JP6810353B2 - Information processing systems, information processing equipment and programs - Google Patents
Information processing systems, information processing equipment and programs Download PDFInfo
- Publication number
- JP6810353B2 JP6810353B2 JP2017030921A JP2017030921A JP6810353B2 JP 6810353 B2 JP6810353 B2 JP 6810353B2 JP 2017030921 A JP2017030921 A JP 2017030921A JP 2017030921 A JP2017030921 A JP 2017030921A JP 6810353 B2 JP6810353 B2 JP 6810353B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- access
- medium
- file
- information processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は情報処理システム、情報処理装置およびプログラムに関する。 The present invention relates to information processing systems, information processing devices and programs.
現在、複数の記録媒体を収納可能なライブラリ装置が利用されている。記録媒体の一例として、磁気テープ媒体が挙げられる。ライブラリ装置は、情報処理装置に接続され、記録媒体に記憶されたデータに対する情報処理装置によるアクセスを可能にする。 Currently, a library device capable of storing a plurality of recording media is used. An example of a recording medium is a magnetic tape medium. The library device is connected to the information processing device and enables the information processing device to access the data stored in the recording medium.
例えば、LTFS(Linear Tape File System)と呼ばれるファイルシステムを用いて磁気テープ媒体に格納されたデータを管理するシステムの提案がある。LTFSでは、磁気テープ媒体に記録されたデータをファイル単位で取り扱えるようにする。 For example, there is a proposal of a system for managing data stored in a magnetic tape medium using a file system called LTFS (Linear Tape File System). In LTFS, the data recorded on the magnetic tape medium can be handled in file units.
また、2つの記録媒体に同じデータを格納することで、1つの記録媒体が使用不可になっても、残りの記録媒体により運用を継続可能にするストレージ装置の提案もある。
なお、システムダウン時に、I/O(Input / Output)要求キューをチェックして正系装置および副系装置の更新内容を一致させることで、正系装置および副系装置の内容を常に同一に保持する情報処理システムの提案もある。
There is also a proposal for a storage device that stores the same data in two recording media so that even if one recording medium becomes unusable, the operation can be continued by the remaining recording media.
When the system goes down, the I / O (Input / Output) request queue is checked and the updated contents of the primary device and the secondary device are matched, so that the contents of the primary device and the secondary device are always kept the same. There is also a proposal for an information processing system.
1つの記録媒体に対し、同時期に複数のアクセス要求が発生することがある。この場合、例えば、ライブラリ装置により、先に受け付けたアクセス要求に応じたアクセス(先のアクセス)を行い、先のアクセスが完了した後に、後に受け付けたアクセス要求に応じたアクセス(後のアクセス)を行うことが考えられる。しかし、この場合、後のアクセスの開始までに待ち時間が発生するという問題がある。 Multiple access requests may occur to one recording medium at the same time. In this case, for example, the library device performs access according to the access request received earlier (first access), and after the first access is completed, access according to the access request received later (later access) is performed. It is possible to do it. However, in this case, there is a problem that a waiting time occurs before the start of later access.
1つの側面では、本発明は、記録媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことを目的とする。 In one aspect, the present invention aims to reduce the latency of access to a recording medium.
1つの態様では、情報処理システムが提供される。情報処理システムは、ライブラリ装置と情報処理装置とを有する。ライブラリ装置は、第1の記録媒体と、第2の記録媒体とを含む複数の記録媒体を収納し、各々の記録媒体へのアクセスに用いられる複数のドライブを備え、複数のドライブを使用して複数の記録媒体のうち少なくとも2つの記録媒体間でデータの同期処理を行う。情報処理装置は、アクセス要求されたデータの格納先の記録媒体へのアクセスパスを指定する識別情報に基づいて、複数の記録媒体のうち、データの格納先に対応付けられた第1の記録媒体と、該データの同期データの格納先の1つである第2の記録媒体を特定し、特定された第1の記録媒体の利用状況を確認し、第1の記録媒体が何れかのドライブを用いてアクセスされている場合、特定された第2の記録媒体に対する他のドライブを用いたアクセスをライブラリ装置に指示する。 In one aspect, an information processing system is provided. The information processing system includes a library device and an information processing device. The library device accommodates a plurality of recording media including a first recording medium and a second recording medium, includes a plurality of drives used for accessing each recording medium, and uses the plurality of drives. Data synchronization processing is performed between at least two recording media among the plurality of recording media. The information processing device is the first recording medium associated with the data storage destination among the plurality of recording media based on the identification information that specifies the access path to the recording medium of the data storage destination of the access requested data. Then, the second recording medium, which is one of the storage destinations of the synchronized data of the data, is specified, the usage status of the specified first recording medium is confirmed, and the first recording medium sets any drive. When accessed using, the library device is instructed to access the identified second recording medium using another drive.
1つの側面では、記録媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことができる。 On one side, the waiting time for access to the recording medium can be reduced.
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の情報処理システムを示す図である。第1の実施の形態の情報処理システムは、情報処理装置1およびライブラリ装置2を含む。情報処理装置1およびライブラリ装置2は、所定のケーブルを用いて接続されている。情報処理装置1およびライブラリ装置2は、ネットワークを介して接続されてもよい。
Hereinafter, the present embodiment will be described with reference to the drawings.
[First Embodiment]
FIG. 1 is a diagram showing an information processing system according to the first embodiment. The information processing system of the first embodiment includes an
ライブラリ装置2は、複数の記録媒体を収納可能である。記録媒体は、例えば、磁気テープ媒体である。記録媒体は、光ディスク媒体などの他の種類の記録媒体でもよい。記録媒体は、各種のデータを記憶する。
The
情報処理装置1は、ライブラリ装置2に格納されたデータに対する端末装置3,4によるアクセス要求を受け付ける。例えば、情報処理装置1および端末装置3,4は、ネットワーク5に接続されている。端末装置3,4は、ネットワーク5を介して、情報処理装置1にアクセス要求を送信する。
The
情報処理装置1は、ライブラリ装置2に収納された複数の記録媒体に記憶されたデータに対する端末装置3,4によるアクセスを支援する。例えば、情報処理装置1は、LTFSと呼ばれるファイルシステム機能を提供し、記録媒体に記憶されたデータを、端末装置3,4によりファイルとして認識させてもよい。情報処理装置1は、端末装置3,4から受け付けたアクセス要求に応じて、アクセス対象の記録媒体に対するアクセスの実行をライブラリ装置2に指示する。情報処理装置1は、ライブラリ装置2によるアクセスの実行結果をライブラリ装置2から取得する。情報処理装置1は、ライブラリ装置2から取得した実行結果を端末装置3,4に応答する。
The
ここで、情報処理装置1は、単一の記録媒体に対するアクセス競合を回避する機能を提供する。情報処理装置1は、記憶部1aおよび処理部1bを有する。
記憶部1aは、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置でもよいし、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置でもよい。処理部1bは、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを含み得る。処理部1bはプログラムを実行するプロセッサであってもよい。ここでいう「プロセッサ」には、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)も含まれ得る。
Here, the
The
また、ライブラリ装置2は、情報処理装置1と接続可能であり、シェルフ2aおよびドライブ2b,2cを有する。シェルフ2aは、複数の記録媒体を収納する。複数の記録媒体は、記録媒体M1,M2を含む。記録媒体M1の媒体名(識別子)は“LT001”である。記録媒体M2の媒体名(識別子)は“LT002”である。ドライブ2b,2cは、各々の記録媒体へのアクセスに用いられる。ドライブ2b,2cの各々は、1つの記録媒体を収納し、収納された記録媒体に対するアクセス(データの読み出しや書き込み)を行う。ライブラリ装置2は、ライブラリ装置2の内部で記録媒体を搬送するロボット(図1では図示を省略している)を有する。ライブラリ装置2は、ロボットを用いて、シェルフ2aおよびドライブ2b,2cの間での記録媒体の搬送を行う。
Further, the
ライブラリ装置2は、ドライブ2b,2cを使用して複数の記録媒体のうち少なくとも2つの記録媒体間でデータの同期処理を行う。例えば、ライブラリ装置2は、記録媒体M1に記憶されたデータの複製(同期データと称する)を、記録媒体M2にも格納することで、記録媒体M1,M2間のデータの同期処理を行う。
The
記録媒体M1,M2が記憶するデータは、ファイルでもよい。例えば、記録媒体M1は、ファイル“a.txt”およびファイル“b.txt”を記憶する(テキスト形式は一例であり、他の形式のファイルでもよい)。記録媒体M2も同様に、ファイル“a.txt”およびファイル“b.txt”を記憶する。 The data stored in the recording media M1 and M2 may be a file. For example, the recording medium M1 stores the file "a.txt" and the file "b.txt" (the text format is an example, and files of other formats may be used). Similarly, the recording medium M2 stores the file “a.txt” and the file “b.txt”.
