JP6884941B2 - マルチコプタの飛行中におけるバッテリ交換方法、供給側マルチコプタ、及び被供給側マルチコプタ - Google Patents

マルチコプタの飛行中におけるバッテリ交換方法、供給側マルチコプタ、及び被供給側マルチコプタ Download PDF

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Description

本発明は、マルチコプタの飛行中におけるバッテリ交換方法、供給側マルチコプタ、及び被供給側マルチコプタの技術に関する。
近年、空中撮影、土地の測量、物品の運搬等の様々な用途で、マルチコプタ(「ドローン」とも称する)の利用が広がりつつある。しかしながら、マルチコプタの利用については、未だ様々な問題点が残されている。このマルチコプタの抱える様々な問題点のうち大きな問題点の一つは、航続時間が短いことである。
マルチコプタは、飛行中にバランスをとるために、それぞれプロペラを駆動する複数のロータの回転数を電子制御方式により緻密に制御する。この電子制御の電力供給にはバッテリを用いることになるが、バッテリのエネルギー密度は化石燃料よりも劣っている。そのため、一般的には、マルチコプタの航続時間は約30分程度と短く、長時間の連読航行に耐えうるマルチコプタの登場が望まれている。
特開2016−074257号広報
大塚真生、小澤愛、高橋七奈、朽名佑太、山田学、「空陸水万能な2輪型4ロータヘリコプタと自動バッテリ交換装置」、ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2015、"2A1-F06(1)"-"2A1-F06(4)"、2015年5月
特許文献1には、地上から有線給電を行うことにより、マルチコプタの航続時間を延長する方法が提案されている。しかしながら、この方法では、マルチコプタは、地上に配置された給電装置から延びる送電ケーブルに連結された状態で飛行することになる。そのため、マルチコプタの飛行範囲が送電ケーブルの延びる範囲に限定されてしまうことになり、マルチコプタの飛行の自由度が損なわれてしまう。
加えて、高電圧の送電ケーブルが、マルチコプタの飛行に応じて地上を動き回ることになる。そのため、送電ケーブルが地上の障害物により切断されてしまい、これによって、マルチコプタの飛行する周囲の場所に大きな危険を及ぼしてしまう可能性がある。したがって、特許文献1で提案される方法は限られた場所でしか利用することができない。
また、非特許文献1には、バッテリの交換場所を設けて、その交換場所において、マルチコプタのバッテリを交換することで、マルチコプタの活動範囲を拡大する方法が提案されている。しかしながら、バッテリの交換場所を設けるのが困難な災害地、海上等の場所で、この方法を採用することは難しい。加えて、交換場所に移動し、かつ交換場所で一旦停止する分だけ、マルチコプタの航行に無駄が生じてしまう。したがって、従来の方法では、利用場所が限定的であり、かつマルチコプタの航行に大きな無駄が生じてしまうという問題点があった。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、利用場所を制限されることなく、かつマルチコプタの航行に大きな無駄を生じさせることなく、マルチコプタの航続時間を延長する技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係るマルチコプタの飛行中におけるバッテリ交換方法は、供給用のバッテリを保持する供給側マルチコプタ、及びバッテリの供給対象となる被供給側マルチコプタが、互いに飛行しながら当該両マルチコプタの間でバッテリを供給するための供給経路を確保する第1ステップと、前記供給側マルチコプタが、前記供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに前記供給経路を介して供給する第2ステップと、前記被供給側マルチコプタが、前記供給側マルチコプタから供給される前記供給用のバッテリを受け取る第3ステップと、前記被供給側マルチコプタが、当該被供給側マルチコプタに搭載された搭載バッテリを、前記供給側マルチコプタから受け取った前記供給用のバッテリに交換する第4ステップと、を備える。
上記構成では、供給側マルチコプタ及び被供給側マルチコプタが互いに飛行しながら、供給側マルチコプタから被供給側マルチコプタにバッテリを供給する。これにより、供給側マルチコプタの飛行可能な範囲であれば、実質的に利用場所を制限されることなく、被供給側マルチコプタのバッテリの交換を行うことができる。加えて、供給側マルチコプタが被供給側マルチコプタの方に近づいて、被供給側マルチコプタのバッテリの交換を行うことで、被供給側マルチコプタの航行に大きな無駄を生じないようにすることができる。したがって、上記構成によれば、利用場所を制限されることなく、かつマルチコプタの航行に大きな無駄を生じさせることなく、マルチコプタの航続時間を延長することができる。なお、「マルチコプタ」とは、2つ以上のプロペラを有するヘリコプタ全般を指し、3つ以上のプロペラを有し、物資の運搬、空中撮影等に利用されている比較的小型のドローンの他、尾翼と本体上部とにそれぞれプロペラを有する一般的なヘリコプタを含む。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記第1ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記被供給側マルチコプタの上方を飛行してよく、前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記供給経路に沿って前記供給用のバッテリを投下することで、当該供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに供給してもよい。当該構成によれば、供給側マルチコプタから被供給側マルチコプタへのバッテリの移動に重力を有効活用することにより、バッテリ供給にかかるコストを低減することができる。また、バッテリ交換の際に、両マルチコプタが上下に配置されるため、姿勢を水平方向に維持したままでバッテリの移動が可能である。そのため、安定してバッテリの交換が可能である。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記第1ステップでは、前記被供給側マルチコプタの上方を飛行する前記供給側マルチコプタが前記供給経路として垂下部材を垂れ下げ、前記被供給側マルチコプタが、前記供給側マルチコプタから垂れ下げられた前記垂下部材を受け入れることで、前記両マルチコプタの間に前記供給経路が確保されてよく、前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記垂下部材に沿って前記供給用のバッテリを降下させることで、当該供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに供給してもよい。当該構成では、垂下部材を利用することにより、供給用のバッテリが供給経路を確実に移動するようにすることができる。したがって、当該構成によれば、バッテリの交換をスムーズにすることができる。なお、垂下部材は、供給側マルチコプタから垂れ下げられ、両マルチコプタ間の供給経路を形成可能な部材であればよく、例えば、ワイヤ、ロッド等の線状に形成された部材であってよい。また、垂下部材には、複数の関節を有し、上下方向に伸縮可能なロッド状の部材が用いられてよい。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記垂下部材は、少なくとも一方向に対して剛性を有するように構成されてよい。当該構成では、剛性を有する垂下部材を利用することで、バッテリ交換時の垂下部材の振動を抑えることができる。これによって、当該構成によれば、供給側マルチコプタの負担を低減することができる。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記供給側マルチコプタは、前記垂下部材を巻き取り及び繰り出し可能に構成された駆動部を備えてよく、前記第1ステップでは、前記駆動部により前記垂下部材を繰り出すことで、前記供給側マルチコプタは前記垂下部材を垂れ下げてよい。当該構成によれば、バッテリ交換以外の場面において、垂下部材を垂れ下げないように巻き取り、収納することができる。これによって、例えば、供給側マルチコプタが被補給側マルチコプタの方に飛行する際等に垂下部材が障害物に引っ掛かる等の不用意な事故の発生を低減することができる。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記供給側マルチコプタは、前記供給用のバッテリを保持し、前記垂下部材に沿って上下方向に移動可能に構成された保持部材を備えてよく、前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記供給用のバッテリを保持した前記保持部材を前記垂下部材に沿って降下させることで、当該供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに供給してよい。