JP7172706B2 - 演算処理装置、演算処理プログラムおよび演算処理方法 - Google Patents

演算処理装置、演算処理プログラムおよび演算処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、演算処理装置などに関する。
進化計算(EC:Evolutionary Computation)の1つとして、遺伝的アルゴリズム(GA:Genetic Algorithm)が知られている(例えば、特許文献1等参照)。遺伝的アルゴリズムでは、例えば、入力値をビット列などに変換しランダムに生成し、入力値を選択(特性の良いものを残す)、交配や変異を繰り返し、最適な入力値を見つける。
また、最適構造の設計に進化計算を用いる手法が知られている。最適構造を求める場合には、性能評価を行う必要がある。性能評価を行うには、設計構造に対応した強度分布を求める必要がある。強度分布を求めるには、固有解条件を満足する固有解を算出することが必須である。
例えば、光SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタのSAW印加効率が最大化となるSAW guide(信号路)の配置を示す構造を求める場合について、図15および図16を参照して説明する。図15は、光SAWフィルタのSAW印加効率最大化の場合のSAW強度分布の参考例を示す図である。図15に示すように、SAW信号路の配置が異なる2種類のSAW強度分布が示されている。SAW guideの光信号路上でのSAW強度が最大となるSAW信号路の配置を求めることで、SAW印加効率が最大となる構造を求める。
SAW強度分布は、式(1)に基づいて求められる。
Figure 0007172706000001
SAW強度分布を求めるには、式(2)で示す固有解条件を満足する固有解を算出することが必須である。かかる例では、正しいSAW強度分布となるためには、両無限遠でゼロ(B=0,A=0)に収束する固有解を算出する必要がある。
Figure 0007172706000002
図16は、SAW強度分布と固有解との関係を示す参考例を示す図である。なお、図16では、4つのSAW信号路の配置を持つ構造のSAW強度分布を示している。図16上図では、式(1)および式(2)が示すSAW強度分布を決定する固有方程式に対してzの値を替えて両無限遠でゼロ(B=0,A=0)に収束するzの値が固有解として求められる。図16下図では、式(1)および式(2)が示すSAW強度分布を決定する固有方程式に対してzの値を替えて両無限遠でゼロ(B=0,A=0)に収束するzの値が求められない。すなわち、固有解が求められない。したがって、この4つのSAW信号路の配置を持つ構造では、図16上図のように、固有解およびSAW強度分布が決定される。
そして、構造に対応する固有解および強度分布が求まれば、構造に対するSAW強度分布から構造の性能評価を行う。そして、各構造の性能評価から、各構造から新たな構造を選別し、次の世代の構造を交配や変異により生成し、最適な設計構造を見つける。
特開2002-312755号公報 特開2018-29860号公報 特表2003-508835号公報
しかしながら、最適構造の設計に進化計算を用いる従来の手法では、進化計算の計算量を低減できないという問題がある。すなわち、従来の手法では、強度分布を求めるために必要な固有解を算出するが、式(1)および式(2)が示す固有方程式に対してzの値を替えて両無限遠でゼロ(B=0,A=0)に収束するzの値を求める。つまり、固有解を求めるために、固有解となり得る全範囲のzの値を1つずつ替えてゼロに収束するzの値を計算している。したがって、固有解を求めるための計算量が多くかかるので、進化計算の全体の計算量を低減できない。
本発明は、1つの側面では、進化計算の計算量を低減することを目的とする。
1つの態様では、演算処理装置は、入力に対する固有解に基づいて目的関数を算出し、目的関数を繰り返し計算することで入力の最適値を探索する進化計算において、第1入力に対する第1固有解に基づいて、所定の固有解条件を満たす、第2入力に対する固有解の値域を予測する予測部と、予測した固有解の値域の範囲で、前記固有解条件を満たす、前記第2入力に対する第2固有解を探索する探索部と、を有することを特徴とする。
1実施態様によれば、進化計算の計算量を低減することができる。
図1は、実施例1に係る演算処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例1に係るモデル生成を説明する図である。 図3は、実施例1に係る固有解予測を説明する図である。 図4は、実施例1に係るモデル生成のフローチャートの一例を示す図である。 図5は、実施例1に係る進化計算による構造設計のフローチャートの一例を示す図である。 図6は、実施例1に係る学習モデルを用いた場合の解候補値域のヒット率を示す図である。 図7は、実施例2に係る演算処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図8は、実施例2に係るモデル生成を説明する図である。 図9は、実施例2に係る学習モデルを用いた場合の解候補値域のヒット率を示す図である。 図10は、実施例3に係る演算処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図11は、実施例3に係る固有解情報テーブルの一例を示す図である。 図12は、実施例1~4に係る固有解予測を用いる別の例を示す図である。 図13は、別の例に係る進化計算による構造設計のフローチャートの一例を示す図である。 図14は、演算処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。 図15は、光SAWフィルタのSAW印加効率最大化の場合のSAW強度分布の参考例を示す図である。 図16は、SAW強度分布と固有解との関係を示す参考例を示す図である。 図17は、進化計算による構造設計のフローチャートの参考例を示す図である。 図18は、進化計算による構造設計の説明の補足図である。
以下に、本願の開示する演算処理装置、演算処理プログラムおよび演算処理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の実施例では、光SAWフィルタのSAW印加効率が最大化となる光信号路の最適な配置(構造設計)を進化計算により求める場合について説明するが、本発明は、実施例により限定されるものではない。
まず、進化計算による構造設計のフローチャートの参考例を、図17を参照して説明する。図17は、進化計算による構造設計のフローチャートの参考例を示す図である。なお、図17のフローチャートを説明する際に、図18の補足図を参照して説明する。
図17に示すように、演算処理装置は、設計対象の構造を入力値xkmとして取得する(S110)。ここでいうkは、世代を示し、mは、世代内の入力値の番号を示す。例えば、図18第1段に示すように、最適な幅を算出する場合に、ある世代内の入力値を、xが「6」、xが「8」、xが「10」、xが「12」とする。
そして、演算処理装置は、各入力値xkm固有の動作条件を計算する(S120)。すなわち、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合に、Anを求める関数をh(z)と表すとする。すると、Anはh(z)であるため、An=0の条件から、Anすなわちh(z)がゼロになる方程式を解いた条件が固有解g(z)となる。h(z)は、構造に依存するため、入力値xkmごとに異なる。固有解になり得る範囲は、zが取り得る1000点であるとすると、演算処理装置は、1000点全てについて、固有解・固有動作を探索する。
そして、演算処理装置は、固有解・固有動作を決定する(S130)。すなわち、h(z)がゼロになる点zが固有解g(z)として決定される。例えば、図18第2段に示すように、各構造の入力値に対する固有解g(x)、g(x)、g(x)およびg(x)が決定される。また、図18第3段に示すように、各構造の入力値に対するSAW強度分布が固有動作として決定される。SAW強度分布は、x軸を光信号路の位置、y軸をSAW強度としたグラフで表わされる。固有動作としてのSAW強度分布は、固有解に基づいて決定される。
そして、演算処理装置は、対象の入力値の性能を算出する(S140)。例えば、図18第3段に示すように、演算処理装置は、各構造である入力値に対するSAW強度分布から、各構造の光信号路の配置位置に対応するSAW強度を性能値として算出する。ここでは、入力値がxである場合には、性能値f(x)として「1.0」が算出される。入力値がxである場合には、性能値f(x)として「1.2」が算出される。入力値がxである場合には、性能値f(x)として「1.4」が算出される。入力値がxである場合には、性能値f(x)として「0.8」が算出される。
そして、演算処理装置は、各入力値に対応する性能を評価する(S150)。例えば、図18第4段に示すように、入力値x(=6)である場合には、性能値が1.0である。入力値x(=8)である場合には、性能値が1.2である。入力値x(=10)である場合には、性能値が1.4である。入力値x(=12)である場合には、性能値が0.8である。そこで、この場合には、xが示す幅が「10」付近が最も性能値f(x)が良いと評価される。
そして、演算処理装置は、終了条件が満たされない場合には、評価結果に基づいて、入力値を選別する(S160)。ここでは、例えば、演算処理装置は、性能値が良かった入力値x(=10)、入力値x(=6)および入力値x(=8)を残し、最も性能値が悪かった入力値x(=12)を除去する。
そして、演算処理装置は、次の世代の入力値xk+1mを生成する(S170)。例えば、演算処理装置は、選別された入力値を交配し、交配した入力値を変異して、次の世代の入力値を生成する。そして、演算処理装置は、次の世代の入力値に対する性能を評価する。
そして、演算処理装置は、終了条件が満たされる場合には、評価結果に基づいて、最適な入力値を選定する(ステップS180)。
かかる最適な構造設計を選定する進化計算の処理では、演算処理装置は、SAW強度分布を求めるために必要な固有解を算出するが、固有解になり得る範囲の全ての点について、固有解を探索する。したがって、演算処理装置は、固有解を求めるための計算量が多くかかるので、進化計算の全体の計算量を低減できない。
そこで、以降の実施例では、進化計算の計算量を低減することが可能な演算処理装置について説明する。
[演算処理装置の構成]
図1は、実施例1に係る演算処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示す演算処理装置1は、最適な構造を表す入力値を探索する進化計算において、過去の第1入力値および当該入力値に対する固有解に基づいて、新たな第2入力値に対する固有解の値域を予測する。演算処理装置1は、予測した固有解の値域の範囲で、第2入力値に対する固有解を探索する。すなわち、発明者は、構造を表す入力値と固有解とは相関があることに着目して、進化計算特有の繰り返しを利用し、過去の評価結果から構造を表す入力値に対する固有解を予測し、予測値近辺を探索することで、当該入力値に対する固有値を見つけるようにした。ここでいう入力値は、光SAWフィルタの設計対象の構造のことをいう。設計対象の構造には、光信号路が配置され、最適な配置を示す構造を選定する場合とする。
演算処理装置1は、制御部10と、記憶部20とを有する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)などの電子回路に対応する。そして、制御部10は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部10は、入力部11、HPC(High-Performance Computing)計算部群12、性能値評価部13、進化計算部14、出力部15および解予測部16を有する。
記憶部20は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。記憶部20は、入出力記憶部21および学習モデル22を有する。
入出力記憶部21は、過去の入力値と出力値(性能値)と固有解とを対応付けて記憶する。なお、入出力記憶部21は、後述する入出力保持部161によって記憶される。
学習モデル22は、過去の入力値と当該入力値に対応する固有解を用いて新たな入力値に対応する固有解の値域を求めるように学習した結果のモデルである。学習モデル22は、例えば、ニューラルネットワーク(Neural Network:NN)を用いた手法により学習される。なお、学習モデル22は、後述するモデル生成部162によって生成される。
入力部11は、学習モデル22を生成するために用いられる、設計対象の複数の入力値を、後述するHPC計算部121および後述する入出力保持部161へ出力する。また、入力部11は、学習モデル22を用いて固有解を予測する、設計対象の複数の入力値を後述する固有解予測部163へ出力する。
HPC計算部群12は、複数のHPC計算部121を有する。以降では、1つのHPC計算部121について説明する。