記憶部1aは、記録媒体M1と記録媒体M1に記憶されたデータの同期データを記憶する記録媒体M2との組合せの情報を記憶する。1つの組合せには、3以上の記録媒体が所属してもよい。記録媒体の組合せは、記録媒体のグループとも呼べる。
The
例えば、記録媒体M1,M2が属する組合せの名称(グループ名と称する)を“group1”とすると、グループ名“group1”を、当該組合せの識別情報と考えてもよい。また、記録媒体M1の媒体名を“LT001”、記録媒体M2の媒体名を“LT002”とする。この場合、記憶部1aは、グループ名“group1”と媒体名の組“{LT001,LT002}”との対応関係も記憶する。
For example, if the name of the combination to which the recording media M1 and M2 belong (referred to as the group name) is "group1", the group name "group1" may be considered as the identification information of the combination. Further, the medium name of the recording medium M1 is "LT001", and the medium name of the recording medium M2 is "LT002". In this case, the
前述のように、情報処理装置1はLTFSを提供することが考えられる。LTFSを用いる場合、情報処理装置1は、特定の記録媒体(例えば、記録媒体M1)に記憶されたファイルを指定するためのシンボリックリンクを端末装置3,4に提供する。シンボリックリンクは、ファイルシステムの機能上、該当の組合せに属する何れか1つの記録媒体の媒体名に対応するディレクトリを指し示す。当該ディレクトリは、該当の媒体名を含む所定のアクセスパス(単にパスと称することがある)によって表される。
As described above, it is conceivable that the
例えば、記憶部1aは、シンボリックリンク“tmp”と実際のディレクトリ“/xxx/LT001”との対応関係を記憶する。そうすると、シンボリックリンク“tmp”から媒体名“LT001”を特定可能である。媒体名“LT001”が特定されると、記憶部1aに記憶された媒体名の組合せの情報“{LT001,LT002}”を基に、媒体名“LT001”と組になっている“LT002”を特定可能である。したがって、この場合、シンボリックリンク“tmp”を、記録媒体M1,M2が属する組合せに間接的に対応付けられている識別情報と考えることができる。なお、データ毎(ファイル毎)に、シンボリックリンク“tmp”の指定先は異なってもよい。例えば、あるファイルでは“tmp”のリンク先を“LT001”に対応するパスとし、別のファイルでは“tmp”のリンク先を“LT002”に対応するパスとしてもよい。
For example, the
処理部1bは、アクセス要求されたデータの格納先の記録媒体へのアクセスパスを指定する識別情報に基づいて、複数の記録媒体のうち、データの格納先に対応付けられた第1の記録媒体と、該データの同期データの格納先の1つである第2の記録媒体を特定する。
The
1つの例として、端末装置4は、コマンド“vi /tmp/a.txt”に応じたアクセス要求を情報処理装置1に入力する(コマンド“vi”は一例であり他のコマンドでもよい)。この場合、アクセス要求は、ファイルに対応するパス“/tmp/a.txt”の指定を含む。前述のように、“tmp”はシンボリックリンクであり、実際のディレクトリのパス“/xxx/LT001”を指し示す識別情報である。パス“/xxx/LT001”は媒体名“LT001”を含む。
As one example, the
したがって、処理部1bは、当該シンボリックリンクに対応するパスに含まれる媒体名により記録媒体M1を特定できる。更に、処理部1bは、記憶部1aに記憶された媒体名の組合せ“{LT001,LT002}”の情報に基づいて、媒体名“LT002”を特定する。こうして、処理部1bは、記録媒体M1と組になっている記録媒体M2を特定する。
Therefore, the
そして、処理部1bは、特定された第1の記録媒体の利用状況を確認する。例えば、処理部1bは、ライブラリ装置2に対するアクセス指示状況の履歴から記録媒体M1の利用状況を確認する。あるいは、処理部1bは、記録媒体M1の利用状況をライブラリ装置2に問い合わせることで、記録媒体M1の利用状況を確認してもよい。
Then, the
記録媒体M1の利用状況の確認により、記録媒体M1が現在利用中でなければ、処理部1bは、記録媒体M1に記憶された該当のデータに対するアクセス指示をライブラリ装置2に出力する。
Upon confirmation of the usage status of the recording medium M1, if the recording medium M1 is not currently in use, the
一方、本例では、ライブラリ装置2は、ドライブ2bを用いて、記録媒体M1に記憶されたファイル“b.txt”に対する端末装置3からのアクセスを実行中であるとする。すなわち、記録媒体M1は、ドライブ2bを用いてアクセスされている(記録媒体M1を利用中である)。この場合、処理部1bは、ドライブ2b以外の他のドライブ(例えば、ドライブ2c)を用いた記録媒体M2に対するアクセスをライブラリ装置2に指示する。処理部1bは、アクセスに用いるドライブをライブラリ装置2に対して指定してもよいし、ライブラリ装置2により空きドライブを選択させてもよい。
On the other hand, in this example, it is assumed that the
具体的には、処理部1bは、パス“/xxx/LT001”における媒体名に相当する部分“LT001”を、記録媒体M2の媒体名“LT002”に変換することで、アクセス先のパスを切り替える。この処理は、シンボリックリンクによるリンク先を切り替える処理であるともいえる。すなわち、処理部1bは、アクセス先のファイルを指定するパスを、シンボリックリンクを含む“/tmp/a.txt”から、“/xxx/LT001/a.txt”を介して、“/xxx/LT002/a.txt”に変換する。
Specifically, the
そして、処理部1bは、変換後のパスに対応するアクセス指示を、ライブラリ装置2に出力する。例えば、当該アクセス指示は、アクセス対象として記録媒体M2を指定する情報、および、パス“/xxx/LT002/a.txt”に対応するファイルが記録された記録媒体M2上のアドレス範囲を指定する情報を含む。処理部1bは、LTFSで用いられる所定のインデックス情報(例えば、記憶部1aに格納される)に基づいて、変換後のパスに対応する記録媒体M2および記録媒体M2上のアドレス範囲を特定してもよい。あるいは、処理部1bは、変換後のパスをライブラリ装置2に指定し、ライブラリ装置2により、当該変換後のパスに対応する記録媒体M2上のアドレス範囲を、記録媒体M2のインデックス情報を基に特定させてもよい。
Then, the
ライブラリ装置2は、処理部1bによるアクセス指示を受け付ける。例えば、ライブラリ装置2は、アクセス指示により、記録媒体M2の所定のアドレス範囲に対するアクセスが要求されていることを認識する。ライブラリ装置2は、ロボットにより、シェルフ2aに収納されている記録媒体M2を、ドライブ2cに搬送する。ライブラリ装置2は、ドライブ2cを用いて、記録媒体M2における該当のアドレス範囲のデータ(ファイル)を読み出し、情報処理装置1に提供する。
The
処理部1bは、ライブラリ装置2により読み出されたデータを取得する。そして、処理部1bは、読み出されたデータを端末装置4に応答する。その後、処理部1bは、端末装置4による該当のデータに対する操作(例えば、エディタによる編集など)を受け付け、操作に応じたデータの更新や、データに対するアクセスの終了などを、ライブラリ装置2に指示する。
The
ライブラリ装置2は、該当のデータに対するアクセスが終了すると、ドライブ2cに収納された記録媒体M2をロボットにより搬送し、シェルフ2aの所定の位置に収める。
なお、上記の処理の結果、記録媒体M1,M2の各々に記憶されたデータの同一性は損なわれる。このため、処理部1bは、ライブラリ装置2を用いて、所定のタイミングで、記録媒体M1に記憶されたデータと、記録媒体M2に記憶されたデータとを最新の状態に同期させることで、記録媒体M1,M2の各々に記憶されたデータの同一性を回復させる。
When the access to the corresponding data is completed, the
As a result of the above processing, the identity of the data stored in each of the recording media M1 and M2 is impaired. Therefore, the
このように、情報処理装置1は、記録媒体M1の利用状況に応じて、記録媒体M2をアクセス先として選択する。これにより、単一の記録媒体に対するアクセス競合を回避でき、記録媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことができる。
In this way, the
ここで、上記の例において、ファイル“a.txt”およびファイル“b.txt”が記録媒体M1にのみ格納されている場合を考える。この場合、記録媒体M1が、ファイル“b.txt”を指定した先のアクセス要求によって利用中であると、ライブラリ装置2は、“a.txt”を指定した後のアクセス要求を受け付けたとしても、後のアクセス要求に応じたアクセスを直ちには行えない。すなわち、記録媒体M1に対してアクセス競合が発生し、後のアクセス要求に応じたアクセスに待ちが発生する。
Here, in the above example, consider the case where the file "a.txt" and the file "b.txt" are stored only in the recording medium M1. In this case, if the recording medium M1 is being used by the access request to which the file "b.txt" is specified, the
一方、第1の実施の形態の情報処理システムによれば、ファイル“a.txt”およびファイル“b.txt”は、記録媒体M1,M2の両方に格納されている。このため、仮に、ドライブ2bを用いて記録媒体M1のファイル“b.txt”にアクセス中であったとしても、ドライブ2cを用いて記録媒体M2のファイル“a.txt”にアクセス可能である。すなわち、ファイル“b.txt”にアクセス中である場合に、ファイル“a.txt”に対するアクセス要求を受け付けたとしても、当該アクセス要求に応じたアクセスを待たなくてよい。こうして、複数の記録媒体に対してアクセスを分散させることで、単一の記録媒体に対するアクセス競合を回避でき、記録媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことができる。その結果、データに対するアクセスの応答遅延を低減でき、データに対するアクセスの高速化を図れる。
On the other hand, according to the information processing system of the first embodiment, the file "a.txt" and the file "b.txt" are stored in both the recording media M1 and M2. Therefore, even if the
更に、例示したように、アクセス先の記録媒体の切り替えに、シンボリックリンクの仕組みを活用することで、リンク先のパスの変更により、アクセス先の切り替えを高速に行える。また、端末装置3,4側にアクセス先の記録媒体を意識させずに済み、データ利用への影響を抑えられる。
Further, as illustrated, by utilizing the symbolic link mechanism for switching the recording medium of the access destination, the access destination can be switched at high speed by changing the path of the link destination. Further, it is not necessary for the
なお、処理部1bは、記録媒体M1を利用中であることを確認した後に、記録媒体M1と組になっている記録媒体M2を特定し、記録媒体M2に対するアクセスをライブラリ装置2に指示してもよい。
After confirming that the recording medium M1 is being used, the
以下では、情報処理装置1の一例として、LTFSを提供するサーバコンピュータを挙げて、情報処理装置1の機能を更に詳細に説明する。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。第2の実施の形態の情報処理システムは、サーバ100およびライブラリ200を含む。サーバ100およびライブラリ200は、所定のケーブルを用いて接続されている。サーバ100およびライブラリ200は、SAN(Storage Area Network)などのネットワークを介して接続されてもよい。サーバ100は、ネットワーク10に接続されている。ネットワーク10は、例えば、LAN(Local Area Network)である。ネットワーク10には、クライアント300,400が接続されている。サーバ100およびクライアント300,400は、ネットワーク10を介して通信可能である。
In the following, as an example of the
[Second Embodiment]
FIG. 2 is a diagram showing an example of an information processing system according to the second embodiment. The information processing system of the second embodiment includes a
サーバ100は、クライアント300,400における業務処理に用いられるデータをクライアント300,400に提供するサーバコンピュータである。サーバ100は、ファイルサーバとして機能し、ファイルの単位で、データを扱えるようにする。
The
ライブラリ200は、複数のテープ媒体を収納可能な装置である。ライブラリ200は、ライブラリ装置と呼ばれてもよい。ここで、テープ媒体は、磁気テープ媒体または磁気テープなどと呼ばれることもある。テープ媒体の規格の一例として、LTO(Linear Tape-Open、登録商標)が挙げられる。ただし、テープ媒体は、DLT(Digital Linear Tape、登録商標)やDDS(Digital Data Storage)など、LTO以外の規格のものでもよい。
The
クライアント300,400は、ユーザの業務に用いられるクライアントコンピュータである。クライアント300,400は、サーバ100を介してライブラリ200に収納されたテープ媒体に記憶されたファイルにアクセスする。ユーザは、クライアント300,400を操作して、ファイルの内容の確認や、ファイルの内容の更新を行える。例えば、クライアント300,400を用いるユーザは、クライアント300,400により実行される所定のターミナルエミュレータを用いて、サーバ100にログインし、ファイル操作のコマンドをサーバ100に入力してもよい。また、クライアント300,400は、テープ媒体に格納されたファイルを、サーバ100を介してダウンロードすることもできる。
The
ここで、サーバ100は、LTFSの機能を有する。サーバ100は、LTFSの機能により、ライブラリ200に収納されたテープ媒体に記憶されたデータをファイルとしてクライアント300,400に提供する。
Here, the
LTFSは、例えば、ファイルのアーカイブ運用に用いられる。「アーカイブ」とは、アクセス頻度は低いが保存に比較的大きなストレージ容量を要するファイル(例えば、動画ファイル、医療用画像ファイル、または、経理情報など)を比較的長期に保管することを意味する。具体的には、アクセス頻度の高いファイルは、テープ媒体に比べて高速にアクセスが可能な(サーバ100上の)HDDやSSD(Solid State Drive)に格納しておく。一方、アクセス頻度の低いファイルは、HDDやSSDよりも安価なテープ媒体にアーカイブしておくことで、低コストで大量データを保存可能となる。なお、アーカイブ対象のファイルのアクセス頻度は比較的低い。このため、アーカイブ対象のファイルは、あるタイミングで更新された後、短期間の間に再度更新される可能性は比較的低いと考えてもよい。 LTFS is used, for example, for file archiving operations. "Archive" means storing files that are accessed infrequently but require a relatively large storage capacity (for example, video files, medical image files, or accounting information) for a relatively long period of time. Specifically, files with high access frequency are stored in an HDD or SSD (Solid State Drive) (on the server 100) that can be accessed at a higher speed than the tape medium. On the other hand, files with low access frequency can be stored in a large amount of data at low cost by archiving them on a tape medium that is cheaper than HDD or SSD. The access frequency of the files to be archived is relatively low. Therefore, it may be considered that the file to be archived is relatively unlikely to be updated again in a short period of time after being updated at a certain timing.
