以下、図面を用いて実施形態について説明する。
本実施形態では、セミセルフ方式の商品販売データ処理システムで販売促進処理を実行するケースについて説明するが、これに限定されるものではない。例えば、対面方式の商品販売データ処理システムで販売促進処理を実行するようにしてもよい。また、客がショッピングカートに取り付けられた登録装置で商品を登録するカート方式の商品販売データ処理システムで販売促進処理を実行するようにしてもよい。
図1は、本実施形態に係る商品販売データ処理システム10の一例を示す模式図である。商品販売データ処理システム10は、1又は複数台の登録装置11と、1又は複数台の決済装置12と、サーバ13と、これらを接続するネットワーク14と、を含む。ネットワーク14は、典型的にはLAN(local area network)である。登録装置11と決済装置12とは、サーバ13等を介して間接的に又は直接的に情報を送受信する。また、登録装置11と他の登録装置11又は決済装置12と他の決済装置12とが、それぞれサーバ13等を介して間接的に又は直接的に情報を送受信することも可能である。ネットワーク14は、LANに代えて、インターネットや無線LAN等の別の通信網を用いてもよい。
登録装置11及び決済装置12は、店舗のチェックアウトレーン毎に配置される。図1では、2台の登録装置11と6台の決済装置12とを2つのチェックアウトレーンに配置した場合を示している。具体的には、1つのチェックアウトレーンに対して1台の登録装置11と3台の決済装置12(12-1、12-2、12-3)とを配置した例を図示している。商品販売データ処理システム10が、登録装置11及び決済装置12をそれぞれ何台含むかは任意である。また、チェックアウトレーンに配置される登録装置11と決済装置12との台数の比も任意である。
登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った店員21が、その操作者となる。決済装置12は、店舗で販売される商品を購入する客22が、その操作者となる。すなわち商品販売データ処理システム10は、セミセルフ方式である。このような商品販売データ処理システム10は、セミセルフ方式のチェックアウトシステムとも称される。
登録装置11は、図1においては、作業テーブル23に取り付けられる。作業テーブル23は、矩形の天板を有する。複数の作業テーブル23が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、客22のための通路、いわゆるチェックアウトレーンが形成される。
登録装置11は、購入対象商品の登録、会計データの生成、及び会計データの決済装置12への送信の各機能を備える。購入対象商品の登録とは、客22が購入しようとする商品を登録装置11に登録することである。例えば、商品に付されたバーコードシンボルをスキャナで読み取ることにより、この商品が購入対象商品として登録装置11に登録される。会計データとは、1つの取引として登録された購入対象商品の会計に係るデータであり、後述する決済処理に用いられる。
決済装置12は、会計データの受信、会計データの他の決済装置12への転送、並びに購入対象商品の代金を決済する決済処理の機能を備える。決済処理とは、会計データを基に商品売買行為である取引の決済を処理することである。決済には、現金、クレジットカード、又は電子マネー等が代金の支払方法として利用される。決済装置12は、登録装置11あるいは他の決済装置12から会計データを受信した場合に、その会計データを基に取引の決済を処理する。
なお、決済には、商品券等の金券が代金の支払方法として利用される場合もある。金券による決済の際には、店員が金券を確認する必要がある。このため登録装置11は、決済処理の機能も有しており、主に金券による決済を処理できるようになっている。登録装置11は、さらには単体で、現金、クレジットカード、電子マネー等による決済を処理できるようになっている。
図2は、本実施形態に係るサーバ13の回路構成の一例を示すブロック図である。サーバ13は、商品情報処理装置に相当し、プロセッサ13a、主記憶デバイス13b、補助記憶デバイス13c、通信ユニット13d、キーボード13e、タッチパネル13g、ディスプレイ13h及びシステム伝送路13kを備える。システム伝送路13kは、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路13kは、プロセッサ13aと、主記憶デバイス13b、補助記憶デバイス13c、通信ユニット13d、キーボード13e、タッチパネル13g及びディスプレイ13hとを相互に接続する。プロセッサ13a、主記憶デバイス13b及び補助記憶デバイス13cがシステム伝送路13kで接続されることにより、サーバ13のコンピュータが構成される。
プロセッサ13aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する情報処理部である。プロセッサ13aは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムに従って、サーバ13としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ13aは、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
