JP7307033B2 - 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム - Google Patents

処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7307033B2
JP7307033B2 JP2020098879A JP2020098879A JP7307033B2 JP 7307033 B2 JP7307033 B2 JP 7307033B2 JP 2020098879 A JP2020098879 A JP 2020098879A JP 2020098879 A JP2020098879 A JP 2020098879A JP 7307033 B2 JP7307033 B2 JP 7307033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
image
gradation conversion
body thickness
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020098879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021191389A (ja
Inventor
浩一 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2020098879A priority Critical patent/JP7307033B2/ja
Priority to US17/335,079 priority patent/US11690588B2/en
Publication of JP2021191389A publication Critical patent/JP2021191389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7307033B2 publication Critical patent/JP7307033B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/54Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/542Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving control of exposure
    • A61B6/544Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving control of exposure dependent on patient size
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/52Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/48Diagnostic techniques
    • A61B6/488Diagnostic techniques involving pre-scan acquisition
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/52Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/5211Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving processing of medical diagnostic data
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating apparatus or devices for radiation diagnosis
    • A61B6/582Calibration
    • A61B6/585Calibration of detector units
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/025Tomosynthesis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/04Positioning of patients; Tiltable beds or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/52Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/5258Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving detection or reduction of artifacts or noise
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only

Description

本開示の技術は、処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラムに関する。
医療分野において、例えば胃バリウム検査、膀胱造影、整形整復術等の様々な施術に放射線透視撮影装置が用いられている。放射線透視撮影装置は、比較的低い線量の放射線を放射線源から被写体に連続的に照射し、これにより放射線検出器から出力された放射線画像をリアルタイムでディスプレイに動画表示する。
放射線透視撮影装置においては、動画を構成する放射線画像の各フレーム間におけるコントラストの変動を抑制することが、診断能の向上に繋がる。このため、従来は、例えば特許文献1に記載されているように、前フレームの放射線画像に基づいて、現フレームの放射線画像の階調変換処理に用いる階調変換関数(トーンカーブとも呼ばれる)を適切に制御することで、各フレーム間におけるコントラストの変動を抑制する方法がとられていた。
特開2011-005050号公報
放射線透視撮影装置による放射線透視撮影は、例えば術者がフットスイッチを足で踏み込んだ場合に開始される。術者がフットスイッチを足で踏み込んで開始を指示した、放射線透視撮影の最初の段階においては、当然ながら参照する前フレームの放射線画像がないため、階調変換処理にはデフォルトの階調変換関数が用いられる。そして、このデフォルトの階調変換関数が、放射線透視撮影により次々と出力される放射線画像によって変更されていき、最終的には、被写体の体厚に応じた適切な階調変換関数となる。
デフォルトの階調変換関数が適切な階調変換関数となるまでの間、言い換えれば放射線透視撮影が開始されてから階調変換処理が適切となるまでの間は、術者がフットスイッチを足で踏み込んで放射線が照射されているにも関わらず、放射線画像の動画表示はされない。このため術者は、放射線画像の動画表示がされない間、施術の開始を待つ必要があった。施術によっては、フットスイッチを頻繁に操作して、放射線の照射と停止を何度も繰り返すものもあるため、こうした遅延は術者にとってストレスとなる。したがって、放射線透視撮影が開始されてから階調変換処理が適切となるまでに掛かる時間をいかに短くするかは、放射線透視撮影装置にとって極めて重要な課題である。
本開示の技術は、放射線透視撮影が開始されてから階調変換処理が適切となるまでに掛かる時間を短くすることが可能な処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の処理装置は、放射線を被写体に連続的に照射する放射線源と、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を出力する放射線検出器とを備える放射線透視撮影装置に用いられる処理装置において、少なくとも1つのプロセッサを備え、プロセッサは、体厚測定センサが測定した被写体の体厚を取得し、体厚に応じて、放射線画像に対する階調変換処理に用いる階調変換関数を設定し、放射線検出器が出力した放射線画像を取得し、設定した階調変換関数にて階調変換処理を開始する。
プロセッサは、階調変換関数において、体厚が薄い程、相対的に入力画素値が高い範囲に対する出力画素値の範囲を、相対的に入力画素値が低い範囲に対する出力画素値の範囲よりも大きくとることが好ましい。
プロセッサは、階調変換関数において、体厚が厚い程、相対的に入力画素値が低い範囲に対する出力画素値の範囲を、相対的に入力画素値が高い範囲に対する出力画素値の範囲よりも大きくとることが好ましい。
プロセッサは、体厚に応じてデフォルトの階調変換関数を補正することで、設定する階調変換関数を生成することが好ましい。
プロセッサは、直線状のデフォルトの階調変換関数から、S字カーブ状の階調変換関数を生成することが好ましい。
プロセッサは、放射線が照射されていない場合に、体厚測定センサに体厚を測定させることが好ましい。
プロセッサは、放射線検出器がオフセット補正用の放射線画像を出力するタイミングと同期して、体厚測定センサに体厚を測定させることが好ましい。
体厚測定センサは、タイムオブフライト方式を利用して物体の表面までの距離を表す距離画像を出力する距離測定カメラであり、プロセッサは、距離画像から体厚を換算することが好ましい。
本開示の処理装置の作動方法は、放射線を被写体に連続的に照射する放射線源と、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を出力する放射線検出器とを備える放射線透視撮影装置に用いられる処理装置の作動方法において、体厚測定センサが測定した被写体の体厚を取得する体厚取得処理と、体厚に応じて、放射線画像に対する階調変換処理に用いる階調変換関数を設定する設定処理と、放射線検出器が出力した放射線画像を取得する画像取得処理と、設定した階調変換関数にて階調変換処理を開始する画像処理と、をプロセッサが実行する。
本開示の処理装置の作動プログラムは、放射線を被写体に連続的に照射する放射線源と、被写体を透過した放射線を検出して放射線画像を出力する放射線検出器とを備える放射線透視撮影装置に用いられる処理装置の作動プログラムにおいて、体厚測定センサが測定した被写体の体厚を取得する体厚取得処理と、体厚に応じて、放射線画像に対する階調変換処理に用いる階調変換関数を設定する設定処理と、放射線検出器が出力した放射線画像を取得する画像取得処理と、設定した階調変換関数にて階調変換処理を開始する画像処理と、をプロセッサに実行させる。
