JP7268955B2 - 端末装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、通信装置、通信方法、及びプログラムに関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution(LTE)」、「LTE-Advanced(LTE-A)」、「LTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)」、「New Radio(NR)」、「New Radio Access Technology(NRAT)」、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(EUTRA)」、または「Further EUTRA(FEUTRA)」とも称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)において検討されている。なお、以下の説明において、LTEは、LTE-A、LTE-A Pro、およびEUTRAを含み、NRは、第5世代移動無線通信(5G)、NRAT、およびFEUTRAを含む。LTEおよびNRでは、基地局装置(基地局)はeNodeB(evolved NodeB)、端末装置(移動局、移動局装置、端末)はUE(User Equipment)とも称する。LTEおよびNRは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
NRは、LTEに対する次世代の無線アクセス方式として、LTEとは異なるRAT(Radio Access Technology)である。NRは、eMBB(Enhanced mobile broadband)、mMTC(Massive machine type communications)およびURLLC(Ultra reliable and low latency communications)を含む様々なユースケースに対応可能なアクセス技術である。NRは、それらのユースケースにおける利用シナリオ、要求条件、および配置シナリオなどに対応する技術フレームワークを目指して検討される。URLLCで求められる遅延の削減を可能にする技術の一つとしてGrant-free送信技術が注目されている。Grant-free送信技術に依れば、端末装置は、基地局装置からのリソースアロケーション指示を受信することなく、当該基地局に対してデータを送信することが可能となる。なお、Grant-free送信の詳細については、例えば、非特許文献1に開示されている。
3GPP, RAN1, R1-1701871, Ericsson, "On UL grant-free ransmission," February, 2017.
一方で、NRでは、多様なユースケースでの利用が想定され、ユースケースに応じた柔軟な設計を可能とする仕組みが求められている。このような背景から、Grant-free送信が行われるような状況下においても、当該Grant-free送信に係る動作をより柔軟に制御でき、ひいては、システム全体の伝送効率をより向上させることが可能な技術の提供が求められている。
そこで、本開示では、ユースケースに応じた柔軟な設計を可能とし、システム全体の伝送効率をより向上させることが可能な技術について提案する。
本開示によれば、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得する取得部と、前記第1の制御情報に基づいて前記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中からのリソースの選択を制御する、通信装置が提供される。
また、本開示によれば、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を端末装置に通知する通知部と、前記端末装置から、前記複数のリソースの中から選択されたリソースを利用して送信されるデータを受信する受信部と、を備え、前記端末装置における、前記複数のリソースの中からのリソースの選択は、前記第2の制御情報に基づき制御される、通信装置が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータが、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得することと、前記第1の制御情報に基づいて前記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御することと、を含み、前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中からのリソースの選択が制御される、通信方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータが、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を端末装置に通知することと、前記端末装置から、前記複数のリソースの中から選択されたリソースを利用して送信されるデータを受信することと、を含み、前記端末装置における、前記複数のリソースの中からのリソースの選択は、前記第2の制御情報に基づき制御される、通信方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得することと、前記第1の制御情報に基づいて前記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御することと、を実行させ、前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中からのリソースの選択が制御される、プログラムが提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を端末装置に通知することと、前記端末装置から、前記複数のリソースの中から選択されたリソースを利用して送信されるデータを受信することと、を実行させ、前記端末装置における、前記複数のリソースの中からのリソースの選択は、前記第2の制御情報に基づき制御される、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユースケースに応じた柔軟な設計を可能とし、システム全体の伝送効率をより向上させることが可能な技術が提供される。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。 同実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。 NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットの一例を示す図である。 同実施形態におけるNRの下りリンクサブフレームの一例を示す図である。 同本実施形態におけるNRの上りリンクサブフレームの一例を示す図である。 Grant based送信の例を示した流れ図である。 Grant-free based送信の例を示した流れ図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例を示した流れ図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例を示した流れ図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.構成例
1.1.システム構成の一例
1.2.基地局の構成例
1.3.端末装置の構成例
2.技術的特徴
3.応用例
3.1.基地局に関する応用例
3.2.端末装置に関する応用例
4.むすび
<<1.構成例>>
<1.1.システム構成の一例>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置100と、端末装置200とを含む。ここでは、端末装置200は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、UEとも呼ばれ得る。無線通信装置100Cは、UE-Relayとも呼ばれる。ここでのUEは、LTE又はLTE-Aにおいて定義されているUEであってもよく、UE-Relayは、3GPPで議論されているProse UE to Network Relayであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
(1)無線通信装置100
無線通信装置100は、配下の装置に無線通信サービスを提供する装置である。例えば、無線通信装置100Aは、セルラーシステム(又は移動体通信システム)の基地局である。基地局100Aは、基地局100Aのセル10Aの内部に位置する装置(例えば、端末装置200A)との無線通信を行う。例えば、基地局100Aは、端末装置200Aへのダウンリンク信号を送信し、端末装置200Aからのアップリンク信号を受信する。
基地局100Aは、他の基地局と例えばX2インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。また、基地局100Aは、所謂コアネットワーク(図示を省略する)と例えばS1インタフェースにより論理的に接続されており、制御情報等の送受信が可能である。なお、これらの装置間の通信は、物理的には多様な装置により中継され得る。
ここで、図1に示した無線通信装置100Aは、マクロセル基地局であり、セル10Aはマクロセルである。一方で、無線通信装置100B及び100Cは、スモールセル10B及び10Cをそれぞれ運用するマスタデバイスである。一例として、マスタデバイス100Bは、固定的に設置されるスモールセル基地局である。スモールセル基地局100Bは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10B内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200B)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。なお、無線通信装置100Bは、3GPPで定義されるリレーノードであってもよい。マスタデバイス100Cは、ダイナミックAP(アクセスポイント)である。ダイナミックAP100Cは、スモールセル10Cを動的に運用する移動デバイスである。ダイナミックAP100Cは、マクロセル基地局100Aとの間で無線バックホールリンクを、スモールセル10C内の1つ以上の端末装置(例えば、端末装置200C)との間でアクセスリンクをそれぞれ確立する。ダイナミックAP100Cは、例えば、基地局又は無線アクセスポイントとして動作可能なハードウェア又はソフトウェアが搭載された端末装置であってよい。この場合のスモールセル10Cは、動的に形成される局所的なネットワーク(Localized Network/Virtual Cell)である。
セル10Aは、例えば、LTE、LTE-A(LTE-Advanced)、LTE-ADVANCED PRO、GSM(登録商標)、UMTS、W-CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
なお、スモールセルは、マクロセルと重複して又は重複せずに配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ある例では、スモールセルは、専用の基地局によって運用される。別の例では、スモールセルは、マスタデバイスとなる端末がスモールセル基地局として一時的に動作することにより運用される。いわゆるリレーノードもまた、スモールセル基地局の一形態であると見なすことができる。リレーノードの親局として機能する無線通信装置は、ドナー基地局とも称される。ドナー基地局は、LTEにおけるDeNBを意味してもよく、より一般的にリレーノードの親局を意味してもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、セルラーシステム(又は移動体通信システム)において通信可能である。端末装置200は、セルラーシステムの無線通信装置(例えば、基地局100A、マスタデバイス100B又は100C)との無線通信を行う。例えば、端末装置200Aは、基地局100Aからのダウンリンク信号を受信し、基地局100Aへのアップリンク信号を送信する。
また、端末装置200としては、所謂UEのみに限らず、例えば、MTC端末、eMTC(Enhanced MTC)端末、及びNB-IoT端末等のような所謂ローコスト端末(Low cost UE)が適用されてもよい。
(3)補足
以上、システム1の概略的な構成を示したが、本技術は図1に示した例に限定されない。例えば、システム1の構成として、マスタデバイスを含まない構成、SCE(Small Cell Enhancement)、HetNet(Heterogeneous Network)、MTCネットワーク等が採用され得る。またシステム1の構成の、他の一例として、マスタデバイスがスモールセルに接続し、スモールセルの配下でセルを構築してもよい。
<1.2.基地局の構成例>