主記憶デバイス13bは、不揮発性の記憶領域と揮発性の記憶領域とを含む。不揮発性の記憶領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性の記憶領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。不揮発性の記憶領域は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの一部又は全部を記憶する。揮発性の記憶領域は、プロセッサ13aの処理データ等を一時的に記憶する。
補助記憶デバイス13cは、不揮発性の記憶領域を含み、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)(登録商標)、HDD(Hard Disk Drive)、及びSSD(Solid State Drive)等のうちの一つ又は複数により構成される。補助記憶デバイス13cは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの一部又は全部を記憶する。また、補助記憶デバイス13cは、プロセッサ13aが各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ13aの処理によって生成されたデータ等を記憶する。例えば、補助記憶デバイス13cは商品情報領域を含み、商品情報領域は商品管理情報及び商品関連情報を記憶する。商品管理情報及び商品関連情報については後に詳しく説明する。
主記憶デバイス13b及び補助記憶デバイス13cの少なくとも一方に記憶されるアプリケーションプログラムには、サーバ13で実行される情報処理(販売促進処理を含む)に関して記述した制御プログラム(商品情報処理プログラムを含む)が含まれる。制御プログラムを補助記憶デバイス13cにインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワーク14を介した通信により制御プログラムを配信して、補助記憶デバイス13cにインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能なコンピュータ可読記憶媒体であれば、その形態は問わない。
通信ユニット13dは、ネットワーク14を介して接続された登録装置11及び決済装置12との間でデータ通信を行う通信部である。
キーボード13eは、テンキー、乗算キー、小計キー、送信キー、クリアキー等の周知のキーを配置したキーボードである。例えば、キーボード13eを介して、商品関連情報を編集することができる。
タッチパネル13gは、入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル13gは、サーバ13のオペレータである店員に対して情報の表示を行い、その店員による操作入力を受け付ける。
ディスプレイ13hは、商品管理情報及び商品関連情報等を表示する。
図3は、本実施形態に係る登録装置11の回路構成の一例を示すブロック図である。登録装置11は、プロセッサ11a、主記憶デバイス11b、補助記憶デバイス11c、通信ユニット11d、キーボード11e、スキャナ11f、タッチパネル11g、客用ディスプレイ11h、プリンタ11i、ドロワ開放機構11j及びシステム伝送路11kを備える。システム伝送路11kは、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路11kは、プロセッサ11aと、主記憶デバイス11b、補助記憶デバイス11c、通信ユニット11d、キーボード11e、スキャナ11f、タッチパネル11g、客用ディスプレイ11h、プリンタ11i及びドロワ開放機構11jとを相互に接続する。プロセッサ11a、主記憶デバイス11b及び補助記憶デバイス11cがシステム伝送路11kで接続されることにより、登録装置11のコンピュータが構成される。
プロセッサ11aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する情報処理部である。プロセッサ11aは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムに従って、登録装置11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ11aは、例えばCPUである。
主記憶デバイス11bは、不揮発性の記憶領域と揮発性の記憶領域とを含む。不揮発性の記憶領域は、例えばROMである。揮発性の記憶領域は、例えばRAMである。不揮発性の記憶領域は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの一部又は全部を記憶する。揮発性の記憶領域は、プロセッサ11aの処理データ等を一時的に記憶する。
補助記憶デバイス11cは、不揮発性の記憶領域を含み、例えばEEPROM、HDD、及びSSD等のうちの一つ又は複数により構成される。補助記憶デバイス11cは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの一部又は全部を記憶する。また、補助記憶デバイス11cは、プロセッサ11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ11aの処理によって生成されたデータ等を記憶する。
