JP7030434B2 - 翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラム - Google Patents

翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラム Download PDF

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Description

本開示は、第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラムに関するものである。
近年、第1言語の文を第1言語と異なる第2言語の文に翻訳する機械翻訳装置が研究及び開発されており、例えば特許文献1などの技術が提案されている。このような機械翻訳装置の翻訳性能の向上には、翻訳に利用可能な多数の例文を収集した対訳コーパスが必要となる。
特開2004-156806号公報
従来の機械翻訳装置では、誤訳の発生が課題となっており、誤訳が生じた場合、従来の機械翻訳装置では、原文を修正して再度機械翻訳したり、誤訳した翻訳文を修正したりしている。
従来の機械翻訳装置では、多数の例文を収集した対訳コーパスを生成することにより、誤訳の発生を防止することが可能になるが、多数の例文を収集することは困難であり、上記従来の技術では、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、原文と翻訳文とを対にした例文を多数収集することができるとともに、誤訳の発生を防止することができる翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラムを提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る翻訳方法は、第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳装置における翻訳方法であって、翻訳対象である前記第1言語の原文を取得し、前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成し、前記翻訳文が正しく翻訳されていない場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成し、前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信し、前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信し、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを、前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部に登録する。
本開示によれば、原文と翻訳文とを対にした例文を多数収集することができるとともに、誤訳の発生を防止することができる。
本開示の実施の形態1における翻訳システムの全体構成を示す図である。 本開示の実施の形態1におけるサーバの構成を示す図である。 本開示の実施の形態1における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第1のフローチャートである。 本開示の実施の形態1における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第2のフローチャートである。 本実施の形態1において、誤訳文の修正を受け付けるための表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態1の変形例において、誤訳文の修正及び原文の類似文の入力を受け付けるための表示画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2におけるサーバの構成を示す図である。 本開示の実施の形態2における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第1のフローチャートである。 本開示の実施の形態2における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第2のフローチャートである。 本実施の形態2において、誤訳文及び逆翻訳文の修正を受け付けるための表示画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態3におけるサーバの構成を示す図である。 本開示の実施の形態3における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第1のフローチャートである。 本開示の実施の形態3における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第2のフローチャートである。
(本開示の基礎となった知見)
近年、第1言語の文を第1言語と異なる第2言語の文に翻訳する機械翻訳装置が研究及び開発されている。このような機械翻訳装置の翻訳性能の向上には、翻訳に利用可能な多数の例文を収集した対訳コーパスが必要となる。
一方、従来の機械翻訳装置では、誤訳の発生が課題となっており、誤訳が生じた場合、従来の機械翻訳装置では、原文を修正して再度機械翻訳したり、誤訳した翻訳文を修正したりしている。
対訳コーパスは、原文と翻訳文とを対にしたものである。例えば、機械翻訳装置は、入力された翻訳対象である原文と、当該原文を翻訳した翻訳文とを対にして対訳コーパスに追加することにより、対訳コーパスの例文を増やすことが考えられる。しかしながら、原文が誤訳された場合、当該原文と誤訳文とを対にして対訳コーパスに追加することはできず、対訳コーパスの例文を増やすことはできない。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る翻訳方法は、第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳装置における翻訳方法であって、翻訳対象である前記第1言語の原文を取得し、前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成し、前記翻訳文が正しく翻訳されていない場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成し、前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信し、前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信し、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを、前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部に登録する。
この構成によれば、翻訳対象である第1言語の原文が取得される。原文を第2言語に翻訳した翻訳文が生成される。翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データが生成される。対訳データが少なくとも1つの端末装置へ送信される。誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが少なくとも1つの端末装置から受信される。受信された少なくとも1つの修正対訳データが、第1言語の文と第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部に登録される。
したがって、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが記憶部に登録されるので、原文と翻訳文とを対にした例文を多数収集することができるとともに、誤訳の発生を防止することができる。
また、上記の翻訳方法において、前記少なくとも1つの修正対訳データは、前記修正翻訳文と、前記原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である修正原文とを含んでもよい。