本開示の技術によれば、放射線透視撮影が開始されてから階調変換処理が適切となるまでに掛かる時間を短くすることが可能な処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラムを提供することができる。
放射線透視撮影システムを示す図である。 放射線発生部および放射線検出器が、撮影台の長辺方向に沿って往復移動する様子を示す図である。 放射線発生部の角度が変更される様子を示す図であり、図3Aは左に向けられる様子、図3Bは右に向けられる様子をそれぞれ示す。 撮影台および支柱を立位状態として、車椅子に乗った患者を放射線透視撮影する様子を示す図である。 撮影台および支柱を立位状態として、ストレッチャーに乗せられた患者を放射線透視撮影する様子を示す図である。 患者およびその周囲を距離測定カメラで撮影し、放射線源から物体表面までの距離を表す距離画像を出力する様子を示す図である。 放射線源から撮影台の表面までの距離、および放射線源から患者の体表の最短点までの距離に基づいて、患者の体厚を求める様子を示す図である。 照射条件を設定する手順を示すフローチャートである。 放射線透視撮影における各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 検出動作の具体的な内容を示すタイミングチャートである。 コンソールを構成するコンピュータのブロック図である。 コンソールのCPUおよびFPGAの機能を示すブロック図である。 画像処理部の詳細を示すブロック図である。 補正係数テーブルを示す図である。 デフォルトの階調変換関数を示すグラフである。 比較的体厚が薄い場合の設定部の処理を示す図である。 比較的体厚が薄い場合に最初に設定される階調変換関数を示すグラフである。 比較的体厚が厚い場合の設定部の処理を示す図である。 比較的体厚が厚い場合に最初に設定される階調変換関数を示すグラフである。 処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 従来の階調変換処理の概要を示すグラフである。 本開示の技術に係る階調変換処理の概要を示すグラフである。 施術中に体厚が変化した場合の本開示の技術に係る階調変換処理の概要を示すグラフである。 トモシンセシス撮影の様子を示す図である。 トモシンセシス撮影で得られた複数の投影画像から断層画像を再構成する様子を示す図である。 第4実施形態の手順を示すフローチャートである。 比較例としての従来の手順を示すフローチャートである。 Cアーム型の放射線透視撮影装置を備える放射線透視撮影システムを示す図である。
[第1実施形態]
図1において、放射線透視撮影システム2は、放射線透視撮影装置10とコンソール11とを備えている。放射線透視撮影装置10は、例えば医療施設内の施術室に設置される。施術室は、診療放射線技師、医師等の術者OPが、胃バリウム検査、膀胱造影、整形整復術等の施術を患者Pに施す部屋である。放射線透視撮影装置10は、施術中の患者Pを放射線透視撮影する。なお、患者Pは、本開示の技術に係る「被写体」の一例である。
コンソール11は、本開示の技術に係る「処理装置」の一例であり、例えば施術室の隣室の操作室に設置される。コンソール11は、放射線透視撮影装置10の各部の動作を制御する。コンソール11は、例えばデスクトップ型のパーソナルコンピュータであり、ディスプレイ12と、キーボード、マウス等の入力デバイス13とを有する。ディスプレイ12は、放射線科情報システム(RIS;Radiology Information System)からの撮影オーダー等を表示する。入力デバイス13は、撮影オーダーに応じた撮影メニューを指定する際等に、術者OPによって操作される。
放射線透視撮影装置10は、撮影台20、術者用モニタ21、フットスイッチ22等を有する。撮影台20は、スタンド23によって施術室の床面上に支持されている。撮影台20には、支柱24を介して放射線発生部25が取り付けられている。放射線発生部25は、放射線源30、コリメータ31、および距離測定カメラ32で構成される。また、撮影台20には、放射線検出器33が内蔵されている。
放射線源30は放射線管40を有している。放射線管40は、X線、γ線等の放射線Rを発し、放射線Rを例えば撮影台20に仰臥した患者Pに照射する。放射線管40には、フィラメント、ターゲット、グリッド電極等(いずれも図示省略)が設けられている。陰極であるフィラメントと陽極であるターゲットの間には、電圧発生器41から電圧が印加される。このフィラメントとターゲットの間に印加される電圧は、管電圧と呼ばれる。フィラメントは、印加された管電圧に応じた熱電子をターゲットに向けて放出する。ターゲットは、フィラメントからの熱電子の衝突によって放射線Rを放射する。グリッド電極は、フィラメントとターゲットの間に配置されている。グリッド電極は、電圧発生器41から印加される電圧に応じて、フィラメントからターゲットに向かう熱電子の流量を変更する。このフィラメントからターゲットに向かう熱電子の流量は、管電流と呼ばれる。管電圧、管電流は、照射時間とともに照射条件(図8参照)として設定される。
コリメータ31および距離測定カメラ32は、放射線源30の下部に取り付けられている。コリメータ31は、放射線管40から発生された放射線Rの照射野IFを限定する。コリメータ31は、例えば、放射線Rを遮蔽する鉛等の4枚の遮蔽板が四角形の各辺上に配置され、放射線Rを透過させる四角形の出射開口が中央部に形成された構成である。コリメータ31は、各遮蔽板の位置を変更することで出射開口の開度を変化させ、これにより照射野IFを変更する。
距離測定カメラ32は、タイムオブフライト(TOF;Time Of Flight)方式を利用して物体表面までの距離を測定するカメラである。距離測定カメラ32は、本開示の技術に係る「体厚測定センサ」の一例である。距離測定カメラ32は、患者Pの側から見た場合、放射線源30、より正確には放射線管40の放射線Rが発生する焦点Fと略同じ位置にあると見なせる。このため距離測定カメラ32は、放射線源30から物体表面までの距離を測定する、といってもよい。物体表面は、例えば患者Pの体表、撮影台20の表面等である。焦点Fと距離測定カメラ32との距離を予め測定しておき、距離測定カメラ32で測定した距離に、予め測定した焦点Fと距離測定カメラ32との距離を加算した結果を、放射線源30から物体表面までの距離としてもよい。なお、本例においては、放射線源30から撮影台20の表面までの距離は不変である。
放射線検出器33は、放射線R、またはシンチレータによって放射線Rから変換された可視光に感応して信号電荷を発生する画素が複数配列された構成である。こうした放射線検出器33は、FPD(Flat Panel Detector)と呼ばれる。放射線検出器33は、放射線管40から照射されて患者Pを透過した放射線Rを検出して放射線画像45を出力する。放射線検出器33は、放射線画像45をコンソール11に送信する。なお、放射線画像45は透視画像とも呼ばれる。
術者用モニタ21は、スタンド46によって施術室の床面上に支持されている。術者用モニタ21には、放射線検出器33から出力されてコンソール11で各種画像処理が施された放射線画像45が、リアルタイムで動画表示される。
フットスイッチ22は、術者OPが施術室にいながらにして放射線透視撮影の開始および終了を指示するためのスイッチである。術者OPがフットスイッチ22を足で踏み込んだ場合、放射線透視撮影が開始される。そして、術者OPがフットスイッチ22を足で踏んでいる間、放射線透視撮影が継続される。術者OPがフットスイッチ22から足を離し、フットスイッチ22の踏み込みが解除された場合、放射線透視撮影が終了される。
フットスイッチ22が術者OPの足で踏み込まれた場合、放射線管40のフィラメントが予熱され、同時にターゲットの回転が開始される。フィラメントが規定の温度に達し、かつターゲットが規定の回転数となった後、電圧発生器41から管電圧が印加され、放射線管40から放射線Rが発生される。
図2に示すように、支柱24、ひいては放射線発生部25は、モータ等の移動機構(図示省略)によって、撮影台20の長辺方向に沿って往復移動可能である。放射線検出器33も、放射線発生部25の移動と連動して、撮影台20の長辺方向に沿って往復移動可能である。放射線検出器33は、その中心が放射線管40の焦点Fと一致する対向位置に移動される。撮影台20には、放射線発生部25および放射線検出器33を移動させる指示を入力するための操作パネル(図示省略)が設けられている。術者OPは、操作パネルを介して指示を入力し、放射線発生部25および放射線検出器33を所望の位置に移動させる。なお、放射線発生部25および放射線検出器33は、操作室から操作卓(図示省略)によって遠隔操作することも可能である。
図3Aおよび図3Bに示すように、放射線発生部25は、術者OPの手によって、支柱24に対して左右に角度を変更することが可能である。変更可能な最大の角度は、例えば左右ともに90°である。この放射線発生部25の支柱24に対する角度の変更も、操作室から遠隔操作することが可能である。
撮影台20および支柱24は、モータ等の回転機構(図示省略)によって、図1および図2で示した臥位状態と、図4および図5に示す立位状態との間で回転可能である。臥位状態は、撮影台20の表面が床面と平行で、かつ支柱24が床面に対して垂直な状態である。反対に立位状態は、撮影台20の表面が床面に対して垂直で、かつ支柱24が床面と平行な状態である。立位状態においては、立位姿勢の患者Pの放射線透視撮影はもちろん、図4に示すように車椅子50に乗った患者Pを放射線透視撮影することが可能である。また、立位状態においては、図5に示すようにストレッチャー51に乗せられた患者Pを放射線透視撮影することも可能である。なお、図5の場合は、撮影台20から放射線検出器33が取り外されて、患者Pとストレッチャー51との間にセットされる。
図6に示すように、距離測定カメラ32は、患者P、および患者Pの周囲を含む矩形状の撮影範囲SRを撮影して、距離画像55を出力する。撮影範囲SRは、放射線Rの最大の照射野MIFよりも十分に広い範囲であり、放射線Rの最大の照射野MIFの全体をカバーする。
距離画像55は、中央のラインLのプロファイル56で例示するように、距離測定カメラ32の取り付け位置、すなわち放射線源30の位置を0mとして表した画像である。距離画像55は、放射線源30から、患者P、撮影台20といった撮影範囲SR内の物体の表面までの距離を、各画素の画素値としてもつ。
図7に示すように、放射線源30(距離測定カメラ32)から撮影台20の表面までの距離をD1、放射線源30(距離測定カメラ32)から患者Pの体表の最短点SPまでの距離をD2とした場合、患者Pの体厚BTは、次式(1)により求めることができる。
BT=D1-D2・・・(1)
