JP7410321B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、試料と接触して使用される使い捨て部品を使用する自動分析装置に関する。
体外診断検査は、臨床決定に大きな影響を与え、医師に重要な情報を提供する。特に、救命救急環境下において迅速且つ正確な検査結果を提供することに大きな重点が置かれている。体外診断検査は、通常、分析前機器、分析後機器および分析機器など、1つ以上の生物学的試料および/または1つ以上の試薬に対して1つ以上の処理ステップまたはワークフローステップを実行するように動作可能な機器を使用して行われる。
分析機器または分析装置は、測定値を取得するように構成される。分析装置は、様々な化学的、生物学的、物理的、光学的または他の技術的手順を介して、試料またはその成分のパラメータ値を判定するように動作可能である。分析装置は、試料または少なくとも1つの分析物の前記パラメータを測定し、得られた測定値を返すように動作可能とすることができる。分析装置によって返される可能性のある分析結果のリストは、限定されないが、試料中の分析物の濃度、試料中の分析物の存在(検出レベルを超える濃度に対応)、光学パラメータ、DNAまたはRNA配列、タンパク質または代謝産物の質量分析から得られたデータ、および様々なタイプの物理的または化学的パラメータを示すデジタル(はいまたはいいえ)結果を含む。分析機器は、試料および/または試薬のピペット操作、投与、および混合を支援するユニットを備えることができる。
分析装置は、分析を実施するための試薬を保持するための試薬保持ユニットを備えることができる。試薬は、例えば、個々の試薬または試薬のグループを含む容器、入れ物またはカセットの形態で配置されることができ、貯蔵区画またはコンベヤ内の適切なレセプタクルまたは位置に配置されることができる。それは、消耗品供給ユニットを備えることができる。分析装置は、ワークフローが特定のタイプの分析用に最適化されたプロセスおよび検出システムを備えることができる。そのような分析機器の例は、化学的もしくは生物学的反応の結果を検出するため、または、化学的もしくは生物学的反応の進行を監視するために使用される臨床化学分析装置、凝固化学分析装置、免疫化学分析装置、尿分析装置、核酸分析装置である。
そのような自動分析装置は、分析プロセスの数および取得可能な測定値を増加させることを可能にする。このため、そのような自動分析装置は、試薬容器内に設けられた複数の試薬を同時に使用する。そのような自動分析装置では、例えば、6から8種類の異なる試薬が用いられる。典型的には、試薬は、試薬容器に浸漬された浸漬管によって試薬容器から引き出される。正確な試薬がその標的分析プロセスのために自動分析装置に供給されることを確実にするために、試薬を識別し、それぞれの試薬容器がその標的位置にあることを確実にする必要がある。この種の識別は、通常、試薬容器が交換されたときにのみ行われる。試薬容器は、通常、それに螺合キャップによって閉鎖されるため、交換プロセスはかなり面倒である。
開示された自動分析装置の実施形態は、試薬容器の交換プロセスを容易にし、試薬容器を交換するときの動作不良のリスクを低減することを目的とする。
開示された自動分析装置の実施形態は、独立請求項の特徴を有する。単独で、または任意の組み合わせで実現されることができる本発明のさらなる実施形態は、従属請求項に記載されている。
以下において使用される場合、用語「有する」、「備える」もしくは「含む」またはそれらの任意の文法上の変形は、非排他的な方法で使用される。したがって、これらの用語は、これらの用語によって導入される特徴に加えて、この文脈で説明されているエンティティにさらなる特徴が存在しない状況と、1つ以上の追加の特徴が存在する状況との双方を指す場合がある。例として、「AはBを有する」、「AはBを備える」および「AはBを含む」という表現は、双方とも、B以外に、他の要素がAに存在しない状況(すなわち、Aが単独で且つ排他的にBからなる状況)、および、B以外に、要素C、要素CおよびD、さらにはさらなる要素など、1つ以上のさらなる要素がエンティティAに存在する状況を指す場合がある。
さらに、特徴または要素が1回または複数回存在することができることを示す「少なくとも1つ」、「1つ以上」という用語または同様の表現は、通常、それぞれの特徴または要素を導入するときに一度だけ使用されることに留意されたい。以下では、ほとんどの場合、それぞれの特徴または要素を指すとき、それぞれの特徴または要素が1回または1回を超えて存在することができるという事実にもかかわらず、「少なくとも1つ」または「1つ以上」という表現は繰り返されない。
さらに、以下において使用される場合、用語「好ましくは」、「より好ましくは」、「特に」、「より特に」、「具体的に」、「より具体的に」または同様の用語は、代替の可能性を制限することなく、任意の特徴と併せて使用される。したがって、これらの用語によって導入される特徴は、任意の特徴であり、決して特許請求の範囲を制限することを意図したものではない。本発明は、当業者が認識するように、代替の特徴を使用することによって実施されてもよい。同様に、「本発明の実施形態では」または同様の表現によって導入される特徴は、本発明の代替の実施形態に関する制限がなく、本発明の範囲に関する制限がなく、およびそのような方法で導入された特徴を、本発明の他の任意または非任意の特徴と組み合わせる可能性に関する制限がない任意の特徴であることを意図する。
開示された自動分析装置によれば、自動分析装置は、試薬容器に貯蔵された試薬を取り出すように構成された浸漬管を備える。自動分析装置は、浸漬管を昇降させるように構成されたリフト装置をさらに備える。リフト装置は、浸漬管が試薬容器内に浸漬するように構成された下降位置と、浸漬管が試薬容器から格納されるように構成された上昇位置との間で、浸漬管が摺動可能に移動可能なガイドレールと、浸漬管を下降位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成された少なくとも1つの付勢部材とを備える。自動分析装置は、試薬の識別情報を検出するように構成された検出器をさらに備える。自動分析装置は、浸漬管を上昇位置にロックし、検出器によって検出された試薬の識別情報が試薬の標的識別情報に対応する場合にのみ、浸漬管が下降位置に向かって移動することを可能にするように構成されたロック装置をさらに備える。
換言すれば、浸漬管は、試薬容器内に浸漬する下降位置から、浸漬管が試薬容器から格納される上方位置まで、リフト装置によって上昇されることができる。浸漬管は、通常、下降位置からユーザによって手動で上昇されるため、動作不良のリスクがある。特に、ユーザは、新たな浸漬管が完全に上方位置にない間に試薬容器を交換することができるが、ユーザは、浸漬管を中間位置に保持し、浸漬管が試薬容器から格納されるときに試薬容器を交換することを可能にするのみである。その後、ユーザが浸漬管を下降させた場合、識別プロセスは、起動されておらず、分析機器の損傷のリスクおよび/または生命にとって危険でさえあり得る誤った測定結果の結果によって、誤った試薬が浸漬管によって引き込まれる可能性がある。本発明では、試薬の識別は、浸漬管がその上方位置に正確にあるときに開始される。試薬の識別は、浸漬管をロック機構によってロックされるその上方位置に少なくとも一時的にロックするように構成されたロック機構によってトリガされる。さらに、浸漬管が所定の付勢力で下降位置に向かって付勢されると、浸漬管は、確実に試薬容器内に押し込まれる。したがって、試薬ボトル首部の開口などの試薬容器の開口を画定するリムに作用する十分な封止力が提供されることができるため、危険な試薬のいかなる蒸発も確実に防止されることができる。
本明細書で使用される「自動分析装置」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、1つ以上の生体試料および/または試薬に対して1つ以上の処理ステップ/ワークフローステップを実行するように動作可能な任意の装置または装置構成要素を指すことができる。これにより、「処理ステップ」という用語は、遠心分離、分注、試料分析などの物理的に実行される処理ステップを指す。「分析装置」という用語は、分析前試料作業セル、分析後試料作業セル、および分析作業セルも包含する。
本明細書で使用される「試薬容器」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、試薬を貯蔵するように構成された任意の容器を指すことができる。そのような試薬容器の例は、ボトル、缶、キャニスタおよびジェリカンである。
本明細書で使用される「試薬を識別する」または「試薬の識別」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、試薬の純粋な存在だけでなく、試薬容器に含まれる試薬の種類の識別を指すことができる。そのような識別は、試薬を含む試薬容器に設けられた識別マーカを検出することによって実現されることができる。
本明細書で使用される「浸漬管」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、液体に浸漬され、吸引または吸い込みによって液体を取り出すように構成された管形状の構造部材を指すことができる。特に、浸漬管は、試薬の吸引または吸い込みを可能にする負圧を与えることによって試薬容器から試薬を取り出すことができる。
本明細書で使用される「リフト装置」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、浸漬管を持ち上げるまたは上昇させるように構成された任意の装置を指すことができる。持ち上げまたは上昇は、具体的には、手動または駆動方式で実現されることができる。
本明細書で使用される「ガイドレール」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、チャネル、コンベヤまたはレールシステムを通して物体を導くように構成された装置を指すことができる。ガイドレールは、湾曲、傾斜、線形または直線運動などの任意の種類の運動を提供することができる。特に、ガイドレールは、実質的に少なくとも部分的な直線運動、すなわち重力方向に平行な10度未満、好ましくは5度未満の偏差を有する直線運動を提供することができる。特に、レールは、その摺動運動を可能にする被ガイド部材と係合するように形成されてもよい。