この構成によれば、少なくとも1つの修正対訳データは、修正翻訳文と、原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である修正原文とを含む。
したがって、修正原文と修正翻訳文とを含む修正対訳データが記憶部に登録されるので、原文と翻訳文とを対にした例文をさらに増やすことができる。
また、上記の翻訳方法において、さらに、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データに含まれる前記修正原文の意味を解析し、同じ意味を有する前記修正原文を含む修正対訳データの数が、所定の数以上である場合、当該修正対訳データを前記記憶部に登録してもよい。
この構成によれば、受信した少なくとも1つの修正対訳データに含まれる修正原文の意味が解析され、同じ意味を有する修正原文を含む修正対訳データの数が、所定の数以上である場合、当該修正対訳データが記憶部に登録される。
したがって、少なくとも1つの修正対訳データの全てが記憶されるのではなく、同じ意味を有する修正原文を含む修正対訳データの数が、所定の数以上である場合、当該修正対訳データが記憶部に登録されるので、より正確な修正原文と修正翻訳文との対を例文として記憶することができ、記憶容量を削減することができる。
また、上記の翻訳方法において、さらに、前記原文と前記翻訳文とをユーザに提示し、さらに、提示した前記原文と前記翻訳文とに基づいて、前記翻訳文が正しく翻訳されているか否かの前記ユーザによる判定結果の入力を受け付け、前記翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、前記対訳データを生成してもよい。
この構成によれば、原文と翻訳文とがユーザに提示される。提示された原文と翻訳文とに基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力が受け付けられる。翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、対訳データが生成される。
したがって、翻訳文が正しく翻訳されていないとユーザによって判定された場合、対訳データが生成されて少なくとも1つの端末装置へ送信されるので、ユーザにより確実に誤訳を判定することができる。
また、上記の翻訳方法において、さらに、前記翻訳文を前記第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成し、さらに、前記原文と前記逆翻訳文とをユーザに提示し、さらに、提示した前記原文と前記逆翻訳文とに基づいて、前記翻訳文が正しく翻訳されているか否かの前記ユーザによる判定結果の入力を受け付け、前記翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、前記対訳データを生成してもよい。
この構成によれば、翻訳文を第1言語に翻訳した逆翻訳文が生成される。原文と逆翻訳文とがユーザに提示される。提示された原文と逆翻訳文とに基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力が受け付けられる。翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、対訳データが生成される。
したがって、第2言語を理解することができないユーザであっても、第1言語の原文と、第1言語の逆翻訳文とを比較することにより、翻訳文が正しく翻訳されているか否かを判定することができる。
また、上記の翻訳方法において、前記翻訳文が正しく翻訳されていない場合、前記原文と前記誤訳文と前記逆翻訳文とを含む前記対訳データを生成し、前記対訳データを前記少なくとも1つの端末装置へ送信し、前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、前記原文とを含む前記少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信し、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを前記記憶部に登録してもよい。
この構成によれば、翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と誤訳文と逆翻訳文とを含む対訳データが生成される。対訳データが少なくとも1つの端末装置へ送信される。誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが少なくとも1つの端末装置から受信される。受信された少なくとも1つの修正対訳データが記憶部に登録される。
したがって、逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文も受信されるので、修正逆翻訳文と修正翻訳文とを対にして記憶部に登録することができ、例文をさらに増やすことができる。
また、上記の翻訳方法において、さらに、前記翻訳文を前記第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成し、さらに、前記原文の意味を解析するとともに、前記逆翻訳文の意味を解析し、さらに、前記原文の意味と前記逆翻訳文の意味とが同じであるか否かを判断し、前記原文の意味と前記逆翻訳文の意味とが同じではないと判断した場合、前記対訳データを生成してもよい。
この構成によれば、翻訳文を第1言語に翻訳した逆翻訳文が生成される。原文の意味が解析されるとともに、逆翻訳文の意味が解析される。原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであるか否かが判断される。原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じではないと判断された場合、対訳データが生成される。
したがって、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じである場合、翻訳文は正しいと判断することができ、原文の意味と逆翻訳文の意味とが異なる場合、翻訳文は正しくないと判断することができるので、翻訳文が正しく翻訳されているか否かをユーザが判定する必要がなく、翻訳文が正しく翻訳されているか否かを翻訳装置が正確に判定することができる。
本開示の他の態様に係る翻訳装置は、第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳装置であって、前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部と、翻訳対象である前記第1言語の原文を取得する取得部と、前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成する翻訳文生成部と、前記翻訳文が正しく翻訳されていない場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成する対訳データ生成部と、前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信する送信部と、前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信する受信部と、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを前記記憶部に登録する登録部と、を備える。
この構成によれば、記憶部は、第1言語の文と第2言語の翻訳文とを対にして記憶する。翻訳対象である第1言語の原文が取得される。原文を第2言語に翻訳した翻訳文が生成される。翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データが生成される。対訳データが少なくとも1つの端末装置へ送信される。誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが少なくとも1つの端末装置から受信される。受信された少なくとも1つの修正対訳データが記憶部に登録される。
したがって、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが記憶部に登録されるので、原文と翻訳文とを対にした例文を多数収集することができるとともに、誤訳の発生を防止することができる。