前述のように、放射線源30から撮影台20の表面までの距離D1は不変である。このため、放射線源30から患者Pの体表の最短点SPまでの距離D2を距離画像55から導出すれば、体厚BTは簡単に求められる。なお、ストレッチャー51に乗せられた患者Pを放射線透視撮影する図5の場合は、放射線検出器33の厚みをさらに減算することで体厚BTを求める。
距離D2の導出は、例えば以下のようにして行う。まず、距離D1は不変で既知であるので、距離D1未満の距離を画素値としてもつ距離画像55の領域を、患者Pの領域として認識する。次いで、認識した患者Pの領域において最も距離が短い点、すなわち最短点SPを探索し、探索した最短点SPの画素値を距離D2として導出する。なお、本例のように放射線源30から撮影台20の表面までの距離D1が不変である場合、放射線源30から患者Pの体表の最短点SPまでの距離D2を、体厚BTと見なしてもよい。
図8に示すように、放射線透視撮影に先立ち、コンソール11は、RISからの撮影オーダーを受信し、撮影オーダーをディスプレイ12に表示する(ステップST10)。撮影オーダーには、患者Pを識別するための患者ID(Identification Data)、撮影オーダーを発行した診療科の医師による施術の指示等が登録されている。術者OPは、ディスプレイ12を通じて撮影オーダーの内容を確認する。
コンソール11は、予め用意された複数種の撮影メニューを、択一的に選択可能な形態でディスプレイ12に表示する。術者OPは、入力デバイス13を介して、撮影オーダーの内容と一致する1つの撮影メニューを選択する。これにより、コンソール11は撮影メニューの指示を受け付ける(ステップST11)。コンソール11は、照射条件テーブル60を参照して、指示を受け付けた撮影メニューに応じた照射条件を設定する(ステップST12)。撮影メニューの選択後、術者OPは、放射線源30、放射線検出器33、および患者Pの位置合わせ(ポジショニング)等を行い、フットスイッチ22を足で踏み込んで放射線透視撮影を開始する。なお、照射条件は、一般放射線撮影の場合と比較して極めて低い線量の放射線Rが照射される内容である。
図9に示すように、放射線源30は、フットスイッチ22が術者OPの足により踏み込まれたタイミング、すなわち図中のオフからオンのタイミングに同期して、照射条件で設定された放射線Rの照射を開始する。放射線源30は、フットスイッチ22が術者OPの足で踏まれている間、予め設定された照射間隔IIにて、放射線Rの照射と停止を繰り返す。つまり、放射線源30は、放射線Rを患者Pに連続的に照射する。放射線源30は、フットスイッチ22の踏み込みが解除された場合、放射線Rの照射を停止する。なお、照射間隔IIは、例えば約0.033秒(フレームレートに換算すると30fps(frames per second))を上限として可変である。また、符号ITは、照射条件で設定された照射時間を示す。
放射線検出器33は、放射線Rの照射開始タイミングに同期して検出動作を開始する。放射線検出器33は、フットスイッチ22が術者OPの足で踏まれ、放射線源30からパルス状に放射線Rが照射されている間、検出動作を繰り返す。この放射線Rが照射されている間の繰り返しの検出動作によって、放射線検出器33は照射間隔IIで放射線画像45を出力する。
また、放射線検出器33は、フットスイッチ22の踏み込みが解除され、放射線源30から放射線Rが照射されていない場合においても検出動作を行う。放射線検出器33は、この放射線Rが照射されていない状態での検出動作を、予め設定された検出間隔DIにて繰り返し行う。検出間隔DIは、放射線Rの照射間隔IIよりも十分に長い時間であり、例えば1分である。この放射線Rが照射されていない状態での検出動作によって、放射線検出器33はオフセット補正用の放射線画像(以下、オフセット補正用画像という)45Oを出力する。放射線検出器33は、オフセット補正用画像45Oをコンソール11に送信する。
距離測定カメラ32は、放射線検出器33のオフセット補正用画像45Oの検出動作と同期して、距離画像55の撮影動作を行う。言い換えれば、距離測定カメラ32は、放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングと同期して、患者Pの体厚を測定する。
なお、図9においては、放射線Rをパルス状に照射する態様を例示したが、これに限らない。フットスイッチ22が術者OPの足で踏まれている間、放射線Rを継続的に照射する態様を採用してもよい。放射線Rをパルス状に照射する態様にしろ、放射線Rを継続的に照射する態様にしろ、放射線Rを患者Pに連続的に照射していることに変わりはない。
図10に示すように、検出動作は、蓄積動作、および読み出し動作で構成される。蓄積動作は、画素に信号電荷を蓄積させる動作であり、放射線Rの照射開始タイミングに同期して開始される。読み出し動作は、画素に蓄積された信号電荷を読み出して、信号電荷を放射線画像45として出力する動作であり、放射線Rの照射終了タイミングに同期して開始される。
図11において、コンソール11を構成するコンピュータは、前述のディスプレイ12および入力デバイス13の他に、ストレージデバイス65、メモリ66、CPU(Central Processing Unit)67、FPGA(Field Programmable Gate Array)68、および通信部69を備えている。これらはバスライン70を介して相互接続されている。
ストレージデバイス65は、コンソール11を構成するコンピュータに内蔵、またはケーブル、ネットワークを通じて接続されたハードディスクドライブである。もしくはストレージデバイス65は、ハードディスクドライブを複数台連装したディスクアレイである。ストレージデバイス65には、オペレーティングシステム等の制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、およびこれらのプログラムに付随する各種データ等が記憶されている。なお、ハードディスクドライブに代えてソリッドステートドライブを用いてもよい。
メモリ66は、CPU67が処理を実行するためのワークメモリである。CPU67は、ストレージデバイス65に記憶されたプログラムをメモリ66へロードして、プログラムにしたがった処理を実行する。これによりCPU67は、放射線透視撮影装置10の各部の動作を統括的に制御する。通信部69は、放射線透視撮影装置10の各部との各種情報の通信を担う。
図12において、コンソール11のストレージデバイス65には、第1作動プログラム75および第2作動プログラム76が記憶されている。第1作動プログラム75および第2作動プログラム76は、コンソール11を構成するコンピュータを、本開示の技術に係る「処理装置」として機能させるためのアプリケーションプログラムである。すなわち、第1作動プログラム75および第2作動プログラム76は、本開示の技術に係る「処理装置の作動プログラム」の一例である。なお、ストレージデバイス65には、照射条件テーブル60も記憶されている。
第1作動プログラム75が起動されると、コンソール11を構成するコンピュータのCPU67は、メモリ66等と協働して、線源制御部80、コリメータ制御部81、距離測定カメラ制御部82、距離画像取得部83、検出器制御部84、放射線画像取得部85、撮影指示受付部86、および表示制御部87として機能する。また、第2作動プログラム76が起動されると、コンソール11を構成するコンピュータのFPGA68は、画像処理部90として機能する。CPU67およびFPGA68は、本開示の技術に係る「プロセッサ」の一例である。
線源制御部80は、放射線源30の動作を制御することで、放射線Rの照射を制御する。線源制御部80は、術者OPが選択した撮影メニューに応じた照射条件を照射条件テーブル60から読み出し、読み出した照射条件を電圧発生器41に設定する。線源制御部80は、電圧発生器41を介して、設定した照射条件にて放射線源30から放射線Rを照射させる。線源制御部80は、放射線Rの照射開始および停止のタイミングを検出器制御部84に出力する。
線源制御部80は、自動輝度制御(ABC;Auto Brightness Control)を行う。ABCは、周知のように、放射線画像45の輝度を一定範囲に保つために、放射線透視撮影中に、放射線検出器33から順次出力される放射線画像45の輝度値(例えば放射線画像45の中央領域の輝度値の平均値)に基づいて、放射線管40に与える管電圧、管電流、照射時間IT、照射間隔II等を都度微調整するフィードバック制御である。このABCによって、患者Pの体動等によって放射線画像45の明るさが極端に変わり、放射線画像45が観察しにくくなることが防がれる。
コリメータ制御部81は、コリメータ31の遮蔽板の動作を制御し、遮蔽板により形成される出射開口の開度を、術者OPが選択した撮影メニューに応じた開度に調整する。なお、出射開口の開度は、コリメータ31自体に設けられた操作パネル(図示省略)を通じて、術者OPが調整することも可能である。
距離測定カメラ制御部82は、距離測定カメラ32の動作を制御する。具体的には、距離測定カメラ制御部82は、放射線Rが照射されていない場合であって、放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングと同期して、距離測定カメラ32に距離画像55の撮影動作を行わせる。
距離画像取得部83は、距離測定カメラ32からの距離画像55を取得する。距離画像取得部83は、距離画像55を画像処理部90に出力する。
検出器制御部84は、放射線検出器33の動作を制御する。検出器制御部84は、放射線透視撮影において放射線Rの照射が開始された場合、放射線検出器33に蓄積動作を行わせる。また、検出器制御部84は、放射線透視撮影において放射線Rの照射が停止された場合、放射線検出器33に読み出し動作を行わせる。これにより、放射線検出器33から放射線画像45が出力される。
検出器制御部84は、放射線Rが照射されていない場合に、放射線検出器33に検出間隔DIにて検出動作を行わせる。これにより、放射線検出器33からオフセット補正用画像45Oが出力される
放射線画像取得部85は、放射線検出器33からの放射線画像45およびオフセット補正用画像45Oを取得する。すなわち、放射線画像取得部85は、本開示の技術に係る「画像取得処理」を担う。放射線画像取得部85は、放射線画像45およびオフセット補正用画像45Oを画像処理部90に出力する。
撮影指示受付部86は、フットスイッチ22を通じた放射線透視撮影の開始および終了の指示を受け付ける。撮影指示受付部86は、受け付けた指示を線源制御部80および検出器制御部84に出力する。
表示制御部87は、画像処理部90にて各種画像処理を施された放射線画像45を、術者用モニタ21に表示する制御を行う。また、表示制御部87は、撮影オーダー、撮影メニュー等をディスプレイ12に表示する制御も行う。