図3は、サーバのハードウェア例を示す図である。サーバ100は、プロセッサ101、RAM102、HDD103、ホストバスアダプタ(HBA:Host Bus Adapter)104、画像信号処理部105、入力信号処理部106、媒体リーダ107および通信インタフェース108を有する。各ハードウェアはサーバ100のバスに接続されている。
FIG. 3 is a diagram showing an example of server hardware. The
プロセッサ101は、サーバ100の情報処理を制御するハードウェアである。プロセッサ101は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ101は、例えばCPU、DSP、ASICまたはFPGAなどである。プロセッサ101は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
The
RAM102は、サーバ100の主記憶装置である。RAM102は、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM102は、プロセッサ101による処理に用いる各種データを記憶する。
The
HDD103は、サーバ100の補助記憶装置である。HDD103は、内蔵した磁気ディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。HDD103は、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データを記憶する。サーバ100は、フラッシュメモリやSSDなどの他の種類の補助記憶装置を備えてもよく、複数の補助記憶装置を備えてもよい。
The
HBA104は、ライブラリ200と接続するインタフェースである。HBA104としては、例えば、ファイバチャネル(FC:Fibre Channel)インタフェースやSAS(Serial Attached SCSI、SCSIはSmall Computer System Interfaceの略)を用いることができる。
The
画像信号処理部105は、プロセッサ101からの命令に従って、サーバ100に接続されたディスプレイ11に画像を出力する。ディスプレイ11として、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイなどを用いることができる。
The image
入力信号処理部106は、サーバ100に接続された入力デバイス12から入力信号を取得し、プロセッサ101に出力する。入力デバイス12として、例えば、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイス、キーボードなどを用いることができる。
The input
媒体リーダ107は、記録媒体13に記録されたプログラムやデータを読み取る装置である。記録媒体13として、例えば、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDなどの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)を使用できる。また、記録媒体13として、例えば、フラッシュメモリカードなどの不揮発性の半導体メモリを使用することもできる。媒体リーダ107は、例えば、プロセッサ101からの命令に従って、記録媒体13から読み取ったプログラムやデータをRAM102またはHDD103に格納する。
The
通信インタフェース108は、ネットワーク10を介して他の装置と通信を行う。通信インタフェース108は、有線通信インタフェースでもよいし、無線通信インタフェースでもよい。
The
なお、クライアント300,400も、サーバ100と同様のハードウェアを用いて実現できる。
図4は、ライブラリのハードウェア例を示す図である。ライブラリ200は、プロセッサ201、RAM202、フラッシュメモリ203、接続インタフェース204、シェルフ205、ロボット206およびドライブ207,208を有する。各ハードウェアは、ライブラリ200のバスに接続されている。
The
FIG. 4 is a diagram showing a hardware example of the library. The
プロセッサ201は、ライブラリ200の情報処理を制御するハードウェアである。プロセッサ201は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ201は、例えばCPU、DSP、ASICまたはFPGAなどである。プロセッサ201は、CPU、DSP、ASIC、FPGAなどのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
The
RAM202は、ライブラリ200の主記憶装置である。RAM202は、プロセッサ201に実行させるファームウェアのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、RAM202は、プロセッサ201による処理に用いる各種データを記憶する。
The
フラッシュメモリ203は、ライブラリ200の補助記憶装置である。フラッシュメモリ203は、内蔵の記憶素子に対して、電気的にデータの書き込みおよび読み出しを行う。フラッシュメモリ203は、ファームウェアのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データを記憶する。
The
接続インタフェース204は、サーバ100と接続するインタフェースである。接続インタフェース204としては、例えば、FCやSASのインタフェースを用いることができる。
The
シェルフ205は、複数のテープ媒体を収納する収納棚である。シェルフ205は、複数のセルを含む。セルは、1つのテープ媒体を収納する収納スペースである。セルには、ID(IDentifier)が付される。また、セルと当該セルに収納されるテープ媒体とは1対1に対応しており、セルのIDによってテープ媒体を識別することもできる。
The
ここで、テープ媒体は、磁気テープおよび磁気テープを収容するカートリッジを有する。磁気テープは、磁性体が蒸着または塗布されたテープ状のフィルムである。カートリッジは、磁気テープを収めるための所定形状のケースである。例えば、カートリッジには、テープ媒体の媒体名が付される(バーコードが印字されたラベルがカートリッジに付与されてもよいし、媒体名が記録されたRFID(Radio Frequency IDentifier)タグがカートリッジに内蔵されてもよい)。テープ媒体の媒体名は、テープ媒体の識別子である。 Here, the tape medium has a magnetic tape and a cartridge that houses the magnetic tape. A magnetic tape is a tape-like film on which a magnetic material is vapor-deposited or coated. The cartridge is a case having a predetermined shape for accommodating the magnetic tape. For example, the cartridge is given the medium name of the tape medium (a label printed with a barcode may be attached to the cartridge, or an RFID (Radio Frequency IDentifier) tag on which the medium name is recorded is built in the cartridge. May be done). The medium name of the tape medium is an identifier of the tape medium.
