JP7115506B2 - ソフトウェア開発環境提供システム、ソフトウェア開発環境提供方法、及びソフトウェア開発環境提供プログラム - Google Patents

ソフトウェア開発環境提供システム、ソフトウェア開発環境提供方法、及びソフトウェア開発環境提供プログラム Download PDF

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Description

本開示は、ソフトウェア開発環境提供システム、ソフトウェア開発環境提供方法、及びソフトウェア開発環境提供プログラムに関する。
IoTに係る技術の進歩に伴い、プラント、工場、ビル、住居等における、あらゆる機器、センサ等がネットワークに接続され、これらを自動制御するシステムが提案されている。例えばプラント、工場等においては、分散制御システム、製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)、プラント情報管理システム(PIMS:Plant Information Management System)、基幹業務システム(ERP:Enterprise Resource Planning)等の種々のシステム(以下、エンジニアリングシステムともいう)が構築されている。
従来、これらのエンジニアリングシステムにおいて実装されるアプリケーション、ワークフロー、プログラム等のソフトウェアの開発は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)等のプラントに設置された装置を用いて実現されている。また例えば特許文献1では、ソフトウェア開発環境をクライアント端末にインストールすることなく、クライアント端末からサーバにアクセスし、サーバ上のソフトウェア開発環境を用いてプログラムをコーディングする技術が提案されている。
米国特許第8086664号明細書
しかしながら特許文献1の技術において、開発対象のプログラムコードの編集は、サーバから提供されるエディタを用いて行う必要があり、必ずしも利便性の高いユーザインタフェースとはいえなかった。また、当該エディタにより直接コードを記述する必要があるため、プログラミング言語等の専門知識及び経験を要し、誰でも簡単にソフトウェアを開発できるものではなかった。すなわちソフトウェア開発環境のユーザインタフェースには改善の余地があった。
そこで本開示は、ソフトウェア開発環境のユーザインタフェースの利便性を改善することが可能なソフトウェア開発環境提供システム、ソフトウェア開発環境提供方法、及びソフトウェア開発環境提供プログラムを提供することを目的とする。
幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムは、
表示部と、制御部とを備える情報処理装置を含み、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を提供するソフトウェア開発環境提供システムであって、
前記表示部は、第1の開発コンポーネント、該第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタ、及び該コネクタにより前記第1の開発コンポーネントに接続可能な第2の開発コンポーネントが配置されたユーザインタフェースを表示し、
前記制御部は、前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記表示部に、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示させる。
このように、幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境が提供される。そして第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタがポインタにより選択された状態でポインタが第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、コネクタ及び第2の開発コンポーネントが強調表示される。したがって、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントとが接続できることをユーザが容易に把握することができる。すなわち、幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、ソフトウェア開発環境のユーザインタフェースの利便性を改善することができる。
一実施形態において、前記第2の開発コンポーネントは、前記コネクタの端部の形状に対応した形状の少なくとも1つのポートを備え、前記端部は前記少なくとも1つのポートに接続可能であり、前記表示態様において、前記コネクタの端部と、前記少なくとも1つのポートのいずれか1つとが強調して表示されてもよい。
このように、一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、コネクタの端部と第2の開発コンポーネントのポートとの形状に対応関係があり、またポインタが第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合にこれらが強調表示される。これにより、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントをコネクタにより接続可能であることをユーザがより容易に把握することができる。
一実施形態において、前記制御部は、前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記コネクタと接続不可能なポートから所定範囲内に位置する場合、前記表示部に、前記コネクタの端部と前記接続不可能なポートとを前記表示態様とは異なる態様で強調して表示させてもよい。
このように、一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、前記コネクタの端部と前記接続不可能なポートを異なる表示態様で強調することで、当該コネクタとポートとが接続不可能であることをユーザがより容易に把握することができる。
