JP7134751B2 - 通信端末、コンテンツサーバ、コンテンツ推薦システム、制御装置、および通信端末が実行する制御方法 - Google Patents

通信端末、コンテンツサーバ、コンテンツ推薦システム、制御装置、および通信端末が実行する制御方法 Download PDF

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Description

本発明はユーザにコンテンツを推薦する通信端末等に関する。
サーバからコンテンツを取得してユーザに提示するシステムが従来技術として知られている。また、ユーザの要望等に合致したコンテンツを検索するシステムも知られている。例えば、特許文献1にはコンテンツの視聴者であるユーザの感受データとコンテンツとを関連付けたユーザ情報を用いてコンテンツを検索するコンテンツ検索システムが開示されている。
特開2005-142181号公報
しかしながら、上述のような従来技術はユーザの感受データを利用してコンテンツを検索することは可能であるが、ユーザの感情の強さの経時変化に基づいてコンテンツを検索することはできないという問題があった。
本発明の一態様は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの感情の強さの経時変化に基づいて適切なコンテンツを推薦する通信端末等を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る通信端末は、少なくとも1つの再生装置と、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの通信装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えている通信端末であって、前記制御装置は、前記通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、前記再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示処理と、前記入力装置から入力された、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ格納処理と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定処理と、前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索処理と、を行う構成である。
本発明の一態様に係るコンテンツサーバは、少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えているコンテンツサーバであって、前記制御装置は、通信端末へコンテンツを提供するコンテンツ提示処理と、前記通信端末のユーザが入力した、該ユーザが前記コンテンツを視聴したことによる感情の強さの経時変化である感情データを該通信端末から受信し、前記記憶装置に格納する感情データ格納処理と、前記記憶装置に格納済みである前記ユーザの前記感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定処理と、前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを前記記憶装置から検索する推薦コンテンツ検索処理と、を行う構成である。
本発明の一態様に係る制御方法は、少なくとも1つの再生装置と、少なくとも1つの通信装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えている通信端末の制御方法であって、前記通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、前記再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示工程と、前記入力装置から入力された、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ蓄積工程と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定工程と、前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索工程と、を含んでいる方法である。
本発明の一態様に係る制御装置は、通信端末を制御する制御装置であって、通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示部と、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ蓄積部と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定部と、前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索部と、を備えている構成である。
本発明の一態様によれば、ユーザの感情の強さの経時変化に基づいて適切なコンテンツを推薦する通信端末等を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るコンテンツ推薦システムの要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るコンテンツ推薦システムを用いてコンテンツの推薦を受ける流れの一例を示す模式図であり、(a)は通信端末にてコンテンツの再生中に感情データを入力してコンテンツサーバへ送信する流れを示し、(b)は感情データの履歴に基づいて検索された推薦コンテンツを通信端末が出力する流れを示している。 本発明の実施形態1に係るコンテンツ推薦システムにおいてコンテンツサーバに蓄積した感情データ履歴に基づいて推薦コンテンツを検索する流れの一例を示す模式図であり、(a)は通信端末にてコンテンツの閲覧中に感情データが入力される流れを示しており、(b)は(a)で入力された感情データに類似する感情データ履歴を検索する流れを示し、(c)は(b)における検索結果に基づいて推薦コンテンツを決定して通信端末に出力させる流れを示している。 本発明の実施形態1に係るコンテンツサーバに格納されているデータの具体例を示しており、(a)はコンテンツデータの例を示しており、(b)は感情データ履歴の例を示している。 本発明の実施形態1に係るコンテンツ推薦システムにおいて通信端末が実施する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るコンテンツ推薦システムにおいてユーザの現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情に基づいて該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する流れを示す模式図であり、(a)は通信端末のユーザが現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力する状況を示しており、(b)は(a)で入力された内容に基づいてユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する流れを示し、(c)は(b)で特定した傾向に基づいて推薦コンテンツを特定し、通信端末に出力させる流れを示している。 本発明の実施形態2に係る通信端末が実施する処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の変形例に係るコンテンツ推薦システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1~図5を用いて詳細に説明する。