例えば、補助記憶デバイス11cは商品登録領域を含み、商品登録領域は、1取引で登録される購入対象商品毎に生成される商品データを記憶する。商品データは、商品コード、商品名、単価等を含む。
主記憶デバイス11b及び補助記憶デバイス11cの少なくとも一方に記憶されるアプリケーションプログラムには、登録装置11で実行される情報処理(登録処理を含む)に関して記述した制御プログラムが含まれる。制御プログラムを補助記憶デバイス11cにインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワーク14を介した通信により制御プログラムを配信して、補助記憶デバイス11cにインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能なコンピュータ可読記憶媒体であれば、その形態は問わない。
通信ユニット11dは、ネットワーク14を介して接続されたサーバ13及び決済装置12との間でデータ通信を行う通信部である。通信ユニット11dは、ネットワーク14を介して接続された他の登録装置11との間でデータ通信を行うこともできる。
キーボード11eは、テンキー、乗算キー、小計キー、送信キー、クリアキー等の周知のキーを配置した登録装置専用のキーボードである。キーボード11eは、テンキーを備えた汎用のキーボードに、乗算キー、小計キー、送信キー、クリアキー等の機能を割り当てたものであってもよい。
スキャナ11fは、バーコード、二次元データコード等のコードシンボルを読み取る。スキャナ11fは、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
タッチパネル11gは、入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル11gは、登録装置11のオペレータである店員に対して情報の表示を行い、その店員による操作入力を受け付ける。
客用ディスプレイ11hは、登録装置11において購入する商品の登録が行われている客に対して情報の表示を行う。
プリンタ11iは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷することにより、レシートを発行する。この種のプリンタ11iとしては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。
ドロワ開放機構11jは、現金または商品券、クーポン券等の金券を収容するためのドロワを開放動作させる。
図4は、本実施形態に係る決済装置12の回路構成の一例を示すブロック図である。決済装置12は、プロセッサ12a、主記憶デバイス12b、補助記憶デバイス12c、通信ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、リーダ・ライタ12h、釣銭機12i、ランプ12j及びシステム伝送路12kを備える。システム伝送路12kは、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路12kは、プロセッサ12aと、主記憶デバイス12b、補助記憶デバイス12c、通信ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、リーダ・ライタ12h、釣銭機12i及びランプ12jとを相互に接続する。プロセッサ12a、主記憶デバイス12b及び補助記憶デバイス12cがシステム伝送路12kで接続されることにより、決済装置12のコンピュータが構成される。
プロセッサ12aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する情報処理部である。プロセッサ12aは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムに従って、決済装置12としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ12aは、例えばCPUである。
主記憶デバイス12bは、不揮発性の記憶領域と揮発性の記憶領域とを含む。不揮発性の記憶領域は、例えばROMである。揮発性の記憶領域は、例えばRAMである。不揮発性の記憶領域は、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの一部又は全部を記憶する。揮発性の記憶領域は、プロセッサ12aの処理データ等を一時的に記憶する。
補助記憶デバイス12cは、不揮発性の記憶領域を含み、例えばEEPROM、HDD、及びSSD等のうちの一つ又は複数により構成される。補助記憶デバイス12cは、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの一部又は全部を記憶する。また、補助記憶デバイス12cは、プロセッサ12aが各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ12aの処理によって生成されたデータ等を記憶する。