本明細書で使用される「ロック装置」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、浸漬管の移動を一時的に阻止するように構成された装置を指すことができる。
本明細書で使用される「検出器」という用語は、広義の用語であり、当業者にとってその通常の慣習的な意味が与えられるべきであり、特別なまたはカスタマイズされた意味に限定されるべきではない。この用語は、具体的には、限定されないが、その環境内のイベントまたは変化を検出し、他の電子機器、しばしばコンピュータプロセッサに情報を送信するように構成された装置、モジュール、機械、またはサブシステムを指すことができる。検出器は、通常、他の電子機器とともに使用される。特に、検出器は、マーカなどの情報担体の存在によって提供される情報を検出または読み取るように構成される。
検出器は、試薬容器に配置されたRFIDタグによって試薬の識別情報を検出するように構成されたRFIDリーダであってもよい。代替的または追加的に、検出器は、試薬容器に配置されたバーコードによって試薬の識別情報を検出するように構成されたバーコードリーダであってもよい。そのようなリーダは、タグまたはバーコードおよびそれによって提供される情報の信頼できる検出を可能にする。したがって、試薬の識別情報は、確実に検出されることができる。
リフト装置は、浸漬管を保持し、ガイドレールに移動可能に取り付けられた浸漬管ホルダと、少なくとも1つの付勢部材に連結され、ガイドレールに移動可能に取り付けられた第1の支持部材と、浸漬管ホルダと係合するように構成された第1の係合部材と、をさらに備えてもよく、第1の係合部材は、ガイドレールの下端に隣接して配置されてもよく、第1の係合部材は、浸漬管ホルダを解放可能にロックし、浸漬管と係合したときに下降位置に浸漬管を一体的に移動させるように構成されてもよい。浸漬管ホルダは、スライドと同様に浸漬管を安全に支持または担持する。したがって、浸漬管が安全に案内される。第1の係合部材は、浸漬管ホルダを一時的に係合させ、それをロックすることによって浸漬管ホルダの動きを軟化させることを可能にする。浸漬管ホルダが第1の係合部材によって係合されてロックされると、双方とも均一で滑らかな動きで下降位置に向かって協調的に移動する。
第1の係合部材は、ガイドレールの中心線に対して垂直な第1の軸のまわりを回動可能であってもよい。したがって、浸漬管ホルダは、第1の係合部材の回動運動によって確実にロックされることができる。
第1の軸は、ガイドレールの中心線から離間していてもよい。したがって、第1の軸のまわりにトルクが発生し、第1の係合部材の回動および係止を促進する。
浸漬管ホルダは、第1のピンまたはローラを備えてもよく、第1の係合部材は、第1のピンまたはローラに係合するように構成された第1のスロットを備えてもよい。したがって、第1のピンまたはローラは、第1のピンまたはローラの案内を提供する第1のスロットに確実に挿入されることができる。これにより、ロック操作が確実に行われることができる。
第1のスロットは、第1のピンまたはローラと係合するときに第1の係合部材が第1の軸まわりを回転するように構成されるように、ガイドレールの中心線に対して少なくとも部分的に傾斜して形成されてもよい。したがって、第1のピンまたはローラの第1のスロットへの挿入が促進される。また、第1のスロットの傾きは、第1の軸に作用するトルクを増大させる。
自動分析装置は、第1のガイドスロットを備え、ガイドレールの下端に隣接して配置された第1のスロット付きガイド部材と、第1のガイドスロットに係合し、第1の係合部材に回動可能に連結された第1のリンクアセンブリとをさらに備えてもよく、第1のガイドスロットは、ガイドレールの中心線に実質的に平行な第1のスロット部と、ガイドレールの中心線に実質的に垂直な第2のスロット部とを備えてもよい。したがって、第1の係合部材の回動運動は促進され、第1の係合部材が浸漬管ホルダに係合するとすぐに自動的に開始される。
第1のリンクアセンブリは、第1のガイドスロットに係合する第1のリンクと、第1の軸から離間した第1の位置において第1の係合部材に回動可能に連結された第2のリンクとを備えてもよく、第1のリンクと第2のリンクとは互いに回動可能に連結されてもよい。したがって、第1の係合部材の回動運動をかなり小さい力で提供するリンクの滑らかな運動が提供される。
第1のリンクは、ガイドレールの中心線に対して傾斜し且つ第2のリンクから離れる方向に第1のリンクを付勢する第1のリンク付勢部材に連結されていてもよい。したがって、一種の自動案内が提供される。
リフト装置は、少なくとも1つの付勢部材に連結され、ガイドレールに取り付けられた第2の支持部材と、浸漬管ホルダに係合するように構成された第2の係合部材とをさらに備えてもよく、第2の係合部材は、ガイドレールの上端に隣接して配置されてもよく、第2の係合部材は、浸漬管ホルダを解放可能にロックし、浸漬管と係合したときに上昇位置に浸漬管を一体的に移動させるように構成されてもよい。浸漬管ホルダは、スライドと同様に浸漬管を安全に支持または担持する。したがって、浸漬管が安全に案内される。第1の係合部材は、浸漬管ホルダを一時的に係合させ、それをロックすることによって浸漬管ホルダの動きを軟化させることを可能にする。浸漬管ホルダが第2の係合部材によって係合されてロックされると、双方とも均一で滑らかな動きで上昇位置に向かって協調的に移動する。
第2の係合部材は、ガイドレールの中心線に対して垂直な第2の軸のまわりを回動可能であってもよい。したがって、浸漬管ホルダは、第2の係合部材の回動運動によって確実にロックされることができる。
第2の軸は、ガイドレールの中心線から離間していてもよい。したがって、第2の軸のまわりにトルクが発生し、第2の係合部材の回動および係止を促進する。
浸漬管ホルダは、第2のピンまたはローラを備えてもよく、第2の係合部材は、第2のピンまたはローラに係合するように構成された第2のスロットを備えてもよい。したがって、第2のピンまたはローラは、第2のピンまたはローラの案内を提供する第2のスロットに確実に挿入されることができる。これにより、ロック操作が確実に行われることができる。
第2のスロットは、第2のピンまたはローラと係合するときに第2の係合部材が第2の軸まわりを回転するように構成されるように、ガイドレールの中心線に対して少なくとも部分的に傾斜して形成されてもよい。したがって、第2のピンまたはローラの第2のスロットへの挿入が促進される。さらに、第2のスロットの傾きは、第2の軸に作用するトルクを増大させる。
自動分析装置は、第2のガイドスロットを備え、ガイドレールの上端に隣接して配置された第2のスロット付きガイド部材と、第2のガイドスロットに係合し、第2の係合部材に回動可能に連結された第2のリンクアセンブリとをさらに備えてもよく、第2のガイドスロットは、ガイドレールの中心線に実質的に平行な第3のスロット部と、ガイドレールの中心線に実質的に垂直な第4のスロット部とを備えてもよい。したがって、第2の係合部材の回動運動は促進され、第2の係合部材が浸漬管ホルダに係合するとすぐに自動的に開始される。
第2のリンクアセンブリは、第2のガイドスロットに係合する第3のリンクと、第2の軸から離間した第2の位置において第2の係合部材に回動可能に連結された第4のリンクとを備えてもよく、第3のリンクと第4のリンクとは互いに回動可能に連結されてもよい。したがって、第2の係合部材の回動運動をかなり小さい力で提供するリンクの滑らかな運動が提供される。
第3のリンクは、ガイドレールの中心線に対して傾斜し且つ第4のリンクから離れる方向に第3のリンクを付勢する第2のリンク付勢部材に連結されていてもよい。したがって、一種の自動案内が提供される。
第2の支持部材は、ガイドレールに移動可能に取り付けられてもよく、少なくとも1つの付勢部材は、浸漬管を上昇位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成されてもよい。したがって、浸漬管がロックされた上昇位置に付勢または強制され、試薬容器を交換するときにユーザが浸漬管を中間位置に保持することができない可能性があるため、ユーザの誤動作が確実に防止される。
自動分析装置は、第2の支持部材に取り付けられ、第2の軸と平行な第3の軸のまわりを回転可能なレバー部材をさらに備えてもよく、第2の係合部材とレバー部材とは、互いに逆方向に回転可能であってもよい。したがって、浸漬管を上昇位置に安全に案内するための代替機構が提供される。
第2の係合部材は、第1のギアに連結されてもよく、レバー部材は、第2のギアに連結されてもよく、第1のギアと第2のギアとは互いに係合してもよい。したがって、第2の係合部材を回動させるための確実な機構が提供される。
自動分析装置は、レバー部材および第2の係合部材に連結されたレバー付勢部材をさらに備えることができる。レバー付勢部材は、浸漬管を上昇位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成されてもよい。したがって、レバー部材および第2の係合部材は、所定の位置に付勢されることができる。
レバー付勢部材は、レバー部材および第2の係合部材に、その2つの連結点が互いに向かう方向に付勢力を提供するように構成されてもよい。これにより、第2の係合部材は、浸漬管を上昇位置にロックするように構成された位置に付勢されることができる。したがって、この種のロックは、浸漬管を安全に上昇位置にロックするが、試薬容器が交換された後に再び浸漬管を下降させるためにオペレータまたはユーザによって容易にロック解除されることができるように設計される。
自動分析装置は、ガイドレールの下端に隣接して配置され、少なくとも1つの付勢部材を回転させるように構成されたガイドプーリをさらに備えてもよい。したがって、付勢部材の特性が平坦化されることができる。これにより、過度の加速を有する浸漬管のいかなる急激な動きも回避されることができる。
少なくとも1つの付勢部材は、ばねであってもよい。したがって、付勢効果は、製造コストを低減する比較的単純で十分に確立された構造部材によって実現されることができる。
自動分析装置は、浸漬管に配置され、試薬容器の開口のリムと係合することによって開口を封止するように構成された封止部材をさらに備えてもよい。封止部材は、封止リングであってもよい。したがって、封止部材が気密にリムに押し付けられるため、試薬のいかなる蒸発も確実に防止されることができる。