(コンテンツ推薦システムの概要)
本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1の概要について、図2を用いて説明する。図2は、コンテンツ推薦システム1を用いてコンテンツの推薦を受ける流れの一例を示す模式図である。図2の(a)は通信端末100にてコンテンツの提示中にユーザが自身の感情の強さの経時変化を入力してコンテンツサーバ200へ送信する流れを示している。図2の(b)は感情データの履歴に基づいて検索された推薦コンテンツを通信端末100が出力する流れを示している。
コンテンツ推薦システム1は、コンテンツを閲覧したユーザの感情の強さの経時変化に基づいて、該ユーザに新たなコンテンツを推薦するシステムである。コンテンツ推薦システム1は、ユーザがコンテンツを閲覧するために使用する通信端末100と、複数のコンテンツデータを格納しており、該通信端末100にコンテンツを提供可能なコンテンツサーバ200と、を含んでいる。なお、以下の説明ではコンテンツデータが動画データである場合について説明するが、該コンテンツデータは静止画データや音声データであってもよい。
図2の(a)は、通信端末100がコンテンツサーバ200からコンテンツデータを受信して表示している状態を示している。図示の例において、通信端末100はユーザの操作にしたがってコンテンツサーバ200から特定のコンテンツデータを受信し、表示する。
このとき、通信端末100は、コンテンツデータに加えて、コンテンツの閲覧中に自身の感情を入力することができる。図示の例ではコンテンツの下部に「喜」「怒」「哀」「楽」という4つの感情のそれぞれに対応する入力欄が設けられている。
図示の例では、入力欄はスライダを模したUIとして実現されている。入力欄には、左右方向に沿って強弱が定義されており、ユーザはコンテンツデータの経時変化に合わせて自身の感情の変化を入力欄に入力することで、自身の感情の強さの経時変化を該コンテンツデータに紐付けて登録することができる。図示のスライダを模したUIにおける入力は、例えば、UIのつまみ部分にタッチした状態での左右方向のスライド操作である。ユーザは、例えば、哀しい場面が通信端末100に表示されている間は「哀」が最も強くなるように入力欄に入力し、ハッピーエンドの場面が表示されている間は「喜」や「楽」が最も強くなるように入力欄に入力する。
コンテンツサーバ200は、複数のユーザのそれぞれが入力した感情の強さの経時変化に関する情報を格納することができる。すなわち、コンテンツサーバ200は複数のコンテンツデータと、各コンテンツデータに紐付けて登録された複数のユーザによって入力された感情の強さの経時変化に関する情報と、を格納している。
図2の(b)は、図2の(a)で猫の絵を含むコンテンツデータを閲覧したユーザに対する新たなコンテンツとして、通信端末100が犬の絵を含むコンテンツデータを推薦する状態を示している。図示の例において、通信端末100はコンテンツサーバ200に蓄積されている、複数のユーザによって入力された感情の強さの経時変化に関する情報に基づいて、通信端末100のユーザに対して推薦すべき推薦コンテンツをコンテンツデータの中から検索する。そして、検索結果であるコンテンツ(=犬の絵を含むコンテンツ)を推薦コンテンツとして、表示する。なお、通信端末100は、推薦コンテンツのコンテンツデータそのものを表示してもよいし、サムネイル画像のように簡略化されたものを表示してもよい。
推薦コンテンツを検索する具体的な方法については図3を用いて後述するが、ユーザが閲覧するコンテンツの傾向に沿ったコンテンツが抽出されるように、該ユーザが過去に入力した感情の情報を少なくとも用いることが好ましい。
このようにして、本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1は、ユーザが入力した自身の感情の強さの経時変化に基づいて新たなコンテンツを推薦コンテンツとして該ユーザに推薦することができる。
(コンテンツ推薦システムの構成)
本実施形態に係るコンテンツ推薦システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、コンテンツ推薦システム1の要部構成の一例を示すブロック図である。
コンテンツ推薦システム1は、通信端末100およびコンテンツサーバ200を備えている。なお、通信端末100は複数であってもよい。通信端末100は、端末通信部110、入力部120、表示部130、スピーカー140、端末記憶部150、および端末制御部160を備えている。また、端末制御部160はコンテンツ提示部161、感情データ蓄積部162、傾向特定部163、および推薦コンテンツ検索部164を備えている。コンテンツサーバ200は、サーバ通信部210、サーバ制御部220、およびサーバ記憶部230を備えており、サーバ記憶部230は、コンテンツデータ231、および感情データ履歴232を備えている。
通信端末100は、コンテンツサーバ200との間で通信を行い、該コンテンツサーバ200からコンテンツデータを受信してユーザに提示することが可能な、例えばスマートフォンである。端末通信部110は、サーバ通信部210との間で通信を行い、各種情報を送受信する通信装置として機能する。通信端末100は、端末通信部110を介してコンテンツサーバ200に対して情報を送受信する。例えば、端末通信部110はサーバ通信部210を介してコンテンツデータ231の受信および感情データの送信を行うことができる。ここで、感情データは、ユーザがコンテンツを閲覧中に感情の強さの経時変化を入力したデータのことである。より具体的には、感情データは表示部130に表示されたコンテンツを通信端末100のユーザが視聴したことによって該ユーザに生じた、感情の強さの経時変化に応じて該ユーザが入力部120を用いて入力したデータである。
入力部120は、通信端末100に対するユーザの各種入力を受け付けると、入力内容を端末制御部160へ送信する入力装置として機能する。入力部120は、ユーザが感情データの入力が可能な構成であればどのようなものであってもよく、例えば表示部130と一体に形成されたタッチパネルであってもよいし、物理的なボタン等であってもよい。入力部120は単数であってもよいし、複数であってもよい。
表示部130は、端末制御部160からの指示にしたがって各種情報をユーザに画像および映像として再生する再生装置として機能する、例えばディスプレイである。表示部130は、コンテンツサーバ200から受信したコンテンツデータが画像または映像を含む場合、該画像または該映像を再生することができる。表示部130は単数であってもよいし、複数であってもよい。
スピーカー140は、端末制御部160からの指示にしたがって各種情報をユーザに音声として再生する再生装置として機能する。スピーカー140は、例えばコンテンツサーバ200から受信したコンテンツデータが音声を含む場合、該音声を再生することができる。
端末記憶部150は、通信端末100にて扱う各種情報を格納する記憶装置として機能し、端末制御部160によって各種情報の読み書きが行われる。端末記憶部150は、例えばコンテンツサーバ200との間で通信を行うために必要な情報(接続先アドレスや認証情報等)を格納してもよい。
端末制御部160は、通信端末100の各部を統括して制御する制御装置として機能する。端末制御部160は、入力部120にて受け付けた入力内容に基づいて各部に指示を行う。端末制御部160は、コンテンツサーバ200から受信したコンテンツデータについて、表示部130およびスピーカー140を用いてユーザに提示するようコンテンツ提示部161に指示を行う。端末制御部160は、単数であってもよいし、複数であってもよい。