画像処理部90は、放射線画像45に対して各種画像処理を施す。例えば、画像処理部90は、画像処理として、オフセット補正処理、感度補正処理、欠陥画素補正処理等を行う。
オフセット補正処理は、放射線Rが照射されていない状態で出力されたオフセット補正用画像45Oを、放射線透視撮影により出力された放射線画像45から画素単位で差し引く処理である。オフセット補正処理には、その直前に放射線画像取得部85で取得された、図9において二点鎖線の枠で囲む最新のオフセット補正用画像45Oが用いられる。画像処理部90は、このオフセット補正処理を行うことで、暗電荷等に起因する固定パターンノイズを放射線画像45から除去する。
感度補正処理は、感度補正データに基づき、放射線検出器33の各画素の感度のばらつき、信号電荷を読み出す回路の出力特性のばらつき等を補正する処理である。欠陥画素補正処理は、出荷時や定期点検時に生成される、画素値が異常な欠陥画素の情報に基づき、欠陥画素の画素値を周囲の正常な画素の画素値で線形補間する処理である。
また、画像処理部90は、例えば上述のオフセット補正処理、感度補正処理、欠陥画素補正処理等が施された放射線画像45に対して、リカーシブフィルタ処理、空間フィルタ処理といったノイズリダクション処理を施す。リカーシブフィルタ処理は、処理対象の放射線画像45よりも過去に出力された放射線画像45を、処理対象の放射線画像45に加算して出力する処理である。過去の放射線画像45には、処理対象の放射線画像45との加算前に、適当な重み係数が乗算される。空間フィルタ処理には、メディアンフィルタを用いたメディアンフィルタ処理、ガウシアンフィルタを用いたガウシアンフィルタ処理等がある。画像処理部90は、こうした諸々の画像処理が行われた放射線画像45を、表示制御部87に出力する。
図13に示すように、画像処理部90は、上記の各種処理を行う各部(図示省略)に加えて、体厚換算部100、設定部101、階調変換処理部102、および評価部103を有する。
体厚換算部100には、距離画像取得部83から距離画像55が入力される。体厚換算部100は、図7および式(1)で示したように、放射線源30から撮影台20の表面までの距離D1を、放射線源30から患者Pの体表の最短点SPまでの距離D2で減算して、患者Pの体厚BTを求める。すなわち、体厚換算部100は、本開示の技術に係る「体厚取得処理」を担う。体厚換算部100は、求めた体厚BTを設定部101に出力する。
設定部101は、放射線透視撮影が開始される直前に取得された、図9において二点鎖線の枠で囲む距離画像55に基づいて体厚換算部100により換算された体厚BTに応じて、デフォルトの階調変換関数104Dから、階調変換処理部102で最初に用いる階調変換関数104Iを設定する。すなわち、設定部101は、本開示の技術に係る「設定処理」を担う。
設定部101は、階調変換関数104Iを設定する際に補正係数テーブル105を参照する。補正係数テーブル105はストレージデバイス65に記憶されている。図14に示すように、補正係数テーブル105には、体厚BTに応じた補正係数αが登録されている。設定部101は、補正係数αによってデフォルトの階調変換関数104Dを補正することで、階調変換関数104Iを生成する。設定部101は、設定した階調変換関数104Iを階調変換処理部102に出力する。
階調変換処理部102は、設定部101によって設定された階調変換関数104Iにて、最初のフレームの放射線画像45に対して階調変換処理を施す。すなわち、階調変換処理部102は、本開示の技術に係る「画像処理」を担う。階調変換処理部102は、階調変換処理を施した放射線画像45を評価部103に出力する。なお、階調変換処理部102には、例えば上述のオフセット補正処理、感度補正処理、欠陥画素補正処理等が施され、かつ上述のノイズリダクション処理が施される前の放射線画像45が入力される。
評価部103は、階調変換処理部102による階調変換処理が適切か否か(階調変換関数104が適切か否か)を評価する。評価部103は、例えば、階調変換処理後の放射線画像45の空間周波数強度特性を導出する。そして、強度のピークが予め設定された閾値周波数以上であった場合は階調変換処理が適切であると評価し、強度のピークが閾値周波数未満であった場合は階調変換処理が適切でないと評価する。評価部103は、評価結果を設定部101に出力する。
評価部103からの評価結果が、階調変換処理が適切であるという内容であった場合、設定部101は、前フレームの放射線画像45に対して設定した階調変換関数104をそのまま階調変換処理部102に出力する。対して評価部103からの評価結果が、階調変換処理が適切でないという内容であった場合、設定部101は、前フレームの放射線画像45に対して設定した階調変換関数104を再設定し、再設定した階調変換関数104を階調変換処理部102に出力する。設定部101は、評価部103からの評価結果が、階調変換処理が適切であるという内容となるまで、階調変換関数104の再設定を繰り返し行う。
画像処理部90は、階調変換処理が適切であると評価部103が評価するまで、階調変換処理後の放射線画像45を表示制御部87に出力しない。このため、表示制御部87は、階調変換処理が適切となるまで、術者用モニタ21に放射線画像45を動画表示しない。言い換えれば、表示制御部87は、階調変換処理が適切となった場合に、術者用モニタ21への放射線画像45の動画表示を開始させる。
図15に示すように、デフォルトの階調変換関数104Dは、入力画素値と出力画素値の関係が一対一の直線状である。
図16および図17に示すように、比較的体厚BTが薄い場合、設定部101は、補正係数αに基づいて、デフォルトの階調変換関数104Dから、相対的に入力画素値が高い範囲RH_Iに対する出力画素値の範囲RH_Oを、相対的に入力画素値が低い範囲RL_Iに対する出力画素値の範囲RL_Oよりも大きくとった階調変換関数104Iを生成する。こうした特性を有する階調変換関数104Iによれば、図16に比較的体厚BTが薄い場合の放射線画像45の代表的なヒストグラム110Aと対比して示すように、相対的に画素値が高い側にある、患者Pの体内構造を表すと考えられる画素値の範囲R_ROIの、放射線画像45におけるコントラストが高くなる。
対して図18および図19に示すように、比較的体厚BTが厚い場合、設定部101は、補正係数αに基づいて、デフォルトの階調変換関数104Dから、相対的に入力画素値が低い範囲RL_Iに対する出力画素値の範囲RL_Oを、相対的に入力画素値が高い範囲RH_Iに対する出力画素値の範囲RH_Oよりも大きくとった階調変換関数104Iを生成する。こうした特性を有する階調変換関数104Iによれば、図18に比較的体厚BTが厚い場合の放射線画像45の代表的なヒストグラム110Bと対比して示すように、相対的に画素値が低い側にある、患者Pの体内構造を表すと考えられる画素値の範囲R_ROIの、放射線画像45におけるコントラストが高くなる。なお、図16および図18において符号PKで示すピークは、患者Pを透過せずに放射線検出器33に到達した放射線Rの領域、すなわち素抜け領域を表す。
次に、上記構成による作用について、図20のフローチャートを参照して説明する。第1作動プログラム75が起動されると、コンソール11のCPU67は、図12で示したように、線源制御部80、コリメータ制御部81、距離測定カメラ制御部82、距離画像取得部83、検出器制御部84、放射線画像取得部85、撮影指示受付部86、および表示制御部87として機能される。また、第2作動プログラム76が起動されると、コンソール11のFPGA68は、図12で示したように、画像処理部90として機能される。
図8で示したように、放射線透視撮影に先立って、術者OPによって撮影オーダーに応じた撮影メニューが選択され、これにより照射条件が線源制御部80によって電圧発生器41に設定される。また、コリメータ制御部81によってコリメータ31の出射開口の開度の調整が行われる。続いて、術者OPによって、放射線源30、放射線検出器33、および患者Pのポジショニングが行われる。その後、術者OPによってフットスイッチ22が踏み込まれ、放射線透視撮影が開始される。
放射線透視撮影が開始される前は、図9で示したように、距離測定カメラ制御部82の制御の下、放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングと同期して、距離測定カメラ32により距離画像55の撮影動作が行われる。距離画像55は、距離測定カメラ32からコンソール11に送信され、距離画像取得部83で取得される(ステップST100)。
図13で示したように、距離画像55は、距離画像取得部83から画像処理部90の体厚換算部100に出力される。体厚換算部100において、図7で示したように距離画像55から体厚BTが換算される(ステップST110)。これにより体厚BTが取得される。体厚BTは、体厚換算部100から設定部101に出力される。なお、ステップST110は、本開示の技術に係る「体厚取得処理」の一例である。
図13、および図16~図19で示したように、設定部101によって、体厚BTに応じて階調変換関数104Iが設定される(ステップST120)。この際、体厚BTに応じて直線状のデフォルトの階調変換関数104Dが補正されて、S字カーブ状の階調変換関数104Iが生成される。階調変換関数104Iは、設定部101から階調変換処理部102に出力される。なお、ステップST120は、本開示の技術に係る「設定処理」の一例である。
放射線透視撮影が開始された場合、図9で示したように、線源制御部80の制御の下、放射線源30からパルス状に放射線Rが照射される。また、この放射線Rの照射と同期して、検出器制御部84の制御の下、放射線検出器33にて検出動作が繰り返される。これにより放射線検出器33から放射線画像45が出力される。放射線画像45は、放射線検出器33からコンソール11に送信され、放射線画像取得部85で取得される(ステップST130)。なお、ステップST130は、本開示の技術に係る「画像取得処理」の一例である。
放射線画像45は、放射線画像取得部85から画像処理部90に出力される。そして、画像処理部90において、放射線画像45に対して、オフセット補正用画像45Oを用いたオフセット補正処理等が施される。また、階調変換処理部102によって、設定部101で設定された階調変換関数104Iにて、最初のフレームの放射線画像45に対して階調変換処理が施される(ステップST140)。階調変換処理が施された放射線画像45は、階調変換処理部102から評価部103に出力される。なお、ステップST140は、本開示の技術に係る「画像処理」の一例である。
