通信システムは、コアネットワークであり、
    前記第1通信システムは、前記コアネットワークと前記一つ又は複数の基地局とを繋ぐネットワークであり、
    前記第2通信システムは、前記コアネットワークと前記複数の第2装置とを繋ぐネットワークであり、
    前記異なる複数のサービスレベルの各々について、当該サービスレベルに対応した論理区画は、当該サービスレベルに属する前記第1装置と前記第2装置との間の無線通信において送受信されるパケットが経由する区画である、
    ネットワーク管理システム。
  2. 前記情報設定部は、前記第3通信システムについての管理情報に基づき、異なる複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数の仮想第3通信システムを前記第3通信システムに設定する、
    請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  3. 前記情報設定部は、
    前記第1通信システムについての管理情報に基づき、第2装置側への通信である上りフローと第1装置側への通信である下りフローとの各々について、前記複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューを前記第1通信システムに設定し、
    前記第2通信システムについての管理情報に基づき、上りフローと下りフローとの各々について、前記複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューを前記第2通信システムに設定する、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  4. 前記第3通信システムについての管理情報は、送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類毎に存在し、サービスレベルとフロー識別子と仮想第3通信システムの識別子との関係を表し、
    前記第1通信システムについての管理情報は、送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類毎に存在し、サービスレベルと上りフロー識別子と下りフロー識別子との関係を表し、
    前記第2通信システムについての管理情報は、送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類毎に存在し、サービスレベルと上りフロー識別子と下りフロー識別子との関係を表す、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  5. 基地局と仮想第3通信システムとの間で送受信されるパケットのIPフィールドにIPアドレス値が設定され、且つ、基地局と仮想第3通信システムとの間で送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類がIPアドレスの場合、前記第1通信システムについての管理情報において、上りフロー識別子は、デスティネーションIPアドレスの値であり、下りフロー識別子は、ソースIPアドレスの値である、
    請求項4に記載のネットワーク管理システム。
  6. 基地局と仮想第3通信システムとの間で送受信されるパケットのDSCP(Differentiated Services Code Point)フィールドに、当該仮想第3通信システムに対応したサービスレベルに対応したQCI(QoS Class Identifier)であり当該仮想第3通信システムが基地局に設定したQCIと同等のDSCP値が設定されるようになっており、且つ、当該基地局と当該仮想第3通信システムとの間で送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類がDSCPの場合、前記第1通信システムについての管理情報において、上りフロー識別子及び下りフロー識別子は、それぞれ、DSCP値である、
    請求項4に記載のネットワーク管理システム。
  7. 仮想第3通信システム毎に仮想第2通信システムが設けられるようになっており、且つ、基地局と仮想第3通信システムとの間で送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類が仮想第2通信システムの場合、前記第1通信システムについての管理情報において、上りフロー識別子及び下りフロー識別子は、それぞれ、仮想第2通信システムの値である、
    請求項4に記載のネットワーク管理システム。
  8. 仮想第3通信システム毎に仮想第2通信システムが設けられるようになっており、且つ、仮想第3通信システムと前記第2通信システムとの間で送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類が仮想第2通信システムの場合、前記第2通信システムについての管理情報において、上りフロー識別子及び下りフロー識別子は、それぞれ、仮想第2通信システムの値である、
    請求項4に記載のネットワーク管理システム。
  9. 仮想第3通信システムと前記第2通信システムとの間で送受信されるパケットのIPフィールドにIPアドレス値が設定され、且つ、当該仮想第3通信システムと前記第2通信システムとの間で送受信されるパケットから検出可能なフロー識別子の種類がIPアドレスの場合、前記第2通信システムについての管理情報において、上りフロー識別子は、ソースIPアドレスの値であり、下りフロー識別子は、デスティネーションIPアドレスの値である、
    請求項4に記載のネットワーク管理システム。
  10. 前仮想第3通信システム毎に仮想第2通信システムが設けられるようになっており、
    前記情報設定部が、仮想第3通信システム間のルーティング禁止の設定を前記第3通信システムに対して行い、且つ、仮想第2通信システム間のルーティング禁止の設定を前記第2通信システムに対して行う、
    請求項2に記載のネットワーク管理システム。
  11. 前記情報管理部が、前記第1通信システム、前記第3通信システム及び前記第2通信システムの各々について、
    当該通信システムについての管理情報に含める情報を受け付けるためのユーザインターフェース経由で情報を受け付け、
    当該受け付けた情報を、当該管理情報に含め、
    前記情報設定部が、
    前記第1通信システムについての管理情報に基づく情報を前記第1通信システムに設定し、
    その後、基地局及び第1装置の少なくとも一つに対して前記第1通信システムを介して情報設定を行う前記第3通信システムについての管理情報に基づく情報を前記第3通信システムに設定し、
    その後、前記第2通信システムについての管理情報に基づく情報を前記第2通信システムに設定する、
    請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  12. 前記情報設定部が、
    前記第1通信システム、前記第3通信システム及び前記第2通信システムの各々から情報を収集し、
    収集された情報を基に、設定された情報が正しいか否かを判定すること、及び、設定された情報に基づく期待されるサービスレベルが維持されているか否かを判定すること、のうちの少なくとも一つを行う、
    請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  13. 前記第1通信システム、前記第3通信システム及び前記第2通信システムの各々についての管理情報が表すサービスレベル毎に、ユーザに対応した最低保証帯域が関連付けられており、
    前記第1通信システム及び前記第2通信システムの各々において、前記複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数のプライオリティキューが、ユーザ別に設定される、
    請求項3に記載のネットワーク管理システム。
  14. 前記複数の第2装置のうちの少なくとも一つは、前記第2通信システムに接続され前記通信システム群の外部のネットワークに接続された装置である、
    請求項1に記載のネットワーク管理システム。
  15. コンピュータが、複数の第1装置と複数の第2装置との間の無線通信において送受信されるパケットが経由する第1通信システム、第2通信システム及び第3通信システムの各々についての管理情報を参照し、
    コンピュータが、前記第1通信システム、前記第2通信システム及び前記第3通信システムの各々についての管理情報に基づき、前記第1通信システム、前記第2通信システム及び前記第3通信システムを含んだ通信システム群を異なる複数のサービスレベルにそれぞれ対応した複数の論理区画に区切るための情報設定を、前記第1通信システム、前記第3通信システム及び前記第2通信システムに対して行い、
    前記複数の第1装置は、一つ又は複数の基地局と通信する装置であり、
    前記第3通信システムは、コアネットワークであり、
    前記第1通信システムは、前記コアネットワークと前記一つ又は複数の基地局とを繋ぐネットワークであり、
    前記第2通信システムは、前記コアネットワークと前記複数の第2装置とを繋ぐネットワークであり、
    前記異なる複数のサービスレベルの各々について、当該サービスレベルに対応した論理区画は、当該サービスレベルに属する前記第1装置と前記第2装置との間の無線通信において送受信されるパケットが経由する区画である、
    ネットワーク管理方法。
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