当該構成によれば、保持部材によってバッテリが垂下部材から外れ難いようにすることができる。これによって、バッテリの交換をスムーズにすることができる。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記保持部材は、前記保持部材が前記垂下部材に沿って自由落下するのを抑制する抑制機構を備えてよい。当該構成によれば、供給側マルチコプタから被供給側マルチコプタに供給用のバッテリを供給する際に、供給用のバッテリから被供給側マルチコプタに大きな撃力が作用するのを防止することができる。これによって、バッテリ交換の際に、被供給側マルチコプタにかかる負担を低減することができる。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記被供給側マルチコプタは、前記搭載バッテリを支持する第1バッテリ支持部及び前記供給用のバッテリを支持する第2バッテリ支持部を有するバッテリ交換部であって、前記第1バッテリ支持部及び前記第2バッテリ支持部の位置を入れ替えるように回転可能に構成されたバッテリ交換部を備えてよく、前記供給用のバッテリ及び前記搭載バッテリはそれぞれ、前記バッテリ交換部の回転方向と異なる方向に延びる突起部を備えてよく、前記保持部材は、前記供給用のバッテリ及び前記搭載バッテリそれぞれの前記突起部を前記バッテリ交換部の回転方向に受け入れ、かつ前記突起部を受け入れた状態で前記突起部を下方向に抜け止めするように構成された溝部を備えてよく、前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記供給用のバッテリの突起部を前記溝部に受け入れた状態で前記供給用のバッテリを保持した前記保持部材を前記垂下部材に沿って降下させてよく、前記第3ステップでは、前記バッテリ交換部の前記第2バッテリ支持部に前記供給用のバッテリを配置させることで、前記被供給側マルチコプタは前記供給用のバッテリを受け取ってよく、前記第4ステップでは、前記被供給側マルチコプタは、前記バッテリ交換部を回転させて、前記供給用のバッテリの前記突起部を前記保持部材の前記溝部から抜け出させ、かつ前記搭載バッテリの前記突起部を前記保持部材の前記溝部に受け入れさせることで、前記搭載バッテリと前記供給用のバッテリとを交換してもよい。バッテリの交換の際に、供給用のバッテリ及び搭載バッテリが交換経路から外れてしまうのを防止することができる。これによって、バッテリの交換をスムーズにすることができる。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、前記被供給側マルチコプタは、前記垂下部材を把持する把持部を備えてよく、前記第1ステップでは、前記被供給側マルチコプタは、前記垂下部材を受け入れる際に、前記把持部により前記垂下部材を把持してもよい。当該構成によれば、バッテリ交換の際に把持部により被供給側マルチコプタが垂下部材から離れないようにすることができる。これによって、バッテリの交換をスムーズにすることができる。
上記一側面に係るバッテリ交換方法の別の形態として、上記バッテリ交換方法は、前記第4ステップの後、前記供給側マルチコプタが、前記供給経路を介して、前記被供給側マルチコプタに搭載されていた前記搭載バッテリを回収する第5ステップを更に備えてもよい。そして、前記被供給側マルチコプタは、前記搭載バッテリの回収が完了後に、前記垂下部材から離脱してもよい。当該構成によれば、不要なバッテリが被供給側マルチコプタに残留したり、バッテリ交換付近の場所に放置されたりするのを防止することができる。また、当該構成によれば、バッテリを回収する間、両マルチコプタにより垂下部材を支持した状態を維持することで、当該垂下部材が振動するのを防止することができる。これにより、バッテリを回収する際に供給側マルチコプタにかかる負担を軽減することができる。
また、本発明の一側面に係る供給側マルチコプタは、複数のプロペラを有し、飛行可能に構成された機体と、前記機体から下方に垂れ下げられる垂下部材と、前記垂下部材に沿って上下方向に移動可能に保持された供給用のバッテリと、を備える。
また、本発明の一側面に係る被供給側マルチコプタは、複数のプロペラを有し、飛行可能に構成された機体と、前記機体に搭載され、前記複数のプロペラを駆動する搭載バッテリと、前記機体より上方を飛行する供給側マルチコプタから垂れ下げられる垂下部材を受け入れる受入部と、を備え、前記供給側マルチコプタから前記垂下部材に沿って投下される供給用のバッテリと前記搭載バッテリとを交換可能に構成される。
本発明によれば、利用場所を制限されることなく、かつマルチコプタの航行に大きな無駄を生じさせることなく、マルチコプタの航続時間を延長する技術を提供することができる。
図1は、本発明の適用場面の一例を模式的に例示する。 図2Aは、実施の形態に係る供給側マルチコプタを模式的に例示する斜視図である。 図2Bは、実施の形態に係る供給側マルチコプタを模式的に例示する側面図である。 図3は、実施の形態に係る供給側マルチコプタのシステム構成を模式的に例示する。 図4Aは、実施の形態に係るバッテリが保持部材に保持されている状態を模式的に例示する斜視図である。 図3Bは、実施の形態に係る保持部材を模式的に例示する斜視図である。 図3Cは、実施の形態に係るバッテリを模式的に例示する斜視図である。 図5Aは、実施の形態に係る被供給側マルチコプタを模式的に例示する斜視図である。 図5Bは、実施の形態に係る被供給側マルチコプタを模式的に例示する平面図である。 図6は、実施の形態に係る被供給側マルチコプタのシステム構成を模式的に例示する。 図7は、実施の形態に係る被供給側マルチコプタの電子回路の構成を模式的に例示する。 図8は、実施の形態に係る管理用端末の構成を模式的に例示する。 図9Aは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Bは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Cは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Dは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Eは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Fは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Gは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Hは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図9Iは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図10Aは、実施の形態に係る被供給側マルチコプタにおけるバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図10Bは、実施の形態に係る被供給側マルチコプタにおけるバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図10Cは、実施の形態に係る被供給側マルチコプタにおけるバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図10Dは、実施の形態に係る被供給側マルチコプタにおけるバッテリ交換の過程を模式的に例示する。 図11Aは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程における被供給側マルチコプタの電子回路の状態を模式的に例示する。 図11Bは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程における被供給側マルチコプタの電子回路の状態を模式的に例示する。 図11Cは、実施の形態に係るバッテリ交換の過程における被供給側マルチコプタの電子回路の状態を模式的に例示する。 図12は、変形例に係る被供給側マルチコプタを模式的に例示する。 図13は、変形例に係る被供給側マルチコプタを模式的に例示する。 図14は、変形例に係る被供給側マルチコプタを模式的に例示する。 図15は、変形例に係る被供給側マルチコプタを模式的に例示する。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良又は変形が行われてもよい。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、以下の説明では、説明の便宜のため、図面内の向きを基準として説明を行う。
§1 構成例
まず、図1を用いて、本発明の適用場面について説明する。図1は、本発明の適用場面の一例を模式的に例示する。図1に示されるとおり、本実施形態では、管理用端末3に制御されることで2台のマルチコプタ(1、2)は空中を飛行する。
これらのうち、供給側マルチコプタ1は、供給用のバッテリ(後述するバッテリ15)を保持するマルチコプタである。一方、被供給側マルチコプタ2は、供給側マルチコプタ1からバッテリの供給を受ける対象となるマルチコプタである。被供給側マルチコプタ2には、例えば、撮影装置、配達対象となる荷物等の各種サービスを提供するための積載物が積載されてよい。
本実施形態では、両マルチコプタ(1、2)は互いに飛行しながらバッテリを供給するための供給経路を確保する。そして、供給側マルチコプタ1が、確保した供給経路を介して、被供給側マルチコプタ2にバッテリを供給する。これにより、利用場所を制限されることなく、かつ被供給側マルチコプタ2の航行に大きな無駄を生じさせることなく、被供給側マルチコプタ2の航続時間を延長することができる。以下、各装置の構成について説明する。
[供給側マルチコプタ]
まず、図2A、図2B、及び図3を用いて、供給側マルチコプタ1の構成について説明する。図2A及び図2Bは、本実施形態に係る供給側マルチコプタ1を模式的に例示する斜視図及び側面図である。図3は、本実施形態に係る供給側マルチコプタ1のシステム構成を模式的に例示する。
図2A及び図2Bに示されるとおり、供給側マルチコプタ1の機体F1は、矩形状の本体部10と、本体部10の周りに等間隔に分割して配置された4つのプロペラ11と、を有している。各プロペラ11は、ロータ110により駆動され、これによって、供給側マルチコプタ1の機体F1は、飛行可能に構成されている。各プロペラ11は、回転範囲をプロペラガード12により保護されている。各プロペラガード12は、プロペラ11を上下方向に挟むように配置された円環状のフレーム材により構成されている。
本体部10には、各部を制御するための制御部190を含む基板(不図示)、及び各部に電気を供給するための駆動バッテリ(不図示)が搭載されている。これにより、供給側マルチコプタ1は電子制御可能に構成されている。また、本体部10には、結合ワイヤ131を駆動するための結合ワイヤ駆動部13、及び運搬ワイヤ141を駆動するための運搬ワイヤ駆動部14が搭載されている。更に、本体部10の下部には、供給用のバッテリ15が保持されている。この供給用のバッテリ15は、供給側マルチコプタ1の駆動に利用されるのではなく、供給側マルチコプタ1から被供給側マルチコプタ2に供給されるものである。
各図に示されるとおり、結合ワイヤ駆動部13は、結合ワイヤ131を収容する筐体、結合ワイヤ131を巻き取り及び繰り出すための結合ワイヤ用サーボモータ193、並びに結合ワイヤ131の繰り出し量及び巻き取り量を計測するための結合ワイヤ用ロータリーエンコーダ194を備えている。これにより、結合ワイヤ駆動部13は、結合ワイヤ131を巻き取り及び繰り出し可能に構成されている。
同様に、運搬ワイヤ駆動部14は、運搬ワイヤ141を収容する筐体、運搬ワイヤ141を巻き取り及び繰り出すための運搬ワイヤ用サーボモータ195、並びに運搬ワイヤ141の繰り出し量及び巻き取り量を計測するための運搬ワイヤ用ロータリーエンコーダ196を備えている。これにより、運搬ワイヤ駆動部14は、運搬ワイヤ141を巻き取り及び繰り出し可能に構成されている。
上記結合ワイヤ131は、供給側マルチコプタ1と被供給側マルチコプタ2との間に、供給用バッテリ15を供給するための供給経路を形成するのに利用される。これに対して、運搬ワイヤ141は、供給経路である結合ワイヤ131に沿って供給用のバッテリ15を運搬するのに利用される。
具体的には、結合ワイヤ131は、結合ワイヤ駆動部13により繰り出され、機体F1(本体部10)から垂れ下げられる。これにより、結合ワイヤ131は、両マルチコプタ(1、2)間の供給経路を構成する。この結合ワイヤ131は、本発明の「垂下部材」に相当し、結合ワイヤ駆動部13は、本発明の「駆動部」に相当する。
本実施形態に係る結合ワイヤ131は、面方向に湾曲した板状の金属材料により構成されており、これによって、幅方向に剛性を有するように構成されている。なお、「剛性」とは、後述する被供給側マルチコプタ2にバッテリを供給する際に結合ワイヤ131が撓まない程度の剛性を指す。このような結合ワイヤ131の金属材料には、例えば、鋼材等が用いられてよい。
一方、運搬ワイヤ141は、結合ワイヤ131に取り付けられた保持部材16の上部に連結している。この保持部材16は、供給用のバッテリ15を保持しており、運搬ワイヤ141の巻き取り及び繰り出しにより、結合ワイヤ131に沿って上下方向に移動可能に構成されている。すなわち、供給用のバッテリ15は、この保持部材16の移動によって、結合ワイヤ131に沿って運搬される。
なお、本実施形態に係る保持部材16は、運搬ワイヤ141により、結合ワイヤ131に沿って自由落下するのを抑制されている。そのため、この運搬ワイヤ141を含む運搬ワイヤ駆動部14は、本発明の「抑制機構」に相当する。このような運搬ワイヤ141には、つり糸、テグス等を用いることができる。
(バッテリの運搬構成)
ここで、図4A〜図4Cを更に用いて、バッテリ15を運搬する構成を詳細に説明する。図4Aは、供給用のバッテリ15が保持部材16に保持された状態で結合ワイヤ131に沿って運搬されている場面を模式的に例示する。図4Bは、本実施形態に係る保持部材16の構成を模式的に例示する斜視図である。図4Cは、本実施形態に係る供給用のバッテリ15の構成を模式的に例示する斜視図である。
図4A及び図4Bに示されるとおり、保持部材16は、結合ワイヤ131が挿通する筒状部161、及び筒状部161の上部から延びる平板状の保持部162を備えている。保持部162の側面には、円弧状に湾曲した溝部163が貫通しており、この溝部163の下方は、溝部163の幅よりも小さい幅で開放されている。また、保持部162の上面には、円環状のワイヤ連結部164が設けられており、上記運搬ワイヤ141は、このワイヤ連結部164に連結されている。
これに対して、図4Cに示されるとおり、供給用のバッテリ15は、略直方体状の筐体部151を備えており、筐体部151の上部152には、首部153を介して突起部154が連結している。突起部154は、保持部材16の溝部163の形状に適合するように、円弧状に湾曲した形状を有している。一方、首部153は、溝部163下部の開放部分を通過することができるように、溝部163下部の開放幅よりも小さい幅に形成されている。
これにより、保持部材16の溝部163は、この突起部154を側面側から受け入れ、かつこの突起部154を受け入れた状態で当該突起部154を下方向に抜け止めするように構成される。すなわち、図4Aに示されるとおり、突起部154が溝部163に受け入れられた状態で、保持部材16とバッテリ15とが上下方向に外れないように連結される。本実施形態では、バッテリ15は、この状態で保持部材16に保持されて、結合ワイヤ131を沿って運搬される。なお、筐体部151の下部には、プラス及びマイナスそれぞれの端子(不図示)が設けられている。
(システム構成)
次に、供給側マルチコプタ1のシステム構成について説明する。図3に示されるとおり、供給側マルチコプタ1は、制御部190及び通信モジュール191を備えている。
制御部190は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により、各部を制御可能に構成されている。制御部190は、1又は複数のマイクロコンピュータにより構成されてよい。また、通信モジュール191は、管理用端末3と無線によるデータ通信を行うことができるように構成される。この通信モジュール191には、公知の無線通信モジュールが用いられてよい。
制御部190は、通信モジュール191を介して管理用端末3とデータ通信を行い、管理用端末3から受信したデータに基づいて各部の制御を行う。例えば、供給側マルチコプタ1は、GPS衛星からのGPS信号に基づき自装置の位置を検出するGPS情報受信部192を備えている。制御部190は、このGPS情報受信部192による位置の測定結果(位置情報)を管理用端末3に送信する。管理用端末3は、供給側マルチコプタ1から受信した位置情報に基づいて所望の位置までの航行情報を作成し、作成した航行情報を供給側マルチコプタ1に送信する。制御部190は、受信した航行情報に基づいて、各プロペラ11のロータ110を適宜制御する。これにより、供給側マルチコプタ1は、所望の位置に移動するように飛行制御される。
また、例えば、供給側マルチコプタ1は、運搬ワイヤ用ロータリーエンコーダ196の他、バッテリ検知センサ197を備えている。バッテリ検知センサ197は、例えば、マイクロスイッチ等で構成され、本体部10の下部に接するように供給用のバッテリ15が配置されたときに、当該供給用のバッテリ15に接する位置に配置される。これにより、バッテリ検知センサ197は、本体部10の下部に接するようにバッテリが配置されているか否かを検知可能に構成される。
制御部190は、運搬ワイヤ用ロータリーエンコーダ196及びバッテリ検知センサ197の検知結果を参照しながら、管理用端末3からの運搬ワイヤ141の繰り出し又は巻き取りの指令に応じて、運搬ワイヤ用サーボモータ195を駆動してもよい。これにより、供給側マルチコプタ1は、運搬ワイヤ141を繰り出し又は巻き取り、保持部材16と共にバッテリ15を上下方向に移動させることができる。
また、例えば、制御部190は、結合ワイヤ用ロータリーエンコーダ194の検知結果を参照しながら、管理用端末3からの結合ワイヤ131の繰り出し又は巻き取りの指令に応じて、結合ワイヤ用サーボモータ193を駆動してもよい。これにより、供給側マルチコプタ1は、機体F1(本体部10)から結合ワイヤ131を垂れ下げるようにしたり、結合ワイヤ131を筐体内に収納したりすることができる。なお、結合ワイヤ131は、筐体内で巻き芯に巻き回されており、巻き芯は、ばね等により巻き取り方向に回転するように構成されていてもよい。これにより、結合ワイヤ131は、結合ワイヤ用サーボモータ193が繰り出し方向に力をかけないようにする、又はその力を弱めることで、筐体内に巻き取られるようになっていてもよい。
供給側マルチコプタ1は、以上のような構成により、供給用のバッテリ15を運搬して、互いに飛行している間に、被供給側マルチコプタ2にバッテリ15を供給可能に構成される。当該バッテリ交換の際の供給側マルチコプタ1の動作については、後述の動作例で詳細に説明する。
[被供給側マルチコプタ]
次に、図5A、図5B、及び図6を用いて、被供給側マルチコプタ2の構成について説明する。図5A及び図5Bは、本実施形態に係る被供給側マルチコプタ2を模式的に例示する斜視図及び平面図である。図6は、本実施形態に係る被供給側マルチコプタ2のシステム構成を模式的に例示する。
図5A及び図5Bに示されるとおり、被供給側マルチコプタ2の機体F2は、矩形状の本体部20と、本体部20の周囲を囲うように配置された枠体26と、本体部20の周りに等間隔に分割して枠体26上に配置された4つのプロペラ21と、を有している。各プロペラ21は、ロータ210により駆動され、これによって、被供給側マルチコプタ2の機体F2は、飛行可能に構成されている。
本体部20には、各部を制御するための制御部290を含む基板(不図示)等が搭載される。この本体部20の隣接する領域には、バッテリ交換部24が設けられている。バッテリ交換部24は、円形状の回転部240を備えており、回転部240の上面には、2つのバッテリ支持部(241、243)が設けられている。
本体部20に近接する第1バッテリ支持部241は、一対の端子部242を有しており、搭載バッテリ25を支持する。搭載バッテリ25は、上記供給用のバッテリ15と同じ構成を有しており、筐体部の上部に首部を介して突起部254が設けられており、筐体部の下部にはプラス及びマイナスの端子が設けられている。第1バッテリ支持部241には、各端子が端子部242に接続された状態で、搭載バッテリ25が搭載される。これにより、被供給側マルチコプタ2は、電子制御可能になり、例えば、各プロペラ21を駆動することができる。
一方、本体部20から離れた側、すなわち、回転部240の中心部を挟んで第1バッテリ支持部241とは反対側に配置される第2バッテリ支持部243は、一対の端子部244を有しており、供給側マルチコプタ1から供給されるバッテリ15を支持する。第1バッテリ支持部241と同様に、第2バッテリ支持部243の各端子部244は、供給されるバッテリ15の各端子が接続する。
回転部240は、回転部用サーボモータ294によって、中心部を通る鉛直方向(図5Bの紙面に垂直な方向)の軸周りに回転可能に構成されている。これにより、バッテリ交換部24は、回転部240を180度回転させることで、第1バッテリ支持部241及び第2バッテリ支持部243の位置を入れ替えることができる。
図5Bに示されるとおり、このバッテリ交換部24の本体部20とは反対側で、第2バッテリ支持部243に近接する領域には、枠体26によってコの字型の受入部23が形成されている。受入部23は、供給側マルチコプタ1から垂れ下げられる結合ワイヤ131を受け入れ可能な大きさに形成されている。
本実施形態に係るプロペラガード22は、上下方向の一対のフレーム材で構成され、各プロペラ21を保護可能なように、被供給側マルチコプタ2の機体F2の外周を囲むように略矩形状に形成されている。ただし、受入部23の部分では、プロペラガード22は、各プロペラガード22の周囲を囲みつつ、機体F2の内側方向に円弧状に湾曲している。これにより、受入部23の部分では、プロペラガード22は開放されており、かつプロペラガード22から受入部23の方に開放幅が小さくなるように構成されている。
(システム構成)
次に、被供給側マルチコプタ2のシステム構成について説明する。図6に示されるとおり、被供給側マルチコプタ2は、制御部290及び通信モジュール291を備えている。制御部290は、上記制御部190と同様であり、通信モジュール291は、上記通信モジュール191と同様である。制御部290は、通信モジュール291を介して管理用端末3とデータ通信を行い、管理用端末3から受信したデータに基づいて各部の制御を行う。
例えば、被供給側マルチコプタ2は、上記供給側マルチコプタ1と同様に、GPS衛星からのGPS信号に基づき自装置の位置を検出するGPS情報受信部292を備えている。制御部290は、GPS情報受信部292による位置の測定結果を管理用端末3に送信し、これに応じて、管理用端末3から航行情報を受信し、受信した航行情報に基づいて、各プロペラ21のロータ210を適宜制御する。これにより、被供給側マルチコプタ2は、所望の位置に移動するように飛行制御される。
また、例えば、被供給側マルチコプタ2は、結合ワイヤ検知センサ293を備えている。結合ワイヤ検知センサ293は、例えば、赤外線センサ等により、結合ワイヤ131を検知可能に構成される。制御部290は、結合ワイヤ検知センサ293の検知結果を参照しながら、供給側マルチコプタ1から垂れ下げられる結合ワイヤ131を受入部23で受け入れるように飛行制御することができる。
また、例えば、被供給側マルチコプタ2は、回転部動作検知センサ295を備えている。回転部動作検知センサ295は、例えば、マイクロスイッチ等により、第1バッテリ支持部241及び第2バッテリ支持部243の位置が入れ替わった、すなわち、本実施形態では、回転部240が180度回転したことを検知可能に構成される。制御部290は、回転部動作検知センサ295の検知結果を参照しながら、回転部用サーボモータ294を適宜駆動することにより、第1バッテリ支持部241及び第2バッテリ支持部243の位置が入れ替わるように回転部240を正確に回転させることができる。
また、例えば、被供給側マルチコプタ2は、バッテリ装着検知センサ296を備えている。バッテリ装着検知センサ296は、例えば、複数のマイクロスイッチを備え、各マイクロスイッチは、各バッテリ支持部(241、243)に配置される。これにより、バッテリ装着検知センサ296は、各バッテリ支持部(241、243)にバッテリが正しく装着されているか否かを検知可能に構成される。制御部290は、バッテリ装着検知センサ296の検知結果を管理用端末3に通知することで、例えば、第2バッテリ支持部243に供給されるバッテリ15が正しく装着されたことを知らせることができる。
(電子回路)
次に、図7を用いて、被供給側マルチコプタ2の電子回路について説明する。図7は、被供給側マルチコプタ2の電子回路の一例を模式的に例示する。図7に示されるとおり、電源回路201は、各バッテリ支持部(241、243)の各端子部(242、244)と電気的に接続している。これにより、電源回路201は、各バッテリ支持部(241、243)に装着されたバッテリからの電気を被供給側マルチコプタ2の各部に供給可能に構成される。
本実施形態では、各端子部(242、244)は並列になっており、電源回路201と各端子部(242、244)との間に、2つのリレースイッチ(202、203)が配置されている。第1リレースイッチ202は、各端子部(242、244)と直接配線されている。一方、第2リレースイッチ203と端子部(242、244)との間には、ダイオード(204、205)がそれぞれ配置されている。各ダイオード(204、205)は、各端子部(242、244)から電源回路201への方向が順方向となるように接続される。
被供給側マルチコプタ2は、以上のような構成により、供給側マルチコプタ1から結合ワイヤ131に沿って投下される供給用のバッテリ15と搭載バッテリ25とを交換可能に構成される。当該バッテリ交換の際の被供給側マルチコプタ2の動作については、後述の動作例で詳細に説明する。
[管理用端末]
次に、図8を用いて、管理用端末3の構成について説明する。図8は、本実施形態に係る管理用端末3の構成を模式的に例示する。図8に示されるとおり、管理用端末3は、CPU、RAM、ROM等を含む制御部31、制御部31で実行するプログラム9等を記憶する記憶部32、各マルチコプタ(1、2)と無線通信を行うための通信モジュール33、マウス、キーボード等の入力を行うための入力装置34、及びディスプレイ、スピーカ等の出力を行うための出力装置35が電気的に接続されたコンピュータである。管理用端末3は、制御部31によりプログラム9を実行して、各マルチコプタ(1、2)と無線通信でデータをやりとりすることで、各マルチコプタ(1、2)の飛行を制御する。