本開示の他の態様に係る翻訳プログラムは、第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行うための翻訳プログラムであって、コンピュータを、前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部と、翻訳対象である前記第1言語の原文を取得する取得部と、前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成する翻訳文生成部と、前記翻訳文が正しく翻訳されていない場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成する対訳データ生成部と、前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信する送信部と、前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信する受信部と、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを前記記憶部に登録する登録部として機能させる。
この構成によれば、記憶部は、第1言語の文と第2言語の翻訳文とを対にして記憶する。翻訳対象である第1言語の原文が取得される。原文を第2言語に翻訳した翻訳文が生成される。翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データが生成される。対訳データが少なくとも1つの端末装置へ送信される。誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが少なくとも1つの端末装置から受信される。受信された少なくとも1つの修正対訳データが記憶部に登録される。
したがって、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データが記憶部に登録されるので、原文と翻訳文とを対にした例文を多数収集することができるとともに、誤訳の発生を防止することができる。
以下、本開示にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における翻訳システムの全体構成を示す図である。
図1に示す翻訳システムは、サーバ1、翻訳装置2及び複数の端末装置3を備える。
翻訳装置2は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータ又は翻訳専用機である。
翻訳装置2は、ユーザによる翻訳対象である第1言語の原文の入力を受け付ける。なお、原文は、音声入力される。この場合、翻訳装置2は、ユーザによる翻訳対象である第1言語の原文の音声入力を受け付けるマイクと、マイクによって入力された音声をテキストデータに変換する音声変換部とを備える。翻訳装置2は、ユーザによって入力された翻訳対象を示す翻訳対象データをサーバ1へ送信する。
なお、原文は、テキスト入力されてもよい。この場合、翻訳装置2は、ユーザによる翻訳対象である第1言語の原文のテキスト入力を受け付ける入力部を備えてもよい。入力部は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。
サーバ1は、ネットワーク4を介して翻訳装置2と通信可能に接続されている。また、サーバ1は、ネットワーク4を介して複数の端末装置3と通信可能に接続されている。ネットワーク4は、例えば、インターネットである。
サーバ1は、第1言語と、第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う。サーバ1は、翻訳対象である第1言語の原文を取得し、原文を第2言語に翻訳した翻訳文を生成し、翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成し、対訳データを複数の端末装置3へ送信する。
複数の端末装置3のそれぞれは、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はパーソナルコンピュータである。なお、本実施の形態1では、翻訳システムは、複数の端末装置3を備えているが、本開示は特にこれに限定されず、翻訳システムは、少なくとも1つの端末装置3を備えてもよい。
複数の端末装置3のそれぞれは、原文と誤訳文とを含む対訳データをサーバ1から受信する。複数の端末装置3のそれぞれは、誤訳文の修正を受け付ける。複数の端末装置3のそれぞれは、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む修正対訳データをサーバ1へ送信する。サーバ1は、複数の修正対訳データを複数の端末装置3から受信し、受信した複数の修正対訳データを記憶部に登録する。
なお、図1では、翻訳システムは、3つの端末装置3を備えているが、本開示は特にこれに限定されず、2つ以上の端末装置3を備えていればよい。
図2は、本開示の実施の形態1におけるサーバの構成を示す図である。
図2に示すサーバ1は、翻訳対象取得部11、機械翻訳モデル記憶部12、機械翻訳部13、翻訳結果送信部14、判定結果受信部15、誤訳判断部16、対訳データ送信部17、修正対訳データ受信部18、対訳コーパス記憶部19、対訳コーパス登録部20、機械モデル学習部21及び対訳データ記憶部22を備える。
サーバ1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び補助記憶装置を含むコンピュータを備える。
図2に示す各ブロックは、例えば、CPUが、補助記憶装置に記憶されている、コンピュータをサーバ1として機能させるプログラム(翻訳プログラム)を実行することで実現される。したがって、コンピュータには、翻訳方法が実装されている。図2において、四角形で示すブロックは、主にCPUで機能的に実現され、円筒形で示すブロックは、主に、ROM、RAM及び補助記憶装置等で構成される記憶装置で機能的に実現される。
なお、翻訳装置2は、サーバ1の一部又は全部の構成を備えてもよい。
翻訳対象取得部11は、翻訳対象である第1言語の原文を取得する。本実施の形態1では、翻訳対象取得部11は、第1言語の原文を含む翻訳対象データを翻訳装置2から受信する。
機械翻訳モデル記憶部12は、機械翻訳部13に接続され、第1言語と第2言語との間の翻訳処理に用いられる機械翻訳モデルを記憶する。機械翻訳モデル記憶部12は、第1言語から第2言語に翻訳するための機械翻訳モデルを記憶する。
機械翻訳部13は、翻訳対象取得部11によって取得された原文を、第1言語とは異なる第2言語に翻訳した翻訳文を生成する。機械翻訳部13は、機械翻訳モデル記憶部12に記憶されている機械翻訳モデルに原文を適用することにより翻訳文を生成する。機械翻訳部13は、統計的機械翻訳、ニューラルネットによる翻訳、又はルールベース型翻訳等を用いて機械翻訳し、機械翻訳部13が用いる機械翻訳方法については特に限定されない。機械翻訳部13は、翻訳対象取得部11によって取得された原文と、翻訳した翻訳文とを翻訳結果送信部14へ出力する。
翻訳結果送信部14は、第1言語の原文と、第2言語の翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信する。なお、翻訳結果送信部14は、第2言語の翻訳文のみを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信してもよい。
翻訳装置2は、原文と翻訳文とをユーザに提示する。翻訳装置2は、提示した原文と翻訳文とに基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力を受け付ける。
判定結果受信部15は、翻訳結果情報に含まれる翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果を示す判定結果情報を翻訳装置2から受信する。