例えば、シェルフ205には、テープ媒体MT1,MT2,MT3,MT4,・・・が収納されている。テープ媒体MT1,MT2,MT3,MT4,・・・として、例えば、前述のようにLTO規格に準拠したものを使用することができる。
For example, the
ロボット206は、プロセッサ201からの指示に応じて、シェルフ205に収納されたテープ媒体をドライブ207またはドライブ208に搬送する。また、ロボット206は、プロセッサ201からの指示に応じて、ドライブ207またはドライブ208に収納されたテープ媒体を、シェルフ205に搬送する。例えば、ロボット206は、テープ媒体のカートリッジに付されたバーコードやRFIDタグなどを読み取ることで、テープ媒体の媒体名を認識する。
The
ドライブ207,208は、プロセッサ201からの指示に応じて、テープ媒体MT1,MT2,MT3,MT4,・・・に対するデータの書き込みや読み出しを行うテープドライブである。ドライブ207には、1つのテープ媒体を収納して、磁気テープに対するデータの書き込みや読み出しを行える。ドライブ208にも、同様に、1つのテープ媒体を収納して、磁気テープに対するデータの書き込みや読み出しを行える。ライブラリ200は、3以上のドライブを有してもよい。
The
図5は、LTFSによるファイル管理例を示す図である。例えば、サーバ100は、OSのカーネル空間(OSカーネルが存在するRAM102のアドレス空間)を用いて、仮想ファイルシステム21、FUSE(Filesystem in Userspace)22およびデバイスドライバ23を実行する。
FIG. 5 is a diagram showing an example of file management by LTFS. For example, the
仮想ファイルシステム21は、アプリケーション31に対して、テープ媒体に記憶されたファイルに対してアクセスするためのディレクトリ構造のビューを提供する。FUSE22は、サーバ100のOSが提供するソフトウェアインタフェースであり、仮想ファイルシステム21によるディレクトリ構造へのアクセス要求を受け付け、他のユーザソフトウェア(例えば、LTFS)へ当該アクセス要求を提供する。仮想ファイルシステム21は、FUSE22により実現される第1のファイルシステムであるといえる。デバイスドライバ23は、ライブラリ200の動作を制御するドライバソフトウェアである。
The
また、サーバ100は、ユーザ空間(ユーザ向けのソフトウェアが存在するRAM102のアドレス空間)を用いて、業務用のアプリケーション31およびLTFS32を実行する。
Further, the
アプリケーション31は、仮想ファイルシステム21が提供するディレクトリ構造に従ってファイルに対するアクセス要求を発行する。アプリケーション31は、当該アクセス要求の発行により、仮想ファイルシステム21およびFUSE22を介して、LTFS32にファイル操作の指示を行える。LTFS32は、サーバ100が保持するインデックス情報33を参照して、該当のファイルを保持するテープ媒体の媒体名、および、該当のファイルが記憶された当該テープ媒体上のアドレスを特定する。LTFS32は、該当のテープ媒体の所定のドライブへの搬送、および、該当のファイルの書き込みや読み出しを、デバイスドライバ23を介してライブラリ200に指示する。LTFS32は、アクセス要求に含まれるアクセスパスとテープ媒体の識別子との対応関係を、インデックス情報33により管理する第2のファイルシステムであるといえる。
The
ここで、テープ媒体に格納されたファイルの指定は、所定のパス(例えば、“/tmp/a.txt”など)を指定することで行われる。この場合、パスにおける“/tmp”の部分はシンボリックリンクとなる。シンボリックリンクは、実際のディレクトリのパスに対応付けられる論理的なリンクである。例えば、シンボリックリンク“/tmp”は、ディレクトリのパス“/LTO/(媒体名)”に対応付けられる。“(媒体名)”の部分には、所定の媒体名が挿入される。したがって、LTFSでは、シンボリックリンクを含むパス“/tmp/a.txt”を、パス“/LTO/(媒体名)/a.txt”に変換することで、テープ媒体へのアクセスが行われる。インデックス情報33には、パス“/LTO/(媒体名)/a.txt”に対応する該当のテープ媒体のアドレスが登録される。アドレスは、該当のファイルが記録されたテープ媒体上の物理的な記録位置を示す情報である。
Here, the file stored in the tape medium is specified by specifying a predetermined path (for example, "/tpp/a.txt" or the like). In this case, the "/ tpp" part in the path is a symbolic link. Symbolic links are logical links that are associated with the actual directory path. For example, the symbolic link "/ tpp" is associated with the directory path "/ LTO / (medium name)". A predetermined medium name is inserted in the "(medium name)" part. Therefore, in LTFS, access to the tape medium is performed by converting the path "/tpp/a.txt" including the symbolic link to the path "/ LTO / (medium name) / a.txt". In the
図6は、テープ媒体のパーティションの例を示す図である。テープ媒体MT1の記憶領域は、インデックスパーティションP1およびデータパーティションP2に区分されている。インデックスパーティションP1は、インデックス情報を記録するための領域である。データパーティションP2は、ファイルを記録するための領域である。 FIG. 6 is a diagram showing an example of a partition of a tape medium. The storage area of the tape medium MT1 is divided into an index partition P1 and a data partition P2. The index partition P1 is an area for recording index information. The data partition P2 is an area for recording a file.
ここで、インデックス情報は、データパーティションP2に記録されたファイルを識別するための情報である。インデックス情報は、データパーティションP2におけるディレクトリ構造の情報やファイル属性の情報を含む。また、インデックス情報は、データパーティションP2における各ファイルの記録位置(アドレス)を示すファイルポインタを含む。 Here, the index information is information for identifying the file recorded in the data partition P2. The index information includes the directory structure information and the file attribute information in the data partition P2. Further, the index information includes a file pointer indicating a recording position (address) of each file in the data partition P2.
テープ媒体MT2,MT3,MT4,・・・も、テープ媒体MT1と同様に、インデックスパーティションおよびデータパーティションを有する。サーバ100は、テープ媒体MT1,MT2,MT3,MT4,・・・からインデックス情報を取得してローカルに保存し、当該インデックス情報を基に、各テープ媒体に記録されたファイルを管理する。
The tape media MT2, MT3, MT4, ... Also have an index partition and a data partition like the tape medium MT1. The
図7は、情報処理システムの機能例を示す図である。サーバ100は、記憶部110、アクセス制御部120および同期制御部130を有する。
記憶部110は、RAM102の記憶領域やHDD103の記憶領域を用いて実現される。また、アクセス制御部120および同期制御部130は、プロセッサ101により実現される。具体的には、プロセッサ101は、RAM102に記憶されたプログラムを実行することで、アクセス制御部120および同期制御部130の機能を発揮する。ただし、アクセス制御部120および同期制御部130は、FPGAやASICなどのハードワイヤードロジックにより実現されてもよい。
FIG. 7 is a diagram showing a functional example of the information processing system. The
The
記憶部110は、媒体管理情報を記憶する。媒体管理情報は、テープ媒体MT1,MT2,MT3,MT4,・・・を、グループ単位で管理するための情報である。1つのグループには所定数のテープ媒体が属する。第2の実施の形態の例では、所定数を2とする(ただし、3以上の数でもよい)。この場合、1つのグループは2つのテープ媒体のペアと呼べる。あるグループに属する各テープ媒体は、同一のファイル集合を記憶する。すなわち、あるグループに属する複数のテープ媒体により、ファイル集合が冗長に記憶される。
The
また、記憶部110は、テープ媒体MT1,MT2,MT3,MT4,・・・それぞれから読み出されたインデックス情報を記憶する。サーバ100および各テープ媒体に格納されるインデックス情報は、各テープ媒体に格納されたファイルが更新されるたびに、アクセス制御部120により最新の情報に更新される。
Further, the
アクセス制御部120は、テープ媒体に対するLTFSによるファイルアクセスを制御する。アクセス制御部120は、あるファイルに対するアクセス要求をクライアント300から取得すると、当該ファイルを格納するテープ媒体を特定する。アクセス制御部120は、該当のテープ媒体がファイルアクセスなどに利用されていない場合、該当のテープ媒体に格納されたファイルへのアクセスをライブラリ200に指示する。また、アクセス制御部120は、該当のテープ媒体がファイルアクセスなどに利用されている場合、該当のテープ媒体と同じグループに属する他のテープ媒体に格納されたファイルへのアクセスをライブラリ200に指示する。
The
同期制御部130は、あるグループに属する2つのテープ媒体に格納されているファイルの同期処理を制御する。ここで、同期処理とは、同じグループに属している複数のテープ媒体に記憶されている各ファイル集合を最新の状態に更新する処理である。同期処理の結果、あるグループに属している第1のテープ媒体に記憶されたファイル集合、および、当該グループに属している第2のテープ媒体に記憶されたファイル集合は、同一となり、各ファイルを構成するデータも同一になる。すなわち、同期処理によって、第1のテープ媒体に記憶されているファイルの更新内容が、第2のテープ媒体の同じ名称のファイルに反映される。また、第2のテープ媒体に記憶されているファイルの更新内容が第1のテープ媒体に記憶されている同じ名称のファイルに反映される。
The
例えば、同期制御部130は、各グループに対する同期処理の実行指示を、定期的に、ライブラリ200に出力する。このとき、同期制御部130は、同期対象の複数のファイルについて、一方のテープ媒体から他方のテープ媒体に各ファイルを複製する順序を決定する(後述する)。
For example, the
ライブラリ200は、アクセス実行部210を有する。アクセス実行部210は、プロセッサ201により実現される。具体的には、プロセッサ201は、RAM202に記憶されたプログラムを実行することで、アクセス実行部210の機能を発揮する。ただし、アクセス実行部210は、FPGAやASICなどのハードワイヤードロジックにより実現されてもよい。
The
アクセス実行部210は、ファイルに対するアクセスの指示を受け付ける。アクセス実行部210は、ファイルに対するアクセスの指示に応じて、ロボット206を制御し、指示されたテープ媒体を、ドライブ207またはドライブ208に搬送する。アクセス実行部210は、ドライブ207またはドライブ208を用いて該当のテープ媒体に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルをアクセス制御部120に応答する。
The
また、アクセス実行部210は、同期処理の実行指示を受け付ける。アクセス実行部210は、同期処理の実行指示に応じて、ロボット206を制御し、同期対象のグループに属する同期元のテープ媒体を、ドライブ207またはドライブ208に搬送する。アクセス実行部210は、ドライブ207またはドライブ208を用いて、同期元のテープ媒体から同期対象のファイルを読み出し、RAM202に格納する。アクセス実行部210は、ロボット206を制御し、同期対象のグループに属する同期先のテープ媒体を、ドライブ207またはドライブ208に搬送する。アクセス実行部210は、ドライブ207またはドライブ208を用いて、RAM202に格納された同期対象のファイルを、同期先のテープ媒体に書き込む。アクセス実行部210は、ドライブ207およびドライブ208に、同期元のテープ媒体および同期先のテープ媒体を収納し、同期元のテープ媒体からの同期対象のファイルの読み出しと、同期先のテープ媒体への同期対象のファイルの書き込みとを行ってもよい。
In addition, the
図8は、媒体管理情報の例を示す図である。媒体管理情報は、テープ媒体のペアに含まれるファイルの更新管理に用いられる情報である。媒体管理情報は、ペア毎に作成され、記憶部110に格納される。ここで、テープ媒体MT1,MT2は、1つのペアとして管理されるものとする。媒体管理情報111は、テープ媒体MT1,MT2のペアに対応する媒体管理情報の一例である。以下では、媒体管理情報111の左側に付した行番号を用いて、媒体管理情報111に含まれる情報を説明する。
FIG. 8 is a diagram showing an example of media management information. The media management information is information used for update management of files included in a pair of tape media. The media management information is created for each pair and stored in the
1行目は、更新フラグである。更新フラグは、前回同期を行った後に、ペア内の何れかのファイルに対して更新があるか否かを示す。例えば、更新フラグ“0”は、前回同期を行った後に、ペア内の何れかのファイルに対して更新がないことを示す。また、更新フラグ“1”は、前回同期を行った後に、ペア内の何れかのファイルに対して更新があることを示す。 The first line is the update flag. The update flag indicates whether any file in the pair has been updated since the last synchronization. For example, the update flag "0" indicates that there has been no update for any of the files in the pair since the last synchronization. Further, the update flag "1" indicates that any file in the pair has been updated since the previous synchronization was performed.