なお、管理用端末3の具体的なハードウェア構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が可能である。例えば、制御部31は、複数のプロセッサを含んでもよい。また、例えば、入力装置34及び出力装置35は、タッチパネルディスプレイに置き換えられてもよい。管理用端末3は、提供されるサービス専用に設計された端末の他、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末、PC(Personal Computer)等が用いられてもよい。
§2 動作例
次に、図9A〜図9Iを用いて、バッテリ交換の際の各マルチコプタ(1、2)の動作例について説明する。図9A〜図9Iは、バッテリ交換の過程を模式的に例示する。以下で説明するバッテリ交換の手順は、本発明の「バッテリ交換方法」に相当する。ただし、以下で説明する手順は一例に過ぎず、各ステップは可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。なお、本実施形態では、各マルチコプタ(1、2)は、上記管理用端末3によって制御されて、各ステップの動作を達成する。
当該バッテリ交換の前段階では、被供給側マルチコプタ2は、搭載バッテリ25を消費しながら、各種サービスの提供のための飛行を行っている。例えば、利用者は、被供給側マルチコプタ2を利用して、空中撮影を行ったり、荷物の配達を行ったりすることができる。そして、搭載バッテリ25の残量が少なくなってきた際に、利用者は、供給側マルチコプタ1にバッテリ15を搭載させ、被供給側マルチコプタ2の方に供給側マルチコプタ1を飛行させて、以下のバッテリの交換を行う。
(第1ステップ)
まず、第1ステップでは、供給側マルチコプタ1及び被供給側マルチコプタ2は、互いに飛行しながら両マルチコプタ(1、2)の間にバッテリを供給するための供給経路を確保する。
本実施形態では、図9A及び図9Bに示されるとおり、供給側マルチコプタ1が、被供給側マルチコプタ2の上方を飛行する。そして、供給側マルチコプタ1は、結合ワイヤ駆動部13を駆動することで、結合ワイヤ131を機体F1から垂れ下げるように繰り出す。次に、被供給側マルチコプタ2が、結合ワイヤ検知センサ293の検知結果に基づいて、供給側マルチコプタ1から垂れ下げられた結合ワイヤ131を受入部23で受け入れた状態になる位置まで移動する。図9Cに示されるとおり、被供給側マルチコプタ2が結合ワイヤ131を受入部23で受け入れた状態になると、両マルチコプタ(1、2)は、結合ワイヤ131を介して上下方向に結合される。これにより、両マルチコプタ(1、2)の間にバッテリの供給経路(結合ワイヤ131)が確保される。
このとき、被供給側マルチコプタ2では、プロペラガード22のフレーム材は受入部23の方に延びており、プロペラガード22から受入部23にかけて開放幅が徐々に狭くなるようになっている。そのため、被供給側マルチコプタ2は、結合ワイヤ131をプロペラガード22に沿わせて受入部23の方に導入することができる。これにより、被供給側マルチコプタ2が受入部23で結合ワイヤ131を受け入れる動作をスムーズに行うことができる。
なお、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2の上方に移動するタイミングは、結合ワイヤ131を繰り出す前、繰り出す間、及び繰り出した後のいずれであってもよい。また、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2の上方を飛行するように制御してもよいし、被供給側マルチコプタ2が供給側マルチコプタ1の下方を飛行するように制御してもよいし、その両方でもよい。
(第2ステップ)
次の第2ステップでは、供給側マルチコプタ1が、第1ステップで確保した供給経路を介して供給用のバッテリ15を被供給側マルチコプタ2に供給する。
本実施形態では、供給側マルチコプタ1は、結合ワイヤ131に沿って供給用のバッテリ15を投下する。具体的には、図9Dに示されるとおり、供給側マルチコプタ1は、運搬ワイヤ駆動部14により運搬ワイヤ141を繰り出すことで、保持部材16に保持された供給用のバッテリ15を結合ワイヤ131に沿って降下させる。これにより、供給側マルチコプタ1から被供給側マルチコプタ2に供給用のバッテリ15が供給される。
このとき、本実施形態では、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2の上方に配置される。そのため、結合ワイヤ131の垂れ下げ、供給用のバッテリ15の降下等に重力を有効活用することができる。これによって、バッテリ15の供給にかかるコストを低減することができる。加えて、両マルチコプタ(1、2)が上下に配置されるため、姿勢を水平方向に維持したままでバッテリ15の移動が可能である。そのため、供給側マルチコプタ1から被供給側マルチコプタ2にバッテリ15を安定的に移動させることができる。
また、本実施形態では、バッテリ15の突起部154は、保持部材16の溝部163に受け入れられていることで上下方向に抜け止めされている。そのため、結合ワイヤ131に沿って降下する間に、供給用のバッテリ15が、保持部材16から離脱し、両マルチコプタ(1、2)の周囲に落下してしまうのを防止することができる。
(第3ステップ及び第4ステップ)
図9E及び図9Fに示されるとおり、次の第3ステップでは、被供給側マルチコプタ2が、供給側マルチコプタ1から供給される供給用のバッテリ15を受け取る。そして、次の第4ステップでは、被供給側マルチコプタ2が、自機に搭載された搭載バッテリ25を、受け取ったバッテリ15に交換する。
ここで、図10A〜図10Dを更に用いて、上記第3ステップ及び第4ステップにおける被供給側マルチコプタ2の動作を詳細に説明する。図10A〜図10Dは、被供給側マルチコプタ2におけるバッテリ交換の過程を模式的に例示する。図10Aに示されるとおり、供給用のバッテリ15を受け取る前には、被供給側マルチコプタ2は、バッテリ交換部24の第1バッテリ支持部241に搭載バッテリ25を搭載しており、第2バッテリ支持部243は空いた状態になっている。
供給用のバッテリ15は、この第2バッテリ支持部243に近接する受入部23に受け入れられている結合ワイヤ131に沿って降下する。第3ステップでは、図10Bに示すとおり、被供給側マルチコプタ2は、降下するバッテリ15を第2バッテリ支持部243に配置させる。これにより、被供給側マルチコプタ2は、供給用のバッテリ15を受け取る。
このとき、本実施形態では、両マルチコプタ(1、2)の水平方向の相対位置は、結合ワイヤ131によってある程度拘束されている。また、第2バッテリ支持部243に受入部23が隣接することで、結合ワイヤ131は、第2バッテリ支持部243の近くを通過する。更に、回転部240の回転軸が鉛直方向を向いているため、第2バッテリ支持部243を含む回転部240の上面は、結合ワイヤ131の延びる方向に対して略垂直になっている。これらの理由により、本実施形態では、第2バッテリ支持部243に供給用のバッテリ15を装着しやすくなっており、これによって、本第3ステップをスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、保持部材16は、運搬ワイヤ141に連結されているため、自由落下するのを抑制されており、これにより、バッテリ15の降下速度を抑えることができる。そのため、第2バッテリ支持部243に供給用のバッテリ15が到達した際に、供給用のバッテリ15から被供給側マルチコプタ2に大きな撃力が作用するのを防止することができる。したがって、本実施形態によれば、本第3ステップにおいて、被供給側マルチコプタ2にかかる負担を低減することができる。
なお、被供給側マルチコプタ2は、バッテリ装着検知センサ296の検知結果に基づいて、供給用のバッテリ15が第2バッテリ支持部243に正しく装着されたか否かを確認することができる。例えば、第2バッテリ支持部243にバッテリ15が正しく装着されなかった、保持部材16の筒状部161が降下中に結合ワイヤ131に引っ掛かり、被供給側マルチコプタ2までバッテリ15が降下できなかった場合には、供給用のバッテリ15の受け取りが失敗する。この場合には、運搬ワイヤ駆動部14によって運搬ワイヤ141を巻き取らせ、再度、被供給側マルチコプタ2による供給用のバッテリ15の受け取りを試みてもよい。
次の第4ステップでは、図10Cに示すとおり、被供給側マルチコプタ2は、バッテリ交換部24の回転部240を回転させて、第1バッテリ支持部241及び第2バッテリ支持部243の位置の入れ替えを行う。
ここで、上記のとおり、各バッテリ支持部(241、243)に載置された各バッテリ(15、25)の筐体部の上部には首部を介して突起部(154、254)が設けられている。各首部は、回転部240の回転に沿うように円弧状に形成されており、これにより、各突起部(154、254)は、回転方向と異なる方向(例えば、径方向)に延びるような形状を有している。