誤訳判断部16は、翻訳装置2から受信した判定結果情報に基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かを判断する。誤訳判断部16は、翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成し、対訳データ記憶部22に記憶する。すなわち、誤訳判断部16は、翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、対訳データを生成する。また、誤訳判断部16は、翻訳文が正しく翻訳されている場合、原文と翻訳文とを含む対訳データを生成し、対訳コーパス登録部20へ出力する。
対訳データ記憶部22は、誤訳判断部16によって翻訳文が正しく翻訳されていないと判断されて生成された原文と誤訳文とを含む対訳データを記憶する。
対訳データ送信部17は、対訳データ記憶部22に記憶された対訳データを読み出し、読み出した対訳データを複数の端末装置3へ送信する。なお、対訳データ送信部17は、対訳データ記憶部22に対訳データが記憶される毎に当該対訳データを送信してもよい。また、対訳データ送信部17は、対訳データ記憶部22に所定の数の対訳データが記憶される毎に所定の数の対訳データを一括して送信してもよい。また、対訳データ送信部17は、定期的に対訳データを送信してもよい。
修正対訳データ受信部18は、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む複数の修正対訳データを複数の端末装置3のそれぞれから受信する。
対訳コーパス記憶部19は、第1言語からなる原文と当該原文の第2言語への翻訳文とを対応付けた対訳コーパスを記憶する。対訳コーパスは、第1言語の原文と当該原文を第2言語へ翻訳した翻訳文とを対にした訳文対を含む。
対訳コーパス登録部20は、対訳コーパス記憶部19に接続され、修正対訳データ受信部18によって受信された複数の修正対訳データを対訳コーパス記憶部19に登録する。対訳コーパス登録部20は、修正対訳データ受信部18によって受信された修正対訳データを、対訳コーパス記憶部19に記憶されている対訳コーパスに新たに登録する。対訳コーパス登録部20は、原文と修正翻訳文とを対応付けて対訳コーパス記憶部19に格納することにより対訳コーパスを登録する。
機械モデル学習部21は、機械翻訳モデル記憶部12に接続され、機械翻訳モデル記憶部12に記憶されている機械翻訳モデルを、対訳コーパスにより学習する。機械モデル学習部21は、対訳コーパス登録部20によって新たな対訳コーパスが登録された場合、機械翻訳モデル記憶部12に記憶されている機械翻訳モデルを再学習する。
図3は、本開示の実施の形態1における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第1のフローチャートであり、図4は、本開示の実施の形態1における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第2のフローチャートである。
まず、ステップS1において、翻訳装置2は、翻訳対象である第1言語の原文のユーザによる入力を受け付ける。なお、原文の入力は、音声入力又はテキスト入力によって行われる。
次に、ステップS2において、翻訳装置2は、ユーザによる原文の入力が完了したか否かを判断する。ここで、原文の入力が完了していないと判断された場合(ステップS2でNO)、ステップS1の処理に戻る。
一方、原文の入力が完了したと判断された場合(ステップS2でYES)、ステップS3において、翻訳装置2は、ユーザによって入力された原文をサーバ1へ送信する。
次に、ステップS4において、サーバ1の翻訳対象取得部11は、翻訳対象である第1言語の原文を翻訳装置2から受信する。
次に、ステップS5において、機械翻訳部13は、第1言語の原文を第2言語に翻訳した翻訳文を生成する。
次に、ステップS6において、翻訳結果送信部14は、第1言語の原文と、第2言語の翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信する。
次に、ステップS7において、翻訳装置2は、サーバ1によって送信された翻訳結果情報を受信する。
次に、ステップS8において、翻訳装置2は、受信した翻訳結果情報に基づいて、原文及び翻訳文を表示する。
次に、ステップS9において、翻訳装置2は、表示した翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザの判定結果の入力を受け付ける。ユーザは、表示された翻訳文を確認し、自身が入力した原文に対して正しく翻訳されているか否かを判定する。翻訳装置2は、例えば、正しく翻訳されている場合に押下するボタンと、正しく翻訳されていない場合に押下するボタンとを表示し、ユーザは、いずれかのボタンを押下する。
次に、ステップS10において、翻訳装置2は、ユーザによる判定結果の入力が完了したか否かを判断する。ここで、判定結果の入力が完了していないと判断された場合(ステップS10でNO)、ステップS9の処理に戻る。
一方、判定結果の入力が完了したと判断された場合(ステップS10でYES)、ステップS11において、翻訳装置2は、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果を示す判定結果情報をサーバ1へ送信する。
次に、ステップS12において、サーバ1の判定結果受信部15は、翻訳装置2によって送信された判定結果情報を受信する。
次に、ステップS13において、誤訳判断部16は、判定結果受信部15によって受信された判定結果情報に基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かを判断する。ここで、翻訳文が正しく翻訳されていると判断された場合(ステップS13でYES)、ステップS14において、誤訳判断部16は、原文と、正しく翻訳されている翻訳文とを含む対訳データを生成する。誤訳判断部16は、生成した対訳データを対訳コーパス登録部20へ出力する。
次に、ステップS15において、対訳コーパス登録部20は、誤訳判断部16によって生成された対訳データを、対訳コーパス記憶部19に記憶されている対訳コーパスに登録する。
なお、本実施の形態1では、原文と、正しく翻訳された翻訳文とを対にした対訳データを対訳コーパスに登録しているが、本開示は特にこれに限定されず、対訳データを対訳コーパスに登録しなくてもよい。この場合、ステップS13で翻訳文が正しく翻訳されていると判断されると、翻訳処理を終了する。
一方、翻訳文が正しく翻訳されていないと判断された場合(ステップS13でNO)、ステップS16において、誤訳判断部16は、原文と翻訳文に対応する誤訳文とを含む対訳データを生成する。
次に、ステップS17において、誤訳判断部16は、生成した対訳データを対訳データ記憶部22に記憶する。
次に、ステップS18において、対訳データ送信部17は、対訳データ記憶部22に記憶された対訳データを読み出し、読み出した対訳データを複数の端末装置3へ送信する。
次に、ステップS19において、端末装置3は、サーバ1によって送信された対訳データを受信する。なお、図4のフローチャートでは、複数の端末装置のうちの1の端末装置に対訳データが送信されているが、他の端末装置にも対訳データが送信され、それぞれの端末装置で同様の処理が行われる。
次に、ステップS20において、端末装置3は、受信した対訳データに基づいて、原文及び誤訳文を表示する。
次に、ステップS21において、端末装置3は、表示した誤訳文の翻訳者による修正を受け付ける。翻訳者は、表示された原文と誤訳文とを確認し、誤訳文を正しい翻訳文に修正する。端末装置3は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルなどの入力部を備えており、入力部は、翻訳者による誤訳文の修正を受け付ける。
図5は、本実施の形態1において、誤訳文の修正を受け付けるための表示画面の一例を示す図である。
図5に示すように、端末装置3は、第1言語の原文51と、第2言語の誤訳文52と、誤訳文の修正をユーザに入力させるための入力欄53と、修正した訳文をサーバ1へ送信するための送信ボタン54とを含む表示画面41を表示する。翻訳者は、第2言語の誤訳文を修正した修正訳文を入力する。