2行目および3行目は、ペアに属するテープ媒体の媒体名(テープ媒体の識別情報)である。例えば、2行目の“LTO1234L5”は、テープ媒体MT1の媒体名である。また、3行目の“LTO6789L5”は、テープ媒体MT2の媒体名である。 The second and third lines are the media names (identification information of the tape media) of the tape media belonging to the pair. For example, "LTO1234L5" on the second line is the medium name of the tape medium MT1. Further, "LTO6789L5" on the third line is the medium name of the tape medium MT2.
4行目は、空行である。
5行目以降は、ペアに含まれるファイルのファイル名のリストである。1つの行に1つのファイル名が登録される。また、各行のファイル名の末尾に(コロン記号“:”に続けて)、更新パラメータが登録される。
The fourth line is a blank line.
The fifth and subsequent lines are a list of file names of the files included in the pair. One file name is registered in one line. In addition, update parameters are registered at the end of the file name on each line (following the colon symbol ":").
更新パラメータは、該当のファイルの最新版がペアのうちのどちらのテープ媒体に格納されているかを示す更新情報である。更新パラメータ“0”は、該当のファイルに対する更新なしであること(すなわち、両方のテープ媒体に最新版が格納されていること)を示す。更新パラメータ“1”は、2行目の媒体名“LTO1234L5”に対応するテープ媒体MT1に、該当のファイルの最新版が格納されていることを示す。更新パラメータ“2”は、3行目の媒体名“LTO6789L5”に対応するテープ媒体MT2に、該当のファイルの最新版が格納されていることを示す。 The update parameter is update information indicating which tape medium of the pair contains the latest version of the file. The update parameter “0” indicates that there is no update for the file (that is, the latest version is stored on both tape media). The update parameter "1" indicates that the latest version of the corresponding file is stored in the tape medium MT1 corresponding to the medium name "LTO1234L5" on the second line. The update parameter “2” indicates that the latest version of the corresponding file is stored in the tape medium MT2 corresponding to the medium name “LTO6789L5” on the third line.
例えば、媒体管理情報111の5行目には、“Text.txt :1”という情報が登録されている。これは、テープ媒体MT1,MT2の両方に、ファイル名“Text.txt”のファイルが格納されていることを示す。また、当該ファイルの最新版はテープ媒体MT1に格納されている(テープ媒体MT2に格納された当該ファイル名のファイルは最新版ではない)ことを示す。
For example, the information "Text.txt: 1" is registered in the fifth line of the
また、媒体管理情報111の6行目には、“Picture.jpg :0”という情報が登録されている。これは、テープ媒体MT1,MT2の両方に、ファイル名“Picture.jpg”のファイルが格納されていることを示す。また、当該ファイルが前回同期後から、更新されていないことを示す。
Further, the information "Picture.jpg: 0" is registered in the sixth line of the
また、媒体管理情報111の7行目には、“PP.dat :2”という情報が登録されている。これは、テープ媒体MT1,MT2の両方に、ファイル名“PP.dat”のファイルが格納されていることを示す。また、当該ファイルの最新版はテープ媒体MT2に格納されている(テープ媒体MT1に格納された当該ファイル名のファイルは最新版ではない)ことを示す。
Further, the information "PP.dat: 2" is registered in the 7th line of the
なお、更新フラグの初期値(同期完了直後の値)は“0”である。また、各ファイルに対応する更新パラメータの初期値(同期完了直後の値)は“0”である。
テープ媒体MT1,MT2のペアに含まれる他のファイルについても、ファイル名と更新パラメータとが媒体管理情報111に登録される。
The initial value of the update flag (value immediately after the completion of synchronization) is "0". Further, the initial value (value immediately after the completion of synchronization) of the update parameter corresponding to each file is "0".
For other files included in the pair of tape media MT1 and MT2, the file name and the update parameter are also registered in the
次に、サーバ100によるテープ媒体に対するアクセス制御の手順を説明する。ここで、以下の説明では、シンボリックリンクに対して直接対応付けられるテープ媒体(例えば、テープ媒体MT1)を便宜的に「正媒体」と呼ぶこととする。また、正媒体とペアであるテープ媒体(例えば、テープ媒体MT2)を便宜的に「副媒体」と呼ぶこととする。副媒体は、正媒体を介して、シンボリックリンクに間接的に対応付けられるテープ媒体であるといえる。
Next, the procedure of access control to the tape medium by the
図9は、アクセス制御例を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下に示す手順は、アクセス先ファイルを指定したアクセス要求をサーバ100が受信すると実行される。アクセス先ファイルは、前述のように、シンボリックリンクを含む所定のパスにより指定される。
FIG. 9 is a flowchart showing an example of access control. Hereinafter, the process shown in FIG. 9 will be described along with the step numbers. The procedure shown below is executed when the
(S11)アクセス制御部120は、クライアント300からアクセス要求を受信すると、シンボリックリンクによるリンク先をチェックする。そして、アクセス制御部120は、アクセス要求で指定されたファイルのリンク先(最新版の格納先)が正媒体であるか否かを確認する。
(S11) When the
例えば、アクセス要求は、パス“/tmp/a.txt”を含む。“/tmp”はシンボリックリンクであり、実際のディレクトリのパス“/LTO/LT1234L5”またはパス“/LTO/LT5678L5”を示す(何れのパスかは媒体管理情報111の更新パラメータに応じて変更される)。この場合、シンボリックリンクによるリンク先は、媒体名“LT1234L5”に対応するテープ媒体MT1、または、媒体名“LT5678L5”に対応するテープ媒体MT2である。 For example, the access request includes the path "/tp/a.txt". “/ Tmp” is a symbolic link and indicates the path “/ LTO / LT1234L5” or the path “/ LTO / LT5678L5” of the actual directory (which path is changed according to the update parameter of the medium management information 111). ). In this case, the link destination by the symbolic link is the tape medium MT1 corresponding to the medium name "LT1234L5" or the tape medium MT2 corresponding to the medium name "LT5678L5".
アクセス制御部120は、記憶部110に記憶された媒体管理情報111を参照して、該当のファイル“a.txt”の最新版が、テープ媒体MT1およびテープ媒体MT2のうちの何れに格納されているかをチェックする。該当のファイルの更新パラメータが“0”または“1”である場合、当該ファイルに対応するリンク先(最新版の格納先)は、テープ媒体MT1であるとする。該当のファイルの更新パラメータが“2”である場合、当該ファイルに対応するリンク先は、テープ媒体MT2であるとする。なお、ステップS12以降の説明では、ステップS11において、アクセス要求で指定されたファイルに対するリンク先が正媒体の場合を説明する。当該ファイルに対するリンク先が副媒体の場合、アクセス制御部120は、副媒体に格納された当該ファイルにアクセスする(手順の説明を省略する)。
The
(S12)アクセス制御部120は、正媒体が正常であるか否かを判定する。正媒体が正常である場合、アクセス制御部120は、ステップS13に処理を進める。正媒体が正常でない場合、アクセス制御部120は、ステップS14に処理を進める。ここで、「正媒体が正常である」とは、正媒体に格納されたファイルに適切にアクセス可能であることを意味する。また、「正媒体が正常でない」とは、正媒体に対して異常(例えば、テープ媒体のカートリッジの破損や磁気テープの劣化や汚損など)が発生しており、正媒体に格納されたファイルにアクセスできないことを意味する。例えば、アクセス制御部120は、ライブラリ200による各テープ媒体の正常/異常の検出結果の情報を収集し、記憶部110に記録しておく。アクセス制御部120は、記憶部110に記憶された各テープ媒体の正常/異常の検出結果の情報を参照することで、正媒体が正常であるか否かを判定する。
(S12) The
(S13)アクセス制御部120は、該当の正媒体が他ユーザにより使用されていないか否かを判定する。正媒体が他ユーザにより使用されていない場合、アクセス制御部120は、ステップS18に処理を進める。正媒体が他ユーザにより使用されている場合、アクセス制御部120は、ステップS15に処理を進める。ここで、「正媒体が他ユーザにより使用されている場合」とは、例えば、正媒体が、現在、クライアント400によるファイルアクセスに用いられている場合である。すなわち、正媒体が、ライブラリ200の何れかのドライブに収納されて、当該ドライブによりファイルの読み出しや書き込みなどのアクセスが行われている状況である。一方、「正媒体が他ユーザにより使用されていない場合」とは、正媒体が、現在、ファイルアクセスに用いられていない場合である。ステップS13の判定は、正媒体の利用状況の判定であるといえる。
(S13) The
例えば、アクセス制御部120は、ライブラリ200に対するアクセス指示の履歴に基づいて、正媒体が他ユーザにより使用されているか否かを判定する。アクセス指示の履歴は、アクセス制御部120によりライブラリ200に対するアクセス指示に応じて、記憶部110に記録されるものでもよい。また、アクセス制御部120は、正媒体の利用状況をライブラリ200に問い合わせ、正媒体の利用状況の問合せ結果(利用中である、または、利用中でないという結果)に基づいて、ステップS13の判定を行ってもよい。
For example, the
(S14)アクセス制御部120は、リンクを副媒体へ変更する。具体的には、アクセス制御部120は、媒体管理情報111に基づいて、正媒体に対応するリンク先のパス“/LTO/LT1234L5”を、副媒体に対応するリンク先のパス“/LTO/LT6789L5”に変更する。なお、正媒体に異常があるため、これ以降、正媒体の異常が回復するまで、正媒体へのリンクは、全て、副媒体へのリンクに切り替えられることになる。そして、アクセス制御部120は、ステップS20に処理を進める。
(S14) The
(S15)アクセス制御部120は、副媒体が正常であるか否かを判定する。副媒体が正常である場合、アクセス制御部120は、ステップS16に処理を進める。副媒体が正常でない場合、アクセス制御部120は、ステップS17に処理を進める。ここで、アクセス制御部120は、記憶部110に記憶された媒体管理情報111に基づいて、正媒体に対する副媒体を特定する。また、アクセス制御部120は、副媒体が正常であるか否かの判定をステップS12と同様にして行える。
(S15) The
(S16)アクセス制御部120は、媒体管理情報111を参照して、アクセス要求により指定されたファイルのファイル名に対応する更新パラメータが“0”であるか否かを判定する。該当のファイルのファイル名に対応する更新パラメータが“0”である場合、アクセス制御部120は、ステップS19に処理を進める。該当のファイルのファイル名に対応する更新パラメータが“0”でない場合(すなわち、“1”である場合)、アクセス制御部120は、ステップS17に処理を進める。
(S16) The
(S17)アクセス制御部120は、正媒体に対するアクセス完了まで待機する。正媒体に対するアクセスが完了すると、アクセス制御部120は、ステップS18に処理を進める。
(S17) The
(S18)アクセス制御部120は、今回のアクセス要求に対するアクセス先のテープ媒体を正媒体と決定し、正媒体のファイルへのアクセスをライブラリ200に指示する。正媒体へのアクセス処理の詳細は後述される。アクセス制御部120は、該当のファイルをライブラリ200から取得し、クライアント300に送信する。そして、アクセス制御部120は、処理を終了する。
(S18) The
(S19)アクセス制御部120は、リンクを副媒体へ変更する。具体的には、アクセス制御部120は、媒体管理情報111に基づいて、正媒体に対応するリンク先のパス“/LTO/LT1234L5”を、副媒体に対応するリンク先のパス“/LTO/LT6789L5”に変更する。
(S19) The
(S20)アクセス制御部120は、今回のアクセス要求に対するアクセス先のテープ媒体を副媒体と決定し、副媒体のファイルへのアクセスをライブラリ200に指示する。副媒体へのアクセス処理の詳細は後述される。アクセス制御部120は、該当のファイルをライブラリ200から取得し、クライアント300に送信する。そして、アクセス制御部120は、処理を終了する。
(S20) The
図10は、アクセス実行例を示すフローチャートである。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下に示す手順は、図9のステップS18およびステップS20に相当する(正媒体および副媒体の何れに対しても同様の手順によりアクセスされる)。 FIG. 10 is a flowchart showing an access execution example. Hereinafter, the process shown in FIG. 10 will be described along with the step numbers. The procedure shown below corresponds to steps S18 and S20 of FIG. 9 (the same procedure is used to access both the primary medium and the secondary medium).