コンテンツ提示部161は、端末制御部160の指示にしたがって、端末通信部110を介してコンテンツサーバ200からコンテンツデータを取得し、表示部130およびスピーカー140を用いてコンテンツデータをユーザに提示(再生)するコンテンツ提示処理を実行する。
感情データ蓄積部162は、コンテンツ提示部161が表示部130およびスピーカー140を用いてコンテンツデータをユーザに提示している間に入力部120が受け付けた、該ユーザの感情データをコンテンツサーバ200の感情データ履歴232に格納する。より具体的には、感情データ蓄積部162は以下に示す感情データ格納処理を実行する。すなわち、感情データ蓄積部162は端末通信部110を介して、ユーザが入力した感情データを、入力時にコンテンツ提示部161が提示していたコンテンツデータに紐付けてコンテンツサーバ200へ送信する。そして、感情データ蓄積部162は、感情データ履歴232に格納(追加登録)する。
傾向特定部163は、コンテンツサーバ200の感情データ履歴232へ格納済みであるユーザの感情データを端末通信部110を介して取得し、該感情データに基づいて、該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する傾向特定処理を実行することができる。傾向特定処理の具体例については、図3の(b)を用いて後述する。
推薦コンテンツ検索部164は、通信端末100のユーザが入力部120を用いて入力した感情データおよび傾向特定部163が特定した傾向に基づいて該ユーザに推薦する推薦コンテンツを、コンテンツサーバ200のコンテンツデータ231の中から検索する推薦コンテンツ検索処理を実行することができる。推薦コンテンツ検索処理の具体例については、図3の(c)を用いて後述する。なお、推薦コンテンツ検索部164によって検索された推薦コンテンツは、端末制御部160の指示によってコンテンツ提示部161が提示することができる。
コンテンツサーバ200は、コンテンツデータ231に各種コンテンツデータを格納しており、通信端末100からのリクエストに応じてコンテンツデータを送信することができる。また、コンテンツサーバ200は通信端末100のユーザがコンテンツの閲覧中に入力した感情データを該通信端末100から受信し、感情データ履歴232に格納することができる。
サーバ通信部210は、サーバ制御部220の指示にしたがって、通信端末100の端末通信部110との間で各種データの送受信を行う。具体的には、サーバ通信部210はサーバ制御部220がコンテンツデータ231から取得した特定のコンテンツデータについて、端末通信部110へ送信することができる。また、サーバ通信部210は端末通信部110から受信した感情データをサーバ制御部220へ送信することができる。
サーバ制御部220は、コンテンツサーバ200の各部を統括して制御する。サーバ制御部220は、サーバ通信部210を介して通信端末100から受信したリクエストにしたがってコンテンツデータ231の中から特定のコンテンツデータを取得し、サーバ通信部210を介して通信端末100へ送信することができる。サーバ制御部220は、サーバ通信部210を介して通信端末100から感情データを受信すると、該感情データを感情データ履歴232に追加登録することができる。サーバ制御部220は、サーバ通信部210を介して通信端末100へ感情データ履歴232の一部または全体を送信することができる。
サーバ記憶部230は、コンテンツサーバ200にて扱う各種情報を格納しており、サーバ制御部220によって読み書きが行われる。
コンテンツデータ231は、コンテンツサーバ200が記憶している複数のコンテンツデータを示している。コンテンツデータ231の具体例については図4を用いて後述する。
感情データ履歴232は、通信端末100から受信した、ユーザがコンテンツの閲覧中に入力した感情データを格納している。感情データ履歴232は、コンテンツサーバ200と通信可能に接続された複数の通信端末のそれぞれから受信した感情データを格納してもよい。換言すれば、感情データ履歴232は、通信端末100以外の端末を用いて他のユーザが入力した感情データを格納することができる。感情データ履歴232の具体例については図4を用いて後述する。
(推薦コンテンツ検索の流れ)
本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1を用いた、推薦コンテンツ検索の流れについて、図3の各図を用いて説明する。図3は、コンテンツ推薦システム1においてコンテンツサーバ200に蓄積した感情データに基づいて推薦コンテンツを検索する流れの一例を示す模式図である。図3の(a)は通信端末100にてコンテンツの閲覧中に感情データが入力される流れを示しており、図3の(b)は図3の(a)の後に、通信端末100のユーザの感情の強さの経時変化の傾向を、感情データ履歴232に基づいて特定する流れを示している。図3の(c)は図3の(b)で特定した傾向に基づいて推薦コンテンツを特定し、通信端末100に出力させる流れを示している。
以下の説明において、通信端末100のユーザを一意に識別するために、該ユーザの識別子(ユーザID)を「A」とし、コンテンツデータを一意に識別するために、猫の絵を含むコンテンツデータの識別子(コンテンツID)を「1」とする。
図3の(a)は、通信端末100の表示部130に猫の絵を含むコンテンツデータが表示されており、ユーザが該コンテンツデータの閲覧時における自身の感情の強さの経時変化を入力した場合を示している。ユーザが入力した感情データについて、コンテンツデータの提示を開始した時点からの経過時間(秒)を横軸とし、「喜」「怒」「哀」「楽」の4感情のそれぞれに対して該ユーザが入力した各感情の強さ(感情強度)を縦軸としたグラフを図の右側に示す。ここで、感情強度はユーザが表示部130に表示されている入力欄を用いて入力した「喜」「怒」「哀」「楽」の4感情の強弱を示す値であり、0から10の11段階で入力される。図示の例において、感情データのグラフは10秒ごとに入力された感情強度に基づいて生成されており、コンテンツデータの閲覧時間は90秒である。つまり、図示の感情データのグラフにおいては、9つの感情強度が入力されている。なお、表示部130にコンテンツデータが表示される場合を用いて説明したが、例えばコンテンツデータが音声のみのデータであった場合、該表示部130にはコンテンツデータに関する画像および映像が表示されず、入力欄のみが表示されてもよい。
通信端末100のユーザは、コンテンツデータの閲覧中における自身の感情の強さの経時変化を入力することで、図示したグラフのような感情データを生成することができる。そして、生成した感情データは感情データ蓄積部162によってコンテンツサーバ200の感情データ履歴232に追加登録される。
図3の(b)は、図3の(a)の後に、通信端末100のユーザの感情の強さの経時変化の傾向を、感情データ履歴232に基づいて特定する流れを示している。なお、図3の(b)の前に図3の(a)を用いて説明した流れを繰り返すことにより、感情データ履歴232には通信端末100のユーザによって入力された複数の感情データが格納されているものとする。図3の(b)において傾向特定部163は、感情データ履歴232から通信端末100のユーザによってこれまでに登録された感情データに基づいて、該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する。
ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する方法の具体例を説明する。一例として、傾向特定部163は、複数の感情データに基づく感情の強さの平均値に基づいて該蛍光を特定する。はじめに、傾向特定部163は感情データ履歴232から通信端末100のユーザによってこれまでに登録された感情データの履歴をすべて取得する。次に、傾向特定部163は取得した履歴について、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの感情それぞれの平均値を所定時間ごとに算出する。例えば、傾向特定部163は複数の履歴のそれぞれにおいてユーザが「喜」の入力欄に入力した感情強度の値を取り出し、コンテンツデータの提示開始時点からの経過時間ごとに平均値を算出する。