次いで、図2を参照して、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成を説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る基地局100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、処理部150とを含む。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
また、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末(図1における無線通信装置100C)として動作し、リモート端末(図1における端末装置200C)と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、リレー端末に相当する無線通信装置100Cにおける無線通信部120は、リモート端末との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
なお、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、当該リレー端末に相当する無線通信装置100Cは、ネットワーク通信部130を備えていなくてもよい。
(4)記憶部140
記憶部140は、基地局100の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部150は、通信処理部151と、情報取得部153と、通知部157とを含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信処理部151、情報取得部153、及び通知部157の動作は、後に詳細に説明する。
<1.3.端末装置の構成例>
次に、図3を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を説明する。図3は、本開示の実施形態に係る端末装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置200は、アンテナ部210と、無線通信部220と、記憶部230と、処理部240とを含む。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
また、前述したように、本実施形態に係るシステム1においては、端末装置がリレー端末として動作し、リモート端末と基地局との間の通信を中継する場合がある。このような場合には、例えば、リモート端末として動作する端末装置200Cにおける無線通信部220は、リレー端末との間でサイドリンク信号を送受信してもよい。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置200の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置200の様々な機能を提供する。例えば、処理部240は、通信処理部241と、情報取得部243と、判定部245と、通知部247とを含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
通信処理部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247の動作は、後に詳細に説明する。
<<2.技術的特徴>>
続いて、本開示の一実施形態に係るシステムの技術的特徴について説明する。
<無線アクセス技術>
本実施形態において、基地局100および端末装置200は、それぞれ1つ以上の無線アクセス技術(RAT)をサポートする。例えば、RATは、LTEおよびNRを含む。1つのRATは、1つのセル(コンポーネントキャリア)に対応する。すなわち、複数のRATがサポートされる場合、それらのRATは、それぞれ異なるセルに対応する。本実施形態において、セルは、下りリンクリソース、上りリンクリソース、および/または、サイドリンクの組み合わせである。また、以下の説明において、LTEに対応するセルはLTEセルと呼称され、NRに対応するセルはNRセルと呼称される。
下りリンクの通信は、基地局100から端末装置200に対する通信である。上りリンクの通信は、端末装置200から基地局100に対する通信である。サイドリンクの通信は、端末装置200から別の端末装置200に対する通信である。
サイドリンクの通信は、端末装置間の近接直接検出および近接直接通信のために定義される。サイドリンクの通信は、上りリンクおよび下りリンクと同様なフレーム構成を用いることができる。また、サイドリンクの通信は、上りリンクリソースおよび/または下りリンクリソースの一部(サブセット)に制限されうる。
基地局100および端末装置200は、下りリンク、上りリンクおよび/またはサイドリンクにおいて、1つ以上のセルの集合を用いる通信をサポートできる。複数のセルの集合は、キャリアアグリゲーションまたはデュアルコネクティビティとも呼称される。キャリアアグリゲーションとデュアルコネクティビティの詳細は後述される。また、それぞれのセルは、所定の周波数帯域幅を用いる。所定の周波数帯域幅における最大値、最小値および設定可能な値は、予め規定できる。
図4は、本実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。図4の例では、1つのLTEセルと2つのNRセルが設定される。1つのLTEセルは、プライマリーセルとして設定される。2つのNRセルは、それぞれプライマリーセカンダリーセルおよびセカンダリーセルとして設定される。2つのNRセルは、キャリアアグリゲーションにより統合される。また、LTEセルとNRセルは、デュアルコネクティビティにより統合される。なお、LTEセルとNRセルは、キャリアアグリゲーションにより統合されてもよい。図4の例では、NRは、プライマリーセルであるLTEセルにより接続をアシストされることが可能であるため、スタンドアロンで通信するための機能のような一部の機能をサポートしなくてもよい。スタンドアロンで通信するための機能は、初期接続に必要な機能を含む。
図5は、本実施形態におけるコンポーネントキャリアの設定の一例を示す図である。図5の例では、2つのNRセルが設定される。2つのNRセルは、それぞれプライマリーセルおよびセカンダリーセルとして設定され、キャリアアグリゲーションにより統合される。この場合、NRセルがスタンドアロンで通信するための機能をサポートすることにより、LTEセルのアシストが不要になる。なお、2つのNRセルは、デュアルコネクティビティにより統合されてもよい。
<本実施形態におけるNRのフレーム構成>
NRセルのそれぞれにおいて、ある所定の時間長(例えば、サブフレーム)では、1つ以上の所定のパラメータが用いられる。すなわち、NRセルでは、下りリンク信号および上りリンク信号は、それぞれ所定の時間長において、1つ以上の所定のパラメータを用いて生成される。換言すると、端末装置200は、基地局100から送信される下りリンク信号、および、基地局100に送信する上りリンク信号が、それぞれ所定の時間長において、1つ以上の所定のパラメータで生成される、と想定する。また、基地局100は、端末装置200に送信する下りリンク信号、および、端末装置200から送信される上りリンク信号が、それぞれ所定の時間長において、1つ以上の所定のパラメータで生成されるように設定できる。複数の所定のパラメータが用いられる場合、それらの所定のパラメータが用いられて生成される信号は、所定の方法により多重される。例えば、所定の方法は、FDM(Frequency Division Multiplexing)、TDM(Time Division Multiplexing)、CDM(Code Division Multiplexing)および/またはSDM(Spatial Division Multiplexing)などを含む。
NRセルに設定される所定のパラメータの組み合わせは、パラメータセットとして、複数種類を予め規定できる。
図6は、NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットの一例を示す図である。図6の例では、パラメータセットに含まれる送信信号に関するパラメータは、サブフレーム間隔、NRセルにおけるリソースブロックあたりのサブキャリア数、サブフレームあたりのシンボル数、および、CP長タイプである。CP長タイプは、NRセルで用いられるCP長のタイプである。例えば、CP長タイプ1はLTEにおけるノーマルCPに相当し、CP長タイプ2はLTEにおける拡張CPに相当する。
NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットは、下りリンクおよび上りリンクでそれぞれ個別に規定することができる。また、NRセルにおける送信信号に関するパラメータセットは、下りリンクおよび上りリンクでそれぞれ独立に設定できる。
図7は、本実施形態におけるNRの下りリンクサブフレームの一例を示す図である。図7の例では、パラメータセット1、パラメータセット0およびパラメータセット2を用いて生成される信号が、セル(システム帯域幅)において、FDMされる。図7に示される図は、NRの下りリンクリソースグリッドとも呼称される。基地局100は、端末装置200への下りリンクサブフレームにおいて、NRの物理下りリンクチャネルおよび/またはNRの物理下りリンク信号を送信できる。端末装置200は、基地局100からの下りリンクサブフレームにおいて、NRの物理下りリンクチャネルおよび/またはNRの物理下りリンク信号を受信できる。
図8は、本実施形態におけるNRの上りリンクサブフレームの一例を示す図である。図8の例では、パラメータセット1、パラメータセット0およびパラメータセット2を用いて生成される信号が、セル(システム帯域幅)において、FDMされる。図7に示される図は、NRの上りリンクリソースグリッドとも呼称される。基地局100は、端末装置200への上りリンクサブフレームにおいて、NRの物理上りリンクチャネルおよび/またはNRの物理上りリンク信号を送信できる。端末装置200は、基地局100からの上りリンクサブフレームにおいて、NRの物理上りリンクチャネルおよび/またはNRの物理上りリンク信号を受信できる。
<本実施形態における制御情報のシグナリング>
基地局100および端末装置200は、それぞれ制御情報のシグナリング(通知、報知、設定)のために、様々な方法を用いることができる。制御情報のシグナリングは、様々な層(レイヤー)で行うことができる。制御情報のシグナリングは、物理層(レイヤー)を通じたシグナリングである物理層シグナリング、RRC層を通じたシグナリングであるRRCシグナリング、および、MAC層を通じたシグナリングであるMACシグナリングなどを含む。RRCシグナリングは、端末装置200に固有の制御情報を通知する専用のRRCシグナリング(Dedicated RRC signaling)、または、基地局100に固有の制御情報を通知する共通のRRCシグナリング(Common RRC signaling)である。RRCシグナリングやMACシグナリングなど、物理層から見て上位の層が用いるシグナリングは上位層シグナリングとも呼称される。
RRCシグナリングは、RRCパラメータをシグナリングすることにより実現される。MACシグナリングは、MAC制御エレメントをシグナリングすることにより実現される。物理層シグナリングは、下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)または上りリンクリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)をシグナリングすることにより実現される。RRCパラメータおよびMAC制御エレメントは、PDSCHまたはPUSCHを用いて送信される。DCIは、PDCCHまたはEPDCCHを用いて送信される。UCIは、PUCCHまたはPUSCHを用いて送信される。RRCシグナリングおよびMACシグナリングは、準静的(semi-static)な制御情報をシグナリングするために用いられ、準静的シグナリングとも呼称される。物理層シグナリングは、動的(dynamic)な制御情報をシグナリングするために用いられ、動的シグナリングとも呼称される。DCIは、PDSCHのスケジューリングまたはPUSCHのスケジューリングなどのために用いられる。UCIは、CSI報告、HARQ-ACK報告、および/またはスケジューリング要求(SR:Scheduling Request)などのために用いられる。
<本実施形態におけるマルチキャリア送信の詳細>
端末装置200は複数のセルが設定され、マルチキャリア送信を行うことができる。端末装置200が複数のセルを用いる通信は、CA(キャリアアグリゲーション)またはDC(デュアルコネクティビティ)と称される。本実施形態に記載の内容は、端末装置200に対して設定される複数のセルのそれぞれまたは一部に適用できる。端末装置200に設定されるセルを、サービングセルとも称する。
CAおいて、設定される複数のサービングセルは、1つのプライマリーセル(PCell:Primary Cell)と1つ以上のセカンダリーセル(SCell:Secondary Cell)とを含む。CAをサポートしている端末装置200に対して、1つのプライマリーセルと1つ以上のセカンダリーセルが設定されうる。