図5に示す例では、「ジュースはいかがですか。」という第1言語の原文51が表示され、「How is Juice?」という誤訳文52が表示されている。これに対し、翻訳者は、原文を正しく翻訳した「How about Juice?」という修正訳文を入力欄53に入力する。そして、修正訳文の入力が完了すると、翻訳者は、送信ボタン54を押下する。
図4に戻って、次に、ステップS22において、端末装置3は、翻訳者による誤訳文の修正が完了したか否かを判断する。端末装置3は、図5に示す送信ボタン54が押下された場合、翻訳者による誤訳文の修正が完了したと判断する。ここで、誤訳文の修正が完了していないと判断された場合(ステップS22でNO)、ステップS21の処理に戻る。
一方、誤訳文の修正が完了したと判断された場合(ステップS22でYES)、ステップS23において、端末装置3は、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、原文とを含む修正対訳データをサーバ1へ送信する。
次に、ステップS24において、サーバ1の修正対訳データ受信部18は、端末装置3によって送信された修正対訳データを受信する。なお、修正対訳データ受信部18は、複数の端末装置3のそれぞれから修正対訳データを受信する。
次に、ステップS25において、対訳コーパス登録部20は、修正対訳データ受信部18によって受信された修正対訳データを、対訳コーパス記憶部19に記憶されている対訳コーパスに登録する。
図5に示す例では、対訳コーパス登録部20は、「ジュースはいかがですか。」という第1言語の原文と、「How about Juice?」という第2言語の修正訳文とを対にして対訳コーパスに登録する。
なお、本実施の形態1では、複数の端末装置3から受信した複数の修正対訳データを全て対訳コーパス記憶部19に登録しているが、本開示は特にこれに限定されず、同じ文字列を有する修正翻訳文については、1つの修正対訳データのみを対訳コーパス記憶部19に登録してもよい。また、対訳コーパス登録部20は、修正翻訳文の文字列が同じ修正対訳データの数が所定数以上である場合に、当該修正対訳データを対訳コーパス記憶部19に登録してもよい。
続いて、本実施の形態1の変形例における翻訳システムについて説明する。本実施の形態1では、端末装置3は、誤訳文の修正を受け付けているが、本実施の形態1の変形例では、端末装置3は、誤訳文の修正を受け付けるとともに、原文に類似した類似文の入力を受け付ける。本実施の形態1の変形例において、複数の修正対訳データのそれぞれは、修正翻訳文と、原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である修正原文(原文の類似文)とを含んでもよい。これにより、原文と修正訳文とを対にした第1修正対訳データと、原文の類似文と修正訳文とを対にした第2修正対訳データとを対訳コーパスに登録することができ、対訳コーパスに記憶される例文を増やすことができる。
図6は、本実施の形態1の変形例において、誤訳文の修正及び原文の類似文の入力を受け付けるための表示画面の一例を示す図である。
図6に示すように、端末装置3は、第1言語の原文51と、第2言語の誤訳文52と、誤訳文の修正をユーザに入力させるための入力欄53と、修正した訳文をサーバ1へ送信するための送信ボタン54と、原文の類似文をユーザに入力させるための入力欄55とを含む表示画面42を表示する。翻訳者は、第2言語の誤訳文を修正した修正訳文を入力するとともに、原文の類似文を入力する。原文の類似文は、原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である。
図6に示す例では、「ジュースはいかがですか。」という第1言語の原文51が表示され、「How is Juice?」という誤訳文52が表示されている。これに対し、翻訳者は、原文を正しく翻訳した「How about Juice?」という修正訳文を入力欄53に入力するとともに、「ジュースにしますか。」という原文の類似文を入力欄55に入力する。そして、修正訳文及び原文の類似文の入力が完了すると、翻訳者は、送信ボタン54を押下する。
端末装置3は、図6に示す送信ボタン54が押下された場合、翻訳者による誤訳文の修正及び原文の類似文の入力が完了したと判断する。誤訳文の修正及び原文の類似文の入力が完了したと判断された場合、端末装置3は、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と原文とを含む第1修正対訳データと、修正翻訳文と原文の類似文とを含む第2修正対訳データとをサーバ1へ送信する。
次に、サーバ1の修正対訳データ受信部18は、端末装置3によって送信された第1修正対訳データ及び第2修正対訳データを受信する。なお、修正対訳データ受信部18は、複数の端末装置3のそれぞれから第1修正対訳データ及び第2修正対訳データを受信する。
次に、対訳コーパス登録部20は、修正対訳データ受信部18によって受信された第1修正対訳データ及び第2修正対訳データを、対訳コーパス記憶部19に記憶されている対訳コーパスに登録する。また、対訳コーパス登録部20は、第2修正対訳データに含まれる原文の類似文に対し、構文解析及び意味解析などの所定の解析処理を行い、複数の端末装置3から受信した複数の第2修正対訳データのそれぞれに含まれる原文の類似文の意味を解析してもよい。そして、対訳コーパス登録部20は、同じ意味を有する原文の類似文を含む第2修正対訳データの数が、所定の数以上である場合、当該第2修正対訳データを対訳コーパスに登録してもよい。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1では、原文と翻訳文とをユーザに提示し、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力を受け付けているが、実施の形態2では、翻訳文を第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成し、原文と逆翻訳文とをユーザに提示し、提示した原文と逆翻訳文とに基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力を受け付ける。
図7は、本開示の実施の形態2におけるサーバの構成を示す図である。
図7に示すサーバ1aは、翻訳対象取得部11、機械翻訳モデル記憶部12a、機械翻訳部13a、翻訳結果送信部14a、判定結果受信部15a、誤訳判断部16a、対訳データ送信部17、修正対訳データ受信部18a、対訳コーパス記憶部19a、対訳コーパス登録部20a、機械モデル学習部21a及び対訳データ記憶部22aを備える。
なお、翻訳装置2が、サーバ1aの一部又は全部の構成を備えてもよい。
機械翻訳モデル記憶部12aは、第1言語から第2言語に翻訳するための第1機械翻訳モデルと、第2言語から第1言語に翻訳するための第2機械翻訳モデルを記憶する。
機械翻訳部13aは、翻訳対象取得部11によって取得された原文を、第1言語とは異なる第2言語に翻訳した翻訳文を生成する。機械翻訳部13aは、機械翻訳モデル記憶部12aに記憶されている第1機械翻訳モデルに原文を適用することにより翻訳文を生成する。また、機械翻訳部13aは、第2言語の翻訳文を第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成する。機械翻訳部13aは、機械翻訳モデル記憶部12aに記憶されている第2機械翻訳モデルに翻訳文を適用することにより逆翻訳文を生成する。機械翻訳部13aは、翻訳対象取得部11によって取得された原文と、逆翻訳文とを翻訳結果送信部14aへ出力する。なお、翻訳文をユーザに提示する場合は、機械翻訳部13aは、翻訳文も翻訳結果送信部14aへ出力してもよい。
翻訳結果送信部14aは、第1言語の原文と、第1言語の逆翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信する。なお、翻訳結果送信部14aは、第1言語の原文と、第2言語の翻訳文と、第1言語の逆翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信してもよい。
翻訳装置2は、原文と逆翻訳文とをユーザに提示する。翻訳装置2は、提示した原文と逆翻訳文とに基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力を受け付ける。