自動分析装置は、浸漬管に連結されたベローズをさらに備えてもよく、ベローズの第1の端部は、浸漬管に固定され、ベローズの第2の端部は、浸漬管に対して移動可能である。この点において、市販されている多くの試薬容器は、様々な外側高さおよび/または様々な内側高さを含む様々な底部厚さを有することに留意しなければならない。この点において、内部高さは、試薬容器の首部の開口から開口に面する試薬容器の底部の内面まで画定されてもよい。したがって、浸漬管状況において固定された封止部材の浸漬管の先端までの距離が一定である場合、封止部材が試薬容器開口を画定するリムに押し付けられるが、浸漬管の先端が試薬容器の底部から離間して試薬の損失を引き起こすか、または浸漬管の先端が試薬容器の底部に接触するが、封止部材が試薬容器開口を画定するリムから離間しており、潜在的に危険な試薬蒸気が環境に漏れる状況が発生する可能性がある。一端のみが浸漬管に固定されたベローズを設けることにより、浸漬管と試薬容器の底部との接触が確実に確保され、試薬容器から利用可能な試薬の量が増加するとともに、浸漬から試薬容器の底部までの過度の距離がその死容積に起因して試薬の過剰な損失を引き起こすことが回避される。さらに、試薬容器開口を画定するリムと封止部材との確実な係合が実現される。ベローズは、相対移動性に起因して、浸漬管の有効長を試薬容器の内部高さに適合させることを可能にする。
ベローズは、浸漬管が下降位置にあるときに試薬容器の外側にある位置において浸漬管に配置されてもよい。したがって、試薬とベローズとの接触が回避される。
あるいは、ベローズは、浸漬管が下降位置にあるときに試薬容器の内側にある位置において浸漬管に配置されてもよい。したがって、試薬容器の上方の構造空間が減少されることができる。
ベローズは、封止部材に連結されていてもよく、一体的に形成されていてもよい。したがって、封止効果ならびに試薬容器の高さ補償は、単一の構造部材によって実現されることができる。
ベローズは、少なくとも部分的にフルオロポリマー、好ましくはPTFE、または鋼から作られてもよい。そのような材料は、試薬へのいかなる浸出物および抽出物も防止する。
封止部材は、通気オリフィスを備えてもよい。したがって、浸漬管による試薬の取り出し中の試薬容器内の負圧が防止される。
通気オリフィスにはフィルタ部材などが設けられていてもよい。そのようなフィルタ部材は、試薬からの潜在的に危険な蒸気の漏れおよび/または入ってくる空気による汚染によって引き起こされる試薬の劣化を回避するために設けられる。
本明細書においてさらに開示および提案されるのは、プログラムがコンピュータまたはコンピュータネットワーク上で実行されると、本明細書に含まれる実施形態のうちの1つ以上において本発明にかかる装置の方法または動作を実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムである。具体的には、コンピュータプログラムは、コンピュータ可読データキャリアおよび/またはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。
本明細書で使用される場合、「コンピュータ可読データキャリア」および「コンピュータ可読記憶媒体」という用語は、具体的には、コンピュータ実行可能命令が記憶されたハードウェア記憶媒体などの非一時的データ記憶手段を指すことができる。コンピュータ可読データキャリアまたは記憶媒体は、具体的には、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読み出し専用メモリ(ROM)などの記憶媒体とすることができるか、またはそれを含むことができる。
したがって、具体的には、上述したような方法ステップa)からd)の1つ、2つ以上、または全ては、コンピュータまたはコンピュータネットワークを使用して、好ましくはコンピュータプログラムを使用して実行されることができる。
本明細書にさらに開示および提案されるのは、プログラムがコンピュータまたはコンピュータネットワーク上で実行されると、本明細書に含まれる実施形態のうちの1つ以上における本開示にかかる方法を実行するために、プログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品である。具体的には、プログラムコード手段は、コンピュータ可読データキャリアおよび/またはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。
本明細書にさらに開示および提案されるのは、コンピュータまたはコンピュータネットワークのワーキングメモリまたはメインメモリなどのコンピュータまたはコンピュータネットワークにロードした後、本明細書に開示される実施形態のうちの1つ以上にかかる方法を実行することができるデータ構造が記憶されたデータキャリアである。
本明細書にさらに開示および提案されるのは、プログラムがコンピュータまたはコンピュータネットワーク上で実行されると、本明細書に含まれる実施形態のうちの1つ以上にかかる方法を実行するために、機械可読キャリアに記憶されたプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品である。本明細書中で用いられる場合、コンピュータプログラム製品は、取引可能な製品としてのプログラムを指す。製品は、一般に、紙のフォーマットなどの任意のフォーマットで、またはコンピュータ可読データキャリアおよび/またはコンピュータ可読記憶媒体上に存在する。具体的には、コンピュータプログラム製品は、データネットワーク上で配信されてもよい。
最後に、本明細書に開示および提案されるのは、本明細書に開示される実施形態のうちの1つ以上にかかる方法を実行するための、コンピュータシステムまたはコンピュータネットワークによって読み取り可能な命令を含む変調データ信号である。
本開示のコンピュータ実施態様を参照すると、本明細書に開示される実施形態のうちの1つ以上にかかる方法のうちの1つ以上の方法ステップまたは全ての方法ステップは、コンピュータまたはコンピュータネットワークを使用することによって実行されることができる。したがって、一般に、データの提供および/または操作を含む方法ステップのいずれかは、コンピュータまたはコンピュータネットワークを使用することによって実行されることができる。一般に、これらの方法ステップは、試料の提供および/または実際の測定を実行する特定の態様などの手作業を必要とする方法ステップを通常除いて、任意の方法ステップを含むことができる。
具体的には、本明細書では、さらに以下が開示される:
プロセッサが、本明細書に記載された実施形態のうちの1つにかかる方法を実行するように適合された少なくとも1つのプロセッサを備えるコンピュータまたはコンピュータネットワーク。
データ構造がコンピュータ上で実行されている間に、本明細書に記載された実施形態のうちの1つにかかる方法を実行するように適合されたコンピュータロード可能データ構造。
プログラムがコンピュータ上で実行されている間に、本明細書に記載された実施形態のうちの1つにかかる方法を実行するように適合されたコンピュータプログラム。
コンピュータプログラムがコンピュータ上またはコンピュータネットワーク上で実行されている間に、本明細書に記載された実施形態のうちの1つにかかる方法を実行するためのプログラム手段を備えるコンピュータプログラム。
プログラム手段がコンピュータに読み取り可能な記憶媒体上に記憶された、先行する実施形態にかかるプログラム手段を備えるコンピュータプログラム。
データ構造が記憶媒体に記憶され、データ構造がコンピュータまたはコンピュータネットワークのメイン記憶部および/またはワーキング記憶部にロードされた後、本明細書に記載された実施形態のうちの1つにかかる方法を実行するように適合された、記憶媒体。
コンピュータまたはコンピュータネットワーク上でプログラムコード手段が実行された場合に、本明細書に記載された実施形態のうちの1つにかかる方法を実行するために、プログラムコード手段が記憶媒体上に記憶されることができる、または記憶される、プログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品。
要約すると、さらに可能な実施形態を除外することなく、以下の実施形態が想定されることができる:
実施形態1:試料を分析するための自動分析装置であって、
試薬容器に貯蔵された試薬を取り出すように構成された浸漬管と、
浸漬管を昇降させるように構成されたリフト装置であって、
浸漬管が試薬容器内に浸漬するように構成された下降位置と、浸漬管が試薬容器内から格納されるように構成された上昇位置との間で、浸漬管が摺動可能に移動可能なガイドレールと、
浸漬管を下降位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成された少なくとも1つの付勢部材と
を備える、リフト装置と、
試薬の識別情報を検出するように構成された検出器と、
浸漬管を上昇位置にロックし、検出器によって検出された試薬の識別情報が試薬の標的識別情報に対応する場合にのみ、浸漬管が下降位置に向かって移動することを可能にするように構成されたロック装置と
を備える、自動分析装置。
実施形態2:検出器が、試薬容器に配置されたRFIDタグによって試薬の識別情報を検出するように構成されたRFIDリーダであるか、または検出器が、試薬容器に配置されたバーコードによって試薬の識別情報を検出するように構成されたバーコードリーダである、実施形態1に記載の自動分析装置。
実施形態3:リフト装置が、浸漬管を保持し、ガイドレールに移動可能に取り付けられた浸漬管ホルダと、少なくとも1つの付勢部材に連結され、ガイドレールに移動可能に取り付けられた第1の支持部材と、浸漬管ホルダと係合するように構成された第1の係合部材と、をさらに備え、第1の係合部材が、ガイドレールの下端に隣接して配置され、第1の係合部材が、浸漬管ホルダを解放可能にロックし、浸漬管と係合したときに下降位置に浸漬管を一体的に移動させるように構成されている、実施形態1または2に記載の自動分析装置。
実施形態4:第1の係合部材が、ガイドレールの中心線に対して垂直な第1の軸のまわりを回動可能である、実施形態3に記載の自動分析装置。