評価部103において、階調変換処理部102による階調変換処理が適切であるか否かが評価される(ステップST150)。階調変換処理が適切であると評価された場合(ステップST150でYES)、階調変換処理後の放射線画像45は、ノイズリダクション処理を施された後、画像処理部90から表示制御部87に出力される。そして、表示制御部87の制御の下、術者用モニタ21に表示されて術者OPの観察に供される。これにより放射線画像45の動画表示が開始される(ステップST200)。
評価部103において階調変換処理が適切でないと評価された場合(ステップST150でNO)、設定部101において、前フレームの放射線画像45に基づいて、階調変換関数104が再設定される(ステップST160)。再設定された階調変換関数104は、設定部101から階調変換処理部102に出力される。
ステップST130と同じく、放射線画像取得部85において放射線画像45が取得される(ステップST170)。放射線画像45は放射線画像取得部85から画像処理部90に出力され、階調変換処理部102によって、設定部101で再設定された階調変換関数104にて階調変換処理が施される(ステップST180)。これらステップST160~ステップST180の処理は、評価部103において階調変換処理が適切であると評価されないうちは(ステップST190でNO)、繰り返し行われる。評価部103において階調変換処理が適切であると評価された場合(ステップST190でYES)、ステップST150でYESの場合と同じく、階調変換処理後の放射線画像45が画像処理部90から表示制御部87に出力され、表示制御部87の制御の下、術者用モニタ21に表示されて術者OPの観察に供される。これにより放射線画像45の動画表示が開始される(ステップST200)。なお、ステップST170は、ステップST130と同じく、本開示の技術に係る「画像取得処理」の一例である。
以上説明したように、コンソール11のCPU67は、放射線画像取得部85として機能する。また、コンソール11のFPGA68は、画像処理部90として機能する。画像処理部90は、体厚換算部100、設定部101、および階調変換処理部102を有する。体厚換算部100は、距離測定カメラ32が撮影した距離画像55から体厚BTを換算することで、体厚BTを取得する。設定部101は、体厚BTに応じて、放射線画像45に対する階調変換処理に用いる階調変換関数104Iを設定する。放射線画像取得部85は、放射線透視撮影において放射線検出器33が出力した放射線画像45を取得する。階調変換処理部102は、設定部101が設定した階調変換関数104Iにて階調変換処理を開始する。
図21は、比較例として示す従来の階調変換処理の概要を示すグラフ115である。従来は、体厚BTに関わらずデフォルトの階調変換関数104Dを最初に設定していた。このため、デフォルトの階調変換関数104Dが適切な階調変換関数104Pから大幅にかけ離れている場合があった。この場合は、フットスイッチ22により放射線透視撮影の開始が指示されてから、階調変換処理が適切な状態に収束して放射線画像45の動画表示が開始されるまでに、比較的長い時間TLを要していた。デフォルトの階調変換関数104Dが適切な階調変換関数104Pからあまりにもかけ離れていて、規定の時間までに階調変換処理が適切な状態に収束せず、エラーとなることもあった。
対して図22に示すグラフ116のように、本開示の技術では、体厚BTに応じた階調変換関数104Iを最初に設定する。階調変換関数104Iと適切な階調変換関数104Pとの差は、デフォルトの階調変換関数104Dと比べて僅かである。このため、フットスイッチ22により放射線透視撮影の開始が指示されてから、階調変換処理が適切な状態に収束して放射線画像45の動画表示が開始されるまでに要する時間TSは、図21の場合の時間TLと比べて非常に短くて済む。したがって、本開示の技術によれば、放射線透視撮影が開始されてから階調変換処理が適切となるまでに掛かる時間を短くすることが可能となる。
放射線透視撮影においては、例えば整形整復術等、放射線Rの照射を一旦停止して、何度か患者Pの体勢を変更する場合がある。このように施術中に体厚BTが頻繁に変化する場合、従来は、その都度階調変換処理が適切な状態に収束して放射線画像45の動画表示が開始されるまで比較的長時間待たねばならず、術者OPにはストレスであった。
対して本開示の技術では、図23のグラフ116A、116Bに示すように、患者Pの体勢が変更されて体厚BTが変化したとしても、階調変換処理が適切な状態に収束して放射線画像45の動画表示が開始されるまでに長い時間を要することがない。このため術者OPはストレスを感じずに施術を行うことができる。
設定部101は、階調変換関数104Iにおいて、体厚BTが薄い程、相対的に入力画素値が高い範囲RH_Iに対する出力画素値の範囲RH_Oを、相対的に入力画素値が低い範囲RL_Iに対する出力画素値の範囲RL_Oよりも大きくとる。このため、体厚BTが薄い場合の患者Pの体内構造を表すと考えられる画素値の範囲R_ROIの、放射線画像45におけるコントラストを高くすることができ、より観察しやすい放射線画像45を術者OPに供することができる。
設定部101は、階調変換関数104Iにおいて、体厚BTが厚い程、相対的に入力画素値が低い範囲RL_Iに対する出力画素値の範囲RL_Oを、相対的に入力画素値が高い範囲RH_Iに対する出力画素値の範囲RH_Oよりも大きくとる。このため、体厚BTが厚い場合の患者Pの体内構造を表すと考えられる画素値の範囲R_ROIの、放射線画像45におけるコントラストを高くすることができ、より観察しやすい放射線画像45を術者OPに供することができる。
設定部101は、体厚BTに応じてデフォルトの階調変換関数104Dを補正することで、階調変換関数104Iを生成する。具体的には、設定部101は、直線状のデフォルトの階調変換関数104Dから、S字カーブ状の階調変換関数104Iを生成する。このため、簡単に体厚BTに応じた階調変換関数104Iを生成することができる。
距離測定カメラ制御部82は、放射線Rが照射されていない場合に、距離測定カメラ32に患者Pの体厚BTを測定させる。前述のように、放射線透視撮影においては、例えば整形整復術等、放射線Rの照射を一旦停止して、何度か患者Pの体勢を変更する場合がある。このため、放射線Rが照射されていない場合に、距離測定カメラ32に患者Pの体厚BTを測定させれば、放射線Rの照射が一旦停止されている間に患者Pの体勢に変更があっても、変更された体勢に応じた体厚BTを得ることができる。
距離測定カメラ制御部82は、放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングと同期して、距離測定カメラ32に患者Pの体厚BTを測定させる。放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングは、必然的に放射線Rが照射されていないタイミングである。また、放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力する検出間隔DIは比較的頻繁である。このため、放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングと同期して、距離測定カメラ32に患者Pの体厚BTを測定させれば、確実に放射線透視撮影の前に体厚BTを測定することができる。
また、本開示の技術に係る「体厚測定センサ」として、放射線源30に取り付けられた距離測定カメラ32であって、TOF方式を利用して、放射線源30から患者Pの体表までの距離を測定する距離測定カメラ32を用いている。体厚測定センサとしては、例示の距離測定カメラ32に代えて、視差を有する2台のカメラで撮影された画像から、物体までの距離を測定するステレオカメラを用いてもよい。あるいは超音波トランスデューサから超音波を発して、物体を反射した超音波エコーによって物体までの距離を測定する超音波センサを用いてもよい。ただし、距離測定カメラ32は、ステレオカメラ、超音波センサ等と比べて、より正確に放射線源30から患者Pの体表までの距離を測定することが可能であり、また、シンプルな装置構成とすることができるため、より好ましい。
距離測定カメラ32に体厚BTを測定させるタイミングとしては、例示の放射線検出器33がオフセット補正用画像45Oを出力するタイミングに限らない。単純にフットスイッチ22の踏み込みが解除されている間に、距離測定カメラ32に体厚BTを定期的に測定させてもよい。
なお、階調変換関数104Iは例示のS字カーブ状に限らない。S字の折れ線状でも構わない。ただし、S字の折れ線状の階調変換関数104Iの場合は、傾きが0の部分のコントラスト差がなくなって区別がつかなくなるため、S字カーブ状の階調変換関数104Iのほうがより好ましい。
デフォルトの階調変換関数104Dも例示の直線状に限らない。S字カーブ状であってもよい。
放射線源30から撮影台20の表面までの距離を不変としたが、これに限らない。撮影台20と放射線源30との距離を変更可能に構成してもよい。
線源制御部80によるABCを速く収束させるために、体厚BTに応じて照射条件を変更してもよい。
放射線画像45を複数の領域に等分割し、各領域に対して個別に階調変換関数104I、104を設定して、領域毎に階調変換処理を施してもよい。
[第2実施形態]
図24~図26に示す第2実施形態では、放射線透視撮影に加えてトモシンセシス撮影を行う。
図24に示すように、トモシンセシス撮影は、撮影台20の長辺方向に沿って等間隔で並んだ複数の照射位置IPに放射線源30を順次移動させ、各照射位置IPに対応した複数の焦点Fから放射線検出器33に放射線Rを照射させ、その都度放射線検出器33から放射線画像45(以下、投影画像45Pという)を出力させる撮影である。トモシンセシス撮影においては、放射線検出器33は、照射位置IPの中心に据え置かれる。図24は、照射位置IP8を中心とした15箇所の照射位置IP1~IP15に対応した、15箇所の焦点F1~F15から放射線Rを照射し、15枚の投影画像45Pを得るトモシンセシス撮影の例を示す。
図25に示すように、画像処理部90は、図24で示したトモシンセシス撮影で得られた投影画像45Pから、フィルタ補正逆投影法等の周知の方法を用いて、患者Pの断層面TF1~TFNに対応する断層画像45Tを再構成する。画像処理部90は、予め設定されたスライス厚SLTにて断層画像45Tを再構成する。表示制御部87は、断層画像45Tを術者用モニタ21に表示する。
図26に示すように、コンソール11においては、スライス厚テーブル500を参照して、距離画像55から換算した患者Pの体厚BTに応じたスライス厚SLTが自動設定される(ステップST500)。スライス厚テーブル500において、スライス厚SLTは、体厚が厚い程、大きい値が登録されている。スライス厚テーブル500は、ストレージデバイス65に記憶されている。