プライマリーセルは、初期コネクション構築(initial connection establishment)手続きが行なわれたサービングセル、コネクション再構築(connection re-establishment)手続きを開始したサービングセル、または、ハンドオーバ手続きにおいてプライマリーセルと指示されたセルである。プライマリーセルは、プライマリー周波数でオペレーションする。セカンダリーセルは、コネクションの構築または再構築以降に設定されうる。セカンダリーセルは、セカンダリー周波数でオペレーションする。なお、コネクションは、RRCコネクションとも称される。
DCは、少なくとも2つの異なるネットワークポイントから提供される無線リソースを所定の端末装置200が消費するオペレーションである。ネットワークポイントは、マスター基地局装置(MeNB:Master eNB)とセカンダリー基地局装置(SeNB:Secondary eNB)である。デュアルコネクティビティは、端末装置200が、少なくとも2つのネットワークポイントでRRC接続を行なうことである。デュアルコネクティビティにおいて、2つのネットワークポイントは、非理想的バックホール(non-ideal backhaul)によって接続されてもよい。
DCにおいて、少なくともS1-MME(Mobility Management Entity)に接続され、コアネットワークのモビリティアンカーの役割を果たす基地局100をマスター基地局装置と称される。また、端末装置200に対して追加の無線リソースを提供するマスター基地局装置ではない基地局100をセカンダリー基地局装置と称される。マスター基地局装置に関連されるサービングセルのグループは、マスターセルグループ(MCG:Master Cell Group)とも呼称される。セカンダリー基地局装置に関連されるサービングセルのグループは、セカンダリーセルグループ(SCG:Secondary Cell Group)とも呼称される。
DCにおいて、プライマリーセルは、MCGに属する。また、SCGにおいて、プライマリーセルに相当するセカンダリーセルをプライマリーセカンダリーセル(PSCell:Primary Secondary Cell)と称する。PSCell(pSCellを構成する基地局装置)には、PCell(PCellを構成する基地局装置)と同等の機能(能力、性能)がサポートされてもよい。また、PSCellには、PCellの一部の機能だけがサポートされてもよい。例えば、PSCellには、CSSまたはUSSとは異なるサーチスペースを用いて、PDCCH送信を行なう機能がサポートされてもよい。また、PSCellは、常にアクティベーションの状態であってもよい。また、PSCellは、PUCCHを受信できるセルである。
DCにおいて、無線ベアラ(データ無線ベアラ(DRB:Date Radio Bearer)および/またはシグナリング無線ベアラ(SRB:Signaling Radio Bearer))は、MeNBとSeNBで個別に割り当てられてもよい。MCG(PCell)とSCG(PSCell)に対して、それぞれ個別にデュプレックスモードが設定されてもよい。MCG(PCell)とSCG(PSCell)は、互いに同期されなくてもよい。MCG(PCell)とSCG(PSCell)に対して、複数のタイミング調整のためのパラメータ(TAG:Timing Advance Group)が独立に設定されてもよい。デュアルコネクティビティにおいて、端末装置200は、MCG内のセルに対応するUCIをMeNB(PCell)のみで送信し、SCG内のセルに対応するUCIをSeNB(pSCell)のみで送信する。それぞれのUCIの送信において、PUCCHおよび/またはPUSCHを用いた送信方法はそれぞれのセルグループで適用される。
PUCCHおよびPBCH(MIB)は、PCellまたはPSCellのみで送信される。また、PRACHは、CG内のセル間で複数のTAG(Timing Advance Group)が設定されない限り、PCellまたはPSCellのみで送信される。
PCellまたはPSCellでは、SPS(Semi-Persistent Scheduling)やDRX(Discontinuous Transmission)を行ってもよい。セカンダリーセルでは、同じセルグループのPCellまたはPSCellと同じDRXを行ってもよい。
セカンダリーセルにおいて、MACの設定に関する情報/パラメータは、基本的に、同じセルグループのPCellまたはPSCellと共有している。一部のパラメータは、セカンダリーセル毎に設定されてもよい。一部のタイマーやカウンタが、PCellまたはPSCellのみに対して適用されてもよい。
CAにおいて、TDD方式が適用されるセルとFDD方式が適用されるセルが集約されてもよい。TDDが適用されるセルとFDDが適用されるセルとが集約される場合に、TDDが適用されるセルおよびFDDが適用されるセルのいずれか一方に対して本開示を適用することができる。
端末装置200は、端末装置200によってCAがサポートされているバンドの組合せを示す情報を、基地局100に送信する。端末装置200は、バンドの組合せのそれぞれに対して、異なる複数のバンドにおける前記複数のサービングセルにおける同時送信および受信をサポートしているか否かを指示する情報を、基地局100に送信する。
<Grant-free based送信>
Grant-free based送信とは、端末装置200が基地局100からのリソースアロケーション(Grant)を受信することなく、端末装置200が適当な周波数軸および時間軸で区切られたリソースを利用して送信をすることを表す。主な目的としては、シグナリングオーバーヘッドの削減による、端末装置200の省電力化や低遅延通信が挙げられる。従来のGrant based送信では、基地局100が端末装置200に対して、Downlink/Uplinkで使用するリソースを通知することで、他の端末装置200とのリソースの競合が発生せずに通信をすることが可能となっていたが、一方で、本通知によるシグナリングのオーバーヘッドが発生していた。
図9は、Grant based送信の例を示した流れ図である。例えば、図9に示すようなGrant based送信の場合、基地局100と端末装置200との間で初期コネクション構築またはコネクション再構築が行われると(ステップS11)、端末装置200は基地局100へスケジューリングリクエスト(SR)を送信する(ステップS12)。基地局100は、端末装置200へリソース割り当てやMCS等を通知(Grant)する(ステップ13)。端末装置200は、割り当てられたリソースを用いて基地局100へデータを送信する(ステップ14)。基地局100は、端末装置200に対してACKまたはNACKを返信する(ステップ15)。
端末装置200は基地局100から割り当てられたリソースやMCSなどを用いて、Dataを送信するため、ステップS13(場合によってはステップS12の分も含む)の分のシグナリングオーバーヘッドが生じる。そのようなシグナリングオーバーヘッドは、Grant-free based送信において削減される。
図10は、Grant-free based送信の例を示した流れ図である。例えば、図10に示すようなGrant-free based送信の場合、基地局100と端末装置200との間で初期コネクション構築またはコネクション再構築が行われると(ステップS21)、端末装置200は、任意に選択したリソースを用いて基地局100へデータを送信する(ステップ22)。基地局100は、端末装置200に対してACKまたはNACKを返信する(ステップ23)。
図10に示すようなGrant-free based送信の場合は、図9におけるステップS12、S13の処理を削減した通信を行うため、次世代の通信で求められる省電力化や低遅延通信において、リソース割り当て通知を行わないGrant-free based送信は有力な技術候補として考えられる。端末装置200は、Grant-free based送信における送信リソースを、使用可能な全帯域から選択しても良いし、あらかじめ決められたリソースプールの中から選択しても良い。リソースプールは、仕様として静的に決定されていても良い。また、リソースプールは、基地局100と端末装置200とのコネクション確立時に指定されても良い。また、リソースプールは、System InformationやDCIなどで準静的または動的に設定されてもよい。
<Grant-free送信時におけるリソースアロケーションの実施例>
続いて、Grant-free送信時におけるリソースアロケーションの実施例について説明する。Grant-free送信で使用されるリソースは、上述した通り、仕様で定義されるか、もしくは端末コネクション時等において準静的に設定されることが考えられる。しかしながら、Grant-free送信として使用可能であると指定されたリソースであっても、Grant-free送信を行うべきではないケース、またはGrant-free送信を行わない方が望ましいケースが考えられる。これらは、準静的に設定されたGrant-free送信用のリソースに関する制御情報(以下、「第1の制御情報」とも称する)に加えて、当該制御情報とは異なる他の制御情報(以下、「第2の制御情報」とも称する)により決定される。以下に、上記ケースの詳細について記載する。
<Explicitな通知に基づく制御の一例>
まず、Grant-free送信用リソースの周波数または時間情報を第2の制御情報として明示的に通知することで、例えば、Grant-free送信を行うか否かの制御や、Grant-free送信に使用するリソースの制御等のように、Grant-free送信に係る動作を制御する場合の一例について説明する。なお、第2の制御情報として、Grant-Free送信用のリソースに関する情報を明示的に通知する場合において、同通知を、「Explicitな通知」とも称する。
例えば、基地局100から第2の制御情報として端末装置200に提供される共通制御情報に、Grant-Free送信用のリソースの周波数または時間情報が含まれていてもよい。この場合には、端末装置200は、第1の制御情報として準静的に通知されたGrant-Free送信用のリソースの情報と、第2の制御情報と、の双方に基づき、Grant-free送信リソースを判断する。
例えば、図11は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの一例について説明するための説明図であり、Grant-free送信時におけるExplicitな通知に基づくリソースアロケーションの一例を示している。
具体的には、まず、基地局100から第1の制御情報として準静的に通知されるGrant-free送信用のリソースに関する情報(以下、「Grant-free送信用リソース情報」とも称する)は、端末装置200がGrant-free送信に使用可能なリソース全体の情報を提供する。なお、図11に示す例では、横線のハッチングが付された範囲が、第1の制御情報により提供されるGrant-free送信用のリソースの範囲に該当する。
また、第2の制御情報は、1つの端末装置200のみを対象とせず、複数の端末装置200(例えば、セル内の全ての端末装置200、所定のグループに属する複数の端末装置200等)を対象として提供されてもよい。即ち、第2の制御情報により提供されるGrant-free送信用リソース情報は、1つの端末装置200のみに限らず、別の端末装置200にも提供されてもよい。例えば、図11に示す例において、縦線のハッチンングが付された範囲は、第2の制御情報により提供されるGrant-free送信用のリソースの範囲に該当する。
以上のような制御の基で、端末装置200は、第1の制御情報及び第2の制御情報それぞれに基づき提供されたGrant-free用リのソースのうち、第1の制御情報及び第2の制御情報間で重複するリソースを、Grant-free送信に使用することが可能である。例えば、図11に示す例の場合には、横線のハッチングが付された範囲と、縦線のハッチンングが付された範囲と、が互いに重畳する範囲に含まれるリソースが、Grant-free送信用のリソースとして使用されることとなる。
以上のように、第1の制御情報及び第2の制御情報を組み合わせて用いることで、例えば、制御情報量が削減され、端末装置200の収容数の管理もしやすくなり、動的にGrant-free用リソースを変更することも可能となる。
具体的には、各端末装置200に対してGrant-free送信リソースを動的かつ個別に通知することも可能であるが、収容する端末装置200の数だけ制御情報の通知が必要となるため、端末装置200の数に比例して制御チャネル量に応じたオーバーヘッドが増大することとなる。一方で、共通制御情報としてGrant-Free送信用のリソースが提供されることで、各端末装置200に対して個別に制御情報を通知する必要がなくなるため、前記制御チャネル量のオーバーヘッドを削減することが可能となる。しかしながら、共通制御情報のみでGrant-free用の送信リソースが通知される場合には、全端末装置200が共通制御情報で通知された送信リソースを使用することになるため、複数の端末装置200間において送信リソースが競合する可能性が高くなる場合がある。