実施形態5:第1の軸が、ガイドレールの中心線から離間している、実施形態4に記載の自動分析装置。
実施形態6:浸漬管ホルダが第1のピンまたはローラを備え、第1の係合部材が、第1のピンまたはローラと係合するように構成された第1のスロットを備える、実施形態4または5に記載の自動分析装置。
実施形態7:第1のスロットが、第1のピンまたはローラと係合するときに第1の係合部材が第1の軸のまわりを回転するように構成されるように、ガイドレールの中心線に対して少なくとも部分的に傾斜して形成される、実施形態6に記載の自動分析装置。
実施形態8:第1のガイドスロットを備え、ガイドレールの下端に隣接して配置された第1のスロット付きガイド部材と、第1のガイドスロットに係合し、第1の係合部材に回動可能に連結された第1のリンクアセンブリとをさらに備え、第1のガイドスロットが、ガイドレールの中心線に実質的に平行な第1のスロット部と、ガイドレールの中心線に実質的に垂直な第2のスロット部とを備える、実施形態4から7のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態9:第1のリンクアセンブリが、第1のガイドスロットに係合する第1のリンクと、第1の軸から離間した第1の位置において第1の係合部材に回動可能に連結された第2のリンクとを備え、第1のリンクと第2のリンクとが、互いに回動可能に連結されている、実施形態8に記載の自動分析装置。
実施形態10:第1のリンクが、ガイドレールの中心線に対して傾斜し且つ第2のリンクから離れる方向に第1のリンクを付勢する第1のリンク付勢部材に連結されている、実施形態9に記載の自動分析装置。
実施形態11:リフト装置が、少なくとも1つの付勢部材に連結され、ガイドレールに取り付けられた第2の支持部材と、浸漬管ホルダに係合するように構成された第2の係合部材とをさらに備え、第2の係合部材が、ガイドレールの上端に隣接して配置され、第2の係合部材が、浸漬管ホルダを解放可能にロックし、浸漬管と係合したときに上昇位置に浸漬管を一体的に移動させるように構成されている、実施形態10に記載の自動分析装置。
実施形態12:第2の係合部材が、ガイドレールの中心線に対して垂直な第2の軸のまわりを回動可能である、実施形態11に記載の自動分析装置。
実施形態13:第2の軸が、ガイドレールの中心線から離間している、実施形態12に記載の自動分析装置。
実施形態14:浸漬管ホルダが第2のピンまたはローラを備え、第2の係合部材が、第2のピンまたはローラと係合するように構成された第2のスロットを備える、実施形態12または13に記載の自動分析装置。
実施形態15:第2のスロットが、第2のピンまたはローラと係合するときに第2の係合部材が第2の軸のまわりを回転するように構成されるように、ガイドレールの中心線に対して少なくとも部分的に傾斜して形成されている、実施形態14に記載の自動分析装置。
実施形態16:第2のガイドスロットを備え、ガイドレールの上端に隣接して配置された第2のスロット付きガイド部材と、第2のガイドスロットに係合し、第2の係合部材に回動可能に連結された第2のリンクアセンブリとをさらに備え、第2のガイドスロットが、ガイドレールの中心線に実質的に平行な第3のスロット部と、ガイドレールの中心線に実質的に垂直な第4のスロット部とを備える、実施形態12から15のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態17:第2のリンクアセンブリが、第2のガイドスロットに係合する第3のリンクと、第2の軸から離間した第2の位置において第2の係合部材に回動可能に連結された第4のリンクとを備え、第3のリンクと第4のリンクとが、互いに回動可能に連結されている、実施形態16に記載の自動分析装置。
実施形態18:第3のリンクが、ガイドレールの中心線に対して傾斜し且つ第4のリンクから離れる方向に第3のリンクを付勢する第2のリンク付勢部材に連結されている、実施形態17に記載の自動分析装置。
実施形態19:第2の支持部材が、ガイドレールに移動可能に取り付けられ、少なくとも1つの付勢部材が、浸漬管を上昇位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成されている、実施形態11から18のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態20:第2の支持部材に取り付けられ、第2の軸と平行な第3の軸のまわりを回転可能なレバー部材をさらに備え、第2の係合部材とレバー部材とが、互いに逆方向に回転可能である、実施形態13から15のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態21:第2の係合部材が、第1のギアに連結され、レバー部材が、第2のギアに連結され、第1のギアと第2のギアとが互いに係合する、実施形態20に記載の自動分析装置。
実施形態22:レバー部材と第2の係合部材とに連結されたレバー付勢部材をさらに備え、レバー付勢部材が、所定の付勢力で浸漬管を上昇位置に向かって付勢するように構成されている、実施形態20または21に記載の自動分析装置。
実施形態23:レバー付勢部材が、レバー部材および第2の係合部材に、その2つの連結点が互いに向かう方向に付勢力を提供するように構成されている、実施例22に記載の自動分析装置。
実施形態24:ガイドレールの下端に隣接して配置され、少なくとも1つの付勢部材を回転させるように構成されたガイドプーリをさらに備える、実施形態1から23のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態25:少なくとも1つの付勢部材が、ばねである、実施形態1から24のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態26:浸漬管に配置され、試薬容器の開口のリムと係合することによって開口を封止するように構成された封止部材をさらに備える、実施形態1から25のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態27:浸漬管に連結されたベローズをさらに備え、ベローズの第1の端部が浸漬管に固定され、ベローズの第2の端部が浸漬管に対して移動可能である、実施形態1から26のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態28:ベローズが、浸漬管が下降位置にあるときに試薬容器の外側にある位置において浸漬管に配置されている、実施形態27に記載の自動分析装置。
実施形態29:ベローズが、浸漬管が下降位置にあるときに試薬容器の内側にある位置において浸漬管に配置されている、実施形態27に記載の自動分析装置。
実施形態30:ベローズが、封止部材に連結または一体的に形成されている、実施形態27から29のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態31:ベローズが、少なくとも部分的にフルオロポリマー、好ましくはPTFEまたは鋼から作られている、実施形態27から30のいずれか1つに記載の自動分析装置。
実施形態32:封止部材が、通気オリフィスを備える、実施形態26から31のいずれか1つに記載の自動分析装置。
さらなる任意の特徴および実施形態は、好ましくは従属請求項と併せて、実施形態の後続の説明においてより詳細に開示される。ここで、それぞれの任意の特徴は、当業者が理解するように、独立した方法で、ならびに任意の実行可能な組み合わせで実現されてもよい。本発明の範囲は、好ましい実施形態によって限定されない。実施形態は、図に概略的に示されている。ここで、これらの図の同一の参照符号は、同一または機能的に匹敵する要素を指す。
図は以下のとおりである:
自動分析装置の断面図を示している。 リフト装置の斜視図を示している。 リフト装置の下部の斜視図を示している。 動作状態におけるリフト装置の下部の斜視図を示している。 別の動作状態におけるリフト装置の下部の斜視図を示している。 別の動作状態におけるリフト装置の下部の斜視図を示している。 動作状態におけるリフト装置の上部の斜視図を示している。 リフト装置の上部の斜視図を示している。 動作状態におけるリフト装置の上部の斜視図を示している。 別の動作状態におけるリフト装置の上部の斜視図を示している。 別の動作状態におけるリフト装置の上部の斜視図を示している。 ベローズおよび浸漬管の断面図を示している。 第1の変形例にかかるベローズおよび浸漬管の斜視図を示している。 第2の変形例にかかるベローズおよび浸漬管の斜視図を示している。 別の動作状態におけるリフト装置の上部の斜視図を示している。 本発明の変形例にかかるリフト装置の上部の斜視図を示している。
(実施形態の詳細な説明)
図1は、本発明の実施形態にかかる自動分析装置100の概略図を示している。特に、図1は、自動分析装置100の断面図を示している。自動分析装置100は、試料を分析するように構成されている。自動分析装置100は、ハウジング102を備える。ハウジング102は、少なくとも1つの分析機器104を少なくとも部分的に囲む。例えば、いくつかの分析機器104は、2つ、3つ、またはそれ以上が存在してもよい。分析機器104は、試料の分析プロセスを実行するように構成されている。自動分析装置100は、少なくとも1つの試薬容器106が装填されるように構成されている。もちろん、自動分析装置100は、複数の試薬容器106、例えば2個、3個、さらにはそれ以上が装填されてもよい。もちろん、各分析機器104には、複数の試薬容器106から試薬が供給されてもよい。自動分析装置100は、試薬容器106に貯蔵された試薬の識別情報を検出するように構成された検出器108をさらに備える。検出器108は、試薬容器106に配置されたRFIDタグ(詳細には図示せず)によって試薬の識別情報を検出するように構成されたRFIDリーダである。例えば、RFIDタグは、試薬容器106の外面に取り付けられてもよい。あるいは、検出器108は、試薬容器106に配置されたバーコードによって試薬の識別情報を検出するように構成されたバーコードリーダであってもよい。自動分析装置100は、試薬容器106に貯蔵された試薬を取り出すように構成された浸漬管110をさらに備える。浸漬管110は、ステンレスなどの金属から作られてもよい。浸漬管110は、分析機器104と流体連通している。自動分析装置100は、浸漬管110を昇降させるように構成されたリフト装置112をさらに備える。
