JP6863075B2 - 乗物用テーブル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用テーブル装置に関する。詳しくは、乗物用シートのシート座面の直上域に水平状の上面を有した形となって設けられるテーブルを有する乗物用テーブル装置に関する。
従来、乗物用テーブル装置として、小物置きとして使用可能なテーブルがシート側部に設けられたアームレストから着座者の前部に向かって横向きに張り出すように設けられた構成が知られている(特許文献1)。上記テーブルの裏面部には、ヒータが備え付けられており、同ヒータから発せられる温熱が着座者の膝部へと当てられるようになっている。
実開平1−150034号公報
上記従来技術では、テーブル裏のヒータからは特定方向にしか温熱が発せられないため、着座者の体格や姿勢によっては適切な位置又は距離で温熱を当てられないおそれがある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、テーブル付けの熱源の使用位置を適切に変えられるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用テーブル装置は次の手段をとる。
第1の発明は、乗物用シートのシート座面の直上域に水平状の上面を有した形となって設けられるテーブルを有する乗物用テーブル装置であって、テーブルに設けられてテーブルの下面側から熱放射を行う熱源と、テーブルの乗物用シートに対する位置を変えることのできるテーブル移動機構と、を有し、テーブル移動機構によるテーブルの移動により熱源の乗物用シートに対する位置が変えられるものである。
この第1の発明によれば、テーブル移動機構により、テーブルの乗物用シートに対する位置を変えることを通じて、テーブルの下面側から熱放射を行う熱源の位置を変えることができる。このように、テーブルを移動させる機構を用いることで、テーブルの使用位置を変える目的とは別の目的でテーブルを動かして、テーブル付けの熱源の使用位置を適切に変えることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。テーブル移動機構が、テーブルの乗物用シートに対する高さ方向の位置を変えることのできる上下移動機構と、テーブルの乗物用シートに対する前後方向の位置を変えることのできる前後移動機構と、を有する。
この第2の発明によれば、上下移動機構により、テーブルの高さ方向の位置を変えることを通じて、熱源の高さ方向の位置を着座者の体格や姿勢或いは好み等の事情に応じて遠ざけたり近付けたりするように変えることができる。また、前後移動機構により、テーブルの前後方向の位置を変えることを通じて、熱源の前後方向の位置を着座者の体格や姿勢或いは好み等の事情に応じて変えることができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。テーブル移動機構が、テーブルの乗物用シートに対する前後方向の位置をテーブルより低い位置に設定されたシート幅方向に延びる軸中心まわりの回転により変えることできる前後回転機構を有する。
この第3の発明によれば、前後回転機構により、テーブルの下面を着座者の大腿部や下腿部に沿わせるような回転軌跡で移動させることができる。したがって、テーブルの下面側から熱放射を行う熱源の使用位置を、着座者の大腿部や下腿部に沿わせる形で移動させることができる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。テーブル移動機構が、乗物用シートの側部に設けられた高さ方向の位置を変えることのできる可動式のアームレストに取り付けられて可動式のアームレストに対してテーブルの位置を変える。
この第4の発明によれば、アームレストの上下移動を利用して、テーブルのアームレストに対する高さ方向の位置を変えることなく乗物用シートに対して上下移動させることができる。
第5の発明は、上述した第1から第4のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。テーブルが、上面からも熱源の熱放射を行う伝熱構造を有する。
この第5の発明によれば、テーブルの下面側から熱放射を行う熱源を利用して、テーブルの上面側からも合理的に熱放射を行うことができる。