一実施形態において、前記コネクタと接続不可能なポートは、前記コネクタと接続可能なポートと形状が異なってもよい。
このように、一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、コネクタと接続不可能なポートの形状が、コネクタと接続可能なポートの形状と異なる。そのため、当該コネクタと接続可能及び接続不可能な開発コンポーネントをユーザが容易に把握することができる。
一実施形態に係る前記表示態様において、前記端部と、前記少なくとも1つのポートのいずれか1つとが同一色により強調して表示されてもよい。
このように、一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、コネクタの端部と少なくとも1つのポートのいずれか1つとが同一色で強調表示され、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントをコネクタにより接続可能であることをユーザがより容易に把握することができる。
一実施形態において、前記制御部は、前記表示態様により前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントが表示されている状態で接続指示の入力を受け付けた場合、前記第1の開発コンポーネントと前記第2の開発コンポーネントとを前記コネクタにより接続して前記表示部に表示させてもよい。
このように、一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、強調された表示態様で表示されている場合に接続指示の入力を行うことができる。そのため、コネクタにより第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントとを接続可能なことを把握した状態で当該操作が行え、ユーザの利便性を高めることができる。またポインタが第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合に接続指示の入力を行えばよいため、必ずしもポインタを第2の開発コンポーネントの接続位置に厳密に合わせる必要がなく、ユーザの操作性を向上させることができる。
幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法は、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を提供するソフトウェア開発環境提供方法であって、
第1の開発コンポーネント、該第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタ、及び該コネクタにより前記第1の開発コンポーネントに接続可能な第2の開発コンポーネントが配置されたユーザインタフェースを表示するステップと、
前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示するステップと、
を含む。
このように、幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法によれば、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境が提供される。そして第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントが強調表示される。したがって、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントをコネクタにより接続可能であることをユーザが容易に把握することができる。すなわち、幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、ソフトウェア開発環境のユーザインタフェースの利便性を改善することができる。
幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供プログラムは、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を提供するソフトウェア開発環境提供プログラムであって、前記ソフトウェア開発環境提供プログラムが実行された場合に、プロセッサに、
第1の開発コンポーネント、該第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタ、及び該コネクタにより前記第1の開発コンポーネントに接続可能な第2の開発コンポーネントが配置されたユーザインタフェースを表示するステップと、
前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示するステップと、
を含む動作を実行させる。
このように、幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供プログラムによれば、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境が提供される。そして第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントが強調表示される。したがって、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントをコネクタにより接続可能であることをユーザが容易に把握することができる。すなわち、幾つかの実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムによれば、ソフトウェア開発環境のユーザインタフェースの利便性を改善することができる。
本開示によれば、ソフトウェア開発環境のユーザインタフェースに係る技術を改善することが可能なソフトウェア開発環境提供システム、ソフトウェア開発環境提供方法、及びソフトウェア開発環境提供プログラムを提供することができる。