図2は、リフト装置112の斜視図を示している。リフト装置112は、浸漬管110が試薬容器106内に浸漬するように構成された下降位置と、浸漬管110が試薬容器106から格納されるように構成された上昇位置との間で、浸漬管110が摺動可能に移動可能なガイドレール114を備える。図2は、説明のために、浸漬管110を部分的にのみ示していることに留意されたい。ガイドレール114は、平坦なロッドと同様に形成された直線レールであってもよく、金属から作られてもよい。ガイドレール114は、好ましくは、重力方向に平行に向けられる。リフト装置112は、浸漬管110を下降位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成された少なくとも1つの付勢部材116をさらに備える。本実施形態では、付勢部材116は、コイルばねなどのばねである。リフト装置112は、浸漬管110を保持し、ガイドレール114に移動可能に取り付けられた浸漬管ホルダ118をさらに備える。例えば、浸漬管ホルダ118は、スライドと同様にガイドレール114に移動可能に取り付けられるように、ガイドレール114を部分的に囲む。
図3は、リフト装置112の下部の斜視図を示している。リフト装置112は、少なくとも1つの付勢部材116に連結され、ガイドレール114に移動可能に取り付けられた第1の支持部材120をさらに備える。第1の支持部材120は、比較的平坦であり、シート状に形成されている。リフト装置112は、浸漬管ホルダ118に係合するように構成された第1の係合部材122をさらに備える。第1の係合部材122は、ガイドレール114の下端124に隣接して配置されている。第1の係合部材122は、第1の支持部材120に取り付けられており、したがって第1の支持部材120と一体的に移動可能である。第1の係合部材122は、浸漬管ホルダ118を解放可能にロックするとともに、係合したときに浸漬管110を下降位置に一体的に移動させるように構成されている。第1の係合部材122は、ガイドレール114の中心線128に対して垂直な第1の軸126のまわりを回動可能である。特に、第1の軸126は、ガイドレール114の中心線128から離間している。
図4は、動作状態におけるリフト装置112の下部の斜視図を示している。図5および図6は、異なるまたは他の動作状態におけるリフト装置112の下部の斜視図を示している。浸漬管ホルダ118は、第1のピンまたはローラ130を備える。第1の係合部材122は、第1のピンまたはローラ130と係合するように構成された第1のスロット132を備える。特に、第1のスロット132は、第1のピンまたはローラ130と係合するときに第1の係合部材122が第1の軸126まわりを回転するように構成されるように、ガイドレール114の中心線128に対して少なくとも部分的に傾斜して形成される。例えば、第1のスロット132は、第1のピンまたはローラ130に面する第1のテーパ入口部134を備える。
自動分析装置100は、第1のガイドスロット138を備え、ガイドレール114の下端124に隣接してまたはそこに配置された第1のスロット付きガイド部材136と、第1のガイドスロット138に係合し、第1の係合部材122に回動可能に連結された第1のリンクアセンブリ140とをさらに備える。本実施形態では、第1のスロット付きガイド部材136は、ガイドレール114の下端124に配置されている。いずれの場合でも、第1のスロット付きガイド部材136は、第1の支持部材120よりもガイドレール114の下端124側に配置される。第1のガイドスロット138は、ガイドレール114の中心線128に実質的に平行な第1のスロット部142と、ガイドレール114の中心線128に実質的に垂直な第2のスロット部144とを備える。第1のスロット部142と第2のスロット部144とは互いに移行する。第1のリンクアセンブリ140は、第1のガイドスロット138に係合する第1のリンク146と、第1の軸126から離間した第1の位置150において第1の係合部材122に回動可能に連結された第2のリンク148とを備える。第1のリンク146および第2のリンク148は、ロッド状または小板状であってもよい。第1のリンク146と第2のリンク148とは、互いに回動可能に連結されている。さらに、第2のリンク148は、ガイドレール114の中心線128に対して傾斜して第1のリンク146から離れる方向に第2のリンク148を付勢する第1のリンク付勢部材152に連結されている。第1のリンク146は、ローラなどによって第1のガイドスロット138に係合する。
図7は、動作状態におけるリフト装置112の上部の斜視図を示している。図8は、別の動作状態におけるリフト装置112の上部の斜視図を示している。図9は、別の動作状態におけるリフト装置112の上部の斜視図を示している。図10は、別の動作状態におけるリフト装置112の上部の斜視図を示している。図11は、別の動作状態におけるリフト装置112の上部の斜視図を示している。リフト装置112は、少なくとも1つの付勢部材116に連結され、ガイドレール114に固定して取り付けられた第2の支持部材154をさらに備える。リフト装置112は、浸漬管ホルダ118に係合するように構成された第2の係合部材156をさらに備える。第2の係合部材156は、ガイドレール114の上端158に隣接して配置されている。第2の係合部材156は、第2の支持部材154に取り付けられている。少なくとも1つの付勢部材116は、第2の支持部材154に連結されている。例えば、少なくとも1つの付勢部材116は、ガイドレール114の下端124に対向する端縁に隣接する位置において第2の支持部材154に連結されている。第2の係合部材156は、浸漬管ホルダ118を解放可能にロックし、係合したときに浸漬管110を上昇位置に移動させるように構成されている。第2の係合部材156は、ガイドレール114の中心線128に対して垂直な第2の軸160のまわりを回動可能である。第2の軸160は、ガイドレール114の中心線128から離間している。特に、第2の係合部材156は、第1のギア162に連結されており、第2の軸160のまわりに一体的に回転可能である。
さらに、第2の支持部材154には、レバー部材164が取り付けられている。レバー部材164は、第2のギア166に連結されており、第3の軸168のまわりに一体的に回転可能である。第3の軸168は、第2の軸160と平行である。第1のギア162と第2のギア166とは、互いに係合または噛合している。したがって、第2の係合部材156とレバー部材164とは、互いに逆方向に回転可能である。さらに、レバー部材164には、第3の軸168から離間した位置においてレバー付勢部材170が連結され、第2の係合部材156には、第2の軸160から離間した位置においてレバー付勢部材が連結されている。レバー付勢部材170は、浸漬管110を上昇位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成されている。さらに、第2の支持部材154は、第2の係合部材156の回転運動または回動運動を制限するように構成された少なくとも1つのストッパ部材171を備える。本実施形態では、2つのストッパ部材171がある。ストッパ部材171は、第2の支持部材154から突出する突起またはピンとして形成されている。ストッパ部材171は、第2の支持部材154において第2の係合部材156の両側に配置されている。特に、一方のストッパ部材171は、ガイドレール114の中心線128に対して、第2の係合部材156の上方に位置し、他方のストッパ部材171は、第2の係合部材156の下方に位置している。図7および図8に示すように、浸漬管110および浸漬管ホルダ118がそれぞれ上昇位置にないとき、第2の係合部材156は、下側ストッパ部材171と係合する。図10に示すように、浸漬管110および浸漬管ホルダ118がそれぞれ上昇位置にあるとき、第2の係合部材156は、上側ストッパ部材171と係合する。したがって、ストッパ部材171は、第2の係合部材156の回転または回動運動を制限する。ストッパ部材171の位置は、第2のピンまたはローラ172と係合するときの第2の係合部材156の回転位置における第2の係合部材156の第2のスロット174とガイドレール114の中心線128との間の角度が小さくなりすぎることを提供する。この角度が小さすぎると、浸漬管ホルダ118および第2のピンまたはローラ172が第2の係合部材156から解放されない可能性がある。基本的には、1つのストッパ部材171のみが存在してもよい。例えば、第2の係合部材156は、少なくとも第2の支持部材154に面する表面に、第2の支持部材154から突出する単一のストッパ部材171によって係合される凹部、スロットまたは孔を備えてもよい。したがって、ストッパ部材171は、第2の支持部材154の凹部、スロットまたは孔の中に配置され、凹部、スロットまたは孔を画定する壁または縁部と係合する。
浸漬管ホルダ118は、第2のピンまたはローラ172を備える。第2の係合部材156は、第2のピンまたはローラ172と係合するように構成された第2のスロット174を備える。第2のスロット174は、第2のピンまたはローラ172と係合するときに第2の係合部材156が第2の軸160のまわりを回転するように構成されるように、ガイドレール114の中心線128に対して少なくとも部分的に傾斜して形成される。ガイドレール114の下端124に面する第2のスロット174を画定する壁の一方は、対向する壁よりも短い。レバー付勢部材170は、第2の軸160と第2のスロット174の後端との間の位置において第2の係合部材156に連結されている。レバー付勢部材170は、レバー部材164および第2の係合部材156に対して、2つの連結点が互いに向かう方向に付勢力を提供する。レバー付勢部材170のための2つの連結点は、図7から図9に示すレバー付勢部材170の初期状態において、2つの連結点を連結する仮想線が第2の軸160と交差せず、その僅かに下方を通過するように配置される。これにより、レバー付勢部材170は、いずれの最終回転位置においても安定している。