実施例1の乗物用テーブル装置の概略構成を表した斜視図である。 展開したテーブルを着座者の膝前側に倒し込んだ状態を表した斜視図である。 展開したテーブルの高さを上げた状態を表した斜視図である。 展開したテーブルの高さをアームレストの上昇によって上げた状態を表した斜視図である。 アームレストを上昇させた位置からテーブルを着座者の膝前側に倒し込んだ状態を表した斜視図である。 テーブルの収納状態を表した側面図である。 テーブルをアームレストの上側まで引き上げた状態を表した側面図である。 テーブルを着座者の膝上側に倒し込んで展開させた状態を表した側面図である。 展開したテーブルを着座者の膝前側に倒し込んだ状態を表した側面図である。 展開したテーブルの高さをアームレストの上昇によって上げた状態を表した斜視図である。 テーブル移動機構の斜視図である。 図11を反対側から見た斜視図である。 テーブル移動機構の分解斜視図である。 テーブル移動機構の側面図である。 図14を反対側から見た側面図である。 テーブル収納状態におけるテーブル移動機構の構成を表した側面図である。 テーブルの引き上げによりスライダが可動側レールの上端に達した状態を表した側面図である。 テーブルを更に引き上げて可動側レールが固定側レールに対して摺動しながら引き上げられた状態を表した側面図である。 展開したテーブルを軸中心まわりに前側に倒し込んだ状態を表した側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《テーブル装置1の概略構成について》
始めに、実施例1のテーブル装置1(乗物用テーブル装置)の構成について、図1〜図19を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、後述するシート100の左右方向を指し、「シート高さ方向」と示す場合には、シート100の上下方向を指し、「シート前後方向」と示す場合には、シート100の前後方向を指すものとする。
本実施例のテーブル装置1は、図1に示すように、自動車の左側後部座席として設けられたシート100に搭載されている。具体的には、上述したテーブル装置1は、小物置きとなる平板状のテーブル2と、同テーブル2をシート100に対して展開収納可能に動かせられるようにするテーブル移動機構3と、を有した構成とされている。上述したテーブル移動機構3は、上述したテーブル2を、シート100の右側部に沿って縦長状の形に収納した収納位置P1(図6参照)から、先ず、所定のスイッチ操作による電動操作によって上側に真っ直ぐ引き上げた引上位置P2へ(図7参照)と動かすようになっている。そして、上述したテーブル移動機構3は、上述したテーブル2を引上位置P2(図7参照)へと引き上げたところからは、手動による倒し込み操作によってテーブル2を着座者の膝上となるシート座面の直上域(後述するシートクッション102の直上域)に水平状に横倒しした展開位置P3(図8参照)へと展開させられるようになっている。
上述したテーブル2は、図1に示すように、上述した展開位置P3へと展開されることにより、その水平状の上面に小物を置くことのできる使用可能な状態へと切り換えられるようになっている。また、上述したテーブル2は、その内部にパネルヒータ2Aが埋め込まれており、上記展開位置P3へと展開されることにより、その下面側から着座者の両膝に向かって輻射熱による温熱を放射することができるようになっている。ここで、パネルヒータ2Aが本発明の「熱源」に相当する。
詳しくは、上述したテーブル2は、上述したシート100の左右両側部に立設された立板状のアームレスト103の上面部間に跨って架橋される形に展開されるようになっている。そして、上述したテーブル2内に埋め込まれたパネルヒータ2Aは、上述したテーブル2の展開により、上述した左右のアームレスト103間に広く面を臨ませた状態に展開されて、着座者の両膝に向かってシート幅方向の広い範囲に亘って上から温熱を放射することができるようになっている。
また、上述したテーブル2は、上述したパネルヒータ2Aから放射される温熱を、テーブル2の上面側からも放射することのできる伝熱構造2Bを有する構成とされている。具体的には、テーブル2は、熱伝導率の高いアルミ製の板材によって形成されており、内部に設定された不図示の断熱層による断熱効果の強弱が調節されていることにより、上面に適度な温かさの熱が伝えられるようになっていると共に、それに伴う温熱が上面側からも外部に向かって放射されるようになっている。
また、上述したテーブル移動機構3は、図2及び図9に示すように、上述した展開位置P3へと展開させたテーブル2を、更に、右側のアームレスト103の前下部箇所に設定されたシート幅方向に軸を向ける回転軸21を中心に、所定のスイッチ操作による電動操作によって前下側へ倒し込むような形で回転させることができるようになっている。ここで、上述した回転軸21が本発明の「軸中心」に相当する。上記回転により、テーブル2が、上述したシート100の着座部となるシートクッション102の前側に倒れ込むような形に傾けられて、その下面を着座者の下腿部へと向ける前傾位置P4の状態へと切り換えられるようになっている。上記状態では、テーブル2は、その上面が前下がり状に傾けられて小物置きとして使用することができない使用不能な状態とされるが、上述したパネルヒータ2Aにより下面側から着座者の両下腿部へ向けて温熱を放射することはできる状態とされるようになっている。