以上のような状況を鑑み、本実施形態に係るシステムでは、第1の制御情報によりあらかじめ端末装置200ごと(例えば、1以上の端末装置200が含まれるグループごと)にGrant-Free送信用のリソースを分けておくことで、送信リソースの競合確率を調整することが可能となる。ここで、第2の制御情報は、第1の制御情報で提供されるGrant-free用リソースのグループごとに通知されてもよいし、Grant-free送信を行う全ユーザに対して通知されてもよい。例えば、図11に示す例では、Grant-free送信を行う端末装置200を複数のグループに分け、当該グループごとに第2の制御情報(即ち、共通制御情報)を通知することで、当該グループごとにGrant-Free送信用のリソースを分けている。
なお、第2の制御情報として通知される情報としては、例えば、以下に(1)~(4)として示す情報が挙げられる。
(1)周波数マッピング情報
(2)時間マッピング情報
(3)周波数および時間マッピング情報
(4)Grant-Free送信用のリソース内で分割されたエリア情報
なお、以降では、図12~図17を参照して、上記(1)~(4)として例示した各情報が第2の制御情報として通知される場合におけるリソースアロケーションの一例について、それぞれ具体的な例を挙げて説明する。なお、図12~図17において、1ブロックで表される周波数および時間リソースの単位は、周波数方向および時間方向のそれぞれにおいて、以下のいずれに読み替えられてもよいものとする。
・周波数方向:Subcarrier、sub-band、band、Resource Element(RE)、Resource Block(RB)
・時間方向:Symbol、Mini Slot、Slot、Subframe、Frame、Radio Frame
(1)周波数マッピング情報
基地局100は、端末装置200に使用可能な周波数マッピング情報を通知してもよい。例えば、図12は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの一例について説明するための説明図であり、第2の制御情報として周波数マッピング情報が通知される場合の一例を示している。
具体的には、図12は、第1の制御情報で提供されたGrant-Free送信用のリソースとして、周波数方向に2RBが割り当てられ、時間方向に6RBが割り当てられた場合の一例を示している。端末装置200は、Grant-free送信を行う前に、基地局100から提供される第2の制御情報を取得する。例えば、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報が(1,0)であった場合には、対応する周波数のRBのうち、bitに設定された値が1となっているRBが使用可能であることを意味する。
もちろん、図12に示す例はあくまで一例であり、各bitに設定される値の意味付けは、必ずしも図12に示す例には限定されない。即ち、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報において、対応する周波数のRBのうち、bitに設定された値が0となっているRBが使用可能であることを意味してもよい。
なお、第2の制御情報に含まれる上記Grant-free送信用リソース情報に基づく設定は、例えば、次に第2の制御情報が提供されるまで有効であっても良いし、第2の制御情報が提供されたRBについてのみ有効であっても良い。
(2)時間マッピング情報
基地局100は、端末装置200に使用可能な時間マッピング情報を通知してもよい。例えば、図13は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図であり、第2の制御情報として時間マッピング情報が通知される場合の一例を示している。
具体的には、図13は、第1の制御情報で提供されたGrant-Free送信用のリソースとして、周波数方向に2RBが割り当てられ、時間方向に6RBが割り当てられた場合の一例を示している。端末装置200は、Grant-free送信を行う前に、基地局100から提供される第2の制御情報を取得する。例えば、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報が(0,0,0,1,1,1)であった場合には、対応する時間のRBのうち、bitに設定された値が1となっているRBが使用可能であることを意味する。
もちろん、図13に示す例はあくまで一例であり、各bitに設定される値の意味付けは、必ずしも図13に示す例には限定されない。即ち、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報において、対応する時間のRBのうち、bitに設定された値が0となっているRBが使用可能であることを意味してもよい。
なお、第2の制御情報に含まれる上記Grant-free送信用リソース情報に基づく設定は、例えば、次に第2の制御情報が提供されるまで有効であってもよい。
(3)周波数および時間マッピング情報
基地局100は、端末装置200に使用可能な周波数および時間マッピング情報を通知してもよい。例えば、図14は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図であり、第2の制御情報として周波数および時間マッピング情報が通知される場合の一例を示している。
具体的には、図14は、第1の制御情報で提供されたGrant-Free送信用のリソースとして、周波数方向に2RB、時間方向に6RBが割り当てられた場合の一例を示している。端末装置200は、Grant-free送信を行う前に、基地局100から提供される第2の制御情報を取得する。例えば、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報が、周波数(0,1)、時間(0,1,1,1,1,0)であった場合には、対応する周波数および時間のRBのうち、bitに設定された値が1となっているRBが使用可能であることを意味する。
もちろん、図14に示す例はあくまで一例であり、各bitに設定される値の意味付けは、必ずしも図14に示す例には限定されない。即ち、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報において、対応する周波数および時間のRBのうち、bitに設定された値が0となっているRBが使用可能であることを意味してもよい。
なお、第2の制御情報に含まれる上記Grant-free送信用リソース情報に基づく設定は、例えば、次に第2の制御情報が提供されるまで有効であってもよい。
(4)Grant-Free送信用のリソース内で分割されたエリア情報
基地局100は、端末装置200に使用可能なGrant-Free送信用のリソースそれぞれが割り当てられた周波数および時間で規定される領域を複数の領域に分割し、分割された個々の領域を示す情報をエリア情報として通知してもよい。例えば、図15は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図であり、第2の制御情報として上記エリア情報が通知される場合の一例を示している。
具体的には、図15は、第1の制御情報で提供されたGrant-Free送信用のリソースとして、周波数方向に2RBが割り当てられ、時間方向に6RBが割り当てられた場合の一例を示している。上述の通り、本実施例では、Grant-Free送信用のリソースそれぞれが割り当てられた周波数および時間で規定される領域を複数の領域に分割し、分割された個々の領域(エリア)を、第2の制御情報で提供される情報bitに割り当てて、使用可能なエリアが通知される。
例えば、図15に示す例では、Grant-Free送信用のリソースが割り当てられた領域が4つのエリアに分割され、当該4つのエリアのうち使用可能なエリアを通知する場合の一例を示している。端末装置200は、Grant-free送信を行う前に、基地局100から提供される第2の制御情報を取得する。図15に示す例では、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報が4bitの情報として構成されており、0bit目は左下のエリア、1bit目は左上のエリア、2bit目は右下のエリア、3bit目は右上のエリアをそれぞれ示している。例えば、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報が(1,0,0,1)であった場合は、0bit目と3bit目が1であるため、左下と右上のエリアが使用可能なエリアであることがわかる。
もちろん、図15に示す例はあくまで一例であり、各bitに設定される値の意味付けは、必ずしも図15に示す例には限定されない。即ち、第2の制御情報に含まれるGrant-free送信用リソース情報において、対応するエリアのRBのうち、bitに設定された値が0となっているRBが使用可能であることを意味してもよい。
(Grant-free送信の可/不可の制御)
続いて、Grant-free送信が可能か否かが通知により制御される場合の一例について説明する。具体的には、Grant-free送信用のリソースとして割り当てられたリソースであっても、例えば、Grant-based通信への変更や、緊急性が求められる通信での利用等のようなGrant-free送信用途以外のユースケースにおいても有効に活用できるような仕組みが考えられる。より具体的な一例として、Grant-free送信用に割り当てたリソースを、一時的にGrant-free送信として使用できないように変更し、そのリソースを他の送信用途で使用することが考えらえる。
例えば、図16は、本実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例を示した流れ図であり、Grant-free送信が可能か否かが通知により制御される場合の一例を示している。
具体的には、まず、端末装置200(通知部247)は、基地局100との間のコネクションを確立するために、当該基地局100に対して初期コネクション要求を送信する(S101)。また、当該初期コネクション要求に対する応答として、基地局100(通知部157)から端末装置200に対して初期コネクション応答が送信される(S103)。これにより、基地局100と端末装置200との間にコネクションが確立される。また、参照符号S103で示された処理において、Grant-Free送信用のリソースに関する情報(即ち、第1の制御情報)が基地局100から端末装置200に通知される。
また、端末装置200(通知部247)は、基地局100との間のコネクションが切断された場合には、基地局100に対してコネクション再要求を送信してもよい(S101
)。この場合には、基地局100(通知部157)から端末装置200にコネクション再要求応答が送信された(S103)後に、基地局100と端末装置200との間のコネクションが再度確立される。また、初期のコネクション確立時と同様に、参照符号S103で示された処理において、Grant-Free送信用のリソースに関する情報(即ち、第1の制御情報)が基地局100から端末装置200に通知される。
次いで、端末装置200(情報取得部243)は、基地局100から送信される共通制御情報(即ち、第2の制御情報)を受信する(S105)。ここで、共通制御情報とは、複数の端末装置200を対象として共通に送信される制御情報に相当する。具体的な一例として、セル内に収容されている端末装置200すべてに対して共通に送信される制御情報や、特定のリソースを使用するユーザ群に対して共通に送信される制御情報等が、共通制御情報に相当する。共通制御情報には、例えば、Group Common-Physical Downlink Control Channel(PDCCH)も含まれる。
端末装置200(判定部245)は、基地局100から送信される情報、即ち、Grant-Free送信用のリソースに関する情報(第1の制御情報)及び共通制御情報(第2の制御情報)をそれぞれ復号し、当該各制御情報に基づき、Grant-free送信用のリソースを決定する(S107)。
端末装置200(判定部245)は、決定したGrant-free送信用のリソースが使用可能か否かを判定する。そして、端末装置200(通信制御部241)は、決定したGrant-free送信用のリソースが使用可能な場合には(S109、YES)、当該リソースを使用してGrant-free送信を行ってもよい(S111)。
一方で、決定したGrant-free送信用のリソースが使用不可の場合には(S109、NO)、Grant-free送信を行わず、次の送信タイミングまで待機する。
次の送信タイミングにおいて、端末装置200(情報取得部243)は、基地局100から送信される共通制御情報(即ち、第2の制御情報)を受信する(S113)。次いで、端末装置200(判定部245)は、従前に取得したGrant-Free送信用のリソースに関する情報(第1の制御情報)と、新たに取得した共通制御情報(即ち、第2の制御情報)と、に基づき、Grant-free送信用のリソースを決定する(S115)。また、端末装置200(判定部245)は、決定したGrant-free送信用のリソースが使用可能か否かを判定する。そして、端末装置200(通信制御部241)は、決定したGrant-free送信用のリソースが使用可能な場合には(S117、YES)、当該リソースを使用してGrant-free送信を行ってもよい(S119)。一方で、決定したGrant-free送信用のリソースが使用不可の場合には(S117、NO)、Grant-free送信を行わず、改めて次の送信タイミングまで待機する。
なお、共通制御情報が送信されるタイミング(S105、S113)において、基地局100からGrantが行われてもよい。この場合には、端末装置200(通信制御部241)は、Grant-based送信に切り替えてもよい。
ここで、上記した共通制御情報の代わりに、個々の端末装置200に対して個別に通知を行う場合について検討する。この場合には、各端末装置200に対して個別に第2の制御情報の通知を行うこととなるため、制御情報リソースの消費量が、端末装置200の数に比例して増大することとなる。また、この場合には、各端末装置200は、基地局100から通知された制御情報をBlind Decodingすることとなり、復号処理の処理量の増加に伴い、端末装置200の処理負荷が増大する場合がある。
ここで、図17を参照して、Grant-free送信が可能か否かが通知により制御される場合におけるリソースアロケーションの一例について説明する。図17は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図であり、Grant-free送信が可能か否かが通知により制御される場合の一例を示している。
上述したように、端末装置200は、基地局100から送信される第1の制御情報を復号し、Grant-free用送信リソースに関する情報を取得する。例えば、図17に示す例において、横線のハッチングが付された範囲は、第1の制御情報により提供されるGrant-free送信用のリソースの範囲に該当する。
次いで、端末装置200は、基地局100から送信される第2の制御情報を復号し、Grant-free送信用のリソースの使用の可否に関する通知(即ち、Grant-free送信が可能か否かを示す通知)が含まれているか否かを確認する。例えば、図17に示す例において、縦線のハッチングが付された範囲は、第2の制御情報により使用の可否が制御されるGrant-free送信用のリソースの範囲に該当する。なお、端末装置200は、Grant-free送信用のリソースを不可とする通知が含まれない場合には、Grant-free送信を行い、当該通知が含まれる場合には、Grant-free送信を行うこととなる。即ち、図17に示す例では、横線のハッチングのみが付された範囲のリソースが、Grant-free送信に使用されることとなる。
なお、上記では、第2の制御情報により、Grant-free送信用のリソースが使用不可であることを示す通知が選択的に行われる場合の一例について説明したが、当該第2の制御情報として通知される情報を限定するものではない。具体的な一例として、第2の制御情報により、Grant-free送信用のリソースが使用可能であることを示す通知が選択的に行われてもよい。
<Implicitな判断に基づく制御の一例>
続いて、Grant-free送信の制御とは異なる目的で通知される制御情報を第2の制御情報として利用することで、Grant-free送信をするか否かの判断や、Grant-free送信に使用するリソースの決定に係る判断等を行い、Grant-free送信に係る動作を制御する場合の一例について説明する。なお、Grant-free送信の制御とは異なる目的で通知される制御情報を第2の制御情報として利用することで、Grant-free送信に係る動作を制御するための判断を行う場合において、同判断を、「Implicitな判断」とも称する。
(Downlink/Uplink/Sidelink情報)
例えば、Time division duplexing(TDD)を想定した場合には、あるSlotはDownlink、あるSlotはUplinkといったように、時間方向でDownlink、Uplink、Sidelink等が切り替わることが想定される。TDDのStructureがDownlinkであった場合には、対応するSlotにおいてGrant-free Uplink送信を行うことは、他の端末装置200への干渉を考慮すると好ましくない。
また、準静的に通知されるGrant-free送信用のリソース情報は、詳細な周波数情報および時間情報を含んでいる場合も考えられるが、一方で、周波数情報のみ、もしくは周波数情報と時間情報の一部のみの通知である可能性も考えられる。例えば、周波数情報は、Resource Block(RB)のIndex、Resource Element(RE)のIndex等であり、時間情報は、Subframe Index、Slot Indexとか、Symbol Index等である。この場合には、与えられた時間情報の中には、Uplinkだけでなく、DownlinkやSidelinkが含まれている可能性もあるため、これらのタイミングではGrant-free送信が行われないほうが望ましい。なお、DownlinkやSidelinkといった無線リンクの判断方法の例は以下が考えられる。
・Uplink Downlink Sidelink Configuration
・Slot Format情報
以降では、上記した各判断方法について、図19および図20に示したリソースアロケーションの一例を参照しながらそれぞれ詳しく説明する。なお、図19および図20において、1ブロックで表される周波数および時間リソースの単位は、周波数方向および時間方向のそれぞれにおいて、以下のいずれに読み替えられてもよいものとする。
・周波数方向:Subcarrier、sub-band、band、Resource Element(RE)、Resource Block(RB)
・時間方向:Symbol、Mini Slot、Slot、Subframe、Frame、Radio Frame
(Uplink Downlink Sidelink Configuration)
どのSymbol、Slot、SubframeがUplink、Downlink、またはSidelinkか、といった情報(Configurationの情報)が、基地局100から端末装置200に対して準静的に提供されることが考えられる。本実施形態に係るシステムでは、端末装置200は、あらかじめ基地局100から提供されたGrant-Free送信用のリソースに関する情報(即ち、第1の制御情報)に加えて、本Configurationの情報を第2の制御情報として利用することで、Grant-free Uplink送信可能なリソース情報を取得することが可能となる。
例えば、図18は、本実施形態に係るシステムの一連の処理の流れの一例を示した流れ図であり、Uplink、Downlink、及びSidelink等のConfigurationの情報を第2の制御情報として利用することで、Grant-free Uplink送信可能なリソース情報を取得する場合の一例を示している。
具体的には、まず、端末装置200(情報取得部243)は、基地局100から通知されるSystem Information Blockを復号し、Uplink、Downlink、及びSidelink等のConfigurationの情報(即ち、第2の制御情報)を取得する(S201)。ここで、当該基地局100からの通知は、例えば、UplinkおよびDownlinkのみのConfigurationに関する通知であっても良い。
次いで、端末装置200は、例えば、RRC Connection SetupのようなRRC Signalingにより、Grant-free用送信のリソースに関する情報(即ち、第1の制御情報)を取得する。具体的には、端末装置200(通知部247)は、基地局100に初期コネクション要求(RRC connection Request)を送信する(S203)。また、端末装置200(情報取得部243)は、初期コネクション要求に対する応答として、基地局100から初期コネクション応答(RRC connection Setup)を取得する(S205)。これにより、基地局100と端末装置200との間にコネクションが確立される。また、参照符号S205で示された処理において、Grant-Free送信用のリソースに関する情報(即ち、第1の制御情報)が基地局100から端末装置200に通知される。
次いで、端末装置200(判定部245)は、Uplink、Downlink、及びSidelink等のConfigurationの情報(即ち、第2の制御情報)と、Grant-Free送信用のリソースに関する情報(即ち、第1の制御情報)と、に基づき、Grant-free送信に使用可能なリソースを決定する(S207)。そして、端末装置200(通信制御部241)は、特定したリソースを使用してGrant-Free送信を行う(S209)。
ここで、図19を参照して、Uplink、Downlink、及びSidelink等のConfigurationの情報を第2の制御情報として利用する場合におけるリソースアロケーションの一例について説明する。図19は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの一例について説明するための説明図であり、Uplink、Downlink、及びSidelink等のConfigurationの情報を第2の制御情報として利用する場合の一例を示している。
上述したように、RRC Signaling等により通知される第1の制御情報により、Grant-free送信用のリソースに関する情報が、基地局100から端末装置200に提供される。例えば、図19に示す例において、横線のハッチングが付された範囲は、第1の制御情報により提供されるGrant-free送信用のリソースの範囲に該当する。
また、第2の制御情報として、System information等によりUplink、Downlink、及びSidelink等のConfigurationの情報が通知され、当該情報に基づき、Uplinkの区間でのみGrant-free送信が行われることとなる。例えば、図19に示す例において、縦線のハッチングが付された範囲は、Uplinkの区間に相当する。即ち、図19に示す例の場合には、横線のハッチングが付された範囲と、縦線のハッチンングが付された範囲と、が互いに重畳する範囲に含まれるリソースが、Grant-free送信用のリソースとして使用されることとなる。
なお、上記で、Uplink、Downlink、及びSidelinkのConfigurationの情報を例に説明したが、当該Configurationの情報の内容を限定するものではない。具体的な一例として、Uplink及びDownlinkのみのConfigurationの情報が第2の制御情報として利用されてもよいし、Downlink、Uplink、及びOtherのConfigurationの情報が第2の制御情報として利用されてもよい。
(Slot Format情報)
Dynamic TDDのようにStructureが動的に切り替えられる場合には、端末装置200は、基地局100から動的に提供される共通制御情報に基づき、Uplink、Downlink、及びSidelink等の各無線リンクに対応する期間を判断する必要がある。具体的な一例として、Group Common PDCCHのように、基地局100から複数の端末装置200に対して提供される共通制御情報の中には、Slot Format情報が含まれる場合がある。当該Slot Format情報には、どの期間がDownlinkとして設定されており、どの期間がUplinkとして設定されているといったような情報が含まれている。
このような状況を鑑み、本実施形態に係る端末装置200は、例えば、Slot Format情報を第2の制御情報として利用してもよい。具体的には、Grant-free送信を実施する端末装置200は、Grant-free送信を行う前に、当該Slot Format情報を受信および復号し、Slot Format情報からGrant-free送信に適切なタイミングを判断する。そして、端末装置200は、当該判断結果に基づき、Uplink送信が可能なタイミングでGrant-free送信を行う。
以下に(1)~(6)として、Uplink、Downlink、及びSidelink等の各無線リンクに対応する期間と、Grant-free Uplink送信に関する制御と、間の関係の一例を示す。
(1)Slot Format情報がDownlink Onlyであった場合:Grant-free Uplink送信をしない
(2)Slot Format情報がUplink Onlyであった場合:Grant-free Uplink送信をする
(3)Slot Format情報がDownlink/Uplink混在であった場合:Uplinkのタイミングのみで、Grant-free Uplink送信をする
(4)Slot Format情報がSidelinkであった場合:Grant-free Uplink送信をしない
(5)Slot Format情報がBlankであった場合:Grant-free Uplink送信をしない