例えば、補助記憶デバイス12cは支払い決済処理領域を含み、決済処理領域は決済処理情報を記憶する。決済処理情報は、1取引で登録される購入対象商品毎に生成される商品データ及び商品データに対応する合計請求額を含む。さらに、現金支払いの場合には、預り金額と釣銭額のデータが決済処理領域に記憶される。クレジットカード支払いの場合には、クレジットカードによる支払金額のデータが決済処理領域に記憶される。電子マネー支払いの場合には、電子マネーによる支払い金額のデータが決済処理領域に記憶される。
主記憶デバイス12b及び補助記憶デバイス12cの少なくとも一方に記憶されるアプリケーションプログラムには、決済装置12で実行される情報処理(決済処理を含む)に関して記述した制御プログラムが含まれる。制御プログラムを補助記憶デバイス12cにインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワーク14を介した通信により制御プログラムを配信して、補助記憶デバイス12cにインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能なコンピュータ可読記憶媒体であれば、その形態は問わない。
通信ユニット12dは、ネットワーク14を介して接続されたサーバ13又は登録装置11との間でデータ通信を行う通信部である。通信ユニット12dは、ネットワーク14を介して接続された他の決済装置12との間でデータ通信を行うこともできる。
スキャナ12eは、バーコード、二次元データコード等のコードシンボルを読み取る。スキャナ12eは、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
タッチパネル12fは、入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル12fは、決済装置12のオペレータである客に対して情報の表示を行い、その客による操作入力を受け付ける。
プリンタ12gは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷することにより、レシートを発行する。この種のプリンタ12gとしては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。
リーダ・ライタ12hは、カード、スマートフォン等の媒体に記録されたデータを読み取る機能と、上記媒体へデータを書き込む機能とを有する。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカード等の決済用カードの他に、メンバーズカード又はポイントカード等を含み得る。リーダ・ライタ12hは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであってもよいし、また複数種のデバイスを含んでいてもよい。
釣銭機12iは、投入される硬貨及び紙幣を収受する。また釣銭機12iは、釣銭としての硬貨及び紙幣を排出する。
ランプ12jは、例えば赤色と緑色の二色の発光体を有する。ランプ12jは、決済装置12に対応付けてその近傍に立設されたポールの頂部に設けられており、対応する決済装置12の状態に応じて、例えば赤色又は緑色で点灯する。
図5は、本実施形態に係るサーバ13の補助記憶デバイス13cに記憶される商品管理情報INF1の一例を示す図である。商品管理情報INF1は、各商品の商品レコードR11を含む。商品レコードR11は、商品コード、商品名、単価、製造者識別情報(製造メーカ)、及び販売者識別情報(販売元)等を含む。商品コードは、各商品を識別するために商品毎に設定された固有のコードである。通常、各商品には、商品コードをバーコード化したバーコードシンボル、若しくは二次元データコード化した2次元データコードシンボルが付されている。あるいは、商品コードを記憶したRFID(Radio Frequency Identification)タグが付されていてもよい。商品名及び単価は、商品コードで識別される商品の名称及び1点当たりの価格である。
また、商品管理情報INF1は、各商品の販売実績レコードR12を含む。販売実績レコードR12は、商品コードと販売日時を含む。例えば、販売日時は、決済装置12による決済処理日時である。販売実績レコードR12に基づく販売実績の分析により、指定期間内に、ある商品が何個販売されたかを示す販売傾向を取得できる。指定期間は、任意に指定される開始日時から終了日時までの期間である。
図6は、本実施形態に係るサーバ13の補助記憶デバイス13cに記憶される商品関連情報INF2の一例を示す図である。商品関連情報INF2は、各商品の商品知識に関する商品知識レコードR21、各商品に類似する類似商品に関する類似商品レコードR22、各商品との併用を推奨する推奨商品に関する推奨商品レコードR23、及び各商品の替わりになる代替商品に関する代替商品レコードR24のうちの少なくとも一つを含む。
商品知識レコードR21は、対象商品の商品コードと対象商品の商品知識に関係する情報を含む。例えば、商品知識レコードR21は、対象商品の商品コードC21と、商品知識に関係する情報としてクイズQ1を含む。クイズQ1は、対象商品に関する出題とその正解と配信先とを含み、出題形式は、対象商品の製造メーカを問う内容で複数の選択肢の中から回答を選択する択一形式とし、その正解は、対象商品の製造メーカとなり、配信先は決済装置12-1となる。また、商品知識レコードR21は、対象商品の商品コードC21と、商品知識に関係する情報としてクイズQ2を含む。クイズQ2は、対象商品に関する出題とその正解と配信先とを含み、出題形式は、対象商品に類似する類似商品を問う内容で複数の選択肢の中から回答を選択する択一形式とし、その正解は、対象商品に類似する類似商品となり、配信先は決済装置12-2となる。このように、同一商品コードC21に対して、異なるクイズQ1及びQ2を用意し、異なる配信先を設定することができる。プロセッサ13aは、商品管理情報等に基づき、各商品について1又は複数のクイズを生成することができる。
類似商品レコードR22は、対象商品の商品コードと対象商品に類似する類似商品の商品コードを含む。例えば、対象商品がトマトのパスタソースであり、その類似商品がクリームのパスタソースである。推奨商品レコードR23は、対象商品の商品コードと対象商品に向けて推奨する推奨商品の商品コードを含む。例えば、対象商品がパスタであり、その推奨商品がパスタソースである。代替商品レコードR24は、対象商品の商品コードと対象商品に替わる代替商品の商品コードを含む。例えば、対象商品が製造者Aのパスタソースであり、その代替商品が製造者Bのパスタソースである。
次に、本実施形態に係る商品販売データ処理システムによる登録処理、販売促進処理、及び決済処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る登録装置11による商品登録処理の一例を示すフローチャートである。店員が、登録装置11のタッチパネル11gを介して商品登録の開始を入力すると、プロセッサ11aは、この入力に基づき商品登録の開始を判定し(ACT1101、YES)、例えば、スキャナ11fにより商品から読み取られたコードシンボルから商品コードC21を検出する(ACT1102)。通信ユニット11dは、取引コードC11及び商品コードC21を含む登録コマンドをサーバ13へ送信する(ACT1103)。
サーバ13の通信ユニット13dは、取引コードC11及び商品コードC21を含む登録コマンドを受信する。サーバ13のプロセッサ13aは、商品管理情報INF1に基づき、登録コマンドに含まれる商品コードC21に対応する商品名及び単価等の商品データを取得し、通信ユニット13dは、取引コードC11及び商品コードC21に対応する商品データを含む応答を送信する。
通信ユニット11dは、取引コードC11及び商品コードC21に対応する商品データを含む応答を受信する(ACT1104)。プロセッサ11aは、商品コードC21に対応する商品データに基づき会計データを生成し、商品コードC21に対応する商品データ、及び会計データの表示を制御する。タッチパネル11gは、商品コードC21に対応する商品データ、及び会計データを表示する(ACT1105)。
さらに登録対象の商品がある場合(ACT1106、NO)、例えば、スキャナ11fにより商品から読み取られたコードシンボルから商品コードC22を検出する(ACT1102)。通信ユニット11dは、取引コードC11及び商品コードC22を含む登録コマンドをサーバ13へ送信する(ACT1103)。
通信ユニット11dは、取引コードC11及び商品コードC22に対応する商品データを含む応答を受信する(ACT1104)。プロセッサ11aは、先に受信した商品コードC21に対応する商品データ及び商品コードC22に対応する商品データに基づき会計データを生成し、商品コードC21に対応する商品データ、商品コードC22に対応する商品データ、及び会計データの表示を制御する。タッチパネル11gは、商品コードC21に対応する商品データ、商品コードC22に対応する商品データ、及び会計データを表示する(ACT1105)。
このように、登録処理の対象となる商品が複数ある場合は、商品コードの検出(ACT1102)、登録コマンドの送信(ACT1103)、商品データと会計データの表示(ACT1105)が商品の数だけ繰り返される。タッチパネル13gを介して商品の登録終了が入力されるまでの一連の登録処理では、登録コマンドに含まれる取引コードは同一の取引コードとなる。店員が、タッチパネル13gを介して、一連の精算処理の対象となる商品の登録終了を入力すると、プロセッサ11aは、商品登録の終了を判定し(ACT1106、YES)、通信ユニット11dは、取引コードC11を含む登録終了コマンドをサーバ13へ送信する(ACT1107)。
サーバ13の通信ユニット13dは、登録終了コマンドを受信し、プロセッサ13aは、複数台の決済装置12から未選択の1台の決済装置12を選択し、通信ユニット13dは選択した決済装置12へ決済コマンドを送信する。決済コマンドを受信した決済装置12のランプ12jは、緑色で点灯する。店員は、緑色で点灯するランプ12jに対応した決済装置12が決済対象の装置であることを認識できるので、客に緑色で点灯するランプ12jに対応した決済装置12での決済を依頼する。