その際、これらの図に示すように、上述したシート100の足載せとなるオットマン104をシートクッション102の前側に迫り出させたリラックス姿勢の状態へと切り換えることにより、上記前傾位置P4へと切り換えられたテーブル2の下面側から放射される温熱を、オットマン104の上に足を載せている着座者の両下腿部へと効率的に当てることができるようになっている。上述したテーブル2の前傾位置P4は、所定のスイッチ操作による電動操作によって、適宜の位置に調節することができるようになっている。
また、上述したテーブル移動機構3は、図3に示すように、上述した展開位置P3へと展開させたテーブル2を、更に、右側のアームレスト103に対して、所定のスイッチ操作による電動操作によって上げ下げする形で動かすことができるようになっている。上記移動により、テーブル2の着座者の両膝に対するシート高さ方向の距離を遠ざけたり近付けたりすることができ、テーブル2の使用位置を変えることができる他、テーブル2の下面側から放射される輻射熱の強弱を調整することができるようになっている。
上述したテーブル移動機構3は、上述したテーブル2を右側のアームレスト103に対してシート高さ方向に移動させられる状態に連結した構成とされている。上述した右側のアームレスト103は、図4に示すように、左側のアームレスト103と共に、所定のスイッチ操作による電動操作によってシート100に対する高さ方向の位置を調節することができるようになっている。上記構成により、テーブル2は、図4及び図10に示すように、上述した左右のアームレスト103をシート100に対して上げ下げすることにより、テーブル移動機構3を動作させることなく、右側のアームレスト103と一体的となってシート100に対する高さ方向の位置が調節されるようになっている。
更に、上述したテーブル移動機構3は、図5に示すように、上述した展開位置P3へと展開させたテーブル2のシート高さ方向の位置を上げたところからでも、図2に示した状態と同じように、右側のアームレスト103の前下部箇所に設定された回転軸21を中心に、所定のスイッチ操作による電動操作によって前下側へ倒し込むような形で回転させることができるようになっている。上記構成により、テーブル2は、着座者の体格が比較的大柄な場合や温熱を弱めて使用したい場合など、テーブル2を高い位置で使用していた状態から前回転させることで、その高い位置に対応する高い位置で前傾位置P4の状態へと切り換えられるようになっている。したがって、テーブル2を着座者の体格や温熱の強弱の好みに合わせた状態を維持したまま前傾位置P4へと切り換えることができる。
《シート100の構成について》
以下、上述したテーブル装置1の具体的な構成について、シート100の基本構成と併せて詳しく説明していく。先ず、シート100の基本構成について説明する。図1に示すように、シート100は、着座者の背凭れ部となるシートバック101と、着座部となるシートクッション102と、肘置きとなる左右一対のアームレスト103と、足載せとなるオットマン104と、を備えた構成とされている。
上述したシートバック101は、その左右両サイドの下端部がシートクッション102の左右両サイドの後端部に不図示のリクライナを介して背凭れ角度の調節を行える状態に連結されている。シートクッション102は、車両のフロア上に、図示しない左右一対のスライドレール12を間に介してシート前後方向の位置を調節することができる状態に連結されている。アームレスト103は、シートクッション102の左右両側部に図示しないリフタ機構を介してシート高さ方向の位置を調節することができる状態に連結されている。オットマン104は、シートクッション102の前部に図示しない駆動機構を介して展開格納することができる状態に連結されている。
《テーブル移動機構3の構成について》
次に、テーブル移動機構3の構成について説明する。テーブル移動機構3は、テーブル2を上述した右側のアームレスト103に対してシート高さ方向に移動させられる状態に連結する上下移動機構10と、テーブル2を右側のアームレスト103に対してシート幅方向に軸を向ける回転軸21のまわりにシート前後方向に回転させられる状態に連結する前後回転機構20と、を有する構成とされている。ここで、上述した前後回転機構20が本発明の「前後回転機構」及び「前後移動機構」に相当する。
《上下移動機構10の構成について》
上述した上下移動機構10は、図11〜図13に示すように、シート幅方向に面を向ける平板状のベースプレート11と、ベースプレート11に組み付けられたシート高さ方向に真っ直ぐ延びるスライドレール12と、スライドレール12に沿ってシート高さ方向にスライド可能となるようガイドされたスライダ13と、スライダ13をベースプレート11に対してシート高さ方向にスライド操作する電動駆動式の送り機構14と、を有する構成とされている。
上述したベースプレート11は、後述する前後回転機構20を介して図1で前述した右側のアームレスト103に連結されて、前後回転機構20の駆動により右側のアームレスト103に対して回転軸21のまわりに回転することができる状態とされて設けられている。スライドレール12は、図13に示すように、上述したベースプレート11に一体的に固定された状態として設けられるシート高さ方向に長尺状に延びる固定側レール12Aと、固定側レール12Aに対してシート高さ方向にスライド可能となるようにガイドされた状態に組み付けられた可動側レール12Bと、によって構成されている。