加えて、保持部材16の溝部163は、保持部162の側面から貫通しており、円弧状に湾曲した形状を有している。これにより、溝部163は、回転部240の回転方向に各突起部(154、254)を受け入れ、それ以外の方向には各突起部(154、254)が抜け止めされるように構成されている。
そのため、図10Cに示すとおり、被供給側マルチコプタ2は、回転部240を回転させることで、供給用のバッテリ15の突起部154を保持部材16の溝部163から抜け出させることができる。また、被供給側マルチコプタ2は、突起部154が溝部163から抜け出した後、搭載バッテリ25の突起部254を保持部材16の溝部163に受け入れさせることができる。これにより、図10Dに示すとおり、供給用のバッテリ15と搭載バッテリ25との交換を行うことができる。
次に、図11A〜図11Cを用いて、供給用のバッテリ15と搭載バッテリ25との交換を行う際の電子回路の状態について説明する。図11A〜図11Cは、バッテリ交換の過程における被供給側マルチコプタ2の電子回路の状態を模式的に例示する。図11Aに示されるとおり、第2バッテリ支持部243に供給用のバッテリ15を装着したが、バッテリ15と搭載バッテリ25との交換を行っていない段階では、各リレースイッチ(202、203)は、第2バッテリ支持部243の配線とは切り離されており、第1バッテリ支持部241の配線と接続している。そのため、この段階では、搭載バッテリ25から電源回路201に電気が供給される。
上記第4ステップによるバッテリの交換を行う際には、図11Bに示されるとおり、被供給側マルチコプタ2は、第1リレースイッチ202の接続を第1バッテリ支持部241側の配線から第2バッテリ支持部243側の配線に切り替える。これにより、電源回路201には、第1リレースイッチ202を介してバッテリ15から電気が供給されるようになる。
このとき、搭載バッテリ25と供給されたバッテリ15とは両リレースイッチ(202、203)を介して接続される。搭載バッテリ25は消耗しているため、通常、搭載バッテリ25の電圧は、供給されたばかりのバッテリ15よりも小さくなっている。そのため、供給されたバッテリ15と搭載バッテリ25とが直接接続された場合には、供給されたバッテリ15から搭載バッテリ25に電流が流れ、短絡が生じる可能性がある。
これに対して、本実施形態では、第1バッテリ支持部241から電源回路201への方向が順方向となるようにダイオード204が配置されている。すなわち、供給されたバッテリ15を装着した第2バッテリ支持部243から搭載バッテリ25を装着した第1バッテリ支持部241への方向は、ダイオード204の逆方向になっている。そのため、供給されたバッテリ15から搭載バッテリ25へ電流が流れないようにし、上記のような短絡を防止することができる。
なお、この第1リレースイッチ202の切り替えを行う際には、第1リレースイッチ202が第1バッテリ支持部241及び第2バッテリ支持部243の両方の配線に接続していない期間がある。この期間は、ダイオード204及び第2リレースイッチ203を介して搭載バッテリ25から電源回路201に電気が供給される。
そして、図11Cに示されるとおり、バッテリ15から電気が供給されるようになった後、被供給側マルチコプタ2は、第2リレースイッチ203の接続を第1バッテリ支持部241側の配線から第2バッテリ支持部243側の配線に切り替える。これにより、搭載バッテリ25は、電源回路201から完全に切り離され、被供給側マルチコプタ2から取り外すことができる状態になる。換言すると、被供給側マルチコプタ2から搭載バッテリ25を回収することができる状態になる。
(第5ステップ)
上記第4ステップの後、次の第5ステップでは、供給側マルチコプタ1が、結合ワイヤ131を介して、被供給側マルチコプタ2に搭載されていた搭載バッテリ25を回収する。
本実施形態では、上記第4ステップにより、突起部254が溝部163に抜け止めされた状態で、搭載バッテリ25は保持部材16に保持されている。供給側マルチコプタ1は、図9Fに示されるとおり、運搬ワイヤ駆動部14により運搬ワイヤ141を巻き取ることで、被供給側マルチコプタ2から搭載バッテリ25を回収する。この搭載バッテリ25の回収では、供給側マルチコプタ1は、搭載バッテリ25が本体部10の下部に配置されたことをバッテリ検知センサ197により検知するまで、運搬ワイヤ駆動部14による運搬ワイヤ141の巻き取りを行ってもよい。
そして、搭載バッテリ25の回収が完了した後、図9H及び図9Iに示されるとおり、被供給側マルチコプタ2は、結合ワイヤ131から離脱する方向に飛行する。これにより、バッテリ交換の作業は終了し、被供給側マルチコプタ2は、各種サービスの提供に戻ることができる。供給側マルチコプタ1は、結合ワイヤ駆動部13により結合ワイヤ131を巻き取った後、搭載バッテリ25を回収する場所へ移動してよい。
なお、本実施形態では、搭載バッテリ25の回収が完了した後に、被供給側マルチコプタ2が結合ワイヤ131から離脱するようにすることで、搭載バッテリ25の回収の間は、結合ワイヤ131が両マルチコプタ(1、2)により支持された状態を維持することができる。また、結合ワイヤ131は、幅方向に剛性を有するように構成されている。これらの理由により、搭載バッテリ25を回収する際に、結合ワイヤ131が大きく振動するのを防止することができる。したがって、本実施形態によれば、搭載バッテリ25を回収する際に供給側マルチコプタ1にかかる負担を軽減することができる。
[特徴]
以上のとおり、本実施形態では、供給側マルチコプタ1及び被供給側マルチコプタ2が互いに飛行しながら、被供給側マルチコプタ2の消耗した搭載バッテリ25を供給側マルチコプタ1の保持する新たなバッテリ15に交換する。このバッテリの交換は、供給側マルチコプタ1の飛行可能な範囲であれば、実質的に利用場所を制限されることなく行うことができる。加えて、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2に方に近付いて、当該バッテリの交換を行うようにすることで、被供給側マルチコプタ2の航行に大きな無駄を生じないようにすることができる。したがって、本実施形態によれば、利用場所を制限されることなく、かつ被供給側マルチコプタ2の航行に大きな無駄を生じさせることなく、被供給側マルチコプタ2の航続時間を延長することができる。
また、本実施形態では、結合ワイヤ131等のバッテリ交換に利用する殆どの機材は供給側マルチコプタ1に搭載されている。そのため、バッテリ交換のための仕様の制約が、被供給側マルチコプタ2については少なくて済む。したがって、本実施形態によれば、被供給側マルチコプタ2を、各種サービスの提供に適した構成にすることができる。
また、本実施形態では、供給側マルチコプタ1は、結合ワイヤ131を巻き取り及び繰り出すための結合ワイヤ駆動部13を備えている。そのため、供給側マルチコプタ1は、上記第1ステップの前、及び上記第5ステップの後、結合ワイヤ131を機体F1から垂れ下げないように巻き取り、筐体内に収容することができる。これによって、例えば、上記第1ステップを実施するため、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2の方に飛行する際に、結合ワイヤ131が障害物に引っ掛かる等の事故の発生を低減することができる。
§3 変形例
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良及び変形を行うことができることは言うまでもない。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
<3.1>
例えば、上記実施形態では、各マルチコプタ(1、2)は4つのプロペラ(11、21)を備えている。しかしながら、各マルチコプタ(1、2)のプロペラの数は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。各マルチコプタ(1、2)は、姿勢を計測するためのジャイロセンサ等、上記以外のセンサを備えてもよい。本実施形態に係る「マルチコプタ」とは、2つ以上のプロペラを有するヘリコプタ全般を指し、3つ以上のプロペラを有し、物資の運搬、空中撮影等に利用されている比較的小型のドローンの他、尾翼と本体上部とにそれぞれプロペラを有する一般的なヘリコプタを含んでよい。
また、例えば、供給側マルチコプタ1は1つの供給用のバッテリ15を保持しており、被供給側マルチコプタ2は1つの搭載バッテリ25を搭載している。しかしながら、供給側マルチコプタ1の保持する供給用のバッテリ15の数、及び被供給側マルチコプタ2に搭載される搭載バッテリ25の数はそれぞれ、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
<3.2>
また、例えば、上記実施形態では、1台の管理用端末3により、両マルチコプタ(1、2)の飛行を制御している。しかしながら、各マルチコプタ(1、2)を制御するための構成は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各マルチコプタ(1、2)に1又は複数台の管理用端末が用意されてもよい。また、各マルチコプタ(1、2)は、管理用端末3のような情報処理装置に制御されるように構成されるのではなく、ラジオコントローラ等で利用者により直接制御(操縦)されるように構成されてもよい。