図8は、本実施形態に係るサーバ13による販売促進処理の一例を示すフローチャートである。補助記憶デバイス13cは、図5に示す商品管理情報INF1及び図6に示す商品関連情報INF2を記憶する。プロセッサ13aは、商品管理情報INF1に含まれる各商品の販売実績レコードR12に基づき各商品の販売傾向を分析する(ACT1301)。プロセッサ13aは、販売傾向の分析結果に基づき商品を指定し、この指定商品に対応する商品コードを特定する。例えば、プロセッサ13aは、販売傾向の分析結果に基づいて、指定期間において指定個数未満の販売実績を示す販売低迷商品に対応する商品コードを特定する(ACT1302)。指定期間及び指定個数は、任意の値である。また、プロセッサ13aは、任意のタイミングで、販売傾向の分析(ACT1301)及び販売低迷商品の特定(ACT1302)を実行し、特定される販売低迷商品を更新することができる。
通信ユニット13dが、登録装置11からの登録コマンドを受信すると(ACT1303、YES)、プロセッサ13aは、登録コマンドを登録する(ACT1304)。例えば、取引コードC11及び購入対象商品の商品コードC21を含む登録コマンドと、取引コードC11及び購入対象商品の商品コードC22を含む登録コマンドが登録される。
通信ユニット13dが、登録装置11からの登録終了コマンドを受信すると(ACT1305、YES)、プロセッサ13aは、登録コマンドに含まれる取引コードに基づき同一取引を特定する(ACT1306)。例えば、プロセッサ13aは、取引コードC11及び商品コードC21を含む登録コマンド、及び取引コードC11及び商品コードC22を含む登録コマンドを同一取引として特定する。
プロセッサ13aは、商品管理情報INF1に基づき、取引コードC11、商品コードC21に対応する商品名と単価等、商品コードC22に対応する商品名と単価等、及び商品コードC21とC22の合計金額を含む決済コマンドを生成する。
さらに、プロセッサ13aは、購入対象商品の商品コードC21が販売低迷商品の商品コードに該当する場合は、購入対象商品を販売低迷商品と判定し、購入対象商品の商品コードC21に対応する商品関連情報INF2を取得する(ACT1307)。同様に、プロセッサ13aは、購入対象商品の商品コードC22が販売低迷商品の商品コードに該当する場合は、購入対象商品を販売低迷商品と判定し、購入対象商品の商品コードC22に対応する商品関連情報INF2を取得する(ACT1307)。この場合、プロセッサ13aにより生成される決済コマンドは、さらに、商品コードC21及びC22に対応する商品関連情報INF2、及び商品関連情報INF2への入力を要求する入力要求を含む。
なお、購入対象商品の商品コードC21が販売低迷商品の商品コードに該当し、購入対象商品の商品コードC22が販売低迷商品の商品コードに該当しない場合には、プロセッサ13aにより生成される決済コマンドは、さらに、商品コードC21に対応する商品関連情報INF2及び入力要求を含む。また、購入対象商品の商品コードC22が販売低迷商品の商品コードに該当し、購入対象商品の商品コードC21が販売低迷商品の商品コードに該当しない場合には、プロセッサ13aにより生成される決済コマンドは、さらに、商品コードC22に対応する商品関連情報INF2及び入力要求を含む。
また、購入対象商品の商品コードC21及びC22の両方が販売低迷商品の商品コードに該当する場合に、プロセッサ13aが、これら複数の商品コードの中から一つの商品コードを選択し、選択した商品コードに対応する商品関連情報INF2、及び選択した商品コードに対応する商品関連情報INF2への入力要求を含む決済コマンドを生成するようにしてもよい。例えば、プロセッサ13aは、商品管理情報INF1に基づき、複数の商品コードに対応する複数の商品のうち、最も販売が低迷している商品の商品コードを選択する。これにより、後に、決済コマンドに含まれる商品関連情報INF2に基づき表示される情報を絞り込むことができ、絞り込まれた情報に基づく販売促進効果が期待できる。
プロセッサ13aは、複数台の決済装置12から未選択の1台の決済装置12を選択し、通信ユニット13dは、選択した決済装置12へ決済コマンドを送信する(ACT1308)。決済コマンドを受信した決済装置12のランプ12jは、緑色で点灯する。店員は、緑色で点灯するランプ12jに対応した決済装置12が決済対象の装置であることを認識できるので、客に緑色で点灯するランプ12jに対応した決済装置12での決済を依頼する。
ここで、決済装置12の決済処理の説明に移行する。後に、サーバ13による販売促進処理のACT1309以降の処理を説明する。
図9は、本実施形態に係る決済装置12による決済処理の一例を示すフローチャートである。通信ユニット12dは、サーバ13からの決済コマンドを受信し(ACT1201、YES)、プロセッサ12aは、決済コマンドの受信に基づきランプ12jの緑色での点灯を制御し、ランプ12jは、緑色で点灯する。さらに、プロセッサ12aは、決済コマンドに基づく決済画面の表示を制御し、タッチパネル12fは、決済画面を表示する(ACT1202)。
図10は、本実施形態に係る決済装置12による決済画面表示の一例を示す図である。図10に示すように、決済画面は、「お支払い」及び「商品関連情報」等の選択ボタンを含む。例えば、「商品関連情報」は「クイズ」である。
客が、タッチパネル12fを介して「商品関連情報」を選択すると、プロセッサ12aは、この選択を検知し(ACT1203、YES)、商品関連情報INF2の出力を指示し、さらに、決済コマンドに含まれる入力要求に基づき入力を要求する。タッチパネル12fは、商品コードC21とC22に対応する商品関連情報INF2を表示し(ACT1204)、入力要求を表示する。なお、入力要求とともに、インセンティブの付与があることを表示するようにしてもよい。