(S21)アクセス制御部120は、記憶部110の媒体管理情報111を更新する。具体的には、アクセス制御部120は、媒体管理情報111の更新フラグを“1”に更新する(元々“1”の場合は上書きされる)。また、アクセス制御部120は、今回指定されたファイルのファイル名に対応する更新パラメータを、アクセス先のテープ媒体に応じた値(正媒体ならば“1”、副媒体ならば“2”)に更新する。なお、アクセス制御部120は、更新前の媒体管理情報111も記憶部110の所定の領域に退避して保存しておく。
(S21) The
(S22)アクセス制御部120は、アクセス先として決定されたテープ媒体の移動(シェルフ205から空きドライブへの移動)をライブラリ200に指示する。
(S23)アクセス制御部120は、クライアント300から受信したアクセス要求に応じたファイルに対するファイル操作を、ライブラリ200に指示する。例えば、ファイル操作は、ファイルの内容の取得、ファイルの更新、または、ファイルアクセスの終了などを含み得る。ここで、ファイルの更新は、該当のファイルが更新され、更新後のファイルがテープ媒体に保存されることを示す。
(S22) The
(S23) The
(S24)アクセス制御部120は、該当のファイルに対するファイルアクセスが終了されると、当該ファイルが更新されたか否かを判定する。更新された場合、アクセス制御部120は、処理を終了する。更新されていない場合、アクセス制御部120は、ステップS25に処理を進める。
(S24) When the file access to the corresponding file is completed, the
(S25)アクセス制御部120は、媒体管理情報111における更新フラグをステップS21における更新前の値に戻す。また、アクセス制御部120は、媒体管理情報111における該当のファイルの更新パラメータをステップS21における更新前の値に戻す。そして、アクセス制御部120は、処理を終了する。
(S25) The
ここで、ステップS21およびステップS25は、同一ファイルに対する排他制御のための処理である。例えば、ステップS21により媒体管理情報111におけるアクセス対象ファイルの更新パラメータが“1”に設定されると、同ファイルにアクセス中に同ファイルに対するアクセス要求を受け付けた場合に、図9のステップS16でNoと判定される。その結果、テープ媒体MT1に対して2つのアクセス要求が並行して処理されることを抑えられる。また、例えば、ステップS21により媒体管理情報111におけるアクセス対象ファイルの更新パラメータが“2”に設定される場合も同様に、テープ媒体MT2の同じファイルに対する2つのアクセス要求が並行して処理されることを抑えられる。アクセス制御部120は、副媒体がアクセスされているときは、副媒体に対する後続のアクセスを、先のアクセスが完了するまで待機してから、実行するためである。
Here, steps S21 and S25 are processes for exclusive control of the same file. For example, if the update parameter of the access target file in the
また、副媒体に格納された異なるファイルに対して同時期に複数のアクセスが発生するケースも考えられる。この場合には、アクセス制御部120は、副媒体に対する複数のアクセスを順番に行うことになる(ただし、アーカイブ対象のファイルに対するアクセス頻度は低いため、このようなケースは稀であると考えられる)。ただし、3以上のテープ媒体をグループ化し、3以上のテープ媒体に同一ファイル集合を格納することで、副媒体に対するこのようなアクセス競合を回避することも可能である。
In addition, there may be cases where multiple accesses occur at the same time for different files stored in the secondary medium. In this case, the
図9,図10で説明したように、サーバ100は、テープ媒体MT1の利用状況に応じて、テープ媒体MT2をアクセス先として選択する。より具体的には、サーバ100は、シンボリックリンクに対応するディレクトリのパスであってテープ媒体MT1の媒体名を含む第1のパスを、テープ媒体MT2の媒体名を含む第2のパスに変換することで、ファイルに対するアクセス先をテープ媒体MT1からテープ媒体MT2に切り替える。
As described with reference to FIGS. 9 and 10, the
これにより、単一のテープ媒体に対するアクセス競合を回避でき、テープ媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことができる。
ところで、1つのペアに属する第1のテープ媒体および第2のテープ媒体に記録されたファイル集合に含まれる複数のファイルを考える。同期処理を行う際、複数のファイルのうち、第1のファイルについては第1のテープ媒体の方が更新されており、第2のファイルについては第2のテープ媒体の方が更新されていることがある。この場合、第1のファイルについては、第1のテープ媒体が同期元であり、第2のテープ媒体が同期先になる。一方、第2のファイルについては、第2のテープ媒体が同期元であり、第1のテープ媒体が同期先になる。すなわち、ファイル毎に、同期元のテープ媒体および同期先のテープ媒体が切り替わる。
As a result, access contention for a single tape medium can be avoided, and the waiting time for access to the tape medium can be reduced.
By the way, consider a plurality of files included in a first tape medium belonging to one pair and a file set recorded on the second tape medium. When performing the synchronization process, of the plurality of files, the first tape medium is updated for the first file, and the second tape medium is updated for the second file. There is. In this case, for the first file, the first tape medium is the synchronization source and the second tape medium is the synchronization destination. On the other hand, for the second file, the second tape medium is the synchronization source and the first tape medium is the synchronization destination. That is, the tape medium of the synchronization source and the tape medium of the synchronization destination are switched for each file.
また、テープ媒体に対するファイルの書き込みは、追記方式である。具体的には、テープ媒体における全記憶領域のうちの使用済領域の末尾に、更新後のファイルが追記され、該当のファイルのファイルポインタが当該更新後のファイルが追記された領域を示すよう変更される。更新前のファイルに対応する記憶領域は、例えば、再利用可能な領域または無効な領域として管理される。 Further, writing a file to a tape medium is a write-once method. Specifically, the updated file is added to the end of the used area of the total storage area on the tape medium, and the file pointer of the corresponding file is changed to indicate the area to which the updated file is added. Will be done. The storage area corresponding to the file before the update is managed as, for example, a reusable area or an invalid area.
