JP7159689B2 - 決済装置、決済方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、決済装置、決済方法及びプログラムに関する。
互いに信頼関係を築けていない相手とのオンライン取引において、サービスの提供前の支払には、サービスが架空であるリスクが利用者側に有る。したがって、サービスの利用者は、サービスに対する決済をサービス提供後に行いたい。
一方、無条件でキャンセル可能な受注には、無断キャンセルのリスクがサービスの提供者側に有る。実際に、予約サイトで予約をしたにも関わらず利用者が来店せずにレストランが困っている状況が発生している。したがって、サービスの提供者は、無断キャンセルによる機会損失を防ぐために予約時に決済を行いたい。
サービスの利用者と提供者との間における、決済のタイミングに関する相容れない要望に対する解決策として、クレジットカードの利用が一般的である。
特表2017-515252号公報 国際公開2017/010455号 特開2017-91149号公報
しかしながら、クレジットカードの利用には、利用者側が提供者側を信じる必要があり、信頼関係を築けていない小規模ビジネスには向かない。すなわち、利用者は、信頼できない相手にクレジットカードの決済情報を渡したくない。
一方、予約時に信頼できるECサイトでの決済は、第三者が関わるのでコストが高くなるため、やはり小規模ビジネスには向かない。
そこで、一側面では、本発明は、取引の信用性を向上させることを目的とする。
一つの態様では、決済装置は、サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録部と、前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定部と、を有する。
一側面として、取引の信用性を向上させることができる。
決済の保留を実現するためのフローと保留を管理する台帳の例を示す図である。 保留口座が無い場合の仮想通貨台帳の変化の例を示す図である。 保留口座が有る場合の仮想通貨台帳の変化の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるブロックチェーンBCを構成する各ノード10のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における利用者端末20、提供者端末30及びブロックチェーンBCの機能構成例を示す図である。 本実施の形態において実行される各処理の関係を説明するためのフローチャートである。 サービス予約処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 予約時における決済情報の一例を示す図である。 予約時における決済ポリシーの一例を示す図である。 提供者の署名の付与後の決済情報の一例を示す図である。 通常決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 利用者事前キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 利用者無断キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 提供者事前キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。 提供者無断キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。まず、本実施の形態の概要について説明する。
ブロックチェーン上では仮想通貨の送金によって決済が行える。サービスの予約システムとブロックチェーン上の仮想通貨での決済機能とを組み合わせると、予約時に仮想通貨を使った決済が可能になる。しかし、予約者は予約時に決済を行うと、サービスが架空であった場合に取戻しができないリスクが発生する。
そこで、本実施の形態では、決済を行う条件が満たされるまで決済(支払)を保留するトランザクション機能をブロックチェーンに持たせる。決済を行う条件は、予約時にポリシーとして定義される。当該ポリシーは、改ざん防止のためブロックチェーンの台帳に格納される。当該条件が満たされればサービスの提供者(以下、単に「提供者」という。)が決済要求を行うことで、決済の保留が解除される。
このような仕組みにより、サービスの利用者(以下、単に「利用者」という。)は、サービスが提供されるまで決済を保留することができ、提供者は、無断キャンセル時に決済を実行してキャンセル代を徴収することができる。
なお、本実施の形態において、サービスの予約(サービスの利用要求)はオンラインで行われ、サービスの提供は、レストランや宿泊施設等、利用者と提供者とが対面する状況で行われる。
決済を行う条件としてのポリシーの定義は、例えば、以下の通りである。
(1)正常にサービスが提供された場合、提供者から決済要求が行われ、当該決済要求に利用者の署名が含まれていれば、保留されている決済の保留が解除される(すなわち、正常に決済が行われる。)。なお、サービス提供時に利用者は提供者に署名を渡す
(2)利用者又は提供者が原因でサービスがキャンセルされた場合、利用者からの決済要求に応じ、保留されている決済について、ポリシーに従った金額での決済が行われる。ポリシーに従った金額の一例として、前日までのキャンセルは無料、当日以降のキャンセルは全額、当日に指定場所(店舗)からのキャンセルは無料等が挙げられる。当日に指定場所(店舗)からのキャンセルとは、サービスが提供される予定の日に利用者がサービスの提供場所まで行ったにも関わらず、サービスが提供されなかった場合(例えば、サービスが架空であった場合)でのキャンセルである。
(3)無断キャンセルが行われた場合、サービス提供者からの決済要求に応じ、提供者の署名をもってポリシーに従った金額での決済が行われる。
上記のように、ブロックチェーンが、決済を保留する機能を有し、サービスの提供状況に応じてポリシーに従って決済する機能を有することで、信頼できない者同士でも予約時に決済の準備を行い、最終的なサービスの提供状況に応じて決済を行うことができる。その結果、利用者はサービス提供まで決済を保留でき、提供者は無断キャンセルによる損失を削減できる。すなわち、取引の信用性を向上させることができる。
但し、一般的な仮想通貨のブロックチェーンは、トランザクション(決済)を保留し、決済を遅延する機能を有さない。そこで、本実施の形態では、保留された決済を管理するための保留口座がブロックチェーンに用意される。
図1は、決済の保留を実現するためのフローと保留を管理する台帳の例を示す図である。