本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムの機能ブロック図である。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムにおけるユーザインタフェースを示す図である。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システムにおけるユーザインタフェースにおいて、開発コンポーネントを配置した様子を示す図である。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法の動作の概要を示す図である。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法の動作の概要を示す図である。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法の動作の概要を示す図である。 強調した表示態様の一例を示す図である。 所定範囲の一例の概要を示す図である。 本開示の一実施形態に係るソフトウェア開発環境提供方法の動作の概要を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10について、図面を参照して説明する。
各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。本実施形態の説明において、同一又は相当する部分については、説明を適宜省略又は簡略化する。
図1乃至図3を参照して、本実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10の概要及び構成を説明する。
本実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10は、複数のサーバ20と、情報処理装置30とを備える。各サーバ20と情報処理装置30とは、例えば移動体通信網及びインターネット等を含むネットワーク40と通信可能に接続されている。各サーバ20は、例えばデータセンタ等に設置される。例えば各サーバ20は、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属するサーバである。概略として、ソフトウェア開発環境提供システム10は、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を、例えばクラウド上でユーザに提供する。ユーザは情報処理装置30を操作し、例えば情報処理装置30上のウェブブラウザにより複数のサーバ20により構成されるクラウドにアクセスし、ウェブブラウザにより表示されるインタフェース上で複数の開発コンポーネントを組み合わせて、ソフトウェア開発を行うことができる。なお図1においてソフトウェア開発環境提供システム10が備えるサーバ20は3台である例が示されているが、これに限られない。ソフトウェア開発環境提供システム10は、3台未満のサーバ20を備えてもよく、4台以上のサーバ20を備えていてもよい。またサーバ20の台数は1台であってもよい。
以下、本実施形態に係るサーバ20及び情報処理装置30の各構成を説明する。
図1に示されるように、サーバ20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。
制御部21には、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせが含まれる。プロセッサは、CPU(central processing unit)若しくはGPU(graphics processing unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(field-programmable gate array)又はASIC(application specific integrated circuit)である。制御部21は、サーバ20の各部を制御しながら、情報処理装置30の動作に関わる処理を実行する。
記憶部22には、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせが含まれる。半導体メモリは、例えば、RAM(random access memory)又はROM(read only memory)である。RAMは、例えば、SRAM(static random access memory)又はDRAM(dynamic random access memory)である。ROMは、例えば、EEPROM(electrically erasable programmable read only memory)である。記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部22には、サーバ20の動作に用いられるデータと、サーバ20の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部23には、少なくとも1つの外部通信用インタフェースが含まれる。通信用インタフェースは、有線通信又は無線通信のいずれのインタフェースであってよい。有線通信の場合、通信用インタフェースは例えばLAN(Local Area Network)インタフェース、USB(Universal Serial Bus)である。無線通信の場合、通信用インタフェースは例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th generation)、若しくは5G(5th generation)などの移動通信規格に対応したインタフェース、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信に対応したインタフェースである。通信部23はサーバ20の動作に用いられるデータを受信し、またサーバ20の動作によって得られるデータを送信する。
サーバ20の機能は、本実施形態に係るプログラムを、制御部21に相当するプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、サーバ20の機能は、ソフトウェアにより実現される。プログラムは、サーバ20の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータをサーバ20として機能させる。すなわち、コンピュータは、プログラムに従ってサーバ20の動作を実行することによりサーバ20として機能する。