<3.3>
また、例えば、上記実施形態では、バッテリを交換する際に、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2の上方を飛行している。しかしながら、バッテリ交換時の両マルチコプタ(1、2)の配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、供給側マルチコプタ1は、水平方向にバッテリ15を供給するように構成されてよい。この場合、バッテリを交換する際、供給側マルチコプタ1は、被供給側マルチコプタ2とほぼ同じ高さに飛行してよい。
<3.4>
また、例えば、上記実施形態では、機体F1から垂れ下げられる垂下部材として、結合ワイヤ131を用いている。しかしながら、垂下部材は、このような例に限定されなくてもよい。垂下部材は、供給側マルチコプタから垂れ下げられ、両マルチコプタ間の供給経路を形成可能な部材であればよく、ワイヤの他、例えば、ロッド等の線状に形成された部材であってよい。また、例えば、垂下部材には、複数の関節を有し、上下方向に伸縮可能なロッド状の部材が用いられてよい。
また、垂下部材を利用する方法以外の方法で、両マルチコプタ(1、2)の間の供給経路を形成してもよい。例えば、供給側マルチコプタ1は、コンベア装置を備え、このコンベア装置を被供給側マルチコプタ2に架け渡すことで供給経路を形成してもよい。また、例えば、供給側マルチコプタ1は、被供給側マルチコプタ2がバッテリ15を受け取ることができるのであれば、被供給側マルチコプタ2に向けてバッテリ15を直接投下してもよい。この場合、バッテリ15の投下経路が供給経路となる。
また、例えば、上記実施形態では、被供給側マルチコプタ2のバッテリ交換部24において、供給用のバッテリ15と搭載バッテリ25とを回転により交換している。しかしながら、被供給側マルチコプタ2におけるバッテリの交換方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、供給側マルチコプタ1がロボットアームを有する場合には、このロボットアームによって、供給用のバッテリ15と搭載バッテリ25とを交換してもよい。また、例えば、被供給側マルチコプタ2がバッテリを搭載可能な箇所を複数有する場合、供給側マルチコプタ1が、被供給側マルチコプタ2の複数のバッテリ搭載箇所のいずれかに供給用のバッテリ15を配置した後、搭載バッテリ25を適宜回収することにより、バッテリの交換が行われてよい。
<3.5>
また、例えば、上記実施形態では、垂下部材として、一方向に剛性を有する結合ワイヤ131が用いられている。しかしながら、垂下部材は、このような例に限定されなくてもよく、金属製の円筒状のロッド等、二方向以上に剛性を有する垂下部材を利用してもよい。少なくとも一方向に剛性を有することで、バッテリ運搬時の垂下部材の振動を抑えることができ、これによって、バッテリ交換の際に供給側マルチコプタ1にかかる負担を軽減することができる。
また、樹脂製の紐等の剛性を有しない垂下部材を利用してもよい。上記実施形態では、供給側マルチコプタ1が被供給側マルチコプタ2の上方に配置されるため、剛性を有しない垂下部材でも、重力により機体F1から垂れ下がるようにすることができる。そのため、両マルチコプタ(1、2)の間に供給経路を形成するのに、このような剛性を有しない垂下部材を用いることができる。
<3.6>
また、例えば、上記実施形態では、供給側マルチコプタ1は、結合ワイヤ駆動部13により結合ワイヤ131を繰り出し及び巻き取り可能に構成されている。しかしながら、結合ワイヤ駆動部13は省略されてもよく、供給側マルチコプタ1は、結合ワイヤ131を垂れ下げたまま飛行してもよい。
<3.7>
また、例えば、上記実施形態では、供給用のバッテリ15は保持部材16により保持されている。しかしながら、この保持部材16は省略されてもよい。例えば、バッテリ15の筐体には、結合ワイヤ131の通す貫通孔が設けられてよい。これにより、バッテリ15は、結合ワイヤ131に直接連結されてよい。
<3.8>
また、例えば、上記実施形態では、運搬ワイヤ141及び運搬ワイヤ駆動部14により、保持部材16及びバッテリ15の自由落下が抑制されている。しかしながら、このような、保持部材16及びバッテリ15の自由落下を抑制する抑制機構は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、保持部材16の筒状部161に当該抑制機構としてロータリダンパを取り付けてもよい。これにより、保持部材16及びバッテリ15が結合ワイヤ131に沿って緩やかに落下するようにすることができる。
<3.9>
また、例えば、各マルチコプタ(1、2)の機体(F1、F2)の構成及び形状は、実施の形態に応じて適宜変更されてよい。図12は、その一例を示す。図12に例示される被供給側マルチコプタ2Aの機体は、上記被供給側マルチコプタ2よりも少ないフレーム材で構成されている。このように軽量化の観点から、各マルチコプタ(1、2)の機体(F1、F2)の構成を決定してもよい。
<3.10>
また、例えば、図13に示されるとおり、被供給側マルチコプタは、結合ワイヤ131を把持する把持部27を備えてもよい。把持部27の形状及び構成は、実施の形態に応じて適宜決定することができる。
図13に示される被供給側マルチコプタ2Bでは、把持部27は、受入部23の近傍に配置され、棒状に形成されている。把持部27は、受入部23を閉じることができる程度の長さを有しており、端部においてフレーム材に軸支されている。そして、この把持部27は、サーボモータ(不図示)により、その端部を軸に回転可能に構成されている。なお、被供給側マルチコプタ2Bの機体の構成は、上記変形例に係る被供給側マルチコプタ2Aと同じである。また、被供給側マルチコプタ2Bのその他の構成は、上記実施形態に係る被供給側マルチコプタ2と同じである。
この把持部27は、受入部23に結合ワイヤ131を受け入れた後、受入部23を閉じることで、受入部23と把持部27との間で結合ワイヤ131を把持する(閉じ込める)ことができる。すなわち、バッテリ交換の際に、被供給側マルチコプタ2が結合ワイヤ131から離れないようにすることができる。これにより、上記第3ステップ及び第4ステップにおけるバッテリの受け取り及びバッテリの交換をスムーズに行うことができる。
<3.11>
また、例えば、図14に示されるとおり、被供給側マルチコプタは、第2バッテリ支持部243で受け取った供給用のバッテリ15を押し込んで、供給用のバッテリ15の各端子部と第2バッテリ支持部243の各端子部244との接触を確実にするための押し込み部28を備えてもよい。
図14に示される被供給側マルチコプタ2Cでは、押し込み部28は、略L字状に形成されており、その端部において、第1バッテリ支持部241の上部のフレーム材に軸支されている。そして、この押し込み部28は、サーボモータ(不図示)により、水平方向の回転軸周りに回転可能(図の矢印方向)に構成されている。なお、被供給側マルチコプタ2Cの機体の構成は、上記変形例に係る被供給側マルチコプタ2Aと同じである。また、被供給側マルチコプタ2Cのその他の構成は、上記実施形態に係る被供給側マルチコプタ2と同じである。
この押し込み部28は、上記第3ステップにおいて、第2バッテリ支持部243で供給用のバッテリ15を受け取った後に、サーボモータにより駆動して、図14に示すとおり当該供給用のバッテリ15の上部を下方向に押すことができる。これにより、供給用のバッテリ15の各端子部と第2バッテリ支持部243の各端子部244との接触を確実にすることができる。
<3.12>
また、例えば、上記実施形態では、バッテリ交換部24の回転部240は、鉛直方向の軸周りに回転するように構成されている。しかしながら、回転部240の回転軸は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。
図15は、本変形例に係る被供給側マルチコプタ2Dの構成を例示する。図15に示される被供給側マルチコプタ2Dでは、バッテリ交換部24Dは、本体部20Dの上方に配置されている。また、バッテリ交換部24Dの回転部240Dにおいて、各バッテリ支持部(241D、243D)は上下方向に配置されている。具体的には、搭載バッテリを支持する第1バッテリ支持部241Dは下方側に配置されており、供給用のバッテリを受け取る第2バッテリ支持部243Dは上方側に配置されている。そして、回転部240Dの回転軸は、水平方向(図の紙面に垂直な方向)を向いている。すなわち、回転部240Dは、水平方向の軸周りに回転するように構成されている。なお、被供給側マルチコプタ2Dの機体の構成は、上記実施形態に係る供給側マルチコプタ1と同じである。また、被供給側マルチコプタ2Dのその他の構成は、上記実施形態に係る被供給側マルチコプタ2と同じである。