再び図2を参照すると、自動分析装置100は、ガイドレール114の下端124に隣接して配置され、少なくとも1つの付勢部材116を回転させるように構成されたガイドプーリ176をさらに備える。ガイドプーリ176の回転軸は、ガイドレール114の中心線128に対して垂直であってもよい。本実施形態では、回転軸は、図2の描画面に対して垂直である。もちろん、回転軸は、図2の描画面に平行であり、ガイドレール114の中心線128に垂直であってもよい。
自動分析装置100は、浸漬管110に配置され、開口180を画定するリム182と係合することによって試薬容器106の開口180を封止するように構成された封止部材178をさらに備える。特に、本実施形態では、封止部材178は、浸漬管110に対して移動可能である。封止部材178は、図2に示すように封止リングであってもよい。封止部材178は、通気オリフィス184を備える。通気オリフィス184には、試薬容器106内からのいかなる蒸気も試薬容器106の外部に出てしまったり、流入した空気によって試薬が汚染されて試薬が劣化したりすることを回避するために、フィルタ部材(詳細には図示せず)などが設けられていてもよい。自動分析装置100は、浸漬管110に連結されたベローズ186をさらに備え、ベローズ186の第1の端部188は、浸漬管110に固定され、ベローズ186の第2の端部190は、浸漬管110に対して移動可能である。ベローズ186は、浸漬管110がその下降位置にあるときに試薬容器106の内側にある位置において浸漬管110に配置されている。ベローズ186は、封止部材178に連結または一体的に形成されている。ベローズ186は、少なくとも部分的にポリマー、特にフルオロポリマー、または鋼から作られている。ベローズ186は、例えばPTFEから作られている。ベローズ186は、約5から20mmの距離または長さだけ圧縮可能または伸長可能である。
図12は、ベローズ186および浸漬管110の断面図を示している。十分な封止力を保証するために、ベローズ186には、封止部材178をその封止位置に付勢するように構成されたベローズ付勢部材191が設けられてもよい。このようなベローズ付勢部材191の提供は、ベローズ186がフルオロポリマーから作られている場合に特に関連する。ベローズ付勢部材191は、ベローズ186内に配置されてもよい。図12に示すように、ベローズ186は、浸漬管110がその下降位置にあるときに試薬容器106の内側にある位置に設けられている。この場合、ベローズ付勢部材191は、引張ばねなどである。この場合、引張ばねの一端は、ベローズ186の第1の端部188に固定され、引張ばねの他端は、ベローズ186の第2の端部190または封止部材178に固定される。したがって、引張ばねは、ベローズ186を圧縮し、封止部材178をベローズ186の第1の端部188に向かって引っ張る傾向がある。ベローズ付勢部材の付勢力は、付勢部材116の付勢力よりも小さい。付勢部材116は、試薬容器106の底部の内面に接触するように浸漬管110を移動させる傾向がある。この理由のために、浸漬管110は、試薬が吸引されることができるその先端に1つ以上の横方向開口を備えることができ、または浸漬管110の先端は、開口が試薬容器106の底部によってブロックまたは閉塞されることを回避する小さなスペーサまたはフィルタ部材を備えることができる。
図13は、第1の変形例にかかるベローズ186および浸漬管110の斜視図を示している。以下では、図12のベローズとの相違点のみが説明され、同様の構造部材は、同様の参照符号によって示される。ベローズ186は、浸漬管110がその下降位置にあるときに試薬容器106の外側にある位置に設けられており、ベローズ付勢部材191は圧縮ばねなどである。この場合、圧縮ばねの一端は、ベローズ186の第1の端部188に固定され、引張ばねの他端は、ベローズ186の第2の端部190または封止部材178に固定される。したがって、圧縮ばねは、ベローズ186を伸長させ、封止部材178をベローズ186の第1の端部188から押し離す傾向がある。いずれの場合も、封止部材178は、浸漬管110に対して移動可能である。ベローズ付勢部材191の付勢力は、付勢部材116の付勢力よりも小さい。付勢部材116は、試薬容器106の底部の内面に接触するように浸漬管110を移動させる傾向がある。この理由のために、浸漬管110は、試薬が吸引されることができるその先端に1つ以上の横方向開口を備えることができ、または浸漬管110の先端は、開口が試薬容器106の底部によってブロックまたは閉塞されることを回避する小さなスペーサまたはフィルタ部材を備えることができる。
図14は、第2の変形例にかかるベローズ186および浸漬管110の斜視図を示している。以下では、図12のベローズとの相違点のみが説明され、同様の構造部材は、同様の参照符号によって示される。図14に示すように、ベローズ186は、浸漬管110がその下降位置にあるときに試薬容器106の内側にある位置に設けられている。特に、ベローズ186は、浸漬管110の先端に隣接して配置されているため、封止部材178から離間している。ベローズ186は、封止部材178に面する第1の端部188が浸漬管110に静止して取り付けられ、封止部材178から外方に面する第2の端部190が浸漬管110に対して移動可能であるように配置される。ベローズ付勢部材191は、圧縮ばねなどである。この場合、圧縮ばねの端部は、ベローズ186の第1の端部188に固定され、引張ばねの他端は、ベローズ186の第2の端部190に固定される。したがって、圧縮ばねは、ベローズ186を伸長させる傾向がある。ベローズ付勢部材191の付勢力は、付勢部材116の付勢力よりも小さい。付勢部材116は、試薬容器106の底部の内面に接触するように浸漬管110を移動させる傾向がある。この理由のために、ベローズ186は、第2の端部190が浸漬管110の先端から突出し、試薬容器106の底部によって開口がブロックまたは閉塞されるのを回避するように配置された開口を有するフィルタ部材に連結または一体的に形成されていてもよい。
図15は、別の動作状態におけるリフト装置112の上部の斜視図を示している。図15の長い矢印は、図15の右部分に示されている浸漬管ホルダ118および浸漬管110の位置を示すことを意図している。自動分析装置100は、浸漬管110を上昇位置にロックし、検出器108によって検出された試薬の識別情報が試薬の標的識別情報に対応する場合にのみ、浸漬管110が下降位置に向かって移動することを可能にするように構成されたロック装置192をさらに備える。換言すれば、ロック装置192は、標的試薬と検出器108によって識別された実際の試薬との間に一致がある場合にのみ、浸漬管110を下降位置に移動させることを可能にする。ロック装置192は、図2、図7から図11および図15では説明のために省略されており、実際には存在することに留意されたい。ロック装置192は、ガイドレール114の上端158に隣接して配置されている。ロック装置192は、ロックレバー194を備える。ロックレバー194は、ロックレバー194の後端198に隣接して配置されたロックレバー軸196のまわりを回動可能である。ロックレバー194は、ロックレバー194の前端202に隣接して配置されたフック200を備える。フック200は、レバー部材164と係合するように構成されている。ロックレバー194は、ロックレバー194の中心に位置することができるピンなどの突起204を備える。ロック装置192は、ロックレバー194および第2の支持部材154に連結された引張ばね206をさらに備える。引張ばね206は、第2の支持部材154に向かう方向にロックレバー194に付勢力を提供する。ロック装置192は、レバー部材164を停止させるように構成されたストッパ208をさらに備える。ロック装置192は、細長孔またはスロット付き孔などの孔212を有する引き込みレバー210をさらに備える。ロックレバー194の突起204は、孔212に係合する。ロック装置192は、ロックレバー194から離れる方向に引き込みレバー210を移動させるように構成された駆動装置214をさらに備える。例えば、駆動装置214は、ギアまたはピニオン218に連結されたモータ216を備え、ギアまたはピニオンは、引き込みレバー210のラック部220に係合する。もちろん、ロックレバー194をレバー部材164から離れる方向に移動させるように構成された任意の駆動装置が適用されてもよい。例えば、ロックレバーの下側に作用し、駆動装置によって駆動される偏心カム、ロックレバー194をレバー部材164から引き離す電磁石などの磁石、または回転する磁石が適用されることができる。ロック装置192は、ロックレバー194が、引き込みレバー210の孔212に係合する突起204を含まないように変更されることができる。むしろ、孔212は、貫通孔またはスロットであり、ロックレバーは、孔212を通って延在する。
図16は、本発明の変形例にかかるリフト装置112の上部の斜視図を示している。以下では、図7から図15に示す実施形態との相違点のみが説明され、同様の構造部材は、同様の参照符号によって識別される。一般に、図16に示す変形実施形態では、リフト装置112の上部は、下部と同様であるが反転している。この点において、少なくとも1つの付勢部材116は、図7から図15に示すものと同じである必要はなく、第1の支持部材120以外の他の部分に連結されてもよいことに留意されたい。例えば、2つの付勢部材116であってもよく、一方の付勢部材116は、第1の支持部材120に連結されるとともに、リフト装置112の上部と下部との間に静止して位置される詳細には図示されない中間部材に連結され、他方の付勢部材116は、第2の支持部材154および中間部材または任意の他の静止中間位置に連結される。図16の長い矢印は、図16の右部分に示されている浸漬管ホルダ118および浸漬管110の位置を示すことを意図している。特に、図16に示す変形実施形態によれば、自動分析装置100は、第2のガイドスロット224を備え、ガイドレール114の上端158に隣接してまたは上端に配置された第2のスロット付きガイド部材222を備える。第2のガイドスロット224は、ガイドレール114の中心線128に実質的に平行な第3のスロット部226と、ガイドレール114の中心線128に実質的に垂直な第4のスロット部228とを備える。第3のスロット部226と第4のスロット部228とは互いに移行する。自動分析装置100は、第2のガイドスロット224に係合し、第2の係合部材156に回動可能に連結された第2のリンクアセンブリ230を備える。第2のリンクアセンブリ230は、第2のガイドスロット224に係合する第3のリンク232と、第2の軸160から離間した第2の位置235において第2の係合部材156に回動可能に連結された第4のリンク234とを備える。第3のリンク232と第4のリンク234とは、互いに回動可能に連結されている。第3のリンク232は、ガイドレール114の中心線128に対して傾斜し、第4のリンク234から離れる方向に第3のリンク232を付勢する第2のリンク付勢部材236に連結されている。ロック装置192も存在する。ロックレバー194のフック200は、第3のリンク232と係合するように構成されている。例えば、第3のリンク232は、フック200に係合可能な凹部などを備える。第3のリンク232は、ローラなどによって第2のガイドスロット224に係合する。