誤訳判断部16aは、翻訳装置2から受信した判定結果情報に基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かを判断する。誤訳判断部16aは、翻訳文が正しく翻訳されていない場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文と逆翻訳文とを含む対訳データを生成し、対訳データ記憶部22aに記憶する。すなわち、誤訳判断部16aは、翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、対訳データを生成する。また、誤訳判断部16aは、翻訳文が正しく翻訳されている場合、原文と翻訳文とを含む第1対訳データと、翻訳文と逆翻訳文とを含む第2対訳データとを生成し、対訳コーパス登録部20aへ出力する。
対訳データ記憶部22aは、誤訳判断部16aによって翻訳文が正しく翻訳されていないと判断されて生成された原文と誤訳文と逆翻訳文とを含む対訳データを記憶する。
修正対訳データ受信部18aは、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、原文とを含む複数の修正対訳データを複数の端末装置3のそれぞれから受信する。
対訳コーパス記憶部19aは、第1言語からなる原文と当該原文の第2言語への翻訳文とを対応付けた対訳コーパスを記憶する。対訳コーパスは、第1言語の原文と当該原文を第2言語へ翻訳した翻訳文とを対にした訳文対を含む。また、対訳コーパスは、第2言語の翻訳文と当該翻訳文を第1言語へ翻訳した逆翻訳文とを対にした訳文対を含む。
対訳コーパス登録部20aは、修正対訳データ受信部18aによって受信された複数の修正対訳データを対訳コーパス記憶部19aに登録する。対訳コーパス登録部20aは、修正対訳データ受信部18aによって受信された修正対訳データを、対訳コーパス記憶部19aに記憶されている対訳コーパスに新たに登録する。対訳コーパス登録部20aは、原文と修正翻訳文とを対応付けて対訳コーパスに登録するとともに、修正逆翻訳文と修正翻訳文とを対応付けて対訳コーパスに登録する。
機械モデル学習部21aは、機械翻訳モデル記憶部12aに記憶されている第1機械翻訳モデルを、対訳コーパスにより学習する。また、機械モデル学習部21aは、機械翻訳モデル記憶部12aに記憶されている第2機械翻訳モデルを、対訳コーパスにより学習する。機械モデル学習部21aは、対訳コーパス登録部20aによって新たな対訳コーパスが登録された場合、機械翻訳モデル記憶部12aに記憶されている第1機械翻訳モデル及び第2機械翻訳モデルを再学習する。
図8は、本開示の実施の形態2における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第1のフローチャートであり、図9は、本開示の実施の形態2における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第2のフローチャートである。
なお、図8に示すステップS31~ステップS35の処理は、図3に示すステップS1~ステップS5の処理と同じであるので、説明を省略する。
次に、ステップS36において、機械翻訳部13aは、第2言語の翻訳文を第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成する。
次に、ステップS37において、翻訳結果送信部14aは、第1言語の原文と、第1言語の逆翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信する。
次に、ステップS38において、翻訳装置2は、サーバ1aによって送信された翻訳結果情報を受信する。
次に、ステップS39において、翻訳装置2は、受信した翻訳結果情報に基づいて、原文及び逆翻訳文を表示する。
次に、ステップS40において、翻訳装置2は、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザの判定結果の入力を受け付ける。ユーザは、表示された逆翻訳文を確認し、自身が入力した原文に対して正しく翻訳されているか否かを判定する。すなわち、翻訳文が正しく翻訳されたものであれば、翻訳文を翻訳した逆翻訳文の意味内容と原文の意味内容とが同じになる。そのため、第2言語を理解できないユーザであっても、原文と逆翻訳文とを比較することにより、翻訳文が正しく翻訳されたか否かを判定することができる。翻訳装置2は、例えば、正しく翻訳されている場合に押下するボタンと、正しく翻訳されていない場合に押下するボタンとを表示し、ユーザは、いずれかのボタンを押下する。
なお、図8に示すステップS41~ステップS44の処理は、図3に示すステップS10~ステップS13の処理と同じであるので、説明を省略する。
翻訳文が正しく翻訳されていると判断された場合(ステップS44でYES)、ステップS45において、誤訳判断部16aは、原文と翻訳文とを含む第1対訳データと、逆翻訳文と翻訳文とを含む第2対訳データとを生成する。誤訳判断部16aは、生成した第1対訳データ及び第2対訳データを対訳コーパス登録部20aへ出力する。
次に、ステップS46において、対訳コーパス登録部20aは、誤訳判断部16aによって生成された第1対訳データ及び第2対訳データを、対訳コーパス記憶部19aに記憶されている対訳コーパスに登録する。
なお、本実施の形態2では、原文と正しく翻訳された翻訳文とを対にした第1対訳データと、逆翻訳文と翻訳文とを対にした第2対訳データとを対訳コーパスに登録しているが、本開示は特にこれに限定されず、第1対訳データ及び第2対訳データを対訳コーパスに登録しなくてもよい。この場合、ステップS44で翻訳文が正しく翻訳されていると判断されると、翻訳処理を終了する。
一方、翻訳文が正しく翻訳されていないと判断された場合(ステップS44でNO)、ステップS47において、誤訳判断部16aは、原文と翻訳文に対応する誤訳文と逆翻訳文とを含む対訳データを生成する。
次に、ステップS48において、誤訳判断部16aは、生成した対訳データを対訳データ記憶部22aに記憶する。
次に、ステップS49において、対訳データ送信部17は、対訳データ記憶部22に記憶された対訳データを読み出し、読み出した対訳データを複数の端末装置3へ送信する。
次に、ステップS50において、端末装置3は、サーバ1aによって送信された対訳データを受信する。なお、図9のフローチャートでは、複数の端末装置のうちの1の端末装置に対訳データが送信されているが、他の端末装置にも対訳データが送信され、それぞれの端末装置で同様の処理が行われる。
次に、ステップS51において、端末装置3は、受信した対訳データに基づいて、原文、誤訳文及び逆翻訳文を表示する。
次に、ステップS52において、端末装置3は、表示した誤訳文及び逆翻訳文の翻訳者による修正を受け付ける。翻訳者は、表示された原文と誤訳文とを確認するとともに、表示された原文と逆翻訳文とを確認し、誤訳文を正しい翻訳文に修正するとともに、逆翻訳文を正しい逆翻訳文に修正する。端末装置3は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルなどの入力部を備えており、入力部は、翻訳者による誤訳文及び逆翻訳文の修正を受け付ける。
図10は、本実施の形態2において、誤訳文及び逆翻訳文の修正を受け付けるための表示画面の一例を示す図である。
図10に示すように、端末装置3は、第1言語の原文51と、第2言語の誤訳文52と、誤訳文の修正をユーザに入力させるための入力欄53と、第1言語の逆翻訳文56と、逆翻訳文の修正をユーザに入力させるための入力欄57と、修正した訳文をサーバ1aへ送信するための送信ボタン54とを含む表示画面43を表示する。翻訳者は、第2言語の誤訳文を修正した修正訳文を入力するとともに、第1言語の逆翻訳文を修正した修正逆翻訳文を入力する。
図10に示す例では、「ジュースはいかがですか。」という第1言語の原文51が表示され、「How is Juice?」という誤訳文52が表示されている。これに対し、翻訳者は、原文を正しく翻訳した「How about Juice?」という修正訳文を入力欄53に入力する。また、「ジュースはどうですか。」という第1言語の逆翻訳文56が表示されている。これに対し、翻訳者は、翻訳文を正しく逆翻訳した「ジュースはいかがですか。」という修正逆翻訳文を入力欄57に入力する。そして、修正訳文及び修正逆翻訳文の入力が完了すると、翻訳者は、送信ボタン54を押下する。