(6)Slot Format情報がOtherであった場合:Grant-free Uplink送信をしない
ここで、図20を参照して、Slot Format情報を第2の制御情報として利用する場合におけるリソースアロケーションの一例について説明する。図20は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図であり、Slot Format情報を第2の制御情報として利用する場合の一例を示している。
図20に示す例では、端末装置200は、基地局100から通知される第1の制御情報に基づき、Grant-free送信用のリソースに関する情報を取得する。次いで、端末装置200は、基地局100から通知される第2の制御情報(例えば、Group common PDCCH)に基づき、Slot Format情報を取得する。そして、端末装置200は、取得したGrant-free送信用のリソースに関する情報と、Slot Format情報と、に基づき、Grant-free送信が可能なリソースを特定し、特定したリソースを利用してGrant-free送信を行う。
例えば図20に示す例において、横線のハッチングが付された範囲は、第1の制御情報により提供されるGrant-free送信用のリソースの範囲に該当する。また、横線のハッチングが付された範囲は、Slot Format情報に基づき規定されたUplinkの区間に相当する。即ち、図20に示す例の場合には、横線のハッチングが付された範囲と、縦線のハッチンングが付された範囲と、が互いに重畳する範囲に含まれるリソースが、Grant-free送信用のリソースとして使用されることとなる。
なお、上記はGrant-free Uplink送信の一例であるが、Grant-free Sidelink送信においても同様の思想に基づく制御が行われてもよい。具体的な一例として、Grant-free Sidelink送信の場合には、Slot Format情報がUplinkもしくはSidelinkである場合にGrant-free送信が行われるとよい。
また、共通制御情報の中にSlot Format情報が含まれない場合や、共通制御情報が通知されない、といった場合も想定され得る。このような場合においては、図19を参照して説明した例のように、Uplink Downlink Sidelink Configurationの設定に従ってGrant-free送信に関する制御が行われてもよい。
また、Slot Format情報を含む制御信号が基地局100から端末装置200に送信されている場合においても、当該端末装置200が当該受信できないような状況も想定され得る。このような場合には、端末装置200は、他の端末装置200への干渉を避けるために、Grant-free送信を行わなくてもよい。また、基地局100からGrantが行われてもよく、この場合には、端末装置200は、Grantされたリソースを利用してGrant-based送信を行ってもよい。
以上、Slot Format情報を第2の制御情報として利用することで、Grant-free送信に関する制御が行われる場合の一例について説明した。なお、上記説明において、Slot Formatは、Slot Structure、Frame Format等と読み替えてもよい。
(Grant情報が通知された場合の制御の一例)
端末装置200は、Grant-free送信を試みる前に、基地局100から端末装置200宛にGrant情報が送信されているか否かをBlind Decodingしてもよい。なお、この場合には、Grant情報が第2の制御情報に相当する。また、この場合には、端末装置200は、Grant情報で通知されたリソースを使用してGrant-based送信を行ってもよい。
具体的な一例として、端末装置200は、基地局100から送信されたGrant情報を受信した場合には、Grant-free送信を行わずに、Grant情報で通知されたリソースを使用してGrant-based送信を行ってもよい。また、他の一例として、Grant情報で通知されたリソースがGrant-free送信用リソースと重なっていない場合には、端末装置200は、さらなる低遅延化を図るために、Grant情報で通知されたリソースを使用してGrant-based送信を実施するとともに、次の送信データをGrant-free送信しても良い。
なお、上記に例示した各動作については、端末装置200の端末Categoryに応じて、選択的に切り替えられても良い。例えば、端末装置200がGrant-based送信と、Grant-free送信の同時送信に対応している端末Categoryの場合には、端末装置200は、Grant情報で通知されたリソースとGrant-free送信用のリソースとの双方を使用して同時送信を行ってもよい。また、同時送信に対応していない端末Categoryの場合には、端末装置200は、Grant-based送信を優先し、Grant-free送信は行わなくてもよい。また、この場合において、優先度は静的に決められていても良いし、準静的または動的に基地局100から指示されても良い。
また、第1の制御情報で通知されたGrant-free送信用のリソースのうち少なくとも一部のリソースが、特定の端末装置200にGrantされる場合も想定され得る。このような場合には、Grant-based送信用のリソースがGrant情報で通知された端末装置200は、当該リソースを優先して使用してもよい。また、他の一例として、端末装置200は、Grant情報で通知されたリソースを必ず使用し、Grant-free送信については実施しなくてもよい。また、この場合には、特定の端末装置200にGrantされたリソースが他の端末装置200に使用されないように、当該他の端末装置200に対してリソースの使用不可通知等が行われることで、当該他の端末装置200による当該リソースの使用が制限されてもよい。
(Downlinkと同義である送信タイミングにおける制御の一例)
各種チャネルの中には、Downlinkとしてのみ使用されるチャネルもある。このようなチャネルとしては、例えば、Primary Synchronization Signal(PSS)やSecondary Synchronization Signal(SSS)を含むNR-SS、Master Informationを含むBroadcast Channel、Channel State Information-Reference Signal(CSI-RS)等を含むRS Channel、等が挙げられる。これらのSymbolについてはDownlinkであるため、当該Symbolに対応する区間(即ち、Symbol区間)においては、Grant-free Uplink送信が行われないように制御されてもよい。この場合には、上記NR-SS、Broadcast情報、RS情報などが第2の制御情報に相当する。
なお、上記説明では、第1の制御情報で提供されたGrant-free送信用のリソースが周波数方向または時間方向で連続して割り当てられている場合の一例を示してきた。一方で、第1の制御情報で提供されるGrant-free送信用のリソースは、周波数方向または時間方向のいずれにおいても、不連続および不規則に割り当てられても構わない。例えば、図21は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。具体的には、図21に示す例は、図20に示した例において、第1の制御情報で提供されるGrant-free送信用のリソースを、周波数方向および時間方向で不連続および不規則とした場合の一例に相当する。なお、図21において、1ブロックで表される周波数および時間リソースの単位は、図20に示す例と同様である。ここで、不連続または不規則となる周波数および時間のタイミングはいかなる場所でもよく、第1の制御情報で情報が提供される。また、図21に示す例に限らず、上述した他の例についても、同様にGrant-free送信用のリソースが不連続または不規則に割り当てられてもよい。
また、上記説明では、周波数軸および時間軸の2軸の実施例について示してきた。一方で、本開示に係る技術は、周波数軸および時間軸に加えて他の要素の軸を考慮した3軸以上の実施例についても適用することが可能である。具体的な一例として、周波数および時間に加えて非直交軸多重方式(NOMA:Non-Orthogonal Multiple Access)を考慮した例が挙げられる。なお、非直交軸としては、例えば、Interleave pattern軸、Spreading Pattern軸、Scrambling Pattern軸、Codebook軸、Power軸等が挙げられる。これらの非直交軸のIndexやPatternを、Multiple Access(MA) Signatureと呼称しても良い。
例えば、図22は、本実施形態に係るシステムにおけるリソースアロケーションの他の一例について説明するための説明図である。具体的には、図22は、図20に示した例に対してさらに非直交軸が追加された場合の一例を示した図である。即ち、図22に示す例では、周波数軸、時間軸、および非直交軸の3軸を考慮した場合の一例を示している。図22に示すように、非直交軸についてリソースが増加した場合においても、上述した各実施例と同様に、Grant-free送信用のリソースが、ExplicitまたはImplicitに決定されるようにシステムを構成することが可能である。即ち、図22に示す例では、第1の制御情報で通知されたリソースの範囲と、第2の制御情報で通知されたUplinkに相当する範囲と、が互いに重畳する範囲に含まれるリソースが、Grant-free送信用のリソースとして使用されることとなり、これは、非直交軸についても同様である。また、図22に示す例に限らず、上述した他の例についても同様に、周波数軸および時間軸に加えて他の要素の軸(例えば、非直交軸)を考慮した構成とすることが可能である。
また、上述した各実施例において「リソース」と呼称していた部分については、例えば、「MAリソース」や「MA Physical リソース」と呼称されても良い。
<<3.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、基地局100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局100として動作してもよい。さらに、基地局100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。また、端末装置200は、MTC端末、eMTC端末、及びNB-IoT端末等のような所謂ローコスト端末として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<3.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図23は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図23に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図23にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図23に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図23に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図23には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図23に示したeNB800において、図2を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部151、情報取得部153、及び通知部157のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図23に示したeNB800において、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図24は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図24に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図23を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図23を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図23に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図24に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図24には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図24に示したeNB830において、図2を参照して説明した処理部150に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部151、情報取得部153、及び通知部157のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図24に示したeNB830において、例えば、図2を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<3.