自動分析装置100は、以下にさらに詳細に説明するようにさらに変更されることができる。リフト装置112は、付勢部材116による支持に起因して、動作にかなり大きな公差を許容し、且つ確実に端部位置、すなわち下降位置および上昇位置に移動することを可能にするにもかかわらず、自動分析装置100から独立したまたは別個のロボットなどによって動作されることができる。さらに、リフト装置112は、上方および下方への直線運動のみを必要とする。ロボットはまた、試薬容器106の交換を実現することができる。浸漬管を下降させるためのロボットとの通信は、検出器108およびそのコントローラから試薬容器106を肯定的にチェックした後、WLAN、Bluetooth(登録商標)、ビデオまたは赤外線信号などによる無線であってもよい。さらに、自動分析装置100は、WLAN、Bluetooth(登録商標)、ビデオまたは赤外線信号などの無線通信を介してディスプレイなどまたはロボットを介してユーザに通知して、浸漬管110を持ち上げ、空の試薬容器106を取ることができる。付勢部材116および/またはレバー付勢部材170は、渦巻きばねであってもよい。
以下では、図1から図13を参照して、自動分析装置100の動作について説明する。自動分析装置100に装填された試薬容器106を示す図1を参照して、動作の説明を開始する。浸漬管110は、試薬容器106内に挿入される下降位置にある。検出器108が試薬容器106の正しい試薬を識別したと仮定して、動作をさらに説明する。浸漬管110を下降位置に移動させるために、最初に、図2に示す上昇位置と下降位置との間の中間位置から開始して、リフト装置112の下部に対して参照が行われる。
図3に示すように、浸漬管110が中間位置にあるとき、第1の支持部材120は、ガイドレール114の下端124から20から40mm、例えば30mmの距離だけ離間している。第1の係合部材122は、第1のスロット132の開口がガイドレール114の上端158に対向した状態で、第1のスロット132がガイドレール114の中心線128と平行に延在するように向けられている。第1のリンクアセンブリ140の第1のリンク146は、第1のスロット付きガイド部材136の第2のスロット部144内に位置する。
浸漬管110および浸漬管ホルダ118が図4に示すようにさらに下降されると、浸漬管ホルダ118の第1のピンまたはローラ130が第1の係合部材122の第1のスロット132に進入し始める。
これにより、第1の係合部材122は、図5に示すように反時計回りに回転または回動される。第1の係合部材122の回動運動は、ユーザの手動運動によって実質的に促進されるが、さらに、ガイドレール114の中心線128から離間される浸漬管ホルダ118および第1の軸126の重量によって促進される。同時に、第1のリンク146は、第2のリンク148に対して回動され、第2のスロット部144から第1のガイドスロット138の第1のスロット部142内に移動する。さらに、第1の支持部材120は、付勢部材116の付勢力によってガイドレール114の下端124まで自動的に下方に移動する。これにより、浸漬管110および浸漬管ホルダ118は、図6に示すように下降位置に移動する。付勢部材116によって提供される付勢力は、浸漬管ホルダ118を過度に加速させることなく移動させるとともに、試薬容器106の開口180のリム182に封止部材178が蒸発した試薬のいかなる漏れも防止するのに十分な力で押し付けられるように調整されている。さらに、ベローズ186は、異なる試薬容器106の高さの任意の変動を補償することを可能にする。換言すれば、浸漬管ホルダ118が下降されると、第1のピンまたはローラ130と第1のスロット132との係合点によって画定される下降位置に近い所定の位置において、第1の支持部材120において第1の係合部材122に自動的に連結される。
例えば試薬容器106の交換が意図されているために、浸漬管110または浸漬管ホルダ118が図7に示すように持ち上げられると、ユーザは、浸漬管ホルダ118を持ち上げる。これにより、第1の支持部材120が上方に移動する。さらに、第1のリンク146は、第2のリンク148に対して回動され、第1のスロット部142から第1のリンク付勢部材152によって促進される第1のガイドスロット138の第2のスロット部144内に移動する。これにより、第1の係合部材122が時計回りに回転または回動され、第1のリンクアセンブリ140が予圧される。
浸漬管110を上昇位置に移動させるために、第2に、図7に示す上昇位置と下降位置との間の中間位置から開始して、リフト装置112の上部に関して参照が行われる。
浸漬管110および浸漬管ホルダ118をさらに持ち上げると、浸漬管ホルダ118は、図8に示すように第2の係合部材156を前進させる。図8に示すように、浸漬管ホルダ118が中間位置にあるとき、第2の係合部材156の第2のスロット174は、ガイドレール114の中心線128に対して傾斜して配向され、第2のスロット174の開口は、ガイドレール114の下端124に向かって下方を向いている。さらに、レバー部材164は、反時計回りに回転される位置にある。
浸漬管110および浸漬管ホルダ118が図9に示すようにさらに持ち上げられると、浸漬管ホルダ118の第2のピンまたはローラ172が第2のスロット174に挿入され、その上壁と係合する。これにより、第2の係合部材156が反時計回りに回転または回動される。同時に、レバー部材164は、レバー付勢部材170の付勢力によって促進される第1のギア162と第2のギア166との噛合により、時計回りに回転または回動される。したがって、浸漬管110および浸漬管ホルダ118は、図10に示すように自動的に上昇位置に移動する。レバー付勢部材170の付勢力は、浸漬管110に付着したいかなる試薬の飛散も回避するために、浸漬管110が過度に加速することなく上昇位置に移動するように調整されている。換言すれば、浸漬管ホルダ118が持ち上げられると、それは、第2のピンまたはローラ172と第2のスロット174との係合点によって画定される上昇位置に近い所定の位置の第2の支持部材154において第2の係合部材156に自動的に結合される。
さらに、図10および図15に示すように、浸漬管110は、ロックレバー194のフック200がレバー部材164に係合すると、ロック装置192によって上昇位置にロックされる。ロックレバー194用のストッパ208は、浸漬管110が上昇位置に引き込まれたときに、引き込みレバー210がロックレバー194を作動させることを可能にするために設けられている。
上昇位置では、試薬容器が新たなまたは他の試薬容器106と交換されることができるように、浸漬管110が試薬容器106から格納される。次いで、検出器108は、試薬容器106に配置されたRFIDタグまたはバーコードを読み取ることなどによって、新たな試薬容器106に貯蔵された試薬を識別する。検出器108によって検出された試薬の識別情報が試薬の標的識別情報に対応する場合、検出器108は、ロック装置192に信号を送信する。次いで、ロック装置192は、図15の図に対して時計回りの方向にピニオン218を回転させるようにモータ216を動作させる。これにより、引き込みレバー210は、矢印238によって示されるようにロックレバー194から離れるように移動する。したがって、ロックレバー194のフック200がレバー部材164から係合解除される。次いで、浸漬管ホルダ118が上昇位置から下方に移動することができる。
浸漬管ホルダ118が図10に示すように下方に移動すると、第2の係合部材156は、時計回りに回転または回動される。同時に、レバー部材164は、第1のギア162と第2のギア166との噛合によって反時計回りに回転または回動される。さらに、第2のピンまたはローラ172は、第2のスロット174から係合解除され、浸漬管110および浸漬管ホルダ118が下降位置に向かってさらに移動することを可能にする。
図16に示す変形実施形態がリフト装置112の上部として適用される場合、その動作は以下のとおりである。浸漬管110および浸漬管ホルダ118が下降位置から上昇位置に向かって移動すると、第2のピンまたはローラ172が第2のスロット174に挿入される。そして、第2の係合部材156が反時計回りに回転または回動される。同時に、第2のガイドスロット224に係合する第3のリンク232は、第4のスロット部228から第3のスロット部226内に移動する。さらに、第3のリンク232と第4のリンク234とは、相対的に回動される。これにより、第2のピンまたはローラ172はロックされ、浸漬管ホルダは、付勢部材116の付勢力によって自動的に上昇位置に引き込まれる。
上昇位置では、試薬容器が新たなまたは他の試薬容器106と交換されることができるように、浸漬管110が試薬容器106から格納される。次いで、検出器108は、試薬容器106に配置されたRFIDタグまたはバーコードを読み取ることなどによって、新たな試薬容器106に貯蔵された試薬を識別する。検出器108によって検出された試薬の識別情報が試薬の標的識別情報に対応する場合、検出器108は、ロック装置192に信号を送信する。次いで、ロック装置192は、図16の図に対して反時計回りの方向にピニオン218を回転させるようにモータ216を動作させる。これにより、引き込みレバー210は、矢印238によって示されるようにロックレバー194から離れるように移動する。したがって、ロックレバー194のフック200が第3のリンク232から係合解除される。次いで、浸漬管ホルダ118が上昇位置から下方に移動することができる。