そこで、同期制御部130は、テープ媒体に対するこのような書き込み方式を考慮した同期制御機能を提供する。
図11は、同期処理例を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下に示す手順は、同期制御部130により、所定の周期で、定期的に実行される。
Therefore, the
FIG. 11 is a flowchart showing an example of synchronization processing. Hereinafter, the process shown in FIG. 11 will be described along with the step numbers. The procedure shown below is periodically executed by the
(S31)同期制御部130は、記憶部110に記憶された媒体管理情報111を参照して、同期対象のテープ媒体のペアを特定する。具体的には、同期制御部130は、媒体管理情報111の更新フラグが“1”の場合、テープ媒体MT1,MT2を同期対象のテープ媒体のペアとする。一方、同期制御部130は、媒体管理情報111の更新フラグが“0”の場合、テープ媒体MT1,MT2を同期対象のテープ媒体のペアとしない。同期制御部130は、同期対象のテープ媒体のペアに対して、ステップS32以降の手順を実行することになる。
(S31) The
(S32)同期制御部130は、ステップS31で特定されたペアに格納されたファイル集合のうち、更新されたファイルを特定する。具体的には、同期制御部130は、媒体管理情報111において、ファイル名に対応する更新パラメータが“0”以外(すなわち、“1”または“2”)のファイルを、更新されたファイル(更新済ファイル)と特定する。更新されたファイル(更新済ファイル)は、当該ペアに格納されたファイルの最新版のファイルであり、同期対象データともいえる。
(S32) The
(S33)同期制御部130は、更新済ファイルのコピー順をソートする。具体的には、同期制御部130は、まずは、正媒体から副媒体へ更新済ファイルをコピーするように、コピー順を決定し、次に、副媒体から正媒体へ更新済ファイルをコピーするように、コピー順を決定する。ただし、同期制御部130は、副媒体から正媒体へのコピーを先に行い、正媒体から副媒体へのコピーを後に行うようにコピー順を決定してもよい。
(S33) The
(S34)同期制御部130は、ソートされた順番で更新済ファイルのコピーを実行するようライブラリ200に指示する。
(S35)同期制御部130は、同期済ペアの更新フラグをリセットする。具体的には、同期制御部130は、テープ媒体MT1,MT2に対する同期処理が完了されると、媒体管理情報111における更新フラグ“1”(更新あり)を“0”(更新なし)に設定する。更に、同期制御部130は、媒体管理情報111における各ファイルの更新パラメータを、全て“0”に設定する。
(S34) The
(S35) The
このように、サーバ100は、テープ媒体MT1,MT2のうちファイルの更新が行われた方を示す更新パラメータ(更新情報)を記憶し、更新パラメータに基づいて、テープ媒体MT1,MT2に記憶された各データ集合(ファイル集合)の同期を、ライブラリ200に指示する。
In this way, the
このとき、サーバ100は、テープ媒体MT1に格納された全ての同期対象ファイルをテープ媒体MT2に格納した後に、テープ媒体MT2に格納された同期対象ファイルをテープ媒体MT1に格納するようにライブラリ200による同期を制御する。
At this time, the
図12は、コピー順のソート例を示す図である。例えば、媒体管理情報111の各行には、ファイル名および更新パラメータの組が登録されている。
具体的には、ファイル名“A”に対する更新パラメータは“1”である。ファイル名“B”に対する更新パラメータは“2”である。ファイル名“C”に対する更新パラメータは“0”である。ファイル名“D”に対する更新パラメータは“1”である。ファイル名“E”に対する更新パラメータは“1”である。ファイル名“F”に対する更新パラメータは“2”である。ファイル名“G”に対する更新パラメータは“0”である。ファイル名“H”に対する更新パラメータは“1”である。
FIG. 12 is a diagram showing an example of sorting in copy order. For example, a set of a file name and an update parameter is registered in each line of the
Specifically, the update parameter for the file name "A" is "1". The update parameter for the file name "B" is "2". The update parameter for the file name "C" is "0". The update parameter for the file name "D" is "1". The update parameter for the file name "E" is "1". The update parameter for the file name "F" is "2". The update parameter for the file name "G" is "0". The update parameter for the file name "H" is "1".
媒体管理情報111aは、同期制御部130によるソート後のファイル名のリストを表している。具体的には、媒体管理情報111aには、更新済ファイルのうち正媒体に格納されているもののファイル名“A”、“D”、“E”、“H”が先に並ぶ。次に、更新済ファイルのうち、副媒体に格納されているもののファイル名“B”、“F”が並ぶ。更新されていないファイル“C”、“G”は、最後に並ぶ。更新されていないファイル“C”、“G”は、コピーの対象外(すなわち、同期処理の対象外)である。
The
同期制御部130は、媒体管理情報111aで示される順序(図の上側から下側へ向かう順序)で正媒体から副媒体、および、副媒体から正媒体への更新済ファイルのコピーを行うようライブラリ200に指示する。
The
アクセス実行部210は、同期制御部130の指示に応じて、まずは、正媒体から読み出した更新済ファイルを、副媒体に格納する。前述のように、アクセス実行部210は、正媒体の更新済ファイルを、副媒体の使用済領域の末尾に追記する。正媒体の全ての更新済ファイルの追記が完了すると、アクセス実行部210は、副媒体から読み出した更新済ファイルを、正媒体に格納する。アクセス実行部210は、副媒体の更新済ファイルを、正媒体の使用済領域の末尾に追記する。
The
ここで、例えば、コピー順のソートを行わず、媒体管理情報111におけるファイル名のリストの上側から下側へ向かう順序で、同期処理を行うことも考えられる。しかし、この場合、ライブラリ200による同期元/同期先のテープ媒体の切り替えが複数回行われる可能性がある。また、1つのテープ媒体に対して、同期先へ書き込む更新済ファイルの読み出し、および、同期元から読み出された更新済ファイルの書き込みが、交互に行われ得る。しかし、テープ媒体に対し、ファイルの読み出し、書き込みを交互に複数回行っていると同期処理の時間が長くなる可能性がある。テープ媒体に対するファイル位置のシーク操作が多発するからである。
Here, for example, it is conceivable to perform the synchronization processing in the order from the upper side to the lower side of the list of file names in the
そこで、上記のように、同期制御部130により、コピー順を予めソートすることで、ライブラリ200による同期元/同期先のテープ媒体の切り替えが1回で済む。また、同期先のテープ媒体に対し、対象のファイルを連続して追記できる。このため、テープ媒体に対するファイル位置のシーク操作の回数を抑え、同期処理を高速化できる。
Therefore, as described above, by sorting the copy order in advance by the
なお、同期制御部130は、あるペアのうちの片方のテープ媒体が使用不可となった場合、使用不可となったテープ媒体を新規のテープ媒体に入れ替えて、ペアを作り直す。具体的には、同期制御部130は、媒体管理情報111を新規のテープ媒体の媒体名により更新する(旧媒体名を新媒体名により更新する)。そして、同期制御部130は、上記の同期処理により、ペアのうちの既存のテープ媒体のファイル集合を、新規のテープ媒体にも格納することで、高速復旧を行う。なお、ペアの復旧作業中は、復旧対象のペアに関しては一時的に1つのテープ媒体での運用となる。
When one of the tape media in a pair becomes unusable, the
また、アクセス制御部120は、同期制御部130による上記の同期処理を考慮したアクセス制御を行ってもよい。具体的には次の通りである。
図13は、アクセス制御の他の例を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。以下に示す手順は、アクセス先ファイルを指定したアクセス要求をサーバ100が受信すると実行される。
Further, the
FIG. 13 is a flowchart showing another example of access control. Hereinafter, the process shown in FIG. 13 will be described along with the step numbers. The procedure shown below is executed when the
(S41)アクセス制御部120は、同期制御部130による同期処理中であるか否かを判定する。同期処理中である場合、アクセス制御部120は、ステップS43に処理を進める。同期処理中でない場合、アクセス制御部120は、ステップS42に処理を進める。
(S41) The
(S42)アクセス制御部120は、通常アクセス処理を行う。通常アクセス処理の手順は、図9で例示した手順に相当する。そして、アクセス制御部120は、処理を終了する。
(S42) The
(S43)アクセス制御部120は、アクセス対象のテープ媒体(アクセス対象媒体)が同期処理中のテープ媒体であるか否かを判定する。アクセス対象媒体が同期処理中のテープ媒体である場合、アクセス制御部120は、ステップS45に処理を進める。アクセス対象媒体が同期処理中のテープ媒体でない場合、アクセス制御部120は、ステップS44に処理を進める。
(S43) The
(S44)アクセス制御部120は、ライブラリ200に空きドライブがあるか否かを判定する。空きドライブがある場合、アクセス制御部120は、ステップS48に処理を進める。空きドライブがない場合、アクセス制御部120は、ステップS45に処理を進める。
(S44) The
(S45)アクセス制御部120は、同期処理の中断を同期制御部130に指示する。同期制御部130は、同期処理の中断の指示に応じて、同期処理を中断し、同期処理の進捗情報を記憶部110に記録する。同期処理の進捗情報は、該当のペアに対する同期処理の中断位置(同期が中断されたファイルおよび同期先テープ媒体の中断時のアドレス)を表す情報である。なお、アクセス対象媒体が同期処理の中断を行ったペアではない場合、ライブラリ200は、同期処理を中断したテープ媒体をドライブ(ドライブ207またはドライブ208)から取り出せる(ステップS44 Noの場合でも、空きドライブを用意できる)。
(S45) The
(S46)アクセス制御部120は、通常アクセス処理を行う。通常アクセス処理の手順は、図9で例示した手順に相当する。
(S47)アクセス制御部120は、ステップS46の通常アクセス処理が完了すると、中断位置から同期処理を再開するよう同期制御部130に指示する。同期制御部130は、記憶部110に記憶された同期処理の進捗情報に基づいて、中断位置から同期処理を再開する。そして、アクセス制御部120は、処理を終了する。
(S46) The
(S47) When the normal access process in step S46 is completed, the
(S48)アクセス制御部120は、ライブラリ200の空きドライブを用いて通常アクセス処理を行う。通常アクセス処理の手順は、図9で例示した手順に相当する。そして、アクセス制御部120は、処理を終了する。
(S48) The
このように、サーバ100は、同期が行われている間に、同期中のテープ媒体に格納されたファイルに対するアクセス要求を受け付けると、ライブラリ200による同期を中断させ、アクセス要求に応じたアクセスをライブラリ200に指示する。
In this way, when the
すなわち、同期処理中であっても、アクセス制御部120は、クライアント300,400によるアクセス要求に対するファイルアクセスを、同期処理よりも優先して実行するように制御する。同期制御部130は、同期処理の中断時におけるファイルのコピー状況を記憶部110に保存しておき、ファイルアクセスの完了後に、当該同期処理を再開する。ペアの復旧処理の場合にも同様に、同期制御部130は、クライアント300,400によるアクセス要求に対するファイルアクセスを、復旧処理よりも優先して実行するように制御する。
That is, even during the synchronous processing, the
こうして、同期処理や復旧処理を行っている場合でも、同期処理や復旧処理が完了するまで待たずに、記録媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことができる。
また、同期処理や復旧処理により、ドライブが使用されており、空きドライブがない場合でも、当該同期処理や復旧処理を中断させて空きドライブを用意することで、記録媒体に対するアクセスの待ち時間を減らすことができる。
In this way, even when the synchronization process or the recovery process is performed, the waiting time for accessing the recording medium can be reduced without waiting for the synchronization process or the recovery process to be completed.
In addition, even if a drive is used by synchronization processing or recovery processing and there is no free drive, the waiting time for access to the recording medium is reduced by interrupting the synchronization processing or recovery processing and preparing a free drive. be able to.