図1の(1)に示されるように、通常の決済では、利用者の口座Aから提供者の口座Bへ資産(仮想通貨)が移転される。
一方、(2)では、決済の保留を実現するために、利用者の口座Aから口座Aの(すなわち、利用者の)保留口座に資産(5000円)が移転され、台帳Faにおいて、保留されている決済のトランザクション(以下、「保留決済」という。)の情報が管理される。保留決済には、利用者と提供者との間で予め了解されている決済条件(ポリシー)が関連付けられる。その後、サービスの提供状況に応じた決済条件にしたがって、資産の移動が行われる。例えば、正常にサービスが提供されれば、(2)に示されているように、保留決済に係る資産(5000円)が、提供者の口座Bへ移転される。
このように、決済に係るトランザクションの保留は、保留口座に仮想通貨を移動させることで実現される。保留口座の有無の違いは次のようになる。
図2は、保留口座が無い場合の仮想通貨台帳の変化の例を示す図である。図2に示されるように、保留口座が無い場合、口座Aから口座Bへ5000円が送金されると、口座Aから5000円が減額され、口座Bに5000円が増額される。
一方、図3は、保留口座が有る場合の仮想通貨台帳の変化の例を示す図である。図3に示されるように、保留口座が有る場合、まず、口座Aから5000円が減額され、保留決済を管理する台帳に、「保留金額」が5000円である新たなエントリが追加される。決済後には、当該「保留金額」が0に減額され、口座Bに5000円が増額される。
このように、決済の保留は、口座の残高管理から仮想通貨を保留口座に移すことにより、決済予定金を担保として扱うことを可能にする。
以下において、上記のような仕組みを実現するためのシステムの一例について具体的に説明する。
図4は、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。図4において、1以上の利用者端末20は、移動体網又は無線LAN(Local Area Network)等を介して予約システム40に接続される。提供者端末30は、移動体網、無線LAN、又はインターネット等を介して予約システム40に接続される。予約システム40は、インターネット等を介してブロックチェーンBCのいずれかのノード10に接続される。
利用者端末20は、利用者が利用する端末である。例えば、スマートフォン、タブレット端末又は携帯電話等が利用者端末20として利用されてもよい。
提供者端末30は、提供者が利用する端末である。例えば、スマートフォン、タブレット端末若しくは携帯電話、又はPC(Personal Computer)若しくはPOS(Point Of Sales system)端末等が提供者端末30として利用されてもよい。なお、以下の説明において、提供者は、レストランR1であるとする。
予約システム40は、サービスの予約やキャンセル等をオンラインで受け付けるコンピュータシステムである。予約システム40は、レストランR1に専用のシステム(例えば、レストランR1のホームページ等)であってもよいし、他のサービスと共用されるシステムであってもよい。
ブロックチェーンBCは、いわゆる分散型ネットワークとしてのブロックチェーンである。ブロックチェーンBCでは、トランザクションの履歴の台帳を管理する複数のノード10としてのコンピュータが、相互にP2Pで通信可能なように接続される。ブロックチェーンBCは、図1~図3において説明したような決済の保留や、ポリシーに従った決済を可能とするために拡張が行われている。
なお、利用者及び提供者からは予約システム40が操作され、利用者及び提供者にはブロックチェーンBCの存在は意識されない。
図5は、本発明の実施の形態におけるブロックチェーンBCを構成する各ノード10のハードウェア構成例を示す図である。図5に示されるように、ノード10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
ノード10での処理を実現するプログラムは、記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従ってノード10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、記録媒体101の一例としては、CD-ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101及び補助記憶装置102のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
図6は、本発明の実施の形態における利用者端末20、提供者端末30及びブロックチェーンBCの各ノード10の機能構成例を示す図である。
図6において、利用者端末20は、予約要求部21、決済破棄部22、利用者署名部23及び位置情報取得部24等を有する。これら各部は、利用者端末20にインストールされた1以上のプログラムが、利用者端末20のCPUに実行させる処理により実現される。
予約要求部21は、サービスの予約の要求(サービスの利用要求)を予約システム40に送信する。予約要求部21は、サービスの予約の際、サービスの決済に関する情報(決済情報)や、当該決済のポリシー(決済ポリシー)等を予約システム40に送信する。
決済破棄部22は、利用者が事前に予約をキャンセルする場合や、提供者によってサービスが提供されなかった場合に、キャンセル要求を予約システム40へ送信する。
利用者署名部23は、決済情報及び決済ポリシーや、サービスのキャンセルの際に予約システム40に送信される情報等に対して、利用者の秘密鍵を利用して利用者の署名を付与する。
位置情報取得部24は、例えば、利用者端末20のGPS(Global Positioning System)機能等を利用して、利用者端末20の位置情報を取得する。
提供者端末30は、決済要求部31、決済破棄部32及び提供者署名部33等を有する。これら各部は、提供者端末30にインストールされた1以上のプログラムが、提供者端末30のCPUに実行させる処理により実現される。
決済要求部31は、サービスが正常に提供された際に、予約システム40に対して決済の実行を要求する。
決済破棄部32は、提供者が事前にキャンセルする場合や利用者が無断でキャンセルした場合に、サービスのキャンセルを予約システム40に要求する。
提供者署名部33は、サービスの決済の要求やサービスのキャンセルの要求に際して予約システム40に送信される情報に対して、提供者の秘密鍵を利用して提供者の署名を付与する。
各ノード10は、決済ポリシー制御部11、署名検証部12、ポリシー判定部13及び仮想通貨制御部14等を有する。これら各部は、各ノード10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。各ノード10は、また、ポリシー台帳121及び仮想通貨台帳122等の記憶部を利用する。これら各記憶部は、例えば、補助記憶装置102、又は各ノード10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
決済ポリシー制御部11は、予約システム40からのサービスの予約、決済又はキャンセルに関する要求に応じた処理を制御する。サービスの決済及びキャンセルに関して、決済ポリシー制御部11は、当該サービスの予約時に指定された決済ポリシーに従って決済を制御する。なお、決済ポリシー制御部11は、スマートコントラクトを用いて実現されてもよい。
署名検証部12は、決済ポリシー制御部11が受信する情報に付与されている署名を検証する。
ポリシー判定部13は、サービスの決済又はキャンセルの際に、当該サービスの決済ポリシーに基づいて、決済に係る支払を実行するか否かや、決済方法等を判定する。
仮想通貨制御部14は、サービスの予約、決済及びキャンセル時における仮想通貨の移動に関するトランザクションを仮想通貨台帳122に登録する。なお、サービスの予約時の仮想通貨の移動とは、利用者の口座から利用者の保留口座への決済金額の移動である。
ポリシー台帳121は、サービスの予約ごとの決済ポリシーを記憶するブロックチェーンの台帳である。
仮想通貨台帳122は、サービスの予約、決済及びキャンセルに関するトランザクションを記憶するブロックチェーンの台帳である。
なお、本実施の形態では、ポリシー台帳121と仮想通貨台帳122とが区別されているが、ポリシー台帳121及び仮想通貨台帳122は、一つの台帳を用いて実現されてもよい。
図7は、本実施の形態において実行される各処理の関係を説明するためのフローチャートである。
まず、レストランR1の予約(レストランR1の利用要求)に関してサービス予約処理が実行される(S1)。当該予約は、利用者端末20が利用されて予約システム40にアクセスすることで行われる。当該予約時に、サービス提供時に仮想通貨でサービス代を払う手続きや、キャンセル時の決済条件を示す決済ポリシーが定義される。なお、サービス代の決済(に係るトランザクション)は保留される。
サービスについて利用者及び提供者のいずれによっても事前にキャンセルが行われず、正常にサービスの提供が行われると(すなわち、利用者が予定通りレストランR1で食事を行うと)、通常決済処理が実行される(S2)。この際、利用者は、サービスを受けたことを証明する電子情報(以下、「享受情報」という。)を利用者端末20から提供者端末30へ送信する。提供者端末30は、享受情報に提供者の署名を付与して当該享受情報を予約システム40へ送信する。当該享受情報に基づいて、ブロックチェーンBC上において保留決済の保留が解除され、提供者に対してサービス代としての仮想通貨が支払われる。
一方、利用者が予約を事前にキャンセルした場合、利用者事前キャンセル時の決済処理が実行される(S3)。この場合、予約時に決済ポリシーで定義されたキャンセル代が保留決済から提供者に支払われる。
利用者が無断でキャンセルした場合、利用者無断キャンセル時の決済処理が実行される(S4)。この場合も、予約時に決済ポリシーで定義されたキャンセル代が保留決済から提供者に支払われる。
また、提供者が事前にキャンセルした場合、提供者事前キャンセル時の決済処理が実行される(S5)。この場合、保留決済に係るサービス代が、利用者に払い戻される。
更に、提供者が無断でキャンセルした場合(例えば、提供者が存在せずサービスが提供されない場合)、利用者は、レストランR1が存在する位置(又はレストランR1が存在するとされていた位置)の近辺で、サービスが受けられなかったことを予約システム40に通知する。その結果、保留決済に係るサービス代が、利用者に払い戻される。
以下、S1~S6のそれぞれの処理について詳細に説明する。まず、ステップS1の詳細について説明する。
図8は、サービス予約処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
まず、提供者による操作に応じ、提供者端末30から予約システム40に対し、サービス情報が登録される(S101)。サービス情報は、サービスの内容やサービスの予約に関する契約内容を含む情報である。例えば、予約をキャンセルした場合の条件(前日まで無料、当日以降3000円等)が含まれる。
その後、レストランR1を予約しようとする利用者による操作に応じ、利用者端末20の予約要求部21が、サービス情報の提供を予約システム40に要求すると(S102)、予約システム40はサービス情報を含む予約画面を返信する(S103)。利用者端末20は、当該予約画面を表示する。
利用者は、当該予約画面を介して予約操作を行う。この際、予約の日時等が入力される。また、利用者は、サービス情報に含まれる、キャンセルした場合の条件等の確認を行う。利用者によって、予約の実行が指示されると、予約要求部21は、図9に示される決済情報及び図10に示される決済ポリシーを生成すると共に、当該決済情報及び当該決済ポリシーを含む予約要求を予約システム40に送信する(S104)。
図9は、予約時における決済情報の一例を示す図である。図9において、決済情報は、決済ID、利用者名、提供者名、決済金額、状態、ポリシーID及び利用者登録署名等を含む。決済IDは、各決済(各予約)の識別情報である。利用者名は、利用者の名前である。提供者名は、提供者の名前である。決済金額は、利用者が選択したサービスの料金である。状態は、当該決済情報に係る決済の状態である。「保留中」は、決済が保留中であることを示す。ポリシーIDは、当該決済に対して適用される決済ポリシーのポリシーIDである。ポリシーIDによって、当該決済情報と決済ポリシーとが関連付けられる。利用者登録署名は、利用者の署名(電子署名)である。
このうち、利用者名及び決済金額は、利用者による予約画面に対する入力情報から取得される。提供者名は、サービス情報から取得される。決済ID及びポリシーIDは、予約要求部21によって自動的に生成される。利用者登録署名は、利用者による予約の実行指示に応じて、利用者署名部23が決済情報に対して付与する。
また、図10は、予約時における決済ポリシーの一例を示す図である。図10において、決済ポリシーは、ポリシーID、利用者名、提供者名、決済金額、決済ID、決済条件、サービス提供日時、サービス提供場所、利用者キャンセル条件、利用者無断キャンセル条件、提供者キャンセル条件、提供者無断キャンセル条件、及び利用者署名等を含む。