浸漬管ホルダ118が下方に移動すると、第2の係合部材156は、時計回りに回転または回動される。同時に、第3のリンク232および第4のリンク234は、第3のリンク232が第3のスロット部226から第4のスロット部228に移動するように、互いに対して回転または回動される。さらに、第2のピンまたはローラ172は、第2のスロット174から係合解除され、浸漬管110および浸漬管ホルダ118が下降位置に向かってさらに移動することを可能にする。
100 自動分析装置
102 ハウジング
104 分析機器
106 試薬容器
108 検出器
110 浸漬管
112 リフト装置
114 ガイドレール
116 付勢部材
118 浸漬管ホルダ
120 第1の支持部材
122 第1の係合部材
124 下端
126 第1の軸
128 中心線
130 第1のピンまたはローラ
132 第1のスロット
134 第1のテーパ入口部
136 第1のスロット付きガイド部材
138 第1のガイドスロット
140 第1のリンクアセンブリ
142 第1のスロット部
144 第2のスロット部
146 第1のリンク
148 第2のリンク
150 第1の位置
152 第1のリンク付勢部材
154 第2の支持部材
156 第2の係合部材
158 上端
160 第2の軸
162 第1のギア
164 レバー部材
166 第2のギア
168 第3の軸
170 レバー付勢部材
171 ストッパ部材
172 第2のピンまたはローラ
174 第2のスロット
176 ガイドプーリ
178 封止部材
180 開口
182 リム
184 通気オリフィス
186 ベローズ
188 第1の端部
190 第2の端部
191 ベローズ付勢部材
192 ロック装置
194 ロックレバー
196 ロックレバー軸
198 後端
200 フック
202 前端
204 突起
206 引張ばね
208 ストッパ
210 引き込みレバー
212 孔
214 駆動装置
216 モータ
218 ピニオン
220 ラック部
222 第2のスロット付きガイド部材
224 第2のガイドスロット
226 第3のスロット部
228 第4のスロット部
230 第2のリンクアセンブリ
232 第3のリンク
234 第4のリンク
235 第2の位置
236 第2のリンク付勢部材
238 矢印

Claims (14)

  1. 試料を分析するための自動分析装置(100)であって、
    試薬容器(106)に貯蔵された試薬を取り出すように構成された浸漬管(110)と、
    前記浸漬管(110)を昇降させるように構成されたリフト装置(112)であって、
    前記浸漬管(110)が前記試薬容器(106)内に浸漬するように構成された下降位置と、前記浸漬管(110)が前記試薬容器(106)から格納されるように構成された上昇位置との間で、前記浸漬管(110)が摺動可能に移動可能なガイドレール(114)と、
    前記浸漬管(110)を前記下降位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成された少なくとも1つの付勢部材(116)と
    を備える、リフト装置(112)と、
    前記試薬の識別情報を検出するように構成された検出器(108)と、
    前記浸漬管(110)を前記上昇位置にロックし、前記検出器(108)によって検出された前記試薬の前記識別情報が前記試薬の標的識別情報に対応する場合にのみ、前記浸漬管(110)が前記下降位置に向かって移動することを可能にするように構成されたロック装置(192)と
    備え、
    前記リフト装置(112)が、前記浸漬管(110)を保持し、前記ガイドレール(114)に移動可能に取り付けられた浸漬管ホルダ(118)と、前記少なくとも1つの付勢部材(116)に連結され、前記ガイドレール(114)に移動可能に取り付けられた第1の支持部材(120)と、前記浸漬管ホルダ(118)と係合するように構成された第1の係合部材(122)と、をさらに備え、前記第1の係合部材(122)が、前記ガイドレール(114)の下端(124)に隣接して配置され、前記第1の係合部材(122)が、前記浸漬管ホルダ(118)を解放可能にロックし、前記浸漬管(110)と係合したときに前記下降位置に前記浸漬管(110)を一体的に移動させるように構成されている、
    自動分析装置(100)。
  2. 前記第1の係合部材(122)が、前記ガイドレール(114)の中心線(128)に対して垂直な第1の軸(126)のまわりを回動可能である、請求項1に記載の自動分析装置(100)
  3. 前記浸漬管ホルダ(118)が第1のピンまたはローラ(130)を備え、前記第1の係合部材(122)が、前記第1のピンまたは前記ローラ(130)と係合するように構成された第1のスロット(132)を備える、請求項2に記載の自動分析装置(100)
  4. 前記第1のスロット(132)が、前記第1のピンまたは前記ローラ(130)と係合するときに前記第1の係合部材(122)が前記第1の軸(126)のまわりを回転するように構成されるように、前記ガイドレール(114)の前記中心線(128)に対して少なくとも部分的に傾斜して形成される、請求項3に記載の自動分析装置(100)
  5. 第1のガイドスロット(138)を備え、前記ガイドレール(114)の前記下端(124)に隣接して配置された第1のスロット付きガイド部材(136)と、前記第1のガイドスロット(138)に係合し、前記第1の係合部材(122)に回動可能に連結された第1のリンクアセンブリ(140)とをさらに備え、前記第1のガイドスロット(138)が、前記ガイドレール(114)の前記中心線(128)に実質的に平行な第1のスロット部(142)と、前記ガイドレール(114)の前記中心線(128)に実質的に垂直な第2のスロット部(144)とを備える、請求項2から4のいずれか1項に記載の自動分析装置(100)
  6. 前記リフト装置(112)が、前記少なくとも1つの付勢部材(116)に連結され、前記ガイドレール(114)に取り付けられた第2の支持部材(154)と、前記浸漬管ホルダ(118)に係合するように構成された第2の係合部材(156)とをさらに備え、前記第2の係合部材(156)が、前記ガイドレール(114)の上端(158)に隣接して配置され、前記第2の係合部材(156)が、前記浸漬管ホルダ(118)を解放可能にロックし、前記浸漬管(110)と係合したときに前記上昇位置に前記浸漬管(110)を一体的に移動させるように構成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の自動分析装置(100)
  7. 前記第2の係合部材(156)が、前記ガイドレール(114)の中心線(128)に対して垂直な第2の軸(160)のまわりを回動可能である、請求項6に記載の自動分析装置(100)
  8. 前記浸漬管ホルダ(118)が第2のピンまたはローラ(172)を備え、前記第2の係合部材(156)が、前記第2のピンまたは前記ローラ(172)と係合するように構成された第2のスロット(174)を備える、請求項7に記載の自動分析装置(100)
  9. 前記第2のスロット(174)が、前記第2のピンまたは前記ローラ(172)と係合するときに前記第2の係合部材(156)が前記第2の軸(160)のまわりを回転するように構成されるように、前記ガイドレール(114)の前記中心線(128)に対して少なくとも部分的に傾斜して形成される、請求項8に記載の自動分析装置(100)
  10. 第2のガイドスロット(224)を備え、前記ガイドレール(114)の前記上端(158)に隣接して配置された第2のスロット付きガイド部材(222)と、前記第2のガイドスロット(224)に係合し、前記第2の係合部材(156)に回動可能に連結された第2のリンクアセンブリ(230)とをさらに備え、前記第2のガイドスロット(224)が、前記ガイドレール(114)の中心線(128)に実質的に平行な第3のスロット部(226)と、前記ガイドレール(114)の前記中心線(128)に実質的に垂直な第4のスロット部(228)とを備える、請求項6から9のいずれか1項に記載の自動分析装置(100)
  11. 前記第2の支持部材(154)が、前記ガイドレール(114)に移動可能に取り付けられ、前記少なくとも1つの付勢部材(116)が、前記浸漬管(110)を前記上昇位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成されている、請求項6から10のいずれか1項に記載の自動分析装置(100)
  12. 前記第2の支持部材(154)に取り付けられ、前記第2の軸(160)と平行な第3の軸(168)のまわりを回転可能なレバー部材(164)をさらに備え、前記第2の係合部材(156)と前記レバー部材(164)とが、互いに逆方向に回転可能である、請求項7から9のいずれか1項に記載の自動分析装置(100)
  13. 前記レバー部材(164)と前記第2の係合部材(156)とに連結されたレバー付勢部材(170)をさらに備え、前記レバー付勢部材(170)が、前記浸漬管(110)を前記上昇位置に向かって所定の付勢力で付勢するように構成されている、請求項12に記載の自動分析装置(100)
  14. 前記浸漬管(110)に配置され、前記試薬容器(106)の開口(180)のリム(182)と係合することによって前記開口(180)を封止するように構成された封止部材(178)をさらに備え、および/または、
    前記浸漬管(110)に連結されたベローズ(186)をさらに備え、前記ベローズ(186)の第1の端部(188)が前記浸漬管(110)に固定され、前記ベローズ(186)の第2の端部(190)が前記浸漬管(110)に対して移動可能であり、前記ベローズ(186)が、前記浸漬管(110)がその下降位置にあるときに前記試薬容器(106)の外側となる位置において前記浸漬管(110)に配置されるか、または、前記ベローズ(186)が、前記浸漬管(110)がその下降位置にあるときに前記試薬容器(106)の内側となる位置において前記浸漬管(110)に配置される、請求項1から13のいずれか1項に記載の自動分析装置(100)
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