上述した固定側レール12Aと可動側レール12Bとは、図6に示すように、各々のシート高さ方向のレール長が互いに略同じで、かつ、アームレスト103のシート高さ方向の形状内に収まる長さとされている。上述した固定側レール12Aは、図11〜図13で上述したベースプレート11を介して図6に示す右側のアームレスト103に組み付けられた状態では、同アームレスト103の上面より低い位置に収められた状態として設けられている。
そして、図13に示すように、上述した固定側レール12Aに対してシート高さ方向にスライド可能に組み付けられる可動側レール12Bは、そのシート高さ方向の中間部と下端部との2箇所に一体的に取り付けられた各嵌合部12B1が、固定側レール12Aの前後側の側部に沿ってシート高さ方向に筋状に延びる形に凹んで形成された各ガイド溝12A1にそれぞれ嵌合するように上側から差し込まれることにより、固定側レール12Aに沿ってシート高さ方向にのみスライド可能となるようにガイドされた状態に組み付けられている。
上記組み付けにより、可動側レール12Bは、図16に示すように、その下端側の嵌合部12B1が固定側レール12Aの下端に底付くロアモースト位置と、図18に示すように、そのシート高さ方向の中間部に組み付けられた嵌合部12B1が固定側レール12Aの上端に差し掛かるアッパモースト位置と、の間で、後述する送り機構14の作動に伴うスライダ13の上下移動によって、固定側レール12Aに対してシート高さ方向に摺動することができるようになっている。上記構成により、スライドレール12は、上述した可動側レール12Bの2つの嵌合部12B1を固定側レール12Aに嵌合させた状態を維持しながら、可動側レール12Bを固定側レール12Aに対してシート高さ方向に重ね合わせたりずらしたりして、シート高さ方向のレール長を伸縮させることができるようになっている。上述した可動側レール12Bの上端部には、図13に示すように、テーブル2を引き上げた位置から横倒ししたり横倒しした位置から起し上げたりする際のテーブル2との干渉に伴う摺動摩擦を低減するローラ12B2が組み付けられている。
スライダ13は、上述した可動側レール12Bに対してシート高さ方向にのみスライド可能となるようにガイドされた状態に組み付けられている。具体的には、上述したスライダ13は、上述した可動側レール12Bのレール形状内に嵌め込まれるように下側から差し込まれることにより、可動側レール12Bに対してその下端側から上端に当たって係止されるまでの間の範囲内においてシート高さ方向にのみスライド可能となるようにガイドされた状態に組み付けられている。
上述したスライダ13には、ブラケット13Aを介して上述したテーブル2が一体的に組み付けられている。上述したブラケット13Aには、その中間部に、シート前後方向に軸を向けるヒンジ軸13Bが設定されており、同ヒンジ軸13Bを中心とした回転により、テーブル2を図1の仮想線で示す状態のようにシート高さ方向に真っ直ぐに起立させた状態と、図1の実線で示す状態のようにシート幅方向の内側へと水平状に倒伏させた状態と、に切り換えることができるようになっている。上述したブラケット13Aには、図13に示すように、上述したテーブル2を起立状態から倒伏状態へと倒し込む際に、その速度に弾みが付き過ぎないように緩衝することのできるダンパ13Cが組み付けられている。
上述したスライダ13は、上述したスライドレール12への組み付けにより、次のように後述する送り機構14の作動に伴って可動側レール12Bに沿ってシート高さ方向に移動操作されるようになっている。すなわち、先ず、上述したスライダ13は、図6及び図14〜図16に示すように、上述したテーブル2を収納位置P1に落とし込んだ状態とする初期位置の状態では、スライドレール12の下端側に位置するようになっている。この状態では、スライドレール12は、可動側レール12Bが固定側レール12Aと配置を重ねるロアモースト位置に落とし込まれた状態とされて、図6に示すように可動側レール12Bも固定側レール12Aもアームレスト103の上面より低い位置に配置された状態とされている。また、テーブル2もアームレスト103の上面と略面一状に下側へ大きく落とし込まれた状態とされている。
そして、上記状態から、図17に示すように、上述したスライダ13が後述する送り機構14の作動によって上側に引き上げられると、スライダ13が可動側レール12Bに沿って上側へと移動する。そして、上記スライダ13が可動側レール12Bの上端に当たって係止される位置まで上側に引き上げられると、そこから更にスライダ13が上側へと引き上げられる移動によって、図18に示すように可動側レール12Bがスライダ13によって持ち上げられる形で固定側レール12Aに対して上側に摺動する。上記摺動により、図7に示すように、スライダ13及び可動側レール12Bがアームレスト103の上面よりも高い位置まで引き上げられた状態となり、その位置でテーブル2を図8に示すように横倒ししてもテーブル2をアームレスト103に閊えさせることなく水平状に落とし込めるようになる。