本実施形態においてプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読取り可能な記録媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な媒体を含み、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、又は半導体メモリである。プログラムの流通は、例えば、プログラムを記録したDVD(digital versatile disc)又はCD-ROM(compact disc read only memory)などの可搬型記録媒体を販売、譲渡、又は貸与することによって行う。またプログラムの流通は、プログラムを外部サーバのストレージに格納しておき、外部サーバから他のコンピュータにプログラムを送信することにより行ってもよい。またプログラムはプログラムプロダクトとして提供されてもよい。
サーバ20の一部又は全ての機能が、制御部21に相当する専用回路により実現されてもよい。すなわち、サーバ20の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
情報処理装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、入力部34と、表示部35とを備える。
制御部31には、少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つの専用回路、又はこれらの組み合わせが含まれる。プロセッサは、CPU若しくはGPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御部31は、情報処理装置30の各部を制御しながら、情報処理装置30の動作に関わる処理を実行する。
記憶部32には、少なくとも1つの半導体メモリ、少なくとも1つの磁気メモリ、少なくとも1つの光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせが含まれる。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部32には、情報処理装置30の動作に用いられるデータと、情報処理装置30の動作によって得られたデータとが記憶される。
通信部33には、少なくとも1つの外部通信用インタフェースが含まれる。通信用インタフェースは、有線通信又は無線通信のいずれのインタフェースであってよい。有線通信の場合、通信用インタフェースは例えばLANインタフェース、USBである。無線通信の場合、通信用インタフェースは例えば、LTE、4G、若しくは5Gなどの移動通信規格に対応したインタフェース、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信に対応したインタフェースである。通信部33は、情報処理装置30の動作に用いられるデータを受信し、また情報処理装置30の動作によって得られるデータを送信する。
入力部34には、少なくとも1つの入力用インタフェースが含まれる。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーンである。入力部34は、情報処理装置30の動作に用いられるデータを入力する操作を受け付ける。入力部34は、情報処理装置30に備えられる代わりに、外部の入力機器として情報処理装置30に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
表示部35には、少なくとも1つの表示出力用インタフェースが含まれる。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイである。ディスプレイは、例えば、LCD(liquid crystal display)又は有機EL(electro luminescence)ディスプレイである。表示部35は、情報処理装置30の動作によって得られるデータを表示出力する。表示部35は、情報処理装置30に備えられる代わりに、外部の出力機器として情報処理装置30に接続されてもよい。接続方式としては、例えば、USB、HDMI(登録商標)、又はBluetooth(登録商標)などの任意の方式を用いることができる。
情報処理装置30の機能は、本実施形態に係るプログラムを、制御部31に相当するプロセッサで実行することにより実現される。すなわち、情報処理装置30の機能は、ソフトウェアにより実現される。プログラムは、情報処理装置30の動作をコンピュータに実行させることで、コンピュータを情報処理装置30として機能させる。すなわち、コンピュータは、プログラムに従って情報処理装置30の動作を実行することにより情報処理装置30として機能する。
本実施形態においてコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバから送信されたプログラムを、一旦、主記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、主記憶装置に格納されたプログラムをプロセッサで読み取り、読み取ったプログラムに従った処理をプロセッサで実行する。コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行してもよい。コンピュータは、外部サーバからプログラムを受信する度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行してもよい。外部サーバからコンピュータへのプログラムの送信は行わず、実行指示及び結果取得のみによって機能を実現する、いわゆるASP(application service provider)型のサービスによって処理を実行してもよい。プログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものが含まれる。例えば、コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータは、「プログラムに準ずるもの」に該当する。