例えば、タッチパネル12fは、商品コードC21とC22に対応する商品の商品知識に関する情報、商品コードC21とC22に対応する商品に類似する類似商品に関する情報、商品コードC21とC22に対応する商品との併用を推奨する推奨商品に関する情報、及び商品コードC21とC22に対応する商品の替わりになる代替商品に関する情報のうちの少なくとも一つを表示する。
なお、決済コマンドが、商品コードC21に対応する商品関連情報INF2を含み、商品コードC22に対応する商品関連情報INF2を含まない場合は、商品コードC21に対応する商品関連情報INF2を表示する。逆に、決済コマンドが、商品コードC22に対応する商品関連情報INF2を含み、商品コードC21に対応する商品関連情報INF2を含まない場合は、商品コードC22に対応する商品関連情報INF2を表示する。
例えば、商品知識に関する情報はクイズであり、タッチパネル12fは、出題とその回答候補として複数の選択肢を表示し、選択肢の選択(入力)を要求する。客が、タッチパネル12fを介して、一つの選択肢を選択すると(ACT1203、YES)、プロセッサ12aは、選択(入力)を検知し(ACT1205、YES)、通信ユニット12dは、選択された選択肢を入力情報としてサーバ13へ送信する(ACT1206)。
ここで、図8に示す販売促進処理に戻り説明する。サーバ13の通信ユニット13dは、入力情報としての選択肢を受信し(ACT1309)、プロセッサ13aは、インセンティブを付与する(ACT1310)。インセンティブの付与先については後に説明する。例えば、インセンティブは、値引、割引、又はポイント還元である。また、プロセッサ13aは、商品知識レコードR21を参照し、選択された選択肢と正解とを比較し、選択された選択肢と正解とが一致する場合には、付与するインセンティブを追加する。例えば、値引の場合は値引き額を増額し、割引の場合は割引率を増加し、ポイント還元の場合は還元率を増加する。サーバ13の通信ユニット13dは、付与されるインセンティブを決済装置12へ送信する。サーバ13による販売促進処理を継続する場合は(ACT1311、YES)、販売傾向の分析へ戻る、又は登録コマンドの受信待ちとなる。
ここで、図9に示す決済処理に戻り説明する。決済装置12の通信ユニット12dは、付与されるインセンティブを受信し、プロセッサ12aは、付与されるインセンティブの表示を制御し、タッチパネル12fは、付与されるインセンティブを含む決済画面を表示する(ACT1207)。ここで表示される決済画面は、「お支払い」の選択ボタン及び「還元ポイント100」等の案内を含む。
客が、タッチパネル12fを介して決済画面中の「お支払い」を選択すると、プロセッサ12aは、「お支払い」の選択を検知し、支払方法選択画面の表示を制御し、タッチパネル12fは支払方法選択画面を表示する。例えば、支払方法選択画面は、現金による支払いを指定するボタン、クレジットカードによる支払いを指定するボタン、及び電子マネーによる支払いを指定するボタンを含む。客が、タッチパネル12fを介して何れかのボタンを選択すると、プロセッサ12aは、選択されたボタンに対応する支払い方法での支払処理を実行する(ACT1208)。
客が、タッチパネル12fを介して現金による支払いを指定するボタンを選択すると、プロセッサ12aは、メンバーズカード又はポイントカード等の投入と、現金の投入を要求する。客は、要求されたカードをリーダ・ライタ12hへ投入し、現金を釣銭機12iへ投入する。釣銭機12iは、投入された現金から合計金額を受け取り、釣銭がある場合は釣銭を返却し、通信ユニット12dは、合計金額の受け取り完了をサーバ13へ送信する。また、リーダ・ライタ12hは、カードの情報を読み取り、通信ユニット12dは、カードの情報をサーバ13へ送信する。サーバ13の通信ユニット13dは、合計金額の受け取り完了及びカードの情報を受信し、プロセッサ13aは、カードの情報に関連付けてインセンティブを付与する。
客が、タッチパネル12fを介してクレジットカードによる支払いを指定するボタンを選択すると、プロセッサ12aは、クレジットカードの投入を要求する。客が、クレジットカードをリーダ・ライタ12hへ投入すると、リーダ・ライタ12hはクレジットカードの情報を読み取り、通信ユニット12dは、クレジットカードの情報をサーバ13へ送信する。サーバ13の通信ユニット13dは、クレジットカードの情報を受信し、プロセッサ13aは、クレジットカードの情報に基づく決済を実行する。さらに、プロセッサ13aは、クレジットカードの情報に関連付けてインセンティブを付与する。
なお、サーバ13のプロセッサ13aは、選択する決済装置12に応じて、異なる商品関連情報INF2を送信するようにしてもよい。例えば、プロセッサ13aは、所定の商品コードの決済処理において、決済装置12-1を選択した場合、所定の商品コードの商品知識レコードR21を送信し、また、プロセッサ13aは、所定の商品コードの決済処理において、決済装置12-2を選択した場合、所定の商品コードの類似商品レコードR22を送信する。