スライス厚SLTの自動設定後、図24で示したトモシンセシス撮影が行われる(ステップST510)。これにより各照射位置IPに対応した複数枚の投影画像45Pが得られる。そして、図25で示したように、画像処理部90によって、自動設定されたスライス厚SLTにて、投影画像45Pから断層画像45Tが再構成される(ステップST520)。再構成された断層画像45Tは、表示制御部87の制御の下、術者用モニタ21に表示される(ステップST530)。
図27は、比較例として従来の手順を示したフローチャートである。従来は、患者Pの見た目の体厚BTに基づいて、入力デバイス13を介して術者OPにスライス厚SLTを手動設定させていた(ステップST1000)。このため、術者用モニタ21に表示された断層画像45Tによって、スライス厚SLTが設定値でよいか否かを術者OPに判断させていた(ステップST1100)。そして、スライス厚SLTが設定値でよくない場合(ステップST1100でNO)は、術者OPにスライス厚SLTを再設定させ(ステップST1200)、ステップST520およびステップST530の処理を繰り返させていた。スライス厚SLTを再設定したうえで、投影画像45Pから断層画像45Tを再構成するには、数分程度の時間が掛かる。ゆえに従来例においては、所望のスライス厚SLTの断層画像45Tを得るまでに時間が掛かる場合があった。
対して第2実施形態では、図26で示したように、距離画像55から換算した患者Pの体厚BTに応じてスライス厚SLTが自動設定される。したがって、従来例のようにスライス厚SLTを手動設定する手間がいらず、また、所望のスライス厚SLTの断層画像45Tを得るまでに時間が掛かることもない。
図28に示す放射線透視撮影システム600に、本開示の技術を適用してもよい。放射線透視撮影システム600は、放射線透視撮影装置601と、放射線透視撮影装置601に一体化されたコンソール602とを備える。放射線透視撮影装置601は、C字状のアーム603の一端に放射線発生部604が取り付けられ、他端に設けられたホルダ605に放射線検出器606が内蔵された、いわゆるCアーム型である。放射線発生部604は、放射線源607とコリメータ608とを有する。放射線源607は放射線管609を有している。なお、図28においては、フットスイッチおよび術者用モニタは図示を省略している。
Cアーム型の放射線透視撮影装置601の場合は、通常、術者OPへの無用な被曝を低減するために、寝台610を挟んで、放射線源607が患者Pの下方、放射線検出器606が患者Pの上方に位置した、図28に示すアンダーチューブ姿勢で放射線透視撮影が行われる。このため放射線透視撮影装置601においては、放射線発生部604ではなく、ホルダ605に距離測定カメラ611が取り付けられる。この場合、距離測定カメラ611から寝台610の表面までの距離から、距離測定カメラ611から患者Pの体表の最短点までの距離を減算することで、体厚BTを求めることができる。
なお、Cアーム型の放射線透視撮影装置601においては、稀ではあるが、放射線源607が患者Pの上方、放射線検出器606が患者Pの下方に位置したオーバーチューブ姿勢での放射線透視撮影が行われる場合がある。このオーバーチューブ姿勢での放射線透視撮影にも対応することができるように、ホルダ605だけでなく、放射線発生部604に距離測定カメラ611を取り付けてもよい。
被写体として患者Pを例示したが、これに限らない。犬、猫等のペット、馬、牛等の家畜を被写体としてもよい。
コンソール11を構成するコンピュータのハードウェア構成は種々の変形が可能である。コンソール11を、処理能力および信頼性の向上を目的として、ハードウェアとして分離された複数台のコンピュータで構成することも可能である。例えば、CPU67に構築される各部80~87の機能と、FPGA68に構築される画像処理部90の機能とを、2台のコンピュータに分散して担わせる。この場合は2台のコンピュータでコンソール11を構成する。
このように、コンソール11のコンピュータのハードウェア構成は、処理能力、安全性、信頼性等の要求される性能に応じて適宜変更することができる。さらに、ハードウェアに限らず、第1作動プログラム75、第2作動プログラム76等のアプリケーションプログラムについても、安全性および信頼性の確保を目的として、二重化したり、あるいは、複数のストレージデバイスに分散して格納することももちろん可能である。
線源制御部80、コリメータ制御部81、距離測定カメラ制御部82、距離画像取得部83、検出器制御部84、放射線画像取得部85、撮影指示受付部86、表示制御部87、画像処理部90、体厚換算部100、設定部101、階調変換処理部102、および評価部103といった各種の処理を実行する処理部(Processing Unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。各種のプロセッサには、ソフトウェア(第1作動プログラム75)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU67に加えて、FPGA68等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、および/またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、および/または、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。
本開示の技術は、上述の種々の実施形態および/または種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記実施形態に限らず、要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。さらに、本開示の技術は、プログラムに加えて、プログラムを非一時的に記憶する記憶媒体にもおよぶ。
以上に示した記載内容および図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、および効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、および効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容および図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことはいうまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容および図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書において、「Aおよび/またはB」は、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「Aおよび/またはB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、AおよびBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「および/または」で結び付けて表現する場合も、「Aおよび/またはB」と同様の考え方が適用される。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
2、600 放射線透視撮影システム
10、601 放射線透視撮影装置
11、602 コンソール(処理装置)
12 ディスプレイ
13 入力デバイス
20 撮影台
21 術者用モニタ
22 フットスイッチ
23、46 スタンド
24 支柱
25、604 放射線発生部
30、607 放射線源
31、608 コリメータ
32、611 距離測定カメラ(体厚測定センサ)
33、606 放射線検出器
40、609 放射線管
41 電圧発生器
45 放射線画像
45O オフセット補正用の放射線画像(オフセット補正用画像)
45P 投影画像
45T 断層画像
50 車椅子
51 ストレッチャー
55 距離画像
56 プロファイル
60 照射条件テーブル
65 ストレージデバイス
66 メモリ
67 CPU(プロセッサ)
68 FPGA(プロセッサ)
69 通信部
70 バスライン
75 第1作動プログラム(処理装置の作動プログラム)
76 第2作動プログラム(処理装置の作動プログラム)
80 線源制御部
81 コリメータ制御部
82 距離測定カメラ制御部
83 距離画像取得部
84 検出器制御部
85 放射線画像取得部
86 撮影指示受付部
87 表示制御部
90 画像処理部
100 体厚換算部
101 設定部
102 階調変換処理部
103 評価部
104 階調変換関数
104D デフォルトの階調変換関数
104I 最初に設定される階調変換関数
104P 適切な階調変換関数
105 補正係数テーブル
110A、110B ヒストグラム
115、116、116A、116B グラフ
500 スライス厚テーブル
603 アーム
605 ホルダ
610 寝台
BT 体厚
D1 放射線源から撮影台の表面までの距離
D2 放射線源から患者の体表の最短点までの距離
DI 検出間隔
F 焦点
IF 照射野
II 照射間隔
IP 照射位置
IT 照射時間
L ライン
MIF 最大の照射野
OP 術者
P 患者(被写体)
PK 素抜け領域を表すピーク
R 放射線
RH_I 相対的に入力画素値が高い範囲
RH_O 相対的に入力画素値が高い範囲に対する出力画素値の範囲
RL_I 相対的に入力画素値が低い範囲
RL_O 相対的に入力画素値が低い範囲に対する出力画素値の範囲
R_ROI 患者Pの体内構造を表すと考えられる画素値の範囲
SLT スライス厚
SP 最短点
SR 距離測定カメラの撮影範囲
ST10、ST11、ST12、ST100、ST150、ST160、ST180、ST190、ST200、ST500、ST510、ST520、ST530、ST1000、ST1100、ST1200 ステップ
ST110 ステップ(体厚取得処理)
ST120 ステップ(設定処理)
ST130、ST170 ステップ(画像取得処理)
ST140 ステップ(画像処理)
TF 断層面
TL、TS 放射線透視撮影の開始が指示されてから、階調変換処理が適切な状態に収束して放射線画像の動画表示が開始されるまでに要する時間

Claims (10)

  1. 放射線を被写体に連続的に照射する放射線源と、前記被写体を透過した前記放射線を検出して放射線画像を出力する放射線検出器とを備える放射線透視撮影装置に用いられる処理装置において、