情報処理装置30の一部又は全ての機能が、制御部31に相当する専用回路により実現されてもよい。すなわち、情報処理装置30の一部又は全ての機能が、ハードウェアにより実現されてもよい。
図2は、情報処理装置30の表示部35において表示されるユーザインタフェースの一例である。ユーザは、情報処理装置30の入力部34を操作して、例えばウェブブラウザによりサーバ20にアクセスする。そしてユーザは、ウェブブラウザにおいて表示されたユーザインタフェース上で複数の開発コンポーネントを組み合わせてソフトウェア開発を行う。すなわち本実施形態において、情報処理装置30には、ソフトウェア開発環境提供システム10に特化したアプリケーション等をインストールする必要はない。換言すると情報処理装置30がウェブブラウザソフトを備えていれば、情報処理装置30からサーバ20に接続することでユーザはソフトウェア開発を行うことができる。
図2に示されるようにユーザインタフェース200は、ビルダ領域210と、開発コンポーネント選択領域220とを含む。ビルダ領域210は、複数の開発コンポーネントを配置、接続等するための領域である。すなわちユーザは、ビルダ領域210において複数の開発コンポーネントを組み合わせて、ソフトウェア開発を行う。開発コンポーネント選択領域220は、ビルダ領域210に配置可能な複数の開発コンポーネント221~230を表示する領域である。
本実施形態において開発コンポーネントは、例えばトリガー、アクション、コネクタ、及びロジック等の種別に分類される。また図2に示される開発コンポーネント221~224は、トリガーに分類される。トリガーに分類される開発コンポーネントは、例えば温度センサ、湿度センサ、圧力センサ等のセンサからのセンサ値の取得、所定時間の経過、デバイスからの所定アラームの発生等、何らかのイベントの発生に係るコンポーネントである。開発コンポーネント225~229は、アクションに分類される。アクションに分類される開発コンポーネントは、演算処理、通知、データのアップロード等、イベントが生じた場合に行う動作及び処理等に係るコンポーネントである。また図2に示される開発コンポーネント2210は、コネクタに分類される。コネクタに分類される開発コンポーネントは、データベース、機器等への接続、情報の追加、更新、削除等、外部リソースとの情報処理にかかるコンポーネントである。またロジックに分類される開発コンポーネントは、入力情報の論理和、フィルタリング処理等に係るコンポーネントである。ユーザは、ポインタ230をマウス等により操作してユーザインタフェース200上でソフトウェアの開発を行う。例えばユーザは、ポインタ230を操作して開発コンポーネント選択領域220から所望の開発コンポーネントを選択し、ビルダ領域210に選択した所望の開発コンポーネントを配置及び接続等する。
図3は、ビルダ領域210に複数の開発コンポーネントを配置及び接続した状態において表示されるユーザインタフェースの一例である。図3に示されるユーザインタフェース200は、2つのセンサから取得したセンサ値に対して所定の演算(ここでは例えば平均値の演算)を行い、演算結果をアップロードするソフトウェアを表示している。当該ソフトウェアは、複数の開発コンポーネント301~304により構築されている。図3に示すように複数の開発コンポーネント301~304は、コネクタ310、コネクタ320、及びコネクタ330により接続されている。コネクタ310は、開発コンポーネント301の出力が開発コンポーネント303の入力であることを示す。コネクタ320は、開発コンポーネント302の出力が開発コンポーネント303の入力であることを示す。コネクタ330は、開発コンポーネント303の出力が開発コンポーネント304の入力であることを示す。図3に示すように、図3に示されるユーザインタフェース200は、ビルダ領域210に隣接した位置に、プロパティ領域240を備える。プロパティ領域240は、ビルダ領域210において選択された開発コンポーネントに係る設定値情報等を表示する領域である。ユーザはプロパティ領域240において、各種の変数、条件式等をプルダウンメニュー等から選択して設定することにより、各開発コンポーネントに係る各種の動作等を規定する。ユーザインタフェース200を用いることでユーザは、プログラムコードを一切書く必要なく、開発コンポーネントの配置、接続、プロパティの設定をすればソフトウェア開発することができる。
上述したように、ユーザはポインタ230を操作してユーザインタフェース200上での開発を行う。例えばユーザは、ポインタ230をマウス等により操作し、開発コンポーネント選択領域220から所望の開発コンポーネントを選択し、ビルダ領域210に配置する。またユーザは、ビルダ領域210に配置された開発コンポーネントをコネクタにより接続する。ここで各コネクタは、2つの端部及びライン部を備える。例えばコネクタ310は、端部311、端部312、及びライン部313を備える。端部311は、開発コンポーネント301に接続されている。他方の端部312は、開発コンポーネント303に接続されている。ライン部313は、端部311と端部312とをつなぐ直線または曲線である。ここでコネクタ310は、開発コンポーネント301がビルダ領域210に配置された段階において端部311のみが表示される。ユーザは当該端部311に対し、例えばマウス等によりポインタ230を操作して、開発コンポーネント303に接続する。当該操作を行うことでコネクタ310の端部312及びライン部313が表示される。
図4は、ソフトウェア開発環境提供システム10による当該動作、すなわちソフトウェア開発環境提供方法の一例を示すフローチャートである。ここでは、ユーザがマウスによるドラッグアンドドロップ操作により、複数の開発コンポーネントの中のある開発コンポーネント(以下、第1の開発コンポーネントともいう)を、当該第1の開発コンポーネントに接続可能な他の開発コンポーネント(以下、第2のコンポーネントともいう)に接続する例について説明する。