これにより、傾向特定部163は通信端末100のユーザによって格納済みである感情データの履歴のうち、「喜」に関する感情強度の値の平均値を算出する。傾向特定部163は「怒」「哀」「楽」の3つの感情についても同様の処理を行い、感情強度の値の平均値を算出する。傾向特定部163は、「喜」「怒」「哀」「楽」のそれぞれにおける感情強度の値の平均値を組み合わせた結果を、通信端末100のユーザの感情の強さの経時変化の傾向に相当する感情データとして特定する。
図3の(c)は、図3の(b)にて特定した傾向に基づいてユーザに推薦する推薦コンテンツをコンテンツサーバ200のコンテンツデータ231の中から検索し、通信端末100の表示部130に表示する流れを示している。
まず、図3の(b)によってユーザの感情の強さの経時変化の傾向が特定された後、推薦コンテンツ検索部164は、特定された傾向に最も類似する感情データを感情データ履歴232の中から特定する。推薦コンテンツ検索部164は、例えば傾向に相当する感情データと感情データ履歴232に格納されている全ての履歴との間で経過時間ごとに「喜」「怒」「哀」「楽」の4感情のそれぞれの感情強度との差分の絶対値を算出する。そして、閲覧時間全体において算出した差分の絶対値を累積したときに累積値が最も小さかった履歴を、傾向に最も類似する感情データとして特定することができる。
その後、推薦コンテンツ検索部164は、傾向に最も類似する感情データとして特定した感情データに紐付くコンテンツデータをコンテンツデータ231から取得し、推薦コンテンツとする。そして、コンテンツ提示部161は推薦コンテンツ検索部164が取得した推薦コンテンツを表示部130に提示する。
このようにして、コンテンツ推薦システム1では通信端末100のユーザが入力した感情データに基づいて該ユーザの傾向を特定し、該特定に基づいた推薦コンテンツを該ユーザに提示することができる。
(コンテンツデータと感情データ履歴の具体例)
本実施形態においてコンテンツサーバ200が備えているコンテンツデータ231および感情データ履歴232の具体例について、図4を用いて説明する。図4は、コンテンツサーバ200に格納されているデータの具体例を示しており、図4の(a)はコンテンツデータ231の例を示しており、図4の(b)は感情データ履歴232の例を示している。
図4の(a)に、コンテンツデータ231の具体例を示す。図示の例において、コンテンツデータ231はテーブル形式で構成されており、「コンテンツID」、「ジャンル」、および「コンテンツ」の3つの列が定義されている。「コンテンツID」列は、「コンテンツ」列で指定されたコンテンツデータを一意に識別するための識別子(ID)が設定されており、「ジャンル」列には「コンテンツ」列で指定されたコンテンツデータのジャンルが設定されている。
例えば、「コンテンツID」列の値が「1」であり、「ジャンル」列の値が「アクション」であるコンテンツデータは、「コンテンツ」列が示す「Content1.mp4」というファイルであることを示している。なお、「コンテンツ」列に設定される内容は、コンテンツデータのファイル名や格納場所といった情報であってもよいし、コンテンツデータそのものであってもよい。
図4の(b)に、感情データ履歴232の具体例を示す。図示の例において、感情データ履歴232はテーブル形式で構成されており、「ユーザID」、「コンテンツID」、および「経過時間」の3つの列と、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの列で構成された「感情データ」の項目が含まれている。
「ユーザID」列は、通信端末100のユーザを一意に識別するための識別子(ID)が設定され、「コンテンツID」列には図4の(a)で示したコンテンツデータ231における「コンテンツID」列の同様の内容が設定される。すなわち、コンテンツデータ231と感情データ履歴232とは、「コンテンツID」列によって互いに紐付けられている。「経過時間」列は、「コンテンツID」列に設定されたIDを有するコンテンツデータの提示を開始した時点からの経過時間を示している。
図示の例では「経過時間」列は10秒ごとに設定されており、これは通信端末100にて感情データが10秒ごとに入力されていることを示している。「感情データ」の「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの列には、ユーザが入力した各感情の感情強度が設定される。すなわち、図3にて示した感情データのグラフに基づけば、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの列には「0」から「10」までの値がそれぞれ設定されている。
本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1は、これらのコンテンツデータ231および感情データ履歴232を用いてユーザの傾向を特定し、該特定に基づいた推薦コンテンツを該ユーザに提示することができる。
(処理の流れ)
本実施形態に係る通信端末100が実行する処理の流れについて、図5を用いて説明する。図5は、通信端末100が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、通信端末100の端末制御部160はコンテンツサーバ200にログインする(S1)。次に、端末制御部160は入力部120に対するユーザの入力に応じてコンテンツサーバ200のコンテンツデータ231からコンテンツデータを取得する。コンテンツ提示部161は取得したコンテンツデータを表示部130およびスピーカー140から出力する(S2:コンテンツ提示工程)。
S2の後、端末制御部160は、コンテンツの出力中に入力部120を用いてユーザから感情データが入力されたか否かを判定する(S3)。入力されなかったと判定した場合(S3でNO)、一連の処理を終了する。一方、入力されたと判定した場合(S3でYES)、感情データ蓄積部162はS2で出力したコンテンツと紐付けて、S3で入力された感情データをコンテンツサーバ200へ送信し、該感情データを感情データ履歴232に格納する(S4:感情データ蓄積工程)。
S4の後、傾向特定部163は図3の(b)を用いて前述したような方法によって、ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する(S5:傾向特定工程)。その後、推薦コンテンツ検索部164はS5で特定した傾向に最も類似する感情データを感情データ履歴232の中から抽出し、該感情データに紐付けられているコンテンツを推薦コンテンツとして特定する(S6:推薦コンテンツ検索工程)。
S6の後、端末制御部160は、推薦コンテンツが存在したか否かを判定する(S7)。推薦コンテンツが存在しなかったと判定した場合(S7でNO)、一連の処理を終了する。一方、推薦コンテンツが存在したと判定した場合(S7でYES)、端末制御部160は該推薦コンテンツをコンテンツサーバ200から取得し、コンテンツ提示部161は取得したコンテンツを表示部130およびスピーカー140から出力する(S8)。