この被供給側マルチコプタ2Dでは、上方に配置された第2バッテリ支持部243Dで供給用のバッテリを受け取った後、回転部240Dを駆動することで、受け取った供給用のバッテリと搭載バッテリとを交換することができる。供給用のバッテリの受け取りは、第2バッテリ支持部243Dが上方側に配置されており、かつ第2バッテリ支持部243Dの上方が開放されているため、上記第3ステップと同様の方法で実施可能である。この被供給側マルチコプタ2Dによれば、供給用のバッテリと搭載バッテリとの交換の際、各バッテリは上下方向に移動するに過ぎない。そのため、バッテリ交換時において、被供給側マルチコプタ2Dにおける重心の変動を低減することができる。これにより、被供給側マルチコプタ2Dにおいて、安定的にバッテリの交換を行うことができる。なお、回転部240Dの回転軸は、水平方向から傾いていてもよい。
<3.13>
また、例えば、上記実施形態では、被供給側マルチコプタ2は、搭載バッテリ25の回収が完了した後、結合ワイヤ131から離脱する。しかしながら、バッテリ交換の手順は、このような例に限定されなくてもよい。被供給側マルチコプタ2は、上記第5ステップにおいて、搭載バッテリ25の回収が行われる前、又は搭載バッテリ25の回収が行われている間に、結合ワイヤ131から離脱してもよい。
1…供給側マルチコプタ、F1…機体、
10…本体部、11…プロペラ、110…ロータ、12…プロペラガード、
13…結合ワイヤ駆動部、131…結合ワイヤ、
14…運搬ワイヤ駆動部、141…運搬ワイヤ、
15…(供給用の)バッテリ、
151…筐体部、152…上部、153…首部、154…突起部、
16…保持部材、
161…筒状部、162…保持部、163…溝部、164…ワイヤ連結部、
190…制御部、191…通信モジュール、192…GPS情報受信部、
193…結合ワイヤ用サーボモータ、
194…結合ワイヤ用ロータリーエンコーダ、
195…運搬ワイヤ用サーボモータ、
196…運搬ワイヤ用ロータリーエンコーダ、
197…バッテリ検知センサ、
2…被供給側マルチコプタ、F2…機体、
20…本体部、21…プロペラ、210…ロータ、22…プロペラガード、
23…受入部、
24…バッテリ交換部、
240…回転部、241…第1バッテリ支持部、242…端子部、
243…第2バッテリ支持部、244…端子部、
25…搭載バッテリ、254…突起部、
26…枠体部、27…把持部、
290…制御部、291…通信モジュール、292…GPS情報受信部、
293…結合ワイヤ検知センサ、
294…回転部用サーボモータ、295…回転部動作検知センサ、
296…バッテリ装着検知センサ、
201…電源回路、
202…第1リレースイッチ、203…第2リレースイッチ、
204・205…ダイオード

Claims (12)

  1. 供給用のバッテリを保持する供給側マルチコプタ、及びバッテリの供給対象となる被供給側マルチコプタが、互いに飛行しながら当該両マルチコプタの間でバッテリを供給するための供給経路を確保する第1ステップと、
    前記供給側マルチコプタが、前記供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに前記供給経路を介して供給する第2ステップと、
    前記被供給側マルチコプタが、前記供給側マルチコプタから供給される前記供給用のバッテリを受け取る第3ステップと、
    前記被供給側マルチコプタが、当該被供給側マルチコプタに搭載された搭載バッテリを、前記供給側マルチコプタから受け取った前記供給用のバッテリに交換する第4ステップと、
    を備える、
    マルチコプタの飛行中におけるバッテリ交換方法。
  2. 前記第1ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記被供給側マルチコプタの上方を飛行し、
    前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記供給経路に沿って前記供給用のバッテリを投下することで、当該供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに供給する、
    請求項1に記載のバッテリ交換方法。
  3. 前記第1ステップでは、前記被供給側マルチコプタの上方を飛行する前記供給側マルチコプタが前記供給経路として垂下部材を垂れ下げ、前記被供給側マルチコプタが、前記供給側マルチコプタから垂れ下げられた前記垂下部材を受け入れることで、前記両マルチコプタの間に前記供給経路が確保され、
    前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記垂下部材に沿って前記供給用のバッテリを降下させることで、当該供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに供給する、
    請求項2に記載のバッテリ交換方法。
  4. 前記垂下部材は、少なくとも一方向に対して剛性を有するように構成される、
    請求項3に記載のバッテリ交換方法。
  5. 前記供給側マルチコプタは、前記垂下部材を巻き取り及び繰り出し可能に構成された駆動部を備え、
    前記第1ステップでは、前記駆動部により前記垂下部材を繰り出すことで、前記供給側マルチコプタは前記垂下部材を垂れ下げる、
    請求項3又は4に記載のバッテリ交換方法。
  6. 前記供給側マルチコプタは、前記供給用のバッテリを保持し、前記垂下部材に沿って上下方向に移動可能に構成された保持部材を備え、
    前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記供給用のバッテリを保持した前記保持部材を前記垂下部材に沿って降下させることで、当該供給用のバッテリを前記被供給側マルチコプタに供給する、
    請求項3から5のいずれか1項に記載のバッテリ交換方法。
  7. 前記保持部材は、前記保持部材が前記垂下部材に沿って自由落下するのを抑制する抑制機構を備える、
    請求項6に記載のバッテリ交換方法。
  8. 前記被供給側マルチコプタは、前記搭載バッテリを支持する第1バッテリ支持部及び前記供給用のバッテリを支持する第2バッテリ支持部を有するバッテリ交換部であって、前記第1バッテリ支持部及び前記第2バッテリ支持部の位置を入れ替えるように回転可能に構成されたバッテリ交換部を備え、
    前記供給用のバッテリ及び前記搭載バッテリはそれぞれ、前記バッテリ交換部の回転方向と異なる方向に延びる突起部を備え、
    前記保持部材は、前記供給用のバッテリ及び前記搭載バッテリそれぞれの前記突起部を前記バッテリ交換部の回転方向に受け入れ、かつ前記突起部を受け入れた状態で前記突起部を下方向に抜け止めするように構成された溝部を備え、
    前記第2ステップでは、前記供給側マルチコプタは、前記供給用のバッテリの突起部を前記溝部に受け入れた状態で前記供給用のバッテリを保持した前記保持部材を前記垂下部材に沿って降下させ、
    前記第3ステップでは、前記バッテリ交換部の前記第2バッテリ支持部に前記供給用のバッテリを配置させることで、前記被供給側マルチコプタは前記供給用のバッテリを受け取り、
    前記第4ステップでは、前記被供給側マルチコプタは、前記バッテリ交換部を回転させて、前記供給用のバッテリの前記突起部を前記保持部材の前記溝部から抜け出させ、かつ前記搭載バッテリの前記突起部を前記保持部材の前記溝部に受け入れさせることで、前記搭載バッテリと前記供給用のバッテリとを交換する、
    請求項6又は7に記載のバッテリ交換方法。
  9. 前記被供給側マルチコプタは、前記垂下部材を把持する把持部を備え、
    前記第1ステップでは、前記被供給側マルチコプタは、前記垂下部材を受け入れる際に、前記把持部により前記垂下部材を把持する、
    請求項3から8のいずれか1項に記載のバッテリ交換方法。
  10. 前記第4ステップの後、前記供給側マルチコプタが、前記供給経路を介して、前記被供給側マルチコプタに搭載されていた前記搭載バッテリを回収する第5ステップを更に備え、
    前記被供給側マルチコプタは、前記搭載バッテリの回収が完了後に、前記垂下部材から離脱する、
    請求項3から9のいずれか1項に記載のバッテリ交換方法。
  11. 複数のプロペラを有し、飛行可能に構成された機体と、
    前記機体から下方に垂れ下げられる垂下部材と、
    前記垂下部材に沿って上下方向に移動可能に保持された供給用のバッテリと、
    を備える、
    供給側マルチコプタ。
  12. 複数のプロペラを有し、飛行可能に構成された機体と、
    前記機体に搭載され、前記複数のプロペラを駆動する搭載バッテリと、
    前記機体より上方を飛行する供給側マルチコプタから垂れ下げられる垂下部材を受け入れる受入部と、
    を備え、
    前記供給側マルチコプタから前記垂下部材に沿って投下される供給用のバッテリと前記搭載バッテリとを交換可能に構成された、
    被供給側マルチコプタ。
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