はじめに情報処理装置30の制御部31は、表示部35にユーザインタフェース200を表示させる(ステップS10)。図5は、表示されるユーザインタフェース200の一例である。上述したようにユーザインタフェース200は、ビルダ領域210と、ビルダ領域210に配置可能な複数の開発コンポーネントを表示する開発コンポーネント選択領域220とを含む。なお図5~図10では、ユーザインタフェース200のうち、ビルダ領域210のみを示す。ここでユーザインタフェース200の表示要求は、ユーザからの入力操作に基づく。例えば制御部31は、ユーザによるウェブブラウザ上での入力操作を入力部34により受け付ける。当該入力操作があると制御部31は、サーバ20と通信部33を介して通信し、ユーザインタフェース200に係るデータを受信する。そして制御部31は当該データに基づきユーザインタフェース200を表示部35に表示させる。なおサーバ20と情報処理装置30とにより、適宜、ユーザに係る認証処理等が行われてもよい。
図5のユーザインタフェース200は、開発コンポーネント301、開発コンポーネント302、及び開発コンポーネント303がユーザにより開発コンポーネント選択領域220から選択され、配置された段階において表示されている。上述したように、各コネクタは開発コンポーネントがビルダ領域210に配置された段階で、各コネクタの端部のみが表示される。例えばコネクタ310は、開発コンポーネント301がビルダ領域210に配置されたときに、端部311のみが表示される。
次に入力部34は、ビルダ領域210に表示された開発コンポーネント301~303に接続されたコネクタを選択する入力を受け付ける(ステップS20)。例えば入力部34は、開発コンポーネント301に接続されたコネクタ310、すなわちコネクタ310の端部311を選択する入力を受け付ける。コネクタを選択する入力は、例えばユーザによるマウスのドラッグ操作である。マウスのドラッグ操作は、マウスボタンの押下操作及びマウスによるポインタ230の移動開始操作を含む。
コネクタを選択する入力があった場合、制御部31は、表示部35にコネクタの他端部及びライン部を表示させる(ステップS30)。図6は、かかる動作の概要を示す図である。図6に示すように、表示部35は、コネクタ310の端部311に加えて、端部312と、ライン部313とを表示する。ここで端部312はポインタ230の動作に応じて移動する。またライン部313は端部311と端部312とをつなぐように変形する。ユーザはマウスによりポインタ230を移動させ、第2の開発コンポーネントにコネクタ310の端部312を接続する。ここで、第1の開発コンポーネントと接続可能な開発コンポーネント、すなわち第2の開発コンポーネントは、コネクタの端部の形状に対応した形状のポートを備える。例えば図6に示す開発コンポーネント303は、開発コンポーネント301と接続可能であり、ポート315を備える。ポート315の形状は、コネクタ310の端部312の形状に対応している。具体的には図6では、コネクタ310の端部312は半円状の形状である。そして対応するポート315は、当該半円が嵌合する半円形の形状である。
続いて制御部31は、コネクタ310がポインタ230により選択された状態で、接続可能な開発コンポーネント(第2の開発コンポーネント)から所定範囲内にポインタ230が位置するか否かを判定する(ステップS40)。接続可能な開発コンポーネントから所定範囲内にポインタ230が位置しない場合、プロセスはステップS50に進む。他方で接続可能な開発コンポーネントから所定範囲内にポインタ239が位置する場合、プロセスはステップS60に進む。
ステップS40において、接続可能な開発コンポーネントから所定範囲内にポインタ230が位置しない場合、制御部31は、コネクタ310及び第2の開発コンポーネントを通常の表示態様で表示部35に表示させる(ステップS50)。図7に、かかる通常の表示態様の一例を示す。図7に示すように、コネクタ310及び開発コンポーネント303は通常の表示態様で表示される。
ステップS40において、接続可能な開発コンポーネントから所定範囲内にポインタ230が位置する場合、制御部31は、コネクタ310及び第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示部35に表示させる(ステップS60)。図8に、強調した表示態様の一例を示す。図8に示すように、コネクタ310に関しては、コネクタ310の端部312が強調される。具体的には図8では、端部312の半円形状の円周上の円弧状の枠314が強調表示されている。また、開発コンポーネント303に関しては、ポート315が強調される。具体的には図8では、ポート315の周囲の枠316が強調表示されている。
ここで、上記の所定範囲は例えば、第2の開発コンポーネントのポートからの距離に基づき定められる。図9は、開発コンポーネント303に係る所定範囲の一例の概要を示す図である。例えば所定範囲は、開発コンポーネント303のポート315の中央部d1から所定距離(例えばDs)内と定められる。そして開発コンポーネント303のポート315の中央部d1と、ポインタ230の中央部d2との距離Dと、Dsとの比較に基づき、所定範囲内であるか否かが判定される。具体的には例えば当該距離Dが閾値Dsよりも大きい場合、所定範囲外であると判定される。他方で当該距離Dが閾値Ds以下である場合、所定範囲内であると判定される。なおここでは所定範囲のポート315の中央部d1を基準位置としたがこれに限られない。所定範囲の基準位置は、例えば開発コンポーネントの中心部としてもよい。
ステップS60に続き、制御部31は、接続指示の入力の有無を判定する(ステップS70)。接続指示の入力は、コネクタを開発コンポーネントに接続するための入力であり、例えばユーザによるマウスのドロップ操作である。マウスのドロップ操作は、マウスボタンのリリース操作である。接続指示の入力があった場合、プロセスはステップS80に進む。他方で接続指示の入力がない場合、プロセスはステップS40に戻る。
ステップS70において接続指示の入力があった場合、制御部31は、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントとをコネクタにより接続して表示部35に表示させる(ステップS80)。図10は、かかる動作の概要を示す図である。図10に示すように、コネクタ310の端部312が、開発コンポーネント303のポート315に嵌合し、開発コンポーネント301と開発コンポーネント303とが接続される。