以上の処理によって、本実施形態に係る通信端末100はコンテンツを表示した際にユーザが入力した感情データを用いて特定した、該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向に沿った新たなコンテンツを推薦することができる。これにより、例えばユーザがコンテンツを閲覧した際の感情の強さの経時的変化の傾向に類似する経時的変化を該ユーザに生じさせる新たなコンテンツについて、該ユーザは推薦を受けることができる。したがって、ユーザの感情の強さの経時変化に基づいて適切なコンテンツを推薦する通信端末を提供することができるという効果を奏する。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、図1、図6、および図7を用いて以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(コンテンツ推薦システムの構成)
本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1の構成について、図1を用いて説明する。コンテンツ推薦システム1の基本的な構成は前記実施形態1と同一であるが、一部構成が異なっている。本実施形態において、通信端末100はコンテンツデータを提示していないタイミングで、ユーザの現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力することができる。そして、通信端末100は入力された感情の情報およびユーザがこれまでに入力した感情データに基づいてユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定し、該ユーザに新たなコンテンツを推薦することができる。
通信端末100は、基本的な構成は前記実施形態1と同一であるが、傾向特定部163の一部構成が異なっている。傾向特定部163は、コンテンツ提示部161が表示部130にコンテンツデータを提示していないタイミングでユーザが現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力させる。そして、傾向特定部163は、入力された感情の情報と、端末通信部110を介してコンテンツサーバ200から取得した、感情データ履歴232へ格納済みであるユーザの複数の感情データとに基づいて該ユーザの感情の経時的変化の傾向を特定する。傾向を特定する方法については図6を用いて後述する。
(なりたい感情の情報に基づいて傾向を特定する流れ)
本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1が実行する、通信端末100のユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する流れについて、図6の各図を用いて説明する。該傾向の特定は、通信端末100のユーザが入力した該ユーザの現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情に基づいて行われる。図6は、コンテンツ推薦システム1においてユーザの現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情に基づいて該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する流れを示す模式図である。図6の(a)は通信端末100のユーザが現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力する状況を示しており、図6の(b)は図6の(a)で入力された内容に基づいてユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する流れを示している。図6の(c)は図6の(b)で特定した傾向に基づいて推薦コンテンツを特定し、通信端末100に出力させる流れを示している。
図6の(a)は、通信端末100にコンテンツデータが出力されておらず、入力欄を用いた感情データの入力のみが可能な状態を示している。通信端末100のユーザは、入力欄を用いて自身の現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力することができる。一例として、コンテンツ提示部161は、表示部130に、自身の現在の感情を入力するよう促す画像、および、入力が完了した旨をユーザに入力させるUI(いわゆる入力完了ボタン)を表示する。つまりユーザは、入力欄に対して自身の現在の感情を入力し、UIに所定の操作(例えばタップ操作)を入力する。これにより、傾向特定部163は、ユーザの現在の感情に関する情報を取得する。この例において、コンテンツ提示部161は、UIに所定の操作が入力されたことをトリガとして、自身の現在の感情を入力するよう促す画像を非表示とし、コンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力するよう促す画像を表示部130に表示する。ユーザは、入力欄に対してコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力し、UIに所定の操作を入力する。これにより、傾向特定部163は、ユーザがコンテンツデータの閲覧後になりたい感情に関する情報を取得する。
図6の(b)は、図6の(a)で通信端末100のユーザが自身の現在の感情およびコンテンツデータの閲覧後になりたい感情を入力した場合に、傾向特定部163が入力内容に基づいて該ユーザの感情の強さの経時的な変化の傾向を特定する流れを示している。
ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する方法の具体例を説明する。はじめに、傾向特定部163は感情データ履歴232から通信端末100のユーザによってこれまでに登録された感情データの履歴をすべて取得する。次に、傾向特定部163は履歴の中から、コンテンツデータの閲覧開始時点の感情とユーザの現在の感情との差分の絶対値が所定値以下であり、かつ閲覧終了時点の感情と該ユーザが閲覧後になりたい感情との差分の絶対値が所定値以下である履歴を抽出する。その後、傾向特定部163は図3の(b)で前述したようにして、抽出した履歴について、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの感情それぞれの平均値を所定時間ごとに算出する。傾向特定部163は、「喜」「怒」「哀」「楽」のそれぞれにおける感情強度の値の平均値を組み合わせた結果を、通信端末100のユーザの感情の強さの経時変化の傾向に相当する感情データとして特定する。
図6の(c)は、図6の(b)にて特定した傾向に基づいてユーザに推薦する推薦コンテンツをコンテンツサーバ200のコンテンツデータ231の中から検索し、通信端末100の表示部130に表示する流れを示している。なお、図6の(c)において推薦コンテンツ検索部164は、図3の(c)を用いて前述した方法によって推薦コンテンツを特定する。そして、コンテンツ提示部161は推薦コンテンツ検索部164が取得した推薦コンテンツを表示部130に提示する。
このようにして、本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1は通信端末100のユーザが入力した、該ユーザが閲覧後になりたい感情に関する情報に基づいて傾向を特定し、該傾向に基づいて推薦コンテンツを提示することができる。
(処理の流れ)
本実施形態に係る通信端末100が実行する処理の流れについて、図7を用いて説明する。図7は、通信端末100が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、通信端末100の端末制御部160は前記実施形態1と同様にしてコンテンツサーバ200にログインする(S1)。次に、端末制御部160は入力部120を介してユーザから現在の感情およびコンテンツの閲覧後になりたい感情が入力されたか否かを判定する(S21)。入力されたと判定した場合(S21でYES)、端末制御部160は図6を用いて説明したような方法によって、ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定する(S22:傾向特定工程)。その後、処理はS6へ進む。S6~S8の処理については前記実施形態1と同一である。
以上の処理によって、本実施形態に係る通信端末100はユーザが現在の感情や閲覧後になりたい感情から特定した傾向に沿ったコンテンツを推薦することができる。これにより、例えばユーザは自身の過去の感情データから閲覧後に所望する感情になりやすいコンテンツの推薦を受けることができる。なお、前述の説明において、通信端末100はユーザの現在の感情および閲覧後になりたい感情の両方を受け付ける構成であったが、いずれか一方の入力のみを受け付ける構成であってもよい。換言すれば、通信端末100はユーザの現在の感情に基づいて該ユーザが入力した情報だけに基づいて該ユーザの感情の経時変化の傾向を特定してもよい。同様に、通信端末100はユーザがコンテンツの閲覧後になりたい感情に基づいて入力した情報だけに基づいて、該ユーザの感情の経時変化の傾向を特定してもよい。
〔実施形態3〕
本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1について、図1および図4を用いて説明する。コンテンツ推薦システム1の基本的な構成は前記各実施形態と同一であるが、通信端末100のユーザが入力し、感情データ蓄積部162が最後に感情データ履歴232に格納した感情データを該ユーザの感情の経時変化の傾向とする点が異なっている。換言すれば、本実施形態において傾向特定部163は、感情データ履歴232に対して感情データ蓄積部162が最後に格納した感情データを通信端末100のユーザの感情の経時変化の傾向として特定する。なお、推薦コンテンツ検索部164は前記各実施形態と同様にして、傾向特定部163が特定した傾向に最も類似する感情データに紐付けられたコンテンツデータを推薦コンテンツとして特定することができる。
これにより、本実施形態に係るコンテンツ推薦システム1は通信端末100のユーザが直近で閲覧したコンテンツに応じて入力した感情データに基づいて新たなコンテンツを推薦することができる。なお、傾向特定部163がユーザの感情の経時変化の傾向とする感情データは、感情データ蓄積部162が最後に感情データ履歴232に格納した感情データでなくてもよい。具体的には、傾向特定部163がユーザの感情の経時変化の傾向とする感情データは、感情データ履歴232に格納されている任意の感情データであってもよい。
〔変形例〕
前記実施形態1および2において、傾向特定部163は「喜」「怒」「哀」「楽」のそれぞれにおける感情強度の値の平均値を組み合わせた結果を、通信端末100のユーザの感情の強さの経時変化の傾向として特定する構成であった。しかしながら、該傾向の特定方法はこれに限定されない。例えば、本変形例に係る傾向特定部163はユーザの感情の強さの経時変化の傾向をジャンルに応じて特定する点が異なっている。
通信端末100は、ユーザの感情の強さの経時変化の傾向について、該ユーザが直近で閲覧したコンテンツデータと同一のジャンルに関する複数の感情データの履歴を感情データ履歴232から取得する。そして、取得した履歴について、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの感情それぞれの平均値を所定時間ごとに算出してまとめたものを該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向として特定する。これにより、ユーザの傾向をジャンルに応じて特定し、特定した傾向に基づいて推薦コンテンツを検索することができる。
前記実施形態1および2において、傾向特定部163は感情データ履歴232から取得した履歴について、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの感情それぞれの平均値を所定時間ごとに算出する構成であった。しかしながら、コンテンツデータの再生時間は必ずしも一定ではなく、所定時間ごとに算出した平均値はユーザの感情の強さの経時変化の傾向として適切ではないおそれがある。例えば、複数の履歴の中に再生時間が極端に長い特定のコンテンツデータに紐付けられた特定の履歴が含まれる場合は、再生時間の後半部分に対応する平均値が、該特定の履歴の値のみを参照したものとなるおそれがある。そのため、例えば傾向特定部163は、コンテンツデータの全体の再生時間に対する経過時間の割合に応じて平均値を算出してもよい。例えば、経過時間の割合が10%増えるごとに、平均値を算出する構成であってもよい。
また、前記実施形態1および2においては、傾向特定部163は、複数の感情データに基づく感情の強さの平均値を算出し、感情の強さの経時変化の傾向を特定する構成であった。しかしながら、該傾向の特定方法は、平均値を算出する例に限定されない。例えば、傾向特定部163は、既存の方法を用いた演算により、該傾向を算出してもよい。
本発明の別の変形例を図8に示す。図8は、変形例に係るコンテンツ推薦システム1の要部構成の一例を示すブロック図である。
前記各実施形態において、感情データの蓄積、ユーザの感情の強さの経時変化の傾向の特定、および該ユーザに推薦するコンテンツデータの特定は通信端末100にて実施する構成であったが、変形例ではこれらの処理をコンテンツサーバ200にて実施する。すなわち、図1における通信端末100の感情データ蓄積部162、傾向特定部163、および推薦コンテンツ検索部164の代わりに、サーバ制御部220が感情データ蓄積部221、傾向特定部222、および推薦コンテンツ検索部223を備えている。また、通信端末100がコンテンツ提示部161を持たず、その代わりにサーバ制御部220が通信端末100へコンテンツを提供するコンテンツ提示処理を実行する構成であってもよい。
さらに、コンテンツ推薦システム1にて実施する各種機能を、通信端末100およびコンテンツサーバ200にどのように振り分けてもよい。例えば、通信端末100がコンテンツ提示部161、感情データ蓄積部162、および傾向特定部163を備えており、コンテンツサーバ200が推薦コンテンツ検索部223を備える構成であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
通信端末100の制御ブロック(特に傾向特定部163および推薦コンテンツ検索部164)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、通信端末100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、前記コンピュータにおいて、前記プロセッサが前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る通信端末は、少なくとも1つの再生装置と、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの通信装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えている通信端末であって、前記制御装置は、前記通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、前記再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示処理と、前記入力装置から入力された、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ格納処理と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定処理と、前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索処理と、を行う構成である。