HPC計算部121は、所定の世代の設計対象の入力値を入力し、入力値に対する固有解条件を満たす固有解を求める。すなわち、HPC計算部121は、入力値に対する固有解条件(式(2))を満たす固有解を、固有解になり得る全範囲から探索する。なお、固有解条件を満たす固有解の探索を全範囲から探索することを、以降、「全範囲探索」というものとする。例えば、HPC計算部121は、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合に、Anを求める関数をh(z)と表すとすると、An=0の条件から、Anすなわちh(z)がゼロになる方程式を解く。ゼロになる方程式を解いた条件が固有解g(z)となる。固有解になり得る範囲は、zが取り得る全ての点であるので、HPC計算部121は、zが取り得る全ての点について、h(z)がゼロになる固有解を探索する。そして、HPC計算部121は、全範囲探索によって探索された、入力値に対する固有解を後述する出力部15に出力する。
加えて、HPC計算部121は、固有解に基づいて目的関数としてSAW強度分布(固有動作)を算出する。例えば、HPC計算部121は、式(1)に基づいて、固有解に対応するSAW強度分布を算出する。ここでは、HPC計算部121は、式(1)のNeffに固有解を代入して、固有解に対応するSAW強度分布を算出する。HPC計算部121は、入力値に対するSAW強度分布を用いて、入力値に対するSAW強度を性能値として算出する。そして、HPC計算部121は、入力値に対する性能値を後述する出力部15に出力する。
性能値評価部13は、入力値ごとに、各入力値に対応する性能値を算出する。そして、性能値評価部13は、入力値ごとの性能値に基づいて、各入力値の性能を評価する。そして、性能値評価部13は、最終的に、各入力値の性能評価の結果に基づいて、最適な入力値を選定する。
進化計算部14は、各入力値の性能の評価結果に基づいて、複数の入力値から残す入力値を選別する。進化計算部14は、選別した入力値を交配し、交配した入力値を変異して、次の世代の入力値を生成する。そして、進化計算部14は、次の世代の入力値を入力部11に出力する。
出力部15は、HPC計算部121から出力された、全範囲探索によって探索された、入力値に対する固有解および性能値を後述する入出力保持部161に出力する。
解予測部16は、入出力保持部161と、モデル生成部162と、固有解予測部163とを有する。
入出力保持部161は、全範囲探索によって探索された、それぞれの入力値に対する固有解および性能値を入出力記憶部21に保持する。
モデル生成部162は、全範囲探索によって探索された、入力値に対する固有解に基づいて、入力値に対する固有解条件を満たす固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成する。例えば、モデル生成部162は、入出力記憶部21に記憶された、全範囲探索によって探索された、それぞれの入力値および固有解をNN(ニューラルネットワーク)に学習させて、入力値に対する固有解の値域を予測する学習モデル22を生成する。
ここで、モデル生成部162によるモデル生成を、図2を参照して説明する。図2は、実施例1に係るモデル生成を説明する図である。図2に示すように、モデル生成部162は、入力値xkmと固有解g(xkm)とをNNに学習させて、入力値に対する推定g(xkm)を予測する学習モデル22を生成する。ここでいう推定g(xkm)は、固有解の値域を示す。また、kは、世代を示し、mは、世代内の入力値の番号を示す。
図1に戻って、固有解予測部163は、学習モデル22を用いて、入力値に対する固有解がどの値域(解候補値域)にあるかを予測する。
また、固有解予測部163は、予測した固有解の値域の範囲で、入力値に対する固有解条件を満たす、当該入力値に対する固有解を探索する。固有解条件を満たす固有解の探索を固有解の値域の範囲から探索することを、以降、「部分範囲探索」というものとする。
例えば、固有解予測部163は、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合に、Anを求める関数をh(z)と表すとすると、An=0の条件から、Anすなわちh(z)がゼロになる方程式を解く。ゼロになる方程式を解いた条件が固有解g(z)となる。ここで、ゼロになる方程式を解くzの範囲は、予測した固有解の値域の範囲(部分範囲)となる。固有解予測部163は、予測した固有解の値域の範囲(部分範囲)内の点について、固有解を探索して、固有解を予測する。すなわち、固有解予測部163は、固有解の値域の範囲内のzの値を順番に方程式h(z)に代入して、ゼロになるzの値を固有解として予測する。
そして、固有解予測部163は、固有解の予測に成功した場合には、当該固有解を入力値とともにHPC計算部121に出力する。これは、HPC計算部121に、入力値に対する固有解のSAW強度分布(固有動作)を算出させ、入力値に対する性能値を算出させるためである。一方、固有解予測部163は、固有解の予測に失敗した場合には、予測に失敗した固有解に対する入力値をHPC計算部121に出力する。これは、HPC計算部121に、全範囲探索で入力値に対する固有解を求めさせるためである。
[固有解予測の説明]
ここで、固有解予測部163による固有解予測を、図3を参照して説明する。図3は、実施例1に係る固有解予測を説明する図である。なお、図3では、解候補値域が、予め、1000点を20分割した500点ずつの20値域に区切られている。
まず、図3左図に示す学習モデル22を用いて、固有解予測部163は、入力値xkmに対する解候補値域を予測する。
次に、図3右図に示すように、固有解予測部163は、予測した解候補値域の範囲で、入力値に対する固有解条件を満たす、当該入力値に対する固有解を探索する。ここでは、予測された解候補値域は、「5」であったとする。すると、固有解予測部163は、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合のAnを求める関数h(z)がAn=0の条件からゼロになる方程式を、解候補値域が「5」を示す範囲内で解く。すなわち、固有解予測部163は、解候補値域が「5」を示す範囲内のzの値を方程式h(z)に代入する。固有解予測部163は、解候補値域の範囲内のいずれかのzの値で関数h(z)がゼロになる場合には、すなわち、固有解の予測に成功した場合には、関数h(z)がゼロになるzの値を固有解として予測する。これにより、固有解予測部163は、解となる可能性のある範囲内の全点を探索する全範囲探索の場合と比べて、1/20の範囲のみ探索すれば良いので、計算量が1/20と軽減できるとともに、高速化することができる。
なお、固有解予測部163は、解候補値域の範囲内のzの値で関数h(z)がゼロにならない場合には、すなわち、固有解の予測に失敗した場合には、HPC計算部121に全範囲探索で固有解を求めさせれば良い。
[モデル生成のフローチャート]
図4は、実施例1に係るモデル生成のフローチャートの一例を示す図である。なお、世代kは、初期値を「1」とするものとする。
図4に示すように、入力部11は、設計対象の入力値“xkm”(構造・設計値)を複数入力する(ステップS11)。
HPC計算部121は、各入力値“xkm”固有の動作条件を計算する(ステップS12)。例えば、HPC計算部121は、入力値ごとに、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合に、Anを求める関数h(z)を計算する。そして、HPC計算部121は、入力値ごとに、式(2)の固有解条件のAn=0の条件から、zが取り得る全ての点について、Anすなわちh(z)がゼロになる方程式を解く。
HPC計算部121は、各入力値に対する固有解および固有動作を決定する(ステップS13)。例えば、HPC計算部121は、入力値ごとに、方程式h(z)を解いた結果、ゼロになるzの値を固有解として決定する。そして、HPC計算部121は、式(1)に基づいて、決定した固有解に対応するSAW強度分布を固有動作として算出する。ここでは、HPC計算部121は、式(1)のNeffに固有解を代入して、固有解に対応するSAW強度分布を算出する。
そして、入出力保持部161は、入力値に対する固有解を入出力記憶部21に累積保存する(ステップS14)。
そして、性能値評価部13は、各入力値の性能を算出する(ステップS15)。例えば、性能値評価部13は、各入力値に対するSAW強度分布から、各入力値が示す各構造の光信号路の配置位置に対応するSAW強度を性能値として算出する。そして、性能値評価部13は、入力値ごとの性能値に基づいて、各入力値の性能を評価する(ステップS16)。
そして、性能値評価部13は、現世代が閾値を超えるか否かを判定する(ステップS17)。現世代が閾値を超えていないと判定した場合には(ステップS17;No)、進化計算部14は、評価結果に基づいて、現入力値“xkm”から入力値を選別する(ステップS18)。
そして、進化計算部14は、次の世代の入力値“xk+1m”を生成する(ステップS19)。例えば、進化計算部14は、選別された入力値を交配し、交配した入力値を変異して、次の世代の入力値を生成する。そして、進化計算部14は、次の世代の処理をすべく、ステップS11に移行する。
一方、現世代が閾値を超えたと判定した場合には(ステップS17;Yes)、モデル生成部162は、保存した入力値に対する固有解から、入力値に対する固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成する(ステップS20)。そして、モデル生成処理は、終了する。
[進化計算のフローチャート]
図5は、実施例1に係る進化計算のフローチャートの一例を示す図である。なお、世代kは、初期値を、モデル生成で用いた閾値+1とするものとする。
図5に示すように、入力部11は、設計対象の入力値“xkm”(構造・設計値)を複数入力する(ステップS21)。
固有解予測部163は、学習モデル22を用いて、入力値に対する固有解の解候補値域を推定する(ステップS22)。固有解予測部163は、解候補値域の範囲で固有解を予測する(ステップS23)。例えば、固有解予測部163は、入力値ごとに、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合に、Anを求める関数h(z)を計算する。そして、固有解予測部163は、入力値ごとに、式(2)の固有解条件のAn=0の条件から、推定された解候補値域の範囲のzの点について、Anすなわちh(z)がゼロになる方程式を解いて、固有解を予測する。すなわち、固有解予測部163は、固有解の値域の範囲内のzの値を順番に方程式h(z)に代入して、ゼロになるzの値を固有解として予測する。
固有解予測部163は、固有解の予測に成功したか否かを判定する(ステップS24)。固有解の予測に成功したと判定した場合には(ステップS24;Yes)、固有解予測部163は、ステップS26に移行する。
一方、固有解の予測に成功しなかったと判定した場合には(ステップS24;No)、HPC計算部121が、各入力値“xkm”固有の動作条件を計算する(ステップS25)。例えば、HPC計算部121は、入力値ごとに、式(2)の固有解条件のA1=1、B1=0を入力した場合に、Anを求める関数h(z)を計算する。そして、HPC計算部121は、入力値ごとに、式(2)の固有解条件のAn=0の条件から、zが取り得る全ての点について、Anすなわちh(z)がゼロになる方程式を解いて、固有解を予測する。そして、HPC計算部121は、ステップS26に移行する。
HPC計算部121は、各入力値に対する固有解および固有動作を決定する(ステップS26)。例えば、HPC計算部121は、入力値ごとに、方程式h(z)を解いた結果、ゼロになるzの値を固有解として決定する。そして、HPC計算部121は、式(1)に基づいて、決定した固有解に対応するSAW強度分布を固有動作として算出する。ここでは、HPC計算部121は、式(1)のNeffに固有解を代入して、固有解に対応するSAW強度分布を算出する。
そして、性能値評価部13は、各入力値の性能を算出する(ステップS27)。例えば、性能値評価部13は、各入力値に対するSAW強度分布から、各入力値が示す各構造の光信号路の配置位置に対応するSAW強度を性能値として算出する。そして、性能値評価部13は、入力値ごとの性能値に基づいて、各入力値の性能を評価する(ステップS28)。
そして、性能値評価部13は、終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS29)。終了条件を満たしていないと判定した場合には(ステップS29;No)、進化計算部14は、評価結果に基づいて、現入力値“xkm”から入力値を選別する(ステップS30)。
そして、進化計算部14は、次の世代の入力値“xk+1m”を生成する(ステップS31)。例えば、進化計算部14は、選別された入力値を交配し、交配した入力値を変異して、次の世代の入力値を生成する。そして、進化計算部14は、次の世代の処理をすべく、ステップS21に移行する。
一方、終了条件を満たしたと判定した場合には(ステップS29;Yes)、性能値評価部13は、各入力値の性能評価の結果に基づいて、最適な入力値を選定する(ステップS32)。そして、進化計算処理は、終了する。
[学習モデルを用いた場合の解候補値域のヒット率]
ここで、実施例1に係る学習モデル22を用いた場合の解候補値域のヒット率を、図6を参照して説明する。図6は、実施例1に係る学習モデルを用いた場合の解候補値域のヒット率を示す図である。図6では、1世代に対して200個の入力値を有し、200世代分の合計40000個の入力値を評価する進化計算の例である。学習モデル22は、4層のNNであり、解候補値域を20値域に区切ったものとする。
このような状況の下、モデル生成部162は、初期の1~25世代の5000データ(200入力値×25世代)を学習して、学習モデル22を生成するようにした。そして、固有解予測部163は、5001データ以降の26世代以降では、学習モデル22を用いて各入力値に対する解候補値域を予測し、予測した解候補値域で部分範囲探索をして固有解を予測するようにした。
すると、図6に示すように、5001データ以降の26世代以降のデータ(入力値)で、固有解の予測に成功した確率が60%以上のヒット率となった。例えば、5001~1000個のデータ(入力値)の場合に、ヒット率が60%を超え、30000~35000個のデータ(入力値)場合に、ヒット率が60%を超えている。
そうすると、5001データ以降の26世代以降のデータのうち60%のデータの計算量が1/20になれば、残りの40%のデータが全範囲探索であっても、1回当たりの入力値の特性計算量は、43%(0.43=0.4×1+0.6×1/20)となる。加えて、40000回の計算のうち最初の5000回が全範囲探索であっても、総計算量は、50%(0.5=5000/40000×1+35000/40000×0.43)となる。すなわち、演算処理装置1は、実施例1に係る学習モデル22の解候補値域を用いた場合には、進化計算の計算量を低減することができる。
[実施例1の効果]
上記実施例1によれば、演算処理装置1は、入力値に対する固有解に基づいて目的関数を算出し、目的関数を繰り返し計算することで入力値の最適値を探索する進化計算において、以下の処理を行う。演算処理装置1は、第1入力値に対する第1固有解に基づいて、所定の固有解条件を満たす、第2入力値に対する固有解の値域を予測する。演算処理装置1は、予測した固有解の値域の範囲で、固有解条件を満たす、第2入力に対する第2固有解を探索する。かかる構成によれば、演算処理装置1は、固有解条件を満たす入力値に対する固有解の値域を用いて固有解を予測することで、進化計算の全体の計算量を低減することが可能となる。
また、上記実施例1によれば、演算処理装置1は、第1入力値に対する第1固有解を所定の固有解条件に基づいて計算する。演算処理装置1は、第1入力値および計算した結果の第1固有解に基づいて、固有解条件を満たす固有解の値域を予測する学習モデル22を生成する。かかる構成によれば、演算処理装置1は、学習モデル22を用いて固有解の値域を予測することで、固有解を計算する計算量を低減することができる。この結果、演算処理装置1は、進化計算の全体の計算量を低減することが可能となる。
また、上記実施例1によれば、演算処理装置1は、第2入力値に対する第2固有解に基づいて目的関数(SAW強度分布)を算出する。演算処理装置1は、算出された目的関数に基づいて、第2入力値に対する性能を評価する。演算処理装置1は、評価された性能値に基づいて、第2入力値から新たな第2入力値を生成する。そして、演算処理装置1は、新たな第2入力値に対して、固有解の値域を予測する処理、固有解を探索する処理、目的関数を算出する処理、入力値に対する性能を評価する処理および新たな入力値を生成する処理を繰り返す。かかる構成によれば、演算処理装置1は、進化計算の全体の計算量を低減することが可能となる。
ところで、実施例1では、演算処理装置1は、全範囲探索によって探索された、第1世代から第m世代までの入力値に対する固有解に基づいて、入力値に対する固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成すると説明した。そして、演算処理装置1は、第m+1世代の入力値から、生成した学習モデル22を用いて、入力値に対する固有解の解候補値域を予測し、解候補値域の範囲から固有解を探索する部分範囲探索を行う。しかしながら、演算処理装置1は、これに限定されず、学習モデル22を、部分範囲探索を行う世代に合わせて更新するようにしても良い。例えば、演算処理装置1は、部分範囲探索を行う世代の直前の数個の世代を用いた学習モデルとなるように、学習モデル22を更新する。学習モデル22を世代に合わせて更新するのは、進化計算では、各世代の入力値が進化に合わせてシフトするからである。
そこで、実施例2では、演算処理装置1が、学習モデル22を、部分範囲探索を行う世代に合わせて更新する場合について説明する。
[演算処理装置の構成]
図7は、実施例2に係る演算処理装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、図1に示す演算処理装置1と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。実施例1と実施例2とが異なるところは、モデル生成部162をモデル生成部162Aに変更した点にある。
モデル生成部162Aは、固有解を予測する世代ごとに、学習モデル22を更新する。例えば、モデル生成部162Aは、固有解を予測する世代ごとに、世代の直前の数世代の入力値および固有解を用いて入力値に対する固有解条件を満たす固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成する。そして、モデル生成部162Aは、固有解を予測する世代ごとに、学習モデル22を更新する。
ここで、実施例2に係るモデル生成を、図8を参照して説明する。図8は、実施例2に係るモデル生成を説明する図である。図8に示すように、進化計算では、入力値が進化の過程で、シフトする。ここでは、第1~25世代では、入力値が左上に存在していたが、第26~50世代、第51~75世代と世代が進化するにつれて、入力値が右下にシフトしている。
そこで、モデル生成部162Aは、固有解を予測する世代ごとに、世代の直前の数世代の入力値を用いて入力値に対する固有解条件を満たす固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成し、更新する。ここでは、第51~75世代の固有解を予測する場合には、第26~50世代の入力値を学習データとして使用して学習モデル22が生成され、更新される。また、第26~50世代の固有解を予測する場合には、第1~25世代の入力値を学習データとして使用して学習モデル22が生成され、更新される。
[学習モデルを用いた場合の解候補値域のヒット率]
ここで、実施例2に係る学習モデル22を用いた場合の解候補値域のヒット率を、図9を参照して説明する。図9は、実施例2に係る学習モデルを用いた場合の解候補値域のヒット率を示す図である。図9では、図6と同様に、1世代に対して200個の入力値を有し、200世代分の合計40000個の入力値を評価する進化計算の例である。学習モデル22は、4層のNNであり、解候補値域を20値域に区切ったものとする。
このような状況の下、モデル生成部162Aは、26世代目の固有解予測には、第1~25世代の入力値を学習データとして使用した学習モデル22を生成する。モデル生成部162Aは、27世代目の固有解予測には、第2~26世代の入力値を学習データとして学習モデル22を生成する。モデル生成部162Aは、この後、継続して、世代ごとに、学習モデル22を常時最新のデータ基準になるように更新するようにした。
すると、図9に示すように、5001データ以降の26世代以降のデータ(入力値)で、固有解の予測に成功した確率が70%前後のヒット率となった。例えば、5001~1000個のデータ(入力値)の場合に、ヒット率が70%となり、30000~35000個のデータ(入力値)の場合に、ヒット率が70%となっている。
そうすると、学習の継続に起因する計算量は増加するが、5001データ以降の26世代以降のデータのうち70%のデータの計算量が1/20になれば、残りの30%のデータが全範囲探索であっても、1回当たりの入力値の特性計算量は、33.5%(0.335=0.3×1+0.7×1/20)となる。すなわち、演算処理装置1は、実施例2に係る学習モデル22の解候補値域を用いた場合には、進化計算の計算量をさらに低減することができる。
[実施例2の効果]
上記実施例2によれば、演算処理装置1は、第2入力が所定の世代の入力である場合には、所定の世代より前の複数世代の第1入力および第1固有解に基づいて、学習モデル22を生成し、更新する。かかる構成によれば、演算処理装置1は、世代に応じた学習モデル22を用いることで、固有解の値域を精度良く予測することが可能となり、進化計算の計算量を低減できる。
ところで、実施例1では、演算処理装置1は、全範囲探索によって探索された、第1世代から第m世代までの入力値に対する固有解に基づいて、入力値に対する固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成すると説明した。そして、演算処理装置1は、第m+1世代の入力値から、生成した学習モデル22を用いて、入力値に対する固有解の解候補値域を予測し、解候補値域の範囲から固有解を探索する部分範囲探索を行う。しかしながら、演算処理装置1は、これに限定されず、全範囲探索によって探索された、第1世代から第m世代までの入力値に対する固有解をそれぞれ固有解情報テーブル23に記憶する。そして、演算処理装置1は、第m+1世代の入力値から、生成した固有解情報テーブル23を用いて、入力値に対する固有解を予測しても良い。
そこで、実施例3は、演算処理装置1が、入力値に対する固有解を記憶した固有解情報テーブル23を用いて、新たな入力値に対する固有解を予測する場合について説明する。
[演算処理装置の構成]
図10は、実施例3に係る演算処理装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、図1に示す演算処理装置1と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。実施例1と実施例3とが異なるところは、モデル生成部162を固有解情報テーブル生成部164に変更した点にある。また、固有解予測部163を固有解予測部163Aに変更した点にある。また、また、学習モデル22を固有解情報テーブル23に変更した点にある。
固有解情報テーブル23は、複数個の入力値に対する固有解を記憶するテーブルである。ここで、固有解情報テーブル23の一例を、図11を参照して説明する。図11は、実施例3に係る固有解情報テーブルの一例を示す図である。図11に示すように、固有解情報テーブル23は、入力値xkmと、固有解g(xkm)とを対応付けて記憶する。ここでいうkは、世代を示し、mは、世代内の入力値の番号を示す。一例として、入力値xkmがx02である場合には、x02の値として「111・・・1」、固有解g(xkm)として「12」を記憶している。
図10に戻って、固有解情報テーブル生成部164は、固有解情報テーブル23を生成する。例えば、固有解情報テーブル生成部164は、入出力記憶部21に記憶された、全範囲探索によって探索された、数個の世代のそれぞれの入力値および固有解を固有解情報テーブル23に保持する。
固有解予測部163Aは、固有解情報テーブル23を用いて、入力値に対する固有解を予測する。例えば、固有解予測部163Aは、固有解情報テーブル23を用いて、新たな世代の入力値に対する固有解を予測する。一例として、新たな世代の入力値がx02に最も近い場合には、固有解予測部163Aは、最も近い入力値x02に対する固有解g(x02)を、新たな世代の入力値の固有解として予測する。また、別例として、新たな世代の入力値がx02とx53とに近似する場合には、固有解予測部163Aは、近似する入力値に対する固有解から内挿した解を、新たな世代の入力値の固有解として予測する。例えば、固有解予測部163Aは、g(x02)と、g(x53)との平均値を、新たな世代の入力値の固有解として予測する。
ところで、実施例1では、演算処理装置1は、全範囲探索によって探索された、第1世代から第m世代までの入力値に対する固有解に基づいて、入力値に対する固有解がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成すると説明した。そして、演算処理装置1は、第m+1世代の入力値から、生成した学習モデル22を用いて、入力値に対する固有解の解候補値域を予測し、解候補値域の範囲から固有解を探索する部分範囲探索を行う。しかしながら、演算処理装置1は、これに限定されず、全範囲探索によって探索された、第1世代から第m世代までの入力値に対する固有解について、固有解で構成されるデータ区間(解候補値域に相当)の頻度分布を生成しても良い。そして、演算処理装置1は、第m+1世代の入力値から、生成した頻度分布を用いて、頻度が多いデータ区間から固有解を探索する部分範囲探索を行っても良い。
例えば、解候補値域が、予め、1000点を20分割した500点ずつの20値域に区切られているとする。すると、全体の固有解の40%弱が特定の解候補値域の範囲内に収まっている場合には、1回当たりの入力値の特性計算量は、62%(0.62=0.4×1/20+0.6×1)となる。すなわち、演算処理装置1は、実施例4に係る固有解の頻度分布を用いた場合には、全範囲探索する場合と比較して、進化計算の計算量を2/3に低減することができる。
[実施例4の効果]