なお、上記図7に示す高さ位置までスライダ13が引き上げられる前にテーブル2を横倒ししようとすると、テーブル2が可動側レール12Bの上端に当たってその倒し込みの動きが途中で閊えるようになっている。しかし、上記テーブル2の当たる可動側レール12Bの上端が前述したローラ12B2となっているため、テーブル2を上記途中位置まで展開させた状態のままスライダ13を図7に示す高さ位置まで引き上げていくことで、テーブル2がローラ12B2の摺動回転に伴って漸次滑らかに水平状となる位置まで落とし込まれていくようにガイドされるようになっている。
また、上記スライダ13が図7に示す高さ位置から図6に示す初期位置に向かって落とし込まれていく移動により、前述した可動側レール12Bがスライダ13と共に落とし込まれていき、固定側レール12Aと配置を重ねた状態へと戻されるようになっている。その際、上記スライダ13がテーブル2を水平状に展開させた状態のまま落とし込まれることがあっても、テーブル2が可動側レール12Bの上端に設けられたローラ12B2との当たりによって漸次滑らかに起し上げられていくことで、テーブル2を起立状態に戻した形で収納位置P1へと落とし込むことができるようになっている。
送り機構14は、図11〜図15に示すように、上述したスライダ13に連結されて回転によりスライダ13をシート高さ方向に移動操作する操作リンク14Aと、操作リンク14Aに連結されて回転により操作リンク14Aをシート高さ方向に移動操作する遊星歯車機構14Bと、これら操作リンク14Aと遊星歯車機構14Bとに回転駆動力を伝達する駆動ユニット14Cと、を有する構成とされている。
操作リンク14Aは、図12〜図15に示すように、初期状態ではシート高さ方向に延びる向きに設けられ、その下端がシート幅方向に軸を向ける連結軸14A1により前述したスライダ13と回転可能に軸連結されている。そして、上記操作リンク14Aは、図13〜図15に示すように、その上端がシート幅方向に軸を向ける支軸14A2により後述する遊星歯車機構14Bの連接リンク14B3の下端に回転可能に軸連結されており、上記連接リンク14B3を介してベースプレート11に回転可能に連結された状態とされている。上記操作リンク14Aの上端には、上述した支軸14A2を中心に形作られる平歯車状の歯面14A3が一体的に形成されている。
遊星歯車機構14Bは、図13〜図15に示すように、上述したベースプレート11に一体的に取り付けられた略半円板形状の太陽歯車14B1と、太陽歯車14B1の外周側の歯面14B1aに噛合された遊星歯車14B2と、遊星歯車14B2を太陽歯車14B1の周囲に沿って噛合位置を変化させながら公転運動させられる形に両者を連接する連接リンク14B3と、を有する。上述した太陽歯車14B1は、図14〜図15に示すように、上述したスライドレール12より後側の領域に配置されており、その略半円板形状にカットされた肉抜き分だけスライドレール12に後側から近付けられた接近位置でベースプレート11に一体的に取り付けられた状態とされている。
遊星歯車14B2は、上述した太陽歯車14B1よりも回転半径の大きな平歯車形状とされて、その外周面全域に亘って無端状に歯面14B2aが形成された構成とされている。連接リンク14B3は、上述した操作リンク14Aと略同じリンク長を備えて、初期状態では操作リンク14Aと同様にシート高さ方向に延びる向きに設けられ、その下端が上述した支軸14A2により操作リンク14Aの上端に回転可能に軸連結され、上端が上記支軸14A2と平行な基軸14B3aにより太陽歯車14B1の中心軸部を通ってベースプレート11に回転可能に軸連結され、そのリンク長方向の中間部に上述した遊星歯車14B2の中心軸部が上記支軸14A2と平行な軸ピン14B3bより回転可能に軸連結された構成とされている。
上記連接リンク14B3を介した連結により、遊星歯車14B2の歯面14B2aが、上述した太陽歯車14B1の歯面14B1aと操作リンク14Aの支軸14A2の周りに形成された歯面14A3とにそれぞれ噛合した形に組み付けられている。詳しくは、上記連接リンク14B3を介した連結により、上述した太陽歯車14B1と遊星歯車14B2と操作リンク14Aの支軸14A2とが、互いに一直線上の位置に並んで噛合した状態に組み付けられた状態とされている。上述した遊星歯車機構14Bは、図16に示すように、上述したスライダ13がスライドレール12の下端側に位置する初期位置の状態では、上述した操作リンク14Aと連接リンク14B3とが互いに僅かに後側に逆く字状に折れ曲がった形を成すシート高さ方向に延びる姿勢状態となって保持されるようになっている。
そして、上記遊星歯車機構14Bは、上記初期位置の状態から、図17に示すように、上述した連接リンク14B3が後述する駆動ユニット14Cから出力される回転駆動力によって上端側の基軸14B3aを中心に図示反時計回り方向に起し上げられる形に回転操作されると、この回転に伴って遊星歯車14B2が太陽歯車14B1の周りを図示反時計回り方向に自転運動しながら公転運動するように動かされていくと共に、操作リンク14Aの支軸14A2も同方向に持ち上げられていくように移動操作されるようになっている。上記動作により、操作リンク14Aの支軸14A2が連接リンク14B3の回転に伴って高い位置へと持ち上げられていくと共に、支軸14A2の周りの歯面14A3がその噛合された遊星歯車14B2の図示反時計回り方向の自転に伴って遊星歯車14B2の歯面14B2aとの噛合位置を変化させる形で操作リンク14Aを支軸14A2の回りに図示時計回り方向へと回転させるようになっている。
そして、上記動作により、操作リンク14Aの下端に連結されたスライダ13が、スライドレール12に沿って上側へと引き上げられるように移動操作される。上述した操作リンク14Aは、上述した連接リンク14B3の駆動回転に伴って、連接リンク14B3の回転中心である基軸14B3aを上側に越えて、図18に示すように、連接リンク14B3と共に上側に延びる回転姿勢となる位置まで引き上げられるように回転操作されるようになっている。上記回転操作により、スライダ13が、操作リンク14Aのリンク長を越えて図16に示す初期位置から図18に示す固定側レール12Aの上端を上側に越える超過位置までシート高さ方向に大きく移動操作されるようになっている。
その際、スライダ13は、図16に示すように、遊星歯車14B2の連結された連接リンク14B3が太陽歯車14B1の中心の基軸14B3aから水平気味よりも垂下気味に延びる回転角度から、図18に示すように水平姿勢を上側に越えて直立気味となる回転角度まで回されるようになっていることから、図16に示す引き上げ始めの領域と図18に示す引き上げ終わりの領域においてはそれぞれ比較的ゆっくりな速度で引き上げられるが、その間の領域では比較的速い速度で引き上げられるように動かされるようになっている。
駆動ユニット14Cは、図11及び図13〜図14に示すように、電動駆動式のモータ14C1と、モータ14C1の出力軸に連結されたピニオン14C2と、ピニオン14C2に噛合された第1平歯車14C3と、第1平歯車14C3に噛合された第2平歯車14C4と、を有する。上述したモータ14C1は、ベースプレート11に一体的に取り付けられて設けられている。ピニオン14C2は、上述したモータ14C1の出力軸に直結されて、モータ14C1の駆動回転に伴いシート幅方向に延びる軸回りに正逆それぞれの方向に回転操作されるようになっている。
第1平歯車14C3は、上述したピニオン14C2よりも上側の位置に配置されて、その中心軸部がシート幅方向に軸を向ける軸ピン14C3aよりベースプレート11に回転可能に軸連結された構成とされている。第2平歯車14C4は、上述した第1平歯車14C3よりも上側の位置に配置されて、その中心軸部に上述した連接リンク14B3の回転中心である基軸14B3aが一体的に連結されて、ベースプレート11に対して回転可能に軸連結された状態とされている。上述した基軸14B3aは、上述した第2平歯車14C4の中心軸部と連接リンク14B3の上端とにそれぞれ一体的に連結されて、両者を一体的に連結した構成となっている。
上記構成の駆動ユニット14Cは、上述したモータ14C1の駆動が止められた状態では、そのブレーキ力によって、上述した遊星歯車機構14Bや操作リンク14Aの回転を止めた状態に保持するようになっている。そして、上記駆動ユニット14Cは、上述したモータ14C1が正逆どちらかの方向に駆動回転されることにより、上述したピニオン14C2を介して第1平歯車14C3から第2平歯車14C4へと回転駆動力を伝達して、同第2平歯車14C4に一体的に連結された連接リンク14B3を基軸14B3aの回りに対応する回転方向へと駆動回転させるようになっている。
《前後回転機構20の構成について》
次に、前後回転機構20の具体的な構成について説明する。図11及び図13〜図14に示すように、前後回転機構20は、上述したベースプレート11の前下側の部分を図1で前述した右側のアームレスト103の右側部に回転可能に軸連結するシート幅方向に軸を向ける回転軸21と、ベースプレート11に一体的に結合されたセクタギア22と、セクタギア22に回転駆動力を伝達する駆動ユニット23と、を有する構成とされている。
上述した回転軸21は、上述したベースプレート11に対して一体的に連結されると共に、右側のアームレスト103の右側部に対しては回転可能に軸連結された構成とされている。セクタギア22は、上述した回転軸21を中心に描かれる円弧形状の外周面を持つ後下側に張り出す略扇形状の構成とされ、その外周面に沿って形成された歯面22Aが後述する駆動ユニット23のピニオン23Bに噛合した状態に組み付けられた状態とされている。上述したセクタギア22には、上述した回転軸21を中心に描かれる円弧形状に貫通した長孔22Bが形成されている。
駆動ユニット23は、図13〜図14に示すように、電動駆動式のモータ23Aと、モータ23Aの出力軸に連結されたピニオン23Bと、モータ23Aから右側(シート幅方向)に延びて上述したセクタギア22の長孔22B内に差し込まれた規制ピン23Cと、を有する。上述したモータ23Aは、図1で前述した右側のアームレスト103の右側部に一体的に取り付けられて設けられている。ピニオン23Bは、上述したモータ23Aの出力軸に直結されて、モータ23Aの駆動が止められた状態では、そのブレーキ力によって、その噛合されたセクタギア22の回転を止めた状態に保持するようになっている。そして、上記ピニオン23Bは、上述したモータ23Aが駆動回転されることにより、シート幅方向に延びる軸回りに正逆それぞれの方向に回転操作されるようになっている。
上記回転操作により、ピニオン23Bは、その噛合されたセクタギア22を対応する回転方向に送り移動させて、図19に示すようにベースプレート11を介して連結されたテーブル2を回転軸21を中心に前傾させる形に回転させたり戻したりするようになっている。上記モータ23Aの駆動回転に伴うテーブル2の回転軸21の回りのシート前後方向の回転移動は、上述したモータ23Aから延びる規制ピン23Cがセクタギア22の長孔22Bの一端又は他端に当たって係止される位置でそれぞれ止められるようになっている。上記係止位置は、テーブル2が図8に示す展開位置P3となる回転位置と、テーブル2が図9に示す前傾位置P4となる回転位置と、にそれぞれ設定されている。
《まとめ》
以上をまとめると、本実施例のテーブル装置1は次のような構成となっている。すなわち、乗物用シート(100)のシート座面(102)の直上域に水平状の上面を有した形となって設けられるテーブル(2)を有する乗物用テーブル装置(1)であって、テーブル(2)に設けられてテーブル(2)の下面側から熱放射を行う熱源(2A)と、テーブル(2)の乗物用シート(100)に対する位置を変えることのできるテーブル移動機構(3)と、を有し、テーブル移動機構(3)によるテーブル(2)の移動により熱源(2A)の乗物用シート(100)に対する位置が変えられるものである。
このような構成とされていることにより、テーブル移動機構(3)により、テーブル(2)の乗物用シート(100)に対する位置を変えることを通じて、テーブル(2)の下面側から熱放射を行う熱源(2A)の位置を変えることができる。このように、テーブル(2)を移動させる機構を用いることで、テーブル(2)の使用位置を変える目的とは別の目的でテーブル(2)を動かして、テーブル(2)付けの熱源(2A)の使用位置を適切に変えることができる。
また、テーブル移動機構(3)が、テーブル(2)の乗物用シート(100)に対する高さ方向の位置を変えることのできる上下移動機構(10)と、テーブル(2)の乗物用シート(100)に対する前後方向の位置を変えることのできる前後移動機構(20)と、を有する。このような構成とされていることにより、上下移動機構(10)により、テーブル(2)の高さ方向の位置を変えることを通じて、熱源(2A)の高さ方向の位置を着座者の体格や姿勢或いは好み等の事情に応じて遠ざけたり近付けたりするように変えることができる。また、前後移動機構(20)により、テーブル(2)の前後方向の位置を変えることを通じて、熱源(2A)の前後方向の位置を着座者の体格や姿勢或いは好み等の事情に応じて変えることができる。
また、テーブル移動機構(3)が、テーブル(2)の乗物用シート(100)に対する前後方向の位置をテーブル(2)より低い位置に設定されたシート幅方向に延びる軸中心(21)まわりの回転により変えることできる前後回転機構(20)を有する。このような構成とされていることにより、前後回転機構(20)により、テーブル(2)の下面を着座者の大腿部や下腿部に沿わせるような回転軌跡で移動させることができる。したがって、テーブル(2)の下面側から熱放射を行う熱源(2A)の使用位置を、着座者の大腿部や下腿部に沿わせる形で移動させることができる。
また、テーブル移動機構(3)が、乗物用シート(100)の側部に設けられた高さ方向の位置を変えることのできる可動式のアームレスト(103)に取り付けられて可動式のアームレスト(103)に対してテーブル(2)の位置を変える。このような構成とされていることにより、アームレスト(103)の上下移動を利用して、テーブル(2)のアームレスト(103)に対する高さ方向の位置を変えることなく乗物用シート(100)に対して上下移動させることができる。
また、テーブル(2)が、上面からも熱源(2A)の熱放射を行う伝熱構造(2B)を有する。このような構成とされていることにより、テーブル(2)の下面側から熱放射を行う熱源(2A)を利用して、テーブル(2)の上面側からも合理的に熱放射を行うことができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用テーブル装置は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機や船舶等の様々な乗物用に供することができるものである。また、テーブルの下面側から熱放射を行う熱源は、パネルヒータ等の暖房器具の他、冷房器具であってもよい。また、上記熱源は、テーブルに内蔵されるものの他、テーブルに外付けされる構成であってもよい。