前記の構成によれば、通信端末はコンテンツを再生した際にユーザが入力した感情データに基づいて特定した、該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向に沿った新たなコンテンツを推薦することができる。これにより、例えばユーザがコンテンツを閲覧した際の感情の強さの経時的変化の傾向に類似する経時的変化を該ユーザに生じさせる新たなコンテンツについて、該ユーザは推薦を受けることができる。したがって、ユーザの感情の強さの経時変化に基づいて適切なコンテンツを推薦する通信端末を提供することができるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る通信端末は、前記態様1において、前記傾向特定処理では、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの複数の前記感情データに基づく前記感情の強さの平均値に基づいて前記傾向を特定する、構成としてもよい。前記の構成によれば、通信端末はユーザがこれまでに入力した過去の感情データの平均値に基づいて該ユーザが閲覧するコンテンツの傾向を特定し、該傾向に沿った新たなコンテンツを推薦することができる。
本発明の態様3に係る通信端末は、前記態様1または2において、前記傾向特定処理は、前記入力装置に前記ユーザが入力した、該ユーザの現在の感情に関する情報と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの複数の前記感情データとに基づいて前記傾向を特定する、構成としてもよい。
前記の構成によれば、通信端末はユーザの現在の感情から特定した傾向に沿ったコンテンツを推薦することができる。これにより、例えばユーザは自身の過去の感情データから現在の感情と同様の感情であったときによく閲覧する傾向にあるコンテンツの推薦を受けることができる。
本発明の態様4に係る通信端末は、前記態様1から3のいずれかにおいて、前記傾向特定処理は、前記入力装置に前記ユーザが入力した、該ユーザが閲覧後になりたい感情に関する情報と、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得した、該コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの複数の前記感情データとに基づいて前記傾向を特定する、構成としてもよい。
前記の構成によれば、通信端末はユーザが閲覧後になりたい感情から特定した傾向に沿ったコンテンツを推薦することができる。これにより、例えばユーザは自身の過去の感情データから閲覧後に所望する感情になりやすいコンテンツの推薦を受けることができる。
本発明の態様5に係る通信端末は、前記態様1において、前記傾向特定処理では、前記感情データ格納処理において前記コンテンツサーバに最後に格納した前記ユーザの前記感情データに基づいて前記傾向を特定する、構成としてもよい。前記の構成によれば、通信端末はユーザが最後に閲覧したコンテンツに応じて入力した感情データに基づいて新たなコンテンツを推薦することができる。
本発明の態様6に係る通信端末は、前記態様1から5のいずれかにおいて、前記推薦コンテンツ検索処理では、他のユーザの感情データに紐付けられているコンテンツのうち、前記ユーザの前記傾向と最も類似する感情データに紐付けられているコンテンツを前記推薦コンテンツとする、構成としてもよい。前記の構成によれば、通信端末はユーザの閲覧するコンテンツの傾向に最も類似する感情データに紐付けられているコンテンツを該ユーザに推薦することができる。
本発明の態様7に係るコンテンツサーバは、少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えているコンテンツサーバであって、前記制御装置は、通信端末へコンテンツを提供するコンテンツ提示処理と、前記通信端末のユーザが入力した、該ユーザが前記コンテンツを視聴したことによる感情の強さの経時変化である感情データを該通信端末から受信し、前記記憶装置に格納する感情データ格納処理と、前記記憶装置に格納済みである前記ユーザの前記感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定処理と、前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを前記記憶装置から検索する推薦コンテンツ検索処理と、を行う構成である。
前記の構成によれば、コンテンツサーバは通信端末へ提供したコンテンツに応じてユーザが入力した感情データに基づいて該ユーザの感情の強さの経時変化の傾向を特定し、該傾向に基づいて推薦コンテンツを検索することができる。これにより、例えばユーザがコンテンツを閲覧した際の感情の強さの経時的変化の傾向に類似する経時的変化を該ユーザに生じさせる新たなコンテンツについて、該ユーザは推薦を受けることができる。したがって、ユーザの感情の強さの経時変化に基づいて適切なコンテンツを推薦するコンテンツサーバを提供することができるという効果を奏する。
本発明の態様8に係る通信端末と、コンテンツサーバと、を含み、前記コンテンツサーバは複数のユーザの感情データを格納している、ことを特徴とするコンテンツ推薦システムは、前記態様1から6のいずれかにおいて、請求項1から6のいずれか1項に記載の通信端末と、コンテンツサーバと、を含み、前記コンテンツサーバは複数のユーザの感情データを格納している、構成としてもよい。前記の構成によれば、前記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様9に係る制御方法は、少なくとも1つの再生装置と、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの通信装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えている通信端末の制御方法であって、前記通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、前記再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示工程と、前記入力装置から入力された、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ蓄積工程と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定工程と、前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索工程と、を含んでいる方法である。前記の構成によれば、前記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様10に係る制御装置は、通信端末を制御する制御装置であって、通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示部と、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ蓄積部と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定部と、前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索部と、を備えている構成である。前記の構成によれば、前記態様1と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る通信端末100およびコンテンツサーバ200は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記通信端末100およびコンテンツサーバ200が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記通信端末100およびコンテンツサーバ200をコンピュータにて実現させる通信端末100およびコンテンツサーバ200の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100 通信端末