或いは、プロセッサ13aは、所定の商品コードの決済処理において、決済装置12-1を選択した場合、所定の商品コードの商品知識レコードR21としてクイズQ1を送信し、また、プロセッサ13aは、所定の商品コードの決済処理において、決済装置12-2を選択した場合、所定の商品コードの商品知識レコードR21としてクイズQ1と異なるクイズQ2を送信する。
本実施形態の商品販売データ処理システムによれば、販売員の負担を増やすことなく特定商品の販売促進への貢献が期待できる。
例えば、サーバ13は、決済装置12に対して、指定商品の商品関連情報INF2及び商品関連情報INF2への入力要求を含む決済コマンドを送信する。この決済コマンドを受信する決済装置12は、決済画面において指定商品の商品関連情報INF2を表示し、関連情報INF2への入力を要求する。これにより、客は、決済装置12で決済しようとするタイミングで、指定商品の商品関連情報INF2を見るので、指定商品に対する購買意欲の向上が期待できる。その結果、指定商品の販売促進効果が期待できる。
また、サーバ13は、商品管理情報INF1に基づき販売傾向を分析し、分析結果に基づき指定商品を選択するので、特定の販売傾向の指定商品についての販売促進効果が期待できる。例えば、販売が低迷する指定商品についての販売促進効果が期待できる。夏場又は冬場の期間を指定することにより、夏場又は冬場に販売が低迷する指定商品についての販売促進効果を期待することもできる。
さらに、サーバ13は、決済装置12に対して、購入対象商品に該当する指定商品の商品関連情報INF2を含む決済コマンドを送信することができるので、購入対象商品に該当する指定商品についての販売促進効果が期待できる。例えば、商品知識レコードR21を利用することにより、購入対象商品の製造メーカ等を知ってもらうなどして認知度を高めることができる。また、類似商品レコードR22を利用することにより、購入対象商品に類似する商品を案内し、類似商品への購買意欲を高めることができる。また、推奨商品レコードR23を利用することにより、購入対象商品との併用を推奨する商品を案内し、推奨商品への購買意欲を高めることができる。また、代替商品レコードR24を利用することにより、購入対象商品の替わりになる代替商品を案内し、代替商品への購買意欲を高めることができる。何れも販売促進効果を期待することができる。
さらに、サーバ13は、異なる決済装置12に対して、異なる商品関連情報INF2を含む決済コマンドを送信することができるので、客を飽きさせることなく指定商品に関心を持ってもらうことができ、指定商品への購買意欲を高めることができる。
また、サーバ13は、準備されている商品管理情報INF1及び商品関連情報INF2に基づき、クイズ及び正解等を含む商品知識レコードR21を自動生成することができるので、販売員に負担を掛けることなく、指定商品の販売促進効果を期待することができる。
また、決済装置12は、決済画面において「商品関連情報」の選択ボタンの選択を必須とせずに、「お支払い」及び「商品関連情報」の何れかの選択ボタンを選択できるので、迅速な決済を希望する客は「お支払い」の選択ボタンを選択することにより、迅速な決済を実現することができる。
また、セミセルフ方式の商品販売データ処理システムにおいて、販売促進処理を実行する場合には、それぞれの客がそれぞれの決済装置12を利用するので、決済時の客の滞留を軽減することができる。
また、決済装置12は、指定商品の商品関連情報INF2を表示し、商品関連情報INF2への入力を要求する。客は、指定商品の商品関連情報INF2へ情報を入力することにより、指定商品の認知度を高めることができる。さらに、サーバ13は、客からの入力情報に対してインセンティブを付与する。このインセンティブの付与により販売促進効果を期待することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
商品管理情報の分析結果に基づき指定される指定商品の商品関連情報を取得する情報処理部と、
購入対象商品の代金を決済する決済装置に対して前記商品関連情報及び前記商品関連情報への入力要求を送信し、前記決済装置において出力される前記商品関連情報への入力情報を受信する通信部と、
を備える商品情報処理装置。
[C2]
前記情報処理部は、前記商品管理情報から商品の販売傾向を分析する、[C1]の商品情報処理装置。
[C3]
前記情報処理部は、前記分析結果に基づき販売が低迷する商品を前記指定商品として指定する、[C2]の商品情報処理装置。
[C4]
前記情報処理部は、前記購入対象商品に該当する前記指定商品の前記商品関連情報を取得する、[C1]乃至[C3]の何れか一つの商品情報処理装置。
[C5]
前記商品関連情報は、前記指定商品の商品知識に関する情報、前記指定商品に類似する類似商品に関する情報、前記指定商品との併用を推奨する推奨商品に関する情報、及び前記指定商品の替わりになる代替商品に関する情報のうちの少なくとも一つを含む、[C1]乃至[C4]の何れか一つの商品情報処理装置。
[C6]
コンピュータに、
商品管理情報の分析結果に基づき指定される指定商品の商品関連情報を取得する手順と、
購入対象商品の代金を決済する決済装置に対して前記商品関連情報及び前記商品関連情報への入力要求を送信し、前記決済装置において出力される前記商品関連情報への入力情報を受信する手順と、
を実行させるための商品情報処理プログラム。