図9に戻って、次に、ステップS53において、端末装置3は、翻訳者による誤訳文及び逆翻訳文の修正が完了したか否かを判断する。端末装置3は、図10に示す送信ボタン54が押下された場合、翻訳者による誤訳文及び逆翻訳文の修正が完了したと判断する。ここで、誤訳文及び逆翻訳文の修正が完了していないと判断された場合(ステップS53でNO)、ステップS52の処理に戻る。
一方、誤訳文及び逆翻訳文の修正が完了したと判断された場合(ステップS53でYES)、ステップS54において、端末装置3は、誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、原文とを含む修正対訳データをサーバ1aへ送信する。
次に、ステップS55において、サーバ1aの修正対訳データ受信部18aは、端末装置3によって送信された修正対訳データを受信する。なお、修正対訳データ受信部18aは、複数の端末装置3のそれぞれから修正対訳データを受信する。
次に、ステップS56において、対訳コーパス登録部20aは、修正対訳データ受信部18aによって受信された修正対訳データに含まれる、原文と修正翻訳文とを対応付けて、対訳コーパス記憶部19aに記憶されている対訳コーパスに登録するとともに、修正逆翻訳文と修正翻訳文とを対応付けて対訳コーパスに登録する。
なお、本実施の形態2においても、本実施の形態1の変形例と同様に、端末装置3は、誤訳文及び逆翻訳文の修正を受け付けるとともに、原文に類似した類似文の入力を受け付けてもよい。この場合、複数の修正対訳データのそれぞれは、修正翻訳文と、修正逆翻訳文と、原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である修正原文(原文の類似文)とを含んでもよい。
(実施の形態3)
上記の実施の形態2では、原文と逆翻訳文とをユーザに提示し、提示した原文と逆翻訳文とに基づいて、翻訳文が正しく翻訳されているか否かのユーザによる判定結果の入力を受け付けているが、実施の形態3では、原文の意味を解析するとともに、逆翻訳文の意味を解析し、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであるか否かを判断し、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じではないと判断した場合、対訳データを生成する。
図11は、本開示の実施の形態3におけるサーバの構成を示す図である。
図11に示すサーバ1bは、翻訳対象取得部11、機械翻訳モデル記憶部12a、機械翻訳部13a、誤訳判断部16b、対訳データ送信部17、修正対訳データ受信部18a、対訳コーパス記憶部19a、対訳コーパス登録部20a、機械モデル学習部21a、対訳データ記憶部22a、翻訳結果解析部23及び翻訳結果送信部24を備える。
なお、翻訳装置2が、サーバ1bの一部又は全部の構成を備えてもよい。
翻訳結果解析部23は、原文の意味を解析するとともに、逆翻訳文の意味を解析する。より具体的には、翻訳結果解析部23は、原文に対して形態素解析、構文解析及び意味解析を行い、原文の意味フレームを取得するとともに、逆翻訳文に対して形態素解析、構文解析及び意味解析を行い、逆翻訳文の意味フレームを取得する。
誤訳判断部16bは、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであるか否かを判断する。誤訳判断部16bは、原文の意味フレームと逆翻訳文の意味フレームとが同じであるか否かを判断する。誤訳判断部16bは、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じではないと判断した場合、対訳データを生成する。すなわち、原文の意味と、原文の翻訳文を逆翻訳した逆翻訳文の意味とが同じである場合、原文の翻訳文は正しく翻訳されていると判断することができる。そこで、誤訳判断部16bは、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じではないと判断した場合、原文と翻訳文に対応する誤訳文と逆翻訳文とを含む対訳データを生成し、対訳データ記憶部22aに記憶する。
翻訳結果送信部24は、誤訳判断部16bによって原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであると判断された場合、第1言語の原文と、第2言語の翻訳文と、第1言語の逆翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信する。なお、翻訳結果送信部24は、第2言語の翻訳文のみを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信してもよい。翻訳装置2は、翻訳結果情報をサーバ1bから受信すると、原文と翻訳文と逆翻訳文とをユーザに提示する。
なお、逆翻訳文は、原文が正しく補正されたか否かを判断するために用いられるため、翻訳結果送信部24は、第1言語の原文と第2言語の翻訳文とを含み、逆翻訳文を含まない翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信してもよい。
また、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じではないと判断された場合、すなわち、原文の翻訳文が正しく翻訳されていない場合、翻訳結果送信部24は、原文を正しく翻訳することができなかったことを示す情報を翻訳装置2へ送信してもよく、翻訳装置2は、原文の翻訳結果を表示しなくてもよい。この場合、翻訳装置2は、原文を正しく翻訳することができなかったことをユーザに通知してもよい。さらに、翻訳結果送信部24は、原文と、正しく翻訳することができなかった誤訳文と、逆翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信してもよく、翻訳装置2は、原文と誤訳文と逆翻訳文とを表示してもよい。
図12は、本開示の実施の形態3における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第1のフローチャートであり、図13は、本開示の実施の形態3における翻訳システムにおける翻訳処理について説明するための第2のフローチャートである。
なお、図12に示すステップS61~ステップS66の処理は、図8に示すステップS31~ステップS36の処理と同じであるので、説明を省略する。
次に、ステップS67において、翻訳結果解析部23は、原文の意味を解析する。
次に、ステップS68において、翻訳結果解析部23は、逆翻訳文の意味を解析する。
次に、ステップS69において、誤訳判断部16bは、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであるか否かを判断する。ここで、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであると判断された場合(ステップS69でYES)、ステップS70において、翻訳結果送信部24は、第1言語の原文と、第2言語の翻訳文と、第1言語の逆翻訳文とを含む翻訳結果情報を翻訳装置2へ送信する。
次に、ステップS71において、翻訳装置2は、サーバ1bによって送信された翻訳結果情報を受信する。
次に、ステップS72において、翻訳装置2は、受信した翻訳結果情報に基づいて、原文、翻訳文及び逆翻訳文を表示する。
また、ステップS71及びステップS72の翻訳装置2の処理と並行して行われるステップS73において、サーバ1bの誤訳判断部16bは、原文と翻訳文とを含む第1対訳データと、逆翻訳文と翻訳文とを含む第2対訳データとを生成する。誤訳判断部16bは、生成した第1対訳データ及び第2対訳データを対訳コーパス登録部20aへ出力する。
次に、ステップS74において、対訳コーパス登録部20aは、誤訳判断部16bによって生成された第1対訳データ及び第2対訳データを、対訳コーパス記憶部19aに記憶されている対訳コーパスに登録する。