    少なくとも1つのプロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    体厚測定センサが測定した前記被写体の体厚を取得し、
    前記体厚に応じて、前記放射線画像に対する階調変換処理に用いる階調変換関数を設定し、
    前記放射線検出器が出力した前記放射線画像を取得し、
    設定した前記階調変換関数にて前記階調変換処理を開始
    前記階調変換処理が適切であるか否かを評価し、
    前記階調変換処理が適切でないとの評価結果であった場合、前記階調変換処理が適切であるとの評価結果となるまで前記階調変換関数を再設定し、
    前記階調変換処理が適切であるとの評価結果となった場合、前記放射線画像の動画表示を開始させる、
    処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記階調変換関数において、前記体厚が薄い程、相対的に入力画素値が高い範囲に対する出力画素値の範囲を、相対的に入力画素値が低い範囲に対する出力画素値の範囲よりも大きくとる請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記階調変換関数において、前記体厚が厚い程、相対的に入力画素値が低い範囲に対する出力画素値の範囲を、相対的に入力画素値が高い範囲に対する出力画素値の範囲よりも大きくとる請求項1または請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記体厚に応じてデフォルトの階調変換関数を補正することで、設定する前記階調変換関数を生成する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    直線状の前記デフォルトの階調変換関数から、S字カーブ状の前記階調変換関数を生成する請求項4に記載の処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記放射線が照射されていない場合に、前記体厚測定センサに前記体厚を測定させる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記放射線検出器がオフセット補正用の前記放射線画像を出力するタイミングと同期して、前記体厚測定センサに前記体厚を測定させる請求項6に記載の処理装置。
  8. 前記体厚測定センサは、タイムオブフライト方式を利用して物体の表面までの距離を表す距離画像を出力する距離測定カメラであり、
    前記プロセッサは、
    前記距離画像から前記体厚を換算する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の処理装置。
  9. 放射線を被写体に連続的に照射する放射線源と、前記被写体を透過した前記放射線を検出して放射線画像を出力する放射線検出器とを備える放射線透視撮影装置に用いられる処理装置の作動方法において、
    体厚測定センサが測定した前記被写体の体厚を取得する体厚取得処理と、
    前記体厚に応じて、前記放射線画像に対する階調変換処理に用いる階調変換関数を設定する設定処理と、
    前記放射線検出器が出力した前記放射線画像を取得する画像取得処理と、
    設定した前記階調変換関数にて前記階調変換処理を開始する画像処理と、
    前記階調変換処理が適切であるか否かを評価する評価処理と、
    前記階調変換処理が適切でないとの評価結果であった場合、前記階調変換処理が適切であるとの評価結果となるまで前記階調変換関数を再設定する再設定処理と、
    前記階調変換処理が適切であるとの評価結果となった場合、前記放射線画像の動画表示を開始させる動画表示処理と、
    をプロセッサが実行する処理装置の作動方法。
  10. 放射線を被写体に連続的に照射する放射線源と、前記被写体を透過した前記放射線を検出して放射線画像を出力する放射線検出器とを備える放射線透視撮影装置に用いられる処理装置の作動プログラムにおいて、
    体厚測定センサが測定した前記被写体の体厚を取得する体厚取得処理と、
    前記体厚に応じて、前記放射線画像に対する階調変換処理に用いる階調変換関数を設定する設定処理と、
    前記放射線検出器が出力した前記放射線画像を取得する画像取得処理と、
    設定した前記階調変換関数にて前記階調変換処理を開始する画像処理と、
    前記階調変換処理が適切であるか否かを評価する評価処理と、
    前記階調変換処理が適切でないとの評価結果であった場合、前記階調変換処理が適切であるとの評価結果となるまで前記階調変換関数を再設定する再設定処理と、
    前記階調変換処理が適切であるとの評価結果となった場合、前記放射線画像の動画表示を開始させる動画表示処理と、
    をプロセッサに実行させる処理装置の作動プログラム。
JP2020098879A 2020-06-05 2020-06-05 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム Active JP7307033B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020098879A JP7307033B2 (ja) 2020-06-05 2020-06-05 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム
US17/335,079 US11690588B2 (en) 2020-06-05 2021-06-01 Processing apparatus, method of operating processing apparatus, and operation program for processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020098879A JP7307033B2 (ja) 2020-06-05 2020-06-05 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021191389A JP2021191389A (ja) 2021-12-16
JP7307033B2 true JP7307033B2 (ja) 2023-07-11

Family

ID=78816686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020098879A Active JP7307033B2 (ja) 2020-06-05 2020-06-05 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11690588B2 (ja)
JP (1) JP7307033B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020067322A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 富士フイルム株式会社 放射線撮影装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090003670A1 (en) 2007-06-27 2009-01-01 Fujifilm Corporation Method and apparatus for thickness compensation in mammographic images
JP2010057573A (ja) 2008-09-02 2010-03-18 Hitachi Medical Corp X線診断装置
WO2010097941A1 (ja) 2009-02-27 2010-09-02 株式会社島津製作所 X線撮影装置
JP2015167613A (ja) 2014-03-05 2015-09-28 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
JP2016022095A (ja) 2014-07-18 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 断層画像生成システム
JP2016067586A (ja) 2014-09-30 2016-05-09 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影装置の作動方法
JP2017143943A (ja) 2016-02-16 2017-08-24 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置、方法およびプログラム
WO2020036225A1 (ja) 2018-08-17 2020-02-20 富士フイルム株式会社 放射線撮影装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04241842A (ja) * 1991-01-16 1992-08-28 Konica Corp 放射線画像読取装置
US6502984B2 (en) * 1997-01-17 2003-01-07 Canon Kabushiki Kaisha Radiographic apparatus
US20090279764A1 (en) * 2005-10-27 2009-11-12 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Small-scale diagnosis system
EP1892953B1 (en) * 2006-08-22 2009-06-17 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. X-Ray image processing system
JP5341463B2 (ja) * 2008-10-17 2013-11-13 キヤノン株式会社 制御装置、及び制御方法
JP2011005050A (ja) 2009-06-26 2011-01-13 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP5610761B2 (ja) * 2009-12-16 2014-10-22 キヤノン株式会社 X線画像処理装置、x線画像処理システム、x線画像処理方法、及びコンピュータプログラム
WO2013115389A1 (ja) * 2012-02-01 2013-08-08 株式会社東芝 医用画像診断装置
JP5844296B2 (ja) * 2012-06-11 2016-01-13 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法