110 端末通信部
120 入力部(入力装置)
130 表示部(再生装置)
140 スピーカー(再生装置)
150 端末記憶部
160 端末制御部(制御装置)
161 コンテンツ提示部(コンテンツ提示処理)
162 感情データ蓄積部(感情データ格納処理)
163 傾向特定部(傾向特定処理)
164 推薦コンテンツ検索部(推薦コンテンツ検索処理)
200 コンテンツサーバ
210 サーバ通信部
220 サーバ制御部(コンテンツ提示処理)
221 感情データ蓄積部(感情データ格納処理)
222 傾向特定部(傾向特定処理)
223 推薦コンテンツ検索部(推薦コンテンツ検索処理)
230 サーバ記憶部
231 コンテンツデータ
232 感情データ履歴

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの再生装置と、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの通信装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えている通信端末であって、
    前記制御装置は、
    前記通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、前記再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示処理と、
    前記入力装置から入力された、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ格納処理と、
    前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定処理と、
    前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索処理と、を行うことを特徴とする通信端末。
  2. 前記傾向特定処理では、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの複数の前記感情データに基づく前記感情の強さの平均値に基づいて前記傾向を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記傾向特定処理は、前記入力装置に前記ユーザが入力した、該ユーザの現在の感情に関する情報と、前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの複数の前記感情データとに基づいて前記傾向を特定する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信端末。
  4. 前記傾向特定処理は、前記入力装置に前記ユーザが入力した、該ユーザが閲覧後になりたい感情に関する情報と、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得した、該コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの複数の前記感情データとに基づいて前記傾向を特定する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 前記傾向特定処理では、前記感情データ格納処理において前記コンテンツサーバに最後に格納した前記ユーザの前記感情データに基づいて前記傾向を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  6. 前記推薦コンテンツ検索処理では、他のユーザの感情データに紐付けられているコンテンツのうち、前記ユーザの前記傾向と最も類似する感情データに紐付けられているコンテンツを前記推薦コンテンツとする、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信端末。
  7. 少なくとも1つの記憶装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えているコンテンツサーバであって、
    前記制御装置は、
    通信端末へコンテンツを提供するコンテンツ提示処理と、
    前記通信端末のユーザが入力した、該ユーザが前記コンテンツを視聴したことによる感情の強さの経時変化である感情データを該通信端末から受信し、前記記憶装置に格納する感情データ格納処理と、
    前記記憶装置に格納済みである前記ユーザの前記感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定処理と、
    前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを前記記憶装置から検索する推薦コンテンツ検索処理と、を行うことを特徴とするコンテンツサーバ。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の通信端末と、
    コンテンツサーバと、を含み、
    前記コンテンツサーバは複数のユーザの感情データを格納している、ことを特徴とするコンテンツ推薦システム。
  9. 少なくとも1つの再生装置と、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの通信装置と、少なくとも1つの制御装置とを備えている通信端末が実行する制御方法であって、
    前記通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、前記再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示工程と、
    前記入力装置から入力された、前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ蓄積工程と、
    前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定工程と、
    前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索工程と、を含んでいることを特徴とする通信端末が実行する制御方法。
  10. 通信端末を制御する制御装置であって、
    通信装置を介してコンテンツサーバからコンテンツを取得し、再生装置で該コンテンツを再生するコンテンツ提示部と、
    前記再生装置で再生された前記コンテンツを視聴したことによる前記通信端末のユーザの感情の強さの経時変化である感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバへ格納する感情データ蓄積部と、
    前記コンテンツサーバへ格納済みである前記ユーザの前記感情データを、前記通信装置を介して前記コンテンツサーバから取得し、該感情データに基づいて該ユーザの前記経時変化の傾向を特定する傾向特定部と、
    前記感情データおよび前記傾向に基づいて前記ユーザに推薦する推薦コンテンツを検索する推薦コンテンツ検索部と、を備えていることを特徴とする制御装置。
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