このように、本実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10によれば、開発コンポーネント301に接続されたコネクタ310がポインタ230により選択された状態で開発コンポーネント303から所定範囲内にポインタ230が位置する場合、コネクタ310及び開発コンポーネント303が強調表示される。したがって、第1の開発コンポーネント301と第2の開発コンポーネント303をコネクタ310により接続可能であることをユーザが容易に把握することができる。すなわち本実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10によれば、ソフトウェア開発環境のユーザインタフェースの利便性を改善することができる。
また、本実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10によれば、図8に示されるように、第2の開発コンポーネント303は、コネクタ310の端部312の形状に対応した形状のポート315を備える。また上記の強調表示にかかる表示態様において、端部312及びポート315が強調表示される。かかる対応形状及び強調表示により、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントをコネクタにより接続可能であることをユーザがより容易に把握することができる。
また、本実施形態に係るソフトウェア開発環境提供システム10によれば、コネクタ310及び第2の開発コンポーネント303が強調表示されている状態で接続指示の入力を受け付けた場合、開発コンポーネント301と開発コンポーネント303とがコネクタ310により接続される。そのため、コネクタ310により第1の開発コンポーネント301と第2の開発コンポーネント303とを接続可能なことを把握した状態で当該接続操作が行え、ユーザの利便性を高めることができる。またポインタ230が第2の開発コンポーネント303から所定範囲内に位置する場合に接続指示の入力を行えばよいため、必ずしもポインタ230を第2の開発コンポーネント303の接続位置(例えばポート315の位置等)に厳密に合わせる必要がなく、ユーザの操作性を向上させることができる。
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば本実施形態ではコネクタの端部が半円状であり、対応するポートは当該半円が嵌合する半円形の凹形状である例を示したがこれに限らない。例えばコネクタの端部の形状は、三角形、ひし形等、矢印形状、多角形、凸形状等、任意の形状であってよい。またコネクタの端部の形状は、複数種類あってもよい。この場合において、例えばコネクタと接続可能なポートは、各コネクタが嵌合する形状としてもよい。また、コネクタと接続不可能なポートは、当該コネクタが嵌合しない形状としてもよい。換言すると、あるコネクタと接続不可能なポートは、当該コネクタと接続可能なポートと形状を異ならせてもよい。このようにすることで、コネクタと接続可能及び接続不可能な開発コンポーネントを、ユーザがより容易に把握することができる。またこれにより、開発コンポーネントの接続関係によるプログラムのバグの防止、デバッグの容易化を図ることができる。さらに、接続不可能なポートに関し、コネクタを選択した状態でポインタが近接した場合に、接続可能なポートの強調表示(以下、第1の強調表示ともいう)とは異なる態様で強調して表示されてもよい。つまり制御部31は、コネクタがポインタ230により選択された状態でポインタ230がコネクタと接続不可能なポートから所定範囲内に位置する場合、表示部35に、コネクタの端部と接続不可能なポートとを第1の強調表示とは異なる態様(以下、第2の強調表示ともいう)で強調して表示させてもよい。第2の強調表示は、任意の態様を取りうる。例えばコネクタの端部が半円状でポートが三角形状である場合、端部の半円形状の円周上の円弧状の枠が強調表示され、また、ポートの周囲に三角形状の枠が強調表示されてもよい。あるいは第2の強調表示において、第1の強調表示と異なる色で強調表示されてもよい。このように第1の強調表示とは異なる第2の強調表示で表示することで、当該コネクタとポートとが接続不可能であることをユーザがより容易に把握することができる。またこれにより開発コンポーネントの接続関係によるプログラムのバグの防止、デバッグの容易化を図ることができる。
また例えば、強調表示にかかる枠314と枠316とは、同一色であってもよい。例えば当該色は、輝度の高い表示色(例えば水色、赤色、黄色)であってよい。換言すると、強調表示にかかる表示対応において、コネクタの端部312と、ポート315とが同一色により強調して表示されてもよい。これによりコネクタの端部とポートとが同一色で強調表示され、第1の開発コンポーネントと第2の開発コンポーネントをコネクタにより接続可能であることをユーザがより容易に把握することができる。なお強調表示(第1の強調表示)の態様はこれに限られない。例えば当該強調表示は、輝度、表示色の濃淡、コントラスト、又はこれらの組み合わせ等、任意のパラメータを適宜変更して行ってもよい。また強調表示は、これらのパラメータの変更以外にも、他のオブジェクトと比較して視覚的に目立つ態様であれば、任意の態様で行われてよい。同様に第2の強調表示の態様も上記に限られない。例えば当該強調表示は、輝度、表示色の濃淡、コントラスト、又はこれらの組み合わせ等、任意のパラメータを適宜変更して行ってもよい。また強調表示は、これらのパラメータの変更以外にも、他のオブジェクトと比較して視覚的に目立つ態様であれば、任意の態様で行われてよい。
また例えば本実施形態では、第2の開発コンポーネントが1つのポートを備える例を示したがこれに限られない。第2の開発コンポーネントは2つ以上のポートを備えていてもよい。この場合において、かかる2つ以上のポートのいずれもがコネクタと接続可能であり、ポインタ230の位置がいずれも各ポートに係る所定範囲内である場合、ポインタ230がより近い方のポートとコネクタの端部とが強調表示されるようにしてもよい。このようにすることで、コネクタが接続されるポートがいずれであるかをユーザが容易に把握することができる。