WO2014106783A1 (en) * 2013-01-01 2014-07-10 Controlrad Systems Inc. X-ray reduction system
JP6145874B2 (ja) * 2013-07-23 2017-06-14 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法
JP6071145B2 (ja) * 2013-07-31 2017-02-01 富士フイルム株式会社 放射線画像解析装置および方法並びにプログラム
WO2015019232A2 (en) * 2013-08-08 2015-02-12 Controlrad Systems Inc. X-ray reduction system
JP6141995B2 (ja) * 2013-09-27 2017-06-07 富士フイルム株式会社 マンモグラフィ装置、放射線画像撮影方法およびプログラム
JP6278348B2 (ja) * 2013-10-04 2018-02-14 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 医用画像表示プログラム、医用画像表示方法、医用画像表示装置、及び医用画像表示システム
JP6223781B2 (ja) * 2013-11-06 2017-11-01 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
JP6071853B2 (ja) * 2013-11-26 2017-02-01 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置、方法およびプログラム
JP6145889B2 (ja) * 2014-03-24 2017-06-14 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
JP6072102B2 (ja) * 2015-01-30 2017-02-01 キヤノン株式会社 放射線撮影システム及び放射線撮影方法
JP6582510B2 (ja) * 2015-04-15 2019-10-02 コニカミノルタ株式会社 放射線画像撮影システム
US10925555B2 (en) * 2015-05-11 2021-02-23 Fujifilm Corporation Radiation imaging apparatus, and method and program for controlling radiation imaging apparatus
JP2016220934A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及びプログラム
CN107708564B (zh) * 2015-07-07 2021-11-05 富士胶片株式会社 放射线图像摄影装置、放射线图像摄影装置的控制方法以及记录介质
EP3326532B1 (en) * 2015-07-21 2020-01-01 Fujifilm Corporation Radiation exposure device, and control method and program for radiation exposure device
JP2017051395A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置、方法およびプログラム
JP6363573B2 (ja) * 2015-09-24 2018-07-25 富士フイルム株式会社 線源画像面間距離取得装置、方法およびプログラム、並びに放射線画像処理装置、方法およびプログラム
JP6556005B2 (ja) * 2015-09-29 2019-08-07 富士フイルム株式会社 断層画像生成装置、方法およびプログラム
JP6862099B2 (ja) * 2016-04-13 2021-04-21 キヤノン株式会社 放射線撮影システム及び放射線撮影方法
JP6815818B2 (ja) * 2016-10-17 2021-01-20 キヤノン株式会社 放射線撮影システム及び放射線撮影方法
US11013474B2 (en) * 2017-08-08 2021-05-25 Canon Medical Systems Corporation X-ray computed tomography apparatus
US10835196B2 (en) * 2019-01-24 2020-11-17 General Electric Company Method and systems for camera-aided x-ray imaging

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090003670A1 (en) 2007-06-27 2009-01-01 Fujifilm Corporation Method and apparatus for thickness compensation in mammographic images
JP2010057573A (ja) 2008-09-02 2010-03-18 Hitachi Medical Corp X線診断装置
WO2010097941A1 (ja) 2009-02-27 2010-09-02 株式会社島津製作所 X線撮影装置
JP2015167613A (ja) 2014-03-05 2015-09-28 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
JP2016022095A (ja) 2014-07-18 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 断層画像生成システム
JP2016067586A (ja) 2014-09-30 2016-05-09 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影装置の作動方法
JP2017143943A (ja) 2016-02-16 2017-08-24 富士フイルム株式会社 放射線画像処理装置、方法およびプログラム
WO2020036225A1 (ja) 2018-08-17 2020-02-20 富士フイルム株式会社 放射線撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20210378622A1 (en) 2021-12-09
US11690588B2 (en) 2023-07-04
JP2021191389A (ja) 2021-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6995727B2 (ja) トモシンセシス撮影装置とその作動方法
CN111601551A (zh) 用于x射线成像的系统和方法
US20210383514A1 (en) Image processing apparatus, radioscopy system, image processing program, and image processing method
JP7307033B2 (ja) 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム
US20060291614A1 (en) Radiographic apparatus
US11806178B2 (en) Image processing apparatus, radiography system, image processing method, and image processing program
JP7332538B2 (ja) 処理装置、処理装置の作動方法、処理装置の作動プログラム
US11617547B2 (en) Medical image diagnostic system and medical image diagnostic apparatus
JP2019030410A (ja) X線ct装置及びx線ctシステム
JP2022013679A (ja) 医用画像処理方法、医用画像処理装置及びx線ct装置
US20210378615A1 (en) Control apparatus, radiography system, control processing method, and control processing program
US20210383541A1 (en) Image processing apparatus, radiography system, image processing method, and image processing program
JP2020044332A (ja) 医用画像診断システムおよび線量管理装置
JP7399780B2 (ja) 医用画像診断装置
US20220409162A1 (en) X-ray ct apparatus, x-ray ct apparatus control method, and storage medium
JP7412952B2 (ja) 医用画像診断装置
JP7309381B2 (ja) 医用画像診断装置および医用寝台装置
US20230145523A1 (en) Medical image processing apparatus, x-ray ct apparatus, medical image processing method and non-volatile storage medium storing program
JP7161422B2 (ja) トモシンセシス撮影装置、トモシンセシス撮影装置の作動方法、トモシンセシス撮影装置の作動プログラム
JP7433809B2 (ja) 学習済みモデルの生成方法、および医用処理装置
JP7244280B2 (ja) 医用画像診断装置、および医用画像診断方法
JP7062514B2 (ja) X線ct装置、およびx線管制御装置
JP6878114B2 (ja) X線診断装置
JP2022047332A (ja) X線撮影制御装置
US20190311507A1 (en) Adaptive processing of medical images to reduce noise magnitude

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7307033

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150