上記実施例5によれば、演算処理装置1は、第1入力値に対する第1固有解を所定の固有解条件に基づいて計算する。演算処理装置1は、第1入力値および計算した結果の第1固有解に基づいて、複数の固有解の値域ごとの固有解の頻度分布を生成する。演算処理装置1は、固有解の頻度分布を用いて、第2入力値に対する固有解の値域を予測する。かかる構成によれば、演算処理装置1は、固有解の頻度分布を用いて固有解の値域を予測することで、固有解を計算する計算量を低減することができる。この結果、演算処理装置1は、進化計算の全体の計算量を低減することが可能となる。
[固有解予測を用いる別の例]
実施例1~4に係る固有解予測では、光SAWフィルタの設計する場合について説明した。実施例1~4に係る固有解予測を用いる別の例を、図12を参照して説明する。図12は、実施例1~4に係る固有解予測を用いる別の例を示す図である。図12では、VCO(Voltage Control Oscillator)回路の設計を進化計算により求める場合について説明する。
図12上図には、VCO回路が表わされている。破線部分が例えば設計要件の一例となる。
図12下左図には、発振周波数と動作電圧との関係が表わされている。VCO回路は、発振周波数が仕様の値(25.0GHzなど)を目標の値として動作するように動作電圧を設定して使用する。ここでは、発振周波数fとして25.0GHzが仕様の値である場合である。入力値1が示す構造では、仕様の値で動作する場合には、動作電圧は、V1を示す。入力値2が示す構造では、仕様の値で動作する場合には、動作電圧は、V2を示す。このように、構造により動作電圧が異なる。
図12下右図には、仕様周波数での位相雑音が表わされている。VCO回路は、発振周波数が仕様の値で動作するだけでなく、仕様に応じた条件で位相雑音が小さいことが求められる。ここでは、入力値2が示す構造2は、入力値1が示す構造1より、位相雑音が小さい。したがって、構造2は、構造1より最適な構造であることがわかる。
このようなVCO回路の設計概要の下、設計時では、インダクタや可変容量などの入力値(構造、パラメータ値などの設計要件)を調整し、最適な構造を探索するが、この入力値が変更されれば、入力値に対する動作電圧が変化する。このため、各入力値に応じて仕様の発振周波数fとなる動作電圧(Vcnt)を毎回予測し、仕様に応じた条件で位相雑音を評価する必要がある。
そこで、例えば、VCO回路の構造、パラメータなどの設計要件を、実施例1に係る「入力値」に対応させる。入力値に対する仕様条件での動作電圧を「固有解」に対応させる。入力値に対する仕様に応じた条件での位相雑音を評価値に対応させる。そして、以下のように、例えば、実施例1に係る固有解予測を用いて、VCOを設計すれば良い。
HPC計算部121は、所定の世代の設計要件の入力値を入力し、入力値に対する仕様条件を満たす動作電圧を求めるために、動作電圧になり得る全範囲を探索する。
そして、モデル生成部162は、全範囲探索によって探索された、入力値に対する動作電圧に基づいて、入力値に対する仕様条件を満たす動作電圧がどの値域にあるかを予測する学習モデル22を生成する。
そして、固有解予測部163は、学習モデル22を用いて、入力値に対する動作電圧がどの値域(解候補値域)にあるかを予測する。固有解予測部163は、予測した動作電圧の値域の範囲で、入力値に対する仕様条件を満たす、当該入力値に対する動作電圧を予測する。なお、固有解予測部163は、動作電圧の予測に失敗した場合には、HPC計算部121に、全範囲探索により、入力値に対する動作電圧を探索させれば良い。
そして、性能値評価部13は、予測または探索できた動作電圧に基づいて、入力値に対する位相雑音を算出する。そして、性能値評価部13は、入力値ごとの位相雑音に基づいて、各入力値の位相雑音(性能)を評価する。そして、進化計算部14は、各入力値の位相雑音の評価結果に基づいて、入力値を進化させ、入力値に対して動作電圧を予測させ、最終的に最適な入力値を選定させれば良い。
[進化計算のフローチャート]
図13は、別の例に係る進化計算による構造設計のフローチャートの一例を示す図である。なお、学習モデル22は、モデル生成部162によって生成されたとする。また、世代kは、初期値を、モデル生成で用いた閾値+1とするものとする。
図13に示すように、入力部11は、設計対象の入力値“xkm”(構造・設計値)を複数入力する(ステップS41)。
固有解予測部163は、学習モデル22を用いて、入力値に対する固有の動作電圧の解候補値域を推定する(ステップS42)。固有解予測部163は、解候補値域の範囲で固有の動作電圧を予測する(ステップS43)。
固有解予測部163は、固有の動作電圧の予測に成功したか否かを判定する(ステップS44)。固有の動作電圧の予測に成功したと判定した場合には(ステップS44;Yes)、固有解予測部163は、ステップS46に移行する。
一方、固有の動作電圧の予測に成功しなかったと判定した場合には(ステップS44;No)、HPC計算部121が、各入力値“xkm”固有の動作電圧を算出する(ステップS45)。すなわち、HPC計算部121は、仕様となる固有の動作電圧を全範囲から探索して固有の動作電圧を算出する。そして、HPC計算部121は、ステップS46に移行する。
ステップS46において、HPC計算部121は、各入力値に対する固有の動作電圧を決定する(ステップS46)。
そして、性能値評価部13は、各入力値の性能を算出する(ステップS47)。例えば、性能値評価部13は、各入力値に対する固有の動作電圧から位相雑音を算出する。そして、性能値評価部13は、入力値ごとの位相雑音に基づいて、各入力値の性能を評価する(ステップS48)。
そして、性能値評価部13は、終了条件を満たすか否かを判定する(ステップS49)。終了条件を満たしていないと判定した場合には(ステップS49;No)、進化計算部14は、評価結果に基づいて、現入力値“xkm”から入力値を選別する(ステップS50)。
そして、進化計算部14は、次の世代の入力値“xk+1m”を生成する(ステップS51)。例えば、進化計算部14は、選別された入力値を交配し、交配した入力値を変異して、次の世代の入力値を生成する。そして、進化計算部14は、次の世代の処理をすべく、ステップS41に移行する。
一方、終了条件を満たしたと判定した場合には(ステップS49;Yes)、性能値評価部13は、各入力値の性能評価の結果に基づいて、最適な入力値を選定する(ステップS52)。そして、進化計算処理は、終了する。
[別の例の効果]
これにより、演算処理装置1は、VCOを設計する場合に、仕様条件を満たす入力値に対する動作電圧の値域を用いて動作電圧を予測することで、進化計算の全体の計算量を低減することが可能となる。つまり、演算処理装置1は、各入力値に対して仕様の発振周波数となる動作電圧(固有解に対応)の探索を予測できれば、効率的に入力値(構造)を評価できるため、VCOの設計に用いられる計算量を削減できる。