なお、本実施の形態3では、原文と正しく翻訳された翻訳文とを対にした第1対訳データと、逆翻訳文と翻訳文とを対にした第2対訳データとを対訳コーパスに登録しているが、本開示は特にこれに限定されず、第1対訳データ及び第2対訳データを対訳コーパスに登録しなくてもよい。この場合、ステップS69で原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じであると判断されると、翻訳処理を終了する。
一方、原文の意味と逆翻訳文の意味とが同じではないと判断された場合(ステップS69でNO)、ステップS75において、誤訳判断部16bは、原文と翻訳文に対応する誤訳文と逆翻訳文とを含む対訳データを生成する。
次に、ステップS76において、誤訳判断部16bは、生成した対訳データを対訳データ記憶部22aに記憶する。
なお、図13に示すステップS77~ステップS84の処理は、図9に示すステップS49~ステップS56の処理と同じであるので、説明を省略する。
なお、本実施の形態3においても、本実施の形態1の変形例と同様に、端末装置3は、誤訳文及び逆翻訳文の修正を受け付けるとともに、原文に類似した類似文の入力を受け付けてもよい。この場合、複数の修正対訳データのそれぞれは、修正翻訳文と、修正逆翻訳文と、原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である修正原文(原文の類似文)とを含んでもよい。
本開示に係る翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラムは、原文と翻訳文とを対にした例文を多数収集することができるとともに、誤訳の発生を防止することができ、第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳方法、翻訳装置及び翻訳プログラムとして有用である。
1,1a,1b サーバ
2 翻訳装置
3 端末装置
4 ネットワーク
11 翻訳対象取得部
12,12a 機械翻訳モデル記憶部
13,13a 機械翻訳部
14,14a 翻訳結果送信部
15,15a 判定結果受信部
16,16a,16b 誤訳判断部
17 対訳データ送信部
18,18a 修正対訳データ受信部
19,19a 対訳コーパス記憶部
20,20a 対訳コーパス登録部
21,21a 機械モデル学習部
22,22a 対訳データ記憶部
23 翻訳結果解析部
24 翻訳結果送信部

Claims (5)

  1. 第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳装置における翻訳方法であって、
    翻訳対象である前記第1言語の原文を取得し、
    前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成し、
    前記翻訳文を前記第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成し、
    前記原文と前記逆翻訳文とをユーザに提示し、
    提示した前記原文と前記逆翻訳文とに基づいて、前記翻訳文が正しく翻訳されているか否かの前記ユーザによる判定結果の入力を受け付け、
    前記翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文と前記逆翻訳文とを含む対訳データを生成し、
    前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信し、
    前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信し、
    受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを、前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部に登録
    前記原文を前記第2言語に翻訳するための第1機械翻訳モデルと、前記翻訳文を前記第1言語に翻訳するための第2機械翻訳モデルとを、前記少なくとも1つの修正対訳データにより学習する、
    翻訳方法。
  2. 前記少なくとも1つの修正対訳データは、前記修正翻訳文と、前記原文とは意味的に同じであり表記的に異なる文章である修正原文とを含む、
    請求項1記載の翻訳方法。
  3. さらに、受信した前記少なくとも1つの修正対訳データに含まれる前記修正原文の意味を解析し、
    同じ意味を有する前記修正原文を含む修正対訳データの数が、所定の数以上である場合、当該修正対訳データを前記記憶部に登録する、
    請求項2記載の翻訳方法。
  4. 第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行う翻訳装置であって、
    前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部と、
    翻訳対象である前記第1言語の原文を取得する取得部と、
    前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成する翻訳文生成部と、
    前記翻訳文を前記第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成する逆翻訳文生成部と、
    前記原文と前記逆翻訳文とをユーザに提示する提示部と、
    提示した前記原文と前記逆翻訳文とに基づいて、前記翻訳文が正しく翻訳されているか否かの前記ユーザによる判定結果の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文と前記逆翻訳文とを含む対訳データを生成する対訳データ生成部と、
    前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信する送信部と、
    前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信する受信部と、
    受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを前記記憶部に登録する登録部と、
    前記原文を前記第2言語に翻訳するための第1機械翻訳モデルと、前記翻訳文を前記第1言語に翻訳するための第2機械翻訳モデルとを、前記少なくとも1つの修正対訳データにより学習する学習部と、
    を備える翻訳装置。
  5. 第1言語と、前記第1の言語とは異なる第2言語との間の翻訳処理を行うための翻訳プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記第1言語の文と前記第2言語の翻訳文とを対にして記憶する記憶部と、
    翻訳対象である前記第1言語の原文を取得する取得部と、
    前記原文を前記第2言語に翻訳した翻訳文を生成する翻訳文生成部と、
    前記翻訳文を前記第1言語に翻訳した逆翻訳文を生成する逆翻訳文生成部と、
    前記原文と前記逆翻訳文とをユーザに提示する提示部と、
    提示した前記原文と前記逆翻訳文とに基づいて、前記翻訳文が正しく翻訳されているか否かの前記ユーザによる判定結果の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記翻訳文が正しく翻訳されていないという判定結果が受け付けられた場合、前記原文と前記翻訳文に対応する誤訳文と前記逆翻訳文とを含む対訳データを生成する対訳データ生成部と、
    前記対訳データを少なくとも1つの端末装置へ送信する送信部と、
    前記誤訳文を正しく修正した修正翻訳文と、前記逆翻訳文を正しく修正した修正逆翻訳文と、前記原文とを含む少なくとも1つの修正対訳データを前記少なくとも1つの端末装置から受信する受信部と、
    受信した前記少なくとも1つの修正対訳データを前記記憶部に登録する登録部と
    前記原文を前記第2言語に翻訳するための第1機械翻訳モデルと、前記翻訳文を前記第1言語に翻訳するための第2機械翻訳モデルとを、前記少なくとも1つの修正対訳データにより学習する学習部として機能させる、
    翻訳プログラム。
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