また、テーブル移動機構は、テーブルを前後方向にのみ、或いは高さ方向にのみ移動させられる構成とされたものであってもよい。上記テーブル移動機構によるテーブルの前後方向移動は、回転移動の他、直線移動であってもよい。また、上記テーブル移動機構は、乗物用シートの可動式のアームレストの他、シートクッションの側部や乗物フロアに連結されて、これらシートクッションやフロアに対してテーブルを移動させるものであってもよい。
1 テーブル装置(乗物用テーブル装置)
2 テーブル
2A パネルヒータ(熱源)
2B 伝熱構造
3 テーブル移動機構
10 上下移動機構
11 ベースプレート
12 スライドレール
12A 固定側レール
12A1 ガイド溝
12B 可動側レール
12B1 嵌合部
12B2 ローラ
13 スライダ
13A ブラケット
13B ヒンジ軸
13C ダンパ
14 送り機構
14A 操作リンク
14A1 連結軸
14A2 支軸
14A3 歯面
14B 遊星歯車機構
14B1 太陽歯車
14B1a 歯面
14B2 遊星歯車
14B2a 歯面
14B3 連接リンク
14B3a 基軸
14B3b 軸ピン
14C 駆動ユニット
14C1 モータ
14C2 ピニオン
14C3 第1平歯車
14C3a 軸ピン
14C4 第2平歯車
20 前後回転機構(前後回転機構、前後移動機構)
21 回転軸(軸中心)
22 セクタギア
22A 歯面
22B 長孔
23 駆動ユニット
23A モータ
23B ピニオン
23C 規制ピン
100 シート(乗物用シート)
101 シートバック
102 シートクッション
103 アームレスト
104 オットマン
P1 収納位置
P2 引上位置
P3 展開位置
P4 前傾位置

Claims (5)

  1. 乗物用シートのシート座面の直上域に水平状の上面を成す形に展開されるテーブルを有する乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブルに設けられて前記テーブルの下面側から熱放射を行う熱源と、
    前記テーブルの前記乗物用シートに対する位置を変えることのできるテーブル移動機構と、を有し、
    前記テーブル移動機構が、前記テーブルの前記乗物用シートに対する高さ方向の位置を変えることのできる上下移動機構と、前記テーブルの前記乗物用シートに対する前後方向の位置を変えることのできる前後移動機構と、を有し、
    前記上下移動機構が、前記乗物用シートに設けられて高さ方向に延びるスライドレールと、該スライドレールに対して高さ方向にスライド可能なように設けられると共に前記テーブルが前後方向に延びるヒンジ軸を介して回転可能なように連結されるスライダと、を有し、前記テーブルを前記ヒンジ軸まわりの回転により水平状に倒伏させた状態と前記スライドレールに沿って上方に起立させた状態とに回転させることができ、かつ、前記テーブルを起立させた状態で前記スライダを下降させる移動により前記テーブルを前記乗物用シートの側面に沿って格納可能とされる乗物用テーブル装置。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記スライドレールが、前記乗物用シートに固定される固定側レールと、該固定側レールに対して高さ方向に摺動可能な可動側レールと、を有し、前記スライダが前記可動側レールの上端に当たる位置から更に引き上げられる移動により、前記可動側レールが前記固定側レールに対して上方に摺動し、前記スライダが前記固定側レールよりも高い位置へと引き上げられる乗物用テーブル装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブル移動機構が、前記テーブルの前記乗物用シートに対する前後方向の位置を前記テーブルより低い位置に設定されたシート幅方向に延びる軸中心まわりの回転により変えることできる前後回転機構を有する乗物用テーブル装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブル移動機構が、前記乗物用シートの側部に設けられた高さ方向の位置を変えることのできる可動式のアームレストに取り付けられて該可動式のアームレストに対して前記テーブルの位置を変える乗物用テーブル装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の乗物用テーブル装置であって、
    前記テーブルが、前記上面からも前記熱源の熱放射を行う伝熱構造を有する乗物用テーブル装置。
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