[その他]
なお、図示した演算処理装置1の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、演算処理装置1の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、出力部15と入出力保持部161とを1つの部として統合しても良い。また、HPC計算部121を、全範囲探索により固有解を探索する計算部と、固有解に基づいて目的関数を計算する部と、目的関数により入力値に対する性能値を計算部とに分離しても良い。また、記憶部20を演算処理装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしても良い。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示した演算処理装置1と同様の機能を実現する演算処理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図14は、演算処理プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図14に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラムなどを読取るドライブ装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD(Hard Disk Drive)205を有する。そして、メモリ201、CPU203、HDD205、表示制御部207、ドライブ装置213、入力装置215、通信制御部217は、バス219で接続されている。
ドライブ装置213は、例えばリムーバブルディスク210用の装置である。HDD205は、演算処理プログラム205aおよび演算処理関連情報205bを記憶する。
CPU203は、演算処理プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、演算処理装置1の各機能部に対応する。演算処理関連情報205bは、入出力記憶部21および学習モデル22に対応する。そして、例えばリムーバブルディスク210が、演算処理プログラム205aなどの各情報を記憶する。
なお、演算処理プログラム205aについては、必ずしも最初からHDD205に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、光磁気ディスク、IC(Integrated Circuit)カードなどの「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらから演算処理プログラム205aを読み出して実行するようにしても良い。
1 演算処理装置
10 制御部
11 入力部
12 HPC計算部群
13 性能値評価部
14 進化計算部
15 出力部
16 解予測部
161 入出力保持部
162,162A モデル生成部
163,163A 固有解予測部
164 固有解情報テーブル生成部
20 記憶部
21 入出力記憶部
22 学習モデル
23 固有解情報テーブル

Claims (7)

  1. 入力に対する固有解に基づいて目的関数を算出し、目的関数を繰り返し計算することで入力の最適値を探索する進化計算において、
    第1入力に対する第1固有解に基づいて、所定の固有解条件を満たす、第2入力に対する固有解の値域を予測する予測部と、
    予測した固有解の値域の範囲で、前記固有解条件を満たす、前記第2入力に対する第2固有解を探索する探索部と、
    を有することを特徴とする演算処理装置。
  2. 前記予測部は、
    第1入力に対する第1固有解を所定の固有解条件に基づいて計算する計算部と、
    前記第1入力および計算した結果の第1固有解に基づいて、前記固有解条件を満たす固有解の値域を予測するモデルを生成する生成部と、を含み、
    前記モデルを用いて、第2入力に対する固有解の値域を予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の演算処理装置。
  3. 前記生成部は、前記第2入力が所定の世代の入力である場合には、前記所定の世代より前の複数世代の前記第1入力および前記第1固有解に基づいて、前記モデルを生成し、更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載の演算処理装置。
  4. 前記予測部は、
    第1入力に対する第1固有解を所定の固有解条件に基づいて計算する計算部と、
    前記第1入力および計算した結果の第1固有解に基づいて、複数の固有解の値域ごとの固有解の頻度分布を生成する生成部と、を含み、
    前記固有解の頻度分布を用いて、第2入力に対する固有解の値域を予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の演算処理装置。
  5. 前記第2入力に対する第2固有解に基づいて目的関数を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された目的関数に基づいて、前記第2入力に対する性能を評価する評価部と、
    前記評価部によって評価された性能値に基づいて、前記第2入力から新たな第2入力を生成する生成部と、
    前記新たな第2入力に対して、前記予測部による処理、前記探索部による処理、前記算出部による処理、前記評価部による処理および前記生成部による処理を繰り返す
    ことを特徴とする請求項1に記載の演算処理装置。
  6. 入力に対する固有解に基づいて目的関数を算出し、目的関数を繰り返し計算することで入力の最適値を探索する進化計算において、
    第1入力に対する第1固有解に基づいて、所定の固有解条件を満たす、第2入力に対する固有解の値域を予測し、
    予測した固有解の値域の範囲で、前記固有解条件を満たす、前記第2入力に対する第2固有解を探索する、
    処理をコンピュータに実行させる演算処理プログラム。
  7. 入力に対する固有解に基づいて目的関数を算出し、目的関数を繰り返し計算することで入力の最適値を探索する進化計算において、
    第1入力に対する第1固有解に基づいて、所定の固有解条件を満たす、第2入力に対する固有解の値域を予測し、
    予測した固有解の値域の範囲で、前記固有解条件を満たす、前記第2入力に対する第2固有解を探索する、
    処理をコンピュータが実行する演算処理方法。
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