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図25は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図25に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図25には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図25に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図25にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図25に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図25に示したスマートフォン900において、図3を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図25に示したスマートフォン900において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図26は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE-Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図26に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図26には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図26に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図26にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図26に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図26に示したカーナビゲーション装置920において、図3を参照して説明した処理部240に含まれる1つ以上の構成要素(通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれか)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図26に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図3を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、通信制御部241、情報取得部243、判定部245、及び通知部247のうち少なくともいずれかを備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<4.むすび>>
以上説明したように、本実施形態に係るシステムにおいて、端末装置200は、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得する。また、端末装置200は、上記第1の制御情報に基づいて上記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータを送信する(即ち、Grant-Free送信を行う)。また、端末装置200は、上記第2の制御情報に基づき、上記複数のリソースの中からの、データの送信に利用するリソースの選択を制御する。例えば、端末装置200は、第2の制御情報に基づき、Grant-Free送信を行うか否かを選択的に切り替えてもよいし、Grant-Free送信に利用するリソースを制限してもよい。
特に、NRでは、多様なユースケースでの利用が想定されており、ユースケースに応じた柔軟な設計を可能とする仕組みが求められている。そのため、例えば、Grant-free送信が利用可能な状況下においても、Grant-free送信を行うべきではない状況や、Grant-free送信を行わない方が望ましい状況も想定され得る。このような状況下においても、本実施形態に係るシステムに依れば、第2の制御情報に基づき、Grant-free送信を行うか否かの制御や、Grant-free送信に使用するリソースの制御等のように、Grant-free送信に係る動作を、その時々の状況に応じて制御することが可能となる。
また、第2の制御情報を共通制御情報として複数の端末装置200に通知することにより、各端末装置200に対して当該第2の制御情報を個別に通知する必要がなくなるため、制御チャネル量のオーバーヘッドを削減することが可能となる。そのため、本実施形態に係るシステムに依れば、システム全体の伝送効率をより向上させることも可能となる。
また、上述した各実施形態の基地局に関して説明した各内容については、例えば、gNodeB(またはgNB)についても同様に応用することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得する取得部と、
前記第1の制御情報に基づいて前記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中からのリソースの選択を制御する、
通信装置。
(2)
前記取得部は、前記第1の制御情報と前記第2の制御情報とを個別に取得する、前記(1)に記載の通信装置。
(3)
前記取得部は、前記第1の制御情報を取得した後に前記第2の制御情報を取得する、前記(2)に記載の通信装置。
(4)
前記制御部は、前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中から選択するリソースを制限する、前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の通信装置。
(5)
前記第2の制御情報は、複数の通信装置を対象として通知される、前記(1)~(4)のいずれか一項に記載の通信装置。
(6)
前記第1の制御情報は、準静的に通知される、前記(1)~(5)のいずれか一項に記載の通信装置。
(7)
前記第1の制御情報は、所定のシグナリングに基づき通知される、前記(6)に記載の通信装置。
(8)
前記第2の制御情報は、データの送信への利用が制限されたリソースに関する情報を含む、前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(9)
前記第2の制御情報は、データの送信に利用可能なリソースの周波数及び時間のうち少なくともいずれかの情報を含む、前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(10)
前記第2の制御情報は、少なくともアップリンクを含む複数の無線リンクを時分割で切り替える通信の設定に関する情報を含み、
前記制御部は、当該通信の設定に関する情報に基づき、前記複数のリソースのうちアップリンクに設定された期間に対応するリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御する
前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(11)
前記第2の制御情報は、少なくともアップリンクを含む複数の無線リンクを時分割で切り替える通信においてデータの送信に使用されるフレームの構造に関する情報を含み、
前記制御部は、当該フレームの構造に関する情報に基づき、前記複数のリソースのうちアップリンクに設定された期間に対応するリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御する
前記(1)~(7)のいずれか一項に記載の通信装置。
(12)
前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられたリソースに関する情報が含まれる場合には、割り当てられた前記リソースがデータの送信に使用されるように制御する、前記(1)~(11)のいずれか一項に記載の通信装置。
(13)
前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報が含まれ、かつ、当該第1のリソースが、前記複数のリソースに含まれない場合には、前記第1のリソースと、前記複数のリソースから任意に選択した第2のリソースと、がデータの送信に使用されるように制御する、前記(1)~(11)のいずれ一項に記載の通信装置。
(14)
前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられたリソースに関する情報が含まれ、かつ、当該リソースが、前記複数のリソースに含まれない場合には、割り当てられた前記リソースがデータの送信に使用されるように制御する、前記(1)~(11)のいずれか一項に記載の通信装置。
(15)
前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報が含まれ、かつ、当該第1のリソースが、前記複数のリソースに含まる場合には、割り当てられた前記第1のリソースがデータの送信に使用されるように制御する、前記(1)~(11)のいずれか一項に記載の通信装置。
(16)
データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を端末装置に通知する通知部と、
前記端末装置から、前記複数のリソースの中から選択されたリソースを利用して送信されるデータを受信する受信部と、
を備え、
前記端末装置における、前記複数のリソースの中からのリソースの選択は、前記第2の制御情報に基づき制御される、
通信装置。
(17)
コンピュータが、
データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得することと、
前記第1の制御情報に基づいて前記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御することと、
を含み、
前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中からのリソースの選択が制御される、
通信方法。
(18)
コンピュータが、
データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を端末装置に通知することと、
前記端末装置から、前記複数のリソースの中から選択されたリソースを利用して送信されるデータを受信することと、
を含み、
前記端末装置における、前記複数のリソースの中からのリソースの選択は、前記第2の制御情報に基づき制御される、
通信方法。
(19)
コンピュータに、
データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を取得することと、
前記第1の制御情報に基づいて前記複数のリソースから任意にリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御することと、
を実行させ、
前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中からのリソースの選択が制御される、
プログラム。
(20)
コンピュータに、
データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第1の制御情報と、第2の制御情報と、を端末装置に通知することと、
前記端末装置から、前記複数のリソースの中から選択されたリソースを利用して送信されるデータを受信することと、
を実行させ、
前記端末装置における、前記複数のリソースの中からのリソースの選択は、前記第2の制御情報に基づき制御される、
プログラム。
1 システム
100 基地局
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 処理部
151 通信制御部
153 情報取得部
157 通知部
200 端末装置
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 処理部
241 通信制御部
243 情報取得部
245 判定部
247 通知部

Claims (15)

  1. 基地局装置と通信を行う端末装置であって、
    周波数及び時間により特定される複数のGrant-freeリソースに関する第1の制御情報と、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第2の制御情報と、を前記基地局装置から個別に取得する取得部と、
    前記第1の制御情報に基づいて前記複数のGrant-freeリソースから任意にGrant-freeリソースを選択し、選択したGrant-freeリソースが利用可能か否か前記第2の制御情報に基づいて判定し、選択されたGrant-freeリソースがデータ送信に利用可能であると判定された後、選択されたGrant-freeリソースを使って送信対象にデータが送信されるように制御する制御部と、を備え、