ポリシーIDは、当該決済ポリシーの識別情報である。利用者名、提供者名、決済金額は、決済情報に関して説明した通りである。決済IDは、当該決済ポリシーが適用される決済情報の決済IDである。決済条件は、決済IDに係る決済が実行されるための条件であり、“利用者の署名”は、利用者による署名が決済の条件であることを示す。サービス提供日時は、サービスが提供される日時であり、利用者による予約内容に基づいて特定される。サービス提供場所は、サービスが提供される場所(すなわち、レストランR1の場所)であり、サービス情報から取得される。
利用者キャンセル条件は、利用者による事前キャンセルが発生した場合の決済の条件である。利用者無断キャンセル条件は、利用者による無断キャンセルが発生した場合の決済の条件である。提供者キャンセル条件は、提供者による事前キャンセルが発生した場合の決済の条件である。提供者無断キャンセル条件は、提供者による無断キャンセルが発生した場合の決済の条件である。図10では、サービス提供日時にサービス提供場所からの要求が有れば、全額返済されることが当該条件として示されている。すなわち、利用者が実際にレストランR1に行くことが要件とされている。なお、これら各キャンセル条件は、サービス情報から取得される。利用者署名は、サービス情報の内容を確認した利用者による了承を示す入力に応じて、利用者署名部23が決済ポリシーに付与する利用者の署名である。
予約システム40は、予約要求を受信すると、当該予約要求を提供者端末30へ転送する(S105)。提供者端末30の提供者署名部33は、当該予約要求に含まれている決済情報に提供者の署名を付与する(S106)。なお、当該署名の付与は、例えば、提供者端末30において当該決済情報の内容が表示された状態において、提供者によって予約を了承する旨の入力が行われた場合に実行されるようにしてもよい。
図11は、提供者の署名の付与後の決済情報の一例を示す図である。図11における決済情報は、図10に示した決済情報に対して提供者登録署名が追加されている。
続いて、提供者端末30は、提供者の署名が付与された決済情報を含む予約要求を予約システム40へ送信する(S107)。予約システム40は、当該予約要求を受信すると、当該予約要求に含まれている決済情報及び決済ポリシーの登録要求(サービスの利用要求)を、ブロックチェーンBCのノード10の決済ポリシー制御部11に送信する(S108)。
決済ポリシー制御部11は、当該登録要求に応じ、当該登録要求に含まれている決済情報及び決済ポリシーのそれぞれに付与されている署名の検証を署名検証部12へ要求する(S109)。署名検証部12は、当該決済情報(図10)に付与されている利用者登録署名及び提供者登録署名のそれぞれと、当該決済ポリシーに付与されている利用者署名とを検証し、検証結果を決済ポリシー制御部11に応答する(S110)。当該検証結果が、各署名が正しいことを示す場合、ステップS111以降が実行され、それ以外の場合、ステップS111~S114は実行されない。
ステップS111において、決済ポリシー制御部11は、決済ポリシーの登録をポリシー判定部13に要求する。ポリシー判定部13は、当該決済ポリシーについて論理矛盾等の問題の有無を確認し、問題が無ければ、当該決済ポリシーをポリシー台帳121に登録(記録)して(S112)、問題が無いことを示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S113)。一方、問題が有る場合、ポリシー判定部13は、当該決済ポリシーをポリシー台帳121へは登録せずに、問題が有ることを示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S113)。
ポリシー判定部13からの応答が、問題が無いことを示す場合、決済ポリシー制御部11は、決済情報の決済金額を、当該決済情報の利用者の口座から当該利用者の保留口座へ移動させるためのトランザクションを仮想通貨制御部14へ発行する(S114)。仮想通貨制御部14は、当該トランザクションを仮想通貨台帳122に登録(記録)すると共に、当該決済金額を、利用者の口座から保留口座へ移動する。すなわち、当該決済金額に係る決済の保留を示す情報が、仮想通貨台帳122に記録される。なお、当該決済情報は、仮想通貨台帳122とは別の書き換え可能な記憶領域に記憶される。
続いて、決済ポリシー制御部11は、決済情報及び決済ポリシーの登録結果を示す応答を予約システム40に返信する(S115)。当該応答は、ステップS114が正常に実行された場合は、登録の成功を示す情報であり、ステップS114が実行されなかった場合は、登録の失敗を示す情報である。
続いて、予約システム40は、予約結果を示す応答を利用者端末20へ返信する(S116)。当該応答は、ステップS115における登録結果が登録の成功を示す場合には、予約の成功を示す情報であり、当該登録結果が登録の失敗を示す場合には、予約の失敗を示す情報である。
なお、図8の処理により、予約と並行してサービス代の領収を提供者に対して担保することができる。
続いて、図7のステップS2の詳細について説明する。図12は、通常決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。図12の処理手順は、例えば、利用者がレストランR1において食事をした後に実行される。
例えば、利用者端末20が予約システム40にアクセスすることで表示される、サービスが正常に享受したことを受け付ける画面に対して、利用者が了解を示す操作を行うと、利用者端末20の利用者署名部23は、享受情報に対して利用者の署名を付与する(S201)。当該享受情報には、例えば、図9に示した決済IDが含まれていればよい。
続いて、利用者端末20は、当該享受情報を提供者端末30に送信する(S202)。例えば、利用者端末20が、当該享受情報をQRコード(登録商標)に変換して当該QRコード(登録商標)を表示し、提供者端末30が、当該QRコード(登録商標)を読み取ることで、当該享受情報が提供者端末30に送信されてもよい。又は、近距離無線通信等、利用者と提供者とが対面している場合に利用可能な通信手段を利用して、当該享受情報が利用者端末20から提供者端末30へ送信されてもよい。
続いて、提供者端末30の提供者署名部33は、当該享受情報に対して提供者の署名を付与する(S203)。続いて、提供者端末30の決済要求部31は、当該享受情報を含む決済要求を予約システム40へ送信する(S204)。予約システム40は、当該決済要求を受信すると、当該決済要求に含まれている享受情報を含む決済要求を、ブロックチェーンBCのノード10の決済ポリシー制御部11へ送信する(S205)。
決済ポリシー制御部11は、当該決済要求に応じ、当該決済要求に含まれている享受情報に付与されている署名の検証を署名検証部12へ要求する(S206)。署名検証部12は、当該享受情報に付与されている利用者の署名及び提供者の署名のそれぞれを検証し、検証結果を決済ポリシー制御部11に応答する(S207)。当該検証結果が、各署名が正しいことを示す場合、ステップS208以降が実行され、それ以外の場合、ステップS208~S210は実行されない。
ステップS208において、決済ポリシー制御部11は、当該享受情報に対応する決済ポリシーに基づく決済の実行の判定(決済を実行するか否かの判定)をポリシー判定部13に要求する。ポリシー判定部13は、ポリシー台帳121に格納されている決済ポリシーのうち、当該享受情報に含まれている決済IDを含む決済ポリシーに基づいて判定を行い、判定結果を示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S209)。例えば、決済ポリシー制御部11は、決済ポリシー(図10)の決済条件が満たされていることが確認され(図10の例によれば、当該享受情報に利用者の署名が付与されていることが確認され)、当該決済条件が満たされている場合には、当該決済ポリシーの決済金額を、利用者の保留口座から提供者の口座に移動することを判定する。決済ポリシー制御部11は、斯かる判定結果を示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する。
続いて、決済ポリシー制御部11は、当該判定結果に従って、当該決済金額を利用者の保留口座から提供者の口座に移動させるためのトランザクションを仮想通貨制御部14へ発行する(S210)。仮想通貨制御部14は、当該トランザクションを仮想通貨台帳122に登録すると共に、当該決済金額を利用者の保留口座から提供者の口座に移動させる。すなわち、この場合、決済金額の全額が支払われる。
続いて、決済ポリシー制御部11は、決済結果を予約システム40に返信する(S211)。当該決済結果は、ステップS210が正常に実行された場合には決済の成功を示し、ステップS210が実行されなかった場合には決済の失敗を示す情報である。予約システム40は、当該決済結果を提供者端末30へ送信する(S212)。なお、決済ポリシー制御部11は、決済の成功を示す決済結果を応答する場合、書き換え可能な状態で記憶されている決済情報(図9)の「状態」を決済済みに更新した後で、当該応答を行う。
続いて、図7のステップS3の詳細について説明する。図13は、利用者事前キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
例えば、予約システム40に対するキャンセル要求に応じて利用者端末20に表示されるキャンセル画面において、図9の決済情報に係るサービスの予約についてキャンセルの指示が入力されると、利用者署名部23は、当該決済情報の決済IDを含み、キャンセルを示す情報であるキャンセル情報に対して利用者の署名を付与する(S301)。続いて、決済破棄部22は、当該キャンセル情報を含むキャンセル要求を予約システム40へ送信する(S302)。
続いて、予約システム40は、当該キャンセル情報を含むキャンセル要求を、ブロックチェーンBCのノード10の決済ポリシー制御部11へ送信する(S303)。続いて、決済ポリシー制御部11は、当該キャンセル要求に含まれているキャンセル情報に付与されている署名の検証を署名検証部12へ要求する(S304)。署名検証部12は、当該キャンセル情報に付与されている利用者の署名を検証し、検証結果を決済ポリシー制御部11に応答する(S305)。当該検証結果が、当該署名が正しいことを示す場合、ステップS306以降が実行され、それ以外の場合、ステップS306~S308は実行されない。
ステップS306において、決済ポリシー制御部11は、当該キャンセル情報に対応する決済ポリシーに基づく決済の判定をポリシー判定部13に要求する。ポリシー判定部13は、ポリシー台帳121に格納されている決済ポリシーのうち、当該キャンセル情報に含まれている決済IDを含む決済ポリシーに基づいて決済の実行の判定を行い、判定結果を示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S307)。当該判定結果には、当該決済ポリシーの利用者キャンセル条件に従った決済の内容(決済金額の分配方法)が含まれる。例えば、当該決済条件が図10に示す通りであり、現在日時がサービス提供日の前日までであれば、利用者の保留口座から利用者の口座へ決済金額を移動することを示す情報が当該判定結果に含まれる。一方、現在日時がサービス提供日以降であれば、利用者の保留口座から提供者の口座へ3000円を移動することを示す情報が当該判定結果に含まれる。
続いて、決済ポリシー制御部11は、当該判定結果に従ったトランザクションを仮想通貨制御部14へ発行する(S308)。仮想通貨制御部14は、当該トランザクションを仮想通貨台帳122に登録すると共に、当該トランザクションに従って、利用者の保留口座から決済金額を移動する。すなわち、当該決済金額が、決済ポリシーに基づいて利用者及び提供者に分配される。
続いて、決済ポリシー制御部11は、キャンセル結果を示す応答を予約システム40に返信する(S309)。当該キャンセル結果は、ステップS308が正常に実行された場合にはキャンセルの成功を示す情報であり、ステップS308が実行されなかった場合にはキャンセルの失敗を示す情報である。なお、決済ポリシー制御部11は、キャンセルの成功を示すキャンセル結果を応答する場合、書き換え可能な状態で記憶されている決済情報(図9)の「状態」を決済済みに更新した後で、当該応答を行う。
続いて、予約システム40は、当該キャンセル結果を利用者端末20に返信する(S310)。また、キャンセルが成功した場合、予約システム40は、当該キャンセル結果を提供者端末30に送信する(S311)。
続いて、図7のステップS4の詳細について説明する。図14は、利用者無断キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
例えば、サービス提供日に利用者が事前キャンセルもせずに来店しなかった場合、予約システム40に対する無断キャンセル要求に応じて提供者端末30に表示される無断キャンセル画面において、図9の決済情報に係るサービスについて無断キャンセルを示す入力が提供者によって行われると、提供者署名部33は、当該決済情報の決済IDを含み、無断キャンセルを示す情報である無断キャンセル情報に対して提供者の署名を付与する(S401)。続いて、決済破棄部32は、当該無断キャンセル情報を予約システム40へ送信する(S402)。
続いて、予約システム40は、当該無断キャンセル情報を、ブロックチェーンBCのノード10の決済ポリシー制御部11へ送信する(S403)。続いて、決済ポリシー制御部11は、当該無断キャンセル情報に付与されている署名の検証を署名検証部12へ要求する(S404)。署名検証部12は、当該無断キャンセル情報に付与されている提供者の署名を検証し、検証結果を決済ポリシー制御部11に応答する(S405)。当該検証結果が、当該署名が正しいことを示す場合、ステップS406以降が実行され、それ以外の場合、ステップS406~S408は実行されない。
ステップS406において、決済ポリシー制御部11は、当該無断キャンセル情報に対応する決済ポリシーに基づく決済の判定をポリシー判定部13に要求する。ポリシー判定部13は、ポリシー台帳121に格納されている決済ポリシーのうち、当該無断キャンセル情報に含まれている決済IDを含む決済ポリシーに基づいて決済の実行の判定を行い、判定結果を示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S407)。例えば、現在日時が当該決済ポリシーの「サービス提供日時」を経過していれば、当該判定結果には、当該決済ポリシーの利用者無断キャンセル条件に応じた決済金額の移動を示す情報が含まれる。例えば、当該決済条件が図10に示す通りであれば、決済金額の全額を利用者の保留口座から提供者の口座へ移動することを示す情報が当該判定結果に含まれる。一方、現在日時が当該決済ポリシーの「サービス提供日時」を経過していない場合、この時点では無断キャンセルが発生したとは断定できない。したがって、この場合、決済金額の移動を行わないことを示す情報が当該判定結果に含まれる。決済金額の移動を行わないことを示す情報が当該判定結果に含まれる場合、ステップS408は実行されない。
続いて、決済ポリシー制御部11は、当該判定結果に従ったトランザクションを仮想通貨制御部14へ発行する(S408)。仮想通貨制御部14は、当該トランザクションを仮想通貨台帳122に登録すると共に、当該トランザクションに従って、決済金額の全額を利用者の保留口座から提供者の口座へ移動する。すなわち、当該決済金額の全額が支払われる。当該トランザクションが仮想通貨台帳122に登録されることで、利用者は評判を落とす(信頼を失う)ことになる。
続いて、決済ポリシー制御部11は、無断キャンセル結果を示す応答を予約システム40に返信する(S409)。当該無断キャンセル結果は、ステップS408が正常に実行された場合には無断キャンセルの成功を示す情報であり、ステップS408が実行されなかった場合には無断キャンセルの失敗を示す情報である。なお、決済ポリシー制御部11は、無断キャンセルの成功を示す無断キャンセル結果を応答する場合、書き換え可能な状態で記憶されている決済情報(図9)の「状態」を決済済みに更新した後で、当該応答を行う。
続いて、予約システム40は、当該無断キャンセル結果を提供者端末30に返信する(S410)。また、無断キャンセルが成功した場合、予約システム40は、当該無断キャンセル結果を利用者端末20に送信する(S411)。
図14の処理は、無断キャンセルされた場合の救済処理である。この処理では、担保されていたサービス代が解放され、保留状態の仮想通貨は決済ポリシーに従い分配される。
続いて、図7のステップS5の詳細について説明する。図15は、提供者事前キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
例えば、提供者が何らかの理由でサービスを提供できないため事前にサービスの提供をキャンセルする場合、提供者は、予約システム40に対するキャンセル要求に応じて提供者端末30に表示されるキャンセル画面において、図9の決済情報に係るサービスについてキャンセルの指示を提供者端末30に入力する。当該指示に応じ、提供者署名部33は、当該決済情報の決済IDを含み、提供者によるキャンセルを示す情報である提供者キャンセル情報に対して提供者の署名を付与する(S501)。続いて、決済破棄部32は、当該提供者キャンセル情報を含むキャンセル要求を予約システム40へ送信する(S502)。
続いて、予約システム40は、当該提供者キャンセル情報を含むキャンセル要求を、ブロックチェーンBCのノード10の決済ポリシー制御部11へ送信する(S503)。続いて、決済ポリシー制御部11は、当該キャンセル要求に含まれている提供者キャンセル情報に付与されている署名の検証を署名検証部12へ要求する(S504)。署名検証部12は、当該提供者キャンセル情報に付与されている提供者の署名を検証し、検証結果を決済ポリシー制御部11に応答する(S505)。当該検証結果が、当該署名が正しいことを示す場合、ステップS506以降が実行され、それ以外の場合、ステップS506~S508は実行されない。
ステップS506において、決済ポリシー制御部11は、当該提供者キャンセル情報に対応する決済ポリシーに基づく決済の判定をポリシー判定部13に要求する。ポリシー判定部13は、ポリシー台帳121に格納されている決済ポリシーのうち、当該提供者キャンセル情報に含まれている決済IDを含む決済ポリシーに基づいて決済の実行の判定を行い、判定結果を示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S507)。当該判定結果には、当該決済ポリシーの提供者キャンセル条件に応じた決済金額の移動を示す情報が含まれる。例えば、当該決済条件が図10に示す通りであれば、決済金額の全額を利用者の保留口座から利用者の口座へ移動することを示す情報が当該判定結果に含まれる。
続いて、決済ポリシー制御部11は、当該判定結果に従ったトランザクションを仮想通貨制御部14へ発行する(S508)。仮想通貨制御部14は、当該トランザクションを仮想通貨台帳122に登録すると共に、当該トランザクションに従って、決済金額の全額を利用者の保留口座から利用者の口座へ移動する。すなわち、この場合、決済金額の支払が行われない。
続いて、決済ポリシー制御部11は、キャンセル結果を示す応答を予約システム40に返信する(S509)。当該キャンセル結果は、ステップS508が正常に実行された場合にはキャンセルの成功を示す情報であり、ステップS508が実行されなかった場合にはキャンセルの失敗を示す情報である。なお、決済ポリシー制御部11は、キャンセルの成功を示すキャンセル結果を応答する場合、書き換え可能な状態で記憶されている決済情報(図9)の「状態」を決済済みに更新した後で、当該応答を行う。
続いて、予約システム40は、当該キャンセル結果を提供者端末30に返信する(S510)。また、キャンセルが成功した場合、予約システム40は、提供者キャンセル情報を含むキャンセルの通知を利用者端末20に送信する(S511)。
図15の処理は、提供者がサービスを提供できない場合の救済処理である。この場合、担保されていたサービス代が決済ポリシーに従い分配される。
続いて、図7のステップS6の詳細について説明する。図16は、提供者無断キャンセル時の決済処理の処理手順の一例を説明するためのシーケンス図である。
例えば、利用者がサービスの提供場所(レストランR1)に予定通りに赴いたが、サービスの提供を受けられなかった場合(例えば、レストランR1が存在しなかった場合等)、利用者は、その場で、予約システム40に対する提供者無断キャンセル要求に応じて利用者端末20に表示される提供者無断キャンセル画面において、図9の決済情報に係るサービスについて提供者無断キャンセルの指示を入力する。当該指示に応じ、位置情報取得部24は、利用者端末20の現在位置の位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する(S601)。なお、利用者は、利用者端末20を携帯しているという前提である。
続いて、利用者署名部23は、当該決済情報の決済IDと、現在日時と、当該位置情報とを含み、提供者による無断キャンセルを示す情報である提供者無断キャンセル情報に対して利用者の署名を付与する(S602)。続いて、決済破棄部22は、当該提供者無断キャンセル情報を予約システム40へ送信する(S603)。
続いて、予約システム40は、当該提供者無断キャンセル情報を、ブロックチェーンBCのノード10の決済ポリシー制御部11へ送信する(S604)。続いて、決済ポリシー制御部11は、当該提供者無断キャンセル情報に付与されている署名の検証を署名検証部12へ要求する(S605)。署名検証部12は、当該提供者無断キャンセル情報に付与されている利用者の署名を検証し、検証結果を決済ポリシー制御部11に応答する(S606)。当該検証結果が、当該署名が正しいことを示す場合、ステップS607以降が実行され、それ以外の場合、ステップS607~S609は実行されない。
ステップS607において、決済ポリシー制御部11は、当該提供者無断キャンセル情報に対応する決済ポリシーに基づく決済の判定をポリシー判定部13に要求する。ポリシー判定部13は、ポリシー台帳121に格納されている決済ポリシーのうち、当該提供者無断キャンセル情報に含まれている決済IDを含む決済ポリシーに基づいて決済の実行の判定を行い、判定結果を示す応答を決済ポリシー制御部11に返信する(S608)。例えば、図10の決済ポリシーによれば、当該決済ポリシーの提供者無断キャンセル条件について確認が行われる。すなわち、当該提供者無断キャンセル情報に含まれている現在日時が、当該決済ポリシーの「サービス提供日時」から所定の範囲内(当該サービス提供日時より前の時点も含む。)であり、当該提供者無断キャンセル情報に含まれている位置情報が、当該決済ポリシーの「サービス提供場所」から所定の範囲内であれば、利用者の保留口座から決済金額の全額を利用者の口座へ移動することを示す情報が判定結果として応答される。
続いて、決済ポリシー制御部11は、当該判定結果に従ったトランザクションを仮想通貨制御部14へ発行する(S609)。仮想通貨制御部14は、当該トランザクションを仮想通貨台帳122に登録すると共に、当該トランザクションに従って、決済金額の全額を利用者の保留口座から利用者の口座へ移動する。すなわち、この場合、決済金額の支払は行われない。
続いて、決済ポリシー制御部11は、キャンセル結果を示す応答を予約システム40に返信する(S610)。当該キャンセル結果は、ステップS609が正常に実行された場合にはキャンセルの成功を示す情報であり、ステップS609が実行されなかった場合にはキャンセルの失敗を示す情報である。なお、決済ポリシー制御部11は、キャンセルの成功を示すキャンセル結果を応答する場合、書き換え可能な状態で記憶されている決済情報(図9)の「状態」を決済済みに更新した後で、当該応答を行う。
続いて、予約システム40は、当該キャンセル結果を利用者端末20に返信する(S611)。また、キャンセルが成功した場合、予約システム40は、当該キャンセル結果を提供者端末30に送信する(S612)。
図16の処理は、サービスが架空で、提供者が最初からサービスを提供する気がなかった場合の救済処理である。この場合、担保されていたサービス代が決済ポリシーに従い利用者に戻される。
なお、仮想通貨台帳122に蓄積された情報(トランザクション)を活用して、架空のサービスの防止や、利用者による無断キャンセルの防止が図られてもよい。例えば、利用者による無断キャンセルに基づくトランザクションが記録されている利用者については、予約システム40を利用した予約が制限されるようにしてもよい。また、提供者による無断キャンセルに基づくトランザクションが記録されている提供者については、予約システム40を利用して予約できなくなるようにしてもよい。
なお、悪意の有る提供者が、ステップS6(図16)の処理が実行されないようにするために、ステップS4(図14)(利用者による無断キャンセル)を実行することが考えられる。但し、ステップS6(提供者による無断キャンセル)との競合は、以下のように回避可能である。
上記したように、利用者無断キャンセルは、サービス提供日時が経過した場合に成功する。一方、提供者無断キャンセルは、サービス提供日時の経過前に成功しうる。すなわち、提供者無断キャンセルの方が、時期的に前のタイミングで成功条件が満たされる。したがって、利用者がレストランR1に予定通り到着し、利用者端末20から提供者無断キャンセル情報を送信していれば、その後に、悪意の有る提供者が利用者無断キャンセル情報を送信したとしても、当該利用者無断キャンセルに基づく処理は失敗する。
上述したように、本実施の形態によれば、サービスの予約時において、決済の金額は利用者の保留口座に移動されるため、当該決済が保留されると共に、当該決済に関する決済ポリシーがポリシー台帳121に記録される。決済要求が発生した際には、当該決済要求(の原因)と、当該決済ポリシーとに基づいて、当該サービスの利用に関する支払を実行するか否かが判定される。したがって、サービスが正常に提供されるまで、決済が保留されると共に、サービスの提供に異常が発生した場合には、決済ポリシーに基づいて決済が行われる。その結果、取引の信用性を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、各ノード10は、決済装置の一例である。仮想通貨台帳122は、第1の台帳の一例である。ポリシー台帳121は、第2の台帳の一例である。決済ポリシー制御部11及び仮想通貨制御部14は、記録部の一例である。決済ポリシー制御部11及びポリシー判定部13は、判定部の一例である。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録部と、
前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定部と、
を有することを特徴とする決済装置。
(付記2)
前記判定部は、前記決済要求が前記サービスの利用者による無断キャンセルに基づく場合、前記支払を実行すると判定する、
ことを特徴とする付記1記載の決済装置。
(付記3)
前記判定部は、前記決済要求が前記サービスの提供を受けられなかったことに基づく場合、前記支払を実行しないと判定する、
ことを特徴とする付記1又は2記載の決済装置。
(付記4)
前記判定部は、前記決済要求が、前記サービスの利用者による事前のキャンセルに基づく場合、前記決済条件に基づいて、前記支払に係る金額について、前記利用者と前記サービスの提供者とへの分配方法を判定する、
ことを特徴とする付記1乃至3いずれか一項記載の決済装置。
(付記5)
サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録手順と、
前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定手順と、
をコンピュータが実行することを特徴とする決済方法。
(付記6)
前記判定手順は、前記決済要求が前記サービスの利用者による無断キャンセルに基づく場合、前記支払を実行すると判定する、
ことを特徴とする付記5記載の決済方法。
(付記7)
前記判定手順は、前記決済要求が前記サービスの提供を受けられなかったことに基づく場合、前記支払を実行しないと判定する、
ことを特徴とする付記5又は6記載の決済方法。
(付記8)
前記判定手順は、前記決済要求が、前記サービスの利用者による事前のキャンセルに基づく場合、前記決済条件に基づいて、前記支払に係る金額について、前記利用者と前記サービスの提供者とへの分配方法を判定する、
ことを特徴とする付記5乃至7いずれか一項記載の決済方法。
(付記9)
サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録手順と、
前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記10)
前記判定手順は、前記決済要求が前記サービスの利用者による無断キャンセルに基づく場合、前記支払を実行すると判定する、
ことを特徴とする付記9記載のプログラム。
(付記11)
前記判定手順は、前記決済要求が前記サービスの提供を受けられなかったことに基づく場合、前記支払を実行しないと判定する、
ことを特徴とする付記9又は10記載のプログラム。
(付記12)
前記判定手順は、前記決済要求が、前記サービスの利用者による事前のキャンセルに基づく場合、前記決済条件に基づいて、前記支払に係る金額について、前記利用者と前記サービスの提供者とへの分配方法を判定する、
ことを特徴とする付記9乃至11いずれか一項記載のプログラム。
10 ノード
11 決済ポリシー制御部
12 署名検証部
13 ポリシー判定部
14 仮想通貨制御部
20 利用者端末
21 予約要求部
22 決済破棄部
23 利用者署名部
24 位置情報取得部
30 提供者端末
31 決済要求部
32 決済破棄部
33 提供者署名部
40 予約システム
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
121 ポリシー台帳
122 仮想通貨台帳
B バス
BC ブロックチェーン

Claims (5)

  1. サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録部と、
    前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定部と、
    を有し、
    前記判定部は、前記決済要求が前記サービスの提供を受けられなかったことに基づく場合、前記サービスの提供予定の日時の前後の所定の範囲内において、前記サービスの提供を受けられなかった者の位置が前記サービスの提供予定の場所の所定の範囲内であることを示す情報を前記決済要求が含む場合には、前記支払を実行しないと判定する、
    ことを特徴とする決済装置。
  2. 前記判定部は、前記決済要求が前記サービスの利用者による無断キャンセルに基づく場合、前記サービスの提供予定の日時を経過していれば、前記支払を実行すると判定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の決済装置。
  3. 前記判定部は、前記決済要求が、前記サービスの利用者による事前のキャンセルに基づく場合、前記決済条件に基づいて、前記支払に係る金額について、前記利用者と前記サービスの提供者とへの分配方法を判定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の決済装置。
  4. サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録手順と、
    前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定手順と、
    をコンピュータが実行し、
    前記判定手順は、前記決済要求が前記サービスの提供を受けられなかったことに基づく場合、前記サービスの提供予定の日時の前後の所定の範囲内において、前記サービスの提供を受けられなかった者の位置が前記サービスの提供予定の場所の所定の範囲内であることを示す情報を前記決済要求が含む場合には、前記支払を実行しないと判定する、
    ことを特徴とする決済方法。
  5. サービスの利用要求に応じて、前記サービスの利用に関する支払の保留を示す情報をブロックチェーンの第1の台帳に記録し、前記利用要求に含まれる決済条件を前記ブロックチェーンの第2の台帳に記録する記録手順と、
    前記サービスの決済要求に応じ、当該決済要求と、前記第2の台帳に記録された前記決済条件とに基づいて、前記第1の台帳に記録された前記サービスの利用に関する支払を実行するか否かを判定する判定手順と、
    をコンピュータに実行させ
    前記判定手順は、前記決済要求が前記サービスの提供を受けられなかったことに基づく場合、前記サービスの提供予定の日時の前後の所定の範囲内において、前記サービスの提供を受けられなかった者の位置が前記サービスの提供予定の場所の所定の範囲内であることを示す情報を前記決済要求が含む場合には、前記支払を実行しないと判定する、
    ことを特徴とするプログラム。
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