また本実施形態では、図4~10において、マウスによってポインタ230を操作する例を示したがこれに限られない。例えば、物理キー、静電容量キー、マウス以外のポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン等によってポインタ230が操作されてもよい。
また本実施形態では、情報処理装置30がサーバ20にウェブブラウザによりアクセスすることにより、ソフトウェア開発環境がユーザに提供される例を示したがこれに限られない。例えば情報処理装置30に、ソフトウェア開発環境提供システム10に係るアプリケーションをインストールして、当該アプリケーションを介してサーバ20と通信することにより、ソフトウェア開発環境がユーザに提供されてもよい。
10 ソフトウェア開発環境提供システム
20 サーバ
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
30 情報処理装置
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 表示部
40 ネットワーク
200 ユーザインタフェース
210 ビルダ領域
220 開発コンポーネント選択領域
221~229、2210 開発コンポーネント
230 ポインタ
240 プロパティ領域
301~304 開発コンポーネント
310、320、330 コネクタ
311、312 端部
313 ライン部
314、316 枠
315 ポート

Claims (8)

  1. 表示部と、制御部とを備える情報処理装置を含み、複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を提供するソフトウェア開発環境提供システムであって、
    前記表示部は、第1の開発コンポーネント、該第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタ、及び該コネクタにより前記第1の開発コンポーネントに接続可能な第2の開発コンポーネントが配置されたユーザインタフェースを表示し、
    前記制御部は、前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記表示部に、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示させる、ソフトウェア開発環境提供システム。
  2. 請求項1に記載のソフトウェア開発環境提供システムであって、
    前記第2の開発コンポーネントは、前記コネクタの端部の形状に対応した形状の少なくとも1つのポートを備え、前記端部は前記少なくとも1つのポートに接続可能であり、前記表示態様において、前記コネクタの端部と、前記少なくとも1つのポートのいずれか1つとが強調して表示される、ソフトウェア開発環境提供システム。
  3. 請求項2に記載のソフトウェア開発環境提供システムであって、
    前記制御部は、前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記コネクタと接続不可能なポートから所定範囲内に位置する場合、前記表示部に、前記コネクタの端部と前記接続不可能なポートとを前記表示態様とは異なる態様で強調して表示させる、ソフトウェア開発環境提供システム。
  4. 請求項2又は3に記載のソフトウェア開発環境提供システムであって、
    前記コネクタと接続不可能なポートは、前記コネクタと接続可能なポートと形状が異なる、ソフトウェア開発環境提供システム。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載のソフトウェア開発環境提供システムであって、
    前記表示態様において、前記端部と、前記少なくとも1つのポートのいずれか1つとが同一色により強調して表示される、ソフトウェア開発環境提供システム。
  6. 請求項2乃至5のいずれか一項に記載のソフトウェア開発環境提供システムであって、
    前記制御部は、前記表示態様により前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントが表示されている状態で接続指示の入力を受け付けた場合、前記第1の開発コンポーネントと前記第2の開発コンポーネントとを前記コネクタにより接続して前記表示部に表示させる、ソフトウェア開発環境提供システム。
  7. 複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を提供するソフトウェア開発環境提供方法であって、
    第1の開発コンポーネント、該第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタ、及び該コネクタにより前記第1の開発コンポーネントに接続可能な第2の開発コンポーネントが配置されたユーザインタフェースを表示するステップと、
    前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示するステップと、
    を含むソフトウェア開発環境提供方法。
  8. 複数の開発コンポーネントを組み合わせることによりソフトウェアを開発する環境を提供するソフトウェア開発環境提供プログラムであって、前記ソフトウェア開発環境提供プログラムが実行された場合に、プロセッサに、
    第1の開発コンポーネント、該第1の開発コンポーネントに接続されたコネクタ、及び該コネクタにより前記第1の開発コンポーネントに接続可能な第2の開発コンポーネントが配置されたユーザインタフェースを表示するステップと、
    前記コネクタがポインタにより選択された状態で前記ポインタが前記第2の開発コンポーネントから所定範囲内に位置する場合、前記コネクタ及び前記第2の開発コンポーネントを強調した表示態様で表示するステップと、
    を含む動作を実行させるソフトウェア開発環境提供プログラム。
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