    前記第1の制御情報は、準静的に設定された複数のGrant-freeリソースに関する制御情報であり、Radio Resource Control (RRC)シグナリングによって前記基地局装置から前記端末装置へ提供され、
    前記第2の制御情報は、Time Division Duplexing (TDD)のためのSlot Format情報であり、
    前記Slot Format情報は、あるSlotにおいてどの期間がDownlinkとして設定され、どの期間がUplinkとして設定されているかを示し、
    前記選択したGrant-freeリソースが利用可能か否かの判定は、前記Slot Format情報に基づく、前記Grant-freeリソースを用いた送信に適切なタイミングか否かの判断を含み、
    前記Slot Format情報に基づく、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信に適切なタイミングか否かの判断は、
    前記Slot Format情報がDownlink onlyであった場合には、前記Slot Format情報が示すSlotにおいて、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行わず、
    前記Slot Format情報がUplink onlyであった場合には、前記Slot Format情報が示すSlotにおいて、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行い、
    前記Slot Format情報がDownlink/Uplink混在であった場合には、前記Slotにおいて前記Slot Format情報が示すUplinkのタイミングでのみ、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行うことの判断を含み、
    さらに前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信は、NR-SS(New Radio Synchronization Signal)及びBroadcast Channelとして使用されるSymbol区間では行われないように制御され、
    前記NR-SSは、Primary Synchronization Signal (PSS) 及びSecondary Synchronization Signal (SSS)を含み、
    前記Broadcast ChannelはMaster Informationを運ぶ、
    端末装置。
  2. 前記取得部は、前記第1の制御情報を取得した後に前記第2の制御情報を取得する、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、前記第2の制御情報に基づき、前記複数のリソースの中から選択するリソースを制限する、請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記第2の制御情報は、複数の通信装置を対象として通知される、請求項1~3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記第1の制御情報は、準静的に通知される、請求項1~4のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記第1の制御情報は、所定のシグナリングに基づき通知される、請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記第2の制御情報は、データの送信への利用が制限されたリソースに関する情報を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の端末装置。
  8. 前記第2の制御情報は、データの送信に利用可能なリソースの周波数及び時間のうち少なくともいずれかの情報を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の端末装置。
  9. 前記第2の制御情報は、少なくともアップリンクを含む複数の無線リンクを時分割で切り替える通信の設定に関する情報を含み、
    前記制御部は、当該通信の設定に関する情報に基づき、前記複数のリソースのうちアップリンクに設定された期間に対応するリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御する
    請求項1~6のいずれか一項に記載の端末装置。
  10. 前記第2の制御情報は、少なくともアップリンクを含む複数の無線リンクを時分割で切り替える通信においてデータの送信に使用されるフレームの構造に関する情報を含み、
    前記制御部は、当該フレームの構造に関する情報に基づき、前記複数のリソースのうちアップリンクに設定された期間に対応するリソースを選択して送信対象にデータが送信されるように制御する
    請求項1~6のいずれか一項に記載の端末装置。
  11. 前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられたリソースに関する情報が含まれる場合には、割り当てられた前記リソースがデータの送信に使用されるように制御する、請求項1~10のいずれか一項に記載の端末装置。
  12. 前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられたリソースに関する情報が含まれ、かつ、当該リソースが、前記複数のリソースに含まれない場合には、割り当てられた前記リソースがデータの送信に使用されるように制御する、請求項1~11のいずれか一項に記載の端末装置。
  13. 前記制御部は、前記第2の制御情報にデータの送信に使用するために割り当てられた第1のリソースに関する情報が含まれ、かつ、当該第1のリソースが、前記複数のリソースに含まる場合には、割り当てられた前記第1のリソースがデータの送信に使用されるように制御する、請求項1~11のいずれか一項に記載の端末装置。
  14. 基地局装置と通信を行う端末装置が、
    周波数及び時間により特定される複数のGrant-freeリソースに関する第1の制御情報と、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第2の制御情報と、を前記基地局装置から個別に取得することと、
    前記第1の制御情報に基づいて前記複数のGrant-freeリソースから任意にGrant-freeリソースを選択し、選択したGrant-freeリソースが利用可能か否か前記第2の制御情報に基づいて判定し、選択されたGrant-freeリソースがデータ送信に利用可能であると判定された後、選択されたGrant-freeリソースを使って送信対象にデータが送信されるように制御することと、を含み、
    前記第1の制御情報は、準静的に設定された複数のGrant-freeリソースに関する制御情報であり、Radio Resource Control (RRC)シグナリングによって前記基地局装置から前記端末装置へ提供され、
    前記第2の制御情報は、Time Division Duplexing (TDD)のためのSlot Format情報であり、
    前記Slot Format情報は、あるSlotにおいてどの期間がDownlinkとして設定され、どの期間がUplinkとして設定されているかを示し、
    前記選択したGrant-freeリソースが利用可能か否かの判定は、前記Slot Format情報に基づく、前記Grant-freeリソースを用いた送信に適切なタイミングか否かの判断を含み、
    前記Slot Format情報に基づく、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信に適切なタイミングか否かの判断は、
    前記Slot Format情報がDownlink onlyであった場合には、前記Slot Format情報が示すSlotにおいて、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行わず、
    前記Slot Format情報がUplink onlyであった場合には、前記Slot Format情報が示すSlotにおいて、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行い、
    前記Slot Format情報がDownlink/Uplink混在であった場合には、前記Slotにおいて前記Slot Format情報が示すUplinkのタイミングでのみ、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行うことの判断を含み、
    さらに前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信は、NR-SS(New Radio Synchronization Signal)及びBroadcast Channelとして使用されるSymbol区間では行われないように制御され、
    前記NR-SSは、Primary Synchronization Signal (PSS) 及びSecondary Synchronization Signal (SSS)を含み、
    前記Broadcast ChannelはMaster Informationを運ぶ、
    通信方法。
  15. 基地局装置と通信を行う端末装置に、
    周波数及び時間により特定される複数のGrant-freeリソースに関する第1の制御情報と、データの送信に利用可能な周波数及び時間により特定される複数のリソースに関する第2の制御情報と、を前記基地局装置から個別に取得することと、
    前記第1の制御情報に基づいて前記複数のGrant-freeリソースから任意にGrant-freeリソースを選択し、選択したGrant-freeリソースが利用可能か否か前記第2の制御情報に基づいて判定し、選択されたGrant-freeリソースがデータ送信に利用可能であると判定された後、選択されたGrant-freeリソースを使って送信対象にデータが送信されるように制御することと、を実行させ、
    前記第1の制御情報は、準静的に設定された複数のGrant-freeリソースに関する制御情報であり、Radio Resource Control (RRC)シグナリングによって前記基地局装置から前記端末装置へ提供され、
    前記第2の制御情報は、Time Division Duplexing (TDD)のためのSlot Format情報であり、
    前記Slot Format情報は、あるSlotにおいてどの期間がDownlinkとして設定され、どの期間がUplinkとして設定されているかを示し、
    前記選択したGrant-freeリソースが利用可能か否かの判定は、前記Slot Format情報に基づく、前記Grant-freeリソースを用いた送信に適切なタイミングか否かの判断を含み、
    前記Slot Format情報に基づく、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信に適切なタイミングか否かの判断は、
    前記Slot Format情報がDownlink onlyであった場合には、前記Slot Format情報が示すSlotにおいて、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行わず、
    前記Slot Format情報がUplink onlyであった場合には、前記Slot Format情報が示すSlotにおいて、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行い、
    前記Slot Format情報がDownlink/Uplink混在であった場合には、前記Slotにおいて前記Slot Format情報が示すUplinkのタイミングでのみ、前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信を行うことの判断を含み、
    さらに前記Grant-freeリソースを用いたUplink送信は、NR-SS(New Radio Synchronization Signal)及びBroadcast Channelとして使用されるSymbol区間では行われないように制御され、
    前記NR-SSは、Primary Synchronization Signal (PSS) 及びSecondary Synchronization Signal (SSS)を含み、
    前記Broadcast ChannelはMaster Informationを運ぶ、
    プログラム。
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