以上で説明したように、サーバ100によれば、LTFSによるライブラリ200のアーカイブ運用において、クライアント300,400によるファイルへのアクセス性を向上できる。また、媒体エラー時の高速復旧機能の提供により、運用の継続性を高めることができる。これらの機能の利用にあたり、ファイルを利用して業務を行うユーザは、サーバ100による同期処理を意識しなくてよく、同期中やファイル復旧中の場合であっても、ファイルへのアクセスが可能となる。
As described above, according to the
更に、アクセス先のテープ媒体の切り替えに、シンボリックリンクの仕組みを活用することで、リンク先のパスの変更によって、アクセス先の切り替えを高速に行える。また、クライアント300,400側によりアクセス先のテープ媒体を意識させずに済み、ユーザによるファイル利用への影響を抑えられる。
Furthermore, by utilizing the symbolic link mechanism for switching the tape medium of the access destination, the access destination can be switched at high speed by changing the path of the link destination. Further, the
そして、2つのテープ媒体を1組のペアとして運用することで、アクセス対象となるテープ媒体が他のユーザにより使用されていた場合に、対になるテープ媒体を使用できる。このため、アクセス待ち時間を省略し、ファイルに高速にアクセス可能となる。また、定期的に行われる同期処理は、テープ媒体間の整合性を維持するだけでなく、バックアップとしての機能も果たし、障害時におけるファイル復旧に用いることもできる。同期処理の際、ユーザに同期処理を意識させずに、ファイルアクセス環境を提供できる。このため、サーバ100およびライブラリ200側でも、ユーザによるファイルへのアクセス可能性を考慮して同期処理の実行時間を決定しなくてもよく、サーバ100およびライブラリ200の空き時間で同期処理を行える。その結果、サーバ100およびライブラリ200の効率的な運用が可能となる。
Then, by operating the two tape media as a pair, a pair of tape media can be used when the tape media to be accessed is used by another user. Therefore, the access waiting time can be omitted and the file can be accessed at high speed. In addition, the periodic synchronization process not only maintains the consistency between the tape media, but also functions as a backup, and can be used for file recovery in the event of a failure. During the synchronization process, it is possible to provide a file access environment without making the user aware of the synchronization process. Therefore, the
なお、第2の実施の形態では、記録媒体としてテープ媒体を例示したが、他の種類の媒体でもよい。例えば、記録媒体は、Blu−ray(登録商標)などの光ディスク媒体でもよい。ライブラリ200は、光ディスク媒体を複数収納可能な装置でもよい。
In the second embodiment, the tape medium is exemplified as the recording medium, but other types of media may be used. For example, the recording medium may be an optical disk medium such as Blu-ray (registered trademark). The
なお、第1の実施の形態の情報処理は、処理部1bにプログラムを実行させることで実現できる。また、第2の実施の形態の情報処理は、プロセッサ101にプログラムを実行させることで実現できる。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体13に記録できる。
The information processing of the first embodiment can be realized by causing the
例えば、プログラムを記録した記録媒体13を配布することで、プログラムを流通させることができる。また、プログラムを他のコンピュータに格納しておき、ネットワーク経由でプログラムを配布してもよい。コンピュータは、例えば、記録媒体13に記録されたプログラムまたは他のコンピュータから受信したプログラムを、RAM102やHDD103などの記憶装置に格納し(インストールし)、当該記憶装置からプログラムを読み込んで実行してもよい。
For example, the program can be distributed by distributing the
1 情報処理装置
1a 記憶部
1b 処理部
2 ライブラリ装置
2a シェルフ
2b,2c ドライブ
3,4 端末装置
5 ネットワーク
M1,M2 記録媒体
1
Claims (10)
アクセス要求されたデータの格納先の記録媒体へのアクセスパスを指定する識別情報に基づいて、前記複数の記録媒体のうち、前記データの格納先に対応付けられた前記第1の記録媒体と、該データの同期データの格納先の1つである前記第2の記録媒体を特定し、特定された前記第1の記録媒体の利用状況を確認し、前記第1の記録媒体が何れかのドライブを用いてアクセスされている場合、特定された前記第2の記録媒体に対する他のドライブを用いたアクセスを前記ライブラリ装置に指示する情報処理装置と、
を有する情報処理システム。 A plurality of recording media including a first recording medium and a second recording medium are housed, a plurality of drives used for accessing each recording medium are provided, and the plurality of drives are used. A library device that synchronizes data between at least two recording media among the recording media, and
Among the plurality of recording media, the first recording medium associated with the data storage destination and the first recording medium associated with the data storage destination, based on the identification information that specifies the access path to the storage destination of the data requested to be accessed. The second recording medium, which is one of the storage destinations of the synchronized data of the data, is specified, the usage status of the specified first recording medium is confirmed, and the first recording medium is any drive. When accessed using, an information processing device that instructs the library device to access the specified second recording medium using another drive, and
Information processing system with.
第1の記録媒体と前記第1の記録媒体に格納されたデータの同期データの格納先である第2の記録媒体との組合せの情報を記憶する記憶部と、
アクセス要求されたデータの格納先の記録媒体へのアクセスパスを指定する識別情報と前記記憶部に記憶された前記組合せの情報に基づいて、前記複数の記録媒体のうち、前記データの格納先に対応付けられた前記第1の記録媒体と、前記第2の記録媒体を特定し、特定された前記第1の記録媒体の利用状況を確認し、前記第1の記録媒体が何れかのドライブを用いてアクセスされている場合、特定された前記第2の記録媒体に対する他のドライブを用いたアクセスを前記ライブラリ装置に指示する処理部と、
を有する情報処理装置。 An information processing device that has multiple drives used to access recording media and can be connected to a library device that stores multiple recording media.
A storage unit that stores information on a combination of a first recording medium and a second recording medium that is a storage destination for synchronous data of data stored in the first recording medium.
Based on the identification information that specifies the access path to the recording medium of the storage destination of the access requested data and the information of the combination stored in the storage unit, the data storage destination of the plurality of recording media The associated first recording medium and the second recording medium are specified, the usage status of the specified first recording medium is confirmed, and the first recording medium drives any drive. When accessed by using, a processing unit that instructs the library device to access the specified second recording medium by using another drive, and
Information processing device with.
アクセス要求されたデータの格納先の記録媒体へのアクセスパスを指定する識別情報に基づいて、前記複数の記録媒体のうち、前記データの格納先に対応付けられた第1の記録媒体と、該データの同期データの格納先の1つである第2の記録媒体を特定し、
特定された前記第1の記録媒体の利用状況を確認し、前記第1の記録媒体が何れかのドライブを用いてアクセスされている場合、特定された前記第2の記録媒体に対する他のドライブを用いたアクセスを前記ライブラリ装置に指示する、
処理を実行させるプログラム。 A computer that has multiple drives used to access recording media and can be connected to a library device that houses multiple recording media.
Based on the identification information that specifies the access path to the recording medium of the storage destination of the data requested to be accessed, the first recording medium associated with the storage destination of the data among the plurality of recording media, and the said Data synchronization Identify a second recording medium, which is one of the storage destinations for data,
The usage status of the specified first recording medium is confirmed, and when the first recording medium is accessed using any of the drives, another drive for the specified second recording medium is used. Instruct the library device to use access,
A program that executes processing.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017030921A JP6810353B2 (en) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | Information processing systems, information processing equipment and programs |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017030921A JP6810353B2 (en) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | Information processing systems, information processing equipment and programs |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018136752A JP2018136752A (en) | 2018-08-30 |
JP6810353B2 true JP6810353B2 (en) | 2021-01-06 |
Family
ID=63365580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017030921A Active JP6810353B2 (en) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | Information processing systems, information processing equipment and programs |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6810353B2 (en) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000250845A (en) * | 1999-03-02 | 2000-09-14 | Hitachi Ltd | Method and device for controlling recording medium competition and medium recorded with the processing program therefor |
US7237056B2 (en) * | 2003-11-17 | 2007-06-26 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Tape mirror interface |
JP4748463B2 (en) * | 2008-04-02 | 2011-08-17 | 日本電気株式会社 | File system and file system control method |
JP2010176512A (en) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Fujitsu Ltd | Storage device, storage device control method, and storage device control program |
US9031912B1 (en) * | 2012-06-25 | 2015-05-12 | Kip Cr P1 Lp | System, method and computer program product for controlling file migration in archiving systems |
JP6370035B2 (en) * | 2013-09-02 | 2018-08-08 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | How to read a file using multiple tape media |
-
2017
- 2017-02-22 JP JP2017030921A patent/JP6810353B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018136752A (en) | 2018-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9606740B2 (en) | System, method and computer program product for synchronizing data written to tape including writing an index into a data partition | |
US9734225B2 (en) | User initiated replication in a synchronized object replication system | |
US9703803B2 (en) | Replica identification and collision avoidance in file system replication | |
US8819362B1 (en) | Managing replication and reservations | |
US8595456B1 (en) | Techniques for integrating backup modules with virtualized storage | |
US8090917B2 (en) | Managing storage and migration of backup data | |
US10496674B2 (en) | Self-describing volume ancestry for data synchronization | |
JP2018028715A (en) | Storage control device, storage system, and storage control program | |
CN111356996B (en) | System and computer-implemented method for version verification | |
JP5565157B2 (en) | Data processing apparatus, data processing method, data processing program, and storage apparatus | |
EP1637987A2 (en) | Operation environment associating data migration method | |
JP2005301497A (en) | Storage management system, restoration method and its program | |
JP2007265403A (en) | Remote mirroring method between tiered storage systems | |
JP6604115B2 (en) | Storage device and storage control program | |
EP2157504A2 (en) | Virtual disk management program, storage device management program, multinode storage system, and virtual disk managing method | |
JP6675944B2 (en) | File management system, file management device, and file management program | |
JP2009230239A (en) | Data migration method for tape device and tape management system | |
JP6810353B2 (en) | Information processing systems, information processing equipment and programs | |
JP4898609B2 (en) | Storage device, data recovery method, and computer system | |
JP2013161383A (en) | Information processing device, information processing method, program and information processing system | |
JP6928249B2 (en) | Storage controller and program | |
US8726299B1 (en) | Image-oriented, plugin-based API to storage server appliances | |
US11687268B2 (en) | Object migration system using tape medium, object migration source storage device, and object migration destination storage device | |
US8037268B2 (en) | Storage system and operation method thereof | |
JP2018077775A (en) | Controller and control program |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191112 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20191118 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6810353 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |